JPH094497A - 内燃機関の吸気絞り制御装置 - Google Patents

内燃機関の吸気絞り制御装置

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JPH094497A
JPH094497A JP15481295A JP15481295A JPH094497A JP H094497 A JPH094497 A JP H094497A JP 15481295 A JP15481295 A JP 15481295A JP 15481295 A JP15481295 A JP 15481295A JP H094497 A JPH094497 A JP H094497A
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JP
Japan
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engine
intake throttle
intake
throttle valve
control device
Prior art date
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Application number
JP15481295A
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English (en)
Inventor
Shinichi Maeda
真一 前田
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃機関の吸気絞り系における制御異常の有
無を的確に診断して、これが燃料噴射制御系の異常時に
おけるフェイルセーフに寄与できるものか否かの判断を
好適に支援することのできる吸気絞り制御装置を提供す
る。 【構成】 吸気絞り制御装置は、機関の吸気管内に配設
されてその吸気量を制御するサブスロットルバルブ60
を有して構成される。ここでは例えば、この制御装置に
よる機関停止時の振動防止制御を利用して、イグニショ
ンスイッチ97の状態を検出し、同スイッチ97のオフ
検出に基づいてサブスロットルバルブ60を全閉に制御
する。そしてこのとき、回転数センサ35により同機関
の回転の有無を併せ検出し、機関への燃料噴射が停止さ
れるまでに同機関の回転無しが検出されたか否かを判定
する。そして、燃料噴射が停止された後、機関の停止
(回転無し)が検出された旨判定されるとき、吸気絞り
系が異常である旨診断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディーゼル機関など
の内燃機関にあってその吸気絞りを制御する内燃機関の
吸気絞り制御装置に関し、特にその制御系の異常の有無
を的確に診断して運転者等にその旨知らしめることので
きる制御装置構成の具現に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディーゼル機関に採用されるこの
種の吸気絞り制御装置としては、例えば特開昭58−1
22333号公報記載の装置、或いは特開平1−313
649号公報記載の装置等が知られている。
【0003】これら吸気絞り制御装置は、機関のインテ
ークマニホールド入口に設けたスロットルバルブ若しく
はサブ(副)スロットルバルブなどの吸気絞り弁を通じ
て、その吸気量を制御する装置であり、主に (イ)無負荷運転時には、吸気絞り弁を半開として、該
無負荷運転時の吸入騒音やこもり音を低減する。 (ロ)機関の停止時には、吸気絞り弁を全閉とすること
により吸入空気を遮断して、該機関停止時の振動を低減
する。 といった制御に用いられている。
【0004】一方、こうした吸気絞り制御装置は他に、
燃料噴射制御系の異常時、同機関の回転上昇を抑制した
り、吸気絞り弁を全閉とすることによってストール(い
わゆるエンスト)させるなど、フェイルセーフの手段と
しても用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、吸気絞り
制御装置の用途としては、機関の無負荷運転時や停止時
における騒音や振動の低減の他、燃料噴射制御系の異常
時におけるフェイルセーフ手段といった極めて重要な用
途がある。
【0006】しかし、こうした吸気絞り制御装置自身、
例えば ・吸気絞り弁駆動装置の給電系に断線や短絡が生じ、同
吸気絞り弁が制御されない。 ・異物が混入するなどして、制御信号が出力されている
にも拘わらず吸気絞り弁が全閉に制御されない。 ・特にサブスロットルに関しては、その開閉を制御する
負圧源の負圧供給パイプが抜けるなどして制御不能とな
る。 など、その作動に異常を来たすこともある。
【0007】そして、このような異常が上記燃料噴射制
御系の異常が検出されるよりも前に発生したような場合
には、この燃料噴射制御系の異常時におけるフェイルセ
ーフも実現されないこととなる。
【0008】なお、こうして吸気絞り制御装置に異常が
来たし、上述した機関の無負荷運転時や停止時における
騒音や振動が低減されなかったとしても、これらはあく
まで体感的なものでしかなく、これによって該吸気絞り
制御装置の異常の有無を判断することは難しい。
【0009】この発明は、こうした実情に鑑みてなされ
たものであり、こうした吸気絞り系における制御異常の
有無を的確に診断して、これがフェイルセーフに寄与で
きるものか否かの判断を好適に支援することのできる内
燃機関の吸気絞り制御装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】こうした目的を達成する
ため、請求項1記載の発明では、内燃機関の吸気管内に
吸気絞り弁を配設し、同機関の状態に応じて前記吸気絞
り弁による吸気絞り態様を制御する内燃機関の吸気絞り
制御装置として、前記吸気絞り弁を機関の状態に応じて
制御した後、同機関の状態が所望される状態に移行され
たか否かを検出し、該検出結果に応じて当該制御系の正
常/異常を診断する診断手段を具える構成とする。
【0011】また、請求項2記載の発明では、該請求項
1記載の発明の構成において、前記診断手段を、イグニ
ションスイッチの状態を検出するスイッチ状態検出手段
と、当該機関の回転を検出する回転検出手段と、前記ス
イッチ状態検出手段によるイグニションスイッチのオフ
検出に基づいて前記吸気絞り弁を全閉に制御する制御手
段と、同スイッチ状態検出手段によるイグニションスイ
ッチのオフ検出後、所定時間内に前記回転検出手段によ
り機関回転無しが検出されるか否かに応じて前記制御手
段の正常/異常を判定する判定手段とを具えるものとし
て構成する。
【0012】また、請求項3記載の発明では、こうした
請求項2記載の発明の構成において、当該機関への燃料
噴射を制御する燃料噴射制御手段を具え、前記判定にか
かる所定時間は、該燃料噴射制御手段による燃料噴射が
停止されるまでの時間であるとする。
【0013】また、請求項4記載の発明では、これら請
求項2または3記載の発明の構成において、前記診断手
段を、前記制御手段が異常である旨の判定結果が格納さ
れる不揮発性メモリと、該メモリにこの制御手段が異常
である旨の判定結果が存在することに基づいて適宜の警
報処理を実行する警報手段とを更に具えるものとして構
成する。
【0014】また、請求項5記載の発明では、これら請
求項2〜4の何れかに記載の発明の構成において、前記
吸気絞り弁は、当該機関のメインスロットルバルブとは
別途に設けられたサブスロットルバルブであるとする。
【0015】また、請求項6記載の発明では、該請求項
5記載の発明の構成において、前記メインスロットルバ
ルブの開度を検出する開度検出手段を具え、前記診断手
段は、該開度検出手段によって前記メインスロットルバ
ルブの全閉が検出され続けるときにのみ、前記制御系の
診断を実行するものとする。
【0016】また、請求項7記載の発明では、先の請求
項1記載の発明の構成において、前記診断手段を、当該
機関の停止を検出する機関停止検出手段と、同機関の前
記吸気絞り弁下流における吸気管内圧力を検出する吸気
圧検出手段と、前記機関停止検出手段により当該機関の
停止が検出されることに基づいて前記吸気絞り弁を全閉
に制御する制御手段と、該吸気絞り弁全閉制御後の前記
吸気圧検出手段による検出圧力低下の有無に応じて前記
制御手段の正常/異常を判定する判定手段とを具えるも
のとして構成する。
【0017】また、請求項8記載の発明では、同請求項
1記載の発明の構成において、前記診断手段を、当該機
関のアイドル状態を検出するアイドル状態検出手段と、
同機関の前記吸気絞り弁下流における吸気管内圧力を検
出する吸気圧検出手段と、前記アイドル状態検出手段に
より同機関のアイドル状態が検出されることに基づいて
前記吸気絞り弁を半開に制御する制御手段と、該吸気絞
り弁半開制御の前後における前記吸気圧検出手段の検出
圧力相対変化に基づいて前記制御手段の正常/異常を判
定する判定手段とを具えるものとして構成する。
【0018】また、請求項9記載の発明では、これら請
求項7または8記載の発明の構成において、前記診断手
段を、前記制御手段が異常である旨の判定結果が格納さ
れる不揮発性メモリと、該メモリにこの制御手段が異常
である旨の判定結果が存在することに基づいて適宜の警
報処理を実行する警報手段とを更に具えるものとして構
成する。
【0019】また、請求項10記載の発明では、これら
請求項7〜9の何れかに記載の発明の構成において、前
記吸気絞り弁は、当該機関のメインスロットルバルブと
は別途に設けられたサブスロットルバルブであるとす
る。
【0020】また、請求項11記載の発明では、該請求
項10記載の発明の構成において、前記メインスロット
ルバルブの開度を検出する開度検出手段を具え、前記診
断手段は、該開度検出手段によって前記メインスロット
ルバルブの全閉が検出され続けるときにのみ、前記制御
系の診断を実行するものとする。
【0021】
【作用】請求項1記載の発明によるように、吸気絞り制
御装置として、 ・前記吸気絞り弁を機関の状態に応じて制御した後、同
機関の状態が所望される状態に移行されたか否かを検出
し、該検出結果に応じて当該制御系の正常/異常を診断
する診断手段を具える。といった構成によれば、該診断
手段では、当該機関のある状態への移行が、上記吸気絞
り弁の制御によるものなのか、或いはその他の要因によ
るものなのかを少なくとも判断することができる。すな
わち、上記吸気絞り弁の制御が有効になされているか否
かがわかる。
【0022】そして、こうした判断のもとに吸気絞り制
御装置の正常/異常を診断することで、前述した燃料噴
射制御系の異常時におけるフェイルセーフ手段として該
吸気絞り制御装置が利用可能か否かについても、その事
前の確認を容易なものとすることができる。
【0023】また、請求項2記載の発明によるように、
前記診断手段として、 (A)イグニションスイッチの状態を検出するスイッチ
状態検出手段。 (B)当該機関の回転を検出する回転検出手段。 (C)前記スイッチ状態検出手段によるイグニションス
イッチのオフ検出に基づいて前記吸気絞り弁を全閉に制
御する制御手段。 (D)同スイッチ状態検出手段によるイグニションスイ
ッチのオフ検出後、所定時間内に前記回転検出手段によ
り機関回転無しが検出されるか否かに応じて前記制御手
段の正常/異常を判定する判定手段。 といった各手段を具える構成によれば、同診断手段で
は、イグニションスイッチオフ後の機関の停止が、上記
吸気絞り弁の全閉によるものなのか、或いはその他の要
因によるものなのかを判断することができるようにな
る。
【0024】すなわち、該吸気絞り制御装置(制御手
段)が正常で、上記吸気絞り弁の全閉制御によって確実
にその吸気が遮断される場合には、イグニションスイッ
チのオフ後、ある時間が経過すれば、当該機関は停止さ
れるようになる。したがって、上記判定にかかる所定時
間がこの「ある時間」よりも長い時間に設定されている
ものとすれば、該所定時間を閾値として、 ( i)同所定時間に達する以前に機関の停止が検出さ
れれば、吸気絞り制御装置(制御手段)は正常。 (ii)同所定時間に達した後に機関の停止が検出され
れば、吸気絞り制御装置(制御手段)は異常。すなわ
ち、吸気絞り弁が全閉にされた以外の他の要因で機関が
停止された。 といった判定を上記判定手段において行うことができる
ようになる。
【0025】なおこうした診断は、同吸気絞り制御装置
による機関停止時の振動防止制御を利用して行うことが
できる。また、上記判定にかかる所定時間は固定の時間
である必要はなく、例えば機関オイル温度等に応じて可
変設定することもできる。すなわち、該オイル温度が低
ければ、機関の回転が慣性維持される時間は短縮され、
逆に同オイル温度が高ければ、機関の回転が慣性維持さ
れる時間は増長される。したがって、オイル温度による
こうした慣性の変化を考慮して上記判定にかかる所定時
間を可変設定するようにすれば、その判定精度も自ずと
高いものとなる。
【0026】また、請求項3記載の発明によるように、 ・当該機関への燃料噴射を制御する燃料噴射制御手段を
具えるときに、前記判定にかかる所定時間を、該燃料噴
射制御手段による燃料噴射が停止されるまでの時間とす
る。といった構成によれば、上記診断手段では、イグニ
ションスイッチオフ後の機関の停止が、上記吸気絞り弁
の全閉によるものなのか、或いは燃料噴射の停止による
ものなのか、といった更に具体的な判断を下すことがで
きるようになる。
【0027】なおこの場合、上記判定手段では、 ( i)所定時間(燃料噴射が停止される時間)に達す
る以前に機関の停止が検出されれば、吸気絞り制御装置
(制御手段)は正常。 (ii)所定時間(燃料噴射が停止される時間)に達し
た後に機関の停止が検出されれば、吸気絞り制御装置
(制御手段)は異常。すなわち、燃料噴射の停止によっ
て機関が停止された。 といった判定を行うこととなる。
【0028】また、請求項4記載の発明によるように、
前記診断手段が更に、 (E)前記制御手段が異常である旨の判定結果が格納さ
れる不揮発性メモリ。 (F)該メモリにこの制御手段が異常である旨の判定結
果が存在することに基づいて適宜の警報処理を実行する
警報手段。 を併せ具える構成によれば、吸気絞り制御装置(制御手
段)の異常が診断された旨を運転者やディーラー等に確
実に知らしめることができるようになる。
【0029】すなわち、燃料噴射制御系の異常時におけ
るフェイルセーフ手段として該吸気絞り制御装置が利用
可能か否かについての判断を、上記警報処理を通じて好
適に支援することができるようになる。
【0030】なお、上記メモリに格納された判定結果に
基づく該警報処理としては、例えば次回の機関始動時に
おける警告ランプの点灯やブザーの鳴動、或いはディー
ラー等での診断処理時における同旨の警告若しくはエラ
ー表示等がある。
【0031】また、請求項5記載の発明によるように、 ・前記吸気絞り弁は、当該機関のメインスロットルバル
ブとは別途に設けられたサブスロットルバルブである。
といった構成によれば、運転者のアクセル操作に対応し
たメインスロットルバルブの開閉とは独立して、こうし
た吸気絞り制御或いはその診断がより円滑に実現される
ようになる。
【0032】そしてこの場合、請求項6記載の発明によ
るように、 ・前記メインスロットルバルブの開度を検出する開度検
出手段を具え、前記診断手段は、該開度検出手段によっ
て前記メインスロットルバルブの全閉が検出され続ける
ときにのみ、前記制御系の診断を実行する。といった構
成によれば、診断開始後、メインスロットルバルブが一
度でも開いた場合など、吸気絞りによる機関停止判断に
おいて不確実となる要素を排除して、上記診断にかかる
精度を好適に維持することができるようになる。
【0033】また、請求項7記載の発明によるように、
前記診断手段として、 (a)当該機関の停止を検出する機関停止検出手段。 (b)同機関の前記吸気絞り弁下流における吸気管内圧
力を検出する吸気圧検出手段。 (c)前記機関停止検出手段により当該機関の停止が検
出されることに基づいて前記吸気絞り弁を全閉に制御す
る制御手段。 (d)該吸気絞り弁全閉制御後の前記吸気圧検出手段に
よる検出圧力低下の有無に応じて前記制御手段の正常/
異常を判定する判定手段。 といった各手段を具える構成によっても、同診断手段で
は、例えばイグニションスイッチオフ後等の機関の停止
が、上記吸気絞り弁の全閉によるものなのか、或いはそ
の他の要因によるものなのかを好適に判断することがで
きる。
【0034】すなわち、該吸気絞り制御装置(制御手
段)が正常で、上記吸気絞り弁の全閉制御によって確実
にその吸気が遮断される場合には、該吸気絞り弁下流に
おける吸気管内圧力は急激に低下する。このため、こう
した吸気圧の低下の有無によっても、同吸気絞り制御装
置の正常/異常について、これを十分な精度で診断する
ことができる。
【0035】なおこうした診断も、同吸気絞り制御装置
による機関停止時の振動防止制御を利用して行うことが
できる。また、請求項8記載の発明によるように、前記
診断手段としては、 (a’)当該機関のアイドル状態を検出するアイドル状
態検出手段。 (b)同機関の前記吸気絞り弁下流における吸気管内圧
力を検出する吸気圧検出手段。 (c’)前記アイドル状態検出手段により同機関のアイ
ドル状態が検出されることに基づいて前記吸気絞り弁を
半開に制御する制御手段。 (d’)該吸気絞り弁半開制御の前後における前記吸気
圧検出手段の検出圧力相対変化に基づいて前記制御手段
の正常/異常を判定する判定手段。 といった各手段を具える構成であってもよい。このよう
な構成であっても、診断手段では、吸気絞り制御装置
(制御手段)が正常に機能しているか否かを好適に判断
することができる。
【0036】すなわち、吸気絞り制御装置(制御手段)
が正常であれば、上記吸気絞り弁の例えば全開に制御さ
れているときと半開に制御されているときとでは、該吸
気絞り弁下流における吸気管内圧力は相対的に大きく変
化する。このため、こうした吸気圧の相対的変化の有無
によっても、同吸気絞り制御装置の正常/異常について
その診断を行うことはできる。
【0037】なおこうした診断は、機関が運転状態にあ
っても実施することができる。また、請求項9記載の発
明によるように、これら診断手段が更に、 (e)前記制御手段が異常である旨の判定結果が格納さ
れる不揮発性メモリ。 (f)該メモリにこの制御手段が異常である旨の判定結
果が存在することに基づいて適宜の警報処理を実行する
警報手段。 を併せ具える構成によれば、この場合も、吸気絞り制御
装置(制御手段)の異常が診断された旨を運転者やディ
ーラー等に確実に知らしめることができるようになる。
【0038】すなわち、燃料噴射制御系の異常時におけ
るフェイルセーフ手段として該吸気絞り制御装置が利用
可能か否かについての判断を、上記警報処理を通じて好
適に支援することができるようになる。
【0039】なお、上記メモリに格納された判定結果に
基づく該警報処理として、例えば次回の機関始動時にお
ける警告ランプの点灯やブザーの鳴動、或いはディーラ
ー等での診断処理時における同旨の警告若しくはエラー
表示等があることは上述した通りである。
【0040】また、同請求項9記載の発明が上記請求項
8記載の発明に適用される場合には、機関が運転状態に
あっても、リアルタイムに、上記警告ランプの点灯やブ
ザーの鳴動等の警報処理を行うことができるようにもな
る。
【0041】また、請求項10記載の発明によるよう
に、これら請求項7〜9記載の発明の構成にあっても、 ・前記吸気絞り弁は、当該機関のメインスロットルバル
ブとは別途に設けられたサブスロットルバルブである。
といった構成を採用することで、運転者のアクセル操作
に対応したメインスロットルバルブの開閉とは独立し
て、こうした吸気絞り制御或いはその診断が円滑に実現
されるようになる。
【0042】そしてこの場合にも、請求項11記載の発
明によるように、 ・前記メインスロットルバルブの開度を検出する開度検
出手段を具え、前記診断手段は、該開度検出手段によっ
て前記メインスロットルバルブの全閉が検出され続ける
ときにのみ、前記制御系の診断を実行する。といった構
成によれば、診断開始後、メインスロットルバルブが一
度でも開いた場合など、吸気絞りによる機関の停止やア
イドル状態の判断において不確実となる要素を排除して
それら診断にかかる精度を好適に維持することができる
ようになる。
【0043】
【実施例】以下、この発明にかかる内燃機関の吸気絞り
制御装置を自動車の電子制御ディーゼル機関に具体化し
た実施例を図1〜図6に基づいて詳細に説明する。
【0044】図1は、この実施例の吸気絞り制御装置が
適用されるディーゼル機関システムの概略構成を示した
ものであり、はじめに同図1を参照して、該ディーゼル
機関システム全体としての構成について説明する。
【0045】同システムにおいて、分配型燃料噴射ポン
プ1は、ドライブプーリ3を具え、そのドライブプーリ
3が内燃機関としてのディーゼル機関2のクランクシャ
フト40に対しベルト等を介して駆動連結されている。
そして、クランクシャフト40によりドライブプーリ3
が回転駆動されて燃料噴射ポンプ1が駆動されることに
より、ディーゼル機関2の各気筒(ここでは4つの気筒
が設けられている)毎に設けられた燃料噴射ノズル4に
燃料管路4aを通じて燃料が圧送される。
【0046】ここでの例において、燃料噴射ノズル4は
針弁とその針弁の開弁圧を調整するスプリングとを内蔵
してなる自動弁となっており、所定レベル以上の燃料圧
力を得て開弁される。したがって、燃料噴射ポンプ1か
ら圧送される燃料により、燃料噴射ノズル4に所定レベ
ル以上の燃料圧力が付与されることにより、同ノズル4
からディーゼル機関2へと燃料が噴射される。
【0047】燃料噴射ポンプ1にはドライブシャフト5
が設けられ、そのドライブシャフト5の先端にドライブ
プーリ3が取付けられている。ドライブシャフト5の途
中には、べーン式ポンプよりなる燃料フィードポンプ
(この図では90度だけ展開されている)6が設けられ
ている。また、ドライブシャフト5の基端側には、円板
状のパルサ7が取付けられている。このパルサ7の外周
面には、ディーゼル機関2の気筒数と同数の、すなわち
この実施例では4ヶ所(合計で「8個分」)の欠歯が等
角度間隔をもって形成されている。また、各欠歯の間に
は、14個ずつ(合計で「56個」)の突起が等角度間
隔をもって形成されている。そして、ドライブシャフト
5の基端部は図示しないカップリングを介してカムプレ
ート8に連結されている。
【0048】パルサ7とカムプレート8との間には、ロ
ーラリング9が設けられている。また、ローラリング9
の円周方向には、カムプレート8のカムフェイス8aに
対向する複数のカムローラ10が取付けられている。カ
ムフェイス8aはディーゼル機関2の気筒数と同数だけ
設けられている。また、カムプレート8は、スプリング
11によってカムローラ10に係合するように付勢され
ている。
【0049】カムプレート8には燃料加圧用のプランジ
ャ12の基端が一体回転可能に取付けられている。そし
て、それらカムプレート8とプランジャ12とがドライ
ブシャフト5の回転に伴って一体的に回転駆動される。
すなわち、ドライブシャフト5の回転力がカップリング
を介してカムプレート8に伝達されることにより、カム
プレート8がカムローラ10に係合しながら回転され
る。これにより、カムプレート8が回転されながら気筒
数と同数だけ図中左右方向へ往復動され、それに伴って
プランジャ12が回転しながら同方向へ往復動される。
つまり、カムフェイス8aがローラリング9のカムロー
ラ10に乗り上げる過程でプランジャ12が往動(リフ
ト)される。また、その逆にカムフェイス8aがカムロ
ーラ10を乗り下げる過程でプランジャ12が復動(ダ
ウン)される。
【0050】ポンプハウジング13にはシリンダ14が
形成され、そのシリンダ14にプランジャ12が嵌挿さ
れている。そして、プランジャ12の先端面とシリンダ
14の底面との間が高圧室15となっている。また、プ
ランジャ12の先端側外周には、気筒数と同数だけ吸入
溝16と分配ポート17がそれぞれ形成されている。更
に、それら吸入溝16及び分配ポート17に対応して、
ポンプハウジング13には分配通路18及び吸入ポート
19がそれぞれ形成さている。
【0051】そして、ドライブシャフト5が回転されて
燃料フィードポンプ6が駆動されることにより、図示し
ない燃料タンクから燃料供給ポート20を通じて燃料室
21内へと燃料が導入される。また、プランジャ12が
復動されて高圧室15が減圧される吸入行程では、吸入
溝16の一つが吸入ポート19に連通することにより、
燃料室21から高圧室15へと燃料が導入される。一
方、プランジャ12が往動されて高圧室15が加圧され
る圧縮行程では、燃料管路4aを通じて分配通路18か
ら各気筒の燃料噴射ノズル4へ燃料が圧送されて噴射さ
れる。
【0052】ポンプハウジング13において、高圧室1
5と燃料室21との間には、燃料を溝流(スピル)させ
るためのスピル通路22が形成されている。また、この
スピル通路22の途中には電磁スピル弁23が設けられ
ている。そして、その電磁スピル弁23は高圧室15か
らの燃料のスピルを調整するために開閉される。電磁ス
ピル弁23は常開型の弁であり、コイル24が無通電
(オフ)の状態では弁体25によりスピル通路22が開
放され、すなわち開弁され、高圧室15内の燃料が燃料
室21へとスピルされる。一方、コイル24が通電(オ
ン)されることにより、弁体25によりスピル通路22
が閉鎖され、すなわち閉弁され高圧室15から燃料室2
1への燃料のスピルが遮断される。
【0053】したがって、電磁スピル弁23が通電によ
ってオン・オフ制御されることにより、同弁23が閉弁
・開弁制御され、高圧室15から燃料室21への燃料の
スピルが調整される。そして、プランジャ12の圧縮行
程中に電磁スピル弁23が開弁されることにより、高圧
室15内における燃料が減圧されて燃料噴射ノズル4か
らの燃料噴射が停止される。つまり、プランジャ12が
往動していても、電磁スピル弁23が開弁されている間
は、高圧室15内の燃料圧力が上昇せず、燃料噴射ノズ
ル4からの燃料噴射が行われない。また、プランジャ1
2の往動中に、電磁スピル弁23の開弁時期が制御され
ることにより、燃料噴射ノズル4からの燃料噴射量が制
御される。
【0054】ポンプハウジング13の下側には、燃料噴
射時期を進角側或いは遅角側へ制御するためのタイマ装
置(この図では「90度」だけ展開されている)26が
設けられている。このタイマ装置26は、ドライブシャ
フト5の回転方向に対するローラリング9の回転位置を
変更させることにより、カムフェイス8aがカムローラ
10に係合する時期、すなわちプランジャ12が往復動
される時期を変更させるためのものである。
【0055】タイマ装置26は制御油圧により駆動され
るものであり、タイマハウジング27と、同ハウジング
27内に嵌装されたタイマピストン28とを備えてい
る。また、タイマハウジング27内においてタイマピス
トン28の両側はそれぞれ低圧室29と加圧室30とな
っている。そして、低圧室29には、タイマピストン2
8を加圧室30へ押圧付勢するタイマスプリング31が
設けられている。更に、タイマピストン28はスライド
ピン32を介してローラリング9に連結されている。
【0056】加圧室30には燃料フィードポンプ6によ
り加圧された燃料が導入される。そして、その燃料圧力
とタイマスプリング31の付勢力との釣り合い関係によ
ってタイマピストン28の位置が決定される。また、そ
のタイマピストン28の位置が決定されることにより、
ローラリング9の位置が決定され、カムプレート8を介
してプランジャ12の往復動時期が決定される。
【0057】タイマ装置26の制御油圧としては燃料噴
射ポンプ1内の燃料圧力が用いられている。そして、そ
の燃料圧力を調整するために、タイマ装置26にはタイ
マ制御弁(TCV)33が設けられている。すなわち、
タイマハウジング27の加圧室30と低圧室29との間
には連通路34が設けられており、その連通路34の途
中にTCV33が設けられている。TCV33はデュー
ティ制御された通電信号により開閉制御される電磁弁で
あり、そのTCV33が開閉制御されることによって加
圧室30内の燃料圧力が調整される。そして、その燃料
圧力が調整されることにより、プランジャ12の往復動
時期が制御され、以て燃料噴射ノズル4からの燃料噴射
時期が進角側或いは遅角側へと制御される。
【0058】ローラリング9の上部には、電磁ピックア
ップコイルよりなる回転数センサ35がパルサ7の外周
面に対向して取付けられている。この回転数センサ35
はパルサ7の突起等に横切られる際に、それらの通過を
検出してパルス信号として出力する。すなわち、回転数
センサ35は一定クランク角度毎の機関回転に対応した
パルス信号を出力する。併せて、回転数センサ35は、
パルサ7の欠歯による一定クランク角度に相当する機関
回転パルス信号を基準位置信号として出力する。また、
この回転数センサ35は、一連の機関回転パルス信号を
機関回転速度NEを求めるための信号として出力する。
なお、回転数センサ35はローラリング9と一体である
ことから、タイマ装置26の制御動作に関わりなく、プ
ランジャ12の往復動に対し一定のタイミングで基準と
なる機関回転パルス信号を出力可能である。
【0059】次に、ディーゼル機関2について説明す
る。同図1において、ディーゼル機関2にはシリンダボ
ア41、ピストン42及びシリンダヘッド43により各
気筒に対応する主燃焼室44がそれぞれ形成されてい
る。また、シリンダヘッド43には、各主燃焼室44に
連通する副燃焼室45がそれぞれ形成されている。そし
て、各副燃焼室45には各燃料噴射ノズル4から燃料が
噴射される。更に、各副燃焼室45には、始動補助装置
としての周知のグロープラグ46がそれぞれ設けられて
いる。
【0060】また、ディーゼル機関2には、各気筒に連
通する吸気管47及び排気管50がそれぞれ設けられて
いる。また、吸気管47には過給機を構成するターボチ
ャージャ48のコンプレッサ49が設けられ、排気管5
0にはターボチャージャ48のタービン51が設けられ
ている。更に、排気管50にはウェイストゲートバルブ
52が設けられている。周知のように、ターボチャージ
ャ48は、排気ガスのエネルギーを利用してタービン5
1を回転させ、その同軸上にあるコンプレッサ49を回
転させて吸入空気を昇圧させる。そして、吸入空気が昇
圧されることにより、高密度の空気が主燃焼室44へ送
り込まれて副燃焼室45を通じて噴射された燃料が多量
に燃焼され、ディーゼル機関2の出力が増大される。ま
た、ウェイストゲートバルブ52が開閉されることによ
り、ターボチャージャ48による吸入空気の昇圧レベル
が調節される。
【0061】吸気管47と排気管50との間には、エキ
ゾーストガスリサキュレイションバルブ通路(EGR通
路)54が設けられている。そして、このEGR通路5
4により、排気管50内の排気の一部が吸気管47にお
ける吸入ポート53の近くに再循環される。また、EG
R通路54の途中にはEGRバルブ55が設けられ、そ
のEGRバルブ55によって排気再循環量(EGR量)
が調節される。該EGRバルブ55は、バキュームスイ
ッチングバルブ(VSV)56の制御によって開閉駆動
される。
【0062】一方、吸気管47の途中にはスロットルバ
ルブ58が設けら、同バルブ58がアクセルペダル57
の踏み込みに連動して開閉される。また、吸気管47に
は、スロットルバルブ58と並んでバイパス通路59が
設けられており、同通路59にはサブスロットルバルブ
60が設けられている。このサブスロットルバルブ60
を開閉駆動させるために、2段ダイヤフラム室式のアク
チュエータ63が設けられている。また、そのアクチュ
エータ63を駆動させるための2つのバキュームスイッ
チングバルブ(VSV)61及び62が設けられてい
る。そして、各VSV61及び62がオン・オフ制御さ
れてアクチュエータ63が駆動されることにより、サブ
スロットルバルブ60が開閉制御される。このサブスロ
ットルバルブ60は通常、アイドル運転時には騒音振動
等の低減のために半開状態に制御され、通常運転時には
全開状態に制御され、更に運転停止時には、振動等の少
ない円滑な停止のために全閉状態に制御される。
【0063】そして、これら燃料噴射ポンプ1及びディ
ーゼル機関2に設けられた上記電磁スピル弁23、TC
V33、グロープラグ46、及び各VSV56、61、
62は電子制御装置71にそれぞれ電気的に接続され、
該電子制御装置71によってその駆動タイミングが制御
される。
【0064】なお、ディーゼル機関2の運転状態を検出
するセンサとしては、前述した回転数センサ35に加え
て、以下の各種センサが設けられている。すなわち、吸
気管47の入口に設けられたエアクリーナ64の近傍に
は、吸気温度を検出してその検出値の大きさに応じた信
号を出力する吸気温センサ72が設けられている。ま
た、スロットルバルブ58の近傍には、同バルブ58の
開閉位置から機関負荷に相当するアクセル開度ACCP
を検出してその検出値の大きさに応じた信号を出力する
アクセル開度センサ73が設けられている。吸入ポート
53の近傍には、吸入空気の圧力を検出してその検出値
の大きさに応じた信号を出力する吸気圧センサ74が設
けられている。更に、ディーゼル機関2の冷却水の温
度、すなわち冷却水温を検出してその検出値の大きさに
応じた信号を出力する水温センサ75が設けられてい
る。また、クランクシャフト40の回転基準位置、例え
ば特定気筒の上死点に対するクランクシャフト40の回
転位置を検出し、その回転位置に対応する信号を出力す
るクランク角センサ76が設けられている。
【0065】電子制御装置71では、これら各センサか
ら出力される信号に基づいて、上記電磁スピル弁23、
TCV33、グロープラグ46、及び各VSV56、6
1、62等を好適に制御する。
【0066】図2は、この電子制御装置71の内部構成
を示したものであり、次に、同図2を併せ参照して、こ
の電子制御装置71の概要について説明する。電子制御
装置71は中央処理装置(CPU)81、所定の制御プ
ログラム及びマップ等を予め記憶した読み出し専用メモ
リ(ROM)82、CPU81の演算結果等を一時記憶
するランダムアクセスメモリ(RAM)83、記憶され
たデータを保存するバックアップRAM84等を具えて
いる。そして、同電子制御装置71は、これら各部81
〜84と入力ポート85及び出力ポート86等とをバス
87によって接続した論理演算回路として構成されてい
る。
【0067】入力ポート85には、前述した吸気温セン
サ72、アクセル開度センサ73、吸気圧センサ74、
水温センサ75、そして電子制御装置71内の各部に定
電圧を供給する電源回路91への入力電圧、すなわちバ
ッテリ90の出力電圧+BがA/D変換器92を介して
接続されている。同じく、入力ポート85には、図1に
おいては図示を割愛したイグニションスイッチ97、ア
イドルスイッチ98、スタータスイッチ99が入力バッ
ファ93を介して接続されるとともに、前述した回転数
センサ35及びクランク角センサ76が波形整形回路9
6を介して接続されている。CPU81では、該入力ポ
ート85を介して、これら各センサ信号や各スイッチの
状態(オン/オフ)をそれぞれ入力値として読み込む。
【0068】他方、出力ポート86には、駆動回路95
を介して、前記グロープラグ46、VSV56、61、
62、及びTCV33の他、これも図1においては図示
を割愛したリレー100(後述するメインリレー100
M及びスピル弁リレー100S)、警告ランプ101等
が接続されている。また、燃料噴射量を制御する前記電
磁スピル弁23は、定電流駆動回路96を介して、同出
力ポート86に接続されている。これは、その開弁時
期、すなわち燃料の噴射終了時期が精度よく制御される
必要があるためである。CPU81では、上記入力ポー
ト85を介して読み込んだ入力値に基づき所定の演算を
実行しつつ、該出力ポート86を介して、これら各要素
の駆動を制御する。
【0069】図3は、これら図1及び図2に示される構
成のうち、特に同実施例の吸気絞り制御装置に係わる部
分についてその構成を更に具体的に示したものである。
以下、この図3を参照して、同実施例の吸気絞り制御装
置としての構成、機能を更に詳述する。
【0070】この吸気絞り制御装置では、吸気絞り機構
103(前記VSV61及び62とアクチュエータ63
とを有して構成される)によるサブスロットルバルブ6
0の開閉制御(正確には全開/半開/全閉制御)を通じ
て、前述した主に ・アイドル運転時には、半開状態とすることにより必要
以上の吸気を制限して、振動や騒音を低減する。 ・運転停止時(機関停止時)には、全閉状態とすること
により吸気を遮断して、振動を抑制する。 といった制御を実行する。なお、上記運転の停止に伴っ
て全閉に制御されたサブスロットルバルブ60はその
後、機械的に全開状態に自動復帰される。
【0071】また同吸気絞り制御装置が、燃料噴射制御
系の異常時にも吸気を制限若しくは遮断して機関2の回
転を抑制若しくはストール(エンスト)させるなど、該
噴射制御系の異常時におけるフェイルセーフ手段として
用いられることも先に述べた通りである。
【0072】因みに、図1に示したようなディーゼル機
関2にあっては、燃料噴射量が増せば増すほどその回転
数が上昇する。そして、燃料噴射量制御弁である前記電
磁スピル弁23は、例えば異物の噛み込み等によって完
全な開弁が不能となり、電気的にその通電が遮断されて
いるにも拘わらず燃料の噴射は維持されるといった事態
に陥ることもある。このような事態に陥った場合、燃料
噴射量は増し、機関2の回転も上昇し続ける。
【0073】吸気絞り制御装置では、そのような場合
に、同電磁スピル弁23への駆動指令内容(燃料カット
等)と前記回転数センサ35の出力(NEパルス)との
関係から機関2の回転が異常上昇している旨判断する。
そして、そのフェイルセーフとして、前記アクセル開度
(スロットルバルブ58の開度)が全閉となっているこ
とを条件に上記サブスロットルバルブ60を半開若しく
は全閉に制御して、機関2の回転を抑制若しくはストー
ルさせる。
【0074】一方、上記電磁スピル弁23は、その駆動
回路である定電流駆動回路96の出力段にあるトランジ
スタのショート、或いはワイヤのボディーショート等に
よって、通電が維持される続けるといった事態に陥るこ
ともある。この場合にはいわゆる全量噴射となり、機関
2の回転はやはり異常上昇する。
【0075】そこで、こうしたシステムにあっては通
常、上述した吸気絞り制御装置によるフェイルセーフに
加え、異常検出回路102を用いた次のような通電異常
対策を施すようにしている。
【0076】異常検出回路102は、上記定電流駆動回
路96の出力を常時モニタして、これがCPU81から
の指令に対応した信号レベルであるか否かを監視する回
路である。そして、上記のような通電異常が検出される
とき、該異常検出回路102からCPU81に対して異
常検出信号が出力される。CPU81では、異常検出回
路102からこうして異常検出信号が出力されることに
より、スピル弁リレー100Sを遮断状態に制御して、
上記電磁スピル弁23への給電を強制的に解除する。
【0077】ところで、吸気絞り制御装置は上述のよう
に、燃料噴射制御系の異常時におけるフェイルセーフ手
段としても用いられるものの、上記燃料噴射制御系の異
常が検出されるよりも前に、吸気絞り制御装置自身に異
常が来たしたような場合には、こうしたフェイルセーフ
も不能となる。該吸気絞り制御装置であれ、 ・上記吸気絞り機構103の給電系に断線や短絡が生
じ、サブスロットルバルブ60の開閉が制御されない。 ・異物が混入するなどして、制御信号が出力されている
にも拘わらずサブスロットルバルブ60が全閉に制御さ
れない。 ・サブスロットルバルブ60の開閉を制御する負圧源の
負圧供給パイプが抜けるなどして制御不能となる。 等々、その作動に異常を来たすこともあることは前述し
た通りである。
【0078】そこで、この実施例の装置では、こうした
吸気絞り制御装置としての上記機関停止時の振動防止制
御を利用して、同制御系の異常の有無を事前に診断する
ようにしている。
【0079】なお同システムにおいて、機関2の停止時
には、イグニションスイッチ97のオフ操作に伴い、ま
ず吸気絞り制御装置を通じて上記サブスロットルバルブ
60が全閉に制御され、その後、燃料噴射にかかる制御
が停止される。
【0080】すなわち、同機関2の停止に際しては、燃
料噴射の停止に先立ち、まず吸気を遮断することで機関
2の回転を停止させるようにしている。これは、吸気の
遮断よりも先、若しくはこれと同時に燃料の噴射を停止
させた場合、前記噴射ポンプ1内の残圧等による燃料漏
れに起因して、停止時に不正な爆発による振動を伴うこ
とがあることを懸念しての配慮である。
【0081】また、機関停止時の振動防止制御にあって
はこのように、イグニションスイッチ97のオフ操作後
も、暫く(実際には0.5秒程度の時間)は、上記燃料
噴射にかかる制御が維持される必要がある。このため同
システムにあっては、図3に併せ示されるようなメイン
リレー100Mが設けられ、イグニションスイッチ97
のオフ操作後、例えば2秒程度の時間を経てから、CP
U81による該メインリレー100Mのオフ制御を通じ
て、各電気系統への給電が遮断されるようにしている。
【0082】さて、図4及び図5、図6は、こうした実
施例の吸気絞り制御装置による自己診断処理についてそ
の診断態様及び診断手順を示したものであり、次に、こ
れら図4及び図5、図6を併せ参照して、同実施例の装
置の、主に診断処理にかかる動作を更に詳述する。
【0083】まず、図4に基づいて、同実施例の装置に
よる診断処理の概要を説明する。この診断処理は上述の
ように、該吸気絞り制御装置としての機関停止時の振動
防止制御を利用して行われる。
【0084】すなわちいま、図4(a)に示されるよう
に、時刻t1にイグニションスイッチ97がオフ操作さ
れたとすると、図4(c)に示されるように、同時刻t
1をもって、それまで全開若しくは半開に制御されてい
たサブスロットルバルブ60が全閉に制御される。
【0085】そしてこのとき、該吸気絞り制御装置自身
が正常であれば、該全閉制御に伴って吸気は完全に遮断
されるようになるため、その後、時間T1を経た時刻t
2には、図4(e)に実線にて示されるように、機関2
の回転も完全停止に至るようになる。同図4(e)の
「最終NEパルス」がこの機関2の回転停止タイミング
に直接対応するようになることは云うまでもない。また
勿論、上記時刻t1には、前記メインのスロットルバル
ブ58も全閉状態にあるものとする。
【0086】そしてその後は、図4(d)に示されるよ
うに、上記時刻t1から時間T2(例えば0.5秒)を
経た時刻t3に燃料の噴射制御が停止され、また図4
(b)に示されるように、同時刻t1から更に長い時間
T4(例えば2秒)を経た時刻t5にメインリレー10
0Mがオフ制御されるようになる。
【0087】他方、該吸気絞り制御装置自身に何らかの
異常が生じており、上記時刻t1にサブスロットルバル
ブ60を全閉に制御すべく指令を出力したにも拘わら
ず、同バルブ60が全閉に至らなかった場合には、燃料
の噴射制御が持続されている限り、機関2が停止に至る
ことはない。
【0088】すなわちこの場合には、上記時刻t3に燃
料の噴射制御が停止された後、これに起因して、図4
(e)に一点鎖線にて示されるタイミング、すなわち上
記時刻t1から時間T3(T3>T2>T1)を経た時
刻t4に、機関2の回転が完全停止に至るようになる。
【0089】このように、機関停止時の振動防止制御に
あっては、機関2の完全停止タイミングが、上記時刻t
3に対応する燃料の噴射制御停止タイミングよりも前か
後かで、吸気絞り制御装置の正常/異常を判断すること
ができることとなる。
【0090】次に、このような診断処理が、CPU81
(若しくは電子制御装置71)の、具体的にどのような
処理手順を通じて行われるかについて、図5及び図6に
基づき説明する。
【0091】CPU81(電子制御装置71)では、こ
うした診断処理に際し、前記回転数センサ35から出力
される回転数パルス(NEパルス)に同期して、図5に
示されるNE割り込みルーチンを実行する。
【0092】このNE割り込みルーチンにおいて、CP
U81では、回転数センサ35からNEパルスが出力さ
れる都度、ステップ501の処理として、前記RAM8
3の所定領域にNE入力フラグをセットする。そしてそ
の後は、ステップ502での処理として、該NEパルス
に基づく例えば回転数の算出やこの算出した回転数とそ
の都度のアクセル開度に基づく燃料噴射制御など、通常
の周知のNE割り込み制御を実行する。
【0093】一方、CPU81(電子制御装置71)で
は、同診断処理に際し、例えば10ms(ミリ秒)毎の
タイマ割り込みにて、図6に示されるベース処理ルーチ
ンを併せ実行する。
【0094】このベース処理ルーチンにおいて、CPU
81はまず、ステップ601にて、前記イグニションス
イッチ97がオン(ON)となっているか否かを判断
し、オンとなっている場合には、更にステップ602に
て、アクセル開度が全閉か否かを判断する。なお、この
アクセル開度の全閉は、前記アクセル開度センサ73に
併設されているとするアイドルスイッチ98のオンによ
って判断される。そしてこのステップ602において、
アクセル開度が全閉である旨判断される場合には、ステ
ップ603にて、前記RAM83の所定領域にアクセル
全閉フラグをセットする。また、アクセル開度が全閉で
はない旨判断される場合には、ステップ604にて、R
AM83の当該領域にあるアクセル全閉フラグをクリア
する。こうしてフラグ操作を終えたCPU81は、ステ
ップ605にて、上記イグニションスイッチ97がオン
となっているときの通常の周知の制御を実行する。
【0095】また、同ベース処理ルーチンにおいて、上
記ステップ601でイグニションスイッチ97がオフ
(OFF)となっている旨判断される場合、CPU81
は、ステップ606にて、吸気絞りを全閉に制御する。
すなわち、吸気絞り機構103を通じて前記サブスロッ
トルバルブ60を全閉とする。
【0096】また、CPU81は、ステップ607に
て、このようにイグニションスイッチ97がオフである
場合もアクセル開度が全閉となっているか否かを監視
し、アクセル開度が全閉ではない旨判断される場合に
は、ステップ608にてRAM83の当該領域にあるア
クセル全閉フラグをクリアする。これは、イグニション
スイッチ97のオフ後、一度でもアクセル開度が全閉以
外の状態になると、上述した「吸気絞りによる機関停
止」についての正確な判断ができなくなることに対する
配慮である。もしもアクセル全閉フラグがクリアされて
いた場合、後のステップ612にて、正常/異常判定に
かかる処理をパスして今回の診断処理を解除する(イグ
ニションスイッチ97が再度オン操作されない限り、ア
クセル全閉フラグはセットされない)。このような配慮
により、その診断精度も好適に維持されるようになる。
【0097】CPU81は更に、ステップ609にて、
上記イグニションスイッチ97がオフ操作された後、先
の時間T2以上、すなわち0.5s(秒)以上が経過し
たか否かを判断する。そして、未だ0.5sに達してい
ない旨判断される場合には、ステップ610にて、上記
NE割り込み処理(図5)を通じてセットされているN
E入力フラグをクリアする。同時点においても、正常/
異常判定にかかる処理はパスされる。
【0098】他方、このステップ609にて、イグニシ
ョンスイッチ97がオフ操作された後、0.5s以上が
経過した旨判断される場合、CPU81は、ステップ6
11にて、燃料の噴射制御を停止する(図4の時刻t3
に対応)。そして、ステップ612にて上記アクセル全
閉フラグがRAM83の所定領域にセットされているこ
とを条件に、次のステップ613にて、機関2が完全に
停止されている否かを判断する。これは同図6に示され
るように、NE割り込み処理(図5)を通じてセットさ
れた上記NE入力フラグが当該時点でクリアされている
か否かによって判断することができる。なお、アクセル
全閉フラグがセットされていなかった場合、正常/異常
判定にかかる処理をパスして今回の診断処理を解除する
ようになることは上述した。
【0099】さて、このステップ613において、上記
NE入力フラグが当該時点でクリアされていなかった場
合、すなわち燃料の噴射を停止した該時点(図4の時刻
t3に対応)において機関2の回転が維持されている旨
判断される場合、CPU81は、ステップ614にて、
吸気絞り制御系に異常がある旨判定する。このような機
関停止時の振動防止制御にあっては、機関2の完全停止
タイミングが、燃料の噴射制御停止タイミングよりも後
となる場合に、吸気絞り制御系に異常がある旨判断でき
ることは図4をもとに前述した。そしてこの場合、CP
U81は、前記バックアップRAM84の所定領域に、
該吸気絞り制御系に異常がある旨を示す異常フラグをセ
ットする。因みに同実施例の装置においては、次回の機
関始動時に、バックアップRAM84に該異常フラグが
セットされていた場合、前記警告ランプ101(図3)
の点灯を通じて、その旨運転者に警告する。また、バッ
クアップRAM84にセットされた同異常フラグは、例
えばディーラー等において実施される診断処理に際して
も取り出され、該フラグに基づく適宜の警報処理(例え
ばエラー表示等)が実行されるものとする。なお、運転
者に対する警告は、こうした警告ランプ101(図3)
の点灯処理の他、ブザーその他の鳴動処理によることも
できる。
【0100】一方、上記ステップ613において、上記
NE入力フラグが当該時点でクリアされていた場合、す
なわち燃料の噴射を停止した該時点において機関2の回
転が停止されている旨判断される場合、CPU81は、
ステップ615にて、吸気絞り制御系が正常である旨判
定する。このような判断が可能であることも、図4をも
とに前述した。
【0101】こうして吸気絞り制御系の正常/異常を判
定した、若しくは同判定をパスしたCPU81は、ステ
ップ616にて、イグニションスイッチ97がオフ操作
された後、先の時間T4以上、すなわち2s(秒)以上
経過したか否かを判断する。そして、該2s以上が経過
した旨判断されることを条件に、ステップ617にて前
記メインリレー100Mをオフとし、当該振動防止制御
並びに診断処理を終了する。
【0102】以上のように、同実施例の吸気絞り制御装
置の上記構成によれば、イグニションスイッチ97のオ
フ操作に基づく機関2の停止が、吸気絞りによるものな
のか、或いは燃料噴射の停止によるものなのかに基づ
き、当該吸気絞り制御系の正常/異常の有無を的確に診
断することができるようになる。
【0103】そして、こうした診断の結果が上述の如く
警報されることで、燃料噴射制御系の異常時におけるフ
ェイルセーフ手段として当該吸気絞り制御装置が利用可
能か否かについての判断が極めて容易となり、即座にそ
の適切な対処を講じることができるようにもなる。
【0104】また、同実施例の装置では上述のように、
アクセルの全閉(メインスロットルバルブの全閉)が検
出され続けるときにのみ、当該診断処理が実行される構
成となっている。このため、診断開始後、メインスロッ
トルバルブが一度でも開いた場合など、吸気絞りによる
機関停止判断において不確実となる要素を排除して、同
診断にかかる精度を好適に維持することができるように
なる。
【0105】なお、同実施例の装置の図6に示したベー
ス処理ルーチンにおいては、イグニションスイッチ97
がオフ操作された後、所定時間T2(0.5s)の経過
の有無を計って上記正常/異常の判定を行うこととし
た。しかし実際には、この時間T2を計測することは不
要で、機関2が完全停止(NE入力フラグクリア)に至
ったタイミングが燃料噴射制御の停止以前か以後かをみ
ることで、同判定を行うことはできる。
【0106】また、所定時間(時間T2)の経過の有無
を計る場合であれ、該時間は固定の時間である必要はな
く、例えば機関オイル温度等に応じて可変設定すること
もできる。すなわち、該オイル温度が低ければ、機関2
の回転が慣性維持される時間は短縮され、逆に同オイル
温度が高ければ、機関2の回転が慣性維持される時間は
増長される。したがって、オイル温度によるこうした慣
性の変化を考慮して上記判定にかかる所定時間を可変設
定するようにすれば、その判定精度も自ずと高いものと
なる。
【0107】ところで、上記実施例の装置では、機関停
止時の振動防止制御に際し、機関2の完全停止タイミン
グが燃料の噴射制御停止タイミングよりも前か後かで、
吸気絞り制御装置の正常/異常を診断するようにした
が、他に例えば、吸気絞りを全閉に制御した後の前記吸
気圧センサ74の出力を監視することでも同等の診断を
行うことはできる。
【0108】すなわち、イグニションスイッチ97のオ
フ操作に伴い吸気絞りを全閉に制御すると、該吸気絞り
制御系が正常であった場合、前記吸入ポート53(図
1)の近傍の圧力は急激に低下する。したがって、同イ
グニションスイッチ97のオフ操作に伴う吸気絞りの全
閉制御後、前記吸気圧センサ74を通じてこうした圧力
の低下が検出されるか否かによっても、吸気絞り制御装
置の正常/異常は的確に診断されるようになる。因みに
この場合、該診断手段としては、 (a)当該機関の停止を検出する機関停止検出手段。 (b)同機関の前記吸気絞り弁下流における吸気管内圧
力を検出する吸気圧検出手段。 (c)前記機関停止検出手段により当該機関の停止が検
出されることに基づいて前記吸気絞り弁を全閉に制御す
る制御手段。 (d)該吸気絞り弁全閉制御後の前記吸気圧検出手段に
よる検出圧力低下の有無に応じて前記制御手段の正常/
異常を判定する判定手段。 をそれぞれ具える構成となる。
【0109】また、上記実施例も含めてこれら診断は何
れも、吸気絞り制御装置による機関停止時の振動防止制
御を利用して行われるものであるが、アクセルの全閉状
態、すなわちアイドル状態であれば、機関2の運転中で
あっても、同等の診断を行うことはできる。
【0110】すなわち、吸気絞り制御装置が正常である
ことを前提とすれば、上記サブスロットルバルブ60の
例えば全開に制御されているときと半開に制御されてい
るときとでは、該バルブ60下流における吸気管内圧力
は相対的に大きく変化する。このため、同じく吸気圧セ
ンサ74を通じて検出されるこうした吸気圧の相対的変
化の有無によっても、同吸気絞り制御装置の正常/異常
についてその診断を行うことはできる。そしてこの場
合、該診断手段としては、 (a’)当該機関のアイドル状態を検出するアイドル状
態検出手段。 (b)同機関の前記吸気絞り弁下流における吸気管内圧
力を検出する吸気圧検出手段。 (c’)前記アイドル状態検出手段により同機関のアイ
ドル状態が検出されることに基づいて前記吸気絞り弁を
半開に制御する制御手段。 (d’)該吸気絞り弁半開制御の前後における前記吸気
圧検出手段の検出圧力相対変化に基づいて前記制御手段
の正常/異常を判定する判定手段。 をそれぞれ具える構成となる。
【0111】なお、これら吸気圧センサ74の出力を用
いての診断に際しても、機関の停止やアイドル状態の判
断において不確実となる要素を排除する上では、アクセ
ル(メインスロットルバルブ58)の全閉が検出され続
けるときにのみ、それら診断が実行されることが望まし
い。
【0112】そしてこうした診断手段としても、結局
は、サブスロットルバルブ60を機関2の状態に応じて
制御した後、同機関2の状態が所望される状態に移行さ
れたか否かを検出し、該検出結果に応じて当該制御系の
正常/異常を診断する構成を有するものであればよい。
【0113】同吸気絞り制御装置としてのこうした診断
手段を有する構成によれば、機関2のある状態への移行
が、上記吸気絞り制御によるものなのか、或いはその他
の要因によるものなのかを少なくとも判断することがで
きる。すなわち、該吸気絞り制御が有効になされている
か否かがわかる。
【0114】そして、こうした判断のもとに吸気絞り制
御装置の正常/異常を診断することで、前述した燃料噴
射制御系の異常時におけるフェイルセーフ手段として該
吸気絞り制御装置が利用可能か否かについても、その事
前の確認を容易なものとすることができる。
【0115】また、吸気絞り制御装置としてこのよう
に、メインスロットルバルブ58とは別途に設けられた
サブスロットルバルブ60を制御する構成によれば、運
転者のアクセル操作に対応したメインスロットルバルブ
58の開閉とは独立して、上記吸気絞り制御或いはその
診断を円滑に実行することはできる。
【0116】しかし、この発明にかかる吸気絞り制御装
置が、このようなサブスロットルバルブ60を制御する
構成に限定されるものでないことは勿論であり、他に例
えば、アクセルペダルにリンクされない単一のスロット
ルバルブがいわゆる電子制御によって開度調整される構
成にもこの発明を適用することはできる。
【0117】そしてその場合であれ、それら制御系の正
常/異常を好適に診断して、燃料噴射制御系の異常時に
おけるフェイルセーフ手段として該吸気絞り制御装置が
利用可能か否かについての判断を支援することはでき
る。またこの場合、適用される内燃機関はディーゼル機
関に限らずガソリン機関であってもよい。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、吸気絞り系における制御異常の有無を的確に診断す
ることができるようになる。そしてひいては、燃料噴射
制御系の異常時におけるフェイルセーフ手段として吸気
絞り制御装置が利用可能か否かについても、その事前の
判断を好適に支援することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の吸気絞り制御装置が適用される機関概
要を示す断面図。
【図2】同実施例の電子制御装置構成を示すブロック
図。
【図3】同実施例の吸気絞り制御装置としての概略構成
を示すブロック図。
【図4】同実施例の吸気絞り制御装置の診断態様を示す
タイムチャート。
【図5】同実施例の装置のNE信号割り込み処理を示す
フローチャート。
【図6】同実施例の装置の診断処理手順を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
1…燃料噴射ポンプ、2…ディーゼル機関、23…電磁
スピル弁、33…タイマ制御弁(TCV)、35…回転
数センサ、57…アクセルペダル、58…スロットルバ
ルブ(メインスロットルバルブ)、60…サブスロット
ルバルブ、71…電子制御装置、72…吸気温センサ、
73…アクセル開度センサ、74…吸気圧センサ、75
…水温センサ、81…CPU、82…ROM、83…R
AM、84…バックアップRAM、85…入力ポート、
86…出力ポート、87…内部バス、90…バッテリ、
91…電源回路、92…A/D変換器、93…入力バッ
ファ、94…波形整形回路、95…駆動回路、96…定
電流駆動回路、97…イグニションスイッチ、98…ア
イドルスイッチ、99…スタータスイッチ、100M…
メインリレー、100S…スピル弁リレー、101…警
告ランプ、102…異常検出回路、103(61、6
2、63)…吸気絞り機構。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 314 F02D 45/00 314G

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の吸気管内に吸気絞り弁を配設
    し、同機関の状態に応じて前記吸気絞り弁による吸気絞
    り態様を制御する内燃機関の吸気絞り制御装置におい
    て、 前記吸気絞り弁を機関の状態に応じて制御した後、同機
    関の状態が所望される状態に移行されたか否かを検出
    し、該検出結果に応じて当該制御系の正常/異常を診断
    する診断手段を具えることを特徴とする内燃機関の吸気
    絞り制御装置。
  2. 【請求項2】前記診断手段は、 イグニションスイッチの状態を検出するスイッチ状態検
    出手段と、 当該機関の回転を検出する回転検出手段と、 前記スイッチ状態検出手段によるイグニションスイッチ
    のオフ検出に基づいて前記吸気絞り弁を全閉に制御する
    制御手段と、 同スイッチ状態検出手段によるイグニションスイッチの
    オフ検出後、所定時間内に前記回転検出手段により機関
    回転無しが検出されるか否かに応じて前記制御手段の正
    常/異常を判定する判定手段と、 を具えて構成される請求項1記載の内燃機関の吸気絞り
    制御装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の内燃機関の吸気絞り制御装
    置において、 当該機関への燃料噴射を制御する燃料噴射制御手段を具
    え、 前記判定にかかる所定時間は、該燃料噴射制御手段によ
    る燃料噴射が停止されるまでの時間であることを特徴と
    する内燃機関の吸気絞り制御装置。
  4. 【請求項4】前記診断手段は、 前記制御手段が異常である旨の判定結果が格納される不
    揮発性メモリと、 該メモリにこの制御手段が異常である旨の判定結果が存
    在することに基づいて適宜の警報処理を実行する警報手
    段と、 を更に具えて構成される請求項2または3記載の内燃機
    関の吸気絞り制御装置。
  5. 【請求項5】前記吸気絞り弁は、当該機関のメインスロ
    ットルバルブとは別途に設けられたサブスロットルバル
    ブである請求項2〜4の何れかに記載の内燃機関の吸気
    絞り制御装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の内燃機関の吸気絞り制御装
    置において、 前記メインスロットルバルブの開度を検出する開度検出
    手段を具え、 前記診断手段は、該開度検出手段によって前記メインス
    ロットルバルブの全閉が検出され続けるときにのみ、前
    記制御系の診断を実行することを特徴とする内燃機関の
    吸気絞り制御装置。
  7. 【請求項7】前記診断手段は、 当該機関の停止を検出する機関停止検出手段と、 同機関の前記吸気絞り弁下流における吸気管内圧力を検
    出する吸気圧検出手段と、 前記機関停止検出手段により当該機関の停止が検出され
    ることに基づいて前記吸気絞り弁を全閉に制御する制御
    手段と、 該吸気絞り弁全閉制御後の前記吸気圧検出手段による検
    出圧力低下の有無に応じて前記制御手段の正常/異常を
    判定する判定手段と、 を具えて構成される請求項1記載の内燃機関の吸気絞り
    制御装置。
  8. 【請求項8】前記診断手段は、 当該機関のアイドル状態を検出するアイドル状態検出手
    段と、 同機関の前記吸気絞り弁下流における吸気管内圧力を検
    出する吸気圧検出手段と、 前記アイドル状態検出手段により同機関のアイドル状態
    が検出されることに基づいて前記吸気絞り弁を半開に制
    御する制御手段と、 該吸気絞り弁半開制御の前後における前記吸気圧検出手
    段の検出圧力相対変化に基づいて前記制御手段の正常/
    異常を判定する判定手段と、 を具えて構成される請求項1記載の内燃機関の吸気絞り
    制御装置。
  9. 【請求項9】前記診断手段は、 前記制御手段が異常である旨の判定結果が格納される不
    揮発性メモリと、 該メモリにこの制御手段が異常である旨の判定結果が存
    在することに基づいて適宜の警報処理を実行する警報手
    段と、 を更に具えて構成される請求項7または8記載の内燃機
    関の吸気絞り制御装置。
  10. 【請求項10】前記吸気絞り弁は、当該機関のメインス
    ロットルバルブとは別途に設けられたサブスロットルバ
    ルブである請求項7〜9の何れかに記載の内燃機関の吸
    気絞り制御装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載の内燃機関の吸気絞り制
    御装置において、 前記メインスロットルバルブの開度を検出する開度検出
    手段を具え、 前記診断手段は、該開度検出手段によって前記メインス
    ロットルバルブの全閉が検出され続けるときにのみ、前
    記制御系の診断を実行することを特徴とする内燃機関の
    吸気絞り制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008025512A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Hitachi Ltd 内燃機関の回転角センサ診断装置
GB2517548A (en) * 2013-06-10 2015-02-25 Snecma Monitoring the fuel supply cutoff valve for an engine
CN110030084A (zh) * 2017-12-21 2019-07-19 福特全球技术公司 用于诊断发动机的涡轮增压器废气门的系统和方法

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