JPH0946013A - スルーホール充填用導体ペースト及びセラミック回路基板 - Google Patents
スルーホール充填用導体ペースト及びセラミック回路基板Info
- Publication number
- JPH0946013A JPH0946013A JP8095605A JP9560596A JPH0946013A JP H0946013 A JPH0946013 A JP H0946013A JP 8095605 A JP8095605 A JP 8095605A JP 9560596 A JP9560596 A JP 9560596A JP H0946013 A JPH0946013 A JP H0946013A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- powder
- conductor
- filling
- conductor paste
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/40—Forming printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
- H05K3/4038—Through-connections; Vertical interconnect access [VIA] connections
- H05K3/4053—Through-connections; Vertical interconnect access [VIA] connections by thick-film techniques
- H05K3/4061—Through-connections; Vertical interconnect access [VIA] connections by thick-film techniques for via connections in inorganic insulating substrates
Landscapes
- Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
- Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
Abstract
ク配線基板を作製する上で、導体ペースト焼成時におけ
る充填導体のスルーホールからの脱落を防止すると共
に、平面化処理において充填導体の欠けが生じにくいよ
うにする。 【解決手段】 無収縮性スルーホール充填用導体ペース
ト8は、セラミック基板11に形成されたスルーホール
10に充填した後、焼成するための導体ペーストであっ
て、金属粉末を主成分とする導電粉末と膨張剤と展色剤
とを含む。
Description
両面に形成された配線回路の導通を得るために形成され
るスルーホールに充填される導体ペースト及びこのペー
ストを使用したセラミック回路基板に関し、さらに詳し
くは、セラミック単層基板の両面やセラミック多層基板
の両面及び内層を導通させるために形成されるスルーホ
ールや、IC、トランジスタ等のパッケージ基板に形成
されるスルーホールに充填される導体ペーストと、この
ペーストを前記スルーホールに充填する方法と、このペ
ーストを使用したセラミック回路基板及びパッケージ基
板に関する。
のアルミナを代表例とするセラミック基板に、Ag、A
g/Pd、Ag/Pt、Cu等の導電粉末を含むペース
トをスクリーン印刷によって印刷し、この基板を約80
0〜900℃で焼成することで配線回路を基板に形成し
たものである。
み、電子部品の高密度実装が可能な信頼性の高い多層配
線セラミック回路基板が求められている。回路密度を向
上させるための一般的な手法は基板の両面に配線回路を
形成することであり、その際の両面の配線回路の導通に
はスルーホールが利用されている。スルーホールを利用
した導通方法には、スルーホール壁面に導体を印刷する
方法と、スルーホールに導体を充填する方法とがある。
充填方法によれば、導体は、一般的には、スルーホール
に導電粉末を含む導体ペーストを充填した後、焼成して
得られる。
填して焼成した場合、従来、導電粉末の焼成収縮力がセ
ラミック基板への接着力を上回るために焼成過程で導体
が収縮してスルーホールから脱落しやすいという問題が
ある。さらに、平面化処理の際に充填された導体が欠け
やすいという問題もある。すなわち、例えば直径0.3
mmのスルーホールに導体ペーストを充填するために
は、被印刷物である基板の寸法公差や導体ペースト充填
時のセットズレ等に対応するため、直径0.5mm程度
のパットパターンを有する版を用いてスルーホールへの
導体ペーストを充填する必要がある。平面化処理とは、
導体のこのはみ出し部を研磨する等して除去する処理を
いう。
導通方法は、実用的には、スルーホール壁面に導体を印
刷する方法に限られ、スルーホールが導体で充填された
基板は製造できていなかった。そこで、本出願人は上述
したここの問題のうちの脱落の問題を解決し、収縮低減
の要求を満足させる手段として、先に、ロジウム粉末を
含む低収縮性のスルーホール充填用導体ペーストを提案
している(特願平6−51306)。この導体ペースト
によれば、導体の欠けの問題は残るが、導体が熱収縮を
起こしてスルーホールから脱落するという問題は改善で
きる。その結果、高密度化という面での配線回路密度の
向上に導体充填法でも寄与することが可能となった。
てパッケージ基板がある。基板の製造は、92%程度の
アルミナのグリーンシートを積層して高温で焼結させる
多層基板技術を用いて行われる。このパッケージ基板
は、例えば図1に示すように、基板3上にICや水晶発
振子等の能動部品7を搭載し、この能動部品7をメタル
キャップ6で覆っている。基板3にはスルーホール2が
形成され、導体1が充填されて能動部品7の外部への導
通とメタルキャップ6内の放熱を行っている。メタルキ
ャップ6内は、能動部品7の劣化を防ぐために、不活性
なガスで気密封止されている。従って、パッケージ構造
となっている基板は、キャップ内の気密性が保たれてい
ることが重要である。
高温焼結多層基板の場合は、多層構造を有することで基
板自体の気密性を維持している。96%アルミナ基板の
場合は単層でも基板自体の気密性が得られるが、92%
アルミナ積層基板を製造する場合には、スルーホールに
充填された導体と基板とを同時に焼成するので、導体と
基板との焼成収縮の整合がとれていれば、スルーホール
内の気密性は充分に保たれる。しかし、96%アルミナ
基板でパッケージ基板等を製造する場合には、すでに焼
結済のアルミナ基板のスルーホールに未焼結の導体ペー
ストを充填して焼結するので、スルーホール内の充填物
がただ単に低収縮性であるというだけではスルーホール
壁面と導体との間に微少な間隙が生じてしまい、気密性
という点で対応不可能であった。
する課題は、スルーホール部に導体を充填させたセラミ
ック配線基板を作製する上で、導体ペースト焼成時にお
ける充填導体のスルーホールからの脱落を防止すると共
に、平面化処理において充填導体の欠けが生じにくいよ
うにすることである。
ッケージ基板に形成されたスルーホール部の気密性を改
善することである。
ルーホール充填用導体ペーストは、セラミック基板に形
成されたスルーホールに充填した後、焼成するための導
体ペーストであって、金属粉末を主成分とする導電粉末
と、膨張剤と、展色剤と、を含む。
明に係るスルーホール充填用導体ペーストが充填され、
焼成されたスルーホールを有するセラミック基板と、前
記セラミック基板の両面に形成され、その一部が前記ス
ルーホール内の導体に接する配線回路と、を備えてい
る。
係るスルーホール充填用導体ペーストが充填され、焼成
されたスルーホールを有し、少なくとも1つのセラミッ
ク層からなるセラミック基板と、前記セラミック基板の
両面に形成され、その一部が前記スルーホール内の導体
に接する配線回路と、前記セラミック基板の片面に形成
され、前記スルーホール内の導体に電気的に接する能動
部と、前記能動部を覆い、前記能動部品の周りで前記セ
ラミック基板と接することにより、前記能動部を流体で
封じ込めた封止部と、前記能動部の劣化を防ぐために、
前記封止部と前記セラミック基板との間に充填された不
活性ガスと、を備えている。
填方法は、金属粉末を主成分とする導電粉末と、膨張剤
と、展色剤とを混合することにより、導体ペーストを調
製する工程と、セラミック基板に形成されたスルーホー
ルに、前記導体ペーストを充填する工程と、前記スルー
ホールに充填された前記導体ペーストを焼成する工程
と、を含む。
填方法は、金属粉末を主成分とする導電粉末と、膨張剤
と、展色剤とを混合することにより、導体ペーストを調
製する工程と、少なくとも1つのセラミック層からなる
セラミック基板に形成されたスルーホールに、前記導体
ペーストを充填する工程と、前記スルーホールに充填さ
れた前記導体ペーストを前記セラミック基板とともに焼
成する工程と、を含む。
填用導体ペーストは、金属粉末を主成分とする導電粉末
と膨張剤と展色剤とを含み、セラミック基板に形成され
たスルーホールに充填された後、焼成されるものであ
る。なお、本明細書でいう「無収縮性」とは、焼成時の
熱収縮がほとんどないという意味である。
のであれば特に限定されず、通常、セラミック基板上に
印刷される配線回路を構成する材料が使用される。具体
的には、たとえば、金粉末、銀粉末、銅粉末等の単体金
属粉末や、銀粉末/パラジウム粉末混合物、銀粉末/白
金粉末混合物等の混合金属粉末等の中から選択される少
なくとも1種が挙げられる。
状、塊状、針状、鱗片状等があげられる。焼成時の熱収
縮をより低く抑えるためには、金属粉末の平均粒径は、
好ましくは3μm以上、より好ましくは5μm以上であ
る。また、金属粉末の充填率が向上して焼成体(または
焼結体)がより緻密質になることを考慮すると、金属粉
末の平均粒径は、好ましくは100μm以下、より好ま
しくは70μm以下である。金属粉末の平均粒径は、た
とえば1〜100μm、好ましくは2〜70μmであ
り、金属粉末の充填率をより向上させることと焼成時の
熱収縮をより低く抑えることとのバランスを考慮する
と、より好ましくは3〜70μm、さらに好ましくは5
〜70μmである。焼成体(または焼結体)をより緻密
質とする目的やあるいは印刷性を向上させる目的で、上
記範囲内の平均粒径の金属粉末の他に該範囲よりも小さ
い平均粒径の金属粉末を併用することができる。
質であれば特に制限はないが、本発明において特に好適
に使用される膨張剤は、膨張性に加えて固結性をも示す
物質である。具体的には、焼成時に膨張性を示した後、
単調に収縮し固結性を示す焼結体である。なお、本発明
でいう「固結性」とは、焼結時に結晶相が出現してそれ
以上には膨張性を示さなくなって安定し、保形性が発現
するという性質をいう。
膨張剤が膨張性を示すことで、必要に応じて添加される
後述の密着性改善剤や密着性改善助剤を構成する成分と
スルーホール壁面を構成する成分との間で化学的かつ物
理的接合がなされ、スルーホールにほとんど隙間がなく
なる。また、このような膨張剤は、固結するとそれ以上
には膨張性を示さなくなって保形性が発現する。この結
果、スルーホールに導体が充填された状態でセラミック
基板に印刷した配線回路を焼成しても、充填用導体の収
縮・膨張が極めて起こりにくい。従って、導体ペースト
の熱収縮を抑制することに加えて、セラミック基板との
接合の安定性、つまり気密性が保たれることになる。ま
た、基板の平面化処理を行った場合でも充填導体が欠け
たり、スルーホールから脱落することが殆どない。
例えば、アルミノケイ酸塩系化合物、チタン酸バリウ
ム、チタン酸カルシウム、チタン酸鉛、ジルコニウム酸
鉛、ZnFe2 O4 、CdFe2 O4 等のフェライト、
フェライト、PTZ、PTF等があげられる。ここで、
PTZ、PTFとはそれぞれ下記(1)、(2)の反応
の結果得られる焼結体をいう。 (1)PbO+0.55ZrO3 +0.45TiO2 →Pb(Zr0.55Fe0.45)O3 :PTZ (2)4PbO+Ta2 O6 +Fe2 O3 →4Pb(Ta0.5 Fe0.5 )O2 :PTF 前記アルミノケイ酸塩系化合物とは、例えば、一般式R
O−Al2 O3 −SiO2 (Rはアルカリ金属又はアル
カリ土類金属を表す)で示される化合物である。具体的
にはアノーサイト(CaO ・Al2O3 ・2SiO2)、セルシアン
(BaO ・Al2O3・2SiO2)等のアルミノケイ酸塩系化合物
等である。
ば、次のような方法で得られる仮焼物である。まず、カ
オリンとII族金属元素の酸化物とを仮焼する。これら
を仮焼すると、再焼成時に粘性流動を示す反応性に富ん
だ非晶質の混合物となる。この混合物を本焼すると、混
合物は粘性流動域で(Ag存在下で)膨張性を示し、結
晶相が析出するとともに粘性が高くなり、最終的に固結
する。固結すると、それ以上には膨張性を示さなくなっ
て保形性を有する焼結体となる。
て0.5〜15重量%であることが好ましく、1.0〜
7.0重量%であることがさらに好ましい。膨張剤の使
用割合が0.5重量%より少ない場合には、導体の収縮
を抑制する作用が弱く、スルーホール内に隙間ができ
る。また、7.0重量%より多い場合には、焼結体が粗
密な構造となり、導体抵抗値の上昇を引き起こす。
種以上を併用してもよい。展色剤は、たとえば、結合剤
および溶剤を含む。結合剤としては、たとえば、エチル
セルロース、アクリル樹脂などの1種または2種以上が
用いられ、溶剤としては、たとえば、エチルカルビトー
ルアセテート、テルピネオール等の1種または2種以上
が用いられる。結合剤の使用量は、例えば、導電粉末1
00重量部に対して、2〜10重量部程度である。ま
た、溶剤の使用量は、使用する結合剤の種類によっても
異なるが、例えば、結合剤100重量部に対して、30
0〜2000重量部程度である。具体的な展色剤として
は、たとえば、田中貴金属インターナショナル 社製TRD−1等
が好適に使用される。展色剤の使用量は、例えば、原料
粉末全体100重量部に対して、10〜45重量部程度
である。
を含む導体ペーストを充填・焼成して得られる導体を、
セラミック基板に形成されたスルーホールに充填した場
合を図を用いて説明する。図2は導体8がスルーホール
10に隙間なく充填された場合を示す。この場合には、
膨張剤が膨張することによって導体8がスルーホール1
0に隙間なく充填される。従って、スルーホール10か
ら導体8が脱落することもなく、また、図1に示すパッ
ケージ基板に形成されたスルーホール2に充填された場
合でも、スルーホール2内の気密性が保たれる。しかし
ながら、例えば図3や図4に示すように、導体14、1
9が部分的にしか膨張しないために、スルーホール1
3、18内に隙間12、17が生じる場合がある。この
ような基板をセラミック回路基板として使用する場合に
は、配線回路15、20間の各導通には悪影響を及ぼさ
ない。しかしながら、パッケージ基板として使用する場
合には、気密性という点で問題がある。
板との密着性を向上させる目的で密着性改善剤をさらに
含むことが好ましい。本発明で好適に使用される密着性
改善剤は、PbO、B2 O3 、ZnO、CaO、SiO
2 、Al2 O3 等の一般的なガラス成分の1種または2
種以上から構成され、好ましくは軟化点が500〜10
00℃であり、さらに好ましくは軟化点が600〜90
0℃であるガラスである。軟化点が500℃未満のガラ
スを使用する場合には、充填用導体ペーストの焼成時に
この密着性改善剤の粘度が下がり過ぎてスルーホール壁
面への移行量が少なくなり、充填用導体とスルーホール
壁面との接合に寄与しなくなるばかりでなく、充填用導
体の収縮を増大させスルーホールから充填用導体を剥離
させる原因となる。また、軟化点が1000℃を越える
ガラスを使用する場合には、充填用導体ペーストを焼成
する際の熱ではガラスが良好に軟化せず、接着性に影響
を及ぼす。
に対して1.0〜10重量%であることが好ましく、
2.0〜8.0重量%であることがさらに好ましい。密
着性改善剤の使用割合が1.0重量%より少ない場合に
は、セラミック基板との密着力が著しく乏しくなる。一
方、10重量%より多い場合には、焼結体の収縮を促進
させ、その固結性を失わせる。
ストは、セラミック基板との密着性をより向上させる目
的で、密着性改善助剤をさらに含むことが好ましい。密
着性改善助剤としては、密着性改善剤と同様の作用を示
すガラス成分とも成りうるとともに、セラミック基板と
の密着性をより向上させることができるという理由で、
TiO2 、CuO、Cr2 O3 、Bi2 O3 、NiOの
中から選択される少なくとも1種であることが好ましい
が、セラミック基板との密着性をより向上させるもので
あれば、これらの酸化物に限定されない。
末に対して0.1〜6重量%であることが好ましく、
0.3〜3重量%であることがさらに好ましい。密着性
改善助剤の使用割合が0.1重量%より少ない場合に
は、セラミック基板との密着反応層が乏しくなる。一
方、6重量%より多い場合には、焼結体が粗密化し、導
体抵抗値の上昇を招く。
は、焼成による収縮を抑制する目的でロジウム(Rh)
粉末をさらに含んでいてもよい。ロジウム粉末の添加量
は、導電粉末に対して0.1重量%以上かつ3.0重量
%以下であることが好ましく、0.6重量%以上かつ
3.0重量%以下であることがさらに好ましい。添加量
が0.1重量%より少ない場合には、焼成による収縮を
抑制する効果が少ない。また、添加量が3.0重量%よ
り多い場合には、導体ペースト中の金属粉末の量が相対
的に低下するので導体抵抗値が増加する。また、ロジウ
ムは非常に高価であるため過剰な使用は好ましくない。
鱗片状等の任意の形状のものを用いることができ、その
平均粒径は、0.1〜2.0μm であることが好まし
く、0.5〜1.2μm であることがさらに好ましい。
平均粒径が0.1μm より小さい場合には、焼成による
熱収縮抑制効果が薄れてしまう。また、平均粒径が2.
0μm より大きい場合には、焼成による熱収縮の抑制が
均一に行われないという問題がある。
物に適度の流動性を付与する等の目的で、脂肪族エステ
ル等の添加剤を含んでいてもよい。本発明に係るスルー
ホール充填用導体ペーストの製造方法としては、まず、
導電粉末と膨張剤と展色剤とを含む原料粉末を混練し、
この混練物を、セラミック基板に形成されたスルーホー
ルにを充填した後、スルーホール部を焼成するのがよ
い。
方法としては、導電粉末と膨張剤と展色剤とを含む原料
粉末を混練してもよいし、導電粉末と展色剤との混練物
に膨張剤等の添加物と展色剤との混練物を加えて混練し
てもよい。混練する際には、3本ロールミル等の混合機
を用いたり、擂潰機を使用することが好ましい。セラミ
ック基板に形成されたスルーホールに導体ペーストを充
填する際には、メタルマスクを用いてスルーホールの開
口部を覆うようにして導体ペーストを充填するのがよ
い。なお、メタルマスクは、基板のスルーホールに相当
する位置にスルーホールの孔径以上の大きな孔径の孔を
有する金属板である。導体ペーストの充填は、厚膜印刷
技術で一般的に行われているスクリーン印刷やメタルマ
スク印刷によって行うのがよい。
000℃であることが好ましく、800〜950℃であ
ることがさらに好ましい。焼成温度が750℃より低い
場合には、導電粉末の焼結が不充分となるため、得られ
る焼結体が粗密になって導体抵抗値の上昇をまねく。ま
た、焼結体の結晶化が行われないため、焼結体の固結性
が損なわれる。焼成温度が1000℃より高い場合に
は、密着性改善剤の発泡や導体粉末の過焼結を引き起こ
すという問題がある。なお、導体ペーストの焼成は、連
続焼成炉やバッチ炉を用いて約60分間行うのがよい。
理を行う。平面化処理はスルーホール部の開口部を覆う
ようにして配置された導体を研磨する等して除去するの
がよい。なお、上記平面化処理は、焼成後に限らず、焼
成前に行ってもよい。 〔セラミック回路基板〕本発明に係るセラミック回路基
板は、上記スルーホール充填用導体ペーストのいずれか
が充填され、焼成されたスルーホールを有するセラミッ
ク基板と、セラミック基板の両面に形成され、電気的導
通を取る為にその一部がスルーホール内の導体に接する
配線回路とを備えている。
複数枚が積層されていてもよい。また、セラミック基板
の製造方法や積層方法等は、常法に従えばよい。セラミ
ック基板の両面に形成された配線回路を構成する材料
は、前述したような金粉末、銀粉末、銅粉末等の単体金
属粉末や、銀粉末/パラジウム粉末混合物、銀粉末/白
金粉末混合物等の混合金属粉末等、通常セラミック回路
基板の作製に使用されるものがあげられる。配線回路を
形成する方法は常法に従えばよい。
る部分は導体に接する。このことから、セラミック多層
配線基板を製造する際、スルーホールを有する基板上に
1層以上の絶縁層を介して配線回路を配置する場合、ス
ルーホールを避ける必要がなくなる。すなわち、例え
ば、セラミック多層配線基板の製造方法の1つである積
層多層法によってセラミック多層配線基板を製造する場
合、スルーホールに導体が充填されていない場合にはグ
リーンシートがスルーホールに沈み込んだり亀裂を生じ
る等の欠陥が発生していた。本発明に係るセラミック回
路基板によれば、断線等の不都合がない信頼性の高い配
線回路を基板上に構築できる。
ジ基板は、上記スルーホール充填用導体ペーストのいず
れかが充填され、焼成されたスルーホールを有し、少な
くとも1つのセラミック層からなるセラミック基板と、
前記セラミック基板の両面に形成され、その一部が前記
スルーホール内の導体に接する配線回路と、前記セラミ
ック基板の片面に形成され、前記スルーホール内の導体
に電気的に接する能動部と、前記能動部を覆い、前記能
動部品の周りで前記セラミック基板と接することによ
り、前記能動部を流体で封じ込めた封止部と、前記能動
部の劣化を防ぐために、前記封止部と前記セラミック基
板との間に充填された不活性ガスと、を備えている。
たとえば、図1に示すものである。このパッケージ基板
は、少なくとも1つのセラミック層からなるセラミック
基板3を有する。セラミック基板3は、たとえば、96
%程度のアルミナを用いて製造される。セラミック基板
3上にはICや水晶発振子等の能動部品7が搭載されて
いる。能動部品7はメタルキャップ6で覆われている。
セラミック基板3にはスルーホール2が形成されてい
る。スルーホール2には本発明のスルーホール充填用導
体ペーストの焼結体からなる導体1が充填されているた
め、能動部品7の外部への導通とメタルキャップ6内の
放熱を行うことができるとともに、能動部品7の劣化を
防ぐためにメタルキャップ6内に封止された不活性ガス
の気密性に優れている。セラミック基板3の両面には、
配線回路(図示省略)が形成されており、その一部はス
ルーホール2内の導体1に接している。
観点に係るスルーホール充填方法は、金属粉末を主成分
とする導電粉末と、膨張剤と、展色剤とを混合すること
により、導体ペーストを調製する工程と、セラミック基
板に形成されたスルーホールに、前記導体ペーストを充
填する工程と、前記スルーホールに充填された前記導体
ペーストを焼成する工程と、を含む。
おいては、前記膨張剤は、前記導体ペースト焼成工程時
に膨張性を示した後、単調に収縮し結晶相を形成して安
定化することにより、前記導電粉末の固結化焼結体を形
成させるものであり、前記導体ペースト充填工程は、前
記焼成工程後かつ前記焼結体が固結した後で前記固結化
焼結体が前記セラミック基板の両面からはみ出る程の充
分な量の前記導体ペーストを前記スルーホールに充填す
る工程を含むものである。また、この実施形態では、前
記焼成工程を行った後、前記セラミック基板の両面から
はみ出た前記固結化焼結体を除去するために前記セラミ
ック基板の両面を平面化処理(たとえば、研磨加工)す
る工程がさらに含まれる。
填方法は、金属粉末を主成分とする導電粉末と、膨張剤
と、展色剤とを混合することにより、導体ペーストを調
製する工程と、少なくとも1つのセラミック層からなる
セラミック基板に形成されたスルーホールに、前記導体
ペーストを充填する工程と、前記スルーホールに充填さ
れた前記導体ペーストを前記セラミック基板とともに焼
成する工程と、を含む。
おいては、前記焼成工程を行った後、セラミック基板の
両面を平面化処理(たとえば、研磨加工)する工程がさ
らに含まれる。
明の特許請求の範囲を制限するものではない。 〔実施例1〕導電粉末として銀粉末(平均粒径=5.0
μm)を用いた。まず、この銀粉末100重量部に対し
てビヒクル(展色剤)を20重量部加えて混合し、更に
3本ロールミルで混練して銀ペーストを得た。ビヒクル
は、テルピネオール100重量部に対してエチルセルロ
ースを15重量部溶解させたものを使用した。
助剤と前述のビヒクルとを混合し、更に3本ロールミル
で混練して添加剤ペーストを得た。上記2種類のペース
トを混合し、混練することによって充填用導体ペースト
を得た。添加剤ペーストを調製する際の各原料の使用量
は、導電粉末100重量部に対し、膨張剤が3.9重量
部、密着性改善剤が6.7重量部、密着性改善助剤が
0.6重量部、ビヒクルが20重量部とした。膨張剤と
しては、カオリン(平均粒径=0.25μm)と炭酸カ
ルシウム(平均粒径=0.3μm)を混合した粉末を約
870℃で仮焼した粉末を用いた。仮焼粉末の組成は、
CaO、Al2 O3、SiO2 の各成分に換算して、C
aO:Al2 O3 :SiO2 =1.1:1.0:2.4
であった。密着性改善剤としては平均粒径3.5μmの
B2 03 −Zn0−PbO系ガラス粉末(旭硝子社製、
ASF−1440)を使用し、密着性改善助剤は、平均
粒径0.3μmのTiO2 粉末(石原産業社製)を使用
した。
評価」において、導体をスルーホールに充填した状態で
は評価しにくいため、アルミナ基板上に導体を配置する
ことで評価を行った。接着強度の評価 200メッシュのステンレススクリーンを使用して、純
度96%アルミナ基板(3インチ、0.635t)上に
2mm口パットが多数配列するように、実施例1で得ら
れた充填用導体ペーストを印刷した。これを150℃で
10分間クリーンオーブン中で乾燥を行った後、連続焼
成炉で850℃、60分焼成した。この基板上の2mm
口パットに半田小手で直径0.6mm錫メッキ軟銅線を
共晶半田(銀2%含有)で半田付けした後、リード線を
基板と90°になるように折り曲げて引っ張り強度(ピ
ール強度)を測定した。その結果、2mmパット、20
ポイントの平均接着強度は2.31Kgであった。
の基板上に、実施例1で得られた充填用導体ペーストの
線状パターンを印刷した。これを150℃で10分間ク
リーンオーブン中で乾燥を行った後、連続焼成炉で85
0℃で60分焼成して線状の導体膜を有するアルミナ基
板を得た。
サーペンタインラインの膜厚、ライ幅及び抵抗値を測定
し、これらの値から導体抵抗値を算出した。試料として
5試料準備し、その結果、平均導体抵抗値として7.9
μΩ・cmの値を得た。スルーホールホール充填の評価 <導体の欠け・脱落の評価>板厚0.1mmのステンレ
ス製のメタルマスク(直径0.3mm)を用いて、直径
0.2mmスルーホールホール(600個)を有する純
度96%アルミナ基板(84.0mm×69.0mm×
0.635mmt)に、実施例1で得られた充填用導体
ペーストを充填した。これを、150℃、10分間クリ
ーンオーブン中で乾燥を行った後、連続乾燥炉850
℃、60分焼成した。次に、スルーホール充填用導体が
基板表面より突き出していたり、基板表面のスルーホー
ル孔周辺に残った充填用導体を完全に取り除くために、
研磨加工(平面化処理)を施した。この際、充填スルー
ホール部の実態鏡による観察を行ったが、導体が欠落し
たり、スルーホールから抜けてしまったりするものは皆
無であった。また、この基板の充填スルーホール部を破
断させ断面観察を行ったところ、スルーホール壁面と充
填導体とは隙間なく接着しており、スルーホール壁面に
は一様に接着反応層が確認された。
程で研磨加工を施した充填基板25の表面にスクリーン
印刷で厚膜用銀/白金ペースト(DuPont社製、QS−1
71)を用いてパターン24を形成し、150℃、10
分間クリーンオーブン中で乾燥を行った後、連続焼成炉
で850℃、60分間焼成した。
を用いて、クリーム半田(ニホンハンダ社製)を印刷
し、その上にメタルキャップ(図1の6)をのせた。こ
れを熱風リフロー炉に通炉させ半田付けを行い、気密性
評価の試料とした。試料数としては100個の気密性評
価の試料を準備した。この試料をクロロセンで洗浄した
後、125℃、フロリナート(住友3M社製、FC−4
0)浴中でグロスリーク試験を行い、気泡の発生を観察
したところ、皆無であった。次に、この試料をHeリー
クディクテクター(ビーコ社製)を用いて気密性(ファ
インリーク試験)の評価を行ったところ、全ての試料に
おいてこの装置の限界値である1.0×10-8atm・
cc/sec以下であった。
密着性改善剤、密着性改善助剤を混合していないペース
トを充填用導体ペーストとして使用したこと以外は、実
施例1と同様にして評価試料を作製し、接着強度、導体
抵抗値及びスルーホール充填の評価を実施例1と同様に
して行った。
g、導体抵抗値4.3μΩ・cmの値を得た。スルーホ
ール充填の評価は、前述のようにして研磨加工後の充填
スルーホール部の観察を行った。その結果、表面観察で
は、導体の欠けが65%、充填導体のスルーホール孔か
らの抜けが12%確認された。また、断面観察では、す
べての試料で導体とスルーホール壁面との間に一様な隙
間が生じており、接着反応層を確認することはできなか
った。気密性評価の試料では、グロスリーク試験におい
て、充填スルーホール部からの気泡の発生を確認し、そ
の発生率は95%であった。
善助剤を混合していないペーストを充填用導体ペースト
として使用したこと以外は、実施例1と同様にして評価
試料を作製し、接着強度、導体抵抗値及びスルーホール
充填の評価を実施例1と同様にして行った。
Kg、導体抵抗値6.3μΩ・cmの値を得た。スルー
ホール充填の評価は、前述のようにして研磨加工後の充
填スルーホール部の観察を行った。その結果、表面観察
では、導体の欠け及び充填導体のスルーホール孔の抜け
は皆無であったが、断面観察では、スルーホール壁面と
充填導体との間には一部に僅かな隙間が確認された。ま
た、スルーホール壁面と充填導体が接着している界面に
おいても接着反応層を確認することができなかった。
における気泡の発生は皆無であり、ファインリーク値は
5.0×10-8atm・cc/sec以下であった。以
上の結果から、本発明に係る導体ペーストを使用すれ
ば、導体が欠落したり、スルーホールからの抜けを防ぐ
ことができる。また、密着性改善剤や密着性改善助剤を
含む場合には、セラミック基板のスルーホールに隙間な
く導体成分を充填し、かつセラミック基板との密着性が
向上させることが可能となった。さらに、本発明に係る
導体ペーストを焼成して得られる充填導体は、回路基板
として十分に低い導体抵抗値を有し、パッケージ基板と
しての気密性を有することを確認した。
善剤を混合していないペーストを充填用導体ペーストと
して使用したこと以外は、実施例1と同様にして評価試
料を作製し、接着強度、導体抵抗値及びスルーホール充
填の評価を実施例1と同様にして行った。その結果、平
均値として、接着強度0.5Kg、導体抵抗値17μΩ
・cmの値を得た。
表面観察で導体の欠けが71%確認されたものの、充填
導体のスルーホール孔からの脱落は皆無であった。ま
た、断面観察では、導体とスルーホール壁面との間に隙
間は観察されなかったが、導体と壁面との接着はなされ
ておらず、接着反応層も確認されなかった。気密性評価
の試料では、グロスリーク試験において、充填スルーホ
ール部からの気泡発生を確認し、その発生率は92%で
あった。
5.0μmの銀粉末100重量部の代わりに平均粒径3
0μmの銀粉末50重量部と平均粒径1μmの銀粉末5
0重量部とを用いたこと以外は、実施例1と同様にして
評価試料を作製し、接着強度、導体抵抗値、スルーホー
ル充填の評価、及び気密性の評価を実施例1と同様にし
て行った。
Kg、導体抵抗値7μΩ・cmの値を得た。スルーホー
ル充填評価では、研磨加工後の表面観察で、実施例1と
同様に良好な接着反応層が確認された。気密性評価で
は、グロスリーク試験における気泡の発生は皆無であ
り、ファインリーク値は1.0×10-8atm・cc/
sec以下であった。
径=5.0μm)を用いた。この銀粉末100重量部に
対して、それぞれ(1)1.0重量部(2)3.0重量
部(3)5.0重量部(4)10.0重量部の膨張剤を
配合し、乾式混合を行って4種類の原料粉末を得た。膨
張剤としては、カオリン(平均粒径=0.25μm)と
炭酸カルシウム(平均粒径=0.3μm)を混合した粉
末を約870℃で仮焼した粉末を用いた。仮焼粉末の組
成は、CaO、Al2 O3 、SiO2 の各成分に換算し
て、CaO:Al2 O3 :SiO2 =1.1:1.0:
2.4であった。
秤量し、直径6.95mmの金型を用いて100Kg/
cm2 で一軸プレスを行って原料粉末のペレットを得
た。これらのペレットを連続焼成炉で850℃、60分
で焼成を行って、4種類の焼結体を得た。以下の「焼成
収縮率の評価」「固結性の評価」において、導体をスル
ーホールに充填した状態では評価しにくいため、原料粉
末のペレットを焼成したものを用いて評価を行った。な
お、この参考例で作製したペレットは展色剤を含まな
い。展色剤は原料粉末を焼成する以前に飛ばされている
(脱脂される)ため、展色剤を始めから展色剤を含まな
くても焼結体の焼成収縮および固結といった現象に直接
影響を及ぼさない。
評価した。結果を図6に示す。固結性の評価 参考例で作製した膨張剤配合3%のペレット試料と膨張
剤配合5%のペレット試料とを用いて、焼成後の熱履歴
による固結安定性を評価した。焼成されたペレット試料
を連続焼成炉で850℃、60分複数回(最大4回)の
焼成を行った後、焼成後のペレットの直径を測定してそ
の変化率を評価した。結果を図7に示す。
(平均粒径5.0μm)を単独で使用したこと以外は、
参考例と同様にしてペレット試料を作製して、その焼成
収縮率及び固結安定性の評価を行った。結果を図8に示
す。以上の結果から、膨張剤の添加量が僅かであっても
導体粉末の焼成収縮を抑制させる効果があることが確認
できた。また、一旦焼成を行った導体は、その後の熱履
歴によっても収縮の抑制効果が維持されており、その形
状が固結安定化していることを確認した。
ーストは膨張剤を含むため、セラミック配線基板に形成
されたスルーホール部に充填する導体ペーストの焼成後
の収縮を抑制し、スルーホール壁面と導体との接合が十
分に保たれ、基板表面の配線回路とスルーホール導体と
の接続の信頼性が向上する。また、従来のタイプのもの
に比べてスルーホール内の導体量が増加するので導体抵
抗が低減化する。
物、チタン酸バリウム、チタン酸カルシウム、チタン酸
鉛、ジルコニウム酸鉛、フェライト、PTZおよびPT
Fからなる群の中から選ばれる少なくとも1種である場
合には、導体ペーストの焼成後の収縮を抑制する効果が
より向上し、基板表面の配線回路とスルーホール導体と
の接続の信頼性もより向上する。
RO−Al2 O3 −SiO2 (Rはアルカリ金属又はア
ルカリ土類金属を表す)で示される化合物である場合に
は、導体ペーストの焼成後の収縮を抑制する効果がさら
に向上し、基板表面の配線回路とスルーホール導体との
接続の信頼性もさらに向上する。前記スルーホール充填
用導体ペーストが密着性改善剤をさらに含む場合には、
導体とセラミック基板との接着力を増大させる効果が向
上すると共に、特にパッケージ基板に形成されたスルー
ホールに充填した場合に、スルーホール部の気密性を改
善することができる。
000℃のガラスである場合には、スルーホール部の気
密性がより向上する。前記スルーホール充填用導体ペー
ストが密着性改善助剤をさらに含む場合には、導体とセ
ラミック基板との接着力を増大させる効果がより向上す
ると共に、パッケージ基板のスルーホール部の気密性も
より向上する。
Cr2 O3 、Bi2 O3 およびNiOからなる群の中か
ら選択される少なくとも1種である場合には、パッケー
ジ基板のスルーホール部の気密性がさらに向上する。前
記スルーホール充填用導体ペーストがロジウム(Rh)
粉末をさらに含む場合には、導体ペーストの焼成後の収
縮を抑制する効果が向上する。
前記ロジウム(Rh)粉末の含有割合が前記導電粉末に
対して0.1重量%以上かつ3.0重量%以下の場合に
は、導体ペーストの焼成後の収縮を抑制する効果がさら
に向上する。
た場合の一例を示したセラミック基板の断面図。
場合の一例を示したセラミック基板の断面図。
場合の一例を示したセラミック基板の断面図。
刷用パターン。
を示す図。
を示す図。
結安定性の評価結果を示す図。
Claims (15)
- 【請求項1】セラミック基板に形成されたスルーホール
に充填した後、焼成するための導体ペーストであって、 金属粉末を主成分とする導電粉末と、 膨張剤と、 展色剤と、を含む無収縮性スルーホール充填用導体ペー
スト。 - 【請求項2】前記膨張剤は、固結性をも有する、請求項
1に記載のスルーホール充填用導体ペースト。 - 【請求項3】前記膨張剤は、アルミノケイ酸塩系化合
物、チタン酸バリウム、チタン酸カルシウム、チタン酸
鉛、ジルコニウム酸鉛、フェライト、PTZおよびPT
Fからなる群の中から選ばれる1種以上である、請求項
1または2に記載のスルーホール充填用導体ペースト。 - 【請求項4】前記アルミノケイ酸塩系化合物は、一般式
RO−Al2 O3 −SiO2 (Rはアルカリ金属又はア
ルカリ土類金属を表す)で示される化合物である、請求
項1〜3のいずれかに記載のスルーホール充填用導体ペ
ースト。 - 【請求項5】密着性改善剤をさらに含む、請求項1〜4
のいずれかに記載のスルーホール充填用導体ペースト。 - 【請求項6】前記密着性改善剤は、軟化点が500〜1
000℃のガラスである、請求項5に記載のスルーホー
ル充填用導体ペースト。 - 【請求項7】密着性改善助剤をさらに含む、請求項5ま
たは6に記載のスルーホール充填用導体ペースト。 - 【請求項8】前記密着性改善助剤はTiO2 、CuO、
Cr2 O3 、Bi2 O3 およびNiOからなる群の中か
ら選択される少なくとも1種である、請求項7に記載の
スルーホール充填用導体ペースト。 - 【請求項9】前記金属粉末は金粉末、銀粉末、銅粉末、
銀粉末/パラジウム粉末混合物、および、銀粉末/白金
粉末混合物からなる群の中から選択される少なくとも1
種である、請求項1〜8のいずれかに記載のスルーホー
ル充填用導体ペースト。 - 【請求項10】ロジウム粉末をさらに含む、請求項1〜
9までのいずれに記載のスルーホール充填用導体ペース
ト。 - 【請求項11】前記導電粉末に対して0.1重量%以上
かつ3.0重量%以下のロジウム(Rh)粉末をさらに
含む、請求項1〜10のいずれかに記載のスルーホール
充填用導体ペースト。 - 【請求項12】前記展色剤は、結合剤と溶剤とを含む、
請求項1〜11までのいずれに記載のスルーホール充填
用導体ペースト。 - 【請求項13】セラミック基板に形成されたスルーホー
ルに充填した後、焼成するための導体ペーストであっ
て、 金粉末、銀粉末、銅粉末、銀粉末/パラジウム粉末混合
物、および、銀粉末/白金粉末混合物からなる群の中か
ら選択される少なくとも1種であり、かつ、平均粒径1
〜100μmを有する金属粉末を主成分とする導電粉末
と、 アルミノケイ酸塩系化合物、チタン酸バリウム、チタン
酸カルシウム、チタン酸鉛、ジルコニウム酸鉛、フェラ
イト、PTZおよびPTFからなる群の中から選ばれる
1種以上であり、前記導電粉末に対して0.5〜15重
量%の膨張剤と、 エチルセルロースおよびアクリル樹脂からなる群の中か
ら選ばれた少なくとも1種であり、前記導電粉末に対し
て2〜10重量%の結合剤と、エチルカルビトールアセ
テートおよびテルピネオールからなる群の中から選ばれ
た少なくとも1種であり、前記結合剤100重量部に対
して300〜2000重量%の溶剤とを含み、前記導電
粉末に対して10〜45重量%の展色剤と、 PbO、B2 O3 、ZnO、CaO、SiO2 およびA
l2 O3 からなる群の中から選ばれた少なくとも1種で
あり、前記導電粉末に対して1.0〜10重量%の密着
性改善剤と、 TiO2 、CuO、Cr2 O3 、Bi2 O3 、NiOの
中から選択される少なくとも1種であり、前記導電粉末
に対して0.1〜6重量%の密着性改善助剤と、 平均粒径0.1〜2.0μmを有し、前記導電粉末に対
して0.1重量%以上かつ3.0重量%以下のロジウム
(Rh)粉末と、を含む無収縮性スルーホール充填用導
体ペースト。 - 【請求項14】請求項1〜13のいずれかに記載のスル
ーホール充填用導体ペーストが充填され、焼成されたス
ルーホールを有するセラミック基板と、 前記セラミック基板の両面に形成され、その一部が前記
スルーホール内の導体に接する配線回路と、を備えたセ
ラミック回路基板。 - 【請求項15】請求項1〜13のいずれかに記載のスル
ーホール充填用導体ペーストが充填され、焼成されたス
ルーホールを有し、少なくとも1つのセラミック層から
なるセラミック基板と、 前記セラミック基板の両面に形成され、その一部が前記
スルーホール内の導体に接する配線回路と、 前記セラミック基板の片面に形成され、前記スルーホー
ル内の導体に電気的に接する能動部と、 前記能動部を覆い、前記能動部品の周りで前記セラミッ
ク基板と接することにより、前記能動部を流体で封じ込
めた封止部と、 前記能動部の劣化を防ぐために、前記封止部と前記セラ
ミック基板との間に充填された不活性ガスと、を備えた
パッケージ基板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09560596A JP3754748B2 (ja) | 1995-05-19 | 1996-04-17 | スルーホール充填用導体ペースト、セラミック回路基板及びパッケージ基板 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12126095 | 1995-05-19 | ||
| JP7-121260 | 1995-05-19 | ||
| JP09560596A JP3754748B2 (ja) | 1995-05-19 | 1996-04-17 | スルーホール充填用導体ペースト、セラミック回路基板及びパッケージ基板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0946013A true JPH0946013A (ja) | 1997-02-14 |
| JP3754748B2 JP3754748B2 (ja) | 2006-03-15 |
Family
ID=26436827
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09560596A Expired - Lifetime JP3754748B2 (ja) | 1995-05-19 | 1996-04-17 | スルーホール充填用導体ペースト、セラミック回路基板及びパッケージ基板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3754748B2 (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001274035A (ja) * | 2000-03-28 | 2001-10-05 | Murata Mfg Co Ltd | 積層セラミックコンデンサ用導電性ペーストならびにこれを用いた積層セラミックコンデンサ |
| WO2003105160A1 (ja) * | 2002-05-31 | 2003-12-18 | タツタ電線株式会社 | 導電性ペースト、これを用いた多層基板及びその製造方法 |
| JP2010010394A (ja) * | 2008-06-26 | 2010-01-14 | Ngk Spark Plug Co Ltd | セラミック配線基板 |
| WO2012169408A1 (ja) | 2011-06-08 | 2012-12-13 | 京セラ株式会社 | 回路基板およびこれを備える電子装置 |
| JP2014012840A (ja) * | 2013-07-16 | 2014-01-23 | Univ Of Tokyo | 接着材組成物 |
| KR101377004B1 (ko) * | 2011-06-17 | 2014-03-26 | 한양대학교 에리카산학협력단 | 관통전극형성용 입자 및 이를 이용한 관통전극 형성방법 |
| KR20150039217A (ko) * | 2012-07-30 | 2015-04-09 | 세람테크 게엠베하 | 관통 홀을 금속 피복하는 방법 |
| US10257941B2 (en) | 2016-03-11 | 2019-04-09 | Ngk Insulators, Ltd. | Connection substrate |
| US10278286B2 (en) | 2016-03-11 | 2019-04-30 | Ngk Insulators, Ltd. | Connection substrate |
| US10297521B2 (en) | 2015-04-27 | 2019-05-21 | Kyocera Corporation | Circuit substrate, and electronic device including same |
| US11013127B2 (en) | 2016-03-11 | 2021-05-18 | Ngk Insulators, Ltd. | Method for producing connection substrate |
| CN115069366A (zh) * | 2022-05-19 | 2022-09-20 | 萍乡市兴丰高科实业有限公司 | 一种立磨磨机内用高铝锆质陶瓷耐磨棒 |
-
1996
- 1996-04-17 JP JP09560596A patent/JP3754748B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (21)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001274035A (ja) * | 2000-03-28 | 2001-10-05 | Murata Mfg Co Ltd | 積層セラミックコンデンサ用導電性ペーストならびにこれを用いた積層セラミックコンデンサ |
| WO2003105160A1 (ja) * | 2002-05-31 | 2003-12-18 | タツタ電線株式会社 | 導電性ペースト、これを用いた多層基板及びその製造方法 |
| JPWO2003105160A1 (ja) * | 2002-05-31 | 2005-10-13 | タツタ電線株式会社 | 導電性ペースト、これを用いた多層基板及びその製造方法 |
| US7214419B2 (en) | 2002-05-31 | 2007-05-08 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co., Ltd. | Conductive paste multilayered board including the conductive paste and process for producing the same |
| CN1326155C (zh) * | 2002-05-31 | 2007-07-11 | 大自达电线股份有限公司 | 导电糊、使用其的多层基板及其制造方法 |
| KR100757163B1 (ko) * | 2002-05-31 | 2007-09-07 | 다츠다 덴센 가부시키가이샤 | 도전성 페이스트, 이를 이용한 다층기판과 그 제조방법 |
| JP2010010394A (ja) * | 2008-06-26 | 2010-01-14 | Ngk Spark Plug Co Ltd | セラミック配線基板 |
| WO2012169408A1 (ja) | 2011-06-08 | 2012-12-13 | 京セラ株式会社 | 回路基板およびこれを備える電子装置 |
| US9820379B2 (en) | 2011-06-08 | 2017-11-14 | Kyocera Corporation | Circuit board and electronic device including same |
| KR101377004B1 (ko) * | 2011-06-17 | 2014-03-26 | 한양대학교 에리카산학협력단 | 관통전극형성용 입자 및 이를 이용한 관통전극 형성방법 |
| KR20150039217A (ko) * | 2012-07-30 | 2015-04-09 | 세람테크 게엠베하 | 관통 홀을 금속 피복하는 방법 |
| JP2015528216A (ja) * | 2012-07-30 | 2015-09-24 | セラムテック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングCeramTec GmbH | 貫通接続部を金属化する方法 |
| JP2018164116A (ja) * | 2012-07-30 | 2018-10-18 | セラムテック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングCeramTec GmbH | 貫通接続部を金属化する方法 |
| US10165681B2 (en) | 2012-07-30 | 2018-12-25 | Ceramtec Gmbh | Method for metalizing vias |
| JP2014012840A (ja) * | 2013-07-16 | 2014-01-23 | Univ Of Tokyo | 接着材組成物 |
| US10297521B2 (en) | 2015-04-27 | 2019-05-21 | Kyocera Corporation | Circuit substrate, and electronic device including same |
| US10257941B2 (en) | 2016-03-11 | 2019-04-09 | Ngk Insulators, Ltd. | Connection substrate |
| US10278286B2 (en) | 2016-03-11 | 2019-04-30 | Ngk Insulators, Ltd. | Connection substrate |
| US11013127B2 (en) | 2016-03-11 | 2021-05-18 | Ngk Insulators, Ltd. | Method for producing connection substrate |
| CN115069366A (zh) * | 2022-05-19 | 2022-09-20 | 萍乡市兴丰高科实业有限公司 | 一种立磨磨机内用高铝锆质陶瓷耐磨棒 |
| CN115069366B (zh) * | 2022-05-19 | 2023-12-29 | 萍乡市兴丰高科实业有限公司 | 一种立磨磨机内用高铝锆质陶瓷耐磨棒 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3754748B2 (ja) | 2006-03-15 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6667256B2 (en) | Glass-ceramic composition for ceramic electronic part, ceramic electronic part, and method for manufacturing multilayer ceramic electronic part | |
| JPH0343786B2 (ja) | ||
| US5698015A (en) | Conductor paste for plugging through-holes in ceramic circuit boards and a ceramic circuit board having this conductor paste | |
| JP3754748B2 (ja) | スルーホール充填用導体ペースト、セラミック回路基板及びパッケージ基板 | |
| US4943470A (en) | Ceramic substrate for electrical devices | |
| US5122930A (en) | High heat-conductive, thick film multi-layered circuit board | |
| JP2598872B2 (ja) | ガラスセラミックス多層基板 | |
| JP2003277852A (ja) | 銅メタライズ組成物およびセラミック配線基板 | |
| JP2004256346A (ja) | ガラスセラミック組成物、ガラスセラミック焼結体とその製造方法、並びにそれを用いた配線基板とその実装構造 | |
| KR100744855B1 (ko) | 높은 열적 사이클 전도체 시스템 | |
| JP2001015895A (ja) | 配線基板およびその製造方法 | |
| JP3441941B2 (ja) | 配線基板およびその実装構造 | |
| JPH06334351A (ja) | 導体ペーストおよびそれを用いたセラミック多層配線基板 | |
| JP2885477B2 (ja) | 多層配線基板及びその製造方法 | |
| US5352482A (en) | Process for making a high heat-conductive, thick film multi-layered circuit board | |
| JP3556475B2 (ja) | 高周波用磁器組成物および高周波用磁器の製造方法 | |
| JP3699571B2 (ja) | 配線基板およびその実装構造 | |
| JP2001294489A (ja) | 結晶化ガラスと窒化アルミニウム焼結体との接合体 | |
| JP3719834B2 (ja) | 低温焼成セラミックス | |
| JPH11186727A (ja) | 配線基板およびその製造方法 | |
| JP3441950B2 (ja) | 配線基板およびその実装構造 | |
| JP3426920B2 (ja) | 配線基板 | |
| JP3323074B2 (ja) | 配線基板、半導体素子収納用パッケージおよびその実装構造 | |
| JPH11135899A (ja) | セラミック回路基板 | |
| JPH0416039B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050907 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050920 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051108 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051206 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051219 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081222 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131222 Year of fee payment: 8 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |