JPH094864A - 浴室ユニット - Google Patents
浴室ユニットInfo
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- JPH094864A JPH094864A JP7154596A JP15459695A JPH094864A JP H094864 A JPH094864 A JP H094864A JP 7154596 A JP7154596 A JP 7154596A JP 15459695 A JP15459695 A JP 15459695A JP H094864 A JPH094864 A JP H094864A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- bathtub
- entrance
- faucet
- heater board
- Prior art date
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- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
Landscapes
- Residential Or Office Buildings (AREA)
- Floor Finish (AREA)
- Central Heating Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 冬期において、脱衣室から洗い場床に足を踏
み入れた直後から、”足が暖かいという”という快適感
を、入浴する者に、抱かせるようにする。浴室ユニット
の洗い場床の端縁部付近を含めた広い範囲を確実に暖房
する。 【構成】 浴槽Aと洗い場床Bとを一体的に備え、該洗
い場床B下の略全面に床暖房用のヒータボードが敷かれ
ている浴室ユニットであって、前記ヒータボードの端縁
は、浴室の出入口開口部6付近では、該出入口開口部6
から略90mm以上120mm以内に納められるよう
に、浴槽A付近では、該浴槽Aから略60mm以上80
mm以内に納められるように、水栓7付近では、該水栓
7のある壁面から略10mm以上30mm以内に納めら
れるように、前記出入口開口部6も浴槽Aも水栓7もな
い壁面からは略70mm以上100mm以内に納められ
るように、それぞれ設定されている。
み入れた直後から、”足が暖かいという”という快適感
を、入浴する者に、抱かせるようにする。浴室ユニット
の洗い場床の端縁部付近を含めた広い範囲を確実に暖房
する。 【構成】 浴槽Aと洗い場床Bとを一体的に備え、該洗
い場床B下の略全面に床暖房用のヒータボードが敷かれ
ている浴室ユニットであって、前記ヒータボードの端縁
は、浴室の出入口開口部6付近では、該出入口開口部6
から略90mm以上120mm以内に納められるよう
に、浴槽A付近では、該浴槽Aから略60mm以上80
mm以内に納められるように、水栓7付近では、該水栓
7のある壁面から略10mm以上30mm以内に納めら
れるように、前記出入口開口部6も浴槽Aも水栓7もな
い壁面からは略70mm以上100mm以内に納められ
るように、それぞれ設定されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、浴室ユニットに係
り、詳しくは、洗い場床面を暖めるためのヒータボード
を備えた浴室ユニットに関する。
り、詳しくは、洗い場床面を暖めるためのヒータボード
を備えた浴室ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、現場施工の負担の軽減化、施工期
間の短縮化を図るために、予め工場で生産され、建築現
場に輸送して据え付けられる浴室ユニットが普及してい
る。この浴室ユニットでは、防水パンの床を用いて床部
分の防水性を高める構成になされている。
間の短縮化を図るために、予め工場で生産され、建築現
場に輸送して据え付けられる浴室ユニットが普及してい
る。この浴室ユニットでは、防水パンの床を用いて床部
分の防水性を高める構成になされている。
【0003】ところで、冬期は、浴室の洗い場に入る
時、足が冷たく、また使用後の浴室内の乾燥が遅い。そ
こで、このような不都合を改善するために、例えば実開
平3−87117号公報に記載されているように、電熱
ヒータ等の加熱手段が組み込まれた浴室暖房用パネルを
防水パンの床の裏面に設置し、加熱手段に通電、発熱さ
せて防水パンを加熱する構造としたものが知られてい
る。上記公報記載の浴室床暖房用パネルは、上方が開口
した底の浅い容器状の合成樹脂製ケース内に基板材と、
微細多孔体よりなる断熱材と、裏面にヒータを設けた均
熱板とを内装してなっている。
時、足が冷たく、また使用後の浴室内の乾燥が遅い。そ
こで、このような不都合を改善するために、例えば実開
平3−87117号公報に記載されているように、電熱
ヒータ等の加熱手段が組み込まれた浴室暖房用パネルを
防水パンの床の裏面に設置し、加熱手段に通電、発熱さ
せて防水パンを加熱する構造としたものが知られてい
る。上記公報記載の浴室床暖房用パネルは、上方が開口
した底の浅い容器状の合成樹脂製ケース内に基板材と、
微細多孔体よりなる断熱材と、裏面にヒータを設けた均
熱板とを内装してなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の従来の浴室床暖房用パネルでは、防水パンの床
の周縁部付近で暖房がされてなかったので、例えば、脱
衣室から浴室の洗い場床に足を踏み入れた直後や、浴槽
から出て足を洗い場床面に降ろした直後には、洗い場床
面の冷たさが足に伝わり、特に、厳寒期には、足の裏が
凍えて痺れるという不愉快が残存していた。
報記載の従来の浴室床暖房用パネルでは、防水パンの床
の周縁部付近で暖房がされてなかったので、例えば、脱
衣室から浴室の洗い場床に足を踏み入れた直後や、浴槽
から出て足を洗い場床面に降ろした直後には、洗い場床
面の冷たさが足に伝わり、特に、厳寒期には、足の裏が
凍えて痺れるという不愉快が残存していた。
【0005】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、冬期において、人が浴室に入った直後から出る
までの間、”足が冷たい”という思いを一瞬たりとも与
えることのない、快適な浴室ユニットを提供することを
目的としている。
もので、冬期において、人が浴室に入った直後から出る
までの間、”足が冷たい”という思いを一瞬たりとも与
えることのない、快適な浴室ユニットを提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、浴槽と洗い場床とを一体的
に備え、該洗い場床下の略全面に床暖房用のヒータボー
ドが敷かれてなる浴室ユニットであって、上記ヒータボ
ードの端縁は、浴室の出入口開口部付近では、該出入口
開口部から略90mm以上120mm以内に納められる
ように、浴槽付近では、該浴槽から略60mm以上80
mm以内に納められるように、水栓付近では、該水栓の
ある壁面から略10mm以上30mm以内に納められる
ように、上記出入口開口部も浴槽も水栓もない壁面から
は略70mm以上100mm以内に納められるように、
それぞれ設定されてなることを特徴としている。
に、請求項1記載の発明は、浴槽と洗い場床とを一体的
に備え、該洗い場床下の略全面に床暖房用のヒータボー
ドが敷かれてなる浴室ユニットであって、上記ヒータボ
ードの端縁は、浴室の出入口開口部付近では、該出入口
開口部から略90mm以上120mm以内に納められる
ように、浴槽付近では、該浴槽から略60mm以上80
mm以内に納められるように、水栓付近では、該水栓の
ある壁面から略10mm以上30mm以内に納められる
ように、上記出入口開口部も浴槽も水栓もない壁面から
は略70mm以上100mm以内に納められるように、
それぞれ設定されてなることを特徴としている。
【0007】また、請求項2記載の発明は、浴槽と洗い
場床とを一体的に備え、該洗い場床下の略全面に床暖房
用のヒータボードが敷かれてなる浴室ユニットであっ
て、上記ヒータボードの端縁は、浴室の出入口開口部付
近では、該出入口開口部から略60mm以上80mm以
内に納められるように、浴槽付近では、該浴槽から略6
0mm以上80mm以内に納められるように、水栓付近
では、該水栓のある壁面から略10mm以上30mm以
内に納められるように、上記出入口開口部も浴槽も水栓
もない壁面からは略70mm以上100mm以内に納め
られるように、それぞれ設定されてなることを特徴とし
ている。
場床とを一体的に備え、該洗い場床下の略全面に床暖房
用のヒータボードが敷かれてなる浴室ユニットであっ
て、上記ヒータボードの端縁は、浴室の出入口開口部付
近では、該出入口開口部から略60mm以上80mm以
内に納められるように、浴槽付近では、該浴槽から略6
0mm以上80mm以内に納められるように、水栓付近
では、該水栓のある壁面から略10mm以上30mm以
内に納められるように、上記出入口開口部も浴槽も水栓
もない壁面からは略70mm以上100mm以内に納め
られるように、それぞれ設定されてなることを特徴とし
ている。
【0008】
【作用】請求項1記載の構成において、洗い場床の出入
口開口部付近については、ヒータボードの縁端部が出入
口開口部から略90mm以上120mm以内の範囲に納
まるように設定されている。一方、この出願に係る発明
者等の行った、入浴する者の洗い場床面での歩行分布
(動線軌跡)調査及びその統計的処理によって、洗い場
床での入室第1歩目の出入口開口部からの距離は、最小
値で91mm、平均値で127mm、母平均は信頼度9
5%で112mm以上142mm以内というデータが得
られている。それゆえ、請求項1記載の構成によれば、
冬期において、入浴しようとする者は、脱衣室から洗い
場床に足を踏み入れた直後から、”足が暖かいという”
という快適感を抱くことができる。また、請求項1記載
の構成において、ヒータボードの縁端部が、洗い場の浴
槽付近については、浴槽から略60mm以上80mm以
内の範囲に、洗い場の水栓付近については、水栓のある
壁面から略10mm以上30mm以内の範囲に、出入口
開口部も浴槽も水栓もない壁面付近については、同壁面
から略70mm以上100mm以内の範囲に納まるよう
に設定されていることで、入浴する者は、洗い場におい
て、”足が冷たい”という思いを抱くことがない。これ
らのことも、上記歩行分布調査及びその統計的処理を根
拠としている。
口開口部付近については、ヒータボードの縁端部が出入
口開口部から略90mm以上120mm以内の範囲に納
まるように設定されている。一方、この出願に係る発明
者等の行った、入浴する者の洗い場床面での歩行分布
(動線軌跡)調査及びその統計的処理によって、洗い場
床での入室第1歩目の出入口開口部からの距離は、最小
値で91mm、平均値で127mm、母平均は信頼度9
5%で112mm以上142mm以内というデータが得
られている。それゆえ、請求項1記載の構成によれば、
冬期において、入浴しようとする者は、脱衣室から洗い
場床に足を踏み入れた直後から、”足が暖かいという”
という快適感を抱くことができる。また、請求項1記載
の構成において、ヒータボードの縁端部が、洗い場の浴
槽付近については、浴槽から略60mm以上80mm以
内の範囲に、洗い場の水栓付近については、水栓のある
壁面から略10mm以上30mm以内の範囲に、出入口
開口部も浴槽も水栓もない壁面付近については、同壁面
から略70mm以上100mm以内の範囲に納まるよう
に設定されていることで、入浴する者は、洗い場におい
て、”足が冷たい”という思いを抱くことがない。これ
らのことも、上記歩行分布調査及びその統計的処理を根
拠としている。
【0009】請求項2記載の構成において、ヒータボー
ドの縁端部から、出入口開口部及び浴槽まで、ともに略
60mm以上80mm以内の範囲に納まるように設定さ
れているので、浴室において、浴槽と出入口開口部の位
置関係が逆になっても、同一のヒータボードを使用して
同一の範囲を暖房できる。
ドの縁端部から、出入口開口部及び浴槽まで、ともに略
60mm以上80mm以内の範囲に納まるように設定さ
れているので、浴室において、浴槽と出入口開口部の位
置関係が逆になっても、同一のヒータボードを使用して
同一の範囲を暖房できる。
【0010】
【発明に到るための統計的実験】この発明の浴室ユニッ
トは、浴室の洗い場における入浴者の動線追跡の統計的
処理の結果を慎重に考察した末に生まれたものである。
まず、この統計的実験の方法の概略について述べる。こ
の実験では、最初に上記浴室ユニットの、特に洗い場に
おける、入浴者の動きの傾向や範囲を知るために、入浴
者の運動の軌跡を調査した。また、具体的なヒータボー
ドの端縁位置を決定するために、多数の被験者により所
定の位置からの足の動きを調査し、統計的仮説検定の手
法により、足の移動距離を推定した。そして、これらの
結果から、浴室の洗い場床面において、人の足が触れる
場所を網羅して、確実に暖房するための、的確なヒータ
ボードの敷設範囲を決定し、これに基づいて、ヒータボ
ードの線状発熱体であるコードヒータの配置等の設計を
した。なお、ここで、ヒータボードの敷設範囲とは、洗
い場床面の真下において、大凡、上記コードヒータの配
置されている領域を指すものとし、以下の説明でも同じ
意味で使用する。この実験は、[1]動線調査と、
[2]動線解析による洗い場床面のヒータボードの敷設
範囲の決定とからなっている。
トは、浴室の洗い場における入浴者の動線追跡の統計的
処理の結果を慎重に考察した末に生まれたものである。
まず、この統計的実験の方法の概略について述べる。こ
の実験では、最初に上記浴室ユニットの、特に洗い場に
おける、入浴者の動きの傾向や範囲を知るために、入浴
者の運動の軌跡を調査した。また、具体的なヒータボー
ドの端縁位置を決定するために、多数の被験者により所
定の位置からの足の動きを調査し、統計的仮説検定の手
法により、足の移動距離を推定した。そして、これらの
結果から、浴室の洗い場床面において、人の足が触れる
場所を網羅して、確実に暖房するための、的確なヒータ
ボードの敷設範囲を決定し、これに基づいて、ヒータボ
ードの線状発熱体であるコードヒータの配置等の設計を
した。なお、ここで、ヒータボードの敷設範囲とは、洗
い場床面の真下において、大凡、上記コードヒータの配
置されている領域を指すものとし、以下の説明でも同じ
意味で使用する。この実験は、[1]動線調査と、
[2]動線解析による洗い場床面のヒータボードの敷設
範囲の決定とからなっている。
【0011】次に、この実験に用いられる浴室ユニット
の構成について述べる。この実験は、浴槽に相対向す
る側に出入口開口部がある場合及び水栓のある壁に相
対向する側に出入口開口部がある場合について行われ
た。図3は、浴槽に相対向する側に出入口開口部がある
場合の浴室ユニットにおける洗い場と浴槽との配置関係
を示す配置図である。同図に示すように、浴室ユニット
は、浴槽部Aとこれに続く洗い場床部Bが一体的に形成
されており、洗い場床部Bの防水パン2の形状は、略長
方形である。洗い場床部Bに隣接する浴槽部Aの側と相
対向する側には、出入口開口部6が設けられている。さ
らに、洗い場床部Bの側縁部に立設された壁のうち、浴
槽部A及び出入口開口部6側の壁以外の一方の壁には、
水栓7が取り付けられている。図11は、水栓のある壁
に相対向する側に出入口開口部がある場合の浴室ユニッ
トにおける洗い場と浴槽との配置関係を示す配置図であ
る。同浴室ユニットが浴槽に相対向する側に出入口開口
部がある場合の浴室ユニットと異なるところは、出入口
開口部6が、浴槽部Aの側と相対向する側のかわりに、
水栓7が取り付けられている壁に相対向する側に設けら
れている点のみである。
の構成について述べる。この実験は、浴槽に相対向す
る側に出入口開口部がある場合及び水栓のある壁に相
対向する側に出入口開口部がある場合について行われ
た。図3は、浴槽に相対向する側に出入口開口部がある
場合の浴室ユニットにおける洗い場と浴槽との配置関係
を示す配置図である。同図に示すように、浴室ユニット
は、浴槽部Aとこれに続く洗い場床部Bが一体的に形成
されており、洗い場床部Bの防水パン2の形状は、略長
方形である。洗い場床部Bに隣接する浴槽部Aの側と相
対向する側には、出入口開口部6が設けられている。さ
らに、洗い場床部Bの側縁部に立設された壁のうち、浴
槽部A及び出入口開口部6側の壁以外の一方の壁には、
水栓7が取り付けられている。図11は、水栓のある壁
に相対向する側に出入口開口部がある場合の浴室ユニッ
トにおける洗い場と浴槽との配置関係を示す配置図であ
る。同浴室ユニットが浴槽に相対向する側に出入口開口
部がある場合の浴室ユニットと異なるところは、出入口
開口部6が、浴槽部Aの側と相対向する側のかわりに、
水栓7が取り付けられている壁に相対向する側に設けら
れている点のみである。
【0012】[1]動線調査 浴槽に相対向する側に出入口開口部がある場合 この実験では、上記浴室に入って入浴する場合に、どの
範囲を暖房する必要があるかを知るために、出入口開口
部6から入室して、入浴後退室するまでに、その人がど
のような動きをするかを調べた。結果を図12に示す。
同図は、入浴する者が浴室内で描く動線から、点により
抽出した図である。同図からわかるように、被験者が留
まった箇所は、水栓7付近と出入口開口部6付近に集ま
っている。
範囲を暖房する必要があるかを知るために、出入口開口
部6から入室して、入浴後退室するまでに、その人がど
のような動きをするかを調べた。結果を図12に示す。
同図は、入浴する者が浴室内で描く動線から、点により
抽出した図である。同図からわかるように、被験者が留
まった箇所は、水栓7付近と出入口開口部6付近に集ま
っている。
【0013】 水栓のある壁に相対向する側に出入口
開口部がある場合 図13は、入室し浴槽に向かう時の動線及び洗い場にい
る時の移動範囲を示す図である。同図に示されるよう
に、出入口開口部6からドアを開けて入室すると、洗い
場の中央部付近を通って浴槽Aの方へ向きを変え、浴槽
Aに入るものと予測される。また、洗い場で体を洗う時
は、水栓7付近で椅子に座り、この時の移動範囲は所定
の領域内となるが、この移動範囲は出入口開口部6の位
置には直接は関係ないと考えられる。
開口部がある場合 図13は、入室し浴槽に向かう時の動線及び洗い場にい
る時の移動範囲を示す図である。同図に示されるよう
に、出入口開口部6からドアを開けて入室すると、洗い
場の中央部付近を通って浴槽Aの方へ向きを変え、浴槽
Aに入るものと予測される。また、洗い場で体を洗う時
は、水栓7付近で椅子に座り、この時の移動範囲は所定
の領域内となるが、この移動範囲は出入口開口部6の位
置には直接は関係ないと考えられる。
【0014】[2]動線解析による洗い場床面のヒータ
ボードの敷設範囲の決定 浴槽に相対向する側に出入口開口部がある場合 この実験に係る洗い場床部Bの裏面側には、後述するよ
うに、ヒータボードが取り付けられている。ここでは、
ヒータボードの縁端が図3に示すように、略長方形をな
すものとする。この時、洗い場床部Bを構成する四辺の
うちの各辺からヒータボードの敷設範囲を示す長方形の
最も近い辺への距離を、水栓7を備える側において距離
a、出入口開口部6を有する側において距離b、水栓7
を備える側に相対向する側において距離c、浴槽を有す
る側において距離dとする。まず、距離bについて最小
限必要な距離を調べた。すなわち、入浴しようとする人
が、浴室の出入口開口部6のドアを開けて、洗い場床部
Bに第1歩を踏み出して床に足を着けた箇所から洗い場
床部Bの縁端までの出入口開口部側所要距離を、多数の
被験者について測定した。この結果、最大値170
[mm]、最小値91[mm]、平均値127[m
m]、標準偏差21[mm]となった。また、信頼度
を95%として母平均を推定すると、母平均の推定範
囲112[mm]以上142[mm]以下となった。以
上の結果より、距離bを略90mm以上120mm以内
とすれば、略95%以上の信頼度で、浴室の出入口開口
部6から、洗い場床部Bに足を踏み出して床に触れる箇
所は、ヒータボードの敷設範囲内にあると考えてよいこ
とがわかる。
ボードの敷設範囲の決定 浴槽に相対向する側に出入口開口部がある場合 この実験に係る洗い場床部Bの裏面側には、後述するよ
うに、ヒータボードが取り付けられている。ここでは、
ヒータボードの縁端が図3に示すように、略長方形をな
すものとする。この時、洗い場床部Bを構成する四辺の
うちの各辺からヒータボードの敷設範囲を示す長方形の
最も近い辺への距離を、水栓7を備える側において距離
a、出入口開口部6を有する側において距離b、水栓7
を備える側に相対向する側において距離c、浴槽を有す
る側において距離dとする。まず、距離bについて最小
限必要な距離を調べた。すなわち、入浴しようとする人
が、浴室の出入口開口部6のドアを開けて、洗い場床部
Bに第1歩を踏み出して床に足を着けた箇所から洗い場
床部Bの縁端までの出入口開口部側所要距離を、多数の
被験者について測定した。この結果、最大値170
[mm]、最小値91[mm]、平均値127[m
m]、標準偏差21[mm]となった。また、信頼度
を95%として母平均を推定すると、母平均の推定範
囲112[mm]以上142[mm]以下となった。以
上の結果より、距離bを略90mm以上120mm以内
とすれば、略95%以上の信頼度で、浴室の出入口開口
部6から、洗い場床部Bに足を踏み出して床に触れる箇
所は、ヒータボードの敷設範囲内にあると考えてよいこ
とがわかる。
【0015】次に、距離dについて最小限必要な距離を
調べた。すなわち、浴室の浴槽内で入浴して、充分に体
を暖めた後、浴槽から洗い場側へ出て、床に着いた箇所
から洗い場床部Bの縁端までの浴槽側所要距離を、多数
の被験者について測定した。この結果、最大値164
[mm]、最小値65[mm]、平均値109[m
m]、標準偏差32[mm]となった。また、信頼度
を95%として母平均を推定すると、母平均の推定範
囲81[mm]以上138[mm]以下となった。以上
の結果より、距離dを略60mm以上80mm以内とす
れば、略95%以上の信頼度で、浴槽から出て、洗い場
床部Bに足を降ろして床に触れる箇所は、ヒータボード
の敷設範囲内にあると考えてよいことがわかる。
調べた。すなわち、浴室の浴槽内で入浴して、充分に体
を暖めた後、浴槽から洗い場側へ出て、床に着いた箇所
から洗い場床部Bの縁端までの浴槽側所要距離を、多数
の被験者について測定した。この結果、最大値164
[mm]、最小値65[mm]、平均値109[m
m]、標準偏差32[mm]となった。また、信頼度
を95%として母平均を推定すると、母平均の推定範
囲81[mm]以上138[mm]以下となった。以上
の結果より、距離dを略60mm以上80mm以内とす
れば、略95%以上の信頼度で、浴槽から出て、洗い場
床部Bに足を降ろして床に触れる箇所は、ヒータボード
の敷設範囲内にあると考えてよいことがわかる。
【0016】なお、距離a、cについては、浴室ユニッ
トの製作、施工条件等も考慮して定める。まず、距離a
は、水栓7が設備された側の距離であり、椅子に腰を降
ろして体を洗う際に足が前方(洗い場床部Bの縁端部
側)に伸びるので、浴室ユニットの製作可能な範囲でで
きるだけ小さくする必要がある。従って浴室ユニットの
製作上の制約から、略10mm以上30mm以内とな
る。また、距離cは、何も設備されていない壁の側の距
離であるので、上記動線調査の結果を踏まえ、略70m
m以上100mm以内とする。
トの製作、施工条件等も考慮して定める。まず、距離a
は、水栓7が設備された側の距離であり、椅子に腰を降
ろして体を洗う際に足が前方(洗い場床部Bの縁端部
側)に伸びるので、浴室ユニットの製作可能な範囲でで
きるだけ小さくする必要がある。従って浴室ユニットの
製作上の制約から、略10mm以上30mm以内とな
る。また、距離cは、何も設備されていない壁の側の距
離であるので、上記動線調査の結果を踏まえ、略70m
m以上100mm以内とする。
【0017】 水栓のある壁に相対向する側に出入口
開口部がある場合 この場合も、ヒータボードの縁端が図11に示すよう
に、略長方形をなすものとする。この時、洗い場床部B
を構成する四辺のうちの各辺からヒータボードの敷設範
囲を示す長方形の最も近い辺への最短距離を、水栓7を
備える側において距離a、出入口開口部6を有する側に
おいて距離b、浴槽を有する側に相対向する側において
距離c、浴槽を有する側において距離dとする。距離
b、dについて、浴槽に相対向する側に出入口開口部が
ある場合と当然同様の結果が予測できるので、距離bを
略90mm以上120mm以内とすれば、略95%以上
の信頼度で、浴室の出入口開口部6から、洗い場床部B
に足を踏み出して床に触れる箇所は、ヒータボードの敷
設範囲内にあると考えてよいことがわかるし、距離dを
略60mm以上80mm以内とすれば、略95%以上の
信頼度で、浴槽から出て、洗い場床部Bに足を降ろして
床に触れる箇所は、ヒータボードの敷設範囲内にあると
考えてよいことがわかる。また、距離a、cについて
は、浴槽に相対向する側に出入口開口部がある場合と同
様に、浴室ユニットの製作、施工条件等も考慮して、距
離aは、略10mm以上30mm以内、距離cは、略7
0mm以上100mm以内である。
開口部がある場合 この場合も、ヒータボードの縁端が図11に示すよう
に、略長方形をなすものとする。この時、洗い場床部B
を構成する四辺のうちの各辺からヒータボードの敷設範
囲を示す長方形の最も近い辺への最短距離を、水栓7を
備える側において距離a、出入口開口部6を有する側に
おいて距離b、浴槽を有する側に相対向する側において
距離c、浴槽を有する側において距離dとする。距離
b、dについて、浴槽に相対向する側に出入口開口部が
ある場合と当然同様の結果が予測できるので、距離bを
略90mm以上120mm以内とすれば、略95%以上
の信頼度で、浴室の出入口開口部6から、洗い場床部B
に足を踏み出して床に触れる箇所は、ヒータボードの敷
設範囲内にあると考えてよいことがわかるし、距離dを
略60mm以上80mm以内とすれば、略95%以上の
信頼度で、浴槽から出て、洗い場床部Bに足を降ろして
床に触れる箇所は、ヒータボードの敷設範囲内にあると
考えてよいことがわかる。また、距離a、cについて
は、浴槽に相対向する側に出入口開口部がある場合と同
様に、浴室ユニットの製作、施工条件等も考慮して、距
離aは、略10mm以上30mm以内、距離cは、略7
0mm以上100mm以内である。
【0018】以上、本項の動線調査及び動線解析による
洗い場床面のヒータボードの敷設範囲の決定の結果よ
り、ヒータボードの端縁は、浴室の出入口開口部付近で
は、該出入口開口部から略90mm以上120mm以
内、浴槽付近では、該浴槽から略60mm以上80mm
以内、水栓付近では、該水栓のある壁面から略10mm
以上30mm以内、上記出入口開口部も浴槽も水栓もな
い壁面からは略70mm以上100mm以内に設定され
ていればよいことがわかる。
洗い場床面のヒータボードの敷設範囲の決定の結果よ
り、ヒータボードの端縁は、浴室の出入口開口部付近で
は、該出入口開口部から略90mm以上120mm以
内、浴槽付近では、該浴槽から略60mm以上80mm
以内、水栓付近では、該水栓のある壁面から略10mm
以上30mm以内、上記出入口開口部も浴槽も水栓もな
い壁面からは略70mm以上100mm以内に設定され
ていればよいことがわかる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例である浴室ユニットの要
部の構成を示す斜視図、図2は、同浴室ユニットの洗い
場床部の構成を示す断面図、図3は同浴室ユニットにお
ける洗い場と浴槽との配置関係を示す配置図、図4は、
同洗い場床部に埋設されるヒータボードの形状を示す平
面図、また、図5は、同ヒータボードの構成を詳しく示
す平面図である。
いて説明する。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例である浴室ユニットの要
部の構成を示す斜視図、図2は、同浴室ユニットの洗い
場床部の構成を示す断面図、図3は同浴室ユニットにお
ける洗い場と浴槽との配置関係を示す配置図、図4は、
同洗い場床部に埋設されるヒータボードの形状を示す平
面図、また、図5は、同ヒータボードの構成を詳しく示
す平面図である。
【0020】まず、この例の浴室ユニットの構成につい
て説明する。この例の浴室ユニットを収容した建物ユニ
ットは、予め工場で製作しておき、建築場所へ搬送した
後、現地にて他の建物ユニットと結合される。同浴室ユ
ニットは、要部については、図1に示すように、浴槽部
Aとこれに続く洗い場床部Bが繊維強化プラスチック
(以下FRPという)の一体成形によって形成されてお
り、さらに、図3に示すように、出入口開口部6と、水
栓7と、出入口開口部6に設けられたドアと、給湯装置
と、周囲の壁板と、天井板などから構成されている。そ
して、図4及び図5で示した板状の面暖房装置であるヒ
ータボード1が、洗い場床部Bを構成する防水パン2の
裏面に、固着材5を用いて接着され、防水パン2を下側
から加熱する。さらにヒータボード1は、図2に示すよ
うに、上面で防水パン2に、下面で床下材3に接して両
者に挟持されている。防水パン2は、同図に示すよう
に、FRP製の基体21の表面側の面を保護層22で覆
って防水塗装処理を施してなっている。また、床下材3
は、保温材31の上面にFRP製の床表面材32を積層
してなっている。ここで、保温材31は、発泡ウレタン
製であり、熱の出入りを防ぐとともに、振動等を吸収す
る緩衝材としても機能する。固着材5は、防水パン2を
形成する部材の材質であるFRPと同じポリエステル樹
脂やエポキシ樹脂等、固化後の自己強度及び均熱板12
との接着性に優れた熱硬化性樹脂が好ましい。また、図
3に示すように、出入口開口部6は、洗い場床部Bに隣
接する浴槽部Aの側と相対向する側に設けられている。
さらに、洗い場床部Bの側縁部に立設された壁のうち、
浴槽部A及び出入口開口部6側の壁以外の一方の壁に
は、水栓7が取り付けられている。
て説明する。この例の浴室ユニットを収容した建物ユニ
ットは、予め工場で製作しておき、建築場所へ搬送した
後、現地にて他の建物ユニットと結合される。同浴室ユ
ニットは、要部については、図1に示すように、浴槽部
Aとこれに続く洗い場床部Bが繊維強化プラスチック
(以下FRPという)の一体成形によって形成されてお
り、さらに、図3に示すように、出入口開口部6と、水
栓7と、出入口開口部6に設けられたドアと、給湯装置
と、周囲の壁板と、天井板などから構成されている。そ
して、図4及び図5で示した板状の面暖房装置であるヒ
ータボード1が、洗い場床部Bを構成する防水パン2の
裏面に、固着材5を用いて接着され、防水パン2を下側
から加熱する。さらにヒータボード1は、図2に示すよ
うに、上面で防水パン2に、下面で床下材3に接して両
者に挟持されている。防水パン2は、同図に示すよう
に、FRP製の基体21の表面側の面を保護層22で覆
って防水塗装処理を施してなっている。また、床下材3
は、保温材31の上面にFRP製の床表面材32を積層
してなっている。ここで、保温材31は、発泡ウレタン
製であり、熱の出入りを防ぐとともに、振動等を吸収す
る緩衝材としても機能する。固着材5は、防水パン2を
形成する部材の材質であるFRPと同じポリエステル樹
脂やエポキシ樹脂等、固化後の自己強度及び均熱板12
との接着性に優れた熱硬化性樹脂が好ましい。また、図
3に示すように、出入口開口部6は、洗い場床部Bに隣
接する浴槽部Aの側と相対向する側に設けられている。
さらに、洗い場床部Bの側縁部に立設された壁のうち、
浴槽部A及び出入口開口部6側の壁以外の一方の壁に
は、水栓7が取り付けられている。
【0021】次に、この例に係るヒータボードについて
説明する。この例のヒータボード1は、線状発熱体であ
るコードヒータ14を、コードヒータ14の支持体であ
る基板11の上面に、図5に示すように、蛇行形状に埋
設し、さらに基板11とコードヒータ14との上に、コ
ードヒータ14から発せられた熱を均等に防水パン2に
伝達するための均熱板12を配した構造となっている。
そして、基板11と均熱板12とは互いに同一形状に積
層して一体的に形成されている。また、基板11の上面
には、コードヒータ14を埋め込むためのコードヒータ
収納溝13が凹設されており、このコードヒータ収納溝
13は、基板11の幅の方向(図5のMN方向)では、
隣合う箇所が、例えば、略25mm間隔となるように、
基板11の全体にわたって、コードヒータ14の敷設形
状に合わせて蛇行形状に設けられている。また、基板1
1の所定の箇所には、コードヒータ14の加熱を防ぐた
めの過昇防止器15,15,…が埋め込まれており、こ
の過昇防止器15,15,…は、基板11上面に凹設さ
れた過昇防止器収納部16,16…に収納される。ま
た、コードヒータ14の発熱を調節するための温度調節
器17が、基板11上面に凹設された、図示せぬ温度調
節器収納部に収納される。また、ヒータボード1の全体
には、格子点状に縦横それぞれ略100mm間隔で、コ
ードヒータ14を収納する箇所等を避けて、均熱板12
及び基板11を貫通して、固着剤5を流入させるための
固着剤貫通孔(アンカー孔)4が穿設されている。この
固着剤貫通孔(アンカー孔)4を通して、固着剤5が基
板11の裏面まで流れ込むことで、防水パン2とヒータ
ボード1と床下地材3とを確実に固定し、床なりを防い
でいる。また、コードヒータ14から均熱板12への熱
伝達を良好にする目的で、コードヒータ収納溝13内壁
とコードヒータ14との間隙に充填材18が封入されて
いる。
説明する。この例のヒータボード1は、線状発熱体であ
るコードヒータ14を、コードヒータ14の支持体であ
る基板11の上面に、図5に示すように、蛇行形状に埋
設し、さらに基板11とコードヒータ14との上に、コ
ードヒータ14から発せられた熱を均等に防水パン2に
伝達するための均熱板12を配した構造となっている。
そして、基板11と均熱板12とは互いに同一形状に積
層して一体的に形成されている。また、基板11の上面
には、コードヒータ14を埋め込むためのコードヒータ
収納溝13が凹設されており、このコードヒータ収納溝
13は、基板11の幅の方向(図5のMN方向)では、
隣合う箇所が、例えば、略25mm間隔となるように、
基板11の全体にわたって、コードヒータ14の敷設形
状に合わせて蛇行形状に設けられている。また、基板1
1の所定の箇所には、コードヒータ14の加熱を防ぐた
めの過昇防止器15,15,…が埋め込まれており、こ
の過昇防止器15,15,…は、基板11上面に凹設さ
れた過昇防止器収納部16,16…に収納される。ま
た、コードヒータ14の発熱を調節するための温度調節
器17が、基板11上面に凹設された、図示せぬ温度調
節器収納部に収納される。また、ヒータボード1の全体
には、格子点状に縦横それぞれ略100mm間隔で、コ
ードヒータ14を収納する箇所等を避けて、均熱板12
及び基板11を貫通して、固着剤5を流入させるための
固着剤貫通孔(アンカー孔)4が穿設されている。この
固着剤貫通孔(アンカー孔)4を通して、固着剤5が基
板11の裏面まで流れ込むことで、防水パン2とヒータ
ボード1と床下地材3とを確実に固定し、床なりを防い
でいる。また、コードヒータ14から均熱板12への熱
伝達を良好にする目的で、コードヒータ収納溝13内壁
とコードヒータ14との間隙に充填材18が封入されて
いる。
【0022】コードヒータ14は、電熱線を絶縁体の周
囲に捲回し、さらに被覆を施した、可撓性を有する線状
発熱体であり、その端部は、電源接続ターミナルを介し
て、100V商用電源に接続されるようになっている。
基板11は、厚さが、この例では、略9mmの耐水合板
製で、ヒータボード1が取り付けられる防水パン2の形
状に応じた形状となっている。均熱板12は、熱伝導率
の高い銅、アルミニウム、鉄等の金属板製で、基板11
と同様洗い場床部の形状に応じた形状に形成され、厚さ
は、0.4〜2mm程度が好ましく、この例では、略
0.4mmとしている。また、漏電を防止するために、
均熱板12には、アース線が接続されている。過昇防止
器15,15,…は、コードヒータ14の過度の発熱を
防止して、安全を図るための感温デバイスであり、この
例では、バイメタルと温度ヒューズとから構成されたサ
ーモスタットが用いられている。これらの過昇防止器1
5,15,…は、電気回路の一部としてのコードヒータ
14の所定の箇所に挿入される。温度調節器17は、コ
ードヒータ14の発熱を制御して、防水パン2の温度を
周囲温度や入浴者の好み等に合わせて適切に調節するた
めのデバイスであり、サーミスタが用いられている。な
お、充填材18としては、耐熱性及び熱伝導性が良好な
シリコンゴムシートやシリコングリース等が用いられ
る。
囲に捲回し、さらに被覆を施した、可撓性を有する線状
発熱体であり、その端部は、電源接続ターミナルを介し
て、100V商用電源に接続されるようになっている。
基板11は、厚さが、この例では、略9mmの耐水合板
製で、ヒータボード1が取り付けられる防水パン2の形
状に応じた形状となっている。均熱板12は、熱伝導率
の高い銅、アルミニウム、鉄等の金属板製で、基板11
と同様洗い場床部の形状に応じた形状に形成され、厚さ
は、0.4〜2mm程度が好ましく、この例では、略
0.4mmとしている。また、漏電を防止するために、
均熱板12には、アース線が接続されている。過昇防止
器15,15,…は、コードヒータ14の過度の発熱を
防止して、安全を図るための感温デバイスであり、この
例では、バイメタルと温度ヒューズとから構成されたサ
ーモスタットが用いられている。これらの過昇防止器1
5,15,…は、電気回路の一部としてのコードヒータ
14の所定の箇所に挿入される。温度調節器17は、コ
ードヒータ14の発熱を制御して、防水パン2の温度を
周囲温度や入浴者の好み等に合わせて適切に調節するた
めのデバイスであり、サーミスタが用いられている。な
お、充填材18としては、耐熱性及び熱伝導性が良好な
シリコンゴムシートやシリコングリース等が用いられ
る。
【0023】この例では、前項「発明を完成に導く統計
的実験」の動線解析による洗い場床面のヒータボードの
敷設範囲の決定(浴槽に相対向する側に出入口開口部が
ある場合)における結果に基づき、距離a、b、c、d
が所定の長さとなるように、コードヒータ14が、ヒー
タボード1上に配置される。すなわち、この例では、距
離bは略100mm、距離dは略80mm、また、距離
cは水栓7を備える側に相対向する側に出入口開口部が
ある場合にも、この例に係る浴室ユニットをそのまま適
用できるように、距離bと同じ略100mm、さらに、
距離aは、浴室ユニットの製作可能な範囲でできるだけ
小さくする必要があるため、この例では、略20mmと
する。この浴室ユニットにおいて、コードヒータ14の
電源側をオンとし、通電すると、コードヒータ14は発
熱し、発生した熱はコードヒータ14から充填材18、
均熱板12、防水パン2の順に伝達され、その際、必要
なヒータボードの敷設範囲である、洗い場床部Bの縁端
からそれぞれ距離aが略20mm、bが略100mm,
cが略100mm,dが略80mmだけ内方の領域は、
その直下にコードヒータ14があるので、確実に加熱さ
れる。また、均熱板12は熱伝導率が高く、かつ防水パ
ン2と略同じ形状なので、熱は迅速かつ均一に均熱板1
2内を伝わり、防水パン2の温度は、迅速かつ略均一に
上昇する。実測によると、防水パン2の温度は10分間
で略15℃の割合で上昇するので、入浴の略10分前に
電源側をオンとすれば充分である。さらに、コードヒー
タ14を収納している基板11は、熱伝導率の低い材質
からなっており、また、床下材3により熱の流出は遮断
されるので、ヒータボード1の裏面側からの熱の損失は
少なく、従って消費電力は小さい。なお、この浴室ユニ
ットにおいては、固着材5が防水パン2とヒータボード
1の間を満たし、次いで、ヒータボード1に穿設された
多数個の固着材貫通孔4を満たした後、更に基板11の
裏面側へ流出して固化している。これにより、ヒータボ
ード1は、防水パン2に強く接着されるとともに、固着
材貫通孔4内の固化した固着材5があたかもリベット接
合のリベットのような働きをし、防水パン2とヒータボ
ード1、及びヒータボード1を構成する基板11と均熱
板12は、それぞれ、接触面間での移動が抑制され、そ
の結果、各部材間での剥離や床鳴り等が防止される。上
記構成によれば、統計的実験の結果あきらかになった、
防水パン2において暖房が必要な範囲の直下に、ヒータ
ボード1のコードヒータ14が配置されるので、足が触
れる範囲は確実に加熱され、厳冬期等でも快適である。
また、必要な範囲以外はコードヒータ14を配置しない
ので、配線の節約や消費電力の低減に役立つ。
的実験」の動線解析による洗い場床面のヒータボードの
敷設範囲の決定(浴槽に相対向する側に出入口開口部が
ある場合)における結果に基づき、距離a、b、c、d
が所定の長さとなるように、コードヒータ14が、ヒー
タボード1上に配置される。すなわち、この例では、距
離bは略100mm、距離dは略80mm、また、距離
cは水栓7を備える側に相対向する側に出入口開口部が
ある場合にも、この例に係る浴室ユニットをそのまま適
用できるように、距離bと同じ略100mm、さらに、
距離aは、浴室ユニットの製作可能な範囲でできるだけ
小さくする必要があるため、この例では、略20mmと
する。この浴室ユニットにおいて、コードヒータ14の
電源側をオンとし、通電すると、コードヒータ14は発
熱し、発生した熱はコードヒータ14から充填材18、
均熱板12、防水パン2の順に伝達され、その際、必要
なヒータボードの敷設範囲である、洗い場床部Bの縁端
からそれぞれ距離aが略20mm、bが略100mm,
cが略100mm,dが略80mmだけ内方の領域は、
その直下にコードヒータ14があるので、確実に加熱さ
れる。また、均熱板12は熱伝導率が高く、かつ防水パ
ン2と略同じ形状なので、熱は迅速かつ均一に均熱板1
2内を伝わり、防水パン2の温度は、迅速かつ略均一に
上昇する。実測によると、防水パン2の温度は10分間
で略15℃の割合で上昇するので、入浴の略10分前に
電源側をオンとすれば充分である。さらに、コードヒー
タ14を収納している基板11は、熱伝導率の低い材質
からなっており、また、床下材3により熱の流出は遮断
されるので、ヒータボード1の裏面側からの熱の損失は
少なく、従って消費電力は小さい。なお、この浴室ユニ
ットにおいては、固着材5が防水パン2とヒータボード
1の間を満たし、次いで、ヒータボード1に穿設された
多数個の固着材貫通孔4を満たした後、更に基板11の
裏面側へ流出して固化している。これにより、ヒータボ
ード1は、防水パン2に強く接着されるとともに、固着
材貫通孔4内の固化した固着材5があたかもリベット接
合のリベットのような働きをし、防水パン2とヒータボ
ード1、及びヒータボード1を構成する基板11と均熱
板12は、それぞれ、接触面間での移動が抑制され、そ
の結果、各部材間での剥離や床鳴り等が防止される。上
記構成によれば、統計的実験の結果あきらかになった、
防水パン2において暖房が必要な範囲の直下に、ヒータ
ボード1のコードヒータ14が配置されるので、足が触
れる範囲は確実に加熱され、厳冬期等でも快適である。
また、必要な範囲以外はコードヒータ14を配置しない
ので、配線の節約や消費電力の低減に役立つ。
【0024】◇第2実施例 図6(a)は、この発明の第2実施例である浴室ユニッ
トにおける、水栓を備える壁を背にして右側に浴槽を設
けた、洗い場と浴槽との配置関係を示す配置図、また、
同図(b)は、同左側に浴槽を設けた、洗い場と浴槽と
の配置関係を示す配置図である。この例の浴室ユニット
が、上述した第1実施例のそれ(図3)と異なるところ
は、洗い場床部Bの縁端から、最も近いヒータボードの
縁端までのそれぞれの距離のうち、距離b及びcをとも
に略80mmとしたことのみである。6図(a)は、第
1実施例で示した、図3と位置関係が同一、すなわち出
入口開口部が同位置であるが、距離bも距離dと同じ8
0mmに縮め、ヒータボードの敷設範囲を広げること
で、同図6の位置関係、すなわち出入口開口部が同図
(a)と反対側にある場合も、同一のヒータボード1を
適用可能とした。上記構成によれば、浴槽と出入口開口
部の位置関係が逆になっても、同一のヒータボード1を
使用して防水パン2の同一の領域を暖房できるので、別
の種類のヒータボード1を製作する手間が省ける。
トにおける、水栓を備える壁を背にして右側に浴槽を設
けた、洗い場と浴槽との配置関係を示す配置図、また、
同図(b)は、同左側に浴槽を設けた、洗い場と浴槽と
の配置関係を示す配置図である。この例の浴室ユニット
が、上述した第1実施例のそれ(図3)と異なるところ
は、洗い場床部Bの縁端から、最も近いヒータボードの
縁端までのそれぞれの距離のうち、距離b及びcをとも
に略80mmとしたことのみである。6図(a)は、第
1実施例で示した、図3と位置関係が同一、すなわち出
入口開口部が同位置であるが、距離bも距離dと同じ8
0mmに縮め、ヒータボードの敷設範囲を広げること
で、同図6の位置関係、すなわち出入口開口部が同図
(a)と反対側にある場合も、同一のヒータボード1を
適用可能とした。上記構成によれば、浴槽と出入口開口
部の位置関係が逆になっても、同一のヒータボード1を
使用して防水パン2の同一の領域を暖房できるので、別
の種類のヒータボード1を製作する手間が省ける。
【0025】◇第3実施例 図7は、この発明の第3実施例である浴室ユニットの洗
い場床部の平面図である。この例の浴室ユニットが、上
述の第2実施例のそれ(図6)と異なるところは、洗い
場床部Bの縁端部を構成する四辺からそれぞれ所定の幅
だけ内方側までの範囲に、洗い場床部Bを加工して、上
蓋に多数のスリット孔23a,23a,…を有する排水
溝部23を設けた点である。浴室の出入口開口部6側に
ある脱衣室の床と洗い場の床の表面を同一平面とする、
段差無しの構造の場合は、脱衣室側への浸水を避けるた
めに、洗い場床部Bに排水溝部23を設ける必要が生じ
る。この例においては、図7に示すように、この排水溝
部23を洗い場床部Bの縁端部の四辺にわたって設け
る。各辺における排水溝部23の幅を、水栓7を備える
側において幅a1、出入口開口部6を有する側において
幅b1、水栓7を備える側に相対向する側において幅
c1、浴槽を有する側において幅d1とする。幅a1、
b1、c1、d1は、それぞれ排水溝部23の排水能力
と、必要とされるヒータボードの敷設範囲、すなわち距
離a、b、c、dとの兼ね合いにより選定される。この
実施例では、第2実施例において選定したヒータボード
の敷設範囲を適用し、同ヒータボードの敷設範囲以外の
洗い場床部を全て排水溝部23に割り当てる。従って、
幅a1は略20mm、幅b1は略80mm、幅c1は略1
00mm、幅d1は略80mmとなる。上記構成によれ
ば、たとえ脱衣室の床と洗い場の床の境に段差がなくて
も、洗い場床面に設けられた排水溝部23による排水効
果を充分期待できるので、浴室内で使用した湯水が脱衣
室内に流入して脱衣室の床を濡らす心配はない。しか
も、排水溝部23は洗い場床部の周縁部の所定の範囲に
設けられ、必要なヒータボードの敷設範囲を侵すことは
ないので、同時に、洗い場床部の足が触れる範囲は確実
に加熱される。
い場床部の平面図である。この例の浴室ユニットが、上
述の第2実施例のそれ(図6)と異なるところは、洗い
場床部Bの縁端部を構成する四辺からそれぞれ所定の幅
だけ内方側までの範囲に、洗い場床部Bを加工して、上
蓋に多数のスリット孔23a,23a,…を有する排水
溝部23を設けた点である。浴室の出入口開口部6側に
ある脱衣室の床と洗い場の床の表面を同一平面とする、
段差無しの構造の場合は、脱衣室側への浸水を避けるた
めに、洗い場床部Bに排水溝部23を設ける必要が生じ
る。この例においては、図7に示すように、この排水溝
部23を洗い場床部Bの縁端部の四辺にわたって設け
る。各辺における排水溝部23の幅を、水栓7を備える
側において幅a1、出入口開口部6を有する側において
幅b1、水栓7を備える側に相対向する側において幅
c1、浴槽を有する側において幅d1とする。幅a1、
b1、c1、d1は、それぞれ排水溝部23の排水能力
と、必要とされるヒータボードの敷設範囲、すなわち距
離a、b、c、dとの兼ね合いにより選定される。この
実施例では、第2実施例において選定したヒータボード
の敷設範囲を適用し、同ヒータボードの敷設範囲以外の
洗い場床部を全て排水溝部23に割り当てる。従って、
幅a1は略20mm、幅b1は略80mm、幅c1は略1
00mm、幅d1は略80mmとなる。上記構成によれ
ば、たとえ脱衣室の床と洗い場の床の境に段差がなくて
も、洗い場床面に設けられた排水溝部23による排水効
果を充分期待できるので、浴室内で使用した湯水が脱衣
室内に流入して脱衣室の床を濡らす心配はない。しか
も、排水溝部23は洗い場床部の周縁部の所定の範囲に
設けられ、必要なヒータボードの敷設範囲を侵すことは
ないので、同時に、洗い場床部の足が触れる範囲は確実
に加熱される。
【0026】◇第4実施例 図8は、この発明の第4実施例である浴室ユニットの洗
い場床部の平面図である。この例の浴室ユニットが、上
述の第3実施例のそれ(図7)と異なるところは、洗い
場床部の縁端部を構成する四辺からそれぞれ、幅a1は
略20mm、幅b1は略80mm、幅c1は略100m
m、幅d1は略80mmだけ内方側までの範囲に、多数
のスリット孔23a,23a,…付きの上蓋が被せられ
た排水溝部23を設けたのに対し、洗い場床部の出入口
開口部6側の縁端部全域にのみ、幅b1を略120mm
とした排水溝23を設けた点である。図8に示すよう
に、洗い場床部の出入口開口部6側の縁端部全域に、ス
リット孔23a,23a,…付きの上蓋が被せられた排
水溝部23を設けてあり、排水溝部23の幅は、該排水
溝部23の排水能力を向上させるために、出入口開口部
6側からヒータボードの縁端部までの距離の上限である
120mmまで広げている。排水設計の段階で、洗い場
床部の周縁部全体にわたって排水溝23を設ける必要が
ないことが判れば、洗い場床部の出入口開口部6側だけ
で排水させても、湯水が溢れて脱衣室の床に及ぶことは
ない。
い場床部の平面図である。この例の浴室ユニットが、上
述の第3実施例のそれ(図7)と異なるところは、洗い
場床部の縁端部を構成する四辺からそれぞれ、幅a1は
略20mm、幅b1は略80mm、幅c1は略100m
m、幅d1は略80mmだけ内方側までの範囲に、多数
のスリット孔23a,23a,…付きの上蓋が被せられ
た排水溝部23を設けたのに対し、洗い場床部の出入口
開口部6側の縁端部全域にのみ、幅b1を略120mm
とした排水溝23を設けた点である。図8に示すよう
に、洗い場床部の出入口開口部6側の縁端部全域に、ス
リット孔23a,23a,…付きの上蓋が被せられた排
水溝部23を設けてあり、排水溝部23の幅は、該排水
溝部23の排水能力を向上させるために、出入口開口部
6側からヒータボードの縁端部までの距離の上限である
120mmまで広げている。排水設計の段階で、洗い場
床部の周縁部全体にわたって排水溝23を設ける必要が
ないことが判れば、洗い場床部の出入口開口部6側だけ
で排水させても、湯水が溢れて脱衣室の床に及ぶことは
ない。
【0027】◇第5実施例 図9は、この発明の第5実施例である浴室ユニットの洗
い場床部の平面図である。この例の浴室ユニットが、上
述の第4実施例のそれ(図8)と異なるところは、洗い
場床部の出入口開口部6側の縁端部全域にのみ、幅b1
を略120mmとした排水溝23を設けたのに対し、加
えて、洗い場床部の浴槽側の縁端部全域にも、幅d1を
略80mmとした排水溝23を設けた点である。図9に
示すように、洗い場床部の出入口開口部6側及び浴槽側
の縁端部全域に、多数のスリット孔23a,23a,…
付きの上蓋が被せられた排水溝部23,23を設けてあ
り、排水溝部23の幅は、出入口開口部6側で120m
m、浴槽側で80mmとしてある。上記構成によれば、
浴槽側にも排水溝を設けているので、例えば、満水の浴
槽に人が入って、湯が大量に浴槽から溢れた時も、速や
かに排水されるので、洗い場を通って脱衣室の床に及ぶ
ことはない。
い場床部の平面図である。この例の浴室ユニットが、上
述の第4実施例のそれ(図8)と異なるところは、洗い
場床部の出入口開口部6側の縁端部全域にのみ、幅b1
を略120mmとした排水溝23を設けたのに対し、加
えて、洗い場床部の浴槽側の縁端部全域にも、幅d1を
略80mmとした排水溝23を設けた点である。図9に
示すように、洗い場床部の出入口開口部6側及び浴槽側
の縁端部全域に、多数のスリット孔23a,23a,…
付きの上蓋が被せられた排水溝部23,23を設けてあ
り、排水溝部23の幅は、出入口開口部6側で120m
m、浴槽側で80mmとしてある。上記構成によれば、
浴槽側にも排水溝を設けているので、例えば、満水の浴
槽に人が入って、湯が大量に浴槽から溢れた時も、速や
かに排水されるので、洗い場を通って脱衣室の床に及ぶ
ことはない。
【0028】◇第6実施例 図10は、この発明の第6実施例である浴室ユニットの
洗い場床部の平面図である。この例の浴室ユニットが、
上述の第4実施例のそれ(図8)と異なるところは、洗
い場床部の出入口開口部6側の縁端部全域にわたって、
一定幅b1を略120mmとした排水溝23を設けたの
に対し、洗い場床部の出入口開口部6側の縁端部全域に
わたって排水溝23を設けるが、該排水溝23の幅を、
出入口開口部6付近の幅b11を略120mmより所定の
幅だけ狭くし、出入口開口部6付近以外の区域の幅b12
を略120mmより所定の幅だけ広くした構成とした点
である。図10に示すように、洗い場床部の出入口開口
部6側の縁端部全域に、上蓋に多数のスリット孔23
a,23a,…を有する排水溝部23を設けてあり、排
水溝部23の幅は、出入口開口部6の洗い場側の所定の
長さWの区域だけ、幅b11を略120mmより所定の幅
だけ狭い幅とし、洗い場床部の出入口開口部6付近で所
定の長さWの区域以外の区域は、幅b12を略120mm
より所定の幅だけ広い幅としている。排水設計の段階
で、洗い場床部の出入口開口部6側周縁部に設けた排水
溝23の幅が略120mmでは不足することが判った時
は、出入口開口部6付近を除いて、排水溝23の幅をや
や広げることで、同排水溝23の排水能力を向上させ
る。排水溝23の幅を略120mmとすることは、ヒー
タボードの敷設範囲の確保のための条件であるが、実際
は、全て一定値である必要はなく、上述の動線解析の結
果より、洗い場床部の出入口開口部6側の縁端部におい
て、出入口開口部6付近以外の領域は、動線を有しない
と考えられるので、この例のように、ヒータボードの敷
設範囲は、上述の統計的実験の結果得られた範囲より部
分的に狭い箇所を生じても差し支えない。
洗い場床部の平面図である。この例の浴室ユニットが、
上述の第4実施例のそれ(図8)と異なるところは、洗
い場床部の出入口開口部6側の縁端部全域にわたって、
一定幅b1を略120mmとした排水溝23を設けたの
に対し、洗い場床部の出入口開口部6側の縁端部全域に
わたって排水溝23を設けるが、該排水溝23の幅を、
出入口開口部6付近の幅b11を略120mmより所定の
幅だけ狭くし、出入口開口部6付近以外の区域の幅b12
を略120mmより所定の幅だけ広くした構成とした点
である。図10に示すように、洗い場床部の出入口開口
部6側の縁端部全域に、上蓋に多数のスリット孔23
a,23a,…を有する排水溝部23を設けてあり、排
水溝部23の幅は、出入口開口部6の洗い場側の所定の
長さWの区域だけ、幅b11を略120mmより所定の幅
だけ狭い幅とし、洗い場床部の出入口開口部6付近で所
定の長さWの区域以外の区域は、幅b12を略120mm
より所定の幅だけ広い幅としている。排水設計の段階
で、洗い場床部の出入口開口部6側周縁部に設けた排水
溝23の幅が略120mmでは不足することが判った時
は、出入口開口部6付近を除いて、排水溝23の幅をや
や広げることで、同排水溝23の排水能力を向上させ
る。排水溝23の幅を略120mmとすることは、ヒー
タボードの敷設範囲の確保のための条件であるが、実際
は、全て一定値である必要はなく、上述の動線解析の結
果より、洗い場床部の出入口開口部6側の縁端部におい
て、出入口開口部6付近以外の領域は、動線を有しない
と考えられるので、この例のように、ヒータボードの敷
設範囲は、上述の統計的実験の結果得られた範囲より部
分的に狭い箇所を生じても差し支えない。
【0029】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、この発明
の実施例では、発熱体として電熱線を絶縁体の周囲に捲
回し、さらに被覆を施したコードヒータを用いたが、炭
素繊維等の導電性繊維を熱硬化性樹脂によって板状に固
化したものや、赤外線加熱を利用するもの、また、温水
配管等を使用してもよい。また、充填材としてシリコン
ゴムシート、シリコングリース等を用いたが、金属箔を
重ねたもの、金属板を折曲したもの等としてもよい。ま
た、コードヒータと基板との間に発泡樹脂等よりなる弾
性体を封入して、コードヒータが均熱板に直接接触する
ような構造としてもよい。また、例えば第1実施例にお
いて、洗い場床部を構成する四辺のうちの各辺からヒー
タボードの縁端がなす長方形の最も近い辺への各最短距
離、a、b、c、dをそれぞれ略20mm、略100m
m、略100mm、略80mmとしたが、この距離に限
るものではなく、所定の範囲内の値であればよいし、ま
た、前項の結果から判断して差し支えない範囲で、若干
上記所定の範囲を越えてもよい。また、洗い場床部及び
ヒータボードの縁端がなす図形は、どちらも略長方形と
したが、これに限るものではなく、長方形以外の多角
形、円、さらに任意の曲線を周縁とする図形でもよい。
また、ヒータボードは、全敷設範囲にわたって一枚であ
る必要はなく、複数の部分に分割されていてもよい。ま
た、第3乃至6実施例では、出入口開口部が浴槽に相対
向する側にある場合について扱ったが、出入口開口部が
水栓を設けた壁に相対向する側にある場合についても、
同実施例の場合と同様である。さらに、第4及び第5実
施例において、水栓を設けた壁側又は該壁に相対向する
側にも排水溝を設ける構成としてもよいし、第6実施例
において、水栓を設けた壁側、又は該壁に相対向する
側、又は浴槽側にも排水溝を設ける構成としてもよい。
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、この発明
の実施例では、発熱体として電熱線を絶縁体の周囲に捲
回し、さらに被覆を施したコードヒータを用いたが、炭
素繊維等の導電性繊維を熱硬化性樹脂によって板状に固
化したものや、赤外線加熱を利用するもの、また、温水
配管等を使用してもよい。また、充填材としてシリコン
ゴムシート、シリコングリース等を用いたが、金属箔を
重ねたもの、金属板を折曲したもの等としてもよい。ま
た、コードヒータと基板との間に発泡樹脂等よりなる弾
性体を封入して、コードヒータが均熱板に直接接触する
ような構造としてもよい。また、例えば第1実施例にお
いて、洗い場床部を構成する四辺のうちの各辺からヒー
タボードの縁端がなす長方形の最も近い辺への各最短距
離、a、b、c、dをそれぞれ略20mm、略100m
m、略100mm、略80mmとしたが、この距離に限
るものではなく、所定の範囲内の値であればよいし、ま
た、前項の結果から判断して差し支えない範囲で、若干
上記所定の範囲を越えてもよい。また、洗い場床部及び
ヒータボードの縁端がなす図形は、どちらも略長方形と
したが、これに限るものではなく、長方形以外の多角
形、円、さらに任意の曲線を周縁とする図形でもよい。
また、ヒータボードは、全敷設範囲にわたって一枚であ
る必要はなく、複数の部分に分割されていてもよい。ま
た、第3乃至6実施例では、出入口開口部が浴槽に相対
向する側にある場合について扱ったが、出入口開口部が
水栓を設けた壁に相対向する側にある場合についても、
同実施例の場合と同様である。さらに、第4及び第5実
施例において、水栓を設けた壁側又は該壁に相対向する
側にも排水溝を設ける構成としてもよいし、第6実施例
において、水栓を設けた壁側、又は該壁に相対向する
側、又は浴槽側にも排水溝を設ける構成としてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の構
成によれば、統計的実験の結果あきらかになった、浴室
洗い場床部における暖房が範囲の直下に、ヒータボード
の発熱体が配置されるので、足が触れる範囲は確実に加
熱され、厳冬期等でも快適である。また、暖房が必要な
範囲以外の箇所には、ヒータボードは敷設しないので、
ヒータボード及び同熱源の節約につながる。また、請求
項2記載の構成によれば、浴槽と出入口開口部の位置関
係が逆になっても、同一のヒータボードを使用して同一
の領域を暖房できるので、別の種類のヒータボードを製
作する手間が省ける。なお、洗い場床部において、ヒー
タボードが敷設されていない周縁部に、排水溝を設ける
ようにすれば、隣室の脱衣室との間で段差が生じない浴
室ユニットにも適用できる。
成によれば、統計的実験の結果あきらかになった、浴室
洗い場床部における暖房が範囲の直下に、ヒータボード
の発熱体が配置されるので、足が触れる範囲は確実に加
熱され、厳冬期等でも快適である。また、暖房が必要な
範囲以外の箇所には、ヒータボードは敷設しないので、
ヒータボード及び同熱源の節約につながる。また、請求
項2記載の構成によれば、浴槽と出入口開口部の位置関
係が逆になっても、同一のヒータボードを使用して同一
の領域を暖房できるので、別の種類のヒータボードを製
作する手間が省ける。なお、洗い場床部において、ヒー
タボードが敷設されていない周縁部に、排水溝を設ける
ようにすれば、隣室の脱衣室との間で段差が生じない浴
室ユニットにも適用できる。
【図1】この発明の第1実施例である浴室ユニットの要
部構成を示す斜視図である。
部構成を示す斜視図である。
【図2】同浴室ユニットの洗い場床部の構成を示す断面
図である。
図である。
【図3】同浴室ユニットにおける洗い場と浴槽との配置
関係を示す配置図である。
関係を示す配置図である。
【図4】同洗い場床部に埋設されるヒータボードの形状
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図5】同ヒータボードの構成を詳しく示す平面図であ
る。
る。
【図6】(a)は、この発明の第2実施例である浴室ユ
ニットにおける、水栓のある壁を背にして右側に浴槽を
設けた洗い場と浴槽との配置関係を示す配置図、(b)
は、同左側に浴槽を設けた洗い場と浴槽との配置関係を
示す配置図である。
ニットにおける、水栓のある壁を背にして右側に浴槽を
設けた洗い場と浴槽との配置関係を示す配置図、(b)
は、同左側に浴槽を設けた洗い場と浴槽との配置関係を
示す配置図である。
【図7】この発明の第3実施例である浴室ユニットの洗
い場床部の平面図である。
い場床部の平面図である。
【図8】この発明の第4実施例である浴室ユニットの洗
い場床部の平面図である。
い場床部の平面図である。
【図9】この発明の第5実施例である浴室ユニットの洗
い場床部の平面図である。
い場床部の平面図である。
【図10】この発明の第6実施例である浴室ユニットの
洗い場床部の平面図である。
洗い場床部の平面図である。
【図11】この発明に係る水栓のある壁に相対向する側
に出入口開口部がある場合の浴室ユニットにおける洗い
場と浴槽との配置関係を示す配置図である。
に出入口開口部がある場合の浴室ユニットにおける洗い
場と浴槽との配置関係を示す配置図である。
【図12】入浴する者が浴室内で描く動線から、点によ
り抽出した図である。
り抽出した図である。
【図13】入浴する者が入室し浴槽に向かう時の動線及
び洗い場にいる時の移動範囲を示す図である。
び洗い場にいる時の移動範囲を示す図である。
A 浴槽 B 洗い場床部 1 ヒータボード 11 均熱板 12 基板 14 コードヒータ 2 防水パン 23 排水溝部 6 出入口開口部 7 水栓
Claims (2)
- 【請求項1】 浴槽と洗い場床とを一体的に備え、該洗
い場床下の略全面に床暖房用のヒータボードが敷かれて
なる浴室ユニットであって、前記ヒータボードの端縁
は、 浴室の出入口開口部付近では、該出入口開口部から略9
0mm以上120mm以内に納められるように、浴槽付
近では、該浴槽から略60mm以上80mm以内に納め
られるように、水栓付近では、該水栓のある壁面から略
10mm以上30mm以内に納められるように、前記出
入口開口部も浴槽も水栓もない壁面からは略70mm以
上100mm以内に納められるように、それぞれ設定さ
れてなることを特徴とする浴室ユニット。 - 【請求項2】 浴槽と洗い場床とを一体的に備え、該洗
い場床下の略全面に床暖房用のヒータボードが敷かれて
なる浴室ユニットであって、前記ヒータボードの端縁
は、 浴室の出入口開口部付近では、該出入口開口部から略6
0mm以上80mm以内に納められるように、浴槽付近
では、該浴槽から略60mm以上80mm以内に納めら
れるように、水栓付近では、該水栓のある壁面から略1
0mm以上30mm以内に納められるように、前記出入
口開口部も浴槽も水栓もない壁面からは略70mm以上
100mm以内に納められるように、それぞれ設定され
てなることを特徴とする浴室ユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7154596A JPH094864A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 浴室ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7154596A JPH094864A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 浴室ユニット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH094864A true JPH094864A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=15587648
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7154596A Pending JPH094864A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 浴室ユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH094864A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006054335A1 (ja) * | 2004-11-16 | 2006-05-26 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | 暖房床 |
| AT516833B1 (de) * | 2015-04-30 | 2016-09-15 | Engel Austria Gmbh | Formgebungsmaschine mit Strukturelement und Druckmediumbehälter |
-
1995
- 1995-06-21 JP JP7154596A patent/JPH094864A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006054335A1 (ja) * | 2004-11-16 | 2006-05-26 | Sekisui Chemical Co., Ltd. | 暖房床 |
| AT516833B1 (de) * | 2015-04-30 | 2016-09-15 | Engel Austria Gmbh | Formgebungsmaschine mit Strukturelement und Druckmediumbehälter |
| AT516833A4 (de) * | 2015-04-30 | 2016-09-15 | Engel Austria Gmbh | Formgebungsmaschine mit Strukturelement und Druckmediumbehälter |
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