JPH0945456A - スパークプラグ - Google Patents

スパークプラグ

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JPH0945456A
JPH0945456A JP19654995A JP19654995A JPH0945456A JP H0945456 A JPH0945456 A JP H0945456A JP 19654995 A JP19654995 A JP 19654995A JP 19654995 A JP19654995 A JP 19654995A JP H0945456 A JPH0945456 A JP H0945456A
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Masahiro Ishikawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中軸電極4から絶縁体3へ熱を素早く逃がす
ことのできるスパークプラグ1の提供。 【解決手段】 中軸電極4のフランジ部4bが絶縁体3
の段部3bに押し付けられた状態で、中軸電極4が絶縁
体3内に固定されている。フランジ部4bの表面には、
熱伝導性に優れ、且つ軟質な軟質性金属4aが形成され
ている。このため、フランジ部4bが段部3bに押し付
けられることにより、軟質性金属4aの表面が変形し、
フランジ部4bと段部3bとが軟質性金属4aを介して
密着する。このため、中軸電極4と絶縁体3との熱伝導
率が向上し、中軸電極4の熱が素早く絶縁体3へ伝わ
る。この結果、中軸電極4の温度が下がり、火花放電ギ
ャップGの増加を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関等で火花
放電を行なうスパークプラグに関し、特に中軸電極から
絶縁体へ熱を逃がす技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスパークプラグの要部の断面を図
7に示す。このスパークプラグは、筒状の主体金具に固
定された絶縁体101の軸孔101aの内部に、棒状の
中軸電極102が固定されたもので、中軸電極102は
径方向に突出するフランジ部102aを備えるととも
に、絶縁体101はフランジ部102aと係止する段部
101bを備え、フランジ部102aが段部101bに
押し付けられた状態で中軸電極102が絶縁体101の
軸孔101a内に固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】絶縁体101は、アル
ミナや窒化アルミニウムなどのセラミックであるため、
硬質であるとともに、段部101bを含む絶縁体101
の表面は粗い。一方、中軸電極102の表面は、ニッケ
ルやニッケル合金、あるいはインコネル等硬質な金属が
使用されるものであるとともに、塑性変形を伴う加工に
よって形成されるため、段部101bと接触するフラン
ジ部102aを含む中軸電極102の表面は硬い。
【0004】このように、スパークプラグは、硬く表面
の粗い絶縁体101と、硬い中軸電極102とが接触す
るものであるため、絶縁体101と中軸電極102との
接触面積は小さく、中軸電極102から絶縁体101へ
熱を逃がす熱伝導性に優れない不具合があった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、中軸電極から絶縁体へ熱を、高い
伝導率で逃がすことのできるスパークプラグの提供にあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のスパークプラグ
は、次の技術的手段を採用した。 〔請求項1の手段〕スパークプラグは、筒状の主体金具
と、この主体金具内に固定され、内部に軸孔を備える筒
状の絶縁体と、前記軸孔の内部に挿入された棒状の中軸
電極とを具備し、前記中軸電極は径方向に突出するフラ
ンジ部を備えるとともに、前記絶縁体は前記フランジ部
と軸方向に係止する段部を備え、前記中軸電極は前記フ
ランジ部が前記段部に押し付けられて前記絶縁体の前記
軸孔内に固定される。そして、前記中軸電極の前記フラ
ンジ部と、前記絶縁体の前記段部との間には、軟質性金
属が挟まれたことを特徴とする。なお、軟質性金属と
は、フランジ部が段部に押し付けられる力で、表面が変
形可能な金属のことである。
【0007】〔請求項2の手段〕請求項1のスパークプ
ラグにおいて、前記軟質性金属は、金、銀、銅、アルミ
ニウム、あるいはこれらを主体とする合金であることを
特徴とする。
【0008】〔請求項3の手段〕請求項1または請求項
2のスパークプラグにおいて、前記軟質性金属は、前記
段部と当接する前記フランジ部の表面に形成され、火花
放電側には形成されないことを特徴とする。
【0009】〔請求項4の手段〕請求項1または請求項
2のスパークプラグにおいて、前記軟質性金属は、前記
フランジ部と当接する前記段部の表面に形成され、火花
放電側には形成されないことを特徴とする。
【0010】〔請求項5の手段〕請求項1または請求項
2のスパークプラグにおいて、前記軟質性金属は、前記
絶縁体および前記中軸電極とは別体に形成された環状の
パッキングであることを特徴とする。
【0011】
【発明の作用および効果】スパークプラグの中軸電極
は、そのフランジ部が絶縁体の段部に押し付けられて絶
縁体の軸孔内に固定される。押し付けられる中軸電極の
フランジ部と、絶縁体の段部との間には、軟質性金属が
挟まれる。このため、押し付けられた軟質性金属の表面
が変形し、軟質性金属がフランジ部の表面と、絶縁体の
段部の表面とに密着する。つまり、中軸電極のフランジ
部と絶縁体の段部との間の空隙が減少し、中軸電極のフ
ランジ部と絶縁体の段部との熱伝導性が向上する。この
結果、中軸電極の熱を、軟質性金属を介して絶縁体へ素
早く逃がすことができ、熱引き特性に優れたスパークプ
ラグとすることができる。
【0012】なお、中軸電極の表面に軟質性金属を形成
する場合や、絶縁体の表面に軟質性金属を形成する場合
は、軟質性金属を火花放電側に形成しない。軟質性金属
を火花放電側に形成すると、軟質性金属が燃焼ガスに晒
されて酸化膨張し、絶縁体が割れる可能性がある。しか
るに、軟質性金属を火花放電側に形成しないことによっ
て、軟質性金属が絶縁体を破損させる不具合を回避する
ことができる。
【0013】また、中軸電極のフランジ部と、絶縁体の
段部との間に挟まれる軟質性金属を、別体のパッキング
とすると、既存の絶縁体の生産工程や、既存の中軸電極
の生産工程を変更することなく、中軸電極の熱を絶縁体
へ素早く安定して逃がすことができるスパークプラグを
製造することができる。
【0014】
【実施例】次に、本発明のスパークプラグを、図面を用
いて説明する。 〔第1実施例の構成〕図1ないし図4は第1実施例を説
明する図面で、図1はスパークプラグの先端側の断面
図、図2はスパークプラグの要部断面図である。
【0015】スパークプラグ1は、主要な構成として、
ガソリンエンジン等の内燃機関に締結される略筒状の主
体金具2と、この主体金具2の内部に固定され、軸方向
へ伸びる孔(以下、軸孔3a)を備える絶縁体3と、こ
の絶縁体3の軸孔3a内の先端側(燃焼室側)に固定さ
れた中軸電極4と、および主体金具2の端部に接合され
た外側電極5とを備える。
【0016】また、絶縁体3の軸孔3a内には、中軸電
極4の他に、絶縁体3の後端側(反燃焼室側)に固定さ
れた端子電極6、中軸電極4と端子電極6との間に配置
されたモノシリック抵抗体7が配置され、中軸電極4、
端子電極6およびモノシリック抵抗体7は、絶縁体3の
軸孔3a内に封入された導電性のガラスシール8によっ
て固定されている。
【0017】なお、スパークプラグ1は、次の順序で組
み付けられる。まず、絶縁体3の軸孔3a内に中軸電極
4を挿入する。次に、ガラスと金属粉(銅粉)の混合物
よりなるガラスシール8を軸孔3a内に入れ、続いてガ
ラスシールにカーボンを混入した粉状のモノシリック抵
抗体7を入れ、さらに上記粉状のガラスシール8を軸孔
3a内に入れる。次いで、絶縁体3をガラスシール8及
びモノシリック抵抗体7を軟化点以上に加熱し、ガラス
シール8が溶けた状態で端子電極6を軸孔3a内に圧入
する。これによって、溶けたガラスシール8が軸孔3a
内の隙間に回り込み、軸孔3a内にガラスシール8およ
びモノシリック抵抗体7が封入されるとともに、中軸電
極4のフランジ部4bが、絶縁体3の軸孔3a内の段部
3bに強く押し付けられる。その後、徐冷する。
【0018】次に、主体金具2内の台座2aに熱伝導性
に優れた銅等のパッキング11を入れ、中軸電極4が封
入された絶縁体3を主体金具2内に挿入する。続いて、
主体金具2と絶縁体3との隙間に、リング12、シール
粉末13、リング14を挿入し、主体金具2の後端2b
を内側へカシメることで絶縁体3を主体金具2の内側に
固定する。以上の工程によって、スパークプラグ1が完
成する。
【0019】主体金具2は、図示しない内燃機関に締結
されることでエンジンにアース接地されるもので、その
周囲には内燃機関にネジ込まれるネジ部2c、および主
体金具2を締結するための工具が嵌め合わされる六角部
2dが形成されている。また、主体金具2の内周には、
パッキング11を受ける上述の台座2aを備える。な
お、パッキング11は、絶縁体3の外周段差3cにも圧
接して、主体金具2と絶縁体3との隙間を塞ぐととも
に、絶縁体3の熱を主体金具2へ導くものである。
【0020】絶縁体3は、アルミナや窒化アルミニウム
などのセラミック製の絶縁物で、先端側の脚長部3d
(主体金具2との間にガスボリュームを形成する部分)
がテーパ状に設けられている。また、絶縁体3の外周に
は、パッキング11に当たる上述の外周段差3cが形成
されている。さらに、絶縁体3の軸孔3a内は、先端側
が小径に設けられ、大径部と小径部との間の段部3bに
は、中軸電極4のフランジ部4bが押し付けられ、中軸
電極4を軸方向に係止するように設けられている。
【0021】外側電極5は、断面略矩形の棒状金属を略
L字形に曲折された耐熱性および耐腐食性に優れたニッ
ケル、ニッケル合金(例えばインコネル)で、主体金具
2の先端面に溶接技術によって接合されたものである。
そして、外側電極5の端部は、中軸電極4の先端に対し
て対向配置され、外側電極5の端部と中軸電極4の先端
との間に所定の火花放電ギャップGを形成する。
【0022】中軸電極4は、絶縁体3の軸孔3a内にお
いて燃焼室側に固定される棒状のもので、先端が絶縁体
3の端部より突出する。本実施例の中軸電極4の先端に
は、プラチナなど、耐火花消耗性に優れた貴金属チップ
4cが接合されている。また、中軸電極4の後端側の周
囲には、絶縁体3の段部3bに係止する径方向へ突出し
た上述のフランジ部4bが設けられている。このフラン
ジ部4bは、端子電極6を絶縁体3の軸孔3a内に圧入
する際に、溶けたガラスシール8によって段部3bに押
しつけられて、中軸電極4を絶縁体3の軸孔3a内に固
定する。さらに、中軸電極4の後端面には、ガラスシー
ル8との接合強度を増すための窪み4dが設けられてい
る。
【0023】なお、端子電極6は、点火時期に高電圧を
発生する点火装置(図示しない)と高圧コード(図示し
ない)を介して接続されるものである。また、ガラスシ
ール8およびモノシリック抵抗体7は、高電圧が印加さ
れた際のノイズの発生を防ぐとともに、組付け時に、溶
融後固化して中軸電極4および端子電極6を、絶縁体3
の軸孔3a内に固定するものである。
【0024】中軸電極4は、耐熱性および耐腐食性に優
れたニッケル合金4eの内部に、熱伝導性に優れた銅4
fを配した複合電極で、絶縁体3の段差3bと当接する
当接面と、その当接面の近傍には、導電性に優れ、且つ
フランジ部4bが段部3bに押し付けられる力で、表面
が変形可能な、金、銀、銅、アルミニウム、あるいはこ
れらを主体とする合金よりなる軟質性金属4aの層が形
成されている。なお、軟質性金属4aは、絶縁体3の段
差3bと当接する当接面と、その当接面の近傍に設けら
れるのみで、火花放電側には形成されないものである。
【0025】この軟質性金属4aは、中軸電極4を絶縁
体3の軸孔3a内に挿入する前の工程において、すでに
中軸電極4に形成されたもので、鍍金技術、溶射技術、
蒸着技術、塗布技術、焼付技術等の何れかの金属層形成
技術、あるいは上記金属層形成技術を複数組み合わせ
て、中軸電極4に軟質性金属4aを形成したものであ
る。
【0026】〔実験データ〕絶縁体3の段部3bと、中
軸電極4のフランジ部4bとの間に、軟質性金属4aを
介在させた実施例品と、中軸電極4のフランジ部4bと
の間に、軟質性金属4aを介在させない従来品(軟質性
金属4aを有しないもので、他の条件は実施例品と同
一)とを用い、内燃機関の回転数と中軸電極の温度との
関係を測定した温測テストと、使用時間と火花放電ギャ
ップGの増加量との関係を測定した耐久テスト(500
0rpm×4/4×200hr)とを行った。
【0027】温測テストの結果を図3のグラフに示す。
なお、実線Aは従来品における中軸電極4の温度を示
し、破線Bは実施例品における中軸電極4の温度を示
す。この図3のグラフから分かるように、中軸電極4の
フランジ部4bとの間に、軟質性金属4aを介在させる
ことにより、中軸電極4の温度上昇を約50°C程度抑
えることができる。
【0028】耐久テストの結果を図4のグラフに示す。
なお、実線Cは従来品における火花放電ギャップGを示
し、破線Dは実施例品における火花放電ギャップGを示
す。この図4のグラフから分かるように、中軸電極4の
フランジ部4bとの間に、軟質性金属4aを介在させる
ことにより、火花放電ギャップGの増加を約0.05m
m程度少なくすることができる。
【0029】〔実施例の効果〕上記の測定結果からも明
らかなように、絶縁体3の段部3bと中軸電極4のフラ
ンジ部4bとの間に、軟質性金属4aを挟むことによ
り、脚長部3dの長さや径、絶縁体3の材質等を変更す
ることなく、中軸電極4の温度上昇を抑えることがで
き、それによって火花放電ギャップGの増加を抑えるこ
とができる。
【0030】これは、中軸電極4のフランジ部4bが絶
縁体3の段部3bに押し付けられて、これらの間に介在
される軟質性金属4aの表面が変形し、軟質性金属4a
がフランジ部4bの表面と、絶縁体3の段部3bの表面
とにそれぞれ密着し、フランジ部4bと段部3bとの間
の空隙が減少して、結果的に中軸電極4のフランジ部4
bと絶縁体3の段部3bとの熱伝導性が向上するためで
ある。
【0031】スパークプラグ1は、先端側より加熱され
るため、絶縁体3および中軸電極4は受熱と放熱とによ
って、膨張および収縮を行う。絶縁体3と中軸電極4
は、材質が異なるため、膨張率が異なり、膨張および収
縮時に絶縁体3と中軸電極4との間に歪みを発生するよ
うに作用する。しかるに、絶縁体3と中軸電極4の膨張
および収縮の差を、軟質性金属4aが変形して吸収する
ため、例えば、中軸電極4の膨張によって絶縁体3が破
損するなどの不具合を解消することができる。
【0032】また、スパークプラグ1の組付時におい
て、絶縁体3の軸孔3a内に中軸電極4を挿入した後
に、中軸電極4を絶縁体3内に押圧することにより、フ
ランジ部4bが段部3bに押し付けられて、フランジ部
4bと段部3bとの間が軟質性金属4aを介して密着
し、フランジ部4bと段部3bとの間に隙間がなくな
る。この状態で、粉状のガラスシール8や、滑石等を軸
孔3a内に入れても、軸孔3a内に入れられた粉末が中
軸電極4の先端側へ流出する不具合が解消できる。
【0033】さらに、中軸電極4の熱を、軟質性金属4
aを介して安定して絶縁体3へ素早く逃がすことができ
るため、中軸電極4と絶縁体3との熱伝導性が、絶縁体
3および中軸電極4の表面形状や接触状態に大きく左右
されることなく、結果的に製造されるスパークプラグ1
の熱価が安定化する。
【0034】なお、軟質性金属4aは、段差3bとフラ
ンジ部4bとの当接面と、その当接面の近傍に設けられ
るのみで、火花放電側には形成されない。軟質性金属4
aを火花放電側に形成すると、軟質性金属4aが燃焼ガ
スに晒されて酸化膨張し、絶縁体3が割れる可能性があ
るが、軟質性金属4aを火花放電側に形成しないことに
よって、軟質性金属4aが絶縁体3を破損させる不具合
を回避できる。
【0035】〔第2実施例〕図5は第2実施例を示すス
パークプラグの要部断面図である。上記の第1実施例で
は、軟質性金属4aを中軸電極4の表面に形成した例を
示したが、本実施例は、軟質性金属4aを絶縁体3の表
面に形成したものである。
【0036】具体的には、軟質性金属4aは、少なくと
も、中軸電極4のフランジ部4bと当接する当接面に形
成されたもので、第1実施例同様、熱伝導性に優れ、且
つフランジ部4bが段部3bに押し付けられる力で、表
面が変形可能な、金、銀、銅、アルミニウム、あるいは
これらを主体とする合金よりなる軟質性金属4aの層で
ある。なお、本実施例の軟質性金属4aも、中軸電極4
のフランジ部4bと当接する当接面と、その当接面の近
傍に形成されるのみで、火花放電側には形成されないも
のである。
【0037】この軟質性金属4aは、中軸電極4を絶縁
体3の軸孔3a内に挿入する前の工程において、すでに
絶縁体3に形成されたもので、鍍金技術、溶射技術、蒸
着技術、塗布技術、焼付技術等の何れかの金属層形成技
術、あるいは上記金属層形成技術を複数組み合わせて、
絶縁体3に軟質性金属4aを形成したものである。
【0038】〔第3実施例〕図6は第3実施例を示すス
パークプラグの要部断面図である。上記の第1、第2実
施例では、軟質性金属4aを中軸電極4あるいは絶縁体
3の表面に形成した例を示したが、本実施例は、軟質性
金属4aを別体に設けたものである。
【0039】この実施例の軟質性金属4aは、絶縁体3
および中軸電極4とは別体に形成された環状のパッキン
グで、熱伝導性に優れ、且つフランジ部4bが段部3b
に押し付けられる力で、表面が変形可能な、金、銀、
銅、アルミニウム、あるいはこれらを主体とする合金よ
りなる。
【0040】この実施例のように、軟質性金属4aを、
絶縁体3および中軸電極4とは別体に設けることで、絶
縁体3の既存の生産工程や、中軸電極4の既存の生産工
程を変更することなく、中軸電極4の熱を絶縁体3へ素
早く安定して逃がすことができるスパークプラグ1を製
造することができる。
【0041】〔変形例〕上記の実施例では、中軸電極4
をニッケル合金4eと銅4fとからなる複合電極とした
例を示したが、ニッケル合金4e以外の複合電極とした
り、インコネル、ニッケル、ニッケル合金などの単一部
材によって中軸電極4を設けても良い。中軸電極4の火
花放電部にプラチナ等の貴金属チップ4cを接合した例
を示したが、貴金属を接合しなくても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】スパークプラグの先端側の断面図である(第1
実施例)。
【図2】スパークプラグの要部断面図である(第1実施
例)。
【図3】温測テストの結果を示すグラフである(第1実
施例)。
【図4】耐久テストの結果を示すグラフである(第1実
施例)。
【図5】スパークプラグの要部断面図である(第2実施
例)。
【図6】スパークプラグの要部断面図である(第3実施
例)。
【図7】スパークプラグの要部断面図である(従来技
術)。
【符号の説明】
1 スパークプラグ 2 主体金具 3 絶縁体 3a 軸孔 3b 段部 4 中軸電極 4a 軟質性金属 4b フランジ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状の主体金具と、この主体金具内に固定
    され、内部に軸孔を備える筒状の絶縁体と、前記軸孔の
    内部に挿入された棒状の中軸電極とを具備し、 前記中軸電極は径方向に突出するフランジ部を備えると
    ともに、前記絶縁体は前記フランジ部と軸方向に係止す
    る段部を備え、前記中軸電極は前記フランジ部が前記段
    部に押し付けられて前記絶縁体の前記軸孔内に固定され
    たスパークプラグにおいて、 前記中軸電極の前記フランジ部と、前記絶縁体の前記段
    部との間には、軟質性金属が挟まれたことを特徴とする
    スパークプラグ。
  2. 【請求項2】請求項1のスパークプラグにおいて、 前記軟質性金属は、金、銀、銅、アルミニウム、あるい
    はこれらを主体とする合金であることを特徴とするスパ
    ークプラグ。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2のスパークプラグ
    において、 前記軟質性金属は、前記段部と当接する前記フランジ部
    の表面に形成され、火花放電側には形成されないことを
    特徴とするスパークプラグ。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2のスパークプラグ
    において、 前記軟質性金属は、前記フランジ部と当接する前記段部
    の表面に形成され、火花放電側には形成されないことを
    特徴とするスパークプラグ。
  5. 【請求項5】請求項1または請求項2のスパークプラグ
    において、 前記軟質性金属は、前記絶縁体および前記中軸電極とは
    別体に形成された環状のパッキングであることを特徴と
    するスパークプラグ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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