JPH0940012A - スライスチーズ包装用フィルムと個装体 - Google Patents
スライスチーズ包装用フィルムと個装体Info
- Publication number
- JPH0940012A JPH0940012A JP7215453A JP21545395A JPH0940012A JP H0940012 A JPH0940012 A JP H0940012A JP 7215453 A JP7215453 A JP 7215453A JP 21545395 A JP21545395 A JP 21545395A JP H0940012 A JPH0940012 A JP H0940012A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- film
- adhesive layer
- cheese
- sliced cheese
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Wrappers (AREA)
- Dairy Products (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Packages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱接着性及び開封性に優れたスライスチーズ
用インナーフィルムでスライスチーズを個装する。 【解決手段】 ポリエステルなどで形成された基材フィ
ルムの少なくとも一方の面に、基材フィルムに対して剥
離性を有する熱接着性層を、直接的又は間接的に形成す
る。熱接着性層は、塩化ビニリデン系樹脂などのヒート
シール性樹脂で形成でき、基材フィルムと熱接着性層と
の間の剥離強度は10〜120g/15mm程度であ
る。前記基材フィルムに対する熱接着性層の離型性は、
基材フィルムと熱接着性層との間に介在する下塗り層、
例えば、100%モジュラスが100kg/cm2以下
の下塗り層により調整できる。チーズに対する離型性を
高めるため、前記熱接着性層に離型剤を含有させ、ぬれ
指数標準液No.48による熱接着性層の接触角を50
度以上としてもよい。
用インナーフィルムでスライスチーズを個装する。 【解決手段】 ポリエステルなどで形成された基材フィ
ルムの少なくとも一方の面に、基材フィルムに対して剥
離性を有する熱接着性層を、直接的又は間接的に形成す
る。熱接着性層は、塩化ビニリデン系樹脂などのヒート
シール性樹脂で形成でき、基材フィルムと熱接着性層と
の間の剥離強度は10〜120g/15mm程度であ
る。前記基材フィルムに対する熱接着性層の離型性は、
基材フィルムと熱接着性層との間に介在する下塗り層、
例えば、100%モジュラスが100kg/cm2以下
の下塗り層により調整できる。チーズに対する離型性を
高めるため、前記熱接着性層に離型剤を含有させ、ぬれ
指数標準液No.48による熱接着性層の接触角を50
度以上としてもよい。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スライスチーズを
包装する上で有用なフィルム、及びこのフィルムでスラ
イスチーズが包装された包装体に関する。
包装する上で有用なフィルム、及びこのフィルムでスラ
イスチーズが包装された包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】スライスチーズを直接包装するインナー
フィルムとして、プラスチックフィルム、またはチーズ
接触面を離型コート処理したプラスチックフィルムが用
いられている。また、特開昭58−78757号公報に
は、基材フィルムの表面に、ポリ塩化ビニリデン層、ゴ
ム−ワックス系膜層が順次形成されているとともに、前
記ゴム−ワックス系膜内にブロッキング防止剤を部分的
に埋設したチーズ用包装材が開示されている。
フィルムとして、プラスチックフィルム、またはチーズ
接触面を離型コート処理したプラスチックフィルムが用
いられている。また、特開昭58−78757号公報に
は、基材フィルムの表面に、ポリ塩化ビニリデン層、ゴ
ム−ワックス系膜層が順次形成されているとともに、前
記ゴム−ワックス系膜内にブロッキング防止剤を部分的
に埋設したチーズ用包装材が開示されている。
【0003】このようなフィルムでスライスチーズを巻
回して個装する場合、フィルムの両端が重なり合う重合
部(背貼部)と、フィルムの両側部とをシールする必要
がある。前記背貼部のシール(センターシール)は、パ
ートコート法(部分的に接着剤を塗布してフィルム同士
を接着する方法)により比較的容易に行なうことができ
る。しかし、フィルムの両側部のシール(サイドシー
ル)が加工上困難であるため、スライスチーズを密封包
装できない。そのため、チーズの充填工程において、加
温したチーズをフィルムで包装した後、水冷する際、水
が両側部からフィルム内に浸入してチーズに付着するだ
けでなく、チーズの保存性を低下させ易い。
回して個装する場合、フィルムの両端が重なり合う重合
部(背貼部)と、フィルムの両側部とをシールする必要
がある。前記背貼部のシール(センターシール)は、パ
ートコート法(部分的に接着剤を塗布してフィルム同士
を接着する方法)により比較的容易に行なうことができ
る。しかし、フィルムの両側部のシール(サイドシー
ル)が加工上困難であるため、スライスチーズを密封包
装できない。そのため、チーズの充填工程において、加
温したチーズをフィルムで包装した後、水冷する際、水
が両側部からフィルム内に浸入してチーズに付着するだ
けでなく、チーズの保存性を低下させ易い。
【0004】このような課題を解決するため、プラスチ
ックフィルムのうち、チーズとの接触面又はその反対面
の全面に塩化ビニリデン系ポリマーなどで構成されたヒ
ートシール層を形成することが提案されている。例え
ば、特開昭57−57661号公報には、基材フィルム
の片面に塩化ビニリデン樹脂層を形成し、その反対面に
ワックス、無機系微粉末及び結合剤を含む滑性及び撥水
性層を形成したスライスチーズ個装用フィルムが開示さ
れている。また、実開平2−106442号公報には、
基材フィルムの一方の面が、ワックスと微粉末状滑剤と
バインダー樹脂とを含有する熱接着性被覆層で全面に亘
り被覆されているスライスチーズ個装用フィルムが開示
されている。
ックフィルムのうち、チーズとの接触面又はその反対面
の全面に塩化ビニリデン系ポリマーなどで構成されたヒ
ートシール層を形成することが提案されている。例え
ば、特開昭57−57661号公報には、基材フィルム
の片面に塩化ビニリデン樹脂層を形成し、その反対面に
ワックス、無機系微粉末及び結合剤を含む滑性及び撥水
性層を形成したスライスチーズ個装用フィルムが開示さ
れている。また、実開平2−106442号公報には、
基材フィルムの一方の面が、ワックスと微粉末状滑剤と
バインダー樹脂とを含有する熱接着性被覆層で全面に亘
り被覆されているスライスチーズ個装用フィルムが開示
されている。
【0005】このようなフィルムでは、フィルムの背貼
部だけでなく両側周縁部も熱接着により容易にシールで
きるので、チーズを密封包装できる。また、ヒートシー
ル層を利用してヒートシールすることにより、ヒートシ
ール性樹脂と基材フィルムとを融着させて強固に密着さ
せることができる。特に確実にヒートシールするためヒ
ートシール温度を高くすると、ヒートシール層と基材フ
ィルムとが融着して一体化し密着強度が著しく大きくな
る。一方、基材フィルムはスライスチーズを密着包装す
るため、基材フィルムの厚みは一般に薄く、例えば、1
0〜20μm程度である。そのため、フィルムをスライ
スチーズから剥離させて開封すると、熱接着部からフィ
ルムが切断し易くなる。そして、フィルムが切断する
と、フィルムとスライスチーズとが密着しているため、
フィルムの付着に気付くことなく、チーズと共に誤って
口に入れるおそれもある。
部だけでなく両側周縁部も熱接着により容易にシールで
きるので、チーズを密封包装できる。また、ヒートシー
ル層を利用してヒートシールすることにより、ヒートシ
ール性樹脂と基材フィルムとを融着させて強固に密着さ
せることができる。特に確実にヒートシールするためヒ
ートシール温度を高くすると、ヒートシール層と基材フ
ィルムとが融着して一体化し密着強度が著しく大きくな
る。一方、基材フィルムはスライスチーズを密着包装す
るため、基材フィルムの厚みは一般に薄く、例えば、1
0〜20μm程度である。そのため、フィルムをスライ
スチーズから剥離させて開封すると、熱接着部からフィ
ルムが切断し易くなる。そして、フィルムが切断する
と、フィルムとスライスチーズとが密着しているため、
フィルムの付着に気付くことなく、チーズと共に誤って
口に入れるおそれもある。
【0006】また、チーズと密着して包装するスライス
チーズ包装用フィルムには、前記熱接着性に加えてチー
ズに対する離型性が必要とされる。しかし、熱接着性層
とチーズとを密着させて包装すると、チーズからの離型
性が大きく低下する。そのため、高い熱接着性と、開封
時のチーズからの離型性(フィルム離れ)とを両立させ
ることが困難である。
チーズ包装用フィルムには、前記熱接着性に加えてチー
ズに対する離型性が必要とされる。しかし、熱接着性層
とチーズとを密着させて包装すると、チーズからの離型
性が大きく低下する。そのため、高い熱接着性と、開封
時のチーズからの離型性(フィルム離れ)とを両立させ
ることが困難である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、熱接着によりスライスチーズを確実に密封包装でき
ると共に、熱接着部でのフィルムの切断を防止できるス
ライスチーズ包装用フィルム、及びこのフィルムでスラ
イスチーズを包装した個装体を提供することにある。本
発明の他の目的は、高い熱接着性とチーズに対する高い
離型性とを両立できるスライスチーズ包装用フィルム及
び個装体を提供することにある。本発明のさらに他の目
的は、高い熱接着性及び開封性を備えたスライスチーズ
包装用フィルム及び個装体を提供することにある。
は、熱接着によりスライスチーズを確実に密封包装でき
ると共に、熱接着部でのフィルムの切断を防止できるス
ライスチーズ包装用フィルム、及びこのフィルムでスラ
イスチーズを包装した個装体を提供することにある。本
発明の他の目的は、高い熱接着性とチーズに対する高い
離型性とを両立できるスライスチーズ包装用フィルム及
び個装体を提供することにある。本発明のさらに他の目
的は、高い熱接着性及び開封性を備えたスライスチーズ
包装用フィルム及び個装体を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために鋭意検討した結果、基材フィルムに対し
て剥離可能な熱接着性層を形成すると、高い熱接着性を
維持しつつ、開封時に熱接着部から基材フィルムが切断
するのを防止できること、基材フィルムに特定の接触角
を有する熱接着性層を形成すると、この熱接着性層をス
ライスチーズとの接触面側に配してチーズを個装して
も、高い熱接着性を有するにも拘らず、チーズに対する
離型性を向上できることを見いだし、本発明を完成し
た。
達成するために鋭意検討した結果、基材フィルムに対し
て剥離可能な熱接着性層を形成すると、高い熱接着性を
維持しつつ、開封時に熱接着部から基材フィルムが切断
するのを防止できること、基材フィルムに特定の接触角
を有する熱接着性層を形成すると、この熱接着性層をス
ライスチーズとの接触面側に配してチーズを個装して
も、高い熱接着性を有するにも拘らず、チーズに対する
離型性を向上できることを見いだし、本発明を完成し
た。
【0009】すなわち、本発明のスライスチーズ包装用
フィルムは、基材フィルムの少なくとも一方の面に、熱
接着性層が直接又は間接的に形成されたフィルムであっ
て、前記熱接着性層が基材フィルムに対して剥離可能で
ある。このフィルムにおいて、基材フィルムに対する熱
接着性層の剥離強度は、10〜120g/15mm程度
であってもよい。前記熱接着性層は、基材フィルムに直
接形成されていてもよく、下塗り層を介して基材フィル
ムに形成されていてもよい。前記下塗り層を形成する場
合、熱接着性層に対する下塗り層の接着力Fh-u と、基
材フィルムに対する下塗り層の接着力Fb-u とは、下記
関係式を充足する場合が多い。 Fh-u>Fb-u 20g/15mm≦Fb-u ≦100g/15mm 前記下塗り層は、100%モジュラスが100kg/c
m2 以下であってもよく、このような下塗り層は、ポリ
ウレタン又はアクリル系ポリマーなどの軟質又は弾性ポ
リマーを含んでいてもよい。さらに、前記熱接着性層
は、ぬれ指数標準液No.48による接触角が50度以
上であってもよく、このような熱接着性層は、熱接着性
層に離型剤を含有させることにより調整できる。さら
に、本発明のスライスチーズ個装体は、前記フィルムの
うち、基材フィルム又は熱接着性層がスライスチーズと
密着し、フィルム両端の背貼部で熱接着している。この
ような個装体において、スライスチーズに対して離型性
を有していてもよい熱接着性層はスライスチーズと密着
していてもよい。
フィルムは、基材フィルムの少なくとも一方の面に、熱
接着性層が直接又は間接的に形成されたフィルムであっ
て、前記熱接着性層が基材フィルムに対して剥離可能で
ある。このフィルムにおいて、基材フィルムに対する熱
接着性層の剥離強度は、10〜120g/15mm程度
であってもよい。前記熱接着性層は、基材フィルムに直
接形成されていてもよく、下塗り層を介して基材フィル
ムに形成されていてもよい。前記下塗り層を形成する場
合、熱接着性層に対する下塗り層の接着力Fh-u と、基
材フィルムに対する下塗り層の接着力Fb-u とは、下記
関係式を充足する場合が多い。 Fh-u>Fb-u 20g/15mm≦Fb-u ≦100g/15mm 前記下塗り層は、100%モジュラスが100kg/c
m2 以下であってもよく、このような下塗り層は、ポリ
ウレタン又はアクリル系ポリマーなどの軟質又は弾性ポ
リマーを含んでいてもよい。さらに、前記熱接着性層
は、ぬれ指数標準液No.48による接触角が50度以
上であってもよく、このような熱接着性層は、熱接着性
層に離型剤を含有させることにより調整できる。さら
に、本発明のスライスチーズ個装体は、前記フィルムの
うち、基材フィルム又は熱接着性層がスライスチーズと
密着し、フィルム両端の背貼部で熱接着している。この
ような個装体において、スライスチーズに対して離型性
を有していてもよい熱接着性層はスライスチーズと密着
していてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、必要に応じて図面を参照に
しつつ、本発明を詳細に説明する。
しつつ、本発明を詳細に説明する。
【0011】図1は本発明の一例であるスライスチーズ
用インナーフィルムでスライスチーズを包装した個装体
を示す概略断面図、図2は図1の包装体の開封状態を示
す概念図である。スライスチーズ5を密着して包装する
ためのインナーフィルム1は、基材フィルム2と、この
基材フィルム2の一方の面の全体に亘りに順次形成され
た下塗り層(アンカー層)3および熱接着性層(ヒート
シール層)4とを有している。前記下塗り層3は、基材
フィルム2に対して剥離可能であるとともに、熱接着性
層4と強固に密着している。さらに、前記熱接着性層4
は、チーズの劣化を防止するため、ガスバリア性の高い
ポリマーで形成されている。
用インナーフィルムでスライスチーズを包装した個装体
を示す概略断面図、図2は図1の包装体の開封状態を示
す概念図である。スライスチーズ5を密着して包装する
ためのインナーフィルム1は、基材フィルム2と、この
基材フィルム2の一方の面の全体に亘りに順次形成され
た下塗り層(アンカー層)3および熱接着性層(ヒート
シール層)4とを有している。前記下塗り層3は、基材
フィルム2に対して剥離可能であるとともに、熱接着性
層4と強固に密着している。さらに、前記熱接着性層4
は、チーズの劣化を防止するため、ガスバリア性の高い
ポリマーで形成されている。
【0012】前記基材フィルム2としては、包装用の種
々のフィルム、例えば、ポリオレフィン系フィルム(例
えば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム
など);ポリスチレン系フィルム(例えば、ポリスチレ
ンフィルムなど);ポリエステルフィルム(例えば、ポ
リエチレンテレフタレートフィルム、ポリブチレンテレ
フタレートなど);ポリアミドフィルム;ポリビニルア
ルコール(PVA)系フィルム;ポリ塩化ビニルフィル
ム;ポリ塩化ビニリデン(PVDC)系フィルム;フッ
素樹脂フィルム;セルロース系フィルム(例えば、酢酸
セルロースフィルムなど);ポリカーボネートフィルム
などが使用できる。これらの基材フィルムは、単層フィ
ルムであってもよく複合フィルムであってもよい。ま
た、基材フィルムは、未延伸フィルムであってもよく、
一軸又は二軸延伸フィルムであってもよい。
々のフィルム、例えば、ポリオレフィン系フィルム(例
えば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム
など);ポリスチレン系フィルム(例えば、ポリスチレ
ンフィルムなど);ポリエステルフィルム(例えば、ポ
リエチレンテレフタレートフィルム、ポリブチレンテレ
フタレートなど);ポリアミドフィルム;ポリビニルア
ルコール(PVA)系フィルム;ポリ塩化ビニルフィル
ム;ポリ塩化ビニリデン(PVDC)系フィルム;フッ
素樹脂フィルム;セルロース系フィルム(例えば、酢酸
セルロースフィルムなど);ポリカーボネートフィルム
などが使用できる。これらの基材フィルムは、単層フィ
ルムであってもよく複合フィルムであってもよい。ま
た、基材フィルムは、未延伸フィルムであってもよく、
一軸又は二軸延伸フィルムであってもよい。
【0013】好ましいフィルムには、耐熱性に優れるフ
ィルム、例えば、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ
カーボネート、ポリアミドなどのフィルムが含まれる。
特に、ポリエチレンテレフタレートなどのポリアルキレ
ンテレフタレートフィルムなどを用いる場合が多い。基
材フィルム2の厚みは、スライスチーズ5の密着包装性
を損なわない範囲で選択でき、例えば1〜100μm、
好ましくは5〜50μm、さらに好ましくは10〜30
μm程度であり、10〜25μm程度である場合が多
い。
ィルム、例えば、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ
カーボネート、ポリアミドなどのフィルムが含まれる。
特に、ポリエチレンテレフタレートなどのポリアルキレ
ンテレフタレートフィルムなどを用いる場合が多い。基
材フィルム2の厚みは、スライスチーズ5の密着包装性
を損なわない範囲で選択でき、例えば1〜100μm、
好ましくは5〜50μm、さらに好ましくは10〜30
μm程度であり、10〜25μm程度である場合が多
い。
【0014】下塗り層を介して基材フィルムに熱接着性
層が形成されている層構造のフィルムにおいて、前記下
塗り層3は、熱接着性層4に対しては高い密着性又は融
着性を有し、基材フィルム2に対しては、フィルムの一
体性を損なわない範囲で、剥離性を有している。このよ
うな層構造のフィルムにおいて、熱接着性層に対する下
塗り層の接着力Fh-u と、基材フィルムに対する下塗り
層の接着力Fb-u とが、下記の関係式を充足するのが好
ましい。 Fh-u>Fb-u 10g/15mm≦Fb-u ≦120g/15mm、好ま
しくは20g/15mm≦Fb-u ≦100g/15m
m、さらに好ましくは30g/15mm≦Fb-u ≦10
0g/15mm このような剥離強度の下塗り層を形成すると、熱接着性
層によりフィルムを熱接着しても、開封時に熱接着部か
ら下塗り層を剥離させて基材フィルム2が切断するのを
顕著に防止できる。
層が形成されている層構造のフィルムにおいて、前記下
塗り層3は、熱接着性層4に対しては高い密着性又は融
着性を有し、基材フィルム2に対しては、フィルムの一
体性を損なわない範囲で、剥離性を有している。このよ
うな層構造のフィルムにおいて、熱接着性層に対する下
塗り層の接着力Fh-u と、基材フィルムに対する下塗り
層の接着力Fb-u とが、下記の関係式を充足するのが好
ましい。 Fh-u>Fb-u 10g/15mm≦Fb-u ≦120g/15mm、好ま
しくは20g/15mm≦Fb-u ≦100g/15m
m、さらに好ましくは30g/15mm≦Fb-u ≦10
0g/15mm このような剥離強度の下塗り層を形成すると、熱接着性
層によりフィルムを熱接着しても、開封時に熱接着部か
ら下塗り層を剥離させて基材フィルム2が切断するのを
顕著に防止できる。
【0015】前記剥離特性を有する下塗り層は、機械的
強度が大きく強靭な層であってもよいが、熱接着部にお
ける剥離性を高めるため、機械的強度が比較的小さい場
合が多い。下塗り層の100%モジュラスは、例えば、
100kg/cm2 以下、好ましくは0.1〜60kg
/cm2 (例えば、0.2〜55kg/cm2 )、さら
に好ましくは1〜45kg/cm2 程度である。なお、
100%モジュラスとは、引張り試験において、試験片
の標線間が2倍に伸びたときの荷重を試験片の原断面積
で除した値をいう。
強度が大きく強靭な層であってもよいが、熱接着部にお
ける剥離性を高めるため、機械的強度が比較的小さい場
合が多い。下塗り層の100%モジュラスは、例えば、
100kg/cm2 以下、好ましくは0.1〜60kg
/cm2 (例えば、0.2〜55kg/cm2 )、さら
に好ましくは1〜45kg/cm2 程度である。なお、
100%モジュラスとは、引張り試験において、試験片
の標線間が2倍に伸びたときの荷重を試験片の原断面積
で除した値をいう。
【0016】前記のような特性を有する下塗り層3は、
軟質又は弾性ポリマー、例えば、ビニル系ポリマー、ス
チレン系エラストマー、ポリエステル、ポリウレタン、
ポリアミド、天然又は合成ゴムなどを含む場合が多い。
軟質又は弾性ポリマー、例えば、ビニル系ポリマー、ス
チレン系エラストマー、ポリエステル、ポリウレタン、
ポリアミド、天然又は合成ゴムなどを含む場合が多い。
【0017】前記ビニル系ポリマーには、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合
体などのビニルエステル系共重合体、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸プロピル、アクリル酸イソプロピル、ア
クリル酸ブチル、アクリル酸イソブチルなどのアルキル
部分の炭素数が2〜4程度のアクリル酸アルキルエステ
ルやアクリル酸2−クロロエチルなどのアクリル酸ハロ
アルキルを単量体成分とする単独又は共重合体で構成さ
れるアクリル系ポリマー又はアクリル系エラストマーな
どが含まれる。アクリル系ポリマー又はアクリル系エラ
ストマーにおいて、前記単量体に対して共重合可能な単
量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アク
リル酸2−ヒドロキシエチルなどの(メタ)クリル酸エ
ステル、(メタ)アクリル酸、アクリルアミド、アクリ
ロニトリル、シアノアクリレート、ビニルエーテル(2
−クロロエチルビニルエーテルなど)、塩化ビニル、ス
チレン、オレフィン(エチレンなど)などが挙げられ
る。好ましいアクリル系ポリマー又はエラストマーに
は、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチルなどのアクリ
ル酸C2-4 アルキルエステルを共重合成分とするポリマ
ーが含まれる。単量体成分全量に対するアクリル酸C
2-4 アルキルエステルの含有量は、例えば10〜90重
量%、好ましくは25〜70重量%程度である。
酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合
体などのビニルエステル系共重合体、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸プロピル、アクリル酸イソプロピル、ア
クリル酸ブチル、アクリル酸イソブチルなどのアルキル
部分の炭素数が2〜4程度のアクリル酸アルキルエステ
ルやアクリル酸2−クロロエチルなどのアクリル酸ハロ
アルキルを単量体成分とする単独又は共重合体で構成さ
れるアクリル系ポリマー又はアクリル系エラストマーな
どが含まれる。アクリル系ポリマー又はアクリル系エラ
ストマーにおいて、前記単量体に対して共重合可能な単
量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アク
リル酸2−ヒドロキシエチルなどの(メタ)クリル酸エ
ステル、(メタ)アクリル酸、アクリルアミド、アクリ
ロニトリル、シアノアクリレート、ビニルエーテル(2
−クロロエチルビニルエーテルなど)、塩化ビニル、ス
チレン、オレフィン(エチレンなど)などが挙げられ
る。好ましいアクリル系ポリマー又はエラストマーに
は、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチルなどのアクリ
ル酸C2-4 アルキルエステルを共重合成分とするポリマ
ーが含まれる。単量体成分全量に対するアクリル酸C
2-4 アルキルエステルの含有量は、例えば10〜90重
量%、好ましくは25〜70重量%程度である。
【0018】スチレン系エラストマーには、例えば、ポ
リスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレンブロックコ
ポリマー、ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリスチレ
ンブロックコポリマーなどのブロックコポリマーが含ま
れる。ポリエステルには、脂肪族多価カルボン酸と脂肪
族多価アルコールとの反応により得られる軟質ポリエス
テル、軟質セグメントと硬質セグメントとで構成された
ポリエステルエラストマー(例えば、ポリテトラメチレ
ングリコールなどの軟質セグメントと、テレフタル酸、
イソフタル酸などの硬質ジカルボン酸との重縮合により
得られるポリエステルなど)などが含まれる。
リスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレンブロックコ
ポリマー、ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリスチレ
ンブロックコポリマーなどのブロックコポリマーが含ま
れる。ポリエステルには、脂肪族多価カルボン酸と脂肪
族多価アルコールとの反応により得られる軟質ポリエス
テル、軟質セグメントと硬質セグメントとで構成された
ポリエステルエラストマー(例えば、ポリテトラメチレ
ングリコールなどの軟質セグメントと、テレフタル酸、
イソフタル酸などの硬質ジカルボン酸との重縮合により
得られるポリエステルなど)などが含まれる。
【0019】ポリウレタンには、イソシアネート類と多
価アルコールと必要に応じて鎖延長剤との反応により得
られる軟質ポリウレタンやイソシアネート類と軟質ポリ
オール類とを必要に応じて鎖延長剤を用いて反応させて
得られるポリウレタンエラストマーが含まれる。前記イ
ソシナネート類としては、p−フェニレンジイソシアネ
ート、トルエンジイソシアネート(TDI)、ジフェニ
ルメタン−4,4′−ジイソシアネート(MDI)、
1,5−ナフタレンジイソシアネートなどの芳香族ジイ
ソシアネート;ヘキサメチレンジイソシアネートなどの
脂肪族ジイソシアネート;イソホロンジイソシアネー
ト、トランスシクロヘキサン−1,4−ジイソシアネー
トなどの脂環式ジイソシナネート;トリメチロールプロ
パンなどの多価アルコールとジイソシアネート類との反
応生成物などのポリイソシアネートなどが例示できる。
ポリオール類としては、ポリエステルポリオール(例え
ば、アジピン酸などの二塩基酸と、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、
トリメチロールプロパンなどの二価または三価のアルコ
ールとのエステル化により得られるポリエステルポリオ
ールなど)、ポリエーテルポリオール(例えば、エチレ
ンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、
テトラヒドロフランなどの環状エーテルの単独または共
重合体など)、ポリエステル−ポリエーテルポリオール
などが挙げられる。前記鎖延長剤には、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、p−キシリレングリコール、グリセリン、トリメチ
ロールプロパンなどの炭素数2〜16程度の低分子量ポ
リオール;ジフェニルメタンジアミン、m−フェニレン
ジアミンなどのジアミン;アミノアルコールなどが含ま
れる。
価アルコールと必要に応じて鎖延長剤との反応により得
られる軟質ポリウレタンやイソシアネート類と軟質ポリ
オール類とを必要に応じて鎖延長剤を用いて反応させて
得られるポリウレタンエラストマーが含まれる。前記イ
ソシナネート類としては、p−フェニレンジイソシアネ
ート、トルエンジイソシアネート(TDI)、ジフェニ
ルメタン−4,4′−ジイソシアネート(MDI)、
1,5−ナフタレンジイソシアネートなどの芳香族ジイ
ソシアネート;ヘキサメチレンジイソシアネートなどの
脂肪族ジイソシアネート;イソホロンジイソシアネー
ト、トランスシクロヘキサン−1,4−ジイソシアネー
トなどの脂環式ジイソシナネート;トリメチロールプロ
パンなどの多価アルコールとジイソシアネート類との反
応生成物などのポリイソシアネートなどが例示できる。
ポリオール類としては、ポリエステルポリオール(例え
ば、アジピン酸などの二塩基酸と、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、
トリメチロールプロパンなどの二価または三価のアルコ
ールとのエステル化により得られるポリエステルポリオ
ールなど)、ポリエーテルポリオール(例えば、エチレ
ンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、
テトラヒドロフランなどの環状エーテルの単独または共
重合体など)、ポリエステル−ポリエーテルポリオール
などが挙げられる。前記鎖延長剤には、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、p−キシリレングリコール、グリセリン、トリメチ
ロールプロパンなどの炭素数2〜16程度の低分子量ポ
リオール;ジフェニルメタンジアミン、m−フェニレン
ジアミンなどのジアミン;アミノアルコールなどが含ま
れる。
【0020】ポリアミドには、軟質セグメントと硬質セ
グメントとで構成されたポリアミド、例えば、ジアミン
成分が軟質成分(例えば、ポリエーテルアミド)で構成
されたポリアミドやジカルボン酸成分が軟質成分(例え
ば、ダイマー酸などの長鎖ジカルボン酸)で構成された
ポリアミドなどが含まれる。前記合成ゴムには、クロロ
プレンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレ
ン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴ
ム、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンゴム、ブ
チルゴム、エチレン−プロピレンゴム、クロロスルホン
化ポリエチレンゴム、多硫化ゴム、再生ゴムなどが挙げ
られる。これらの軟質又は弾性ポリマーは1種または2
種以上混合して使用できる。
グメントとで構成されたポリアミド、例えば、ジアミン
成分が軟質成分(例えば、ポリエーテルアミド)で構成
されたポリアミドやジカルボン酸成分が軟質成分(例え
ば、ダイマー酸などの長鎖ジカルボン酸)で構成された
ポリアミドなどが含まれる。前記合成ゴムには、クロロ
プレンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレ
ン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴ
ム、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンゴム、ブ
チルゴム、エチレン−プロピレンゴム、クロロスルホン
化ポリエチレンゴム、多硫化ゴム、再生ゴムなどが挙げ
られる。これらの軟質又は弾性ポリマーは1種または2
種以上混合して使用できる。
【0021】好ましい軟質又は弾性ポリマーには、アク
リル系ポリマーなどのビニル系ポリマー、ポリウレタン
エラストマーおよび合成ゴム、特にアクリル系エラスト
マーなどのアクリル系ポリマーおよびポリウレタンエラ
ストマーなどが含まれる。
リル系ポリマーなどのビニル系ポリマー、ポリウレタン
エラストマーおよび合成ゴム、特にアクリル系エラスト
マーなどのアクリル系ポリマーおよびポリウレタンエラ
ストマーなどが含まれる。
【0022】下塗り層3の厚みは、熱接着性層4と基材
フィルム2との熱融着を抑制し、基材フィルムから熱接
着性層の離型性を確保できる範囲であればよく、例え
ば、0.01〜5μm、好ましくは0.05〜2.5μ
m、さらに好ましくは0.1〜1.5μm程度であり、
0.1〜2.5μm程度である場合が多い。
フィルム2との熱融着を抑制し、基材フィルムから熱接
着性層の離型性を確保できる範囲であればよく、例え
ば、0.01〜5μm、好ましくは0.05〜2.5μ
m、さらに好ましくは0.1〜1.5μm程度であり、
0.1〜2.5μm程度である場合が多い。
【0023】前記熱接着性層4は、加熱により接合性が
発現し、包装用フィルムなどの分野で慣用の種々のポリ
マー、例えば、オレフィン系樹脂、塩化ビニリデン系樹
脂、塩化ビニル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、
スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミドなどで形
成できる。熱接着性層は、超音波、高周波などにより溶
着可能であってもよいが、インパルスシール、特にヒー
トシール可能であるのが好ましい。
発現し、包装用フィルムなどの分野で慣用の種々のポリ
マー、例えば、オレフィン系樹脂、塩化ビニリデン系樹
脂、塩化ビニル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、
スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミドなどで形
成できる。熱接着性層は、超音波、高周波などにより溶
着可能であってもよいが、インパルスシール、特にヒー
トシール可能であるのが好ましい。
【0024】オレフィン系樹脂には、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレンコポリマー(例えば、アイオノ
マー、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アク
リル酸エチル共重合体などのエチレン−(メタ)アクリ
ル酸エステル共重合体;エチレン−(メタ)メタクリル
酸共重合体などのエチレンとビニル単量体とのコポリマ
ーなど)などが含まれる。
リプロピレン、エチレンコポリマー(例えば、アイオノ
マー、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アク
リル酸エチル共重合体などのエチレン−(メタ)アクリ
ル酸エステル共重合体;エチレン−(メタ)メタクリル
酸共重合体などのエチレンとビニル単量体とのコポリマ
ーなど)などが含まれる。
【0025】塩化ビニリデン系樹脂には、塩化ビニリデ
ンとビニル単量体との共重合体、例えば、塩化ビニリデ
ン−塩化ビニル共重合体、塩化ビニリデン−アクリロニ
トリル共重合体、塩化ビニリデン−酢酸ビニル共重合
体、塩化ビニリデン−(メタ)アクリル酸エステル共重
合体、塩化ビニリデン−(メタ)アクリル酸共重合体な
どの塩化ビニリデン系共重合体が含まれる。
ンとビニル単量体との共重合体、例えば、塩化ビニリデ
ン−塩化ビニル共重合体、塩化ビニリデン−アクリロニ
トリル共重合体、塩化ビニリデン−酢酸ビニル共重合
体、塩化ビニリデン−(メタ)アクリル酸エステル共重
合体、塩化ビニリデン−(メタ)アクリル酸共重合体な
どの塩化ビニリデン系共重合体が含まれる。
【0026】塩化ビニル系樹脂には、ポリ塩化ビニル、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体などが含まれる。ポリ
ビニルアルコール系樹脂には、ポリビニルアルコール、
エチレン−ビニルアルコール共重合体などが含まれ、ス
チレン系樹脂にはスチレン−アクリル共重合体などが含
まれる。アクリル系樹脂には、アクリル酸エステル(例
えば、アクリル酸C1-4 アルキルエステル)とメタクリ
ル酸エステル(例えば、メタクリル酸メチル)とのコポ
リマーなどが含まれる。ポリアミドには、例えば、ナイ
ロン−11,ナイロン−12,ナイロン−610,ナイ
ロン612などが含まれる。これらの熱接着性樹脂は1
種または2種以上組合わせて使用できる。
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体などが含まれる。ポリ
ビニルアルコール系樹脂には、ポリビニルアルコール、
エチレン−ビニルアルコール共重合体などが含まれ、ス
チレン系樹脂にはスチレン−アクリル共重合体などが含
まれる。アクリル系樹脂には、アクリル酸エステル(例
えば、アクリル酸C1-4 アルキルエステル)とメタクリ
ル酸エステル(例えば、メタクリル酸メチル)とのコポ
リマーなどが含まれる。ポリアミドには、例えば、ナイ
ロン−11,ナイロン−12,ナイロン−610,ナイ
ロン612などが含まれる。これらの熱接着性樹脂は1
種または2種以上組合わせて使用できる。
【0027】好ましい熱接着性樹脂には、オレフィン系
樹脂(例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン−アクリル酸エチル共重合体など)、塩化ビニリデン
系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル系
樹脂などが含まれる。さらに好ましい熱接着性樹脂は、
高いガスバリア性を有し、チーズの劣化を防止する上で
有用な塩化ビニリデン系樹脂、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体である。
樹脂(例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン−アクリル酸エチル共重合体など)、塩化ビニリデン
系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル系
樹脂などが含まれる。さらに好ましい熱接着性樹脂は、
高いガスバリア性を有し、チーズの劣化を防止する上で
有用な塩化ビニリデン系樹脂、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体である。
【0028】熱接着性層の厚みは、熱接着性を確保でき
る限り特に制限されないが、例えば、0.1〜10μ
m、好ましくは0.5〜5μm、さらに好ましくは0.
5〜2.5μm程度であり、0.1〜3μm程度である
場合が多い。
る限り特に制限されないが、例えば、0.1〜10μ
m、好ましくは0.5〜5μm、さらに好ましくは0.
5〜2.5μm程度であり、0.1〜3μm程度である
場合が多い。
【0029】このような層構造のフィルム1は、熱接着
性層4を内面に配してスライスチーズ5をフィルム1で
巻回し、熱接着性層4とチーズとを密着させて被覆し、
熱接着性層4を利用してフィルムの両側部およびフィル
ムの両端部で重合する背貼部を熱接着できる。そのた
め、スライスチーズを確実に密封包装できる。また、熱
接着後の下塗り層3が基材フィルム2から剥離可能であ
るため、図2に示されるように、熱接着部6に対応する
背貼部から延びるフィルム1の端部1aを抓んで引剥が
すと、熱接着部6において、基材フィルム2と下塗り層
3との間で剥離し、基材フィルム2が切断するのを防止
できる。そのため、スライスチーズ5にフィルムの切断
片が密着して残存することがなく、フィルムの切断片を
食する虞がない。さらに、前記熱接着性層4がガスバリ
ア性の高い塩化ビニリデン系樹脂で構成されているの
で、スライスチーズの劣化・変質を長期間に亘り防止で
きる。
性層4を内面に配してスライスチーズ5をフィルム1で
巻回し、熱接着性層4とチーズとを密着させて被覆し、
熱接着性層4を利用してフィルムの両側部およびフィル
ムの両端部で重合する背貼部を熱接着できる。そのた
め、スライスチーズを確実に密封包装できる。また、熱
接着後の下塗り層3が基材フィルム2から剥離可能であ
るため、図2に示されるように、熱接着部6に対応する
背貼部から延びるフィルム1の端部1aを抓んで引剥が
すと、熱接着部6において、基材フィルム2と下塗り層
3との間で剥離し、基材フィルム2が切断するのを防止
できる。そのため、スライスチーズ5にフィルムの切断
片が密着して残存することがなく、フィルムの切断片を
食する虞がない。さらに、前記熱接着性層4がガスバリ
ア性の高い塩化ビニリデン系樹脂で構成されているの
で、スライスチーズの劣化・変質を長期間に亘り防止で
きる。
【0030】なお、スライスチーズ包装用フィルム(イ
ンナーフィルム)は、基材フィルムの少なくとも一方の
面に、基材フィルムから剥離可能な熱接着性層が形成さ
れていればよく、例えば、前記例のように基材フィルム
の一方の面に熱接着性層を形成してもよく、基材フィル
ムの両面に熱接着性層を形成してもよい。
ンナーフィルム)は、基材フィルムの少なくとも一方の
面に、基材フィルムから剥離可能な熱接着性層が形成さ
れていればよく、例えば、前記例のように基材フィルム
の一方の面に熱接着性層を形成してもよく、基材フィル
ムの両面に熱接着性層を形成してもよい。
【0031】基材フィルムに対して剥離可能な熱接着性
層は、前記のように下塗り層を介して間接的に形成して
もよく、基材フィルムに対して直接形成してもよい。熱
接着性層を基材フィルムに直接形成する場合、前記剥離
特性を有する熱接着性層は、前記軟質又は弾性ポリマー
のうち熱接着性を有するポリマー、例えば、ビニル系ポ
リマー、スチレン系エラストマー、ポリエステル、ポリ
ウレタン、天然又は合成ゴムなどで形成できる。また、
前記剥離特性(例えば、基材フィルムに対する剥離強度
10〜120g/15mm程度)を有する熱接着性層
は、前記軟質又は弾性ポリマーと熱接着性樹脂とを組合
わせて構成してもよい。前記軟質又は弾性ポリマーと熱
接着性樹脂との割合は、例えば、前者/後者(重量比)
=5/95〜80/20、好ましくは10/90〜60
/40、さらに好ましくは10/90〜40/60程度
である場合が多い。
層は、前記のように下塗り層を介して間接的に形成して
もよく、基材フィルムに対して直接形成してもよい。熱
接着性層を基材フィルムに直接形成する場合、前記剥離
特性を有する熱接着性層は、前記軟質又は弾性ポリマー
のうち熱接着性を有するポリマー、例えば、ビニル系ポ
リマー、スチレン系エラストマー、ポリエステル、ポリ
ウレタン、天然又は合成ゴムなどで形成できる。また、
前記剥離特性(例えば、基材フィルムに対する剥離強度
10〜120g/15mm程度)を有する熱接着性層
は、前記軟質又は弾性ポリマーと熱接着性樹脂とを組合
わせて構成してもよい。前記軟質又は弾性ポリマーと熱
接着性樹脂との割合は、例えば、前者/後者(重量比)
=5/95〜80/20、好ましくは10/90〜60
/40、さらに好ましくは10/90〜40/60程度
である場合が多い。
【0032】好ましいフィルムの熱接着性層は、基材フ
ィルムに対する剥離性を調整するため、下塗り層を介し
て基材フィルムに形成されている。前記下塗り層の剥離
特性は、例えば、前記軟質又は弾性ポリマーの100
%モジュラス値や前記軟質又は弾性ポリマー及び/又
は他のポリマーを含む樹脂組成物の組成割合で調整して
もよく、基材フィルムのうち下塗り層が形成される表
面の表面処理の程度(例えば、離型処理の程度)で調整
してもよい。前記樹脂組成物で下塗り層を形成する場
合、樹脂組成物としては、例えば、互いに非相溶性の熱
可塑性樹脂(例えば、アクリル樹脂とポリエステル樹脂
など)を含む樹脂組成物、充填剤の含有量が大きくなる
につれて基材フィルムに対する接着強度が小さくなるこ
とを利用して、固形分中、充填剤を10〜50重量%程
度含む樹脂組成物が挙げられる。また、基材フィルムの
表面処理度により下塗り層の離型性を調整する場合、基
材フィルムの表面処理度は、コロナ放電処理、火炎処
理、プラズマ処理などの程度(例えば、表面張力25〜
35ダイン/cm程度の処理)、ワックス、脂肪酸アミ
ド、シリコーンオイルなどの離型剤の塗布又は基材フィ
ルムへの含有により行なうことができる離型処理の程度
により調整できる。基材フィルムが前記のように処理さ
れている場合、下塗り層は、前記の如き軟質または弾性
ポリマーで構成する必要はなく、通常の成膜性を有する
ポリマー(例えば、オレフィン系樹脂、アクリル樹脂、
ポリエステル、ポリアミドなど、特に溶媒可溶性熱可塑
性樹脂など)で構成してもよい。
ィルムに対する剥離性を調整するため、下塗り層を介し
て基材フィルムに形成されている。前記下塗り層の剥離
特性は、例えば、前記軟質又は弾性ポリマーの100
%モジュラス値や前記軟質又は弾性ポリマー及び/又
は他のポリマーを含む樹脂組成物の組成割合で調整して
もよく、基材フィルムのうち下塗り層が形成される表
面の表面処理の程度(例えば、離型処理の程度)で調整
してもよい。前記樹脂組成物で下塗り層を形成する場
合、樹脂組成物としては、例えば、互いに非相溶性の熱
可塑性樹脂(例えば、アクリル樹脂とポリエステル樹脂
など)を含む樹脂組成物、充填剤の含有量が大きくなる
につれて基材フィルムに対する接着強度が小さくなるこ
とを利用して、固形分中、充填剤を10〜50重量%程
度含む樹脂組成物が挙げられる。また、基材フィルムの
表面処理度により下塗り層の離型性を調整する場合、基
材フィルムの表面処理度は、コロナ放電処理、火炎処
理、プラズマ処理などの程度(例えば、表面張力25〜
35ダイン/cm程度の処理)、ワックス、脂肪酸アミ
ド、シリコーンオイルなどの離型剤の塗布又は基材フィ
ルムへの含有により行なうことができる離型処理の程度
により調整できる。基材フィルムが前記のように処理さ
れている場合、下塗り層は、前記の如き軟質または弾性
ポリマーで構成する必要はなく、通常の成膜性を有する
ポリマー(例えば、オレフィン系樹脂、アクリル樹脂、
ポリエステル、ポリアミドなど、特に溶媒可溶性熱可塑
性樹脂など)で構成してもよい。
【0033】前記基材フィルム、下塗り層および熱接着
性層は、その種類に応じて、それぞれ、種々の添加剤、
例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤などの劣化防止剤、
可塑剤、帯電防止剤、難燃剤、充填剤、結晶核成長剤、
着色剤などを含んでいてもよい。また、熱接着性層に
は、ブロッキング防止剤、離型剤、撥水剤、滑剤などを
含有させてもよい。
性層は、その種類に応じて、それぞれ、種々の添加剤、
例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤などの劣化防止剤、
可塑剤、帯電防止剤、難燃剤、充填剤、結晶核成長剤、
着色剤などを含んでいてもよい。また、熱接着性層に
は、ブロッキング防止剤、離型剤、撥水剤、滑剤などを
含有させてもよい。
【0034】前記基材フィルムの一方の面に熱接着性層
が形成されたスライスチーズ包装用インナーフィルムで
は、スライスチーズに対して基材フィルムを密着させて
包装してもよく、スライスチーズに対して熱接着性層を
密着させて包装してもよい。なお、基材フィルムをチー
ズに密着させて包装する場合、基材フィルムのうちチー
ズとの接触面に対する反対面と熱接着性層との間で熱接
着される。また、前記の例のように、チーズに対して熱
接着性層を密着させて包装する場合、チーズとの接触面
側の熱接着性層と基材フィルムとの間で熱接着が行なわ
れる。後者の場合(チーズに対して熱接着性層が密着す
る場合)、チーズに対する熱接着性層の密着性を高くす
ると、チーズがフィルムに緊密に密着し、スライスチー
ズの取り出しが煩雑化するとともに、チーズがフィルム
へ付着する場合がある。このような場合、チーズに対す
る離型性を熱接着性層に付与すると、フィルムを円滑か
つ容易に開封でき、フィルムに対するチーズの付着を顕
著に抑制してチーズのロスを低減できるという利点があ
る。そのため、熱接着性層に剥離性が付与されたフィル
ムは、基材フィルムの少なくとも一方の面に、特定の接
触角を有する熱接着層が形成されたフィルムにより包装
されたスライスチーズ個装体であって、前記熱接着性層
がスライスチーズに密着して包装されているスライスチ
ーズ個装体として利用する上で有利である。
が形成されたスライスチーズ包装用インナーフィルムで
は、スライスチーズに対して基材フィルムを密着させて
包装してもよく、スライスチーズに対して熱接着性層を
密着させて包装してもよい。なお、基材フィルムをチー
ズに密着させて包装する場合、基材フィルムのうちチー
ズとの接触面に対する反対面と熱接着性層との間で熱接
着される。また、前記の例のように、チーズに対して熱
接着性層を密着させて包装する場合、チーズとの接触面
側の熱接着性層と基材フィルムとの間で熱接着が行なわ
れる。後者の場合(チーズに対して熱接着性層が密着す
る場合)、チーズに対する熱接着性層の密着性を高くす
ると、チーズがフィルムに緊密に密着し、スライスチー
ズの取り出しが煩雑化するとともに、チーズがフィルム
へ付着する場合がある。このような場合、チーズに対す
る離型性を熱接着性層に付与すると、フィルムを円滑か
つ容易に開封でき、フィルムに対するチーズの付着を顕
著に抑制してチーズのロスを低減できるという利点があ
る。そのため、熱接着性層に剥離性が付与されたフィル
ムは、基材フィルムの少なくとも一方の面に、特定の接
触角を有する熱接着層が形成されたフィルムにより包装
されたスライスチーズ個装体であって、前記熱接着性層
がスライスチーズに密着して包装されているスライスチ
ーズ個装体として利用する上で有利である。
【0035】チーズに対する離型性を確保するために
は、ぬれ指数標準液No.48による熱接着性層の接触
角を、例えば、50度以上(例えば、55〜120
度)、好ましくは、好ましくは65度以上(例えば、6
5〜110度)、さらに好ましくは70度以上(例え
ば、70〜100度)程度に調整すればよい。熱接着性
層の前記接触角は、通常、65〜90度程度である場合
が多い。
は、ぬれ指数標準液No.48による熱接着性層の接触
角を、例えば、50度以上(例えば、55〜120
度)、好ましくは、好ましくは65度以上(例えば、6
5〜110度)、さらに好ましくは70度以上(例え
ば、70〜100度)程度に調整すればよい。熱接着性
層の前記接触角は、通常、65〜90度程度である場合
が多い。
【0036】なお、熱接着性層をチーズに密着させて包
装する場合、チーズに対する熱接着性層の接着力Fh-c
は、下塗り層の有無の如何に拘らず基材フィルムと熱接
着性層との接着力Fb-h よりも小さく(Fh-c<Fb-
h)、基材フィルムをチーズに密着させて包装する場
合、チーズに対する基材フィルムの接着力Fb-c は、下
塗り層の有無の如何に拘らず基材フィルムと熱接着性層
との接着力Fb-h よりも小さい(Fb-c<Fb-h)場合が
多い。
装する場合、チーズに対する熱接着性層の接着力Fh-c
は、下塗り層の有無の如何に拘らず基材フィルムと熱接
着性層との接着力Fb-h よりも小さく(Fh-c<Fb-
h)、基材フィルムをチーズに密着させて包装する場
合、チーズに対する基材フィルムの接着力Fb-c は、下
塗り層の有無の如何に拘らず基材フィルムと熱接着性層
との接着力Fb-h よりも小さい(Fb-c<Fb-h)場合が
多い。
【0037】このような表面張力の熱接着性層は、熱接
着性層に離型剤を添加することにより調整できる。前記
離型剤には、熱接着性を損なわず、チーズに対する離型
性を付与できる限り特に制限されず、例えば、ワック
ス、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸又はその誘導体、シ
リコーンオイルなどが含まれる。シリコーンオイルを除
く離型剤は常温で固体である場合が多い。ワックスとし
ては、例えば、パラフィンワックス、マイクロクリスタ
リンワックス、ペトロラタムなどの石油ワックス;カル
ナウバロウ、綿ロウ、木ロウ、サトウロウなどの植物ワ
ックス;ミツロウ、羊毛ロウ、鯨ロウ、昆虫ロウなどの
動物ワックス;モンタンロウ、オゾケライトなどの鉱物
ワックス;ポリエチレンワックスなどの合成ワックスな
どが挙げられる。前記ワックスは、炭化水素系、脂肪酸
系、脂肪酸アミド系、エステル系のいずれであってもよ
い。高級脂肪酸アミドとしては、オレイン酸アミド、ス
テアリン酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミドな
どが例示でき、高級脂肪酸又はその誘導体としては、ス
テアリン酸などの高級脂肪酸、ステアリン酸メチル、ス
テアリン酸トリグリセリドなどの高級脂肪酸エステル、
ステアリン酸亜鉛などの高級脂肪酸金属塩などが挙げら
れる。これらの離型剤は一種又は二種以上混合して用い
ることができる。
着性層に離型剤を添加することにより調整できる。前記
離型剤には、熱接着性を損なわず、チーズに対する離型
性を付与できる限り特に制限されず、例えば、ワック
ス、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸又はその誘導体、シ
リコーンオイルなどが含まれる。シリコーンオイルを除
く離型剤は常温で固体である場合が多い。ワックスとし
ては、例えば、パラフィンワックス、マイクロクリスタ
リンワックス、ペトロラタムなどの石油ワックス;カル
ナウバロウ、綿ロウ、木ロウ、サトウロウなどの植物ワ
ックス;ミツロウ、羊毛ロウ、鯨ロウ、昆虫ロウなどの
動物ワックス;モンタンロウ、オゾケライトなどの鉱物
ワックス;ポリエチレンワックスなどの合成ワックスな
どが挙げられる。前記ワックスは、炭化水素系、脂肪酸
系、脂肪酸アミド系、エステル系のいずれであってもよ
い。高級脂肪酸アミドとしては、オレイン酸アミド、ス
テアリン酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミドな
どが例示でき、高級脂肪酸又はその誘導体としては、ス
テアリン酸などの高級脂肪酸、ステアリン酸メチル、ス
テアリン酸トリグリセリドなどの高級脂肪酸エステル、
ステアリン酸亜鉛などの高級脂肪酸金属塩などが挙げら
れる。これらの離型剤は一種又は二種以上混合して用い
ることができる。
【0038】好ましい離型剤には、少量の添加で高い離
型性が発現する安全性の高い物質、例えば、植物系、動
物系、石油系ワックス又は合成ワックスなどのワックス
類、高級脂肪酸グリセリドなどの高級脂肪酸エステルな
どが含まれる。石油系ワックスを用いる場合、炭素原子
数16〜40、好ましくは20〜30程度のパラフィン
ワックスなどを用いる場合が多く、パラフィンワックス
の融点は、例えば、35〜65℃程度である。
型性が発現する安全性の高い物質、例えば、植物系、動
物系、石油系ワックス又は合成ワックスなどのワックス
類、高級脂肪酸グリセリドなどの高級脂肪酸エステルな
どが含まれる。石油系ワックスを用いる場合、炭素原子
数16〜40、好ましくは20〜30程度のパラフィン
ワックスなどを用いる場合が多く、パラフィンワックス
の融点は、例えば、35〜65℃程度である。
【0039】離型剤の添加量は、熱接着性層を構成する
成分全量に対して、例えば0.1〜15重量%、好まし
くは0.5〜10重量%、さらに好ましくは1〜10重
量%程度であり、1.5〜7.5重量%(例えば、2〜
7重量%)程度である場合が多い。離型剤は、必要に応
じて、乳濁液、懸濁液などの形態で、熱接着性層に対応
する塗布液又はラミネート組成物の構成成分に添加でき
る。
成分全量に対して、例えば0.1〜15重量%、好まし
くは0.5〜10重量%、さらに好ましくは1〜10重
量%程度であり、1.5〜7.5重量%(例えば、2〜
7重量%)程度である場合が多い。離型剤は、必要に応
じて、乳濁液、懸濁液などの形態で、熱接着性層に対応
する塗布液又はラミネート組成物の構成成分に添加でき
る。
【0040】さらに、本発明のスライスチーズ包装用イ
ンナーフィルムは、必要に応じて、例えば、滑性、帯電
防止層などの種々の被覆層を有していてもよい。
ンナーフィルムは、必要に応じて、例えば、滑性、帯電
防止層などの種々の被覆層を有していてもよい。
【0041】前記包装用フィルムでスライスチーズを包
装した個装体では、基材フィルム又は熱接着性層がスラ
イスチーズと密着して包装していてもよいが、前記離型
性が付与された熱接着性層を有するフィルムでは、熱接
着性層をスライスチーズと密着させ、フィルム両端の背
貼部で熱接着して包装すると、チーズからの離型性を確
保しつつ、個装体の外面に位置する基材フィルムに印刷
などによる模様や識別マークなどを施すことができる。
装した個装体では、基材フィルム又は熱接着性層がスラ
イスチーズと密着して包装していてもよいが、前記離型
性が付与された熱接着性層を有するフィルムでは、熱接
着性層をスライスチーズと密着させ、フィルム両端の背
貼部で熱接着して包装すると、チーズからの離型性を確
保しつつ、個装体の外面に位置する基材フィルムに印刷
などによる模様や識別マークなどを施すことができる。
【0042】前記下塗り層及び熱接着性層は、慣用のコ
ーティング法またはラミネート法(例えば、押出しラミ
ネート、ドライラミネート、ホットメルトラミネート、
ウェットラミネート法など)により行うことができる。
前記下塗り層及び接着性層は、前記下塗り層及び熱接着
性層に対応する成分を含む塗布液を基材フィルムに順次
塗布することにより形成する場合が多い。
ーティング法またはラミネート法(例えば、押出しラミ
ネート、ドライラミネート、ホットメルトラミネート、
ウェットラミネート法など)により行うことができる。
前記下塗り層及び接着性層は、前記下塗り層及び熱接着
性層に対応する成分を含む塗布液を基材フィルムに順次
塗布することにより形成する場合が多い。
【0043】
【発明の効果】本発明のスライスチーズ包装用フィルム
及びスライスチーズ包装体では、熱接着性層を利用して
スライスチーズを確実に密封包装できると共に、基材フ
ィルムに対する熱接着性層の剥離性により、熱接着部で
のフィルムの切断を防止できる。そのため、開封により
フィルムの切断片がスライスチーズに付着することがな
く、フィルムの切断片を食する虞もない。前記熱接着性
層と基材フィルムとの間に下塗り層を介在させると、基
材フィルムに対する熱接着性層の剥離強度をコントロー
ルでき、熱接着性と開封性とを高めることができる。ま
た、チーズに対する離型性を有する熱接着性層を形成す
ると、熱接着性層をチーズに密着させて包装しても、高
い熱接着性とチーズに対する高い離型性とを両立でき
る。さらに、チーズに対する熱接着性層の離型性を利用
して、高い熱接着性で密封包装できるとともに、円滑か
つ容易に開封できる。
及びスライスチーズ包装体では、熱接着性層を利用して
スライスチーズを確実に密封包装できると共に、基材フ
ィルムに対する熱接着性層の剥離性により、熱接着部で
のフィルムの切断を防止できる。そのため、開封により
フィルムの切断片がスライスチーズに付着することがな
く、フィルムの切断片を食する虞もない。前記熱接着性
層と基材フィルムとの間に下塗り層を介在させると、基
材フィルムに対する熱接着性層の剥離強度をコントロー
ルでき、熱接着性と開封性とを高めることができる。ま
た、チーズに対する離型性を有する熱接着性層を形成す
ると、熱接着性層をチーズに密着させて包装しても、高
い熱接着性とチーズに対する高い離型性とを両立でき
る。さらに、チーズに対する熱接着性層の離型性を利用
して、高い熱接着性で密封包装できるとともに、円滑か
つ容易に開封できる。
【0044】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。なお、実施例で用いたアンカー剤の100
%モジュラスは、アンカー剤を用いて厚み100〜20
0μmの薄膜を作製し(60℃で、7日間乾燥)、幅5
mm、長さ20mmの大きさの試料を、20℃、65%
RHの条件下、引張り速度120mm/分で測定した。
また、熱接着性層の表面の接触角は、ぬれ指数標準液N
o.48(48dyne/cm)[和光純薬工業(株)
製]を測定面に滴下し、液滴の接触角を測定することに
より行った。
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。なお、実施例で用いたアンカー剤の100
%モジュラスは、アンカー剤を用いて厚み100〜20
0μmの薄膜を作製し(60℃で、7日間乾燥)、幅5
mm、長さ20mmの大きさの試料を、20℃、65%
RHの条件下、引張り速度120mm/分で測定した。
また、熱接着性層の表面の接触角は、ぬれ指数標準液N
o.48(48dyne/cm)[和光純薬工業(株)
製]を測定面に滴下し、液滴の接触角を測定することに
より行った。
【0045】実施例1〜5及び比較例1〜4 基材フィルムとしてのポリエチレンテレフタレートフィ
ルム(厚み15μm)に、それぞれ下記の下塗り剤(ア
ンカー剤)を乾燥重量基準0.5g/m2 で塗布して下
塗り層を形成した。次いで、前記アンカー層上に、さら
に、下記のヒートシール剤をそれぞれ乾燥重量基準2.
0g/m2 で塗布することにより熱接着性層(ヒートシ
ール層)を形成した。
ルム(厚み15μm)に、それぞれ下記の下塗り剤(ア
ンカー剤)を乾燥重量基準0.5g/m2 で塗布して下
塗り層を形成した。次いで、前記アンカー層上に、さら
に、下記のヒートシール剤をそれぞれ乾燥重量基準2.
0g/m2 で塗布することにより熱接着性層(ヒートシ
ール層)を形成した。
【0046】[下塗り剤] 実施例1:アクリル系樹脂(東洋モートン(株)製;オ
リバインBLW-AG11-6;100%モジュラス=2kg/c
m2 ) 実施例2:ウレタン系樹脂(東洋ポリマー(株)製;メ
ルシーEXP1063T;100%モジュラス=8kg/c
m2 ) 実施例3:ウレタン系樹脂(東洋ポリマー(株)製;メ
ルシー520;100%モジュラス=15kg/cm2 ) 実施例4:ウレタン系樹脂(東洋ポリマー(株)製;メ
ルシー545;100%モジュラス=25kg/cm2 ) 実施例5:ウレタン系樹脂(東洋モートン(株)製;ア
ドコートAD610;100%モジュラス=38kg/cm
2 ) 比較例1:なし 比較例2:ウレタン系樹脂(東洋ポリマー(株)製;メ
ルシー589;100%モジュラス=150kg/c
m2 ) 比較例3:ウレタン系樹脂(東洋モートン(株)製;ア
ドコートAD335AE;100%モジュラス=237kg/
cm2 ) 比較例4:ウレタン系樹脂(東洋ポリマー(株)製;メ
ルシー590;100%モジュラス=250kg/c
m2 ) [ヒートシール剤] HS−0:下塗り剤(ヒートシール剤に代えて、下塗り
剤を乾燥重量基準2.0g/m2 で塗布した。) HS−1:塩化ビニリデン系樹脂(旭化成(株)製;P
VDCラテックスL−521) HS−2:エチレン−酢酸ビニル共重合体(電気化学工
業(株)製;EVAラテックス21) HS−3:アクリル系樹脂(ダイセル化学工業(株)
製;アクリルエマルジョンCA45777) 得られたフィルムの熱接着性層側の面同士を、200
℃、5秒の条件で、ヒートシールし、20℃、65%R
Hの条件下、引張り試験機により引張り速度300mm
/分の条件で剥離強度(g/15mm)を測定した。ま
た、剥離に伴ってフィルムの切断の有無を目視で評価
し、フィルムが切断しなかった場合を「○」、フィルム
が切断した場合を「×」とした。結果を表1に示す。
リバインBLW-AG11-6;100%モジュラス=2kg/c
m2 ) 実施例2:ウレタン系樹脂(東洋ポリマー(株)製;メ
ルシーEXP1063T;100%モジュラス=8kg/c
m2 ) 実施例3:ウレタン系樹脂(東洋ポリマー(株)製;メ
ルシー520;100%モジュラス=15kg/cm2 ) 実施例4:ウレタン系樹脂(東洋ポリマー(株)製;メ
ルシー545;100%モジュラス=25kg/cm2 ) 実施例5:ウレタン系樹脂(東洋モートン(株)製;ア
ドコートAD610;100%モジュラス=38kg/cm
2 ) 比較例1:なし 比較例2:ウレタン系樹脂(東洋ポリマー(株)製;メ
ルシー589;100%モジュラス=150kg/c
m2 ) 比較例3:ウレタン系樹脂(東洋モートン(株)製;ア
ドコートAD335AE;100%モジュラス=237kg/
cm2 ) 比較例4:ウレタン系樹脂(東洋ポリマー(株)製;メ
ルシー590;100%モジュラス=250kg/c
m2 ) [ヒートシール剤] HS−0:下塗り剤(ヒートシール剤に代えて、下塗り
剤を乾燥重量基準2.0g/m2 で塗布した。) HS−1:塩化ビニリデン系樹脂(旭化成(株)製;P
VDCラテックスL−521) HS−2:エチレン−酢酸ビニル共重合体(電気化学工
業(株)製;EVAラテックス21) HS−3:アクリル系樹脂(ダイセル化学工業(株)
製;アクリルエマルジョンCA45777) 得られたフィルムの熱接着性層側の面同士を、200
℃、5秒の条件で、ヒートシールし、20℃、65%R
Hの条件下、引張り試験機により引張り速度300mm
/分の条件で剥離強度(g/15mm)を測定した。ま
た、剥離に伴ってフィルムの切断の有無を目視で評価
し、フィルムが切断しなかった場合を「○」、フィルム
が切断した場合を「×」とした。結果を表1に示す。
【0047】
【表1】 表1に示されるように、実施例のフィルムを用いると、
熱接着部でのフィルムを切断することなく開封できる。
なお、熱接着性層によるフィルムの剥離強度は、実用的
な強度を示し、チーズの密着包装に支障を来すことがな
かった。
熱接着部でのフィルムを切断することなく開封できる。
なお、熱接着性層によるフィルムの剥離強度は、実用的
な強度を示し、チーズの密着包装に支障を来すことがな
かった。
【0048】実施例6〜12 基材フィルムとしてのポリエチレンテレフタレートフィ
ルム(厚み15μm)に、アンカー剤としてウレタン系
樹脂(東洋モートン(株)製;商品名:アドコートAD
610;100%モジュラス:38kg/cm2 )を乾
燥重量基準で0.5g/m2 塗布して下塗り層を形成し
た。次いで、パラフィンワックス(日本製ろう(株)
製;パラフィンワックスSP−0145)の乳濁液の所
定量を塩化ビニリデン系樹脂ラテックス(旭化成(株)
製;PVDCラテックスL−521)に添加した塗布液
を、前記下塗り層の上に、乾燥重量基準で2.0g/c
m2塗布してヒートシール層(熱接着性層)を形成し、
インナーフィルムを作製した。なお、塩化ビニリデン系
樹脂ラテックスに対するパラフインワックス乳濁液の添
加量は、表2に示すように、乾燥重量換算で1〜5重量
%である。そして、得られたフィルムのヒートシール層
側の表面の接触角を測定した。
ルム(厚み15μm)に、アンカー剤としてウレタン系
樹脂(東洋モートン(株)製;商品名:アドコートAD
610;100%モジュラス:38kg/cm2 )を乾
燥重量基準で0.5g/m2 塗布して下塗り層を形成し
た。次いで、パラフィンワックス(日本製ろう(株)
製;パラフィンワックスSP−0145)の乳濁液の所
定量を塩化ビニリデン系樹脂ラテックス(旭化成(株)
製;PVDCラテックスL−521)に添加した塗布液
を、前記下塗り層の上に、乾燥重量基準で2.0g/c
m2塗布してヒートシール層(熱接着性層)を形成し、
インナーフィルムを作製した。なお、塩化ビニリデン系
樹脂ラテックスに対するパラフインワックス乳濁液の添
加量は、表2に示すように、乾燥重量換算で1〜5重量
%である。そして、得られたフィルムのヒートシール層
側の表面の接触角を測定した。
【0049】比較例5及び比較例6 下塗り層を形成することなく、塩化ビニリデン系樹脂ラ
テックスに対するパラフィンワックスの添加量0%(比
較例5)及び固形分換算で0.5重量%(比較例6)の
塗布液を用い、実施例6〜12と同様にして、基材フィ
ルムにヒートシール層を直接形成した。
テックスに対するパラフィンワックスの添加量0%(比
較例5)及び固形分換算で0.5重量%(比較例6)の
塗布液を用い、実施例6〜12と同様にして、基材フィ
ルムにヒートシール層を直接形成した。
【0050】市販のスライスチーズ(明治乳業(株)
製;商品名:十勝チーズ)を包装フィルムから取り出
し、予め重量を測定した実施例及び比較例のインナーフ
ィルムを用いて再度包装した。包装したスライスチーズ
個装体を、冷蔵庫(5℃)内に24時間放置した後、3
0℃、60%RHの恒温恒湿槽に静置した。
製;商品名:十勝チーズ)を包装フィルムから取り出
し、予め重量を測定した実施例及び比較例のインナーフ
ィルムを用いて再度包装した。包装したスライスチーズ
個装体を、冷蔵庫(5℃)内に24時間放置した後、3
0℃、60%RHの恒温恒湿槽に静置した。
【0051】そして、フィルムを剥がしてスライスチー
ズを取り出し、チーズの剥離状態を目視で観察して、チ
ーズの離型性(フィルム離れの良さ)を次の基準により
評価した。また、剥離したフィルムの重量を測定し、使
用前のフィルムの重量との差より、フィルムに付着した
チーズの量(mg)を求めた。結果を表2に示す。
ズを取り出し、チーズの剥離状態を目視で観察して、チ
ーズの離型性(フィルム離れの良さ)を次の基準により
評価した。また、剥離したフィルムの重量を測定し、使
用前のフィルムの重量との差より、フィルムに付着した
チーズの量(mg)を求めた。結果を表2に示す。
【0052】[チーズに対する離型性] ○…フィルムにスライスチーズが殆ど付着せず、チーズ
表面が平滑 △…フィルムに対してスライスチーズが僅かに付着し、
チーズ表面に小さな凹凸が認められる ×…フィルムに対するチーズの付着量が多く、チーズ表
面の凹凸が多い。
表面が平滑 △…フィルムに対してスライスチーズが僅かに付着し、
チーズ表面に小さな凹凸が認められる ×…フィルムに対するチーズの付着量が多く、チーズ表
面の凹凸が多い。
【0053】
【表2】 表2から明らかなように、実施例のフィルムは、熱接着
性層をチーズに密着させて包装しても離型性が高く、チ
ーズの付着も防止できる。なお、実施例6〜12のフィ
ルムは、いずれも、熱接着性層を利用してヒートシール
によりスライスチーズを密着包装できるとともに、フィ
ルムを開封する際、フィルムの切断は認められなかっ
た。
性層をチーズに密着させて包装しても離型性が高く、チ
ーズの付着も防止できる。なお、実施例6〜12のフィ
ルムは、いずれも、熱接着性層を利用してヒートシール
によりスライスチーズを密着包装できるとともに、フィ
ルムを開封する際、フィルムの切断は認められなかっ
た。
【図1】図1は本発明の一例であるフィルムで包装した
スライスチーズ個装体を示す概略断面図である。
スライスチーズ個装体を示す概略断面図である。
【図2】図2は図1の包装体の開封状態を示す概念図で
ある。
ある。
1…スライスチーズ用インナーフィルム 2…基材フィルム 3…下塗り層 4…熱接着性層 5…スライスチーズ 6…熱接着部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JJP C09J 7/02 JJP JLE JLE
Claims (13)
- 【請求項1】 基材フィルムの少なくとも一方の面に、
熱接着性層が直接又は間接的に形成されたフィルムであ
って、前記熱接着性層が基材フィルムに対して剥離可能
であるスライスチーズ包装用フィルム。 - 【請求項2】 基材フィルムに対する熱接着性層の剥離
強度が、10〜120g/15mmである請求項1記載
のスライスチーズ包装用フィルム。 - 【請求項3】 下塗り層を介して基材フィルムに熱接着
性層が形成されている請求項1記載のスライスチーズ包
装用フィルム。 - 【請求項4】 熱接着性層に対する下塗り層の接着力F
h-u と、基材フィルムに対する下塗り層の接着力Fb-u
とが、下記関係式を充足する請求項3記載のスライスチ
ーズ包装用フィルム。 Fh-u>Fb-u 20g/15mm≦Fb-u ≦100g/15mm - 【請求項5】 下塗り層の100%モジュラスが100
kg/cm2 以下である請求項3記載のスライスチーズ
包装用フィルム。 - 【請求項6】 下塗り層が軟質又は弾性ポリマーを含む
請求項3〜5のいずれかの項に記載のスライスチーズ包
装用フィルム。 - 【請求項7】 軟質又は弾性ポリマーがポリウレタン又
はアクリル系ポリマーである請求項6記載のスライスチ
ーズ包装用フィルム。 - 【請求項8】 ぬれ指数標準液No.48による熱接着
性層の接触角が50度以上である請求項1記載のスライ
スチーズ包装用フィルム。 - 【請求項9】 熱接着性層が離型剤を含む請求項8記載
のスライスチーズ包装用フィルム。 - 【請求項10】 基材フィルムの少なくとも一方の面
に、100%モジュラスが0.1〜60kg/cm2 の
ポリマーで構成された下塗り層と、塩化ビニリデン系樹
脂で構成された熱接着性層とが順次形成され、前記熱接
着性層に対する下塗り層の接着力Fh-u と、基材フィル
ムに対する下塗り層の接着力Fb-u とが、下記関係式を
充足するスライスチーズ包装用フィルム。 Fh-u>Fb-u 30g/15mm≦Fb-u ≦100g/15mm - 【請求項11】 ぬれ指数標準液No.48による熱接
着性層の接触角が65〜90度である請求項1記載のス
ライスチーズ包装用フィルム。 - 【請求項12】 請求項1又は8記載のフィルムのう
ち、基材フィルム又は熱接着性層がスライスチーズと密
着し、フィルムの両端の背貼部が熱接着しているスライ
スチーズ個装体。 - 【請求項13】 熱接着性層がスライスチーズと密着し
ている請求項12記載のスライスチーズ個装体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7215453A JPH0940012A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | スライスチーズ包装用フィルムと個装体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7215453A JPH0940012A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | スライスチーズ包装用フィルムと個装体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0940012A true JPH0940012A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16672625
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7215453A Pending JPH0940012A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | スライスチーズ包装用フィルムと個装体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0940012A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013039934A (ja) * | 2011-08-12 | 2013-02-28 | Snow Brand Milk Products Co Ltd | 包装用フィルム、および包装体 |
| JP2014181076A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-29 | Daicel Value Coating Ltd | スライスチーズ包装用フィルムと個装体 |
| WO2016017395A1 (ja) * | 2014-08-01 | 2016-02-04 | 東洋製罐株式会社 | 電子レンジ加熱対応パッケージ及び該パッケージに使用される容器 |
| JP2018062587A (ja) * | 2016-10-14 | 2018-04-19 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 付着防止用コート剤 |
| JP2019059528A (ja) * | 2017-09-27 | 2019-04-18 | 大日本印刷株式会社 | 包装材 |
| JP2019059529A (ja) * | 2017-09-27 | 2019-04-18 | 大日本印刷株式会社 | 包装材 |
-
1995
- 1995-07-31 JP JP7215453A patent/JPH0940012A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013039934A (ja) * | 2011-08-12 | 2013-02-28 | Snow Brand Milk Products Co Ltd | 包装用フィルム、および包装体 |
| JP2014181076A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-29 | Daicel Value Coating Ltd | スライスチーズ包装用フィルムと個装体 |
| WO2016017395A1 (ja) * | 2014-08-01 | 2016-02-04 | 東洋製罐株式会社 | 電子レンジ加熱対応パッケージ及び該パッケージに使用される容器 |
| JP2016034838A (ja) * | 2014-08-01 | 2016-03-17 | 東洋製罐株式会社 | 電子レンジ加熱対応容器 |
| JP2018062587A (ja) * | 2016-10-14 | 2018-04-19 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 付着防止用コート剤 |
| JP2019059528A (ja) * | 2017-09-27 | 2019-04-18 | 大日本印刷株式会社 | 包装材 |
| JP2019059529A (ja) * | 2017-09-27 | 2019-04-18 | 大日本印刷株式会社 | 包装材 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0713766B1 (en) | Vacuum skin package and composite film therefor | |
| US6638602B2 (en) | Adhesive wrapping film | |
| WO1996021557A1 (en) | Machine-direction oriented label films and die-cut labels prepared therefrom | |
| JPH04504515A (ja) | 通気性バッキング | |
| WO2009154177A1 (ja) | 静電吸着シート | |
| US10556409B2 (en) | Polyethylene film | |
| JP2013049862A (ja) | 接着シート | |
| JPWO2003066713A1 (ja) | ストレッチ包装用防錆フィルム | |
| EP3837312B1 (en) | Multilayer packaging material | |
| JP2014522344A (ja) | 開封帯を形成する接着テープ・システム | |
| JP2019171792A (ja) | シーラントフィルムおよび包装材 | |
| JP2002037310A (ja) | 充填物付着防止蓋材およびその製造方法 | |
| GB2360038A (en) | Heat sealable polymeric films | |
| JPH0940012A (ja) | スライスチーズ包装用フィルムと個装体 | |
| JP2002160329A (ja) | 易剥離性フィルム | |
| JPH0994905A (ja) | 積層体とこれを用いた蓋材 | |
| US20020016116A1 (en) | Polymeric films and packages produced therefrom | |
| JP2007290276A (ja) | 積層フィルム | |
| AU630838B2 (en) | Resealable packaging material | |
| JP6396221B2 (ja) | カバーテープ用シーラントフィルム及びカバーテープ | |
| JP2007185781A (ja) | 表面保護フィルム | |
| JPH0725353Y2 (ja) | スライスチーズ個装用フィルムと包装体 | |
| JPH10230575A (ja) | 積層体 | |
| JP3688060B2 (ja) | 熱封緘性蓋材 | |
| US6946193B1 (en) | Biaxially oriented polyolefin slip films with improved flatness and adhesion properties |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040309 |