JPH0940358A - 吊り上げ治具及び吊り上げ方法 - Google Patents

吊り上げ治具及び吊り上げ方法

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Publication number
JPH0940358A
JPH0940358A JP18892095A JP18892095A JPH0940358A JP H0940358 A JPH0940358 A JP H0940358A JP 18892095 A JP18892095 A JP 18892095A JP 18892095 A JP18892095 A JP 18892095A JP H0940358 A JPH0940358 A JP H0940358A
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JP
Japan
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lifting
stopper
force
jig
hoisting
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Application number
JP18892095A
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Inventor
Hiroo Nishijima
弘雄 西島
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吊り上げ機構の昇降手段による吊り上げの際
に、手動操作によって吊り上げ対象物を吊り上げ治具に
圧締させる作業を要せず、現場作業の簡略化を図りなが
らも、吊り上げ対象物を極めて簡単な作業によって確実
に保持し、かつ取り外すことのできる吊り上げ治具及び
吊り上げ方法を提供すること。 【解決手段】 吊り上げ治具10は、吊り上げ対象物2
の下面にて対象物2の自重を受けつつ対象物2を支持す
る第1の部材12と、対象物2の上面より押圧力を加え
ると共に第1の部材12との間に対象物2を介在させて
対象物2を狭持する第2の部材20と、対象物2と昇降
手段1との間に介在して第2の部材20を支持すると共
に、第1の部材12と第2の部材20との対向間距離を
可変し、かつ吊り上げ力を逆方向の力に変換し第2の部
材20に伝達する動力伝達手段30と、を含むことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吊り上げ治具及び
吊り上げ方法に関し、より詳細には、建築部材の昇降時
に使用される吊り上げ治具及びその吊り上げ治具を用い
た吊り上げ方法に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
重量物例えば建築部材を吊り上げる場合において、クレ
ーンなどの吊り上げ機構が用いられている。このような
吊り上げ機構においては、その吊り上げ機構の昇降手段
と吊り上げ対象物との結合を行うための部材である吊り
上げ治具が必要である。
【0003】すなわち、吊り上げ機構の昇降手段が吊り
上げ対象物を確実に保持しておくことができるように、
何らかの部材によって吊り上げ対象物を確実に係止して
おく必要がある。
【0004】図7(A)には、建築部材である梁材20
0を吊り上げる場合の例が示されており、吊り上げ機構
の昇降手段のフック部(図示せず)にロープ202を引
っ掛け、さらにこのロープ202によって吊り上げ対象
物である梁材200を保持するようにしている。
【0005】本例では、ロープ202の両端にリング状
部分202aを形成しておき、この一端側のリング状部
分202aに他端を挿通させることにより、梁材200
を締め付けるようにして持ち上げるものである。
【0006】また、図7(B)に示す、鋼製部材204
例えばH型鋼を吊り上げる場合も、上記同様の方法を採
る。
【0007】しかしながら、ロープ202にて吊り上げ
る場合、吊り上げ対象物を一旦持ち上げて、ロープ20
2を下側に通す作業を行う必要があるので、非常に重量
のあるものの場合、極めて煩雑な作業を行わなければな
らないという問題がある。
【0008】さらに、吊り上げ治具とロープとを用いる
従来形式においては、着脱に時間が掛り、多数の吊り上
げ対象物を持ち上げる場合には極めて不便であるという
問題があった。
【0009】したがって、このような吊り上げ治具は、
吊り上げ対象物を確実に保持し、かつ、吊り上げ対称物
と吊り上げ治具との着脱が容易であるものが好ましい。
【0010】上記問題点に鑑み、例えば、吊り上げ対象
物が木製の部材にあっては、図8に示す実開平4-100185
号公報の吊り上げ治具の提案がなされている。また、建
築部材が鋼製部材例えばH型鋼等を吊り上げる場合の提
案としては、図9(A)に示す特開平5-8985号公報のよ
うな吊り上げ治具がある。
【0011】図8に示す従来の吊り上げ治具210は、
一対のアーム214a、214bに設けられた爪216
a・216bを、木製梁224の側面に穿設された係止
穴226a・226bに係合させることにより、木製梁
224を確実に保持することができ、しかも屈伸バー2
20を備えることにより、下方より紐状体222を引っ
張るという簡単な操作で保持状態を解除させることがで
きるものである。
【0012】図9(A)に示す従来の吊り具240は、
上下フランジ部232と上下フランジ部232を連結す
るウエブ部234から構成されるH型鋼230よりなる
梁に対して、コ字状型の狭持部材242によりH型鋼2
30の上フランジ部232を挟み、狭持部材242が備
える締め付けボルト244により、上フランジ部232
を押圧して、H型鋼230を保持するものである。
【0013】しかしながら、上記いずれの吊り上げ治具
210、240も、吊り上げ対象物を確実に保持すると
いう点では、すぐれた提案であるが、吊り上げ対象物と
吊り上げ治具との着脱時に手動操作を必要としていた。
【0014】そこで、本発明の目的とするところは、吊
り上げ機構の昇降手段による吊り上げの際に、手動操作
によって吊り上げ対象物を吊り上げ治具にて圧締させる
作業を要せず、現場作業の簡略化を図りながらも、吊り
上げ対象物を極めて簡単な作業によって確実に保持し、
かつ取り外すことのできる吊り上げ治具及び吊り上げ方
法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る吊り上げ治具は、吊り上げ機構の昇降手段(例えば
部材1)に取り付けられて、吊り上げ対象物(例えば部
材2)を狭持して吊り上げる吊り上げ治具(例えば部材
10)であって、前記吊り上げ対象物の下面を支持する
第1の部材(例えば部材12)と、前記吊り上げ対象物
の上面に当接して該対象物に押圧力を加えると共に、前
記第1の部材との間に該対象物を介在させて該対象物を
狭持する第2の部材(例えば部材20)と、前記第1の
部材と前記第2の部材との対向間距離を可変とする状態
で前記第1及び第2の部材を支持し、かつ、前記吊り上
げ機構による吊り上げ力を逆方向の力に変換して前記第
2の部材に伝達し、前記対向間で前記対象物を狭持させ
る動力伝達手段(例えば部材30)と、を含むことを特
徴とする。
【0016】請求項1に記載の発明によれば、下記の
(1)〜(3)の作用・効果を有する。
【0017】(1)動力伝達手段により、吊り上げ力
を、逆方向の力すなわち対象物を上面より押圧する力に
変換して第2の部材に伝達できる。
【0018】これにより、吊り上げ対象物を吊り上げ移
動させる際には、第1の部材上に対象物を載置させ、あ
とは吊り上げ機構により吊り上げるだけで、対象物を吊
り上げ治具に狭持させ対象物を所望の位置に移動させる
ことができる。
【0019】したがって、従来のような手動操作によっ
て吊り上げ対象物を吊り上げ治具にて圧締させる作業を
要せず、作業性が向上し、現場作業の迅速化が図れる。
【0020】(2)また、動力伝達手段は、吊り上げ力
が作用しない状態では、押圧力が第2の部材に伝達され
ない。すなわち、第1の部材を所定位置に載置するか、
又は対象物を所定位置に載置することで、吊り上げ力の
作用が解除されて対象物が狭持状態から解放される。
【0021】これにより、対象物を所望の位置に移動さ
せた後に、吊り上げ治具より対象物を取り外す際にも、
第1の部材を所定位置に載置するか、又は対象物を所定
位置に載置するのみで、対象物と吊り上げ治具とを取り
外すことができる。
【0022】したがって、対象物を移動させた後に、吊
り上げ治具と対象物とを取り外す場合の作業も容易とな
り、さらに作業性が向上する。
【0023】(3)動力伝達手段は、第1の部材と第2
の部材との対向間距離を可変できるので、対象物の大き
さ高さに拘わらず、対象物に吊り上げ治具を狭持するこ
とができる。
【0024】請求項2に記載の発明に係る吊り上げ治具
は、請求項1において、前記動力伝達手段は、前記第1
の部材にて支持される支点を備えた平行リンク機構(例
えば部材30)にて形成され、前記第1の部材は、前記
対向間距離を可変する方向に前記第2の部材を移動案内
するガイド部(例えば部材16)を有し、前記第2の部
材は、前記ガイド部と係合して移動案内される被ガイド
部(例えば部材24)を有することを特徴とするを特徴
とする。
【0025】請求項2に記載の発明によれば、平行リン
ク機構の支点を第1の部材により支持した状態で、第1
の部材のガイド部に、第2の部材の被ガイド部を係合さ
せることで、被ガイド部を対向間距離を可変する方向に
確実に案内できる。
【0026】請求項3に記載の発明に係る吊り上げ治具
は、請求項2において、前記第1の部材には、前記被ガ
イド部を係止するストッパーが形成され、前記ストッパ
ーは、吊り上げ力が作用しない時に前記対象物の上方に
前記第2の部材を位置させることを特徴とする。
【0027】請求項3に記載の発明によれば、吊り上げ
力が作用しない場合に、ストッパー(例えば部材40)
によって第2の部材を対象物の上方に位置させることが
でき、対象物の着脱を容易に行うことができる。
【0028】請求項4に記載の発明に係る吊り上げ治具
は、請求項3において、前記ストッパーは、前記被ガイ
ド部の移動を規制する方向に突出付勢されるストッパー
片(例えば部材52)を含み、前記ストッパー片の突出
する先端部分には、突出方向へ突出するに従い先細る下
向きのテーパ面(例えば部材52a)が形成されること
を特徴とする。
【0029】請求項4に記載の発明によれば、被ガイド
部の移動を規制する方向に突出付勢されるストッパー片
が、被ガイド部の上昇と共にテーパ面に当接して、スト
ッパー片を後退させるので、手動操作を要せずに被ガイ
ド部を所定の係止位置に設定しておくことができる。
【0030】請求項5に記載の発明に係る吊り上げ治具
は、請求項3において、前記ストッパーは、前記被ガイ
ド部の移動経路と干渉するストッパー片(例えば部材4
8)を有し、前記ストッパー片は、該被ガイド部の上昇
に伴い第1の方向に従動回転可能に前記第1の部材に支
持され、前記ストッパー片が前記被ガイド部の下方に位
置した後に、前記第1の方向とは逆の方向への回転を規
制する部材を前記第1の部材に設けたことを特徴とす
る。
【0031】請求項5に記載の発明によれば、被ガイド
部の移動経路と干渉するストッパー片が、被ガイド部が
上昇する場合には移動を許容し、被ガイド部が降下する
場合には移動を規制するので、手動操作なしに被ガイド
部を第1の部材の所定高さ位置に維持しておくことがで
きる。
【0032】請求項6に記載の発明に係る吊り上げ方法
は、吊り上げ機構の昇降手段に取り付けられた吊り上げ
治具の第1、第2の部材間に吊り上げ対象物を狭持して
吊り上げる吊り上げ方法であって、前記吊り上げ対象物
の下面を前記第1の部材により載置させる工程と、前記
昇降手段を吊り上げて、吊り上げ力と逆方向の力を前記
第2の部材に伝達し、該第2の部材を前記対象物の上面
に押圧して該対象物を狭持させる工程と、を含むことを
特徴とする。
【0033】請求項6に記載の発明によれば、吊り上げ
力を、逆方向の力すなわち対象物を上面より押圧する力
に変換して第2の部材に伝達でき、吊り上げ対象物を吊
り上げ移動させる際には、第1の部材上に対象物を載置
させ、あとは吊り上げ機構により吊り上げるだけで、対
象物を吊り上げ治具に狭持させ対象物を所望の位置に移
動させることができる。
【0034】したがって、従来のような手動操作による
吊り上げ対象物と吊り上げ治具との取り付け作業を要せ
ず、作業性が向上し、現場作業の迅速化が図れる。
【0035】請求項7に記載の発明に係る吊り上げ方法
は、請求項6において、前記吊り上げ力の解除に伴い前
記対象物の狭持状態が解放され、前記第2の部材が前記
対象物の上面より離間される工程と、を含むことを特徴
とする。
【0036】請求項7に記載の発明によれば、吊り上げ
力が作用しない状態では、押圧力が第2の部材に伝達さ
れない。
【0037】これにより、対象物を所望の位置に移動さ
せた後に、吊り上げ治具より対象物を取り外す際にも、
第1の部材を所定位置に載置するか、又は対象物を所定
位置に載置するのみで、対象物と吊り上げ治具とを取り
外すことができる。
【0038】したがって、対象物を移動させた後に、吊
り上げ治具と対象物とを取り外す場合に、特別な作業を
要しないので、さらに作業性が向上する。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施例に
ついて図面を参照して具体的に説明する。
【0040】先ず、本実施例の全体的構成を図1及び図
2を用いて説明する。図1は、吊り上げ治具を示す図で
あり、(A)は右側面図、(B)は正面図を示す。図2
は、吊り上げ治具を示す裏面図である。
【0041】吊り上げ治具10は、図1(A)(B)及
び図2に示すように、図示しない吊り上げ機構例えばク
レーンの昇降手段としての例えばワイヤー1に取り付け
られて、吊り上げ対象物例えば梁2を狭持して吊り上げ
る機能を有し、連結部11、第1の部材12、第2の部
材20及び動力伝達手段としての平行リンク機構30、
を含む構成としている。
【0042】連結部11は、平行リンク機構30の最上
端に取り付けられて、吊り上げ治具10自体と昇降手段
1とを連結する機能を有するリング状の鋼製部材であ
る。
【0043】そして、第1の部材12を対象物10の下
面に当接させて対象物10を支持し、第2の部材20を
対象物10の上面に当接させて押圧力を加えることで、
対象物2を狭持する。
【0044】[1]動力伝達手段について ここで、本発明の特徴的な構成である動力伝達手段とし
ての平行リンク機構30についてその具体的特徴を図1
(B)を用いて説明する。
【0045】動力伝達手段としての平行リンク機構30
は、図1(B)に示すように、対象物2と昇降手段1と
の間に介在して第2の部材20を支持すると共に、以下
に示す2つの機能を同時に有することのできる構成であ
る。 吊り上げ機構(図示せず)による吊り上げ力を逆方向
の力に変換し第2の部材20に伝達する機能 第1の部材12と第2の部材20との対向間距離を可
変する機能 そして、本実施例においては、平行リンク機構30の構
成要素は、第1の支点32−1、第2の支点32−2、
第3の支点32−3、第4の支点32−4、第5の支点
32−5、第6の支点32−6、第7の支点32−7、
第1のリンク34−1、第2のリンク34−2、第3の
リンク34−3、第4のリンク34−4、第5のリンク
34−5及び第6のリンク34−6として構成してい
る。
【0046】各第1〜第6のリンク34−1〜34−6
は、アーム状の例えば鋼製部材であり、その各支点とな
る両端部には貫通穴が穿設されている。そして、例えば
ボルトを前記貫通穴に挿通させワッシャーを介してナイ
ロンナットに螺合させて各支点を形成することで、各リ
ンクは該支点により回動自在に支持される。
【0047】特に、第3・第4のリンク34−3・34
−4は、他の各リンクの長さのほぼ2倍の長さを有し、
リンクの長さをほぼ2分する領域にて各リンク34−3
・34−4を交差させ、該交差部分が回動自在にて形成
されるように、他の支点箇所よりも大きめの貫通穴が穿
設されている。また、該交差領域である第4の支点32
−4は、平行リンク機構30全体を支持する支持支点と
しての機能を有するよう、他の支点箇所よりもリンクは
太めに、ボルト等の部材は大きめに形成している。
【0048】第1の支点32−1は、平行リンク機構3
0の最上端にて形成され、他の支点と異なりボルト等に
よる締結による構成は行わず、ワイヤー1に連結可能な
連結部11としてのリングを取り付け可能としている。
そして、例えば、一方のリンクの端部に形成された貫通
穴と他方のリンクに形成された貫通穴とに前記リングを
挿通させることで、回動自在に支持できる。
【0049】また、平行リンク機構30の最下端に形成
される第7の支点32−7は、リンクに加えて第2の部
材20を支持可能に形成されている。
【0050】上記のような特徴を有する、6つのリンク
と、7つの支点による平行リンク機構30が図1(B)
に示すような構造に形成されている。
【0051】次に、動力伝達手段としての平行リンク機
構30の動作について説明する。
【0052】<1>対象物2を狭持する動作 図1(B)に示すように、第1の支点32−1にて上向
きの吊り上げ力F1 が付与されれば、第2・第3の支点
32−2・32−3にて内向きの力F2 が発生し、第5
・第6の支点32−5・32−6にて内向きの力F3
発生し、第7の支点32−7にて下向きへの押圧する力
4 が発生することとなる。
【0053】したがって、平行リンク機構30により吊
り上げ力を逆方向の力に変換できるので、吊り上げ力を
作用させるだけで第2の部材20を対象物2の上面に当
接させて対象物2を狭持することができる。
【0054】<2>狭持状態の解除動作 逆に、第1の支点32−1にて下向きの力F5 が付与さ
れれば、第2・第3の支点32−2・32−3にて前記
2 と逆向きの力が発生し、第5・第6の支点32−5
・32−6にて前記F3 と逆向きの力が発生し、第7の
支点32−7にて上向きの力F6 が発生することにな
る。
【0055】ところで、吊り上げ機構にて吊り上げを行
わない時、すなわち何ら上向きの力F1 を第1の支点3
2−1に対して付与しない場合には、第7の支点32−
7には上向きの力F6 が発生した状態となっている。
【0056】すなわち、吊り上げ力F1 が作用しない状
態にあっては、図1(B)に示すA1−A2より上の領域
の重量が、昇降手段としてのロープ1及び連結部11の
自重により、A1−A2より下の領域の重量より重けれ
ば、第1の支点32−1には自ずと下向きの力F5 が付
与されていることになる。したがって、通常の放置した
状態にあっては、第1・第2の部材12・20間には狭
持されるべき力が何ら発生せず、例えば、図1(B)の
点線のようにリンクが縮んだ状態で、第1・第2の部材
12・20間の対向間距離が対象物2の高さより長くな
っており、対象物2と吊り上げ治具10との着脱時にお
ける空間を確保できる。
【0057】このことは、対象物2を所望箇所に移動さ
せた後に、吊り上げ治具10を対象物2から取り外すの
に有利である。すなわち、対象物2が所定位置に到達し
てロープが下がると吊り上げ機構の吊り上げ力F1 から
解放されるために、対象物2を自動的に狭持力から解放
させ、作業者による対象物2と吊り上げ治具10との取
り外し作業を、手動操作を行うことなくできる。
【0058】また、図1(B)に示すように、第1〜第
6のリンク34−1〜34−2はパンタグラフ状に形成
されるので、上下方向に伸縮自在であり、力F1 の有無
により、第1の支点32−1と第7の支点32−7との
間を自在に長さ調節ができ、第7の支点32−7の下部
に形成される第2の部材20と、第1の部材12との対
向間距離を対象物2の高さに応じて例えば長さLの範囲
で調節することが可能である。尚、Lの長さは例えば2
20mm程度が好ましい。
【0059】尚、本実施の形態にあっては、平行リンク
機構30のリンク数を6、支点数を7としたが、少なく
とも平行なリンクを有するものでも良い。
【0060】また、平行リンク機構であるものの他、要
は上記の機能を同時に達成できる構造又は機能を有
する手段であれば良く、他の形態のリンク及び支点を複
数組み合わせた構成、複数の平行リンク機構を並列・直
列に組み合わせたもの、等であってもよい。
【0061】さらに、動力伝達手段は、平行リンク機構
に限らず、他の機械的に制御できる機構を搭載してもよ
い。
【0062】[2]ガイド部、被ガイド部について 次に、第1の部材12・第2の部材20について図1及
び図2を用いて説明する。
【0063】第1の部材12は、図1に示すように、吊
り上げ対象物2の下面と当接して対象物2の自重を受け
つつ対象物2を支持する機能を有し、狭持片13、連結
固定部14及びガイド部16を含む構成としている。
【0064】狭持片13は、対象物2を直接受ける機能
を有し、その受け面は、対象物2の下面の形状に応じた
形状とすることが好ましい(例えば、図6に示す変形例
のような形状であってもよい)。尚、狭持片13の受け
面には、図1(A)に示すように、弾性シート13aを
図示しない例えばリベットを複数例えば4個用いて固定
にすることにより設け、対象物2の下面が狭持片13に
着脱される際の損傷を防止する機能を有する。
【0065】また、狭持片13の第2の部材20と連結
されない一端には支持片13cが屈曲形成され、対象物
2を確実に支持して、吊り上げ時の横揺れ等による対象
物の落下を防止している。
【0066】さらに、狭持片13の外縁には支持プレー
ト13bが、図1(B)に示すように、複数例えば2つ
並設され、吊り上げ治具10を安定して載置しておくこ
とができる。
【0067】連結固定部14は、吊り上げ対象物2の下
端領域より昇降鉛直方向に延設される延設領域15の延
設端に、平行リンク機構30の第4の支点30−4を固
定して平行リンク機構30を連結支持する機能を有す
る。そして、例えばボルトの軸を挿通できる貫通穴が形
成され、該ボルトを前記第4の支点32−4位置に形成
されたリンクの貫通穴を貫通してナットと螺合締結し
て、平行リンク機構30をリンクが回動可能な状態で支
持する構成としている。
【0068】ガイド部16は、連結固定部14と対象物
2の上面領域との間の延設領域15に形成されて、第2
の部材20の被ガイド部24(後述する)を、昇降鉛直
方向に挿通自在に移動案内する機能を有する。
【0069】第2の部材20は、対象物2の上面に当接
して対象物2に押圧力を加えると共に第1の部材12と
の間に対象物2を介在させて対象物2を狭持する機能を
有し、当接部22及び被ガイド部24を含み構成されて
いる。
【0070】当接部22は、平行リンク機構30の第7
の支点32−7より下方に垂下形成されて対象物2の上
面と当接する機能を有する。尚、当接部22の当接面に
は、図1(A)に示すように、弾性シート23を図示し
ない例えばリベットを複数例えば4個用いて固定にする
ことにより設け、対象物2の上面が当接面に着脱される
際の損傷を防止できる。また、第7の支点32−7の支
点と当接部22とは、一対の支持片21・21により支
持されている。
【0071】被ガイド部24は、図1(A)及び図2に
示すように、第7の支点32−7より平行リンク機構3
0の平行平面と直交する方向に突設して当接部22を昇
降鉛直方向に移動案内させる機能を有する。
【0072】具体的構成は、例えば、リンク34−5・
34−6の各端部を回動自在に支持し、支持片21・2
1及び第1の部材12のガイド部16をスプリングピン
25にて挿通させる。そして、スプリングピン25のガ
イド部16側の一端をピン26にて固定し、支持片21
側の一端をスナップピン27にて固定する。このように
することで、リンクを回動自在にしながらも第2の部材
20を中吊り状態で安定させ、かつ被ガイド部24をガ
イド部16に係止できる構成となっている。
【0073】そして、スプリングピン25上の第1の部
材12と第2の部材20との間にカラー28等を挿着さ
せることで、平行リンク機構30の平行平面と第1の部
材12の延設領域15との間隔を保っている。これによ
り、第1の部材12と第2の部材20とが絶えず対向状
態にあるため、平行リンク機構30が図1(A)に示す
矢印Z方向に傾斜することがなく、狭持力が弱まること
がない。
【0074】このように、被ガイド部24とガイド部1
6とを係合させることで、被ガイド部24を対向間距離
を可変する方向に確実に案内できる。
【0075】また、従来のように、手動操作による対象
物2の高さ位置を調整する作業を要しないので、作業の
簡略化及び迅速化を達成できる。
【0076】[3]ストッパーについて 次にストッパーについて図2、図4及び図5を用いて説
明する。
【0077】第1の部材12には、図2に示すように、
吊り上げ力が作用しない時に、対象物2の上面位置に第
2の部材20を当接した状態で被ガイド部24を係止で
きるストッパー40が複数例えば1個形成される。
【0078】ストッパー40は、図4に示すように、回
動する方向θ1 (第1の方向)と、被ガイド部24が移
動できない程度に回動が規制される方向θ2 と、を有す
る回動機構である。
【0079】詳しくは、ストッパー40は、図2及び図
4(A)(B)(C)に示されるように、ストッパー4
0形成位置にて回動自在に形成され、回動中心となる回
動軸42と、回動軸42より回動半径方向両端に突設さ
れる第1のストッパー片46、第2のストッパー片48
と、を含み構成され、第1のストッパー片46、第2の
ストッパー片48の回動領域内にて回動軸42の突設方
向と平行に回転を規制する部材としての固定棒44が突
設される。
【0080】ストッパー40は、通常状態では、常に固
定棒42に第1のストッパー片46が係止し、かつ第2
のストッパー片48が、ガイド部16上すなわち被ガイ
ド部24の昇降移動経路上を干渉する状態にある。
【0081】その理由は、第2のストッパー片48は、
第1のストッパー片46よりもやや大きめの形状を有し
た構成であるか、または第2のストッパー片48と第1
の部材12とが図示しないバネ等により付勢された構成
であるので、たとえ図4(B)に示すような第1のスト
ッパー片46が固定棒44より離間した状態であって
も、矢印θ2 のように回転反動するからである。
【0082】次に動作について図4(A)〜(C)を用
いて説明する。
【0083】被ガイド部24を微小距離上昇させて、図
4(A)に示す矢印Uのように、下から上に突き上げる
ように、被ガイド部24が第2のストッパー片48に当
接すると、第2のストッパー片48も同方向(図4
(A)矢印U)に押し出されるようにして、ストッパー
40自体が回動軸46を中心に回動し(図4(A)矢印
θ1 )、第2のストッパー片48が被ガイド部24の昇
降移動経路から退避することとなる。
【0084】そして、ストッパー40配設位置近傍領域
にて、ガイド部16内を被ガイド部24が挿通し、その
直後、被ガイド部24が、ストッパー40配設位置を通
過するや否や、前記バネ付勢等による反動作用により第
2のストッパー片48が前記回動方向と逆方向(図4
(B)θ2 )に回動して、再び被ガイド部24の昇降移
動経路上に第2のストッパー片48が干渉した状態にな
る。
【0085】この時丁度、第2のストッパー片48の上
に被ガイド部24が載置するかたちとなり、被ガイド部
24の下降を第2のストッパー片48により規制でき
る。
【0086】このように、第2のストッパー片48が、
被ガイド部24の移動経路を干渉することで、被ガイド
部24の移動が規制でき、被ガイド部24の降下を防止
することができる。よって、吊り上げ治具10にストッ
パー40が形成されることで、吊り上げ力が作用しない
場合に、第2の部材20を対象物2の上方に位置させる
ことができる。
【0087】したがって、対象物2を吊り上げて、建築
物の高所領域の所定位置に対象物2を載置する場合に
は、対象物2と吊り上げ治具10とを分離する際の手動
操作を必要とする特別な作業を要せず、作業性が向上す
る。
【0088】尚、ストッパー40は、被ガイド部24を
ガイド部16に係止できるものであれば、どのような機
械的手段でもよく、例えば変形例として、図5に示すス
トッパー50が挙げられる。
【0089】ストッパー50は、図2及び図5(A)
(B)(C)に示されるように、被ガイド部24の移動
を規制する方向に突出付勢されるストッパー片52を含
み、ストッパー片52の突出する先端部分には、突出方
向へ突出するに従い先細る下向きのテーパ面52aが形
成される詳しくは、ストッパー50は、図5(A)に示
すように、第1の部材12に固定される挿通孔51aを
有する固定部51と、該挿通孔51a内に挿通自在に形
成されるストッパーと、を有している。
【0090】そして、図5(B)に示すように、ストッ
パー片52と固定部51とは弾性部材54により、挿通
孔51a内にて付勢されている。さらに、図5(A)に
示すように、挿通部51には、第1の部材12に固定す
るための固定孔51c・51dが穿設され、ストッパー
片52を手動操作も可能なようにストッパー片52より
突設された手動棒52bを挿通自在に移動できるスリッ
ト51bが側面に配設されている。
【0091】このように、ストッパー50は、突出付勢
自在な機構を備えた構成であるので、上記のようなテー
パ面52aを形成すれば、被ガイド部24を微小距離上
昇させて、図5(B)に示す矢印Uのように、下から上
に突き上げるように、テーパ面52aに当接させるだけ
で、ストッパー片52が図5(B)に示す矢印X1 のよ
うに縮退する。そして、ストッパー50配設位置近傍領
域にて、ガイド部16内を被ガイド部24が挿通し、そ
の直後、被ガイド部24が、ストッパー50配設位置を
通過するや否や、ストッパー片52が図5(C)に示す
矢印X2 のように延伸し、ストッパー片52上に被ガイ
ド部24が載置するかたちとなり、被ガイド部24の下
降をストッパー片52により規制して、被ガイド部24
の降下を防止することができる。
【0092】[4]吊り上げ方法について 次に、吊り上げ治具10を用いた対象物2の吊り上げ方
法を図1〜図3を用いて説明する。
【0093】先ず、図3(A)に示すように、第1の部
材12上に対象物2が載置される。尚、対象物2が長い
場合には、吊り上げ治具10を対象物2の長手方向に沿
って複数並列配置してもよい。この時、吊り上げ力が作
用しない状態であっても、第2の部材20の下面の当接
面は、上記<2>の理由により、対象物2の上面に当接
しない状態にある。
【0094】次に、図3(B)(C)に示すように、平
行リンク機構30を吊り上げると同時に動作させ、対象
物2を狭持して移動させる。
【0095】この工程を詳述すると、まず、図3(B)
に示すように、吊り上げ力が作用すると同時に、平行リ
ンク機構30が動作し、第2の部材20の下面が対象物
2の上面に当接する。そして、ほぼ同時に、図3(C)
に示すように、上昇する。この時、上記<1>の理由に
より、吊り上げるだけで、対象物2を吊り上げ治具に固
定させることができる。
【0096】次いで、図3(D)に示すように、対象物
2を所定位置に載置する。
【0097】この直後、図3(E)に示すように、上記
<2>の理由により、吊り上げ力の解除と共に対象物2
の狭持が解放され、第1の部材12が載置当初の状態
(図3(D))より下方に移動する。そして、その移動
と共に、第2の部材20が上方へ相対移動して、上記し
たストッパー40に第2の部材20の被ガイド部24が
係止する。
【0098】その後、対象物2より吊り上げ治具10を
取り外す。この時、ストッパー40により、第2の部材
20が下方に落下せず、かつ、図3(E)に示すよう
に、対象物2の遥か下方に第1の部材12が移動するの
で、図1(A)に示す支持片13cと対象物2の下面と
が干渉せず、吊り上げ治具10の取り外しがスムースに
行える。
【0099】以上のように本発明の実施の形態の一例に
よれば、以下の効果を有する。
【0100】(1)吊り上げ治具により吊り上げ対象物
を吊り上げる際には、第1の部材上に対象物を載置さ
せ、あとは吊り上げ機構により吊り上げるだけで、対象
物を吊り上げ治具に固定させることができる。したがっ
て、吊り上げ機構の昇降手段による吊り上げを行う場合
に、従来のような手動操作によって吊り上げ対象物を吊
り上げ治具にて圧締させる作業を要せず、現場作業の簡
略化を図りながらも確実に保持することができる。
【0101】(2)動力伝達手段により、第1の部材を
所定位置に載置するか、又は対象物を所定位置に載置す
ることで、吊り上げ力の作用が解除し、対象物が狭持力
から解放されるので、対象物を所望の位置に移動させた
後に、吊り上げ治具より対象物を取り外す際にも、第1
の部材を所定位置に載置するか、又は対象物を所定位置
に載置するのみで、対象物と吊り上げ治具とを取り外す
ことができる。
【0102】したがって、対象物を移動させた後に、吊
り上げ治具と対象物とを取り外す場合の作業も容易とな
る。
【0103】(3)動力伝達手段は、第1の部材と第2
の部材との対向間距離を可変できるので、対象物の大き
さ高さに拘わらず、対象物に吊り具を狭持することがで
きる。
【0104】(4)平行リンク機構を第1の部材にて支
持した状態で、第1の部材のガイド部に、第2の部材の
被ガイド部を係合させることで、被ガイド部を対向間距
離の変化する方向へ確実に案内できる。
【0105】(5)吊り上げ治具にストッパーが形成さ
れることで、吊り上げ力が作用しない場合に、第2の部
材を対象物の上方に位置させることができる。
【0106】尚、本発明に係る装置と方法はそのいくつ
かの特定の実施の形態に従って説明してきたが、当業者
は本発明の主旨および範囲から逸脱することなく本発明
の本文に記述した実施の形態に対して種々の変形が可能
である。例えば、吊り上げ対象物の形状により、図6に
示すように、第1の部材62・第2の部材70の形状を
断面半円形状に変形しても良い。
【0107】また、図10(A)(B)に示すように、
変形してもよい。同図に示す変形例の吊り上げ治具10
0は、前記実施例に対して、<i >連結部と平行リンク
機構との間に上部接続金具102を介在させてある点、
<ii>第2の部材110が、一対の支持片112と当接
部114との間に付勢部材116が介在され、かつ、当
接部114の第1の部材側に第2の被ガイド部118が
被ガイド部へ向けて突出形成されている点(したがっ
て、ガイド部の縦方向の長さも前記実施例より下方に延
設されてながくなる)、<iii >第2の部材110の当
接部114より、第1の部材のある側と反対側に突出片
114aが屈曲形成されている点、で異なる。
【0108】したがって、<i >の点により、平行リン
ク機構と連結部とを強固に連結することができる。<ii
>の点により、第2の被ガイド部118により、平行リ
ンク機構の動作時に、横方向(図10矢印Z)のズレが
なくなると共に、その横方向への力がガイド部によって
すべて下方に働きかけるので、前記実施例に比べてより
確実にかつ強力な押圧力を加えて、吊り上げ治具を狭持
することが可能となる。また、付勢部材116により、
平行リンク機構が上方へ後退しても押圧力がすぐには解
除されないので、吊り上げ対象物が置かれた場合でもす
ぐに外れてしまうことがなく、作業性が向上する。<ii
i >の点により、突出片114aにより吊り上げ対象物
をより確実に狭持できる。
【0109】さらに、ストッパーは、回動機構により形
成する場合には、図4に示されるものに限らず、回動す
る方向と、被ガイド部が移動できない程度に回動が規制
される方向と、を有するものであればよく、刻み送り機
構例えばつめ車と送りづめとの組み合わせよりなり、逆
転防止のために抑えづめをさらに取り付けたもの、等で
あってもよい。
【0110】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、従来の
ような吊り上げ対象物を吊り上げ治具にて圧締させるよ
うな特別な作業を要せず、作業性が向上し、現場作業の
迅速化が図れる。また、対象物を移動させた後に、吊り
上げ治具と対象物とを取り外す場合の作業も容易とな
り、さらに作業性が向上する。さらに、動力伝達手段
は、第1の部材と第2の部材との対向間距離を可変でき
るので、対象物の大きさ高さに拘わらず、対象物に吊り
上げ治具を狭持することができる。
【0111】請求項2に記載の発明によれば、被ガイド
部を対向間距離を可変する方向に確実に案内できる。
【0112】請求項3に記載の発明によれば、吊り上げ
力が作用しない場合に、ストッパーによって第2の部材
を対象物の上方に位置させることができ、対象物の着脱
を容易に行うことができる。
【0113】請求項4に記載の発明によれば、ストッパ
ー片が、被ガイド部の上昇と共にテーパ面に当接して、
ストッパー片を後退させるので、手動操作を要せずに被
ガイド部を所定の係止位置に設定しておくことができ
る。
【0114】請求項5に記載の発明によれば、ストッパ
ー片が、被ガイド部が上昇する場合には移動を許容し、
被ガイド部が降下する場合には移動を規制するので、手
動操作なしに被ガイド部を第1の部材の所定高さ位置に
維持しておくことができる。
【0115】請求項6に記載の発明によれば、従来のよ
うな手動操作による吊り上げ対象物と吊り上げ治具との
取り付け作業を要せず、作業性が向上し、現場作業の迅
速化が図れる。
【0116】請求項7に記載の発明によれば、対象物を
移動させた後に、吊り上げ治具と対象物とを取り外す場
合に、特別な作業を要しないので、さらに作業性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吊り上げ治具の実施の形態の一例を示
す図であり、(A)は右側面図、(B)は正面図を示
す。
【図2】図1の吊り上げ治具を示す裏面図である。
【図3】図1の吊り上げ治具を用いた吊り上げ方法を示
す正面図であり、(A)→(B)→(C)→(D)→
(E)の各工程を示す。
【図4】図1の吊り上げ治具のストッパーの部分を示す
正面図であり、(A)→(B)→(C)の各工程を示
す。
【図5】図1の吊り上げ治具のストッパーの部分の変形
例を示す図であり、(A)は斜視図、(B)及び(C)
は各工程を示す正面図である。
【図6】本発明の吊り上げ治具の他の実施の形態を示す
右側面図である。
【図7】従来の吊り上げを行う際の実施形態を示す斜視
図であり、(A)は木製梁の場合、(B)は鋼製梁の場
合をそれぞれ示す。
【図8】従来の他の吊り上げ治具を示す斜視図である。
【図9】従来のさらに他の吊り上げ治具を示す図であ
り、(A)は斜視図、(B)は吊り上げ対象物を示す斜
視図である。
【図10】図1の吊り上げ治具のさらなる変形例を示す
図であり、(A)は正面図、(B)は右側面図を示す。
【符号の説明】
1 昇降手段 2 吊り上げ対象物 10 吊り上げ治具 11 連結部 12 第1の部材 16 ガイド部 20 第2の部材 24 被ガイド部 30 動力伝達手段としての平行リンク機構 32−4 (支持)支点 40 ストッパー 42 回動軸 44 固定棒 46 第1のストッパー片 48 第2のストッパー片 50 ストッパー 52a テーパー面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊り上げ機構の昇降手段に取り付けられ
    て、吊り上げ対象物を狭持して吊り上げる吊り上げ治具
    であって、 前記吊り上げ対象物の下面を支持する第1の部材と、 前記吊り上げ対象物の上面に当接して該対象物に押圧力
    を加えると共に、前記第1の部材との間に該対象物を介
    在させて該対象物を狭持する第2の部材と、 前記第1の部材と前記第2の部材との対向間距離を可変
    とする状態で前記第1及び第2の部材を支持し、かつ、
    前記吊り上げ機構による吊り上げ力を逆方向の力に変換
    して前記第2の部材に伝達し、前記対向間で前記対象物
    を狭持させる動力伝達手段と、 を含むことを特徴とする吊り上げ治具。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記動力伝達手段は、前記第1の部材にて支持される支
    点を備えた平行リンク機構にて形成され、 前記第1の部材は、前記対向間距離を可変する方向に前
    記第2の部材を移動案内するガイド部を有し、 前記第2の部材は、前記ガイド部と係合して移動案内さ
    れる被ガイド部を有することを特徴とする吊り上げ治
    具。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記第1の部材には、前記被ガイド部を係止するストッ
    パーが形成され、 前記ストッパーは、吊り上げ力が作用しない時に前記対
    象物の上方に前記第2の部材を位置させることを特徴と
    する吊り上げ治具。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記ストッパーは、前記被ガイド部の移動を規制する方
    向に突出付勢されるストッパー片を含み、 前記ストッパー片の突出する先端部分には、突出方向へ
    突出するに従い先細る下向きのテーパ面が形成されるこ
    とを特徴とする吊り上げ治具。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記ストッパーは、前記被ガイド部の移動経路と干渉す
    るストッパー片を有し、 前記ストッパー片は、該被ガイド部の上昇に伴い第1の
    方向に従動回転可能に前記第1の部材に支持され、 前記ストッパー片が前記被ガイド部の下方に位置した後
    に、前記第1の方向とは逆の方向への回転を規制する部
    材を前記第1の部材に設けたことを特徴とする吊り上げ
    治具。
  6. 【請求項6】 吊り上げ機構の昇降手段に取り付けられ
    た吊り上げ治具の第1、第2の部材間に吊り上げ対象物
    を狭持して吊り上げる吊り上げ方法であって、 前記吊り上げ対象物の下面を前記第1の部材により載置
    させる工程と、 前記昇降手段を吊り上げて、吊り上げ力と逆方向の力を
    前記第2の部材に伝達し、該第2の部材を前記対象物の
    上面に押圧して該対象物を狭持させる工程と、 を含むことを特徴とする吊り上げ方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記吊り上げ力の解除に伴い前記対象物の狭持状態が解
    放され、前記第2の部材が前記対象物の上面より離間さ
    れる工程と、 を含むことを特徴とする吊り上げ方法。
JP18892095A 1995-07-25 1995-07-25 吊り上げ治具及び吊り上げ方法 Withdrawn JPH0940358A (ja)

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