JPH0940731A - フレネルレンズ用紫外線硬化性樹脂組成物および透過型スクリーン - Google Patents
フレネルレンズ用紫外線硬化性樹脂組成物および透過型スクリーンInfo
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- JPH0940731A JPH0940731A JP7212402A JP21240295A JPH0940731A JP H0940731 A JPH0940731 A JP H0940731A JP 7212402 A JP7212402 A JP 7212402A JP 21240295 A JP21240295 A JP 21240295A JP H0940731 A JPH0940731 A JP H0940731A
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Abstract
ルAエチレンオキサイド付加物をジオール成分とするウ
レタンアクリレート、芳香族単官能アクリレート、ラウ
リルアルコールエチレンオキサイド付加物とリン酸のモ
ノエステルおよび光重合開始剤を必須成分として含有す
るフレネルレンズ用紫外線硬化性樹脂組成物;および基
板上に前記組成物を硬化させて作製したフレネルレンズ
を有する透過型スクリーン。 【効果】 メチルメタクリレートを主成分とする基板と
の密着性に優れ、成形が容易であり、硬化後の樹脂は、
屈折率が高く、強靱であり、耐薬品性、耐熱性、耐冷性
および帯電防止性が優れており、フレネルレンズ用材料
として極めて有用である。また、前記樹脂組成物を硬化
させて作製したフレネルレンズを有する透過型スクリー
ンは、取り扱い性が良好であり、屈折率が高いため大型
画面サイズのプロジェクションテレビの薄型化、小型化
が可能であり極めて有用である。
Description
光学部品の製造に適した帯電防止性を有した紫外線硬化
性樹脂組成物に関する。さらに詳しくは、メチルメタク
リレート重合物またはメチルメタクリレートと他の(メ
タ)アクリレートとの共重合物(以下、「メチルメタク
リレート系(共)重合物」という。)を主成分とする基
板との密着性に優れ、帯電防止能を有する紫外線硬化性
樹脂組成物および、該紫外線硬化性樹脂組成物からなる
フレネルレンズが設けられているフレネルレンズシート
を有する透過型スクリーンに関する。
透明樹脂基板との間に紫外線硬化性樹脂組成物を流し込
み、紫外線を照射し、樹脂を硬化させる方法により製造
されている。最近、プロジェクションテレビの薄型化の
ニーズにともない、高屈折率の樹脂が要求されるように
なってきており、種々の提案がなされている(特開平5
−65318号公報、特開平5−155944号公報、
特開平5−247156号公報、特開平5−28703
7号公報等)。しかし、これらの紫外線硬化性樹脂組成
物から得られるレンズは、帯電による静電気で周囲のご
み等が付着する問題があり、これを解決するため硬化物
が帯電防止性を有する紫外線硬化性樹脂組成物が提案さ
れている(特開平1−302201号公報、特開平3−
157412号公報等)。
組成物では、メチルメタクリレート系(共)重合物を主
成分とする基板との密着性が悪く、密着性を上げるため
に基板側にプライマーを使用する必要がある等、要求さ
れる密着性、屈折率、耐傷性、帯電防止性を兼ね備えた
レンズを得ることができなかった。
問題点に鑑み、鋭意検討した結果、特定のモノマー、ウ
レタン(メタ)アクリレートおよびリン酸エステルから
なる樹脂組成物が、上記性能を満足することを見いだし
本発明に到達した。すなわち本発明は、メチルメタクリ
レート重合物またはメチルメタクリレートと他の(メ
タ)アクリレートとの共重合物を主成分とする基板上に
フレネルレンズを形成させるための紫外線硬化性樹脂組
成物において、下記(A)〜(E)を必須成分として含
有することを特徴とするフレネルレンズ用紫外線硬化性
樹脂組成物; (A):水酸基含有(メタ)アクリレート (B):下記一般式(1)で示されるジオール(b)を
必須構成成分とするウレタン(メタ)アクリレート
水素原子またはメチル基を表し、mおよびnはそれぞれ
1〜15の整数、(m+n)は2〜20の整数を表
す。] (C):芳香環含有単官能(メタ)アクリレート (D):下記一般式(2)で示されるリン酸エステル
を表し、mは1〜4の整数、nは1または2を表す。] (E):光重合開始剤 ならびに、該組成物を硬化させた樹脂からなるフレネル
レンズが設けられているフレネルレンズシートを有する
ことを特徴とする透過型スクリーンである。
(メタ)アクリレート(A)としては、2−ヒドロキシ
−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシ−3−(2’−、3’−および4’−メチル
フェノキシ)プロピル(メタ)アクリレート、フタル酸
[(メタ)アクリロイルオキシエチル−(メタ)アクロ
イルオキシ−2−ヒドロキシプロピル]エステル、ビス
フェノール類(ビスフェノールA、ビスフェノールF、
ビスフェノールSなど)のグリシジルエーテルの(メ
タ)アクリレート付加物、等が挙げられる。これらの内
好ましいものは、粘度の低い2−ヒドロキシ−3−フェ
ノキシプロピル(メタ)アクリレートおよび2−ヒドロ
キシ−3−(2’−、3’−または4’−メチルフェノ
キシ)プロピル(メタ)アクリレートである。
(B)は、前記一般式(1)で示されるジオール(b)
および/または該(b)とジカルボン酸とからなるポリ
エステルジオールと有機ポリイソシアネートおよび水酸
基含有(メタ)アクリレートとの反応物である。該一般
式(1)におけるmおよびnはそれぞれ1〜15の整
数、好ましくは1〜7の整数であり、かつ(m+n)は
2〜20の整数、好ましくは2〜10の整数である。
(m+n)が2未満では組成物を硬化して得られるレン
ズが帯電防止性を発揮せず、20を超えると硬化物の屈
折率が低くなる。
レンオキサイドを付加して得られる化合物である。ビス
フェノール類としては、ビスフェノールA、ビスフェノ
ールF、ビスフェノールAD等が挙げられる。アルキレ
ンオキサイドとしては、エチレンオキサイド(以下EO
と略記)、プロピレンオキサイド(以下POと略記)、
EOとPOの併用(ランダム付加物およびブロック付加
物)等が挙げられる。ビスフェノール類にアルキレンオ
キサイドを付加させる方法としては公知の方法、例えば
EOおよび/またはPOをアルカリ触媒の存在下でビス
フェノール類に付加させる方法が例示できる。
カルボン酸とから公知のエステル化の条件で製造でき
る。ポリエステルジオールを製造するときの(水酸基/
カルボキシル基)の当量比は、通常2.0〜1.05、
好ましくは2.0〜1.5である。
ン酸としては、例えばマレイン酸、フマル酸、こはく
酸、アジピン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル
酸等及びこれらの酸無水物が挙げられる。これらのうち
好ましいものはマレイン酸、フマル酸、こはく酸および
アジピン酸である。
および/または該(b)とジカルボン酸とからなるポリ
エステルジオールとともに必要によりその他のジオール
を併用することができる。該その他のジオールは、分子
量が400以下であることが好ましい。分子量が400
を超えるジオールを使用すると、屈折率を著しく低下さ
せるので好ましくない。該その他のジオールとしては、
エチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペン
チルグリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ポリエチレングリコール(重合度2〜9)、ポリプ
ロピレングリコール(重合度2〜6)、ポリカプロラク
トンジオール(重合度2または3)等が挙げられる。併
用する場合の該その他ジオールの使用量は(B)中に含
まれる(b)の重量に対して、通常30重量%以下、好
ましくは10重量%以下である。
は、、例えば、2,4−トリレンジイソシアネート、
2,6−トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソ
シアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、イソフォロンジイソシアネート、ジシクロヘキシ
ルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシア
ネート、これらの変性物(カーボジイミド、ウレトジオ
ン、ビューレット、イソシアヌレート等の各変性物)お
よびこれらの混合物である。これらのうち特に好ましい
ものは、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−
トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートおよ
びこれらの2種以上の混合物である。
リレートとしては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシ−3−ブトキシプロピル(メタ)アクリレー
トおよび2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。これらのうち好まし
いものは、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート
および2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートで
ある。
ば(b)および/または(b)とジカルボン酸からなる
ポリエステルジオールと有機ポリイソシアネートを通常
のウレタン化反応に用いられる公知の方法で反応させ、
次に水酸基含有(メタ)アクリレートと反応させる方法
が例示できる。
〜10,000、好ましくは、3,000〜8,000
である。数平均分子量が2,000未満では十分な可撓
性が得られず、10,000を超えると樹脂組成物の粘
度が高くなり、成形物中に泡が残りレンズ機能を損なう
ので好ましくない。(B)の屈折率(25℃)は、通常
1.52以上、好ましくは1.53以上である。
タ)アクリレート(C)としては、フェニル(メタ)ア
クリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェノー
ルのEOおよび/またはPO付加物(EOおよび/また
はPOの付加モル数は1〜6)の(メタ)アクリレー
ト、ノニルフェノールのEOおよび/またはPO付加物
(EOおよび/またはPOの付加モル数は1〜6)の
(メタ)アクリレート、ドデシルフェノールのEOおよ
び/またはPO付加物(EOおよび/またはPOの付加
モル数は1〜6)の(メタ)アクリレート等が挙げられ
る。これらのうち好ましいものは、フェノールのEOお
よび/またはPO付加物(EOおよび/またはPOの付
加モル数は1〜6)の(メタ)アクリレート、ノニルフ
ェノールのEOおよび/またはPO付加物(EOおよび
/またはPOの付加モル数は1〜6)の(メタ)アクリ
レートおよびこれらの混合物である。
の重量比は、通常(20〜60):(10〜50):
(5〜50)、好ましくは(30〜50):(20〜4
0):(10〜40)である。(A)の比率が20未満
では、基板への密着性が悪く、60を超えると粘度が低
くなり、成形時に泡を巻き込みレンズ機能を損なうこと
になり好ましくない。(B)の比率が10未満では、硬
化物に可撓性が発現されず、耐傷性が悪くなり、50を
超えると樹脂組成物の粘度が高くなり、成形物中に泡が
残りレンズ機能を損なう。(C)の比率が5未満では粘
度が高くなり、50を超えると基板への密着性が悪くな
る。
は、前記一般式(2)で示される化合物である。該一般
式(2)におけるRは炭素数5〜16のアルキル基であ
り、nは1〜4の整数であり、mは1または2である。
Rの炭素数がこの範囲外では、十分な帯電防止性が発現
されない。nが0では本発明の組成物中に溶解しない
か、または溶解しても保存中に(D)が析出し、5以上
では十分な帯電防止性が発現しない。mが0では(D)
は本発明の組成物に溶解せず、3では帯電防止性が全く
発現しない。
16)に公知の方法でEOを付加し、さらにリン酸もし
くはその誘導体(5酸化2リン等)と反応させることに
より製造される。
または分岐のモノアルコールである。これらのうち好ま
しいものは、n−ヘキシルアルコール、n−オクチルア
ルコール、2−エチルへキシルアルコールおよびn−ラ
ウリルアルコールである。
成物の合計重量に基づいて通常0.1〜2.0重量%、
好ましくは0.3〜1.5重量%である。使用量が0.
1重量%未満では、帯電防止性が不十分であり、2.0
重量%を超えると基板への密着性が低下する。
(D)成分はそれぞれ単独でも帯電防止性を有するが、
(B)単独では帯電防止性が不十分であり、(D)単独
で十分な帯電防止性を得るには配合量が多くなり、結果
として密着性を損なうことになる。(B)および(D)
を併用することで帯電防止性が向上し、本発明の目標と
する性能を得ることができる。(D)は、さらに硬化物
の耐傷性を良くする成分としても機能する。
(C)と共に必要により他の(メタ)アクリレートモノ
マーを併用することができる。併用する場合の該他の
(メタ)アクリレートの配合量は、(A)、(B)およ
び(C)の合計重量に対し通常30重量%以下、好まし
くは20重量%以下である。
具体例としては、テトラヒドルフルフリル(メタ)アク
リレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、エト
キシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メ
タ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、
イソボルニル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)
アクリレート、2−ヒドロキシ−3−ブトキシプロピル
(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、1,2−および、1,3−プロピレンジ
アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ビスフェノール類(ビスフェノールA、ビスフェノ
ールF、ビスフェノールSなど)およびこれらのアルキ
レンオキサイド付加物のジ(メタ)アクリレート、トリ
メチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタ
エリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、アルキレ
ンオキサイド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)
アクリレート、アルキレンオキサイド変性ペンタエリス
リトールテトラ(メタ)アクリレート、アルキレンオキ
サイド変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アク
リレート等が挙げられる。
は、例えばベンゾインアルキルエーテル、ベンジルジメ
チルケタール、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニル
ケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプ
ロパン−1−オン、ベンゾフェノン、メチルベンゾイル
フォーメート、イソプロピルチオキサントンおよびこれ
らの2種以上の混合物等が挙げられる。
に基づいて通常0.1〜10重量%、好ましくは0.5
〜6重量%である。
重合禁止剤、消泡剤、レベリング剤、カップリング剤、
帯電防止剤、紫外線吸収剤などの公知の添加剤を添加す
ることができる。
おいて、通常500〜5,000cpsである。塗工時
における粘度がこの範囲外では、成形物に泡が残りレン
ズ機能を損なうことになる。
(25℃)は、通常1.54以上、好ましくは1.55
以上である。また、該硬化物の表面抵抗値は、通常10
13Ω以下、好ましくは1012Ω以下である。このように
本発明の組成物は硬化物の屈折率を1.54、好ましく
は1.55とすることができるので、フレネルレンズシ
ートを作製した場合には十分な短焦点化が可能となる。
また、帯電防止性能が付与されているため、レンズシー
トのアセンブリ時に静電気が発生しないため、ほこり等
の付着がなく、取り扱い作業性も向上する。
により硬化させることができる。紫外線照射装置は特に
限定されないが、例えば高圧水銀灯、メタルハライドラ
ンプ等が挙げられる。
を示す断面図である。図1に示すように本発明の透過型
スクリーンは、基板6の出光面に上記のフレネルレンズ
用紫外線硬化性樹脂組成物を硬化させて得られたフレネ
ルレンズ5を有するフレネルレンズシート2と、入光面
と出光面の両方にレンチキュラーレンズが配置され、入
光面のレンチキュラーレンズにより投射光が集光される
ことによって出光面に形成される非集光部(非出光部)
に光吸収層4を有するレンチキュラーレンズシート3と
が、フレネルレンズシート2のフレネルレンズ5と、レ
ンチキュラーレンズシート3の入光面側のレンチキュラ
ーレンズを対向するようにして組み合わせて配置されて
いる。ここでフレネルレンズシート2は、基板6上にプ
ライマー層等の密着性付与成分層を設けず、直接フレネ
ルレンズ5を上記樹脂組成物により形成している。本発
明の透過型スクリーン1は、上記紫外線硬化性樹脂組成
物を硬化させて得られたフレネルレンズ5が設けられた
フレネルレンズシート2を有していることが特徴であ
り、図1に示すレンチキュラーレンズシート3と組み合
わせる以外にも、目的に応じて、他のスクリーン用レン
ズシートと任意に組み合わせて構成することができる。
るメチルメタクリレート系(共)重合物を主成分とする
基板6は、メチルメタクリレートの単独重合物またはメ
チルメタクリレートと他のアルキル(メタ)アクリレー
ト(アルキルの炭素数1〜18)との共重合物を主成分
とするものである。該基板中のメチルメタクリレート成
分の含有量は通常70重量%以上、好ましくは80重量
%以上である。メチルメタクリレート成分の含有量が7
0重量%未満では、本発明の組成物の硬化物との密着性
が悪くなり好ましくない。
重合物を主成分とする基板6としては、上記重合物を射
出成形、押し出し成形、注型成形など公知の方法で厚さ
0.5〜5mmの板状にしたものが用いられる。
製造するには、本発明の組成物を、フレネルレンズ用成
形型に塗工し、基板6を上記塗工した樹脂の上から空気
が入らないように加圧積層し、紫外線を照射して紫外線
硬化性樹脂を硬化させた後にシートを金型から剥離して
行う。
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。実
施例中の「部」は重量部を示す。
びその配合比(重量比)に従って下記合成法にて本発明
のウレタンアクリレート(U−1およびU−2)を得
た。得られたウレタンアクリレートの屈折率(25℃)
をアッベ屈折率計(アタゴ社製)を用い測定した。結果
を表1に示す。
備えた四つ口フラスコに、規定量のジオール(b)と規
定量のジカルボン酸(B1)およびジブチルチンオキサ
イド0.025部を取り、10mmHg、200℃の条
件で8時間、脱水エステル化反応を行った。得られたポ
リエステルに有機ポリイソシアネート(B2)を規定量
加え80〜90℃で2時間反応させ、その後ヒドロキシ
エチルアクリレート(B3)を規定量加え、80〜90
℃で3時間反応させてウレタンアクリレートを得た。
に、ラウリルアルコールを558部とり50℃にてエチ
レンオキサイド264部を注入した後、200℃で2時
間反応を行った。得られたアルコール822部に5酸化
2リン137部加え80〜90℃で2時間反応させてリ
ン酸エステル(D−1)を得た。
り50℃にてエチレンオキサイド176部を反応させた
後、5酸化2リン280部を反応させてリン酸エステル
(D−2)を得た。
に、ラウリン酸400部とり、室温にてトリエタノール
アミン300部を加え、室温にて2時間反応させてラウ
リン酸とトリエタノールアミンの塩(D−3)を得た。
オキサイドを示す。
樹脂組成物(実施例1〜5)を得た。それぞれの35℃
での粘度をBL型粘度計(東京計器社製)にて測定し
た。また、50μの膜を調整し、紫外線を1000mJ
/cm2 照射し硬化物を得た後、25℃での屈折率を測
定した。それぞれの35℃での粘度と硬化物の屈折率を
表3に示す。
組成物(比較例1〜3)を得た。それぞれの35℃での
粘度と硬化物の屈折率を表3に示す。
試験法に従いフレネルレンズを作製し、基板との密着
性、金型からの離型性、耐傷性、帯電防止性の試験を行
った。結果を表3に示す。
度調節し、予めクロムメッキを施したフレネルレンズの
金型(50cm×50cm)にディスペンサーを用いて
50〜150μmに塗工し、メチルメタクリレート系共
重合物からなる厚さ2mmの基板(住友化学製、「スミ
ペックスHT」)を、上記金型に充填した樹脂の上から
空気が入らないように加圧積層し、高圧水銀灯を用いて
紫外線を1,000mJ/cm2照射して紫外線硬化性
樹脂を硬化させた後に、金型を剥離しフレネルレンズシ
ートを得た。離型時の離型性および得られたフレネルレ
ンズの性能を次の方法で評価した。 離型性:フレネルレンズ作製時の金型からの離型の難
易度 評価基準 ○;金型からの離型が容易である ×;金型から離型が困難で離型時に変形する 泡かみ:フレネルレンズ中の気泡の有無 評価基準 ○;気泡がない ×;気泡がある 密着性:硬化した紫外線硬化性樹脂組成物と基板との
密着性 ナイフで1mm幅に碁盤目(10×10)を入れ、セロ
ハンテープを貼り付け90度剥離。この時基板からの硬
化した樹脂の剥離を観察した。 評価基準 ○;剥離しない ×;剥離する 耐傷性:フレネルレンズの傷のつき易さ 評価基準 ○;爪で引っかいたとき跡が残らない ×;爪で引っかいたとき跡が残る。 帯電防止性 温度25℃、湿度60%に調整し、ULTRA HIG
H RESISTANCE METER(アドバンテス
ト社製)にて表面抵抗値を測定した。
樹脂組成物は、下記の効果を有する。 (1)メチルメタクリレート重合物、または、メチルメ
タクリレートと他の(メタ)アクリレートとの共重合物
を主成分とする基板との密着性に優れる。 (2)フレネルレンズなどの光学部品の成形が容易であ
る。 (3)硬化後の樹脂は、屈折率が1.54以上と高く、
耐薬品性、強靱性、耐熱性および耐冷性が優れる。
(4)硬化後の樹脂は、帯電防止性が優れている。 上記効果を奏することから本発明の組成物はとくにフレ
ネルレンズ用材料として極めて有用である。本発明の透
過型スクリーンは、上記フレネルレンズ用紫外線硬化性
樹脂組成物を硬化させて得たフレネルレンズシートを有
するため、表面の耐傷性に優れたフレネルレンズ面を有
し、透過型スクリーンの輸送中やアセンブリ時に他のレ
ンズシートと接触しても傷付くことがなく、フレネルレ
ンズシートとレンチキュラーレンズシートとの間にシリ
コンオイル等を塗布する等の表面処理を施す必要がな
い。また、本発明の透過型スクリーンは、帯電防止性能
に優れたフレネルレンズ面を有し、透過型スクリーンの
アセンブリ時にほこり等の付着がなく、作業者の取り扱
い作業性も向上する。さらに、本発明の透過型スクリー
ンは、屈折率が1.54以上と高いため、短焦点のフレ
ネルレンズを形成して透過型スクリーンと投射光源間の
距離を短くできるため、特に大型画面サイズのプロジェ
クションテレビの薄型化、小型化が可能である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 メチルメタクリレート重合物またはメチ
ルメタクリレートと他の(メタ)アクリレートとの共重
合物を主成分とする基板上にフレネルレンズを形成させ
るための紫外線硬化性樹脂組成物において、下記(A)
〜(E)を必須成分として含有することを特徴とするフ
レネルレンズ用紫外線硬化性樹脂組成物。 (A):水酸基および芳香環含有(メタ)アクリレート (B):下記一般式(1)で示されるジオール(b)を
必須構成成分とするウレタン(メタ)アクリレート 【化1】 [式中、R1 、R2 およびR3 はそれぞれ水素原子また
はメチル基を表し、mおよびnはそれぞれ1〜15の整
数、(m+n)は2〜20の整数を表す。] (C):芳香環含有単官能(メタ)アクリレート (D):下記一般式(2)で示されるリン酸エステル 【化2】 [式中、Rは炭素数5〜16のアルキル基を表し、mは
1〜4の整数、nは1または2を表す。] (E):光重合開始剤 - 【請求項2】 (A):(B):(C)の重量比が、
(20〜60):(10〜50):(5〜50)である
請求項1記載の樹脂組成物。 - 【請求項3】 メチルメタクリレート重合物またはメチ
ルメタクリレートと他の(メタ)アクリレートとの共重
合物を主成分とする基板上に請求項1または2記載の組
成物を硬化させた樹脂からなるフレネルレンズが設けら
れているフレネルレンズシートを有することを特徴とす
る透過型スクリーン。
Priority Applications (10)
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|---|---|---|---|
| JP21240295A JP3617701B2 (ja) | 1995-07-29 | 1995-07-29 | フレネルレンズ用紫外線硬化性樹脂組成物および透過型スクリーン |
| DE69616205T DE69616205T2 (de) | 1995-07-29 | 1996-07-26 | UV-härtbare Harzmasse für Fresnel-Linse, Fresnel-Linse und Retroprojektionswand |
| EP20010200803 EP1116964B1 (en) | 1995-07-29 | 1996-07-26 | UV-curable fresnel lens resin composition, fresnel lens, and back projection screen |
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1995
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