JPH0943061A - 剛直な浮遊微小構造素子の製造方法およびそのような素子を備えるデバイス - Google Patents

剛直な浮遊微小構造素子の製造方法およびそのような素子を備えるデバイス

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JPH0943061A
JPH0943061A JP8182440A JP18244096A JPH0943061A JP H0943061 A JPH0943061 A JP H0943061A JP 8182440 A JP8182440 A JP 8182440A JP 18244096 A JP18244096 A JP 18244096A JP H0943061 A JPH0943061 A JP H0943061A
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layer
etching
sacrificial material
forming
mask
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JP8182440A
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Michel Vilain
ミシェル・ヴィレン
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Commissariat a lEnergie Atomique CEA
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の浮遊微小構造においては、高い強度と
高い熱抵抗とを両立させることが困難であった。 【解決手段】 剛直な浮遊微小構造素子(124、11
6)の製造方法であって、a)浮遊微小構造素子(12
4、116)に対応するエッチングパターンにしたがっ
て、浮き彫り構造を形成するステップと、b)剛直ライ
ニング116を形成するステップと、c)浮遊微小構造
(124、116)を解放するために、浮き彫り構造か
ら犠牲材料を除去するステップとを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浮遊微小構造素子
の製造方法に関するものであり、また、そのような素子
を備えるデバイスに関するものである。
【0002】浮遊微小構造とは、基板に懸架された、ま
たは、基板からフリーな微小機械デバイスとして理解さ
れる。
【0003】さらに、微小構造素子という用語は、微小
構造全体のことを表すか、あるいは、微小構造のほんの
一部、例えば基板に連結される懸架梁のようなものを表
すかのどちらかである。
【0004】本発明は、基板上に作られる微小機械デバ
イスの製造の分野において一般的に応用可能である。そ
のような微小機械デバイスは、例えば、微小モータ、微
小機械、センサ、そして特に、微小ボロメータである。
【0005】
【従来の技術】微小構造は、通常、リソグラフィー法や
エッチング法により製造される。このような方法におい
ては、材料層を形作ることや、微小構造のボディーをな
す層の積み重ねを行うことができる。
【0006】参考のために簡単に説明すると、微小構造
の製造に際しては、さらに一般的には、微小機械デバイ
スの製造に際しては、まず第1に、積層が製造される。
この積層において、微小構造が作られる。この積層は、
第1支持層を備えており、第1支持層上に、有機物また
は無機物からなる犠牲材料の層が成膜または成長され
る。次に、通常は薄い層からなる1つあるいは複数の層
が、犠牲層上に形成される。これら1つあるいは複数の
層内に、微小構造のボディーが形成されることになる。
【0007】微小構造の形状は、上述のリソグラフィー
法やエッチング法により、これら層内に画成される。最
後に、犠牲材料の全部または一部を除去することによ
り、全部または一部が解放された微小構造が製造され
る。
【0008】微小構造を成形するために使用されるリソ
グラフィーマスクの設計に際しては、微小構造素子は、
例えば微小モータの回転子のように完全にフリーとする
こともできるし、あるいは、膜やこの目的のために設け
られた拘束手段により剛直にまたは弱く支持することも
できる。
【0009】本発明に対して適切な微小構造の例は、微
小ボロメータである。図1に、微小ボロメータにとって
不可欠な構成要件を概略的に示す。微小ボロメータは、
中央領域10を備えており、この中央領域10には、放
射に感応するとともに、放射の検出に応じて電気信号を
生成し得る材料が取り付けられている。この信号は、中
央領域10の温度とともに変化する。この場合、信号自
身は、図示しない光学手段の使用により受け取る照度エ
ネルギーの吸収量の関数である。ボロメータの感応的な
中央領域10の操作および構造については、次に示す文
献(1)および(2)にさらに詳細な説明がある。
【0010】引用文献: (1)米国特許明細書第5 021 663号 (2)米国特許明細書第5 367 167号
【0011】微小ボロメータの中央領域10は、懸架梁
14により、剛直な機械的サポート12に対して連結さ
れている。機械的サポート12は、図示の単純化のため
に図1には図示していない支持基板に一体化されている
ものである。
【0012】懸架梁14は、通常、いくつかの機能を有
している。
【0013】第1の機械的機能は、熱エネルギーの損失
を起こしがちな部材間のすべての直接的な接触を避ける
ために、中央領域10を支持基板上に懸架状態に維持す
ることである。
【0014】中央領域を機械的に支持することにおける
梁14の役割としては、さらに、基板に対して中央領域
10を正確に位置決めすることである。特に、ボロメー
タの中央領域の光学吸収効率を改善することである。こ
の場合、この領域と、下に位置する支持基板の表面との
間の間隔を制御することが効果的である。
【0015】梁の他の機能は、中央領域10の活性要素
により作られた電気信号を、例えば同じ支持基板(図示
せず)上に形成された読取回路および周辺測定回路へと
伝達するための電気的接続をなすことである。
【0016】懸架梁の特徴的な他の機能は、中央領域1
0と基板に一体化された機械的サポート12との間の熱
絶縁を構成することである。実際、梁14は、それぞれ
領域10、および、基板と等温のサポート12に接触し
ている端部16、18間において、最大の熱抵抗を示さ
なければならない。
【0017】中央領域10のサポート12に対する熱絶
縁は、実際、照度の効果に起因する中央領域10の熱変
化を最大とするために、また、中央領域10と比べれば
無限大とも思える熱容量を有する基板への熱エネルギー
の放散を避けるために不可欠である。
【0018】図1の概略的な図示においては、従来の梁
14は、単純な矩形断面または台形断面を有しており、
厚さがeで、長さがlである。梁14のII−II線矢視断
面を図2において拡大して示し、これら寸法を記入し
た。
【0019】それ自身が浮遊微小構造素子と考えること
ができる梁は、1つあるいは複数の材料の積層を備えて
いる。それらの熱抵抗Rthは、式 Rth = L/(λeq.l.e) により表すことができる。ここで、λeqは、梁に沿う方
向のそれぞれの幅および厚さを備えたすべての様々な層
の等価伝導度であり、Lは、梁の長さである。
【0020】梁の熱抵抗を増大させるには、可能である
ならば、最小の熱伝導度λを有する材料を選択し、梁の
形状がどのようであっても厚さeおよび幅lを最小と
し、長さLを最大とすることが効果的である。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】このような機械的制約
のために、微小ボロメータの強度が低下することになっ
ていた。
【0022】強度が低下することのために、微小ボロメ
ータは、本質的に、製造の後工程においてあるいはその
後に、特に、犠牲層への働きかけによる浮遊部材の切り
離し後において、構造が受けやすい機械的応力に対して
過敏なものとなっていた。また、強度が低下することの
ために、加速あるいは振動に対して、弱い耐性を有する
構造となっていた。
【0023】強度の欠如は、生産性が低くなることを意
味し、よって、ボロメータデバイスのコストが高くな
り、信号雑音比の見地からまた寿命の見地から性能が制
限されることになる。
【0024】また、懸架される微小構造の製造時におい
ては、しばしば、詳細な精度、様々な浮遊素子の互いの
幾何的位置関係をチェックする必要がある。この制御に
は、微小構造を形成する材料が製造時において受ける応
力を知る必要がある。
【0025】特に、微小構造が複数の異なる材料層によ
り形成された積層内に作られるときに、構造を加熱する
ことは、微小構造の過敏な部分に有害な変形、持ち上が
り、あるいはこびりつきを起こしやすい”2層”効果を
もたらす危険性がある。他方、犠牲層が除去されるとき
には、他の層が有している応力が解放され、その後、同
じ効果をもたらしやすい。
【0026】微小構造が長さLの梁である場合には、曲
げ耐性は、梁の他端が基板に一体的に剛直に保持されて
いるときに梁の自由端に長さ方向に対して垂直に力Fが
かけられたときの梁の自由端の変位により特徴づけられ
る。力Fが基板平面に対して垂直であるかあるいは平行
であるかによって、直交変位(fn) あるいは平行変位
(fp) は、次式で表される。 fn = F.L3/3M.Inp = F.L3/3M.Ip ここで、Mは、単純化のために均質性を仮定した場合に
おける梁を構成する材料の曲げに対するヤング率であ
る。また、In およびIp は、それぞれ、梁の幾何的軸
を通りかつ基板平面に直交するあるいは平行な軸に対す
る梁(例えば、図1においては符号14)の横断面の慣
性モーメントである。
【0027】厚さがeでありかつ幅がlである矩形断面
を有する梁の場合には、慣性モーメントは、In =l.
3 /12、および、Ip =e.l3 /12である。し
たがって、変位は次のように表される。
【数1】
【数2】
【0028】微小ボロメータの場合には、剛直な梁強度
と、高い熱抵抗とが、同時に要求されることになる。
【0029】支持梁の曲げ耐性および裂け耐性は、熱抵
抗を最大としたときには、すなわち、梁の幅および/ま
たは厚さを小さくしたとき、および/または、長さを長
くしたときには、急速にかつ極度に減少することにな
る。
【0030】本発明の目的は、上記のような制限を有し
ない剛直な浮遊微小構造素子の製造方法を提供すること
である。
【0031】他の目的は、強度の改良された梁により支
持された浮遊構造を備えた微小機械デバイスを提供する
ことである。
【0032】さらに他の目的は、強い強度、強いねじれ
抵抗を有し、信号伝達のために電気伝導性であり、さら
に、高い熱抵抗Rthを有する微小ボロメータの感応領域
を懸架するための梁を提供することである。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、より詳細には、本発明は、支持層、少なくとも1つ
の第1犠牲材料層、および少なくとも1つのいわゆる第
1構造層の積層を備える基板に作られる少なくとも1つ
の剛直な浮遊微小構造素子の製造方法であって、 a)浮遊微小構造素子に対応するエッチングパターンに
したがって、第1構造層をエッチングすることにより、
および、第1犠牲材料層の少なくとも一部をエッチング
することにより、側方端を有する少なくとも1つの浮き
彫り構造を形成するステップと、 b)側方端上にいわゆる剛直ライニングを形成するステ
ップと、 c)構造層および剛直ライニングを備える浮遊微小構造
を解放するために、各浮き彫り構造から犠牲材料を除去
するステップとを具備することを特徴とする剛直な浮遊
微小構造素子の製造方法を目標とするものである。
【0034】よって、微小構造素子は、1つまたは複数
の構造層、および、剛直ライニングから構成される。こ
の場合、剛直ライニングは、曲げ耐性およびねじれ耐性
を増大させる。剛直さが増大された微小構造素子によ
り、厚さおよび/または幅を減少させることができ、特
に、構造層の厚さおよび/または幅を減少させることが
でき、よって、熱抵抗を増大させることができる。
【0035】微小構造素子の製造方法の代替可能な方法
においては、基板は、さらに、第2犠牲材料層および第
2構造層が、支持層と第1犠牲材料層との間においてこ
の順で積層されており、側方端を有する浮き彫り構造を
形成するステップにおいては、さらに、第2構造層のエ
ッチング、および、第2犠牲材料層の少なくとも部分的
なエッチングを行い、側方端上に剛直ライニングを形成
するステップの後に、第1構造層が除去される。
【0036】微小構造素子の製造方法の他の代替可能な
方法においては、基板は、交換可能に、2つの構造層お
よび2つの犠牲材料層を有しており、さらにステップ
a)とステップb)との間において、浮遊微小構造素子
に対応するパターンにしたがった第2構造層のエッチン
グ、および、第2犠牲材料層の少なくとも一部のエッチ
ングを行い、その後、第1構造層が除去される。
【0037】代替可能な方法を使用することにより、お
よび、代替可能な基板構造を使用することにより、異な
るタイプの剛直な微小構造を製造することができる。こ
れら微小構造は、互いに異なるものであり、特に、構造
層に対する剛直ライニングの構成において異なってい
る。
【0038】同様に、第1犠牲材料層のエッチングまた
は第1および第2犠牲材料層のエッチングが異方的であ
るか等方的であるかによって、剛直層の形状を変更する
ことができ、機械的性質に反映させることができる。
【0039】したがって、本発明は、第1犠牲材料層の
エッチング、および、第2犠牲材料層のエッチングが、
等方的であるようなあるいは異方的であるような様々な
ケースを提供する。
【0040】本発明のある特別の形態においては、本方
法のステップa)に先立って、エッチングパターンを画
成するマスクを形成することができる。このマスクは、
例えば、剛直ライニングの形成前に除去することができ
る。有利な方法においては、また、剛直層の形成後にマ
スクだけを除去することができる。この最後の場合に
は、マスクは、側面上にライニングが形成される浮き彫
り構造の一部を形成している。
【0041】本発明は、また、支持基板と、この支持基
板から隔離された浮遊構造と、この浮遊構造を支持基板
に対して連結する少なくとも1つの懸架梁とを具備する
微小機械デバイスであって、梁が、梁に沿って延在する
とともに梁にほぼ直交する面内において延在する剛直ラ
イニングが設けられた側方端を有していることを特徴と
する微小機械デバイスに関するものである。
【0042】そのようにライニングを備えて与えられる
梁は、より良好な剛直さを与え得るU字形状またはH字
形状を有している。
【0043】そのようなデバイスの製造というある特別
の見地においては、梁は、少なくとも1つの電気伝導性
材料層および少なくとも1つの電気絶縁性材料層からな
る交互の積層を備えることができる。
【0044】本発明のある特別の応用においては、デバ
イスの浮遊構造は、微小ボロメータの感応部である。
【0045】この浮遊構造は、同様に、剛直ライニング
を備える側方端上に、例えば、剛直フレームの形態で、
うまく設けることができる。
【0046】本発明の他の特徴点および利点は、添付図
面を参照してなされ、説明の目的のためになされるだけ
のものであって、本発明を何ら制限するものではない以
下の説明中において明らかとなるであろう。
【0047】
【発明の実施の形態】図1は、既に説明済みのものであ
って、公知のタイプの微小ボロメータの概略的な平面図
である。図2は、既に説明済みのものであって、図1に
示す微小ボロメータにおいて検出感応部分を懸架する梁
のII−II線矢視断面を拡大して示す図である。
【0048】図3、図4(a)、図5(a)、図6
(a)、および図7(a)は、本発明の第1方法による
微小構造素子の製造ステップを示す断面図である。図4
(b)、図5(b)、図6(b)、および図7(b)
は、本発明の第1方法の代替可能な方法による微小構造
素子の製造ステップを示す断面図である。図8、図9
(a)、図10、図11(a)、図12(a)、および
図13(a)は、本発明の第2方法による微小構造素子
の製造ステップを示す断面図である。図9(b)、図1
1(b)、図12(b)、および図13(b)は、本発
明の第2方法の代替可能な方法による微小構造素子の製
造ステップを示す断面図である。図14〜図18は、本
発明の第3方法による微小構造素子の製造ステップを示
す断面図である。図19〜図23は、本発明の第4方法
による微小構造素子の製造ステップを示す断面図であ
る。図24〜図27は、本発明の第5方法による微小構
造素子の製造ステップを示す断面図である。図28〜図
32は、本発明の第6方法による微小構造素子の製造ス
テップを示す断面図である。
【0049】以下の説明においては、同一の参照符号
は、異なる図面であっても、同一または同様の要素また
は部材を表すものとする。
【0050】〔第1実施形態〕本発明の方法の第1方法
を図3〜図7に示す。第1方法に関しては、2つの非常
に内容的に近い代替可能な形態があり、これらを合わせ
て第1実施形態の中で説明する。それらは、図番におい
て、(a)および(b)で識別される。(a)でも
(b)でもないものは、共通に適用される。
【0051】図3は、本発明の第1方法の実施のための
基板を示している。支持層100上には、犠牲材料から
なる第1層102が成膜される。その後、”構造層”と
称され引き続いて内部に微小構造が作られる第1層10
4を形成する1つあるいは複数の層が形成される。層1
04は、例えば、シリコン、酸化シリコン、窒化シリコ
ン、金属からなる層、あるいは、上記材料からなる層の
重ね合わせとすることができる。
【0052】支持層100は、また、微小電子回路を製
造するための基板として機能することができる。あるい
は、層104において製造される微小機械構造に関連し
た機能を有する、例えば、計測機能を有する微小電子回
路からなる素子を製造するための基板として機能するこ
とができる。この計測回路は、単純化のために図示され
ていない。
【0053】犠牲層102は、例えば、酸化シリコン、
ポリイミドのような有機材料、等の材料から形成するこ
とができる。
【0054】本方法の次なるステップは、エッチングパ
ターンにしたがって、層104を成形するステップであ
る。このパターンは、例えば、図1に示すような支持ア
ームと称される梁を備える微小ボロメータの感応部分を
構成することができる。
【0055】エッチングパターンは、層104上に成膜
された樹脂マスク106により画成される。層104の
うち、マスク106で保護されていない部分は、その後
のエッチングにより除去される。
【0056】犠牲材料の層も、また、エッチングを受
け、エッチング時においては、マスク106によっても
また層104の残部によっても保護されていない部分
が、部分的に除去される。このステップは、図4(a)
および図4(b)に示されている。よって、エッチング
パターンにしたがって、言い換えれば、製造しようとし
た微小構造素子のパターンにしたがって、浮き彫り構造
108が得られる。浮き彫り構造108は、1つあるい
は2つの側方面110a、110bを有している。
【0057】図4(a)および図4(b)は、それぞれ
犠牲材料層102の異方性エッチングおよび等方性エッ
チングにより得られた浮き彫り構造108を示してい
る。図4(b)の場合においては、側面110a、11
0bは、層104のの下部において局所的に延在する凹
所を有している。
【0058】層102が酸化シリコンである場合には、
等方性エッチングは、液相中におけるまたは蒸気相中に
おけるフッ化水素酸HF処理により行うことができる。
異方性エッチングは、例えば、CHF3、C26 のよう
なタイプの気相フルオロカーボンによる反応性イオンエ
ッチング(RIE)により行うことができる。
【0059】犠牲層102が有機材料、例えばポリイミ
ドである場合には、等方性エッチングは、酸素プラズマ
を利用することにより、あるいは、層をオゾン中に露出
することにより、行うことができる。異方性エッチング
は、同様にRIEによりなされ、気相O2 、あるいは、
2 +SF6 混合ガスを使用したRIEによりなされ
る。上記条件下での犠牲材料層の等方性あるいは異方性
エッチングの場合には、樹脂マスク106もまた、少な
くとも部分的に、除去されることに注意が必要である。
【0060】マスク106を除去した後、図5(a)お
よび図5(b)に示すように、浮き彫り構造の側面11
0aおよび110bをすっかり覆う1つの(あるいは複
数の)材料層112を形成する。層112は、すべての
自由表面を、可能な限り最も正確かつ最も一様な方法で
覆っている。
【0061】この層112は、例えば、プラズマにより
活性化されたPECVD成膜法(Plasma Enhanced Chem
ical Vapour Deposition)により低温で得られたシリコ
ン、酸化シリコンSiO、あるいは窒化シリコンSiN
からなる層とすることができる。窒化シリコンの層は、
また、LPCVD(Low Pressure Chemical VapourDepo
sition) 法による低圧気相条件下における化学成膜に
より形成することができる。そのような成膜は、アンモ
ニア、ジクロロシラン混合ガスを使用して600〜75
0℃の、より高温において行われる。LPCVD法は、
また、酸化シリコンからなる層112を形成するために
使用することもできる。この場合、成膜は、ジクロロシ
ランおよび一酸化窒素の混合ガスを用いて850〜95
0℃の温度で行うことができる。あるいは、TEOS
(テトラエトキシシラン)前駆体を用いて600〜75
0℃の温度で行うことができる。また、これらの材料
は、特にLPCVDにより形成されたときには、浮き彫
り構造に対して良好な被覆適合性を示す。
【0062】浮き彫り構造を被覆する層112は、ま
た、シリコンからなる層とすることもできる。シリコン
は、ジシランをソースとして用い250〜500℃の温
度で、あるいは、シランをソースとして用い550〜7
00℃の温度で、LPCVDと称される方法により形成
することができる。シリコンは、成膜時にジボランある
いはホスフィンを添加することによりドーピングするこ
とができる。あるいは、ドーピングしなくても良い。シ
リコンが低温で成膜されるときには、すなわち、560
℃よりも低い温度で成膜されるときには、層112は、
アモルファスとなり、600℃を超えて成膜されるとき
には、多結晶となる。
【0063】低い熱伝導度を有する微小構造素子を製造
したい場合には、層112は、ドーピングされていない
アモルファスシリコンとすることが好ましい。
【0064】酸化シリコンSiOおよび窒化シリコンS
iNは、良好な熱絶縁特性を有している。それらの伝導
度は、2〜3W/mKの程度である。
【0065】金属的性質を有する微小構造素子を製造し
たい場合には、層112は、例えばLPCVD法により
形成した、例えば、タングステン、チタン、あるいは窒
化チタンとすれば良い。
【0066】層112は、単一材料とすることもできる
し、異なる材料からなる複数の単位層の組合せとするこ
ともできる。前記異なる材料は、製造すべき微小構造素
子に対して求められるべき機械的または電気的性質に関
して選択される。
【0067】この例においては、層112は、樹脂上に
成膜可能な材料から構成されている。この場合の成膜温
度は、180℃より低くなければいけない。
【0068】図6(a)および図6(b)に示すよう
に、マスクを用いない異方性エッチングにより、一方に
おいては、層104および犠牲層114の一部を被覆す
る層112の部分を、他方においては、浮き彫り構造を
除去することができる。
【0069】このエッチングにおいては、層112のう
ち、浮き彫り構造の側面110aおよび110bを覆う
部分だけは、保存される。これらの部分は、以下におい
て”剛直ライニング”として表され、符号116が付さ
れる。
【0070】その後、図7(a)および図7(b)に示
すように、犠牲材料層102が除去される。
【0071】そして、微小構造素子は、基板100から
切り離される。微小構造素子は、層104および剛直ラ
イニング116から構成されている。
【0072】〔第2実施形態〕他の方法を図8〜図13
に示す。
【0073】本発明のこの方法は、2つの構造層および
2つの犠牲材料層を備える基板における浮遊微小構造の
製造に関するものである。
【0074】図8に示すように、基板は、支持層100
上に、”第2の犠牲材料層”として表される犠牲材料層
122、および、”第2の構造層”として表される構造
材料からなる層124、そして、”第1の犠牲材料層”
として表される犠牲材料層102、および、”第1の構
造層”として表される構造層104が、順に成膜される
ことにより形成されている。
【0075】第1実施形態の場合と同様に、犠牲層10
2、122は、例えば、酸化シリコンあるいはポリイミ
ドから形成することができる。構造層104、124
は、例えば、酸化シリコンからなる。
【0076】製造すべき微小構造の形状を画成するエッ
チングマスク106の形成後に、マスク106により保
護されていない領域について、第1構造層104および
第1犠牲層102の異方性エッチングを、続けて行う。
【0077】これにより、図9(a)および図9(b)
に示すような浮き彫り構造108が得られる。
【0078】保護されていない領域においては、層10
4は、全体的に除去され、層102は、全体的に(図9
(b))あるいは部分的に(図9(a))除去される。
【0079】(図9(a)の場合には)第1犠牲層10
2の異方性エッチングに続いて、図10に示すように、
等方性エッチングを行って完了することができる(図9
(b)の場合には、この工程は行わない)。等方性エッ
チングは、構造108の側面110aおよび110bに
沿って延在する凹所を形成するという効果を有してい
る。
【0080】マスク106の除去後に、第1実施形態と
同様に、このようにして得られた浮き彫り状態の構造1
08は、1つあるいは複数の層112により被覆され
る。図11(a)および図11(b)に示されている層
112の形成は、第1実施形態と同様の方法で行うこと
ができる。
【0081】マスクなしで異方性エッチングを行って、
第1構造層104上の層112、および、犠牲層の一部
114上の層112を除去する。層112は、側面11
0aおよび110b上のものだけが保存される。ここで
保存された部分は、剛直ライニング116を形成する。
図12(a)および図12(b)に示すように、第2構
造層124も、また、エッチングされる。このエッチン
グは、必ずしも、選択的エッチングではない。よって、
図12(a)および図12(b)に示すように、層12
2も、また、軽くエッチングされる。このエッチングに
おいては、第1層104は、エッチングマスクとして機
能する。
【0082】異方性エッチングが行われることが好まし
く、これにより、剛直ライニングの成形と層124のエ
ッチングとを同時に行うことができる。第1構造層の除
去後に、第1および第2犠牲層102、122において
残っている材料を除去する。これにより、図13(a)
および図13(b)に示すようなU字形断面を有する浮
遊微小構造素子を得ることができる。この素子は、例え
ば微小ボロメータの感応部の懸架梁を形成する層124
の一部、および、剛直ライニング116を備えている。
第1犠牲層102の等方性エッチングが行われたかどう
かにかかわらず、成形された箇所(図13(a))ある
いは直線箇所(図13(b))について、剛直構造が得
られている。
【0083】〔第3実施形態〕本発明の他の方法を図1
4〜図18に示す。本実施形態において使用される基本
的な基板は、図14に示すように、第2実施形態におい
て使用した基板と同一である。
【0084】基板は、支持層100、(第1)犠牲材料
層102、(第1)構造層104、(第2)犠牲材料層
122、および(第2)構造層124を備えている。
【0085】製造すべき微小構造素子の形状を画成する
マスク106の形成後に、マスクにより保護されている
領域の外側部分において、1回または複数回のエッチン
グが行われる。これにより、第1および第2構造層10
4、124、第1犠牲層102、および第2犠牲層12
2の少なくとも一部のエッチングが行われ、段部が形成
される。
【0086】エッチングの後には、側方壁110a、1
10bを備えた浮き彫り構造108が、図15に示すよ
うにして得られる。
【0087】マスクの除去した後、浮き彫り構造108
を覆う1つの(あるいは複数の)層112が形成される
(図16)。第1実施形態および第2実施形態の場合と
同様にして、層112は、図17に示す剛直ライニング
116を浮き彫り構造の側面に成形するために、マスク
なしのエッチングを受ける。
【0088】最終ステップにおいて、第1構造層10
4、および、犠牲材料層102、122が除去される。
図18に示すように、H形断面を有する微小構造素子
は、このようにして得られる。
【0089】H形断面の中央バーは、第2構造層124
により形成されており、中央バーに垂直な2本のバー
は、剛直ライニング116により形成されている。
【0090】〔第4実施形態〕図8あるいは図14にお
ける基板と同様の基板から出発する方法の他の例を図1
9〜図23に示す。
【0091】図19は、第2実施形態における図10に
対応している。すなわち、図において、第1構造層10
4および第1犠牲層102は、製造すべき微小構造素子
に対応するパターンにしたがって成形されている。犠牲
層のエッチングは、等方性エッチングである。
【0092】図20に示すような浮き彫り構造108の
形成は、エッチングマスクにしたがって、第2構造層1
24、および、第2犠牲層122の少なくとも一部を異
方性エッチングすることによりなされる。このエッチン
グにおいては、第1構造層104は、マスクとして使用
される。
【0093】第3実施形態の場合と同様に、微小構造素
子の製造は、層112を形成し(図21)、浮き彫り構
造の側面に剛直ライニング116を得るためにこの層1
12を成形し(図12)、そして、第1構造層を除去
し、その後、層102、122から残った犠牲材料を除
去することによりなされる。
【0094】微小構造素子は、図23に示すように、実
質的にH形断面を有して得られる。
【0095】〔第5実施形態〕第5実施形態の出発構造
を、図24に示す。エッチングマスクが除去されている
点を除いては、この図は、既に説明した図15に対応し
ている。そして、図24に示す浮き彫り構造に至るまで
の手続きは、第3実施形態の説明を参照することができ
る。
【0096】浮き彫り構造108の側面110a、11
0b上への被覆層112の形成に先立って、側面は、エ
ッチングを受ける。これにより、構造層の下部における
犠牲材料層102、122の部分は、図25に示すよう
に、えぐられることになる。
【0097】図26および図27は、それぞれ、剛直ラ
イニング116を形成するための層112の異方性エッ
チング(図26)、および、第1構造層104の除去お
よび犠牲層102、122からの残り材料の除去(図2
7)を示している。微小構造素子は、また、実質的にH
形断面を有して得られる。ただし、成形された側部バー
だけは異なっている。
【0098】〔第6実施形態〕第1実施形態〜第5実施
形態においては、マスクを形成する樹脂層は、厳密に言
えば、剛直ライニングを作るために使用されるような浮
き彫り構造の一部を構成するものではない。マスクは、
層112を形成する前に除去される。
【0099】図28〜図32に対応する実施形態におい
ては、樹脂マスクは、逆に、有益に利用されている。図
19に示すように、基板は、支持層100上に、犠牲材
料層102、構造層104、および樹脂層105が順に
成膜されて形成されている。層100、102、104
の構成材料の選択に際しては、第1実施形態を参照する
ことができる。樹脂層は、上述のように、エッチングマ
スクを作るために使用されている。
【0100】図29は、樹脂層105に形成されたエッ
チングマスク106のパターンにしたがって、構造層1
04のエッチングにより、および、犠牲材料層102の
部分的なエッチングにより、浮き彫り構造108が成形
される様子を示している。層102のエッチングは、等
方性のものである。このエッチング後においても、マス
ク106は、保存され、マスク106は、浮き彫り構造
108の一部を形成している。
【0101】図30に示すように、浮き彫り構造108
の周囲に被覆層が形成される。そしてこの層がエッチン
グされて、図31に示すような剛直ライニング116が
形成される。このエッチング時において、マスク106
を形成する樹脂は、露出状態とされる。
【0102】マスク106の樹脂、および、犠牲層10
2内の材料が最後に除去されて、図32に示すような微
小構造素子が解放される。
【0103】
【発明の効果】どの実施形態が採用されるにしても、微
小構造素子は、例えば図1に示す微小ボロメータの中央
領域10および懸架梁14のような微小機械デバイスの
一部を、例えば、構成することができる。
【0104】しかしながら、本発明により製造された微
小構造素子は、そのようなデバイスのほんの一部だけ、
例えば、懸架梁だけを構成しても良い。
【0105】本発明により製造された懸架梁、すなわ
ち、側方端に沿って延在する剛直ライニングによる懸架
梁は、良好な剛直性を有しており、ねじれることがな
い。参考のために、梁の側方端は、図1においては参照
符号130により示されている。これら梁は、直線状側
方ライニングまたはリブ補強された側方ライニングを有
して、U字形状またはH字形状とされている。異なる可
能な断面は、図7(a)、図7(b)、図13(a)、
図13(b)、図18、図27、および図32に示され
ている。
【0106】また別の観点から、微小ボロメータの場合
には、中央部(図1における参照符号10を参照された
い)は、膜であり、中央部の周囲にフレームを形成する
ために、中央部の側縁部に剛直ライニングを与えること
に意味がある。そのようなフレームは、変形を抑制する
ことができ、特に中央部のねじれを抑制することができ
る。
【0107】そのような梁を製造する格別の方法におい
ては、構造層は、例えば、電気伝導性材料からなる1つ
あるいは複数の層を備えることができる。そのような導
電層は、ボロメータの中央部から周辺測定回路へと電気
信号を伝達するための電極として機能する。
【0108】梁の中央部(構造層)が、絶縁体により隔
離された2つの電気伝導性材料層から構成されている場
合には、2つの導体材料間において電気的なリークが起
こる可能性がある。このようなリークは、少なくとも導
体材料に接触する部分に絶縁材料部を有する剛直ライニ
ングを設けることにより避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 公知のタイプの微小ボロメータの概略的な平
面図である。
【図2】 図1に示す微小ボロメータにおいて検出感応
部分を懸架する梁のII−II線矢視断面を拡大して示す図
である。
【図3】 本発明の第1方法による微小構造素子の製造
ステップを示す断面図である。
【図4】 (a)は、本発明の第1方法による微小構造
素子の製造ステップを示す断面図であり、(b)は、第
1方法の代替可能な方法による場合の断面図である。
【図5】 (a)は、本発明の第1方法による微小構造
素子の製造ステップを示す断面図であり、(b)は、第
1方法の代替可能な方法による場合の断面図である。
【図6】 (a)は、本発明の第1方法による微小構造
素子の製造ステップを示す断面図であり、(b)は、第
1方法の代替可能な方法による場合の断面図である。
【図7】 (a)は、本発明の第1方法による微小構造
素子の製造ステップを示す断面図であり、(b)は、第
1方法の代替可能な方法による場合の断面図である。
【図8】 本発明の第2方法による微小構造素子の製造
ステップを示す断面図である。
【図9】 (a)は、本発明の第2方法による微小構造
素子の製造ステップを示す断面図であり、(b)は、第
2方法の代替可能な方法による場合の断面図である。
【図10】 本発明の第2方法による微小構造素子の製
造ステップを示す断面図である。
【図11】 (a)は、本発明の第2方法による微小構
造素子の製造ステップを示す断面図であり、(b)は、
第2方法の代替可能な方法による場合の断面図である。
【図12】 (a)は、本発明の第2方法による微小構
造素子の製造ステップを示す断面図であり、(b)は、
第2方法の代替可能な方法による場合の断面図である。
【図13】 (a)は、本発明の第2方法による微小構
造素子の製造ステップを示す断面図であり、(b)は、
第2方法の代替可能な方法による場合の断面図である。
【図14】 本発明の第3方法による微小構造素子の製
造ステップを示す断面図である。
【図15】 本発明の第3方法による微小構造素子の製
造ステップを示す断面図である。
【図16】 本発明の第3方法による微小構造素子の製
造ステップを示す断面図である。
【図17】 本発明の第3方法による微小構造素子の製
造ステップを示す断面図である。
【図18】 本発明の第3方法による微小構造素子の製
造ステップを示す断面図である。
【図19】 本発明の第4方法による微小構造素子の製
造ステップを示す断面図である。
【図20】 本発明の第4方法による微小構造素子の製
造ステップを示す断面図である。
【図21】 本発明の第4方法による微小構造素子の製
造ステップを示す断面図である。
【図22】 本発明の第4方法による微小構造素子の製
造ステップを示す断面図である。
【図23】 本発明の第4方法による微小構造素子の製
造ステップを示す断面図である。
【図24】 本発明の第5方法による微小構造素子の製
造ステップを示す断面図である。
【図25】 本発明の第5方法による微小構造素子の製
造ステップを示す断面図である。
【図26】 本発明の第5方法による微小構造素子の製
造ステップを示す断面図である。
【図27】 本発明の第5方法による微小構造素子の製
造ステップを示す断面図である。
【図28】 本発明の第6方法による微小構造素子の製
造ステップを示す断面図である。
【図29】 本発明の第6方法による微小構造素子の製
造ステップを示す断面図である。
【図30】 本発明の第6方法による微小構造素子の製
造ステップを示す断面図である。
【図31】 本発明の第6方法による微小構造素子の製
造ステップを示す断面図である。
【図32】 本発明の第6方法による微小構造素子の製
造ステップを示す断面図である。
【符号の説明】
100 支持層 102 第1犠牲材料層 104 第1構造層 106 マスク 108 浮き彫り構造 110a 側方端 110b 側方端 112 材料層 116 剛直ライニング 122 第2犠牲材料層 124 第2構造層 130 側方端 104、116 浮遊微小構造素子 124、116 浮遊微小構造素子

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持層(100)、少なくとも1つの第
    1犠牲材料層(102)、および少なくとも1つのいわ
    ゆる第1構造層(104)の積層を備える基板に作られ
    る少なくとも1つの剛直な浮遊微小構造素子(104、
    116)の製造方法であって、 a)前記浮遊微小構造素子に対応するエッチングパター
    ンにしたがって、前記第1構造層(104)をエッチン
    グすることにより、および、前記第1犠牲材料層(10
    2)の少なくとも一部をエッチングすることにより、側
    方端(110a、110b)を有する少なくとも1つの
    浮き彫り構造(108)を形成するステップと、 b)前記側方端(110a、110b)上にいわゆる剛
    直ライニング(116)を形成するステップと、 c)前記構造層(104)および前記剛直ライニング
    (116)を備える前記浮遊微小構造を解放するため
    に、各浮き彫り構造(108)から前記犠牲材料を除去
    するステップとを具備することを特徴とする剛直な浮遊
    微小構造素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 基板は、さらに、第2犠牲材料層(12
    2)および第2構造層(124)が、前記支持層(10
    0)と前記第1犠牲材料層(102)との間においてこ
    の順で積層されており、 前記側方端(110a、110b)を有する前記浮き彫
    り構造(108)を形成する前記ステップにおいては、
    さらに、前記第2構造層(124)のエッチング、およ
    び、前記第2犠牲材料層(122)の少なくとも部分的
    なエッチングを行い、 前記側方端(110a、110b)上に前記剛直ライニ
    ング(116)を形成する前記ステップの後に、前記第
    1構造層(104)が除去されることを特徴とする請求
    項1記載の浮遊微小構造の製造方法。
  3. 【請求項3】 基板は、さらに、第2構造層(124)
    および第2犠牲材料層(122)が、前記支持層(10
    0)と前記第1犠牲材料層(102)との間において所
    定の順で積層されており、 さらに前記ステップa)と前記ステップb)との間にお
    いて、前記浮遊微小構造素子に対応する前記パターンに
    したがった前記第2構造層(124)のエッチング、お
    よび、前記第2犠牲材料層(122)の少なくとも一部
    のエッチングを行い、 その後、前記第1構造層(104)が除去されることを
    特徴とする請求項1記載の浮遊微小構造の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1犠牲材料層(102)のエッチ
    ングは、異方性エッチングであることを特徴とする請求
    項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記第2犠牲材料層(122)のエッチ
    ングは、異方性エッチングであることを特徴とする請求
    項2記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記第1犠牲材料層(102)のエッチ
    ングは、等方性エッチングであることを特徴とする請求
    項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記第2犠牲材料層(122)のエッチ
    ングは、等方性エッチングであることを特徴とする請求
    項2記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記ステップa)に先立って、前記エッ
    チングパターンを画成するマスク(106)が前記第1
    構造層(104)上に形成されることを特徴とする請求
    項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記マスク(106)は、前記剛直ライ
    ニング(116)の形成前に除去されることを特徴とす
    る請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記マスク(106)は、前記剛直ラ
    イニング(116)の形成後に除去され、前記マスク
    は、前記側方端(110a、110b)を有する前記浮
    き彫り構造(108)の一部を形成していることを特徴
    とする請求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記剛直ライニング(116)を形成
    する前記ステップにおいては、各浮き彫り構造(10
    8)を被覆する少なくとも1つの材料層(112)を成
    膜し、マスクなしでこの層(112)の異方性エッチン
    グを行うことを特徴とする請求項1記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記剛直ライニング(116)の形成
    には、窒化シリコン、酸化シリコン、シリコンのうちの
    少なくとも1つの材料、あるいは、金属が選択されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 微小機械デバイスの一部を懸架するた
    めの懸架梁の製造方法であって、 前記梁は、請求項1記載の方法により製造されることを
    特徴とする懸架梁の製造方法。
  14. 【請求項14】 支持基板(100)と、前記基板から
    隔離された浮遊構造と、前記浮遊構造を前記基板に対し
    て連結する少なくとも1つの懸架梁とを具備する微小機
    械デバイスであって、 前記梁は、該梁に沿って延在するとともに該梁にほぼ直
    交する面内において延在する剛直ライニング(116)
    が設けられた側方端(130)を有していることを特徴
    とする微小機械デバイス。
  15. 【請求項15】 前記浮遊構造は、また、剛直ライニン
    グが設けられた側方端を有しており、前記剛直ライニン
    グは、フレームを形成していることを特徴とする請求項
    14記載のデバイス。
  16. 【請求項16】 前記梁は、シリコン、酸化シリコン、
    窒化シリコン、金属の中から選択された材料からなる少
    なくとも1つの層を備えていることを特徴とする請求項
    14記載のデバイス。
  17. 【請求項17】 前記梁は、少なくとも1つの電気伝導
    性材料層および少なくとも1つの電気絶縁性材料層から
    なる交互の積層を備えていることを特徴とする請求項1
    4記載のデバイス。
  18. 【請求項18】 前記剛直ライニングは、少なくとも前
    記積層内の前記電気伝導性材料層と接触する領域におい
    て、電気絶縁性材料からなる部分を備えていることを特
    徴とする請求項17記載のデバイス。
  19. 【請求項19】 前記ライニングは、酸化シリコン、窒
    化シリコン、シリコン、金属の中から選択された材料か
    ら構成されることを特徴とする請求項14記載のデバイ
    ス。
  20. 【請求項20】 前記浮遊構造は、微小ボロメータの感
    応部であることを特徴とする請求項14記載のデバイ
    ス。
JP8182440A 1995-07-13 1996-07-11 剛直な浮遊微小構造素子の製造方法およびそのような素子を備えるデバイス Withdrawn JPH0943061A (ja)

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