JPH0942190A - キャンドモータポンプのスラストバランス機構 - Google Patents
キャンドモータポンプのスラストバランス機構Info
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- JPH0942190A JPH0942190A JP19383495A JP19383495A JPH0942190A JP H0942190 A JPH0942190 A JP H0942190A JP 19383495 A JP19383495 A JP 19383495A JP 19383495 A JP19383495 A JP 19383495A JP H0942190 A JPH0942190 A JP H0942190A
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- impeller
- pump
- thrust balance
- canned motor
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- Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 スラストバランス室の圧力を適正に保持する
キャンドモータポンプのスラストバランス機構を提供す
る。 【解決手段】 ロータ軸22に固着したインペラ24を
収納配置してポンプ室20を形成しインペラ24の前部
シュラウド25の内周部とポンプケーシング10との間
に固定オリフィス30を設け、インペラ24の後部シュ
ラウドの26背面にそれぞれ半径方向に離間して固定オ
リフィス32と可変オリフィス34とを設け、これらの
間にスラストバランス室28を構成する。インペラの後
部シュラウド26の外周端部の外側面の突出縁部26c
の内周側に固定オリフィス32を設け、突出縁部26c
外周凸部10dを設ける。
キャンドモータポンプのスラストバランス機構を提供す
る。 【解決手段】 ロータ軸22に固着したインペラ24を
収納配置してポンプ室20を形成しインペラ24の前部
シュラウド25の内周部とポンプケーシング10との間
に固定オリフィス30を設け、インペラ24の後部シュ
ラウドの26背面にそれぞれ半径方向に離間して固定オ
リフィス32と可変オリフィス34とを設け、これらの
間にスラストバランス室28を構成する。インペラの後
部シュラウド26の外周端部の外側面の突出縁部26c
の内周側に固定オリフィス32を設け、突出縁部26c
外周凸部10dを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプ部とキャン
ドモータ部とからなるキャンドモータポンプにおけるイ
ンペラ軸のスラストバランス機構に係り、特にインペラ
の背面にスラストバランス室を形成する自動スラストバ
ランス機構の改良に関するものである。
ドモータ部とからなるキャンドモータポンプにおけるイ
ンペラ軸のスラストバランス機構に係り、特にインペラ
の背面にスラストバランス室を形成する自動スラストバ
ランス機構の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半径流型もしくは混流型のインペ
ラを使用するポンプ部を備えたキャンドモータポンプに
おいては、ポンプ部とキャンドモータ部とを画成するエ
ンドプレートと、インペラの背面との間に、図3に示す
ようなスラストバランス室を構成した自動スラストバラ
ンス機構が、一般的に採用されている。
ラを使用するポンプ部を備えたキャンドモータポンプに
おいては、ポンプ部とキャンドモータ部とを画成するエ
ンドプレートと、インペラの背面との間に、図3に示す
ようなスラストバランス室を構成した自動スラストバラ
ンス機構が、一般的に採用されている。
【0003】すなわち、図3において、参照符号10は
キャンドモータポンプのポンプケーシングを示し、この
ポンプケーシング10はライナディスク12、前部ベア
リングハウジング14およびアダプタプレート16を介
してモータケーシング18と一体に結合している。しか
るに、前記ポンプケーシング10とライナディスク12
とにより画成されたポンプ室20の内部には、モータケ
ーシング18より貫通突出するロータ軸22の一端部に
結合固定されたインペラ24を収納配置する。
キャンドモータポンプのポンプケーシングを示し、この
ポンプケーシング10はライナディスク12、前部ベア
リングハウジング14およびアダプタプレート16を介
してモータケーシング18と一体に結合している。しか
るに、前記ポンプケーシング10とライナディスク12
とにより画成されたポンプ室20の内部には、モータケ
ーシング18より貫通突出するロータ軸22の一端部に
結合固定されたインペラ24を収納配置する。
【0004】しかるに、前記インペラ24の前部シュラ
ウド25の内周部には突出縁部25aを形成し、この突
出縁部25aの外周と前記ポンプケーシング10の対向
する円筒面10aとの間に固定オリフィス30を構成す
る。
ウド25の内周部には突出縁部25aを形成し、この突
出縁部25aの外周と前記ポンプケーシング10の対向
する円筒面10aとの間に固定オリフィス30を構成す
る。
【0005】一方、前記インペラ24の後部シュラウド
26の外側面には、前記前部シュラウド25の突出縁部
25aの直径より大きな直径を有する突出縁部26aを
形成し、この突出縁部26aの外周と前記ライナディス
ク12の対向する円筒面12aとの間に固定オリフィス
32を構成する。また、この後部シュラウド26の内周
側には、その外側面部26bと前記ライナディスク12
の対向面12bとの間に、少しの間隙を設定して可変オ
リフィス34を構成する。そして、前記後部シュラウド
26の可変オリフィス34より内径側に、前記ライナデ
ィスク12の軸貫通部間隙とポンプ室20の吸込口20
a側とを連通するバランスホール36が穿設されてい
る。
26の外側面には、前記前部シュラウド25の突出縁部
25aの直径より大きな直径を有する突出縁部26aを
形成し、この突出縁部26aの外周と前記ライナディス
ク12の対向する円筒面12aとの間に固定オリフィス
32を構成する。また、この後部シュラウド26の内周
側には、その外側面部26bと前記ライナディスク12
の対向面12bとの間に、少しの間隙を設定して可変オ
リフィス34を構成する。そして、前記後部シュラウド
26の可変オリフィス34より内径側に、前記ライナデ
ィスク12の軸貫通部間隙とポンプ室20の吸込口20
a側とを連通するバランスホール36が穿設されてい
る。
【0006】このようにして、前記ライナディスク12
とインペラ24の背面すなわち後部シュラウド26との
対向面間には、前記固定オリフィス32と可変オリフィ
ス34とによって囲繞された部分にスラストバランス室
28が構成される。
とインペラ24の背面すなわち後部シュラウド26との
対向面間には、前記固定オリフィス32と可変オリフィ
ス34とによって囲繞された部分にスラストバランス室
28が構成される。
【0007】従って、このような構成からなる従来のキ
ャンドモータポンプによれば、キャンドモータの駆動に
よりロータ軸22を介してポンプ室20に設けたインペ
ラ24を回転することにより、ポンプ室20の吸込口2
0aから所要の取扱液を吸込むと共に、この取扱液は昇
圧されてポンプ室20の吐出口20bより吐出され、そ
の一部はサーキュレーションチューブ38を介してキャ
ンドモータの後部ロータ室内へ導入され、ベアリングの
潤滑とモータの冷却とを行う。
ャンドモータポンプによれば、キャンドモータの駆動に
よりロータ軸22を介してポンプ室20に設けたインペ
ラ24を回転することにより、ポンプ室20の吸込口2
0aから所要の取扱液を吸込むと共に、この取扱液は昇
圧されてポンプ室20の吐出口20bより吐出され、そ
の一部はサーキュレーションチューブ38を介してキャ
ンドモータの後部ロータ室内へ導入され、ベアリングの
潤滑とモータの冷却とを行う。
【0008】このキャンドモータポンプのポンプ動作に
際して、インペラ24は軸推力(スラスト)の不平衡に
よって、その前方すなわちポンプ室20の吸込口20a
側に押圧されると、固定オリフィス32では殆ど流通抵
抗が減少しないのに対して、可変オリフィス34の流通
抵抗は著しく小さくなるので、スラストバランス室28
内の圧力は、前記吸込口20a内の圧力に近付き、イン
ペラ24の前後に掛かる圧力分布は、図4に示すよう
に、前部シュラウド25が勝って、インペラ24はその
後方へ推し戻される。
際して、インペラ24は軸推力(スラスト)の不平衡に
よって、その前方すなわちポンプ室20の吸込口20a
側に押圧されると、固定オリフィス32では殆ど流通抵
抗が減少しないのに対して、可変オリフィス34の流通
抵抗は著しく小さくなるので、スラストバランス室28
内の圧力は、前記吸込口20a内の圧力に近付き、イン
ペラ24の前後に掛かる圧力分布は、図4に示すよう
に、前部シュラウド25が勝って、インペラ24はその
後方へ推し戻される。
【0009】これにより、インペラ24が可変オリフィ
ス34に接触する程度に接近すると、ライナディスク1
2の対向面12bによりバランスホール36の開口面積
が縮小されて、可変オリフィス34の流通抵抗が急激に
増大し、スラストバランス室28内の圧力はポンプ室2
0の吐出口20b側の圧力に近付いて行き、再びインペ
ラ24を前方へ推し戻す。
ス34に接触する程度に接近すると、ライナディスク1
2の対向面12bによりバランスホール36の開口面積
が縮小されて、可変オリフィス34の流通抵抗が急激に
増大し、スラストバランス室28内の圧力はポンプ室2
0の吐出口20b側の圧力に近付いて行き、再びインペ
ラ24を前方へ推し戻す。
【0010】このようにして、インペラ24の両側面に
作用する力が相等しくなった時点で、インペラ24の位
置を最も適当な位置に自動調整され、インペラ24に対
する軸推力はほぼ平衡し、ベアリングに対する負荷を著
しく軽減することができる。
作用する力が相等しくなった時点で、インペラ24の位
置を最も適当な位置に自動調整され、インペラ24に対
する軸推力はほぼ平衡し、ベアリングに対する負荷を著
しく軽減することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のスラストバランス機構においては、以下に述べるよ
うに、なお改良すべき問題が残されていた。
来のスラストバランス機構においては、以下に述べるよ
うに、なお改良すべき問題が残されていた。
【0012】すなわち、図3に示す従来のスラストバラ
ンス機構において、スラストバランス調整を円滑に行う
ため、スラストバランス室28の圧力を適正に保持する
には、インペラ24の背面における固定オリフィス32
と可変オリフィス34の間隙およびバランスホール36
の開口面積の大きさにより調整する必要がある。
ンス機構において、スラストバランス調整を円滑に行う
ため、スラストバランス室28の圧力を適正に保持する
には、インペラ24の背面における固定オリフィス32
と可変オリフィス34の間隙およびバランスホール36
の開口面積の大きさにより調整する必要がある。
【0013】しかるに、前記従来のスラストバランス機
構においては、インペラ24の背面における特に固定オ
リフィス32の位置と形状は、インペラ24の背面にお
ける流体が直接インペラ24の背面に流入し得るもので
あるため、インペラ24の背面の最大圧力P0 ′はイン
ペラ24の出口側すなわちポンプ室20の吐出口20b
側の圧力と等しくなり、従ってインペラ24の背面の圧
力を減少させる効果が小さくなる難点がある。
構においては、インペラ24の背面における特に固定オ
リフィス32の位置と形状は、インペラ24の背面にお
ける流体が直接インペラ24の背面に流入し得るもので
あるため、インペラ24の背面の最大圧力P0 ′はイン
ペラ24の出口側すなわちポンプ室20の吐出口20b
側の圧力と等しくなり、従ってインペラ24の背面の圧
力を減少させる効果が小さくなる難点がある。
【0014】また、このようなインペラ24の背面にお
ける圧力関係から、スラストバランス室28の圧力を適
正に保持するためには、インペラ24の背面における流
体の循環流量を増加させなければならない。従って、バ
ランスホール36の開口面積を大きく設定する必要があ
り、このためポンプ効率と吸込性能を低下させる難点が
ある。
ける圧力関係から、スラストバランス室28の圧力を適
正に保持するためには、インペラ24の背面における流
体の循環流量を増加させなければならない。従って、バ
ランスホール36の開口面積を大きく設定する必要があ
り、このためポンプ効率と吸込性能を低下させる難点が
ある。
【0015】そこで、本発明の目的は、インペラの背面
においてスラストバランス室を形成する固定オリフィス
の位置と形状を変更することにより、スラストバランス
室の圧力を適正に保持してスラストバランス調整を円滑
に行うことができるキャンドモータポンプのスラストバ
ランス機構を提供することにある。
においてスラストバランス室を形成する固定オリフィス
の位置と形状を変更することにより、スラストバランス
室の圧力を適正に保持してスラストバランス調整を円滑
に行うことができるキャンドモータポンプのスラストバ
ランス機構を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】先の目的を達成するため
に、本発明に係るキャンドモータポンプのスラストバラ
ンス機構は、ポンプ部とキャンドモータ部とからなり、
ポンプ部にキャンドモータ部から貫通突出するロータ軸
に固着したインペラを収納配置してポンプ室を形成し、
前記インペラの前部シュラウドの内周部とポンプケーシ
ングとの間に固定オリフィスを設け、一方前記インペラ
の後部シュラウドの背面にそれぞれ半径方向に離間して
固定オリフィスと可変オリフィスを設け、これら固定オ
リフィスと可変オリフィスとの間にスラストバランス室
を構成してなるキャンドモータポンプのスラストバラン
ス機構において、前記インペラの後部シュラウドの外周
端部の外側面に突出縁部を形成し、この突出縁部の内周
側に固定オリフィスを設け、前記突出縁部の外周に対し
インペラの背面に直接流体が流入するのを阻止するため
の凸部を設けることを特徴とする。
に、本発明に係るキャンドモータポンプのスラストバラ
ンス機構は、ポンプ部とキャンドモータ部とからなり、
ポンプ部にキャンドモータ部から貫通突出するロータ軸
に固着したインペラを収納配置してポンプ室を形成し、
前記インペラの前部シュラウドの内周部とポンプケーシ
ングとの間に固定オリフィスを設け、一方前記インペラ
の後部シュラウドの背面にそれぞれ半径方向に離間して
固定オリフィスと可変オリフィスを設け、これら固定オ
リフィスと可変オリフィスとの間にスラストバランス室
を構成してなるキャンドモータポンプのスラストバラン
ス機構において、前記インペラの後部シュラウドの外周
端部の外側面に突出縁部を形成し、この突出縁部の内周
側に固定オリフィスを設け、前記突出縁部の外周に対し
インペラの背面に直接流体が流入するのを阻止するため
の凸部を設けることを特徴とする。
【0017】この場合、前記凸部は、前記ポンプケーシ
ングの一部を内方へ突出させて、突出縁部をほぼ囲繞す
るように形成することができる。
ングの一部を内方へ突出させて、突出縁部をほぼ囲繞す
るように形成することができる。
【0018】また、前記インペラの前部シュラウドの内
周部とポンプケーシングとの間に設ける固定オリフィス
は、前記前部シュラウドの内周部に突出縁部を形成し、
この突出縁部の外周に段部を形成し、一方この段部に対
向するようにポンプケーシングの円筒面にも段部を形成
して多段すなわち多重の固定オリフィスを構成すること
もできる。
周部とポンプケーシングとの間に設ける固定オリフィス
は、前記前部シュラウドの内周部に突出縁部を形成し、
この突出縁部の外周に段部を形成し、一方この段部に対
向するようにポンプケーシングの円筒面にも段部を形成
して多段すなわち多重の固定オリフィスを構成すること
もできる。
【0019】本発明に係るキャンドモータポンプのスラ
ストバランス機構においては、インペラの後部シュラウ
ドの外周端部の外側面に突出縁部を形成し、この突出縁
部の内周側に固定オリフィスを設け、前記突出縁部の外
周に対しインペラの背面に直接流体が流入するのを阻止
するための凸部を設けることにより、インペラから吐出
される流体が直接インペラの背面に流入するのを妨げる
ことができる。すなわち、前記凸部により、インペラか
ら吐出される流体が直接インペラの背面に流入しないよ
うに偏向ないしは渦流を発生させて、固定オリフィスへ
の流入を制限することができ、これによりインペラの背
面すなわち後部に掛かる圧力分布は、その最大圧力もイ
ンペラの出口側すなわちポンプ室の吐出口側の圧力より
相当低減することができる。
ストバランス機構においては、インペラの後部シュラウ
ドの外周端部の外側面に突出縁部を形成し、この突出縁
部の内周側に固定オリフィスを設け、前記突出縁部の外
周に対しインペラの背面に直接流体が流入するのを阻止
するための凸部を設けることにより、インペラから吐出
される流体が直接インペラの背面に流入するのを妨げる
ことができる。すなわち、前記凸部により、インペラか
ら吐出される流体が直接インペラの背面に流入しないよ
うに偏向ないしは渦流を発生させて、固定オリフィスへ
の流入を制限することができ、これによりインペラの背
面すなわち後部に掛かる圧力分布は、その最大圧力もイ
ンペラの出口側すなわちポンプ室の吐出口側の圧力より
相当低減することができる。
【0020】
【実施例】次に、本発明に係るキャンドモータポンプの
スラストバランス機構の実施例につき、添付図面を参照
しながら以下詳細に説明する。
スラストバランス機構の実施例につき、添付図面を参照
しながら以下詳細に説明する。
【0021】なお、説明の便宜上、図3および図4に示
す従来の構造と同一の構成部分には同一の参照符号を付
して説明する。
す従来の構造と同一の構成部分には同一の参照符号を付
して説明する。
【0022】図1において、先ず、本発明に係るスラス
トバランス機構の基本的な構成は、前記従来の構成(図
3)と同じである。
トバランス機構の基本的な構成は、前記従来の構成(図
3)と同じである。
【0023】すなわち、図1において、参照符号10は
キャンドモータポンプのポンプケーシングを示し、この
ポンプケーシング10はライナディスク12、前部ベア
リングハウジング14およびエンドプレート17を介し
てモータケーシング18と一体に結合している。
キャンドモータポンプのポンプケーシングを示し、この
ポンプケーシング10はライナディスク12、前部ベア
リングハウジング14およびエンドプレート17を介し
てモータケーシング18と一体に結合している。
【0024】前記ポンプケーシング10とライナディス
ク12とにより画成されたポンプ室20の内部には、モ
ータケーシング18より貫通突出するロータ軸22の一
端部に結合固定されたインペラ24を収納配置する。ま
た、前記インペラ24の前部シュラウド25の内周部に
は突出縁部25cを形成し、この突出縁部25cの外周
と前記ポンプケーシング10の対向する円筒面10cと
の間に固定オリフィス30を構成する。
ク12とにより画成されたポンプ室20の内部には、モ
ータケーシング18より貫通突出するロータ軸22の一
端部に結合固定されたインペラ24を収納配置する。ま
た、前記インペラ24の前部シュラウド25の内周部に
は突出縁部25cを形成し、この突出縁部25cの外周
と前記ポンプケーシング10の対向する円筒面10cと
の間に固定オリフィス30を構成する。
【0025】しかるに、本実施例においては、前記前部
シュラウド25の突出縁部25cの外周に段部27を形
成し、一方この段部27に対向するように、ポンプケー
シング10の円筒面10cにも段部11を形成して、固
定オリフィス30を複数段(図示例では二段)すなわち
多重(二重)に構成している。
シュラウド25の突出縁部25cの外周に段部27を形
成し、一方この段部27に対向するように、ポンプケー
シング10の円筒面10cにも段部11を形成して、固
定オリフィス30を複数段(図示例では二段)すなわち
多重(二重)に構成している。
【0026】一方、前記インペラ24の後部シュラウド
26の外周端部の外側面には、突出縁部26cを形成
し、この突出縁部26cの内周と対向するように、前記
ライナディスク12の一部に形成した段部12cとの間
に固定オリフィス32を構成する。この場合、前記突出
縁部26cの外周に対しては、ポンプケーシング10の
一部を前記突出縁部26cをほぼ囲繞するように内方へ
突出する凸部10dを形成する。
26の外周端部の外側面には、突出縁部26cを形成
し、この突出縁部26cの内周と対向するように、前記
ライナディスク12の一部に形成した段部12cとの間
に固定オリフィス32を構成する。この場合、前記突出
縁部26cの外周に対しては、ポンプケーシング10の
一部を前記突出縁部26cをほぼ囲繞するように内方へ
突出する凸部10dを形成する。
【0027】そして、この後部シュラウド26の内周側
には、その外側面部26dと前記ライナディスク12の
対向面12dとの間に、少しの間隙を設定して可変オリ
フィス34を構成する。なお、前記後部シュラウド26
の可変オリフィス34より内径側には、前記ライナディ
スク12の軸貫通部間隙とポンプ室20の吸込口20a
側とを連通するバランスホール36が穿設されている。
には、その外側面部26dと前記ライナディスク12の
対向面12dとの間に、少しの間隙を設定して可変オリ
フィス34を構成する。なお、前記後部シュラウド26
の可変オリフィス34より内径側には、前記ライナディ
スク12の軸貫通部間隙とポンプ室20の吸込口20a
側とを連通するバランスホール36が穿設されている。
【0028】このようにして、前記ライナディスク12
とインペラ24の背面すなわち後部シュラウド26との
対向面間には、前記固定オリフィス32と可変オリフィ
ス34とによって囲繞された部分にスラストバランス室
28が構成される。
とインペラ24の背面すなわち後部シュラウド26との
対向面間には、前記固定オリフィス32と可変オリフィ
ス34とによって囲繞された部分にスラストバランス室
28が構成される。
【0029】このように構成された本実施例におけるキ
ャンドモータポンプのスラストバランス機構において
は、インペラ24の背面すなわち後部シュラウド26に
形成される固定オリフィス32に関して、特に突出縁部
26cの外周に対し、ポンプケーシング10の一部を、
前記突出縁部26cに対してこれをほぼ囲繞するよう
に、内方へ突出させた凸部10dを形成したことによ
り、インペラ24から吐出される流体が直接インペラ2
4の背面に流入するのを妨げることができる。すなわ
ち、前記ポンプケーシング10の一部を、内方へ突出さ
せた凸部10dにより、インペラ24から吐出される流
体が直接インペラ24の背面に流入しないように偏向な
いしは渦流を発生させて、固定オリフィス32への流入
を制限することができる。
ャンドモータポンプのスラストバランス機構において
は、インペラ24の背面すなわち後部シュラウド26に
形成される固定オリフィス32に関して、特に突出縁部
26cの外周に対し、ポンプケーシング10の一部を、
前記突出縁部26cに対してこれをほぼ囲繞するよう
に、内方へ突出させた凸部10dを形成したことによ
り、インペラ24から吐出される流体が直接インペラ2
4の背面に流入するのを妨げることができる。すなわ
ち、前記ポンプケーシング10の一部を、内方へ突出さ
せた凸部10dにより、インペラ24から吐出される流
体が直接インペラ24の背面に流入しないように偏向な
いしは渦流を発生させて、固定オリフィス32への流入
を制限することができる。
【0030】この結果、前記インペラ24の背面すなわ
ち後部に掛かる圧力分布は、図2に示すように、その最
大圧力P0 もインペラ24の出口側すなわちポンプ室2
0の吐出口20b側の圧力より相当低減することができ
る。また、これに伴い、固定オリフィス32での圧力P
1 も著しく低減することができる。さらに、スラストバ
ランス室28の面積も、従来の構成に比べて大きくする
ことができ、これに伴って圧力も十分低減することがで
きる。そして、可変オリフィス32での圧力P2 は、相
対的に十分低減することができる。
ち後部に掛かる圧力分布は、図2に示すように、その最
大圧力P0 もインペラ24の出口側すなわちポンプ室2
0の吐出口20b側の圧力より相当低減することができ
る。また、これに伴い、固定オリフィス32での圧力P
1 も著しく低減することができる。さらに、スラストバ
ランス室28の面積も、従来の構成に比べて大きくする
ことができ、これに伴って圧力も十分低減することがで
きる。そして、可変オリフィス32での圧力P2 は、相
対的に十分低減することができる。
【0031】また、本実施例におけるスラストバランス
機構においては、インペラの前面吸込口側すなわち前部
シュラウド25に形成される固定オリフィス30に関し
て、多段すなわち多重構成としたことにより、流体の漏
れ量を低減して、スラストバランス効果を一層有効に達
成することができる。
機構においては、インペラの前面吸込口側すなわち前部
シュラウド25に形成される固定オリフィス30に関し
て、多段すなわち多重構成としたことにより、流体の漏
れ量を低減して、スラストバランス効果を一層有効に達
成することができる。
【0032】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、そ
の精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更が可
能である。
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、そ
の精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更が可
能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るスラ
ストバランス機構においては、インペラの後部シュラウ
ドの外周端部の外側面に突出縁部を形成し、この突出縁
部の内周側に固定オリフィスを設け、前記突出縁部の外
周に対しインペラの背面に直接流体が流入するのを阻止
するための凸部を設けることにより、インペラから吐出
される流体が直接インペラの背面に流入するのを妨げる
ことができる。従って、インペラから吐出される流体の
固定オリフィスへの流入を制限することができ、これに
よりインペラの背面すなわち後部に掛かる圧力分布は、
その最大圧力もインペラの出口側すなわちポンプ室の吐
出口側の圧力より相当低減することができる。
ストバランス機構においては、インペラの後部シュラウ
ドの外周端部の外側面に突出縁部を形成し、この突出縁
部の内周側に固定オリフィスを設け、前記突出縁部の外
周に対しインペラの背面に直接流体が流入するのを阻止
するための凸部を設けることにより、インペラから吐出
される流体が直接インペラの背面に流入するのを妨げる
ことができる。従って、インペラから吐出される流体の
固定オリフィスへの流入を制限することができ、これに
よりインペラの背面すなわち後部に掛かる圧力分布は、
その最大圧力もインペラの出口側すなわちポンプ室の吐
出口側の圧力より相当低減することができる。
【0034】また、本発明によれば、スラストバランス
室の面積も、従来の構成に比べて大きくすることがで
き、これに伴ってスラストバランス室の圧力も十分低減
することができ、スラストバランス効果を高めることが
できる。
室の面積も、従来の構成に比べて大きくすることがで
き、これに伴ってスラストバランス室の圧力も十分低減
することができ、スラストバランス効果を高めることが
できる。
【0035】さらに、本発明においては、インペラの前
面吸込口側すなわち前部シュラウドに形成される固定オ
リフィスに関して、多段すなわち多重構成としたことに
より、流体の漏れ量を低減して、スラストバランス効果
を一層有効に達成することができると共に、インペラの
背面における流体の循環流量を低減して、ポンプ効率並
びに吸込性能を向上することができる等多くの優れた利
点が得られる。
面吸込口側すなわち前部シュラウドに形成される固定オ
リフィスに関して、多段すなわち多重構成としたことに
より、流体の漏れ量を低減して、スラストバランス効果
を一層有効に達成することができると共に、インペラの
背面における流体の循環流量を低減して、ポンプ効率並
びに吸込性能を向上することができる等多くの優れた利
点が得られる。
【図1】本発明に係るキャンドモータポンプのスラスト
バランス機構の一実施例を示す要部断面図である。
バランス機構の一実施例を示す要部断面図である。
【図2】図1に示すスラストバランス機構によって達成
されるバランススラスト力を説明する半径−液圧線図で
ある。
されるバランススラスト力を説明する半径−液圧線図で
ある。
【図3】従来のキャンドモータポンプのスラストバラン
ス機構の構成を示す要部断面図である。
ス機構の構成を示す要部断面図である。
【図4】図3に示すスラストバランス機構によって達成
されるバランススラスト力を説明する半径−液圧線図で
ある。
されるバランススラスト力を説明する半径−液圧線図で
ある。
10 ポンプケーシング 10a 円筒面 10c 円筒面 10d 凸部 11 段部 12 ライナディスク 12a 円筒面 12b 対向面 12c 円筒面 12d 対向面 14 前部ベアリングハウジング 16 アダプタプレート 17 エンドプレート 18 モータケーシング 20 ポンプ室 20a 吸込口 20b 吐出口 22 ロータ軸 24 インペラ 25 前部シュラウド 25a 突出縁部 25c 突出縁部 26 後部シュラウド 26a 突出縁部 26b 外側面部 26c 突出縁部 26d 外側面部 27 段部 28 スラストバランス室 30 固定オリフィス 32 固定オリフィス 34 可変オリフィス 36 バランスホール 38 サーキュレーションチューブ
Claims (3)
- 【請求項1】 ポンプ部とキャンドモータ部とからな
り、ポンプ部にキャンドモータ部から貫通突出するロー
タ軸に固着したインペラを収納配置してポンプ室を形成
し、前記インペラの前部シュラウドの内周部とポンプケ
ーシングとの間に固定オリフィスを設け、一方前記イン
ペラの後部シュラウドの背面にそれぞれ半径方向に離間
して固定オリフィスと可変オリフィスを設け、これら固
定オリフィスと可変オリフィスとの間にスラストバラン
ス室を構成してなるキャンドモータポンプのスラストバ
ランス機構において、 前記インペラの後部シュラウドの外周端部の外側面に突
出縁部を形成し、この突出縁部の内周側に固定オリフィ
スを設け、前記突出縁部の外周に対しインペラの背面に
直接流体が流入するのを阻止するための凸部を設けるこ
とを特徴とするキャンドモータポンプのスラストバラン
ス機構。 - 【請求項2】 凸部は、前記ポンプケーシングの一部を
内方へ突出させて、突出縁部をほぼ囲繞するように形成
してなる請求項1記載のキャンドモータポンプのスラス
トバランス機構。 - 【請求項3】 インペラの前部シュラウドの内周部とポ
ンプケーシングとの間に設ける固定オリフィスは、前記
前部シュラウドの内周部に突出縁部を形成し、この突出
縁部の外周に段部を形成し、一方この段部に対向するよ
うにポンプケーシングの円筒面にも段部を形成して多段
すなわち多重の固定オリフィスを構成してなる請求項1
または2記載のキャンドモータポンプのスラストバラン
ス機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19383495A JPH0942190A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | キャンドモータポンプのスラストバランス機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19383495A JPH0942190A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | キャンドモータポンプのスラストバランス機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0942190A true JPH0942190A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16314518
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19383495A Pending JPH0942190A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | キャンドモータポンプのスラストバランス機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0942190A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6193462B1 (en) | 1998-04-08 | 2001-02-27 | Nikkiso Co., Ltd. | Thrust balance device |
| KR100438112B1 (ko) * | 2002-03-04 | 2004-07-02 | 황인중 | 수중모터펌프의 축추력 제거 장치 |
| KR100453129B1 (ko) * | 1997-03-12 | 2004-12-29 | 엘지전자 주식회사 | 소형터보압축기의흡입구조 |
| JP2006316652A (ja) * | 2005-05-11 | 2006-11-24 | Asmo Co Ltd | 流体ポンプ |
| CN112814913A (zh) * | 2021-01-07 | 2021-05-18 | 新乡航空工业(集团)有限公司上海分公司 | 一种单进口双面叶轮离心泵 |
| CN117108551A (zh) * | 2023-09-22 | 2023-11-24 | 奇鋐科技股份有限公司 | 水泵转子的叶轮结构及水泵 |
-
1995
- 1995-07-28 JP JP19383495A patent/JPH0942190A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100453129B1 (ko) * | 1997-03-12 | 2004-12-29 | 엘지전자 주식회사 | 소형터보압축기의흡입구조 |
| US6193462B1 (en) | 1998-04-08 | 2001-02-27 | Nikkiso Co., Ltd. | Thrust balance device |
| KR100438112B1 (ko) * | 2002-03-04 | 2004-07-02 | 황인중 | 수중모터펌프의 축추력 제거 장치 |
| JP2006316652A (ja) * | 2005-05-11 | 2006-11-24 | Asmo Co Ltd | 流体ポンプ |
| CN112814913A (zh) * | 2021-01-07 | 2021-05-18 | 新乡航空工业(集团)有限公司上海分公司 | 一种单进口双面叶轮离心泵 |
| CN112814913B (zh) * | 2021-01-07 | 2023-05-05 | 新乡航空工业(集团)有限公司上海分公司 | 一种单进口双面叶轮离心泵 |
| CN117108551A (zh) * | 2023-09-22 | 2023-11-24 | 奇鋐科技股份有限公司 | 水泵转子的叶轮结构及水泵 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040106 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |