JPH094542A - 燃料供給装置 - Google Patents
燃料供給装置Info
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- JPH094542A JPH094542A JP15348995A JP15348995A JPH094542A JP H094542 A JPH094542 A JP H094542A JP 15348995 A JP15348995 A JP 15348995A JP 15348995 A JP15348995 A JP 15348995A JP H094542 A JPH094542 A JP H094542A
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- Japan
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- cam
- tappet
- flat surface
- fuel
- fuel supply
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構造で耐久性に優れ、製造が容易で安
価な燃料供給装置を提供する。 【構成】 タペット41の平坦面41aの径を2D、カ
ムシャフトの軸方向におけるカム面幅を2B、平坦面4
1aとカム面との摺動方向における摺動距離を2L、カ
ムの回転軸と直交し平坦面41aの中心軸201と平行
なカムの中心軸202と平坦面41aの中心軸201と
のカム面幅方向における偏心量をe1 、カムの中心軸2
02と平坦面41aの中心軸201との摺動方向におけ
る偏心量をe2 とすると、各変数の間に(B−e1 )>
D>(L+e2 )の関係がある。平坦面41aとカム面
とは常に線接触し、カムの周縁部が平坦面41aと接触
することが防止されるので、タペット41とカムとの摺
動部において偏磨耗したり過度の応力集中が発生するこ
とを防止できる。
価な燃料供給装置を提供する。 【構成】 タペット41の平坦面41aの径を2D、カ
ムシャフトの軸方向におけるカム面幅を2B、平坦面4
1aとカム面との摺動方向における摺動距離を2L、カ
ムの回転軸と直交し平坦面41aの中心軸201と平行
なカムの中心軸202と平坦面41aの中心軸201と
のカム面幅方向における偏心量をe1 、カムの中心軸2
02と平坦面41aの中心軸201との摺動方向におけ
る偏心量をe2 とすると、各変数の間に(B−e1 )>
D>(L+e2 )の関係がある。平坦面41aとカム面
とは常に線接触し、カムの周縁部が平坦面41aと接触
することが防止されるので、タペット41とカムとの摺
動部において偏磨耗したり過度の応力集中が発生するこ
とを防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関に用いられる
燃料供給装置に関するものである。
燃料供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カムの回転運動をタペットの
往復運動に変換しこのタペットとともに往復移動するピ
ストン(プランジャ)により燃料を加圧圧送する内燃機
関の燃料供給装置として特開昭48−9044号公報お
よび実公昭62−15486号公報に開示されているも
のが知られている。
往復運動に変換しこのタペットとともに往復移動するピ
ストン(プランジャ)により燃料を加圧圧送する内燃機
関の燃料供給装置として特開昭48−9044号公報お
よび実公昭62−15486号公報に開示されているも
のが知られている。
【0003】特開昭48−9044号公報に開示されて
いる送油ポンプでは、タペット底部外壁の平坦面とカム
面とが直接摺動している。また、実公昭62−1548
6号公報に開示されている燃料供給装置では、タペット
にタペットローラを設けカム軸とともに回転するカムの
回転運動をタペットローラおよびピストンの往復運動に
変換している。
いる送油ポンプでは、タペット底部外壁の平坦面とカム
面とが直接摺動している。また、実公昭62−1548
6号公報に開示されている燃料供給装置では、タペット
にタペットローラを設けカム軸とともに回転するカムの
回転運動をタペットローラおよびピストンの往復運動に
変換している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
48−9044号公報に開示されているものでは、タペ
ットの平坦面とカム面とが直接摺動するため、タペット
またはカムの形状によってはタペットおよびカムの摺動
部において偏摩耗または過度の応力集中がおこる。これ
ら摺動部の偏摩耗または過度の応力集中を避けるため
に、タペットの平坦面およびカム面の面粗度および形状
精度等の要求が厳しくなると結果としてコストアップに
つながるという問題がある。
48−9044号公報に開示されているものでは、タペ
ットの平坦面とカム面とが直接摺動するため、タペット
またはカムの形状によってはタペットおよびカムの摺動
部において偏摩耗または過度の応力集中がおこる。これ
ら摺動部の偏摩耗または過度の応力集中を避けるため
に、タペットの平坦面およびカム面の面粗度および形状
精度等の要求が厳しくなると結果としてコストアップに
つながるという問題がある。
【0005】また実公昭62−15486号公報に開示
されているものでは、タペットにタペットローラを取付
けることによりタペットとカムとの摺動抵抗を緩和する
ことができるが、部品点数が増加することにより組付工
数が増加するとともに装置の体格が大きくなり、さらに
製造コストが増加するという問題がある。本発明はこの
ような問題を解決するためになされたものであり、簡単
な構造で耐久性に優れ、製造が容易で安価な燃料供給装
置を提供することを目的とする。
されているものでは、タペットにタペットローラを取付
けることによりタペットとカムとの摺動抵抗を緩和する
ことができるが、部品点数が増加することにより組付工
数が増加するとともに装置の体格が大きくなり、さらに
製造コストが増加するという問題がある。本発明はこの
ような問題を解決するためになされたものであり、簡単
な構造で耐久性に優れ、製造が容易で安価な燃料供給装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の請求項1記載の燃料供給装置は、底部外壁に
平坦面を有するタペットと、前記平坦面と摺動するカム
面を有しカムシャフトの回転に伴い前記タペットを往復
駆動するカムと、前記タペットとともに往復移動するプ
ランジャとを備え、前記プランジャの往復移動に伴い加
圧室に吸入した燃料を加圧圧送する燃料供給装置であっ
て、前記平坦面径を2D、前記カムシャフトの軸方向に
おける前記カム面幅を2B、前記平坦面と前記カム面と
の摺動方向における摺動距離を2L、前記カムの回転軸
と直交し前記平坦面の中心軸と平行な前記カムの中心軸
と前記平坦面の中心軸との前記カム面の幅方向における
偏心量をe1 、前記カムの中心軸と前記平坦面の中心軸
との前記摺動方向における偏心量をe2 とすると、 (B−e1 )>D>(L+e2 ) を満たすことを特徴とする。
の本発明の請求項1記載の燃料供給装置は、底部外壁に
平坦面を有するタペットと、前記平坦面と摺動するカム
面を有しカムシャフトの回転に伴い前記タペットを往復
駆動するカムと、前記タペットとともに往復移動するプ
ランジャとを備え、前記プランジャの往復移動に伴い加
圧室に吸入した燃料を加圧圧送する燃料供給装置であっ
て、前記平坦面径を2D、前記カムシャフトの軸方向に
おける前記カム面幅を2B、前記平坦面と前記カム面と
の摺動方向における摺動距離を2L、前記カムの回転軸
と直交し前記平坦面の中心軸と平行な前記カムの中心軸
と前記平坦面の中心軸との前記カム面の幅方向における
偏心量をe1 、前記カムの中心軸と前記平坦面の中心軸
との前記摺動方向における偏心量をe2 とすると、 (B−e1 )>D>(L+e2 ) を満たすことを特徴とする。
【0007】本発明の請求項2記載の燃料供給装置は、
請求項1記載の燃料供給装置において、前記平坦面外周
には径方向外側に向かうにしたがい前記カムから離れる
方向にテーパ面が形成されていることを特徴とする。本
発明の請求項3記載の燃料供給装置は、請求項2記載の
燃料供給装置において、前記タペットは有底円筒状に形
成され、前記タペット内外を連通するオイル抜穴を前記
テーパ面位置に形成することを特徴とする。
請求項1記載の燃料供給装置において、前記平坦面外周
には径方向外側に向かうにしたがい前記カムから離れる
方向にテーパ面が形成されていることを特徴とする。本
発明の請求項3記載の燃料供給装置は、請求項2記載の
燃料供給装置において、前記タペットは有底円筒状に形
成され、前記タペット内外を連通するオイル抜穴を前記
テーパ面位置に形成することを特徴とする。
【0008】
【作用および発明の効果】本発明の請求項1または2記
載の燃料供給装置によると、タペット底部外壁の平坦面
とカム面とが直接摺動する。さらに、タペットの平坦面
径を2D、カムシャフトの軸方向におけるカム面幅を2
B、平坦面とカム面との摺動方向における摺動距離を2
L、カムの回転軸と直交し平坦面の中心軸と平行なカム
の中心軸と平坦面の中心軸とのカム面の幅方向における
偏心量をe1 、カムの中心軸と平坦面の中心軸との摺動
方向における偏心量をe2 とすると、 (B−e1 )>D>(L+e2 ) を満たすようにタペットを形成することにより、タペッ
トの平坦面とカム面とが常に線接触し、かつカムの外周
縁部がタペットの平坦面と摺動しないことにより、部品
点数を増加することなくタペットおよびカムの摺動摩耗
を低減するとともに過度の応力集中を避けることができ
る。このため、タペットまたはカムを硬質化することな
く耐久性を向上できるので、タペットおよびカムの製造
が容易になる。
載の燃料供給装置によると、タペット底部外壁の平坦面
とカム面とが直接摺動する。さらに、タペットの平坦面
径を2D、カムシャフトの軸方向におけるカム面幅を2
B、平坦面とカム面との摺動方向における摺動距離を2
L、カムの回転軸と直交し平坦面の中心軸と平行なカム
の中心軸と平坦面の中心軸とのカム面の幅方向における
偏心量をe1 、カムの中心軸と平坦面の中心軸との摺動
方向における偏心量をe2 とすると、 (B−e1 )>D>(L+e2 ) を満たすようにタペットを形成することにより、タペッ
トの平坦面とカム面とが常に線接触し、かつカムの外周
縁部がタペットの平坦面と摺動しないことにより、部品
点数を増加することなくタペットおよびカムの摺動摩耗
を低減するとともに過度の応力集中を避けることができ
る。このため、タペットまたはカムを硬質化することな
く耐久性を向上できるので、タペットおよびカムの製造
が容易になる。
【0009】本発明の請求項3記載の燃料供給装置によ
ると、有底円筒状に形成されたタペット内外を連通する
オイル抜穴をテーパ面位置に形成することにより、タペ
ットとカムとの摺動部とオイル抜穴とが干渉しない。こ
のため、オイル抜穴を形成するタペットの外壁側開口周
縁部に摺動摩耗または変形を避ける目的で面取り等の二
次加工処理を行う必要がなくなるので、加工工数を減少
できる。
ると、有底円筒状に形成されたタペット内外を連通する
オイル抜穴をテーパ面位置に形成することにより、タペ
ットとカムとの摺動部とオイル抜穴とが干渉しない。こ
のため、オイル抜穴を形成するタペットの外壁側開口周
縁部に摺動摩耗または変形を避ける目的で面取り等の二
次加工処理を行う必要がなくなるので、加工工数を減少
できる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の燃料供給装置をガソリンエンジ
ン用高圧サプライポンプに適用した第1実施例を図2に
示し、図2の高圧サプライポンプを多気筒エンジンのヘ
ッドカバーに搭載した状態を図3に示す。
ン用高圧サプライポンプに適用した第1実施例を図2に
示し、図2の高圧サプライポンプを多気筒エンジンのヘ
ッドカバーに搭載した状態を図3に示す。
【0011】高圧サプライポンプ10はボルト112に
よりヘッドカバー100に固定されている。高圧サプラ
イポンプ10はバルブカムシャフト110に取付けられ
たカム111に駆動され、各気筒の燃焼室113に高圧
燃料を供給する。図2に示すように、高圧サプライポン
プ10は、吸入通路12aの形成された吸入口12と電
磁弁20とデリバリバルブ30とを収容しているシリン
ダ11の上部をエンジンハウジングの一部であるヘッド
カバー100の外部に露出し、図3に示すボルト112
によりヘッドカバー100に固定されている。ヘッドカ
バー100に収容されている高圧サプライポンプ10の
その他の部分は、円筒状のタペットガイド40に囲われ
てヘッドカバー100の収容孔100aに収容されてい
る。タペットガイド40はスクリュウねじ60によりシ
リンダ11に固定されているが、本発明では、スクリュ
ウねじ60に代えてピンを用いることは可能である。カ
ム111は、図示しない吸排気バルブを開閉駆動するバ
ルブカムシャフト110に取付けられ、高圧サプライポ
ンプ10を駆動する。
よりヘッドカバー100に固定されている。高圧サプラ
イポンプ10はバルブカムシャフト110に取付けられ
たカム111に駆動され、各気筒の燃焼室113に高圧
燃料を供給する。図2に示すように、高圧サプライポン
プ10は、吸入通路12aの形成された吸入口12と電
磁弁20とデリバリバルブ30とを収容しているシリン
ダ11の上部をエンジンハウジングの一部であるヘッド
カバー100の外部に露出し、図3に示すボルト112
によりヘッドカバー100に固定されている。ヘッドカ
バー100に収容されている高圧サプライポンプ10の
その他の部分は、円筒状のタペットガイド40に囲われ
てヘッドカバー100の収容孔100aに収容されてい
る。タペットガイド40はスクリュウねじ60によりシ
リンダ11に固定されているが、本発明では、スクリュ
ウねじ60に代えてピンを用いることは可能である。カ
ム111は、図示しない吸排気バルブを開閉駆動するバ
ルブカムシャフト110に取付けられ、高圧サプライポ
ンプ10を駆動する。
【0012】後述するプランジャ43を往復移動可能に
支持するシリンダ11の内壁11aには、円環状の燃料
溜まり11bおよび11cが形成されている。燃料溜ま
り11bはリターン通路17を介して吸入通路12aと
連通し、燃料溜まり11cは、図示しないリターン通路
に連通している。吸入口12には吸入通路12aが形成
されており、図示しない低圧の燃料ポンプから燃料が供
給される。吸入通路12aは、燃料通路13と連通する
とともにリターン通路17を介して燃料溜まり11bと
連通している。
支持するシリンダ11の内壁11aには、円環状の燃料
溜まり11bおよび11cが形成されている。燃料溜ま
り11bはリターン通路17を介して吸入通路12aと
連通し、燃料溜まり11cは、図示しないリターン通路
に連通している。吸入口12には吸入通路12aが形成
されており、図示しない低圧の燃料ポンプから燃料が供
給される。吸入通路12aは、燃料通路13と連通する
とともにリターン通路17を介して燃料溜まり11bと
連通している。
【0013】電磁弁20はシリンダ11に鉛直下向きに
嵌挿されており、電磁弁20の内部には燃料供給通路が
形成されたバルブボディ22が嵌挿されている。弁体2
3は、弁座21に対して当接および離間可能にバルブボ
ディ22に配設されている。バルブボディ22の図2の
下側端面はプレート24と、プレート24の図2の下側
端面はワッシャ25と、そしてワッシャ25の図2の下
側端面はシリンダ11と面接触している。電磁弁20周
囲のシリンダ11の内壁には環状の燃料ギャラリ14が
形成され、この燃料ギャラリ14は燃料通路13および
連通路26と連通している。
嵌挿されており、電磁弁20の内部には燃料供給通路が
形成されたバルブボディ22が嵌挿されている。弁体2
3は、弁座21に対して当接および離間可能にバルブボ
ディ22に配設されている。バルブボディ22の図2の
下側端面はプレート24と、プレート24の図2の下側
端面はワッシャ25と、そしてワッシャ25の図2の下
側端面はシリンダ11と面接触している。電磁弁20周
囲のシリンダ11の内壁には環状の燃料ギャラリ14が
形成され、この燃料ギャラリ14は燃料通路13および
連通路26と連通している。
【0014】デリバリバルブ30はシリンダ11とねじ
結合で固定し、吐出弁体31は、圧縮コイルスプリング
32により弁座33に付勢されている。加圧室16内の
圧力が所定圧以上になると、圧縮コイルスプリング32
の付勢力に抗して吐出弁体31がリフトし、吐出通路1
5と吐出口34とが連通する。デリバリバルブ30は図
示しない燃料鋼管により図示しないコモンレールと接続
されている。
結合で固定し、吐出弁体31は、圧縮コイルスプリング
32により弁座33に付勢されている。加圧室16内の
圧力が所定圧以上になると、圧縮コイルスプリング32
の付勢力に抗して吐出弁体31がリフトし、吐出通路1
5と吐出口34とが連通する。デリバリバルブ30は図
示しない燃料鋼管により図示しないコモンレールと接続
されている。
【0015】タペット41は有底円筒状に形成され、タ
ペット41の底部外壁に形成された平坦面41aがカム
111のカム面111aと摺動している。タペット41
はタペットガイド40の内壁に摺動可能に支持されてい
る。タペットガイド40の内壁とタペット41の外壁と
の間には潤滑油が供給され、タペット41の往復移動に
よるタペットガイド40との焼付きを防止している。タ
ペット41の上昇時および下降時、ヘッドカバー100
に形成されたエア通路101を介してシリンダ11、タ
ペットガイド40およびタペット41により区画形成さ
れた空間にエアが流通可能になっている。
ペット41の底部外壁に形成された平坦面41aがカム
111のカム面111aと摺動している。タペット41
はタペットガイド40の内壁に摺動可能に支持されてい
る。タペットガイド40の内壁とタペット41の外壁と
の間には潤滑油が供給され、タペット41の往復移動に
よるタペットガイド40との焼付きを防止している。タ
ペット41の上昇時および下降時、ヘッドカバー100
に形成されたエア通路101を介してシリンダ11、タ
ペットガイド40およびタペット41により区画形成さ
れた空間にエアが流通可能になっている。
【0016】プランジャ43は、摺動孔11aを形成す
るシリンダ11の内壁に軸方向に摺動可能に支持されて
いる。スプリングシート44は圧縮コイルスプリング4
5により図2の下方に付勢され、タペット41の内底面
に当接している。プランジャ43のヘッド部43aは、
タペット41の内底面とスプリングシート44との間に
挟持され、スプリングシート44により図2の下方に付
勢されている。プランジャ43の図2の上側端面と、シ
リンダ11の内壁と、電磁弁20の端面とにより加圧室
16が形成されている。
るシリンダ11の内壁に軸方向に摺動可能に支持されて
いる。スプリングシート44は圧縮コイルスプリング4
5により図2の下方に付勢され、タペット41の内底面
に当接している。プランジャ43のヘッド部43aは、
タペット41の内底面とスプリングシート44との間に
挟持され、スプリングシート44により図2の下方に付
勢されている。プランジャ43の図2の上側端面と、シ
リンダ11の内壁と、電磁弁20の端面とにより加圧室
16が形成されている。
【0017】以下、タペット41の構造について詳細に
説明する。図1に示すように、タペット41の平坦面4
1aの径を2D、カムシャフト110の軸方向における
カム面111aの幅を2B、平坦面41aとカム面11
1aとの摺動方向における摺動距離を2L、カム111
の回転軸と直交し平坦面41aの中心軸201と平行な
カム111の中心軸202と平坦面41aの中心軸20
1とのカム面幅方向における偏心量をe1 、カム111
の中心軸202と平坦面41aの中心軸201との摺動
方向における偏心量をe2 とすると、各変数の間に次式
(1) の関係がある。偏心量e1 および偏心量をe2 は、
タペット41またはカム111の製造誤差または組付け
誤差等により発生する偏心や、摺動に伴いタペット41
を回転させることを目的とした意図的な偏心に起因する
ものである。
説明する。図1に示すように、タペット41の平坦面4
1aの径を2D、カムシャフト110の軸方向における
カム面111aの幅を2B、平坦面41aとカム面11
1aとの摺動方向における摺動距離を2L、カム111
の回転軸と直交し平坦面41aの中心軸201と平行な
カム111の中心軸202と平坦面41aの中心軸20
1とのカム面幅方向における偏心量をe1 、カム111
の中心軸202と平坦面41aの中心軸201との摺動
方向における偏心量をe2 とすると、各変数の間に次式
(1) の関係がある。偏心量e1 および偏心量をe2 は、
タペット41またはカム111の製造誤差または組付け
誤差等により発生する偏心や、摺動に伴いタペット41
を回転させることを目的とした意図的な偏心に起因する
ものである。
【0018】 (B−e1 )>D>(L+e2 )・・・(1) すなわち、式(1) より、平坦面41aの中心軸201と
カム111の中心軸202とが偏心しても、周縁部を含
まないカム面111aの幅内に平坦面41aが位置し、
摺動方向の円周を含まない平坦面41a内でカム面11
1aは平坦面41aと線接触しながら摺動する。ここで
タペット41の平坦面径2Dおよびカム面111aのカ
ム面幅2Bは次のようにして設定される。
カム111の中心軸202とが偏心しても、周縁部を含
まないカム面111aの幅内に平坦面41aが位置し、
摺動方向の円周を含まない平坦面41a内でカム面11
1aは平坦面41aと線接触しながら摺動する。ここで
タペット41の平坦面径2Dおよびカム面111aのカ
ム面幅2Bは次のようにして設定される。
【0019】燃料噴射ポンプの静的吐出量Qに基づき、
カムリフトLc およびプランジャ半径dは次式(2) から
決定される。 Q=π×d2 ×Lc ・・・(2) カムリフトLc およびプランジャ半径dが決定される
と、プランジャのジャンピングを防止するためのスプリ
ング荷重Fspおよびカムのタペットとの摺動部先端にお
ける曲率半径であるカム先端R、さらに、タペットとカ
ムとの摺動部においてタペットが受けるカム面圧σdが
検討される。平坦面41aとカム面111aとの接触長
は図6のa−b位置において最短になり、図5から判る
ように、a−b位置はプランジャの圧送行程中になる。
通常カム面圧σdは、プランジャの圧送行程においてタ
ペット41とカム111とが最短長で接触するときに最
大値近くになる。一方、タペット41とカム111との
強度上の問題からカム面圧σdには限界カム面圧σmax
が設定されている。強度上一番厳しい条件を考慮に入
れ、カム面圧σdは、σd<σmax を満たすとともに次
式(3) 〜(5) を満たす最大値に設定する。
カムリフトLc およびプランジャ半径dは次式(2) から
決定される。 Q=π×d2 ×Lc ・・・(2) カムリフトLc およびプランジャ半径dが決定される
と、プランジャのジャンピングを防止するためのスプリ
ング荷重Fspおよびカムのタペットとの摺動部先端にお
ける曲率半径であるカム先端R、さらに、タペットとカ
ムとの摺動部においてタペットが受けるカム面圧σdが
検討される。平坦面41aとカム面111aとの接触長
は図6のa−b位置において最短になり、図5から判る
ように、a−b位置はプランジャの圧送行程中になる。
通常カム面圧σdは、プランジャの圧送行程においてタ
ペット41とカム111とが最短長で接触するときに最
大値近くになる。一方、タペット41とカム111との
強度上の問題からカム面圧σdには限界カム面圧σmax
が設定されている。強度上一番厳しい条件を考慮に入
れ、カム面圧σdは、σd<σmax を満たすとともに次
式(3) 〜(5) を満たす最大値に設定する。
【0020】 σd={Fn×(1/r1 +1/r2 )/(Kd×B1 )}1/2 ・・・(3) Kd=(1−ν1 2)×π/E1 +(1−ν2 2)×π/E2 ・・・(4) Fn= π×d2 ×P+Fsp ・・・(5) P :吐出圧 Fsp :スプリング荷重 r1 :カム先端R r2 :タペット底面R(本実施例では、r2 =∞) B1 :タペットとカムとの最短接触距離(B1 <2
B) ν1 :カム材質ポアソン比 E1 :カム材質ヤング率 ν2 :タペット材質ポアソン比 E2 :タペット材質ヤング率 上記式(1) 〜(5) から、タペット41の平坦面径2Dお
よびカム面幅2Bが決定される。
B) ν1 :カム材質ポアソン比 E1 :カム材質ヤング率 ν2 :タペット材質ポアソン比 E2 :タペット材質ヤング率 上記式(1) 〜(5) から、タペット41の平坦面径2Dお
よびカム面幅2Bが決定される。
【0021】式(1) 〜(5) を満たすように設計されたタ
ペット41およびカム111によれば、平坦面41aと
カム面111aとの摺動距離2Lよりもタペットの平坦
面径2Dが大きいことにより、図5および図6に示すよ
うにカム111の回転に伴いタペット41が往復移動す
るとき、平坦面41aとカム面111aとは最短でも接
触長B1 で常に線接触することになる。また、カム面幅
2Bが平坦面径2Dよりも大きいことにより、カム11
1の周縁部が平坦面41aと接触することが防止され
る。このため、カム面111aの周縁部が加工誤差また
は組付誤差等によりタペット41の平坦面41aとの摺
動部において偏磨耗したり過度の応力集中が発生するこ
とを防止できる。
ペット41およびカム111によれば、平坦面41aと
カム面111aとの摺動距離2Lよりもタペットの平坦
面径2Dが大きいことにより、図5および図6に示すよ
うにカム111の回転に伴いタペット41が往復移動す
るとき、平坦面41aとカム面111aとは最短でも接
触長B1 で常に線接触することになる。また、カム面幅
2Bが平坦面径2Dよりも大きいことにより、カム11
1の周縁部が平坦面41aと接触することが防止され
る。このため、カム面111aの周縁部が加工誤差また
は組付誤差等によりタペット41の平坦面41aとの摺
動部において偏磨耗したり過度の応力集中が発生するこ
とを防止できる。
【0022】また図4に示すように、タペット41の内
外を連通するように、平坦面41aとの境界部を含まな
いテーパ面14bの軸方向上にオイル抜穴42は形成さ
れているので、平坦面41aとカム面111aとの摺動
部とオイル抜穴42とが接触することを防止できる。こ
のため、タペット41にオイル抜穴42を形成すると
き、タペット41のオイル抜穴周囲とカム111との摺
動部における応力集中を低減するためにオイル抜穴周囲
を曲面形状にする必要がない。また、オイル抜穴42を
形成する際にオイル抜穴周囲のタペット41の外壁側開
口部に発生するバリ取りや、面取り等の二次加工を廃止
することができる。また、カム面111aの周縁部に発
生するバリ111bが直接タペット41の平坦部41a
と接触しないので、平坦面41aおよびカム面111a
の摺動部におけるバリ111bによる磨耗を防止できる
とともに、カム111製造時のバリ取り処理も省略でき
る。また、オイル抜穴42が径方向外側に向けて開口し
ているので、スプリングシート44の外周縁部にオイル
逃がし用の切欠きを形成する必要がない。
外を連通するように、平坦面41aとの境界部を含まな
いテーパ面14bの軸方向上にオイル抜穴42は形成さ
れているので、平坦面41aとカム面111aとの摺動
部とオイル抜穴42とが接触することを防止できる。こ
のため、タペット41にオイル抜穴42を形成すると
き、タペット41のオイル抜穴周囲とカム111との摺
動部における応力集中を低減するためにオイル抜穴周囲
を曲面形状にする必要がない。また、オイル抜穴42を
形成する際にオイル抜穴周囲のタペット41の外壁側開
口部に発生するバリ取りや、面取り等の二次加工を廃止
することができる。また、カム面111aの周縁部に発
生するバリ111bが直接タペット41の平坦部41a
と接触しないので、平坦面41aおよびカム面111a
の摺動部におけるバリ111bによる磨耗を防止できる
とともに、カム111製造時のバリ取り処理も省略でき
る。また、オイル抜穴42が径方向外側に向けて開口し
ているので、スプリングシート44の外周縁部にオイル
逃がし用の切欠きを形成する必要がない。
【0023】高圧サプライポンプ10の作動について、
(1) 燃料の吸入行程、(2) 燃料の加圧圧送行程に分けて
説明する。 (1) 燃料の吸入行程 バルブカムシャフト110の回転に伴いカム111が回
転し、タペット41およびスプリングシート44ととも
にプランジャ43が往復移動する。プランジャ43が上
死点である図2の上方最大位置に位置すると、電磁弁2
0の図示しないソレノイドへの通電が遮断される。する
と図示しない圧縮コイルスプリングの付勢力により弁体
23が弁座21から離座し電磁弁20は開弁状態とな
る。このとき、プランジャ43が図2の下方に移動する
ことにより、低圧用燃料ポンプから吐出された低圧燃料
が、吸入通路12a、燃料通路13、燃料ギャラリ1
4、連通路26を介して加圧室16に流入される。そし
てプランジャ43が下死点である図2の下方最大位置に
位置するとき、加圧室16内には最大量の低圧燃料が流
入する。
(1) 燃料の吸入行程、(2) 燃料の加圧圧送行程に分けて
説明する。 (1) 燃料の吸入行程 バルブカムシャフト110の回転に伴いカム111が回
転し、タペット41およびスプリングシート44ととも
にプランジャ43が往復移動する。プランジャ43が上
死点である図2の上方最大位置に位置すると、電磁弁2
0の図示しないソレノイドへの通電が遮断される。する
と図示しない圧縮コイルスプリングの付勢力により弁体
23が弁座21から離座し電磁弁20は開弁状態とな
る。このとき、プランジャ43が図2の下方に移動する
ことにより、低圧用燃料ポンプから吐出された低圧燃料
が、吸入通路12a、燃料通路13、燃料ギャラリ1
4、連通路26を介して加圧室16に流入される。そし
てプランジャ43が下死点である図2の下方最大位置に
位置するとき、加圧室16内には最大量の低圧燃料が流
入する。
【0024】(2) 燃料の加圧圧送行程 プランジャ43が下死点から図2の上方に移動する行程
において、所望の燃料吐出量に対応した位置にプランジ
ャ43が到達したとき、図示しない電子制御ユニットに
より電磁弁20のソレノイドに通電される。これによ
り、弁体23は図2の上方に移動し弁座21に当接す
る。すなわち、電磁弁20は閉弁状態となる。その後、
プランジャ43がさらに図2の上方に移動すると、加圧
室16内の燃料は高圧となり、吐出通路15、弁座33
と吐出弁体31との隙間、吐出口34を介して高圧燃料
がデリバリバルブ30から図示しないコモンレールに吐
出される。このとき、加圧室16内の高圧燃料の一部が
プランジャ43とシリンダ11との摺動部に流れ込むこ
とがある。この流れ込んだ燃料は、図2に示す燃料溜ま
り11bに溜まり、リターン通路17を通して吸入通路
12aにリターンされる。吸入通路12aには低圧では
あるが燃料圧力がかかっているため、燃料溜まり11b
に溜まっている燃料が図2の下方に流れ込むことがあ
る。この燃料は燃料溜まり11cに溜まり、図示しない
リターン通路を通って最終的には燃料タンクへリターン
されるので、燃料がエンジンオイルに混入することはな
い。
において、所望の燃料吐出量に対応した位置にプランジ
ャ43が到達したとき、図示しない電子制御ユニットに
より電磁弁20のソレノイドに通電される。これによ
り、弁体23は図2の上方に移動し弁座21に当接す
る。すなわち、電磁弁20は閉弁状態となる。その後、
プランジャ43がさらに図2の上方に移動すると、加圧
室16内の燃料は高圧となり、吐出通路15、弁座33
と吐出弁体31との隙間、吐出口34を介して高圧燃料
がデリバリバルブ30から図示しないコモンレールに吐
出される。このとき、加圧室16内の高圧燃料の一部が
プランジャ43とシリンダ11との摺動部に流れ込むこ
とがある。この流れ込んだ燃料は、図2に示す燃料溜ま
り11bに溜まり、リターン通路17を通して吸入通路
12aにリターンされる。吸入通路12aには低圧では
あるが燃料圧力がかかっているため、燃料溜まり11b
に溜まっている燃料が図2の下方に流れ込むことがあ
る。この燃料は燃料溜まり11cに溜まり、図示しない
リターン通路を通って最終的には燃料タンクへリターン
されるので、燃料がエンジンオイルに混入することはな
い。
【0025】次に、比較例1〜比較例4と比較して第1
実施例の効果を説明する。 (1) 比較例1 図7および図8に示す比較例1では、タペット50の底
部外壁はテーパ面を持たない平坦面51だけで形成され
ている。平坦面51の外周縁部にはオイル抜穴52が四
か所形成されている。比較例1は、タペット50の底面
にテーパ面を形成していないので、平坦面51とカム面
111aとの摺動部とオイル抜穴52とが干渉する構成
では、平坦面51とカム面111aとの摺動部とオイル
抜穴52との干渉部分で極度な磨耗または変形等の発生
することがある。
実施例の効果を説明する。 (1) 比較例1 図7および図8に示す比較例1では、タペット50の底
部外壁はテーパ面を持たない平坦面51だけで形成され
ている。平坦面51の外周縁部にはオイル抜穴52が四
か所形成されている。比較例1は、タペット50の底面
にテーパ面を形成していないので、平坦面51とカム面
111aとの摺動部とオイル抜穴52とが干渉する構成
では、平坦面51とカム面111aとの摺動部とオイル
抜穴52との干渉部分で極度な磨耗または変形等の発生
することがある。
【0026】(2) 比較例2 図9に示す比較例2は、比較例1におけるオイル抜穴5
2と図示しないカムとの干渉を避けるためにカム面幅2
Bを小さくしたものである。カム面幅を小さくすること
によりオイル抜穴52との干渉を避けることができる
が、平坦面51とカム面との最小接触幅B1 が小さくな
ることによりカム面圧σdが大きくなる。このため、平
坦面51とカム面との摺動部における応力集中による磨
耗または変形等の問題が生ずる。最小接触幅B1 が小さ
くなってもカム面圧σdを増加させないためにはタペッ
ト50の径を大きくすればよいが、高圧サプライポンプ
の体格が大きくなるという問題が生じる。
2と図示しないカムとの干渉を避けるためにカム面幅2
Bを小さくしたものである。カム面幅を小さくすること
によりオイル抜穴52との干渉を避けることができる
が、平坦面51とカム面との最小接触幅B1 が小さくな
ることによりカム面圧σdが大きくなる。このため、平
坦面51とカム面との摺動部における応力集中による磨
耗または変形等の問題が生ずる。最小接触幅B1 が小さ
くなってもカム面圧σdを増加させないためにはタペッ
ト50の径を大きくすればよいが、高圧サプライポンプ
の体格が大きくなるという問題が生じる。
【0027】(3) 比較例3 図10および図11に示すように、比較例3のタペット
60の底部外壁は平坦面61およびテーパ面62からな
る。図11に示すように、平坦面径2Dは摺動距離2L
よりも小さい(D<L+e2 )。このため、平坦面61
とテーパ面62とが接する円周上においてカム111が
タペット60の底面と点接触することがある。すると、
点接触部120において過度の応力集中が発生するので
タペット60およびカム111の磨耗または変形等の問
題が発生する。磨耗および変形等を防止するためにはタ
ペット材質の変更または表面処理によりタペット60の
底面を硬質化する等の方法が考えられるが、いずれの場
合もタペットの製造コストが上昇するという問題があ
る。
60の底部外壁は平坦面61およびテーパ面62からな
る。図11に示すように、平坦面径2Dは摺動距離2L
よりも小さい(D<L+e2 )。このため、平坦面61
とテーパ面62とが接する円周上においてカム111が
タペット60の底面と点接触することがある。すると、
点接触部120において過度の応力集中が発生するので
タペット60およびカム111の磨耗または変形等の問
題が発生する。磨耗および変形等を防止するためにはタ
ペット材質の変更または表面処理によりタペット60の
底面を硬質化する等の方法が考えられるが、いずれの場
合もタペットの製造コストが上昇するという問題があ
る。
【0028】(4) 比較例4 図12および図13に示すように、オイル抜穴72はタ
ペット70の底部71を貫通して形成されている。タペ
ット70の内側から外側にオイルを良好に逃がすため、
スプリングシート73の外周縁部に切欠き73aを設
け、タペット70の内側面と所定の間隙を形成してい
る。また、底部内壁にはオイルの逃がし溝71aが形成
されている。また、オイル抜穴72の底部外壁側開口部
にはカム面との摺動摩耗を低減するために二次加工によ
り面取り72aが施されている。このため、加工工数が
増加するので製造コストが増加するという問題がある。
ペット70の底部71を貫通して形成されている。タペ
ット70の内側から外側にオイルを良好に逃がすため、
スプリングシート73の外周縁部に切欠き73aを設
け、タペット70の内側面と所定の間隙を形成してい
る。また、底部内壁にはオイルの逃がし溝71aが形成
されている。また、オイル抜穴72の底部外壁側開口部
にはカム面との摺動摩耗を低減するために二次加工によ
り面取り72aが施されている。このため、加工工数が
増加するので製造コストが増加するという問題がある。
【0029】以上説明した比較例1〜比較例4に比較し
て本発明の第1実施例では、式(1)を満たすようにタペ
ット41およびカム111を形成し、かつタペット41
の平坦面41aの外周にテーパ面41dを形成したこと
により、 カム面111aとオイル穴42との干渉を避けること
ができるので、オイル穴加工後の二次加工、例えばオイ
ル抜穴42の面取り等の処理が不要になるとともにオイ
ル抜穴42周囲のタペット41の磨耗または変形等を防
止することができる。
て本発明の第1実施例では、式(1)を満たすようにタペ
ット41およびカム111を形成し、かつタペット41
の平坦面41aの外周にテーパ面41dを形成したこと
により、 カム面111aとオイル穴42との干渉を避けること
ができるので、オイル穴加工後の二次加工、例えばオイ
ル抜穴42の面取り等の処理が不要になるとともにオイ
ル抜穴42周囲のタペット41の磨耗または変形等を防
止することができる。
【0030】平坦面41aの平坦面径2Dよりもカム
面111aのカム面幅2Bの方が大きいので、平坦面4
1aとカム面111aとの摺動領域における最小接触幅
B1を可能な限り大きくできる。このため、カム面圧σ
dが小さくなるのでタペット41およびカム111の摺
動部における磨耗または変形等を減少することがきる。
これにより、タペット材質の変更または表面処理による
タペット底面の硬質化の必要が無くなるのでタペットの
製造コストが減少する。
面111aのカム面幅2Bの方が大きいので、平坦面4
1aとカム面111aとの摺動領域における最小接触幅
B1を可能な限り大きくできる。このため、カム面圧σ
dが小さくなるのでタペット41およびカム111の摺
動部における磨耗または変形等を減少することがきる。
これにより、タペット材質の変更または表面処理による
タペット底面の硬質化の必要が無くなるのでタペットの
製造コストが減少する。
【0031】平坦面41aの平坦面径2Dを摺動距離
2Lよりも大きくしたことにより平坦面41aおよびテ
ーパ面41bとカム面111aとの点接触を防ぐことが
できる。これにより、タペット41とカム111との過
度の応力集中による磨耗または変形等を防止することが
できる。 平坦面41aとの境界部を除き、テーパ面41bを含
む軸方向位置にオイル抜穴42を形成したことにより、
オイル抜穴42のカム111側の開口部とカム111と
が接触しないので、オイル抜穴42の開口部周囲を面取
りする等の二次加工の必要がない。さらに、スプリング
シート44の外周縁部に切欠き等を設けたりタペット4
1の底部内壁にオイルの逃がし溝を設けたりする必要が
なく、オイルが自然にオイル抜穴42から外部に排出さ
れる。これによりタペット41およびスプリングシート
43の製造が容易になる。
2Lよりも大きくしたことにより平坦面41aおよびテ
ーパ面41bとカム面111aとの点接触を防ぐことが
できる。これにより、タペット41とカム111との過
度の応力集中による磨耗または変形等を防止することが
できる。 平坦面41aとの境界部を除き、テーパ面41bを含
む軸方向位置にオイル抜穴42を形成したことにより、
オイル抜穴42のカム111側の開口部とカム111と
が接触しないので、オイル抜穴42の開口部周囲を面取
りする等の二次加工の必要がない。さらに、スプリング
シート44の外周縁部に切欠き等を設けたりタペット4
1の底部内壁にオイルの逃がし溝を設けたりする必要が
なく、オイルが自然にオイル抜穴42から外部に排出さ
れる。これによりタペット41およびスプリングシート
43の製造が容易になる。
【0032】(第2実施例)本発明の第2実施例を図1
4に示す。タペット80の平坦面81とテーパ面82と
の境界部81aは滑らかな曲面状に形成されている。オ
イル抜穴83は境界部81aを含むテーパ面82の軸方
向位置に形成されている。このため、タペット80の底
面81とカム面との応力集中をさらに良好に減少するこ
とができる。
4に示す。タペット80の平坦面81とテーパ面82と
の境界部81aは滑らかな曲面状に形成されている。オ
イル抜穴83は境界部81aを含むテーパ面82の軸方
向位置に形成されている。このため、タペット80の底
面81とカム面との応力集中をさらに良好に減少するこ
とができる。
【0033】(第3実施例)本発明の第3実施例を図1
5に示す。タペット90の平坦面91と外側面とは曲面
93で接続されている。オイル抜穴92は曲面93の軸
方向位置に形成されている。これにより、タペット底面
とカム面との接触部における応力集中を良好に減少する
とともにタペット90の外側面94とタペットガイドの
内壁面との応力集中も良好に減少することができる。
5に示す。タペット90の平坦面91と外側面とは曲面
93で接続されている。オイル抜穴92は曲面93の軸
方向位置に形成されている。これにより、タペット底面
とカム面との接触部における応力集中を良好に減少する
とともにタペット90の外側面94とタペットガイドの
内壁面との応力集中も良好に減少することができる。
【0034】(第4実施例)本発明の第4実施例を図1
6に示す。タペット95の底面に形成された平坦面96
とタペット95の側壁に形成されたオイル抜穴97の底
部98とは同一平面上には形成されておらず、平坦面9
6と底部98との接続部には段差が形成されている。こ
のためオイル抜穴97はカム面と干渉することなくタペ
ット95の内側から外側にオイルを排出することができ
る。
6に示す。タペット95の底面に形成された平坦面96
とタペット95の側壁に形成されたオイル抜穴97の底
部98とは同一平面上には形成されておらず、平坦面9
6と底部98との接続部には段差が形成されている。こ
のためオイル抜穴97はカム面と干渉することなくタペ
ット95の内側から外側にオイルを排出することができ
る。
【0035】以上説明した本発明の実施例以外に、本発
明ではタペットの底面をすべて平坦面で形成することも
可能である。また本発明では、タペットを中実円筒状に
形成することも可能である。また本実施例では、本発明
の燃料供給装置をガソリンエンジン用高圧サプライポン
プに適用したが、本発明では、ディーゼルエンジン用高
圧サプライポンプに適用することも可能であり、また、
低圧用の燃料ポンプに適用することも可能である。
明ではタペットの底面をすべて平坦面で形成することも
可能である。また本発明では、タペットを中実円筒状に
形成することも可能である。また本実施例では、本発明
の燃料供給装置をガソリンエンジン用高圧サプライポン
プに適用したが、本発明では、ディーゼルエンジン用高
圧サプライポンプに適用することも可能であり、また、
低圧用の燃料ポンプに適用することも可能である。
【図1】本発明の第1実施例による高圧サプライポンプ
のタペットを示す底面図である。
のタペットを示す底面図である。
【図2】本発明の第1実施例による高圧サプライポンプ
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図3】図2に示す高圧サプライポンプをエンジンのヘ
ッドカバーに取付けた状態を示す断面図である。
ッドカバーに取付けた状態を示す断面図である。
【図4】第1実施例のオイル抜穴周囲を示す拡大図であ
る。
る。
【図5】第1実施例のカムおよびタペットの作動状態を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図6】図5のVI方向矢視図である。
【図7】第1実施例の比較例1を示す正面図である。
【図8】図7のVIII方向矢視図である。
【図9】第1実施例の比較例2を示す底面図である。
【図10】第1実施例の比較例3を示す正面図である。
【図11】図10のXI方向矢視図である。
【図12】第1実施例の比較例4を示す底面図である。
【図13】図12のXIII−XIII線断面図である。
【図14】本発明の第2実施例の主要部を示す断面図で
ある。
ある。
【図15】本発明の第3実施例の主要部を示す断面図で
ある。
ある。
【図16】本発明の第4実施例の主要部を示す断面図で
ある。
ある。
10 高圧サプライポンプ(燃料供給装置) 41 タペット 41a 平坦面 41b テーパ面 80、90、95 タペット 81、91、96 平坦面 82 テーパ面 83、92、97 オイル抜穴
Claims (3)
- 【請求項1】 底部外壁に平坦面を有するタペットと、
前記平坦面と摺動するカム面を有しカムシャフトの回転
に伴い前記タペットを往復駆動するカムと、前記タペッ
トとともに往復移動するプランジャとを備え、前記プラ
ンジャの往復移動に伴い加圧室に吸入した燃料を加圧圧
送する燃料供給装置であって、 前記平坦面径を2D、前記カムシャフトの軸方向におけ
る前記カム面幅を2B、前記平坦面と前記カム面との摺
動方向における摺動距離を2L、前記カムの回転軸と直
交し前記平坦面の中心軸と平行な前記カムの中心軸と前
記平坦面の中心軸との前記カム面の幅方向における偏心
量をe1 、前記カムの中心軸と前記平坦面の中心軸との
前記摺動方向における偏心量をe2 とすると、 (B−e1 )>D>(L+e2 ) を満たすことを特徴とする燃料供給装置。 - 【請求項2】 前記平坦面外周には径方向外側に向かう
にしたがい前記カムから離れる方向にテーパ面が形成さ
れていることを特徴とする請求項1記載の燃料供給装
置。 - 【請求項3】 前記タペットは有底円筒状に形成され、
前記タペット内外を連通するオイル抜穴を前記テーパ面
位置に形成することを特徴とする請求項2記載の燃料供
給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15348995A JPH094542A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 燃料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15348995A JPH094542A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 燃料供給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH094542A true JPH094542A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15563695
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15348995A Pending JPH094542A (ja) | 1995-06-20 | 1995-06-20 | 燃料供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH094542A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004040121A1 (ja) * | 2002-10-29 | 2004-05-13 | Bosch Automotive Systems Corporation | 燃料供給用ポンプおよびタペット構造体 |
| JP2004150290A (ja) * | 2002-10-29 | 2004-05-27 | Bosch Automotive Systems Corp | 燃料供給用ポンプおよびタペット構造体 |
| JP2004218459A (ja) * | 2003-01-10 | 2004-08-05 | Bosch Automotive Systems Corp | 燃料供給用ポンプおよびタペット構造体 |
| US7513756B2 (en) | 2002-10-29 | 2009-04-07 | Bosch Automotive Systems Corporation | Fuel supply pump and tappet structure body |
| KR20150004415A (ko) * | 2012-05-03 | 2015-01-12 | 델피 인터내셔널 오퍼레이션즈 룩셈부르크 에스.에이 알.엘. | 부하 감소 |
| JP2019132212A (ja) * | 2018-01-31 | 2019-08-08 | いすゞ自動車株式会社 | 燃料ポンプ駆動構造 |
-
1995
- 1995-06-20 JP JP15348995A patent/JPH094542A/ja active Pending
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