JPH0942355A - 油圧緩衝器におけるシリンダのセンタリング装置 - Google Patents

油圧緩衝器におけるシリンダのセンタリング装置

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JPH0942355A
JPH0942355A JP21094295A JP21094295A JPH0942355A JP H0942355 A JPH0942355 A JP H0942355A JP 21094295 A JP21094295 A JP 21094295A JP 21094295 A JP21094295 A JP 21094295A JP H0942355 A JPH0942355 A JP H0942355A
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JP
Japan
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cylinder
outer shell
shock absorber
hydraulic shock
centering
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Application number
JP21094295A
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English (en)
Inventor
Takashi Furuta
孝 古田
Yoshio Ariura
有浦義夫
Toshihiko Hidaka
俊彦 日高
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 センタリングワッシャを使用することなし
に、油圧緩衝器のシリンダのセンタリングが可能なセン
タリング装置を提供する。 【解決手段】 ピストンロツド1の下端部に組付けられ
たピストンを摺動自在に案内するシリンダ17を、アウ
ターシェル8の軸線に対し同芯状に収容してなる油圧緩
衝器において、アウターシェル8の外周面から内側に向
かってシリンダ17を案内する突起を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の懸架装
置などに用いられ、車体の振動を抑制する油圧緩衝器の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に車体と車輪との間に結合部材を介
して取付けられる油圧緩衝器は、各部品を予め、3つの
サブアッセンブリーに組立て、それらを最終的に組合わ
せて結合することにより形成される。その概要を図4A
にその内部構造を示す従来の油圧緩衝器に基づいて説明
する。
【0003】まず第1のサブアッセンブリーであるアウ
ターシェルサブアッセンブリーは、アウターシェル8の
外周面所定の位置にスプリングシート14を溶接し、下
端部外周面にナックルブラケット13を圧入するととも
に下端内周面にロアキャップ12を挿入し、該ロアキャ
ップの外周下端面をアウターシェル8、ナックルブラケ
ット13とともに1体的に溶接したものである。
【0004】次に第2のサブアッセンブリーであるピス
トンロッドサブアッセンブリーは、ピストンロッド1の
所定の位置にスポット溶接等で固着されたストッパ2の
上に、リバウンドクッション3、外気を遮断するシール
5及びピストンロッドを摺動自在に案内するロッドガイ
ド6を装着したパッキンケース4を順次嵌挿するととも
に、下端小径部にピストンバルブ9を組付けたものであ
る。そして第3のサブアッセンブリーであるシリンダサ
ブアッセンブリーは、シリンダ7の下面にセンタリング
ワッシャ11を挟んでベースバルブ10を圧入したもの
である。
【0005】上記3つのサブアッセンブリーを組立てる
には、まずアウターシェルサブアッセンブリーを基台に
固定し、その中へシリンダサブアッセンブリーを挿入す
る。この場合シリンダサブアッセンブリーの下端部には
アウターシェル8の内径よりわずかに小さい外径を有す
るセンタリングワッシャ11が組付けられているため、
シリンダサブアッセンブリー下端部のベースバルブの支
持脚10Aは、センタリングワッシャ11の外径を介し
てアウターシェル8の内径に案内され、アウターシェル
底部のロアキャップ12に同芯性が確保された状態で着
座する。センタリングワッシャ11の外周部には図4B
に示すように作動油の通路としての切欠き11Aが適宜
設けられている。
【0006】次にピストンロッドサブアッセンブリー下
端部に組付けられたピストンバルブ9を、作動油が注入
されたシリンダ7に挿入し、更にパッキンケース4にシ
ール5とともに装着されているロッドガイド6の小径部
6Aをシリンダ7に挿入するとともにパッキンケース4
の下端大径部4Aをアウターシェル8の上端に臨ませ、
パッキンケース4の上面に荷重を加えて圧入した後、ア
ウターシェル8の上端を溶接等により密封することによ
り油圧緩衝器とされる。
【0007】以上説明した従来技術は、シリンダ7のセ
ンタリング専用部品としてセンタリングワッシャ11を
使用しているが、類似の作用効果を有するものとして泡
立ち防止リングを装着する構造が知られている。図4A
に追記して示すシール用Oリングを利用した泡立ち防止
リング15は、シリンダ7の外周に締め代を与えて定位
置に装着したものである。その主たる目的は、悪路走行
等において、図示しないナックルを介して車輪と結合さ
れているタンク室Cが上下に激しく振動する場合に、撹
拌作用を受けるタンク室内の作動油に対し、該泡立ち防
止リング15の外径とアウターシェル8の内径との間に
適当な隙間を形成し、作動油の上下動に抵抗を与えて撹
拌作用を抑えるものである。
【0008】泡立ち防止リング15の装着位置は、タン
ク室Cの最低油面位置(ピストンロッドは最伸長状態)
より少し下がった位置が効果があるとされている。この
場合もシリンダ7をアウターシェル8に挿入する際に、
シリンダ7の外周に装着されている泡立ち防止リング1
5の外径がアウターシェル8の内径に接触すると、該泡
立ち防止リング15を介してシリンダ7がアウターシェ
ル8の軸線方向に押し戻されるので、シリンダ7をアウ
ターシェル8の軸線に対して同芯状に案内する効果を併
せて有するものである。泡立ち防止リングとしては、図
示のOリングの他に円環の一部に合わせ目を有する金属
製のCピン又は断面矩形上のゴムバンドあるいは螺旋状
のコイルスプリングが用いられることもある。いづれの
場合もシリンダ7の外周に適正な締め代を与えて定位置
に保持する。前記センタリングワッシャ11と上記泡立
ち防止リング15とは、併用することも可能であるが、
通常はいずれか一方のみ用いられる。
【0009】上記のごとく形成された油圧緩衝器におい
て、作動油の充満したシリンダ内をピストンロッド1が
上昇する際には、密閉されたピストン上部室Aの作動油
は、ピストンバルブ9を介して、ピストン下部室Bに流
出する。この際の通路抵抗が伸長側減衰力となる。ピス
トンロッド1の上昇によって不足する退出体積分の作動
油は、前記シリンダ7の下端部に配設されたベースバル
ブ10に取り付けられている吸込み弁10Bを介してタ
ンク室Cより吸入される。
【0010】逆にピストンロッド1が下降する際には、
ピストン下部室Bの作動油の1部はピストンバルブ9に
取付けられたノンリタンバルブ9Aを介して、ピストン
上部室Aに移動するとともに、ピストンロッド1の進入
体積分の作動油がベースバルブ10を介してピストン下
部室Bからタンク室Cに排出される。この際の通路抵抗
が圧縮側減衰力となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記の様に、シリンダ
サブアッセンブリーをアウターシェルサブアッセンブリ
ーに挿入する際、シリンダ7の下端部はセンタリングワ
ッシャ11によりアウターシェル8の内径に案内されて
同芯性が確保された状態で組み付けることができるが、
センタリングワッシャー11は薄い鋼板をプレスにより
打ち抜き成形したものであるため、作業者が怪我をし易
いのと、あくまでも一部品であるため同じサイズのシリ
ンダに使用するものであってもアウターシェルの内径違
いに対応して何種類もの部品が必要になり、部品代の他
にも保管等の管理費、組付け工数が発生する。
【0012】本発明は、以上のような実状に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、センタリン
グワッシャを使用することなしに、シリンダのセンタリ
ングが可能なセンタリング装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】以上、課題を解決するた
めに本発明の採った手段は、「ピストンロツドの下端部
に組付けられたピストンを摺動自在に案内するシリンダ
を、アウターシェルの軸線に対し同芯状に収容してなる
油圧緩衝器において、アウターシェルの外周面から内側
に向かってシリンダを案内する突起を設けたことを特徴
とする油圧緩衝器におけるシリンダのセンタリング装
置」とすることである。
【0014】
【発明の実施の形態】図4Aに示す従来構造におけるセ
ンタリングワッシャ11の機能はシリンダ7をアウター
シェル8の軸線に対し同芯状に案内することで、しかも
その機能は、シリンダ下端に圧入されたベースバルブ1
0の支持脚10Aが、アウターシエル下端に溶接された
ロアキャップ12に着座する迄のほんの数cm程度の区
間で発揮されれば良い。換言すれば、アウターシェル8
の上端から底部のロアキャップ12迄の深さの大半の挿
入途中区間では、特に同芯性を維持する必要はないので
ある。
【0015】本発明は、上記の点に注目してなされたも
ので、その詳細を図1Aに示す第1の実施形態に基づい
て説明する。なお従来例と同一部分については同一符号
を用いて説明する。アウターシェル底部のロアキャップ
12から所定の高さのアウターシェル8の外周面から内
側に向かって少なくとも3個以上の同一高さの突起8A
を設け、しかも該突起頂点の内接円がシリンダ17の外
径に対して適正な嵌合隙間を形成するようにわずかに大
きくしたものである。実用上、該嵌合隙間はほぼ1mm
程度に設定する。突起8Aは加工治具の形状を工夫する
ことにより滑らかな曲面を有する碗状に形成することが
できるので、シリンダ下端のベースバルブ10がこの突
起8Aに対し偏芯して接触したとしても、接触部が上記
の滑らかな曲面を滑って内側に押し戻される。この作用
はいづれの突起に接触しても同様に行われるので、シリ
ンダ下端のベースバルブ10は突起部を通過する過程で
アウターシェル8の軸線に対して同芯になる迄押し戻さ
れ、同芯性が確保された状態でロアキャップ12に着座
することになる。
【0016】この実施形態においては突起8Aはナック
ルブラケット13が圧入される区間内に設けたので、油
圧緩衝器の外観は従来例と全く同一である。また油圧緩
衝器のアウターシェル8は、ナックルブラケット13に
図示しないナックルを介して車輪が取付けられ、車体に
組み付けられた後は、車体重量による曲げモーメントを
受けるが、曲げモーメントに対して弱くなる突起8A部
が剛性の高いナックルブラケット13の圧入区間内に設
けられるために曲げ強度の低下を招くことがない。
【0017】また、図1A及び図1AのX−X断面を表
す図1Bにおける突起8Aは、アウターシェル8の軸線
に直角な平面内に配置した場合を示しているが、突起8
Aのロアキャップ12からの高さは必ずしも同一である
必要はなく、上下に多少づれて設けられても差支えな
い。突起が上下にづれて設けられた場合でも、シリンダ
17をアウターシェル8の軸線方向に押し戻す作用は、
接触の早い突起から順次行われ、シリンダ下端部が全て
の突起を通過した位置でアウターシェル8の軸線に対し
て同芯状態となる。
【0018】第1実施形態においては、突起がそれぞれ
独立した碗状突起である場合を説明したが、センタリン
グ作用は必ずしもそれぞれの突起が独立していなくても
実現することができる。
【0019】図2Aに示す第2実施形態は、突起8Bが
ロール加工等により形成される連続した円環状突起であ
る場合を示している。円環状突起の内面が滑らかな曲面
になるようにロール加工治具の形状を工夫することによ
り、前述した第1実施形態と同様なセンタリング作用を
実現することができる。但しこの場合には、円環状突起
の内径とシリンダ外径との間に作動油の流通を可能にす
る適正な隙間を確保する必要があるので、この隙間に相
当する分だけ芯ずれする可能性は残るが、大きく芯ずれ
するわけではなく、またベースバルブの支持脚とロアキ
ャップの皿形テーパ状当接面における自己センタリング
作用も機能するので、実用上ほとんど問題はない。
【0020】更にこの円環状突起をタンク室の最低油面
位置近傍に設ければ、悪路走行時のタンク室内の作動油
の撹拌作用を抑え、減衰力を不安定にする作動油の泡立
ちを抑制することができる。図2Bは、アウターシェル
8の下部に形成した円環状突起8Bを、ナックルブラケ
ット13の圧入前の外観形状として示すものである。
【0021】図3Aに示す第3実施形態は、連続した突
起を螺旋状に形成し、螺旋状突起の内径とシリンダ外径
との間の隙間を第1実施形態と同様な小さな隙間に抑
え、センタリング性能を向上させたものである。作動油
は螺旋状突起の間に形成される螺旋状通路を通ることが
できるので、螺旋状突起の内径とシリンダ外径との間の
隙間を小さくできるのである。
【0022】この場合はシリンダ下端部が螺旋状突起の
上端から下端へと順次連続して接触していくので、シリ
ンダ17をアウターシェル8の軸線方向に押し戻す作用
が連続的に行われ、シリンダ下端部がアウターシェル8
の螺旋状突起部を通過した位置で、シリンダ17がアウ
ターシェル8の軸線に対して同芯状態となる。センタリ
ング作用のための螺旋状突起の巻き数としては1巻き程
度あれば十分であるが、螺旋状突起間の通路は、悪路走
行時のタンク室油面変動に対する抵抗としても利用する
ことができるので、タンク室内の作動油の撹拌作用を抑
え、減衰力を不安定にする作動油の泡立ちを抑制するこ
とができる。従ってこの効果を享有したい場合は必要に
応じて螺旋のピッチ及び巻き数を決めれば良い。
【0023】なお図示はしていないが、上述のいずれの
実施形態においても、突起をアウターシェル下端部のほ
かにアウターシェル上端部にも併せて設けても良い。こ
の場合はシリンダ17は上下端ともアウターシェル8の
軸線に対して同芯になるので、パッキンケース4をシリ
ンダ17及びアウターシェル8に圧入する際に、同芯性
に注意せずに作業することができる。
【0024】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明においては上
記実施形態にて例示した如く、センタリング用の特別な
部品を使用することなく、アウターシェルの1部に外周
面から内側に向かって数個の独立した碗状突起、又は連
続した円環状突起あるいは螺旋状突起を設けることによ
り、センタリング作用を実現させたので、センタリング
用の特別な部品を使用する場合の部品代,保管等の管理
費,組付け工数を省略することができるとともに油圧緩
衝器の製造工程における作業者の怪我の発生を未然に防
止することができる。また連続した円環状突起あるいは
螺旋状突起の場合は、上述の効果に加えてタンク室内の
作動油の撹拌作用を抑え、減衰力を不安定にする作動油
の泡立ちを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 本発明の第1実施形態を示す縦断面図であ
る。
【図1B】
【図1A】のX−X断面の端面図である。
【図2A】 本発明の第2実施形態を示す縦断面図であ
る。
【図2B】
【図2A】の円環状突起8Bの形状を示すアウターシェ
ル下部の外観図である。
【図3A】 本発明の第3実施形態を示す縦断面図であ
る。
【図3B】
【図3A】の螺旋状突起8Cの形状を示すアウターシェ
ル下部の外観図である。
【図4A】 従来技術に係るセンタリング構造を示す縦
断図である。
【図4B】
【図4A】のセンタリングワッシャ11の形状を示す平
面図である。
【符号の説明】
1 ピストンロッド 7,17 シリンダ 8 アウターシェル 8A 碗状突起 8B 円環状突起 8C 螺旋状突起 9B ピストン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンロツドの下端部に組付けられた
    ピストンを摺動自在に案内するシリンダを、アウターシ
    ェルの軸線に対し同芯状に収容してなる油圧緩衝器にお
    いて、アウターシェルの外周面から内側に向かってシリ
    ンダを案内する突起を設けたことを特徴とする油圧緩衝
    器におけるシリンダのセンタリング装置。
  2. 【請求項2】 シリンダを案内する突起が、アウターシ
    ェルの外周面から内側に向かって形成され、円周上に少
    なくとも3個以上ほぼ等分して設けられた碗状の突起で
    あることを特徴とする請求項1記載の油圧緩衝器におけ
    るシリンダのセンタリング装置。
  3. 【請求項3】 シリンダを案内する突起が、アウターシ
    ェルの外周面から内側に向かって連続して形成された円
    環状突起であることを特徴とする請求項1記載の油圧緩
    衝器におけるシリンダのセンタリング装置。
  4. 【請求項4】 シリンダを案内する突起が、アウターシ
    ェルの外周面から内側に向かって連続して形成された螺
    旋状突起であることを特徴とする請求項1記載の油圧緩
    衝器におけるシリンダのセンタリング装置。
JP21094295A 1995-07-26 1995-07-26 油圧緩衝器におけるシリンダのセンタリング装置 Pending JPH0942355A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009299769A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Kayaba Ind Co Ltd 液圧緩衝器
US8141227B2 (en) 2002-11-29 2012-03-27 Kabushiki Kaisha Hitachi Seisakusho Assembly of sheet materials, tube assembly, drawing method and tools for drawing
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WO2018105751A1 (ja) * 2016-12-09 2018-06-14 Kybモーターサイクルサスペンション株式会社 緩衝器

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