JPH0936814A - 光増幅器 - Google Patents

光増幅器

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Publication number
JPH0936814A
JPH0936814A JP7201696A JP20169695A JPH0936814A JP H0936814 A JPH0936814 A JP H0936814A JP 7201696 A JP7201696 A JP 7201696A JP 20169695 A JP20169695 A JP 20169695A JP H0936814 A JPH0936814 A JP H0936814A
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JP
Japan
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optical
light
fiber
port
optical fiber
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Pending
Application number
JP7201696A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Fukushima
大 福島
Toshihiro Ochiai
俊宏 落合
Haruki Ogoshi
春喜 大越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Publication of JPH0936814A publication Critical patent/JPH0936814A/ja
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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
  • Lasers (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの伝送路で上りと下りの両信号を伝送す
る光通信システムに適用可能で、伝送用の光ファイバの
波長分散と伝搬損失を補償できる光増幅器を提供する。 【解決手段】 第1、第2、第3、第4のポートA,
B,C,Dを備えた光サーキュレータ3を設け、第2、
第4のポートB,Dにそれぞれ、励起光導入手段30a,
30b、エルビウムドープファイバ(EDF)4a,4
b、励起光反射体6a,6b、分散補償光ファイバ(D
CF)5a,5b、光反射手段8a,8bを順に接続す
る。上り信号は第2のポートB→EDF4a→DCF5
a→DCF5a→EDF4aの順に往復伝搬させ、下り
信号は第4のポートD→EDF4b→DCF5b→DC
F5b→EDF4bの順に往復伝搬させ、各信号毎にD
CFによる分散補償とEDFによる光増幅とを効率的に
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバや半導
体レーザの波長分散を補償する光ファイバを備えた光増
幅器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザ等の送信器からの光をパル
ス信号で変調し、零分散光ファイバ(シングルモード光
ファイバ)に入射させ、その光ファイバを伝送路として
用いて、例えば波長1550nmでの長距離高速通信を行う検
討が行われている。
【0003】ところで、光ファイバは、通常、石英系ガ
ラスにより形成されており、この石英系ガラスの屈折率
は、光の波長が長いほど小さくなる。そのため、光ファ
イバは、周知の光の材料分散に起因して、光ファイバを
伝搬する光波の波長が長いほど、その光の伝搬速度が速
くなり、光波の波長が短いほど、その光の伝搬速度が遅
くなる、いわゆる正の分散特性(波長分散)を有するこ
とが知られている。
【0004】このような分散特性を有する光ファイバ
に、一般に、中心波長に対してある程度広がりを有する
半導体レーザの光を入射させた場合は、その入射光のパ
ルス幅に比べて、光ファイバを伝搬した後の出射光のパ
ルス幅が広くなってしまい、そのままでは出射光の識別
が困難となる。そこで、例えば図6に示すように、零分
散光ファイバの分散特性を補償(分散補償)する分散補
償光ファイバ5を備えた光通信システムが提案されてい
る。
【0005】この光通信システムは、1.3 μmシングル
モード光ファイバ1a,1bとで形成した1つの伝送路
2に、分散補償光ファイバ5を介設し、この伝送路2
に、光合分波器21a,21bを介して、送信器26a,26b
と受信器27a,27bを接続して形成されている。この光
通信システムは、DDM:Direction Division Multipl
exing ,TCM:Time Compression Multiplexing ,W
DM:Wavelength Division Multiplexing等を用いて、
送信器26aからの波長λ=1.55μmの上り信号を受信器
27bによって受信する動作と、送信器26bからの下り信
号を受信器27bによって受信する動作の両方を行うよう
にしている。
【0006】なお、分散補償光ファイバ(DCF)5
は、光ファイバの光を伝搬する部分であるコアの屈折率
分布を特殊な分布構造として形成されており、この構造
分散により、光波の伝搬速度を、波長が長いほど遅く、
短いほど速くした、いわゆる負の分散特性を有する光フ
ァイバであり、図6の光通信システムのように、分散補
償光ファイバ5を光通信システムに介設すれば、分散補
償光ファイバ5の負の分散特性によりシングルモード光
ファイバ1a,1bの正の波長分散を補償することがで
きる。そのため、図6に示すような光通信システムにお
いては、シングルモード光ファイバ1a,1bから出射
される光のパルス幅が広くなることを防止できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、分散補
償光ファイバ5は、通常の単一モードファイバに比べて
伝搬損失が大きいために、分散補償光ファイバ5を光通
信システムに介設すると、光のパワーが低下してしまう
といった問題が生じ、この光パワーの減衰を補うために
は、分散補償光ファイバ5の入射側や出射側に光増幅の
何らかの手段を設ける必要が生じる。この光増幅手段の
代表的なものとしては、光増幅機能を有するエルビウム
ドープファイバ(EDF)を備えた光増幅器が挙げられ
る。
【0008】図7には、エルビウムドープファイバを用
いた従来の光増幅器の一例が示されており、この光増幅
器は、エルビウムドープファイバ4と、エルビウムドー
プファイバ4にドープされているエルビウムを励起させ
るための励起用光源10と、WDM(光合分波器)カプラ
9を有しており、また、エルビウムドープファイバ4の
両端側には、反射抑圧のための光アイソレータ23が設け
られている。
【0009】このように、従来の光増幅器はアイソレー
タ23を設けて構成されているために、この光増幅器にお
いては、上り若しくは下りの一方向のみにしか光の伝搬
および増幅を行うことができない。そのため、従来の光
増幅器を、図6に示したような、上りと下りの両方向の
光伝送を1つの伝送路を用いて伝送させる光通信システ
ムに適用させることは困難であり、したがって、従来は
上記のような光通信システムの波長分散と伝搬損失を共
に補償することはできなかった。
【0010】本発明は上記従来の課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、1つの伝送路を用い
て上り信号と下り信号の両方向の信号光伝送を行う光通
信システムに適用することが可能であり、その光通信シ
ステムの波長分散と伝搬損失とを共に確実に補うことが
できる光増幅器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は次のような構成により、課題を解決するため
の手段としている。すなわち、本発明は、第1、第2、
第3、第4のポートを備えて第1のポートに入射する光
が第2のポートから、第2のポートに入射する光が第3
のポートから、第3のポートに入射する光が第4のポー
トから、第4のポートから入射する光が第1のポートか
らそれぞれ出射される光サーキュレータを有し、前記光
サーキュレータの第2のポートには第1のポートから入
射して第2のポートから出射する信号光を増幅するため
の第1の光増幅用ファイバの入射端側が接続され、該光
増幅用ファイバの出射端側には負の分散特性を有する第
1の分散補償光ファイバの入射端側が接続され、該分散
補償光ファイバの出射端側には該分散補償光ファイバに
前記第1の励起光源からの励起光を導く光分岐手段を介
して接続され、該光増幅用ファイバの出射端側には負の
分散特性を有する第1の分散補償光ファイバの入射端側
が接続され、該分散補償光ファイバの出射端側には該分
散補償光ファイバからの出射光を反射して該分散補償光
ファイバに戻す第1の光反射手段が設けられており、一
方、前記光サーキュレータの第4のポートには前記第3
のポートから入射して第4のポートから出射する信号光
を増幅するための第2の光増幅用ファイバの入射端側が
接続され、該光増幅用ファイバの出射端側には負の分散
特性を有する第2の分散補償光ファイバの入射端側が接
続され、該分散補償光ファイバの出射端側には該分散補
償光ファイバからの出射光を反射して該分散補償光ファ
イバに戻す第2の光反射手段が設けられていることを特
徴として構成されている。
【0012】また、前記分散補償光ファイバと光反射手
段との間には少なくとも光増幅用ファイバから放出され
る自然放出光を遮断して信号光を透過する光フィルタが
介設されていること、前記光増幅用ファイバと分散補償
光ファイバとの間には少なくとも光増幅用ファイバから
放出される自然放出光を遮断して信号光を透過する光フ
ィルタが介設されていること、前記光増幅用ファイバの
入射端側には光分岐手段を介して励起用光源からの励起
光を光増幅用ファイバに導く励起光導入手段が設けられ
ており、光増幅用ファイバと分散補償光ファイバとの間
には光増幅用ファイバを通って出射される励起光のみを
該光増幅用ファイバ側に反射する励起光反射体が介設さ
れていることも本発明の特徴的な構成である。
【0013】さらに、前記光反射手段は、光増幅用ファ
イバを通って分散補償光ファイバの出射端側から出射さ
れる光のうち少なくとも光増幅用ファイバから放出され
る自然放出光を遮断して信号光を透過する濾波部品を有
する信号光反射モジュールとしたこと、前記光反射手段
は、光増幅用ファイバを通って分散補償光ファイバの出
射端側から出射される光のうち光増幅用ファイバから放
出される自然放出光を前記分散補償光ファイバから外れ
る方向に反射し、信号光を透過する自然光反射部品を有
しており、該自然光反射部品で反射した自然放出光を取
り出す自然放出光取り出し手段が設けられていること、
前記自然光反射部品を透過した信号光の一部を分岐して
取り出す信号光取り出し手段が設けられていることも本
発明の特徴的な構成である。
【0014】上記構成の本発明において、例えば、光サ
ーキュレータの第1のポートには上り信号光が入射し、
第3のポートには下り信号光が入射するように光増幅器
が伝送用の光ファイバ等に接続される。そして、光サー
キュレータの第1のポートから入射した信号光(上り信
号光)は第2のポートから出射して第1の光増幅用ファ
イバを伝搬し、この光増幅用ファイバによって増幅され
て第1の分散補償光ファイバに入射する。そして、この
分散補償光ファイバによって伝送用の光ファイバの波長
分散の一部が補償されて分散補償光ファイバから出射す
る。
【0015】この出射光は、第1の光反射手段によって
反射して、再び第1の分散補償光ファイバに戻り、第1
の分散補償光ファイバを逆行することにより残りの波長
分散が補償され、この状態で前記第1の光増幅用ファイ
バに入射し、光増幅用ファイバを逆行しながら増幅され
て光サーキュレータの第2のポートに戻る。
【0016】このように、上り信号光は、第1の分散補
償光ファイバを往復することによって効率的に波長分散
補償され、また、第1の分散補償光ファイバを伝搬する
前後に第1の光増幅用ファイバを往復することにより増
幅され、それにより、分散補償光ファイバを通るときの
伝搬損失および伝送用の光ファイバの伝搬損失が効率的
に補償される。そして、第2のポートに戻ってきた上り
信号光は、第2のポートから光サーキュレータに入射し
て第3のポートから出射し、伝送用の光ファイバを伝送
していく。
【0017】一方、第3のポートに入射した信号光(下
り信号光)は、光サーキュレータの第3のポートから入
射して第4のポートから出射し、第2の光増幅用ファイ
バを通った後に、第2の分散補償光ファイバに入射す
る。そして、第2の分散補償光ファイバから出射した
後、この出射光が第2の光反射手段によって反射して、
第2の分散補償光ファイバに戻り、この分散補償光ファ
イバを逆行した後、前記第2の光増幅用ファイバを逆行
して、第4のポートに戻る。
【0018】このように、下り信号光が第2の光増幅用
ファイバと第2の分散補償光ファイバを往復するときに
は、前記上り信号と同様に、分散補償光ファイバによっ
て波長分散が効率的に補償され、光増幅用ファイバによ
って伝搬損失が効率的に補償される。そして、光サーキ
ュレータの第4のポートに戻った光は、第4のポートか
ら光サーキュレータに入射して第1のポートから出射
し、伝送用の光ファイバを伝送していく。
【0019】以上のように、本発明においては、従来の
光増幅器に用いたアイソレータを必要としないことによ
り、1つの伝送路で上りと下りの両信号の光伝送を行う
光通信システムへの適用が可能となり、しかも、上り信
号も下り信号もそれぞれ、第1、第2の分散補償光ファ
イバによって波長分散補償が行われ、第1、第2の光増
幅用ファイバによって伝搬損失が補償されることによっ
て上記課題が解決される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を実
施例を用いて図面に基づいて説明する。なお、本実施の
形態例の説明において、従来例と同一名称部分には同一
符号を付し、その重複説明は省略する。図1には、本発
明に係る光増幅器の第1実施形態例の要部構成が、図6
に示した光通信システムのシングルモード光ファイバ1
a,1bと接続状態で示されている。なお、図1には示
されていないが、これらのシングルモード光ファイバ1
a,1bには、それぞれ、図6に示した光通信システム
と同様に、光合分波器21a,21bを介して、送信器26
a,26b、受信器27a,27bが接続されており、この光
通信システムにおいても、送信器26aからの上り信号と
送信26bからの下り信号とを共にシングルモード光ファ
イバ1a,1bを介して伝送するようになっている。
【0021】図1に示すように、本実施形態例の光増幅
器は、第1、第2、第3、第4のポートA,B,C,D
を備えた光サーキュレータ3を有して構成されている。
また、この光サーキュレータ3は、第1のポートAに入
射する光が第2のポートBから出射し、第2のポートB
に入射する光が第3のポートCから出射し、第3のポー
トCに入射する光が第4のポートDから出射し、第4の
ポートDから入射する光が第1のポートAから出射され
るように構成されており、図1においては、第1のポー
トAにシングルモード光ファイバ1aが接続され、第3
のポートCにシングルモード光ファイバ1bが接続され
ている。
【0022】光サーキュレータ3の第2のポートBに
は、第1のポートAから入射して第2のポートBから出
射する信号光を増幅するための、第1の光増幅用ファイ
バとしてのエルビウムドープファイバ(EDF)4aの
入射端側が、励起光導入手段30aを介して接続されてお
り、このエルビウムドープファイバ4aの出射端側に
は、励起光反射体6aを介して分散補償光ファイバ(B
CF)5aの入射端側が接続されている。分散補償光フ
ァイバ5aの出射端側には、分散補償光ファイバ5aか
らの出射光を反射して分散補償光ファイバ5aに戻す第
1の光反射手段8aの入射ポートE1 が接続されてい
る。光反射手段8aの出射ポートF1 には、光ファイバ
24を介して受光器11aが接続されている。
【0023】一方、光サーキュレータ3の第4のポート
Dには、第3のポートCから入射して第4のポートから
出射する信号光を増幅するための、第2の光増幅用ファ
イバとしてのエルビウムドープファイバ(EDF)4b
の入射端側が、励起光導入手段30bを介して接続されて
おり、このエルビウムドープファイバ4bの出射端側に
は、励起光反射体6bを介して、分散補償光ファイバ5
bが接続されている。分散補償光ファイバ5bの出射端
側には、分散補償光ファイバ5bからの出射光を反射し
て分散補償光ファイバ5bに戻す第2の光反射手段8b
の入射ポートE2 が接続されており、光反射手段8bの
出射ポートF2 には、光ファイバ24を介して受光器11b
が接続されている。
【0024】前記励起光導入手段30a,30bは、それぞ
れ、光分岐手段としてのWDMカプラ9a,9bと、励
起用光源10a,10bを有して構成されている。そして、
WDMカプラ9a,9bの分岐端側に、それぞれ、励起
用光源10a,10bと、光サーキュレータ3の第2のポー
トB、第4のポートDが接続されており、WDMカプラ
9a,9bの合流端側には、それぞれ、エルビウムドー
プファイバ4a,4bが接続されている。この励起光導
入手段30a,30bは、それぞれ、WDMカプラ9a,9
bを介して、励起用光源10a,10bからの励起光をエル
ビウムドープファイバ4a,4bに導くものである。
【0025】前記励起光反射体6a,6bは、それぞ
れ、エルビウムドープファイバ4a,4bと通って出射
される励起光のみをエルビウムドープファイバ4a,4
b側に反射するものである。
【0026】前記第1、第2の光反射手段8a,8b
は、それぞれ、図2に示すように、レンズ16,15、光狭
帯域フィルタ13、全反射膜14を有しており、モジュール
化されている。光狭帯域フィルタ13は、前記各エルビウ
ムドープファイバ4a,4bを通って各分散補償光ファ
イバ5a,5bの出射端側からそれぞれ出射される光の
うち、信号光がエルビウムドープファイバ4a,4bを
通るときにエルビウムドープファイバ4a,4bから放
出される自然放出光(ASE:Amplified Spontanias E
mission )を分散補償光ファイバ5a,5bから外れる
方向に反射し、信号光を透過する自然光反射部品として
機能するものである。
【0027】本実施形態例では、分散補償光ファイバ5
a,5bからの出射光がレンズ16によって光狭帯域フィ
ルタ13に結合するようになっており、その出射光のう
ち、自然放出光が光狭帯域フィルタ13により、レンズ15
側に反射し、レンズ15によって光ファイバ24に結合され
るようになっている。なお、光ファイバ24は、光狭帯域
フィルタ13で反射した自然放出光を取り出す自然放出光
取り出し手段として機能するようになっている。
【0028】光狭帯域フィルタ13の信号光透過側(図の
右側)に設けられている全反射膜14は、この全反射膜14
に入射した光を全反射する機能を有しており、光狭帯域
フィルタ13を透過して全反射膜14に入射した信号光を光
狭帯域フィルタ13側に反射する。なお、全反射膜14によ
って反射した反射した信号光は、光狭帯域フィルタ13を
透過するために、この信号光は光狭帯域フィルタ13を透
過してレンズ16側に進み、レンズ16によって、前記各分
散補償光ファイバ5a,5bに結合されて、分散補償光
ファイバ5a,5bをそれぞれ逆行するようになってい
る。
【0029】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、次に、その動作について説明する。図1に示すよう
に、シングルモード光ファイバ1aから上り信号がサー
キュレータ3の第1のポートAに入射すると、この上り
信号光はサーキュレータ3の第2のポートBから出射し
て励起光導入手段30aの方に伝搬し、励起光導入手段30
aのWDMカプラ9aを介してエルビウムドープファイ
バ4aに入射する。このとき、WDMカプラ9aを介し
て、励起用光源10aからの励起光が信号光と共にエルビ
ウムドープファイバ4aに入射し、この励起光によって
エルビウムドープファイバ4aにドープされているエル
ビウムが励起され、それにより、エルビウムドープファ
イバ4aを伝搬する信号光(上り信号光)が増幅され
る。そして、この増幅された信号光は、励起光反射体6
aを透過して分散補償光ファイバ5a側に伝搬する。
【0030】なお、このように、信号光がエルビウムド
ープファイバ4aを通って増幅されるときには、周知の
ように、光増幅用ファイバから自然放出光が放出され、
この自然放出光も信号光と共に、励起光反射体6aを介
して分散補償光ファイバ5a側に伝搬する。
【0031】一方、エルビウムドープファイバ4aを伝
搬する励起光は、エルビウムドープファイバ4aによっ
て吸収されることにより、その強度が徐々に小さくなっ
て励起光反射体6a側に伝搬し、励起光反射体6aによ
って反射して、再び、エルビウムドープファイバ4aに
戻る。そして、エルビウムドープファイバ4aを逆行し
て励起光導入手段30a側に伝搬し、このときにも、エル
ビウムドープファイバ4aに吸収されながらその強度が
徐々に小さくなって伝搬していく。このように、励起光
がエルビウムドープファイバ4aを往復伝搬することに
より、エルビウムドープファイバ4aの長手方向の励起
光強度分布は、励起光がエルビウムドープファイバ4a
を一方向にのみ伝搬したときよりも均一に近くなる。
【0032】励起光反射体6aを介して分散補償光ファ
イバ5aに入射した信号光と自然放出光は、共に、分散
補償光ファイバ5aを伝搬し、このとき、前記シングル
モード光ファイバ1aの正の波長分散が分散補償光ファ
イバ5aによって一部補償され、光反射手段8aに入射
する。そして、図2に示すように、レンズ16を介して、
信号光と自然放出光(ASE)とが光狭帯域フィルタ13
に入射し、そうすると、信号光のみが光狭帯域フィルタ
13を透過して全反射膜14側に進み、自然放出光は光狭帯
域フィルタ13で反射して、レンズ15を介し、光ファイバ
24に結合される。この自然放出光(ASE)は、図1に
示すように、光ファイバ24を通って受光器11aにより受
信される。
【0033】一方、光狭帯域フィルタ13を透過して全反
射膜14に入射した信号光は、全反射膜14で反射し、光狭
帯域フィルタ13、レンズ16を介して、再び分散補償光フ
ァイバ5aに戻り、分散補償光ファイバ5aを逆行して
いき、このときに、前記シングルモード光ファイバ1a
の残りの波長分散が補償される。そして、この逆行する
戻り光は、波長分散が補償された状態で、励起光反射体
6aを介して再びエルビウムドープファイバ4aに入射
し、エルビウムドープファイバ4aを逆行し、このと
き、エルビウムドープファイバ4aによって増幅され
る。なお、この光増幅に際し、前記のように、エルビウ
ムドープファイバ4aの長手方向の励起光強度分布が均
一に近い状態であるため、信号光がエルビウムドープフ
ァイバを逆行するときの光増幅も効率良く行われる。
【0034】以上のように、信号光は、エルビウムドー
プファイバ4aと分散補償光ファイバ5aとを往復伝搬
することにより、波長分散と伝搬損失とが共に補償され
た状態となり、励起光導入手段30aを介して、光サーキ
ュレータ3の第2のポートBに戻る。そして、光サーキ
ュレータ3の第3のポートCから出射して、シングルモ
ード光ファイバ1bに入射し、シングルモード光ファイ
バ1bを伝搬する。
【0035】一方、下り信号は、シングルモード光ファ
イバ1bを伝搬して光サーキュレータ3の第3のポート
Cに入射し、第3のポートCから第4のポートDに伝搬
して第4のポートDから出射される。そして、励起光導
入手段30bのWDMカプラ9bを介してエルビウムドー
プファイバ4bに入射する。また、このとき、WDMカ
プラ9bを介して励起用光源9bからの励起光がエルビ
ウムドープファイバ4bに導入され、前記上り信号光と
同様に、下り信号光がエルビウムドープファイバ4bと
通るときに増幅されて、励起光反射体6bを介して分散
補償光ファイバ5bに入射する。
【0036】なお、下り信号光がエルビウムドープファ
イバ4bを通って増幅されるときにも、前記エルビウム
ドープファイバ4aによる上り信号光の増幅時と同様
に、自然放出光が生じ、この自然放出光も下り信号光と
共に分散補償光ファイバ5bを伝搬し、光反射手段8b
に入射する。また、エルビウムドープファイバ4bを伝
搬した励起光は、前記上り信号光の伝搬動作時と同様
に、励起光反射体6bで反射してエルビウムドープファ
イバ4bを逆行していく。
【0037】分散補償光ファイバ5bを伝搬して光反射
手段8bに入射した信号光(下り信号光)と自然放出光
は、前記上り信号光の動作と同様に、図2に示す動作が
行われ、自然放出光は光ファイバ24を介して受光器11b
に受信される。また、信号光は光反射手段8bで反射し
て再び分散補償光ファイバ5bに戻り、分散補償光ファ
イバ5bを逆行し、さらに、エルビウムドープファイバ
4bを逆行して、光サーキュレータ3の第4のポートD
に戻る。
【0038】このように、下り信号光がエルビウムドー
プファイバ4bと分散補償光ファイバ5bとを往復伝搬
するときにも、上り信号光がエルビウムドープファイバ
4aと分散補償光ファイバ5aを往復伝搬したときと同
様に、波長分散と伝搬損失の補償が行われ、この補償が
行われた信号光が光サーキュレータ3の第4のポートD
に入射する。そして、この下り信号光は、光サーキュレ
ータ3の第1のポートAから出射し、シングルモード光
ファイバ1aを伝搬していく。
【0039】本実施形態例によれば、上記のように光サ
ーキュレータ3を設けて光増幅器を構成し、この光サー
キュレータ3が従来の反射抑圧のための光アイソレータ
の役割を果たすことができるために、光アイソレータを
省略することが可能となり、光アイソレータを設けた従
来の光増幅器と異なり、1つの伝送路で上りと下りの両
信号の光伝送を行う光通信システムに適用可能な光増幅
器を形成することができる。
【0040】そして、本実施形態例によれば、光サーキ
ュレータ3の第2のポートBから出射される上り信号
は、エルビウムドープファイバ4aと分散補償光ファイ
バ5aとを往復伝搬するようにし、光サーキュレータ3
の第4のポートDから出射される下り信号は、エルビウ
ムドープファイバ4b、分散補償光ファイバ5bを往復
伝搬するようにさせるために、分散補償光ファイバ5
a,5bによる波長分散補償および、エルビウムドープ
ファイバ4a,4bの光増幅による伝搬損失補償を共に
効率良く行うことができる優れた光増幅器とすることが
できる。
【0041】また、本実施形態例の光増幅器は、エルビ
ウムドープファイバ4a,4bと、分散補償光ファイバ
5a,5bとの間に、エルビウムドープファイバ4a,
4bを通って出射される励起光のみを反射する励起光反
射体6a,6bをそれぞれ設けたことにより、エルビウ
ムドープファイバ4a,4bによって吸収され、図の右
側に伝搬するにつれて強度が徐々に小さくなった励起光
を反射し、その反射励起光の強度は図の左側に進むにつ
れて徐々に小さくなるようにすることができるために、
エルビウムドープファイバ4a,4bの長手方向の励起
光強度分布を均一に近い状態とすることができる。その
ため、信号光の再吸収を抑制して励起効率の向上を図
り、信号の利得を向上させることができる。
【0042】さらに、本実施形態例によれば、光反射手
段8a,8bをモジュール化した光部品としたことによ
り、光増幅器を構成する部品点数を少なくすることがで
き、装置の組み立ても容易となる。そして、この光反射
手段8a,8bに設けた光狭帯域フィルタ13によって、
光反射手段8a,8bに入射される信号光と自然放出光
のうち、信号光のみを分散補償光ファイバ5a,5bに
戻し、一方、自然放出光は分散補償光ファイバ5a,5
bから外れる方向に反射して、自然放出光がエルビウム
ドープファイバ4a,4bを往復伝搬することを防ぐこ
とができるために、信号光の利得をさらに向上させるこ
とができる。
【0043】さらに、本実施形態例によれば、光狭帯域
フィルタ13によって分散補償光ファイバ5a,5bから
外れる方向に反射した自然放出光を、光ファイバ24を介
して受光器11a,11bに入射させるために、例えば分散
補償光ファイバ5a,5bと光反射手段8a,8bとの
間に光合分波器等を設けて自然放出光を分岐させたりし
なくとも、少ない部品点数で効率的に自然放出光の監視
を行うことができる。
【0044】次に、本発明に係る光増幅器の第2実施形
態例について説明する。この実施形態例は、上記第1実
施形態例とほぼ同様に構成されており、本実施形態例が
上記第1実施形態例と異なる特徴的なことは、励起光反
射体6a,6bを省略し、光反射手段8a,8bを図3
に示す構成としたことである。なお、本実施形態例の説
明において、上記第1実施形態例と同一部分の重複説明
は省略する。
【0045】図3に示すように、本実施形態例の光反射
手段8(8a,8b)もモジュール化されており、本実
施形態例に用いた光反射手段8には、入射ポートEと出
射ポートF,Gとが形成されている。入射ポートE側に
はレンズ16が設けられており、このレンズ16と光狭帯域
フィルタ13との間に、励起光のみを反射する励起光反射
体としての励起光反射膜12が介設されている。また、光
狭帯域フィルタ13の出射側には、光狭帯域フィルタ13を
透過した信号光の一部を透過する信号光一部透過膜18が
設けられており、この信号光一部透過膜18の出射側に
は、レンズ19を介して光ファイバ25が設けられており、
出射ポートGから引き出されている。なお、本実施形態
例では、信号光一部透過膜18、レンズ19、光ファイバ25
により、光狭帯域フィルタ13を透過した信号光の一部を
分岐して取り出す信号光取り出し手段が形成されてい
る。
【0046】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、本実施形態例でも、図1に示すように、上り信号光
は、光サーキュレータ3の第1のポートAから入射して
第2のポートBから出射し、上記第1実施形態例を同様
に、エルビウムドープファイバ4a、分散補償光ファイ
バ5aを順に伝搬するが、本実施形態例では、エルビウ
ムドープファイバ4aと分散補償光ファイバ5aとの間
に励起光反射体6aが設けられていないために、励起用
光源10aからの励起光も信号光と自然放出光と共に分散
補償光ファイバ5aを伝搬し、図3に示すように、光反
射手段8aに入射する。そして、この光がレンズ16を介
して励起光反射膜12に入射し、このとき、励起光のみが
励起光反射膜12で反射して、分散補償光ファイバ5a側
に戻っていく。
【0047】また、励起光反射膜12を透過した信号光と
自然放出光とは、光狭帯域フィルタ13に入射し、上記第
1実施形態例と同様に、自然放出光は光狭帯域フィルタ
13で反射して光ファイバ24に結合し、一方、信号光は光
狭帯域フィルタ13を透過して信号光一部透過膜18に入射
する。そして、信号光のうち一部の光が信号光一部透過
膜18を透過し、レンズ19を介して光ファイバ25に結合
し、信号光受信手段(図示せず)によって受信される。
また、信号光一部透過膜18に入射した信号光のうち、残
りの光は信号光一部透過膜18で反射し、光狭帯域フィル
タ13、励起光反射膜12、レンズ16を順に通って分散補償
光ファイバ5aに戻っていく。
【0048】そして、分散補償光ファイバ5a,エルビ
ウムドープファイバ4aを逆行し、上記第1実施形態例
と同様に、光サーキュレータ3の第2のポートBから入
射し、第3のポートCから出射して、シングルモード光
ファイバ1bを伝搬していく。
【0049】一方、光サーキュレータ3の第3のポート
Cから入射して第4のポートDから出射される下り信号
光は、エルビウムドープファイバ4b、分散補償光ファ
イバ5bを通って光反射手段8bに入射し、上記上り信
号光と同様の動作が行われて、光サーキュレータ3の第
4のポートDに戻り、第1のポートAから出射されてシ
ングルモード光ファイバ1aを伝搬する。
【0050】本実施形態例においても、上記のように、
励起光が光反射手段8で反射し、一方、上り信号光およ
び下り信号光がそれぞれ、エルビウムドープファイバ4
a,4b、分散補償光ファイバ5a,5bを往復伝搬す
るときに、上記第1実施形態例と同様に、波長分散およ
び伝搬損失の補償が行われ、また、自然放出光の分散補
償光ファイバ5a,5bから外れる方向への取り出しが
行われることにより、上記第1実施形態例とほぼ同様の
効果を奏することができる。
【0051】また、本実施形態例によれば、信号光取り
出し手段を設けて信号光を監視するための信号光受信手
段を接続したために、少ない部品点数で、効率的に信号
光の監視も行うことができる。
【0052】図4には、本発明に係る光増幅器の第3実
施形態例の要部構成が示されている。本実施形態例は上
記第1実施形態例とほぼ同様に構成されており、本実施
形態例が上記第1実施形態例と異なる特徴的なことは、
励起光反射体6a,6bの代わりに、少なくとも自然放
出光(ASE)を遮断し、信号光を透過する光帯域通過
フィルタ20を設けたことと、光反射手段8a,8bを、
図2に示した光狭帯域フィルタ13、レンズ15、光ファイ
バ24を省略して構成したことである。なお、光帯域通過
フィルタ20は、自然放出光のみを遮断するフィルタとし
てもよいし、自然放出光と励起光の両方を遮断するフィ
ルタとしてもよい。
【0053】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、本実施形態例においては、上記実施形態例のように
自然放出光や信号光の一部の取り出しおよび監視は行わ
れないものの、それ以外の動作は上記実施形態例とほぼ
同様に行われ、上りおよび下りの各信号光がエルビウム
ドープファイバ4a,4bおよび分散補償光ファイバ5
a,5bを往復伝搬するときに波長分散と伝搬損失の両
方が行われて同様の効果を奏することができる。
【0054】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
ることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、
上記第3実施形態例では、光帯域通過フィルタ20をエル
ビウムドープファイバ4a,4bと分散補償光ファイバ
5a,5bとの間に介設したが、光帯域通過フィルタ20
は、分散補償光ファイバ5a,5bと光反射手段8a,
8bとの間に介設しても構わない。また、光帯域通過フ
ィルタ20を、例えば図5に示すように、光反射手段8
a,8b内に設けてモジュール化しても構わない。この
ようにしたときは、光帯域通過フィルタ20は、少なくと
も自然放出光を遮断し、信号光を透過する濾波部品とし
て機能し、この光帯域通過フィルタ20を有する光反射手
段8a,8bが信号光反射モジュールとなる。
【0055】さらに、上記第1実施形態例に用いた光反
射手段8a,8bの代わりに、図5に示すように光反射
手段8a,8bを設けて光増幅器を構成することもでき
る。このようにしたときには、自然放出光の取り出しお
よび監視は行われないものの、それ以外は、上記第1実
施形態例と同様に動作し、同様の効果を奏することがで
きる。
【0056】さらに、上記第1実施形態例では、励起光
反射体6a,6bをエルビウムドープファイバ4a,4
bと分散補償光ファイバ5a,5bとの間に介設した
が、これらの励起光反射体6a,6bを省略し、その代
わりに、例えば、図2の破線に示すように、光反射手段
8a,8b内に励起光反射膜12を設けて光増幅器を形成
することもできるし、励起光反射膜12や励起光反射体6
a,6bを分散補償光ファイバ5a,5bと光反射手段
8aと8bとの間に介設して光増幅器を形成することも
できる。
【0057】さらに、上記第2実施形態例では、励起光
反射膜12を光反射手段8a,8b内に設けて構成した
が、励起光反射膜12を光反射手段8a,8bに設ける代
わりに、励起光反射膜12や励起光反射体6a,6bを分
散補償光ファイバ5a,5bと光反射手段8a,8bと
の間に介設して光増幅器を形成することもできるし、励
起光反射膜12や励起光反射体6a,6bをエルビウムド
ープファイバ4a,4bと分散補償光ファイバ5a,5
bとの間に介設することもできる。
【0058】このように、上記第2実施形態例におい
て、励起光反射体6a,6bや励起光反射膜12をエルビ
ウムドープファイバ4a,4bの出射端側に設ければ、
上記第1実施形態例と同様の励起効率向上を図ることが
可能となり、また、自然放出光と信号光の両方の取り出
しおよび監視を行うことができる光増幅器とすることが
できる。
【0059】さらに、エルビウムドープファイバ4a,
4bと分散補償光ファイバ5a,5bとの間に、光狭帯
域フィルタ13等の自然光反射部品を設けて、この自然光
反射部品によって、自然放出光をエルビウムドープファ
イバ4a,4bから外れる方向に反射し、その反射光を
取り出すようにすることもできる。
【0060】さらに、上記実施形態例では、自然放出光
取り出し手段や信号光取り出し手段をレンズおよび光フ
ァイバを用いて構成したが、自然放出光取り出し手段や
信号光取り出し手段の構成は特に限定されるものではな
く、適宜設定されるものである。
【0061】さらに、上記実施形態例では、光反射手段
8a,8bに設け、分散補償光ファイバ5a,5bから
出射される光のうち自然放出光を反射し、信号光を透過
する自然光反射部品として、光狭帯域フィルタ13を設け
たが、自然光反射部品は必ずしも光狭帯域フィルタ13と
するとは限らず、適宜の部品により形成されるものであ
る。
【0062】さらに、図5に示したように、光反射手段
8a,8bに設けられ、分散補償光ファイバ5a,5b
から出射される光のうち、少なくとも自然放出光を遮断
し、信号光を透過する濾波部品として、光帯域通過フィ
ルタ20を設ける代わりに、この濾波部品を光帯域通過フ
ィルタ20以外の適宜の光部品によって構成することもで
きる。
【0063】さらに、上記実施形態例では、光増幅用フ
ァイバとしてエルビウムドープファイバ4a,4bを設
けて構成したが、光増幅用ファイバは必ずしもエルビウ
ムドープファイバ4a,4bにより形成するとは限ら
ず、分散補償光ファイバ5a,5bやシングルモード光
ファイバ1a,1bによる光強度の減衰を補うことがで
きるように光増幅可能な光ファイバであればよく、例え
ばこの光増幅器を適用する光る通信システムに合わせる
等して増幅率等が適宜設定されるものである。
【0064】さらに、本発明の光増幅器は、励起光反射
体6a,6b、励起光反射膜12、光狭帯域フィルタ13、
光帯域通過フィルタ20、信号光一部透過膜18およびレン
ズ15,16,19等を省略し、光サーキュレータ3、励起光
導入手段30a,30b、エルビウムドープファイバ4a,
4b、および、分散補償光ファイバ5a,5bからの出
射光を反射して分散補償光ファイバ5a,5bに戻す光
反射手段のみを設けて構成することもできる。ただし、
励起光を反射したり、自然放出光を反射又は遮断する機
能を有するフィルタ13,20等を設けることにより、エル
ビウムドープファイバ4a,4bによる励起効率の向上
や、自然放出光の遮断等による信号光の増幅利得を向上
させることができるために、励起光反射手段や自然放出
光を遮断するための手段等を設けることが好ましい。
【0065】さらに、上記実施の形態例では、光サーキ
ュレータ3の第1のポートAから上り信号を入射し、第
3のポートCから下り信号を入射するように、光増幅器
を接続する例について述べたが、その逆に、第1のポー
トAから下り信号を、第3のポートCから上り信号を入
射するように光増幅器を接続してもよい。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、光サーキュレータの第
2のポートと第4のポートとに、それぞれ、光増幅用フ
ァイバと分散補償光ファイバを接続したことにより、従
来の光増幅器に用いた光アイソレータを省略することが
可能となる。しかも、光アイソレータを設けたときと異
なり、信号光を光増幅用ファイバおよび分散補償光ファ
イバを往復伝搬できるようにすることが可能となり、本
発明の光増幅器は、1つの伝送路を用いて上りと下りの
両信号光の光伝送を行う光通信システムに適用すること
ができる。
【0067】また、本発明によれば、例えば光サーキュ
レータ3の第1のポートに上り信号光を入射させ、第2
のポートから出射させて、第1の光増幅用ファイバ→第
1の分散補償光ファイバと伝搬させ、第1の光反射手段
で反射して、再び第1の分散補償光ファイバ→第1の光
増幅用ファイバと伝搬させることにより、上り信号光の
波長分散および伝搬損失を非常に効率良く補償すること
ができる。また、同様にして、本発明の光増幅器を用い
る光サーキュレータの第3のポートから下り信号光を入
射させて第4のポートから出射させ、第2の光増幅用フ
ァイバと第2の分散補償光ファイバとを往復伝搬させる
ことにより、上り信号光と同様に、波長分散および伝搬
損失を効率良く補償することができる。
【0068】そして、1つの伝送路を用いて上りと下り
の両信号光による光通信を共に行う光通信システムに本
発明の光増幅器を介設することにより、上り信号光と下
り信号光とを個別に、しかも、同様に効率的に波長分散
補償し、伝搬損失補償することが可能となり、この光増
幅器を用いて、上り信号と下り信号の両方の通信を行な
える高速、大容量の光通信システムの構築を図ることが
できる。
【0069】特に、本発明の光増幅器において、少なく
とも光増幅用ファイバから放出される自然放出光を遮断
し、信号光を透過するフィルタを、分散補償光ファイバ
と光反射手段との間に設けたり、光増幅用ファイバと分
散補償光ファイバとの間に設けたりすることにより、自
然放出光が光増幅用ファイバを往復して増幅することを
抑制できるために、光サーキュレータ側に戻る自然放出
光を小さくすることが可能となり、信号光の利得を向上
させることができる。
【0070】さらに、光増幅用ファイバの入射端側には
光分岐手段を介して励起用光源からの励起光を光増幅用
ファイバに導く励起光導入手段が設けられており、光増
幅用ファイバと分散補償光ファイバとの間には光増幅用
ファイバを通って出射される励起光のみを該光増幅用フ
ァイバ側に反射する励起光反射体が介設されている本発
明によれば、光増幅用ファイバを通って出射される励起
光を励起光反射体によって光増幅用ファイバ側に反射す
ることにより、光増幅用ファイバの長手方向の励起光強
度分布を均一に近づけることができるために、励起効率
を向上させることが可能となり、光増幅用ファイバによ
る光増幅効率を向上させることができる。
【0071】さらに、前記光反射手段は光増幅用ファイ
バを通って分散補償光ファイバの出射端側から出射され
る光のうち少なくとも光増幅用ファイバから放出される
自然放出光を遮断し、信号光を透過する濾波部品を有す
る信号光反射モジュールとした本発明によれば、前記光
フィルタを設けた本発明と同様に、濾波部品によって自
然放出光を遮断して信号光の利得を向上させることが可
能となる。また、この構成の本発明によれば、濾波部品
を光反射手段に設けて信号光反射モジュールとすること
により、光増幅器を構成する光部品の部品点数を少なく
することができるために、光増幅器の組み立てを容易と
することができるし、接続に伴う光損失を抑制すること
が可能となり、光損失の小さいより優れた光増幅器とす
ることができる。
【0072】さらに前記光反射手段は光増幅用ファイバ
を通って分散補償光ファイバの出射端側から出射される
光のうち光増幅用ファイバから放出される自然放出光を
前記分散補償光ファイバから外れる方向に反射し、信号
光を透過する自然光反射部品を有しており、該自然光反
射部品で反射した自然放出光を取り出す自然放出光取り
出し手段が設けられている本発明によれば、自然放出光
を分散補償光ファイバから外れる方向に反射して取り出
すことにより、前記光フィルタ等を設けた構成した光増
幅器と同様に、信号光の利得を向上させることが可能と
なり、さらに、取り出した自然放出光を光監視手段等に
よって監視することにより、少ない部品点数で効率的に
自然放出光の監視を行える光通信システムを構築するこ
とができる。
【0073】さらに、自然光反射部品を透過した信号光
の一部を分岐して取り出す信号光取り出し手段が設けら
れている本発明によれば、信号光取り出し手段によって
取り出した信号光を信号光受信手段等に接続すれば、信
号光の監視も行うことが可能となり、信号光と自然放出
光の両方を監視できる光通信システムの構築を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光増幅器の第1実施形態例を示す
要部構成図である。
【図2】上記実施形態例の光反射手段を示す構成図であ
る。
【図3】本発明に係る光増幅器に用いられる光反射手段
を示す構成図である。
【図4】本発明に係る光増幅器の第3実施形態例を示す
要部構成図である。
【図5】本発明の光増幅器の他の実施形態例に用いられ
る光反射手段を示す説明図である。
【図6】従来の光通信システムの一例を示す説明図であ
る。
【図7】従来の光通信システムに用いられる光増幅器の
一例を示す説明図である。
【符号の説明】
3 光サーキュレータ 4,4a,4b エルビウムドープファイバ 5,5a,5b 分散補償光ファイバ 6a,6b 励起光反射体 8a,8b 光反射手段 12 励起光反射膜 13 光狭帯域フィルタ 18 信号光一部透過膜 20 光帯域通過フィルタ 30a, 30b 励起光導入手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1、第2、第3、第4のポートを備え
    て第1のポートに入射する光が第2のポートから、第2
    のポートに入射する光が第3のポートから、第3のポー
    トに入射する光が第4のポートから、第4のポートから
    入射する光が第1のポートからそれぞれ出射される光サ
    ーキュレータを有し、前記光サーキュレータの第2のポ
    ートには第1のポートから入射して第2のポートから出
    射する信号光を増幅するための第1の光増幅用ファイバ
    の入射端側が接続され、該光増幅用ファイバの出射端側
    には負の分散特性を有する第1の分散補償光ファイバの
    入射端側が接続され、該分散補償光ファイバの出射端側
    には該分散補償光ファイバからの出射光を反射して該分
    散補償光ファイバに戻す第1の光反射手段が設けられて
    おり、一方、前記光サーキュレータの第4のポートには
    前記第3のポートから入射して第4のポートから出射す
    る信号光を増幅するための第2の光増幅用ファイバの入
    射端側が接続され、該光増幅用ファイバの出射端側には
    負の分散特性を有する第2の分散補償光ファイバの入射
    端側が接続され、該分散補償光ファイバの出射端側には
    該分散補償光ファイバからの出射光を反射して該分散補
    償光ファイバに戻す第2の光反射手段が設けられている
    ことを特徴とする光増幅器。
  2. 【請求項2】 分散補償光ファイバと光反射手段との間
    には少なくとも光増幅用ファイバから放出される自然放
    出光を遮断して信号光を透過する光フィルタが介設され
    ていることを特徴とする請求項1記載の光増幅器。
  3. 【請求項3】 光増幅用ファイバと分散補償光ファイバ
    との間には少なくとも光増幅用ファイバから放出される
    自然放出光を遮断して信号光を透過する光フィルタが介
    設されていることを特徴とする請求項1記載の光増幅
    器。
  4. 【請求項4】 光増幅用ファイバの入射端側には光分岐
    手段を介して励起用光源からの励起光を光増幅用ファイ
    バに導く励起光導入手段が設けられており、光増幅用フ
    ァイバと分散補償光ファイバとの間には光増幅用ファイ
    バを通って出射される励起光のみを該光増幅用ファイバ
    側に反射する励起光反射体が介設されていることを特徴
    とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載の光増幅
    器。
  5. 【請求項5】 光反射手段は、光増幅用ファイバを通っ
    て分散補償光ファイバの出射端側から出射される光のう
    ち少なくとも光増幅用ファイバから放出される自然放出
    光を遮断して信号光を透過する濾波部品を有する信号光
    反射モジュールとしたことを特徴とする請求項1又は請
    求項4記載の光増幅器。
  6. 【請求項6】 光反射手段は、光増幅用ファイバを通っ
    て分散補償光ファイバの出射端側から出射される光のう
    ち光増幅用ファイバから放出される自然放出光を前記分
    散補償光ファイバから外れる方向に反射して信号光を透
    過する自然光反射部品を有しており、該自然光反射部品
    で反射した自然放出光を取り出す自然放出光取り出し手
    段が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求
    項4記載の光増幅器。
  7. 【請求項7】 自然光反射部品を透過した信号光の一部
    を分岐して取り出す信号光取り出し手段が設けられてい
    ることを特徴とする請求項6記載の光増幅器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999042874A1 (de) * 1998-02-17 1999-08-26 Siemens Aktiengesellschaft Bidirektionaler dispersionskompensator
EP1063545A1 (en) * 1999-06-23 2000-12-27 Nortel Networks Limited Dispersion compensation

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