JPH0944490A - 手書き文字の位置揃え処理装置 - Google Patents

手書き文字の位置揃え処理装置

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JPH0944490A
JPH0944490A JP7193778A JP19377895A JPH0944490A JP H0944490 A JPH0944490 A JP H0944490A JP 7193778 A JP7193778 A JP 7193778A JP 19377895 A JP19377895 A JP 19377895A JP H0944490 A JPH0944490 A JP H0944490A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手書き文字の入力表示位置を揃えるための細
かな計算や操作を不要とする。 【解決手段】 手書き文字入力表示用の操作画面は、上
下の判定領域7,8に2分割される。(1)に示すよう
に上寄りの位置に縦書きで「いろは」と入力すると、ス
トロークデータは判定領域7に偏在していると判断さ
れ、(2)に示すように上端の基準線9の位置に先頭を
揃えて表示される。(3)に示すように下寄りの位置に
縦書きで「いろは」と入力すると、ストロークデータは
判定領域8に偏在していると判断され、(4)に示すよ
うに中央の基準線10の位置に先頭を揃えて表示され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子手帳、ワード
プロセッサおよびパーソナルコンピュータなどの手書き
文字入力表示装置における手書き文字の位置揃え処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、漢字など、キーボードから直
接入力することが困難な文字を簡便に入力したり、小型
の装置で多種類の文字を入力するために手書き文字入力
方法が用いられている。手書き文字入力に関する従来技
術は、たとえば特開平1ー114967に開示されてい
る。この従来技術では、1文字ずつ入力を行う必要があ
るので、文字列の入力には時間がかかる。
【0003】文字の入力の際は、データとして何らかの
意味を有する文字列の形で複数の文字を続けて入力し、
表示位置を揃えて判り易い表示を行わせる場合が多い。
文字列の入力および表示が可能で、表示位置を揃えるこ
とができる従来技術は、たとえば特開平2ー73483
に開示されている。この従来技術では、手書き記入領域
に所定の大きさおよび間隔で文字枠が配列して表示さ
れ、手書きストロークはいずれかの文字枠内に入力する
ことが原則とされている。手書きストロークの認識結果
は、入力された文字枠内に表示される。
【0004】本件出願人からは、たとえば特願平6ー1
26964で、手書き文字入力に関する他の技術も提案
されている。この技術では、手書き文字の入力位置を示
すカーソルを表示しながら、手書きストロークから生成
されたストロークデータをカーソルの位置以降に表示す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
手書き文字をどのような配置で入力表示するかは、全て
手書き文字入力表示装置の操作者の判断に委ねられてい
る。したがって、手書き文字を所望の位置揃え方法で入
力したいような場合は、操作者が細かく気を配って入力
位置を指定しなければならない。たとえば特開平2ー7
3483の従来技術の場合、所望の位置揃えを行うため
には、何番目の文字枠に入力すれば良いかを操作者が予
め計算しておく必要がある。特願平6ー126964の
場合は、所望の位置揃えに対応するカーソル位置を操作
者が予め計算し、さらに計算された位置にカーソルを移
動する操作を併せて行う必要がある。このような計算や
操作は、操作者に対して多大な負担を強いるものであ
り、本来簡便であるべき手書き文字入力操作を煩雑にし
てしまう。
【0006】また、一旦入力して表示された手書き文字
を、文字移動機能などの編集処理で位置修正し、所望の
位置へ揃えることも可能である。しかしながら、所望の
位置揃え結果を得るために必要な移動位置を、計算また
は試行錯誤によって求める必要があり、操作の煩雑さは
避けられない。
【0007】本発明の目的は、手書き文字の入力表示位
置を揃えるための細かな計算や操作を必要としないで位
置揃えが可能な手書き文字の位置揃え処理装置を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力面上に入
力された手書き文字のストロークを検出し、検出された
手書きストロークに基づいて文字の認識を行い、認識さ
れた文字に対応する文字データを生成し、生成された文
字データを位置揃えして表示する手書き文字の位置揃え
処理装置において、前記入力面を複数の領域に分割し、
入力された手書き文字が複数の領域にわたって存在する
とき、手書きストロークを各領域毎に切り分けて、各領
域内に存在する手書きストロークの大きさをそれぞれ算
出する分割手段と、分割手段によって算出された各領域
毎の手書きストロークの大きさを比較し、手書きストロ
ークが偏在する領域を判定する判定手段と、判定手段の
判定結果に従って、手書きストロークに基づいて認識さ
れ、生成される文字データを表示する際の位置揃え方法
を、予め用意されている複数種類の中から選択する選択
手段と、選択手段によって選択された位置揃え方法に従
って、生成された文字データを表示する表示手段とを含
むことを特徴とする手書き文字の位置揃え処理装置であ
る。本発明に従えば、手書きストロークを入力する入力
面は、分割手段によって複数の領域に分割され、判定手
段によって各領域内に存在する手書きストロークの大き
さがそれぞれ算出され、ストロークが偏在する領域が判
定される。位置揃えの方法は、予め複数種類が用意され
ており、判定手段の判定結果に従って、選択手段によっ
て選択される。表示手段によって表示される際に位置揃
えが行われるため、入力時には細かい計算や操作を必要
としない。
【0009】また本発明の前記分割手段は、入力面内で
一方向に延びる区画を単位として、その単位内で複数の
領域に入力面を分割し、分割された各領域毎に位置揃え
用基準位置を設定することを特徴とする。本発明に従え
ば、入力面内は、縦方向や横方向に延びる区画が単位と
なり、その単位内で複数の領域に分割される。判定手段
では、そのうちのどの領域に手書きストロークが偏在し
ているかを判定し、偏在していると判定された領域に対
応して表示手段による位置揃え表示を行うことができ
る。
【0010】また本発明の前記分割手段は、入力面内で
一方向に延びる区画を単位として、その単位内を両端お
よび中央の3つの領域に分割し、前記選択手段は、一端
側または他端側の位置揃え、または中央位置揃えのいず
れかを選択することを特徴とする。本発明に従えば、縦
方向や横方向などに延びる入力面内の区画を3分割し、
手書きストロークが偏在する領域の判定結果に従って、
一方端または他方端、あるいは中央への位置揃えを容易
に行うことができる。
【0011】また本発明の前記表示手段は、入力面に重
ねて文字データの表示を行うことを特徴とする。本発明
に従えば、位置揃え表示の結果が入力面に重ねて表示さ
れるので、分割手段による分割の結果を容易に確認し、
適切な入力を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明の実施
の一形態である手書き文字位置揃え処理装置について、
概略的な外観構成および内部の電気的構成をそれぞれ示
す。本実施の形態では、いわゆる電子手帳と呼ばれる小
型のデータ処理装置に手書き入力表示機能が設けられて
いる。
【0013】入力面であるタブレット1によって手書き
ストロークが検出される。入力された手書きストローク
は、ストロークデータ生成部2で、例えば前述の特願平
6ー126964の明細書第0070段落〜第0077
段落などに記載されている方法に従って、座標点の集合
である画像データからストロークデータが生成される。
生成されたストロークデータは、位置揃え処理部3に入
力され、後述する方法によって、ストロークデータの表
示位置に関するデータが補正される。補正されたストロ
ークデータは制御部4に入力され、対応する文字の認識
が行われ、文字コードが決定される。表示部5は、認識
された文字コードに対応する文字を、表示位置に関する
補正されたデータに従って表示する。表示は、たとえば
画素がマトリクス状に配置されて画像表示を行う液晶表
示装置(略称「LCD」)などを用いて行われる。
【0014】タブレット1に対する手書き文字入力は、
入力ペン6を用いて行われる。タブレット1の入力面と
表示部5の表示面とは、たとえば特開昭63ー9556
2で開示されている方法によって重ね合わせられ、同一
画面上での入力および表示が可能となる。以下、この重
ね合わせられた画面を操作画面と表現する。
【0015】図3および図4は、手書き文字の入力と表
示とを行う操作画面、および入力例と表示例とをそれぞ
れ示す。操作画面は縦方向に2つの判定領域7,8に2
分割され、上端および中央に基準線9,10がそれぞれ
設定される。判定領域7,8は、後述するストロークデ
ータの切り分けに用いられる。ストロークデータの入力
位置判定処理では、手書きストロークから生成されたス
トロークデータを各判定領域7,8に含まれる部分毎に
切り分け、各判定領域内にあるストローク片の大きさを
それぞれ求める。それらの大きさの比較結果を元にし
て、ストロークデータがどの判定領域7,8に偏って存
在しているかを判定する。本実施の形態では、操作画面
の大きさは、横200ドット×縦300ドットであり、
これを上下に150ドットずつ2分割する。
【0016】基準線9,10は、実際は表示されないけ
れども、後述するストロークデータの表示位置補正処理
において基準となる位置を定める。判定領域7,8に対
しては、基準線9,10はそれぞれ上端および中央とな
る。
【0017】図4(1)に示すように、操作画面の上寄
りの場所に縦書きで「いろは」と入力すると、後述する
ストロークデータの入力位置判定処理によって、「いろ
は」のストロークは判定領域7に偏って存在していると
判定される。その判定結果から、後述するストロークデ
ータの表示位置補正処理によって、「いろは」の縦方向
の先頭が基準線9の位置に来るように、文字列「いろ
は」についてのストーロークデータの表示位置に関する
データ値を補正する。その結果、図4(2)で示すよう
な、先頭を基準線9の位置に揃えた表示が行われる。ま
た図4(3)に示すように、操作画面の下寄りの場所に
縦書きで「いろは」と入力すると、ストロークは判定領
域8に偏って存在していると判定され、図4(4)に示
すように、縦方向の先頭が基準線10の位置に来るよう
な補正および表示が行われる。
【0018】図5は、図1の位置揃え処理部3の動作を
示す。ストロークデータ処理部2から入力されるストロ
ークデータの各抽出点を検索して、ステップa1では、
縦方向であるY軸方向の最小値Yminと最大値Yma
xとを求める。これらの値の求め方は、たとえば特願平
6ー126964の明細書の第0084段落から第00
87段落に記載されている。本実施の形態では横方向で
あるX軸方向についての座標値は無視する。縦書き形式
での文字の入力表示におけるY軸方向についての位置揃
えを目的としているからである。なお、以後の説明にお
いては、Y軸方向の最小値Yminから最大値Ymax
までを範囲とする領域をストローク領域と呼ぶことにす
る。
【0019】ステップa2では、ストローク領域のうち
で上側の判定領域7に含まれる部分のY軸方向の大きさ
SY1を後述するような方法によって求める。同様にし
てステップa3では、ストローク領域のうちで下側の判
定領域8に含まれる部分のY軸方向の大きさSY2を求
める。ステップa4では、ストローク領域が判定領域
7,8にそれぞれ含まれる大きさSY1,SY2を比較
する。次のステップa5,a6では、ステップa4の比
較で得られた3種類の結果から、表示位置を補正する際
の基準となる基準位置Rを決定し、それに基づく補正位
置のY座標Yaを計算する。
【0020】SY1の方が大きい第1番目の場合は、ス
テップa5に進み、基準位置Rを基準線9に決定して、
補正位置のY座標Yaを計算する。基準線9のY軸方向
の座標値をYR1と定義すれば、Ya=YR1とする。
SY2の方が大きい第2番目の場合では、ステップa6
に進み、基準位置Rを基準線10に決定して、YR2と
定義される基準線10のY軸方向の座標値に基づいて、
Ya=YR2とする。なお、本実施の形態ではYR1=
0およびYR2=150とする。
【0021】SY1とSY2とが等しい第3の場合は、
第1の場合と同じにステップa5に進んで、基準位置R
を基準線9として補正位置のY座標Yaを計算する。こ
の第3の場合については、ステップa4で得られた結果
に1対1で対応する基準線が定義されていない、すなわ
ち3種類の結果に対して基準線は2種類しか定義されて
いないので、定義されている2種類の基準線9,10の
いずれかに割り振る必要がある。本実施の形態では、縦
書き形式における行頭への文字揃えを優先させるという
考え方に従って、基準線9の方へ割り振っている。
【0022】ステップa5またはa6の次は、ステップ
a7に進み、ストロークデータの表示位置のY座標を補
正位置のY座標Yaとする。ステップa8以降は、スト
ロークデータの表示処理を行う。
【0023】図6は、ストロークデータ11のデータ形
式を示す。ストロークデータ11は、リスト形式であ
り、先頭の表示位置(X,Y)12、中間の実ストロー
クデータ長13、および最後の実ストロークデータ14
から構成される。表示位置(X,Y)12には、図5の
ステップa7で、そのストロークデータ11を画面に表
示する際の表示開始位置のX軸およびY軸方向の座標が
たとえばドット単位で格納される。たとえば、X=1
0,Y=20であれば、ストロークデータの表示開始位
置は、画面の原点からX軸およびY軸方向に10ドット
および20ドットそれぞれ離れた位置となる。実ストロ
ークデータ長13は、実ストロークデータ14のデータ
長を表す。表示位置(X,Y)12および実ストローク
データ長13自体は、一定のデータ長をそれぞれ有する
ので、実ストロークデータ長13の内容を併せれば、そ
のストロークデータ11全体のデータ長が判り、個々の
ストロークデータ11の区切りが判る。実ストロークデ
ータ14は、手書きストロークの軌跡をベクトルデータ
化して表され、その方法も特願平6ー126964の第
0070段落から第0080段落に記載されている。
【0024】図7は、図5のステップa2およびステッ
プa3で行っているような、ストローク領域のうちで、
一般に複数に分割された操作画面内のn番目の判定領域
nに含まれている部分の大きさSYnを求める方法を示
す。ストローク領域の範囲は、本実施の形態の場合、Y
軸方向についての位置関係のみを考えるので、面である
必要はなく、線分LYで表す。位置関係には、(1)〜
(6)示すように、6種類が考えられる。判定領域nに
ついては、線分ではなく面であるけれども、Y軸方向の
位置関係のみを考えればよい。以下の説明では、線分L
Yの始点をLYs、終点をLYeとそれぞれ表現し、常
にLYs≦LYeであるとする。また判定領域nの開始
位置および終了位置は、それぞれnsおよびneと表現
し、常にns≦neであるとする。
【0025】図7(1)に示すように、線分LYが判定
領域nの上方の領域外にある場合は、LYe<nsであ
り、線分LYのうち判定領域nに含まれる部分は全く無
いので、その大きさはSYn=0となる。図7(2)に
示すように、線分LYが判定領域nの下方の領域外にあ
る場合も、LYs>neであり、線分LYのうち判定領
域n含まれる部分は全く無いので、SYn=0となる。
図7(3)に示すように、線分LYの全部が判定領域n
に含まれる場合は、ns≦LYs≦neかつns≦LY
e≦neであり、大きさはSYn=LYe−LYsとな
る。図7(4)に示すように、線分LYが判定領域nに
またがって上下からはみ出すように含まれる場合は、L
Ys<nsかつLYe>neであり、大きさはSYn=
LYe−LYsとなる。図7(5)に示すように、線分
LYの後部が判定領域nに含まれる場合は、LYs<n
sであるがns≦LYe≦neであり、大きさはSYn
=LYe−nsとなる。図7(6)に示すように、線分
LYの前部が判定領域nに含まれる場合は、LYe>n
eであるがns≦LYs≦neであり、大きさはSYn
=neーLYsとなる。
【0026】以上のように本実施の形態では、タブレッ
トに手書きすることによって入力された縦書きのストロ
ークデータから、操作画面を上下に2分割した判定領域
nのそれぞれに含まれる部分毎のストロークデータ片の
大きさSYnが求められる。それらの大きさSYnの比
較結果に対応する基準位置に基づき、ストロークデータ
を位置揃えして表示するための補正値が計算される。そ
の結果、ストロークデータ内の表示位置を表すデータが
補正値に置き換えられ、手書き文字の入力表示位置を揃
えるための細かな計算や操作は必要ではない。
【0027】図8および図9は、本発明の実施の他の形
態による手書き文字の入力と表示とを行う操作画面、お
よび入力例と表示例とをそれぞれ示す。本実施の形態で
は、外観構成、電気的構成、およびストロークデータの
形式は図1、図2および図6とそれぞれ同様であり、操
作画面は横方向に2分割され、左側の判定領域15と右
側の判定領域16とから成る。ストロークデータの入力
位置判定処理では、手書きストロークから生成されたス
トロークデータのうちでこれらの判定領域15,16に
含まれる部分毎に切り分けられるストローク片の大きさ
から、ストロークデータが偏って存在している判定領域
15,16を判断する。操作画面の大きさは縦200ド
ット×横300ドットであり、各判定領域15,16の
大きさは縦200ドット×横150ドットでそれぞれ同
じ大きさを有する。
【0028】後述する表示位置補正処理では、操作画面
の左端に基準線17、および中央に基準線18をそれぞ
れ設定し、ストロークデータの横方向の先頭位置が基準
線17,18のいずれかに揃うように表示される。なお
各基準線17,18は、説明の便宜上2点鎖線で示して
いるけれども、実際の操作画面には表示されない。
【0029】図9(1)に示すように、操作画面の左寄
りの位置に横書きで「いろは」と入力すると、後述する
ストロークデータの入力位置判定処理によって「いろ
は」のストロークは左側の判定領域15に偏って存在し
ていると判定される。この結果、後述するストロークデ
ータの表示位置補正処理によって、「いろは」の横方向
の先頭が基準線17に揃うように表示位置に関するデー
タが補正される。図9(2)は、補正の結果として、先
頭を基準線17の位置に揃えて表示する状態を示す。図
9(3)に示すように、操作画面の右寄りの位置に横書
きで「いろは」と入力するときは、そのストロークは右
側の判定領域16に偏って存在していると判定され、補
正の結果として、図9(4)に示すように、先頭が基準
線18の位置に揃えられて表示される。
【0030】図10は、本実施の形態に対する図1の位
置揃え処理部3の動作を示す。ストロークデータ処理部
2から入力されるストロークデータの各抽出点を検索し
て、ステップb1では、横方向であるX軸方向の最小値
Xminと最大値Xmaxとを求める。これらの値の求
め方は、前述のように、たとえば特願平6ー12696
4の明細書の第0084段落から第0087段落に記載
されている。本実施の形態では縦方向であるY軸方向に
ついての座標値は無視する。横書き形式での文字の入力
表示におけるX軸方向についての位置揃えを目的として
いるからである。なお、以後の説明においては、X軸方
向の最小値Xminから最大値Xmaxまでを範囲とす
る領域をストローク領域と呼ぶことにする。
【0031】ステップb2では、ストローク領域のうち
で左側の判定領域15に含まれる部分のX軸方向の大き
さSX1を後述するような方法によって求める。同様に
してステップb3では、ストローク領域のうちで右側の
判定領域16に含まれる部分のX軸方向の大きさSX2
を求める。ステップb4では、ストローク領域が判定領
域15,16にそれぞれ含まれる大きさSX1,SX2
を比較する。次のステップb5,b6では、ステップb
4の比較で得られた3種類の結果から、表示位置を補正
する際の基準となる基準位置Rを決定し、それに基づく
補正位置のX座標Xaを計算する。
【0032】SX1の方が大きい第1番目の場合は、ス
テップb5に進み、基準位置Rを基準線17に決定し
て、補正位置のX座標Xaを計算する。基準線17のX
軸方向の座標値をXR1と定義すれば、Xa=XR1と
する。SX2の方が大きい第2番目の場合では、ステッ
プb6に進み、基準位置Rを基準線18に決定して、X
R2と定義される基準線18のX軸方向の座標値に基づ
いて、Xa=XR2とする。なお、本実施の形態ではX
R1=0およびXR2=150とする。
【0033】SX1とSX2とが等しい第3の場合は、
第1の場合と同じにステップb5に進んで、基準位置R
を基準線17として補正位置のX座標Xaを計算する。
この第3の場合については、ステップb4で得られた結
果に1対1で対応する基準線が定義されていない、すな
わち3種類の結果に対して基準線は2種類しか定義され
ていないので、定義されている2種類の基準線17,1
8のいずれかに割り振る必要がある。本実施の形態で
は、横書き形式における行頭への文字揃えを優先させる
という考え方に従って、基準線17の方へ割り振ってい
る。
【0034】ステップb5またはb6の次は、ステップ
b7に進み、ストロークデータの表示位置のX座標を補
正位置のX座標Xaとする。ステップb8以降は、スト
ロークデータの表示処理を行う。
【0035】図11は、図10のステップb2およびス
テップb3で行っているような、ストローク領域のうち
で、複数に分割された操作画面内のn番目の判定領域n
に含まれている部分の大きさSXnを求める方法を示
す。ストローク領域の範囲は、本実施の形態の場合、X
軸方向についての位置関係のみを考えるので、面である
必要はなく、線分LXで表す。位置関係には、(1)〜
(6)示すように、6種類が考えられる。判定領域nに
ついては、線分ではなく面であるけれども、X軸方向の
位置関係のみを考えればよい。以下の説明では、線分L
Xの始点をLXs、終点をLXeとそれぞれ表現し、常
にLXs≦LXeであるとする。また判定領域nの開始
位置および終了位置は、それぞれnsおよびneと表現
し、常にns≦neであるとする。
【0036】図11(1)に示すように、線分LXが判
定領域nの左方の領域外にある場合は、LXe<nsで
あり、線分LXのうち判定領域nに含まれる部分は全く
無いので、その大きさはSXn=0となる。図11
(2)に示すように、線分LXが判定領域nの右方の領
域外にある場合も、LXs>neであり、線分LXのう
ち判定領域n含まれる部分は全く無いので、SXn=0
となる。図11(3)に示すように、線分LXの全部が
判定領域nに含まれる場合は、ns≦LXs≦neかつ
ns≦LXe≦neであり、大きさはSXn=LXe−
LXsとなる。図11(4)に示すように、線分LXが
判定領域nにまたがって左右からはみ出すように含まれ
る場合は、LXs<nsかつLXe>neであり、大き
さはSXn=LXe−LXsとなる。図11(5)に示
すように、線分LXの後部が判定領域nに含まれる場合
は、LXs<nsであるがns≦LXe≦neであり、
大きさはSXn=LXe−nsとなる。図11(6)に
示すように、線分LXの前部が判定領域nに含まれる場
合は、LXe>neであるがns≦LXs≦neであ
り、大きさはSXn=neーLXsとなる。
【0037】以上のように本実施の形態では、タブレッ
トに手書きすることによって入力された横書きのストロ
ークデータから、操作画面を左右に2分割した判定領域
nのそれぞれに含まれる部分毎のストロークデータ片の
大きさSXnが求められる。それらの大きさSXnの比
較結果に対応する基準位置に基づき、ストロークデータ
を位置揃えして表示するための補正値が計算される。そ
の結果、ストロークデータ内の表示位置を表すデータが
補正値に置き換えられ、手書き文字の入力表示位置を揃
えるための細かな計算や操作は必要ではない。
【0038】図12および図13は、本発明の実施のさ
らに他の形態による手書き文字の入力と表示とを行う操
作画面、および入力例と表示例とをそれぞれ示す。本実
施の形態では、外観構成、電気的構成、およびストロー
クデータの形式は図1、図2および図6とそれぞれ同様
であり、操作画面は横方向に3分割され、左側の判定領
域19と中央の判定領域20とと右側の判定領域21と
から成る。ストロークデータの入力位置判定処理では、
手書きストロークから生成されたストロークデータのう
ちでこれらの判定領域19,20,21に含まれる部分
毎に切り分けられるストローク片の大きさから、ストロ
ークデータが偏って存在している判定領域19,20,
21を判断する。操作画面の大きさは縦200ドット×
横300ドットであり、各判定領域19,20,21の
大きさは縦200ドット×横100ドットでそれぞれ同
じ大きさを有する。
【0039】後述する表示位置補正処理では、操作画面
の左端に基準線22、中央に基準線23、および右端に
基準線24をそれぞれ設定し、ストロークデータの横方
向の先頭位置が基準線22,23,24のいずれかに揃
うように表示される。なお、各基準線22,23,24
は、説明の便宜上2点鎖線で示しているけれども、実際
の操作画面には表示されない。
【0040】図13(1)に示すように、操作画面の左
寄りの位置に横書きで「いろは」と入力すると、後述す
るストロークデータの入力位置判定処理によって「いろ
は」のストロークは左側の判定領域19に偏って存在し
ていると判定される。この結果、後述するストロークデ
ータの表示位置補正処理によって、「いろは」の横方向
の先頭が基準線22に揃うように表示位置に関するデー
タが補正される。図13(2)は、補正の結果として、
先頭を基準線22の位置に揃えて表示する状態を示す。
図13(3)に示すように、操作画面の中央付近の位置
に横書きで「いろは」と入力するときは、そのストロー
クは中央の判定領域20に偏って存在していると判定さ
れる。この結果、後述するストロークデータの表示位置
補正処理によって、「いろは」の横方向の中心が基準線
23に揃うように表示位置に関するデータが補正され
る。図13(4)は、補正の結果の表示状態を示す。
【0041】図13(5)に示すように、操作画面の右
寄りの位置に横書きで「いろは」と入力するときは、そ
のストロークは後述するストロークデータの入力位置判
定処理によって右側の判定領域21に偏って存在してい
ると判定される。この判定結果に基づき、後述するスト
ロークデータの表示位置補正処理によって、補正の結果
として、図13(6)に示すように、「いろは」の横方
向の最後が基準線24の位置に揃えられて表示される。
【0042】図14は、本実施の形態に対する図1の位
置揃え処理部3の動作を示す。ストロークデータ処理部
2から入力されるストロークデータの各抽出点を検索し
て、ステップc1では、横方向であるX軸方向の最小値
Xminと最大値Xmaxとを求める。これらの値の求
め方は、前述のように、たとえば特願平6ー12696
4の明細書の第0084段落から第0087段落に記載
されている。本実施の形態では縦方向であるY軸方向に
ついての座標値は無視する。横書き形式での文字の入力
表示におけるX軸方向についての位置揃えを目的として
いるからである。なお、以後の説明においては、X軸方
向の最小値Xminから最大値Xmaxまでを範囲とす
る領域をストローク領域と呼ぶことにする。
【0043】ステップc2では、ストローク領域のうち
で左側の判定領域19に含まれる部分のX軸方向の大き
さSX1を、図10のステップb2と同様にして求め
る。ステップc3では、図10のステップb3と同様に
して、ストローク領域のうちで中央の判定領域20に含
まれる部分のX軸方向の大きさSX2を求める。ステッ
プc4では、ストローク領域のうちでみぎがわの判定領
域21に含まれる部分の大きさSX3を求める。ステッ
プc5では、ストローク領域が各判定領域19,20,
21にそれぞれ含まれる大きさSX1,SX2,SX3
を比較する。
【0044】比較の結果は、3つの大きさSX1,SX
2,SX3のうちのいずれか1つが最も大きい3つの場
合と、全部が等しい場合との4種類となる。次のステッ
プc6,c7では、ステップc5の比較で得られた4種
類の結果から、表示位置を補正する際の基準となる基準
位置Rを決定し、それに基づく補正位置のX座標Xaを
計算する。
【0045】SX1が最も大きい第1番目の場合は、ス
テップc6に進み、基準位置Rを基準線22に決定し
て、補正位置のX座標Xaを計算する。基準線22のX
軸方向の座標値をXR1と定義すれば、Xa=XR1と
なる。なお、本実施の形態では、XR1=0とする。S
X2が最も大きい第2番目の場合では、ステップc7に
進み、ストローク領域のX軸方向の大きさSWを求め
る。これは、ステップc1で求められたストローク領域
のX軸方向の最大値Xmaxから最小値Xminを引い
て、SW=Xmax−Xminで求められる。次にステ
ップc8では、Xa=XR2ー(SW÷2)の計算式で
Xaを設定する。この計算式は、ストローク領域の中点
がXR2の位置、すなわちXR2を中心として左右のス
トローク領域の大きさが等しくなるように定義されてい
る。
【0046】SX3が最も大きい第3番目の場合は、ス
テップc9に進み、基準位置Rを基準線24に決定し
て、XR3と定義される基準線24のX軸方向の座標値
に基づいて、Xa=XR3とする。なお、本実施の形態
ではXR3=300とする。
【0047】SX1とSX2とSX3とが等しい第4の
場合は、第2の場合と同じにステップc7に進んで、基
準位置Rを基準線23として補正位置のX座標Xaを計
算する。この第4の場合については、ステップc5で得
られた結果に1対1で対応する基準線が定義されていな
い、すなわち4種類の結果に対して基準線は3種類しか
定義されていないので、定義されている3種類の基準線
22,23,24のいずれかに割り振る必要がある。本
実施の形態では、この場合に対しても中央への文字揃え
を適用させることが妥当であろうという考え方に従っ
て、基準線23に割り振ることにしてる。
【0048】ステップc6,c8またはc10の次は、
ステップc11に進み、ストロークデータの表示位置の
X座標を補正位置のX座標Xaとする。ステップc12
以降は、ストロークデータの表示処理を行う。
【0049】以上のように本実施の形態では、タブレッ
トに手書きすることによって入力された横書きのストロ
ークデータから、操作画面を左、中央、および右に3分
割した判定領域のそれぞれに含まれる部分毎のストロー
クデータ片の大きさが求められる。それらの大きさの比
較結果に対応する基準位置に基づき、ストロークデータ
を位置揃えして表示するための補正値が計算される。そ
の結果、ストロークデータ内の表示位置を表すデータが
補正値に置き換えられ、手書き文字の入力表示位置を揃
えるための細かな計算や操作は必要ではない。したがっ
て、手書き入力を自然な操作感覚で行うことができる。
【0050】以上説明した本発明の実施の各形態では、
入力用タブレットと表示面とを重ね合わせた操作画面の
全体を複数の判定領域に分割して、ストロークデータを
切り分けるようにしているけれども、判定領域の分割単
位を操作画面の全体ではなく、それを構成する行などの
複数のブロック毎にすることも可能である。また、分割
数が3を超える場合であっても、中間の判定領域の中央
に基準線を設定し、両端の基準線とともに位置揃えを行
うことができる。また、罫線で作成した表の枠内に手書
き文字を入力するような場合にも、判定領域を設けて位
置揃えを行うことができる。ストロークデータの偏り具
合の判定方法として、各判定領域内に含まれるストロー
ク片の大きさを単純に比較しているけれども、たとえば
各判定領域内におけるストローク数などの情報密度も加
味して比較するなどの複合的な判定方法を採用すること
もできる。さらに、手書き入力用のタブレットと表示面
とが分離していても、各実施の形態と同様に表示位置を
揃えることができる。それらの他の実施の形態について
も、本発明の技術的範囲に含まれるものとする。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、手書きス
トロークを入力する入力面は複数の領域に分割され、各
領域内に存在する手書きストロークの大きさがそれぞれ
算出され、偏在する領域が判定される。位置揃えの方法
は、予め複数種類が用意されており、判定結果に従って
選択され、表示手段によって表示される。表示の際に位
置揃えが行われるため、入力時には細かい計算や操作を
必要としない。
【0052】また本発明によれば、入力面内は、縦方向
や横方向に延びる区画が単位となり、その単位内で複数
の領域に分割される。判定手段では、そのうちのどの領
域に手書きストロークが偏在しているかを判定し、偏在
していると判定された領域に対応して位置揃え表示を行
うことができる。
【0053】また本発明によれば、縦方向や横方向など
に延びる入力面内の区画を3分割し、手書きストローク
が偏在する領域の判定結果に従って、一方端または他方
端、あるいは中央への位置揃えを簡単な入力操作で、容
易に切り替えて行うことができる。
【0054】また本発明によれば、位置揃え表示の結果
が入力面に重ねて表示されるので、分割手段による分割
の結果を容易に確認し、迅速かつ適切な入力を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態が適用される手書き文字
入出力装置の外観を示す正面図である。
【図2】図1の手書き文字入出力装置の概略的な機能的
構成を示すブロック図である。
【図3】図1の実施の形態による手書き文字入力表示を
行う操作画面を示す正面図である。
【図4】図3の操作画面に対する縦書き文字の入力と表
示とを示す正面図である。
【図5】図1の手書き文字入出力装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】図1の手書き文字入出力装置内で用いられるス
トロークデータの形式を示す図である。
【図7】図1の手書き文字入出力装置内で、ストローク
領域のうち判定領域内に含まれている部分の大きさを求
める方法を説明するための図である。
【図8】本発明の実施の他の形態による手書き文字入力
表示を行う操作画面を示す正面図である。
【図9】図8の操作画面に対する横書き文字の入力と表
示とを示す正面図である。
【図10】図8および図9の実施の形態による手書き文
字入出力装置の動作を示すフローチャートである。
【図11】図8および図9の実施の形態による手書き文
字入出力装置内で、ストローク領域のうち判定領域内に
含まれている部分の大きさを求める方法を説明するため
の図である。
【図12】本発明の実施のさらに他の形態による手書き
文字入力表示を行う操作画面を示す正面図である。
【図13】図12の操作画面に対する横書き文字の入力
と表示とを示す正面図である。
【図14】図12および図13の実施の形態による手書
き文字入出力装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 タブレット 2 ストロークデータ生成部 3 位置揃え処理部 4 制御部 5 表示部 6 入力ペン 7,8;15,16;19,20,21 判定領域 9,10;17,18;22,23,24 基準線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力面上に入力された手書き文字のスト
    ロークを検出し、検出された手書きストロークに基づい
    て文字の認識を行い、認識された文字に対応する文字デ
    ータを生成し、生成された文字データを位置揃えして表
    示する手書き文字の位置揃え処理装置において、 前記入力面を複数の領域に分割し、入力された手書き文
    字が複数の領域にわたって存在するとき、手書きストロ
    ークを各領域毎に切り分けて、各領域内に存在する手書
    きストロークの大きさをそれぞれ算出する分割手段と、 分割手段によって算出された各領域毎の手書きストロー
    クの大きさを比較し、手書きストロークが偏在する領域
    を判定する判定手段と、 判定手段の判定結果に従って、手書きストロークに基づ
    いて認識され、生成される文字データを表示する際の位
    置揃え方法を、予め用意されている複数種類の中から選
    択する選択手段と、 選択手段によって選択された位置揃え方法に従って、生
    成された文字データを表示する表示手段とを含むことを
    特徴とする手書き文字の位置揃え処理装置。
  2. 【請求項2】 前記分割手段は、入力面内で一方向に延
    びる区画を単位として、その単位内で複数の領域に入力
    面を分割し、分割された各領域毎に位置揃え用基準位置
    を設定することを特徴とする請求項1記載の手書き文字
    の位置揃え処理装置。
  3. 【請求項3】 前記分割手段は、入力面内で一方向に延
    びる区画を単位として、その単位内を両端および中央の
    3つの領域に分割し、 前記選択手段は、一端側または他端側の位置揃え、また
    は中央位置揃えのいずれかを選択することを特徴とする
    請求項2記載の手書き文字の位置揃え処理装置。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、入力面に重ねて文字デ
    ータの表示を行うことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の手書き文字の位置揃え処理装置。
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