JPH0943859A - 対向プレート支持装置 - Google Patents

対向プレート支持装置

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JPH0943859A
JPH0943859A JP21810495A JP21810495A JPH0943859A JP H0943859 A JPH0943859 A JP H0943859A JP 21810495 A JP21810495 A JP 21810495A JP 21810495 A JP21810495 A JP 21810495A JP H0943859 A JPH0943859 A JP H0943859A
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JP
Japan
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plate
mask plate
suction
air
lower mask
Prior art date
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Pending
Application number
JP21810495A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Ueno
雅敏 上野
Kenichi Nakamura
研一 中村
Atsushi Okamoto
惇 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OKAMOTO GIKEN KK
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
OKAMOTO GIKEN KK
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OKAMOTO GIKEN KK, Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical OKAMOTO GIKEN KK
Priority to JP21810495A priority Critical patent/JPH0943859A/ja
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 対向プレートの位置ズレ回避を図る。 【解決手段】 下プレート吸着枠54と一体の下マスク
プレート52は、下マスクプレート支持台60にボール
キャスター82を介して支持され、移動ユニット110
〜114による押圧を経て上マスクプレート48に対し
て平行なまま移動される。この下マスクプレート52の
移動が開始されるまでは、電磁石152を通電状態とし
て磁力を発生させ、この磁力を移動開始まで保持する。
このため、下プレート吸着枠54下面に設けられた吸着
ブロック156は、この磁力を受けて電磁石152に継
続して吸着されるので、下マスクプレート52は、下マ
スクプレート支持台60に引き付けられたまま位置ズレ
することはない。一方、プレートの移動の間に亘って
は、電磁石152の通電を停止して磁力を消失させ、下
マスクプレート52の引き付けを解除し、移動完了後に
は、また、電磁石152を通電状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1のプレートと
第2のプレートとを対向して支持する対向プレート支持
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の対向プレート支持装置は、例え
ば金属薄板を対向プレートで挟持しこの金属薄板の主面
に所定のパターンを焼き付ける露光装置で用いられてい
る。金属薄板を対向プレートで挟持する際には、ただ単
に挟持するだけではなく、対向プレートの少なくとも一
方のプレートを他方のプレートに対して平行に移動する
プレートの位置合わせが行なわれる。これは、次のよう
な理由による。カラー受像管用のシャドウマスクやアパ
ーチャグリル,半導体用のリードフレームなどでは、微
細な透孔や所定のパターンが所定の配列で穿孔される。
そして、その製造の過程において、原材料である金属薄
板の表裏の主面へのパターンの焼き付けが露光装置にて
行なわれる。この際、表裏の主面のパターンが互いに関
連付けられていないと、その後のエッチング工程にて透
孔の孔形状や透孔の両開口の位置ズレなどが生じ、シャ
ドウマスク等の製品品質を低下させてしまうからであ
る。なお、金属薄板の表裏の主面へは、対向プレートの
おのおのが有する所定の焼き付けパターンが焼き付けら
れる。
【0003】一般に、対向プレートの一方のプレートを
他方のプレートに対して平行に移動するには、いわゆる
X−Yテーブルと回転テーブルとを組み合わせた移動テ
ーブル(XYθテーブル)が用いられる。しかし、XY
θテーブルに固定された側のプレートは当該テーブルに
て塞がれてこのプレート側からは焼き付けができないた
め、XYθテーブルは、上記したように金属薄板の表裏
の主面へのパターン焼き付けを行なう露光装置には不向
きである。よって、表裏面への焼き付けを行なう露光装
置の対向プレート支持装置では、次のような構成が採ら
れている。
【0004】対向プレートの各々はプレート支持台で支
持する。そして、その一方のプレート支持台(例えば、
対向プレートが上下に位置する場合には下側に位置する
プレート支持台)におけるプレートの支持は、当該一方
のプレート支持体に複数個設置したいわゆるボールキャ
スターにプレートを載置することでなされている。従っ
て、ボールキャスターに載置されたプレートは、そのプ
レートが対向するプレートに対して平行なまま移動可能
に支持されることになる。そして、このように移動可能
なプレートを対向するプレートに対して平行に移動する
には、この支持されたプレートを側方から押圧する。具
体的には、X方向には少なくとも2箇所で押圧してX方
向にプレートを移動し、Y方向には1箇所で押圧してY
方向に移動する。一方、X方向に沿った2箇所の押圧箇
所の押圧量を替えると、プレートは対向するプレートに
対して回転される。なお、金属薄板の表裏面への焼き付
けに支障がないように、各プレート支持台には、その中
央に露光用の開口が大きく空けられている。
【0005】また、移動後のプレートが不用意に動かな
いように、プレート支持台には、X方向およびY方向に
押圧されたプレートをばね等でその押圧箇所に対して付
勢する付勢機構が設けられていた。
【0006】この押圧を介したプレートの移動による対
向プレートの位置合わせは、従来から、CCDカメラを
利用して次のようにして行なわれている。即ち、対向プ
レートを構成する第1,第2のプレートには焼き付けパ
ターンの他に予め位置合わせ用のマーク(アライメント
マーク)を設けておき、まず、第1と第2のプレートを
一旦接合させ、その場合におけるこの両マークのズレ量
をCCDカメラにより読み取る。そして、この読み取っ
たズレ量が所定の許容範囲のものとなるよう、第1,第
2のプレートのいずれか一方を、上記の場合には下側の
プレートを押圧により調整移動するのである。この場
合、調整移動に支障がないように、当該移動に先だって
第1,第2のプレートは離される。なお、上記の一連の
動作であるアライメント動作に先立ち、第1,第2のプ
レートの間には、予め金属薄板が配置されている。具体
的に説明すると、第1,第2のプレートが上下に位置す
る場合には、下側に位置する例えば第1のプレートに予
め金属薄板が載置される。また、ロール状に巻き取った
長尺状の金属薄板にパターン焼き付けを行なう場合に
は、第1,第2のプレートの接合箇所をパスラインとし
て長尺状の金属薄板が連続して送り出される。
【0007】このアライメント動作完了後には、第1と
第2のプレートは再度接合され、両プレートの間に金属
薄板を挟持する。そして、両プレートの再度の接合およ
び金属薄板の挟持の完了後には、両プレートを密着すべ
く、両プレートの間のエアーを吸引することが行なわれ
ている。この吸引は、各プレートの焼き付けパターンを
正確に金属薄板に焼き付けるために不可欠である。
【0008】一方、アライメント動作において読み取っ
たズレ量が許容範囲のものである場合には、第1,第2
のプレートの離間および調整移動は行なわれず、エアー
吸引を経た両プレートの真空密着が速やかに行なわれ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た対向プレート支持装置では、プレート支持台に設けた
付勢機構のばねのばね力より大きな力がかかると、例え
ば、対向プレート間のエアー吸引時にプレートに大きな
力がかかると、両プレートの真空密着後では対向プレー
トの位置がずれてしまう。このような事態に至ると、再
度、アライメント動作をやり直す必要があり、煩雑であ
った。
【0010】なお、エアー吸引時にプレートにかかる力
を想定し、その力よりばね力が大きなばねを用いればよ
いが、ばね径が大きくなって他の部材との干渉が起きる
ため現実的ではない。また、プレートには金属薄板の載
置や排出の際にも力がかかり、この力を想定することが
できないために、ばねだけでプレートがずれないように
することは困難である。
【0011】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であり、対向プレートの位置ズレを回避することをその
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するため、本発明の対向プレート支持装置
は、第1のプレートと第2のプレートとを対向して支持
する対向プレート支持装置であって、第1のプレートを
支持する第1プレート支持台と、該第1のプレートと対
向する第2のプレートを支持する第2プレート支持台と
を備え、前記第1プレート支持台は、前記第1のプレー
トを、前記第2のプレートに対して平行なまま移動可能
に支持するプレート支持手段と、前記支持された第1の
プレートを、前記第2のプレートに対して平行なまま押
圧移動する移動手段と、前記支持された第1のプレート
を該移動手段による押圧方向に抗して付勢する付勢手段
と、前記第1のプレートと前記第1プレート支持台との
間に設けられ、前記支持された第1のプレートを前記第
1プレート支持台に向けて引き付ける引き付け力を発揮
する引き付け力発揮手段と、該引き付け力発揮手段の発
揮する引き付け力を、前記移動手段による前記第1のプ
レートの移動が行なわれていない間には保持し、前記移
動手段による前記第1のプレートの移動の間には解除す
る引き付け制御手段と、を備えることをその要旨とす
る。
【0013】上記した構成を有する本発明の対向プレー
ト支持装置では、第1プレート支持台と第2プレート支
持台のうちの第1プレート支持台において、プレート支
持手段により、第1のプレートは、該プレートが対向す
る第2のプレートに対して平行なまま移動可能に支持さ
れる。
【0014】このように移動可能に第1プレート支持台
に支持された第1のプレートは、第1のプレートと第1
プレート支持台との間に設けられた引き付け力発揮手段
が発揮する引き付け力が働いて、第1プレート支持台に
向けて引き付けられるが、この引き付け力は引き付け制
御手段により解除又は保持される。そして、この引き付
け力は第1のプレートの移動の間には解除されるので、
第1のプレートは、移動手段により押圧されて、対向す
る第2のプレートに対して平行なまま移動する。一方、
この第1のプレートは、付勢手段により押圧方向に抗し
て付勢されているので、移動完了の位置に停止する。
【0015】こうして移動手段による移動が完了する
と、引き付け力発揮手段の引き付け力は、引き付け制御
手段により解除状態から保持状態とされるので、第1の
プレートは、移動完了の位置で、引き付け力を受けて第
1プレート支持台に向けて引き付けられる。つまり、本
発明の対向プレート支持装置では、移動対象となるプレ
ートの移動が完了すると、引き付け力を働かせて、その
プレートを移動完了の位置でプレート支持台に向けて引
き付ける。よって、本発明の対向プレート支持装置によ
れば、対向する第1,第2のプレートの位置ズレを回避
することができる。
【0016】上記した本発明の構成において、前記引き
付け力発揮手段は、前記支持された第1のプレートに向
けて前記第1プレート支持台に設けられた電磁石と、前
記移動手段による前記第1のプレートの移動の前後に亘
って前記電磁石と対向する対向面を有し、前記電磁石に
吸着される吸着体と、該吸着体を、前記第1のプレート
に対して近接・離間のみ可能に前記第1のプレートに係
合する吸着体係合手段とを有し、前記引き付け制御手段
は、前記第1のプレートの移動が行なわれていない間に
は、前記電磁石を通電状態に置き、前記第1のプレート
の移動の間には該通電を停止する通電制御手段を有す
る。
【0017】この構成の対向プレート支持装置では、第
1プレート支持台に設けられた電磁石と、吸着体係合手
段により第1のプレートに係合された吸着体とを対向さ
せる。吸着体は、第1のプレートに対して近接・離間の
み可能であることから、第1プレート支持台に向けての
み移動する。また、この吸着体は、第1のプレートの移
動の前後に亘っても電磁石と対向する対向面を有するこ
とから、第1のプレートは、その移動前は勿論、移動後
であっても電磁石の力を吸着体と吸着体係合手段を介し
て第1プレート支持台に向けて受ける。
【0018】そして、この電磁石は、通電制御手段によ
り、プレートの移動が行なわれていない間には通電状態
とされ、プレートの移動の間にはその通電が停止され
る。このため、移動手段によるプレートの移動が完了す
ると、第1のプレートは、電磁石の引き付け力を受け
て、移動完了の位置で、第1プレート支持台に向けて引
き付けられる。しかも、電磁石に通電する電流を制御す
ることで、引き付け力の大きさを変更することができ
る。よって、この構成の対向プレート支持装置によれ
ば、プレートの大きさや重量,プレートにかかる力に応
じた引き付け力の調整を通して、より確実に位置ズレを
回避することができる。
【0019】上記した本発明の構成において、前記プレ
ート支持手段は、前記第1プレート支持台に設けられ、
支持対象となる前記第1のプレートに向けたエアー吹き
出し体の開口からのエアー吹き出しにより前記第1のプ
レート下面にエアー層を形成し、該エアー層で前記第1
のプレートを支持するエアー支持手段を有し、前記引き
付け力発揮手段は、前記第1のプレートが前記エアー吹
き出し体に当接すると、前記第1のプレート下面と前記
エアー吹き出し体との間を前記開口を取り囲んでシール
するシール体と、前記エアー吹き出し体の前記開口から
前記第1のプレート下面のエアーを吸引するエアー吸引
手段とを有し、前記引き付け制御手段は、前記第1のプ
レートの移動が行なわれていない間には、前記エアー支
持手段による前記エアー吹き出し体の前記開口からのエ
アー吹き出しを停止する停止手段と、前記エアー吹き出
しの停止後に、前記エアー吸引手段による前記第1のプ
レート下面のエアー吸引を開始し、該エアー吸引を継続
する吸引制御手段と、前記第1のプレートの移動の間に
は、前記吸引制御手段によるエアー吸引を停止し前記エ
アー支持手段によるエアー吹き出しを実行する実行手段
とを有する。
【0020】この構成の対向プレート支持装置では、第
1プレート支持台において、第1のプレートは、エアー
支持手段でのエアー吹き出しにより第1のプレートの下
面に形成されるエアー層で第2のプレートに対して平行
なまま移動可能に支持される。エアー支持手段のエアー
吹き出しは、プレートの移動の間には実行手段により実
行され、エアー吹き出し体の開口からのエアー吸引は行
なわれない。よって、第1のプレートは、その移動の間
はエアー層に支持され、この状態で移動される。
【0021】そして、移動手段によるプレートの移動が
完了すると、停止手段によりエアー支持手段のエアー吹
き出しが停止されるので、エアー層が消失して第1のプ
レートはエアー吹き出し体に当接する。このため、シー
ル体により第1のプレートの下面とエアー吹き出し体と
の間はエアー吹き出し体の開口を取り囲んでシールされ
る。更に、エアー吹き出しの停止後に吸引制御手段によ
りエアー吸引手段による第1のプレートの下面のエアー
吸引が開始され、このエアー吸引は継続される。よっ
て、移動完了後には、第1のプレートは、エアー吸引に
よる吸引力を受けて、移動完了の位置で、第1プレート
支持台に向けて引き付けられる。つまり、この構成のの
対向プレート支持装置では、プレートの支持と引き付け
とを、共通するエアー吹き出し体の開口からのエアー吹
き付けと吸引で行なう。よって、この構成の対向プレー
ト支持装置によれば、部材の共通化を通して、構成の簡
略化を図ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を露光
装置を例に採った実施例に基づき説明する。まず、実施
例の露光装置の全体構成および動作の概況について説明
する。
【0023】この露光装置30は、カラー受像管用のシ
ャドウマスクの原材料である金属薄板の表裏の主面に透
孔の配列パターンを同時に焼き付け・露光するための装
置であり、次のような構成を備える。露光装置30は、
その概略正面図である図1に示すように、その中央に露
光部32を備え、その左右には、露光部32に金属薄板
Kを搬入するための供給部34と、露光部32から搬出
された金属薄板Kを受け取る排出部36を備える。供給
部34は、その上面に外部から搬入・載置された金属薄
板Kを当該上面で予備的に位置合わせし、図示しない搬
送装置により金属薄板Kを露光部32の所定位置に搬入
する。排出部36は、やはり図示しない搬送装置を有
し、露光済みの金属薄板Kを露光部32から搬出し、後
工程である現像,エッチング装置に金属薄板Kを排出す
る。なお、供給部34から或いは排出部36への金属薄
板Kの搬送の際には、シャッター32a,32bが開閉
制御される。
【0024】露光部32は、上下に露光光源38,40
を備え、両光源の間に、金属薄板Kを密着挟持し金属薄
板Kの表裏の主面に焼き付けパターンを密着するための
マスク部42を有する。マスク部42は、上マスク部4
4と下マスク部46とを近接離間可能に対向して有し、
この上下のマスク部を平行に備える。上マスク部44
は、その下面側に上マスクプレート48を上プレート吸
着枠50と一体に支持し、下マスク部46は、その上面
側に下マスクプレート52を下プレート吸着枠54と一
体に支持する。上マスクプレート48,下マスクプレー
ト52は、紫外領域の波長の光の透過効率が高い透光性
を有し、上マスクプレート48の下面および下マスクプ
レート52の上面には、それぞれ所定の焼き付けパター
ンが予め設けられている。
【0025】そして、下プレート吸着枠54下方の2台
のCCDカメラ20,22を用いて両マスクプレートの
位置合わせを行ない、その後、両マスクプレートの間に
金属薄板Kを密着挟持する。次いで、この状態で露光光
源38,40を点灯制御して、金属薄板Kの表裏の主面
に、各マスクプレートのパターンを焼き付ける。なお、
マスクプレートの位置合わせや各プレート吸着枠へのマ
スクプレートの吸着については後述する。
【0026】上マスク部44は、上マスクプレート48
を支持する上マスクプレート支持台56と、この上マス
クプレート支持台56をその三方で取り囲んで保持する
上保持枠58とを備える。同様に、下マスク部46は、
下マスクプレート52を支持する下マスクプレート支持
台60と、この下マスクプレート支持台60をその三方
で取り囲んで保持する下保持枠62とを備える。ここ
で、下マスク部46における下マスクプレート支持台6
0,下保持枠62等の構成について説明する。
【0027】図1におけるA方向矢視図である図2と下
マスク部46の概略斜視図である図3に示すように、下
マスク部46は、コの字状の下保持枠62の枠内に下マ
スクプレート支持台60を左右のスライドレール64で
係合して備える。このスライドレール64は、3段に伸
長して、下マスクプレート支持台60を露光部32の前
方(図1における紙面の手前側)にスライド可能に保持
する。
【0028】下保持枠62は、図2に示すように、開口
端部と反対側にリニアレールに係合するガイドブロック
66を左右に備える。このガイドブロック66が係合す
る左右のリニアレール68は、この図2およびマスク部
42の中央概略断面図である図4に示すように、露光部
32の架台の左右に垂直に設置されている。従って、下
保持枠62にスライド可能に保持された下マスクプレー
ト支持台60は、このリニアレール68に沿って下保持
枠62ごと上下動する。下マスクプレート支持台60
は、前方端縁に回転ローラ70,72でシャフトを挟み
込み当該シャフトに沿って案内するガイド機構74を備
える。そして、この回転ローラ70,72で挟み込まれ
るスライドシャフト76が下保持枠62の開口端部側に
垂直に設置されている。よって、下マスクプレート支持
台60は、その前方端縁がガイド機構74により垂直に
案内を受けることから、その姿勢を水平に維持したまま
リニアレール68に沿って下保持枠62ごと上下動す
る。
【0029】なお、ガイド機構74の回転ローラ72
は、当該ガイド機構のハンドル78の操作により、図3
に矢印Bで示すようにほぼ90゜回転してスライドシャ
フト76から離れ、その干渉を解く。よって、下マスク
プレート支持台60は、支障なく露光部32の前方にス
ライドする。
【0030】下マスクプレート支持台60の中央は、露
光光源40からの光を透過させるための開口80とされ
ている。そして、図3,図4に示すように、下マスクプ
レート支持台60は、この開口80の周囲に、ボールキ
ャスター82を点在して備える。従って、下プレート吸
着枠54と一体に下マスクプレート支持台60に載置さ
れた下マスクプレート52は、この複数のボールキャス
ター82で支えられるため、下マスクプレート支持台6
0に対して水平に移動自在に支持される。なお、下プレ
ート吸着枠54は、ボールキャスター82のボールにプ
レート84を接触させる。このため、ボールとの当たり
によるへこみ等は生じることはなく、下マスクプレート
52の水平移動が損なわれることはない。
【0031】下マスク部46と平行な上マスク部44
は、上記した下マスク部46とほぼ同様の構成を備え、
上マスクプレート48,上プレート吸着枠50を下面に
支持する点で異なる。つまり、上マスク部44にあって
も、図4に示すように、コの字状の上保持枠58の枠内
に上マスクプレート支持台56を左右のスライドレール
86で係合して備え、このスライドレール86により上
マスクプレート支持台56を露光部32の前方にスライ
ド可能に保持する。
【0032】上保持枠58は、下保持枠62と同様に、
左右のガイドブロック66およびガイド機構74を備え
る。よって、上保持枠58にスライド可能に保持された
上マスクプレート支持台56は、その姿勢を水平に維持
したままリニアレール68に沿って上保持枠58ごと上
下動する。
【0033】また、上マスクプレート支持台56も、下
マスクプレート支持台60と同様、その中央が開口88
とされており、更に開口周囲には保持金具90に保持さ
れたボールキャスター82を点在して備え、上プレート
吸着枠50を落下させないようこれを保持する。従っ
て、上プレート吸着枠50に吸着された上マスクプレー
ト48は、この保持金具90とボールキャスター82に
より上マスクプレート支持台56に支持される。
【0034】従って、上マスクプレート48と下マスク
プレート52は、それぞれ上マスクプレート支持台5
6,下マスクプレート支持台60に支持されて上下に対
向する。そして、下マスクプレート52は、上マスクプ
レート48に対して平行なまま移動可能に支持されるこ
とになる。一方、上マスクプレート48は、後述するよ
うに下マスクプレート52とは独立して下マスクプレー
ト支持台60に位置決めされる。よって、上下のマスク
プレートの位置合わせは、下マスクプレート支持台60
において下マスクプレート52を移動することで行なわ
れる。なお、下マスクプレート52の移動機構とその移
動の様子については後述する。
【0035】次に、上マスクプレート48,下マスクプ
レート52のそれぞれの吸着枠への吸着機構について、
下プレート吸着枠54を例に採り説明する。下プレート
吸着枠54は、図2に示すように、その中央が露光光源
40からの光を透過させるための開口92とされてお
り、この開口92の周縁に沿って吸着部93a〜93i
を備える。これら吸着部は、下マスクプレート52が載
せられるとその上面が塞がれる位置に設けられている。
吸着部93aは、図2の5−5線断面図である図5に示
すように、下プレート吸着枠54の上面にOリング94
を嵌め込んで形成され、このOリング94で囲まれた領
域には、吸引穴95が空けられている。また、下プレー
ト吸着枠54には、隣合う吸着部の吸引穴同士を導通す
る導通穴96が空けられている。そして、この導通穴9
6は、吸引ポンプ208(図13参照)に接続されてお
り、下プレート吸着枠54に下マスクプレート52を載
置した後に、吸引ポンプ208が駆動される。よって、
導通穴96,吸引穴95から各吸着部のエアーが吸引さ
れるので、下マスクプレート52は、下プレート吸着枠
54上面に複数箇所の吸着部で強固に吸着・保持され、
下プレート吸着枠54と一体となる。上マスクプレート
48の上プレート吸着枠50への吸着も同様である。な
お、この吸引ポンプから上下のプレート吸着枠に至る間
の配管には、逆止弁や真空タンクが設けられており、プ
レート吸着枠へのマスクプレートの吸着・保持が機械的
に確保されている。
【0036】次に、上マスクプレート支持台56,下マ
スクプレート支持台60を上下動するための構成につい
て説明する。図2および図6に示すように、露光部32
には、2本のスプロケットシャフト98,99が上下に
横架されており、スプロケットシャフト98は上保持枠
58の上方に、スプロケットシャフト99は下保持枠6
2の下方に位置する。各シャフトのスプロケット98
a,99aには、チェーン100が掛け渡されており、
このチェーン100は上保持枠58の梁材59と下保持
枠62の梁材63に固定されている。両梁材へのチェー
ンの固定は、シャフトを挟んで左右で行なわれている。
このため、モータ214(図13参照)を駆動してその
正逆回転を駆動側のスプロケットシャフト、例えばスプ
ロケットシャフト99に伝達すれば、上マスクプレート
支持台56と下マスクプレート支持台60は近接・離間
するよう上下動する。
【0037】つまり、図6中に矢印Cで示すようにスプ
ロケットシャフト99が反時計回りに回転すれば、下マ
スクプレート支持台60は下保持枠62と共に上昇し、
上マスクプレート支持台56は上保持枠58と共に下降
する。その後、スプロケットシャフト99が時計回りに
回転すれば、下マスクプレート支持台60は下保持枠6
2と共に下降し、上マスクプレート支持台56は上保持
枠58と共に上昇する。従って、上記した吸着により上
プレート吸着枠50と一体となった上マスクプレート4
8と、下プレート吸着枠54と一体となった下マスクプ
レート52とは、両マスクプレート支持台の上下動によ
り接合したり離間したりする。この様子については、後
述する。
【0038】次に、下マスクプレート支持台60に対す
る上マスクプレート48の位置決め機構について説明す
る。図2に示すように、位置決め対象となる下マスクプ
レート支持台60は、下プレート吸着枠54と干渉しな
い各コーナーに位置決めピン嵌合ブロック102を備え
る。また、上マスクプレート48を吸着・保持する上プ
レート吸着枠50は、位置決めピン嵌合ブロック102
の設置ピッチに併せて、図7に示すような位置決めピン
ブロック104を備える。この位置決めピンブロック1
04は、ばね105にて常時下方に向けて付勢した位置
決めピン106を上下に摺動自在に備える。
【0039】従って、上マスクプレート48は、次のよ
うにして下マスクプレート支持台60に位置決めされ
る。まず、図4,図7に示すように上マスクプレート4
8が下マスクプレート支持台60から所定間隔だけ離れ
ている初期位置から、図8に示す上マスクプレート位置
決め位置まで上マスクプレート支持台56と下マスクプ
レート支持台60とが近接するよう、両支持台を上下動
する。そして、図8に示すように、上マスクプレート4
8が下マスクプレート支持台60に近づくと、上プレー
ト吸着枠50における位置決めピンブロック104の位
置決めピン106は、下マスクプレート支持台60にお
ける位置決めピン嵌合ブロック102の嵌合穴103に
嵌合する。このため、上プレート吸着枠50と一体とな
った上マスクプレート48は、下マスクプレート支持台
60に対して位置決めされる。
【0040】なお、上プレート吸着枠50を上マスクプ
レート支持台56に保持するボールキャスター82は、
両支持台の間に納まっていて、下プレート吸着枠54や
下マスクプレート支持台60と干渉することはない。ま
た、上マスクプレート位置決め位置以上に両支持台が近
接すると、位置決めピン106は、嵌合穴103にその
先端を嵌合させたまま上昇するが、下マスクプレート支
持台60に対する上マスクプレート48の位置決め状態
は保持されたままである。
【0041】つまり、両支持台が近接すると、位置決め
ピン嵌合ブロック102と位置決めピンブロック104
とにより、上マスクプレート48は下マスクプレート支
持台60に対して常に位置決めされる。このため、上プ
レート吸着枠50或いは下プレート吸着枠54をそれぞ
れの支持台ごと露光部32の前方にスライドさせた場合
に、その衝撃により上下の支持台の位置関係に若干ズレ
が生じても、上マスクプレート48は、下マスクプレー
ト支持台60に対してその都度位置決めされる。よっ
て、上マスクプレート支持台56と下マスクプレート支
持台60との特段の位置精度確保やスライドレール6
4,86の高精度化を必要としない。
【0042】図8や図5および図2等に示すように、下
プレート吸着枠54は、その上面に吸着・保持した下マ
スクプレート52を取り囲むシール体55を有する。こ
のシール体55は、例えばシリコンゴム等から形成され
ており、下プレート吸着枠54周縁の段差部に気密に接
着されている。そして、シール体55は、弾性に富み、
上記段差部に装着されるシール基部55aと斜め外側に
延びたシール部55bとを有する。また、シール体55
の形状寸法は、次のように定められている。つまり、図
8に示す上マスクプレート位置決め位置まで上下のマス
クプレート支持台が近接して上マスクプレート48の位
置決めが完了した状態では、そのシール部55bは上プ
レート吸着枠50下面には当接しない寸法であり、上マ
スクプレート位置決め位置以上に両支持台が近接すると
シール部55bは上プレート吸着枠50下面に当接する
寸法とされている。しかも、下マスクプレート52に載
置された金属薄板Kに上マスクプレート48が密着する
以前に、シール部55bは上プレート吸着枠50下面に
当接する寸法とされている。
【0043】従って、下マスクプレート52上の金属薄
板Kと上マスクプレート48との間に隙間を残した状態
で、下マスクプレート52および上マスクプレート48
の取り囲むマスクプレート包囲領域Hは、シール体55
により気密とされる。そして、下プレート吸着枠54に
は、このマスクプレート包囲領域Hと連通し後述の吸引
ポンプ212(図13参照)に接続された吸引孔53が
複数箇所に設けられている。なお、この複数の吸引孔5
3は、下プレート吸着枠54の中央を中心として対称な
位置(例えば、下プレート吸着枠54の各コーナー)に
設けられている。
【0044】次に、下マスクプレート52の移動機構に
ついて説明する。下マスクプレート支持台60は、図2
および図3に示すX軸とY軸に沿って下マスクプレート
52を移動するプレート移動ユニットを有し、X軸に沿
っては2組の移動ユニット110,112を、Y軸に沿
っては1組の移動ユニット114をそれぞれ内蔵する。
そして、下マスクプレート支持台60は、これらの図面
に示すように、各プレート移動ユニットのプレート押圧
駒116,118,120をその上面から突出して備え
る。なお、Y軸の移動ユニット114におけるプレート
押圧駒120は、下プレート吸着枠54の下面にて突出
しており、図2には示されていない。X軸,Y軸の移動
ユニットの構成は同じなので、Y軸の移動ユニット11
4を例に採りその構成を説明する。
【0045】移動ユニット114は、図9に示すよう
に、下マスクプレート支持台60の上面板の裏面に、固
定プレート122を介して設けられている。そして、移
動ユニット114は、この固定プレート122に、ガイ
ドレール124と、パルスモータ126と、軸受128
とを固定して備える。ガイドレール124は、下プレー
ト吸着枠54と一体となった下マスクプレート52の一
移動方向であるY軸に沿って設けられている。このガイ
ドレール124には、ガイドプレート130に固定され
たガイドブロック132が係合されており、当該ガイド
ブロックには、プレート押圧駒120が下マスクプレー
ト支持台60の上面板の長孔134を貫通して固定され
ている。従って、プレート押圧駒120は、ガイドレー
ル124にガイドブロック132およびガイドプレート
130が案内されるので、ガイドレール124の施設方
向であるY軸に沿って移動自在となる。
【0046】ガイドプレート130の端面には、雌螺子
が形成された回転伝達板134が固定されており、この
回転伝達板134の雌螺子には、軸受128に支持され
た軸136の雄螺子が螺合している。この軸136は、
軸受128を貫通してパルスモータ126の出力軸にカ
ップリング138を介して連結されており、当該モータ
の回転により回転する。従って、後述する制御装置20
0(図13参照)からの制御信号によりパルスモータ1
26が正逆方向に回転すると、その回転は軸136を介
して回転伝達板134に伝達される。そして、モータの
回転は、回転伝達板134と軸136により直線運動に
変換され、ガイドプレート130に伝達される。このた
め、プレート押圧駒120は、モータの正逆回転により
Y軸に沿って前後(図9における左右方向、即ち+Y方
向と−Y方向)に移動する。
【0047】そして、このプレート押圧駒120は、下
マスクプレート52の下面に固定された伝達板140に
当接する。また、下マスクプレート支持台60の上面お
よび下プレート吸着枠54下面には、ばね係合ピン14
2,144が突設されており、両係合ピンにはばね14
6が掛け渡されている。従って、下マスクプレート52
は、図9における右方向に、このばね146のばね力を
受けて付勢されるので、伝達板140とプレート押圧駒
120とは常時当接したままとなる。このため、パルス
モータ126の正逆回転に伴いプレート押圧駒120が
Y軸に沿って前後に移動すると、下マスクプレート52
は、プレート押圧駒120に当接している伝達板140
を介して、+Y方向又は−Y方向に向けて移動する。こ
の際、下マスクプレート52は、上マスクプレート48
に対して平行なまま移動する。
【0048】下マスクプレート52をX軸に沿って移動
させるための2組の移動ユニット110,112も、上
記した移動ユニット114と同様に構成されている。そ
して、移動ユニット110,112は、図2に示すよう
に、下プレート吸着枠54端面に設けた伝達板148,
150にプレート押圧駒116,118を当接させてお
り、その当接箇所において、プレート押圧駒116,1
18を経て下マスクプレート52を+X方向又は−X方
向に向けて個別に移動させる。なお、移動ユニット11
4の場合と同様に、下マスクプレート52は、X軸に沿
っても図示しないばねのばね力を受けて付勢されてお
り、伝達板148,150とプレート押圧駒116,1
18とは常時当接したままである。
【0049】移動ユニット110,112による下マス
クプレート52の移動量は、制御装置200からの制御
信号により個別に定まる。よって、移動ユニット11
0,112による移動量を異なるものとすれば、下マス
クプレート52は、上マスクプレート48に対して平行
なままX−Y平面内で回転する。その一方、両移動ユニ
ットの移動量を等しくすれば、下マスクプレート52
は、上マスクプレート48に対して平行なまま+X方向
又は−X方向に向けて移動する。つまり、移動ユニット
114による移動と併せて、下マスクプレート52は、
上マスクプレート48に対して平行なまま、回転若しく
はX軸,Y軸に沿って移動する。
【0050】次に、各軸の移動ユニットにて直接押圧さ
れる下プレート吸着枠54を下マスクプレート支持台6
0に固定する固定機構について説明する。図3に示すよ
うに、下マスクプレート支持台60は、この開口80の
周囲に、上面を磁力発揮面とする電磁石152を点在し
て備える。それぞれの電磁石152は、図3および図9
に示すように、下マスクプレート支持台60の上面板を
貫通して設けられており、当該上面板裏面に固定された
取り付け金具154により支持されている。一方、下プ
レート吸着枠54は、その下面に電磁石152に吸着さ
れる吸着ブロック156と、この吸着ブロック156を
下プレート吸着枠54に係合する係合プレート158
と、係合プレート158を下プレート吸着枠54下面に
固定する固定体160とを備える。係合プレート158
は、板状のばね鋼から切り出し形成されている。このた
め、その先端に図示しないボルト等により固定された吸
着ブロック156は、係合プレート158の撓みによ
り、下プレート吸着枠54に対して近接・離間のみ可能
に保持される。そして、この吸着ブロック156は、そ
の下面を電磁石152の磁力発揮面に密着・対向させて
いる。
【0051】吸着ブロック156は、図10に示すよう
に、電磁石152より大きく形成されている。よって、
移動ユニットによりこの吸着ブロック156が下プレー
ト吸着枠54と共に移動し、図中二点鎖線で示すように
電磁石152との相対的な位置関係が変化した場合で
も、吸着ブロック156下面はそのほとんどの領域で電
磁石152の磁力発揮面に密着・対向したままである。
つまり、吸着ブロック156は、その下面を移動ユニッ
トによる下プレート吸着枠54,下マスクプレート52
の移動の前後に亘って電磁石152の磁力発揮面と対向
させ、電磁石152への通電を経て生じた磁力によりこ
の電磁石152に吸着される。そして、この吸着によ
り、下マスクプレート52は、下プレート吸着枠54ご
と下マスクプレート支持台60に引き付けられ、下マス
クプレート支持台60に対して位置決めされる。なお、
吸着ブロック156の大きさは、移動ユニットによる下
プレート吸着枠54最大移動量を考慮して定められてい
る。
【0052】次に、上マスクプレート48と下マスクプ
レート52の位置合わせについて説明する。CCDカメ
ラ20,22は、図1,図2に示すように、下プレート
吸着枠54の開口92内に位置するよう下マスクプレー
ト支持台60の下方に設けられており、その撮像レンズ
を下マスクプレート52,上マスクプレート48に向け
ている。図2の11−11線概略断面図である図11に
示すように、下マスクプレート支持台60は、その上面
板の裏面に取り付けプレート162を介在させて、第1
のスライドユニット164と第2のスライドユニット1
66と第3のスライドユニット168とを備える。そし
て、第1のスライドユニット164により第2のスライ
ドユニット166がスライドされ、第2のスライドユニ
ット166により第3のスライドユニット168がスラ
イドされるよう、各スライドユニットは互いに係合され
ている。
【0053】第1のスライドユニット164は、パルス
モータ170の正逆回転によりスライドブロック172
を図中Y軸に沿って移動させる。第2のスライドユニッ
ト166は、パルスモータ174の正逆回転によりスラ
イドブロック176を図中X軸に沿って移動させる。ま
た、第3のスライドユニット168は、パルスモータ1
78の正逆回転によりスライドブロック180を図中Z
軸に沿って移動させ、この第3のスライドユニット16
8には、落射照明系を内蔵したCCDカメラ20が固定
されている。このため、CCDカメラ20は、パルスモ
ータ170,174が制御装置200からの制御信号に
より正逆駆動されると、X−Y平面において移動し、パ
ルスモータ178が制御装置200からの制御信号によ
り正逆駆動されると、ピント調整のためにZ軸に沿って
上下動する。なお、上プレート吸着枠50の上面には、
CCDカメラ20に対向してミラー182が設けられて
いる。また、CCDカメラ22についても同様に構成さ
れている。
【0054】CCDカメラ20,22の撮影対象となる
上マスクプレート48,下マスクプレート52には、両
マスクプレートの位置合わせのためのアライメントマー
クが形成されている。図12に示すように、上マスクプ
レート48下面には十字のアライメントマークM1が
(図12(a))、下マスクプレート52の上面にはい
わゆる井桁状のアライメントマークM2(図12
(b))がそれぞれ形成されている。従って、上マスク
プレート48,下マスクプレート52が接合された状態
でCCDカメラ20,22により上記両マークの重なり
状態を撮像すれば、両マスクプレートの位置合わせ状態
が判明する。つまり、両マスクプレートが位置ズレして
いれば、両マークは図12(c)に示すようにズレてお
り、マスクプレートが位置合わせされていれば、両マー
クは図12(d)に示すようにその中心が一致すること
になる。このため、図12(c)に示す両マークのズレ
を解消するよう下マスクプレート52を移動すれば、上
マスクプレート48と下マスクプレート52は位置合わ
せされる。この両マークのズレ量の演算は、CCDカメ
ラ20,22の画像信号を入力する制御装置200にて
行なわれ、その演算結果に応じてX軸,Y軸の移動ユニ
ット110,112,114が駆動制御される。
【0055】次に、露光装置30の電気的な構成につい
て説明する。図13に示すように、露光装置30は、本
装置の種々の制御を司る制御装置200を備える。制御
装置200は、予め書き込まれたプログラムに基づき各
種の制御対象機器をシーケンス制御するプログラマブル
コントローラ(以下、PCという)202を中心に構成
されている。PC202はCPU,ROM,RAM,タ
イマやI/Oポートを相互に接続して有し、制御装置2
00は、このPC202と相互にデータの授受を行なう
画像処理装置204と、露光光源38,40を点灯制御
する点灯回路206を備える。
【0056】画像処理装置204は、PC202からの
制御信号に応じてCCDカメラ20,22から画像情報
を入力する。そして、この画像処理装置204は、入力
した画像情報に基づいて、上マスクプレート48および
下マスクプレート52のアライメントマークM1,アラ
イメントマークM2のズレ量を画像処理して求め(図1
2参照)、その結果をPC202に出力する。この場
合、両アライメントマークのズレ量の許容範囲、即ち上
マスクプレート48と下マスクプレート52との位置ズ
レの許容範囲は画像処理装置204の記憶素子に予め記
憶されているので、画像処理装置204では上記ズレ量
の算出と共に、その適否が判定される。そして、この画
像処理装置204からは、次のような制御信号が出力さ
れる。
【0057】まず、両アライメントマークのズレ量が許
容範囲である場合には、画像処理装置204からは、両
アライメントマークのズレ量の良否判定の結果(OK信
号)のみが出力される。一方、両アライメントマークの
ズレ量が許容範囲外である場合には、画像処理装置20
4からは、両アライメントマークのズレ量の算出値と良
否判定の結果(NG信号)が出力される。この信号を受
けるPC202は、上記ズレ量が許容範囲内となるよう
下マスクプレート52を移動すべく、X軸,Y軸の移動
ユニット110,112,114を駆動制御する。
【0058】また、PC202には、下マスクプレート
52を下プレート吸着枠54に吸着・保持して両者を一
体とするための吸引ポンプ208と、上マスクプレート
48を上プレート吸着枠50に吸着・保持して両者を一
体とするための吸引ポンプ210と、下プレート吸着枠
54の吸引孔53から上下のマスクプレート周囲のマス
クプレート包囲領域Hを吸引するための吸引ポンプ21
2と、上下のマスクプレート支持台を上下動させて上マ
スクプレート48,下マスクプレート52を近接離間す
るためのモータ214と、吸着ブロック156の吸着を
通して下マスクプレート52を下プレート吸着枠54ご
と下マスクプレート支持台60に引き付ける電磁石15
2と、下マスクプレート52を下プレート吸着枠54の
押圧を介して移動させるための移動ユニット110,1
12,114と、CCDカメラ20,22の移動により
カメラと上マスクプレート48の位置合わせおよびピン
ト調整をするためのパルスモータ170,174,17
8と、処理開始スイッチや種々の設定スイッチ等を有す
る操作パネル216が接続されている。
【0059】このほか、図13には図示されていない
が、PC202には、露光部32への金属薄板K搬入の
有無等を検出する基板搬入センサや空気圧回路における
圧力センサ等の各種のセンサや上記の種々のモータの回
転駆動量を検出するエンコーダに加え、露光部32,供
給部34,排出部36の各構成部ごとの種々の空気圧シ
リンダや電磁弁等の種々の空気圧駆動機器等が接続され
ている。
【0060】次に、上記した構成を備える本実施例の露
光装置30が行う制御について、説明する。なお、露光
装置30に電源が投入されてから遮断されるまでの間に
亘っては、吸引ポンプ208,210は常時吸引駆動を
継続するよう制御されており、上マスクプレート48は
上プレート吸着枠50に、下マスクプレート52は下プ
レート吸着枠54にそれぞれ吸着・保持されたままであ
る。
【0061】まず、露光装置30への電源投入の当初、
或いは、作業者が所定の操作ボタンを操作した際に実行
されるカメラ位置合わせルーチンについて説明する。図
14に示すように、このカメラ位置合わせルーチンで
は、下マスクプレート支持台60の電磁石152を通電
状態にしてオンさせ(ステップS300)、磁力を発生
させる。これにより、下プレート吸着枠54は下マスク
プレート支持台60に引き付けられ、下マスクプレート
支持台60の上下動に支障はなくなる。その後、モータ
214を所定方向に回転駆動して、図8に示す上マスク
プレート位置決め位置まで上マスクプレート支持台5
6,下マスクプレート支持台60をその上下動を経て近
接させ(ステップS302)、下マスクプレート支持台
60に対して上マスクプレート48を位置決めする。こ
の際の位置決めは、既述したように、位置決めピン嵌合
ブロック102と位置決めピンブロック104とにより
行なわれる。
【0062】次いで、CCDカメラ20,22にて上マ
スクプレート48のアライメントマークM1を撮像する
(ステップS304)。なお、撮像に先立って、CCD
カメラをZ軸に沿って上下動させるピント調整が行なわ
れる(図11参照)。その後、その撮像結果に基づいて
CCDカメラ20,22をX軸,Y軸に沿って移動させ
カメラの位置合わせを行なう(ステップS306)。こ
の際、カメラの撮像領域におけるアライメントマークM
1の撮像位置と所定の位置、例えば中心位置とを比較
し、アライメントマークM1が撮像領域の中心位置に移
動するための移動量が演算され、この移動量だけCCD
カメラ20,22が移動される。このステップS306
により、上マスクプレート48とCCDカメラ20,2
2とは正確に位置合わせされ、CCDカメラ20,22
を新たに移動させない限り上マスクプレート48とCC
Dカメラ20,22の位置関係は維持される。
【0063】この位置合わせの完了後は、モータ214
を逆転駆動して、上マスクプレート位置決め位置から上
下のマスクプレート支持台を上下動させて、上マスクプ
レート48と下マスクプレート52とを初期位置に復帰
させる(ステップS308)。これにより、金属薄板K
への露光処理の準備が完了する。
【0064】次に、上記したカメラ位置合わせルーチン
に引き続いて行なわれる露光処理ルーチンについて説明
する。この露光処理ルーチンは、作業者による処理開始
スイッチ操作を受けて開始され、停止スイッチ操作等が
なされるまで繰り返し実行される。まず、当該ルーチン
が開始されると、図15に示すように、下マスクプレー
ト支持台60の電磁石152を通電状態にしてオンさせ
(ステップS310)、磁力を発生させる。これによ
り、下プレート吸着枠54は下マスクプレート支持台6
0に引き付けられ、下マスクプレート52上面への金属
薄板Kの載置時に、下マスクプレート52を下プレート
吸着枠54と共に不用意に動かすことはない。この場合
の電磁石152への通電電流は、下プレート吸着枠54
の大きさやその重量と、下マスクプレート支持台60を
手前に引き出した場合の衝撃の度合い等を考慮して定め
られている。
【0065】その後は、供給部34から露光部32にお
けるマスク部42に金属薄板Kを搬入する(ステップS
312)。具体的には、搬送装置にて金属薄板Kを露光
部32内に搬送し、この金属薄板Kを下マスクプレート
支持台60における下マスクプレート52の所定位置、
例えばその中央位置に載置する。こうして金属薄板Kが
搬入されると、モータ214の駆動制御を開始し、初期
位置にある上マスクプレート支持台56,下マスクプレ
ート支持台60の近接を開始する(ステップS31
4)。よって、それ以降は、両支持台の近接は継続され
る。
【0066】両支持台の近接開始に続いては、下プレー
ト吸着枠54の吸引孔53(図8参照)に接続された吸
引ポンプ212の吸引駆動を開始し、対向する上マスク
プレート48と下マスクプレート52周囲のマスクプレ
ート包囲領域Hのエアー吸引を開始する(ステップS3
16)。この場合、上下のマスクプレート支持台は近接
を開始した直後であり上下のプレート吸着枠も離れてい
るので、シール体55のシール部55bは上マスクプレ
ート48には当接してはおらず、マスクプレート包囲領
域Hは気密とされていない。つまり、このマスクプレー
ト包囲領域Hにおけるエアーの吸引は、マスクプレート
包囲領域Hが気密とされる以前から開始されてその後継
続される。よって、上下のマスクプレート支持台の近接
が進んでシール体55によりマスクプレート包囲領域H
が気密とされてからは、上マスクプレート48と下マス
クプレート52のさらなる接近とエアー吸引によるマス
クプレート包囲領域Hの負圧化が平行して行なわれる。
【0067】マスクプレート包囲領域Hのエアー吸引の
開始後には、上マスクプレート48と下マスクプレート
52の接合が完了したか否かを判断し(ステップS31
8)、肯定判断するまで待機する。この判断は、ステッ
プS314により上下のマスクプレート支持台の近接を
開始してからの経過時間の計時状態やリミットスイッチ
等のON信号の有無等から下される。このステップS3
18で両マスクプレートの接合が完了したと判断すれ
ば、上マスクプレート48のアライメントマークM1と
下マスクプレート52のアライメントマークM2との重
なり状態をCCDカメラ20,22にて撮像する(ステ
ップS320)。なお、この場合であっても、必要であ
ればピント調整が行なわれる。
【0068】ステップS320に続いては、CCDカメ
ラ20,22にて撮像した上記両マークの重なり状態の
撮像画像に基づいて、両マークのズレ量、即ち上マスク
プレート48と下マスクプレート52の位置ズレ量が許
容範囲のものであるか否かを判定する(ステップS32
2)。この際、既述したように、画像処理装置204で
は撮像画像の画像処理が行なわれ、両マークのズレ量が
演算される(図12参照)。そして、ステップS322
で両マスクプレートの位置ズレ量が許容範囲外であると
判定した場合は、吸引ポンプ212を停止してそれまで
継続されていたマスクプレート包囲領域Hのエアー吸引
を停止すると共に、マスクプレート包囲領域Hに吸引孔
53からエアーを吹き出す(ステップS324)。これ
により、マスクプレート包囲領域Hの負圧化は解消さ
れ、エアー吹き出しにともないその圧力が増加する。な
お、マスクプレート包囲領域Hへのエアー吹き出しは、
吸引孔53への接続を吸引ポンプ212から送風器(図
示省略)に切り換え、この送風器により行なわれる。
【0069】次いで、モータ214をそれまでと逆に駆
動制御し、上マスクプレート支持台56と下マスクプレ
ート支持台60を両者の上下動を経て離間する(ステッ
プS326)。このため、両支持台の離間により上マス
クプレート48は下マスクプレート52から離れると共
に、シール体55のシール部55bは上マスクプレート
48から離れる。よって、マスクプレート包囲領域H
は、その気密化が解かれて開放される。なお、ステップ
S326においては、両マスクプレート支持台は図8に
示す上マスクプレート位置決め位置まで離間される。ま
た、このマスクプレート包囲領域Hの開放と同時に、エ
アーの吹き付けは停止される。
【0070】この両支持台の離間に続いては、下マスク
プレート支持台60の電磁石152への通電を停止して
オフ状態とし磁力を消失させる(ステップS328)。
これにより、電磁石152への吸着ブロック156の吸
着は解かれるので、下プレート吸着枠54はボールキャ
スター82に単に支持されているだけの状態となる。こ
のため、下プレート吸着枠54と一体の下マスクプレー
ト52は、上マスクプレート48に対して平行なまま、
下プレート吸着枠54と一体に回転若しくはX軸,Y軸
に沿って移動可能な状態となる。
【0071】よって、ステップS328に続いては、下
マスクプレート52を下プレート吸着枠54と一体とな
って単独に移動させ、上マスクプレート48と下マスク
プレート52との位置合わせを行なう(ステップS33
0)。つまり、ステップS322での判定に伴い演算し
た上下のマスクプレートの位置ズレ量が許容範囲内とな
るよう、X軸,Y軸の移動ユニット110,112,1
14を駆動制御する。このステップS328により、上
マスクプレート48と下マスクプレート52とは正確に
位置合わせされ、下プレート吸着枠54を新たに移動さ
せない限り両マスクプレートの位置関係は維持される。
【0072】この位置合わせの完了後は、電磁石152
を再度通電状態にしてオンさせ(ステップS332)、
磁力を発生させる。これにより、下プレート吸着枠54
は、下マスクプレート支持台60に引き付けられ、ステ
ップS330での移動完了位置から動くことはない。よ
って、この下プレート吸着枠54と一体の下マスクプレ
ート52も、上マスクプレート48との位置関係を維持
したままとなる。そして、このステップS332に続い
ては、上記のステップS314に移行する。
【0073】つまり、ステップS332までの処理で上
マスクプレート48と下マスクプレート52との位置合
わせが完了したので、それ以降は、両マスクプレートの
間に金属薄板Kを挟持した状態でその表裏の主面にパタ
ーンを焼き付けるべく、ステップS314〜ステップS
322までの処理を行なう。これにより、両マスクプレ
ートの再接合および金属薄板Kの挟持(ステップS31
4),マスクプレート包囲領域Hのエアー吸引(ステッ
プS316),アライメントマークの位置合わせ確認
(ステップS322)が順次行なわれることになる。そ
して、ステップS322での肯定判定の後には、露光光
源38,40を点灯制御して、金属薄板Kの表裏の主面
に上マスクプレート48,下マスクプレート52のパタ
ーンを焼き付け露光する(ステップS334)。
【0074】なお、ステップS322で肯定判定した場
合には、引き続き吸引ポンプ212によるマスクプレー
ト包囲領域Hの吸引が吸引力を上げて行なわれているの
で(ステップS333)、金属薄板Kは上マスクプレー
ト48と下マスクプレート52にそれぞれ真空密着して
挟持されることになる。また、ステップS332を経て
ステップS314に移行した後のステップS322で再
度否定判定した場合には、上記したようにステップS3
24以降の処理が繰り返され、両マスクプレートの位置
合わせが再度実行される。更に、当初のステップS32
2で肯定判定した場合は、ステップS324以降の処理
は行なわれず、即座にステップS334にて露光処理が
行なわれる。つまり、当初から両マスクプレートの位置
合わせが良好であれば、パターンの露光が速やかに実行
される。
【0075】こうして露光処理が完了すると、ステップ
S324と同様に、マスクプレート包囲領域Hのエアー
吸引の停止とマスクプレート包囲領域Hへのエアー吹き
出しとを行なう(ステップS336)。その後は、モー
タ214の駆動制御を経て、上マスクプレート支持台5
6と下マスクプレート支持台60を図7に示す初期位置
まで離間し(ステップS338)、次回以降の金属薄板
Kの露光に備える。次いで、露光済みの金属薄板Kを搬
送装置にて露光部32における下マスクプレート52か
ら排出部36に搬出し(ステップS340)、既述した
ステップS312に移行する。
【0076】以上説明したように、本実施例の露光装置
30では、下プレート吸着枠54と一体の下マスクプレ
ート52は、下マスクプレート支持台60にボールキャ
スター82を介して支持され、この下プレート吸着枠5
4と一体となって移動ユニット110〜114により上
マスクプレート48に対して平行なまま移動される。し
かし、この下マスクプレート52の移動が開始されるま
では、電磁石152を通電状態として磁力を発生させ
(ステップS310〜326)、この磁力をこの間に亘
り保持する。このため、下プレート吸着枠54下面の吸
着ブロック156は、この磁力を受けて電磁石152に
継続して吸着されるので、下マスクプレート52は、下
プレート吸着枠54を介して下マスクプレート支持台6
0に引き付けられたまま位置ズレすることはない。
【0077】そして、この位置ズレが起きない間に、上
マスクプレート48と下マスクプレート52との位置合
わせの状態を検出し、両マスクプレートの位置合わせの
ための移動量を求める(ステップS320,322)。
その後、一旦、下マスクプレート52と上マスクプレー
ト48とを離してから(ステップS326)、電磁石1
52への通電を停止して磁力を消失させ、電磁石152
への吸着ブロック156の吸着および下マスクプレート
支持台60への下マスクプレート52の引き付けを解除
する(ステップS328)。この引き付けの解除の間
に、上記求めた移動量だけ下マスクプレート52を下プ
レート吸着枠54と一体となって移動させ(ステップS
330)、下マスクプレート52と上マスクプレート4
8との位置合わせを行なう。
【0078】この移動が完了したときには、各々の移動
ユニット110〜114のプレート押圧駒116〜12
0に下プレート吸着枠54の伝達板140がばね146
等により押し付けられるので、下マスクプレート52
は、この移動完了位置、即ち位置合わせ完了位置にばね
力により留まっている。この状態で、電磁石152を通
電状態に戻して磁力を発生させ(ステップS332)、
この磁力を吸着ブロック156に及ぼして、下マスクプ
レート52を、下プレート吸着枠54を介して下マスク
プレート支持台60に引き付ける。こうして発生した磁
力は、新たに下マスクプレート52の移動を経たマスク
プレートの位置合わせが必要となるまで保持されるの
で、下マスクプレート52は、位置合わせ完了位置から
動くことはない。よって、本実施例の露光装置30によ
れば、対向する上マスクプレート48と下マスクプレー
ト52との位置ズレを確実に回避することができる。
【0079】また、下マスクプレート52を下マスクプ
レート支持台60に引き付ける引き付け力は、電磁石1
52を通電状態におくことで得ているので、電磁石15
2への電流制御を通してこの引き付け力の大きさを変更
することができる。よって、本実施例の露光装置30に
よれば、プレートの大きさや重量,プレートにかかる力
に応じた引き付け力の調整を通して、より確実に位置ズ
レを回避することができる。
【0080】しかも、この電磁石152への通電は、露
光処理の間ばかりか、露光処理の前段階であるカメラ位
置合わせの際にも行なわれ、カメラ位置合わせの間は勿
論、カメラ位置合わせ完了後から露光処理開始までの間
に亘っても維持される。従って、下マスクプレート52
の表面清掃のために、下マスクプレート52を下マスク
プレート支持台60ごとスライドレール64により引き
出す際或いは元の位置に戻す際に下マスクプレート52
に衝撃が加わっても、下マスクプレート52は位置合わ
せ完了位置から動くことはなく、下マスクプレート支持
台60との位置関係は崩れない。よって、清掃のための
下マスクプレート支持台60の引き出し・戻しの際に衝
撃を与えないよう配慮する必要がないので、作業性が向
上しその取り扱いも簡便となる。
【0081】また、上記したように下マスクプレート5
2と下マスクプレート支持台60との位置関係を維持し
たまま下マスクプレート52を下マスクプレート支持台
60ごと引き出せるので、下マスクプレート52の清掃
作業の際に身体を曲げて露光部32内部に上半身を入れ
込む必要がなく、露光部32手前で立ったままの姿勢で
清掃できる。よって、下マスクプレート52の清掃作業
の労力を低減することができる。
【0082】次に、第2実施例について説明する。この
第2実施例では、下プレート吸着枠54と一体の下マス
クプレート52を下マスクプレート支持台60に引き付
ける引き付け力を保持・解除する構成と、下マスクプレ
ート52を上マスクプレート48に対して平行なまま移
動可能に支持する構成が、上記の実施例と異なる。よっ
て、異なる構成について以下説明する。
【0083】図16に示すように、この第2実施例で
は、下マスクプレート支持台60に設置されその上面を
下プレート吸着枠54の下面に向けたエアーベアリング
220を用いた。このエアーベアリング220は、本体
222にその上面から本体内部に至る複数のエアー通過
孔224を備え(図16(a))、各エアー通過孔22
4は、本体内部のエアー導入口226と連通されている
(図16(b))。また、本体222の上面には、エア
ー通過孔224の穿孔領域を取り囲んでOリング228
が設置されている。そして、エアー導入口226には、
2位置切換電磁弁230を介在させて高圧エアー送風器
232と吸引ポンプ234が接続されている。
【0084】2位置切換電磁弁230は、制御装置20
0からの制御信号を受けてエアー通過孔224の接続ポ
ートを切り換える。高圧エアー送風器232は、制御装
置200からの制御信号を受けて駆動し、高圧の圧縮エ
アーをエアー導入口226,エアー通過孔224に送り
出す。これにより、エアーベアリング220のエアー通
過孔224からは、下プレート吸着枠54の下面に圧縮
エアーが吹き出されるので、下プレート吸着枠54下面
にはエアー層が形成され、このエアー層で下プレート吸
着枠54、延いては下マスクプレート52が下マスクプ
レート支持台60に支持される。
【0085】吸引ポンプ234は、制御装置200から
の制御信号を受けて駆動し、エアー吸引を行なう。従っ
て、下プレート吸着枠54が本体222に当接してOリ
ング228により取り囲まれた領域からは、エアー通過
孔224を通してエアーが吸引されるので、下マスクプ
レート52は、下プレート吸着枠54と一体となってこ
の吸引力により下マスクプレート支持台60に引き付け
られる。この場合、下プレート吸着枠54は、下マスク
プレート支持台60に吸着されることになる。なお、エ
アーベアリング220と2位置切換電磁弁230との間
の配管には、逆止弁や真空タンクが設けられており、下
マスクプレート支持台60へのプレート吸着枠54の吸
着が機械的に確保されている。
【0086】そして、高圧エアー送風器232,吸引ポ
ンプ234によるエアーベアリング220へのエアーの
吹き出し・吸引は、上記した実施例の電磁石152の通
電制御に替わって、次のようにして行なわれる。つま
り、図14に示すカメラ位置合わせルーチンでは、その
ステップS300において、2位置切換電磁弁230が
吸引ポンプ234側に切り換えられ、吸引ポンプ234
によるエアー吸引が行なわれる。そして、このエアー吸
引が継続される。このため、第2実施例では、磁力に替
わる吸引力を発生させて、カメラ位置合わせの間に亘
り、下マスクプレート52を下プレート吸着枠54と一
体に下マスクプレート支持台60に引き付けておき、下
マスクプレート52,下プレート吸着枠54を不用意に
移動させない。
【0087】また、図15に示す露光処理ルーチンで
は、そのステップS310,332において、上記のよ
うに2位置切換電磁弁230の切り換え,吸引ポンプ2
34によるエアー吸引を行なう。このため、第2実施例
では、磁力に替わる吸引力を発生させて、上下のマスク
プレートの位置合わせの間と(ステップS312〜32
6)、露光処理の間と(ステップS333〜340)に
亘ってこの吸引力を保持する。そして、これらの間に亘
り、下マスクプレート52を下プレート吸着枠54と一
体に下マスクプレート支持台60に引き付けておき、上
マスクプレート48と下マスクプレート52との位置関
係を維持する。
【0088】一方、露光処理ルーチンのステップS32
8においては、2位置切換電磁弁230を高圧エアー送
風器232側に切り換え、高圧エアー送風器232によ
る本体222からの圧縮エアーの吹き出しを行なう。こ
れにより、下マスクプレート52は、これと一体の下プ
レート吸着枠54の下面に形成されたエアー層で下マス
クプレート支持台60に支持され、上マスクプレート4
8に対して平行なまま移動可能とされる。つまり、第2
実施例では、磁力に替わる吸引力を下マスクプレート5
2の移動の間には消失させ、その間の下マスクプレート
52の移動が完了すると、その移動完了位置、即ち位置
合わせ完了位置にて上記のエアー吸引により下マスクプ
レート52を引き付ける。このため、上下のマスクプレ
ートの位置関係は維持され、両マスクプレートの位置ズ
レは起きない。
【0089】上記した第2実施例では、エアーの吸引と
吹き付けを通した吸引力の保持・解除により下マスクプ
レート52の移動および引き付け固定を行ない、下マス
クプレート52を移動完了位置から動かさない。このた
め、第2実施例によっても、対向する上マスクプレート
48と下マスクプレート52との位置ズレを確実に回避
することができる。また、エアーの吸引と吹き付けをエ
アーベアリング220を用いて行なうので、部材の共通
化を通して、構成の簡略化を図ることができる。
【0090】次に、第1実施例の変形例について説明す
る。この変形例では、電磁石152に吸着される吸着ブ
ロック156を、係合プレート158に替わるスライド
ユニットにより、下プレート吸着枠54に対して近接・
離間のみ可能に保持した。つまり、図17に示すよう
に、吸着ブロック156は、スライドユニット240の
スライドブロック242に固定されている。このスライ
ドブロック242は、コの字状のスライドフレーム24
4に設けられたスライドシャフト246に沿ってスライ
ド自在であり、スライドユニット240は、スライドシ
ャフト246を鉛直にして下プレート吸着枠54下面に
固定されている。従って、この変形例であっても、下プ
レート吸着枠54に対して近接・離間のみ可能な吸着ブ
ロック156を電磁石152の発生させる磁力により吸
着するので、第1実施例と同様に、対向する上マスクプ
レート48と下マスクプレート52との位置ズレを確実
に回避することができる。
【0091】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこの様な実施例になんら限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態
様で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の露光装置30の概略正面
図。
【図2】図1におけるA方向矢視図。
【図3】下マスク部46の概略斜視図。
【図4】マスク部42の中央概略断面図。
【図5】図2の5−5線断面図。
【図6】マスク部42の上保持枠58と下保持枠62を
上下に移動させる移動機構を説明する説明図。
【図7】上マスクプレート48を下マスクプレート支持
台60に位置決めする位置決めピン嵌合ブロック102
と位置決めピンブロック104を説明するための説明
図。
【図8】位置決めピン嵌合ブロック102と位置決めピ
ンブロック104による上マスクプレート48の位置決
めの様子を説明する説明図。
【図9】下マスクプレート52を下プレート吸着枠54
と一体に移動させる移動ユニット114を説明する説明
図。
【図10】吸着ブロック156とこれを吸着する電磁石
152との関係を説明する説明図。
【図11】図2の11−11線概略断面図。
【図12】上マスクプレート48,下マスクプレート5
2のアライメントマークM1およびアライメントマーク
M2とこの両マークの位置ズレの状態および位置合わせ
を説明する説明図。
【図13】露光装置30の電気的な構成を示すブロック
図。
【図14】露光装置30にて行なわれるカメラ位置合わ
せルーチンを表わすフローチャート。
【図15】露光装置30にて行なわれる露光処理ルーチ
ンを表わすフローチャート。
【図16】第2実施例のエアーベアリング220の構成
と、下マスクプレート52,下プレート吸着枠54の引
き付けの様子を説明するための説明図。
【図17】変形例における下マスクプレート52,下プ
レート吸着枠54の引き付けのための構成を説明する説
明図。
【符号の説明】
20,22…CCDカメラ 30…露光装置 32…露光部 38,40…露光光源 42…マスク部 44…上マスク部 46…下マスク部 48…上マスクプレート 50…上プレート吸着枠 52…下マスクプレート 53…吸引孔 54…下プレート吸着枠 55…シール体 55a…シール基部 55b…シール部 56…上マスクプレート支持台 60…下マスクプレート支持台 64…スライドレール 68…リニアレール 74…ガイド機構 82…ボールキャスター 93a〜93i…吸着部 98,99…スプロケットシャフト 100…チェーン 102…位置決めピン嵌合ブロック 104…位置決めピンブロック 110,112,114…移動ユニット 116,118,120…プレート押圧駒 142,144…ばね係合ピン 146…ばね 152…電磁石 156…吸着ブロック 158…係合プレート 160…固定体 164…第1のスライドユニット 166…第2のスライドユニット 168…第3のスライドユニット 200…制御装置 202…PC(プログラマブルコントローラ) 204…画像処理装置 206…点灯回路 208,210,212…吸引ポンプ 214…モータ H…マスクプレート包囲領域 K…金属薄板 M1…アライメントマーク M2…アライメントマーク
フロントページの続き (72)発明者 中村 研一 滋賀県彦根市高宮町480番地の1 大日本 スクリーン製造株式会社彦根地区事業所内 (72)発明者 岡本 惇 静岡県三島市南町8番7号 有限会社岡本 技研内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のプレートと第2のプレートとを対
    向して支持する対向プレート支持装置であって、 第1のプレートを支持する第1プレート支持台と、該第
    1のプレートと対向する第2のプレートを支持する第2
    プレート支持台とを備え、 前記第1プレート支持台は、 前記第1のプレートを、前記第2のプレートに対して平
    行なまま移動可能に支持するプレート支持手段と、 前記支持された第1のプレートを、前記第2のプレート
    に対して平行なまま押圧移動する移動手段と、 前記支持された第1のプレートを該移動手段による押圧
    方向に抗して付勢する付勢手段と、 前記第1のプレートと前記第1プレート支持台との間に
    設けられ、前記支持された第1のプレートを前記第1プ
    レート支持台に向けて引き付ける引き付け力を発揮する
    引き付け力発揮手段と、 該引き付け力発揮手段の発揮する引き付け力を、前記移
    動手段による前記第1のプレートの移動が行なわれてい
    ない間には保持し、前記移動手段による前記第1のプレ
    ートの移動の間には解除する引き付け制御手段と、を備
    えることを特徴とする対向プレート支持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の対向プレート支持装置で
    あって、 前記引き付け力発揮手段は、 前記支持された第1のプレートに向けて前記第1プレー
    ト支持台に設けられた電磁石と、 前記移動手段による前記第1のプレートの移動の前後に
    亘って前記電磁石と対向する対向面を有し、前記電磁石
    に吸着される吸着体と、 該吸着体を、前記第1のプレートに対して近接・離間の
    み可能に前記第1のプレートに係合する吸着体係合手段
    とを有し、 前記引き付け制御手段は、 前記第1のプレートの移動が行なわれていない間には、
    前記電磁石を通電状態に置き、前記第1のプレートの移
    動の間には該通電を停止する通電制御手段を有する対向
    プレート支持装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の対向プレート支持装置で
    あって、 前記プレート支持手段は、 前記第1プレート支持台に設けられ、支持対象となる前
    記第1のプレートに向けたエアー吹き出し体の開口から
    のエアー吹き出しにより前記第1のプレート下面にエア
    ー層を形成し、該エアー層で前記第1のプレートを支持
    するエアー支持手段を有し、 前記引き付け力発揮手段は、 前記第1のプレートが前記エアー吹き出し体に当接する
    と、前記第1のプレート下面と前記エアー吹き出し体と
    の間を前記開口を取り囲んでシールするシール体と、 前記エアー吹き出し体の前記開口から前記第1のプレー
    ト下面のエアーを吸引するエアー吸引手段とを有し、 前記引き付け制御手段は、 前記第1のプレートの移動が行なわれていない間には、
    前記エアー支持手段による前記エアー吹き出し体の前記
    開口からのエアー吹き出しを停止する停止手段と、 前記エアー吹き出しの停止後に、前記エアー吸引手段に
    よる前記第1のプレート下面のエアー吸引を開始し、該
    エアー吸引を継続する吸引制御手段と、 前記第1のプレートの移動の間には、前記吸引制御手段
    によるエアー吸引を停止し前記エアー支持手段によるエ
    アー吹き出しを実行する実行手段とを有する対向プレー
    ト支持装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009194147A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Seiko Instruments Inc ウエハ露光装置及びウエハ露光方法

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JP2009194147A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Seiko Instruments Inc ウエハ露光装置及びウエハ露光方法

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