JPH0940811A - 加熱浸透性樹脂組成物及びグースアスファルト舗装用断熱シート - Google Patents
加熱浸透性樹脂組成物及びグースアスファルト舗装用断熱シートInfo
- Publication number
- JPH0940811A JPH0940811A JP19681095A JP19681095A JPH0940811A JP H0940811 A JPH0940811 A JP H0940811A JP 19681095 A JP19681095 A JP 19681095A JP 19681095 A JP19681095 A JP 19681095A JP H0940811 A JPH0940811 A JP H0940811A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- insulating sheet
- asphalt
- heat insulating
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 舗装用断熱シートへの加熱浸透性、低温可と
う性、アスファルトおよび鋼製床版等への接着性等に優
れた加熱浸透性樹脂組成物を提供すること。 【解決手段】 熱可塑性合成ゴムと粘着付与性樹脂及び
アスファルトを主成分とする配合組成物であって、軟化
点70℃〜120℃、溶融粘度が180℃において50
0mPa ・s〜3000mPa ・sであることを特徴とする
加熱浸透性樹脂組成物、及び耐熱性不織布の片面又は両
面に加熱浸透性樹脂組成物のシートが積層し一体化して
なるグースアスファルト用断熱シート。 【効果】 鋼製床版を用いた鉄橋や高架道路でのグース
アスファルトを用いた舗装工法における鋼製床版に熱歪
み等を生じさせない断熱シート等に有効である。
う性、アスファルトおよび鋼製床版等への接着性等に優
れた加熱浸透性樹脂組成物を提供すること。 【解決手段】 熱可塑性合成ゴムと粘着付与性樹脂及び
アスファルトを主成分とする配合組成物であって、軟化
点70℃〜120℃、溶融粘度が180℃において50
0mPa ・s〜3000mPa ・sであることを特徴とする
加熱浸透性樹脂組成物、及び耐熱性不織布の片面又は両
面に加熱浸透性樹脂組成物のシートが積層し一体化して
なるグースアスファルト用断熱シート。 【効果】 鋼製床版を用いた鉄橋や高架道路でのグース
アスファルトを用いた舗装工法における鋼製床版に熱歪
み等を生じさせない断熱シート等に有効である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱浸透性樹脂組
成物及びグースアスファルト舗装用断熱シートに関し、
特に舗装用、防水用等の耐熱性の不織布からなる断熱シ
ート等への加熱浸透性に優れた樹脂組成物及び鋼製床版
へグースアスファルト等を舗装する際に、高熱が鋼製床
版等へ伝導するのを防止し、グースアスファルト及び鋼
製床版への接着性、低温可とう性等に優れた断熱シート
に関するものである。
成物及びグースアスファルト舗装用断熱シートに関し、
特に舗装用、防水用等の耐熱性の不織布からなる断熱シ
ート等への加熱浸透性に優れた樹脂組成物及び鋼製床版
へグースアスファルト等を舗装する際に、高熱が鋼製床
版等へ伝導するのを防止し、グースアスファルト及び鋼
製床版への接着性、低温可とう性等に優れた断熱シート
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼製床版を用いた鉄橋や高架道路では、
交通量の増加に伴い、近年一般のアスファルト舗装より
も耐久性および防水性に優れメンテナンス頻度を低減化
できるグースアスファルトを用いた舗装工法が使用され
ている。しかしながらグースアスファルトは220〜2
50℃の高温で打設されるため、この際鋼製床版は、グ
ースアスファルトの高熱を直接受けることから、鋼製床
版に熱歪み等を生じる危険性があった。そこで、この熱
歪みをさけるためには優れた耐熱性を有するグースアス
ファルト舗装用断熱シートの開発が要望されていた。し
かも、この断熱シートと組み合わせて使用される浸透性
樹脂については、断熱シートの断熱性能を阻害せずに、
優れた加熱浸透性、グースアスファルトおよび鋼製床版
等への接着性が要求されている。
交通量の増加に伴い、近年一般のアスファルト舗装より
も耐久性および防水性に優れメンテナンス頻度を低減化
できるグースアスファルトを用いた舗装工法が使用され
ている。しかしながらグースアスファルトは220〜2
50℃の高温で打設されるため、この際鋼製床版は、グ
ースアスファルトの高熱を直接受けることから、鋼製床
版に熱歪み等を生じる危険性があった。そこで、この熱
歪みをさけるためには優れた耐熱性を有するグースアス
ファルト舗装用断熱シートの開発が要望されていた。し
かも、この断熱シートと組み合わせて使用される浸透性
樹脂については、断熱シートの断熱性能を阻害せずに、
優れた加熱浸透性、グースアスファルトおよび鋼製床版
等への接着性が要求されている。
【0003】特開平05−112904号公報では、断
熱シートの上面に、鉱物質粉末混入ゴムアスファルト層
を設け、グースアスファルトが打設された時の220℃
〜250℃の熱が直接鋼製床版に伝導することを防止す
ることが提案されている。ここで提案されているゴムア
スファルトは、溶融点が70〜80℃程度のものであ
り、鉱物質粉末を混入することで溶融点が110〜16
0℃まで高められ、かつ粘性も高くなる点で優れてい
る。しかしながらこの方法では、鉱物質粉末の均一混入
がなされないと高温のグースアスファルトを打設した際
に、ゴムアスファルトが容易に軟化、流動して断熱シー
トから流れ出し、十分な実用強度を呈することが出来な
い。また鋼製床版との平面引っ張り接着強度が弱いなど
の問題点があった。
熱シートの上面に、鉱物質粉末混入ゴムアスファルト層
を設け、グースアスファルトが打設された時の220℃
〜250℃の熱が直接鋼製床版に伝導することを防止す
ることが提案されている。ここで提案されているゴムア
スファルトは、溶融点が70〜80℃程度のものであ
り、鉱物質粉末を混入することで溶融点が110〜16
0℃まで高められ、かつ粘性も高くなる点で優れてい
る。しかしながらこの方法では、鉱物質粉末の均一混入
がなされないと高温のグースアスファルトを打設した際
に、ゴムアスファルトが容易に軟化、流動して断熱シー
トから流れ出し、十分な実用強度を呈することが出来な
い。また鋼製床版との平面引っ張り接着強度が弱いなど
の問題点があった。
【0004】一方、コンクリート床版等に一般のアスフ
ァルト舗装を行う場合には、雨水の浸透による床版の劣
化を防止するために、道路舗装用防水シートの施工が義
務付けられている。この防水シートは通常、ポリエステ
ル系の不織布を支持体として使用し、これにアスファル
ト系の樹脂を含浸することで、防水性能を持たせ、さら
に表面に、粘着性を有する樹脂を積層塗工することで床
版への密着性を図ったものである。かかる道路舗装用防
水シートは、一般のアスファルトの打設温度が150℃
程度と低く、その目的が床版等への防水性と接着性に主
眼を置いたものであることから、耐熱性、断熱性に欠
け、高温で打設されるグースアスファルト舗装用として
は使用できない。また、それに使用される樹脂もこのよ
うな目的のため配合樹脂の物性としては軟化点が低く、
低温での割れがなく、溶融粘度の低い樹脂を配合してい
る。
ァルト舗装を行う場合には、雨水の浸透による床版の劣
化を防止するために、道路舗装用防水シートの施工が義
務付けられている。この防水シートは通常、ポリエステ
ル系の不織布を支持体として使用し、これにアスファル
ト系の樹脂を含浸することで、防水性能を持たせ、さら
に表面に、粘着性を有する樹脂を積層塗工することで床
版への密着性を図ったものである。かかる道路舗装用防
水シートは、一般のアスファルトの打設温度が150℃
程度と低く、その目的が床版等への防水性と接着性に主
眼を置いたものであることから、耐熱性、断熱性に欠
け、高温で打設されるグースアスファルト舗装用として
は使用できない。また、それに使用される樹脂もこのよ
うな目的のため配合樹脂の物性としては軟化点が低く、
低温での割れがなく、溶融粘度の低い樹脂を配合してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる樹脂配合では、
高温のグースアスファルトを打設した際に、樹脂が容易
に軟化、流動して断熱シートから流れ出し、十分な実用
強度を呈することが出来ない。さらにこの樹脂配合物は
軟らかすぎて、クリープ特性が高いため、鋼製床版への
実用的な接着強度が得られない。また、容易に軟化流動
する樹脂の配合組成では、熱伝導性が高くなるあまり断
熱シートの断熱性能を阻害するという問題を有してい
た。従って本発明の目的は、高温のアスファルト等を打
設する際に必要な舗装用断熱シート等に塗布又は積層一
体化することで、優れた加熱浸透性、低温可とう性を有
し、特にグースアスファルトおよび鋼製床版等への接着
性、耐高温フロー性等を発揮する断熱シート用加熱浸透
性樹脂組成物及びグースアスファルト舗装用断熱シート
を提供することである。
高温のグースアスファルトを打設した際に、樹脂が容易
に軟化、流動して断熱シートから流れ出し、十分な実用
強度を呈することが出来ない。さらにこの樹脂配合物は
軟らかすぎて、クリープ特性が高いため、鋼製床版への
実用的な接着強度が得られない。また、容易に軟化流動
する樹脂の配合組成では、熱伝導性が高くなるあまり断
熱シートの断熱性能を阻害するという問題を有してい
た。従って本発明の目的は、高温のアスファルト等を打
設する際に必要な舗装用断熱シート等に塗布又は積層一
体化することで、優れた加熱浸透性、低温可とう性を有
し、特にグースアスファルトおよび鋼製床版等への接着
性、耐高温フロー性等を発揮する断熱シート用加熱浸透
性樹脂組成物及びグースアスファルト舗装用断熱シート
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記の課題
を解決するため鋭意検討を行った結果、本発明を完成し
た。すなわち、本発明は、熱可塑性合成ゴムと粘着付与
性樹脂及びアスファルトを主成分とする配合樹脂組成物
であって、軟化点70〜120℃、溶融粘度が180℃
において500mPa ・s〜3000mPa・s(但しm は
ミリメートルを表す)であることを特徴とする加熱浸透
性樹脂組成物及び断熱シートの片面又は両面に上記の加
熱浸透性樹脂シートが積層し一体化させてなるグースア
スファルト舗装用断熱シートに関するものである。
を解決するため鋭意検討を行った結果、本発明を完成し
た。すなわち、本発明は、熱可塑性合成ゴムと粘着付与
性樹脂及びアスファルトを主成分とする配合樹脂組成物
であって、軟化点70〜120℃、溶融粘度が180℃
において500mPa ・s〜3000mPa・s(但しm は
ミリメートルを表す)であることを特徴とする加熱浸透
性樹脂組成物及び断熱シートの片面又は両面に上記の加
熱浸透性樹脂シートが積層し一体化させてなるグースア
スファルト舗装用断熱シートに関するものである。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
断熱シートとは、ロックウールやガラスセンイ等の鉱物
質繊維や、耐熱性を有する有機繊維等からなる耐熱性で
厚さ1〜5mm程度の不織布からなるものである。本発
明の加熱浸透性樹脂組成物はかかる断熱シートと組み合
わせて使用される。この際の浸透性樹脂の望ましい条件
としては、断熱シートの上部に打設されるグースアスフ
ァルト等の打設時の熱により、十分シート中に含浸が可
能であり、かつ含浸終了後には、グースアスファルトと
一体化して、鋼製床版とも強固に接着し、その接着強度
が20℃において5kgf/cm2 以上好ましくは6k
gf/cm2以上[日本道路協会(昭和62年1月):
「道路橋鉄筋コンクリート床版防水層設計・施工資料」
P.13品質基準の目安参照]を示す実用強度を呈する
とともに、グースアスファルト打設時の熱が鋼製床版に
直接伝導し難いことが要求される。
断熱シートとは、ロックウールやガラスセンイ等の鉱物
質繊維や、耐熱性を有する有機繊維等からなる耐熱性で
厚さ1〜5mm程度の不織布からなるものである。本発
明の加熱浸透性樹脂組成物はかかる断熱シートと組み合
わせて使用される。この際の浸透性樹脂の望ましい条件
としては、断熱シートの上部に打設されるグースアスフ
ァルト等の打設時の熱により、十分シート中に含浸が可
能であり、かつ含浸終了後には、グースアスファルトと
一体化して、鋼製床版とも強固に接着し、その接着強度
が20℃において5kgf/cm2 以上好ましくは6k
gf/cm2以上[日本道路協会(昭和62年1月):
「道路橋鉄筋コンクリート床版防水層設計・施工資料」
P.13品質基準の目安参照]を示す実用強度を呈する
とともに、グースアスファルト打設時の熱が鋼製床版に
直接伝導し難いことが要求される。
【0008】かかる条件を満足する断熱シート用加熱浸
透性樹脂として、本発明は、熱可塑性合成ゴムと粘着付
与性樹脂及び各種アスファルトとを主成分とした配合樹
脂組成物であり、特に軟化点70℃〜120℃、溶融粘
度が180℃において500mPa ・s〜3000mPa ・
sであることを特徴とする。ここで熱可塑性合成ゴムと
しては、スチレンーブタジェンゴム,ブタジエンゴム,
イソプレンゴム等のジエン系ゴム,ブチルゴム,エチレ
ンープロピレンゴム等のオレフイン系ゴム等であり、よ
り好ましくは、高分子量タイプのスチレン系熱可塑性エ
ラストマーであるSIS(スチレン・イソプレン・スチ
レン),SBS(スチレン・ブタジェン・スチレン),
SEPS(スチレン・エチレン/プロピレン・スチレ
ン),SEBS(スチレン・エチレン/ブチレン・スチ
レン)等が挙げられる。またこれらのエラストマーに、
適当な品質をもつアスファルト、プロセスオイル等を熱
溶融ブレンドしたゴムアスファルトも熱可塑性合成ゴム
の一種として好ましく使用できる。かかるゴムアスファ
ルトは、粘着付与性樹脂、アスファルト類と混合熱溶融
する際の相溶性が高められてより好ましいものである。
ゴムアスファルトは、一般に市販されており、市販品の
ゴムアスファルトが好ましく使用できる。これらの熱可
塑性合成ゴムとしては、特に軟化点の高い(180℃以
上)高分子量タイプのものが好ましい。熱可塑性合成ゴ
ムは低温での可とう性を有している上に、高温でのフロ
ーも少なく、浸透性樹脂の基本的な凝集力をも付与する
ことができる。しかしながら、熱可塑性合成ゴムベース
は本質的に、グースアスファルト等の打設時の熱で軟化
溶融はするものの、断熱シート中に十分溶融含浸させる
ことが困難である。
透性樹脂として、本発明は、熱可塑性合成ゴムと粘着付
与性樹脂及び各種アスファルトとを主成分とした配合樹
脂組成物であり、特に軟化点70℃〜120℃、溶融粘
度が180℃において500mPa ・s〜3000mPa ・
sであることを特徴とする。ここで熱可塑性合成ゴムと
しては、スチレンーブタジェンゴム,ブタジエンゴム,
イソプレンゴム等のジエン系ゴム,ブチルゴム,エチレ
ンープロピレンゴム等のオレフイン系ゴム等であり、よ
り好ましくは、高分子量タイプのスチレン系熱可塑性エ
ラストマーであるSIS(スチレン・イソプレン・スチ
レン),SBS(スチレン・ブタジェン・スチレン),
SEPS(スチレン・エチレン/プロピレン・スチレ
ン),SEBS(スチレン・エチレン/ブチレン・スチ
レン)等が挙げられる。またこれらのエラストマーに、
適当な品質をもつアスファルト、プロセスオイル等を熱
溶融ブレンドしたゴムアスファルトも熱可塑性合成ゴム
の一種として好ましく使用できる。かかるゴムアスファ
ルトは、粘着付与性樹脂、アスファルト類と混合熱溶融
する際の相溶性が高められてより好ましいものである。
ゴムアスファルトは、一般に市販されており、市販品の
ゴムアスファルトが好ましく使用できる。これらの熱可
塑性合成ゴムとしては、特に軟化点の高い(180℃以
上)高分子量タイプのものが好ましい。熱可塑性合成ゴ
ムは低温での可とう性を有している上に、高温でのフロ
ーも少なく、浸透性樹脂の基本的な凝集力をも付与する
ことができる。しかしながら、熱可塑性合成ゴムベース
は本質的に、グースアスファルト等の打設時の熱で軟化
溶融はするものの、断熱シート中に十分溶融含浸させる
ことが困難である。
【0009】これらの熱可塑性合成ゴムの溶融含浸性を
改質するためには、粘着付与性樹脂を組み合わせる必要
がある。これによって鋼製床版及びグースアスファトへ
の接着性を付与させることができる。本発明で用いる粘
着付与性樹脂としては、天然ロジンやその誘導体である
ロジンエステル変性品等、石油系として炭素数が、C
5,C9,およびC5/C9共重合樹脂である脂肪族系
炭化水素樹脂や、芳香族炭化水素樹脂等、テルペン系と
してテルペン樹脂および変性テルペン樹脂、テルペン共
重合樹脂等が挙げられる。かかる粘着付与性樹脂の軟化
点としては、50℃〜150℃のものが好ましい。本発
明で用いられる粘着付与性樹脂は、上記熱可塑性合成ゴ
ムの種類によって、個々の樹脂の相溶性、加熱安定性等
の性質を考慮の上選択すればよく、これらは単独でまた
は複数組み合わせて用いることができる。
改質するためには、粘着付与性樹脂を組み合わせる必要
がある。これによって鋼製床版及びグースアスファトへ
の接着性を付与させることができる。本発明で用いる粘
着付与性樹脂としては、天然ロジンやその誘導体である
ロジンエステル変性品等、石油系として炭素数が、C
5,C9,およびC5/C9共重合樹脂である脂肪族系
炭化水素樹脂や、芳香族炭化水素樹脂等、テルペン系と
してテルペン樹脂および変性テルペン樹脂、テルペン共
重合樹脂等が挙げられる。かかる粘着付与性樹脂の軟化
点としては、50℃〜150℃のものが好ましい。本発
明で用いられる粘着付与性樹脂は、上記熱可塑性合成ゴ
ムの種類によって、個々の樹脂の相溶性、加熱安定性等
の性質を考慮の上選択すればよく、これらは単独でまた
は複数組み合わせて用いることができる。
【0010】このように、熱可塑性合成ゴムと粘着付与
性樹脂を組み合わせることで、溶融粘度を下げ、断熱シ
ートへの溶融含浸性を改善することができる。しかし、
溶融含浸性を改質するため粘着付与性樹脂の配合比率を
高くすると、冬季等、施工温度が5℃以下の低温におい
て浸透性樹脂の割れを生じ、同時に断熱シートの引裂が
発生する。そこで、この欠点を補うために、本発明では
更に溶融含浸性改質材として各種アスファルトを用い
る。ここで用いるアスファルトとしては、ストレートア
スファルト、ブロンアスファルト等が挙げられる。上記
した各組成の配合割合は、下記に説明する溶融粘度や軟
化点を満足するように適宜決定されるが、全体を100
重量部としたとき、熱可塑性合成ゴムがゴムアスファル
トとして7〜50重量部、粘着付与性樹脂が10〜30
重量部、ブロンアスファルトが20〜50重量部、スト
レートアスファルトが0〜40重量部、プロセスオイル
が0〜5重量部の割合で適宜配合するのが望ましい。
性樹脂を組み合わせることで、溶融粘度を下げ、断熱シ
ートへの溶融含浸性を改善することができる。しかし、
溶融含浸性を改質するため粘着付与性樹脂の配合比率を
高くすると、冬季等、施工温度が5℃以下の低温におい
て浸透性樹脂の割れを生じ、同時に断熱シートの引裂が
発生する。そこで、この欠点を補うために、本発明では
更に溶融含浸性改質材として各種アスファルトを用い
る。ここで用いるアスファルトとしては、ストレートア
スファルト、ブロンアスファルト等が挙げられる。上記
した各組成の配合割合は、下記に説明する溶融粘度や軟
化点を満足するように適宜決定されるが、全体を100
重量部としたとき、熱可塑性合成ゴムがゴムアスファル
トとして7〜50重量部、粘着付与性樹脂が10〜30
重量部、ブロンアスファルトが20〜50重量部、スト
レートアスファルトが0〜40重量部、プロセスオイル
が0〜5重量部の割合で適宜配合するのが望ましい。
【0011】本発明の断熱シート用加熱浸透性樹脂組成
物の溶融粘度は、180℃において500mPa ・s〜3
000mPa ・sの範囲内に含まれることが必要である。
180℃における溶融粘度が500mPa ・s以下の場合
には、断熱シートへの含浸性は良いが、樹脂の皮膜の脆
化温度が高いことから、シートに柔軟性がなく、その結
果低温での割れを生じるとともに、常温において十分な
接着強度が得られない。その結果、断熱シートは、−5
℃程度の低温下において使用することができず、実用性
に乏しく商品価値が損なわれる。また180℃における
溶融粘度が3000mPa ・sの以上の場合には、250
℃に加熱溶融したグースアスファルトを打設した時、グ
ースアスファルトの熱で浸透性樹脂が十分不織布の内部
にまで浸透しないことから、不織布の層間剥離が生じ
る、そのために十分な接着強度が得られない。
物の溶融粘度は、180℃において500mPa ・s〜3
000mPa ・sの範囲内に含まれることが必要である。
180℃における溶融粘度が500mPa ・s以下の場合
には、断熱シートへの含浸性は良いが、樹脂の皮膜の脆
化温度が高いことから、シートに柔軟性がなく、その結
果低温での割れを生じるとともに、常温において十分な
接着強度が得られない。その結果、断熱シートは、−5
℃程度の低温下において使用することができず、実用性
に乏しく商品価値が損なわれる。また180℃における
溶融粘度が3000mPa ・sの以上の場合には、250
℃に加熱溶融したグースアスファルトを打設した時、グ
ースアスファルトの熱で浸透性樹脂が十分不織布の内部
にまで浸透しないことから、不織布の層間剥離が生じ
る、そのために十分な接着強度が得られない。
【0012】また、本発明の断熱シート用加熱浸透性樹
脂組成物の軟化点は、70℃〜120℃の範囲に含まれ
ることが必要である。軟化点が70℃以下の場合には、
250℃に加熱溶融したグースアスファルトを打設した
時、樹脂が溶融軟化し過ぎるあまり、本来の被着体であ
る、グースアスファルトと鉄板の間から、フローしてし
まい、その結果十分な接着強さが得られないと同時に、
実際の使用に際し、夏場の日照下でのグースアスファル
トまたは鉄板温度上昇により接着強度の低下が生じるた
めに使用する事ができない。また、軟化点が120℃以
上の場合には、250℃に加熱溶融したグースアスファ
ルトを打設した時の状況によっては断熱シート鉄板側の
樹脂が十分昇温されず、軟化不足が生じ樹脂が十分不織
布の内部にまで浸透しないことから、不織布の層間剥離
が生じ、その結果十分な接着強さが得られない。
脂組成物の軟化点は、70℃〜120℃の範囲に含まれ
ることが必要である。軟化点が70℃以下の場合には、
250℃に加熱溶融したグースアスファルトを打設した
時、樹脂が溶融軟化し過ぎるあまり、本来の被着体であ
る、グースアスファルトと鉄板の間から、フローしてし
まい、その結果十分な接着強さが得られないと同時に、
実際の使用に際し、夏場の日照下でのグースアスファル
トまたは鉄板温度上昇により接着強度の低下が生じるた
めに使用する事ができない。また、軟化点が120℃以
上の場合には、250℃に加熱溶融したグースアスファ
ルトを打設した時の状況によっては断熱シート鉄板側の
樹脂が十分昇温されず、軟化不足が生じ樹脂が十分不織
布の内部にまで浸透しないことから、不織布の層間剥離
が生じ、その結果十分な接着強さが得られない。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の断熱シート用加熱浸透性
樹脂組成物は、加熱溶融状態で断熱シートの両面に塗布
したり、噴霧等も可能であるが、好ましくはシート状に
成型して断熱シートの片面又は両面に積層一体化して利
用する。断熱シートの片面又は両面に積層一体化したも
のは、そのままで、鋼製床版へグースアスファルトを舗
装する際の高熱の断熱シートとして簡便に利用されるの
で好ましい。
樹脂組成物は、加熱溶融状態で断熱シートの両面に塗布
したり、噴霧等も可能であるが、好ましくはシート状に
成型して断熱シートの片面又は両面に積層一体化して利
用する。断熱シートの片面又は両面に積層一体化したも
のは、そのままで、鋼製床版へグースアスファルトを舗
装する際の高熱の断熱シートとして簡便に利用されるの
で好ましい。
【0014】
【実施例】次に本発明の詳細を実施例と比較例を用いて
説明する。 実施例1.熱可塑性合成ゴムとして、SBS系の合成ゴ
ムをベースとした市販のゴムアスファルト(シェルジャ
パン(株)製カリフレックス TR1101)10重量
部、ストレートアスファルト25重量部、市販のブロン
アスファルト(昭和シェル石油(株)製)40重量部、粘
着付与性樹脂として、市販の天然ロジンエステル樹脂
(荒川化学(株)製、FGM−21)20重量部、プロセ
スオイル5重量部等の割合で加熱溶融混合させて加熱浸
透性樹脂組成物を得た。環球法(R&B法)でその軟化
点を測定したところ、91℃であった。またこの浸透性
樹脂の溶融粘度をブルックフィールド式RVT型粘度計
を用いて測定したところ、160℃で5000mPa・
s、180℃では1425mPa・sであった。つぎに
この浸透性樹脂を厚さ1mmのシート状に成形し、この
成形シートを幅30mm,長さ250mmに切り出し、
次の各温度中に24時間以上放置したのち、同温度下に
て外径25mmの金属パイプに巻き付けて、成形シート
の割れの有無により、低温可とう性を判定したところ、
−5℃、0℃、20℃のいずれにおいてもシートの割れ
は全く認められなかった。
説明する。 実施例1.熱可塑性合成ゴムとして、SBS系の合成ゴ
ムをベースとした市販のゴムアスファルト(シェルジャ
パン(株)製カリフレックス TR1101)10重量
部、ストレートアスファルト25重量部、市販のブロン
アスファルト(昭和シェル石油(株)製)40重量部、粘
着付与性樹脂として、市販の天然ロジンエステル樹脂
(荒川化学(株)製、FGM−21)20重量部、プロセ
スオイル5重量部等の割合で加熱溶融混合させて加熱浸
透性樹脂組成物を得た。環球法(R&B法)でその軟化
点を測定したところ、91℃であった。またこの浸透性
樹脂の溶融粘度をブルックフィールド式RVT型粘度計
を用いて測定したところ、160℃で5000mPa・
s、180℃では1425mPa・sであった。つぎに
この浸透性樹脂を厚さ1mmのシート状に成形し、この
成形シートを幅30mm,長さ250mmに切り出し、
次の各温度中に24時間以上放置したのち、同温度下に
て外径25mmの金属パイプに巻き付けて、成形シート
の割れの有無により、低温可とう性を判定したところ、
−5℃、0℃、20℃のいずれにおいてもシートの割れ
は全く認められなかった。
【0015】この浸透性樹脂シートをロックウール系断
熱シート不織布(新日鐵化学(株)製ロックテックス116-
1/2)の両面に積層させて一体化させて断熱シートを作
製した。つぎにこの断熱シートを300mm×300m
mの大きさに切り出し、同サイズの厚さ12mmの鉄板
上に置いて室温で放置した。その上に一般に使用されて
いる道路舗装用グースアスファルトを250℃に加熱溶
融して、厚さ40mmになるように打設して、図1に示
すような構成の試験体を作製した。即ち図1において、
1はグースアスファルト、2は加熱浸透性樹脂シート、
3は鉄板、4はロックウール系断熱シートを示す。これ
を20℃で48時間放置して、鉄板の裏面温度が20℃
になったことを確認したのち、グースアスファルトの上
面から外径100mmのアスファルト用コアーカッター
を用いて、鉄板面に達するまで切り込みをいれ、この部
分について建研式接着強さ測定機を用いて20℃での平
面引っ張り接着強さを測定したところ、6.0kg/cm2で
あった。ここで、平面引っ張り接着強さを測定した後の
試験片を観察したところ、浸透性樹脂は十分ロックウー
ル系不織布の内部にまで浸透して一体化されていた。こ
れらの結果を表1に示す。
熱シート不織布(新日鐵化学(株)製ロックテックス116-
1/2)の両面に積層させて一体化させて断熱シートを作
製した。つぎにこの断熱シートを300mm×300m
mの大きさに切り出し、同サイズの厚さ12mmの鉄板
上に置いて室温で放置した。その上に一般に使用されて
いる道路舗装用グースアスファルトを250℃に加熱溶
融して、厚さ40mmになるように打設して、図1に示
すような構成の試験体を作製した。即ち図1において、
1はグースアスファルト、2は加熱浸透性樹脂シート、
3は鉄板、4はロックウール系断熱シートを示す。これ
を20℃で48時間放置して、鉄板の裏面温度が20℃
になったことを確認したのち、グースアスファルトの上
面から外径100mmのアスファルト用コアーカッター
を用いて、鉄板面に達するまで切り込みをいれ、この部
分について建研式接着強さ測定機を用いて20℃での平
面引っ張り接着強さを測定したところ、6.0kg/cm2で
あった。ここで、平面引っ張り接着強さを測定した後の
試験片を観察したところ、浸透性樹脂は十分ロックウー
ル系不織布の内部にまで浸透して一体化されていた。こ
れらの結果を表1に示す。
【0016】実施例2.実施例1で用いたと同じ各組成
物を使用し、配合量だけを表1に示すように変えて加熱
溶融混合させて加熱浸透性樹脂組成物を得た。この樹脂
について実施例1と同様な方法でその物性値を測定した
ところ、軟化点:94℃、溶融粘度:160℃で600
0mPa・s、180℃で1700mPa・sであっ
た。つぎにこの浸透性樹脂を厚さ1mmのシート状に成
形し、実施例1と同様な方法で低温可とう性を判定した
ところ、−5℃、0℃ 、20℃のいずれにおいてもシ
ートの割れは全く認められなかった。この加熱浸透性樹
脂シートについて実施例1と同じ不織布を用いて、同様
な方法で断熱シートを作製した。つぎにこの断熱シート
を実施例1と同じ鉄板と道路舗装用グースアスファルト
を用いて同様な方法で図1に示すような構成の試験体を
作製した。この試験体について実施例1と同じ方法によ
って20℃での平面引っ張り接着強さを測定したとこ
ろ、7.8kg/cm2であった。また平面引っ張り接着強さ
を測定した後の試験片を観察したところ、浸透性樹脂は
十分ロックウール系不織布の内部にまで浸透して一体化
されていた。これらの結果を表1に示す。
物を使用し、配合量だけを表1に示すように変えて加熱
溶融混合させて加熱浸透性樹脂組成物を得た。この樹脂
について実施例1と同様な方法でその物性値を測定した
ところ、軟化点:94℃、溶融粘度:160℃で600
0mPa・s、180℃で1700mPa・sであっ
た。つぎにこの浸透性樹脂を厚さ1mmのシート状に成
形し、実施例1と同様な方法で低温可とう性を判定した
ところ、−5℃、0℃ 、20℃のいずれにおいてもシ
ートの割れは全く認められなかった。この加熱浸透性樹
脂シートについて実施例1と同じ不織布を用いて、同様
な方法で断熱シートを作製した。つぎにこの断熱シート
を実施例1と同じ鉄板と道路舗装用グースアスファルト
を用いて同様な方法で図1に示すような構成の試験体を
作製した。この試験体について実施例1と同じ方法によ
って20℃での平面引っ張り接着強さを測定したとこ
ろ、7.8kg/cm2であった。また平面引っ張り接着強さ
を測定した後の試験片を観察したところ、浸透性樹脂は
十分ロックウール系不織布の内部にまで浸透して一体化
されていた。これらの結果を表1に示す。
【0017】実施例3 実施例1で用いたと同じ各組成物を使用し、配合量だけ
を表1に示すように変えて加熱溶融混合させて加熱浸透
性樹脂組成物を得た。この樹脂について実施例1と同様
な方法でその物性値を測定したところ、軟化点:79
℃、溶融粘度:160℃で2500mPa・s、180
℃で600mPa・sであった。つぎにこの浸透性樹脂
を厚さ1mmのシート状に成形し、実施例1と同様な方
法で低温可とう性を判定したところ、−5℃、0℃、2
0℃のいずれにおいてもシートの割れは認められなかっ
た。この浸透性樹脂シートについて実施例1と同じ不織
布を用いて、同様な方法で断熱シートを作製した。つぎ
にこの断熱シートを実施例1と同じ鉄板と道路舗装用グ
ースアスファルトを用いて同様な方法で図1に示すよう
な構成の試験体を作製した。この試験体について実施例
1と同じ方法によって20℃での平面引っ張り接着強さ
を測定したところ、5.6kg/cm2であった。また平面引
っ張り接着強さを測定した後の試験片を観察したとこ
ろ、浸透性樹脂は十分ロックウール系不織布の内部にま
で浸透して一体化されていた。これらの結果を表1に示
す。以上実施例1〜3に示す加熱浸透性樹脂組成物が、
断熱シートによく含浸され、かつ接着強度が5kg/cm2以
上であることが確認された。
を表1に示すように変えて加熱溶融混合させて加熱浸透
性樹脂組成物を得た。この樹脂について実施例1と同様
な方法でその物性値を測定したところ、軟化点:79
℃、溶融粘度:160℃で2500mPa・s、180
℃で600mPa・sであった。つぎにこの浸透性樹脂
を厚さ1mmのシート状に成形し、実施例1と同様な方
法で低温可とう性を判定したところ、−5℃、0℃、2
0℃のいずれにおいてもシートの割れは認められなかっ
た。この浸透性樹脂シートについて実施例1と同じ不織
布を用いて、同様な方法で断熱シートを作製した。つぎ
にこの断熱シートを実施例1と同じ鉄板と道路舗装用グ
ースアスファルトを用いて同様な方法で図1に示すよう
な構成の試験体を作製した。この試験体について実施例
1と同じ方法によって20℃での平面引っ張り接着強さ
を測定したところ、5.6kg/cm2であった。また平面引
っ張り接着強さを測定した後の試験片を観察したとこ
ろ、浸透性樹脂は十分ロックウール系不織布の内部にま
で浸透して一体化されていた。これらの結果を表1に示
す。以上実施例1〜3に示す加熱浸透性樹脂組成物が、
断熱シートによく含浸され、かつ接着強度が5kg/cm2以
上であることが確認された。
【0018】比較例1.実施例1で用いたと同じ各組成
物を使用し、配合量だけを表1に示すように変えて加熱
溶融混合させて加熱浸透性樹脂組成物を得た。この樹脂
について実施例1と同様な方法でその物性値を測定した
ところ、軟化点:67℃、溶融粘度:160℃で550
mPa・s、180℃で180mPa・sであった。つ
ぎにこの浸透性樹脂を厚さ1mmのシート状に成形し、
実施例1と同様な方法で低温可とう性を判定したとこ
ろ、−5℃、0℃でシートの割れが認められ、20℃で
はシートの割れは認められなかった。この加熱浸透性樹
脂シートについて実施例1と同じ不織布を用いて、同様
な方法で断熱シートを作製した。つぎにこの断熱シート
を実施例1と同じ鉄板と道路舗装用グースアスファルト
を用いて同様な方法で図1に示すような構成の試験体を
作製した。この試験体について実施例1と同じ方法によ
って20℃での平面引っ張り接着強さを測定したとこ
ろ、2.0kg/cm2であった。また平面引っ張り接着強さ
を測定した後の試験片を観察したところ、浸透性樹脂は
十分ロックウール系不織布の内部にまで浸透して一体化
されていた。これらの結果を表1に示す。
物を使用し、配合量だけを表1に示すように変えて加熱
溶融混合させて加熱浸透性樹脂組成物を得た。この樹脂
について実施例1と同様な方法でその物性値を測定した
ところ、軟化点:67℃、溶融粘度:160℃で550
mPa・s、180℃で180mPa・sであった。つ
ぎにこの浸透性樹脂を厚さ1mmのシート状に成形し、
実施例1と同様な方法で低温可とう性を判定したとこ
ろ、−5℃、0℃でシートの割れが認められ、20℃で
はシートの割れは認められなかった。この加熱浸透性樹
脂シートについて実施例1と同じ不織布を用いて、同様
な方法で断熱シートを作製した。つぎにこの断熱シート
を実施例1と同じ鉄板と道路舗装用グースアスファルト
を用いて同様な方法で図1に示すような構成の試験体を
作製した。この試験体について実施例1と同じ方法によ
って20℃での平面引っ張り接着強さを測定したとこ
ろ、2.0kg/cm2であった。また平面引っ張り接着強さ
を測定した後の試験片を観察したところ、浸透性樹脂は
十分ロックウール系不織布の内部にまで浸透して一体化
されていた。これらの結果を表1に示す。
【0019】比較例2.実施例1で用いたと同じ各組成
物を使用し、配合量だけを表1に示すように変えて加熱
溶融混合させて加熱浸透性樹脂組成物を得た。この樹脂
について実施例1と同様な方法でその物性値を測定した
ところ、軟化点:78℃、溶融粘度:160℃で685
mPa・s、180℃で300mPa・sであった。つ
ぎにこの浸透性樹脂を厚さ1mmのシート状に成形し、
実施例1と同様な方法で低温可とう性を判定したとこ
ろ、−5℃、0℃でシートの割れが認められ、20℃で
はシートの割れは認められなかった。この浸透性樹脂シ
ートについて実施例1と同じ不織布を用いて、同様な方
法で断熱シートを作製した。つぎにこの断熱シートを実
施例1と同じ鉄板と道路舗装用グースアスファルトを用
いて同様な方法で図1に示すような構成の試験体を作製
した。この試験体について実施例1と同じ方法によって
20℃での平面引っ張り接着強さを測定したところ、
3.0kg/cm2であった。また平面引っ張り接着強さを測
定した後の試験片を観察したところ、浸透性樹脂は十分
ロックウール系不織布の内部にまで浸透して一体化され
ていた。これらの結果を表1に示す。
物を使用し、配合量だけを表1に示すように変えて加熱
溶融混合させて加熱浸透性樹脂組成物を得た。この樹脂
について実施例1と同様な方法でその物性値を測定した
ところ、軟化点:78℃、溶融粘度:160℃で685
mPa・s、180℃で300mPa・sであった。つ
ぎにこの浸透性樹脂を厚さ1mmのシート状に成形し、
実施例1と同様な方法で低温可とう性を判定したとこ
ろ、−5℃、0℃でシートの割れが認められ、20℃で
はシートの割れは認められなかった。この浸透性樹脂シ
ートについて実施例1と同じ不織布を用いて、同様な方
法で断熱シートを作製した。つぎにこの断熱シートを実
施例1と同じ鉄板と道路舗装用グースアスファルトを用
いて同様な方法で図1に示すような構成の試験体を作製
した。この試験体について実施例1と同じ方法によって
20℃での平面引っ張り接着強さを測定したところ、
3.0kg/cm2であった。また平面引っ張り接着強さを測
定した後の試験片を観察したところ、浸透性樹脂は十分
ロックウール系不織布の内部にまで浸透して一体化され
ていた。これらの結果を表1に示す。
【0020】比較例3.実施例1で用いたと同じ各組成
物を使用し、配合量だけを表1に示すように変えて加熱
溶融混合させて加熱浸透性樹脂組成物を得た。この樹脂
について実施例1と同様な方法でその物性値を測定した
ところ、軟化点:83℃、溶融粘度:160℃で800
0mPa・s、180℃で3800mPa・sであっ
た。つぎにこの浸透性樹脂を厚さ1mmのシート状に成
形し、実施例1と同様な方法で低温可とう性を判定した
ところ、−5℃、0℃、20℃でシートの割れは認めら
れなかった。この浸透性樹脂シートについて実施例1と
同じ不織布を用いて、同様な方法で断熱シートを作製し
た。つぎにこの断熱シートを実施例1と同じ鉄板と道路
舗装用グースアスファルトを用いて同様な方法で図1に
示すような構成の試験体を作製した。この試験体につい
て実施例1と同じ方法によって20℃での平面引っ張り
接着強さを測定したところ、3.3kg/cm2であった。ま
た平面引っ張り接着強さを測定した後の試験片を観察し
たところ、浸透性樹脂はロックウール系不織布の内部に
まで浸透しておらず、その部分で破断した。これらの結
果を表1に示す。
物を使用し、配合量だけを表1に示すように変えて加熱
溶融混合させて加熱浸透性樹脂組成物を得た。この樹脂
について実施例1と同様な方法でその物性値を測定した
ところ、軟化点:83℃、溶融粘度:160℃で800
0mPa・s、180℃で3800mPa・sであっ
た。つぎにこの浸透性樹脂を厚さ1mmのシート状に成
形し、実施例1と同様な方法で低温可とう性を判定した
ところ、−5℃、0℃、20℃でシートの割れは認めら
れなかった。この浸透性樹脂シートについて実施例1と
同じ不織布を用いて、同様な方法で断熱シートを作製し
た。つぎにこの断熱シートを実施例1と同じ鉄板と道路
舗装用グースアスファルトを用いて同様な方法で図1に
示すような構成の試験体を作製した。この試験体につい
て実施例1と同じ方法によって20℃での平面引っ張り
接着強さを測定したところ、3.3kg/cm2であった。ま
た平面引っ張り接着強さを測定した後の試験片を観察し
たところ、浸透性樹脂はロックウール系不織布の内部に
まで浸透しておらず、その部分で破断した。これらの結
果を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】実施例4〜6 熱可塑性合成ゴムとして、SBS系の合成ゴムをベース
とした市販のゴムアスファルト(昭和シェル石油(株)
製)を、溶融含浸性改質剤として市販のブロンアスファ
ルト(昭和シェル石油(株)製)を、ストレートアスファ
ルト、粘着付与性樹脂として市販の天然ロジンエステル
樹脂(荒川化学(株)製、FGM−21)をそれぞれ、表
2に示す配合割合で調整し加熱溶融混合して加熱浸透性
樹脂組成物を得た。環球法(R&B法)でその軟化点を
測定し、またこの浸透性樹脂の溶融粘度をブルックフィ
ールド式RVT型粘度計を用いて測定した結果を併せて
表2に示す。つぎにこの浸透性樹脂を厚さ1mmのシー
ト状に成形し、この成形シートを実施例1と同じ条件
で、低温可とう性の判定し、−5℃、0℃、20℃のい
ずれにおいてもシートの割れは全く認められなかった。
又この浸透性樹脂シートを実施例1と同じロックウール
系断熱シート不織布の両面に積層させて一体化させて断
熱シートを作製し実施例1と同じ条件で道路舗装用グー
スアスファルトを打設して試験体とした後で建研式接着
強さ測定機を用いて20℃での平面引っ張り接着強さを
測定したところ、6.0kg/cm2であった。ここで、平面
引っ張り接着強さを測定した後の試験片を観察したとこ
ろ、浸透性樹脂は十分ロックウール系不織布の内部にま
で浸透して一体化されていた。これらの結果を表2に示
す。
とした市販のゴムアスファルト(昭和シェル石油(株)
製)を、溶融含浸性改質剤として市販のブロンアスファ
ルト(昭和シェル石油(株)製)を、ストレートアスファ
ルト、粘着付与性樹脂として市販の天然ロジンエステル
樹脂(荒川化学(株)製、FGM−21)をそれぞれ、表
2に示す配合割合で調整し加熱溶融混合して加熱浸透性
樹脂組成物を得た。環球法(R&B法)でその軟化点を
測定し、またこの浸透性樹脂の溶融粘度をブルックフィ
ールド式RVT型粘度計を用いて測定した結果を併せて
表2に示す。つぎにこの浸透性樹脂を厚さ1mmのシー
ト状に成形し、この成形シートを実施例1と同じ条件
で、低温可とう性の判定し、−5℃、0℃、20℃のい
ずれにおいてもシートの割れは全く認められなかった。
又この浸透性樹脂シートを実施例1と同じロックウール
系断熱シート不織布の両面に積層させて一体化させて断
熱シートを作製し実施例1と同じ条件で道路舗装用グー
スアスファルトを打設して試験体とした後で建研式接着
強さ測定機を用いて20℃での平面引っ張り接着強さを
測定したところ、6.0kg/cm2であった。ここで、平面
引っ張り接着強さを測定した後の試験片を観察したとこ
ろ、浸透性樹脂は十分ロックウール系不織布の内部にま
で浸透して一体化されていた。これらの結果を表2に示
す。
【0023】比較例4〜6 実施例4〜6で用いたと同じ各組成物を使用し、配合量
だけを表2に示すように変えて加熱溶融混合させて加熱
浸透性樹脂組成物を得た。この樹脂について実施例4と
同様な条件及び方法で試験しその物性値の測定結果を表
2に併せて示す。
だけを表2に示すように変えて加熱溶融混合させて加熱
浸透性樹脂組成物を得た。この樹脂について実施例4と
同様な条件及び方法で試験しその物性値の測定結果を表
2に併せて示す。
【0024】
【表2】
【0025】
【発明の効果】本発明の加熱浸透性樹脂は、断熱シート
に塗布、噴霧又はシート形態で積層一体化しておくこと
で、グースアスファルト等が打設された時の220℃〜
250℃の熱を直接鋼製床版に伝導せず、他方打設され
たグースアスファルトの熱で、加熱浸透性樹脂が軟化溶
融して断熱シートの内部まで十分含浸したのち、鋼製床
版と強固に接着し、その接着強度が20℃において5k
gf/cm2 以上を示す実用強度を呈するとともに、低
温可とう性にも優れている。従って本発明の加熱浸透性
樹脂組成物は、鋼製床版を用いた鉄橋や高架道路でのグ
ースアスファルトを用いた舗装工法における鋼製床版に
熱歪み等を生じさせない断熱シート等に有効である。
に塗布、噴霧又はシート形態で積層一体化しておくこと
で、グースアスファルト等が打設された時の220℃〜
250℃の熱を直接鋼製床版に伝導せず、他方打設され
たグースアスファルトの熱で、加熱浸透性樹脂が軟化溶
融して断熱シートの内部まで十分含浸したのち、鋼製床
版と強固に接着し、その接着強度が20℃において5k
gf/cm2 以上を示す実用強度を呈するとともに、低
温可とう性にも優れている。従って本発明の加熱浸透性
樹脂組成物は、鋼製床版を用いた鉄橋や高架道路でのグ
ースアスファルトを用いた舗装工法における鋼製床版に
熱歪み等を生じさせない断熱シート等に有効である。
【図1】断熱シートを鉄板上に置いて道路舗装用グース
アスファルトを打設した試験体を示す図である。
アスファルトを打設した試験体を示す図である。
1 グースアスファルト 2 浸透性樹脂シート 3 鉄板 4 ロックウール系不織布シート
Claims (4)
- 【請求項1】 熱可塑性合成ゴムと粘着付与性樹脂及び
アスファルトを主成分とする配合樹脂組成物であって、
軟化点70〜120℃、溶融粘度が180℃において5
00mPa ・s〜3000mPa・sであることを特徴とす
る加熱浸透性樹脂組成物。 - 【請求項2】 熱可塑性合成ゴムの軟化点が180℃以
上、粘着付与性樹脂の軟化点が50〜150℃である請
求項1記載の加熱浸透性樹脂組成物。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の加熱浸透
性樹脂組成物をシート状に成形してなる断熱シート用加
熱浸透材。 - 【請求項4】 断熱シートの片面又は両面に請求項3記
載の加熱浸透材が積層し一体化させてなるグースアスフ
ァルト舗装用断熱シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19681095A JPH0940811A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 加熱浸透性樹脂組成物及びグースアスファルト舗装用断熱シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19681095A JPH0940811A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 加熱浸透性樹脂組成物及びグースアスファルト舗装用断熱シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0940811A true JPH0940811A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16364036
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19681095A Withdrawn JPH0940811A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 加熱浸透性樹脂組成物及びグースアスファルト舗装用断熱シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0940811A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001164666A (ja) * | 1999-12-10 | 2001-06-19 | Shizuoka Rekisei Kogyo Kk | コンクリート面の防水施工方法 |
| JP2015081279A (ja) * | 2013-10-22 | 2015-04-27 | Jx日鉱日石エネルギー株式会社 | 硬質アスファルト組成物、グースアスファルト混合物およびそれらの製造方法 |
| JP2016113477A (ja) * | 2014-12-11 | 2016-06-23 | 昭和シェル石油株式会社 | グースアスファルト組成物 |
| CN112409803A (zh) * | 2020-11-10 | 2021-02-26 | 上海城建日沥特种沥青有限公司 | 改性沥青原料组合物、改性沥青及其制备方法和应用 |
-
1995
- 1995-08-01 JP JP19681095A patent/JPH0940811A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001164666A (ja) * | 1999-12-10 | 2001-06-19 | Shizuoka Rekisei Kogyo Kk | コンクリート面の防水施工方法 |
| JP2015081279A (ja) * | 2013-10-22 | 2015-04-27 | Jx日鉱日石エネルギー株式会社 | 硬質アスファルト組成物、グースアスファルト混合物およびそれらの製造方法 |
| JP2016113477A (ja) * | 2014-12-11 | 2016-06-23 | 昭和シェル石油株式会社 | グースアスファルト組成物 |
| CN112409803A (zh) * | 2020-11-10 | 2021-02-26 | 上海城建日沥特种沥青有限公司 | 改性沥青原料组合物、改性沥青及其制备方法和应用 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US11459761B2 (en) | Roofing membrane with a functional layer | |
| CA1098243A (en) | Polymer-containing bituminous composition and its applications | |
| KR102411289B1 (ko) | 자가치유 고무아스팔트와 유리섬유 부직포를 구비한 방수부재 및 이를 이용한 방수공법 | |
| US7234284B2 (en) | Composition and method for roofing material installation | |
| KR102327868B1 (ko) | 자가치유 고무아스팔트 복합방수시트와 이를 이용한 방수공법 | |
| KR101925469B1 (ko) | 반사균열 제어 및 응력완화를 위한 고탄성 아스팔트 바인더 및 이를 포함하는 아스팔트 콘크리트 혼합물 | |
| CN106398244A (zh) | 一种自粘沥青胶料及其制备方法、自粘沥青防水卷材 | |
| CA2697223A1 (en) | Flexible laminated hip and ridge shingle | |
| GB2052387A (en) | Thermal insulating and bituminous waterproofing board and application process thereof | |
| CN104379667A (zh) | 高流动的、氢化的苯乙烯-丁二烯-苯乙烯嵌段共聚物和应用 | |
| CN109370463B (zh) | 一种自粘沥青胶结料及其制备方法及包括所述自粘沥青胶结料的可与潮湿基面粘接的裂缝贴 | |
| EP1492844B1 (en) | Bituminous composition | |
| CN104629387A (zh) | 一种用于铺筑应力吸收带的高强度路面功能材料 | |
| JPH0940811A (ja) | 加熱浸透性樹脂組成物及びグースアスファルト舗装用断熱シート | |
| US5308676A (en) | Torchable roll roofing membrane | |
| US5525399A (en) | Roofing composition and method | |
| FI102256B (fi) | Menetelmä rakenteen saattamiseksi vedenpitäväksi sekä siinä käytettävä laminaatti | |
| US4444947A (en) | Chemically modified high oil asphalt | |
| US7906204B2 (en) | Waterproofing UV-resistant bituminous membrane, system incorporating such a membrane, and manufacturing process | |
| EP0506195B1 (en) | Self-adhesive water proofing product | |
| KR100342539B1 (ko) | 다층복합형방수시공방법 | |
| CA3035902C (en) | Lightweight filler for waterproofing bitumen membranes | |
| CN117586748A (zh) | 一种改性沥青防水粘接剂及其制备方法 | |
| JPH0525264B2 (ja) | ||
| JPH0249063A (ja) | アスフアルト系振動減衰材料 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021001 |