JPH0941113A - 表面性状に優れた厚目付溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 - Google Patents
表面性状に優れた厚目付溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法Info
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- JPH0941113A JPH0941113A JP19476795A JP19476795A JPH0941113A JP H0941113 A JPH0941113 A JP H0941113A JP 19476795 A JP19476795 A JP 19476795A JP 19476795 A JP19476795 A JP 19476795A JP H0941113 A JPH0941113 A JP H0941113A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 湯じわの発生が効果的に防止可能な溶融亜鉛
めっき鋼板の製造方法の提供。 【構成】 少なくとも鋼板の一方の面の目付量が 100
〔g/m2〕以上の厚目付溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法に
おいて、鋼板板厚に対応して、ラインスピードおよび/
またはガス・ワイピングノズルのめっき浴湯面からの高
さを制御する表面性状に優れた厚目付溶融亜鉛めっき鋼
板の製造方法。
めっき鋼板の製造方法の提供。 【構成】 少なくとも鋼板の一方の面の目付量が 100
〔g/m2〕以上の厚目付溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法に
おいて、鋼板板厚に対応して、ラインスピードおよび/
またはガス・ワイピングノズルのめっき浴湯面からの高
さを制御する表面性状に優れた厚目付溶融亜鉛めっき鋼
板の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厚目付溶融亜鉛めっき
鋼板の外観不良である湯じわを防止する溶融亜鉛めっき
鋼板の製造方法に関する。
鋼板の外観不良である湯じわを防止する溶融亜鉛めっき
鋼板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法と
しては、冷延鋼帯などのめっき原板を、無酸化性または
微還元性雰囲気で連続焼鈍した後、亜鉛浴もしくはアル
ミニウムを含む亜鉛浴中に導入して浸漬めっきし、浴か
ら引揚げ直後に鋼帯へ気体絞り用のガス(ワイピングガ
ス)を噴射し、亜鉛めっき層厚さ(目付量)を調整する
方法が用いられている。
しては、冷延鋼帯などのめっき原板を、無酸化性または
微還元性雰囲気で連続焼鈍した後、亜鉛浴もしくはアル
ミニウムを含む亜鉛浴中に導入して浸漬めっきし、浴か
ら引揚げ直後に鋼帯へ気体絞り用のガス(ワイピングガ
ス)を噴射し、亜鉛めっき層厚さ(目付量)を調整する
方法が用いられている。
【0003】この場合、ワイピングガスによる目付量の
制御において、鋼帯の振動が生じ、まためっき層の不規
則湯流れのために、めっき表面に波形流紋状の湯じわ
(湯だれとも呼ばれる)を発生することが多く、このよ
うな湯じわが生じためっき鋼板は、外装板の用途におい
て亜鉛めっき表面を塗装下地表面とした場合、塗膜の表
面性状、特に平滑性が阻害され、外観の優れた塗装処理
に適合すべき外装板に用いることはできず、めっき鋼板
の歩留に大きな影響を及ぼしていた。
制御において、鋼帯の振動が生じ、まためっき層の不規
則湯流れのために、めっき表面に波形流紋状の湯じわ
(湯だれとも呼ばれる)を発生することが多く、このよ
うな湯じわが生じためっき鋼板は、外装板の用途におい
て亜鉛めっき表面を塗装下地表面とした場合、塗膜の表
面性状、特に平滑性が阻害され、外観の優れた塗装処理
に適合すべき外装板に用いることはできず、めっき鋼板
の歩留に大きな影響を及ぼしていた。
【0004】従来、溶融亜鉛めっき鋼板の外観不良であ
る湯じわを防止する方法としては、鋼板を溶融亜鉛めっ
き浴中に導入する前に、スキンパスミルおよびテンショ
ンレベラー等を用いて鋼板表面の粗さを、めっき層厚さ
(目付量)に応じて調整して湯じわの発生を抑制する方
法が行われている(特開昭55−21564号公報参
照)。
る湯じわを防止する方法としては、鋼板を溶融亜鉛めっ
き浴中に導入する前に、スキンパスミルおよびテンショ
ンレベラー等を用いて鋼板表面の粗さを、めっき層厚さ
(目付量)に応じて調整して湯じわの発生を抑制する方
法が行われている(特開昭55−21564号公報参
照)。
【0005】しかし、前記方法の場合、溶融亜鉛めっき
浴の前工程にスキンパスミル、テンションレベラー等を
設置する必要性からコスト的な問題点がある。また、こ
れらを設置した場合も、前処理設備および焼鈍炉での酸
洗および再結晶化に伴う化学的・物理的変化によって理
想とする表面粗度が得られにくく、湯じわ発生を完全に
防止することが困難であり、改善すべき余地が残されて
いた。
浴の前工程にスキンパスミル、テンションレベラー等を
設置する必要性からコスト的な問題点がある。また、こ
れらを設置した場合も、前処理設備および焼鈍炉での酸
洗および再結晶化に伴う化学的・物理的変化によって理
想とする表面粗度が得られにくく、湯じわ発生を完全に
防止することが困難であり、改善すべき余地が残されて
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術の問題点を解決し、湯じわの発生が効果的に防
止可能な溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法を提供すること
を目的とする。
従来技術の問題点を解決し、湯じわの発生が効果的に防
止可能な溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解消するために、厚目付溶融亜鉛めっき鋼板に関して、
板厚領域別にラインスピード、ガス・ワイピングノズル
の湯面からの高さを設定し、湯じわ発生を防止する技術
である。すなわち、本発明は、少なくとも鋼板の一方の
面の目付量が 100〔g/m2〕以上の厚目付溶融亜鉛めっき
鋼板の製造方法において、鋼板板厚に対応して、ライン
スピードおよび/またはガス・ワイピングノズルのめっ
き浴湯面からの高さを制御することを特徴とする表面性
状に優れた厚目付溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法であ
る。
解消するために、厚目付溶融亜鉛めっき鋼板に関して、
板厚領域別にラインスピード、ガス・ワイピングノズル
の湯面からの高さを設定し、湯じわ発生を防止する技術
である。すなわち、本発明は、少なくとも鋼板の一方の
面の目付量が 100〔g/m2〕以上の厚目付溶融亜鉛めっき
鋼板の製造方法において、鋼板板厚に対応して、ライン
スピードおよび/またはガス・ワイピングノズルのめっ
き浴湯面からの高さを制御することを特徴とする表面性
状に優れた厚目付溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法であ
る。
【0008】本発明においては、予め、鋼板板厚に対す
る湯じわ発生防止の面からの適正なラインスピードの下
限値を求めておき、その結果に基づき、鋼板板厚の変化
に対応してラインスピードを、前記下限値以上となるよ
うに制御することが好ましい。また、本発明において
は、予め、鋼板板厚に対する湯じわ発生防止の面からの
適正な前記ワイピングノズルの高さの上下限値を求めて
おき、その結果に基づき、鋼板板厚に対応して前記ワイ
ピングノズルの高さを、前記上下限値の範囲内となるよ
うに制御することが好ましい。
る湯じわ発生防止の面からの適正なラインスピードの下
限値を求めておき、その結果に基づき、鋼板板厚の変化
に対応してラインスピードを、前記下限値以上となるよ
うに制御することが好ましい。また、本発明において
は、予め、鋼板板厚に対する湯じわ発生防止の面からの
適正な前記ワイピングノズルの高さの上下限値を求めて
おき、その結果に基づき、鋼板板厚に対応して前記ワイ
ピングノズルの高さを、前記上下限値の範囲内となるよ
うに制御することが好ましい。
【0009】
【作用】以下に本発明をさらに詳細に説明する。本発明
者らは、溶融亜鉛めっき鋼板の湯じわの発生状況および
その防止対策に関して鋭意検討した結果、湯じわが発生
しやすい条件として、板厚が薄いこと、めっき付着
量(めっき目付量)が多いこと、ラインスピードが遅
いこと、ガス・ワイピングノズルのめっき浴湯面から
の高さが高いこと、ワイピングノズル部における鋼板
のバタツキが大きいこと、を見出し本発明に至った。
者らは、溶融亜鉛めっき鋼板の湯じわの発生状況および
その防止対策に関して鋭意検討した結果、湯じわが発生
しやすい条件として、板厚が薄いこと、めっき付着
量(めっき目付量)が多いこと、ラインスピードが遅
いこと、ガス・ワイピングノズルのめっき浴湯面から
の高さが高いこと、ワイピングノズル部における鋼板
のバタツキが大きいこと、を見出し本発明に至った。
【0010】本発明の方法によれば、予め、鋼板板厚と
ラインスピード、あるいは鋼板板厚とガス・ワイピング
ノズルのめっき浴湯面からの高さ(以下ワイピングノズ
ルの高さと記す)に関して、湯じわを発生しない範囲を
求めておき、板厚変更時に該範囲となるように、ライン
スピード、ワイピングノズルの高さを制御することによ
って、湯じわの発生が効果的に防止可能となった。
ラインスピード、あるいは鋼板板厚とガス・ワイピング
ノズルのめっき浴湯面からの高さ(以下ワイピングノズ
ルの高さと記す)に関して、湯じわを発生しない範囲を
求めておき、板厚変更時に該範囲となるように、ライン
スピード、ワイピングノズルの高さを制御することによ
って、湯じわの発生が効果的に防止可能となった。
【0011】本発明は、少なくとも鋼板の一方の面の鋼
板片面当たりの目付量が 100〔g/m2〕以上の厚目付溶融
亜鉛めっき鋼板の製造方法に好ましく適用される。これ
は、前記の通り、必要なめっき付着量(めっき目付量)
が多い場合、特に目付量が 100〔g/m2〕以上の厚目付溶
融亜鉛めっき鋼板の製造時に湯じわが発生しやすく、そ
のため本発明が好ましく適用されるためである。
板片面当たりの目付量が 100〔g/m2〕以上の厚目付溶融
亜鉛めっき鋼板の製造方法に好ましく適用される。これ
は、前記の通り、必要なめっき付着量(めっき目付量)
が多い場合、特に目付量が 100〔g/m2〕以上の厚目付溶
融亜鉛めっき鋼板の製造時に湯じわが発生しやすく、そ
のため本発明が好ましく適用されるためである。
【0012】また、本発明が好ましく適用される前記目
付量は 230〔g/m2〕以下である。これは、前記目付量が
230〔g/m2〕超えの場合、付着量が多くなり、めっき鋼
板表面における付着量の均一化が困難となるためであ
る。図1に、本発明によって得られた、鋼板板厚Dおよ
びラインスピードLSと湯じわの発生状況との関係を示
す。
付量は 230〔g/m2〕以下である。これは、前記目付量が
230〔g/m2〕超えの場合、付着量が多くなり、めっき鋼
板表面における付着量の均一化が困難となるためであ
る。図1に、本発明によって得られた、鋼板板厚Dおよ
びラインスピードLSと湯じわの発生状況との関係を示
す。
【0013】図1に示されるように、鋼板板厚に応じた
適正なラインスピードの領域が存在することが分かっ
た。すなわち、予め、鋼板板厚に対する適正なラインス
ピードの領域を求めておき、その結果に基づき、鋼板板
厚の変化に対応してラインスピードを制御することによ
り、湯じわの発生を防止することが可能となる。
適正なラインスピードの領域が存在することが分かっ
た。すなわち、予め、鋼板板厚に対する適正なラインス
ピードの領域を求めておき、その結果に基づき、鋼板板
厚の変化に対応してラインスピードを制御することによ
り、湯じわの発生を防止することが可能となる。
【0014】本発明においては、図1における湯じわ限
界領域に基づく下記式(1) 、(2) および(3) の範囲とな
るように、ラインスピードを鋼板板厚の変化に対応して
制御することが好ましい。 LS(m.p.m.)≧110 、〔D(mm)≦0.50の場合〕・・・・・(1) LS(m.p.m.)≧−80D(mm)+150 、〔0.50<D(mm)≦1.00の場合〕・・・(2) LS(m.p.m.)≧70、〔D(mm)>1.00の場合〕・・・・・・(3) 式(1) 、(2) 、(3) 中、LSはラインスピード(m.p.
m.:m/分)を、Dは鋼板板厚を示す。
界領域に基づく下記式(1) 、(2) および(3) の範囲とな
るように、ラインスピードを鋼板板厚の変化に対応して
制御することが好ましい。 LS(m.p.m.)≧110 、〔D(mm)≦0.50の場合〕・・・・・(1) LS(m.p.m.)≧−80D(mm)+150 、〔0.50<D(mm)≦1.00の場合〕・・・(2) LS(m.p.m.)≧70、〔D(mm)>1.00の場合〕・・・・・・(3) 式(1) 、(2) 、(3) 中、LSはラインスピード(m.p.
m.:m/分)を、Dは鋼板板厚を示す。
【0015】本発明においては、さらに好ましくは、図
1における湯じわ合格領域に基づく下記式(1’) 、
(2’) および(3’) の範囲となるように、ラインスピー
ドを制御することが好ましい。 LS(m.p.m.)≧120 、〔D(mm)≦0.50の場合〕・・・・・(1’) LS(m.p.m.)≧−80D(mm)+160 、〔0.50<D(mm)≦1.00の場合〕・・・・(2 ’) LS(m.p.m.)≧80、〔D(mm)>1.00の場合〕・・・・・・(3’) 式(1’) 、(2’) および(3’) 中、LSはラインスピー
ドを、Dは鋼板板厚を示す。
1における湯じわ合格領域に基づく下記式(1’) 、
(2’) および(3’) の範囲となるように、ラインスピー
ドを制御することが好ましい。 LS(m.p.m.)≧120 、〔D(mm)≦0.50の場合〕・・・・・(1’) LS(m.p.m.)≧−80D(mm)+160 、〔0.50<D(mm)≦1.00の場合〕・・・・(2 ’) LS(m.p.m.)≧80、〔D(mm)>1.00の場合〕・・・・・・(3’) 式(1’) 、(2’) および(3’) 中、LSはラインスピー
ドを、Dは鋼板板厚を示す。
【0016】次に、図2に、本発明によって得られた、
鋼板板厚Dおよびガス・ワイピングノズルの湯面からの
高さHと湯じわの発生状況との関係を示す。図2に示さ
れるように、鋼板板厚に応じた適正なワイピングノズル
の高さHの領域が存在することが分かった。すなわち、
予め、鋼板板厚に対する適正なワイピングノズルの高さ
Hの領域を求めておき、その結果に基づき、鋼板板厚に
対応してHを制御することにより、湯じわの発生を防止
することが可能となる。
鋼板板厚Dおよびガス・ワイピングノズルの湯面からの
高さHと湯じわの発生状況との関係を示す。図2に示さ
れるように、鋼板板厚に応じた適正なワイピングノズル
の高さHの領域が存在することが分かった。すなわち、
予め、鋼板板厚に対する適正なワイピングノズルの高さ
Hの領域を求めておき、その結果に基づき、鋼板板厚に
対応してHを制御することにより、湯じわの発生を防止
することが可能となる。
【0017】本発明においては、図2の斜線部で示す湯
じわ限界領域(:湯じわ合格領域を含む)に基づく下記
式(4) 、(5) および(6) の範囲となるように、ワイピン
グノズルの高さを鋼板板厚に対応して制御することが好
ましい。 260 ≧H(mm)≧240 、〔D(mm)≦0.50の場合〕・・・・・・・(4) 255 ≧H(mm)≧235 、〔0.50<D(mm)≦1.00の場合〕・・・・(5) 250 ≧H(mm)≧230 、〔D(mm)>1.00の場合〕・・・・・・・(6) 式(4) 、(5) 、(6) 中、Hはガス・ワイピングノズルの
めっき浴湯面からの高さを、Dは鋼板板厚を示す。
じわ限界領域(:湯じわ合格領域を含む)に基づく下記
式(4) 、(5) および(6) の範囲となるように、ワイピン
グノズルの高さを鋼板板厚に対応して制御することが好
ましい。 260 ≧H(mm)≧240 、〔D(mm)≦0.50の場合〕・・・・・・・(4) 255 ≧H(mm)≧235 、〔0.50<D(mm)≦1.00の場合〕・・・・(5) 250 ≧H(mm)≧230 、〔D(mm)>1.00の場合〕・・・・・・・(6) 式(4) 、(5) 、(6) 中、Hはガス・ワイピングノズルの
めっき浴湯面からの高さを、Dは鋼板板厚を示す。
【0018】また、本発明においては、鋼板板厚に対応
して、ラインスピードおよびワイピングノズルの高さの
両者を制御することがより好ましい。さらに、本発明に
おいては、ワイピングノズルの高さHをパラメータとし
て、予め、鋼板板厚Dに対する適正なラインスピードL
Sの領域を求めておき、その結果に基づき、鋼板板厚お
よびワイピングノズルの高さに応じてラインスピードを
制御することにより、湯じわの発生を防止することがよ
り好ましい。
して、ラインスピードおよびワイピングノズルの高さの
両者を制御することがより好ましい。さらに、本発明に
おいては、ワイピングノズルの高さHをパラメータとし
て、予め、鋼板板厚Dに対する適正なラインスピードL
Sの領域を求めておき、その結果に基づき、鋼板板厚お
よびワイピングノズルの高さに応じてラインスピードを
制御することにより、湯じわの発生を防止することがよ
り好ましい。
【0019】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。 (実施例1)冷延鋼板を図3に示す連続式溶融亜鉛めっ
き設備で、焼鈍後、溶融亜鉛めっき浴に浸漬してめっき
し、湯面上 245mmの高さに設置したガス・ワイピング
ノズルでめっき量(目付量)を175/175 〔g/m2〕に調整
し、亜鉛めっき鋼板を製造した。
明する。 (実施例1)冷延鋼板を図3に示す連続式溶融亜鉛めっ
き設備で、焼鈍後、溶融亜鉛めっき浴に浸漬してめっき
し、湯面上 245mmの高さに設置したガス・ワイピング
ノズルでめっき量(目付量)を175/175 〔g/m2〕に調整
し、亜鉛めっき鋼板を製造した。
【0020】なお、図3において、1は鋼帯(鋼板)、
2はガス・ワイピングノズル、3は溶融亜鉛めっき浴、
4は焼鈍炉、5はめっき浴湯面を示す。本実施例におい
ては、鋼板板厚を0.30〜1.60mm、ラインスピードを50
〜130m.p.m.と変更し、得られためっき鋼板の湯じわの
発生状況との関係を検討した。実験結果を図1に示す。
2はガス・ワイピングノズル、3は溶融亜鉛めっき浴、
4は焼鈍炉、5はめっき浴湯面を示す。本実施例におい
ては、鋼板板厚を0.30〜1.60mm、ラインスピードを50
〜130m.p.m.と変更し、得られためっき鋼板の湯じわの
発生状況との関係を検討した。実験結果を図1に示す。
【0021】図1において、湯じわの発生状況に関する
判定基準は下記により行った。 ●:不合格=目視で湯じわが確認できる亜鉛めっき鋼板 ◇:目視で湯じわが確認できず、指先で触れて凹凸が確
認できる亜鉛めっき鋼板 ○:指先で触れて凹凸が確認できない亜鉛めっき鋼板 図1に示されるとおり、鋼板板厚によって適正なライン
スピードの範囲があることが判明した。
判定基準は下記により行った。 ●:不合格=目視で湯じわが確認できる亜鉛めっき鋼板 ◇:目視で湯じわが確認できず、指先で触れて凹凸が確
認できる亜鉛めっき鋼板 ○:指先で触れて凹凸が確認できない亜鉛めっき鋼板 図1に示されるとおり、鋼板板厚によって適正なライン
スピードの範囲があることが判明した。
【0022】すなわち、鋼板板厚に対応してラインスピ
ードを適正な範囲に制御することによって、湯じわの発
生を効果的に防止することが可能となった。 (実施例2)ガス・ワイピングノズルの湯面からの高さ
を200 〜350 mmと変更し、ラインスピードを120m.p.
m. とした以外は実施例1と同様にして溶融亜鉛めっき
鋼板を製造した。
ードを適正な範囲に制御することによって、湯じわの発
生を効果的に防止することが可能となった。 (実施例2)ガス・ワイピングノズルの湯面からの高さ
を200 〜350 mmと変更し、ラインスピードを120m.p.
m. とした以外は実施例1と同様にして溶融亜鉛めっき
鋼板を製造した。
【0023】実験結果を図2に示す。図2において斜線
部が前記実施例1における湯じわの判定基準〇、◇を満
足する領域であり、斜線部以外の部分が溶融亜鉛めっき
鋼板の湯じわの判定基準が●に対応する領域を示す。図
2に示されるとおり、鋼板板厚によってワイピングノズ
ルの高さに適正な範囲があることが判明した。
部が前記実施例1における湯じわの判定基準〇、◇を満
足する領域であり、斜線部以外の部分が溶融亜鉛めっき
鋼板の湯じわの判定基準が●に対応する領域を示す。図
2に示されるとおり、鋼板板厚によってワイピングノズ
ルの高さに適正な範囲があることが判明した。
【0024】すなわち、鋼板板厚に対応してワイピング
ノズルの高さを適正な範囲に制御することによって、湯
じわの発生を効果的に防止することが可能となった。
ノズルの高さを適正な範囲に制御することによって、湯
じわの発生を効果的に防止することが可能となった。
【0025】
【発明の効果】本発明の方法によれば、溶融亜鉛めっき
鋼板の製造において、外観の致命的欠陥である湯じわの
発生が効果的に防止可能となった。さらに、本発明の方
法によれば、例えばコイル接続時、コイル取替え時にお
いても適正範囲の下限のラインスピードを保持すること
によって湯じわの発生を防止することになるため、ライ
ンスピードが上がる傾向になるので、製品歩留り、生産
能率両者に優れた溶融亜鉛めっき鋼板の製造が可能とな
るという効果も達成でき、その工業的価値が大である。
鋼板の製造において、外観の致命的欠陥である湯じわの
発生が効果的に防止可能となった。さらに、本発明の方
法によれば、例えばコイル接続時、コイル取替え時にお
いても適正範囲の下限のラインスピードを保持すること
によって湯じわの発生を防止することになるため、ライ
ンスピードが上がる傾向になるので、製品歩留り、生産
能率両者に優れた溶融亜鉛めっき鋼板の製造が可能とな
るという効果も達成でき、その工業的価値が大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋼板板厚およびラインスピードと湯じわの発生
状況との関係を示すグラフである。
状況との関係を示すグラフである。
【図2】鋼板板厚およびガス・ワイピングノズルの湯面
からの高さと湯じわの発生状況との関係を示すグラフで
ある。
からの高さと湯じわの発生状況との関係を示すグラフで
ある。
【図3】連続式溶融亜鉛めっき設備の概略説明図であ
る。
る。
1 鋼帯(鋼板) 2 ガス・ワイピングノズル 3 溶融亜鉛めっき浴 4 焼鈍炉 5 めっき浴湯面
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも鋼板の一方の面の目付量が 1
00〔g/m2〕以上の厚目付溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
において、鋼板板厚に対応して、ラインスピードおよび
/またはガス・ワイピングノズルのめっき浴湯面からの
高さを制御することを特徴とする表面性状に優れた厚目
付溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7194767A JP3011395B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 表面性状に優れた厚目付溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7194767A JP3011395B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 表面性状に優れた厚目付溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0941113A true JPH0941113A (ja) | 1997-02-10 |
| JP3011395B2 JP3011395B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=16329908
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7194767A Expired - Fee Related JP3011395B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 表面性状に優れた厚目付溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3011395B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6011740B2 (ja) * | 2014-10-08 | 2016-10-19 | Jfeスチール株式会社 | 連続溶融金属めっき方法および溶融亜鉛めっき鋼帯ならびに連続溶融金属めっき設備 |
| JP2018178158A (ja) * | 2017-04-05 | 2018-11-15 | Jfeスチール株式会社 | 溶融金属めっき鋼帯の製造方法 |
-
1995
- 1995-07-31 JP JP7194767A patent/JP3011395B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6011740B2 (ja) * | 2014-10-08 | 2016-10-19 | Jfeスチール株式会社 | 連続溶融金属めっき方法および溶融亜鉛めっき鋼帯ならびに連続溶融金属めっき設備 |
| JP2018178158A (ja) * | 2017-04-05 | 2018-11-15 | Jfeスチール株式会社 | 溶融金属めっき鋼帯の製造方法 |
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| JP3011395B2 (ja) | 2000-02-21 |
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