JPH0947737A - 遮水壁およびその構築方法 - Google Patents
遮水壁およびその構築方法Info
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- JPH0947737A JPH0947737A JP7218329A JP21832995A JPH0947737A JP H0947737 A JPH0947737 A JP H0947737A JP 7218329 A JP7218329 A JP 7218329A JP 21832995 A JP21832995 A JP 21832995A JP H0947737 A JPH0947737 A JP H0947737A
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Abstract
る。 【解決手段】本発明に係る遮水壁4は、有害廃棄物を貯
留する廃棄物処分場1の貯留空間3を取り囲むようにし
て外壁10および内壁9からなる二重壁を構築し、該二
重壁間の中空空間に内壁9からの浸出水を揚水可能なモ
ニタリング領域11と内壁9からの浸出水をモニタリン
グ領域11に誘導する誘導領域12とを連通形成してあ
る。
Description
染物質を貯留する貯留空間を取り囲むようにして設置さ
れる遮水壁およびその構築方法に関する。
や水面埋立の形で行われており、廃棄物の種類に応じて
遮断型処分場、安定型処分場、管理型処分場等に分類さ
れる。これらのうち、遮断型処分場は、地面を掘り下げ
て貯留空間とするとともに、その周囲にコンクリート製
の遮水壁を構築するのが一般的である。
を用いて難透水層あるいは不透水層まで貫入形成してあ
り、貯留空間内の廃棄物から有害な汚染物質が周辺に拡
散しないように配慮されている。また、遮水壁に生じた
クラック等を介して内部の汚染物質が外部に浸出すると
いった不測の事態に備えて、遮水壁の外側での浸出水を
継続的に監視しており、万一、汚染物質の漏出等が発見
された場合には、すぐに遮水壁の補修工事を行う体制と
なっている。
側に浸出した汚染物質が所定箇所に留まらずに周辺に拡
散すると、十分な精度で浸出水を監視できないおそれが
ある。そこで、本出願人は、遮水壁を二重壁とするとと
もに、該二重壁の内部空間に溜まった浸出水をモニタリ
ングする技術を開発した。
トが高くつき、工期も長くなるという問題や、用地の制
限で二重壁を形成できるだけの施工スペースを確保でき
ないというあらたな問題を生じていた。
汚染物質の浸出が生じた場合、これを看過してしまうお
それもあった。
たもので、遮水壁の構築コストの低減並びに工期短縮を
図るとともに、施工スペースを軽減することができる遮
水壁の構築方法を提供することを目的とする。
囲で監視可能な遮水壁を提供することを目的とする。
め、本発明に係る遮水壁は請求項1に記載したように、
汚染物質を貯留する貯留空間を取り囲むようにして外壁
および内壁からなる二重壁を構築し、該二重壁間の中空
空間に前記内壁からの浸出水を揚水可能なモニタリング
領域と前記内壁からの浸出水を前記モニタリング領域に
誘導する誘導領域とを連通形成したものである。
域に砕石、砂利等のドレーン材を充填したものである。
求項3に記載したように、汚染物質を貯留する貯留空間
を取り囲むようにして地中連続壁を構築し、次いで、該
地中連続壁内を切削して内壁および外壁からなる二重壁
を形成し該二重壁間の中空空間に前記内壁からの浸出水
を揚水可能なモニタリング領域と前記内壁からの浸出水
を前記モニタリング領域に誘導する誘導領域とを連通形
成するものである。
物等の汚染物質で汚染された水が内壁のクラック等を介
して二重壁間の中空空間に浸出する場合、その浸出水
は、モニタリング領域若しくは誘導領域のいずれかに浸
出する。そして、誘導領域に浸出した水は、該誘導領域
に連通するモニタリング領域まで誘導される。そのた
め、たとえモニタリング領域から離れた箇所で内壁にク
ラック等が生じた場合であっても、そのクラックの発生
を見逃すおそれがなくなる。
ン材を充填した場合、浸出水をモニタリング領域まで誘
導しつつ、内壁および外壁からの土圧を支持することが
できる。
いては、まず、通常の地中連続壁を構築し、しかる後に
所定の掘削機で地中連続壁を切削して二重壁を形成す
る。そのため、地中連続壁の施工を二回繰り返して二重
壁を構築する場合に比べ、コストの低減並びに工期の短
縮を図ることができるとともに、二重壁の壁厚を薄くす
ることができる。
その構築方法の実施の形態について、添付図面を参照し
て説明する。
場の遮水壁に適用した例を示した図であり、(a) は廃棄
物処分場の全体概略図、(b) は遮水壁の鉛直断面図、
(c) は同じく遮水壁の平面図である。これらの図でわか
るように、本実施形態に係る遮水壁4は、有害廃棄物等
の汚染物質2を貯留する廃棄物処分場1の貯留空間3を
取り囲むようにして構築してあり、該遮水壁4は、不透
水層若しくは難透水層5まで貫入形成してある。なお、
貯留空間3内の所定位置には集排水管6を敷設してあ
り、該集排水管6で集められた水をポンプ7で揚水し、
さらに送水管8を介して図示しない水処理施設に送るこ
とにより、貯留空間3内の水位を一定レベルに維持する
ようになっている。
る二重壁として構築してあり、該二重壁間の中空空間に
はほぼ円筒状のモニタリング領域11と、それに連通す
るトレンチ状の誘導領域12とを形成してある。
ての砕石13を充填してあり、内壁9からの浸出水をモ
ニタリング領域11まで誘導するとともに、内壁9およ
び外壁10からの土圧を支持するようになっている。な
お、誘導領域12の底面に所定の水勾配をつけておき、
浸出水がモニタリング領域11まで容易に誘導されるよ
うに構成しておくのがよい。
水ポンプ14を設置してあり、誘導領域12若しくはモ
ニタリング領域11自体から集められた内壁9からの浸
出水を地上に揚水するようになっている。
を設置してあり、内壁9と外壁10との間の中空空間、
すなわちモニタリング領域11および誘導領域12内に
水を満たして図1(b) に示すように貯留空間3内の水位
よりも高い水位に維持することにより、汚染物質が貯留
空間3内から内壁9を介して中空空間内に浸出するのを
防止するようになっている。
リングを実施する際には、必要に応じて図2(a) に示す
ように予め揚水ポンプ14を作動させて中空空間内の水
を抜いておく。
れば、廃棄物中の汚染物質2で汚染された水が該クラッ
ク等を介して二重壁間の中空空間に浸出するが、その浸
出水は、図2(b)および図2(c)に示すようにモニタリン
グ領域11若しくは誘導領域12のいずれかに浸出し、
誘導領域12に浸出した水については、連通するモニタ
リング領域11に誘導される。
水を揚水ポンプ14で揚水して所定の水質検査を行い汚
染物質の浸出状況を調べる。そして、汚染物質が確認さ
れたならば、該モニタリング領域11近傍の内壁9に発
生しているクラック等の損傷箇所を特定し、これを補修
する。
順を図3乃至図4を参照しながら説明する。遮水壁4を
構築するには、図3(a) に示すようにまず、廃棄物を貯
留する貯留空間3を取り囲むようにして地中連続壁21
を構築する。地中連続壁21は、泥水掘削後にコンクリ
ートで置換する方式でもよいし、自硬性安定液を用いた
方式でもよいが、いずれにしろ難透水層若しくは不透水
層5に到達するようにする。
1内を切削して内壁9および外壁10からなる二重壁を
形成し、該二重壁間の中空空間にモニタリング領域11
および誘導領域12を連通形成する。かかる切削にあた
っては、例えば、一対の回転式掘削ビットを対向配置
し、該ビット間に一対のチェーンカッターを装備した薄
型止水壁掘削機を用いるのがよい。薄型止水壁掘削機を
用いる場合には、まず、かかる掘削機を地中連続壁21
の上方に吊持し、次いで、これを徐々に吊り降ろしなが
ら数十cm程度の径を持つ一対の掘削ビットを回転させ
て円筒状のモニタリング領域11を先行掘削する。ある
程度の深さまでモニタリング領域11を掘削したなら
ば、この掘削作業に加えて上述したチェーンカッターで
トレンチ状の誘導領域12を掘削していけばよい。
1および誘導領域12の掘削が終了したならば、同様の
手順を順次繰り返して図3(c) に示すように中空空間を
連続させる。なお、かかる繰り返しにおいては、図3
(b) に示す状態を1パネルとしてこれを1つ飛びに順次
先行掘削していき、残った部分を後行掘削するいわゆる
中抜き方式で進めるのがよい。
2内に砕石13を充填して遮水壁4を完成する。砕石の
充填にあたっては、砕石13がモニタリング領域11に
入らないように、例えばモニタリング領域11の内径と
ほぼ等しいか若干小さい外径を持つ中空パイプを予め該
モニタリング領域11に挿入しておくのがよい。また、
砕石の充填後、必要に応じて適宜転圧するのがよい。
グ領域11の底部に揚水ポンプ14を設置する。
水壁によれば、貯留空間からの浸出水は、モニタリング
領域11若しくは誘導領域12のいずれかに浸出する。
そして、誘導領域12に浸出した水は、該誘導領域12
に連通するモニタリング領域11まで誘導される。その
ため、たとえモニタリング領域11から離れた箇所で内
壁にクラック等が生じた場合であっても、そのクラック
の発生を見逃すおそれがなくなり、モニタリングの範囲
が従来よりも拡張されて面的なモニタリングが可能とな
る。
材を充填したので、浸出水をモニタリング領域まで誘導
しつつ、内壁および外壁からの土圧を支持することがで
きる。
れば、地中連続壁の施工が1回で済むので、これを二回
繰り返して二重壁を構築する場合に比べ、コストの低減
並びに工期の短縮を図ることができるとともに、二重壁
の壁厚を薄くすることができる。
誘導領域を地中連続壁の全周にわたって形成するものと
して説明したが、浸出水の監視を部分的に監視すれば足
りる場合、例えば、地下水の下流側だけを監視するよう
な場合には、モニタリング領域および誘導領域を全周に
わたって設ける必要はない。かかる構成においても、モ
ニタリング領域および誘導領域を設けた範囲について
は、面的なモニタリングが可能となる。なお、全周にわ
たってかかる領域を設けなかった場合であっても、追加
工事の形で所望の位置に随時増設することができる。
して、誘導領域に砕石を充填するようにしたが、例えば
鉄骨フレームを用いて土圧を支持させるのであれば、誘
導領域にドレーン材を充填する必要はなく、中空のまま
放置してもよい。
は、汚染物質を貯留する貯留空間を取り囲むようにして
外壁および内壁からなる二重壁を構築し、該二重壁間の
中空空間に前記内壁からの浸出水を揚水可能なモニタリ
ング領域と前記内壁からの浸出水を前記モニタリング領
域に誘導する誘導領域とを連通形成したので、汚染物質
の浸出を広い範囲にわたって監視することができる。
汚染物質を貯留する貯留空間を取り囲むようにして地中
連続壁を構築し、次いで、該地中連続壁内を切削して内
壁および外壁からなる二重壁を形成し該二重壁間の中空
空間に前記内壁からの浸出水を揚水可能なモニタリング
領域と前記内壁からの浸出水を前記モニタリング領域に
誘導する誘導領域とを連通形成するので、遮水壁の構築
コストの低減並びに工期短縮を図るとともに、施工スペ
ースを軽減することができる。
(a) は廃棄物処分場の全体概略図、(b) は遮水壁の鉛直
断面図、(c) は同じく遮水壁の平面図。
図であり、(a) は鉛直断面図、(b) は平面図、(c)は(b)
のA―A線に沿う鉛直断面図。
視図。
示した斜視図。
Claims (3)
- 【請求項1】 汚染物質を貯留する貯留空間を取り囲む
ようにして外壁および内壁からなる二重壁を構築し、該
二重壁間の中空空間に前記内壁からの浸出水を揚水可能
なモニタリング領域と前記内壁からの浸出水を前記モニ
タリング領域に誘導する誘導領域とを連通形成したこと
を特徴とする遮水壁。 - 【請求項2】 前記誘導領域に砕石、砂利等のドレーン
材を充填した請求項1記載の遮水壁。 - 【請求項3】 汚染物質を貯留する貯留空間を取り囲む
ようにして地中連続壁を構築し、次いで、該地中連続壁
内を切削して内壁および外壁からなる二重壁を形成し該
二重壁間の中空空間に前記内壁からの浸出水を揚水可能
なモニタリング領域と前記内壁からの浸出水を前記モニ
タリング領域に誘導する誘導領域とを連通形成すること
を特徴とする遮水壁の構築方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21832995A JP3164196B2 (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 遮水壁およびその構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21832995A JP3164196B2 (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 遮水壁およびその構築方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0947737A true JPH0947737A (ja) | 1997-02-18 |
| JP3164196B2 JP3164196B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=16718154
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21832995A Expired - Fee Related JP3164196B2 (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 遮水壁およびその構築方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3164196B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007029904A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Raito Kogyo Co Ltd | 環境保全工法 |
| JP2007262831A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-11 | Kurita Water Ind Ltd | 地下掘削孔の埋め戻し工法 |
| JP2012117332A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Mirai Construction Co Ltd | 遮水壁構造 |
| JP2013011597A (ja) * | 2011-06-02 | 2013-01-17 | Shimizu Corp | 廃棄体の埋設処分施設および廃棄体の埋設処分方法 |
| JP2013108213A (ja) * | 2011-11-17 | 2013-06-06 | Kajima Corp | 遮水壁および遮水壁の構築方法 |
| JP2014052359A (ja) * | 2012-09-10 | 2014-03-20 | Shimizu Corp | すき間充填材への注水方法 |
-
1995
- 1995-08-04 JP JP21832995A patent/JP3164196B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007029904A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Raito Kogyo Co Ltd | 環境保全工法 |
| JP2007262831A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-11 | Kurita Water Ind Ltd | 地下掘削孔の埋め戻し工法 |
| JP2012117332A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Mirai Construction Co Ltd | 遮水壁構造 |
| JP2013011597A (ja) * | 2011-06-02 | 2013-01-17 | Shimizu Corp | 廃棄体の埋設処分施設および廃棄体の埋設処分方法 |
| JP2013108213A (ja) * | 2011-11-17 | 2013-06-06 | Kajima Corp | 遮水壁および遮水壁の構築方法 |
| JP2014052359A (ja) * | 2012-09-10 | 2014-03-20 | Shimizu Corp | すき間充填材への注水方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3164196B2 (ja) | 2001-05-08 |
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