JPH0945221A - 表示パネル - Google Patents
表示パネルInfo
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- JPH0945221A JPH0945221A JP21142495A JP21142495A JPH0945221A JP H0945221 A JPH0945221 A JP H0945221A JP 21142495 A JP21142495 A JP 21142495A JP 21142495 A JP21142495 A JP 21142495A JP H0945221 A JPH0945221 A JP H0945221A
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- Japan
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- electron
- surface conduction
- conduction electron
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- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 表面伝導型電子放出素子を電子ビーム源とし
て用いた画素数の多い大画面表示パネルの画素欠落の発
生を防止する。 【解決手段】 1画素を担当する各電子源を複数の表面
伝導型電子放出素子を並列に若しくはブリッジを組んで
配置する。 【効果】 1画素を担当する複数の表面伝導型電子放出
素子の内一つが電子放出機能を失った場合でも、他の表
面伝導型電子放出素子によりその画素を担当させ得る。
て用いた画素数の多い大画面表示パネルの画素欠落の発
生を防止する。 【解決手段】 1画素を担当する各電子源を複数の表面
伝導型電子放出素子を並列に若しくはブリッジを組んで
配置する。 【効果】 1画素を担当する複数の表面伝導型電子放出
素子の内一つが電子放出機能を失った場合でも、他の表
面伝導型電子放出素子によりその画素を担当させ得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面伝導型電子放
出素子を電子ビーム源として用いた表示パネル、具体的
には、平板型CRTや蛍光表示管等に適用可能な表示パ
ネルの大面積化の技術に関する。
出素子を電子ビーム源として用いた表示パネル、具体的
には、平板型CRTや蛍光表示管等に適用可能な表示パ
ネルの大面積化の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子放出素子には大別して熱電子
放出素子と冷陰極電子放出素子の2種類が知られてい
る。冷陰極電子放出素子には電界放出型(以下、「FE
型」と称す。)、金属/絶縁層/金属型(以下、「MI
M型」と称す。)や表面伝導型電子放出素子等が有る。
放出素子と冷陰極電子放出素子の2種類が知られてい
る。冷陰極電子放出素子には電界放出型(以下、「FE
型」と称す。)、金属/絶縁層/金属型(以下、「MI
M型」と称す。)や表面伝導型電子放出素子等が有る。
【0003】表面伝導型電子放出素子の例としては、
M.I. Elinson, Radio Eng.
Electron Phys., 10,1290(1
965)等に開示されたものがある。
M.I. Elinson, Radio Eng.
Electron Phys., 10,1290(1
965)等に開示されたものがある。
【0004】上記表面伝導型電子放出素子は、基板上に
形成された小面積の薄膜に、膜面に平行に電流を流すこ
とにより、電子放出が生ずる現象を利用するものであ
る。この表面伝導型電子放出素子としては、前記エリン
ソン等によるSnO2 薄膜を用いたもの、Au薄膜によ
るもの[G.Dittmer:“Thin Solid
Films”, 9,317(1972)]、In2 O
3 /SnO2 薄膜によるもの[M.Hartwell
and C.G. Fonstad:“IEEE Tr
ans. ED Conf.”, 519(197
5)]、カーボン薄膜によるもの[荒木久 他:真空、
第26巻、第1号、22頁(1983)]等が報告され
ている。
形成された小面積の薄膜に、膜面に平行に電流を流すこ
とにより、電子放出が生ずる現象を利用するものであ
る。この表面伝導型電子放出素子としては、前記エリン
ソン等によるSnO2 薄膜を用いたもの、Au薄膜によ
るもの[G.Dittmer:“Thin Solid
Films”, 9,317(1972)]、In2 O
3 /SnO2 薄膜によるもの[M.Hartwell
and C.G. Fonstad:“IEEE Tr
ans. ED Conf.”, 519(197
5)]、カーボン薄膜によるもの[荒木久 他:真空、
第26巻、第1号、22頁(1983)]等が報告され
ている。
【0005】これらの表面伝導型電子放出素子の典型的
な素子構成を図12に模式的に示す。同図において1は
基板、4及び5は電気的接続を得るための電極、3は電
子放出材料で形成される導電性膜、2は電子放出部であ
る。従来、これらの表面伝導型電子放出素子において
は、電子放出を行う前に導電性膜3を予め通電フォーミ
ングと呼ばれる通電処理によって電子放出部2を形成す
るのが一般的であった。即ち、前記電極4,5間に電圧
を印加することにより、導電性膜3に通電し、これによ
り発生するジュール熱で導電性膜3を局所的に破壊、変
形もしくは変質せしめ、電気的に高抵抗な状態にした電
子放出部2を形成することにより電子放出機能を得てい
る。尚、電気的に高抵抗な状態とは、導電性膜3の一部
に亀裂を有し、かつ亀裂内がいわゆる島構造を有する不
連続状態膜を言う。従来、表面伝導型電子放出素子は上
述の高抵抗不連続膜に電極4,5により電圧を印加し、
素子表面に電流を流すことにより、上述微粒子より電子
を放出せしめるものである。
な素子構成を図12に模式的に示す。同図において1は
基板、4及び5は電気的接続を得るための電極、3は電
子放出材料で形成される導電性膜、2は電子放出部であ
る。従来、これらの表面伝導型電子放出素子において
は、電子放出を行う前に導電性膜3を予め通電フォーミ
ングと呼ばれる通電処理によって電子放出部2を形成す
るのが一般的であった。即ち、前記電極4,5間に電圧
を印加することにより、導電性膜3に通電し、これによ
り発生するジュール熱で導電性膜3を局所的に破壊、変
形もしくは変質せしめ、電気的に高抵抗な状態にした電
子放出部2を形成することにより電子放出機能を得てい
る。尚、電気的に高抵抗な状態とは、導電性膜3の一部
に亀裂を有し、かつ亀裂内がいわゆる島構造を有する不
連続状態膜を言う。従来、表面伝導型電子放出素子は上
述の高抵抗不連続膜に電極4,5により電圧を印加し、
素子表面に電流を流すことにより、上述微粒子より電子
を放出せしめるものである。
【0006】上述したような表面伝導型電子放出素子
は、構造が単純で製造も容易であることから、大面積に
亙って多数配列形成できる利点がある。そこで、この特
徴を活かすための種々の応用が研究されている。例えば
表示装置等の画像形成装置への利用が挙げられる。
は、構造が単純で製造も容易であることから、大面積に
亙って多数配列形成できる利点がある。そこで、この特
徴を活かすための種々の応用が研究されている。例えば
表示装置等の画像形成装置への利用が挙げられる。
【0007】従来、多数の表面伝導型電子放出素子を配
列形成した例としては、並列に表面伝導型電子放出素子
を配列し、個々の表面伝導型電子放出素子の両端(両素
子電極)を配線(共通配線とも呼ぶ)にて夫々結線した
行を多数行配列(梯型配置とも呼ぶ)した電子源が挙げ
られる(特開昭64−31332号公報、同1−283
749号公報、同2−257552号公報)。また、特
に表示装置においては、液晶を用いた表示装置と同様の
平板型表示装置とすることが可能で、しかもバックライ
トが不要な自発光型の表示装置として、表面伝導型電子
放出素子を多数配置した電子源と、この電子源からの電
子線の照射により可視光を発光する蛍光体とを組み合わ
せた表示装置が提案されている(アメリカ特許第506
6883号明細書)。
列形成した例としては、並列に表面伝導型電子放出素子
を配列し、個々の表面伝導型電子放出素子の両端(両素
子電極)を配線(共通配線とも呼ぶ)にて夫々結線した
行を多数行配列(梯型配置とも呼ぶ)した電子源が挙げ
られる(特開昭64−31332号公報、同1−283
749号公報、同2−257552号公報)。また、特
に表示装置においては、液晶を用いた表示装置と同様の
平板型表示装置とすることが可能で、しかもバックライ
トが不要な自発光型の表示装置として、表面伝導型電子
放出素子を多数配置した電子源と、この電子源からの電
子線の照射により可視光を発光する蛍光体とを組み合わ
せた表示装置が提案されている(アメリカ特許第506
6883号明細書)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
様な従来の表面伝導型電子放出素子を用いた表示パネル
には、次のような問題点があった。
様な従来の表面伝導型電子放出素子を用いた表示パネル
には、次のような問題点があった。
【0009】すなわち、表示パネルの電子源を構成して
いる表面伝導型電子放出素子のうち一つが、何らかの理
由により電子放出を行わなくなった場合、その素子に対
応する一つ若しくは複数の画素が発光しなくなり、表示
画像の欠陥が生じてしまう。
いる表面伝導型電子放出素子のうち一つが、何らかの理
由により電子放出を行わなくなった場合、その素子に対
応する一つ若しくは複数の画素が発光しなくなり、表示
画像の欠陥が生じてしまう。
【0010】以上のような問題点があるため、表面伝導
型電子放出素子は素子構造が簡単であるという利点があ
るにもかかわらず、表示パネルの電子源として産業上積
極的に応用されるには至っていなかった。
型電子放出素子は素子構造が簡単であるという利点があ
るにもかかわらず、表示パネルの電子源として産業上積
極的に応用されるには至っていなかった。
【0011】本発明は、上記事情を鑑み、表示パネルの
電子源として用いる表面伝導型電子放出素子の一部が電
子放出機能を失った場合にも、画素欠陥の発生を防止
し、ひいては画素数の極めて多い大面積表示パネルを歩
留良く得ることを目的とする。
電子源として用いる表面伝導型電子放出素子の一部が電
子放出機能を失った場合にも、画素欠陥の発生を防止
し、ひいては画素数の極めて多い大面積表示パネルを歩
留良く得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく成
された本発明は、単一電子源として複数の表面伝導型電
子放出素子を並列に若しくはブリッジを組んで配置した
ことを特徴とする表示パネルに関する。
された本発明は、単一電子源として複数の表面伝導型電
子放出素子を並列に若しくはブリッジを組んで配置した
ことを特徴とする表示パネルに関する。
【0013】本発明は、さらにその特徴として、前記単
一電子源を構成している各表面伝導型電子放出素子の電
気抵抗が異なっていること、また、前記単一電子源を構
成している各表面伝導型電子放出素子と直列に電流を制
御する素子を入れたことをも包含する。
一電子源を構成している各表面伝導型電子放出素子の電
気抵抗が異なっていること、また、前記単一電子源を構
成している各表面伝導型電子放出素子と直列に電流を制
御する素子を入れたことをも包含する。
【0014】即ち、本発明は、複数の表面伝導型電子放
出素子を並列に若しくはブリッジに組んで配置し、通常
はいずれか一つの表面伝導型電子放出素子を利用し、一
度その素子が機能しなくなったとき、他の表面伝導型電
子放出素子を使用して、その表面伝導型電子放出素子が
担当する画素を受け持たせることにより、画素の欠陥を
防ぐようにしたものである。
出素子を並列に若しくはブリッジに組んで配置し、通常
はいずれか一つの表面伝導型電子放出素子を利用し、一
度その素子が機能しなくなったとき、他の表面伝導型電
子放出素子を使用して、その表面伝導型電子放出素子が
担当する画素を受け持たせることにより、画素の欠陥を
防ぐようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】上記のように、本発明は、表面伝
導型電子放出素子を電子源を用いた表示パネルの新規な
構成に係るもので、以下に更に説明する。
導型電子放出素子を電子源を用いた表示パネルの新規な
構成に係るもので、以下に更に説明する。
【0016】先ず、本発明に係る表面伝導型電子放出素
子の構成について説明する。
子の構成について説明する。
【0017】図1(a),(b)は、本発明に係る表面
伝導型電子放出素子の基本的な一構成例を示す図であ
り、図中、1は基板、2は電子放出部、3は導電性膜、
4と5は電極(素子電極)。
伝導型電子放出素子の基本的な一構成例を示す図であ
り、図中、1は基板、2は電子放出部、3は導電性膜、
4と5は電極(素子電極)。
【0018】基板1としては、例えば石英ガラス、Na
等の不純物含有量を減少させたガラス、青板ガラス、青
板ガラスにスパッタ法等によりSiO2 を積層した積層
体、アルミナ等のセラミックス等が挙げられる。
等の不純物含有量を減少させたガラス、青板ガラス、青
板ガラスにスパッタ法等によりSiO2 を積層した積層
体、アルミナ等のセラミックス等が挙げられる。
【0019】対向する素子電極4,5の材料としては、
一般的導体材料が用いられ、例えばNi、Cr、Au、
Mo、W、Pt、Ti、Al、Cu、Pd等の金属ある
いは合金及びPd、Ag、Au、RuO2 、Pd−Ag
等の金属あるいは金属酸化物とガラス等から構成される
印刷導体、In2 O3 −SnO2 等の透明導電体及びポ
リシリコン等の半導体導体材料等から適宜選択される。
一般的導体材料が用いられ、例えばNi、Cr、Au、
Mo、W、Pt、Ti、Al、Cu、Pd等の金属ある
いは合金及びPd、Ag、Au、RuO2 、Pd−Ag
等の金属あるいは金属酸化物とガラス等から構成される
印刷導体、In2 O3 −SnO2 等の透明導電体及びポ
リシリコン等の半導体導体材料等から適宜選択される。
【0020】素子電極間隔L、素子電極長さW、導電性
膜3の形状等は、応用される形態等によって設計され
る。
膜3の形状等は、応用される形態等によって設計され
る。
【0021】素子電極間隔Lは、数百オングストローム
から数百マイクロメートルであることが好ましく、より
好ましくは、素子電極4,5間に印加する電圧等によ
り、数マイクロメートルから数十マイクロメートルであ
る。
から数百マイクロメートルであることが好ましく、より
好ましくは、素子電極4,5間に印加する電圧等によ
り、数マイクロメートルから数十マイクロメートルであ
る。
【0022】素子電極長さWは、電極の抵抗値や電子放
出特性を考慮すると、好ましくは数マイクロメートルか
ら数百マイクロメートルであり、また素子電極厚dは、
数百オングストロームから数マイクロメートルである。
出特性を考慮すると、好ましくは数マイクロメートルか
ら数百マイクロメートルであり、また素子電極厚dは、
数百オングストロームから数マイクロメートルである。
【0023】尚、図1に示される電子放出素子は、基板
1上に、素子電極4,5、導電性膜3の順に積層された
ものとなっているが、基板1上に、導電性膜3、素子電
極4,5の順に積層したものとしてもよい。
1上に、素子電極4,5、導電性膜3の順に積層された
ものとなっているが、基板1上に、導電性膜3、素子電
極4,5の順に積層したものとしてもよい。
【0024】導電性膜3は、良好な電子放出特性を得る
ためには、微粒子で構成された微粒子膜であることが特
に好ましく、その膜厚は、素子電極4,5へのステップ
カバレージ、素子電極4,5間の抵抗値及び後述するフ
ォーミング条件等によって適宜選択される。この導電性
膜3の膜厚は、好ましくは数オングストロームから数千
オングストロームで、特に好ましくは10オングストロ
ームから500オングストロームであり、その抵抗値
は、10の3乗から10の7乗オーム/□のシート抵抗
値である。
ためには、微粒子で構成された微粒子膜であることが特
に好ましく、その膜厚は、素子電極4,5へのステップ
カバレージ、素子電極4,5間の抵抗値及び後述するフ
ォーミング条件等によって適宜選択される。この導電性
膜3の膜厚は、好ましくは数オングストロームから数千
オングストロームで、特に好ましくは10オングストロ
ームから500オングストロームであり、その抵抗値
は、10の3乗から10の7乗オーム/□のシート抵抗
値である。
【0025】上記微粒子膜とは、複数の微粒子が集合し
た膜であり、その微細構造として、微粒子が個々に分散
配置した状態のみならず、微粒子が互いに隣接、あるい
は重なり合った状態(いくつかの微粒子が集合し、全体
として島状構造を形成している場合も含む)の膜をさ
す。
た膜であり、その微細構造として、微粒子が個々に分散
配置した状態のみならず、微粒子が互いに隣接、あるい
は重なり合った状態(いくつかの微粒子が集合し、全体
として島状構造を形成している場合も含む)の膜をさ
す。
【0026】なお、本明細書では頻繁に「微粒子」とい
う言葉を用いるので、その意味について説明する。
う言葉を用いるので、その意味について説明する。
【0027】小さな粒子を「微粒子」と呼び、これより
も小さなものを「超微粒子」と呼ぶ。「超微粒子」より
もさらに小さく、原子の数が数百個程度以下のものを
「クラスター」と呼ぶことは広く行われている。
も小さなものを「超微粒子」と呼ぶ。「超微粒子」より
もさらに小さく、原子の数が数百個程度以下のものを
「クラスター」と呼ぶことは広く行われている。
【0028】しかしながら、それぞれの境は厳密なもの
ではなく、どの様な性質に注目して分類するかにより変
化する。また「微粒子」と「超微粒子」を一括して「微
粒子」と呼ぶ場合もあり、本明細書中での記述はこれに
沿ったものである。
ではなく、どの様な性質に注目して分類するかにより変
化する。また「微粒子」と「超微粒子」を一括して「微
粒子」と呼ぶ場合もあり、本明細書中での記述はこれに
沿ったものである。
【0029】例えば、「実験物理学講座14 表面・微
粒子」(木下是雄 編、共立出版1986年9月1日発
行)では、「本稿で微粒子と言うときにはその直径がだ
いたい2〜3μm程度から10nm程度までとし、特に
超微粒子というときは粒径が10nm程度から2〜3n
m程度までを意味することにする。両者を一括して単に
微粒子と書くこともあってけっして厳密なものではな
く、だいたいの目安である。粒子を構成する原子の数が
2個から数十〜数百個程度の場合はクラスターと呼
ぶ。」(195ページ 22〜26行目)と記述されて
いる。
粒子」(木下是雄 編、共立出版1986年9月1日発
行)では、「本稿で微粒子と言うときにはその直径がだ
いたい2〜3μm程度から10nm程度までとし、特に
超微粒子というときは粒径が10nm程度から2〜3n
m程度までを意味することにする。両者を一括して単に
微粒子と書くこともあってけっして厳密なものではな
く、だいたいの目安である。粒子を構成する原子の数が
2個から数十〜数百個程度の場合はクラスターと呼
ぶ。」(195ページ 22〜26行目)と記述されて
いる。
【0030】付言すると、新技術開発事業団の“林・超
微粒子プロジェクト”での「超微粒子」の定義は、粒径
の下限はさらに小さく、次のようなものであった。
微粒子プロジェクト”での「超微粒子」の定義は、粒径
の下限はさらに小さく、次のようなものであった。
【0031】「創造科学技術推進制度の“超微粒子プロ
ジェクト”(1981〜1986)では、粒子の大きさ
(径)がおよそ1〜100nmの範囲のものを“超微粒
子”(ultra fine particle) と呼ぶことにした。すると
1個の超微粒子はおよそ100〜108 個くらいの原子
の集合体という事になる。原子の尺度でみれば超微粒子
は大〜巨大粒子である。」(「超微粒子−創造科学技
術」林主税、上田良二、田崎明 編;三田出版 198
8年 2ページ1〜4行目)/「超微粒子よりさらに小
さいもの、すなわち原子が数個〜数百個で構成される1
個の粒子は、ふつうクラスターと呼ばれる」(同書2ペ
ージ12〜13行目)。
ジェクト”(1981〜1986)では、粒子の大きさ
(径)がおよそ1〜100nmの範囲のものを“超微粒
子”(ultra fine particle) と呼ぶことにした。すると
1個の超微粒子はおよそ100〜108 個くらいの原子
の集合体という事になる。原子の尺度でみれば超微粒子
は大〜巨大粒子である。」(「超微粒子−創造科学技
術」林主税、上田良二、田崎明 編;三田出版 198
8年 2ページ1〜4行目)/「超微粒子よりさらに小
さいもの、すなわち原子が数個〜数百個で構成される1
個の粒子は、ふつうクラスターと呼ばれる」(同書2ペ
ージ12〜13行目)。
【0032】上記のような一般的な呼び方をふまえて、
本明細書において「微粒子」とは多数の原子・分子の集
合体で、粒径の下限は数Å〜10Å程度、上限は数μm
程度のものを指すこととする。
本明細書において「微粒子」とは多数の原子・分子の集
合体で、粒径の下限は数Å〜10Å程度、上限は数μm
程度のものを指すこととする。
【0033】導電性膜3を構成する材料としては、例え
ばPd,Pt,Ru,Ag,Au,Ti,In,Cu,
Cr,Fe,Zn,Sn,Ta,W,Pb等の金属、P
dO,SnO2 ,In2 O3 ,PbO,Sb2 O3 等の
酸化物、HfB2 ,ZrB2,LaB6 ,CeB6 ,Y
B4 ,GdB4 等の硼化物、TiC,ZrC,HfC,
TaC,SiC,WCなどの炭化物、TiN,ZrN,
HfN等の窒化物、Si,Ge等の半導体、カーボン等
が挙げられる。
ばPd,Pt,Ru,Ag,Au,Ti,In,Cu,
Cr,Fe,Zn,Sn,Ta,W,Pb等の金属、P
dO,SnO2 ,In2 O3 ,PbO,Sb2 O3 等の
酸化物、HfB2 ,ZrB2,LaB6 ,CeB6 ,Y
B4 ,GdB4 等の硼化物、TiC,ZrC,HfC,
TaC,SiC,WCなどの炭化物、TiN,ZrN,
HfN等の窒化物、Si,Ge等の半導体、カーボン等
が挙げられる。
【0034】電子放出部2は、例えば、導電性膜の一部
に形成された亀裂であり、電子放出はこの亀裂付近から
行われる。この亀裂は、導電性膜3の膜厚、膜質、材料
及び後述する通電フォーミング条件等の製法に依存して
形成される。従って、電子放出部2の位置及び形状は図
1に示されるような位置及び形状に特定されるものでは
ない。
に形成された亀裂であり、電子放出はこの亀裂付近から
行われる。この亀裂は、導電性膜3の膜厚、膜質、材料
及び後述する通電フォーミング条件等の製法に依存して
形成される。従って、電子放出部2の位置及び形状は図
1に示されるような位置及び形状に特定されるものでは
ない。
【0035】亀裂内部には、数オングストロームから数
百オングストロームの粒径の導電性微粒子を有すること
もある。この導電性微粒子は、導電性膜3を構成する材
料の元素の一部、あるいは総てと同様のものである。ま
た、電子放出部2及びその近傍の導電性膜3は炭素を主
成分とする膜を有することが望ましい。
百オングストロームの粒径の導電性微粒子を有すること
もある。この導電性微粒子は、導電性膜3を構成する材
料の元素の一部、あるいは総てと同様のものである。ま
た、電子放出部2及びその近傍の導電性膜3は炭素を主
成分とする膜を有することが望ましい。
【0036】表面伝導型電子放出素子の製法としては様
々な方法が考えられるが、その一例を図2ないし図4に
基づいて説明する。尚、図2において図1と同じ符号は
同じ部材を示すものである。
々な方法が考えられるが、その一例を図2ないし図4に
基づいて説明する。尚、図2において図1と同じ符号は
同じ部材を示すものである。
【0037】1)基板1を洗剤、純水及び有機溶剤によ
り十分に洗浄した後、真空蒸着法、スパッタ法等により
素子電極材料を堆積させた後、フォトリソグラフィー技
術により基板1の面上に素子電極4,5を形成する(図
2(a))。
り十分に洗浄した後、真空蒸着法、スパッタ法等により
素子電極材料を堆積させた後、フォトリソグラフィー技
術により基板1の面上に素子電極4,5を形成する(図
2(a))。
【0038】2)素子電極4,5を設けた基板1上に有
機金属溶液を塗布して放置することにより、素子電極4
と素子電極5間を連絡して有機金属膜を形成する。尚、
有機金属溶液とは、前述の導電性膜3の構成材料の金属
を主元素とする有機化合物の溶液である。この後、有機
金属膜を加熱焼成処理し、リフトオフ、エッチング等に
よりパターニングされた導電性膜3を形成する(図2
(b))。
機金属溶液を塗布して放置することにより、素子電極4
と素子電極5間を連絡して有機金属膜を形成する。尚、
有機金属溶液とは、前述の導電性膜3の構成材料の金属
を主元素とする有機化合物の溶液である。この後、有機
金属膜を加熱焼成処理し、リフトオフ、エッチング等に
よりパターニングされた導電性膜3を形成する(図2
(b))。
【0039】尚、ここでは、有機金属溶液の塗布法によ
り説明したが、これに限ることなく、例えば真空蒸着
法、スパッタ法、化学的気相堆積法、分散塗布法、ディ
ッピング法、スピンナー法等によって有機金属膜を形成
することもできる。
り説明したが、これに限ることなく、例えば真空蒸着
法、スパッタ法、化学的気相堆積法、分散塗布法、ディ
ッピング法、スピンナー法等によって有機金属膜を形成
することもできる。
【0040】3)続いて、フォーミングと呼ばれる通電
処理を施す。素子電極4,5間に不図示の電源より通電
すると、導電性膜3の部位に構造の変化した電子放出部
2が形成される(図2(c))。この通電処理により導
電性膜3を局所的に破壊、変形もしくは変質せしめ、構
造の変化した部位が電子放出部2である。
処理を施す。素子電極4,5間に不図示の電源より通電
すると、導電性膜3の部位に構造の変化した電子放出部
2が形成される(図2(c))。この通電処理により導
電性膜3を局所的に破壊、変形もしくは変質せしめ、構
造の変化した部位が電子放出部2である。
【0041】フォーミングの電圧波形の例を図3に示
す。
す。
【0042】電圧波形は、特にパルス波形が好ましく、
パルス波高値を定電圧とした電圧パルスを連続的に印加
する場合(図3(a))と、パルス波高値を増加させな
がら電圧パルスを印加する場合(図3(b))とがあ
る。
パルス波高値を定電圧とした電圧パルスを連続的に印加
する場合(図3(a))と、パルス波高値を増加させな
がら電圧パルスを印加する場合(図3(b))とがあ
る。
【0043】まず、パルス波高値を定電圧とした場合に
ついて図3(a)で説明する。
ついて図3(a)で説明する。
【0044】図3(a)におけるT1及びT2は電圧波
形のパルス幅とパルス間隔であり、例えば、T1を1マ
イクロ秒〜10ミリ秒、T2を10マイクロ秒〜100
ミリ秒とし、波高値(フォーミング時のピーク電圧)を
前述した表面伝導型電子放出素子の形態に応じて適宜選
択して、適当な真空度の真空雰囲気下で、数秒から数十
分印加する。尚、印加する電圧波形は、図示される三角
波に限定されるものではなく、矩形波等の所望の波形を
用いることができる。
形のパルス幅とパルス間隔であり、例えば、T1を1マ
イクロ秒〜10ミリ秒、T2を10マイクロ秒〜100
ミリ秒とし、波高値(フォーミング時のピーク電圧)を
前述した表面伝導型電子放出素子の形態に応じて適宜選
択して、適当な真空度の真空雰囲気下で、数秒から数十
分印加する。尚、印加する電圧波形は、図示される三角
波に限定されるものではなく、矩形波等の所望の波形を
用いることができる。
【0045】次に、パルス波高値を増加させながら電圧
パルスを印加する場合について図3(b)で説明する。
パルスを印加する場合について図3(b)で説明する。
【0046】図3(b)におけるT1及びT2は図3
(a)と同様であり、波高値(フォーミング時のピーク
電圧)を、例えば0.1Vステップ程度ずつ増加させ、
図3(a)の説明と同様の適当な真空雰囲気下で印加す
る。
(a)と同様であり、波高値(フォーミング時のピーク
電圧)を、例えば0.1Vステップ程度ずつ増加させ、
図3(a)の説明と同様の適当な真空雰囲気下で印加す
る。
【0047】尚、パルス間隔T2中に、導電性膜3を局
所的に破壊、変形もしくは変質させない程度の電圧、例
えば0.1V程度の電圧で素子電流を測定して抵抗値を
求め、所定の値以上の抵抗を示したときにフォーミング
を終了することが好ましい。
所的に破壊、変形もしくは変質させない程度の電圧、例
えば0.1V程度の電圧で素子電流を測定して抵抗値を
求め、所定の値以上の抵抗を示したときにフォーミング
を終了することが好ましい。
【0048】上記フォーミング工程からそれ以降の工程
は、図4に示されるような測定評価系内で行うことがで
きる。この測定評価系について説明する。
は、図4に示されるような測定評価系内で行うことがで
きる。この測定評価系について説明する。
【0049】図4において、図1と同じ符号は同じ部材
を示す。また、51は素子に素子電圧Vfを印加するた
めの電源、50は素子電極4,5間の導電性膜3を流れ
る素子電流Ifを測定するための電流計、54は電子放
出部2より放出される放出電流Ieを捕捉するためのア
ノード電極、53はアノード電極54に電圧を印加する
ための高圧電源、52は電子放出部2より放出される放
出電流Ieを測定するための電流計、55は真空装置、
56は排気ポンプである。
を示す。また、51は素子に素子電圧Vfを印加するた
めの電源、50は素子電極4,5間の導電性膜3を流れ
る素子電流Ifを測定するための電流計、54は電子放
出部2より放出される放出電流Ieを捕捉するためのア
ノード電極、53はアノード電極54に電圧を印加する
ための高圧電源、52は電子放出部2より放出される放
出電流Ieを測定するための電流計、55は真空装置、
56は排気ポンプである。
【0050】電子放出素子及びアノード電極54等は真
空装置55内に設置され、この真空装置55には不図示
の真空計等の必要な機器が具備されていて、所望の真空
下で電子放出素子の測定評価ができるようになってい
る。
空装置55内に設置され、この真空装置55には不図示
の真空計等の必要な機器が具備されていて、所望の真空
下で電子放出素子の測定評価ができるようになってい
る。
【0051】排気ポンプ56は、ターボポンプ、ロータ
リーポンプ等からなる通常の高真空装置系と、イオンポ
ンプ等からなる超高真空装置系とから構成されている。
また、真空装置55全体及び電子放出素子の基板1は、
ヒーターにより200℃程度まで加熱できるようになっ
ている。尚、この測定評価系は、後述するような表示パ
ネルの組み立て段階において、表示パネル及びその内部
を真空装置55及びその内部として構成することで、フ
ォーミング工程及び後述するそれ以後の工程における測
定評価及び処理に応用されるものである。
リーポンプ等からなる通常の高真空装置系と、イオンポ
ンプ等からなる超高真空装置系とから構成されている。
また、真空装置55全体及び電子放出素子の基板1は、
ヒーターにより200℃程度まで加熱できるようになっ
ている。尚、この測定評価系は、後述するような表示パ
ネルの組み立て段階において、表示パネル及びその内部
を真空装置55及びその内部として構成することで、フ
ォーミング工程及び後述するそれ以後の工程における測
定評価及び処理に応用されるものである。
【0052】4)次に、電子放出部2を含む領域に炭素
あるいは炭素化合物を堆積する活性化処理を施すのが好
ましい。
あるいは炭素化合物を堆積する活性化処理を施すのが好
ましい。
【0053】電子放出部2を含む領域に炭素あるいは炭
素化合物を堆積する手法としては、通常の真空蒸着、ス
パッタ、CVD、イオンプレーティング等の手法が可能
であるが、有機物質の存在する真空雰囲気下で、素子電
極4,5間に電圧パルスを印加する手法が簡易であるこ
とからより好ましい。特に、表面伝導型電子放出素子の
場合には、この手法により電子放出特性の著しい改善が
なされる。
素化合物を堆積する手法としては、通常の真空蒸着、ス
パッタ、CVD、イオンプレーティング等の手法が可能
であるが、有機物質の存在する真空雰囲気下で、素子電
極4,5間に電圧パルスを印加する手法が簡易であるこ
とからより好ましい。特に、表面伝導型電子放出素子の
場合には、この手法により電子放出特性の著しい改善が
なされる。
【0054】活性化処理工程での有機物質の存在する真
空雰囲気は、例えば油拡散ホンプやロータリーポンプな
どを用いて真空容器内を排気した場合に雰囲気内に残留
する有機ガスを利用して形成することができる他、イオ
ンポンプなどにより一旦十分に排気した真空中に適当な
有機物質のガスを導入することによっても得られる。こ
のときの好ましい有機物質のガス圧は、前述の応用の形
態、真空容器の形状や、有機物質の種類などにより異な
るため場合に応じ適宜設定される。適当な有機物質とし
ては、アルカン、アルケン、アルキンの脂肪族炭化水素
類、芳香族炭化水素類、アルコール類、アルデヒド類、
ケトン類、アミン類、フェノール、カルボン、スルホン
酸等の有機酸類等を挙げることが出来、具体的には、メ
タン、エタン、プロパンなどCn H2n+2で表される飽和
炭化水素、エチレン、プロピレンなどCn H2n等の組成
式で表される不飽和炭化水素、ベンゼン、トルエン、メ
タノール、エタノール、ホルムアルデヒド、アセトアル
デヒド、アセトン、メチルエチルケトン、メチルアミ
ン、エチルアミン、フェノール、蟻酸、酢酸、プロピオ
ン酸等が使用できる。この処理により、雰囲気中に存在
する有機物質から、炭素あるいは炭素化合物が素子上に
堆積し、素子電流If,放出電流Ieが、著しく変化す
るようになる。
空雰囲気は、例えば油拡散ホンプやロータリーポンプな
どを用いて真空容器内を排気した場合に雰囲気内に残留
する有機ガスを利用して形成することができる他、イオ
ンポンプなどにより一旦十分に排気した真空中に適当な
有機物質のガスを導入することによっても得られる。こ
のときの好ましい有機物質のガス圧は、前述の応用の形
態、真空容器の形状や、有機物質の種類などにより異な
るため場合に応じ適宜設定される。適当な有機物質とし
ては、アルカン、アルケン、アルキンの脂肪族炭化水素
類、芳香族炭化水素類、アルコール類、アルデヒド類、
ケトン類、アミン類、フェノール、カルボン、スルホン
酸等の有機酸類等を挙げることが出来、具体的には、メ
タン、エタン、プロパンなどCn H2n+2で表される飽和
炭化水素、エチレン、プロピレンなどCn H2n等の組成
式で表される不飽和炭化水素、ベンゼン、トルエン、メ
タノール、エタノール、ホルムアルデヒド、アセトアル
デヒド、アセトン、メチルエチルケトン、メチルアミ
ン、エチルアミン、フェノール、蟻酸、酢酸、プロピオ
ン酸等が使用できる。この処理により、雰囲気中に存在
する有機物質から、炭素あるいは炭素化合物が素子上に
堆積し、素子電流If,放出電流Ieが、著しく変化す
るようになる。
【0055】上記炭素及び炭素化合物とは、例えばグラ
ファイト(いわゆるHOPG’,PG(,GC)を包含
し、HOPGはほぼ完全なグラファイトの結晶構造、P
Gは結晶粒が200Å程度で結晶構造がやや乱れたも
の、GCは結晶粒が20Å程度になり結晶構造の乱れが
さらに大きくなったものを指す。)、非晶質カーボン
(アモルファスカーボン及び、アモルファスカーボンと
前記グラファイトの微結晶の混合物を指す)であり、そ
の堆積膜厚は、好ましくは500オングストローム以
下、より好ましくは300オングストローム以下であ
る。
ファイト(いわゆるHOPG’,PG(,GC)を包含
し、HOPGはほぼ完全なグラファイトの結晶構造、P
Gは結晶粒が200Å程度で結晶構造がやや乱れたも
の、GCは結晶粒が20Å程度になり結晶構造の乱れが
さらに大きくなったものを指す。)、非晶質カーボン
(アモルファスカーボン及び、アモルファスカーボンと
前記グラファイトの微結晶の混合物を指す)であり、そ
の堆積膜厚は、好ましくは500オングストローム以
下、より好ましくは300オングストローム以下であ
る。
【0056】5)このようにして作製した表面伝導型電
子放出素子を、フォーミング工程、活性化工程での真空
度より高い真空度の真空雰囲気下で動作駆動する、安定
化工程を施すことが好ましい。より好ましくは、この高
い真空度の真空雰囲気下で、80〜150℃の加熱の
後、動作駆動する。
子放出素子を、フォーミング工程、活性化工程での真空
度より高い真空度の真空雰囲気下で動作駆動する、安定
化工程を施すことが好ましい。より好ましくは、この高
い真空度の真空雰囲気下で、80〜150℃の加熱の
後、動作駆動する。
【0057】尚、フォーミング工程、活性化工程の真空
度より高い真空度の真空雰囲気とは、例えば約10の−
6乗torr以上の真空度を有する真空雰囲気であり、
より好ましくは超高真空系であり、炭素及び炭素化合物
が新たにほぼ堆積しない真空度である。
度より高い真空度の真空雰囲気とは、例えば約10の−
6乗torr以上の真空度を有する真空雰囲気であり、
より好ましくは超高真空系であり、炭素及び炭素化合物
が新たにほぼ堆積しない真空度である。
【0058】即ち、電子放出素子を上記真空雰囲気中に
封入してしまうことにより、これ以上の炭素及び炭素化
合物の堆積を抑制することが可能となり、これによって
素子電流If、放出電流Ieが安定する。
封入してしまうことにより、これ以上の炭素及び炭素化
合物の堆積を抑制することが可能となり、これによって
素子電流If、放出電流Ieが安定する。
【0059】以上のようにして得られる表面伝導型電子
放出素子の基本特性について、以下に説明する。
放出素子の基本特性について、以下に説明する。
【0060】以下に述べる表面伝導型電子放出素子の基
本特性は、図4の測定評価系のアノード電極54の電圧
を1kV〜10kVとし、アノード電極54と表面伝導
型電子放出素子の距離Hを2〜8mmとして、通常測定
を行う。
本特性は、図4の測定評価系のアノード電極54の電圧
を1kV〜10kVとし、アノード電極54と表面伝導
型電子放出素子の距離Hを2〜8mmとして、通常測定
を行う。
【0061】先ず、表面伝導型電子放出素子における放
出電流Ieと素子電圧Vfとの関係の典型的な例を図5
に示す。尚、縦軸,横軸ともにリニアスケールである。
出電流Ieと素子電圧Vfとの関係の典型的な例を図5
に示す。尚、縦軸,横軸ともにリニアスケールである。
【0062】図5から明らかなように、表面伝導型電子
放出素子は、放出電流Ieに対する次の3つの特徴的特
性を有する。
放出素子は、放出電流Ieに対する次の3つの特徴的特
性を有する。
【0063】まず第1に、表面伝導型電子放出素子はあ
る電圧(しきい値電圧と呼ぶ:図5中のVth)を超え
る素子電圧Vfを印加すると急激に放出電流Ieが増加
し、一方しきい値電圧以下では放出電流Ieが殆ど検出
されない。即ち、放出電流Ieに対する明確なしきい値
電圧を持った非線形素子である。
る電圧(しきい値電圧と呼ぶ:図5中のVth)を超え
る素子電圧Vfを印加すると急激に放出電流Ieが増加
し、一方しきい値電圧以下では放出電流Ieが殆ど検出
されない。即ち、放出電流Ieに対する明確なしきい値
電圧を持った非線形素子である。
【0064】第2に、放出電流Ieが素子電圧Vfに対
して単調増加する特性(MI特性と呼ぶ)を有するた
め、放出電流Ieは素子電圧Vfで制御できる。
して単調増加する特性(MI特性と呼ぶ)を有するた
め、放出電流Ieは素子電圧Vfで制御できる。
【0065】第3に、アノード電極54(図4参照)に
補足される放出電荷は、素子電圧Vfを印加する時間に
依存する。即ち、アノード電極54に捕捉される電荷量
は、素子電圧Vfを印加する時間により制御できる。
補足される放出電荷は、素子電圧Vfを印加する時間に
依存する。即ち、アノード電極54に捕捉される電荷量
は、素子電圧Vfを印加する時間により制御できる。
【0066】次に、上記表面伝導型電子放出素子を電子
源として用いた本発明の表示パネル一例について図6〜
図8を用いて説明する。
源として用いた本発明の表示パネル一例について図6〜
図8を用いて説明する。
【0067】図6は前述したような梯子型配置の電子源
の一例を示す模式図であり、図中1は基板、104は1
画素を担当する個々の電子源、304は個々の電子源1
04を接続する共通配線で10本設けられており、各々
外部端子D1〜D10を有している。1画素を担当する
個々の電子源104は、画素数に応じて基板1上に並列
に複数個配置されている。これを素子列と呼ぶ。そして
この素子列が複数行配置されて電子源全体を構成してい
る。
の一例を示す模式図であり、図中1は基板、104は1
画素を担当する個々の電子源、304は個々の電子源1
04を接続する共通配線で10本設けられており、各々
外部端子D1〜D10を有している。1画素を担当する
個々の電子源104は、画素数に応じて基板1上に並列
に複数個配置されている。これを素子列と呼ぶ。そして
この素子列が複数行配置されて電子源全体を構成してい
る。
【0068】各素子列の共通配線304(例えば外部端
子D1とD2の共通配線304)間に適宜の駆動電圧を
印加することで、各素子行を独立に駆動することが可能
である。即ち、電子ビームを放出させたい素子列にはし
きい値電圧を超える電圧を印加し、電子ビームを放出さ
せたくない素子列にはしきい値電圧以下の電圧を印加す
るようにすればよい。このような駆動電圧の印加は、各
素子列間に位置する共通配線D2〜D9について、夫々
相隣接する共通配線304、即ち夫々相隣接する外部端
子D2とD3,D4とD5,D6とD7,D8とD9の
共通配線304を一体の同一配線としても行うことがで
きる。
子D1とD2の共通配線304)間に適宜の駆動電圧を
印加することで、各素子行を独立に駆動することが可能
である。即ち、電子ビームを放出させたい素子列にはし
きい値電圧を超える電圧を印加し、電子ビームを放出さ
せたくない素子列にはしきい値電圧以下の電圧を印加す
るようにすればよい。このような駆動電圧の印加は、各
素子列間に位置する共通配線D2〜D9について、夫々
相隣接する共通配線304、即ち夫々相隣接する外部端
子D2とD3,D4とD5,D6とD7,D8とD9の
共通配線304を一体の同一配線としても行うことがで
きる。
【0069】本発明の最大の特徴は、上記1素子を担当
する個々の電子源104が、複数の表面伝導型電子放出
素子を並列に若しくはブリッジを組んで配置されるもの
であり、その一例として2個の表面伝導型電子放出素子
を並列に配置した構成を図7に示す。尚、図7におい
て、図1と同一符号で示したものは同一部材である。
する個々の電子源104が、複数の表面伝導型電子放出
素子を並列に若しくはブリッジを組んで配置されるもの
であり、その一例として2個の表面伝導型電子放出素子
を並列に配置した構成を図7に示す。尚、図7におい
て、図1と同一符号で示したものは同一部材である。
【0070】図8は、上記電子源を備えた表示パネル3
01の構造を示す図である。
01の構造を示す図である。
【0071】図8中302はグリッド電極、303は電
子が通過するための開口、D1〜Dmは各表面伝導型電
子放出素子に電圧を印加するための外部端子、G1〜G
nはグリッド電極302に接続された外部端子である。
また、各素子行間の共通配線304は一体の同一配線と
して基板1上に形成されている。
子が通過するための開口、D1〜Dmは各表面伝導型電
子放出素子に電圧を印加するための外部端子、G1〜G
nはグリッド電極302に接続された外部端子である。
また、各素子行間の共通配線304は一体の同一配線と
して基板1上に形成されている。
【0072】図8において、111はリアプレート、1
12は支持枠、116はフェースプレート、118は外
囲器である。
12は支持枠、116はフェースプレート、118は外
囲器である。
【0073】基板1とフェースプレート116の間に
は、グリッド電極302が設けられている。このグリッ
ド電極302は、1画素を担当する電子源104から放
出された電子ビームを変調することができるもので、梯
型配置の素子列と直行して設けられたストライプ状の電
極に、電子ビームを通過させるために、各電子源104
に対応して1個ずつ円形の開口303を設けたものとな
っている。
は、グリッド電極302が設けられている。このグリッ
ド電極302は、1画素を担当する電子源104から放
出された電子ビームを変調することができるもので、梯
型配置の素子列と直行して設けられたストライプ状の電
極に、電子ビームを通過させるために、各電子源104
に対応して1個ずつ円形の開口303を設けたものとな
っている。
【0074】グリッド電極302の形状や配置位置は、
必ずしも図8に示すようなものでなければならないもの
ではなく、開口303をメッシュ状に多数設けることも
あり、またグリッド電極302を、例えば各電子源10
4の周囲や近傍に設けてもよい。
必ずしも図8に示すようなものでなければならないもの
ではなく、開口303をメッシュ状に多数設けることも
あり、またグリッド電極302を、例えば各電子源10
4の周囲や近傍に設けてもよい。
【0075】外部端子D1〜Dm及びG1〜Gnは不図
示の駆動回路に接続されている。そして、素子行を1列
ずつ順次駆動(走査)して行くのと同期してグリッド電
極302の列に画像1ライン分の変調信号を印加するこ
とにより、各電子ビームの蛍光膜114への照射を制御
し、画像を1ラインずつ表示することができる。
示の駆動回路に接続されている。そして、素子行を1列
ずつ順次駆動(走査)して行くのと同期してグリッド電
極302の列に画像1ライン分の変調信号を印加するこ
とにより、各電子ビームの蛍光膜114への照射を制御
し、画像を1ラインずつ表示することができる。
【0076】本発明の表示パネルは、先述したように、
1画素を担当する電子源に含まれるいずれかの表面伝導
型電子放出素子の電子放出機能が失われた場合であって
も、残りの表面伝導型電子放出素子を用いてその画素を
担当させることができ、画素欠陥の発生を防止できるも
のである。
1画素を担当する電子源に含まれるいずれかの表面伝導
型電子放出素子の電子放出機能が失われた場合であって
も、残りの表面伝導型電子放出素子を用いてその画素を
担当させることができ、画素欠陥の発生を防止できるも
のである。
【0077】また、本発明の表示パネルは、例えばテレ
ビジョン放送の表示装置のみならず、テレビ会議システ
ム、コンピューター等の表示装置として好適なものであ
り、更には、感光ドラムとで構成した光プリンターの露
光装置としても用いることができるものである。
ビジョン放送の表示装置のみならず、テレビ会議システ
ム、コンピューター等の表示装置として好適なものであ
り、更には、感光ドラムとで構成した光プリンターの露
光装置としても用いることができるものである。
【0078】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を更に詳述す
る。
る。
【0079】[実施例1]本実施例では、図7に示した
ような1画素を担当する電子源を複数梯子状に配置した
図6の電子源を用いて図8に示したような表示パネルを
作製した例を説明する。
ような1画素を担当する電子源を複数梯子状に配置した
図6の電子源を用いて図8に示したような表示パネルを
作製した例を説明する。
【0080】先ず、電子源の作製手順を説明する。
【0081】1)絶縁性基板1として石英基板を用い、
これを有機溶剤により充分に洗浄後、該基板1の面上に
素子電極4,5及び共通配線のパターンを形成した。電
極の材料としてNi金属を用い、導電性膜3aを形成す
る側の素子電極間隔L1 を2μm、導電性薄膜3bを形
成する側の素子電極間隔L2 を10μmとした。
これを有機溶剤により充分に洗浄後、該基板1の面上に
素子電極4,5及び共通配線のパターンを形成した。電
極の材料としてNi金属を用い、導電性膜3aを形成す
る側の素子電極間隔L1 を2μm、導電性薄膜3bを形
成する側の素子電極間隔L2 を10μmとした。
【0082】2)次に、基板1上に有機パラジウム(奥
野製薬(株)製:ccp−4230)含有溶液を塗布し
た後、300℃で10分間の加熱処理を行い、酸化パラ
ジウム(PdO)微粒子(平均粒径:70Å)からなる
微粒子膜を形成し、この微粒子膜を通常のフォトリソグ
ラフィー技術を用いてパターンニングを行い、導電性膜
3a,3bを複数組形成した。この導電性膜の膜厚は1
00Å、シート抵抗値は5×104 Ω/□であった。な
お、ここで述べる微粒子膜とは、複数の微粒子が集合し
た膜であり、その微細構造として、微粒子が個々に分散
配置した状態のみならず、微粒子が互いに隣接、あるい
は、重なり合った状態(島状も含む)の膜を指し、その
粒径とは、前記状態で粒子形状が認識可能な微粒子につ
いての径をいう。
野製薬(株)製:ccp−4230)含有溶液を塗布し
た後、300℃で10分間の加熱処理を行い、酸化パラ
ジウム(PdO)微粒子(平均粒径:70Å)からなる
微粒子膜を形成し、この微粒子膜を通常のフォトリソグ
ラフィー技術を用いてパターンニングを行い、導電性膜
3a,3bを複数組形成した。この導電性膜の膜厚は1
00Å、シート抵抗値は5×104 Ω/□であった。な
お、ここで述べる微粒子膜とは、複数の微粒子が集合し
た膜であり、その微細構造として、微粒子が個々に分散
配置した状態のみならず、微粒子が互いに隣接、あるい
は、重なり合った状態(島状も含む)の膜を指し、その
粒径とは、前記状態で粒子形状が認識可能な微粒子につ
いての径をいう。
【0083】以上のようにして形成した1画素を担当す
る電子源に含まれる各表面伝導型電子放出素子の素子抵
抗は、導電性膜3aを有する側が約500Ω、導電性膜
3bを有する側が約10MΩとなっている。
る電子源に含まれる各表面伝導型電子放出素子の素子抵
抗は、導電性膜3aを有する側が約500Ω、導電性膜
3bを有する側が約10MΩとなっている。
【0084】本構成の場合、1画素を担当する電子源に
は上述のように抵抗の異なる2つの表面伝導型電子放出
素子が並列に配置されている。この構成で、素子電極
4,5間に電圧を印加した場合、抵抗の低い側の導電性
膜3aが先にフォーミングされ、電子放出部2aが形成
されて電子放出機能を得る。この際、導電性膜3bにも
電圧が印加されるが、導電性膜3bの抵抗が大きいため
フォーミングされるには至らず、電子放出部2bは形成
されない。
は上述のように抵抗の異なる2つの表面伝導型電子放出
素子が並列に配置されている。この構成で、素子電極
4,5間に電圧を印加した場合、抵抗の低い側の導電性
膜3aが先にフォーミングされ、電子放出部2aが形成
されて電子放出機能を得る。この際、導電性膜3bにも
電圧が印加されるが、導電性膜3bの抵抗が大きいため
フォーミングされるには至らず、電子放出部2bは形成
されない。
【0085】本構成において、電子源作製プロセスの過
程での素子欠陥、もしくは、何らかの理由によりフォー
ミングプロセスあるいは駆動中での破損により、導電性
膜3aが電気を通さなくなってしまった場合、両電極間
に印加する電圧を通常より大きくすることにより、導電
性膜3bをフォーミングし、電子放出部2bを作製し、
電子放出を司るようにすることができる。
程での素子欠陥、もしくは、何らかの理由によりフォー
ミングプロセスあるいは駆動中での破損により、導電性
膜3aが電気を通さなくなってしまった場合、両電極間
に印加する電圧を通常より大きくすることにより、導電
性膜3bをフォーミングし、電子放出部2bを作製し、
電子放出を司るようにすることができる。
【0086】また逆に、何らかの理由により、導電性膜
3aの電気抵抗が極端に小さくなってしまった場合に
は、この導電性膜3aにレーザー等を照射することによ
り焼き切った後、上述と同様な処理を施すことによっ
て、導電性膜3bが電子放出を司るようにすることがで
きる。
3aの電気抵抗が極端に小さくなってしまった場合に
は、この導電性膜3aにレーザー等を照射することによ
り焼き切った後、上述と同様な処理を施すことによっ
て、導電性膜3bが電子放出を司るようにすることがで
きる。
【0087】以上のようにして、並列接続された電子源
104の複数列を同一基板上に形成し、図6に示したよ
うな電子源基板を得た。
104の複数列を同一基板上に形成し、図6に示したよ
うな電子源基板を得た。
【0088】この電子源基板を用いて図8に示したよう
な表示パネルを作製した。尚、外囲器118内は1×1
0-6torr程度に真空排気されている。
な表示パネルを作製した。尚、外囲器118内は1×1
0-6torr程度に真空排気されている。
【0089】本パネルの外部端子D1〜Dmを介して各
素子列に駆動電圧を印加するとともに、所定のグリッド
電圧,加速電圧を印加することにより、画素欠陥の無い
表示が得られる。
素子列に駆動電圧を印加するとともに、所定のグリッド
電圧,加速電圧を印加することにより、画素欠陥の無い
表示が得られる。
【0090】[実施例2]本実施例では、実施例1にお
ける1画素を担当する電子源104として、同様な抵抗
を持つ2つの表面伝導型電子放出素子を並列に配置した
例について述べる。
ける1画素を担当する電子源104として、同様な抵抗
を持つ2つの表面伝導型電子放出素子を並列に配置した
例について述べる。
【0091】図9に、電子源104の回路図を示す。表
面伝導型電子放出素子7と8は同様な構造をしており、
同等な電気抵抗を持っている。しかしながら、表面伝導
型電子放出素子7側には、直列に8MΩの抵抗9が配置
されている。これによって、実施例1と同様に、表面伝
導型電子放出素子7は正常な駆動条件ではフォーミング
されることはない。しかしながら、一度、表面伝導型電
子放出素子8が破損した場合、駆動電圧を上げることに
よって、表面伝導型電子放出素子7をフォーミングせし
め、電子放出を司るようにすることができる。
面伝導型電子放出素子7と8は同様な構造をしており、
同等な電気抵抗を持っている。しかしながら、表面伝導
型電子放出素子7側には、直列に8MΩの抵抗9が配置
されている。これによって、実施例1と同様に、表面伝
導型電子放出素子7は正常な駆動条件ではフォーミング
されることはない。しかしながら、一度、表面伝導型電
子放出素子8が破損した場合、駆動電圧を上げることに
よって、表面伝導型電子放出素子7をフォーミングせし
め、電子放出を司るようにすることができる。
【0092】[実施例3]本実施例では、実施例1にお
ける1画素を担当する電子源104に、整流作用を持つ
素子を表面伝導型電子放出素子と直列に配置した場合の
例を示す。
ける1画素を担当する電子源104に、整流作用を持つ
素子を表面伝導型電子放出素子と直列に配置した場合の
例を示す。
【0093】図10に、電子源104の回路図を示す。
同図において、10及び11は整流素子で、本実施例で
は半導体p−n接合を用いている。整流素子10及び1
1は特性方向が互いに逆向きに配置されている。
同図において、10及び11は整流素子で、本実施例で
は半導体p−n接合を用いている。整流素子10及び1
1は特性方向が互いに逆向きに配置されている。
【0094】通常は、図の左から右へ電流を流すことに
よって表面伝導型電子放出素子8をフォーミングして電
子放出させる。この際、表面伝導型電子放出素子7には
整流素子10の効果で電流が流れることはなく、従って
フォーミングされることもない。
よって表面伝導型電子放出素子8をフォーミングして電
子放出させる。この際、表面伝導型電子放出素子7には
整流素子10の効果で電流が流れることはなく、従って
フォーミングされることもない。
【0095】一度、表面伝導型電子放出素子8に破損が
生じた場合には、図の右から左へ電流を流し、表面伝導
型電子放出素子7をフォーミングして電子放出させ利用
する。
生じた場合には、図の右から左へ電流を流し、表面伝導
型電子放出素子7をフォーミングして電子放出させ利用
する。
【0096】[実施例4]本実施例では、実施例1にお
ける1画素を担当する電子源104として、2つの表面
伝導型電子放出素子をブリッジに組んで配置した例につ
いて述べる。
ける1画素を担当する電子源104として、2つの表面
伝導型電子放出素子をブリッジに組んで配置した例につ
いて述べる。
【0097】図10に、電子源104の回路図を示す。
7及び8は表面伝導型電子放出素子、10は整流素子、
12,13,14は抵抗である。ここで、各抵抗は、1
2と13がフォーミング前の表面伝導型電子放出素子と
同程度な1MΩの抵抗値を持ち、14はフォーミング後
の表面伝導型電子放出素子と同程度な12MΩの抵抗値
を持つ。
7及び8は表面伝導型電子放出素子、10は整流素子、
12,13,14は抵抗である。ここで、各抵抗は、1
2と13がフォーミング前の表面伝導型電子放出素子と
同程度な1MΩの抵抗値を持ち、14はフォーミング後
の表面伝導型電子放出素子と同程度な12MΩの抵抗値
を持つ。
【0098】この回路に図の左から右へ電流を流した
時、整流素子10の効果で表面伝導型電子放出素子7に
は電流が流れない。これに対して、表面伝導型電子放出
素子8はフォーミングされ、電子放出することになる。
時、整流素子10の効果で表面伝導型電子放出素子7に
は電流が流れない。これに対して、表面伝導型電子放出
素子8はフォーミングされ、電子放出することになる。
【0099】一度、表面伝導型電子放出素子8が破損し
表面伝導型電子放出素子8を通して電気が流れなくなっ
たとき、表面伝導型電子放出素子7に自動的に電気が流
れ、これによってフォーミングされた表面伝導型電子放
出素子7が表面伝導型電子放出素子8に代わって、電子
放出を司ることになる。
表面伝導型電子放出素子8を通して電気が流れなくなっ
たとき、表面伝導型電子放出素子7に自動的に電気が流
れ、これによってフォーミングされた表面伝導型電子放
出素子7が表面伝導型電子放出素子8に代わって、電子
放出を司ることになる。
【0100】この際、抵抗12を流れる電流が多過ぎる
場合、外部からレーザー等を照射することにより抵抗1
2を焼き切ってもよい。
場合、外部からレーザー等を照射することにより抵抗1
2を焼き切ってもよい。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各画素を担当する表面伝導型電子放出素子の内一つが、
何らかの理由により電子放出をしなくなった場合に、そ
の素子と並列若しくはブリッジを組んで配列された他の
表面伝導型電子放出素子を用いて、その画素を担当させ
ることによって、画素の欠落を防止することができる。
然るに、表示面積が大きい、若しくは画素数の多い表示
パネルを歩留良く得ることができる。
各画素を担当する表面伝導型電子放出素子の内一つが、
何らかの理由により電子放出をしなくなった場合に、そ
の素子と並列若しくはブリッジを組んで配列された他の
表面伝導型電子放出素子を用いて、その画素を担当させ
ることによって、画素の欠落を防止することができる。
然るに、表示面積が大きい、若しくは画素数の多い表示
パネルを歩留良く得ることができる。
【図1】本発明に係る表面伝導型電子放出素子の一例を
模式的に示した平面図及び縦断面図である。
模式的に示した平面図及び縦断面図である。
【図2】図1の表面伝導型電子放出素子の製造方法を説
明するための図である。
明するための図である。
【図3】フォーミング波形の例を示す図である。
【図4】表面伝導型電子放出素子の測定評価系の一例を
示す概略的構成図である。
示す概略的構成図である。
【図5】表面伝導型電子放出素子の放出電流Ieと素子
電圧Vfとの関係を示す図である。
電圧Vfとの関係を示す図である。
【図6】複数の電子放出素子が梯状に並列接続された本
発明に係る電子源全体の一例を示す概略的平面図であ
る。
発明に係る電子源全体の一例を示す概略的平面図であ
る。
【図7】抵抗の異なる2つの表面伝導型電子放出素子を
用いて構成した、1画素を担当する電子源の概略的平面
図である。
用いて構成した、1画素を担当する電子源の概略的平面
図である。
【図8】図6の電子源を用いた本発明の表示パネルの一
例を示す概略的構成図である。
例を示す概略的構成図である。
【図9】1画素を担当する電子源として、同様な抵抗を
持つ2つの表面伝導型電子放出素子を並列に配置した場
合の回路図である。
持つ2つの表面伝導型電子放出素子を並列に配置した場
合の回路図である。
【図10】1画素を担当する電子源として、整流作用を
持つ素子を表面伝導型電子放出素子と直列に配置した場
合の回路図である。
持つ素子を表面伝導型電子放出素子と直列に配置した場
合の回路図である。
【図11】1画素を担当する電子源として、表面伝導型
電子放出素子をブリッジに組んで配置した場合の回路図
である。
電子放出素子をブリッジに組んで配置した場合の回路図
である。
【図12】従来の表面伝導型電子放出素子の構成図であ
る。
る。
1 基板 2 電子放出部 3 導電性膜 4,5 素子電極 7,8 表面伝導型電子放出素子 9 抵抗 10,11 整流素子 12,13,14 抵抗 50 素子電流Ifを測定するための電流計 51 電源 52 放出電流Ieを測定するための電流計 53 高圧電源 54 アノード電極 55 真空装置 56 排気ポンプ 104 1画素を担当する電子源 301 表示パネル 302 グリッド電極 303 開口 304 共通配線
Claims (3)
- 【請求項1】 単一電子源として複数の表面伝導型電子
放出素子を並列に若しくはブリッジを組んで配置したこ
とを特徴とする表示パネル。 - 【請求項2】 前記単一電子源を構成している各表面伝
導型電子放出素子の電気抵抗が異なっていることを特徴
とする請求項1に記載の表示パネル。 - 【請求項3】 前記単一電子源を構成している各表面伝
導型電子放出素子と直列に電流を制御する素子を入れた
ことを特徴とする請求項1に記載の表示パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21142495A JPH0945221A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 表示パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21142495A JPH0945221A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 表示パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0945221A true JPH0945221A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16605732
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21142495A Withdrawn JPH0945221A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 表示パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0945221A (ja) |
-
1995
- 1995-07-28 JP JP21142495A patent/JPH0945221A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021001 |