JPH0946579A - 画像再生方法及び画像再生装置 - Google Patents

画像再生方法及び画像再生装置

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JPH0946579A
JPH0946579A JP7196677A JP19667795A JPH0946579A JP H0946579 A JPH0946579 A JP H0946579A JP 7196677 A JP7196677 A JP 7196677A JP 19667795 A JP19667795 A JP 19667795A JP H0946579 A JPH0946579 A JP H0946579A
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敬信 白岩
Eiichiro Ikeda
栄一郎 池田
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善郎 宇田川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所望する正確な画像再生を行うことができ
る。 【構成】 撮像データメモリ部20と、撮像データ選択
指示部34と、前記撮像データメモリ部20から撮像デ
ータを選択する撮像データ選択部33と、撮像データ選
択部33が選択した撮像データを保持する撮像データ保
持部31と、保持されている選択された撮像データを用
いて画像再生パラメータを決定する画像再生パラメータ
決定部32と、画像再生パラメータ決定部32により決
定された画像再生パラメータを用いて撮像データ保持部
31に保持された撮像データの画像再生をする画像再生
処理部35を備えた画像再生装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像管やCCD等
の撮像素子により得られる撮像信号に対して、その撮像
データを可視化できる画像信号、例えばNTSC−RG
B等に変換する画像再生方法及び画像再生装置の技術分
野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、CCD等の撮像素子を利用し
たテレビカメラ等の画像再生装置においては、撮像素子
やカラーフィルターの経年変化や照明光源の変化に関わ
らず、見た目に同じ印象が常に得られるように、或はで
きるだけ忠実な再生画像が得られるように、撮像データ
から画像データを得る画像再生処理時に、前記撮像デー
タから画像再生パラメータの一部を決定することが一般
的に行われている。画像再生パラメータとしては、例え
ば、色温度や再生輝度レベル等があり、画像再生パラメ
ータはこれら色温度を補正したり再生輝度レベルを設定
する際に使われる。 色温度の補正においては、具体的
には、いわゆるホライトバランス調整が行われ、白色と
見えるべき物体は白色に見える用に調整される。そし
て、この色温度補正は、一般には、撮像された画像デー
タに基づいて判断されて行われる。即ち、画像データか
ら白色と見えるべき物体を抽出し、これから画像再生パ
ラメータの一部であるホワイトバランス係数が決められ
る。ホワイトバランス調整においては、このホワイトバ
ランス係数を用いて、撮像素子の出力する映像信号を構
成する複数の色成分信号にそれぞれゲインを与えて補正
する事により、白色と見えるべき物体に対し、その映像
信号を構成する各色成分の信号の出力レベルが等しくな
るように調整される。
【0003】再生輝度レベルの設定は、撮像データから
輝度分布を算出し、最適な再生輝度レベル(範囲)を設
定し、その範囲において再生画像が得られるようにパラ
メータが調整され、再生される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ホ
ワイトバランス調整により映像の色合いを調整する方法
等では、撮像素子等から得られる映像信号中に白色に見
えるべき物体(被写体)が十分に存在する時は有効であ
るが、特定の状況においては撮像信号中に白色に見える
べき物体(被写体)がない場合や、あっても非常に少な
い場合があり、この様な状況においてはホワイトバラン
ス調整により色合いを調整する事は原理的に不可能とな
る。一般に、この様な状況においては、該状態を回避す
るために、撮像データ全体の撮像信号を各色成分毎に平
均化し、該平均値を用いてホワイトバランス調整が行わ
れることがあるが、該方法では、求めた平均値に示され
る色が白色(光源の色)であるとは限らず、精度良くホ
ワイトバランス調整を行うことはできない。
【0005】このように従来の画像再生装置において
は、最適な再生画像を得るために画像再生処理を行う場
合、画像再生パラメータを前記撮像データから決めよう
とすると、精度良くパラメータを設定することができな
いという問題があった。
【0006】また、再生輝度レベルの設定においては、
個々の撮像データ毎に輝度の再生パラメータを決定する
と画像比較等を行う場合や画像合成処理等を行う場合に
比較する複数枚の撮像データ間の輝度の相関関係等が失
われ、再生画像間の比較が困難となったり、あるいは再
生合成画像において輝度のつながりが不自然になる等の
不具合が生じる場合があるという問題があった。
【0007】例えば、撮影領域の関係で、本来なら同一
画面として撮像したい被写体を分割して撮像し、複数枚
の撮像データを得たときに上記不具合が明らかになる。
【0008】即ち、画像情報により求めた画像再生パラ
メータを用いて得られる再生画像は、個々の撮像データ
について個別の画像再生パラメータが得られるため、輝
度情報により物性情報等を得る場合の様に、複数枚の画
像を比較解析し画像間の情報を抽出する際に用いる再生
画像を得ることができない。或は、被写体の反射率が空
間的に徐々に変化している場合は、これを分割撮像して
得られた個々の撮像データにおいては輝度レベル(範
囲)に違いが生じており、これを各撮像データ毎に最適
化して画像再生を行うと、本来各撮像領域にあった輝度
の相関関係が失われた画像として再現され、従って、各
撮像領域を撮像した画像を合成して一枚の画像とすると
輝度の相関関係が失われた不自然な合成画像になるとい
う問題があった。
【0009】本発明はこの様な問題点を解消するために
なされたものであって、所望の正確な画像再生を行うこ
とができる画像再生方法及び画像再生装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に係る
画像再生方法及び画像再生装置は、 (1)撮像手段によって撮像された撮像データを画像再
生パラメータを用いて可視化可能な画像信号に変換する
画像再生方法であって、一定の条件を満たす複数の撮像
データからなる一連の撮像データ群を形成し、この一連
の撮像データ群から前記の画像再生パラメータを求め、
この画像再生パラメータを用いて前記撮像データ群に属
する撮像データを画像データに変換することを特徴とす
る画像再生方法。
【0011】(2)前記一定の条件を満たす複数の撮像
データからなる一連の撮像データ群は、撮像データを解
析して得られる色温度データが予め指定する色温度デー
タ範囲内にある撮像データからなることを特徴とする前
記(1)記載の画像再生方法。
【0012】(3)前記一定の条件を満たす複数の撮像
データからなる一連の撮像データ群は、撮像データを簡
易再生して表示される画像群よりユーザーが選択する撮
像データからなることを特徴とする前記(1)記載の画
像再生方法。
【0013】(4)前記一定の条件を満たす複数の撮像
データからなる一連の撮像データ群は、撮像データに付
随した情報である、撮像時刻、EV値、絞り値、被写体
距離、シャッター速度のいずれか或はその組み合わせの
情報が、予め数値的に指定する範囲内にある撮像データ
からなることを特徴とする前記(1)記載の画像再生方
法。
【0014】(5)前記一定の条件を満たす複数の撮像
データからなる一連の撮像データ群は、撮像データに付
随した情報である、撮像モード、撮像場所、ストロボ使
用の有無、光学ローパスフィルターの有無のいずれか或
はその組み合わせの情報が、予め指定する条件を満たす
撮像データからなることを特徴とする前記(1)記載の
画像再生方法。
【0015】(6)前記一定の条件を満たす複数の撮像
データからなる一連の撮像データ群は、合成画像を形成
するための撮像データであることを示す付随情報を持つ
撮像データからなることを特徴とする前記(1)記載の
画像再生方法。
【0016】(7)撮像手段によって撮像された撮像デ
ータを画像再生パラメータを用いて可視化可能な画像信
号に変換する画像再生装置であって、撮像された撮像デ
ータを記憶する撮像データメモリ手段と、撮像データ選
択の条件を指示する撮像データ選択指示手段と、前記撮
像データメモリ手段から撮像データを選択する撮像デー
タ選択手段と、該撮像データ選択手段が選択した撮像デ
ータを保持する撮像データ保持手段と、該撮像データ保
持手段に保持されている選択された撮像データを用いて
画像再生パラメータを決定する画像再生パラメータ決定
手段と、該画像再生パラメータ決定手段により決定され
た画像再生パラメータを用いて前記撮像データ保持手段
に保持された撮像データの画像再生をする画像再生処理
手段を備え、一定の条件を満たす複数の撮像データから
なる一連の撮像データ群を形成し、この一連の撮像デー
タ群から前記の画像再生パラメータを求め、この画像再
生パラメータを用いて前記撮像データ群に属する撮像デ
ータを画像データに変換することを特徴とする画像再生
装置。
【0017】(8)前記一定の条件を満たす複数の撮像
データからなる一連の撮像データ群は、撮像データを解
析して得られる色温度データが予め指定する色温度デー
タ範囲内にある撮像データからなることを特徴とする前
記(7)記載の画像再生装置。
【0018】(9)前記一定の条件を満たす複数の撮像
データからなる一連の撮像データ群は、撮像データを簡
易再生して表示される画像群よりユーザーが選択する撮
像データからなることを特徴とする前記(7)記載の画
像再生装置。
【0019】(10)前記一定の条件を満たす複数の撮
像データからなる一連の撮像データ群は、撮像データに
付随した情報である、撮像時刻、EV値、絞り値、被写
体距離、シャッター速度のいずれか或はその組み合わせ
の情報が、予め数値的に指定する範囲内にある撮像デー
タからなることを特徴とする前記(7)記載の画像再生
装置。
【0020】(11)前記一定の条件を満たす複数の撮
像データからなる一連の撮像データ群は、撮像データに
付随した情報である、撮像モード、撮像場所、ストロボ
使用の有無、光学ローパスフィルターの有無のいずれか
或はその組み合わせの情報が、予め指定する条件を満た
す撮像データからなることを特徴とする前記(7)記載
の画像再生装置。
【0021】(12)前記一定の条件を満たす複数の撮
像データからなる一連の撮像データ群は、合成画像を形
成するための撮像データであることを示す付随情報を持
つ撮像データからなることを特徴とする前記(7)記載
の画像再生装置。
【0022】本発明は、上記の各構成によって、前記の
目的を達成するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】前記目的を達成するため本発明
は、撮像手段によって撮像された撮像データを画像再生
パラメータを用いて可視化可能な画像信号に変換する画
像再生方法及び画像再生装置において、一定の条件を満
たす複数の撮像データからなる一連の撮像データ群とし
て、この一連の撮像データ群から前記画像再生パラメー
タを求め、この画像再生パラメータを用いて、前記撮像
データ群に属する撮像データを画像データに変換するこ
とを特徴とする。
【0024】さらに、前記一定の条件を満たす複数の撮
像データからなる一連の撮像データ群は、撮像データを
解析して得られる色温度データが予め指定する色温度デ
ータ範囲内にあることを特徴とする また、前記一定の条件を満たす複数の撮像データからな
る一連の撮像データ群は、撮像データを簡易再生して表
示される撮像被写体の構図が類似しているという条件の
もとにユーザにより選択されたものであることを特徴と
する。
【0025】また、前記一定の条件を満たす複数の撮像
データからなる一連の撮像データ群は、撮像データに付
随した情報である、撮像時刻、EV値、絞り値、被写体
距離、シャッター速度のいずれか、あるいはその組み合
わせ情報が予め数値的に指定する範囲内にあることを特
徴とする。
【0026】また、前記一定の条件を満たす複数の撮像
データからなる一連の撮像データ群は、撮像データに付
随した情報である、撮像モード、撮像場所、ストロボ使
用の有無、光学ローパスフィルターの有無のいずれか、
あるいはその組み合わせの情報が予め指定する条件を満
たすことを特徴とする。
【0027】また、前記一定の条件を満たす複数の撮像
データからなる一連の撮像データ群は、合成画像を形成
する撮像データとしての情報を持つ、あるいは合成画像
を形成する撮像データとして選択された複数の撮像デー
タからなることを特徴とする実施である。
【0028】上記画像再生方法及び画像再生装置によれ
ば、関連する複数枚の撮像データを一連の撮像データ群
として扱い、その撮像データを群を用いて、最適な画像
再生パラメータが求められ、その画像再生パラメータを
用いて、撮像データ群を構成する撮像データが画像デー
タに変換される。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0030】図1は本発明に係わる画像再生装置の一実
施例を示すブロック図である。
【0031】10はデジタルカメラ等のカラー画像撮像
部であって、被写体を撮像し該被写体画像データを二次
元のデジタル撮像データ(以下、単に「撮像データ」と
いう)として撮像データメモリ部20に出力する。そし
て、撮像データメモリ部20は、カラー画像撮像部10
から送られてきた前記撮像データを記憶保存する。
【0032】カラー画像再生処理部30は、撮像データ
メモリ部20に記憶保存されている撮像データに関し所
定の画像再生処理を施し、例えば、デジタル化されたN
TSC−RGBデータに変換し、カラー画像再生表示部
40及び再生画像データメモリ部50に出力する。
【0033】前記カラー画像再生表示部40は、例えば
カラービデオボードとモニタ等を備え、カラー画像再生
処理部30から出力されたカラー画像信号を受け、ある
いは、再生画像データメモリ部50からカラー画像信号
を読みだし、カラー画像としてモニタ上に表示する。
【0034】再生画像データメモリ部50は、カラー画
像再生処理部30において画像再生された画像データを
記憶保存し、この記憶保存された画像データは必要に応
じてカラー画像再生表示部40に送られカラー画像とし
て表示される。
【0035】カラー画像再生処理部30は、詳述する
と、撮像データメモリ部20からのデジタル撮像データ
を保持しておくための撮像データ保持機構31と、撮像
データメモリ部20から撮像データを選択して取り出し
撮像データ保持機構31に出力する撮像データ選択機構
33と、この撮像データ選択部33が撮像データを選択
するための条件等を指示する撮像データ選択指示部(指
示手段)34と、撮像データ保持部31に選択保持され
ている撮像データを用いて画像パラメータを決定する画
像再生パラメータ決定部32により決定された画像再生
パラメータを用いて撮像データ保持部31に保持された
撮像データの画像再生をする画像再生処理部35と、こ
のカラー画像再生処理部30の各部を制御するコントロ
ール部36とを具備している。
【0036】画像再生パラメータ決定部32が決定する
画像再生パラメータとしては、例えば、色温度、ホワイ
トバランス係数、色成分ゲイン量、ホワイトポイント情
報、ブラックポイント情報、ガンマ係数、階調特性、階
調変換曲線、階調変換ルックアップテーブル、ニーポイ
ント、ダイナミックレンジ、色域、照明光源情報、色座
標変換マトリックス係数、空間周波数特性、ブラックバ
ランス係数、S/N比、自己相関係数、ウィナースペク
トル、強度(濃度)分布、輝度分布等を示すパラメー
タ、あるいはこれらの情報より直接、間接に得られるパ
ラメータ等を挙げることができる。
【0037】撮像データ選択指示部34は、撮像データ
メモリ部20に蓄えられている複数の撮像データから、
一定の条件を満たす撮像データを撮像データ群として扱
うために選択的に取り出すための条件を指示できる様に
なっている。指示条件は、例えば、撮像データから得ら
れる色温度情報や撮像被写体の構図に対する条件や、或
は撮像データに付随した情報である撮像時刻、撮像モー
ド、撮像場所、EV値、絞り値、被写体距離、シャッタ
ー速度、ストロボ使用の有無、光学ローパスフィルター
の有無等についての一定の条件として与えられる。
【0038】図2は本実施例の画像再生装置の画像処理
手順を示すフローチャートであって、本プログラムはカ
ラー画像再生処理部30において実行される。また、撮
像データメモリ部20には既にカラー画像撮像部10に
おいて撮像された複数の撮像データが記憶保持されてい
るものとする。
【0039】図2に示されるフローチャートがスタート
するとこれを実行するコントロール部36は、まず撮像
データ選択指示部34の撮像データ選択指示(ステップ
S1)の内容を調べ、該選択指示内容を撮像データ選択
部33に送る。次に、撮像データ選択部33は、撮像デ
ータ選択指示部34から指示された選択指示内容をもと
に、撮像データメモリ部20に格納されている撮像デー
タの中から該選択指示内容に当てはまる撮像データを選
んで撮像データ保持部31に出力する(S2)。なお、
該選択指示内容に当てはまる撮像データが一枚以下の時
は、本プログラムは実行されず、選択撮像データが一枚
の時は通常の画像再生処理により撮像データが画像デー
タに変換される。選択撮像データがない時には、その旨
の指示がなされ、一連の処理は終了する。
【0040】撮像データ保持部31は、撮像データメモ
リ部20から選択出力された撮像データを一時保持する
(S3)。
【0041】画像再生パラメータ決定部32は、撮像デ
ータ保持部31に一時保持された撮像データを用いて、
該撮像データを解析し、例えばホワイトバランス調整に
必要となる該撮像データ撮像時の光源情報(例えば色温
度や或は光源の色度等)を得た後、その光源情報を基に
画像再生パラメータが決定される(S4)。即ち、画像
再生パラメータ決定部32は、撮像データ群として選択
され保持された複数の撮像データを用いて、画像再生パ
ラメータが決定され、画像再生処理装置機構35に送ら
れる。
【0042】画像再生処理部35は、決定された画像再
生パラメータを用いて、撮像データ保持部31が保持す
る撮像データ群を構成する撮像データを画像データに変
換する(S5)。
【0043】次に、複数の撮像データから、一連の撮像
データ群として扱うベく、撮像データを選択する条件に
ついて列挙する。
【0044】撮像データ自身の解析から得られる情報と
して、色温度情報及び撮像被写体の構図がある。色温度
がある一定の範囲内にある複数の撮像データは、相関の
ある撮像データ群として扱うことが必要な場合がある。
特に色温度の推定に用いたサンプル点の点数が少ない場
合においては、推定色温度がある一定の範囲内にある複
数の撮像データを用いて、再度色温度推定を行うことに
より、その推定精度を上げることができ、画像再現を精
度良く行うことが可能となる。
【0045】撮像被写体の構図が同じである或は良く似
ている場合においては、同一撮影条件下で撮影した可能
性が高い。従って、その再生パラメータは同じか、ある
一定の精度の範囲内で同じものとして扱うことが可能と
なる。この様な場合においては、複数の撮像データから
前記再生パラメータを求めると精度良く再生パラメータ
を求めることができ、撮像被写体の構図が同じである、
或は良く似ている撮像データは一連の撮像データ群で扱
うことが有用な場合がある。
【0046】撮像データの相関性を把握するのに有用な
情報として、例えば撮影時刻(日付)、撮像モード、撮
影場所、EV値、シャッター速度、絞り値、被写体距
離、ストロボ使用の有無、光学ローパスフィルターの有
無等がある。これらの情報が撮像データに付随する情報
として与えられているときは、この情報を解析すること
により、一連の撮像データ群を生成することが可能とな
る。
【0047】例えば、撮像時刻がある一定の範囲にある
場合においては、明らかに一連の撮像データ群として扱
うことが有効である。また、撮像モードが連写モードで
ある一連の撮像データは一つの群として扱うことが有効
であることも明らかである。ストロボ使用の有無の情報
は、例えば、ストロボ使用時における撮影光源の情報は
ストロボ光の特性に多く依存するので、ストロボ使用に
より撮影した複数撮像データを撮像データ群として一括
して扱うことは有用である。
【0048】また、EV値、シャッター速度、絞り値、
被写体距離等の情報は撮影条件に極めて依存し、再生パ
ラメータを決める上でもそれぞれ強い拘束条件となる。
そのため、それらの値が一定の範囲にある撮像データは
一つの撮像データ群として扱うと、画像再生を行う場合
において非常に効率的になる。
【0049】撮影場所についての情報は、被写体像の特
性を同一とする情報となり、被写体を精度良く再生する
上で非常に有効である。さらに、撮影時刻(日付)等情
報と組み合わせて考えると、撮像条件等の変化の情報も
得ることができ、その有用性が増すことは明らかであ
る。
【0050】上記の例においては、個々の情報について
の条件を主にのべたが、上記の条件を組み合わせて条件
とすることが有効性を一段と増す場合があることは明ら
かである。
【0051】また、処理条件として、例えば、図3に示
すような、空間的に連続性がある複数の撮像データを指
定して、合成画像を得る場合などがある。このような場
合においては、合成画像として空間での連続性を保持す
る必要性があり、このため、上記複数の撮像データを一
連の撮像データ群として扱って画像再生処理を施すこと
は非常に有効となる。
【0052】或は、図4に示すような、撮影場所情報や
撮像データの解析による構図情報により、時間的に連続
性をもち、被写体像がほぼ同じであると判定できる撮像
データにおいては、本発明の画像再生方法及び装置によ
り、一連の撮像データ群として扱うことにより、時間的
な連続性を保った再現画像を得ることができる。
【0053】例えば、それが屋外で得られた撮像データ
であれば、撮影時刻、即ち日照条件の変化にともなう連
続的な変化を保持して画像再生ができる。具体的には、
被写体像がほぼ同じである複数撮像データから構成され
る撮像データ群の撮像データに関して、撮影時刻の情報
に応じて、画像再生パラメータを連続的に変化させるこ
とにより、時間的に連続性を持って再生画像を得ること
ができる。これにより、突発的な条件変化によって一部
の撮像データに生じた外乱を補正して画像再生ができる
ので、時間的に自然な画像を得ることができる。
【0054】また、図5に示すような、時間的に連続性
をもち、撮像順的にも連続性を持つ、即ち撮影モードが
連写モードである、或は空間的にも連続性を持つ撮像デ
ータに関しても、一連の撮像データ群として扱うことに
より、個々の撮影データに生じた異質な条件を除外でき
るので、連続性を保った画像再生が可能となる。
【0055】以下、撮像データ自身の解析から得られる
情報である色温度情報を用いて、撮像データをグループ
化する、即ち一連の撮像データ群とする方法について詳
述する。図6にそのフローチャートを示す。
【0056】撮像選択指示部34より与えられる条件
は、相関色温度(A(K))とその選択範囲色温度(±
dA(K))である。上記相関色温度範囲は、ユーザに
より、直接、数値的に入力されることもあれば、あるい
は、相関色温度に関連する情報、例えば、昼、夕方、夕
焼け、曇、白熱電灯の言葉等、色温度についてユーザが
想定できる情報を入力することにより、システム側でそ
れ等に相当する色温度範囲を予め定義して蓄えておいた
記憶部から呼び出して利用することも可能であり、演算
により求めることも可能である(図6ステップS1
1)。また、色温度が想定できる赤い、青白い等の形容
詞を用いたり、具体的に色度値や色差値等を利用するこ
とも可能である。
【0057】上記の条件を指示することにより、撮像デ
ータに固有の情報である相関色温度を例えば図7に示す
色度図等を用いて指定できる。
【0058】
【数1】
【0059】上記条件が撮像データ選択部33に送ら
れ、グループ化の条件として利用される。
【0060】撮像データ選択部33では、画像データメ
モリー部20に蓄えられている撮像データを順次読み込
み(S12)、撮像データを解析し色温度に関する情報
を抽出し(S13)、前記予め指定したグループ化条件
を満たすかどうかを判定し(S14)、前記条件を満た
す場合はその撮像データを撮像データ保持部31に送る
(S15)。
【0061】
【数2】
【0062】次に、撮像被写体の構図がグループ化の条
件として指示された時に、撮像データをグループ化する
方法を説明する。図9にそのフローチャート例を示す。
【0063】構図がグループ化の条件として指示された
時は、撮像データ選択部33では、画像データメモリー
部20に蓄えられている撮像データを読み込み(図9ス
テップS21,S22)、構図が確認できる程度の簡易
再生を行い(S23)、簡易再生画像データを得る。簡
易再生は構図が確認できる程度の再生処理で良く、例え
ば、撮像データから画素間引きを行い、データ量を押さ
えた上で、輝度データとして再生する程度でよい。
【0064】次に、簡易再生画像データを用いてグルー
プ化の判断を行う(S29)。画像の類似性等の判断に
おいては、主観によるが判断が一般に効率的であるの
で、本発明の実施においても主観判断による方法が用い
る。即ち、グループ化の判断において、ユーザによる判
断指示が期待できる時は、一連の簡易再生画像データを
モニター等に表示し(S25)、ユーザがグループ化す
べき画像を選択する手段を設け、ユーザにより選択され
た画像に対応する撮像データは順次撮像データ保持部3
1に送られ、そこで保持される(S26,S30)。
【0065】例えば、グループ化の判断を自動的に行う
場合には、次に示す手続きが行われる。即ち、簡易再生
画像データからエッジ成分を抽出したエッジ画像データ
を形成し、エッジの空間的関係の同一性、相似性等を画
像処理技術を応用して検出する(S27,S28)。そ
して、同一性、相似性等の解析から得られる空間的相関
関係を調べ、相関関係の強い画像は、グループ化の条件
を満たす画像として判断し、撮像データ保持部31に送
られ、そこで保持される(S29,S30)。次に、撮
像データに付随する情報を用いて、撮像データをグルー
プ化する方法について説明する。図10にその動作例を
示すフローチャートを示す。
【0066】撮像データに付随する情報とそれについて
の条件が、グループ化の為の条件として撮像データ選択
指示部34に与えられた時は、撮像データ選択部33で
は、画像データメモリー部20に蓄えられている撮像デ
ータに、前記条件に対応する情報が付記されているか調
べられ、前記情報が付記されている撮像データは順に読
み込まれる(図10ステップS31,S32)。つい
で、その付随データがグループ化の為の条件を満たして
いるかどうか調べられる(S33,S34)。
【0067】グループ化の為の条件は、例えば、撮像時
刻、EV値、絞り値、被写体距離、シャッター速度等の
数値的にその範囲を設定できる情報であれば、その数値
的に示された範囲内に、該情報値があるかどうかが条件
となる。撮像モード、撮影場所、ストロボ使用の有無、
光学ローパスフィルターの有無等の情報のように数値的
に示すことが困難な情報を用いる時の条件は例えば、地
名、モード名、有無が一致するかどうかが条件となる。
あるいは、撮像モードによるグループ化の情報(一連の
連写モードでとられた撮像データには同一のマークが付
与されている)や撮像場所によるグループ化の情報(同
一場所で撮像されたデータには同一マークが付与されて
いる)等が、付随データとして与えられている時には、
付与マークが一致する条件となる。条件を満たしている
撮像データは順に撮像データ保持部31に送られ(S3
5,S36)、そこで保持される。
【0068】次に、画像再生時に、例えば特開平7−1
31796号公報に開示されているダイナミックレンジ
を拡大して合成画像を得ることを目的とする場合や、例
えば、特開平5−183789号公報に開示されている
ような複数の撮像データから広角撮像画像を得るパノラ
マ画像合成の手法により合成画像を得る場合において、
撮像データをグループ化する方法について説明する。こ
の様な場合においては、撮像時に、ある合成画像を得る
ための撮像データであることが付随情報として付与され
ることが望ましい。そのような場合においは、本実施例
は、上記付随情報をもとに、撮像データ群を構成する撮
像データを選択し、グループ化する。あるいは、構図情
報を用いて、撮像データをグループ化時に示したよう
に、撮像データを簡易再生し、グループ化判断を行い、
撮像データをグループ化する事もできる。また、合成画
像を得る処理においては、処理実行時に予め、画像デー
タメモリー部20にあるデータはすべてグループとして
扱う撮像データとしても選択されている場合もある。こ
の様な場合には、本発明は画像データメモリ部20にあ
る撮像データはすべて一連の撮像データとして扱い画像
再生を行う。
【0069】上記に示した実施例に見られるように、本
発明の主旨は、撮像データを画像信号に変換する際に、
一定の条件を満たす複数の撮像データを一連の撮像デー
タ群として扱い、この一連の撮像データ群から前記画像
再生パラメータを求め、この画像再生パラメータを用い
て、前記撮像データ群に属する撮像データを画像データ
に変換することにある。従って、前記の本発明の主旨を
逸脱しない範囲において、様々なシーケンス処理が考え
られる。これらのシーケンス処理は例えば、論理化され
あるいはソフトウエア化され、または前記の本発明の主
旨を逸脱しない範囲においてアルゴリズム化され、この
アルゴリズムに従って動作するハードウエアや装置とし
て応用可能である。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一定の条件を満たす複数の撮像データを一連の撮像デー
タ群として扱い、この一連の撮像データ群から前記画像
再生パラメータを求め、この画像再生パラメータを用い
て、前記撮像データ群に属する撮像データを画像データ
に変換することができるので、従来の画像再生処理の方
法のように、画像再生パラメータを該撮像データから決
めようとすると一般にパラメータ決定の為の条件が満た
されなくなり、精度良くパラメータを求めることができ
なくなることがある、といった様な問題に本発明は対応
がとれ、より正確な画像再生パラメータを用いて撮像デ
ータを画像データに変換することが可能となり、正確な
画像再現が可能となる。また、画像(撮像データ)毎に
異なった画像再生パラメータを使用して再生処理が行わ
れることにより生じる撮像データ間の相関関係の消失等
も防止でき、画像間の情報や相関関係を保持した、より
正確な画像再生パラメータを用いて撮像データを画像デ
ータに変換することができるので、自然で正確な画像を
再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる画像再生装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】 本発明に係わる一実施例の動作を示すフロー
チャートである。
【図3】 本発明の一実施例に係わる被写体撮像例を模
式的に示した説明図である。
【図4】 本発明の一実施例に係わる被写体撮像例を模
式的に示した説明図である。
【図5】 本発明の一実施例に係わる被写体撮像例を模
式的に示した説明図である。
【図6】 本発明の一実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図7】 本発明の一実施例において与えられる撮像デ
ータ選択条件を模式的に示した説明図である。
【図8】 本発明の一実施例において用いる撮像データ
選択条件範囲を模式的に示した説明図
【図9】 本発明の一実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図10】 本発明の一実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】 10 カラー画像撮像部(撮像手段) 20 撮像データメモリー部(記憶手段) 30 カラー画像再生処理部 31 撮像データ保持部 32 画像再生パラメータ決定部(決定手段) 33 撮像データ選択部 34 撮像データ選択指示部(指示手段) 35 画像再生処理部 36 コントロール部 40 カラー画像再生表示部 50 再生画像データメモリー部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段によって撮像された撮像データ
    を画像再生パラメータを用いて可視化可能な画像信号に
    変換する画像再生方法であって、一定の条件を満たす複
    数の撮像データからなる一連の撮像データ群を形成し、
    この一連の撮像データ群から前記の画像再生パラメータ
    を求め、この画像再生パラメータを用いて前記撮像デー
    タ群に属する撮像データを画像データに変換することを
    特徴とする画像再生方法。
  2. 【請求項2】 前記一定の条件を満たす複数の撮像デー
    タからなる一連の撮像データ群は、撮像データを解析し
    て得られる色温度データが予め指定する色温度データ範
    囲内にある撮像データからなることを特徴とする請求項
    1記載の画像再生方法。
  3. 【請求項3】 前記一定の条件を満たす複数の撮像デー
    タからなる一連の撮像データ群は、撮像データを簡易再
    生して表示される画像群よりユーザーが選択する撮像デ
    ータからなることを特徴とする請求項1記載の画像再生
    方法。
  4. 【請求項4】 前記一定の条件を満たす複数の撮像デー
    タからなる一連の撮像データ群は、撮像データに付随し
    た情報である、撮像時刻、EV値、絞り値、被写体距
    離、シャッター速度のいずれか或はその組み合わせの情
    報が、予め数値的に指定する範囲内にある撮像データか
    らなることを特徴とする請求項1記載の画像再生方法。
  5. 【請求項5】 前記一定の条件を満たす複数の撮像デー
    タからなる一連の撮像データ群は、撮像データに付随し
    た情報である、撮像モード、撮像場所、ストロボ使用の
    有無、光学ローパスフィルターの有無のいずれか或はそ
    の組み合わせの情報が、予め指定する条件を満たす撮像
    データからなることを特徴とする請求項1記載の画像再
    生方法。
  6. 【請求項6】 前記一定の条件を満たす複数の撮像デー
    タからなる一連の撮像データ群は、合成画像を形成する
    ための撮像データであることを示す付随情報を持つ撮像
    データからなることを特徴とする請求項1記載の画像再
    生方法。
  7. 【請求項7】 撮像手段によって撮像された撮像データ
    を画像再生パラメータを用いて可視化可能な画像信号に
    変換する画像再生装置であって、 撮像された撮像データを記憶する撮像データメモリ手段
    と、撮像データ選択の条件を指示する撮像データ選択指
    示手段と、前記撮像データメモリ手段から撮像データを
    選択する撮像データ選択手段と、該撮像データ選択手段
    が選択した撮像データを保持する撮像データ保持手段
    と、該撮像データ保持手段に保持されている選択された
    撮像データを用いて画像再生パラメータを決定する画像
    再生パラメータ決定手段と、該画像再生パラメータ決定
    手段により決定された画像再生パラメータを用いて前記
    撮像データ保持手段に保持された撮像データの画像再生
    をする画像再生処理手段を備え、 一定の条件を満たす複数の撮像データからなる一連の撮
    像データ群を形成し、この一連の撮像データ群から前記
    の画像再生パラメータを求め、この画像再生パラメータ
    を用いて前記撮像データ群に属する撮像データを画像デ
    ータに変換することを特徴とする画像再生装置。
  8. 【請求項8】前記一定の条件を満たす複数の撮像データ
    からなる一連の撮像データ群は、撮像データを解析して
    得られる色温度データが予め指定する色温度データ範囲
    内にある撮像データからなることを特徴とする請求項7
    記載の画像再生装置。
  9. 【請求項9】 前記一定の条件を満たす複数の撮像デー
    タからなる一連の撮像データ群は、撮像データを簡易再
    生して表示される画像群よりユーザーが選択する撮像デ
    ータからなることを特徴とする請求項7記載の画像再生
    装置。
  10. 【請求項10】 前記一定の条件を満たす複数の撮像デ
    ータからなる一連の撮像データ群は、撮像データに付随
    した情報である、撮像時刻、EV値、絞り値、被写体距
    離、シャッター速度のいずれか或はその組み合わせの情
    報が、予め数値的に指定する範囲内にある撮像データか
    らなることを特徴とする請求項7記載の画像再生装置。
  11. 【請求項11】 前記一定の条件を満たす複数の撮像デ
    ータからなる一連の撮像データ群は、撮像データに付随
    した情報である、撮像モード、撮像場所、ストロボ使用
    の有無、光学ローパスフィルターの有無のいずれか或は
    その組み合わせの情報が、予め指定する条件を満たす撮
    像データからなることを特徴とする請求項7記載の画像
    再生装置。
  12. 【請求項12】 前記一定の条件を満たす複数の撮像デ
    ータからなる一連の撮像データ群は、合成画像を形成す
    るための撮像データであることを示す付随情報を持つ撮
    像データからなることを特徴とする請求項7記載の画像
    再生装置。
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