JPH0940769A - ポリオキシアルキレン化合物の製造方法 - Google Patents
ポリオキシアルキレン化合物の製造方法Info
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- JPH0940769A JPH0940769A JP19503495A JP19503495A JPH0940769A JP H0940769 A JPH0940769 A JP H0940769A JP 19503495 A JP19503495 A JP 19503495A JP 19503495 A JP19503495 A JP 19503495A JP H0940769 A JPH0940769 A JP H0940769A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】不飽和モノオール含量の低いポリオキシアルキ
レン化合物の製造。 【解決手段】セシウム系触媒により開始剤に炭素数3以
上の環状エーテルを開環重合反応させた後セシウム系触
媒を分離したポリオキシアルキレン化合物に、ナトリウ
ム系触媒により、エチレンオキシドを開環重合反応さ
せ、次いで、アルカリ量に対して1倍当量以上の鉱酸で
中和処理することを特徴とするポリオキシアルキレン化
合物の製造方法。
レン化合物の製造。 【解決手段】セシウム系触媒により開始剤に炭素数3以
上の環状エーテルを開環重合反応させた後セシウム系触
媒を分離したポリオキシアルキレン化合物に、ナトリウ
ム系触媒により、エチレンオキシドを開環重合反応さ
せ、次いで、アルカリ量に対して1倍当量以上の鉱酸で
中和処理することを特徴とするポリオキシアルキレン化
合物の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不飽和モノオール含
量の低いポリオキシアルキレン化合物の製造方法に関す
るものである。
量の低いポリオキシアルキレン化合物の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】多価の開始剤にアルキレンオキシドなど
の環状エーテルを反応させて得られるポリオキシアルキ
レンポリオールはポリウレタンの原料として広く使用さ
れている。また、ポリオキシアルキレンポリオールは界
面活性剤、作動油、潤滑油あるいはポリウレタン以外の
合成樹脂の原料その他の用途に、直接にあるいは種々の
化合物などを反応させて使用される。また、モノアルコ
ールなどの1価の開始剤を使用して得られるポリオキシ
アルキレンモノオールも界面活性剤や作動油、潤滑油そ
の他の原料として同様に使用しうる。
の環状エーテルを反応させて得られるポリオキシアルキ
レンポリオールはポリウレタンの原料として広く使用さ
れている。また、ポリオキシアルキレンポリオールは界
面活性剤、作動油、潤滑油あるいはポリウレタン以外の
合成樹脂の原料その他の用途に、直接にあるいは種々の
化合物などを反応させて使用される。また、モノアルコ
ールなどの1価の開始剤を使用して得られるポリオキシ
アルキレンモノオールも界面活性剤や作動油、潤滑油そ
の他の原料として同様に使用しうる。
【0003】これらポリオキシアルキレン化合物の製造
は、通常触媒の存在下に開始剤の水酸基に環状エーテル
化合物を開環重合反応させることにより行われる。水酸
基に1分子の環状エーテルが開環して付加されると、新
たに1個の水酸基が生成するので引続きこの反応が進行
する。この反応の触媒として、水酸化カリウムや水酸化
ナトリウムなどが広く使用されている。
は、通常触媒の存在下に開始剤の水酸基に環状エーテル
化合物を開環重合反応させることにより行われる。水酸
基に1分子の環状エーテルが開環して付加されると、新
たに1個の水酸基が生成するので引続きこの反応が進行
する。この反応の触媒として、水酸化カリウムや水酸化
ナトリウムなどが広く使用されている。
【0004】しかし、これらの触媒を用いてプロピレン
オキシド(以下POという)の重合を行うと、POの開
環重合反応と並行してPOの異性化によるアリルアルコ
ールの生成反応が起きやすい。生成したアリルアルコー
ル(モノオール)は新たな開始剤となって、POが開環
重合反応するため、ポリオキシアルキレンモノオール
(不飽和モノオール)が生成する。特に多価の開始剤を
用いてポリオキシアルキレンポリオールを重合する場
合、不飽和モノオールの生成は実質的な官能基数の低下
をもたらすことになり好ましくない。たとえば、高弾性
ポリウレタンフォームでは、不飽和モノオール量の増加
により圧縮永久歪の上昇、反発弾性の低下、耐久性の低
下等の性能低下をきたす。
オキシド(以下POという)の重合を行うと、POの開
環重合反応と並行してPOの異性化によるアリルアルコ
ールの生成反応が起きやすい。生成したアリルアルコー
ル(モノオール)は新たな開始剤となって、POが開環
重合反応するため、ポリオキシアルキレンモノオール
(不飽和モノオール)が生成する。特に多価の開始剤を
用いてポリオキシアルキレンポリオールを重合する場
合、不飽和モノオールの生成は実質的な官能基数の低下
をもたらすことになり好ましくない。たとえば、高弾性
ポリウレタンフォームでは、不飽和モノオール量の増加
により圧縮永久歪の上昇、反発弾性の低下、耐久性の低
下等の性能低下をきたす。
【0005】また、ポリオキシアルキレンモノオールを
合成する場合、副生する不飽和モノオールにより実質官
能基数が低下することはないが、不飽和成分が増えるこ
とにより、たとえば潤滑油の熱安定性、化学安定性に悪
影響を与えるため好ましくない。
合成する場合、副生する不飽和モノオールにより実質官
能基数が低下することはないが、不飽和成分が増えるこ
とにより、たとえば潤滑油の熱安定性、化学安定性に悪
影響を与えるため好ましくない。
【0006】POと同様に1,2−ブチレンオキシド
(以下、1,2−ブチレンオキシドをBOという)も異
性化により不飽和モノオールが発生するが、エチレンオ
キシド(以下EOという)は異性化反応を起こさない。
(以下、1,2−ブチレンオキシドをBOという)も異
性化により不飽和モノオールが発生するが、エチレンオ
キシド(以下EOという)は異性化反応を起こさない。
【0007】このような問題を解決するため、水酸化セ
シウム等のセシウム系触媒を用いると不飽和モノオール
の発生が抑制され、さらに高分子量のポリオキシアルキ
レン化合物を合成できることが知られている(USP 3393
243)。
シウム等のセシウム系触媒を用いると不飽和モノオール
の発生が抑制され、さらに高分子量のポリオキシアルキ
レン化合物を合成できることが知られている(USP 3393
243)。
【0008】一方、副反応により生成した不飽和モノオ
ールすなわち、アリルアルコールのPO付加物(アリル
化合物)は、アルカリの触媒作用によりプロペニルアル
コールのPO付加物(プロペニル化合物)に異性化する
ことが知られている(D.M.Simons and J.J.Verbanc, J.
Polymer Sci.,44,303,(1960)) 。さらにプロペニル化合
物は精製時の鉱酸処理によりプロピオンアルデヒドとジ
オールに分解され、不飽和モノオール含量を低減できる
ことが知られている(USP 2812360, 特開平4-153219) 。
しかしセシウム系触媒はアリル化合物からプロペニル化
合物への異性化効率が低く、鉱酸処理による不飽和モノ
オール含量の低減効果は小さかった。
ールすなわち、アリルアルコールのPO付加物(アリル
化合物)は、アルカリの触媒作用によりプロペニルアル
コールのPO付加物(プロペニル化合物)に異性化する
ことが知られている(D.M.Simons and J.J.Verbanc, J.
Polymer Sci.,44,303,(1960)) 。さらにプロペニル化合
物は精製時の鉱酸処理によりプロピオンアルデヒドとジ
オールに分解され、不飽和モノオール含量を低減できる
ことが知られている(USP 2812360, 特開平4-153219) 。
しかしセシウム系触媒はアリル化合物からプロペニル化
合物への異性化効率が低く、鉱酸処理による不飽和モノ
オール含量の低減効果は小さかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、セシ
ウム系触媒のみで合成したときよりも不飽和モノオール
含量の低いポリオキシアルキレン化合物を提供すること
にある。
ウム系触媒のみで合成したときよりも不飽和モノオール
含量の低いポリオキシアルキレン化合物を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らはセシウム系
触媒により開始剤にPOまたはBOを付加した後セシウ
ム系触媒を分離し、ついでプロペニル化合物への異性化
効率が高いナトリウム系触媒またはカリウム系触媒を添
加してEOを主成分とする環状エーテルを付加し、最後
に鉱酸処理することにより、不飽和モノオール含量の低
いポリオキシアルキレン化合物を得ることを見いだし本
発明に至った。
触媒により開始剤にPOまたはBOを付加した後セシウ
ム系触媒を分離し、ついでプロペニル化合物への異性化
効率が高いナトリウム系触媒またはカリウム系触媒を添
加してEOを主成分とする環状エーテルを付加し、最後
に鉱酸処理することにより、不飽和モノオール含量の低
いポリオキシアルキレン化合物を得ることを見いだし本
発明に至った。
【0011】すなわち、本発明は下記の発明である。開
始剤の存在下セシウム系触媒により炭素数3以上の環状
エーテルを開環重合反応させた後セシウム系触媒を分離
して得られるポリオキシアルキレン化合物およびナトリ
ウム系触媒またはカリウム系触媒を50℃以上に加熱
し、次いで、アルカリ量に対して1倍当量以上の鉱酸で
中和処理することを特徴とするポリオキシアルキレン化
合物の製造方法。
始剤の存在下セシウム系触媒により炭素数3以上の環状
エーテルを開環重合反応させた後セシウム系触媒を分離
して得られるポリオキシアルキレン化合物およびナトリ
ウム系触媒またはカリウム系触媒を50℃以上に加熱
し、次いで、アルカリ量に対して1倍当量以上の鉱酸で
中和処理することを特徴とするポリオキシアルキレン化
合物の製造方法。
【0012】開始剤の存在下セシウム系触媒により炭素
数3以上の環状エーテルを開環重合反応させた後セシウ
ム系触媒を分離して得られるポリオキシアルキレン化合
物にナトリウム系触媒またはカリウム系触媒により、5
0℃以上の反応温度で、エチレンオキシドの比率が50
重量%以上の環状エーテルを開環重合反応させ、次い
で、アルカリ量に対して1倍当量以上の鉱酸で中和処理
することを特徴とするポリオキシアルキレン化合物の製
造方法。
数3以上の環状エーテルを開環重合反応させた後セシウ
ム系触媒を分離して得られるポリオキシアルキレン化合
物にナトリウム系触媒またはカリウム系触媒により、5
0℃以上の反応温度で、エチレンオキシドの比率が50
重量%以上の環状エーテルを開環重合反応させ、次い
で、アルカリ量に対して1倍当量以上の鉱酸で中和処理
することを特徴とするポリオキシアルキレン化合物の製
造方法。
【0013】本発明に用いうるセシウム系触媒として
は、たとえばセシウム金属、セシウムメトキシド、セシ
ウムエトキシド、セシウムプロポキシド等のセシウムア
ルコキシド、水酸化セシウムおよび炭酸セシウムから選
ばれるものを主成分とするものが好ましい。好ましくは
水酸化セシウムである。
は、たとえばセシウム金属、セシウムメトキシド、セシ
ウムエトキシド、セシウムプロポキシド等のセシウムア
ルコキシド、水酸化セシウムおよび炭酸セシウムから選
ばれるものを主成分とするものが好ましい。好ましくは
水酸化セシウムである。
【0014】セシウム系触媒の使用量としては、セシウ
ム金属として仕上がりポリオキシアルキレン化合物中に
0.05〜1.5重量%であることが好ましく、0.1
〜1.0重量%であることが好ましい。0.05重量%
未満では反応速度が十分ではなく、また1.5重量%超
では、ポリオキシアルキレン化合物の製造コストが上昇
するため好ましくない。
ム金属として仕上がりポリオキシアルキレン化合物中に
0.05〜1.5重量%であることが好ましく、0.1
〜1.0重量%であることが好ましい。0.05重量%
未満では反応速度が十分ではなく、また1.5重量%超
では、ポリオキシアルキレン化合物の製造コストが上昇
するため好ましくない。
【0015】本発明において、開始剤として用いうる活
性水素化合物としては、水酸基、アミノ基、メルカプト
基、カルボキシル基等の環状エーテルの反応しうる官能
基を有する化合物である。ポリウレタン原料として有用
なポリオキシアルキレンポリオールには、通常多価の水
酸基含有化合物すなわちポリヒドロキシ化合物あるいは
アミノ基含有化合物が使用される。界面活性剤、潤滑
油、作動油等の用途においては、上記以外に、1価の水
酸基含有化合物すなわちモノヒドロキシ化合物も使用で
きる。
性水素化合物としては、水酸基、アミノ基、メルカプト
基、カルボキシル基等の環状エーテルの反応しうる官能
基を有する化合物である。ポリウレタン原料として有用
なポリオキシアルキレンポリオールには、通常多価の水
酸基含有化合物すなわちポリヒドロキシ化合物あるいは
アミノ基含有化合物が使用される。界面活性剤、潤滑
油、作動油等の用途においては、上記以外に、1価の水
酸基含有化合物すなわちモノヒドロキシ化合物も使用で
きる。
【0016】ポリヒドロキシ化合物の代表例は多価アル
コール、多価フェノール、およびこれらヒドロキシ化合
物や他の開始剤にアルキレンオキシド等の環状エーテル
を反応させて得られる目的ポリオキシアルキレン化合物
よりも低分子量のポリオキシアルキレンポリオールであ
る。好ましいポリヒドロキシ化合物は、多価アルコー
ル、多価フェノールなどのポリオール類、それらポリオ
ール類に環状エーテルを反応させて得られるポリオキシ
アルキレンポリオールである。これらのポリヒドロキシ
化合物は、2種以上の混合物であってもよい。
コール、多価フェノール、およびこれらヒドロキシ化合
物や他の開始剤にアルキレンオキシド等の環状エーテル
を反応させて得られる目的ポリオキシアルキレン化合物
よりも低分子量のポリオキシアルキレンポリオールであ
る。好ましいポリヒドロキシ化合物は、多価アルコー
ル、多価フェノールなどのポリオール類、それらポリオ
ール類に環状エーテルを反応させて得られるポリオキシ
アルキレンポリオールである。これらのポリヒドロキシ
化合物は、2種以上の混合物であってもよい。
【0017】開始剤の具体例としてはたとえば下記のも
のおよびその環状エーテル付加物があるが、これらに限
られない。開始剤となる環状エーテル付加物の分子量は
特に限定されず、目的ポリオキシアルキレン化合物の分
子量の1/2以下、特に1/5以下が好ましい。
のおよびその環状エーテル付加物があるが、これらに限
られない。開始剤となる環状エーテル付加物の分子量は
特に限定されず、目的ポリオキシアルキレン化合物の分
子量の1/2以下、特に1/5以下が好ましい。
【0018】多価アルコールとしてはエチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジ
プロピレングリコール、水、ネオペンチルグリコール、
3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,4−ブタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、グリセリン、
トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、シグ
リセリン、ソルビトール、デキストロール、メチルグル
コシド、シュークロースが例示できる。
ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジ
プロピレングリコール、水、ネオペンチルグリコール、
3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,4−ブタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、グリセリン、
トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、シグ
リセリン、ソルビトール、デキストロール、メチルグル
コシド、シュークロースが例示できる。
【0019】多価フェノールとしてはビスフェノール
A、ホルムアルデヒド初期縮合物が例示できる。
A、ホルムアルデヒド初期縮合物が例示できる。
【0020】モノヒドロキシ化合物としてはメタノー
ル、エタノール、プロパノール、ブタノール、2−エチ
ルヘキサノール、高級脂肪族モノアルコール、その他の
1価アルコールやフェノール、ノニルフェノール等のア
ルキル置換フェノール、その他の1価フェノールが例示
できる。
ル、エタノール、プロパノール、ブタノール、2−エチ
ルヘキサノール、高級脂肪族モノアルコール、その他の
1価アルコールやフェノール、ノニルフェノール等のア
ルキル置換フェノール、その他の1価フェノールが例示
できる。
【0021】アミノ基含有化合物としては、ピペラジ
ン、アニリン、モノエノタールアミン、ジエタノールア
ミン、トリエタノールアミン、アンモニア、アミノエチ
ルピペラジン、エチレンジアミン、トリレンジアミン、
ジエチレントリアミンが例示できる。
ン、アニリン、モノエノタールアミン、ジエタノールア
ミン、トリエタノールアミン、アンモニア、アミノエチ
ルピペラジン、エチレンジアミン、トリレンジアミン、
ジエチレントリアミンが例示できる。
【0022】本発明に使用しうる炭素数3以上の環状エ
ーテルとしては、環内に1個の酸素原子を有する3〜4
員の環状エーテル基を含む化合物が適当であり、好まし
くは3員環状エーテル基を1個有する化合物(モノエポ
キシド)である。特に好ましい化合物は、炭素数3また
は4のアルキレンオキシドである。その他、スチレンオ
キシド、グリシジルエーテル、その他のモノエポキシド
も使用しうる。
ーテルとしては、環内に1個の酸素原子を有する3〜4
員の環状エーテル基を含む化合物が適当であり、好まし
くは3員環状エーテル基を1個有する化合物(モノエポ
キシド)である。特に好ましい化合物は、炭素数3また
は4のアルキレンオキシドである。その他、スチレンオ
キシド、グリシジルエーテル、その他のモノエポキシド
も使用しうる。
【0023】好ましい環状エーテルの具体例は、PO、
BO、2,3−ブチレンオキシド、イソブチレンオキシ
ド、オキセタン、メチルオキセタン、2−エチルヘキシ
ルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテルで
ある。これら環状エーテルは2種以上併用でき、その場
合、それらを混合して反応させたり、順次反応させるこ
とができる。特に好ましい環状エーテルはPO、BOま
たはPOとBOの組み合わせである。
BO、2,3−ブチレンオキシド、イソブチレンオキシ
ド、オキセタン、メチルオキセタン、2−エチルヘキシ
ルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテルで
ある。これら環状エーテルは2種以上併用でき、その場
合、それらを混合して反応させたり、順次反応させるこ
とができる。特に好ましい環状エーテルはPO、BOま
たはPOとBOの組み合わせである。
【0024】ポリオキシアルキレン化合物は通常環状エ
ーテルと開始剤となる活性水素化合物との混合物に触媒
を存在させて反応を行うことにより生成させる。また、
反応系に環状エーテルを徐々に加えながら反応を行うこ
ともできる。反応温度は50℃〜150℃が好ましく、
70℃〜130℃が特に好ましい。
ーテルと開始剤となる活性水素化合物との混合物に触媒
を存在させて反応を行うことにより生成させる。また、
反応系に環状エーテルを徐々に加えながら反応を行うこ
ともできる。反応温度は50℃〜150℃が好ましく、
70℃〜130℃が特に好ましい。
【0025】本発明におけるセシウム系触媒により生成
されるポリオキシアルキレン化合物の水酸基当りの分子
量は1000を超えることが好ましい。水酸基あたりの
分子量は10000以下であることが好ましい。水酸基
あたりの分子量が1000を超え、5000以下である
ことが特に好ましい。ここで、分子量は水酸基価換算分
子量であり、56100×(1分子あたり平均の水酸基
数)/(水酸基価)で示される。
されるポリオキシアルキレン化合物の水酸基当りの分子
量は1000を超えることが好ましい。水酸基あたりの
分子量は10000以下であることが好ましい。水酸基
あたりの分子量が1000を超え、5000以下である
ことが特に好ましい。ここで、分子量は水酸基価換算分
子量であり、56100×(1分子あたり平均の水酸基
数)/(水酸基価)で示される。
【0026】開始剤の存在下セシウム系触媒により炭素
数3以上の環状エーテルを開環重合反応させて得られる
ポリオキシアルキレン化合物から、セシウム系触媒を分
離する方法としては通常の精製方法を使用できる。たと
えばケイ酸マグネシウム等の吸着剤で吸着後分離する方
法、鉱酸や有機酸で中和後中和塩を分離する方法、水に
よりセシウム系触媒を水層に抽出し水層を分離する方法
などである。
数3以上の環状エーテルを開環重合反応させて得られる
ポリオキシアルキレン化合物から、セシウム系触媒を分
離する方法としては通常の精製方法を使用できる。たと
えばケイ酸マグネシウム等の吸着剤で吸着後分離する方
法、鉱酸や有機酸で中和後中和塩を分離する方法、水に
よりセシウム系触媒を水層に抽出し水層を分離する方法
などである。
【0027】セシウム系触媒を分離後、使用するナトリ
ウム系触媒およびカリウム系触媒としては、たとえばナ
トリウムメトキシド、カリウムメトキシド、ナトリウム
エトキシド、カリウムエトキシド、ナトリウムプロポキ
シド、カリウムプロポキシド等のアルコキシド、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウムおよび炭
酸カリウムから選ばれるものを主成分とするものが好ま
しい。好ましくはナトリウムメトキシド、カリウムメト
キシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムである。
ウム系触媒およびカリウム系触媒としては、たとえばナ
トリウムメトキシド、カリウムメトキシド、ナトリウム
エトキシド、カリウムエトキシド、ナトリウムプロポキ
シド、カリウムプロポキシド等のアルコキシド、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウムおよび炭
酸カリウムから選ばれるものを主成分とするものが好ま
しい。好ましくはナトリウムメトキシド、カリウムメト
キシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムである。
【0028】ナトリウム系触媒およびカリウム系触媒の
使用量としては、ナトリウム金属またはカリウム金属と
して仕上がりポリオキシアルキレン化合物中に0.05
〜1.5重量%であることが好ましく、0.1〜1.0
重量%であることが好ましい。0.05重量%未満では
環状エーテルの反応速度が十分ではなく、またアリル化
合物からプロペニル化合物への異性化も十分に進まな
い。また1.5重量%超では、ポリオキシアルキレン化
合物の製造コストが上昇するため好ましくない。
使用量としては、ナトリウム金属またはカリウム金属と
して仕上がりポリオキシアルキレン化合物中に0.05
〜1.5重量%であることが好ましく、0.1〜1.0
重量%であることが好ましい。0.05重量%未満では
環状エーテルの反応速度が十分ではなく、またアリル化
合物からプロペニル化合物への異性化も十分に進まな
い。また1.5重量%超では、ポリオキシアルキレン化
合物の製造コストが上昇するため好ましくない。
【0029】セシウム系触媒を分離したポリオキシアル
キレン化合物、および、ナトリウム系触媒またはカリウ
ム系触媒を加熱する際は、加熱温度は50℃以上であ
り、60℃〜180℃が好ましく、70℃〜140℃が
特に好ましい。加熱時間は1時間以上が好ましく、通常
2〜5時間が特に好ましい。
キレン化合物、および、ナトリウム系触媒またはカリウ
ム系触媒を加熱する際は、加熱温度は50℃以上であ
り、60℃〜180℃が好ましく、70℃〜140℃が
特に好ましい。加熱時間は1時間以上が好ましく、通常
2〜5時間が特に好ましい。
【0030】本発明においては、セシウム系触媒を分離
したポリオキシアルキレン化合物をナトリウム系触媒ま
たはカリウム系触媒とともに加熱することによって、ポ
リオキシアルキレン化合物の総不飽和度を下げることが
できる。また、セシウム系触媒を分離したポリオキシア
ルキレン化合物に、ナトリウム系触媒またはカリウム系
触媒により、50℃以上の反応温度で、EOの比率が5
0重量%以上の環状エーテルを開環重合反応させること
によってもポリオキシアルキレン化合物の総不飽和度を
下げることができる。特に後者の方法が好ましい。
したポリオキシアルキレン化合物をナトリウム系触媒ま
たはカリウム系触媒とともに加熱することによって、ポ
リオキシアルキレン化合物の総不飽和度を下げることが
できる。また、セシウム系触媒を分離したポリオキシア
ルキレン化合物に、ナトリウム系触媒またはカリウム系
触媒により、50℃以上の反応温度で、EOの比率が5
0重量%以上の環状エーテルを開環重合反応させること
によってもポリオキシアルキレン化合物の総不飽和度を
下げることができる。特に後者の方法が好ましい。
【0031】EOの比率が50重量%以上の環状エーテ
ルとしては、EO単独、EOとPOの混合物、EOとB
Oの混合物、などがあげられる。特にEO単独、EOと
POの混合物が好ましい。EOとPOの混合物あるいは
EOとBOの混合物の場合、EOの比率が50重量%以
上であればPO,BOの異性化は大幅に抑制されるた
め、ナトリウム系触媒、ナトリウム系触媒のもとで反応
させても副生物の発生は少ない。EOの比率は100重
量%であることが特に好ましい。
ルとしては、EO単独、EOとPOの混合物、EOとB
Oの混合物、などがあげられる。特にEO単独、EOと
POの混合物が好ましい。EOとPOの混合物あるいは
EOとBOの混合物の場合、EOの比率が50重量%以
上であればPO,BOの異性化は大幅に抑制されるた
め、ナトリウム系触媒、ナトリウム系触媒のもとで反応
させても副生物の発生は少ない。EOの比率は100重
量%であることが特に好ましい。
【0032】反応温度は50℃以上であり、60℃〜1
80℃が好ましく、70℃〜140℃が特に好ましい。
反応時間は1時間以上が好ましく、通常2〜5時間が特
に好ましい。
80℃が好ましく、70℃〜140℃が特に好ましい。
反応時間は1時間以上が好ましく、通常2〜5時間が特
に好ましい。
【0033】なおEOは水と反応してポリエチレングリ
コールを生成しやすいので、触媒投入後に脱水を行い系
内の水分を1000ppm以下にすることが好ましく、
500ppm以下にすることが特に好ましい。
コールを生成しやすいので、触媒投入後に脱水を行い系
内の水分を1000ppm以下にすることが好ましく、
500ppm以下にすることが特に好ましい。
【0034】本発明においては、ナトリウム系触媒また
はカリウム系触媒による処理の後、鉱酸で中和処理を行
う。使用できる鉱酸としては、塩酸、硫酸、亜硫酸、硝
酸、リン酸、次亜リン酸などが挙げられる。中和を促進
するため水を併用してもよい。
はカリウム系触媒による処理の後、鉱酸で中和処理を行
う。使用できる鉱酸としては、塩酸、硫酸、亜硫酸、硝
酸、リン酸、次亜リン酸などが挙げられる。中和を促進
するため水を併用してもよい。
【0035】鉱酸の使用量としては、アルカリ量、すな
わちナトリウム系触媒あるいはカリウム系触媒の使用量
に対し、1倍当量以上であり、1.01〜1.5倍当量
が好ましい。1.01倍当量未満では中和後の未反応鉱
酸量が不足しプロペニル化合物の分解が不十分である。
また1.5倍当量超では中和後の未反応鉱酸の除去に費
用がかかりすぎる。
わちナトリウム系触媒あるいはカリウム系触媒の使用量
に対し、1倍当量以上であり、1.01〜1.5倍当量
が好ましい。1.01倍当量未満では中和後の未反応鉱
酸量が不足しプロペニル化合物の分解が不十分である。
また1.5倍当量超では中和後の未反応鉱酸の除去に費
用がかかりすぎる。
【0036】過剰の鉱酸はハイドロタルサイト系吸着
剤、アルカリ吸着剤などで除去できる。また鉱酸による
中和処理後生成した中和塩は濾過などにより分離でき
る。
剤、アルカリ吸着剤などで除去できる。また鉱酸による
中和処理後生成した中和塩は濾過などにより分離でき
る。
【0037】
[例1:ポリオールAの合成] (POの反応)ステンレス製の耐圧オートクレーブ中
に、グリセリンにPOを反応させて得られた分子量10
00のポリオキシプロピレンポリオール700gと水酸
化セシウムの50%水溶液126gを窒素雰囲気下に投
入した。これを120℃に昇温し、脱水を行った。次に
95℃に降温し、この温度を維持しながらPOを連続的
に導入し、11時間かけて6260gのPOを導入し、
反応させた。
に、グリセリンにPOを反応させて得られた分子量10
00のポリオキシプロピレンポリオール700gと水酸
化セシウムの50%水溶液126gを窒素雰囲気下に投
入した。これを120℃に昇温し、脱水を行った。次に
95℃に降温し、この温度を維持しながらPOを連続的
に導入し、11時間かけて6260gのPOを導入し、
反応させた。
【0038】(EOの反応)反応終了後未反応のPOを
減圧下留去した。リン酸水溶液を添加して水酸化セシウ
ムを中和した後、中和塩を濾過分離した。次にナトリウ
ムメトキシドの28%メタノール溶液82gを添加し、
120℃にてメタノールおよび水を減圧下留去した。系
中のメタノール分および水分がそれぞれ500ppm以
下であるのを確認後、EOを950g導入し、反応させ
た。
減圧下留去した。リン酸水溶液を添加して水酸化セシウ
ムを中和した後、中和塩を濾過分離した。次にナトリウ
ムメトキシドの28%メタノール溶液82gを添加し、
120℃にてメタノールおよび水を減圧下留去した。系
中のメタノール分および水分がそれぞれ500ppm以
下であるのを確認後、EOを950g導入し、反応させ
た。
【0039】(硫酸による精製)反応終了後未反応のE
Oを減圧下留去した。20%硫酸水溶液をアルカリ量に
対して1.1倍当量添加し70℃にて2時間撹拌した。
その後ハイドロタルサイト系吸着剤(協和化学社製、K
W−500、以下の例においても同様)をポリオールに
対して0.3重量部添加して過剰の硫酸を吸着させ、濾
過、乾燥してポリオールを得た。
Oを減圧下留去した。20%硫酸水溶液をアルカリ量に
対して1.1倍当量添加し70℃にて2時間撹拌した。
その後ハイドロタルサイト系吸着剤(協和化学社製、K
W−500、以下の例においても同様)をポリオールに
対して0.3重量部添加して過剰の硫酸を吸着させ、濾
過、乾燥してポリオールを得た。
【0040】[例2:ポリオールBの合成] (POの反応)ステンレス製の耐圧オートクレーブ中
に、グリセリンにPOを反応させて得られた分子量10
00のポリオキシプロピレンポリオール700gと水酸
化セシウムの50%水溶液126gを窒素雰囲気下に投
入した。これを120℃に昇温し、脱水を行った。次に
95℃に降温し、この温度に維持しながらPOを連続的
に導入し、11時間かけて6260gのPOを導入し、
反応させた。
に、グリセリンにPOを反応させて得られた分子量10
00のポリオキシプロピレンポリオール700gと水酸
化セシウムの50%水溶液126gを窒素雰囲気下に投
入した。これを120℃に昇温し、脱水を行った。次に
95℃に降温し、この温度に維持しながらPOを連続的
に導入し、11時間かけて6260gのPOを導入し、
反応させた。
【0041】(EOの反応)反応終了後未反応のPOを
減圧下留去した。水30重量部、ヘキサン20重量部を
添加し60℃にて1時間撹拌することにより水酸化セシ
ウムを水層に抽出した。その後2時間静置し下層のセシ
ウム水溶液を抜き出し分離した。次にナトリウムメトキ
シドの28%メタノール溶液82gを添加し、120℃
にてヘキサン、メタノールおよび水を減圧下留去した。
系中のメタノール分および水分がそれぞれ500ppm
以下であるのを確認後、EOを950g導入し、反応さ
せた。
減圧下留去した。水30重量部、ヘキサン20重量部を
添加し60℃にて1時間撹拌することにより水酸化セシ
ウムを水層に抽出した。その後2時間静置し下層のセシ
ウム水溶液を抜き出し分離した。次にナトリウムメトキ
シドの28%メタノール溶液82gを添加し、120℃
にてヘキサン、メタノールおよび水を減圧下留去した。
系中のメタノール分および水分がそれぞれ500ppm
以下であるのを確認後、EOを950g導入し、反応さ
せた。
【0042】(硫酸による精製)反応終了後、例1と同
様に硫酸により精製を行い、ポリオールを得た。
様に硫酸により精製を行い、ポリオールを得た。
【0043】[例3:ポリオールCの合成] (POの反応)ステンレス製の耐圧オートクレーブ中
に、グリセリンにPOを反応させて得られた分子量10
00のポリオキシプロピレンポリオール1080gと水
酸化セシウムの50%水溶液126gを窒素雰囲気下に
投入した。これを120℃に昇温し、脱水を行った。次
に95℃に降温し、この温度に維持しながらPOを連続
的に導入し、8時間かけて5940gのPOを導入し、
反応させた。
に、グリセリンにPOを反応させて得られた分子量10
00のポリオキシプロピレンポリオール1080gと水
酸化セシウムの50%水溶液126gを窒素雰囲気下に
投入した。これを120℃に昇温し、脱水を行った。次
に95℃に降温し、この温度に維持しながらPOを連続
的に導入し、8時間かけて5940gのPOを導入し、
反応させた。
【0044】(EOの反応)反応終了後未反応のPOを
減圧下留去した。リン酸水溶液を添加して水酸化セシウ
ムを中和した後、中和塩を濾過分離した。次に水酸化ナ
トリウムの48%水溶液37gを添加し、120℃にて
水を減圧下留去した。系中の水分が500ppm以下で
あるのを確認後、EOを1150g導入し、反応させ
た。
減圧下留去した。リン酸水溶液を添加して水酸化セシウ
ムを中和した後、中和塩を濾過分離した。次に水酸化ナ
トリウムの48%水溶液37gを添加し、120℃にて
水を減圧下留去した。系中の水分が500ppm以下で
あるのを確認後、EOを1150g導入し、反応させ
た。
【0045】(硫酸による精製)反応終了後未反応のE
Oを減圧下留去した。硫酸の20%水溶液をアルカリ量
に対して1.05倍当量添加し70℃にて2時間撹拌し
た。その後ハイドロタルサイト系吸着剤をポリオールに
対して0.3重量部添加して過剰の硫酸を吸着させ、濾
過、乾燥してポリオールを得た。
Oを減圧下留去した。硫酸の20%水溶液をアルカリ量
に対して1.05倍当量添加し70℃にて2時間撹拌し
た。その後ハイドロタルサイト系吸着剤をポリオールに
対して0.3重量部添加して過剰の硫酸を吸着させ、濾
過、乾燥してポリオールを得た。
【0046】[例4:ポリオールDの合成]POの代わ
りに、POとBOの混合物(PO/BO重量比80/2
0)を用いた以外は、例3と全く同様の操作を行った。
りに、POとBOの混合物(PO/BO重量比80/2
0)を用いた以外は、例3と全く同様の操作を行った。
【0047】[例5:ポリオールEの合成]水酸化ナト
リウムの48%水溶液37gの代わりに水酸化カリウム
の50%水溶液49gを用いた以外は、例3と全く同様
の操作を行った。
リウムの48%水溶液37gの代わりに水酸化カリウム
の50%水溶液49gを用いた以外は、例3と全く同様
の操作を行った。
【0048】[例6:ポリオールFの合成]例1と同様
にPOの反応を行った後、水酸化セシウムにて引き続き
例1と同量のEOを反応させた。反応終了後、未反応の
PO、EOを減圧留去し、例1と同様の方法にて硫酸に
より精製し、ポリオールを得た。
にPOの反応を行った後、水酸化セシウムにて引き続き
例1と同量のEOを反応させた。反応終了後、未反応の
PO、EOを減圧留去し、例1と同様の方法にて硫酸に
より精製し、ポリオールを得た。
【0049】[例7:ポリオールGの合成]例2と同様
にPOの反応を行った後、水酸化セシウムにて引き続き
例2と同量のEOを反応させた。反応終了後、未反応の
PO、EOを減圧留去し、例2と同様の方法にて硫酸に
より精製し、ポリオールを得た。
にPOの反応を行った後、水酸化セシウムにて引き続き
例2と同量のEOを反応させた。反応終了後、未反応の
PO、EOを減圧留去し、例2と同様の方法にて硫酸に
より精製し、ポリオールを得た。
【0050】[例8:ポリオールHの合成]例3と同様
にPOの反応を行った後、水酸化セシウムにて引き続き
例3と同量のEOを反応させた。反応終了後、未反応の
PO、EOを減圧留去し、例3と同様の方法にて硫酸に
より精製し、ポリオールを得た。
にPOの反応を行った後、水酸化セシウムにて引き続き
例3と同量のEOを反応させた。反応終了後、未反応の
PO、EOを減圧留去し、例3と同様の方法にて硫酸に
より精製し、ポリオールを得た。
【0051】[例9:ポリオールIの合成]例4と同様
にPOとBOの混合物の反応を行った後、水酸化セシウ
ムにて引き続き例4と同量のEOを反応させた。反応終
了後、未反応のPO、BO、EOを減圧留去し、例4と
同様の方法にて硫酸により精製し、ポリオールを得た。
にPOとBOの混合物の反応を行った後、水酸化セシウ
ムにて引き続き例4と同量のEOを反応させた。反応終
了後、未反応のPO、BO、EOを減圧留去し、例4と
同様の方法にて硫酸により精製し、ポリオールを得た。
【0052】[例10〜13:ポリオールJ〜Mの合
成]例1、例3、例5または例8において硫酸の20%
水溶液で中和する代わりにアルカリ吸着剤である合成ケ
イ酸マグネシウム(協和化学社製、KW−600S)を
添加し、アルカリを吸着させ、濾過、乾燥してポリオー
ルを得た。それぞれポリオールJ、K、L、Mとした。
成]例1、例3、例5または例8において硫酸の20%
水溶液で中和する代わりにアルカリ吸着剤である合成ケ
イ酸マグネシウム(協和化学社製、KW−600S)を
添加し、アルカリを吸着させ、濾過、乾燥してポリオー
ルを得た。それぞれポリオールJ、K、L、Mとした。
【0053】[例14:ポリオールNの合成]水酸化セ
シウムの50%水溶液126gの代わりに、水酸化カリ
ウムの50%水溶液49gを用いて例5と同量のPOを
反応させ、引き続き水酸化カリウムにて例5と同量のE
Oを反応させた。反応終了後、例5と同様に硫酸により
精製し、ポリオールを得た。
シウムの50%水溶液126gの代わりに、水酸化カリ
ウムの50%水溶液49gを用いて例5と同量のPOを
反応させ、引き続き水酸化カリウムにて例5と同量のE
Oを反応させた。反応終了後、例5と同様に硫酸により
精製し、ポリオールを得た。
【0054】[例15:ポリオールOの合成]水酸化セ
シウムの50%水溶液126gの代わりに、水酸化カリ
ウムの50%水溶液49gを用いて例12と同量のPO
を反応させ、引き続き水酸化カリウムにて例12と同量
のEOを反応させた。反応終了後、例12と同様にアル
カリ吸着剤により精製し、ポリオールを得た。
シウムの50%水溶液126gの代わりに、水酸化カリ
ウムの50%水溶液49gを用いて例12と同量のPO
を反応させ、引き続き水酸化カリウムにて例12と同量
のEOを反応させた。反応終了後、例12と同様にアル
カリ吸着剤により精製し、ポリオールを得た。
【0055】[例16:ポリオールPの合成(EOの重
合を行わない例)]例1と同様にPOの反応を行った
後、未反応のPOを減圧下留去した。リン酸水溶液を添
加して水酸化セシウムを中和した後、中和塩を濾過分離
した。次にナトリウムメトキシドの28%メタノール溶
液82gを添加し、120℃にて3時間加熱した。例1
と同様の方法にて、硫酸により精製し、ポリオールを得
た。
合を行わない例)]例1と同様にPOの反応を行った
後、未反応のPOを減圧下留去した。リン酸水溶液を添
加して水酸化セシウムを中和した後、中和塩を濾過分離
した。次にナトリウムメトキシドの28%メタノール溶
液82gを添加し、120℃にて3時間加熱した。例1
と同様の方法にて、硫酸により精製し、ポリオールを得
た。
【0056】[例17:ポリオールQの合成(EOの重
合を行わない例)]例1と同様にPOの反応を行った
後、未反応のPOを減圧下留去した。リン酸水溶液を添
加して水酸化セシウムを中和した後、中和塩を濾過分離
した。次に120℃にて3時間加熱した。例1と同様の
方法にて、硫酸により精製し、ポリオールを得た。
合を行わない例)]例1と同様にPOの反応を行った
後、未反応のPOを減圧下留去した。リン酸水溶液を添
加して水酸化セシウムを中和した後、中和塩を濾過分離
した。次に120℃にて3時間加熱した。例1と同様の
方法にて、硫酸により精製し、ポリオールを得た。
【0057】以上得られたポリオールの水酸基価、総不
飽和度、アリル/プロペニル比を表1にまとめる。アリ
ル/プロペニル比はNMR分析より求めたポリオール中
のアリル化合物とプロペニル化合物のモル比を示す。ま
た精製方法は、EOの比率50%以上の環状エーテル付
加後に実施するポリオキシアルキレン化合物の精製方法
を示す。
飽和度、アリル/プロペニル比を表1にまとめる。アリ
ル/プロペニル比はNMR分析より求めたポリオール中
のアリル化合物とプロペニル化合物のモル比を示す。ま
た精製方法は、EOの比率50%以上の環状エーテル付
加後に実施するポリオキシアルキレン化合物の精製方法
を示す。
【0058】以上、実施例(例1〜5、16)および比
較例(例6〜15、17)を比較する。
較例(例6〜15、17)を比較する。
【0059】例6、7、8、9をそれぞれ例1、2、3
または5、4と比較すると、セシウム系触媒によりPO
および/またはBO(以下、PO等という)を重合後、
ナトリウム系触媒またはカリウム系触媒(以下、カリウ
ム系触媒等という)にてEOを重合したものは、カリウ
ム系触媒等によりEOを重合しなかったものに比べて総
不飽和度の低いポリオールが得られることがわかる。
または5、4と比較すると、セシウム系触媒によりPO
および/またはBO(以下、PO等という)を重合後、
ナトリウム系触媒またはカリウム系触媒(以下、カリウ
ム系触媒等という)にてEOを重合したものは、カリウ
ム系触媒等によりEOを重合しなかったものに比べて総
不飽和度の低いポリオールが得られることがわかる。
【0060】例10と例1との比較、例11または12
と例3または5との比較により、鉱酸で中和処理するこ
とにより、低い総不飽和度のポリオールが得られること
がわかる。例13を例12と比較すると、カリウム系触
媒等でEOを重合することにより、アリル化合物に対す
るプロペニル化合物の割合が増すことがわかる。しか
し、例12と例13はいずれも例3または5に比較し
て、総不飽和度が高いのは、鉱酸で中和処理を行わない
ことによる。
と例3または5との比較により、鉱酸で中和処理するこ
とにより、低い総不飽和度のポリオールが得られること
がわかる。例13を例12と比較すると、カリウム系触
媒等でEOを重合することにより、アリル化合物に対す
るプロペニル化合物の割合が増すことがわかる。しか
し、例12と例13はいずれも例3または5に比較し
て、総不飽和度が高いのは、鉱酸で中和処理を行わない
ことによる。
【0061】例14、15をそれぞれ例5、12と比較
すると、カリウム系触媒等のみにより、PO等とEOを
重合した場合、低い総不飽和度のポリオールが得られな
いことがわかる。
すると、カリウム系触媒等のみにより、PO等とEOを
重合した場合、低い総不飽和度のポリオールが得られな
いことがわかる。
【0062】例16と例17はいずれもEOを重合しな
い例である。例17を例16と比較すると、カリウム系
触媒等とともに加熱することによっても、総不飽和度の
低いポリオールが得られることがわかる。
い例である。例17を例16と比較すると、カリウム系
触媒等とともに加熱することによっても、総不飽和度の
低いポリオールが得られることがわかる。
【0063】
【表1】
【0064】
【発明の効果】EOの比率50%以上の環状エーテル付
加時の触媒としてナトリウム系触媒あるいはカリウム系
触媒を用いることにより、アリル化合物からプロペニル
化合物への変換が促進される(ポリオールK、L、Mの
比較)。さらに鉱酸により中和処理することによりプロ
ペニル化合物は分解し総不飽和度は低下する。このこと
からポリオール中の不飽和モノオール含量が低下してい
ることがわかる。
加時の触媒としてナトリウム系触媒あるいはカリウム系
触媒を用いることにより、アリル化合物からプロペニル
化合物への変換が促進される(ポリオールK、L、Mの
比較)。さらに鉱酸により中和処理することによりプロ
ペニル化合物は分解し総不飽和度は低下する。このこと
からポリオール中の不飽和モノオール含量が低下してい
ることがわかる。
Claims (5)
- 【請求項1】開始剤の存在下セシウム系触媒により炭素
数3以上の環状エーテルを開環重合反応させた後セシウ
ム系触媒を分離して得られるポリオキシアルキレン化合
物およびナトリウム系触媒またはカリウム系触媒を50
℃以上に加熱し、次いで、アルカリ量に対して1倍当量
以上の鉱酸で中和処理することを特徴とするポリオキシ
アルキレン化合物の製造方法。 - 【請求項2】開始剤の存在下セシウム系触媒により炭素
数3以上の環状エーテルを開環重合反応させた後セシウ
ム系触媒を分離して得られるポリオキシアルキレン化合
物にナトリウム系触媒またはカリウム系触媒により、5
0℃以上の反応温度で、エチレンオキシドの比率が50
重量%以上の環状エーテルを開環重合反応させ、次い
で、アルカリ量に対して1倍当量以上の鉱酸で中和処理
することを特徴とするポリオキシアルキレン化合物の製
造方法。 - 【請求項3】炭素数3以上の環状エーテルがプロピレン
オキシドおよび/またはブチレンオキシドであることを
特徴とする請求項1または2の製造方法。 - 【請求項4】ナトリウム系触媒またはカリウム系触媒に
より開環重合反応させる環状エーテル中のエチレンオキ
シドの比率が100重量%であることを特徴とする請求
項2の製造方法。 - 【請求項5】セシウム系触媒が水酸化セシウムである請
求項1、2、3または4の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19503495A JPH0940769A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | ポリオキシアルキレン化合物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19503495A JPH0940769A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | ポリオキシアルキレン化合物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0940769A true JPH0940769A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16334447
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19503495A Pending JPH0940769A (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | ポリオキシアルキレン化合物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0940769A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015064487A1 (ja) | 2013-10-31 | 2015-05-07 | 日油株式会社 | 医用ポリオキシプロピレン重合体の製造方法および医用ポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレンブロック共重合体の製造方法 |
-
1995
- 1995-07-31 JP JP19503495A patent/JPH0940769A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015064487A1 (ja) | 2013-10-31 | 2015-05-07 | 日油株式会社 | 医用ポリオキシプロピレン重合体の製造方法および医用ポリオキシプロピレン/ポリオキシエチレンブロック共重合体の製造方法 |
| KR20160079790A (ko) | 2013-10-31 | 2016-07-06 | 니치유 가부시키가이샤 | 의료용 폴리옥시프로필렌 중합체의 제조방법 및 의료용 폴리옥시프로필렌/폴리옥시에틸렌 블록 공중합체의 제조방법 |
| US9777113B2 (en) | 2013-10-31 | 2017-10-03 | Nof Corporation | Production method of medical polyoxypropylene polymer and production method of medical polyoxypropylene/polyoxyethylene block copolymer |
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