JPH0938518A - 整粒プラントの整粒粉砕制御装置 - Google Patents

整粒プラントの整粒粉砕制御装置

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JPH0938518A
JPH0938518A JP19544095A JP19544095A JPH0938518A JP H0938518 A JPH0938518 A JP H0938518A JP 19544095 A JP19544095 A JP 19544095A JP 19544095 A JP19544095 A JP 19544095A JP H0938518 A JPH0938518 A JP H0938518A
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JP
Japan
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module
value
crusher
amount
control
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Application number
JP19544095A
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English (en)
Inventor
Shuichi Taniyoshi
修一 谷吉
Daisuke Onoda
大介 斧田
Tsunehiro Kaneda
経博 兼田
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】規定粒度の塊状整粒産物を効率良く生産可能な
整粒プラントの整粒粉砕制御装置を提供する。 【解決手段】マスターコントローラMCが演算した各粉
砕機の電流値や篩分機の電流値等は各制御モジュール1
〜6に出力され、各制御モジュール1〜6を順に経るこ
とによりエプロンフィーダAFの切り出し量設定値AF
W等となってデータ出力モジュールOUTから出力され
る。ダイレクトデジタルコントローラ8はこの出力値に
応じてマントル31の移動位置等を演算し、それに合致
するように操作信号を出力する。そして、アクチュエー
タはこれら設定値から定まる操作信号に基づいて、エプ
ロンフィーダAFの回転数及び粉砕機のマントルの移動
量を制御する。制御モジュールは、指数平均化モジュー
ル1,グレード計算モジュール2,ファジイ推論モジュ
ール3,ORモジュール4,重みつき平均化モジュール
5,一次遅れモジュール6から構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原料塊状物を粉砕
して整粒する整粒プラントの整粒粉砕制御装置に係り、
特に、複数の粉砕機と篩分機との組み合わせから構成さ
れる、鉄鉱石を整粒する整粒プラントの制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、鉄鋼業の原料ヤード工場内に
は、原料鉱石の整粒を目的とした、整粒プロセスが数基
設置されている。鉱石の整粒を行う目的は、高炉挿入物
となる鉱石を適当な寸法(+10〜+25mm)の粒子
群に揃えることにより、高炉内の装入物の空隙率を大き
くして送風量を増大させるとともに、また、還元ガスと
鉱石の接触面積を大きくすることによって、装入原料の
降下速度を増加し、出銑量を増加して、コークス消費率
を低下することにある。
【0003】鉄鋼石は粒度が小さい程表面積が大きく、
還元性ガスによる被還元性は良好であるが、高炉挿入物
として見た場合、粉鋼が多いと通気性を阻害し、また、
ガス分布も不均一となって、棚、スリップを生じ、出銑
量が低下する。そのため、原料装入物は被還元性、通気
性の両面から整粒し、鉱石の粒度を最適範囲に揃えると
共に、粉鋼を取り除く必要がある。
【0004】最近では、装入鉱石の粒度の下限は8〜1
0mm,上限は25〜30mmとなっている。鉱石の整
粒強化と粉鋼の除去は極めて重要であり、これにより、
高炉におけるガス分布が均一となり、装入物とガスとの
接触が良好となる。この結果、鉱石の整粒を行うことに
より、熱交換が良く行われてコークス比が低下するとと
もに、大きい粒度の鉱石が少なくなって、鉄鋼粒子の還
元に要する時間を低減できる。
【0005】従来、鉱山で採掘された鉱石は、通常、輸
送に不便のない程度に、山元で粗粉されているにすぎな
い為、複数の粉砕機及び篩分機を有する整粒プロセスに
おいて、粉砕及び篩分が行われている。 従来の整粒プ
ロセスにおいて、粉砕機は整粒工程により粗粉用、中間
粉砕用、細粉砕用、の各種のものに使い分けられてい
た。なお、一般に、粗粉を一次粉砕、中間粉砕を二次粉
砕、細粉砕を三次及び四次粉砕というように呼ばれてい
る。
【0006】一方、篩分機は、粉砕された鉱石を網目以
上と未満のサイズに篩分けるものであり、整粒プロセス
の篩分機は、粉砕機供給と製品用篩分機への供給とに分
離する目的の中間篩分機と、最終製品である塊精鋼と粉
鋼に分離する目的の最終篩分機とがある。図3に粉砕機
の構成断面図を示して、鉄鋼石粉砕における動作につい
て説明する。
【0007】粉砕機は、回転軸30に固定された、円盤
状のマントル31と、このマントル31回りに配設され
たコーンケーブ32とにより構成されている。原料鉱石
33の粉砕は粉砕機室内におけるマントル31の偏心運
動及びコーンケーブ32の圧搾作用により行われる。原
料鉱石33が粉砕機入口から出口に進むにつれて、原料
鉱石の粉砕が進行する。
【0008】一方、粉砕機の出口側における、マントル
31とコーンケーブ32との間隔L(クリアランス)を
如何なる値に設定するかによって、整粒産物の粒度およ
び粉砕機の粉砕能力が変化する。このクリアランス値の
調整はマントル31の油圧運動による上下運動の位置制
御によって決定される。そこで、各々の粉砕機につい
て、上記クリアランス値を最適な値に操作することが、
整粒プロセスにおいて重要となってくる。
【0009】整粒プロセスにおける、その他の重要な制
御対称として、整粒プロセスにおける処理量を決定す
る、フィーダの回転数制御に基づく給鋼量、即ち切出量
の制御がある。上記クリアランス値の制御と切出量の制
御を実行する上で、配慮しなければならないのは、粉砕
用鉱石の粒度と、その銘柄である。このうち、銘柄はと
もかく、粒度については、整粒プロセスの前工程である
積山及びホッパーでの偏析により、粒度が常時変化して
いると云わなければならない。原料鉱石の粒度が変化す
ると、整粒産物の粒度を規定値範囲にするためには、そ
れに応じて上記クリアランス値及び切出量も変化させて
やる必要があった。
【0010】そこで、従来、現場のオペレータは、上記
原料鉱石の粒度の変化を配慮し、粉砕機の粉砕音のサン
プリング結果等を判断要素として、整粒プロセス全体の
バランスを採りながら、粉砕機の上記クリアランス値及
び上記切出量を自己の経験と勘により微妙に制御してい
た。その他、従来から、現代制御理論あるいは最適制御
理論により、原理的には数学モデルを用いて上記整粒プ
ロセスをフィードホワード制御する従来例が存在する
(例えば、特公昭62ー55899号、特開昭57ー1
0347号)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、整粒プ
ラントにおいては、カスケード状に重なりあった複数の
粉砕機、フィーダ、篩分機等の運転状態が刻々と変化
し、また、原料鉱石の粒度や銘柄の変化の外乱もあり、
プロセスの動作を数学モデルによって表現しようとする
と、数学モデルが複雑すぎて、実際には、整粒プロセス
を完全に自動化することが困難となっていた。従って、
このような原料塊状物の分野においては、整粒プロセス
を完全に自動化することが出来ず、実際上は、熟練オペ
レータの経験と勘にもとづいて、整粒プロセスを運転し
なければならない状態となっていた。
【0012】従って、整粒プロセスの運転は不制御状態
と言っても過言ではなく、規定粒度の塊鋼石と粉鋼石と
の比率や各々の生産量についても操業結果次第となって
いた。一方、近年の傾向として、山元での鉱石の粉砕が
進み、粉鉱石の輸入割合が高くなってきている。これ
は、整粒プロセスにとってみれば、粉鉱石を不必要に作
らなくてよいが、一方、塊鋼石の必要分は従来通り、整
粒プロセスにおいて製造しなければならないことにな
る。従って、規定粒度の塊鋼石の製造を完全自動化する
ためには、操業中の各設備状況を正確に検出しておくこ
と、及び、現状況下、における整粒産物情報を迅速に取
り込んで制御する必要があることから、一段と高い制御
法が要求されていた。
【0013】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、規定粒度の塊状整粒産物を効率良
く生産可能な、整粒プラントの整粒粉砕制御装置を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、整粒プラ
ントにおける整粒粉砕制御方法について種々の検討を行
った所、整粒プラントにおいては、多入力、多出力の
制御系であり、制御内容も多目的である、熟練オペレ
ータの経験と勘に基づいて整粒プランドが.運転されて
おり、この経験と勘を取り入れてプラントを運転するこ
とが必要である、前述の如く、制御対象の精密なモデ
ルを作成することが困難である、等を勘案し、ファジイ
推論に基づくファジイ制御的手法を整粒プラントに応用
して、上記目的を達成すれば良いという知見を得た。
【0015】ファジイ推論とは、熟練オペレータの勘や
経験による曖昧な判断手法を制御規則と言う形で記述
し、且つ普通の計測が難しい状況判断(大きい、小さい
等)を制御演算に容易に取り込むことができ、多くの情
報に基づく制御動作を実行するものである。即ち上記目
的を達成するために、本発明は、複数の粉砕機と篩分機
とが組み合わせて構成される、整粒プラントの整粒粉砕
制御装置において、整粒プロセスへ供給される原料塊状
物量を測定する原料塊状物量測定手段と、整粒後塊状物
量を測定する整粒後塊状物量測定手段と、整粒後粉体物
を測定する整粒後粉体物量測定手段と、前記粉砕機の電
流値,電力値,振動値,クリアランス値等の当該粉砕機
の作動状態を検出する粉砕機作動状態検出手段と、前記
篩分機の電流値,電力値等の当該篩分機の作動状態を検
出する篩分機作動状態検出手段と、操業パターン,原料
銘柄情報を入力する入力手段と、前記各測定,検出手段
において測定,検出された測定値,検出値と前記入力手
段の操業パターン,原料銘柄入力情報とを取り込んで、
整粒プラントに供給される原料塊状物の必要量と前記粉
砕機のクリアランスの必要値とをファジイ推論するファ
ジイ推論手段と、該ファジイ推論手段における推論結果
に基づいて、整粒プラントに供給される原料塊状物供給
量及び前記粉砕機のクリアランス値を制御する制御手段
と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0016】そして、本発明によれば、原料塊状物量測
定手段の測定値,整粒後塊状物量測定手段の測定値,整
粒後粉体物量測定手段の測定値,粉砕機作動状態検出手
段の検出値,篩分機作動状態検出手段の検出値,及び入
力手段の操業パターン,原料銘柄入力情報は、ファジイ
推論手段に供給され、この供給されたデータに基づいて
ファジイ推論が行われる。
【0017】このファジイ推論手段では、塊状整粒産物
量を増大させ、且つ原料塊状物の粉砕効率を大きくする
為に、整粒プラントに供給される原料塊状物の必要量と
粉砕機のクリアランスの必要量とをファジイ推論する。
そして、制御手段において、上記推論結果に基づいて整
粒プラントに供給される原料塊状物供給量及び粉砕機の
クリアランス値を制御する。
【0018】その結果、整粒産物の品質を好適な状態に
維持するとともに、規定粒度の塊状整粒産物を効率良く
生産することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
説明する。図2は、本発明が適用される整粒プラントの
一実施の形態の整粒工程を説明するフローシートであ
る。図2において、粉砕機CR1〜CR4は、カスケー
ド状に累積して構成されてなり、同じく、篩分機SC1
〜SC8も、カスケード状に累積して構成されている。
【0020】このように構成される整粒プラントへの原
料鉱石(塊状物)の供給は、原料鉱石山Pよりリクレー
マREにより切り出され、サージホッパSHにて一時滞
留後、エプロンフィーダAFにより切り出し量が制御さ
れて、行われる。この切り出し量は、ベルトウエアBW
1により測定される。そして、原料塊状物の整粒産物で
ある塊鋼石40,粉鉱石41はベルトウェアBW2,B
W3により、それぞれ計量される。
【0021】また、塊鋼石40及び粉鉱石41中のそれ
ぞれ+25mm比率及び−5mm比率はサンプラーSA
によって計量評価される。上記粉砕機,篩分機等の機器
群は図2に示すように、実線または点線で示したベルト
コンベヤにより連結されている。尚、上記プロセスはリ
サイクルフローを含めた、カスケード状の複雑なフロー
で構成され、またこのフローは操業パターンにより種々
変更することができる。
【0022】原料鉱石は、図2で説明したフローの上流
側から下流側に移行するにしたがって、予め定められる
規定粒度範囲の塊鋼石に粉砕,篩分される。上記図2で
説明した整粒プロセスは、このプロセスを構成する各種
機器の運転状態を検出する各種の検出器を備えていると
ともに、この検出器からの検出信号を入力して、所定の
演算制御を行い、エプロンフィーダの切り出し量,前記
クリアランス値(L)を出力するコントローラを備えて
いる。
【0023】図1に上記コントローラのブロック構成を
示して説明する。粉砕機CR1〜CR4の各粉砕機の電
流測定信号CR1A〜CR4A,同じく、電力測定信号
CR1W〜CR4W,各粉砕機の外殻に設けた振動セ
ンサによる振動測定信号CR1V〜CR4V,各粉砕機
の上記クリアランス値(L)測定信号CR1C〜CR4
Cが、データ入力モジュールINから入力され、マスタ
ーコントローラMCはこの測定信号から、各粉砕機の電
流値等を演算する。粉砕機の運転状態を検出するための
ファクタとして、上記したように、各粉砕機の電流測定
値,電力測定値,振動測定値,クリアランス測定値を用
いた。そして、これら各測定値の一つまたは二つ以上を
用いることにより各粉砕機の運転状態を検出することが
出来る。
【0024】同様に、篩分機SC1〜SC8の電流測定
信号SC1A〜SC8A,電力測定信号SC1W〜SC
8W,各ベルトウェアBW1〜BW3の秤量値測定信号
BW1W〜BW3W,サンプラーSAの+25mm量比
率測定信号SAU,同じく、−5mm量比率測定信号S
AD,および整粒プロセスの操業状態によって決定され
る操業パターン入力信号SPP,原料銘柄によって決定
される原料銘柄入力信号SPMがデータ入力モジュール
INに供給され、マスターコントローラMCはこの供給
された信号から、篩分機の電流値等を演算し、操業パタ
ーン,原料銘柄を決定する。
【0025】マスターコントローラMCの演算結果は入
力インターフェイス回路INを通して、各制御モジュー
ル1〜6に出力されている。上記演算結果は、各制御モ
ジュール1〜6を順に経ることにより、最終的には、エ
プロンフィーダAFの切り出し量設定値AFW,各粉砕
機CR1〜CR4のクリアランス設定値S1〜S4とな
って、データ出力モジュールOUTから出力されてい
る。
【0026】ダイレクトデジタルコントローラ8は、こ
の出力値に応じてマントル31の移動位置,フィーダA
Fの回転量の設定値を演算し、その位置,回転数に合致
するように操作信号を出力する。そして、図示しないア
クチュエータはこれら設定値から定まる操作信号に基づ
いて、エプロンフィーダAFの回転数及び粉砕機のマン
トル32の移動量を制御する。
【0027】上記制御モジュールは、指数平均化モジュ
ール1,グレード計算モジュール2,ファジイ推論モジ
ュール3,ORモジュール4,重みつき平均化モジュー
ル5,一次遅れモジュール6,から構成されている。こ
の制御モジュール1〜6の各々は、サブルーチン化処理
されるため、その使用用途毎にa〜fのサフィクスをつ
けている。a〜f=1,2,3─であり、制御モジュー
ル中の使用用途によって各サフィクス毎の設定値が異な
っている。
【0028】次に、各制御モジュールの動作について、
説明する。指数平均化モジュール1は、このモジュール
への入力値をIとすると、
【0029】
【数1】
【0030】の指数平均化処理が行われる。このような
処理を行う理由は、上記入力モジュールINに入力され
る、電流値,電力値,秤量値,振動値等は、経時的変化
が激しい為、指数平均化処理を行うことにより、その時
系列変化(n)の真値をとらえるためである。グレード
計算モジュール2は、上記指数平均化モジュール1によ
り得られた、各入力値(I)の指数平均値から、あいま
い概念のメンバーシップ関数のグレードを出力する。
【0031】次に、ファジイ推論モジュール3は、上記
グレード計算モジュール2により得られたグレード値よ
りファジイ推論を行い、推論結果であるメンバーシップ
関数を出力する。このファジイ推論モジュールでは、整
粒産物に対する塊生産量の割合が大きくなるように、且
つ原料塊状物の粉砕効率が高くなるように、前記エプロ
ンフィーダAFの切り出し量AFW及び前記各粉砕機C
R1〜CR4のクリアランス値を推論する。
【0032】ここで、このファジイ推論モジュール3に
おいては、整粒産物が粒度管理範囲外にある場合に、
これを所定の粒度を保つ制御を行う品質管理ロジック
と、整粒産物が粒度管理範囲内にある場合に、各粉砕
機CR1〜CR4による過破砕を防止し、また負荷バラ
ンスや負荷率を好適な値に保つ省エネロジックとにより
制御される。
【0033】例えば、上記の省エネロジックを例に取
ってこのファジイ推論モジュール3の作動を説明する。
過破砕防止制御を第1のファジイ制御規則とすることに
より、粉率が大きいか?(IF11)、第2粉砕機CR2の
負荷が大きいか?(IF12)を前件部としてメンバーシッ
プ関数を求め、これに基づいて後件部たる第2粉砕機C
R2のクリアランス増加分の大小の推論結果(THEN1
を得る。次に、負荷バランス制御を第2のファジイ制御
規則として、第2粉砕機CR2の負荷が大きいか?(IF
21)を前件部としてメンバーシップ関数を求め、同様に
第2粉砕機CR2のクリアランス増加分の大小の推論結
果(THEN2 )を得る。さらに、負荷率制御を第3のファ
ジイ制御規則として、第2粉砕機CR2の負荷が小さく
なりすぎないか?(IF31)を前件部として、前2件の推
論と同様に第2粉砕機CR2のクリアランス増加分の大
小の推論結果(THEN3 )を得る。
【0034】なお、この例に上げたファジイ推論の他に
これと並行し、上記の品質管理ロジックを制御規則の
一つに定め、粒度が大きく規格から外れているか?を前
件部として、エプロンフィーダ切出量AFWの増加量を
推論するファジイ推論等も行われる。次いで、ORモジ
ュール4は、エプロンフィーダAF、第2粉砕機CR
2、第3粉砕機それぞれの制御値について、ファジイ推
論モジュール3により得られた推論結果のOR(論理
和)を出力する。
【0035】すなわち、上記した第2粉砕機CR2のク
リアランス増加分の制御を例に取れば、上記ファジイ推
論モジュール3により得られた推論結果THEN1 〜THEN3
を、このORモジュール4でOR加算し、各制御値(推
論値)に対するグレード特性を特定する。次いで、上記
重みつき平均化モジュール5は、ファジイ推論により導
かれ、OR加算された推論値の重みつき平均(重心)の
演算(逆ファジイ化)を行う。
【0036】やはり、この演算処理を上記した例に基づ
いて説明すると、ORモジュール4により得られた各制
御値のグレード特性を重みつき平均処理を行って重心を
得、第2粉砕機CR2のクリアランスの増加分を具体的
な制御値として決定することになる。そして、上記のご
とく演算された制御値は、1次遅れモジュール6に入力
され、同一次遅れモジュール6は、次式(2)式に示す
伝達関数の一次遅れ処理にて、粉砕機CRのクリアラン
ス値出力、エプロンフィーダAFの切り出し量出力の鋭
敏な変化を防止している。
【0037】k/(1+sT) ……(2) 式中、kはゲイン常数、sはラプラス演算子、Tは時定
数を示す。上記一次遅れモジュール6からは、最終的に
粉砕機のクリアランス設定値S1〜S4、エプロンフィ
ーダの切り出し量設定値AFWが、データ出力モジュー
ルOUTより出力される。
【0038】マスターコントロールMSは、まず、1〜
6の各モジュールをプログラム化して、全体の処理フロ
ーをコントロールする。即ち、マスターコントロールM
Sは、1〜6の各モジュール及びデータ入力モジュール
IN,データ出力モジュールOUTを汎用サブルーチン
化して任意に組み合わせ処理する。例えば、一例とし
て、
【0039】
【数2】
【0040】といった汎用的な任意の組み合わ処理フロ
ーが可能である。上記処理フローにおいて、CR1W〜
CR4Wは、各粉砕機の電力測定値を示し、INはデー
タ入力モジュールを示し、C4 ,C5 はファジイ推論モ
ジュール6を示し、A6 〜A9 は指数平均化モジュール
1を示し、D7 はOR計算モジュール4を示し、E2
重みつき平均化モジュール5を示し、F4 は1次遅れフ
ィルタモジュール6を示し、AFWはエプロンフィーダ
AFの切り出し量設定値を示す。
【0041】なお、当然ながら、操業パターンSPP、
銘柄SPMの入力変化によって、この組み合わせを適宜
変化させることも可能である。すなわち、操業パターン
SPPを変化させるとは、篩分機及び粉砕機のカスケー
ド構成を変化させることをいい、また、銘柄の変化とは
製粉粉砕する鉱石の銘柄(粒度や硬度が相違する)を異
なるものとすることをいう。
【0042】また、マスターコントローラMSは、上記
実施の形態に係る本制御全体の実行制御の時間管理も行
っている。上記整粒プロセスは、非常に長いプロセス安
全時間を要する。エプロンフィーダにある原料鉱石が最
終の整粒産物に至るまでは、粉砕機を4基有する通常の
整粒プラントでは、約15分を有する為、頻繁な制御動
作出力は、制御擾乱の原因となる。
【0043】そこで、マスターコントローラMSは、デ
ータ入力インターフェイスIN,データ出力インターフ
ェイスOUT,制御モジュール1〜6を制御擾乱を起こ
さない適切な時間管理で実行制御している。よって本発
明では、これら配慮したインターバルとサンプラーSA
の測定タイミングをキックとして実行制御して、エプロ
ンフィーダAFの切り出し量、複数の粉砕機のクリアラ
ンス値S1〜S4をプロセスの時間的進行経緯に従って
順次出力している。
【0044】また、一次遅れモジュール(Ff )6にお
いても、F1 ,F2 ,F3 ,F4 ,F5 がエプロンフィ
ーダーの切り出し量設定値AFW,粉砕機のクリアラン
ス値(CR1C〜CR4C)に対応するとすれば、上〜
下流勘の時間遅れも考慮したF1 〜F5 の伝達関数(前
記式(2))の時定数Tの設定をしている。なお、上記実
施の形態では、上記各モジュールの最適設計を行う為の
開発用として、入力,出力データを記憶,蓄積するディ
スク7を具備している。そして、ディスク7に蓄積され
たデータを解析することにより制御レベルアップを行う
ことが出来る。
【0045】上記実施の形態では、鉄鉱石の整粒の場合
について説明したが、これに限定されず、例えば、石炭
の整粒その他の場合であっても本発明を適用することが
できる。また上記実施の形態では、粉砕機篩分機の作動
状態を検出するファクタとしては、本明細書記載のもの
に限定されず他のものを用いることも可能である。
【0046】上記本実施の形態では、サンプラーSAの
+25mm量比率測定信号SAU,同じく、−5mm量
比率測定信号SADにより整粒産物に対する塊状物,粉
体物の比率を求めているが、ベルトウェアBW1〜BW
3の測定量から当該比率を求めることもできる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように上記本発明によれ
ば、ファジイ制御的手法により原料塊状物の整粒を行っ
ている為に整粒産物の品質を好適な状態に維持すること
ができるとともに、整粒産物に対する塊生産量の割合が
大きくなり、もって、原料塊状物の粉砕効率も高くなる
など、規定粒度の整粒産物を効率良く生産することもで
きる。
【0048】従って、できるだけ少ない電力により、原
料の不用な粉整粒物化を避けて塊状整粒産物を得ること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る整粒プラントの整粒粉砕制御装置
の一実施の形態ブロック構成図である。
【図2】本発明が適用される整粒プラントの一実施の形
態の整粒工程を説明するフローシートである。
【図3】粉砕機の構成断面図である。
【符号の説明】
1 指数平均化モジュール 2 グレード計算モジュール 3 ファジイ推論モジュール 4 OR計算モジュール 5 重み付き平均化モジュール 6 1次遅れフィルタモジュール 7 ディスク 8 ダイレクトディジタルコントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の粉砕機と篩分機とが組み合わせて
    構成される、整粒プラントの整粒粉砕制御装置におい
    て、整粒プロセスへ供給される原料塊状物量を測定する
    原料塊状物量測定手段と、整粒後塊状物量を測定する整
    粒後塊状物量測定手段と、整粒後粉体物を測定する整粒
    後粉体物量測定手段と、前記粉砕機の電流値,電力値,
    振動値,クリアランス値等の当該粉砕機の作動状態を検
    出する粉砕機作動状態検出手段と、前記篩分機の電流
    値,電力値等の当該篩分機の作動状態を検出する篩分機
    作動状態検出手段と、操業パターン,原料銘柄情報を入
    力する入力手段と、前記各測定,検出手段において測
    定,検出された測定値,検出値と前記入力手段の操業パ
    ターン,原料銘柄入力情報とを取り込んで、整粒プラン
    トに供給される原料塊状物の必要量と前記粉砕機のクリ
    アランスの必要値とをファジイ推論するファジイ推論手
    段と、該ファジイ推論手段における推論結果に基づい
    て、整粒プラントに供給される原料塊状物供給量及び前
    記粉砕機のクリアランス値を制御する制御手段と、を備
    えてなることを特徴とする整粒プラントの整粒粉砕制御
    装置。
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