JPH0947223A - 米菓用生地及びおかき - Google Patents

米菓用生地及びおかき

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JPH0947223A
JPH0947223A JP7200631A JP20063195A JPH0947223A JP H0947223 A JPH0947223 A JP H0947223A JP 7200631 A JP7200631 A JP 7200631A JP 20063195 A JP20063195 A JP 20063195A JP H0947223 A JPH0947223 A JP H0947223A
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dough
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哲弘 高木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 風味、膨らみ加減を損わず栄養価の高い「お
かき」を製造する。 【構成】 餅米を主成分とする餅生地に100gに対して、
100〜2000mgのラフィノース及び50〜1200mgのカルシウ
ムを添加している。カルシウムの添加によって浮きが悪
くなることを、ラフィノースの添加によって抑え、カル
シウム及びラフィノースを添加しない餅生地を焼いた時
の「おかき」の浮き具合と殆ど同じ浮きのおかきを得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、米菓の材料である
餅生地に、カルシウム及びビフィズス菌増殖効果のある
ラフィノースを添加した米菓用生地及び該生地を用いて
製造したおかきに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ビスケ
ット等の菓子生地にカルシウム或いはビフィズス菌増殖
効果のあるオリゴ糖を添加することは実施されている。
【0003】出願人は、長年に亘って米菓、特に「おか
き」の製造に携わり、「おかき」の製造を熟知している
のであるが、「おかき」は、風味、歯ごたえ及び浮きと
言われる膨らみ加減には十分に気を使っても、栄養の点
では殆ど考慮はされていない。
【0004】餅生地にカルシウムを添加すれば栄養価が
高まることは自明であり、一時、業界でも健康食ブーム
に乗って、挙って実施の機運にあった。ところが、ビス
ケット生地にカルシウムを添加することには問題がなく
とも、餅生地にカルシウムを添加すると、「おかき」の
製造の焼工程において、浮きが悪くなる致命的な問題が
生じることが判った。従って、カルシウム入りの「おか
き」が販売されたことは、出願人は知らない。
【0005】出願人は、カルシウムから方向を転換し、
ビフィズス菌の増殖効果のある天然オリゴ糖を餅生地に
添加することを試みた。ガラクトオリゴ糖で試みたとこ
ろ、「おかき」の焼工程での浮き加減には問題はなく、
却ってよくなるほどであった。
【0006】但し、浮き加減がよくなり過ぎるのも、
「おかき」内に占める空隙部の割合が多過ぎて、歯ごた
えの点からもよくない。これよりも問題なのは、ガラク
トオリゴ糖に限らず、キシロオリゴ糖、フラクトオリゴ
糖、イソマルトオリゴ糖、ラクトスフロースオリゴ糖
等、一般の天然オリゴ等は吸湿性があり、べたべたして
おり、餅生地に添加すると、餅生地の冷却工程、即ち、
餅生地を冷却して切断に適した硬さに固める工程に約9
6時間も必要となり、これは、オリゴ糖を添加しない場
合に比べて、一昼夜以上も長くかかり、作業能率が悪
い。
【0007】又、「おかき」になってからも、オリゴ糖
が含まれていると湿気易くなり、湿気を極端に嫌う「お
かき」にオリゴ糖の添加は不向きである。上記の経験か
ら、出願人は、数あるオリゴ糖の中でラフィノースだけ
は全く吸湿性がないことに着目し、このラフィノースを
餅生地に添加することを試みた。
【0008】試作の結果は、ラフィノースを添加した餅
生地は、「おかき」の焼工程での浮き加減はよくなり、
勿論吸湿性がないため、前記冷却工程に要する時間は、
ラフィノースを添加しない場合と同様にして72時間程
度で済み、「おかき」の湿気の原因ともならないことが
判った。
【0009】そこで出願人は、餅生地にカルシウムを添
加すると浮きが悪くなる問題を、ラフィノースを添加す
ることで、抑えることができるのではないかと考えた。
種々の試作の結果、風味を低下させず、浮き加減も適当
で、然も、食することでカルシウムの摂取と、腸内のビ
フィズス菌の増殖を実現できる「おかき」を完成したも
のである。
【0010】
【課題を解決できる手段】本発明の米菓の生地は、餅米
を主成分とする餅生地に100gに対して、100〜2000mgの
ラフィノース及び50〜1200mgのカルシウムを添加してい
る。
【0011】
【作用及び効果】カルシウムの添加によって浮きが悪く
なることを、ラフィノースの添加によって抑えることが
でき、カルシウム及びラフィノースを添加しない餅生地
を焼いた時の「おかき」の浮き具合と殆ど遜色はない。
【0012】ラフィノースは、全く吸湿性がないため、
餅生地が切断に適した硬さに固まるまでに要する時間
は、ラフィノースを添加しない場合と同程度で済む。
又、ラフィノースの添加が「おかき」の湿気の原因とは
ならない。「おかき」を食することで、カルシウムの摂
取と、腸内のビフィズス菌の増殖を実現できる。
【0013】カルシウム及びラフィノースの添加量が、
上記範囲内であれば、「おかき」の風味が極端に低下す
ることはないが、添加量が上限を越えると、風味が落
ち、又、浮きが悪過ぎ或いは良過ぎて、「おかき」内部
の空隙部分が多過ぎて歯ごたえが低下する。カルシウム
及びラフィノースの添加量が下限以下であると、単位重
量当たりのそれらの摂取量が少なすぎ、添加する意味が
薄れる。
【0014】上記の如く、餅生地に添加したカルシウム
及びラフィノースの相乗効果によって、風味をさほど損
わず、栄養価に富んだ「おかき」或いはこれに類する米
菓の製造が可能となった。
【0015】
【実施例】餅生地に100gに対して、100〜2000mgのラフ
ィノース及び50〜1200mgのカルシウムを添加する。ラフ
ィノースは、ビート(砂糖大根)から精製して得られる天
然のオリゴ糖であり、数あるオリゴ糖のなかで、全く吸
湿性のない唯一のオリゴ糖である。カルシウムは、10
0%カルシウムでもよいが、貝殻、卵殻、牛骨、魚骨、
鳥骨、サンゴ、真珠等のカルシウム含有物を焼成、粉末
にしても可い。本発明では、カルシウム添加量は、10
0%カルシウムに換算した量である。
【0016】餅生地は、餅米を、洗米工程、蒸し工程、
搗き工程の周知の工程を経て作られるもので、搗き工程
で、上記ラフィノース及びカルシウムを添加する。又、
着色と風味付けを目的として、桜海老、青海苔、胡麻等
を混ぜてもよい。
【0017】搗き上がった餅生地は、形状を整えて、2
〜3℃の温度雰囲気にて約72時間放置する。この72
時間という時間は、ラフィノース及びカルシウムを添加
しない餅生地の場合とほぼ同じである。
【0018】約72時間が経過すると、切断に適した硬
さに固まる。65時間程度経過しただけでは、柔らかす
ぎて形を崩さずに薄く切断することはできない。又、8
0時間を越えると、硬くなり過ぎて、包丁を入れること
が困難である。薄く切り分けた餅は、従前と同様にして
焼いて、「おかき」になる。
【0019】カルシウムの添加によって浮きが悪くなる
ことを、ラフィノースの添加によって抑えることがで
き、カルシウム及びラフィノースを添加しない餅生地を
焼いた時の「おかき」の浮き具合と殆ど遜色はない。
【0020】ラフィノースは、全く吸湿性がないため、
餅生地が切断に適した硬さに固まるまでに要する時間
は、ラフィノースを添加しない場合と同程度で済む。
又、ラフィノースの添加が「おかき」の湿気の原因とは
ならない。「おかき」を食することで、カルシウムの摂
取と、腸内のビフィズス菌の増殖を実現できる。
【0021】カルシウム及びラフィノースの添加量が、
上記範囲内であれば、「おかき」の風味が極端に低下す
ることはないが、添加量が上限を越えると、風味が落
ち、又、浮きが悪過ぎ或いは良過ぎて、「おかき」内部
の空胴部分が多過ぎて歯ごたえが低下する。
【0022】カルシウム及びラフィノースの添加量が下
限以下であると、単位重量当たりのそれらの摂取量が少
なすぎ、添加する意味が薄れる。上記の如く、餅生地に
添加したカルシウム及びラフィノースの相乗効果によっ
て、風味をさほど損わず、栄養価に富んだ「おかき」或
いはこれに類する米菓の製造が可能となった。
【0023】尚、ラフィノースの下限値である100mg/1
00gと、カルシウムの上限値である1200mg/100gで実施
した場合、浮き加減は、最良のおかきの浮きを100とす
ると、本発明のおかきの浮きは90程度であり、多少悪く
なるが、販売に耐える製品となる。ラフィノースの上限
値である2000mg/100gと、カルシウムの下限値である50
mg/100gで実施した場合、浮き加減は、最良のものを10
0とすると110程度であり、多少浮き過ぎとなるが、販売
に耐える製品となる。
【0024】以上の浮き加減の数値は、出願人の長年の
経験により、見た目で判断したものである。以上の、配
合比率を越えれば、浮きが悪過ぎ、或いは良過ぎて、販
売に耐える製品とはならない。
【0025】餅生地100gに対して、ラフィノースが500
〜1200mg、カルシウムが300〜800mgで、ラフィノ
ースとカルシウムの比率が1.7:1の時、浮き加減は
理想的であった。以下に、ラフィノースとカルシウムの
添加量と、風味、浮き加減の関係を表1にして示す。
【0026】
【表1】
【0027】本発明は、上記実施例の構成に限定される
ことはなく、特許請求の範囲に記載の範囲で種々の変形
が可能である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 餅米を主成分とする餅生地に100gに対し
    て、100〜2000mgのラフィノース及び50〜1200mgのカル
    シウムを添加している米菓用生地。
  2. 【請求項2】 餅生地に対して、ラフィノースを500〜1
    200mg、カルシウムを300〜800mg添加している請求項1
    の米菓用生地。
  3. 【請求項3】 餅米を主成分とする餅生地に100gに対し
    て、100〜2000mgのラフィノース及び50〜1200mgのカル
    シウムを添加している米菓用生地を焼いたおかき。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6328384U (ja) * 1986-08-11 1988-02-24
JPH04278057A (ja) * 1991-03-04 1992-10-02 Calpis Food Ind Co Ltd:The 大豆ミネラル濃縮物およびその製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6328384U (ja) * 1986-08-11 1988-02-24
JPH04278057A (ja) * 1991-03-04 1992-10-02 Calpis Food Ind Co Ltd:The 大豆ミネラル濃縮物およびその製造方法

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