JPH093766A - 繊維製品の形態安定化処理方法およびそれに用いる装置 - Google Patents

繊維製品の形態安定化処理方法およびそれに用いる装置

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JPH093766A
JPH093766A JP15197795A JP15197795A JPH093766A JP H093766 A JPH093766 A JP H093766A JP 15197795 A JP15197795 A JP 15197795A JP 15197795 A JP15197795 A JP 15197795A JP H093766 A JPH093766 A JP H093766A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】薬品を用いず、蒸気を一定の条件下で供給する
だけで優れた形態安定性を繊維製品に付与することので
きる形態安定化処理方法およびそれに用いる装置を提供
する。 【構成】密閉容器1内で繊維製品2を処理するに際し、
まず密閉容器1内を10Torr以下の真空度に減圧
し、つぎに予備乾燥を行ったのち所定の乾き度に調整さ
れた高圧飽和蒸気を供給して、所定温度,所定時間だけ
熱セットし、引き続き乾燥および冷却を行うようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維製品の形態安定化
処理方法およびそれに用いる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、繊維製品の寸法安定性を向上
させるために、その仕上工程において蒸気による熱セッ
ト処理が行われているが、最近、綿製品や羊毛製品等、
しわが付いたり形崩れしやすい繊維製品に対し、単に寸
法安定性を向上させるだけでなく、着用・洗濯によって
シワが付きにくく形崩れしないように、積極的に特殊な
形態安定化処理を施して、繊維の形状を予め固定(記
憶)させることが行われている。
【0003】上記形態安定化処理としては、ホルマリン
系樹脂やアンモニア等の薬品を繊維に付与し、繊維の分
子配列に架橋を形成して繊維の形状を保持する方法がよ
く知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように薬品を用いた処理では、最終製品に薬品が残留し
やすいため、残留薬品濃度をできるだけ低減して安全基
準をクリアすることが要求され、その管理に多大な労力
を要する。また、薬品使用時の作業環境の安全性や余剰
薬品の回収・処理等についても問題となる。このため、
薬品を使用することなく、水分と熱,圧力といった物理
的,機械的な手段のみで形態安定化処理を行う技術の確
立が強く望まれているが、これに応えうる技術は未だ提
案されていないのが実情である。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、形態安定化処理が要求されるセルローズ系繊維
等の繊維製品に対し、薬品を用いず、蒸気を一定の条件
下で供給するだけで優れた形態安定性を付与することの
できる形態安定化処理方法およびそれに用いる装置の提
供をその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、密閉容器内にセルローズ系繊維および動
物系繊維の少なくとも一方を主体とする繊維製品を装填
し形態安定化処理を行う方法であって、上記繊維製品が
装填された密閉容器内を10Torr以下の真空度に減
圧する空気排出工程と、上記密閉容器内に、過熱蒸気ま
たは熱風を供給して繊維製品の予備加熱を行う工程と、
上記密閉容器内に、温度120〜200℃、圧力2.0
〜16.0kg/cm2 の高圧飽和蒸気を、乾き度95
%以上に調整した状態で供給する工程と、上記密閉容器
内に供給された高圧飽和蒸気により、繊維製品を所定温
度で所定時間、熱セットする工程と、密閉容器内に過熱
蒸気または熱風を供給して繊維製品の乾燥を行う工程
と、密閉容器内を大気圧以下に減圧して繊維製品の冷却
を行う工程からなる繊維製品の形態安定化処理方法を第
1の要旨とし、セルローズ系繊維および動物系繊維の少
なくとも一方を主体とする繊維製品に対し形態安定化処
理を行う際に用いる装置であって、上記繊維製品が装填
される密閉容器と、上記密閉容器内を所定の真空度に減
圧する減圧手段と、上記密閉容器内に高圧飽和蒸気を供
給する蒸気供給手段と、上記密閉容器内に供給される高
圧飽和蒸気からミストを除去するミスト除去手段と、上
記密閉容器内に過熱蒸気または熱風を供給する予備加熱
・乾燥手段と、上記密閉容器内を所定圧力に制御する圧
力制御手段と、上記高圧飽和蒸気が、所定温度で所定時
間維持されるよう制御する処理制御手段とを備えた繊維
製品の形態安定化処理装置を第2の要旨とする。
【0007】
【作用】すなわち、本発明は、密閉容器内で繊維製品を
処理するに際し、まず密閉容器内を減圧し繊維製品内の
空気を排除し、つぎに繊維製品および密閉容器の予備加
熱を行ったのち、所定の乾き度に調整された高圧飽和蒸
気を供給して、所定温度,所定時間だけ熱セットして繊
維製品に形態安定性を付与し、引き続き繊維製品の乾燥
を行い、ついで密閉容器内を減圧して繊維製品の冷却を
行うようにしたものである。この方法によれば、厳密に
条件設定された高圧飽和蒸気の作用により、優れた形態
安定化を実現することができるため、従来のように薬品
を用いる必要がなく、最終製品への薬品残留等の問題を
回避することができる。しかも、熱セット工程に先立っ
て密閉容器内を減圧して空気を排除するため、熱セット
時に蒸気が繊維製品内部まで浸透しやすくなるとともに
空気酸化による繊維製品の変色や脆化を防止することが
できる。また、繊維製品を予備加熱して繊維製品の水分
を低減させるため、熱セット時に過剰な水分が繊維製品
に付与されることを防止できる。さらに、熱セット工程
後に、引き続き繊維製品の乾燥と減圧冷却を行うため、
繊維に余分な負担をかけることなく繊維製品を常温・乾
燥状態に戻すことができるため、熱セットによって付与
された形態安定性が効果的に維持される。
【0008】つぎに、本発明を詳細に説明する。
【0009】まず、本発明が対象とする繊維は、従来か
ら、形態安定化が要求されている繊維であり、具体的に
は、綿,レーヨン,麻等のセルローズ系繊維および羊
毛,絹等の動物性繊維である。そして、これらの繊維の
みからなる繊維製品だけでなく、これらの繊維と他の繊
維とを併用した合繊混紡繊維製品も含む。
【0010】また、本発明が対象とする繊維製品の形態
は、どのようなものであっても差し支えはなく、例えば
糸,織編物,不織布等のいずれであってもよい。あるい
は、ワイシャツ等、最終製品の形状に仕立てられたもの
であってもよい。
【0011】そして、本発明における処理時の態様は、
上記繊維製品の形態に応じて適宜設定される。例えば繊
維製品が糸である場合には、糸をかせ状,チーズ状,コ
ーン状等にまとめパッケージ化して処理することができ
る。また、織編物,不織布等もビーム等に巻回しパッケ
ージ化して処理することができる。なお、糸について
は、ニットデニットの態様で処理することもできる。さ
らに、ワイシャツ等の製品は、ハンギング状態あるいは
平たく伸ばして積層した状態で処理することができる。
そして、繊維製品は、フリーの状態だけでなく、プレス
した状態またはテンションセットした状態で処理するこ
とができる。
【0012】つぎに、実施例について説明する。
【実施例】図1は本発明の形態安定化処理装置の一実施
例を示している。図において、1は横型の密閉容器で、
内側に、パッケージ化された繊維製品2(図ではビーム
芯30に巻回された布帛)が装填されるようになってい
る。3は真空ポンプで、真空配管4および連通配管5を
介して密閉容器1内に連通している。6は蒸気供給配管
で、減圧弁7,流量計8,圧力計9,温度計10,熱交
換器50を備え、上記連通配管5を介して密閉容器1内
に連通している。上記熱交換器50には、熱媒体供給配
管51から高圧蒸気等の熱媒体が導入されるようになっ
ている。
【0013】なお、上記連通配管5には、密閉容器1内
に供給される高圧飽和蒸気からミストを除去するための
ミストセパレータ11が設けれており、その下流側に
は、密閉容器1内のビーム芯30に連結された配管20
から分岐する分岐配管21が接続されている。
【0014】また、上記密閉容器1には、圧力計12,
安全弁13,攪拌装置14が設けられているとともに、
底部側に、所定間隔で3個の温度計15が設けられてい
る。なお、31は、密閉容器1の天井部に結露した水滴
が落下して繊維製品2に過剰な水分が供給されるのを防
止するための水滴落下防止板で、熱容量の小さい金属
(例えばアルミニウム等)で形成されている。
【0015】さらに、上記密閉容器1の底部中央には、
密閉容器1内を大気開放するための開放配管22が連通
されている。
【0016】上記装置を用い、例えばつぎのようにし
て、繊維製品2の形態安定化処理を行うことができる。
すなわち、まず、密閉容器1内に繊維製品2を装填し、
真空ポンプ3を作動させるとともに真空配管4の開閉弁
23を開けて密閉容器1内を10Torr以下、好まし
くは5Torr以下に減圧して密閉容器1内の空気を排
出する。このように密閉容器1内の空気を排出するの
は、次工程において蒸気が繊維製品2の内部まで浸透し
やすくするとともに空気酸化による繊維製品の変色およ
び強伸度の低下を防止するためである。
【0017】つぎに、上記真空配管4を閉じ、蒸気供給
配管6の開閉弁24および連通配管5の開閉弁25を開
くとともに、熱交換器50による加熱を行い、密閉容器
1内に過熱蒸気を供給して繊維製品2の予備加熱を行
う。このとき、上記過熱蒸気は、通常、処理温度と同一
またはそれ以上の温度に設定され、その処理時間は、容
器および繊維製品に含まれている水分量に応じて適宜設
定される。上記予備加熱により、繊維製品が含む水分を
低減することができ、次工程での熱セットにおいて過剰
な水分が繊維製品に付与されるのを防止することができ
る。なお、上記予備加熱の際、過熱蒸気の温度を所定範
囲内に制御するために、熱交換器50の出口側で温度を
計測して温度制御手段53に伝送し、そのデータに基づ
いて、熱媒体供給配管51に設けられた開閉弁52の開
度を制御するようにしている。
【0018】つぎに、上記熱交換器50による供給蒸気
の加熱を停止し、密閉容器1内に高圧飽和蒸気を供給す
る。このとき、高圧飽和蒸気は、温度120〜200
℃、圧力2.0〜16.0kg/cm2 に設定し、かつ
その乾き度を95%以上に調整して供給する必要があ
る。すなわち、上記温度が120℃よりも低いと、繊維
製品2に対する形態安定化効果が不充分になるのであ
り、200℃を超えると、繊維製品2が熱による損傷を
受けて繊維の強伸度が損なわれるからである。なお、上
記圧力は、高圧飽和蒸気の温度により必然的に決まるも
のである。
【0019】また、高圧飽和蒸気の乾き度を上記のよう
に設定するのは、繊維製品2に対する形態安定化効果
が、理論的には乾き度100%において最も有効に作用
すると考えられるからである。すなわち、乾き度が95
%未満では、繊維製品2に水分が多量に付着し、形態安
定化を不充分なものにする上、処理後の工程において、
脱液,乾燥工程が必要となる。したがって、高圧飽和蒸
気の乾き度は、上記範囲のなかでも98%以上に設定す
ることが、特に好適である。
【0020】なお、上記高圧飽和蒸気を密閉容器1内に
おいて一定圧力,一定温度に保つために、密閉容器1内
の圧力は常時計測され、その値に基づいて、圧力制御手
段40によって開閉弁24の開度を制御するようにして
いる。また、高圧飽和蒸気の乾き度を100%に近づけ
るために、高圧飽和蒸気が密閉容器1に導入される手前
側で、ミストセパレータ11によって、高圧飽和蒸気か
ら水分(ミスト)を除去するようにしている。
【0021】また、密閉容器1内で高圧飽和蒸気を繊維
製品2と均一に接触させるために、密閉容器1内の3個
所において、温度計15により経時的に温度を計測し、
必要に応じて攪拌装置14による蒸気攪拌動作を与える
ようにしている。
【0022】なお、密閉容器1内の空気を極力排除する
ために、この装置では、高圧飽和蒸気の供給しながら前
記開放配管22の開閉弁26を開放することにより、密
閉容器1内を適正な処理温度および処理圧力に制御しな
がら処理できるようになっている。
【0023】このようにして、繊維製品2に対し、高圧
飽和蒸気による熱処理を所定時間行うことにより、優れ
た形態安定性を付与することができる。なお、上記処理
時間は、繊維製品2の種類,形態,ボリューム等にもよ
るが、通常2〜20分に設定される。
【0024】つぎに、密閉容器1内の蒸気を開放し、大
気圧近くまで減圧したのち、過熱蒸気を供給し、繊維製
品2から水分を蒸発させて乾燥させる。このとき、上記
過熱蒸気の温度は、形態安定化の工程で用いた飽和蒸気
温度以下であることが望ましい。
【0025】最後に、蒸気供給配管6の開閉弁24を閉
じ、真空ポンプ3を作動させて密閉容器1内を減圧す
る。これによって繊維内に残留する水分をさらに蒸発さ
せるとともに、蒸発に伴う吸熱効果により、繊維製品2
の冷却を行う。これにより、繊維に物理的な負担をかけ
ることなく、繊維製品2を低温・乾燥状態に戻すことが
できるため、熱セットによって付与された形態安定性が
効果的に維持される。しかも、繊維製品2が充分に乾燥
して軽量になるため、密閉容器1からの取り出し等の作
業が容易となる。
【0026】このようにして繊維製品2に対する処理が
完了し、繊維製品2は密閉容器1から取り出される。
【0027】ちなみに、上記装置を用い、コーンチーズ
状に巻回した綿糸(30/2番手)を下記の条件で処理
したのち丸編みし、リラックス処理を施すことにより、
形態安定化処理されたニット生地を得た。このものは、
糸の直線性が形状記憶されており、未処理のものに比べ
て、ニットの度目を増やしていないにもかかわらずボリ
ューム感が増し、腰の強いものとなった。また、熱処理
後の糸は、熱による変色がなく、強伸度の低下もみられ
なかった。
【0028】なお、上記装置では、高圧飽和蒸気の乾き
度を100%に近づけるためにミストセパレータ11を
設けているが、これに代えてヒータを用い、ヒータ加熱
によってミストを蒸発させるようにしてもよい。
【0029】また、上記装置では、連通配管5を介して
密閉容器1の天井部に高圧飽和蒸気を導入するようにし
ているが、開閉弁25,27を切り換えることにより、
分岐配管21を介してビーム芯30内に高圧飽和蒸気を
導入し、ビーム芯30の多孔から蒸気を噴出させて繊維
製品2の内側に高圧飽和蒸気を供給するようにしてもよ
い。
【0030】さらに、上記装置では、高圧飽和蒸気を密
閉容器1内に導入して単に繊維製品2と接触させるよう
にしているが、図2に示すように、前記開放配管22と
配管20とを、ブロア32を備えた配管33で接続し、
ブロア32を作動させることにより、密閉容器1内に導
入された高圧飽和蒸気を、密閉容器1の底部側から開放
配管22を介して取り出してビーム芯30内に送入する
ことを繰り返し、繊維製品2の内外に高圧飽和蒸気を強
制貫流させるようにしてもよい。なお、この装置の他の
部分は、図1の装置と同じであり、同一部分に同一番号
を付してその説明を省略する。
【0031】また、上記装置では、蒸気供給配管6に熱
交換器50を設け、予備加熱工程および熱セット後の乾
燥工程において、上記熱交換器50によって蒸気を加熱
し、過熱蒸気を密閉容器1内に供給して繊維製品2の加
熱乾燥を行っているが、密閉容器1内に過熱蒸気を供給
するのではなく、単に熱風を供給するようにしてもよ
い。この場合、例えば図3に示すように、図2に示す蒸
気強制循環のための配管33を利用し、この配管33に
設けられたブロア32の気体吸入側に、配管56を介し
て空気を供給し、この空気を、ブロア32の気体送出側
に設けた熱交換器55によって加熱することにより、熱
風供給を行うことができる。なお、予備加熱工程および
乾燥工程のいずれか一方を過熱蒸気供給によって行い、
他方を蒸気熱風供給によって行うようにしても差し支え
はない。
【0032】なお、上記密閉容器1の内壁には結露が生
じやすく、水滴が落下して繊維製品2に過剰な水分が供
給されるおそれがあり、これを防止するために、図1〜
図3の装置には水滴落下防止板31を設けたが、これに
代えて、密閉容器1の上面部に熱媒体加熱装置を設け、
密閉容器1の天井部を高温に保って結露が生じないよう
にしてもよい。
【0033】また、図1〜図3の装置では、密閉容器1
を横型にしているが、密閉容器1は竪型であっても差し
支えはない。そして、密閉容器1への繊維製品2の装填
方法や装填態様も、上記に限らず適宜設定することがで
きる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明は、密閉容器内で
繊維製品を処理するに際し、まず密閉容器内を減圧し繊
維製品内の空気を排除し、つぎに繊維製品の予備加熱を
行ったのち、所定の乾き度に調整された高圧飽和蒸気を
供給して、所定温度,所定時間だけ熱セットして繊維製
品に形態安定性を付与し、引き続き繊維製品の乾燥を行
い、ついで密閉容器内を減圧して繊維製品の冷却を行う
ようにしたものである。この方法によれば、厳密に条件
設定された高圧飽和蒸気の作用により、優れた形態安定
化を実現することができるため、従来のように薬品を用
いる必要がなく、最終製品への薬品残留等の問題を回避
することができる。しかも、熱セット工程に先立って密
閉容器内を減圧して空気を排除するため、熱セット時に
蒸気が繊維製品内部まで浸透しやすくなるとともに空気
酸化による繊維製品の変色や脆化を防止することができ
る。また、繊維製品を予備加熱して繊維製品の水分を低
減させるため、熱セット時に過剰な水分が繊維製品に付
与されることを防止できる。さらに、熱セット工程後
に、引き続き繊維製品の乾燥と減圧冷却を行うため、繊
維に余分な負担をかけることなく繊維製品を低温・乾燥
状態に戻すことができるため、熱セットによって付与さ
れた形態安定性が効果的に維持される。そして、本発明
の装置によれば、上記方法を簡単かつ効率よく実施する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の一実施例の構成図である。
【図2】本発明の装置の他の実施例の構成図である。
【図3】本発明の装置のさらに他の実施例の部分的な構
成図である。
【符号の説明】
1 密閉容器 2 繊維製品 3 真空ポンプ 4 真空配管 6 蒸気供給配管 11 ミストセパレータ 14 攪拌装置 22 開放配管 40 圧力制御手段 50 熱交換器 51 熱媒体供給配管

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内にセルローズ系繊維および動
    物系繊維の少なくとも一方を主体とする繊維製品を装填
    し形態安定化処理を行う方法であって、上記繊維製品が
    装填された密閉容器内を10Torr以下の真空度に減
    圧する空気排出工程と、上記密閉容器内に、過熱蒸気ま
    たは熱風を供給して繊維製品の予備加熱を行う工程と、
    上記密閉容器内に、温度120〜200℃、圧力2.0
    〜16.0kg/cm2 の高圧飽和蒸気を、乾き度95
    %以上に調整した状態で供給する工程と、上記密閉容器
    内に供給された高圧飽和蒸気により、繊維製品を所定温
    度で所定時間、熱セットする工程と、密閉容器内に過熱
    蒸気または熱風を供給して繊維製品の乾燥を行う工程
    と、密閉容器内を大気圧以下に減圧して繊維製品の冷却
    を行う工程からなることを特徴とする繊維製品の形態安
    定化処理方法。
  2. 【請求項2】 上記高圧飽和蒸気を、繊維製品に対して
    強制貫流させながら循環させるようにした請求項1記載
    の繊維製品の形態安定化処理方法。
  3. 【請求項3】 上記密閉容器の一部を大気開放した状態
    で上記高圧飽和蒸気を供給し、上記密閉容器内を所定温
    度,所定圧力に制御しながら熱セットするようにした請
    求項1記載の繊維製品の形態安定化処理方法。
  4. 【請求項4】 セルローズ系繊維および動物系繊維の少
    なくとも一方を主体とする繊維製品に対し形態安定化処
    理を行う際に用いる装置であって、上記繊維製品が装填
    される密閉容器と、上記密閉容器内を所定の真空度に減
    圧する減圧手段と、上記密閉容器内に高圧飽和蒸気を供
    給する蒸気供給手段と、上記密閉容器内に供給される高
    圧飽和蒸気からミストを除去するミスト除去手段と、上
    記密閉容器内に過熱蒸気または熱風を供給する予備加熱
    ・乾燥手段と、上記密閉容器内を所定圧力に制御する圧
    力制御手段と、上記高圧飽和蒸気が、所定温度で所定時
    間維持されるよう制御する処理制御手段とを備えたこと
    を特徴とする繊維製品の形態安定化処理装置。
  5. 【請求項5】 上記ミスト除去手段がミストセパレータ
    もしくはヒータである請求項4記載の繊維製品の形態安
    定化処理装置。
  6. 【請求項6】 上記密閉容器内に、蒸気攪拌用のファン
    が設けられている請求項4または5記載の繊維製品の形
    態安定化処理装置。
  7. 【請求項7】 上記密閉容器外に、蒸気を強制循環させ
    るブロアが設けられている請求項4または5記載の繊維
    製品の形態安定化処理装置。
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