JPH093909A - 法面保護用ブロック - Google Patents

法面保護用ブロック

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JPH093909A
JPH093909A JP15647995A JP15647995A JPH093909A JP H093909 A JPH093909 A JP H093909A JP 15647995 A JP15647995 A JP 15647995A JP 15647995 A JP15647995 A JP 15647995A JP H093909 A JPH093909 A JP H093909A
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JP
Japan
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block
locking means
block main
slope
main body
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JP15647995A
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Masatoshi Matsuzaki
正年 松崎
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INFURATETSUKU KK
Original Assignee
INFURATETSUKU KK
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Retaining Walls (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は法面保護用ブロックに関し、道路等
の法面の表面に千鳥格子状に縦横にブロック本体を配列
して天日、雨水等の侵食に対して法面を保護し、位置決
めと敷設作業とを行って作業能率を向上し、隣接する周
囲のブロック本体相互を一体的に結合してずれ動きをと
沈降を防止することを目的とする。 【構成】 ブロック本体1の1つの対角線I方向に隣接
して重合可能な上下のブロック本体相互に、1本の差筋
7を差込んで結合し、任意なブロック本体を中心に他方
の対角線I′方向の上下および左右を囲む隣接する各ブ
ロック本体を上下方向連結用および左右方向連結用の係
止手段2,3を介して一体的に結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は法面保護用ブロックに関
し、例えば道路の傍らや川岸に見られる法面の表面に千
鳥格子状に縦横に配列して天日、雨水、流水、雪、霜等
の自然環境における侵食に対して法面の崩壊や崩落から
法面を保護するのに使用する。
【0002】
【従来の技術】従来、道路の傍らや川岸における法面を
天日、雨水、流水、雪、霜等の侵食から法面を保護する
ための法面保護用ブロックには例えば図12乃至図14
に示すものがあった。すなわちコンクリートを型枠内に
打設し、その後養生、固化することにより、正面略矩形
で板状をなすブロック本体aが形成されたものがあっ
た。このパネル本体aの大きさは縦横の寸法は人手によ
って運搬できる程度の大きさ、例えば縦の寸法lと横の
寸法l′とがそれぞれ数十cmの大きさに形成されてい
た。そして使用にあたっては、ブロック本体aを人手に
より傾斜θを有する法面Nの表面に縦横に突き合わせて
配列する。そして上下方向Xおよび左右方向Yに法面N
の表面に配列されて法面Nを覆った隣接するブロック本
体a相互の間隙内にセメントモルタルや接着剤等の目地
材mを充填することによりブロック本体aを縦横に積み
上げるように敷設作業を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図12乃
至図14に示す上記従来の法面保護用ブロックは、縦横
に配列する隣接のブロック本体aを相互に突き合わせる
とともにブロック本体aの突き合わせ面間に目地材mを
充填することによりブロック本体aを相互に固定して法
面Nを覆うようにしていたので、ブロック本体a相互の
位置決め作業や敷設作業に時間と手間がかかり作業能率
が低かった。
【0004】また自動車が道路を走行する場合や地震等
の振動がブロック本体aに加わったり、或いは河川の洪
水等における流水圧が加わったり、さらには経時の使用
によって目地材mの結合力が低下すると、折角、法面N
の前面に積み上げて縦横に配列されるブロック本体a相
互がずれ動いたり、またはブロック本体a自体の荷重に
より、ブロック本体aが沈降したり、さらには目地材m
の設置個所に隙間やヒビ割れを生ずる等、ブロック本体
aの敷設は構造的に脆弱な構造になっていた。そしてこ
の間隙やヒビ割れ個所から雨水が侵入して法面Nを侵食
したり、間隙やヒビ割れから天日が入射することによっ
て雑草の生育を促すため、法面Nの崩落を速める原因に
なっていた。
【0005】また法面Nの傾斜θが緩い場合に、縦横に
配列されるブロック本体aの裏面に必要に応じて詰め込
まれる生コンクリートC等の裏込材は、ブロックaの裏
面に空気溜まりが生ずることにより、ブロック本体aに
対して万遍なく流れ込まなかった。従ってブロック本体
a相互の生コンクリートによる接着強度が低下し、構造
的に脆弱であった。
【0006】そこで本発明は上記従来の欠点を解決する
ものであり、ブロック本体相互の位置決めと敷設作業と
が容易且つ確実に行えて現場での作業能率が向上し、ま
た構造堅牢に隣接する周囲のブロック本体相互を一体的
に結合して地震等によって振動がブロック本体に加わっ
たり、河川の洪水等の流水圧に対して或いは経時の使用
によってブロック本体がずれ動くのを防止し、しかもブ
ロック本体相互の連結個所間に間隙やヒビ割れが生ずる
ことがなく、雨水や天火が入って雑草が生育するのを阻
止するのを目的とする。
【0007】
【発明が解決しようとする手段】本発明は上記課題を達
成するためになされたものであり、コンクリートにて略
板状に形成され、千鳥格子状に縦横に配列されることに
より法面を覆うブロック本体の上下に、上下方向に隣接
して配列されるべきブロック本体が相互に係止可能にな
る雄雌の上下方向連結用の係止手段を設け、前記ブロッ
ク本体の左右には左右方向に配列されるブロック本体が
相互に係止可能となる雄雌の左右方向連結用の第1の係
止手段を設けた法面保護用ブロックにして、前記ブロッ
ク本体は1つの対角線方向に隣接して重合可能な上下の
ブロック本体相互が、その厚み方向に差込可能になる1
本の差筋の結合力により結合され、差筋が差込まれた任
意な前記ブロック本体を中心として他の対角線方向の上
下および左右の周囲を囲む隣接する各ブロック本体は、
上下方向連結用の前記係止手段および左右方向連結用の
前記係止手段を介して全体的に一体な結合力を発揮する
という手段を採用した。
【0008】また本発明は差筋が挿入可能にブロック本
体に設ける連結孔の設置位置は、上下方向連結用の前記
係止手段における下方の複数の係止手段の間と、上下方
向連結用の係止手段の上方の係止手段の外側における1
つの前記対角線方向に設けられるという手段を採用し
た。
【0009】また本発明は上下方向連結用の前記係止手
段は、ブロック本体の表面から厚み方向に所定寸法を除
したブロック本体の上方に設けた複数の凸部と、該凸部
が嵌入可能にブロック本体の下方裏面の対応個所に設け
た凹部とより成るという手段を採用した。
【0010】また本発明は左右方向連結用の第1の係止
手段が、ブロック本体の略中程の寸法を有する係止凸部
と、該凸部が嵌入可能になる係止凹部とをブロック本体
の左右の側面に対称的に設けるという手段を採用した。
【0011】また本発明は前記ブロック本体の表面から
所定寸法を除したブロック本体の左右何れか一側および
他側の裏面に、左右方向連結用の雄雌の第2の係止手段
を設け、該係止手段は左右方向に配列されるブロック本
体の対応する相互が係止可能に設けられるという手段を
採用した。
【0012】さらに本発明は上下方向連結用の前記係止
手段と、左右方向連結用の第2の係止手段とは略L字状
に交叉してブロック本体に設けるという手段を採用し
た。
【0013】
【作用】コンクリートにより略板状に形成されるブロッ
ク本体の上下に設けた上下方向連結用の雄の係止手段を
上下方向へ千鳥格子状に隣接して配列されるべきブロッ
ク本体の対応する個所に設けた雌の係止手段内に嵌入し
てブロック本体相互の上下方向の位置決めを行う。また
ブロック本体の左右に設けた左右方向連結用の第1の係
止手段において雄の係止手段を左右方向に隣接するブロ
ック本体の対応する個所に設けた雌の係止手段内に嵌入
することにより、ブロック本体相互の左右方向および上
下方向の位置決めを行う。そして千鳥格子状に配列され
るべき任意のブロック本体の1つの対角線方向に隣接し
て重合可能な上下のブロック本体相互の厚み方向に1本
の差筋を差込むことにより、該ブロック本体相互はその
差筋の結合力により結合される。しかも1本の前記差筋
が差込まれた任意のブロック本体を中心としてその他の
対角線方向の上下方向に隣接する上下のブロック本体
と、左右方向に隣接するブロック本体との周囲を囲む隣
接する各ブロック本体相互は、上下方向連結用の前記係
止手段および左右方向連結用の第1の係止手段を介して
全体的に一体な結合力により相互に結合される。この
際、差筋が挿入可能なブロック本体に設ける連結孔の設
置位置は、上下方向連結用の係止手段における下方の係
止手段の略中間と、上下方向連結用の係止手段の外側に
おける1つの前記対角線方向に設けられている。
【0014】
【実施例】図1乃至図11に従って本発明の一実施例を
説明する。1は正面略矩形であり前面には擬石模様を施
した略板状のブロック本体であり、このブロック本体1
は型枠内にコンクリートを打設し、その後養生、固化す
ることにより形成される。ブロック本体1は、その表面
から厚み方向Zに所定寸法を除したブロック本体1の上
方表面およびブロック本体1の下方裏面に上下方向連結
用の雄雌の係止手段2を設けて上下方向に配列されるブ
ロック本体1の対応する相互が係止可能に設けられる。
またブロック本体1は、その左右に雄雌の左右方向連結
用の第1の係止手段3を設けて左右方向に配列されるブ
ロック本体1の対応する相互が係止可能に設けられる。
ブロック本体1の大きさは、図示の実施例においては、
縦の長さL1 が略800mm、また横の長さL2 が略1250mm
程度である。
【0015】4は前記ブロック本体1の上面から下面に
貫通されるように設けられた複数、例えば2個の吊り治
具挿入孔であり、この吊り治具挿入孔4,4はフォーク
状の治具(図示せず)を内部に挿入することによりブロ
ック本体1を運搬するようにするためのものである。ま
たこの吊り治具挿入孔4,4は川岸においてブロック本
体1を敷設する場合に必要に応じて法面Nに沿って上下
方向に配列される各ブロック本体1相互の整合する吊り
治具挿入孔4内に鉄筋Tが挿入されて該鉄筋Tの周囲に
セメントモルタル等の接着剤5が詰込まれることにより
鉄筋Tを固定する。そして上下方向に配列されるブロッ
ク本体1は、鉄筋Tを介して急流域における水圧に対し
て構造堅牢に連結される。
【0016】6aはブロック本体1の厚み方向Zに設け
られた連結孔であり、この連結孔6a内に1本の差筋7
が差込まれることにより任意のブロック本体1の1つの
対角線I方向に隣接して重合可能な上下のブロック本体
1,1同志が1本の差筋7の結合力により結合される。
前記差筋7が挿入可能な連結孔6aの設置位置は、上下
方向連結用の係止手段2における下方の係止手段をなす
後記凹部9a,9bの間に設けられる。6bは同じくブ
ロック本体1の前記対角線I方向の隅部に厚み方向Zに
設けられた連結孔であり、この連結孔6bはブロック本
体1が1つの対角線I方向に隣接して配列された時に前
記連結孔6aに重合して差筋7が挿入されることによ
り、ブロック本体1,1を結合するためのものである。
この連結孔6bの設置位置は、ブロック本体1の上下方
向用の係止手段2の上方の凸部8a,8bの外側におけ
る1つの対角線I方向に設けられる。そして1つの対角
線I方向に隣接する上下1対のブロック本体1,1同志
が、1本の差筋7の結合力により結合されると、図9に
示すように差筋7が差込まれた任意なブロック本体1
(斜線に示されたもの)を中心として考察すると、他の
対角線I′方向の上下および左右の周囲を囲む隣接する
各ブロック本体1,1,1,1,1は、先ず上下方向連
結用の前記係止手段2および左右方向連結用の前記係止
手段3を介して一体に結合される。そのため結合された
各ブロック本体1,1,1,1,1は全体的に構造堅牢
な結合力を発揮する。
【0017】上下方向連結用の前記係止手段2は、図2
に示すようにブロック本体1の表面から厚み方向Zに所
定寸法l2 を除したブロック本体1の上方に間隔K1
あけて設けた雄の係止手段としての複数の凸部8a,8
bと、下段に配列されるブロック本体1の該凸部8a,
8bが嵌入可能にブロック本体1の下方裏面の対応個所
に設けた凹部9a,9bとから形成される。前記所定寸
法l2 とは上下方向に配置される隣接のブロック本体1
が載置される厚みである。
【0018】また図1に示すように左右方向連結用の第
1の係止手段3は、ブロック本体1の略中程の寸法l1
を有する正面略台形の係止凸部10aと、該係止凸部1
0aが嵌入可能となる係止凹部10bとを左右の側面に
対称的に設けている。そしてブロック本体1の左右の側
面に対称的に設けた係止凹部10a,10bには相互に
左右方向に配列される隣接の前後のブロック本体1,1
の対応する係止凸部10a,10bが係止可能に嵌入さ
れることによって特に左右方向(ブロック本体1の長手
方向)Y、および上下方向(長手方向に交叉する方向)
X、さらには厚み方向(長手方向に交叉する方向)Zの
ブロック本体1の設置位置の位置決めを行うとともにブ
ロック本体1のずれ動きやガタツキを防止する。
【0019】11はブロック本体1の表面から所定寸法
2 を除したブロック本体1の左右何れか一側および他
側の裏面に設けられた左右方向連結用の第2の係止手段
であり、この第2の係止手段11は第1の係止手段2に
対して左右方向に設置位置をずらして併設され且つ上下
方向連結用の係止手段3の前記凸部8a,8bに対して
略L字状に交叉して設けられる(図1参照)。そして図
示ではブロック本体1の右側の裏面に、前記上下方向連
結用の凹部9a,9bに略L字状に交叉して設けられた
係止凹部12と、上下方向連結用の凸部8a,8bに略
L字状に交叉してブロック本体1の他側に設けられた係
止凸部13とから形成される。Lは前記係止手段2の凸
部8a,8bと、左右方向連結用の第2の係止手段13
とが敷設される壁面の長さである。
【0020】14a,14bは製品の抜け勾配である。
【0021】なお15は基礎部、16は縦横に結合され
たブロック本体1と法面Nとの間に形成される間隙K内
に詰め込まれる裏込材である。
【0022】本発明の一実施例は以上の構成からなり、
道路、河岸等の法面Nの表面を覆うために施工を行うの
には、先ず栗石の上面にコンクリートを用いる等して基
礎部15を形成する。また必要に応じて法面Nの前面に
は敷設すべきブロック本体1の裏面の間隙Kに詰込むべ
き、砕石、栗石、コンクリート等の裏込材16を敷設す
るようにしてもよい。
【0023】そしてこの基礎部15の上面に、法面Nの
表面に対してブロック本体1を左右方向Yに並べること
により、最下段のブロック本体1を横一列に順次、配列
する(図8、図9、図10参照)。
【0024】ブロック本体1を横一列に配列するのに
は、先ずブロック本体1の左右に設けた左右方向連結用
の第1の係止手段3としての正面略台形の係止凸部10
a,10aと、係止凹部10b,10bのうち、係止凹
部10bには隣接する後続のブロック本体1の係止凸部
10aを嵌入し、また係止凸部10aは隣接する後続の
ブロック本体1の係止凹部10b内に嵌入する。
【0025】この際、先行するブロック本体1の係止凹
部10b内に後続のブロック本体1の係止凸部10aを
嵌入し、また先行のブロック本体1の係止凸部10aを
後続のブロック本体1の係止凹部10b内に嵌入するこ
とにより、特に左右方向(ブロック本体1の長手方向)
Yのブロック本体1相互の位置決めが容易に行なえるほ
か、ブロック本体1の上下方向(ブロック本体1の長手
方向に交叉する方向)Xの位置決めを行う。
【0026】しかもブロック本体1の左右に設けた左右
方向連結用の第1の係止手段3に対してさらにブロック
本体1の左右方向には設置位置をずらして係止凹部10
bと係止凸部10aとからなる第2の係止手段11が形
成されているので、先行するブロック本体1の係止凸部
10aを隣接する後続のブロック本体1の係止凹部10
b内に嵌入することにより左右方向連結用の前記第1の
係止手段3と、第2の係止手段11とが協同してブロッ
ク本体1相互を二重に位置決めして基礎部15の上に横
一列に最下段のブロック本体1を順次、連結して配列す
る。
【0027】そして、従来のブロック本体aの数個分の
敷設面積を1個で占め、845kg もの重量を有するブロッ
ク本体1には2個の吊り治具挿入孔4,4が設けられて
いるので、この吊り治具挿入孔4,4内にフォーク状の
治具(図示せず)を挿通してクレーン等を使用してブロ
ック本体1を吊り上げることにより、ブロック本体1を
所望個所に運搬し、移動でき、作業能率は向上する。
【0028】次いで同様にして最下段のブロック本体1
の上に2段目のブロック本体1を順次、積み重ねて行く
が、この実施例では最下段のブロック本体1に対して2
段目のブロック本体1を千鳥格子状に積み重ねる。
【0029】これには表面から厚み方向Zに所定寸法l
2 を除してブロック本体1の上方に設けた最下段の任意
のブロック本体1の上下方向連結用の左右2個の凸部8
a,8bの各々を、2段目のブロック本体1における左
右に隣接する2個のブロック本体1,1の下方裏面に夫
々2個づつ設けた上下連結用の凹部9a,9b;9a,
9bのうちの対応する先方および後方の凹部9a,9b
内に嵌入する。この結果、最下段のブロック本体1に対
して2段目のブロック本体1は左右方向Yへブロック本
体1の長さLの略半分の長さ分、位相がずらされて左右
方向Yの位置決めがなされるとともに上下方向Xに位置
決めがなされて積み重ねられる(図8、図9参照)。
【0030】そして2段目のブロック本体1も先行する
ブロック本体1の左右方向連結用の第1の係止手段3の
係止凸部10aが後続のブロック本体1の一側(先端
側)に設けた係止凹部10b内に、また係止凸部10a
に対称的に設けた係止凹部10b内に後続のブロック本
体1の一側に設けた係止凸部10aを嵌入することによ
り2段目のブロック本体1を最下段のブロック本体1の
上に左右方向Y、上下方向X、および厚み方向Zに位置
決めし、千鳥格子状に順次、積み重ねて配列する。
【0031】その後、ブロック本体1の下方裏面に有す
る凹部9a,9bの間に設けた連結孔6aと、該連結孔
6aに重合するように上方に配列されるブロック本体1
の上下方向連結用の係止手段2の凸部8a,8bの外側
における1つの対角線I方向の対応個所に設けた連結孔
6bとに1本の差筋7を挿入すると、この差筋7により
1つの対角線I方向に配列されるブロック本体1,1同
志は葺合わせられた状態で一体的に結合される。そし
て、図9および図11に示すようにブロック本体1を千
鳥格子状に積み重ねる場合に、重合された連結孔6a,
6b内にセメントモルタル5′を詰め込んで差筋7をセ
メントモルタル5′により固定すると、差筋7による最
下段のブロック本体1と、その上部に1つの対角線I方
向に載置される2段目のブロック本体1との結合力は強
固になる。このようにして最下段のブロック本体1と、
2段目のブロック本体1とは位相がずれされた状態で結
合される。
【0032】そして2段目に対して3段目を、さらに3
段目に対して4段目と以後同様に、先ずブロック本体1
の上下方向においては、上方に左右方向に隣接して位置
する2個のブロック本体1,1の下方裏面に設けた凹部
9a,9b;9a,9bのうちの後方および前方の夫々
の凹部9b,9a内に、下方に位相をずらして位置し、
接続すべきブロック本体1の上方表面に設けた2個の凸
部8a,8bを嵌入することにより上方および下方に位
置するブロック本体1,1,1を上下方向Xおよび左右
方向Yに位置決めする。
【0033】また同段に位置するブロック本体1相互
は、ブロック本体1の左右の側面に対称的に設けた左右
方向連結用の第1の係止手段3の係止凸部10aと、係
止凸部10aが嵌入可能になる係止凹部10bと、およ
び第2の係止手段11としての係止凹部12と、係止凸
部13とを用いてブロック本体1相互は上下方向X、左
右方向Y、および厚み方向Zについてそれぞれ位置決め
される。
【0034】その後1本の差筋7をブロック本体1の下
方裏面に設けた凹部9a,9bの中間に設けた連結孔6
aと、何れかの前記凹部9a,9b内に嵌入される凸部
8a,8bを有し、対角線I方向における上下に接続す
べきブロック本体1に前記連結孔6aに重合するように
対応位置に設けた連結孔6bとに1本の差筋7を挿入す
れば、任意のブロック本体1に対してその1つの対角線
I方向に隣接して重合可能な上下のブロック本体1相互
が1本の差筋7の結合力により結合される。
【0035】この時、1つのブロック本体1宛に、その
対角線I方向の2個所において連結孔6a,6bの重合
個所が位置し、差筋7の差込みが行われるので、対角線
I方向の上下のブロック本体1,1,1は差筋7の結合
により、上下方向X、左右方向Y、厚み方向Zの何れの
方向からの振動や外力に対して構造堅牢に結合される。
【0036】このように差筋7の連結孔6a,6b内へ
の各ブロック毎の差込操作と、上下方向連結用の凹部9
a,9b内への凸部8a,8bの嵌入操作を繰り返して
行うことにより、図8、図9、および図10に示すよう
に、法面Nの前方に、法面Nの傾斜θに沿って縦横に且
つ千鳥格子状にブロック本体1を所望数段積み重ねて配
列することができる。
【0037】この際、千鳥格子状に縦横に積み重ねられ
るブロック本体1相互の結合状態を例えば図9の例えば
差筋7が差込まれた任意な上側のブロック本体1(斜線
で示すもの)を中心として考えると、そのブロック本体
1の1つの対角線I方向の上下に位置するブロック本体
1,1相互は、上下方向連結用の係止手段2における下
方の凹部9a,9bの間に設けた連結孔6aと、該連結
孔6aに重合するように下段のブロック本体1の上方の
係止手段2の凸部8bの外側に設けた連結孔6bが重合
して差筋7を差し込むようにして結合する。そして他の
対角線I′方向に配列されたブロック本体1,1同志
は、上段に位置するブロック本体1の上下方向連結用の
係止手段2の凹部9a,9b内にブロック本体1の凸部
8a,8bが嵌入されることによりブロック本体1,1
相互は結合力を発揮する。また左右方向Yには、左右方
向連結用の第1の係止手段3の係止凸部10aと、係止
凹部10bとにより、しかも第2の係止手段11として
の係止凸部13と係止凹部12とにより、ブロック本体
1相互は左右方向に連結される。
【0038】従って斜線で示された任意のブロック本体
1を中心としてそれを千鳥格子状に囲む上下左右のブロ
ック本体1,1,1,1,1,1,1相互は一体な結合
力を発揮する。このため自動車が走行したり、また地震
等の振動に対して、或いは河川の洪水時における流水に
対してもブロック本体1相互は構造堅牢な結合力を発揮
するとともにずれ動きや地盤沈下を防止できる。そして
ブロック本体1相互の連結個所から雨水、雪が侵入する
ことにより法面Nが崩落したり、崩壊されるのが防止さ
れる。しかも法面Nの傾斜θは、通常26.5〜45度の範囲
にあるが、特に法面Nが緩傾斜の場合に、ブロック本体
1の背面に打設される胴込用のコンクリートが空気溜ま
りにより阻止されて流動性に欠けても、ブロック本体1
は上下左右の如何なる方向に対しても縦横に一体に結合
される。
【0039】また法面Nの緩急の傾斜度合いに応じて、
しかも法面Nの表面に形成される起伏の深浅に応じて上
下方向に配列されるブロック本体1,1相互の取付角度
をその厚み方向Zへ自在に調整できる。
【0040】また必要に応じ、急流域の川岸の法面Nに
沿ってブロック本体1を縦横に敷設する場合には、上下
重合しているブロック本体1の吊り治具挿入孔4,4内
に例えば図2および図9に示すように鉄筋Tを挿入の
上、セメントモルタル等の接着剤5を吊り治具挿入孔
4,4内に詰め込むことにより積み重ねられているブロ
ック本体1相互を鉄筋Tを介して強固に連結することに
より、急流の水圧に対してブロック本体1を強固に連結
するようになしてもよい。
【0041】こうしてブロック本体1の敷設施工作業を
完了する。
【0042】なお上記実施例においてブロック本体1の
形状は正面略矩形に形成したものを図示しているが、こ
れは例示であり、これに限ることなく正方形に形成され
てもよい。しかも上下方向連結用の係止手段2の凸部8
a,8bと凹部9a,9bの、また左右方向連結用の第
1の係止手段3と第2の係止手段11との係止凸部10
a,13および係止凹部10b,12のそれぞれの設置
数の増減変更は自由に行なえる。
【0043】なお上記実施例においては、1本の差筋7
が差込まれる連結孔6a,6bの設置位置を上下方向連
結用の係止手段としての凹部9a,9bの間に設けた連
結孔6aと、1つの対角線I方向に設けた連結孔6bと
で形成しているが、連結孔6bの設置位置を他の対角線
I′方向に設けて千鳥格子状に積み重ねるブロック本体
1を上下方向に隣接して1本の差筋7により結合する場
合も本発明の適用範囲である。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明は、ブロック本体の
上下に設けた上下方向連結用の係止手段によりブロック
本体相互の位置決めが容易且つ確実に行え、またブロッ
ク本体の1つの対角線方向に隣接して重合可能な上下の
ブロック本体相互は、厚み方向に1本の差筋を差し込む
ことにより、その差筋の結合力により一体に結合され、
ブロック本体の敷設作業が効率的に行なえる。
【0045】またブロック本体相互は中心に位置する任
意のブロック本体に対して他の対角線方向の上下に配列
されるブロック本体および左右のブロック本体の周囲の
ブロック本体相互が上下方向連結用の係止手段を介して
一体に結合されるので、構造堅牢になり、自動車の走行
や地震による振動が加わったり、河川の洪水等の流水圧
に対して或いは経時の使用によってブロック本体がずれ
動くのを防止したり、沈降するのを防止できる。そして
ブロック本体相互の間の連結個所に間隙やヒビ割れが生
ずることがなくなるとともに雨水や天火が入って雑草が
生育するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の法面保護用ブロックの一実施例を示す
正面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく底面図である。
【図4】同じく裏面図である。
【図5】同じく左側面図である。
【図6】同じく右側面図である。
【図7】図1のA−A断面図である。
【図8】同じくブロック本体を法面へ敷設した状態を示
す正面図である。
【図9】同じく拡大した状態の一部を示す正面図であ
る。
【図10】同じく断面図である。
【図11】同じくブロック本体相互を差筋により結合し
た状態を示す拡大断面図である。
【図12】従来のこの種の法面ブロックの敷設状態を示
す長手方向の断面図である。
【図13】同じく従来の法面ブロックの敷設状態を示す
正面図である。
【図14】同じく断面図である。
【符号の説明】
1 ブロック本体 2 上下方向連結用の係止手段 3 左右方向連結用の係止手段 6a 連結孔 6b 連結孔 7 差筋 8a 凸部 8b 凸部 9a 凹部 9b 凹部 10a 係止凸部 10b 係止凹部 11 第2の係止手段 L1 長さ L2 長さ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートにて略板状に形成され、千
    鳥格子状に縦横に配列されることにより法面を覆うブロ
    ック本体の上下に、上下方向へ隣接して配列されるべき
    ブロック本体が相互に係止可能になる雄雌の上下方向連
    結用の係止手段を設け、前記ブロック本体の左右には左
    右方向へ配列されるブロック本体が相互に係止可能とな
    る雄雌の左右方向連結用の第1の係止手段を設けた法面
    保護用ブロックにして、前記ブロック本体は1つの対角
    線方向に隣接して重合可能な上下のブロック本体相互
    が、その厚み方向に差込可能になる1本の差筋の結合力
    により結合され、差筋が差込まれた上側の任意な前記ブ
    ロック本体を中心として他の対角線方向の上下および左
    右の周囲を囲む隣接する各ブロック本体は、上下方向連
    結用の前記係止手段および左右方向連結用の前記係止手
    段を介して全体的に一体な結合力を発揮することを特徴
    とした法面保護用ブロック。
  2. 【請求項2】 前記差筋が挿入可能にブロック本体に設
    ける連結孔の設置位置は、上下方向連結用の前記係止手
    段における下方の係止手段の間と、上下方向連結用の係
    止手段の上方の係止手段の外側における1つの前記対角
    線方向に設けられることを特徴とした請求項1に記載の
    法面保護用ブロック。
  3. 【請求項3】 上下方向連結用の前記係止手段は、ブロ
    ック本体の表面から厚み方向に所定寸法を除したブロッ
    ク本体の上方に設けた複数の凸部と、該凸部が嵌入可能
    にブロック本体の下方裏面の対応個所に設けた凹部とよ
    り成ることを特徴とした請求項1または請求項2に記載
    の法面保護用ブロック。
  4. 【請求項4】 左右方向連結用の第1の前記係止手段
    は、ブロック本体の略中程の寸法を有する係止凸部と、
    該係止凸部が嵌入可能になる係止凹部とをブロック本体
    の左右の側面に対称的に設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の法面保護用ブロック。
  5. 【請求項5】 前記ブロック本体の表面から所定寸法を
    除したブロック本体の左右何れか一側および他側の裏面
    に、左右方向連結用の雄雌の第2の係止手段を設け、該
    係止手段は左右方向に配列されるブロック本体の対応す
    る相互が係止可能に設けられることを特徴とする請求項
    1に記載の法面保護用ブロック。
  6. 【請求項6】 上下方向連結用の前記係止手段と、左右
    方向連結用の第2の係止手段とは略L字状に交叉してブ
    ロック本体に設けられることを特徴とする請求項1に記
    載の法面保護用ブロック。
JP15647995A 1995-06-22 1995-06-22 法面保護用ブロック Withdrawn JPH093909A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200446576Y1 (ko) * 2007-10-26 2009-11-11 주식회사 하은산업 조립식 다단 적층블럭

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200446576Y1 (ko) * 2007-10-26 2009-11-11 주식회사 하은산업 조립식 다단 적층블럭

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