JPH0936397A - 集積型の太陽電池とその製造方法 - Google Patents

集積型の太陽電池とその製造方法

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JPH0936397A
JPH0936397A JP7187254A JP18725495A JPH0936397A JP H0936397 A JPH0936397 A JP H0936397A JP 7187254 A JP7187254 A JP 7187254A JP 18725495 A JP18725495 A JP 18725495A JP H0936397 A JPH0936397 A JP H0936397A
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electrode
laser
layer
solar cell
insulating
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JP7187254A
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Hiroyuki Mori
博幸 森
Toshinori Wakamiya
要範 若宮
Hiroshi Shimizu
宏 清水
Tsutomu Yamanishi
勤 山西
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
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    • Y02E10/548Amorphous silicon PV cells

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発電に寄与しない無効部の面積を小さくし
て、漏れ電流に起因する電力損失を少なくし、発電電力
を有効に出力させる。 【解決手段】 集積型の太陽電池は、互いに隣り合う発
電セル5の境界に、第一電極1を第二電極3に電気接続
するレーザー接続部6と、第一電極1を切断するレーザ
ー切断部7とを平行に設けている。第二電極3の境界に
沿って、第二電極3とa−Si層2の境界に位置して、
かつ第二電極3の表面に密着して絶縁層9を設けてい
る。1列の絶縁層9に、レーザー接続部6とレーザー切
断部7の2列を配設している。レーザー接続部6は、隣
り合う発電セル5を直列に接続し、レーザー切断部7は
第一電極1を切断している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の発電セルを
直列に接続して出力電圧を高くしている集積型の太陽電
池とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】集積型の太陽電池は、図1の概略図に示
すように、第一電極1を第二電極3に接続して、隣り合
う発電セル5を直列に接続している。発電セル5を直列
に接続する従来の集積型の太陽電池を図2に示す。この
図の太陽電池は、隣り合う発電セル5の第一電極1を第
二電極3に電気接続するために、発電セル5の境界にそ
って、導電ペースト11と絶縁ペースト10を塗布して
いる。この構造の集積型の太陽電池は、400〜500
μm幅の絶縁ペースト10と導電ペースト11を2列に
塗布するので、この部分の幅が広くなって、発電に寄与
しない無効部の面積が大きくなる欠点がある。
【0003】さらに、この構造の太陽電池は、第一電極
1と第二電極3とを接続するために、a−Si層2と第
二電極3との間に導電ペースト11を塗布するので、こ
の導電ペースト11のマイグレーションが原因で、第一
電極1と第二電極3の間の電気抵抗が低くなることがあ
る。
【0004】太陽電池にとって、電極間の絶縁抵抗を大
きく保持することは、非常に大切なことである。それ
は、電極間の絶縁抵抗が小さくなると、電極間に漏れ電
流が流れて、発電電力を有効に取り出しできなくなるか
らである。とくに、電極間の絶縁抵抗が小さくなると、
低照度における出力が低下する。漏れ電流は低照度にな
ってもそれほど減少しないにもかかわらず、発電電力は
低照度になると著しく低下するからである。
【0005】無効部の面積が大きくなる欠点を解消する
ために、境界部分を図3に示す断面構造とする集積型の
太陽電池が開発されている。この図の太陽電池は、レー
ザー接続部6とレーザー切断部7を平行に配設してい
る。レーザー接続部6は、背面の第一電極1を第二電極
3に電気接続して、隣り合う発電セル5を直列に接続す
る。レーザー切断部7は、第一電極1とa−Si層2と
を切断して、発電セル5を切断する。この構造の集積型
の太陽電池は、絶縁ペーストや導電ペーストを使用しな
いので、その分だけ無効部の面積を狭くできる特徴があ
る。なお、レーザー接続部6とレーザー切断部7の幅
は、前記各ペーストの幅と比べると極めて狭く、たとえ
ば40〜50μmとなっている。
【0006】この構造の太陽電池は図4に示す工程で製
造される。 ガラス等の絶縁基板4の上に第二電極3を設け、第
二電極3を切断してその上にa−Si層2を成膜する。
第二電極3は、レーザーを照射して切断し、あるいは、
エッチングして切断する。 a−Si層2にレーザーを照射して、レーザー接続
部6でa−Si層2を切断する。a−Si層2を切断す
るレーザー接続部6は、第二電極3の絶縁溝8と平行で
あるが、これから離れた位置である。 切断されたa−Si層2の上に第一電極1を設け
る。第一電極1はレーザー接続部6にも設けられて、第
一電極1は第二電極3に電気接続される。 絶縁基板4側からレーザーを照射して、レーザー切
断部7でa−Si層2と第一電極1とを線状に切断す
る。第一電極1とa−Si層2を切断するレーザー切断
部7は、レーザー接続部6に平行で、これから多少離れ
た位置である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す工程で製造
される、図3の断面構造の集積型の太陽電池は、極めて
幅を狭くできるレーザー接続部6とレーザー切断部7を
互いに接近して配設できるので、発電に寄与しない無効
部の面積を相当に狭くできる。このため、太陽電池の発
電効率を高くできる特長がある。しかしながら、この構
造の太陽電池は、漏れ電流が大きくなって、発電電力を
有効に出力させることが難しい欠点がある。とくに、光
が弱いときに、出力が低下する欠点がある。漏れ電流
は、図3のクロスハッチングで示す部分の電気抵抗が小
さくなることが原因で発生する。a−Si層2のクロス
ハッチング部の電気抵抗が低下するのは、レーザーを照
射することによって、a−Si層2が微結晶化するから
である。a−Si層2は、微結晶化されることによっ
て、電気抵抗が2〜4桁も小さくなる。クロスハッチン
グ部の抵抗が小さくなると、図3の矢印A、Bで示す方
向に漏れ電流が流れて、発電電力を無駄に消費する。矢
印A、Bで示す方向の漏れ電流は、第一電極1と第二電
極3をショートする方向で、出力を小さくする。漏れ電
流は、第一電極1と第二電極3の間に発生する電圧に比
例する。太陽電池は、光が弱いときには出力電流は小さ
いが、出力電圧はそれほど低下しないので、この状態に
おいても漏れ電流はそれほど減少しない。光が弱いとき
は、発電電力が小さい。この状態で漏れ電流がそれほど
低下しないとなると、発電電力に対する漏れ電流に起因
する電力損失が大きくなる。このため、光が弱いときの
発電出力が著しく低下する弊害がある。
【0008】本発明はさらにこの欠点を解消することを
目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、発電
に寄与しない無効部の面積を小さくできることに加え
て、漏れ電流に起因する電力損失を減少して、発電電力
を有効に出力できる集積型の太陽電池とその製造方法を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の集積型の太陽電
池は、前述の目的を達成するために下記の構成を備え
る。集積型の太陽電池は、a−Si層2の両面に第一電
極1と第二電極3を積層している。第二電極3は絶縁基
板4に密着して積層されている。隣り合う発電セル5の
第二電極3は絶縁溝8で絶縁されている。隣り合う発電
セル5の第一電極1と第二電極3はレーザー接続部6で
連結されている。このレーザー接続部6に隣接して設け
られているレーザー切断部7は、隣り合う発電セルの第
一電極1を切断している。
【0010】さらに本発明の集積型の太陽電池は、第二
電極3を切断する絶縁溝8に沿って、第二電極3とa−
Si層2の境界に位置して、かつ第二電極3の表面に密
着して絶縁層9が設けられている。この1列の絶縁層9
に、レーザー接続部6とレーザー切断部7との2列が配
設されており、レーザー接続部6は絶縁層9を貫通して
第一電極1を第二電極3に電気接続しており、レーザー
切断部7は第一電極1を切断している。
【0011】さらに、本発明の集積型の太陽電池の製造
方法は、絶縁基板4の表面に、第二電極3とa−Si層
2と第一電極1とを積層し、第二電極3を絶縁溝8で分
割し、第一電極1をレーザースクライブで切断し、レー
ザーウェルディングで隣り合う発電セル5の第一電極1
を第二電極3に接続して発電セル5を直列に接続する製
造方法を改良したものである。
【0012】この製造方法は、レーザースクライブとレ
ーザーウェルディングする部分に位置し、かつ、第二電
極3とa−Si層2との間に位置して絶縁層9を設け
る。第二電極3に設けた1列の絶縁層9に、レーザーウ
ェルディングとレーザースクライブとからなる2列のレ
ーザーを照射することを特徴とする。
【0013】本発明の集積型の太陽電池は、図5の断面
図に示すように、第二電極3とa−Si層2との間に絶
縁層9が設けられている。この部分に絶縁層9のある太
陽電池は、図のクロスハッチングで示す部分の電気抵抗
が小さくなっても、第一電極1と第二電極3の間の電気
抵抗を大きくして、漏れ電流を小さくできる。漏れ電流
は、矢印Aで示す方向と、矢印Bで示す方向に流れる。
矢印Aの漏れ電流は、途中に設けられた絶縁層9で極減
される。絶縁層9が、a−Si層2の微結晶化された部
分と第二電極3の間隔を著しく長くするからである。図
の断面図は、絶縁層9の膜厚を、a−Si層2の膜厚の
約5倍としているが、実際に製造される太陽電池は、絶
縁層9の膜厚は、たとえば20μm、a−Si層2の膜
厚は0.3μmである。絶縁層9の膜厚が厚いのは、絶
縁ペーストを塗布して設けられるからである。このよう
に、a−Si層2に比較して極めて厚い絶縁ペースト
は、クロスハッチングで示す微結晶化した部分と第二電
極3の間を極めて長くして、漏れ電流を極減させる。
【0014】さらに、矢印Bの漏れ電流は、間に絶縁層
9があるので、絶縁層9で電気抵抗が大きくなって減少
される。
【0015】図5に示す構造の集積型の太陽電池は、第
二電極3の表面に絶縁層9を設け、第二電極3に設けた
1列の絶縁層9に2列にレーザーを照射して、レーザー
スクライブし、また、レーザーウェルディングする。レ
ーザーウェルディングは、レーザー接続部6となって第
一電極1を第二電極3に接続し、レーザースクライブは
第一電極1を切断する。レーザーウェルディングとレー
ザースクライブは、a−Si層2のクロスハッチングで
示す部分を、微結晶化させて抵抗を小さくするが、絶縁
層9によって、電極間の電気抵抗が小さくなるのを防止
する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態
は、本発明の技術思想を具体化するための集積型の太陽
電池を例示するものであって、本発明は集積型の太陽電
池を下記のものに特定しない。
【0017】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施の形態に示される部材に対応す
る番号を、「特許請求の範囲の欄」および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の
部材に特定するものでは決してない。
【0018】集積型の太陽電池は、複数の発電セルを直
列に接続している。図5は、隣り合う発電セル5を直列
に接続する、発電セル5の境界部分の断面図である。こ
の図に示す太陽電池は、第二電極3と第一電極1の間
に、a−Si層2を配設している。a−Si層2は、第
一電極1または第二電極3を透過した光に励起されて発
電する層である。第二電極3は、絶縁基板4の上に密着
されている。隣り合う発電セル5は、第二電極3を絶縁
溝8で切り離し、a−Si層2と第一電極1とをレーザ
ー切断部7で切り離している。図に示す太陽電池は、絶
縁溝8の右側に、絶縁溝8と平行にレーザースクライブ
してレーザー切断部7を設けている。
【0019】絶縁溝8とレーザー切断部7の間をレーザ
ーウェルディングしてレーザー接続部6を設けている。
レーザー接続部6は、絶縁溝8とレーザー切断部7と平
行に設けられて、第一電極1を第二電極3に電気的に接
続している。レーザー接続部6は、第一電極1を溶融し
て第二電極3に接続している。
【0020】レーザー接続部6はレーザーウェルディン
グして設けられ、レーザー切断部7はレーザースクライ
ブして設けられる。レーザーを照射して加工されるレー
ザー接続部6とレーザー切断部7の幅は非常に狭く、た
とえば、約30〜50μmである。レーザー接続部6と
レーザー切断部7の間の間隔も、レーザーで高精度に位
置を制御して設けることができるので、約30〜300
μmである。
【0021】絶縁基板4は、太陽電池全体を補強するも
のであって、順タイプの太陽電池は、光がこの層を透過
してa−Si層2を照射する。したがって、絶縁基板4
には透光性があって充分な強度のものが使用される。た
だ、逆タイプの太陽電池は、第一電極1を透過した光が
a−Si層を照射するので絶縁基板に透光性は要求され
ない。絶縁基板4には、ガラス基板やプラスチックフィ
ルム、またはステンレスが使用できる。絶縁基板4に使
用されるプラスチックフィルムには、たとえば、ポリイ
ミド樹脂、PET、PEN、アクリル樹脂等のフィルム
がある。
【0022】第二電極3とa−Si層2の間には、第二
電極3に密着して、第二電極3の境界に沿って絶縁層9
を設けている。絶縁層9は、第二電極3の表面に絶縁ペ
ーストを塗布して設けられる。絶縁層9は透光性を有す
る。絶縁ペーストは、たとえばガラス粉をバインダーに
混練りしたもので、メタルマスクやフォトマスクを使用
したり、またはスクリーン印刷によって、第二電極3に
沿って所定の位置に塗布される。絶縁ペーストのバイン
ダーには、硬化した状態で透光性があり、未硬化のとき
には液状ないしペースト状をしているプラスチック製の
接着剤、たとえば、アクリル系、ウレタン系、エポキシ
系、ポリイミド樹脂系の接着剤が使用される。絶縁層9
は、10〜50μmの膜厚となるように、第二電極3の
表面に塗布される。さらに、絶縁層9は、図5に示すよ
うに、レーザー接続部6とレーザー切断部7の2列を設
けることができるように、たとえば、その幅が200〜
500μmとなるように設けられる。
【0023】図5に示す構造の集積型の太陽電池は、図
6に示す工程で下記のようにして製造される。 絶縁基板4の上に第二電極3を成膜する。第二電極
3は、透光性と導電性とを有する薄膜で、ITOとSn
2が使用される。第二電極3は、たとえば光の透過率
を約80〜90%とし、比抵抗を約2×10-4〜7×1
-4Ωcmとするように、膜厚をたとえば0.6μmと
する。第二電極3は、スパッタ法や真空蒸着法等の物理
的製法、あるいはスプレー法、CVD法、プラズマCV
D法等の化学的製法で絶縁基板4の表面に密着して成膜
される。化学的製法は、有機金属化合物の熱分解、酸化
反応で絶縁基板に金属酸化膜を成膜する。物理的製法
は、化学的製法に比較して絶縁基板の温度を低くでき
る。
【0024】 第二電極3を絶縁溝8で切断する。第
二電極3は、レーザーを照射して絶縁溝8を設け、ある
いはエッチングして絶縁溝8を設ける。レーザーを照射
する方法は、第二電極3の上から、あるいは、絶縁基板
4を透過してレーザーを照射し、レーザーの熱エネルギ
ーで第二電極3を切断して除去する。エッチングする方
法は、第二電極3の表面に、絶縁溝8を設ける部分以外
の部分に樹脂を印刷し、樹脂のない部分をエッチングし
て第二電極3を除去して、絶縁溝8を設ける。
【0025】 絶縁溝8に沿って、第二電極3の表面
に絶縁層9を設ける。絶縁層9は、絶縁ペーストを第二
電極3の表面に塗布して設けられる。
【0026】 絶縁層9を設けた第二電極3の表面に
a−Si層2を成膜する。a−Si層2は、従来の太陽
電池と同じように、グロー放電分解法等の方法で成膜さ
れる。この方法は、たとえばプラズマ反応条件を下記の
ようにしてa−Si層2を成膜する。 基板温度…………150〜350℃ 高周波パワー……0.01〜0.5W・cm-2 ガス圧力…………0.1〜2トール ガス流量…………10〜100cm3・min-1 成膜速度…………1〜3オングストローム・S-1
【0027】ただし、本発明の太陽電池は、a−Si層
2の成膜方法を特定しない。a−Si層2は、たとえ
ば、光CVD法、ECR−CVD法、CPM法等、現在
すでに開発されている方法、またはこれから開発される
全ての方法で第二電極3の上に成膜できる。a−Si層
2の膜厚は、たとえば0.2〜0.6μmである。
【0028】 a−Si層2の表面に第一電極1を成
膜する。第一電極1には、たとえば、Ag、Al、C
u、Au、Ti、Ni、Pt、Fe、Cr、W等の金属
を使用する。第一電極1は、a−Si層2を透過した光
を反射させて、発電効率を改善する。このため、第一電
極1には反射率の高い金属が適している。Agは、反射
率の点で最も優れた材料である。第一電極1は、複数の
金属膜を積層構造として設けることもできる。たとえ
ば、Al層の上にAg層を積層して設けることもでき
る。第一電極1は、スパッタ法や真空蒸着法等の方法で
成膜される。第一電極1は、充分な導電性と反射特性と
を有するように、たとえば、膜厚を0.2〜1μm、好
ましくは0.2〜0.3μmとする。
【0029】 絶縁層9に沿ってレーザーを照射して
レーザーウェルディングする。レーザーウェルディング
は、レーザー接続部6となって、第一電極1を第二電極
3に電気接続する。レーザーウェルディングは、第一電
極1をレーザーの熱エネルギーで溶融して第二電極3に
接続する。このとき、絶縁基板4がレーザーに溶融され
ないのは、透明の絶縁基板4にレーザーが吸収されない
からである。レーザーウェルディングは、図6の矢印C
で示す方向にレーザーを照射して、第一電極1を第二電
極3に接続する。レーザーウェルディングは、たとえ
ば、YAGレーザーを照射して、第一電極1を第二電極
3に接続する。レーザーウェルディングは、スポットサ
イズを直径70μm、パワーを2W以上(パワー密度5
20μW/μm2以上)として、レーザー接続部6を設
ける。a−Si層2は、レーザー接続部6の両側のクロ
スハッチングで示す部分(図5)が微結晶化される。
【0030】 図6の矢印Dで示すように、絶縁基板
4側から第一電極1の方向にレーザーを照射してレーザ
ースクライブし、レーザー切断部7で第一電極1を切断
する。レーザー切断部7は、互いに隣り合う発電セル5
の第一電極1を切断して電気的に切り離す。レーザース
クライブとレーザーウェルディングとからなる2列のレ
ーザーは、1列の絶縁層に向かって照射される。レーザ
ースクライブは、レーザー接続部6と平行にレーザーを
照射して、レーザー接続部6に接近して、同じ列の絶縁
層9にレーザー切断部7を設ける。レーザースクライブ
は、パワーを2W(パワー密度520μW/μm2)と
する以外、レーザーウェルディングと同じレーザーを使
用して、第一電極1を切断する。図5の太陽電池は、レ
ーザースクライブしてできるレーザー切断部7で、第一
電極1とa−Si層2と絶縁層9の一部を除去してい
る。ただ、レーザー切断部7は、必ずしも絶縁層とa−
Si層とを切断する必要はない。レーザースクライブす
るとき、レーザーウェルディングと同じように、a−S
i層2は、レーザー切断部7の両側のクロスハッチング
で示す部分(図5)が微結晶化される。
【0031】第二電極を透明電極とする順タイプの太陽
電池は以上のようにして製造されるが、第一電極を透明
電極とする逆タイプの太陽電池は、第一電極を透明電極
とし、第二電極を金属電極として同じようにして製造で
きる。ただし、逆タイプの太陽電池は、第一電極から絶
縁層にレーザーを照射してレーザースクライブする。第
二電極に透光性がないからである。
【0032】以上のようにして製造される図5に示す断
面構造の集積型の太陽電池は、クロスハッチングで示す
ように、レーザー接続部6とレーザー切断部7の両側部
分においてa−Si層2が微結晶化されて、この部分の
電気抵抗が小さくなる。しかしながら、絶縁層9がある
ので、微結晶化された部分を通過して漏れ電流が流れる
のを極減できる。
【0033】
【発明の効果】本発明の集積型の太陽電池とその製造方
法は、発電に寄与しない無効部の面積を小さくできるこ
とに加えて、漏れ電流に起因する電力損失を減少して、
発電電力を有効に出力できる特長がある。とくに、光が
弱いときの発電電力を有効に出力できる特長がある。本
発明が、太陽電池の無効部の面積を小さくできるのは、
1列の絶縁層に、レーザーウェルディングとレーザース
クライブとからなる2列のレーザーを照射して、レーザ
ー接続部とレーザー切断部とを設けて、隣り合う発電セ
ルを直列に接続できるからである。
【0034】さらに、本発明は、無効部の面積を小さく
できるにもかかわらず、太陽電池の漏れ電流を少なくし
て、低照度のときの出力電力を大きくできる特長があ
る。それは、本発明が、1列の絶縁層に、レーザーウェ
ルディングとレーザースクライブからなる2列のレーザ
ーを照射すると共に、レーザーウェルディングとレーザ
ースクライブで微結晶化された部分を絶縁層で絶縁して
電気抵抗を大きくしているからである。
【0035】さらにまた、本発明は従来の太陽電池のよ
うに、導電ペーストを塗布する必要がないので、導電ペ
ーストのマイグレーションに起因する電気抵抗の低下を
有効に防止できる特長がある。以上のように、本発明は
無効部を少なくできると共に、発電出力を大きくできる
という太陽電池にとって理想的な特長を実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】発電セルを直列に接続している集積型の太陽電
池の概略断面図
【図2】発電セルを直列に接続している集積型の太陽電
池の断面図
【図3】発電セルを直列に接続している従来の集積型の
太陽電池の概略断面図
【図4】図3に示す集積型の太陽電池の製造工程を示す
断面図
【図5】本発明の実施の形態にかかる集積型の太陽電池
の概略断面図
【図6】図5に示す太陽電池の製造工程を示す断面図
【符号の説明】 1…第一電極 2…a−Si層 3…第二電極 4…絶縁基板 5…発電セル 6…レーザー接続部 7…レーザー切断部 8…絶縁溝 9…絶縁層 10…絶縁ペースト 11…導電ペースト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山西 勤 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a−Si層(2)の両面に第一電極(1)と第
    二電極(3)とが積層されており、第二電極(3)は絶縁基板
    (4)に密着して積層されていると共に、隣り合う発電セ
    ル(5)の第二電極(3)は絶縁溝(8)で絶縁されており、隣
    り合う発電セル(5)の第一電極(1)と第二電極(3)はレー
    ザー接続部(6)で連結されており、このレーザー接続部
    (6)に隣接して設けられているレーザー切断部(7)が隣り
    合う発電セルの第一電極(1)を切断してなる集積型の太
    陽電池において、 第二電極(3)を切断する絶縁溝(8)に沿って、第二電極
    (3)とa−Si層(2)の境界に位置し、かつ第二電極(3)
    の表面に密着して絶縁層(9)が設けられており、1列の
    絶縁層(9)に、レーザー接続部(6)とレーザー切断部(7)
    との2列が配設されており、レーザー接続部(7)はa−
    Si層(2)を貫通して第一電極(1)を第二電極(3)に電気
    接続しており、レーザー切断部(7)は第一電極(1)を切断
    してなることを特徴とする集積型の太陽電池。
  2. 【請求項2】 絶縁基板(4)の表面に、第二電極(3)とa
    −Si層(2)と第一電極(1)とを積層し、第二電極(3)を
    絶縁溝(8)で分割し、第一電極(1)をレーザースクライブ
    で切断し、レーザーウェルディングで隣り合う発電セル
    (5)の第一電極(1)を第二電極(3)に接続して発電セル(5)
    を直列に接続する集積型の太陽電池の製造方法におい
    て、 レーザースクライブとレーザーウェルディングする部分
    に位置し、かつ、第二電極(3)とa−Si層(2)との間に
    位置して絶縁層(9)を設け、第二電極(3)に設けた1列の
    絶縁層(9)に、レーザーウェルディングとレーザースク
    ライブとからなる2列のレーザーを照射することを特徴
    とする集積型の太陽電池の製造方法。
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