JPH0948491A - 二重殻タンク及びその製造方法 - Google Patents
二重殻タンク及びその製造方法Info
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- JPH0948491A JPH0948491A JP7221024A JP22102495A JPH0948491A JP H0948491 A JPH0948491 A JP H0948491A JP 7221024 A JP7221024 A JP 7221024A JP 22102495 A JP22102495 A JP 22102495A JP H0948491 A JPH0948491 A JP H0948491A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 内殻タンクの両端側を平板状の閉塞部(鏡板
部)として球面加工等を不要にし、製造時(製作時)に
おける全体の作業性を向上させる。 【解決手段】 内殻タンク2の外側に外殻タンク10を
形成する前に、まず内殻タンク2の円筒部3外周面およ
び鏡板部4の外周側にそれぞれ樹脂フィルムを添着し、
これらの樹脂フィルム上で外殻タンク10の各湾曲板1
2A間、リング体11と周胴部12との間およびリング
体11と平板部13との間をそれぞれの接合部12C,
13B等により接合する。そして、内殻タンク2の円筒
部3両端側を閉塞する各鏡板部4を平坦な円板状に形成
し、外殻タンク10の両端側についてもこれと同様に各
平板部13によって形成する。この結果、従来技術のよ
うに特別な球面加工等を行う必要がなくなり、内殻タン
ク2および外殻タンク10の製作、組付け作業を大幅に
簡略化できる。
部)として球面加工等を不要にし、製造時(製作時)に
おける全体の作業性を向上させる。 【解決手段】 内殻タンク2の外側に外殻タンク10を
形成する前に、まず内殻タンク2の円筒部3外周面およ
び鏡板部4の外周側にそれぞれ樹脂フィルムを添着し、
これらの樹脂フィルム上で外殻タンク10の各湾曲板1
2A間、リング体11と周胴部12との間およびリング
体11と平板部13との間をそれぞれの接合部12C,
13B等により接合する。そして、内殻タンク2の円筒
部3両端側を閉塞する各鏡板部4を平坦な円板状に形成
し、外殻タンク10の両端側についてもこれと同様に各
平板部13によって形成する。この結果、従来技術のよ
うに特別な球面加工等を行う必要がなくなり、内殻タン
ク2および外殻タンク10の製作、組付け作業を大幅に
簡略化できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばガソリン給
油所等の地下に埋設される地下タンクとして好適に用い
られる二重殻タンク及びその製造方法に関する。
油所等の地下に埋設される地下タンクとして好適に用い
られる二重殻タンク及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガソリン給油所等においては、
鉄等の剛性材料により円筒状の密閉容器として形成され
た複数の地下タンク(貯油タンク)を給油所の地下に埋
設し、これらの地下タンク内にガソリン、軽油、灯油等
の油液を個別に貯留するようにしている。
鉄等の剛性材料により円筒状の密閉容器として形成され
た複数の地下タンク(貯油タンク)を給油所の地下に埋
設し、これらの地下タンク内にガソリン、軽油、灯油等
の油液を個別に貯留するようにしている。
【0003】ところで、ガソリン等の油液は危険物であ
るために、油液の漏洩等に対して特別の対策を施すこと
が義務付けられており、例えば地下タンクの周囲をコン
クリート製の枠体等で取囲む所謂コンクリートピット式
等が採用されている。
るために、油液の漏洩等に対して特別の対策を施すこと
が義務付けられており、例えば地下タンクの周囲をコン
クリート製の枠体等で取囲む所謂コンクリートピット式
等が採用されている。
【0004】しかし、このコンクリートピット式では、
給油所等の地下に地下タンク(貯油タンク)を埋設する
に先立って、コンクリート製の枠体等を頑丈な構造に組
み上げる必要があり、地下タンクの埋設に多大な労力と
時間を費やすという欠点がある。そこで、例えば特開昭
59−142982号公報および特開平6−34518
3号公報等では、地下タンクの埋設作業等を簡略化する
ために、前記地下タンクを二重殻構造にすることが提案
されている。
給油所等の地下に地下タンク(貯油タンク)を埋設する
に先立って、コンクリート製の枠体等を頑丈な構造に組
み上げる必要があり、地下タンクの埋設に多大な労力と
時間を費やすという欠点がある。そこで、例えば特開昭
59−142982号公報および特開平6−34518
3号公報等では、地下タンクの埋設作業等を簡略化する
ために、前記地下タンクを二重殻構造にすることが提案
されている。
【0005】即ち、二重殻構造の地下タンクは、例えば
ガソリン等の油液を内部に収容する鋼製の内殻タンク
と、繊維強化樹脂材料(FRP)等によって形成され該
内殻タンクを外側から囲繞する外殻タンクとからなり、
該外殻タンクと内殻タンクとの間には油液の漏洩を検知
するための検知空間が、例えば0.1mm程度の小さな
間隙寸法をもって画成されている。この場合、前記内殻
タンクは、円筒状に形成された筒状部と、該筒状部の両
端側をそれぞれ閉塞する一対の閉塞部(鏡板部)とから
なり、該各閉塞部は凸球面形状をなして内殻タンクの強
度アップを図るようになっている。
ガソリン等の油液を内部に収容する鋼製の内殻タンク
と、繊維強化樹脂材料(FRP)等によって形成され該
内殻タンクを外側から囲繞する外殻タンクとからなり、
該外殻タンクと内殻タンクとの間には油液の漏洩を検知
するための検知空間が、例えば0.1mm程度の小さな
間隙寸法をもって画成されている。この場合、前記内殻
タンクは、円筒状に形成された筒状部と、該筒状部の両
端側をそれぞれ閉塞する一対の閉塞部(鏡板部)とから
なり、該各閉塞部は凸球面形状をなして内殻タンクの強
度アップを図るようになっている。
【0006】また、前記内殻タンクまたは外殻タンクに
は、下端側が前記検知空間内に連通し上端側がタンク外
へと上方に突出した漏洩検知管を設けると共に、該漏洩
検知管には漏洩検知器等を取付け、前記内殻タンクから
検知空間内に液体が漏洩したり、前記外殻タンクの外側
から地下水等が検知空間内に浸入(漏洩)したりしたと
きに、これを漏洩検知器で早期に検知し、給油所の地下
タンク周囲等に油液(危険物)が漏出するのを防止する
ようにしている。
は、下端側が前記検知空間内に連通し上端側がタンク外
へと上方に突出した漏洩検知管を設けると共に、該漏洩
検知管には漏洩検知器等を取付け、前記内殻タンクから
検知空間内に液体が漏洩したり、前記外殻タンクの外側
から地下水等が検知空間内に浸入(漏洩)したりしたと
きに、これを漏洩検知器で早期に検知し、給油所の地下
タンク周囲等に油液(危険物)が漏出するのを防止する
ようにしている。
【0007】一方、前記漏洩検知管の上端側にはフラン
ジ付きの筒体等を介して信号線用の接続箱を配設し、該
接続箱の底部側等で漏洩検知管内を検知空間内と共に外
部に対して密閉する構造としている。そして、この接続
箱には気密検査用の検査口が設けられ、地下タンクの気
密検査を行うときには、この検査口を外部の圧気源等に
接続し、前記漏洩検知管(検知空間)内にエアが密封さ
れて圧力の上昇を確保できるか否かを検査するようにし
ている。
ジ付きの筒体等を介して信号線用の接続箱を配設し、該
接続箱の底部側等で漏洩検知管内を検知空間内と共に外
部に対して密閉する構造としている。そして、この接続
箱には気密検査用の検査口が設けられ、地下タンクの気
密検査を行うときには、この検査口を外部の圧気源等に
接続し、前記漏洩検知管(検知空間)内にエアが密封さ
れて圧力の上昇を確保できるか否かを検査するようにし
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、外殻タンクと共に二重殻構造をなす内殻タ
ンクを、円筒状に形成された筒状部と、該筒状部の両端
側をそれぞれ閉塞する一対の閉塞部(鏡板部)とから構
成し、該各閉塞部を凸球面形状に形成しているから、該
各閉塞部を球面加工等により成形する必要があり、各閉
塞部(鏡板部)の製作に手間がかかり、製作コストが高
くなる上に、製作時の作業性が悪くなるという問題があ
る。
来技術では、外殻タンクと共に二重殻構造をなす内殻タ
ンクを、円筒状に形成された筒状部と、該筒状部の両端
側をそれぞれ閉塞する一対の閉塞部(鏡板部)とから構
成し、該各閉塞部を凸球面形状に形成しているから、該
各閉塞部を球面加工等により成形する必要があり、各閉
塞部(鏡板部)の製作に手間がかかり、製作コストが高
くなる上に、製作時の作業性が悪くなるという問題があ
る。
【0009】また、外殻タンクについても、前記内殻タ
ンクの各閉塞部(鏡板部)に対応させてその両端側の鏡
板部を凸球面形状に形成する必要があり、外殻タンクの
鏡板部側を形成する場合には、例えば樹脂製のフィルム
(薄膜)等を内殻タンクの閉塞部(鏡板部)上に被せ、
この上から繊維強化樹脂材料を塗り付けて固化させるこ
とにより、外殻タンクの鏡板部側を型取るようにして成
形し、その後にこの成形品(外殻タンクの鏡板部側)を
内殻タンクの閉塞部(鏡板部)上に添着することによっ
て、外殻タンクの鏡板部と内殻タンクの閉塞部(鏡板
部)との間に漏洩検知用の検知空間を形成する構成とし
ている。
ンクの各閉塞部(鏡板部)に対応させてその両端側の鏡
板部を凸球面形状に形成する必要があり、外殻タンクの
鏡板部側を形成する場合には、例えば樹脂製のフィルム
(薄膜)等を内殻タンクの閉塞部(鏡板部)上に被せ、
この上から繊維強化樹脂材料を塗り付けて固化させるこ
とにより、外殻タンクの鏡板部側を型取るようにして成
形し、その後にこの成形品(外殻タンクの鏡板部側)を
内殻タンクの閉塞部(鏡板部)上に添着することによっ
て、外殻タンクの鏡板部と内殻タンクの閉塞部(鏡板
部)との間に漏洩検知用の検知空間を形成する構成とし
ている。
【0010】この結果、外殻タンクの鏡板部側を成形す
る場合にも、凸球面形状に形成するために余分な手間が
かかり、製作コストが大幅にアップする上に、それぞれ
が凸球面形状をなす外殻タンクと内殻タンクとの鏡板部
間に前記検知空間を形成する作業が難しく、該検知空間
の間隙寸法が数mm(ミリ)程度まで大きくなることが
あるという問題がある。
る場合にも、凸球面形状に形成するために余分な手間が
かかり、製作コストが大幅にアップする上に、それぞれ
が凸球面形状をなす外殻タンクと内殻タンクとの鏡板部
間に前記検知空間を形成する作業が難しく、該検知空間
の間隙寸法が数mm(ミリ)程度まで大きくなることが
あるという問題がある。
【0011】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は内殻タンクの両端側を平板状の
閉塞部(鏡板部)とすることによって球面加工等を不要
にでき、製造時(製作時)における外殻タンクを含めた
全体の作業性を確実に向上できると共に、外殻タンクの
製作、組付け作業を大幅に簡略化できるようにした二重
殻タンク及びその製造方法を提供することを目的として
いる。
されたもので、本発明は内殻タンクの両端側を平板状の
閉塞部(鏡板部)とすることによって球面加工等を不要
にでき、製造時(製作時)における外殻タンクを含めた
全体の作業性を確実に向上できると共に、外殻タンクの
製作、組付け作業を大幅に簡略化できるようにした二重
殻タンク及びその製造方法を提供することを目的として
いる。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の発明では、筒状部および該筒
状部の両端側に設けられた平板状の閉塞部により液体を
収容する容器として形成された内殻タンクと、繊維強化
樹脂材料により形成され、該内殻タンクの上部側を残し
て二重殻構造をなすように該内殻タンクを外側から囲繞
した外殻タンクと、該外殻タンクと前記内殻タンクとの
間に画成された漏洩検知用の空間部とからなる構成を採
用している。
ために、請求項1に記載の発明では、筒状部および該筒
状部の両端側に設けられた平板状の閉塞部により液体を
収容する容器として形成された内殻タンクと、繊維強化
樹脂材料により形成され、該内殻タンクの上部側を残し
て二重殻構造をなすように該内殻タンクを外側から囲繞
した外殻タンクと、該外殻タンクと前記内殻タンクとの
間に画成された漏洩検知用の空間部とからなる構成を採
用している。
【0013】この場合、請求項2に記載の発明では、前
記内殻タンクに、前記外殻タンクとの間に空間部を形成
するため少なくとも前記筒状部と各閉塞部との境界部付
近を外側から覆う空間形成材を設け、前記外殻タンク
を、前記内殻タンクの上部側に対応する部位が切欠き部
となって縮拡径可能に形成され前記内殻タンクの筒状部
と各閉塞部との境界部付近に前記空間形成材を介して設
けられたC字形状のリング体と、前記内殻タンクの筒状
部外周側に配設され該リング体の外周側に前記空間形成
材上で接合された湾曲板部と、前記内殻タンクの閉塞部
上に配設され外周側が前記リング体の内周側に前記空間
形成材上で接合された平板部とからなる構成としてい
る。
記内殻タンクに、前記外殻タンクとの間に空間部を形成
するため少なくとも前記筒状部と各閉塞部との境界部付
近を外側から覆う空間形成材を設け、前記外殻タンク
を、前記内殻タンクの上部側に対応する部位が切欠き部
となって縮拡径可能に形成され前記内殻タンクの筒状部
と各閉塞部との境界部付近に前記空間形成材を介して設
けられたC字形状のリング体と、前記内殻タンクの筒状
部外周側に配設され該リング体の外周側に前記空間形成
材上で接合された湾曲板部と、前記内殻タンクの閉塞部
上に配設され外周側が前記リング体の内周側に前記空間
形成材上で接合された平板部とからなる構成としてい
る。
【0014】また、請求項3に記載の発明では、筒状部
および該筒状部の両端側に設けられた平板状の閉塞部に
より液体を収容する容器として形成された内殻タンク
と、繊維強化樹脂材料により形成され、該内殻タンクの
上部側を残して二重殻構造をなすように該内殻タンクを
外側から囲繞した外殻タンクと、該外殻タンクと前記内
殻タンクとの間に画成された漏洩検知用の空間部とから
なる二重殻タンクの製造方法であって、前記内殻タンク
と外殻タンクとの間に前記空間部を形成するため前記内
殻タンクの上部側を除いて該内殻タンクの外側面に離型
剤を塗布する工程と、該離型剤を介して前記内殻タンク
の外側面に繊維強化樹脂材料を塗り付けることにより前
記外殻タンクを成形する工程とを備えるようにしてい
る。
および該筒状部の両端側に設けられた平板状の閉塞部に
より液体を収容する容器として形成された内殻タンク
と、繊維強化樹脂材料により形成され、該内殻タンクの
上部側を残して二重殻構造をなすように該内殻タンクを
外側から囲繞した外殻タンクと、該外殻タンクと前記内
殻タンクとの間に画成された漏洩検知用の空間部とから
なる二重殻タンクの製造方法であって、前記内殻タンク
と外殻タンクとの間に前記空間部を形成するため前記内
殻タンクの上部側を除いて該内殻タンクの外側面に離型
剤を塗布する工程と、該離型剤を介して前記内殻タンク
の外側面に繊維強化樹脂材料を塗り付けることにより前
記外殻タンクを成形する工程とを備えるようにしてい
る。
【0015】
【作用】上記構成により、請求項1に記載の発明では、
内殻タンクの筒状部両端側に位置する各閉塞部を平板状
に形成しているから、外殻タンクの両端側についてもこ
れと同様に平板状に形成でき、従来技術のように特別な
球面加工等を行う必要がなくなり、外殻タンクと内殻タ
ンクとの間に形成する空間部の間隙寸法を全体に亘って
ほぼ均等に小さくすることができる。
内殻タンクの筒状部両端側に位置する各閉塞部を平板状
に形成しているから、外殻タンクの両端側についてもこ
れと同様に平板状に形成でき、従来技術のように特別な
球面加工等を行う必要がなくなり、外殻タンクと内殻タ
ンクとの間に形成する空間部の間隙寸法を全体に亘って
ほぼ均等に小さくすることができる。
【0016】この場合、請求項2に記載の発明では、外
殻タンクを構成するリング体、湾曲板部および平板部を
内殻タンクの外側に配設するに先立って、該内殻タンク
と外殻タンクとの間に空間部を形成するための空間形成
材を、少なくとも内殻タンクの筒状部と各閉塞部との境
界部付近を外側から覆うように設け、この空間形成材上
で前記リング体の外周側に湾曲板部を接合すると共に、
リング体の内周側には前記平板部を接合する構成として
いるから、これらの接合部が空間形成材上に接合(接
着)されたとしても、内殻タンクの外側面に接合(接
着)された状態となるのを空間形成材によって確実に防
止でき、内殻タンクと外殻タンク(リング体、湾曲板部
および平板部)との間に漏洩検知用の空間部を簡単に形
成できる。
殻タンクを構成するリング体、湾曲板部および平板部を
内殻タンクの外側に配設するに先立って、該内殻タンク
と外殻タンクとの間に空間部を形成するための空間形成
材を、少なくとも内殻タンクの筒状部と各閉塞部との境
界部付近を外側から覆うように設け、この空間形成材上
で前記リング体の外周側に湾曲板部を接合すると共に、
リング体の内周側には前記平板部を接合する構成として
いるから、これらの接合部が空間形成材上に接合(接
着)されたとしても、内殻タンクの外側面に接合(接
着)された状態となるのを空間形成材によって確実に防
止でき、内殻タンクと外殻タンク(リング体、湾曲板部
および平板部)との間に漏洩検知用の空間部を簡単に形
成できる。
【0017】また、外殻タンクのリング体は全体として
C字形状をなし、前記内殻タンクの上部側に対応する部
位が切欠き部となって縮拡径可能に形成されているか
ら、このリング体を切欠き部を介して内殻タンクの筒状
部と閉塞部との境界部付近に簡単に取付けることがで
き、該境界部を覆うC字形状のリング体によって前記湾
曲板部と平板部との間を安定した状態で高強度に接合で
きる。
C字形状をなし、前記内殻タンクの上部側に対応する部
位が切欠き部となって縮拡径可能に形成されているか
ら、このリング体を切欠き部を介して内殻タンクの筒状
部と閉塞部との境界部付近に簡単に取付けることがで
き、該境界部を覆うC字形状のリング体によって前記湾
曲板部と平板部との間を安定した状態で高強度に接合で
きる。
【0018】さらに、請求項3に記載の発明では、筒状
部とその両端側に設けられた平板状の閉塞部とから液体
を収容する容器として内殻タンクを製作した後に、該内
殻タンクの上部側を除いて該内殻タンクの外側面に離型
剤を塗布し、その上から内殻タンクの外側面に繊維強化
樹脂材料を塗り付けることにより外殻タンクを成形する
ようにしたから、前記内殻タンクの外側面に塗布した離
型剤によって、該内殻タンクの外側面に外殻タンク用の
繊維強化樹脂材料が接着されてしまうのを防止でき、外
殻タンクと内殻タンクとの間に漏洩検知用の空間部を簡
単に形成することができる。
部とその両端側に設けられた平板状の閉塞部とから液体
を収容する容器として内殻タンクを製作した後に、該内
殻タンクの上部側を除いて該内殻タンクの外側面に離型
剤を塗布し、その上から内殻タンクの外側面に繊維強化
樹脂材料を塗り付けることにより外殻タンクを成形する
ようにしたから、前記内殻タンクの外側面に塗布した離
型剤によって、該内殻タンクの外側面に外殻タンク用の
繊維強化樹脂材料が接着されてしまうのを防止でき、外
殻タンクと内殻タンクとの間に漏洩検知用の空間部を簡
単に形成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例による二重
殻タンクを図1ないし図9に基づき、給油所の地下タン
クに適用した場合を例に挙げて説明する。
殻タンクを図1ないし図9に基づき、給油所の地下タン
クに適用した場合を例に挙げて説明する。
【0020】ここで、図1ないし図5は本発明の第1の
実施例を示している。
実施例を示している。
【0021】図において、1は給油所の地下に埋設され
る地下タンク(二重殻タンク)としての貯油タンクを示
し、該貯油タンク1は、例えばガソリン等の油液Fを内
部に収容しタンク本体を構成する内殻タンク2と、後述
の外殻タンク10とから二重殻構造をなすタンクとして
形成されている。そして、該貯油タンク1の内殻タンク
2は、例えば鋼鉄等の高剛性材料からなる複数枚の板材
を溶接(製缶)することにより図4および図5に示す如
く横置き型の円筒状密閉容器として形成されている。
る地下タンク(二重殻タンク)としての貯油タンクを示
し、該貯油タンク1は、例えばガソリン等の油液Fを内
部に収容しタンク本体を構成する内殻タンク2と、後述
の外殻タンク10とから二重殻構造をなすタンクとして
形成されている。そして、該貯油タンク1の内殻タンク
2は、例えば鋼鉄等の高剛性材料からなる複数枚の板材
を溶接(製缶)することにより図4および図5に示す如
く横置き型の円筒状密閉容器として形成されている。
【0022】ここで、内殻タンク2は例えば内径が1〜
2.5m(メートル)程度で、軸方向長さが6〜10m
程度となった筒状部としての円筒部3と、該円筒部3の
軸方向両端側を閉塞した平板(円板)状の閉塞部として
の鏡板部4,4とから構成され、該各鏡板部4の内側面
には図3に示すように順次小径に形成された補強円板5
A,5Bが溶接等の手段で接合されている。そして、該
各補強円板5A,5Bは平板状に形成した鏡板部4をそ
の内側面から補強し、内殻タンク2内に収容した油液F
等に対する鏡板部4の耐圧強度を高めるようになってい
る。
2.5m(メートル)程度で、軸方向長さが6〜10m
程度となった筒状部としての円筒部3と、該円筒部3の
軸方向両端側を閉塞した平板(円板)状の閉塞部として
の鏡板部4,4とから構成され、該各鏡板部4の内側面
には図3に示すように順次小径に形成された補強円板5
A,5Bが溶接等の手段で接合されている。そして、該
各補強円板5A,5Bは平板状に形成した鏡板部4をそ
の内側面から補強し、内殻タンク2内に収容した油液F
等に対する鏡板部4の耐圧強度を高めるようになってい
る。
【0023】また、内殻タンク2の円筒部3は、鋼板等
からなる例えば3本の筒体3A,3A,…をそれぞれの
間の各溶接部3Bで軸方向に接合(溶接)することによ
り形成され、円筒部3(筒体3A)の両端側には各鏡板
部4が図2に示す如くすみ肉溶接等からなる環状の溶接
部6,6により接合されている。そして、貯油タンク1
は内殻タンク2内に後述の注油管7およびタンクローリ
車等を介してガソリン等の油液Fが供給(補給)され、
この油液Fを内殻タンク2内に貯留させる構成となって
いる。
からなる例えば3本の筒体3A,3A,…をそれぞれの
間の各溶接部3Bで軸方向に接合(溶接)することによ
り形成され、円筒部3(筒体3A)の両端側には各鏡板
部4が図2に示す如くすみ肉溶接等からなる環状の溶接
部6,6により接合されている。そして、貯油タンク1
は内殻タンク2内に後述の注油管7およびタンクローリ
車等を介してガソリン等の油液Fが供給(補給)され、
この油液Fを内殻タンク2内に貯留させる構成となって
いる。
【0024】7は内殻タンク2の円筒部3上端側に一体
的に設けた注油管、8は該注油管7と同様に円筒部3の
上端側に設けた吸油管を示し、該吸油管8および注油管
7は内殻タンク2の上端から上向きに突出し、注油管7
の先端側には前記タンクローリ車等の注油ホースが着脱
可能に接続される。そして、吸油管8はその先端側が給
油所の計量機(図示せず)等に接続され、ガソリン等の
油液Fを車両に給油するときには、前記計量機に付設し
たポンプ(図示せず)を介して内殻タンク2内から油液
Fを吸い上げる構成となっている。
的に設けた注油管、8は該注油管7と同様に円筒部3の
上端側に設けた吸油管を示し、該吸油管8および注油管
7は内殻タンク2の上端から上向きに突出し、注油管7
の先端側には前記タンクローリ車等の注油ホースが着脱
可能に接続される。そして、吸油管8はその先端側が給
油所の計量機(図示せず)等に接続され、ガソリン等の
油液Fを車両に給油するときには、前記計量機に付設し
たポンプ(図示せず)を介して内殻タンク2内から油液
Fを吸い上げる構成となっている。
【0025】9は内殻タンク2内を上下方向に貫通して
設けられた漏洩検知管を示し、該漏洩検知管9は鋼製の
金属パイプ等によって形成され、その下端側は円筒部3
との接合部9Aとなり後述の検知空間15に連通してい
る。また、漏洩検知管9の上端側は内殻タンク2から上
方に突出し、その先端側には漏洩検知器(図示せず)用
の接続フランジ9Bが一体に設けられている。そして、
漏洩検知管9内は検知空間15に連通するのみで、内殻
タンク2内に対しては完全に遮断され、検知空間15内
に液体の漏洩が発生したか否かを前記漏洩検知器によっ
て正確に検知させる構成となっている。
設けられた漏洩検知管を示し、該漏洩検知管9は鋼製の
金属パイプ等によって形成され、その下端側は円筒部3
との接合部9Aとなり後述の検知空間15に連通してい
る。また、漏洩検知管9の上端側は内殻タンク2から上
方に突出し、その先端側には漏洩検知器(図示せず)用
の接続フランジ9Bが一体に設けられている。そして、
漏洩検知管9内は検知空間15に連通するのみで、内殻
タンク2内に対しては完全に遮断され、検知空間15内
に液体の漏洩が発生したか否かを前記漏洩検知器によっ
て正確に検知させる構成となっている。
【0026】10は内殻タンク2の上部側2Aを残して
該内殻タンク2の外側面に配設された外殻タンクを示
し、該外殻タンク10は、例えばガラス繊維にエポキシ
樹脂等を含浸させた繊維強化樹脂材料(FRP)によ
り、内殻タンク2の外形状に対応した容器として形成さ
れ、図4等に示すように内殻タンク2の上部側2Aを除
いて該内殻タンク2の円筒部3および各鏡板部4を外側
から囲繞する構成となっている。
該内殻タンク2の外側面に配設された外殻タンクを示
し、該外殻タンク10は、例えばガラス繊維にエポキシ
樹脂等を含浸させた繊維強化樹脂材料(FRP)によ
り、内殻タンク2の外形状に対応した容器として形成さ
れ、図4等に示すように内殻タンク2の上部側2Aを除
いて該内殻タンク2の円筒部3および各鏡板部4を外側
から囲繞する構成となっている。
【0027】ここで、外殻タンク10は図4および図5
に示す如く、内殻タンク2の上部側に対応する部位が切
欠き部11Aとなって縮拡径可能に形成され、内殻タン
ク2の円筒部3と各鏡板部4との境界部(溶接部6の近
傍部位)上に後述の樹脂フイルム14を介して嵌着され
た左,右一対のリング体11,11と、内殻タンク2の
円筒部3外周側に配設され該各リング体11の外延部1
1B側に各樹脂フイルム14上で接合された湾曲板部と
しての周胴部12と、内殻タンク2の各鏡板部4上に配
設され外周側が各リング体11の内延部11C内周側に
各樹脂フイルム14上で接合された鏡板部としての平板
部13とから構成されている。
に示す如く、内殻タンク2の上部側に対応する部位が切
欠き部11Aとなって縮拡径可能に形成され、内殻タン
ク2の円筒部3と各鏡板部4との境界部(溶接部6の近
傍部位)上に後述の樹脂フイルム14を介して嵌着され
た左,右一対のリング体11,11と、内殻タンク2の
円筒部3外周側に配設され該各リング体11の外延部1
1B側に各樹脂フイルム14上で接合された湾曲板部と
しての周胴部12と、内殻タンク2の各鏡板部4上に配
設され外周側が各リング体11の内延部11C内周側に
各樹脂フイルム14上で接合された鏡板部としての平板
部13とから構成されている。
【0028】この場合、外殻タンク10の各リング体1
1は繊維強化樹脂材料によりC字形状をなすリングとし
て形成され、その外周側が外延部11Bとなって内殻タ
ンク2等の軸方向へと鏡板部4の板厚(図2参照)程度
の長さをもって延び、その内径寸法は鏡板部4の外径寸
法よりも僅かに小さくなるように設定されている。
1は繊維強化樹脂材料によりC字形状をなすリングとし
て形成され、その外周側が外延部11Bとなって内殻タ
ンク2等の軸方向へと鏡板部4の板厚(図2参照)程度
の長さをもって延び、その内径寸法は鏡板部4の外径寸
法よりも僅かに小さくなるように設定されている。
【0029】また、各リング体11の内延部11Cは外
延部11Bの基端側から径方向内向きに、例えば2〜3
cm(センチメートル)程度の突出寸法をもって延び、
切欠き部11Aを除いて全体が環状リングとなるように
形成されている。そして、各リング体11は図5中に矢
印で示すように、内殻タンク2の各鏡板部4外周側に切
欠き部11Aを介して径方向外側から嵌着され、リング
体11の弾力性により鏡板部4に対して抜止め状態に保
持される。
延部11Bの基端側から径方向内向きに、例えば2〜3
cm(センチメートル)程度の突出寸法をもって延び、
切欠き部11Aを除いて全体が環状リングとなるように
形成されている。そして、各リング体11は図5中に矢
印で示すように、内殻タンク2の各鏡板部4外周側に切
欠き部11Aを介して径方向外側から嵌着され、リング
体11の弾力性により鏡板部4に対して抜止め状態に保
持される。
【0030】一方、外殻タンク10の周胴部12は、例
えば3枚の湾曲板12A,12A,…によって構成さ
れ、該各湾曲板12Aは繊維強化樹脂材料(FRP)か
らなる板状シートを前記内殻タンク2の各筒体3Aにほ
ぼ対応させてロール状に湾曲させると共に、その幅寸法
を各筒体3Aの長さ寸法にほぼ対応させるようにして形
成され、その上端側はリング体11の切欠き部11Aに
対応する開先部12Bとなっている。
えば3枚の湾曲板12A,12A,…によって構成さ
れ、該各湾曲板12Aは繊維強化樹脂材料(FRP)か
らなる板状シートを前記内殻タンク2の各筒体3Aにほ
ぼ対応させてロール状に湾曲させると共に、その幅寸法
を各筒体3Aの長さ寸法にほぼ対応させるようにして形
成され、その上端側はリング体11の切欠き部11Aに
対応する開先部12Bとなっている。
【0031】そして、これらの湾曲板12Aは各筒体3
Aの外周側に各開先部12B側から嵌め込まれ、その後
に各湾曲板12Aの端部が図4に示す各接合部12Cと
なるように、各樹脂フィルム14上でハンドレイアップ
法等の手段を用いて互いに接合されることにより、前記
外殻タンク10の周胴部12を形成する構成となってい
る。
Aの外周側に各開先部12B側から嵌め込まれ、その後
に各湾曲板12Aの端部が図4に示す各接合部12Cと
なるように、各樹脂フィルム14上でハンドレイアップ
法等の手段を用いて互いに接合されることにより、前記
外殻タンク10の周胴部12を形成する構成となってい
る。
【0032】さらに、外殻タンク10の平板部13は、
繊維強化樹脂材料(FRP)からなる板状シートを略円
板状にカットすることにより、リング体11の内延部1
1C内径にほぼ対応した外径寸法をもって形成され、そ
の上端側にはリング体11の切欠き部11Aに対応した
直線状の切取り部13Aが設けられている。そして、各
平板部13は各リング体11の径方向内側で内殻タンク
2の各鏡板部4上に添着するようにして配設され、その
外周側は環状の接合部13Bとなるように樹脂フィルム
14上でハンドレイアップ法等の手段を用いてリング体
11の内延部11C内周側に接合されている。
繊維強化樹脂材料(FRP)からなる板状シートを略円
板状にカットすることにより、リング体11の内延部1
1C内径にほぼ対応した外径寸法をもって形成され、そ
の上端側にはリング体11の切欠き部11Aに対応した
直線状の切取り部13Aが設けられている。そして、各
平板部13は各リング体11の径方向内側で内殻タンク
2の各鏡板部4上に添着するようにして配設され、その
外周側は環状の接合部13Bとなるように樹脂フィルム
14上でハンドレイアップ法等の手段を用いてリング体
11の内延部11C内周側に接合されている。
【0033】14,14,…は内殻タンク2と外殻タン
ク10との間に検知空間15を形成するための空間形成
材としての樹脂フィルムを示し、該各樹脂フィルム14
は、例えば食物や食器等を包むラップ用のフィルム等と
同様に、十分に高い耐久性や耐熱性をもった樹脂材料か
らなる帯状のフィルム(薄膜)として形成され、その幅
寸法は前記各筒体3A間の溶接部3B等を覆うに十分な
幅寸法となっている。
ク10との間に検知空間15を形成するための空間形成
材としての樹脂フィルムを示し、該各樹脂フィルム14
は、例えば食物や食器等を包むラップ用のフィルム等と
同様に、十分に高い耐久性や耐熱性をもった樹脂材料か
らなる帯状のフィルム(薄膜)として形成され、その幅
寸法は前記各筒体3A間の溶接部3B等を覆うに十分な
幅寸法となっている。
【0034】そして、各樹脂フィルム14は図5等に示
す如く、内殻タンク2の上部側2Aを残して各筒体3A
間の溶接部3B、円筒部3と各鏡板部4との間の各溶接
部6および前記接合部13Bに対応した各鏡板部4の外
周側部位等に引き延ばすようにして添着され、外殻タン
ク10の各接合部12C,13B等が内殻タンク2の外
側面に接着(固着)されてしまうのを防止している。
す如く、内殻タンク2の上部側2Aを残して各筒体3A
間の溶接部3B、円筒部3と各鏡板部4との間の各溶接
部6および前記接合部13Bに対応した各鏡板部4の外
周側部位等に引き延ばすようにして添着され、外殻タン
ク10の各接合部12C,13B等が内殻タンク2の外
側面に接着(固着)されてしまうのを防止している。
【0035】15は内殻タンク2と外殻タンク10との
間に画成された漏洩検知用の空間部となる検知空間を示
し、該検知空間15は外殻タンク10との間で内殻タン
ク2の周囲を、例えば0.1mm程度の微少間隙をもっ
て取囲む構造となっている。また、検知空間15は内殻
タンク2の円筒部3(各筒体3A)と外殻タンク10の
周胴部12(各湾曲板12A)との間がそれぞれ空隙部
15Aになると共に、鏡板部4と平板部13との間が空
隙部15Bとなり、これらの空隙部15A,15B間は
前記各樹脂フィルム14の位置で互いに連通する構成と
なっている。
間に画成された漏洩検知用の空間部となる検知空間を示
し、該検知空間15は外殻タンク10との間で内殻タン
ク2の周囲を、例えば0.1mm程度の微少間隙をもっ
て取囲む構造となっている。また、検知空間15は内殻
タンク2の円筒部3(各筒体3A)と外殻タンク10の
周胴部12(各湾曲板12A)との間がそれぞれ空隙部
15Aになると共に、鏡板部4と平板部13との間が空
隙部15Bとなり、これらの空隙部15A,15B間は
前記各樹脂フィルム14の位置で互いに連通する構成と
なっている。
【0036】そして、内殻タンク2または外殻タンク1
0のいずれかの部位に損傷や亀裂等が生じて内殻タンク
2内の油液Fが検知空間15(空隙部15A,15B)
内に漏洩したり、外殻タンク10の外側から地下水や雨
水等が検知空間15(空隙部15A,15B)内に浸入
してきたりしたときには、これらの液体(油液F、地下
水または雨水)が検知空間15内で全体的に均等に溜る
ようになり、図1に示す漏洩検知管9の接合部9A側等
で漏洩検知器によって、液体の漏洩を早期に検知できる
ものである。
0のいずれかの部位に損傷や亀裂等が生じて内殻タンク
2内の油液Fが検知空間15(空隙部15A,15B)
内に漏洩したり、外殻タンク10の外側から地下水や雨
水等が検知空間15(空隙部15A,15B)内に浸入
してきたりしたときには、これらの液体(油液F、地下
水または雨水)が検知空間15内で全体的に均等に溜る
ようになり、図1に示す漏洩検知管9の接合部9A側等
で漏洩検知器によって、液体の漏洩を早期に検知できる
ものである。
【0037】本実施例による二重殻タンクとしての貯油
タンク1は上述の如き構成を有するもので、次にその製
造方法について説明する。
タンク1は上述の如き構成を有するもので、次にその製
造方法について説明する。
【0038】まず、貯油タンク1の内殻タンク2を製作
するときには、鋼板等からなる各筒体3Aをそれぞれの
間の各溶接部3Bで軸方向に接合(溶接)することによ
り円筒部3を形成し、該円筒部3の両端側には平板(円
板)状の各鏡板部4を環状の溶接部6,6により接合し
て円筒部3の軸方向両端側を閉塞する。この場合、各鏡
板部4の内側面には図3に示すように順次小径に形成さ
れた補強円板5A,5Bを溶接等の手段で予め接合して
おき、該各補強円板5A,5Bによって平板状の各鏡板
部4をその内側面から補強できるようにする。
するときには、鋼板等からなる各筒体3Aをそれぞれの
間の各溶接部3Bで軸方向に接合(溶接)することによ
り円筒部3を形成し、該円筒部3の両端側には平板(円
板)状の各鏡板部4を環状の溶接部6,6により接合し
て円筒部3の軸方向両端側を閉塞する。この場合、各鏡
板部4の内側面には図3に示すように順次小径に形成さ
れた補強円板5A,5Bを溶接等の手段で予め接合して
おき、該各補強円板5A,5Bによって平板状の各鏡板
部4をその内側面から補強できるようにする。
【0039】また、内殻タンク2の円筒部3にはその上
端側に注油管7、吸油管8等を溶接により接合すると共
に、内殻タンク2内を上下方向に貫通するように漏洩検
知管9を設け、該漏洩検知管9の下端側を円筒部3との
接合部9Aとすることにより検知空間15内に連通可能
とする。そして、漏洩検知管9の上端側を内殻タンク2
から上方に突出させ、その突出端側には漏洩検知器(図
示せず)用の接続フランジ9Bを一体に設ける。
端側に注油管7、吸油管8等を溶接により接合すると共
に、内殻タンク2内を上下方向に貫通するように漏洩検
知管9を設け、該漏洩検知管9の下端側を円筒部3との
接合部9Aとすることにより検知空間15内に連通可能
とする。そして、漏洩検知管9の上端側を内殻タンク2
から上方に突出させ、その突出端側には漏洩検知器(図
示せず)用の接続フランジ9Bを一体に設ける。
【0040】次に、内殻タンク2の外側に外殻タンク1
0を配設するに先立ち、まず内殻タンク2の円筒部3外
周面および鏡板部4の外周側にそれぞれ図5に示すよう
に各樹脂フィルム14を添着する。この場合、該各樹脂
フィルム14は内殻タンク2の上部側2Aを残して内殻
タンク2の外周面に引き延ばすように添着し、各筒体3
A間の各溶接部3Bおよび円筒部3と各鏡板部4との各
溶接部6近傍部位等を樹脂フィルム14の付着作用(例
えば表面張力)を利用して被覆する。
0を配設するに先立ち、まず内殻タンク2の円筒部3外
周面および鏡板部4の外周側にそれぞれ図5に示すよう
に各樹脂フィルム14を添着する。この場合、該各樹脂
フィルム14は内殻タンク2の上部側2Aを残して内殻
タンク2の外周面に引き延ばすように添着し、各筒体3
A間の各溶接部3Bおよび円筒部3と各鏡板部4との各
溶接部6近傍部位等を樹脂フィルム14の付着作用(例
えば表面張力)を利用して被覆する。
【0041】次に、この状態でC字形状をなす各リング
体11を図5中に矢印で示す如く、内殻タンク2の各鏡
板部4外周側に切欠き部11Aを介して径方向外側から
嵌め込むようにし、該各リング体11をその弾力性で各
鏡板部4に対して抜止め状態に保持させると共に、外殻
タンク10の周胴部12を構成する各湾曲板12Aを各
筒体3Aの外周側にそれぞれの開先部12B側から嵌め
込む。
体11を図5中に矢印で示す如く、内殻タンク2の各鏡
板部4外周側に切欠き部11Aを介して径方向外側から
嵌め込むようにし、該各リング体11をその弾力性で各
鏡板部4に対して抜止め状態に保持させると共に、外殻
タンク10の周胴部12を構成する各湾曲板12Aを各
筒体3Aの外周側にそれぞれの開先部12B側から嵌め
込む。
【0042】そして、各湾曲板12Aの端部を各樹脂フ
ィルム14上でハンドレイアップ法等の手段を用いて互
いに接合し、各湾曲板12Aの端部に図4に示す如くそ
れぞれ接合部12Cを形成すると共に、各湾曲板12A
の開先部12B側を円筒部3の上部側外周面にハンドレ
イアップ法等で接合することにより、外殻タンク10の
周胴部12を形成する。
ィルム14上でハンドレイアップ法等の手段を用いて互
いに接合し、各湾曲板12Aの端部に図4に示す如くそ
れぞれ接合部12Cを形成すると共に、各湾曲板12A
の開先部12B側を円筒部3の上部側外周面にハンドレ
イアップ法等で接合することにより、外殻タンク10の
周胴部12を形成する。
【0043】また、周胴部12の長さ方向両端側を各樹
脂フィルム14上で各リング体11の外延部11Bに前
記と同様のハンドレイアップ法等の手段を用いて接合す
る。そして、リング体11の外延部11Bと周胴部12
との間に間隙や窪み等が生じるときには、これらの部位
を図2に示す如くパテ16等で埋めるようにし、両者の
間を確実にシールすると共に、表面の凹凸をなくすよう
にする。なお、前記各湾曲板12A間の接合部12Cに
ついても必要に応じてパテ16等を用いるようにする。
脂フィルム14上で各リング体11の外延部11Bに前
記と同様のハンドレイアップ法等の手段を用いて接合す
る。そして、リング体11の外延部11Bと周胴部12
との間に間隙や窪み等が生じるときには、これらの部位
を図2に示す如くパテ16等で埋めるようにし、両者の
間を確実にシールすると共に、表面の凹凸をなくすよう
にする。なお、前記各湾曲板12A間の接合部12Cに
ついても必要に応じてパテ16等を用いるようにする。
【0044】さらに、各リング体11の径方向内側で内
殻タンク2の各鏡板部4上には、外殻タンク10の各平
板部13を図5に示す如く添着するようにして配設し、
各平板部13の外周側を各樹脂フィルム14上で各リン
グ体11の内延部11C内周側に前記と同様のハンドレ
イアップ法等の手段を用いて接合し、環状の接合部13
Bを形成する。そして、各平板部13の上端側に位置す
る切取り部13Aの近傍部位を内殻タンク2の各鏡板部
4上端側に接着することにより、図4に示す如く平板部
13を鏡板部4に接合し、外殻タンク10を完成させ
る。
殻タンク2の各鏡板部4上には、外殻タンク10の各平
板部13を図5に示す如く添着するようにして配設し、
各平板部13の外周側を各樹脂フィルム14上で各リン
グ体11の内延部11C内周側に前記と同様のハンドレ
イアップ法等の手段を用いて接合し、環状の接合部13
Bを形成する。そして、各平板部13の上端側に位置す
る切取り部13Aの近傍部位を内殻タンク2の各鏡板部
4上端側に接着することにより、図4に示す如く平板部
13を鏡板部4に接合し、外殻タンク10を完成させ
る。
【0045】かくして、本実施例によれば、内殻タンク
2の外側に外殻タンク10を形成する前に、まず内殻タ
ンク2の円筒部3外周面および鏡板部4の外周側にそれ
ぞれ図5に示す如く各樹脂フィルム14を添着し、これ
らの各樹脂フィルム14上で外殻タンク10の各湾曲板
12A間、リング体11と周胴部12との間およびリン
グ体11と平板部13との間をそれぞれの接合部12
C,13B等により接合する構成としたから、内殻タン
ク2と外殻タンク10との間には樹脂フィルム14の厚
みにほぼ対応した、例えば0.1mm程度の微少間隙を
有する検知空間15を全体に亘って略均等に形成でき
る。
2の外側に外殻タンク10を形成する前に、まず内殻タ
ンク2の円筒部3外周面および鏡板部4の外周側にそれ
ぞれ図5に示す如く各樹脂フィルム14を添着し、これ
らの各樹脂フィルム14上で外殻タンク10の各湾曲板
12A間、リング体11と周胴部12との間およびリン
グ体11と平板部13との間をそれぞれの接合部12
C,13B等により接合する構成としたから、内殻タン
ク2と外殻タンク10との間には樹脂フィルム14の厚
みにほぼ対応した、例えば0.1mm程度の微少間隙を
有する検知空間15を全体に亘って略均等に形成でき
る。
【0046】この場合、検知空間15は内殻タンク2の
円筒部3(各筒体3A)と外殻タンク10の周胴部12
(各湾曲板12A)との間がそれぞれ空隙部15Aにな
ると共に、鏡板部4と平板部13との間が空隙部15B
となっている。しかし、前記各樹脂フィルム14は各筒
体3A間の各溶接部3Bおよび円筒部3と各鏡板部4と
の各溶接部6近傍部位等を樹脂フィルム14の付着作用
(例えば表面張力)を利用して被覆しているのみである
から、前記空隙部15A,15B間は各樹脂フィルム1
4の位置で互いに連通し、検知空間15内に液体が漏洩
してくると、この液体は空隙部15A,15B間を一方
から他方へと円滑に流通し、検知空間15内には全体に
亘って均等に液体が滞留するようになる。
円筒部3(各筒体3A)と外殻タンク10の周胴部12
(各湾曲板12A)との間がそれぞれ空隙部15Aにな
ると共に、鏡板部4と平板部13との間が空隙部15B
となっている。しかし、前記各樹脂フィルム14は各筒
体3A間の各溶接部3Bおよび円筒部3と各鏡板部4と
の各溶接部6近傍部位等を樹脂フィルム14の付着作用
(例えば表面張力)を利用して被覆しているのみである
から、前記空隙部15A,15B間は各樹脂フィルム1
4の位置で互いに連通し、検知空間15内に液体が漏洩
してくると、この液体は空隙部15A,15B間を一方
から他方へと円滑に流通し、検知空間15内には全体に
亘って均等に液体が滞留するようになる。
【0047】次に、貯油タンク1の機能について説明す
るに、例えばタンクローリ車等で給油所に運搬されてき
たガソリン等の油液Fを内殻タンク2内に注入(補給)
する場合には、下端側が内殻タンク2内に延びる前記注
油管7の上端側をタンクローリ車のホース(図示せず)
等に接続し、タンクローリ車から内殻タンク2内に注油
管7等を介して油液Fを注入する。
るに、例えばタンクローリ車等で給油所に運搬されてき
たガソリン等の油液Fを内殻タンク2内に注入(補給)
する場合には、下端側が内殻タンク2内に延びる前記注
油管7の上端側をタンクローリ車のホース(図示せず)
等に接続し、タンクローリ車から内殻タンク2内に注油
管7等を介して油液Fを注入する。
【0048】また、給油所に設けた計量機等により給油
ノズル(図示せず)を介して車両にガソリン等の油液F
を給油する場合には、計量機内のポンプで内殻タンク2
内の油液Fを吸油管8等を介して吸上げつつ、吸上げた
油液Fを前記給油ノズルから車両に給油する。
ノズル(図示せず)を介して車両にガソリン等の油液F
を給油する場合には、計量機内のポンプで内殻タンク2
内の油液Fを吸油管8等を介して吸上げつつ、吸上げた
油液Fを前記給油ノズルから車両に給油する。
【0049】ところで、例えば地震等で貯油タンク1に
予想外の大きな外力が作用し、内殻タンク2に損傷や亀
裂等が生じると、該内殻タンク2内の油液Fが検知空間
15内に漏洩することがある。また、外殻タンク10に
損傷や亀裂等が生じた場合でも、外殻タンク10の外側
から地下水や雨水等が検知空間15内に浸入することが
ある。しかし、この場合でも貯油タンク1は二重殻構造
をなしているから、内殻タンク2と外殻タンク10との
いずれか一方にのみ損傷や亀裂等が生じるに留まり、両
者が共に損傷されるような事態を確実に防止できる。
予想外の大きな外力が作用し、内殻タンク2に損傷や亀
裂等が生じると、該内殻タンク2内の油液Fが検知空間
15内に漏洩することがある。また、外殻タンク10に
損傷や亀裂等が生じた場合でも、外殻タンク10の外側
から地下水や雨水等が検知空間15内に浸入することが
ある。しかし、この場合でも貯油タンク1は二重殻構造
をなしているから、内殻タンク2と外殻タンク10との
いずれか一方にのみ損傷や亀裂等が生じるに留まり、両
者が共に損傷されるような事態を確実に防止できる。
【0050】そして、このときの液体(油液F、地下水
または雨水)が検知空間15内に徐々に溜るようになる
と、漏洩検知管9の上端側に接続フランジ9B等を介し
て設ける漏洩検知器により、検知空間15内への液体の
漏洩を早期に検知でき、外部の報知手段(図示せず)等
により液体の漏洩を早期に報知できる。
または雨水)が検知空間15内に徐々に溜るようになる
と、漏洩検知管9の上端側に接続フランジ9B等を介し
て設ける漏洩検知器により、検知空間15内への液体の
漏洩を早期に検知でき、外部の報知手段(図示せず)等
により液体の漏洩を早期に報知できる。
【0051】従って、本実施例によれば、内殻タンク2
の円筒部3を両端側から閉塞する各鏡板部4を平坦な円
板状に形成しているから、外殻タンク10の両端側につ
いてもこれと同様に各平板部13によって形成でき、従
来技術のように特別な球面加工等を行う必要がなくな
る。そして、外殻タンク10と内殻タンク2との間に形
成する検知空間15の間隙寸法を全体に亘ってほぼ均等
に小さくでき、内殻タンク2および外殻タンク10を含
めた全体の製造時(製作時)における作業性を確実に向
上できると共に、内殻タンク2および外殻タンク10の
製作、組付け作業を大幅に簡略化できる。
の円筒部3を両端側から閉塞する各鏡板部4を平坦な円
板状に形成しているから、外殻タンク10の両端側につ
いてもこれと同様に各平板部13によって形成でき、従
来技術のように特別な球面加工等を行う必要がなくな
る。そして、外殻タンク10と内殻タンク2との間に形
成する検知空間15の間隙寸法を全体に亘ってほぼ均等
に小さくでき、内殻タンク2および外殻タンク10を含
めた全体の製造時(製作時)における作業性を確実に向
上できると共に、内殻タンク2および外殻タンク10の
製作、組付け作業を大幅に簡略化できる。
【0052】また、外殻タンク10を各リング体11、
周胴部12(各湾曲板12A)および各平板部13によ
って構成し、これらを内殻タンク2の外側に配設するに
先立って、該内殻タンク2と外殻タンク10との間に検
知空間15を形成するための各樹脂フィルム14(空間
形成材)を、内殻タンク2の円筒部3外周面や外円筒部
3と各鏡板部4との境界部(各溶接部6)付近を外側か
ら被覆するように取付ける構成としたから、内殻タンク
2と外殻タンク10(各リング体11、各湾曲板部12
Aおよび各平板部13)との間に漏洩検知用の検知空間
15を均等な間隙寸法をもって簡単に形成できる。
周胴部12(各湾曲板12A)および各平板部13によ
って構成し、これらを内殻タンク2の外側に配設するに
先立って、該内殻タンク2と外殻タンク10との間に検
知空間15を形成するための各樹脂フィルム14(空間
形成材)を、内殻タンク2の円筒部3外周面や外円筒部
3と各鏡板部4との境界部(各溶接部6)付近を外側か
ら被覆するように取付ける構成としたから、内殻タンク
2と外殻タンク10(各リング体11、各湾曲板部12
Aおよび各平板部13)との間に漏洩検知用の検知空間
15を均等な間隙寸法をもって簡単に形成できる。
【0053】即ち、各樹脂フィルム14上で周胴部12
の各湾曲板12A間、各リング体11と周胴部12との
間および各リング体11と各平板部13との間をそれぞ
れの接合部12C,13B等により接合する構成とした
から、これらの各接合部12C,13B等がそれぞれ各
樹脂フィルム14に接合(接着)されたとしても、内殻
タンク2の外側面に接合(接着)されるのを各樹脂フィ
ルム14によって確実に防止できると共に、内殻タンク
2と外殻タンク10との間には樹脂フィルム14の厚み
にほぼ対応した、例えば0.1mm程度の微少間隙を有
する検知空間15を全体に亘って略均等に形成できる。
の各湾曲板12A間、各リング体11と周胴部12との
間および各リング体11と各平板部13との間をそれぞ
れの接合部12C,13B等により接合する構成とした
から、これらの各接合部12C,13B等がそれぞれ各
樹脂フィルム14に接合(接着)されたとしても、内殻
タンク2の外側面に接合(接着)されるのを各樹脂フィ
ルム14によって確実に防止できると共に、内殻タンク
2と外殻タンク10との間には樹脂フィルム14の厚み
にほぼ対応した、例えば0.1mm程度の微少間隙を有
する検知空間15を全体に亘って略均等に形成できる。
【0054】さらに、外殻タンク10の各リング体11
は全体としてC字形状をなし、内殻タンク2の上部側に
対応する部位が切欠き部11Aとなって縮拡径可能に形
成されているから、このリング体11を切欠き部11A
を介して内殻タンク2の鏡板部4外周側に簡単に取付け
ることができ、該リング体11を用いることによって周
胴部12(湾曲板12A)と平板部13との間を安定し
た状態で高強度に接合でき、内殻タンク2の円筒部3と
鏡板部4との間の溶接部6により、外殻タンク10の周
胴部12と平板部13との間の接合強度が低下する等の
問題を効果的に解消できる。
は全体としてC字形状をなし、内殻タンク2の上部側に
対応する部位が切欠き部11Aとなって縮拡径可能に形
成されているから、このリング体11を切欠き部11A
を介して内殻タンク2の鏡板部4外周側に簡単に取付け
ることができ、該リング体11を用いることによって周
胴部12(湾曲板12A)と平板部13との間を安定し
た状態で高強度に接合でき、内殻タンク2の円筒部3と
鏡板部4との間の溶接部6により、外殻タンク10の周
胴部12と平板部13との間の接合強度が低下する等の
問題を効果的に解消できる。
【0055】さらにまた、内殻タンク2の上部側2Aを
残して各筒体3A間の溶接部3B、円筒部3と各鏡板部
4との間の各溶接部6等に各樹脂フィルム14を添着し
た状態で、この上から周胴部12の各湾曲板12A間、
各リング体11と周胴部12との間を接合部12C等に
より接合しているから、外殻タンク10の接合部12C
等による接合強度を効果的に高めることができ、二重殻
タンクとしての信頼性や耐久性等を大幅に向上できる等
の効果を奏する。
残して各筒体3A間の溶接部3B、円筒部3と各鏡板部
4との間の各溶接部6等に各樹脂フィルム14を添着し
た状態で、この上から周胴部12の各湾曲板12A間、
各リング体11と周胴部12との間を接合部12C等に
より接合しているから、外殻タンク10の接合部12C
等による接合強度を効果的に高めることができ、二重殻
タンクとしての信頼性や耐久性等を大幅に向上できる等
の効果を奏する。
【0056】次に、図6および図7は本発明の第2の実
施例を示し、本実施例では前記第1の実施例と同一の構
成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するに、本
実施例の特徴は、外殻タンク21を、長尺の湾曲板から
なる周胴部22と、該周胴部22の長さ方向両端側に接
合される一対の平板部23,23から構成し、これらの
周胴部22および各平板部23を内殻タンク2の外側に
配設するに先立って、内殻タンク2の外側面に予め離型
剤を塗布する構成としたことにある。
施例を示し、本実施例では前記第1の実施例と同一の構
成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するに、本
実施例の特徴は、外殻タンク21を、長尺の湾曲板から
なる周胴部22と、該周胴部22の長さ方向両端側に接
合される一対の平板部23,23から構成し、これらの
周胴部22および各平板部23を内殻タンク2の外側に
配設するに先立って、内殻タンク2の外側面に予め離型
剤を塗布する構成としたことにある。
【0057】ここで、外殻タンク21の周胴部22は前
記第1の実施例で述べた周胴部12の各湾曲板12Aと
ほぼ同様に構成され、その上端側が開先部22Aとして
形成されているものの、該周胴部22は内殻タンク2の
全長にほぼ対応する長さ(幅寸法)をもって形成されて
いる。そして、該周胴部22は1枚の繊維強化樹脂製の
板状シートからなり、内殻タンク2の上部側2Aを残し
て円筒部3の外周面を全面に亘り囲繞するようになって
いる。
記第1の実施例で述べた周胴部12の各湾曲板12Aと
ほぼ同様に構成され、その上端側が開先部22Aとして
形成されているものの、該周胴部22は内殻タンク2の
全長にほぼ対応する長さ(幅寸法)をもって形成されて
いる。そして、該周胴部22は1枚の繊維強化樹脂製の
板状シートからなり、内殻タンク2の上部側2Aを残し
て円筒部3の外周面を全面に亘り囲繞するようになって
いる。
【0058】また、外殻タンク21の各平板部23は前
記第1の実施例で述べた各平板部13と同様に構成さ
れ、その上端側には切取り部23Aが形成されているも
のの、該各平板部23はその外周側が周胴部22の長さ
方向両端側に各接合部24によって直接的に接合されて
いる。
記第1の実施例で述べた各平板部13と同様に構成さ
れ、その上端側には切取り部23Aが形成されているも
のの、該各平板部23はその外周側が周胴部22の長さ
方向両端側に各接合部24によって直接的に接合されて
いる。
【0059】次に、本実施例による貯油タンク1の製造
方法について説明するに、まず内殻タンク2を前記第1
の実施例と同様に製造した後に、該内殻タンク2の上部
側2Aを除いて該内殻タンク2の外側面(図7中に仮想
線で示す離型剤の塗布レベル25よりも下側の位置)に
全面に亘りほぼ均一な厚さをもって離型剤を塗布してお
く。
方法について説明するに、まず内殻タンク2を前記第1
の実施例と同様に製造した後に、該内殻タンク2の上部
側2Aを除いて該内殻タンク2の外側面(図7中に仮想
線で示す離型剤の塗布レベル25よりも下側の位置)に
全面に亘りほぼ均一な厚さをもって離型剤を塗布してお
く。
【0060】次に、この離型剤の上から内殻タンク2の
外側面に繊維強化樹脂材料を塗り付けるようにして、内
殻タンク2の円筒部3および各鏡板部4上に周胴部22
および各平板部23を添着すると共に、各平板部23の
外周側と周胴部22の両端側との間に各接合部24を形
成することにより外殻タンク21を成形する。
外側面に繊維強化樹脂材料を塗り付けるようにして、内
殻タンク2の円筒部3および各鏡板部4上に周胴部22
および各平板部23を添着すると共に、各平板部23の
外周側と周胴部22の両端側との間に各接合部24を形
成することにより外殻タンク21を成形する。
【0061】なお、この場合、周胴部22および各平板
部23を図7に示す状態ではガラス繊維の織物状シート
のみから形成し、この織物状シートにエポキシ樹脂等を
含浸させつつ、これを内殻タンク2の円筒部3および各
鏡板部4上に塗り付けるようにして、外殻タンク21を
成形する構成としてもよい。
部23を図7に示す状態ではガラス繊維の織物状シート
のみから形成し、この織物状シートにエポキシ樹脂等を
含浸させつつ、これを内殻タンク2の円筒部3および各
鏡板部4上に塗り付けるようにして、外殻タンク21を
成形する構成としてもよい。
【0062】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができるが、特に本実施例では、外殻タンク21を製
作するに先立って内殻タンク2の外側面に予め離型剤を
塗布することにより、該内殻タンク2の外側面に外殻タ
ンク21の繊維強化樹脂材料(周胴部22および各平板
部23)が接着されてしまうのを防止でき、外殻タンク
21と内殻タンク2との間に漏洩検知用の検知空間15
を簡単に形成することができる。
でも、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができるが、特に本実施例では、外殻タンク21を製
作するに先立って内殻タンク2の外側面に予め離型剤を
塗布することにより、該内殻タンク2の外側面に外殻タ
ンク21の繊維強化樹脂材料(周胴部22および各平板
部23)が接着されてしまうのを防止でき、外殻タンク
21と内殻タンク2との間に漏洩検知用の検知空間15
を簡単に形成することができる。
【0063】次に、図8は本発明の第3の実施例を示
し、本実施例では前記第1の実施例と同一の構成要素に
同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。し
かし、本実施例の特徴は、内殻タンク2の鏡板部4にそ
の内面側に位置して、略十字形状をなす補強板31A,
31Bを溶接等の手段を用いて接合する構成としたこと
にある。
し、本実施例では前記第1の実施例と同一の構成要素に
同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。し
かし、本実施例の特徴は、内殻タンク2の鏡板部4にそ
の内面側に位置して、略十字形状をなす補強板31A,
31Bを溶接等の手段を用いて接合する構成としたこと
にある。
【0064】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができ、内殻タンク2内に収容した油液F等に対する
鏡板部4の耐圧強度を確実に高めることができる。
でも、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができ、内殻タンク2内に収容した油液F等に対する
鏡板部4の耐圧強度を確実に高めることができる。
【0065】次に、図9は本発明の第4の実施例を示
し、本実施例では前記第1の実施例と同一の構成要素に
同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。し
かし、本実施例の特徴は、内殻タンク2の鏡板部4にそ
の内面側に位置して、上下方向で互いに平行に延びる複
数の補強板41A,41B,41C,41Dを溶接等の
手段を用いて接合する構成としたことにある。
し、本実施例では前記第1の実施例と同一の構成要素に
同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。し
かし、本実施例の特徴は、内殻タンク2の鏡板部4にそ
の内面側に位置して、上下方向で互いに平行に延びる複
数の補強板41A,41B,41C,41Dを溶接等の
手段を用いて接合する構成としたことにある。
【0066】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができ、内殻タンク2内に収容した油液F等に対する
鏡板部4の耐圧強度を確実に高めることができる。
でも、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができ、内殻タンク2内に収容した油液F等に対する
鏡板部4の耐圧強度を確実に高めることができる。
【0067】なお、前記第1の実施例では、外殻タンク
10の周胴部12を3枚の湾曲板12A,12A,12
Aによって構成するものとして述べたが、これに替え
て、例えば第2の実施例で用いた周胴部22と同様に1
枚の湾曲板で形成してもよく、2枚または4枚以上の湾
曲板で形成するようにしてもよい。また、第2の実施例
で述べた周胴部22についても、2枚以上の湾曲板によ
り形成する構成としてもよく、この場合、湾曲板の枚数
は各筒体3Aの本数に対応した枚数とすることにより、
各溶接部3Bの位置でそれぞれ樹脂フイルム14を介し
て各湾曲板間を高強度に接合することができるものであ
る。
10の周胴部12を3枚の湾曲板12A,12A,12
Aによって構成するものとして述べたが、これに替え
て、例えば第2の実施例で用いた周胴部22と同様に1
枚の湾曲板で形成してもよく、2枚または4枚以上の湾
曲板で形成するようにしてもよい。また、第2の実施例
で述べた周胴部22についても、2枚以上の湾曲板によ
り形成する構成としてもよく、この場合、湾曲板の枚数
は各筒体3Aの本数に対応した枚数とすることにより、
各溶接部3Bの位置でそれぞれ樹脂フイルム14を介し
て各湾曲板間を高強度に接合することができるものであ
る。
【0068】一方、前記各実施例では、漏洩検知管9を
内殻タンク2の上下方向に貫通させて設けるものとして
述べたが、これに替えて、例えば特開昭59−1429
82号公報に記載の二重タンクと同様に、外殻タンク1
0(21)の上部側に漏洩検知管を接続して設けるよう
にしてもよい。
内殻タンク2の上下方向に貫通させて設けるものとして
述べたが、これに替えて、例えば特開昭59−1429
82号公報に記載の二重タンクと同様に、外殻タンク1
0(21)の上部側に漏洩検知管を接続して設けるよう
にしてもよい。
【0069】また、前記各実施例では、内殻タンク2の
上端側に注油管7、吸油管8および漏洩検知管9を設け
るものとして述べたが、本発明はこれに限らず、内殻タ
ンク2の上端側に注油管7、吸油管8および漏洩検知管
9に加えて、例えば内殻タンク2内に収容した油液Fの
液面レベルを検出する液面計用の取付管、およびベーパ
排出用の配管等を適宜に接続して設ける構成としてもよ
い。
上端側に注油管7、吸油管8および漏洩検知管9を設け
るものとして述べたが、本発明はこれに限らず、内殻タ
ンク2の上端側に注油管7、吸油管8および漏洩検知管
9に加えて、例えば内殻タンク2内に収容した油液Fの
液面レベルを検出する液面計用の取付管、およびベーパ
排出用の配管等を適宜に接続して設ける構成としてもよ
い。
【0070】さらに、前記各実施例では、二重殻タンク
を給油所の地下に埋設される地下タンクとしての貯油タ
ンク1に適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明
はこれに限るものではなく、例えば種々の油液や液体等
を収容する二重殻構造の地下タンクにも適用できるもの
である。
を給油所の地下に埋設される地下タンクとしての貯油タ
ンク1に適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明
はこれに限るものではなく、例えば種々の油液や液体等
を収容する二重殻構造の地下タンクにも適用できるもの
である。
【0071】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、内殻タンクの筒状部両端側に位置する各閉
塞部を平板状に形成しているから、外殻タンクの両端側
についてもこれと同様に平板状に形成でき、従来技術の
ように特別な球面加工等を行う必要がなくなり、内殻タ
ンクおよび外殻タンクを含めた全体の製造時(製作時)
における作業性を確実に向上できると共に、外殻タンク
と内殻タンクとの間に形成する空間部の間隙寸法を全体
に亘ってほぼ均等に小さくでき、外殻タンクの製作、組
付け作業を大幅に簡略化することができる。
明によれば、内殻タンクの筒状部両端側に位置する各閉
塞部を平板状に形成しているから、外殻タンクの両端側
についてもこれと同様に平板状に形成でき、従来技術の
ように特別な球面加工等を行う必要がなくなり、内殻タ
ンクおよび外殻タンクを含めた全体の製造時(製作時)
における作業性を確実に向上できると共に、外殻タンク
と内殻タンクとの間に形成する空間部の間隙寸法を全体
に亘ってほぼ均等に小さくでき、外殻タンクの製作、組
付け作業を大幅に簡略化することができる。
【0072】この場合、請求項2に記載の発明のよう
に、外殻タンクを各リング体、湾曲板部および各平板部
から構成し、これらを内殻タンクの外側に配設するに先
立ち、該内殻タンクと外殻タンクとの間に空間部を形成
するための空間形成材を、少なくとも内殻タンクの筒状
部と各閉塞部との境界部付近を外側から被覆するように
設け、この空間形成材上で前記リング体の外周側に湾曲
板部を接合すると共に、リング体の内周側には前記平板
部を接合することにより、これらの接合部が空間形成材
に接合(接着)されたとしても、内殻タンクの外側面に
接合(接着)された状態となるのを空間形成材によって
確実に防止でき、内殻タンクと外殻タンク(リング体、
湾曲板部および平板部)との間に漏洩検知用の空間部を
簡単に形成することができる。
に、外殻タンクを各リング体、湾曲板部および各平板部
から構成し、これらを内殻タンクの外側に配設するに先
立ち、該内殻タンクと外殻タンクとの間に空間部を形成
するための空間形成材を、少なくとも内殻タンクの筒状
部と各閉塞部との境界部付近を外側から被覆するように
設け、この空間形成材上で前記リング体の外周側に湾曲
板部を接合すると共に、リング体の内周側には前記平板
部を接合することにより、これらの接合部が空間形成材
に接合(接着)されたとしても、内殻タンクの外側面に
接合(接着)された状態となるのを空間形成材によって
確実に防止でき、内殻タンクと外殻タンク(リング体、
湾曲板部および平板部)との間に漏洩検知用の空間部を
簡単に形成することができる。
【0073】また、外殻タンクのリング体は全体として
C字形状をなし、前記内殻タンクの上部側に対応する部
位が切欠き部となって縮拡径可能に形成されているか
ら、このリング体を切欠き部を介して内殻タンクの筒状
部と閉塞部との境界部付近に簡単に取付けることがで
き、該境界部を覆うC字形状のリング体によって前記湾
曲板部と平板部との間を安定した状態で高強度に接合で
きると共に、外殻タンクの湾曲板部と平板部との間の接
合強度が低下する等の問題を解消でき、二重殻タンクと
しての信頼性や耐久性を大幅に向上させることができ
る。
C字形状をなし、前記内殻タンクの上部側に対応する部
位が切欠き部となって縮拡径可能に形成されているか
ら、このリング体を切欠き部を介して内殻タンクの筒状
部と閉塞部との境界部付近に簡単に取付けることがで
き、該境界部を覆うC字形状のリング体によって前記湾
曲板部と平板部との間を安定した状態で高強度に接合で
きると共に、外殻タンクの湾曲板部と平板部との間の接
合強度が低下する等の問題を解消でき、二重殻タンクと
しての信頼性や耐久性を大幅に向上させることができ
る。
【0074】さらに、請求項3に記載の発明では、筒状
部とその両端側に設けられた平板状の閉塞部とから液体
を収容する容器として内殻タンクを製作した後に、該内
殻タンクの上部側を除いて該内殻タンクの外側面に離型
剤を塗布し、その上から内殻タンクの外側面に繊維強化
樹脂材料を塗り付けることにより外殻タンクを成形する
ようにしたから、前記内殻タンクの外側面に塗布した離
型剤によって、該内殻タンクの外側面に外殻タンク用の
繊維強化樹脂材料が接着されてしまうのを防止でき、外
殻タンクと内殻タンクとの間に漏洩検知用の空間部を簡
単に形成することができると共に、外殻タンクの製造工
程を簡略化でき、大幅なコストダウンを図り得る等の効
果を奏する。
部とその両端側に設けられた平板状の閉塞部とから液体
を収容する容器として内殻タンクを製作した後に、該内
殻タンクの上部側を除いて該内殻タンクの外側面に離型
剤を塗布し、その上から内殻タンクの外側面に繊維強化
樹脂材料を塗り付けることにより外殻タンクを成形する
ようにしたから、前記内殻タンクの外側面に塗布した離
型剤によって、該内殻タンクの外側面に外殻タンク用の
繊維強化樹脂材料が接着されてしまうのを防止でき、外
殻タンクと内殻タンクとの間に漏洩検知用の空間部を簡
単に形成することができると共に、外殻タンクの製造工
程を簡略化でき、大幅なコストダウンを図り得る等の効
果を奏する。
【図1】本発明の第1の実施例による貯油タンクを示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】内殻タンクの円筒部と鏡板部との溶接部、外殻
タンクのリング体および周胴部等の要部を拡大して示す
図1中の矢示II−II方向断面図である。
タンクのリング体および周胴部等の要部を拡大して示す
図1中の矢示II−II方向断面図である。
【図3】内殻タンクに設けた鏡板部の内面側を示す説明
図である。
図である。
【図4】図1に示す貯油タンクの全体斜視図である。
【図5】図4に示す貯油タンクの分解斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施例による貯油タンクの全体
斜視図である。
斜視図である。
【図7】図6に示す貯油タンクの分解斜視図である。
【図8】本発明の第3の実施例を示す図3と同様の説明
図である。
図である。
【図9】本発明の第4の実施例を示す図3と同様の説明
図である。
図である。
1 貯油タンク(二重殻タンク) 2 内殻タンク 2A 上部側 3 円筒部(筒状部) 4 鏡板部(閉塞部) 5A,5B 補強円板 6 溶接部(境界部) 9 漏洩検知管 10,21 外殻タンク 11 リング体 12,22 周胴部(湾曲板部) 12A 湾曲板 12C,13B,24 接合部 13,23 平板部 14 樹脂フィルム(空間形成材) 15 検知空間(空間部) 25 離型剤の塗布レベル 31A,31B,41A〜41D 補強板 F 油液
Claims (3)
- 【請求項1】 筒状部および該筒状部の両端側に設けら
れた平板状の閉塞部により液体を収容する容器として形
成された内殻タンクと、繊維強化樹脂材料により形成さ
れ、該内殻タンクの上部側を残して二重殻構造をなすよ
うに該内殻タンクを外側から囲繞した外殻タンクと、該
外殻タンクと前記内殻タンクとの間に画成された漏洩検
知用の空間部とから構成してなる二重殻タンク。 - 【請求項2】 前記内殻タンクには、前記外殻タンクと
の間に空間部を形成するため少なくとも前記筒状部と各
閉塞部との境界部付近を外側から覆う空間形成材を設
け、前記外殻タンクは、前記内殻タンクの上部側に対応
する部位が切欠き部となって縮拡径可能に形成され前記
内殻タンクの筒状部と各閉塞部との境界部付近に前記空
間形成材を介して設けられたC字形状のリング体と、前
記内殻タンクの筒状部外周側に配設され該リング体の外
周側に前記空間形成材上で接合された湾曲板部と、前記
内殻タンクの閉塞部上に配設され外周側が前記リング体
の内周側に前記空間形成材上で接合された平板部とから
構成してなる請求項1に記載の二重殻タンク。 - 【請求項3】 筒状部および該筒状部の両端側に設けら
れた平板状の閉塞部により液体を収容する容器として形
成された内殻タンクと、繊維強化樹脂材料により形成さ
れ、該内殻タンクの上部側を残して二重殻構造をなすよ
うに該内殻タンクを外側から囲繞した外殻タンクと、該
外殻タンクと前記内殻タンクとの間に画成された漏洩検
知用の空間部とからなる二重殻タンクの製造方法であっ
て、 前記内殻タンクと外殻タンクとの間に前記空間部を形成
するため前記内殻タンクの上部側を除いて該内殻タンク
の外側面に離型剤を塗布する工程と、該離型剤を介して
前記内殻タンクの外側面に繊維強化樹脂材料を塗り付け
ることにより前記外殻タンクを成形する工程とを備えて
なる二重殻タンクの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7221024A JPH0948491A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 二重殻タンク及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7221024A JPH0948491A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 二重殻タンク及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0948491A true JPH0948491A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16760299
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7221024A Pending JPH0948491A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 二重殻タンク及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0948491A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008296945A (ja) * | 2007-05-30 | 2008-12-11 | Tokiko Techno Kk | 二重殻タンク |
| KR20250021808A (ko) * | 2023-08-07 | 2025-02-14 | 주식회사 이엘에코 | 복합저장탱크 |
-
1995
- 1995-08-07 JP JP7221024A patent/JPH0948491A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008296945A (ja) * | 2007-05-30 | 2008-12-11 | Tokiko Techno Kk | 二重殻タンク |
| KR20250021808A (ko) * | 2023-08-07 | 2025-02-14 | 주식회사 이엘에코 | 복합저장탱크 |
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