JPH0943733A - 透過型スクリーンおよびそれを用いた投写型テレビジョン装置 - Google Patents
透過型スクリーンおよびそれを用いた投写型テレビジョン装置Info
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- JPH0943733A JPH0943733A JP7196461A JP19646195A JPH0943733A JP H0943733 A JPH0943733 A JP H0943733A JP 7196461 A JP7196461 A JP 7196461A JP 19646195 A JP19646195 A JP 19646195A JP H0943733 A JPH0943733 A JP H0943733A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】外光コントラストを改善しながら輝度低減を抑
制できる低廉な透過型スクリーンの提供。 【解決手段】片面側から入射される赤色光、緑色光およ
び青色光を残り片面側に透過して画像を形成するシート
状の透過型スクリーン4であって、赤色光、緑色光およ
び青色光の各透過率が、青色光の透過率を赤色光および
緑色光の透過率に対して所要以上高くする関係としなが
ら低く設定されている。これにより、可視光平均透過率
が下がるから、外光コントラストが向上する。しかも、
透過型スクリーン4の透過率特性を見込んで、余裕のあ
る赤色光および緑色光の投射強度を大きく設定すれば、
輝度の低減を抑制できるようになる。
制できる低廉な透過型スクリーンの提供。 【解決手段】片面側から入射される赤色光、緑色光およ
び青色光を残り片面側に透過して画像を形成するシート
状の透過型スクリーン4であって、赤色光、緑色光およ
び青色光の各透過率が、青色光の透過率を赤色光および
緑色光の透過率に対して所要以上高くする関係としなが
ら低く設定されている。これにより、可視光平均透過率
が下がるから、外光コントラストが向上する。しかも、
透過型スクリーン4の透過率特性を見込んで、余裕のあ
る赤色光および緑色光の投射強度を大きく設定すれば、
輝度の低減を抑制できるようになる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、片面側から入射さ
れる赤色光、緑色光および青色光を残り片面側に透過し
て画像を形成するシート状の透過型スクリーンおよびそ
れを用いる投写型テレビジョン装置に関する。
れる赤色光、緑色光および青色光を残り片面側に透過し
て画像を形成するシート状の透過型スクリーンおよびそ
れを用いる投写型テレビジョン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】投写型テレビジョン装置に用いる透過型
スクリーンは、一般的に、赤色光、緑色光および青色光
の投射器としてのCRTなどから出射される光を集光す
るフレネルレンズシートと、フレネルレンズシートから
の光を内部に結像するとともに水平方向に拡散させるレ
ンチキュラーレンズシートとの計二枚からなる構成や、
レンチキュラーレンズシートを保護するフラットパネル
を加えた計三枚からなる構成が知られている。
スクリーンは、一般的に、赤色光、緑色光および青色光
の投射器としてのCRTなどから出射される光を集光す
るフレネルレンズシートと、フレネルレンズシートから
の光を内部に結像するとともに水平方向に拡散させるレ
ンチキュラーレンズシートとの計二枚からなる構成や、
レンチキュラーレンズシートを保護するフラットパネル
を加えた計三枚からなる構成が知られている。
【0003】このようなスクリーンは、一般的に、明る
い部屋に配置した場合、スクリーンの各要素の面で外光
の反射が起こり、外光コントラストが不十分となる。
い部屋に配置した場合、スクリーンの各要素の面で外光
の反射が起こり、外光コントラストが不十分となる。
【0004】これに対して、外光コントラストを向上す
る方法として、スクリーンを構成するレンチキュラーレ
ンズシートやフラットパネルに染料や顔料を加えること
により、可視光の透過率を低く設定して、外光反射を吸
収させるようにする方法が考えられている。
る方法として、スクリーンを構成するレンチキュラーレ
ンズシートやフラットパネルに染料や顔料を加えること
により、可視光の透過率を低く設定して、外光反射を吸
収させるようにする方法が考えられている。
【0005】具体的に、図5に示すように、スクリーン
81のフラットパネル84の表側面の反射率をR1、裏
側面の反射率をR2、フラットパネル84の可視光平均
透過率をT、フレネルレンズシート82およびレンチキ
ュラーレンズシート83の合計反射率をR3、外光の照
度をS、投射器としてのCRT85の輝度をKとする
と、外光コントラストは、下記式1におおよそ比例す
る。
81のフラットパネル84の表側面の反射率をR1、裏
側面の反射率をR2、フラットパネル84の可視光平均
透過率をT、フレネルレンズシート82およびレンチキ
ュラーレンズシート83の合計反射率をR3、外光の照
度をS、投射器としてのCRT85の輝度をKとする
と、外光コントラストは、下記式1におおよそ比例す
る。
【0006】
【数1】
【0007】ここで、R1=R2=0.04、R3=
0.16、S=1、K=10とした場合において、T=
1.0のとき、外光コントラストは式1より41.6と
なり、T=0.5のとき、55.6となる。このよう
に、スクリーン81の可視光の透過率を低く設定すれ
ば、外光コントラストが改善されることがわかる。
0.16、S=1、K=10とした場合において、T=
1.0のとき、外光コントラストは式1より41.6と
なり、T=0.5のとき、55.6となる。このよう
に、スクリーン81の可視光の透過率を低く設定すれ
ば、外光コントラストが改善されることがわかる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術のよ
うに、スクリーン81の可視光の透過率を低く設定する
と、外光コントラストを改善できるけれども、その反
面、CRT85からの投射光の透過が必然的に一様に少
なくなるために、スクリーン81の輝度が低下するとい
う不具合が起こる。
うに、スクリーン81の可視光の透過率を低く設定する
と、外光コントラストを改善できるけれども、その反
面、CRT85からの投射光の透過が必然的に一様に少
なくなるために、スクリーン81の輝度が低下するとい
う不具合が起こる。
【0009】このようなスクリーン81の輝度低下を補
うためには、単純に、CRT85のビーム電流を増加さ
せて投射光の強度を高めればよいと考えられるが、この
ような対策は下記するような理由により不可能である。
つまり、そもそも周知のように青色光を投射するCRT
の発光効率が悪いため、青色光を投射するCRTのビー
ム電流については、既に最大定格に近い値に設定してお
り、ビーム電流を増加させる余裕がないからである。
うためには、単純に、CRT85のビーム電流を増加さ
せて投射光の強度を高めればよいと考えられるが、この
ような対策は下記するような理由により不可能である。
つまり、そもそも周知のように青色光を投射するCRT
の発光効率が悪いため、青色光を投射するCRTのビー
ム電流については、既に最大定格に近い値に設定してお
り、ビーム電流を増加させる余裕がないからである。
【0010】この他、例えば特開平5−265095号
公報に示すスクリーンのように、スクリーンのすべての
構成要素の面、もしくは一部の構成要素の面に反射防止
膜をコーティングして外光反射を低減し、外光コントラ
ストを改善する方法が考えられている。しかしながら、
これでは、反射防止膜を形成するための特別な処理設備
が必要となるので、コスト面で課題が残る。
公報に示すスクリーンのように、スクリーンのすべての
構成要素の面、もしくは一部の構成要素の面に反射防止
膜をコーティングして外光反射を低減し、外光コントラ
ストを改善する方法が考えられている。しかしながら、
これでは、反射防止膜を形成するための特別な処理設備
が必要となるので、コスト面で課題が残る。
【0011】したがって、本発明は、外光コントラスト
を改善しながら輝度低減を抑制できる低廉な透過型スク
リーンの提供を目的としている。
を改善しながら輝度低減を抑制できる低廉な透過型スク
リーンの提供を目的としている。
【0012】また、本発明は、外光コントラストを改善
しながら輝度低減を抑制できる低廉な投射型テレビジョ
ン装置の提供を目的としている。
しながら輝度低減を抑制できる低廉な投射型テレビジョ
ン装置の提供を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、片面側から入
射される赤色光、緑色光および青色光を残り片面側に透
過して画像を形成するシート状の透過型スクリーンにお
いて、次のように構成する。
射される赤色光、緑色光および青色光を残り片面側に透
過して画像を形成するシート状の透過型スクリーンにお
いて、次のように構成する。
【0014】本発明の第1の透過型スクリーンは、赤色
光、緑色光および青色光の各透過率が、青色光の透過率
を赤色光および緑色光の透過率に対して所要以上高くす
る関係としながら低く設定されている。
光、緑色光および青色光の各透過率が、青色光の透過率
を赤色光および緑色光の透過率に対して所要以上高くす
る関係としながら低く設定されている。
【0015】本発明の第2の透過型スクリーンは、赤色
光、緑色光および青色光の各透過率が高く設定されると
ともに、それら以外の可視光の透過率が低く設定されて
いる。
光、緑色光および青色光の各透過率が高く設定されると
ともに、それら以外の可視光の透過率が低く設定されて
いる。
【0016】本発明の第3の透過型スクリーンは、フレ
ネルレンズシートと、レンチキュラーレンズシートと、
フラットパネルとを備え、前記フラットパネルまたはレ
ンチキュラーレンズシートの少なくともいずれか一方に
おける赤色光、緑色光および青色光の各透過率が、青色
光の透過率を赤色光および緑色光の透過率に対して所要
以上高くする関係としながら低く設定されている。
ネルレンズシートと、レンチキュラーレンズシートと、
フラットパネルとを備え、前記フラットパネルまたはレ
ンチキュラーレンズシートの少なくともいずれか一方に
おける赤色光、緑色光および青色光の各透過率が、青色
光の透過率を赤色光および緑色光の透過率に対して所要
以上高くする関係としながら低く設定されている。
【0017】本発明の第4の透過型スクリーンは、フレ
ネルレンズシートと、レンチキュラーレンズシートと、
フラットパネルとを備え、前記フラットパネルまたはレ
ンチキュラーレンズシートの少なくともいずれか一方に
おける赤色光、緑色光および青色光の各透過率が高く設
定されるとともに、それら以外の可視光の透過率が低側
に設定されている。
ネルレンズシートと、レンチキュラーレンズシートと、
フラットパネルとを備え、前記フラットパネルまたはレ
ンチキュラーレンズシートの少なくともいずれか一方に
おける赤色光、緑色光および青色光の各透過率が高く設
定されるとともに、それら以外の可視光の透過率が低側
に設定されている。
【0018】本発明の第5の透過型スクリーンは、フレ
ネルレンズシートと、レンチキュラーレンズシートと、
フラットパネルとを備え、前記フラットパネルの片面に
は、赤色光、緑色光および青色光の各透過率が、青色光
の透過率を赤色光および緑色光の透過率に対して所要以
上高くする関係としながら低く設定されてなる拡散層が
設けられている。なお、前述の拡散層は、選択波長性を
有する光拡散材で形成することができる。
ネルレンズシートと、レンチキュラーレンズシートと、
フラットパネルとを備え、前記フラットパネルの片面に
は、赤色光、緑色光および青色光の各透過率が、青色光
の透過率を赤色光および緑色光の透過率に対して所要以
上高くする関係としながら低く設定されてなる拡散層が
設けられている。なお、前述の拡散層は、選択波長性を
有する光拡散材で形成することができる。
【0019】本発明の投射型テレビジョン装置は、上記
第1または第3の透過型スクリーンと、赤色光、緑色光
および青色光をそれぞれ個別に投射する三つの投射器
と、各投射器による赤色光、緑色光および青色光の各投
射強度を制御する制御手段とを備えるもので、前記制御
手段は、青色光の投射強度を最大定格近傍に設定する一
方で、赤色光および緑色光の投射強度を、前記透過型ス
クリーンにおける青色光の透過率と赤色光および緑色光
の透過率との比に応じて大きく設定するものである。
第1または第3の透過型スクリーンと、赤色光、緑色光
および青色光をそれぞれ個別に投射する三つの投射器
と、各投射器による赤色光、緑色光および青色光の各投
射強度を制御する制御手段とを備えるもので、前記制御
手段は、青色光の投射強度を最大定格近傍に設定する一
方で、赤色光および緑色光の投射強度を、前記透過型ス
クリーンにおける青色光の透過率と赤色光および緑色光
の透過率との比に応じて大きく設定するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図1ないし
図4に示す実施例に基づいて説明する。図1ないし図3
は本発明の実施例1にかかり、図1は透過型スクリーン
を備える投写型テレビジョン装置の構成を模式的に示す
断面図、図2は、第1〜第3CRTが発する波長特性を
示すグラフ、図3は、透過型スクリーンのフラットパネ
ルの透過率特性を示すグラフである。
図4に示す実施例に基づいて説明する。図1ないし図3
は本発明の実施例1にかかり、図1は透過型スクリーン
を備える投写型テレビジョン装置の構成を模式的に示す
断面図、図2は、第1〜第3CRTが発する波長特性を
示すグラフ、図3は、透過型スクリーンのフラットパネ
ルの透過率特性を示すグラフである。
【0021】図中、1は赤色光の投射器としての第1C
RT、2は緑色光の投射器としての第2CRT、3は青
色光の投射器としての第3CRT、4は透過型スクリー
ン、5は制御手段である。
RT、2は緑色光の投射器としての第2CRT、3は青
色光の投射器としての第3CRT、4は透過型スクリー
ン、5は制御手段である。
【0022】第1〜第3CRT1〜3は、それぞれ、例
えば図2に示すように、600〜620nmの波長の赤
色光、540〜560nmの波長の緑色光、420〜4
80nmの波長の青色光を発するものとしている。
えば図2に示すように、600〜620nmの波長の赤
色光、540〜560nmの波長の緑色光、420〜4
80nmの波長の青色光を発するものとしている。
【0023】透過型スクリーン4は、フレネルレンズシ
ート41と、レンチキュラーレンズシート42と、フラ
ットパネル43とを備えている。フレネルレンズシート
41は、各CRT1〜3から出射される各光をレンチキ
ュラーレンズシート42の画像形成範囲に集光するもの
である。レンチキュラーレンズシート42は、フレネル
レンズシート41からの光を内部に結像するとともに水
平方向に拡散させるものである。フラットパネル43
は、レンチキュラーレンズシート42を保護するもので
あるとともに、例えば図3の実線で示すように、赤色
光、緑色光および青色光の各透過率が、青色光の透過率
を赤色光および緑色光の透過率に対して所要以上(5〜
20%)高くする関係としながら低く設定されている。
なお、20%を越えると、スクリーン4の青色がきつく
なり違和感を感じる他、赤色や緑色のCRTでの消費電
力が大きくなる。具体的に、例えば赤色光、緑色光の透
過率を約40%、青色光の透過率を約60%にそれぞれ
設定し、これにより、可視光平均透過率を低くつまり約
50%に設定している。このような透過率特性は、フラ
ットパネル43の内部に加える染料によって任意に調整
することができる。
ート41と、レンチキュラーレンズシート42と、フラ
ットパネル43とを備えている。フレネルレンズシート
41は、各CRT1〜3から出射される各光をレンチキ
ュラーレンズシート42の画像形成範囲に集光するもの
である。レンチキュラーレンズシート42は、フレネル
レンズシート41からの光を内部に結像するとともに水
平方向に拡散させるものである。フラットパネル43
は、レンチキュラーレンズシート42を保護するもので
あるとともに、例えば図3の実線で示すように、赤色
光、緑色光および青色光の各透過率が、青色光の透過率
を赤色光および緑色光の透過率に対して所要以上(5〜
20%)高くする関係としながら低く設定されている。
なお、20%を越えると、スクリーン4の青色がきつく
なり違和感を感じる他、赤色や緑色のCRTでの消費電
力が大きくなる。具体的に、例えば赤色光、緑色光の透
過率を約40%、青色光の透過率を約60%にそれぞれ
設定し、これにより、可視光平均透過率を低くつまり約
50%に設定している。このような透過率特性は、フラ
ットパネル43の内部に加える染料によって任意に調整
することができる。
【0024】制御手段5は、透過型スクリーン4上での
赤色光、緑色光および青色光の輝度比を所要の割合に保
つように第1〜第3CRT1〜3から投射させる赤色
光、緑色光および青色光の各投射強度を制御するもの
で、青色光の投射強度を最大定格近傍に設定する一方
で、赤色光および緑色光の投射強度を、透過型スクリー
ン4における青色光の透過率と赤色光および緑色光の透
過率との比に応じて大きく設定するものである。つま
り、制御手段5は、第1〜第3CRT1〜3に対して個
別に与えるビーム電流をそれぞれ異ならせる。
赤色光、緑色光および青色光の輝度比を所要の割合に保
つように第1〜第3CRT1〜3から投射させる赤色
光、緑色光および青色光の各投射強度を制御するもの
で、青色光の投射強度を最大定格近傍に設定する一方
で、赤色光および緑色光の投射強度を、透過型スクリー
ン4における青色光の透過率と赤色光および緑色光の透
過率との比に応じて大きく設定するものである。つま
り、制御手段5は、第1〜第3CRT1〜3に対して個
別に与えるビーム電流をそれぞれ異ならせる。
【0025】本実施例では、要するに、透過型スクリー
ン4の可視光の透過率を従来のように一様に下げるよう
なことをせずに、赤色光、緑色光および青色光の各透過
率低下割合を異ならせるとともに、赤色光、緑色光およ
び青色光の各投射強度を異ならせるようにしている。つ
まり、赤色光、緑色光および青色光の各透過率を低下さ
せれば外光コントラストを改善できるけれども、これだ
けでは透過型スクリーン4上での輝度が低下するので、
第3CRT3に対して最大定格近傍のビーム電流を与え
ることにより青色光の輝度の低下を極力抑制させるよう
にする一方、第1、第2CRT1,2に対して所要だけ
大きなビーム電流を与えることにより赤色光および緑色
光の輝度をアップさせるようにしている。これらの相乗
作用により、外光コントラストを改善した上で輝度低下
を抑制できるようになる。
ン4の可視光の透過率を従来のように一様に下げるよう
なことをせずに、赤色光、緑色光および青色光の各透過
率低下割合を異ならせるとともに、赤色光、緑色光およ
び青色光の各投射強度を異ならせるようにしている。つ
まり、赤色光、緑色光および青色光の各透過率を低下さ
せれば外光コントラストを改善できるけれども、これだ
けでは透過型スクリーン4上での輝度が低下するので、
第3CRT3に対して最大定格近傍のビーム電流を与え
ることにより青色光の輝度の低下を極力抑制させるよう
にする一方、第1、第2CRT1,2に対して所要だけ
大きなビーム電流を与えることにより赤色光および緑色
光の輝度をアップさせるようにしている。これらの相乗
作用により、外光コントラストを改善した上で輝度低下
を抑制できるようになる。
【0026】これらの説明について、上記実施例品と比
較例品とを対比して裏付ける。実施例品は、上述したも
のつまり図3の実線で示す透過率特性を有するものとす
る。比較例品は、透過型スクリーン4のフラットパネル
43における可視光の透過率を図3の破線で示すように
一様に低く設定することにより可視光平均透過率を例え
ば60%にしたものとする。そして、第1〜第3CRT
1〜3に対して個別に与えるビーム電流IR、IG、I
Bとして、それぞれ、比較例品の場合、0.32mA、
0.40mA、1.00mA、実施例品の場合、0.4
2mA、0.52mA、1.00mAにそれぞれ設定す
る。
較例品とを対比して裏付ける。実施例品は、上述したも
のつまり図3の実線で示す透過率特性を有するものとす
る。比較例品は、透過型スクリーン4のフラットパネル
43における可視光の透過率を図3の破線で示すように
一様に低く設定することにより可視光平均透過率を例え
ば60%にしたものとする。そして、第1〜第3CRT
1〜3に対して個別に与えるビーム電流IR、IG、I
Bとして、それぞれ、比較例品の場合、0.32mA、
0.40mA、1.00mA、実施例品の場合、0.4
2mA、0.52mA、1.00mAにそれぞれ設定す
る。
【0027】ここで、第1〜第3CRT2〜4における
白色の色温度を8800Kに設定する場合において透過
型スクリーン4上での全白輝度は、比較例品だと、赤色
光46nit、緑色光160nit、青色光23nit
の計229nitとなり、実施例品だと、赤色光47n
it、緑色光165nit、青色光24nitの計23
6nitとなる。つまり、実施例品は、比較例品に比べ
て可視光平均透過率が低くなっているにもかかわらず、
輝度が3%向上する。換言すれば、実施例品では、透過
率を低くする処理を施していないもの(可視光平均透過
率60%)に比べて、外光コントラストを改善できて、
輝度についてはほぼ同等のレベルに保つことができるよ
うになる。
白色の色温度を8800Kに設定する場合において透過
型スクリーン4上での全白輝度は、比較例品だと、赤色
光46nit、緑色光160nit、青色光23nit
の計229nitとなり、実施例品だと、赤色光47n
it、緑色光165nit、青色光24nitの計23
6nitとなる。つまり、実施例品は、比較例品に比べ
て可視光平均透過率が低くなっているにもかかわらず、
輝度が3%向上する。換言すれば、実施例品では、透過
率を低くする処理を施していないもの(可視光平均透過
率60%)に比べて、外光コントラストを改善できて、
輝度についてはほぼ同等のレベルに保つことができるよ
うになる。
【0028】また、外光コントラストは、下記式2の値
におおよそ比例する。式2において、記号の意味は従来
例の項目で記載した式1と同じで、添字のR、G、Bは
それぞれ赤色光、緑色光、青色光での値であることを意
味する。
におおよそ比例する。式2において、記号の意味は従来
例の項目で記載した式1と同じで、添字のR、G、Bは
それぞれ赤色光、緑色光、青色光での値であることを意
味する。
【0029】
【数2】
【0030】外光照度250〔lux〕とした場合の外
光コントラスト(白色輝度/黒色輝度)の実測結果は、
比較例品が25.1、実施例品が27.3となり、実施
例品は、比較例品に比べて9%改善される。この結果
は、実施例品の可視光平均透過率を比較例品に比べて低
くしているからである。
光コントラスト(白色輝度/黒色輝度)の実測結果は、
比較例品が25.1、実施例品が27.3となり、実施
例品は、比較例品に比べて9%改善される。この結果
は、実施例品の可視光平均透過率を比較例品に比べて低
くしているからである。
【0031】図4は本発明の実施例2にかかり、図4
は、透過型スクリーンのフラットパネルの透過率特性を
示すグラフである。実施例2の透過型スクリーン4も実
施例1と同様、三枚構成のものを例に挙げる。
は、透過型スクリーンのフラットパネルの透過率特性を
示すグラフである。実施例2の透過型スクリーン4も実
施例1と同様、三枚構成のものを例に挙げる。
【0032】実施例2では、フラットパネル43の透過
率特性として、赤色光と緑色光と青色光の透過率を可及
的に高くつまり極大値に設定するとともに、それら以外
の波長の光の透過率を可及的に低く設定することで、可
視光平均透過率を低く設定している。具体的に、例え
ば、図4の実線で示すように、フラットパネル43の赤
色光(600〜620nm)、緑色光(540〜560
nm)、青色光(420〜480nm)の透過率を60
%、その他の可視光の透過率を0%にし、これにより、
可視光平均透過率を20%に設定している。この場合、
外光コントラストは、上記式2により125となる。
率特性として、赤色光と緑色光と青色光の透過率を可及
的に高くつまり極大値に設定するとともに、それら以外
の波長の光の透過率を可及的に低く設定することで、可
視光平均透過率を低く設定している。具体的に、例え
ば、図4の実線で示すように、フラットパネル43の赤
色光(600〜620nm)、緑色光(540〜560
nm)、青色光(420〜480nm)の透過率を60
%、その他の可視光の透過率を0%にし、これにより、
可視光平均透過率を20%に設定している。この場合、
外光コントラストは、上記式2により125となる。
【0033】一方、比較例品として、透過型スクリーン
4のフラットパネル43の可視光の透過率を一様に低く
設定することにより可視光平均透過率を例えば60%に
したものとする。この場合、外光コントラストは、式2
により53.6となり、実施例2の場合、大幅なコント
ラストの改善が期待できる。実施例2では、R1=0.
04、R2=0.04、R3=0.16、S=1、KR
+KG+KB=10、TR=TG=TB=0.2とし、比較
例品では、T=TR=TG=TB=0.6、他は実施例品
と同じとしている。
4のフラットパネル43の可視光の透過率を一様に低く
設定することにより可視光平均透過率を例えば60%に
したものとする。この場合、外光コントラストは、式2
により53.6となり、実施例2の場合、大幅なコント
ラストの改善が期待できる。実施例2では、R1=0.
04、R2=0.04、R3=0.16、S=1、KR
+KG+KB=10、TR=TG=TB=0.2とし、比較
例品では、T=TR=TG=TB=0.6、他は実施例品
と同じとしている。
【0034】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
るものではなく、種々な応用や変形が考えられる。
るものではなく、種々な応用や変形が考えられる。
【0035】(1) 上記実施例では、フラットパネル
43そのものに対して所要の透過率特性を持つ処理を施
しているが、フラットパネル43の表面に、所要の透過
率特性を持つ処理を施した拡散層を形成してもよく、そ
の場合でも上記実施例と同様の効果が期待できる。
43そのものに対して所要の透過率特性を持つ処理を施
しているが、フラットパネル43の表面に、所要の透過
率特性を持つ処理を施した拡散層を形成してもよく、そ
の場合でも上記実施例と同様の効果が期待できる。
【0036】(2) フラットパネル43の代わりに、
レンチキュラーレンズシート42に対して所要の透過率
特性を持つ処理を施してもよい。この場合、透過型スク
リーン4としては、フラットパネル43を省略した二枚
構成のものとしてもよい。
レンチキュラーレンズシート42に対して所要の透過率
特性を持つ処理を施してもよい。この場合、透過型スク
リーン4としては、フラットパネル43を省略した二枚
構成のものとしてもよい。
【0037】(3) 実施例1では、上述した構成に加
えて、第1〜第3CRT1〜3が投射する波長以外の可
視光についての透過率を低く設定することもできる。こ
の場合、外光コントラストのさらなる改善が図れる。
えて、第1〜第3CRT1〜3が投射する波長以外の可
視光についての透過率を低く設定することもできる。こ
の場合、外光コントラストのさらなる改善が図れる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の透過型ス
クリーンおよび投写型テレビジョン装置では、外光コン
トラストを改善することができるだけでなく、スクリー
ン上での輝度低下を抑制することができるので、見やす
い画像を形成できるようになり、製品の信頼性向上に貢
献できる。
クリーンおよび投写型テレビジョン装置では、外光コン
トラストを改善することができるだけでなく、スクリー
ン上での輝度低下を抑制することができるので、見やす
い画像を形成できるようになり、製品の信頼性向上に貢
献できる。
【0039】しかも、本発明の透過型スクリーンでは、
透過率を特定するだけなので、製造コストが無駄に増加
せずに済む。また、本発明の投写型テレビジョン装置で
は、前述の透過型スクリーンを用いるとともに、投射器
の制御を若干工夫するだけなので、制御面での製造コス
トが無駄に増加せずに済む。
透過率を特定するだけなので、製造コストが無駄に増加
せずに済む。また、本発明の投写型テレビジョン装置で
は、前述の透過型スクリーンを用いるとともに、投射器
の制御を若干工夫するだけなので、制御面での製造コス
トが無駄に増加せずに済む。
【0040】したがって、視認性に優れた低廉な透過型
スクリーンおよび投写型テレビジョン装置を提供できる
ようになる。
スクリーンおよび投写型テレビジョン装置を提供できる
ようになる。
【図1】本発明の実施例1の透過型スクリーンを備える
投写型テレビジョン装置の要部の構成を模式的に示す断
面図
投写型テレビジョン装置の要部の構成を模式的に示す断
面図
【図2】図1の第1〜第3CRTが発する波長特性を示
すグラフ
すグラフ
【図3】実施例1の透過型スクリーンのフラットパネル
の透過率特性を示すグラフ
の透過率特性を示すグラフ
【図4】本発明の実施例2の透過型スクリーンのフラッ
トパネルの透過率特性を示すグラフ
トパネルの透過率特性を示すグラフ
【図5】一般的な透過型スクリーンの外光反射を表す説
明図
明図
1 赤色光用の第1CRT 2 緑色光用の第2CRT 3 青色光用の第3CRT 4 透過型スクリーン 41 フレネルレンズシート 42 レンチキュラーレンズシート 43 フラットパネル
Claims (7)
- 【請求項1】 片面側から入射される赤色光、緑色光お
よび青色光を残り片面側に透過して画像を形成するシー
ト状の透過型スクリーンであって、 赤色光、緑色光および青色光の各透過率が、青色光の透
過率を赤色光および緑色光の透過率に対して所要以上高
くする関係としながら低く設定されている、ことを特徴
とする透過型スクリーン。 - 【請求項2】 片面側から入射される赤色光、緑色光お
よび青色光を残り片面側に透過して画像を形成するシー
ト状の透過型スクリーンであって、 赤色光、緑色光および青色光の各透過率が高く設定され
るとともに、それら以外の可視光の透過率が低く設定さ
れている、ことを特徴とする透過型スクリーン。 - 【請求項3】 片面側から入射される赤色光、緑色光お
よび青色光を残り片面側に透過して画像を形成するシー
ト状の透過型スクリーンであって、 フレネルレンズシートと、レンチキュラーレンズシート
と、フラットパネルとを備え、 前記フラットパネルまたはレンチキュラーレンズシート
の少なくともいずれか一方における赤色光、緑色光およ
び青色光の各透過率が、青色光の透過率を赤色光および
緑色光の透過率に対して所要以上高くなる関係としなが
ら低く設定されている、ことを特徴とする透過型スクリ
ーン。 - 【請求項4】 片面側から入射される赤色光、緑色光お
よび青色光を残り片面側に透過して画像を形成するシー
ト状の透過型スクリーンであって、 フレネルレンズシートと、レンチキュラーレンズシート
と、フラットパネルとを備え、 前記フラットパネルまたはレンチキュラーレンズシート
の少なくともいずれか一方における赤色光、緑色光およ
び青色光の各透過率が高く設定されるとともに、それら
以外の可視光の透過率が低く設定されている、ことを特
徴とする透過型スクリーン。 - 【請求項5】 片面側から入射される赤色光、緑色光お
よび青色光を残り片面側に透過して画像を形成するシー
ト状の透過型スクリーンであって、 フレネルレンズシートと、レンチキュラーレンズシート
と、フラットパネルとを備え、 前記フラットパネルの片面には、赤色光、緑色光および
青色光の各透過率が、青色光の透過率を赤色光および緑
色光の透過率に対して所要以上高くする関係としながら
低く設定されてなる拡散層が設けられている、ことを特
徴とする透過型スクリーン。 - 【請求項6】 前記拡散層は、選択波長性を有する光拡
散材で形成されている、請求項5に記載の透過型スクリ
ーン。 - 【請求項7】 請求項1または3に記載の透過型スクリ
ーンと、赤色光、緑色光および青色光をそれぞれ個別に
投射する三つの投射器と、各投射器による赤色光、緑色
光および青色光の各投射強度を制御する制御手段とを備
える投写型テレビジョン装置であって、 前記制御手段は、青色光の投射強度を最大定格近傍に設
定する一方で、赤色光および緑色光の投射強度を、前記
透過型スクリーンにおける青色光の透過率と赤色光およ
び緑色光の透過率との比に応じて大きく設定する、こと
を特徴とする投写型テレビジョン装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7196461A JPH0943733A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 透過型スクリーンおよびそれを用いた投写型テレビジョン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7196461A JPH0943733A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 透過型スクリーンおよびそれを用いた投写型テレビジョン装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0943733A true JPH0943733A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16358199
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7196461A Pending JPH0943733A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 透過型スクリーンおよびそれを用いた投写型テレビジョン装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0943733A (ja) |
-
1995
- 1995-08-01 JP JP7196461A patent/JPH0943733A/ja active Pending
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