JPH0938569A - 耐疵性および耐食性に優れた亜鉛・樹脂系表面処理鋼板 - Google Patents
耐疵性および耐食性に優れた亜鉛・樹脂系表面処理鋼板Info
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- JPH0938569A JPH0938569A JP19280195A JP19280195A JPH0938569A JP H0938569 A JPH0938569 A JP H0938569A JP 19280195 A JP19280195 A JP 19280195A JP 19280195 A JP19280195 A JP 19280195A JP H0938569 A JPH0938569 A JP H0938569A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 経済的で防錆性能の高い亜鉛メッキまたは亜
鉛系合金メッキ鋼板を施した鋼板を提供する。 【解決手段】 亜鉛メッキまたは亜鉛系合金メッキ鋼板
上に、直接あるいはクロメート皮膜あるいはリン酸塩皮
膜を形成した後、樹脂固形分100重量部に対しあるい
は平均分子量が300〜3000かつエポキシ当量18
0〜2200のエポキシ樹脂と硬化剤の合計100重量
部に対して、精錬過程で生成されたアルカリ基を含有し
たスラグあるいはpH8〜13の粉状塩基性化合物の1
種または2種あるいはこれらに亜鉛粉末を合計で10〜
300重量部含有して成る防錆被覆組成物皮膜を形成す
ることを特徴とする耐疵性および耐食性に優れた亜鉛・
樹脂系表面処理鋼板。 【効果】 塗膜外観および付着性が良く、白錆の発生が
ない優れた防錆性を発揮する耐疵性および耐食性に優れ
た亜鉛・樹脂系表面処理鋼板。
鉛系合金メッキ鋼板を施した鋼板を提供する。 【解決手段】 亜鉛メッキまたは亜鉛系合金メッキ鋼板
上に、直接あるいはクロメート皮膜あるいはリン酸塩皮
膜を形成した後、樹脂固形分100重量部に対しあるい
は平均分子量が300〜3000かつエポキシ当量18
0〜2200のエポキシ樹脂と硬化剤の合計100重量
部に対して、精錬過程で生成されたアルカリ基を含有し
たスラグあるいはpH8〜13の粉状塩基性化合物の1
種または2種あるいはこれらに亜鉛粉末を合計で10〜
300重量部含有して成る防錆被覆組成物皮膜を形成す
ることを特徴とする耐疵性および耐食性に優れた亜鉛・
樹脂系表面処理鋼板。 【効果】 塗膜外観および付着性が良く、白錆の発生が
ない優れた防錆性を発揮する耐疵性および耐食性に優れ
た亜鉛・樹脂系表面処理鋼板。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、疵が付きにくく耐
食性に優れた亜鉛メッキ鋼板を下地とする表面処理鋼板
に関するものである。
食性に優れた亜鉛メッキ鋼板を下地とする表面処理鋼板
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車や建築、家電製品等の耐久
消費製品に対する性能向上要求を背景として亜鉛または
亜鉛系合金メッキ鋼板が有する優れた耐食性が新たに注
目されるようになり、特に自動車鋼板を中心にその需要
は著しい伸びを見せている。しかし、より優れた製品に
対する要求の基準は年を追って高度化し、表面処理鋼板
にも一段と優れた耐食性が要求されるにいたって、メッ
キ鋼板面をさらに樹脂で被覆した塗装鋼板が使われるよ
うになってきた。しかし、メッキされている亜鉛や亜鉛
系合金は、pH8以下の酸性域及びpH13を越える塩
基性域で水に溶解し易く、溶出速度が速くなるため被覆
している樹脂も劣化しやすく白錆が発生しやすい問題が
あった。
消費製品に対する性能向上要求を背景として亜鉛または
亜鉛系合金メッキ鋼板が有する優れた耐食性が新たに注
目されるようになり、特に自動車鋼板を中心にその需要
は著しい伸びを見せている。しかし、より優れた製品に
対する要求の基準は年を追って高度化し、表面処理鋼板
にも一段と優れた耐食性が要求されるにいたって、メッ
キ鋼板面をさらに樹脂で被覆した塗装鋼板が使われるよ
うになってきた。しかし、メッキされている亜鉛や亜鉛
系合金は、pH8以下の酸性域及びpH13を越える塩
基性域で水に溶解し易く、溶出速度が速くなるため被覆
している樹脂も劣化しやすく白錆が発生しやすい問題が
あった。
【0003】そのため、従来の亜鉛メッキまたは亜鉛系
合金メッキ鋼板は母材鋼板上にメッキ層を形成した後、
クロメート皮膜あるいはりん酸塩皮膜層を作り、さらに
有機皮膜層を積層した構成を採って外部からの水の侵入
を防いで白錆の発生を抑制して、耐食性を改善する工夫
が成されている。亜鉛メッキまたは亜鉛系合金メッキ鋼
板上の化成皮膜として採用されているのは、りん酸塩皮
膜とクロメート皮膜が主なものであり、白錆防止と塗装
下地の向上が目的であるが白錆の対策としては十分でな
かった。
合金メッキ鋼板は母材鋼板上にメッキ層を形成した後、
クロメート皮膜あるいはりん酸塩皮膜層を作り、さらに
有機皮膜層を積層した構成を採って外部からの水の侵入
を防いで白錆の発生を抑制して、耐食性を改善する工夫
が成されている。亜鉛メッキまたは亜鉛系合金メッキ鋼
板上の化成皮膜として採用されているのは、りん酸塩皮
膜とクロメート皮膜が主なものであり、白錆防止と塗装
下地の向上が目的であるが白錆の対策としては十分でな
かった。
【0004】そこで、塗装鋼板の耐食性を向上させるべ
く、樹脂皮膜中に亜鉛粉末や亜鉛系合金粉末を含有させ
る手段が提案されたが、(特開昭58−174582
号、特開昭62−234576号、特開昭63−270
131号公報等)、これらの手段による有機皮膜メッキ
鋼板では、樹脂皮膜中に含まれる亜鉛粉末や亜鉛系合金
粉末は溶出速度が速く、塗料の白錆発生を防止できる対
策となっていなかった。また、表層部の樹脂は硬度が小
さく少しの外力で傷つき、その部分から錆が進行してい
た。
く、樹脂皮膜中に亜鉛粉末や亜鉛系合金粉末を含有させ
る手段が提案されたが、(特開昭58−174582
号、特開昭62−234576号、特開昭63−270
131号公報等)、これらの手段による有機皮膜メッキ
鋼板では、樹脂皮膜中に含まれる亜鉛粉末や亜鉛系合金
粉末は溶出速度が速く、塗料の白錆発生を防止できる対
策となっていなかった。また、表層部の樹脂は硬度が小
さく少しの外力で傷つき、その部分から錆が進行してい
た。
【0005】本発明者らは、特開平7−53898号公
報で「樹脂固形分100重量部に対して、アルカリ基を
含有したスラグを10〜300重量部配合してなる防錆
被覆組成物」を提案し、軟鉄板表面に塗って耐食性に優
れていることがわかった。しかし、より厳しい耐食性が
要求される自動車鋼板や橋梁等の屋外鋼構造材のような
用途に対しては、さらに高度な耐食性そして耐疵性が望
まれていた。
報で「樹脂固形分100重量部に対して、アルカリ基を
含有したスラグを10〜300重量部配合してなる防錆
被覆組成物」を提案し、軟鉄板表面に塗って耐食性に優
れていることがわかった。しかし、より厳しい耐食性が
要求される自動車鋼板や橋梁等の屋外鋼構造材のような
用途に対しては、さらに高度な耐食性そして耐疵性が望
まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の亜鉛メッキまた
は亜鉛系合金メッキ鋼板に樹脂を被覆した塗装鋼板に指
摘される白錆の発生を防止し耐食性を向上させることに
ある。また、樹脂の強度向上をはかり、外力により傷つ
きにくくして部分的な錆の発生を防止するものである。
は亜鉛系合金メッキ鋼板に樹脂を被覆した塗装鋼板に指
摘される白錆の発生を防止し耐食性を向上させることに
ある。また、樹脂の強度向上をはかり、外力により傷つ
きにくくして部分的な錆の発生を防止するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、アルカリ基を
含有したスラグや粉状塩基性化合物を混合した樹脂を塗
布することにより、亜鉛メッキまたは亜鉛系合金メッキ
鋼板の表面をpH8〜13に制御して亜鉛の欠点であっ
た酸性域あるいは強アルカリ域における急速な溶出を抑
制し、亜鉛の犠牲防食作用を長期間に渡り維持し、白錆
の発生を防止し耐食性を向上させることを知見し、完成
させたのである。その発明の要旨とするところは、
含有したスラグや粉状塩基性化合物を混合した樹脂を塗
布することにより、亜鉛メッキまたは亜鉛系合金メッキ
鋼板の表面をpH8〜13に制御して亜鉛の欠点であっ
た酸性域あるいは強アルカリ域における急速な溶出を抑
制し、亜鉛の犠牲防食作用を長期間に渡り維持し、白錆
の発生を防止し耐食性を向上させることを知見し、完成
させたのである。その発明の要旨とするところは、
【0008】(1)亜鉛または亜鉛系合金メッキ鋼板の
表面に、樹脂固形分100重量部に対し、アルカリ基を
含有するスラグあるいはpH8〜13の粉状塩基性化合
物の1種または2種を合計で10〜300重量部含有し
て成る防錆被覆組成物皮膜を形成することを特徴とする
耐疵性および耐食性に優れた亜鉛・樹脂系表面処理鋼
板。 (2)亜鉛または亜鉛系合金メッキ鋼板の表面に、樹脂
固形分100重量部に対し、アルカリ基を含有するスラ
グあるいはpH8〜13の粉状塩基性化合物の1種また
は2種と亜鉛粉末を合計で10〜300重量部含有して
成る防錆被覆組成物皮膜を形成することを特徴とする耐
疵性および耐食性に優れた亜鉛・樹脂系表面処理鋼板。
表面に、樹脂固形分100重量部に対し、アルカリ基を
含有するスラグあるいはpH8〜13の粉状塩基性化合
物の1種または2種を合計で10〜300重量部含有し
て成る防錆被覆組成物皮膜を形成することを特徴とする
耐疵性および耐食性に優れた亜鉛・樹脂系表面処理鋼
板。 (2)亜鉛または亜鉛系合金メッキ鋼板の表面に、樹脂
固形分100重量部に対し、アルカリ基を含有するスラ
グあるいはpH8〜13の粉状塩基性化合物の1種また
は2種と亜鉛粉末を合計で10〜300重量部含有して
成る防錆被覆組成物皮膜を形成することを特徴とする耐
疵性および耐食性に優れた亜鉛・樹脂系表面処理鋼板。
【0009】(3)樹脂固形分が平均分子量300〜3
000かつエポキシ当量180〜2200のエポキシ樹
脂と硬化剤からなることを特徴とする前記(1)または
(2)記載の耐疵性および耐食性に優れた亜鉛・樹脂系
表面処理鋼板。 (4)アルカリ基を含有したスラグとpH8〜13の粉
状塩基性化合物の1種または2種の合計量が100〜1
0、亜鉛粉末が0〜90重量部の割合で含有されている
事を特徴とする前記(1)〜(3)記載の耐疵性および
耐食性に優れた亜鉛・樹脂系表面処理鋼板。 (5)亜鉛または亜鉛系合金メッキ鋼板の表面に、クロ
メート皮膜またはリン酸皮膜を形成し、その表面に防錆
被覆組成物皮膜を形成することを特徴とする前記(1)
〜(4)記載の耐疵性および耐食性に優れた亜鉛・樹脂
系表面処理鋼板である。
000かつエポキシ当量180〜2200のエポキシ樹
脂と硬化剤からなることを特徴とする前記(1)または
(2)記載の耐疵性および耐食性に優れた亜鉛・樹脂系
表面処理鋼板。 (4)アルカリ基を含有したスラグとpH8〜13の粉
状塩基性化合物の1種または2種の合計量が100〜1
0、亜鉛粉末が0〜90重量部の割合で含有されている
事を特徴とする前記(1)〜(3)記載の耐疵性および
耐食性に優れた亜鉛・樹脂系表面処理鋼板。 (5)亜鉛または亜鉛系合金メッキ鋼板の表面に、クロ
メート皮膜またはリン酸皮膜を形成し、その表面に防錆
被覆組成物皮膜を形成することを特徴とする前記(1)
〜(4)記載の耐疵性および耐食性に優れた亜鉛・樹脂
系表面処理鋼板である。
【0010】本発明は、亜鉛メッキまたは亜鉛系合金メ
ッキ鋼板上に、直接あるいはクロメート皮膜あるいはリ
ン酸塩皮膜を形成した後、樹脂固形分100重量部に対
しあるいは平均分子量が300〜3000かつエポキシ
当量180〜2200のエポキシ樹脂と硬化剤の合計1
00重量部に対して、精錬過程で生成されたアルカリ基
を含有したスラグあるいはpH8〜13の粉状塩基性化
合物を10〜300重量部配合して成る防錆被覆組成物
を塗布して防錆性能を向上させるものである。
ッキ鋼板上に、直接あるいはクロメート皮膜あるいはリ
ン酸塩皮膜を形成した後、樹脂固形分100重量部に対
しあるいは平均分子量が300〜3000かつエポキシ
当量180〜2200のエポキシ樹脂と硬化剤の合計1
00重量部に対して、精錬過程で生成されたアルカリ基
を含有したスラグあるいはpH8〜13の粉状塩基性化
合物を10〜300重量部配合して成る防錆被覆組成物
を塗布して防錆性能を向上させるものである。
【0011】本発明においては、アルカリ基を含有した
スラグまたはpH8〜13の粉状塩基性化合物により、
亜鉛メッキまたは亜鉛系合金メッキ鋼板の表面をアルカ
リ性に保ち防錆性を付与して、亜鉛の電気防食特性を発
揮させている。高炉や転炉スラグはpH9〜12.6の
範囲である。亜鉛はpH9〜12.6の範囲では腐食速
度が極めて遅く、安定している。この被覆物で被覆され
た亜鉛メッキまたは亜鉛系合金メッキ鋼板の表面はその
アルカリ性雰囲気故に腐食速度が遅く、防食電流の電流
量は少ないため、亜鉛の溶出が少なく、亜鉛の過度の溶
出は抑制される。このため、本発明の防錆被覆組成物が
亜鉛メッキまたは亜鉛系合金メッキ鋼板の表面に塗装さ
れた場合、防錆機能を十分に発揮しながらも、亜鉛の消
費量は少なく、長期に渡り良好な防錆性能が維持され
る。
スラグまたはpH8〜13の粉状塩基性化合物により、
亜鉛メッキまたは亜鉛系合金メッキ鋼板の表面をアルカ
リ性に保ち防錆性を付与して、亜鉛の電気防食特性を発
揮させている。高炉や転炉スラグはpH9〜12.6の
範囲である。亜鉛はpH9〜12.6の範囲では腐食速
度が極めて遅く、安定している。この被覆物で被覆され
た亜鉛メッキまたは亜鉛系合金メッキ鋼板の表面はその
アルカリ性雰囲気故に腐食速度が遅く、防食電流の電流
量は少ないため、亜鉛の溶出が少なく、亜鉛の過度の溶
出は抑制される。このため、本発明の防錆被覆組成物が
亜鉛メッキまたは亜鉛系合金メッキ鋼板の表面に塗装さ
れた場合、防錆機能を十分に発揮しながらも、亜鉛の消
費量は少なく、長期に渡り良好な防錆性能が維持され
る。
【0012】さらに、スラグまたはpH8〜13の粉状
塩基性化合物のアルカリ基が水酸化亜鉛の生成を容易に
し皮膜をさらにアルカリ性に保っている。結果として白
錆の発生が無いのみでなく、鋼板の赤錆の発生も少なく
なり良好な耐食性が得られる。スラグにはAl2 O3 や
SiO2 が多量に含まれているため平均硬度はHv70
0〜900程度であり極めて高いレベルである。従って
スラグを含有した塗膜は外力に対して保護力が強く塗膜
が傷つきにくい特性を有する。
塩基性化合物のアルカリ基が水酸化亜鉛の生成を容易に
し皮膜をさらにアルカリ性に保っている。結果として白
錆の発生が無いのみでなく、鋼板の赤錆の発生も少なく
なり良好な耐食性が得られる。スラグにはAl2 O3 や
SiO2 が多量に含まれているため平均硬度はHv70
0〜900程度であり極めて高いレベルである。従って
スラグを含有した塗膜は外力に対して保護力が強く塗膜
が傷つきにくい特性を有する。
【0013】スラグあるいはpH8〜13の粉状塩基性
化合物の量が樹脂固形分100重量部に対して10重量
部未満であるとアルカリ分が少なく鉄表面をアルカリ性
に保つことができず防錆効果を発揮しない。また、30
0重量部を越えると塗膜が粗となり水分の透過が多くな
りアルカリ成分が急激に溶出し効果が持続せず発錆し白
錆や赤錆の原因となる。pHが8より小さかったり13
より大きいと亜鉛の溶出速度は急速に大きくなり、亜鉛
の犠牲防食作用が長続きしない。
化合物の量が樹脂固形分100重量部に対して10重量
部未満であるとアルカリ分が少なく鉄表面をアルカリ性
に保つことができず防錆効果を発揮しない。また、30
0重量部を越えると塗膜が粗となり水分の透過が多くな
りアルカリ成分が急激に溶出し効果が持続せず発錆し白
錆や赤錆の原因となる。pHが8より小さかったり13
より大きいと亜鉛の溶出速度は急速に大きくなり、亜鉛
の犠牲防食作用が長続きしない。
【0014】亜鉛粉末を添加する場合は、アルカリ基を
含有したスラグとpH8〜13の粉状塩基性化合物の1
種または2種の合計量が10未満すなわち亜鉛粉末が9
0を越えると亜鉛の溶出速度が速くなり白錆を発生させ
耐食性を低下させる。アルカリ基を含有したスラグとし
ては高炉徐冷スラグ、高炉水砕スラグ、転炉スラグ、電
炉スラグ、ステンレススラグ等で製造過程で生成された
ものである。
含有したスラグとpH8〜13の粉状塩基性化合物の1
種または2種の合計量が10未満すなわち亜鉛粉末が9
0を越えると亜鉛の溶出速度が速くなり白錆を発生させ
耐食性を低下させる。アルカリ基を含有したスラグとし
ては高炉徐冷スラグ、高炉水砕スラグ、転炉スラグ、電
炉スラグ、ステンレススラグ等で製造過程で生成された
ものである。
【0015】pH8〜13の粉状塩基性化合物として
は、水酸化マグネシウム、塩基性炭酸マグネシウム、炭
酸カリウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、水酸
化バリウム、メタホウ酸バリウム、ホウ砂、ポルトラン
ドセメント、アルミナセメント、高炉セメント等があ
り、粉末の粒径としては0.1〜100μmの物が望ま
しい。0.1未満と小さいと塗料中で過剰の凝集が進行
して塗料の調整や鋼板への塗布作業が困難となる。10
0μm超と大きいと樹脂による粒子の保持力が弱くなっ
たり局部的な塗膜の層が薄くなり防食性を低下させるこ
とになる。
は、水酸化マグネシウム、塩基性炭酸マグネシウム、炭
酸カリウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、水酸
化バリウム、メタホウ酸バリウム、ホウ砂、ポルトラン
ドセメント、アルミナセメント、高炉セメント等があ
り、粉末の粒径としては0.1〜100μmの物が望ま
しい。0.1未満と小さいと塗料中で過剰の凝集が進行
して塗料の調整や鋼板への塗布作業が困難となる。10
0μm超と大きいと樹脂による粒子の保持力が弱くなっ
たり局部的な塗膜の層が薄くなり防食性を低下させるこ
とになる。
【0016】アルカリ基を含有したスラグおよび粉状塩
基性化合物のpHは、イオン交換水900mlにアルカ
リ基を含有したスラグおよび粉状塩基性化合物を100
g加えて攪拌し、24時間後20℃においてガラス電極
pHメーターで測定した。高炉水砕スラグ(エスメン
ト、新日鉄化学製)は11.0、メタホウ酸バリウム
(ビューサン11M−1、堺化学工業製)は10.2を
示した。
基性化合物のpHは、イオン交換水900mlにアルカ
リ基を含有したスラグおよび粉状塩基性化合物を100
g加えて攪拌し、24時間後20℃においてガラス電極
pHメーターで測定した。高炉水砕スラグ(エスメン
ト、新日鉄化学製)は11.0、メタホウ酸バリウム
(ビューサン11M−1、堺化学工業製)は10.2を
示した。
【0017】樹脂成分としては、エポキシ樹脂、エポキ
シポリオール樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、エ
ポキシエステル樹脂、塩化ゴム樹脂、塩素化オレフィン
樹脂、フッ素樹脂、ビニル樹脂、ビニルブチラール樹
脂、石油樹脂、キシレン樹脂、脂環族系オリゴマー樹
脂、アルキド樹脂、アクリル化アルキド樹脂、フェノー
ル変成アルキド樹脂、ウレタン化アルキド樹脂、ポリエ
ステル樹脂、繊維素系樹脂等が挙げられ、またエポキシ
樹脂硬化剤としてはポリアミド系硬化剤、脂肪族または
芳香族系ポリアミン系硬化剤、ケチミン系硬化剤、メル
カプタン系硬化剤等が挙げられる。
シポリオール樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、エ
ポキシエステル樹脂、塩化ゴム樹脂、塩素化オレフィン
樹脂、フッ素樹脂、ビニル樹脂、ビニルブチラール樹
脂、石油樹脂、キシレン樹脂、脂環族系オリゴマー樹
脂、アルキド樹脂、アクリル化アルキド樹脂、フェノー
ル変成アルキド樹脂、ウレタン化アルキド樹脂、ポリエ
ステル樹脂、繊維素系樹脂等が挙げられ、またエポキシ
樹脂硬化剤としてはポリアミド系硬化剤、脂肪族または
芳香族系ポリアミン系硬化剤、ケチミン系硬化剤、メル
カプタン系硬化剤等が挙げられる。
【0018】また、エポキシ樹脂ポリオール、アクリル
樹脂ポリオール、ポリエステル樹脂ポリオール等が挙げ
られ、またこれらポリオールの硬化剤としてはトルエン
ジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、MD
I、イソホロンジイソシアネート等のイソシアネート類
が挙げられる。エポキシ樹脂としては分子量300〜3
000かつエポキシ当量180〜2200のものが好適
である。分子量が300またはエポキシ当量が180未
満であると、硬化後の塗膜の機械的強度、耐水性、耐食
性等の性能において不十分であり、また分子量が300
0またはエポキシ当量が2200を越えると溶剤に溶け
にくくなり塗料の固形分が少なくなり、重防食における
厚塗りの塗装が難しくなる。
樹脂ポリオール、ポリエステル樹脂ポリオール等が挙げ
られ、またこれらポリオールの硬化剤としてはトルエン
ジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、MD
I、イソホロンジイソシアネート等のイソシアネート類
が挙げられる。エポキシ樹脂としては分子量300〜3
000かつエポキシ当量180〜2200のものが好適
である。分子量が300またはエポキシ当量が180未
満であると、硬化後の塗膜の機械的強度、耐水性、耐食
性等の性能において不十分であり、また分子量が300
0またはエポキシ当量が2200を越えると溶剤に溶け
にくくなり塗料の固形分が少なくなり、重防食における
厚塗りの塗装が難しくなる。
【0019】エポキシ樹脂としてはビスフェノールAグ
リシジルエーテル型エポキシ樹脂が好適であるが、低分
子量の各種変成エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、脂肪族
エポキシ樹脂、グリシジルエステル系樹脂、ノボラック
型エポキシ樹脂のうち1種または2種以上混合して使用
してもよい。さらに上記のエポキシ樹脂のポリオールを
使用してもよい。またビスフェノールAグリシジルエー
テル型エポキシ樹脂に石油樹脂、キシレン樹脂、脂環族
系オリゴマー樹脂、クマロン樹脂、インデン樹脂、ポリ
ブタジェン樹脂、アクリル樹脂、アルキド樹脂、フェノ
ール樹脂等の樹脂を1種または2種以上混合して使用し
てもよい。
リシジルエーテル型エポキシ樹脂が好適であるが、低分
子量の各種変成エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポ
キシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、脂肪族
エポキシ樹脂、グリシジルエステル系樹脂、ノボラック
型エポキシ樹脂のうち1種または2種以上混合して使用
してもよい。さらに上記のエポキシ樹脂のポリオールを
使用してもよい。またビスフェノールAグリシジルエー
テル型エポキシ樹脂に石油樹脂、キシレン樹脂、脂環族
系オリゴマー樹脂、クマロン樹脂、インデン樹脂、ポリ
ブタジェン樹脂、アクリル樹脂、アルキド樹脂、フェノ
ール樹脂等の樹脂を1種または2種以上混合して使用し
てもよい。
【0020】硬化剤としては、スラグがアルカリ性のた
め耐アルカリ性の強いエポキシ樹脂及びポリアミド樹
脂、ポリアミン系樹脂等の硬化剤、フェノール樹脂、塩
化ゴム樹脂、アクリル樹脂、ポリブタジェン樹脂、ビニ
ル樹脂、フッ素樹脂、エポキシポリオール樹脂、ポリブ
タジェンポリオール樹脂及びイソシアネート系硬化剤が
好ましい。次に本発明の防錆被覆組成物には着色顔料と
して二酸化チタン、カーボンブラック、グラファイト、
燐片状酸化鉄、酸化鉄、酸化クロム等の無機顔料および
銅、ステンレス等の金属粉、フタロシアニン系、アゾ
系、キナクリドン系等の有機顔料を使用できる。
め耐アルカリ性の強いエポキシ樹脂及びポリアミド樹
脂、ポリアミン系樹脂等の硬化剤、フェノール樹脂、塩
化ゴム樹脂、アクリル樹脂、ポリブタジェン樹脂、ビニ
ル樹脂、フッ素樹脂、エポキシポリオール樹脂、ポリブ
タジェンポリオール樹脂及びイソシアネート系硬化剤が
好ましい。次に本発明の防錆被覆組成物には着色顔料と
して二酸化チタン、カーボンブラック、グラファイト、
燐片状酸化鉄、酸化鉄、酸化クロム等の無機顔料および
銅、ステンレス等の金属粉、フタロシアニン系、アゾ
系、キナクリドン系等の有機顔料を使用できる。
【0021】本発明の防錆被覆組成物には、体質顔料と
して炭酸カルシウム、タルク、カオリン、硫酸バリウ
ム、沈降性硫酸バリウム、コロイダルシリカ、マイカ等
が使用できる。本発明の防錆被覆組成物には、可塑剤と
してエポキシ化大豆油、塩素化パラフィン、フタル酸エ
ステル系、エーテル系のものが使用できる。本発明の防
錆被覆組成物には、表面調整剤、分散剤、色別れ防止
剤、沈殿防止剤、タレ防止剤、消泡剤等の塗料添加剤が
使用できる。
して炭酸カルシウム、タルク、カオリン、硫酸バリウ
ム、沈降性硫酸バリウム、コロイダルシリカ、マイカ等
が使用できる。本発明の防錆被覆組成物には、可塑剤と
してエポキシ化大豆油、塩素化パラフィン、フタル酸エ
ステル系、エーテル系のものが使用できる。本発明の防
錆被覆組成物には、表面調整剤、分散剤、色別れ防止
剤、沈殿防止剤、タレ防止剤、消泡剤等の塗料添加剤が
使用できる。
【0022】本発明の防錆被覆組成物には、有機溶剤と
してトルエン、キシレン、中〜高沸点芳香族炭化水素系
溶剤、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、エステル系溶
剤、グリコールエーテル系溶剤等が使用できる。防錆被
覆組成物の膜厚は10〜100μmとすべきである。1
0μm未満では耐食性に問題がある。100μmを越え
ると塗膜の割れや剥離を生じてやはり耐食性に問題を生
じる。好ましくは、30〜80μmが望ましい。
してトルエン、キシレン、中〜高沸点芳香族炭化水素系
溶剤、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、エステル系溶
剤、グリコールエーテル系溶剤等が使用できる。防錆被
覆組成物の膜厚は10〜100μmとすべきである。1
0μm未満では耐食性に問題がある。100μmを越え
ると塗膜の割れや剥離を生じてやはり耐食性に問題を生
じる。好ましくは、30〜80μmが望ましい。
【0023】本発明に係る塗装鋼板は亜鉛メッキ鋼板あ
るいは亜鉛系合金メッキ鋼板を基本とするものであるが
亜鉛系メッキ鋼板の例としては亜鉛メッキ鋼板、Zn−
Fe合金メッキ鋼板、Zn−Ni合金メッキ鋼板、Zn
−Mn合金メッキ鋼板、Zn−Al合金メッキ鋼板、Z
n−Co合金メッキ鋼板等があり、さらには前記各メッ
キ成分にNi、Fe、Mn、Co、Al、Cr等の1種
または2種以上を添加した合金をメッキした鋼板や、上
記メッキ層の1種以上を複合させた複合メッキ鋼板等も
上げられる。もちろんこれらに限定されるものではな
く、求められる耐食性等に応じた亜鉛系めっき鋼板が適
宜選択される。
るいは亜鉛系合金メッキ鋼板を基本とするものであるが
亜鉛系メッキ鋼板の例としては亜鉛メッキ鋼板、Zn−
Fe合金メッキ鋼板、Zn−Ni合金メッキ鋼板、Zn
−Mn合金メッキ鋼板、Zn−Al合金メッキ鋼板、Z
n−Co合金メッキ鋼板等があり、さらには前記各メッ
キ成分にNi、Fe、Mn、Co、Al、Cr等の1種
または2種以上を添加した合金をメッキした鋼板や、上
記メッキ層の1種以上を複合させた複合メッキ鋼板等も
上げられる。もちろんこれらに限定されるものではな
く、求められる耐食性等に応じた亜鉛系めっき鋼板が適
宜選択される。
【0024】また、メッキ付着量についても格別に制限
されるものではなく、例えば自動車鋼板において一般的
である(片面当り)20〜400g/m2 程度の付着量
で十分である。さらに、メッキ被覆層の形成方法にも格
別な制限はなく、電気メッキ、溶融メッキ等の公知のメ
ッキ方法であれば良い。またクロメート皮膜は、塗布
型、反応型、電解型のいずれの手段によって形成された
ものでもよい。クロメート処理液は水溶性のクロム化合
物を主成分とし、これに適量のリン酸根、フッ素イオン
等のアニオン、Zn、Ni、Co等の金属イオンや デ
ンプン、メタノール等の有機物を必要に応じて添加す
る。
されるものではなく、例えば自動車鋼板において一般的
である(片面当り)20〜400g/m2 程度の付着量
で十分である。さらに、メッキ被覆層の形成方法にも格
別な制限はなく、電気メッキ、溶融メッキ等の公知のメ
ッキ方法であれば良い。またクロメート皮膜は、塗布
型、反応型、電解型のいずれの手段によって形成された
ものでもよい。クロメート処理液は水溶性のクロム化合
物を主成分とし、これに適量のリン酸根、フッ素イオン
等のアニオン、Zn、Ni、Co等の金属イオンや デ
ンプン、メタノール等の有機物を必要に応じて添加す
る。
【0025】クロメート皮膜層の付着量は、金属クロム
量換算にて5g/m2 未満では耐食性を得ることができ
ず、400g/m2 を越えると皮膜の剥離が生じたり溶
接性の劣化を招く恐れがあることから、5〜400g/
m2 の範囲が望ましい。より好ましくは20〜300g
/m2 の範囲に調整するのが良い。リン酸塩皮膜の付着
量は電気亜鉛メッキ鋼板の場合2.5g/m2 以下、溶
融亜鉛メッキの場合2g/m2 以下にするのが望まし
い。皮膜層が厚くなると皮膜の剥離が生じたり溶接性の
劣化を招く恐れがある。
量換算にて5g/m2 未満では耐食性を得ることができ
ず、400g/m2 を越えると皮膜の剥離が生じたり溶
接性の劣化を招く恐れがあることから、5〜400g/
m2 の範囲が望ましい。より好ましくは20〜300g
/m2 の範囲に調整するのが良い。リン酸塩皮膜の付着
量は電気亜鉛メッキ鋼板の場合2.5g/m2 以下、溶
融亜鉛メッキの場合2g/m2 以下にするのが望まし
い。皮膜層が厚くなると皮膜の剥離が生じたり溶接性の
劣化を招く恐れがある。
【0026】
【実施例】以下、実施例により説明する。亜鉛メッキ鋼
板の試料は、板厚0.7mmの低炭素冷延鋼板上に亜鉛
を(片面当り)20g/m2 電気メッキした。クロメー
ト処理は、表面にロールコーターを用いて50g/m2
の塗布型クロメート処理を行い、最高到達温度130℃
で焼き付けて作成したものを使用した。リン酸処理は、
酸化亜鉛をリン酸に溶解し水に薄めて、亜硝酸塩を添加
してスプレーで施工した。防錆被覆組成物は以下のよう
にして生成した。実施例中特にことわりの無い場合部は
重量部を示す。エポキシ当量450〜500のエポキシ
樹脂の70%キシレン溶液(エピコート♯1001、油
化シェル(株)製)適宜重量部にスラグ、粉状塩基性化
合物、亜鉛粉末の組み合わせによる適宜重量部、二酸化
チタン5重量部、キシレン6重量部、イソブタノール4
重量部を加え合計100重量部としガラスビーズペイン
トシェーカーで60分間分散した。この分散液100重
量部に対しポリアミドアミン系硬化剤(アデカハードナ
ーEH−306、固形分70%、旭電化(株)製)を1
0重量部と専用薄め液(重量比 キシレン/イソブタノ
ール/MIBK=60/20/20)を10重量部加
え、上記亜鉛メッキ鋼板に刷毛塗りし20℃で10日間
乾燥し、最終乾燥膜厚70±5μmになるようにした。
粉状塩基性化合物としては、メタホウ酸バリウム(ビュ
ーサン11M−1、堺化学工業(株)製)を使用した。
板の試料は、板厚0.7mmの低炭素冷延鋼板上に亜鉛
を(片面当り)20g/m2 電気メッキした。クロメー
ト処理は、表面にロールコーターを用いて50g/m2
の塗布型クロメート処理を行い、最高到達温度130℃
で焼き付けて作成したものを使用した。リン酸処理は、
酸化亜鉛をリン酸に溶解し水に薄めて、亜硝酸塩を添加
してスプレーで施工した。防錆被覆組成物は以下のよう
にして生成した。実施例中特にことわりの無い場合部は
重量部を示す。エポキシ当量450〜500のエポキシ
樹脂の70%キシレン溶液(エピコート♯1001、油
化シェル(株)製)適宜重量部にスラグ、粉状塩基性化
合物、亜鉛粉末の組み合わせによる適宜重量部、二酸化
チタン5重量部、キシレン6重量部、イソブタノール4
重量部を加え合計100重量部としガラスビーズペイン
トシェーカーで60分間分散した。この分散液100重
量部に対しポリアミドアミン系硬化剤(アデカハードナ
ーEH−306、固形分70%、旭電化(株)製)を1
0重量部と専用薄め液(重量比 キシレン/イソブタノ
ール/MIBK=60/20/20)を10重量部加
え、上記亜鉛メッキ鋼板に刷毛塗りし20℃で10日間
乾燥し、最終乾燥膜厚70±5μmになるようにした。
粉状塩基性化合物としては、メタホウ酸バリウム(ビュ
ーサン11M−1、堺化学工業(株)製)を使用した。
【0027】試験項目と評価方法 (1)塗膜状態 JIS K5400 7.1により塗
膜の表面状態を観察した。塗膜の外観が正常であるかど
うかを目視によって調べた。観察項目はつや・むら・し
わ・へこみ・はじき・つぶなどである。良好な場合は
〇、不具合のある場合は△で表示した。 (2)付着性試験 JIS K5400 8.5.2に
より試験した。碁盤目法を採用した。切り傷のすきま間
隔は2mm、ます目の数は25ミリとしてJIS G
4401に規定するカッターナイフで碁盤目状の切り傷
を付け、粘着テープをはり、はがした後の塗膜の付着状
態を目視によって観察した。
膜の表面状態を観察した。塗膜の外観が正常であるかど
うかを目視によって調べた。観察項目はつや・むら・し
わ・へこみ・はじき・つぶなどである。良好な場合は
〇、不具合のある場合は△で表示した。 (2)付着性試験 JIS K5400 8.5.2に
より試験した。碁盤目法を採用した。切り傷のすきま間
隔は2mm、ます目の数は25ミリとしてJIS G
4401に規定するカッターナイフで碁盤目状の切り傷
を付け、粘着テープをはり、はがした後の塗膜の付着状
態を目視によって観察した。
【0028】(3)耐疵付き性 JIS K5400
8.4により鉛筆引っかき値を求めた。塗膜の硬さを鉛
筆のしんで塗膜を引っかいて調べ、鉛筆の濃度記号で表
した。 (4)塩水噴霧試験 JIS K5400 9.1の条
件で1500時間試験した。試験片はJIS G 44
01に規定するカッターナイフで素地に達するクロスカ
ットを入れて試験した。塩水噴霧試験の評価は表1のよ
うに行った。各試料についての評価結果を表2に示す。
8.4により鉛筆引っかき値を求めた。塗膜の硬さを鉛
筆のしんで塗膜を引っかいて調べ、鉛筆の濃度記号で表
した。 (4)塩水噴霧試験 JIS K5400 9.1の条
件で1500時間試験した。試験片はJIS G 44
01に規定するカッターナイフで素地に達するクロスカ
ットを入れて試験した。塩水噴霧試験の評価は表1のよ
うに行った。各試料についての評価結果を表2に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、塗膜中のスラグあるい
はpH8〜13の粉状塩基性化合物が徐々に溶出し、亜
鉛メッキまたは亜鉛系合金メッキ鋼板表面をアルカリ性
に保ち発錆を防止し長期に渡り安定した防錆性能を維持
することができる。
はpH8〜13の粉状塩基性化合物が徐々に溶出し、亜
鉛メッキまたは亜鉛系合金メッキ鋼板表面をアルカリ性
に保ち発錆を防止し長期に渡り安定した防錆性能を維持
することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B05D 7/24 303 B05D 7/24 303B
Claims (5)
- 【請求項1】 亜鉛または亜鉛系合金メッキ鋼板の表面
に、樹脂固形分100重量部に対し、アルカリ基を含有
するスラグあるいはpH8〜13の粉状塩基性化合物の
1種または2種を合計で10〜300重量部含有して成
る防錆被覆組成物皮膜を形成することを特徴とする耐疵
性および耐食性に優れた亜鉛・樹脂系表面処理鋼板。 - 【請求項2】 亜鉛または亜鉛系合金メッキ鋼板の表面
に、樹脂固形分100重量部に対し、アルカリ基を含有
するスラグあるいはpH8〜13の粉状塩基性化合物の
1種または2種と亜鉛粉末を合計で10〜300重量部
含有して成る防錆被覆組成物皮膜を形成することを特徴
とする耐疵性および耐食性に優れた亜鉛・樹脂系表面処
理鋼板。 - 【請求項3】 樹脂固形分が平均分子量300〜300
0かつエポキシ当量180〜2200のエポキシ樹脂と
硬化剤からなることを特徴とする請求項1または請求項
2記載の耐疵性および耐食性に優れた亜鉛・樹脂系表面
処理鋼板。 - 【請求項4】 アルカリ基を含有したスラグとpH8〜
13の粉状塩基性化合物の1種または2種の合計量が1
00〜10、亜鉛粉末が0〜90重量部の割合で含有さ
れている事を特徴とする請求項1〜3記載の耐疵性およ
び耐食性に優れた亜鉛・樹脂系表面処理鋼板。 - 【請求項5】 亜鉛または亜鉛系合金メッキ鋼板の表面
に、クロメート皮膜またはリン酸皮膜を形成し、その表
面に防錆被覆組成物皮膜を形成することを特徴とする請
求項1〜請求項4記載の耐疵性および耐食性に優れた亜
鉛・樹脂系表面処理鋼板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19280195A JPH0938569A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 耐疵性および耐食性に優れた亜鉛・樹脂系表面処理鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19280195A JPH0938569A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 耐疵性および耐食性に優れた亜鉛・樹脂系表面処理鋼板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0938569A true JPH0938569A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16297223
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19280195A Withdrawn JPH0938569A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 耐疵性および耐食性に優れた亜鉛・樹脂系表面処理鋼板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0938569A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002348686A (ja) * | 2001-03-02 | 2002-12-04 | Kobe Steel Ltd | 防錆塗料および防錆皮膜積層金属板 |
| JP2004356615A (ja) * | 2003-01-10 | 2004-12-16 | Neomax Co Ltd | 耐酸化性希土類系磁石粉末およびその製造方法 |
| JP2005026663A (ja) * | 2003-06-11 | 2005-01-27 | Neomax Co Ltd | 耐酸化性希土類系磁石粉末およびその製造方法 |
| JP2005090581A (ja) * | 2003-09-16 | 2005-04-07 | Meeshikku:Kk | 鋼管補修方法 |
| WO2022003906A1 (ja) * | 2020-07-02 | 2022-01-06 | 日本電信電話株式会社 | 塗料 |
| KR20240064355A (ko) * | 2022-11-04 | 2024-05-13 | 박정옥 | 이온수를 포함하는 수성 방청 도료 및 이의 제조방법 |
-
1995
- 1995-07-28 JP JP19280195A patent/JPH0938569A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002348686A (ja) * | 2001-03-02 | 2002-12-04 | Kobe Steel Ltd | 防錆塗料および防錆皮膜積層金属板 |
| JP2004356615A (ja) * | 2003-01-10 | 2004-12-16 | Neomax Co Ltd | 耐酸化性希土類系磁石粉末およびその製造方法 |
| JP2005026663A (ja) * | 2003-06-11 | 2005-01-27 | Neomax Co Ltd | 耐酸化性希土類系磁石粉末およびその製造方法 |
| JP2005090581A (ja) * | 2003-09-16 | 2005-04-07 | Meeshikku:Kk | 鋼管補修方法 |
| WO2022003906A1 (ja) * | 2020-07-02 | 2022-01-06 | 日本電信電話株式会社 | 塗料 |
| JPWO2022003906A1 (ja) * | 2020-07-02 | 2022-01-06 | ||
| KR20240064355A (ko) * | 2022-11-04 | 2024-05-13 | 박정옥 | 이온수를 포함하는 수성 방청 도료 및 이의 제조방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021001 |