JPH0939137A - 被覆用積層シート - Google Patents
被覆用積層シートInfo
- Publication number
- JPH0939137A JPH0939137A JP19021295A JP19021295A JPH0939137A JP H0939137 A JPH0939137 A JP H0939137A JP 19021295 A JP19021295 A JP 19021295A JP 19021295 A JP19021295 A JP 19021295A JP H0939137 A JPH0939137 A JP H0939137A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- weight
- group
- laminated sheet
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 クッション性と接触感にすぐれ、難燃性があ
り、ハロゲンを含まないので燃焼しても環境上の問題が
なく、合成樹脂成形体表面及び平板状態の芯材に貼り付
け可能で、貼り付けた後でも容易に成形することができ
る被覆用積層シートを提供する。 【解決手段】 本発明被覆用積層シートは、熱可塑性ポ
リウレタン系エラストマーを主成分とする表面層と、接
着性樹脂層と、熱可塑性樹脂を主成分とする基材層とが
この順に積層されてなり、基材層の熱可塑性樹脂100
重量部に対し、窒素化合物と燐化合物からなる混合難燃
剤が5〜100重量部含有されている。
り、ハロゲンを含まないので燃焼しても環境上の問題が
なく、合成樹脂成形体表面及び平板状態の芯材に貼り付
け可能で、貼り付けた後でも容易に成形することができ
る被覆用積層シートを提供する。 【解決手段】 本発明被覆用積層シートは、熱可塑性ポ
リウレタン系エラストマーを主成分とする表面層と、接
着性樹脂層と、熱可塑性樹脂を主成分とする基材層とが
この順に積層されてなり、基材層の熱可塑性樹脂100
重量部に対し、窒素化合物と燐化合物からなる混合難燃
剤が5〜100重量部含有されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂成形体の
表面に貼り付け可能であり、平板状態の芯材へ貼り付け
て成形可能な被覆用積層シートであって、自動車内装材
やオフィスオートメーション機器、家電製品などのハウ
ジング、建築内装等の人の目に触れる部分に被覆するこ
とにより良好な接触感と耐傷付き性を付与でき、且つ、
難燃性を備えた被覆用積層シートに関する。
表面に貼り付け可能であり、平板状態の芯材へ貼り付け
て成形可能な被覆用積層シートであって、自動車内装材
やオフィスオートメーション機器、家電製品などのハウ
ジング、建築内装等の人の目に触れる部分に被覆するこ
とにより良好な接触感と耐傷付き性を付与でき、且つ、
難燃性を備えた被覆用積層シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用内装材等の表面に貼り付
ける内装用積層シートとしては、例えば、表面がエンボ
ス加工された軟質塩化ビニル樹脂(以下、PVCとい
う)シートからなり、必要に応じてその裏面に発泡シー
トが積層された積層シートが用いられてきた。しかし、
このようなPVCシートは柔軟性に欠け、又、その製造
段階において複数の製造工程を必要とする。これに対し
て、例えば、特公平1−14023号公報や特公平3−
25346号公報に記載のように、ポリオレフィン系樹
脂とエチレン・α−オレフィン系共重合体ゴムの部分架
橋物とのブレンド物からなり、表面がエンボス加工され
たポリオレフィン系熱可塑性エラストマー層の裏面側
に、ポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィ
ンからなる発泡体層を積層した内装用シートが提案され
ている。
ける内装用積層シートとしては、例えば、表面がエンボ
ス加工された軟質塩化ビニル樹脂(以下、PVCとい
う)シートからなり、必要に応じてその裏面に発泡シー
トが積層された積層シートが用いられてきた。しかし、
このようなPVCシートは柔軟性に欠け、又、その製造
段階において複数の製造工程を必要とする。これに対し
て、例えば、特公平1−14023号公報や特公平3−
25346号公報に記載のように、ポリオレフィン系樹
脂とエチレン・α−オレフィン系共重合体ゴムの部分架
橋物とのブレンド物からなり、表面がエンボス加工され
たポリオレフィン系熱可塑性エラストマー層の裏面側
に、ポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィ
ンからなる発泡体層を積層した内装用シートが提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなポ
リオレフィン系熱可塑性エラストマーは耐傷付性(耐ス
クラッチ性)に劣るうえに分散性が低く、他の樹脂とブ
レンドしなければシート状に成膜し難いという問題があ
る。又、このようなポリオレフィン系熱可塑性エラスト
マーは汎用樹脂と比べて高価なため、薄膜化や汎用樹脂
とのブレンド比の検討がなされている。しかし、薄膜化
することにより強度が低下したり、エンボス模様をつけ
る際には転写が充分でなくなり、外観が悪くなるという
問題もある。
リオレフィン系熱可塑性エラストマーは耐傷付性(耐ス
クラッチ性)に劣るうえに分散性が低く、他の樹脂とブ
レンドしなければシート状に成膜し難いという問題があ
る。又、このようなポリオレフィン系熱可塑性エラスト
マーは汎用樹脂と比べて高価なため、薄膜化や汎用樹脂
とのブレンド比の検討がなされている。しかし、薄膜化
することにより強度が低下したり、エンボス模様をつけ
る際には転写が充分でなくなり、外観が悪くなるという
問題もある。
【0004】又、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマ
ーと汎用樹脂とのブレンドは、一般的に成膜上、エラス
トマー100重量部に対して好ましくはポリエチレン又
はポリプロピレン又はこれらの併用で10〜40重量部
の範囲で行われているが、コストダウンのため、汎用樹
脂の添加量がこれ以上になると、伸展性や柔軟性、風合
が低下するという問題がある。
ーと汎用樹脂とのブレンドは、一般的に成膜上、エラス
トマー100重量部に対して好ましくはポリエチレン又
はポリプロピレン又はこれらの併用で10〜40重量部
の範囲で行われているが、コストダウンのため、汎用樹
脂の添加量がこれ以上になると、伸展性や柔軟性、風合
が低下するという問題がある。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解消し、クッ
ション性と接触感にすぐれ、難燃性があり、ハロゲンを
含まないので焼却の際にも環境上の問題がなく、合成樹
脂成形体表面及び平板状態の芯材に貼り付け可能で、貼
り付けた後でも容易に成形することができる被覆用積層
シートを提供することを目的とする。
ション性と接触感にすぐれ、難燃性があり、ハロゲンを
含まないので焼却の際にも環境上の問題がなく、合成樹
脂成形体表面及び平板状態の芯材に貼り付け可能で、貼
り付けた後でも容易に成形することができる被覆用積層
シートを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明被
覆用積層シートは、熱可塑性ポリウレタン系エラストマ
ーを主成分とする表面層と、接着性樹脂層と、熱可塑性
樹脂を主成分とする基材層とがこの順に積層されてな
り、基材層の熱可塑性樹脂100重量部に対し、窒素化
合物と燐化合物からなる混合難燃剤が5〜100重量部
含有されていることを特徴とするものである。
覆用積層シートは、熱可塑性ポリウレタン系エラストマ
ーを主成分とする表面層と、接着性樹脂層と、熱可塑性
樹脂を主成分とする基材層とがこの順に積層されてな
り、基材層の熱可塑性樹脂100重量部に対し、窒素化
合物と燐化合物からなる混合難燃剤が5〜100重量部
含有されていることを特徴とするものである。
【0007】請求項2記載の本発明被覆用積層シート
は、請求項1記載の被覆用積層シートであって、基材層
の接着性樹脂層とは反対面に熱可塑性樹脂からなる発泡
体層が積層されてなるものである。
は、請求項1記載の被覆用積層シートであって、基材層
の接着性樹脂層とは反対面に熱可塑性樹脂からなる発泡
体層が積層されてなるものである。
【0008】請求項3記載の本発明被覆用積層シート
は、熱可塑性ポリウレタン系エラストマーを主成分とす
る表面層と、接着性樹脂層と、熱可塑性樹脂を主成分と
する基材層、及び熱可塑性樹脂からなる発泡体層とがこ
の順に積層されてなり、上記発泡体の熱可塑性樹脂10
0重量部に対し、窒素化合物と燐化合物からなる混合難
燃剤が25〜100重量部が含有されていることを特徴
とするものである。
は、熱可塑性ポリウレタン系エラストマーを主成分とす
る表面層と、接着性樹脂層と、熱可塑性樹脂を主成分と
する基材層、及び熱可塑性樹脂からなる発泡体層とがこ
の順に積層されてなり、上記発泡体の熱可塑性樹脂10
0重量部に対し、窒素化合物と燐化合物からなる混合難
燃剤が25〜100重量部が含有されていることを特徴
とするものである。
【0009】又、請求項4記載の本発明被覆用積層シー
トは、請求項1乃至3のいずれかに記載の被覆用積層シ
ートであって、燐化合物が下式(1)又は(2)で表さ
れるものであり、窒素化合物が下式(3)で表されるも
のである。
トは、請求項1乃至3のいずれかに記載の被覆用積層シ
ートであって、燐化合物が下式(1)又は(2)で表さ
れるものであり、窒素化合物が下式(3)で表されるも
のである。
【化4】 (式中、nは20以上の整数であり、A1 、A2 、及び
A3 は同一であるか又は異なり、それぞれ独立して、
H、NH2 、又はCONH2 である。但し、A1、
A2 、及びA3 が、すべてH又はCONH2 であること
はない。)
A3 は同一であるか又は異なり、それぞれ独立して、
H、NH2 、又はCONH2 である。但し、A1、
A2 、及びA3 が、すべてH又はCONH2 であること
はない。)
【化5】 (式中、R1 は、水素、もしくは炭素原子1〜16個を
有する直鎖状または分岐状のアルキル基又はアリール基
であり、R2 は、水酸基、水素、もしくは炭素原子1〜
16個を有する直鎖状または分岐状のアルキル基、アル
コキシ基、アリール基又はアリールオキシ基であり、R
3 は、水素、もしくは炭素原子1〜16個を有する直鎖
状または分岐状のアルキル基又はアリール基である。)
有する直鎖状または分岐状のアルキル基又はアリール基
であり、R2 は、水酸基、水素、もしくは炭素原子1〜
16個を有する直鎖状または分岐状のアルキル基、アル
コキシ基、アリール基又はアリールオキシ基であり、R
3 は、水素、もしくは炭素原子1〜16個を有する直鎖
状または分岐状のアルキル基又はアリール基である。)
【化6】 (式中、R4 〜R6 は、それぞれ独立して、水素、又は
炭素原子1〜16個を有するヒドロキシアルキル基、ジ
ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアリール基又はジヒ
ドロキシアリール基である。)
炭素原子1〜16個を有するヒドロキシアルキル基、ジ
ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアリール基又はジヒ
ドロキシアリール基である。)
【0010】本発明において、表面層を構成する熱可塑
性ポリウレタン系エラストマーは、常温でゴム弾性を有
し、高温では可塑化されて各種の形状に成形加工が可能
なものであり、一般に分子中のエントロピー弾性を有す
るゴム成分(ソフトセグメント)として、ポリエーテ
ル、ポリエステル、ポリカーボネートを有し、塑性変形
を防止するための分子拘束成分(ハードセグメント)と
して、ウレタン結合で構成されたセグントを有してい
る。成形可能な範囲においては一部架橋構造を有する場
合もあるが、広範囲の三次元網目構造は有していない。
性ポリウレタン系エラストマーは、常温でゴム弾性を有
し、高温では可塑化されて各種の形状に成形加工が可能
なものであり、一般に分子中のエントロピー弾性を有す
るゴム成分(ソフトセグメント)として、ポリエーテ
ル、ポリエステル、ポリカーボネートを有し、塑性変形
を防止するための分子拘束成分(ハードセグメント)と
して、ウレタン結合で構成されたセグントを有してい
る。成形可能な範囲においては一部架橋構造を有する場
合もあるが、広範囲の三次元網目構造は有していない。
【0011】上記熱可塑性ポリウレタン系エラストマー
は、良好な耐傷付性を発現するために、そのガラス転移
点(Tg)は−50〜20℃のものが好ましい。分子量
は剛性の点から高い方が好ましく、重量平均分子量で2
万〜300万の範囲が好ましい。又、その硬さは裏面層
に積層する基材層や発泡体層の硬さや、厚みによっても
異なるが、JIS A硬度で50〜98程度の範囲のも
のが好ましい。
は、良好な耐傷付性を発現するために、そのガラス転移
点(Tg)は−50〜20℃のものが好ましい。分子量
は剛性の点から高い方が好ましく、重量平均分子量で2
万〜300万の範囲が好ましい。又、その硬さは裏面層
に積層する基材層や発泡体層の硬さや、厚みによっても
異なるが、JIS A硬度で50〜98程度の範囲のも
のが好ましい。
【0012】又、上記熱可塑性ポリウレタン系エラスト
マーには、表面層の表面に艶消し感(スエード感)を付
与するために弾性微粒子を含有させるのが好ましい。こ
こで、弾性微粒子とは、その形状が変形するまで加圧し
た後に開放した際に、弾性回復する性質を有する微粒子
であって、例えば、ポリウレタン、アクリル樹脂、アク
リル−ウレタン樹脂、ポリスチレン、スチレン−イソプ
レン共重合体等からなり、上記熱可塑性ウレタンエラス
トマーの溶融混練成形の際に溶融しないものが用いられ
る。
マーには、表面層の表面に艶消し感(スエード感)を付
与するために弾性微粒子を含有させるのが好ましい。こ
こで、弾性微粒子とは、その形状が変形するまで加圧し
た後に開放した際に、弾性回復する性質を有する微粒子
であって、例えば、ポリウレタン、アクリル樹脂、アク
リル−ウレタン樹脂、ポリスチレン、スチレン−イソプ
レン共重合体等からなり、上記熱可塑性ウレタンエラス
トマーの溶融混練成形の際に溶融しないものが用いられ
る。
【0013】本発明で接着性樹脂層を構成する樹脂とし
ては、上記表面層及び基材層を構成する樹脂に相溶する
ポリマー又はオリゴマーが用いられる。このような樹脂
分としては、主鎖又は側鎖に水酸基、アミド基、エポキ
シ基、カルボン酸基、カルボン酸エステル基等の官能基
を有する化合物を含むポリマー又はオリゴマーが用いら
れる。これら官能基のうち、特にカルボン酸基を有する
ものが好ましく、カルボン酸の量としては、ポリマー又
はオリゴマーの酸価が1〜30mgKOH/gのものが
好ましい。ポリマーの分子量は特に限定されないが、一
般的には0.2〜50万程度である。軟化点は100〜
220℃程度が好ましい。軟化点がこの範囲よりも低す
ぎると得られたシートの耐熱性が悪くなり、高すぎると
接着性が悪くなる傾向にある。
ては、上記表面層及び基材層を構成する樹脂に相溶する
ポリマー又はオリゴマーが用いられる。このような樹脂
分としては、主鎖又は側鎖に水酸基、アミド基、エポキ
シ基、カルボン酸基、カルボン酸エステル基等の官能基
を有する化合物を含むポリマー又はオリゴマーが用いら
れる。これら官能基のうち、特にカルボン酸基を有する
ものが好ましく、カルボン酸の量としては、ポリマー又
はオリゴマーの酸価が1〜30mgKOH/gのものが
好ましい。ポリマーの分子量は特に限定されないが、一
般的には0.2〜50万程度である。軟化点は100〜
220℃程度が好ましい。軟化点がこの範囲よりも低す
ぎると得られたシートの耐熱性が悪くなり、高すぎると
接着性が悪くなる傾向にある。
【0014】又、基材層に熱可塑性ポリオレフィン系エ
ラストマーが用いられる場合には、接着性樹脂層を構成
する樹脂として塩素化ポリオレフィン、アイオノマー樹
脂(エチレン−メタクリル酸共重合体金属塩)、酸変性
されたポリオレフィン樹脂、酸変性されたスチレン−ブ
タジエン−スチレン共重合体、酸変性されたスチレン−
エチレン・ブチレン−スチレン共重合体などが用いら
れ、特にそれ自体もエラストマーとしての性質(例え
ば、JIS A硬度50〜98程度)を示すものが好ま
しい。
ラストマーが用いられる場合には、接着性樹脂層を構成
する樹脂として塩素化ポリオレフィン、アイオノマー樹
脂(エチレン−メタクリル酸共重合体金属塩)、酸変性
されたポリオレフィン樹脂、酸変性されたスチレン−ブ
タジエン−スチレン共重合体、酸変性されたスチレン−
エチレン・ブチレン−スチレン共重合体などが用いら
れ、特にそれ自体もエラストマーとしての性質(例え
ば、JIS A硬度50〜98程度)を示すものが好ま
しい。
【0015】本発明で基材層を構成する樹脂としては、
熱可塑性エラストマーや、ポリスチレン系樹脂、アクリ
ル系ポリマー、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル系樹
脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、アク
リロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、変性ポ
リフェニレンオキサイド、ポリフェニレンサルファイ
ド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケト
ン、アイオノマー樹脂(エチレン−メタクリル酸共重合
体金属塩)などが挙げられるが、より柔軟なソフトタッ
チ感を付与するためには熱可塑性エラストマーを用いる
のが好ましい。
熱可塑性エラストマーや、ポリスチレン系樹脂、アクリ
ル系ポリマー、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル系樹
脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、アク
リロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、変性ポ
リフェニレンオキサイド、ポリフェニレンサルファイ
ド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケト
ン、アイオノマー樹脂(エチレン−メタクリル酸共重合
体金属塩)などが挙げられるが、より柔軟なソフトタッ
チ感を付与するためには熱可塑性エラストマーを用いる
のが好ましい。
【0016】このような熱可塑性エラストマーとして
は、成形性及びコスト面ですぐれた熱可塑性ポリオレフ
ィン系エラストマー(EPR)が好ましい。熱可塑性ポ
リオレフィン系エラストマーはハードセグメントとして
ポリプロピレンを有し、ソフトセグメントとしてポリエ
チレンを有するもの(EPM)又はエチレンと少量のジ
エンとの共重合体を有するもの(EPDM)、或いはこ
れらを混合したものや、有機過酸化物を用いてこれらを
部分架橋したものなどを用いることができる。
は、成形性及びコスト面ですぐれた熱可塑性ポリオレフ
ィン系エラストマー(EPR)が好ましい。熱可塑性ポ
リオレフィン系エラストマーはハードセグメントとして
ポリプロピレンを有し、ソフトセグメントとしてポリエ
チレンを有するもの(EPM)又はエチレンと少量のジ
エンとの共重合体を有するもの(EPDM)、或いはこ
れらを混合したものや、有機過酸化物を用いてこれらを
部分架橋したものなどを用いることができる。
【0017】上記熱可塑性ポリオレフィン系エラストマ
ーの硬さは、一般にJIS A硬度で50〜98の範囲
のものが好ましい。又、熱可塑性ポリオレフィン系エラ
ストマーの押出成形性等を改良するために、さらにポリ
プロピレンや直鎖状低密度ポリエチレンなどのポリオレ
フィン系樹脂が混合されていてもよい。
ーの硬さは、一般にJIS A硬度で50〜98の範囲
のものが好ましい。又、熱可塑性ポリオレフィン系エラ
ストマーの押出成形性等を改良するために、さらにポリ
プロピレンや直鎖状低密度ポリエチレンなどのポリオレ
フィン系樹脂が混合されていてもよい。
【0018】又、特殊なポリプロピレン系樹脂、即ち、
チタン化合物及びアルミニウム化合物の存在下におい
て、先ずプロピレン系樹脂を予備重合して得られたチタ
ン含有ポリプロピレン系樹脂と、上記チタン化合物及び
アルミニウム化合物の存在下において、プロピレンとエ
チレン、或いはプロピレンとα−オレフィンを共重合さ
せて得られたプロピレン−エチレン共重合体、或いはプ
ロピレン−α−オレフィン共重合体とからなるポリプロ
ピレン系樹脂を用いるのも好ましい。
チタン化合物及びアルミニウム化合物の存在下におい
て、先ずプロピレン系樹脂を予備重合して得られたチタ
ン含有ポリプロピレン系樹脂と、上記チタン化合物及び
アルミニウム化合物の存在下において、プロピレンとエ
チレン、或いはプロピレンとα−オレフィンを共重合さ
せて得られたプロピレン−エチレン共重合体、或いはプ
ロピレン−α−オレフィン共重合体とからなるポリプロ
ピレン系樹脂を用いるのも好ましい。
【0019】上記特殊なポリプロピレン系樹脂は、重量
平均分子量が8万〜50万で、クロス分別法による0℃
以下での溶出量が全ポリプロピレン系樹脂量の25〜7
5重量%であり、0℃を超え80℃以下での溶出量が5
〜45重量%、80℃を超え100℃以下での溶出量が
2〜45重量%、100℃を超え125℃以下での溶出
量が2〜40重量%のものを用いるのが好ましい。
平均分子量が8万〜50万で、クロス分別法による0℃
以下での溶出量が全ポリプロピレン系樹脂量の25〜7
5重量%であり、0℃を超え80℃以下での溶出量が5
〜45重量%、80℃を超え100℃以下での溶出量が
2〜45重量%、100℃を超え125℃以下での溶出
量が2〜40重量%のものを用いるのが好ましい。
【0020】本発明被覆用積層シートに用いる難燃剤
は、前記式(1)又は(2)を有する燐化合物と、前記
式(3)を有する窒素化合物とからなる混合物である。
式(1)で表される燐化合物としては、ポリリン酸アン
モニウム、ポリリン酸アミド等が挙げられる。ポリリン
酸アンモニウムでは、重合度が200〜1000程度で
あり、表面がメラミン/ホルムアルデヒド樹脂などで被
覆された易流動性粉末の水に難溶性のものも使用でき
る。
は、前記式(1)又は(2)を有する燐化合物と、前記
式(3)を有する窒素化合物とからなる混合物である。
式(1)で表される燐化合物としては、ポリリン酸アン
モニウム、ポリリン酸アミド等が挙げられる。ポリリン
酸アンモニウムでは、重合度が200〜1000程度で
あり、表面がメラミン/ホルムアルデヒド樹脂などで被
覆された易流動性粉末の水に難溶性のものも使用でき
る。
【0021】上記式(2)で表される化合物としては、
メチルホスホン酸、メチルホスホン酸ジメチル、メチル
ホスホン酸ジエチル、エチルホスホン酸、プロピルホス
ホン酸、ブチルホスホン酸、2−メチル−プロピルホス
ホン酸、t−ブチルホスホン酸、2,3−ジメチル−ブ
チルホスホン酸、オクチルホスホン酸、フェニルホスホ
ン酸、ジオクチルフェニルホスホネート、ジメチルホス
フィン酸、メチルエチルホスフィン酸、メチルプロピル
ホスフィン酸、ジエチルホスフィン酸、ジオクチルホス
フィン酸、フェニルホスフィン酸、ジエチルフェニルホ
スフィン酸、ジフェニルホスフィン酸、ビス(4−メト
キシフェニル)ホスフィン酸などが挙げられる。これら
は単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。
メチルホスホン酸、メチルホスホン酸ジメチル、メチル
ホスホン酸ジエチル、エチルホスホン酸、プロピルホス
ホン酸、ブチルホスホン酸、2−メチル−プロピルホス
ホン酸、t−ブチルホスホン酸、2,3−ジメチル−ブ
チルホスホン酸、オクチルホスホン酸、フェニルホスホ
ン酸、ジオクチルフェニルホスホネート、ジメチルホス
フィン酸、メチルエチルホスフィン酸、メチルプロピル
ホスフィン酸、ジエチルホスフィン酸、ジオクチルホス
フィン酸、フェニルホスフィン酸、ジエチルフェニルホ
スフィン酸、ジフェニルホスフィン酸、ビス(4−メト
キシフェニル)ホスフィン酸などが挙げられる。これら
は単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。
【0022】さらに本発明では、上記燐化合物以外に赤
燐なども必要に応じて使用できる。赤燐等は上記燐化合
物との併用も可能である。赤燐としては市販のものでよ
いが耐湿性、安全性(混練時における自然発火)の点か
ら、赤燐粒子の表面を樹脂でコーティングしたものが好
ましい。
燐なども必要に応じて使用できる。赤燐等は上記燐化合
物との併用も可能である。赤燐としては市販のものでよ
いが耐湿性、安全性(混練時における自然発火)の点か
ら、赤燐粒子の表面を樹脂でコーティングしたものが好
ましい。
【0023】前記式(3)で表される窒素含有化合物の
例としては、イソシアヌール酸、モノ(ヒドロキシメチ
ル)イソシアヌレート、ビス(ヒドロキシメチル)イソ
シアヌレート、トリス(ヒドロキシメチル)イソシアヌ
レート、モノ(ジヒドロキシメチル)イソシアヌレー
ト、ビス(ジヒドロキシメチル)イソシアヌレート、ト
リス(ジヒドロキシメチル)イソシアヌレート、モノ
(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、ビス(2
−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、トリス(2−
ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、トリス(1,2
−ジヒドロキシエチル)イソシアヌレート、トリス(3
−ヒドロキシプロピル)イソシアヌレート、トリス
(2,3−ジヒドロキシプロピル)イソシアヌレート、
トリス(4−ヒドロキシブチル)イソシアヌレート、ト
リス(3,4−ジヒドロキシブチル)イソシアヌレー
ト、トリス(8−ヒドロキシオクチル)イソシアヌレー
ト、トリス(4−ヒドロキシフェニル)イソシアヌレー
ト、トリス(2,4−ジヒドロキシフェニル)イソシア
ヌレート、トリス(2,2−ジヒドロキシフェニル)イ
ソシアヌレートなどが挙げられる。
例としては、イソシアヌール酸、モノ(ヒドロキシメチ
ル)イソシアヌレート、ビス(ヒドロキシメチル)イソ
シアヌレート、トリス(ヒドロキシメチル)イソシアヌ
レート、モノ(ジヒドロキシメチル)イソシアヌレー
ト、ビス(ジヒドロキシメチル)イソシアヌレート、ト
リス(ジヒドロキシメチル)イソシアヌレート、モノ
(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、ビス(2
−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、トリス(2−
ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、トリス(1,2
−ジヒドロキシエチル)イソシアヌレート、トリス(3
−ヒドロキシプロピル)イソシアヌレート、トリス
(2,3−ジヒドロキシプロピル)イソシアヌレート、
トリス(4−ヒドロキシブチル)イソシアヌレート、ト
リス(3,4−ジヒドロキシブチル)イソシアヌレー
ト、トリス(8−ヒドロキシオクチル)イソシアヌレー
ト、トリス(4−ヒドロキシフェニル)イソシアヌレー
ト、トリス(2,4−ジヒドロキシフェニル)イソシア
ヌレート、トリス(2,2−ジヒドロキシフェニル)イ
ソシアヌレートなどが挙げられる。
【0024】本発明における窒素化合物と燐化合物とか
らなる混合難燃化合物は、混合比が重量比で、燐化合
物:窒素化合物=90〜50:10〜50の範囲で使用
することが好ましい。混合比が上記範囲を外れると両化
合物による相乗効果が不充分となり求める難燃性が得ら
れ難い。
らなる混合難燃化合物は、混合比が重量比で、燐化合
物:窒素化合物=90〜50:10〜50の範囲で使用
することが好ましい。混合比が上記範囲を外れると両化
合物による相乗効果が不充分となり求める難燃性が得ら
れ難い。
【0025】請求項1及び2における基材層には伸展性
や柔軟性を妨げない範囲で、又、請求項3における発泡
体には発泡性及びその物性を低下させない範囲で、上記
混合難燃化合物に加えて水和金属水酸化物などの難燃助
剤を加えてもよい。水和金属水酸化物としては公知もの
でよく、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、塩
基性炭酸マグネシウム、ドーソナイトなどが挙げられ
る。
や柔軟性を妨げない範囲で、又、請求項3における発泡
体には発泡性及びその物性を低下させない範囲で、上記
混合難燃化合物に加えて水和金属水酸化物などの難燃助
剤を加えてもよい。水和金属水酸化物としては公知もの
でよく、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、塩
基性炭酸マグネシウム、ドーソナイトなどが挙げられ
る。
【0026】これら難燃助剤の添加量は配合する主な難
燃剤の量によって異なるが、基材層又は発泡体層を構成
する樹脂組成物100重量部に対し、100重量部以下
が好ましい。この範囲を外れると高い難燃性は得られる
が、機械的特性が低下し、使用に耐えない。
燃剤の量によって異なるが、基材層又は発泡体層を構成
する樹脂組成物100重量部に対し、100重量部以下
が好ましい。この範囲を外れると高い難燃性は得られる
が、機械的特性が低下し、使用に耐えない。
【0027】基材層及び発泡体層には、目的に応じて酸
化防止剤、安定剤、顔料、金属害防止剤などを配合する
ことができる。酸化防止剤の添加量は、各層を構成する
樹脂組成物に対して0.1〜5重量部の範囲で用いるこ
とが好ましい。
化防止剤、安定剤、顔料、金属害防止剤などを配合する
ことができる。酸化防止剤の添加量は、各層を構成する
樹脂組成物に対して0.1〜5重量部の範囲で用いるこ
とが好ましい。
【0028】上記表面層と接着性樹脂層、基材層とを積
層するには、各層を構成する樹脂をそれぞれ押出した溶
融状態で積層する共押出成形によるのが好ましい。共押
出成形は、例えば、複数の押出機を用いてフィードブロ
ック法、フィールドブロックとマルチマニホールドダイ
との併用法、マルチマニホールド法等の共押出し、ある
いは押出しラミネート等により製造することができる。
又、基材層と発泡体層との積層は、発泡体面に基材層樹
脂を押出しラミネートする方法、それぞれを製造後に熱
ラミネートか、接着剤により接着する方法等が採用でき
る。
層するには、各層を構成する樹脂をそれぞれ押出した溶
融状態で積層する共押出成形によるのが好ましい。共押
出成形は、例えば、複数の押出機を用いてフィードブロ
ック法、フィールドブロックとマルチマニホールドダイ
との併用法、マルチマニホールド法等の共押出し、ある
いは押出しラミネート等により製造することができる。
又、基材層と発泡体層との積層は、発泡体面に基材層樹
脂を押出しラミネートする方法、それぞれを製造後に熱
ラミネートか、接着剤により接着する方法等が採用でき
る。
【0029】請求項1記載の被覆用積層シートは、表面
層が熱可塑性ポリウレタン系エラストマーを主成分とす
るので、柔軟で耐傷付き性にすぐれる。基材層は表面層
を補強し、表面層に良好なエンボス加工を施すための支
持体でもある。表面層と基材層とは接着性樹脂層により
強固に接着、一体化される。更に、基材層の熱可塑性樹
脂100重量部に対し、窒素化合物と燐化合物とからな
る混合難燃剤が5〜100重量部含有されているので難
燃性が付与され、燃焼してもハロゲンが含まれていない
ので環境上の問題もない。
層が熱可塑性ポリウレタン系エラストマーを主成分とす
るので、柔軟で耐傷付き性にすぐれる。基材層は表面層
を補強し、表面層に良好なエンボス加工を施すための支
持体でもある。表面層と基材層とは接着性樹脂層により
強固に接着、一体化される。更に、基材層の熱可塑性樹
脂100重量部に対し、窒素化合物と燐化合物とからな
る混合難燃剤が5〜100重量部含有されているので難
燃性が付与され、燃焼してもハロゲンが含まれていない
ので環境上の問題もない。
【0030】請求項2記載の被覆用積層シートは、請求
項1記載の被覆用積層シートの作用に加え、基材層の接
着性樹脂層とは反対面に熱可塑性樹脂からなる発泡体層
が積層されているので、柔らかなソフトタッチ感が付与
される。
項1記載の被覆用積層シートの作用に加え、基材層の接
着性樹脂層とは反対面に熱可塑性樹脂からなる発泡体層
が積層されているので、柔らかなソフトタッチ感が付与
される。
【0031】請求項3記載の被覆用積層シートは、基材
層に発泡体層が積層されているので柔らかなソフトタッ
チ感が付与されるとともに、該発泡体層に上記難燃剤が
含有されているので難燃性が付与される。難燃剤は窒素
化合物と燐化合物との混合物であるから焼却の際にもハ
ロゲンによる環境上の問題もない。
層に発泡体層が積層されているので柔らかなソフトタッ
チ感が付与されるとともに、該発泡体層に上記難燃剤が
含有されているので難燃性が付与される。難燃剤は窒素
化合物と燐化合物との混合物であるから焼却の際にもハ
ロゲンによる環境上の問題もない。
【0032】本発明による被覆用積層シートは、基材層
又は発泡体層を合成樹脂成形体に貼り付け可能であり、
平板状態の芯材に貼り付けた後でも成形可能である。
又は発泡体層を合成樹脂成形体に貼り付け可能であり、
平板状態の芯材に貼り付けた後でも成形可能である。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。材 料 (1)表面層 1A:熱可塑性ウレタンエラストマー樹脂(日本ミラク
トラン社製,商品名「E375NMT」JIS A硬度
75) 1B:熱可塑性ウレタンエラストマー樹脂(旭硝子社
製,商品名「PN3429」JIS A硬度85) (2)接着性樹脂層 2A:酸変性されたスチレン−エチレン・ブチレン−ス
チレン共重合体(旭硝子社製,商品名「タフテックM1
923,JIS A硬度67,酸価10mgKOH/
g) 2B:酸変性されたポリプロピレン(三井石油化学社
製,商品名「アドマーQF551」,MI=5.7g/
10分) (3)基材層 3A:熱可塑性オレフィン系エラストマー樹脂(三井石
油化学社製,商品名「ミラストマ8030」)80重量
部と直鎖状低密度ポリエチレン(融点120℃,密度
0.92g/cm3 )20重量部との混合物 3B:重量平均分子量17万、クロス分別法により測定
したポリプロピレン系樹脂の全量に対する溶出量が、0
℃以下で38.5重量%であり、0℃を超え80℃以下
で21.8重量%、80℃を超え100℃以下で36.
4重量%、100℃を超え125℃以下で3.3重量%
以下であるポリプロピレン系樹脂(ハイモント社製,商
品名「キャタロイNKS052P) (4)弾性微粒子 4A:積水化成品社製,商品名「EAX−20」平均粒
子径20μm,50重量部 (5)発泡体層 5A:ポリプロピレン発泡シート(積水化学社製,商品
名「ソフトロン」,発泡倍率15倍,厚み3mm) 5B:ポリエチレン発泡シート(積水化学社製,商品名
「ソフトロン」,発泡倍率20倍,厚み2mm) 5C:表1のA100重量部に表2のアを35重量部添
加したもの 5D:表1のA100重量部に表2のイを35重量部添
加したもの 5E:表1のC100重量部に表2のアを35重量部添
加したもの 5F:表1のB100重量部に表2のウを30重量部添
加したもの 5G:表1のA100重量部に表2のアを3重量部添加
したもの 5H:表1のA100重量部に表2のイを220重量部
添加したもの
する。材 料 (1)表面層 1A:熱可塑性ウレタンエラストマー樹脂(日本ミラク
トラン社製,商品名「E375NMT」JIS A硬度
75) 1B:熱可塑性ウレタンエラストマー樹脂(旭硝子社
製,商品名「PN3429」JIS A硬度85) (2)接着性樹脂層 2A:酸変性されたスチレン−エチレン・ブチレン−ス
チレン共重合体(旭硝子社製,商品名「タフテックM1
923,JIS A硬度67,酸価10mgKOH/
g) 2B:酸変性されたポリプロピレン(三井石油化学社
製,商品名「アドマーQF551」,MI=5.7g/
10分) (3)基材層 3A:熱可塑性オレフィン系エラストマー樹脂(三井石
油化学社製,商品名「ミラストマ8030」)80重量
部と直鎖状低密度ポリエチレン(融点120℃,密度
0.92g/cm3 )20重量部との混合物 3B:重量平均分子量17万、クロス分別法により測定
したポリプロピレン系樹脂の全量に対する溶出量が、0
℃以下で38.5重量%であり、0℃を超え80℃以下
で21.8重量%、80℃を超え100℃以下で36.
4重量%、100℃を超え125℃以下で3.3重量%
以下であるポリプロピレン系樹脂(ハイモント社製,商
品名「キャタロイNKS052P) (4)弾性微粒子 4A:積水化成品社製,商品名「EAX−20」平均粒
子径20μm,50重量部 (5)発泡体層 5A:ポリプロピレン発泡シート(積水化学社製,商品
名「ソフトロン」,発泡倍率15倍,厚み3mm) 5B:ポリエチレン発泡シート(積水化学社製,商品名
「ソフトロン」,発泡倍率20倍,厚み2mm) 5C:表1のA100重量部に表2のアを35重量部添
加したもの 5D:表1のA100重量部に表2のイを35重量部添
加したもの 5E:表1のC100重量部に表2のアを35重量部添
加したもの 5F:表1のB100重量部に表2のウを30重量部添
加したもの 5G:表1のA100重量部に表2のアを3重量部添加
したもの 5H:表1のA100重量部に表2のイを220重量部
添加したもの
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】(実施例)弾性微粒子を混合した表面層
は、表面層樹脂と弾性微粒子とを2軸押出機により19
0℃で溶融混練して押出し、ペレットとしたものを用い
た。又、表2に示す混合難燃剤と基材層樹脂とはミキサ
ーによりドライブレンドして用いた。混合難燃剤を含有
する発泡シートは、表1に示す発泡性樹脂組成物に、表
2に示す混合難燃剤を添加したものを2軸押出機を備え
たTダイにより押出し、厚み1.1mmのシートを作製
し、更に該シートに電離性放射線を300kvの加速電
圧で2.0Mrad照射して架橋し、熱風及び赤外線ヒ
ーターにより270℃に維持した縦型熱風発泡炉へ該架
橋シートを連続的に供給し、常圧下で発泡させて得た。
は、表面層樹脂と弾性微粒子とを2軸押出機により19
0℃で溶融混練して押出し、ペレットとしたものを用い
た。又、表2に示す混合難燃剤と基材層樹脂とはミキサ
ーによりドライブレンドして用いた。混合難燃剤を含有
する発泡シートは、表1に示す発泡性樹脂組成物に、表
2に示す混合難燃剤を添加したものを2軸押出機を備え
たTダイにより押出し、厚み1.1mmのシートを作製
し、更に該シートに電離性放射線を300kvの加速電
圧で2.0Mrad照射して架橋し、熱風及び赤外線ヒ
ーターにより270℃に維持した縦型熱風発泡炉へ該架
橋シートを連続的に供給し、常圧下で発泡させて得た。
【0037】被覆用積層シートの製造 図1は本発明被覆用積層シートの製造状態を示す説明図
である。図1において、3台の押出機(図示略)からそ
れぞれ表面層1、接着性樹脂層2、基材層3を構成する
下記樹脂を溶融押出し、これらの溶融樹脂をこの順で積
層するように3種5層のフィードブロック5内に導入し
て層状態に合流させ、金型6から押出して3層一体の積
層シート4を得た。押出機内の各樹脂温度は、表面層1
が190℃、接着性樹脂層2が190℃、基材層3が2
30℃、フィードブロック5は200℃、押出金型6の
温度は200℃で行った。
である。図1において、3台の押出機(図示略)からそ
れぞれ表面層1、接着性樹脂層2、基材層3を構成する
下記樹脂を溶融押出し、これらの溶融樹脂をこの順で積
層するように3種5層のフィードブロック5内に導入し
て層状態に合流させ、金型6から押出して3層一体の積
層シート4を得た。押出機内の各樹脂温度は、表面層1
が190℃、接着性樹脂層2が190℃、基材層3が2
30℃、フィードブロック5は200℃、押出金型6の
温度は200℃で行った。
【0038】押出成形直後の積層シート4を押圧ロール
7、7の間に供給し、積層シート4の基材層3側に発泡
シート8が接するようにして押圧ロール7、7間で融着
積層して被覆用積層シート9を得た。
7、7の間に供給し、積層シート4の基材層3側に発泡
シート8が接するようにして押圧ロール7、7間で融着
積層して被覆用積層シート9を得た。
【0039】性能評価 積層シート 1.外観: 目視によりよいものを○、悪いものを×で表
した。 2.耐傷付き性:テーバースクラッチテスター(東洋精機
製作所製)を用いて引かき試験を行い、表面層に傷がつ
いたり破れたりするときの外観変化の荷重(50〜50
0g)を以下の数値で表した。 5;外観変化が全く認められない 4;僅かに外観変化が認められる 3;外観変化が認められるが目立たない 2;外観変化が著しい 1;外観変化がかなり著しい 発泡体層 1.外観:目視によりよいものを○、悪いものを×で表し
た。 2.架橋度:発泡体を0.1g採取してその気泡を潰し、
温度120℃のキシレン50ml中で24時間保持した
後、200メッシュの金網を透過させた残存物の乾燥重
量(g)を計り、次式により算出した。 架橋度(重量%)=(残存物の乾燥重量/0.1g)×
100 積層シートの燃焼性 JIS D 1201に準拠して行い、易燃性、遅燃
性、自消性の3段階で表した。 以上の結果を表3に示す。
した。 2.耐傷付き性:テーバースクラッチテスター(東洋精機
製作所製)を用いて引かき試験を行い、表面層に傷がつ
いたり破れたりするときの外観変化の荷重(50〜50
0g)を以下の数値で表した。 5;外観変化が全く認められない 4;僅かに外観変化が認められる 3;外観変化が認められるが目立たない 2;外観変化が著しい 1;外観変化がかなり著しい 発泡体層 1.外観:目視によりよいものを○、悪いものを×で表し
た。 2.架橋度:発泡体を0.1g採取してその気泡を潰し、
温度120℃のキシレン50ml中で24時間保持した
後、200メッシュの金網を透過させた残存物の乾燥重
量(g)を計り、次式により算出した。 架橋度(重量%)=(残存物の乾燥重量/0.1g)×
100 積層シートの燃焼性 JIS D 1201に準拠して行い、易燃性、遅燃
性、自消性の3段階で表した。 以上の結果を表3に示す。
【0040】
【表3】 但し、※は重量部
【0041】表3から判るように、実施例のものはいず
れも外観、接触感、難燃性にすぐれ、且つ表面が傷付き
難いものである。しかし比較例のものは表面層に傷が付
き易く、接触感が悪く、燃え易くて被覆用材料として不
適当である。
れも外観、接触感、難燃性にすぐれ、且つ表面が傷付き
難いものである。しかし比較例のものは表面層に傷が付
き易く、接触感が悪く、燃え易くて被覆用材料として不
適当である。
【0042】
【発明の効果】本発明被覆用積層シートは以上の構成で
あるから以下の効果を発揮する。請求項1記載の被覆用
積層シートは、表面層と基材層との接着強度が高く、全
体に柔軟で表面層は耐傷付き性にすぐれる。更に、基材
層に窒素化合物と燐化合物とからなる混合難燃剤が含有
されているので難燃性が付与され、ハロゲンが含まれて
いないので焼却の際に環境上の問題もない。
あるから以下の効果を発揮する。請求項1記載の被覆用
積層シートは、表面層と基材層との接着強度が高く、全
体に柔軟で表面層は耐傷付き性にすぐれる。更に、基材
層に窒素化合物と燐化合物とからなる混合難燃剤が含有
されているので難燃性が付与され、ハロゲンが含まれて
いないので焼却の際に環境上の問題もない。
【0043】請求項2記載の被覆用積層シートは、請求
項1記載の被覆用積層シートの作用に加え、基材層に熱
可塑性樹脂からなる発泡体層が積層されているので、柔
らかなソフトタッチ感が付与される。
項1記載の被覆用積層シートの作用に加え、基材層に熱
可塑性樹脂からなる発泡体層が積層されているので、柔
らかなソフトタッチ感が付与される。
【0044】請求項3記載の被覆用積層シートは、基材
層に発泡体層が積層されているので柔らかなソフトタッ
チ感が付与されるとともに、該発泡体層に含有されてい
る難燃剤により難燃性が付与され、焼却する際にもハロ
ゲンによる環境上の問題がない。
層に発泡体層が積層されているので柔らかなソフトタッ
チ感が付与されるとともに、該発泡体層に含有されてい
る難燃剤により難燃性が付与され、焼却する際にもハロ
ゲンによる環境上の問題がない。
【0045】本発明による被覆用積層シートは、基材層
又は発泡体層を合成樹脂成形体に貼り付け可能であり、
平板状態の芯材に貼り付けた後でも成形可能である。
又は発泡体層を合成樹脂成形体に貼り付け可能であり、
平板状態の芯材に貼り付けた後でも成形可能である。
【0046】
【図1】本発明被覆用積層シートの製造状態を示す説明
図。
図。
1:表面層樹脂 2:接着性樹脂 3:基材層樹脂 4:積層シート 5:フィードブロック 6:押出金型 7:押圧ロール 8:発泡体層 9:被覆用積層シート
Claims (4)
- 【請求項1】 熱可塑性ポリウレタン系エラストマーを
主成分とする表面層と、接着性樹脂層と、熱可塑性樹脂
を主成分とする基材層とがこの順に積層されてなり、基
材層の熱可塑性樹脂100重量部に対し、窒素化合物と
燐化合物からなる混合難燃剤が5〜100重量部含有さ
れていることを特徴とする被覆用積層シート。 - 【請求項2】 基材層の接着性樹脂層とは反対面に熱可
塑性樹脂からなる発泡体層が積層されてなる請求項1記
載の被覆用積層シート。 - 【請求項3】 熱可塑性ポリウレタン系エラストマーを
主成分とする表面層と、接着性樹脂層と、熱可塑性樹脂
を主成分とする基材層、及び熱可塑性樹脂からなる発泡
体層とがこの順に積層されてなり、上記発泡体の熱可塑
性樹脂100重量部に対し、窒素化合物と燐化合物から
なる混合難燃剤が25〜100重量部が含有されている
ことを特徴とする被覆用積層シート。 - 【請求項4】 前記燐化合物が下式(1)又は(2)で
表されるものであり、窒素化合物が下式(3)で表され
るものである請求項1乃至3のいずれかに記載の被覆用
積層シート。 【化1】 (式中、nは20以上の整数であり、A1 、A2 、及び
A3 は同一であるか又は異なり、それぞれ独立して、
H、NH2 、又はCONH2 である。但し、A1、
A2 、及びA3 が、すべてH又はCONH2 であること
はない。) 【化2】 (式中、R1 は、水素、もしくは炭素原子1〜16個を
有する直鎖状または分岐状のアルキル基又はアリール基
であり、 R2 は、水酸基、水素、もしくは炭素原子1〜16個を
有する直鎖状または分岐状のアルキル基、アルコキシ
基、アリール基又はアリールオキシ基であり、 R3 は、水素、もしくは炭素原子1〜16個を有する直
鎖状または分岐状のアルキル基又はアリール基であ
る。) 【化3】 (式中、R4 〜R6 は、それぞれ独立して、水素、又は
炭素原子1〜16個を有するヒドロキシアルキル基、ジ
ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアリール基又はジヒ
ドロキシアリール基である。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19021295A JPH0939137A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 被覆用積層シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19021295A JPH0939137A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 被覆用積層シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0939137A true JPH0939137A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16254339
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19021295A Pending JPH0939137A (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 被覆用積層シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0939137A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001239625A (ja) * | 2000-02-28 | 2001-09-04 | Lonseal Corp | 建築物用難燃シート |
| CN104057647A (zh) * | 2014-06-06 | 2014-09-24 | 江苏宏远新材料科技有限公司 | 一种医用复合热塑性聚氨酯薄膜 |
| JP2017155376A (ja) * | 2016-03-03 | 2017-09-07 | 凸版印刷株式会社 | 発泡壁紙用原反、樹脂シート、積層シート及び発泡壁紙 |
-
1995
- 1995-07-26 JP JP19021295A patent/JPH0939137A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001239625A (ja) * | 2000-02-28 | 2001-09-04 | Lonseal Corp | 建築物用難燃シート |
| CN104057647A (zh) * | 2014-06-06 | 2014-09-24 | 江苏宏远新材料科技有限公司 | 一种医用复合热塑性聚氨酯薄膜 |
| JP2017155376A (ja) * | 2016-03-03 | 2017-09-07 | 凸版印刷株式会社 | 発泡壁紙用原反、樹脂シート、積層シート及び発泡壁紙 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN109476139B (zh) | 叠层体 | |
| WO2018163612A1 (ja) | 発泡体及びその製造方法 | |
| JP4951484B2 (ja) | 帯電防止性シート及び包装用成形品 | |
| JP4780863B2 (ja) | 積層体 | |
| JPH0939137A (ja) | 被覆用積層シート | |
| JP2008239635A (ja) | 帯電防止性樹脂組成物および熱可塑性樹脂製多層シート | |
| JP3733189B2 (ja) | 自動車内装材表皮用難燃性オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物、及びそれを用いた積層シート | |
| JP3665446B2 (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物及びそれを使用する積層体 | |
| JP3294933B2 (ja) | 難燃ポリオレフィン系積層体 | |
| JP2008274031A (ja) | 帯電防止性樹脂組成物および熱可塑性樹脂製多層シート | |
| JP7079536B1 (ja) | 無機物質粉末充填樹脂組成物及び成形品 | |
| JP2001219500A (ja) | 樹脂被覆フレキシブル鋼管およびその樹脂組成物 | |
| JP6696807B2 (ja) | 積層発泡シート、及びそれを用いた成形体 | |
| JP2003071996A (ja) | 積層体 | |
| JP2019177664A (ja) | 複合発泡シート及び成形体 | |
| JP2002292804A (ja) | 導電性シート | |
| CN102985487B (zh) | 阻燃性树脂组合物及其用途 | |
| JPH07285196A (ja) | 内装用積層シート | |
| JPH08245820A (ja) | ポリオレフィン系樹脂発泡体及びその製造方法 | |
| JPH09201913A (ja) | フラットケーブル用積層体 | |
| JP3297135B2 (ja) | 内装用表皮材及び内装用積層体 | |
| JP2021116380A (ja) | 樹脂組成物、成形体及び積層体 | |
| JP2002096435A (ja) | 木口用化粧シート | |
| JP4313637B2 (ja) | 架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体 | |
| JPH09272179A (ja) | 難燃性積層複合体 |