JPH0935767A - 電線の端末処理構造 - Google Patents

電線の端末処理構造

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JPH0935767A
JPH0935767A JP7178914A JP17891495A JPH0935767A JP H0935767 A JPH0935767 A JP H0935767A JP 7178914 A JP7178914 A JP 7178914A JP 17891495 A JP17891495 A JP 17891495A JP H0935767 A JPH0935767 A JP H0935767A
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Naoto Sawamura
直人 沢村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放熱用電線の放熱表面積が減少することをな
くし、放熱効果を向上できるようにする。 【解決手段】 回路用電線3の芯線の端末3aと放熱用
電線8の芯線の端末8aとを、1つの端子4の圧着バレ
ル4aにダブルかしめで共通圧着する電線の端末処理構
造であって、上記放熱用電線を回路用電線と並設し、両
端開口の樹脂チューブ15、コルゲートチューブ20、
プロテクタ25等の外装材10の内部に回路用電線と共
に収容すると共に、外装材の内周と放熱用電線との間に
空隙11を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路用電線の芯線
の端末と放熱用電線の芯線の端末とを、1つの端子の圧
着バレルに共通圧着する電線の端末処理構造に関し、詳
しくは、上記放熱用電線による放熱効果を向上できるよ
うにするものである。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、車両に搭載されるオ
ルタネータ1とバッテリー2とを接続する電源回路用電
線3は、例えば、図7に示すように、芯線の端末3aを
圧着端子4の芯線圧着バレル4aに圧着して、端子4を
ボルト(図示せず)でオルタネータ1の給電部に接続して
いる。
【0003】上記オルタネータ1からは大電流が給電さ
れるため、オルタネータ1の給電部と端子4との接続部
が発熱する。また、オルタネータ1にこもった熱の伝導
でも接続部が発熱する。
【0004】上記接続部の発熱を抑制するため、第1従
来技術として、電線3の芯線サイズd1を通常のサイズ
よりも太くした太物電線を用いることがある。
【0005】しかし、第1従来技術では、サイズアツプ
した太物電線3を用いるため、オーバースペックとなっ
てコストアップになると共に、電線3が太くなるため、
他方の端末に通常のサイズの圧着端子を圧着できない。
よって、コネクタを介して結合していた他の電線やヒュ
ージブルリンク・ブロック等との圧着端子同士の結合
を、ボルト止め端子同士で結合しなければならず、結合
作業性が悪くなり、結合性能も悪くなる。
【0006】このため、図8(A)に示す第2従来技術の
ように、回路用電線3の芯線の端末3aと、所要の全長
L1の放熱用電線(以下、ダミー電線5と称する)の芯線
の端末5aとを、圧着端子4の芯線圧着バレル4a及び絶
縁被覆バレル4bでダブルかしめして共通圧着するもの
が提供されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、共通圧
着した上記電線3、5は、オルタネータ1の駆動部の近
傍に接続されるため、他端がフリーとなるダミー電線5
が、オルタネータ1の駆動機構等の他部材と干渉するこ
とを防止しなければらならい。よって、従来では、図8
(B)(C)に示すように、放熱用のダミー電線5を回路用
電線3に結束するために、回路用電線3とダミー電線5
とをテープ6等で巻き付けており、そのため、ダミー電
線5の放熱表面積が減少し、放熱効果が半減するという
問題がある。また、図9に示すように、放熱効果を高め
るために、ダミー電線5の全長L1を長くすると、回路
用電線3と共にコネクタ7で結合する必要があるため、
コネクタが大型化すると共に、ダミー電線同士を端子係
合する必要があり、部品点数の増大、作業手数がかかる
等の問題がある。
【0008】本発明は上記問題を解消するためになされ
たもので、テープ巻き等により放熱用電線の放熱表面積
が減少することをなくし、放熱効果を向上できるように
した電線の端末処理構造を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1では、回路用電線の芯線の端末と
放熱用電線の芯線の端末とを、1つの端子の圧着バレル
にダブルかしめで共通圧着する電線の端末処理構造とし
て、上記放熱用電線を回路用電線と並設し、両端開口の
樹脂チューブ、コルゲートチューブ、プロテクタ等の外
装材の内部に回路用電線と共に収容すると共に、外装材
の内周と放熱用電線との間に空隙を設けていることを特
徴とする電線の端末処理構造を提供している。
【0010】上記のように、放熱用電線を回路用電線と
共に外装材に収容して保持し、かつ、該外装材と放熱用
電線との間の空隙を設けておくと、従来テープを密着し
て巻き付けて回路用電線に保持している場合のように、
放熱用電線の表面積が減少されることがない。よって、
放熱効果を高めることができる。
【0011】上記両端開口の樹脂チューブは、樹脂シー
ト材を両端開口の大径円筒材としたもので、内部に挿通
している放熱用電線および回路用電線にテープあるいは
バンドで、一部を巻き付けて固定することが好ましい。
(請求項2)
【0012】上記のように、樹脂チューブの両端に開口
を設けると、放熱用電線の絶縁被覆を通してチューブ内
に発散される熱が、さらに、チューブの両端開口より大
気中に発散されるため、放熱効率をより高めることがで
きる。
【0013】また、請求項3で、両端開口の大径の樹脂
製チューブの内部に上記放熱用電線を空隙をあけて挿通
し、該放熱用電線を挿通した樹脂製チューブを回路用電
線にテープあるいはバンドで、一部を巻き付けて固定し
ていることを特徴とする電線の端末処理構造を提供して
いる。
【0014】上記のように放熱用電線を大径のチューブ
内に空隙をあけて挿通すると、放熱用電線の放熱効果が
はかれ、かつ、該チューブの一部を回路用電線にバンド
あるいはテープにより保持しているため、放熱用電線の
確実な保持が図れる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて詳
細に説明する。図1(A)(B)は第1実施形態を示し、
回路用電線3の芯線の端末3aと放熱用電線(以下、ダミ
ー電線8と称する)の芯線の端末8aとを、圧着端子4の
芯線圧着バレル4aでダブルかしめで共通圧着し、か
つ、回路用電線4およびダミー電線8の絶縁被覆も絶縁
被覆圧着バレル4bでかしめて共通圧着している。
【0016】上記回路用電線3とダミー電線8とは、互
いに並設した状態で外装材10の内部に収容し、外装材
10の内周とダミー電線8との間に空隙11が形成され
るようにしている。
【0017】本第1実施形態は、外装材10として樹脂
シート材を両端開口の大径円筒材とした樹脂チューブ1
5を用いている。該樹脂チューブ15は、端末3a、8a
の圧着端子4の近傍より、ダミー電線8の他側の後端部
までの全域を覆う長さに設定している。また、上記樹脂
チューブ15は、後端部15aを、回路用電線3および
ダミー電線8と共に外周をテープ16により巻き付けて
固定している。尚、テープ16の代わりに、伸縮性を有
するバンドにより固定しても良い。
【0018】上記第1実施形態によると、図1(B)に示
すように、回路用電線3およびダミー電線8が、樹脂チ
ューブ15の内部に遊挿された状態となる。これによ
り、ダミー電線8の外周には空隙11が形成されるた
め、前記従来例に示す回路用電線と共に外周をテープ巻
きして保持する場合のように、放熱用のダミー電線5の
表面積が減少されることがなくなる。また、樹脂チュー
ブ15は、後端部15aのみを電線3、8と固定し、前
端側は開口した状態としているため、ダミー電線8の絶
縁被覆を通して樹脂チューブ15内に発散される熱が、
前端開口より大気中に発散される。
【0019】よって、ダミー電線8の全長を長くするこ
となく、放熱効果を高めることが出来る。また、効率的
に放熱することができるため、従来例の端末処理構造と
比較すると、同一放熱量である場合には、ダミー電線8
の全長を短く、あるいは、直径が細いものを使用するこ
とが出来る。
【0020】図2は第1実施形態の変形例を示し、該変
形例では、上記外装材10として用いる樹脂チューブ1
5の表面に多数の挿通穴15bを設け、ダミー電線8よ
り樹脂チューブ15内に発散された熱を、上記挿通穴1
5bからも外部に放熱できるようにしている。よって、
上記変形例によると、さらに放熱効果を高めることが出
来る。
【0021】図3は第2実施形態を示し、該第2実施形
態では、外装材10として、上記樹脂チューブ15の代
わりに長さ方向に沿って蛇腹状に凹凸を繰り返すコルゲ
ートチューブ20を用いている。該第2実施形態による
と、コルゲートチューブ20内にダミー電線8が遊挿状
態に収容されるため、上記第1実施形態と同様に放熱効
果を高めることが出来る上に、オルタネータ1の駆動機
構等の他部材と干渉することによる回路用電線3やダミ
ー電線8の損傷を確実に防止することが出来る。
【0022】図4は第3実施形態を示し、該第3実施形
態では、外装材10として、断面凹形状とした樹脂製の
プロテクタ25の内部に上記回路用電線3およびダミー
電線8を収容するようにしている。上記プロテクタ25
は、底板部25aの両側より突設した側壁25b、25b
の上端より、所要幅のスリット25cを設け、該スリッ
ト25cを通して外周をテープ26で巻き付けて、電線
3、8とプロテクタ25とを固定している。
【0023】図5は第4実施形態を示し、該第4実施形
態では、回路用電線3は樹脂チューブ15等の外装材1
0の内部に収容させずに、樹脂チューブ15の内部には
ダミー電線8のみを収容させるようにしている。また、
ダミー電線8を収容した樹脂チューブ15と回路用電線
3とを、テープ16により長さ方向の両側でテープ巻き
して固定している。
【0024】上記第4実施形態によると、ダミー電線3
を収容した樹脂チューブ15の両端が開口した状態とな
るため、樹脂チューブ15の内部を空気が流通すること
が出来る。よって、ダミー電線8より発散した熱を、樹
脂チューブ15の外部に効率的に放熱することが出来
る。
【0025】尚、本発明は上記構成に限定されず、例え
ば、上記実施形態では、上記外装材を、電線の端末の圧
着端子の近傍より、ダミー電線の他側の端末まで覆う長
さに形成しているが、回路電線とダミー電線の一部のみ
を覆うように装着しても良い。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1の電線の端末処理構造では、放熱用電線を回
路用電線と共に外装材に収容して保持することにより、
ダミー電線の外周に空隙を設けているため、放熱表面積
が減少することはない。よって、従来例のように、放熱
用電線の全長を長くすることなく、放熱効果を高めるこ
とが出来る。また、放熱用電線の全長を長くする必要が
ないため、それに伴って発生する種々の問題を防止する
ことが出来る。
【0027】請求項2の電線の端末処理構造では、外装
材として両端開口の樹脂チューブを用い、該樹脂チュー
ブの一部をテープあるいはバンドで固定しているため、
ダミー電線の絶縁被覆を通してチューブ内に発散される
熱が、樹脂チューブの開口より大気中に発散される。よ
って、放熱効率をより高めることができる。
【0028】また、請求項3の端末処理構造でも、放熱
用電線をチューブに空隙をあけて挿通しているため、放
熱効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の電線の端末処理構造
であり、(A)は斜視図、(B)は(A)のI−I断面図であ
る。
【図2】 第1実施形態の変形例を示す斜視図である。
【図3】 第2実施形態の電線の端末処理構造を示す斜
視図である。
【図4】 第3実施形態の電線の端末処理構造を示す斜
視図である。
【図5】 第4実施形態の電線の端末処理構造を示し、
(A)は斜視図、(B)は(A)のII−II断面図である。
【図6】 車両に搭載されるオルタネータの回路図であ
る。
【図7】 第1従来技術の斜視図である。
【図8】 (A)は第2従来技術の斜視図、(B)はテープ
を巻き付けた第2従来技術の斜視図、(C)は(B)の断面
図である。
【図9】 ダミー電線の全長が長い従来技術の斜視図で
ある。
【符号の説明】
3 回路用電線 3a 芯線の端末 4 圧着端子 4a 芯線圧着バレル 8 放熱用(ダミー)電線 8a 芯線の端末 10 外装材 11 空隙 15 樹脂チューブ 20 コルゲートチューブ 25 プロテクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路用電線の芯線の端末と放熱用電線の
    芯線の端末とを、1つの端子の圧着バレルにダブルかし
    めで共通圧着する電線の端末処理構造であって、 上記放熱用電線を回路用電線と並設し、両端開口の樹脂
    チューブ、コルゲートチューブあるいはプロテクタ等の
    外装材の内部に回路用電線と共に収容すると共に、外装
    材の内周と放熱用電線との間に空隙を設けていることを
    特徴とする電線の端末処理構造。
  2. 【請求項2】 上記両端開口の樹脂チューブは、樹脂シ
    ート材を両端開口の大径円筒材としたもので、内部に挿
    通している放熱用電線および回路用電線にテープあるい
    はバンドで、一部を巻き付けて固定している請求項1に
    記載の電線の端末処理構造。
  3. 【請求項3】 回路用電線の芯線の端末と放熱用電線の
    芯線の端末とを、1つの端子の圧着バレルにダブルかし
    めで共通圧着する電線の端末処理構造であって、 両端開口の大径の樹脂製チューブの内部に上記放熱用電
    線を空隙をあけて挿通し、該放熱用電線を挿通した樹脂
    製チューブを回路用電線にテープあるいはバンドで、一
    部を巻き付けて固定していることを特徴とする電線の端
    末処理構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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