JPH0948800A - ガラニンレセプター蛋白質、その製造法および用途 - Google Patents
ガラニンレセプター蛋白質、その製造法および用途Info
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- JPH0948800A JPH0948800A JP7289215A JP28921595A JPH0948800A JP H0948800 A JPH0948800 A JP H0948800A JP 7289215 A JP7289215 A JP 7289215A JP 28921595 A JP28921595 A JP 28921595A JP H0948800 A JPH0948800 A JP H0948800A
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- JP
- Japan
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- galanin
- galanin receptor
- receptor protein
- cells
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- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【解決手段】ガラニンレセプター蛋白質またはその塩、
該ガラニンレセプター蛋白質の部分ペプチド、該ガラニ
ンレセプター蛋白質をコードするDNA、該DNAを含
有するプラスミド、該プラスミドを保持する形質転換
体、該ガラニンレセプター蛋白質の製造法、該ガラニン
レセプター蛋白質を含有する細胞もしくはその細胞膜画
分、ガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニス
トのスクリーニング方法またはスクリーニング用キッ
ト、該スクリーニング方法またはスクリーニング用キッ
トで得られるガラニンレセプターアゴニストまたはアン
タゴニスト、該ガラニンレセプターアゴニストまたはア
ンタゴニストを含有する医薬組成物、該ガラニンレセプ
ター蛋白質またはその部分ペプチドに対する抗体。 【効果】このスクリーニング方法によれば、胃潰瘍、糖
尿病、アルツハイマー病、痴呆症などの予防・治療剤、
鎮痛剤などの医薬品を早期に開発することができる。
該ガラニンレセプター蛋白質の部分ペプチド、該ガラニ
ンレセプター蛋白質をコードするDNA、該DNAを含
有するプラスミド、該プラスミドを保持する形質転換
体、該ガラニンレセプター蛋白質の製造法、該ガラニン
レセプター蛋白質を含有する細胞もしくはその細胞膜画
分、ガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニス
トのスクリーニング方法またはスクリーニング用キッ
ト、該スクリーニング方法またはスクリーニング用キッ
トで得られるガラニンレセプターアゴニストまたはアン
タゴニスト、該ガラニンレセプターアゴニストまたはア
ンタゴニストを含有する医薬組成物、該ガラニンレセプ
ター蛋白質またはその部分ペプチドに対する抗体。 【効果】このスクリーニング方法によれば、胃潰瘍、糖
尿病、アルツハイマー病、痴呆症などの予防・治療剤、
鎮痛剤などの医薬品を早期に開発することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規ガラニンレセ
プター蛋白質あるいはその部分ペプチドもしくはその
塩、該ガラニンレセプター蛋白質またはその部分ペプチ
ドをコードするDNAを含有するDNA、該ガラニンレ
セプター蛋白質あるいはその部分ペプチドもしくはその
塩の製造方法、該ガラニンレセプター蛋白質(またはそ
の部分ペプチド)およびそのDNAの用途、該ガラニン
レセプター蛋白質あるいはその発現細胞を用いるガラニ
ンの生理活性の測定方法、および該ガラニンレセプター
蛋白質あるいはその発現細胞を用いるガラニンレセプタ
ーアゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング方
法、該スクリーニングのためのキット、該スクリーニン
グ方法で得られたアゴニストまたはアンタゴニスト、さ
らに該アゴニストまたはアンタゴニストを含有する医薬
に関する。
プター蛋白質あるいはその部分ペプチドもしくはその
塩、該ガラニンレセプター蛋白質またはその部分ペプチ
ドをコードするDNAを含有するDNA、該ガラニンレ
セプター蛋白質あるいはその部分ペプチドもしくはその
塩の製造方法、該ガラニンレセプター蛋白質(またはそ
の部分ペプチド)およびそのDNAの用途、該ガラニン
レセプター蛋白質あるいはその発現細胞を用いるガラニ
ンの生理活性の測定方法、および該ガラニンレセプター
蛋白質あるいはその発現細胞を用いるガラニンレセプタ
ーアゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング方
法、該スクリーニングのためのキット、該スクリーニン
グ方法で得られたアゴニストまたはアンタゴニスト、さ
らに該アゴニストまたはアンタゴニストを含有する医薬
に関する。
【0002】一つの態様では本発明は、マウス膵臓β細
胞株MIN6由来の新規マウス由来ガラニンレセプター
蛋白質またはその塩、その蛋白質の部分ペプチドまたは
その塩、該マウス由来ガラニンレセプター蛋白質をコー
ドするDNAを含有するDNA、該マウス由来ガラニン
レセプター蛋白質の製造方法、該ガラニンレセプター蛋
白質およびそのDNAの用途、マウス由来MIN6細胞
あるいは該マウス由来ガラニンレセプター蛋白質を用い
るガラニンの生理活性の測定方法、およびマウス由来M
IN6細胞または該マウス由来ガラニンレセプター蛋白
質を用いるガラニンレセプターアゴニストまたはアンタ
ゴニストのスクリーニング方法に関する。
胞株MIN6由来の新規マウス由来ガラニンレセプター
蛋白質またはその塩、その蛋白質の部分ペプチドまたは
その塩、該マウス由来ガラニンレセプター蛋白質をコー
ドするDNAを含有するDNA、該マウス由来ガラニン
レセプター蛋白質の製造方法、該ガラニンレセプター蛋
白質およびそのDNAの用途、マウス由来MIN6細胞
あるいは該マウス由来ガラニンレセプター蛋白質を用い
るガラニンの生理活性の測定方法、およびマウス由来M
IN6細胞または該マウス由来ガラニンレセプター蛋白
質を用いるガラニンレセプターアゴニストまたはアンタ
ゴニストのスクリーニング方法に関する。
【0003】好ましい態様では本発明は、ヒト・ガラニ
ンレセプター蛋白質、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質
の部分ペプチド、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質また
はその部分ペプチドをコードするDNA、該DNAを含
有するベクター、該ベクターを保持する形質転換体、ヒ
ト・ガラニンレセプター蛋白質の製造法、ヒト・ガラニ
ンレセプター蛋白質あるいはヒト・ガラニンレセプター
蛋白質発現細胞を用いるガラニンレセプターアゴニスト
/アンタゴニストのスクリーニング方法、該スクリーニ
ング用キット、該スクリーニング方法で得られるヒト・
ガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニスト、
および該アゴニストまたはアンタゴニストを含有する医
薬組成物に関する。
ンレセプター蛋白質、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質
の部分ペプチド、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質また
はその部分ペプチドをコードするDNA、該DNAを含
有するベクター、該ベクターを保持する形質転換体、ヒ
ト・ガラニンレセプター蛋白質の製造法、ヒト・ガラニ
ンレセプター蛋白質あるいはヒト・ガラニンレセプター
蛋白質発現細胞を用いるガラニンレセプターアゴニスト
/アンタゴニストのスクリーニング方法、該スクリーニ
ング用キット、該スクリーニング方法で得られるヒト・
ガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニスト、
および該アゴニストまたはアンタゴニストを含有する医
薬組成物に関する。
【0004】
【従来の技術】多くのホルモンや神経伝達物質は細胞膜
に存在する特異的なレセプター蛋白質を通じて生体の機
能を調節している。これらのレセプター蛋白質の多くは
共役している guanine nucleotide-binding protein
(以下、G蛋白質と略称する場合がある)の活性化を通
じて細胞内のシグナル伝達を行ない、また7個の膜貫通
領域を有する共通した構造をもっていることから、G蛋
白質共役型レセプター蛋白質あるいは7回膜貫通型レセ
プター蛋白質と総称される。G蛋白質共役型レセプター
蛋白質は生体の細胞や臓器の各機能細胞表面に存在し、
それら生体の細胞や臓器の機能を調節する分子、例えば
ホルモン、神経伝達物質および生理活性物質等の標的と
して非常に重要な役割を担っている。
に存在する特異的なレセプター蛋白質を通じて生体の機
能を調節している。これらのレセプター蛋白質の多くは
共役している guanine nucleotide-binding protein
(以下、G蛋白質と略称する場合がある)の活性化を通
じて細胞内のシグナル伝達を行ない、また7個の膜貫通
領域を有する共通した構造をもっていることから、G蛋
白質共役型レセプター蛋白質あるいは7回膜貫通型レセ
プター蛋白質と総称される。G蛋白質共役型レセプター
蛋白質は生体の細胞や臓器の各機能細胞表面に存在し、
それら生体の細胞や臓器の機能を調節する分子、例えば
ホルモン、神経伝達物質および生理活性物質等の標的と
して非常に重要な役割を担っている。
【0005】膵臓は消化液を分泌する他にグルカゴンや
インシュリンを分泌することにより糖代謝に重要な役割
を果たしている。インシュリンは膵臓のβ細胞から分泌
されるが、主としてグルコースにより促進される。この
膵臓のβ細胞にも様々なレセプターが存在し、グルコー
ス以外の多くの因子、ペプチドホルモン(ガラニン,ソ
マトスタチン,ガストリックインヒビトリーポリペプチ
ド,グルカゴン,アミリンなど)、糖(マンノースな
ど)、アミノ酸、神経伝達物質などにより、インシュリ
ンの分泌が制御されていることが知られている。しか
し、ガラニン、アミリンについてはレセプター蛋白質c
DNAの構造に関する知見はこれまでに報告されていな
い。さらに未知のレセプター蛋白質やレセプター蛋白質
サブタイプが存在するかどうかについても分かっていな
かった。
インシュリンを分泌することにより糖代謝に重要な役割
を果たしている。インシュリンは膵臓のβ細胞から分泌
されるが、主としてグルコースにより促進される。この
膵臓のβ細胞にも様々なレセプターが存在し、グルコー
ス以外の多くの因子、ペプチドホルモン(ガラニン,ソ
マトスタチン,ガストリックインヒビトリーポリペプチ
ド,グルカゴン,アミリンなど)、糖(マンノースな
ど)、アミノ酸、神経伝達物質などにより、インシュリ
ンの分泌が制御されていることが知られている。しか
し、ガラニン、アミリンについてはレセプター蛋白質c
DNAの構造に関する知見はこれまでに報告されていな
い。さらに未知のレセプター蛋白質やレセプター蛋白質
サブタイプが存在するかどうかについても分かっていな
かった。
【0006】膵臓の複雑な機能を調節する物質と、その
特異的レセプターとの関係を明らかにすることは、医薬
品開発に非常に重要な手段である。そして膵臓の機能を
調節するためのレセプター蛋白質に対するアゴニスト、
アンタゴニストを効率よくスクリーニングし、医薬品を
開発するためには、レセプター蛋白質の遺伝子の機能を
解明し、それらを適当な発現系で発現させることが必要
であった。近年、G蛋白質共役型レセプター蛋白質が、
その構造の一部にアミノ酸配列の類似性を示すことを利
用して、ポリメラーゼ・チェーン・リアクション(Poly
merase Chain Reaction :以下、PCRと略称する)法
によって新規レセプター蛋白質を探索する方法が行われ
るようになった。
特異的レセプターとの関係を明らかにすることは、医薬
品開発に非常に重要な手段である。そして膵臓の機能を
調節するためのレセプター蛋白質に対するアゴニスト、
アンタゴニストを効率よくスクリーニングし、医薬品を
開発するためには、レセプター蛋白質の遺伝子の機能を
解明し、それらを適当な発現系で発現させることが必要
であった。近年、G蛋白質共役型レセプター蛋白質が、
その構造の一部にアミノ酸配列の類似性を示すことを利
用して、ポリメラーゼ・チェーン・リアクション(Poly
merase Chain Reaction :以下、PCRと略称する)法
によって新規レセプター蛋白質を探索する方法が行われ
るようになった。
【0007】ガラニンは中枢、末梢に存在するペプチド
であり、中枢では神経伝達物質(アセチルコリン)の遊
離抑制(ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・ファーマコ
ロジー、164巻、355−360頁、1989年)、
外来性アセチルコリンとの拮抗作用(プロシーディング
・オブ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンス・
USA、85巻、9841−9845頁、1988
年)、膵臓ではインスリン分泌抑制(ダイアベーツ、3
4巻、192−196頁、1985年)などの薬理作用
を現す。また、ガラニンには学習行動を抑制したり(ニ
ューロサイエンス・レターズ、88巻、331−335
頁、1988年)、食餌後の満腹感を抑制する効果など
も確認されている。これらの知見はガラニンの作用を阻
害する薬物を開発すれば、これが向知能薬や肥満治療
薬、あるいは糖尿病治療薬として用いることができる可
能性を示唆している。
であり、中枢では神経伝達物質(アセチルコリン)の遊
離抑制(ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・ファーマコ
ロジー、164巻、355−360頁、1989年)、
外来性アセチルコリンとの拮抗作用(プロシーディング
・オブ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンス・
USA、85巻、9841−9845頁、1988
年)、膵臓ではインスリン分泌抑制(ダイアベーツ、3
4巻、192−196頁、1985年)などの薬理作用
を現す。また、ガラニンには学習行動を抑制したり(ニ
ューロサイエンス・レターズ、88巻、331−335
頁、1988年)、食餌後の満腹感を抑制する効果など
も確認されている。これらの知見はガラニンの作用を阻
害する薬物を開発すれば、これが向知能薬や肥満治療
薬、あるいは糖尿病治療薬として用いることができる可
能性を示唆している。
【0008】ガラニンの薬理作用は、すべて標的組織に
存在している特異的なガラニンレセプターを介して行わ
れる。したがって、ガラニン作用を阻害する最も簡便な
方法は、ガラニンがレセプターに作用する反応を特異的
に阻害する薬物、すなわち、ガラニンレセプターアンタ
ゴニストを開発することである。一般に、レセプターア
ンタゴニストを開発するためにはレセプター結合実験を
行う必要がある。ガラニンの場合にも、すでに、脳海馬
(ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・バイオケミストリ
ー、181巻、269−276頁、1989年)や胃、
十二指腸(ペプタイズ、11巻、333−338頁、1
990年)などの膜画分を用いたガラニンレセプター結
合実験が報告されている。
存在している特異的なガラニンレセプターを介して行わ
れる。したがって、ガラニン作用を阻害する最も簡便な
方法は、ガラニンがレセプターに作用する反応を特異的
に阻害する薬物、すなわち、ガラニンレセプターアンタ
ゴニストを開発することである。一般に、レセプターア
ンタゴニストを開発するためにはレセプター結合実験を
行う必要がある。ガラニンの場合にも、すでに、脳海馬
(ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・バイオケミストリ
ー、181巻、269−276頁、1989年)や胃、
十二指腸(ペプタイズ、11巻、333−338頁、1
990年)などの膜画分を用いたガラニンレセプター結
合実験が報告されている。
【0009】また、ラット膵臓より得られたRin- m
- 5F細胞にも特異的なガラニンレセプターが存在する
ことが報告されている(エンドクリノロジー、124
巻、2635−2641頁、1989年)。これらの報
告に従えば、ガラニンレセプター結合実験を実施するこ
とが可能である。しかしながら、これらの膜画分中のガ
ラニンレセプター含量は50fmol/ mg前後と極め
て低く、一回の測定に多量の膜画分を使用する必要があ
った。
- 5F細胞にも特異的なガラニンレセプターが存在する
ことが報告されている(エンドクリノロジー、124
巻、2635−2641頁、1989年)。これらの報
告に従えば、ガラニンレセプター結合実験を実施するこ
とが可能である。しかしながら、これらの膜画分中のガ
ラニンレセプター含量は50fmol/ mg前後と極め
て低く、一回の測定に多量の膜画分を使用する必要があ
った。
【0010】ガラニンは、生体内で前述したような薬理
作用を発揮するが、これらの作用を試験管内で簡便に測
定できるようになれば、レセプターアンタゴニストを開
発する過程においても有意義である。ガラニンのインス
リン分泌抑制作用については、膵臓より単離したランゲ
ルハンス島を用いた試験管内測定法で代替できることが
すでに報告されている(ヨーロピアン・ジャーナル・オ
ブ・ファーマコロジー、203巻、111−114頁、
1991年)。しかしながら、ランゲルハンス島は実験
のたびに単離する必要があり、この方法も簡便な方法と
は言えない。
作用を発揮するが、これらの作用を試験管内で簡便に測
定できるようになれば、レセプターアンタゴニストを開
発する過程においても有意義である。ガラニンのインス
リン分泌抑制作用については、膵臓より単離したランゲ
ルハンス島を用いた試験管内測定法で代替できることが
すでに報告されている(ヨーロピアン・ジャーナル・オ
ブ・ファーマコロジー、203巻、111−114頁、
1991年)。しかしながら、ランゲルハンス島は実験
のたびに単離する必要があり、この方法も簡便な方法と
は言えない。
【0011】さらに簡便な方法として膵臓のβ細胞株
(Rin-m-5F細胞)を用いる方法が幾つか報告されてい
る。例えば、ガラニンレセプターのセカンドメッセンジ
ャー系への効果、すなわちアデニレートサイクレースを
阻害する活性を測定する方法(ヨーロピアン・ジャーナ
ル・オブ・バイオケミストリー、177巻、147−1
52頁、1988年)、およびカリウムチャンネルを開
口する活性を測定する方法(プロシーディング・オブ・
ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンス・USA、
85巻、1312−1316頁、1988年)などであ
る。また、本細胞株を用いたガラニンのインスリン分泌
阻害活性を測定する方法も報告されているが、これら
は、フォルスコリン(アデニレートサイクレース活性化
剤)依存性のインスリン分泌についてのみであり、グル
コース依存性のインスリン分泌についての測定は不可能
であった。また、インスリン分泌量が少なく感度は低い
ものであった。
(Rin-m-5F細胞)を用いる方法が幾つか報告されてい
る。例えば、ガラニンレセプターのセカンドメッセンジ
ャー系への効果、すなわちアデニレートサイクレースを
阻害する活性を測定する方法(ヨーロピアン・ジャーナ
ル・オブ・バイオケミストリー、177巻、147−1
52頁、1988年)、およびカリウムチャンネルを開
口する活性を測定する方法(プロシーディング・オブ・
ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンス・USA、
85巻、1312−1316頁、1988年)などであ
る。また、本細胞株を用いたガラニンのインスリン分泌
阻害活性を測定する方法も報告されているが、これら
は、フォルスコリン(アデニレートサイクレース活性化
剤)依存性のインスリン分泌についてのみであり、グル
コース依存性のインスリン分泌についての測定は不可能
であった。また、インスリン分泌量が少なく感度は低い
ものであった。
【0012】その後、トランスジェニックマウスの膵臓
を用いたβ細胞株の作製法が開発され(プロシーディン
グ・オブ・ナショナルアカデミー・オブ・サイエンス・
USA、85巻、9037−9041頁、1988
年)、βTC−1細胞(プロシーディング・オブ・ナシ
ョナル・アカデミー・オブ・サイエンス・USA、85
巻、9037−9041頁、1988年)、IgSV1
95細胞(ダイアベーツ、38巻、1056−1062
頁、1989年)、MIN6細胞(エンドクリノロジ
ー、127巻、126−132頁、1990年)などの
細胞株の樹立が報告された。なかでも、MIN6細胞は
グルコース濃度に応じてインスリンを分泌するというβ
細胞本来の分化機能を最もよく保持し、またインスリン
の分泌量も高い。しかしながら、このMIN6細胞にガ
ラニンレセプター蛋白質が発現していることは未だ知ら
れていなかった。また、ガラニンの生物活性の評価系
や、MIN6細胞を用いてガラニンレセプターアゴニス
トまたはアンタゴニストをスクリーニングするための効
率の良い具体的な方法については提案されていなかっ
た。
を用いたβ細胞株の作製法が開発され(プロシーディン
グ・オブ・ナショナルアカデミー・オブ・サイエンス・
USA、85巻、9037−9041頁、1988
年)、βTC−1細胞(プロシーディング・オブ・ナシ
ョナル・アカデミー・オブ・サイエンス・USA、85
巻、9037−9041頁、1988年)、IgSV1
95細胞(ダイアベーツ、38巻、1056−1062
頁、1989年)、MIN6細胞(エンドクリノロジ
ー、127巻、126−132頁、1990年)などの
細胞株の樹立が報告された。なかでも、MIN6細胞は
グルコース濃度に応じてインスリンを分泌するというβ
細胞本来の分化機能を最もよく保持し、またインスリン
の分泌量も高い。しかしながら、このMIN6細胞にガ
ラニンレセプター蛋白質が発現していることは未だ知ら
れていなかった。また、ガラニンの生物活性の評価系
や、MIN6細胞を用いてガラニンレセプターアゴニス
トまたはアンタゴニストをスクリーニングするための効
率の良い具体的な方法については提案されていなかっ
た。
【0013】最近、ヒト由来のガラニンレセプター蛋白
質をコードするcDNAがクローニングされ、その塩基
配列および該cDNAにコードされるアミノ酸配列が明
らかにされた(プロシーディング・ナショナル・アカデ
ミック・サイエンス・ユーエスエー(Proc. Natl. Aca
d. Sci. USA. )91、9780−9783頁、10月
11日、1994年)。しかしながら、該レセプターを
用いてガラニンレセプターアゴニスト/アンタゴニスト
をスクリーニングするための具体的手段については一切
記載されていない。そこで、ガラニンレセプターアゴニ
スト/アンタゴニストを効率良くスクリーニングする方
法の開発が望まれていた。
質をコードするcDNAがクローニングされ、その塩基
配列および該cDNAにコードされるアミノ酸配列が明
らかにされた(プロシーディング・ナショナル・アカデ
ミック・サイエンス・ユーエスエー(Proc. Natl. Aca
d. Sci. USA. )91、9780−9783頁、10月
11日、1994年)。しかしながら、該レセプターを
用いてガラニンレセプターアゴニスト/アンタゴニスト
をスクリーニングするための具体的手段については一切
記載されていない。そこで、ガラニンレセプターアゴニ
スト/アンタゴニストを効率良くスクリーニングする方
法の開発が望まれていた。
【0014】ガラニンは、1983年にブタ小腸より単
離された29アミノ酸残基から成るポリペプチドで〔Ta
temoto, K. et al., フェブス・レター(FEBS Lett.) 1
64,124-128(1983) 〕、その一次構造は他の脳腸管ホル
モンとはほとんど類似していない。ガラニン免疫活性
は、そのレセプターとともに広く中枢神経系および末梢
神経系に分布しており〔Scofitsch, G. and Jacobowit
z, D.M. ペプタイズ(Peptides),6,509−54
6(1985)、Melander, T.et al., ジャーナル・オ
ブ・コンパラティブ・ニューロロジー(J. Comp. Neuro
l.)、248、475−517(1986)、Rokaeus,
A.,トレンズ・イン・ニューロサイエンス(Trends in
Neurosci. )、10、158−164(1987)〕、
その分布のパターンは5−HT、ノルアドレナリン、ア
セチルコリンなどの古典的神経伝達物質を含む領域と一
致することから、これらの神経伝達物質と共存している
ことが考えられ、ガラニンはこれらの神経伝達物質によ
る前神経、後神経作用の調節を行っているものと思われ
る。
離された29アミノ酸残基から成るポリペプチドで〔Ta
temoto, K. et al., フェブス・レター(FEBS Lett.) 1
64,124-128(1983) 〕、その一次構造は他の脳腸管ホル
モンとはほとんど類似していない。ガラニン免疫活性
は、そのレセプターとともに広く中枢神経系および末梢
神経系に分布しており〔Scofitsch, G. and Jacobowit
z, D.M. ペプタイズ(Peptides),6,509−54
6(1985)、Melander, T.et al., ジャーナル・オ
ブ・コンパラティブ・ニューロロジー(J. Comp. Neuro
l.)、248、475−517(1986)、Rokaeus,
A.,トレンズ・イン・ニューロサイエンス(Trends in
Neurosci. )、10、158−164(1987)〕、
その分布のパターンは5−HT、ノルアドレナリン、ア
セチルコリンなどの古典的神経伝達物質を含む領域と一
致することから、これらの神経伝達物質と共存している
ことが考えられ、ガラニンはこれらの神経伝達物質によ
る前神経、後神経作用の調節を行っているものと思われ
る。
【0015】ガラニンの生理作用は多岐にわたってお
り、中枢神経系においては脊髄神経系における単シナプ
ス反射を強力に抑制し〔Yanagisawa, M.et al., ニュー
ロサイエンス・レター(Neurosci. Lett. )、70、2
78−282(1986)〕、その作用はソマトスタチ
ンよりはるかに強力であることが示された。また、ラッ
ト室旁核への投与による摂食行動の刺激〔Kyrokouli,
S.E. et al., ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・ファ
ルマコロジー(Eur. J. Pharmacol.)、122、159
−160(1986)〕、記憶形成への関与〔Crawley,
J.N. and Wenk, G.L., トレンズ・イン・ニューロサイ
エンス(Trends Neurosci.)、12、278−282
(1989)〕、正中隆起におけるドーパミン分泌の抑
制〔Nordstrom,O. et al., ニューロサイエンス・レタ
ー(Neurosci. Lett. )、73、21−26(198
7)〕、海馬複側でのアセチルコリン放出の抑制〔Fiso
ne, G. etal.,プロシージングス・オブ・ザ・ナショナ
ル・アカデミー・オブ・サイエンシイズ・オブ・ユーエ
スエー(Proc. Natl. Acad. Sci. USA)、84、733
9−7343(1987)〕、5−HTの代謝回転の低
下〔Fuxe, K. et al.,Acta.Physiol. Acand. 、13
3、579−581(1988)〕、そしてATP感受
性K+ チャンネルを活性化しグルタミン酸の放出を低下
させる〔Ben-Ari, Y.,ヨーロピアン・ジャーナル・オブ
・ニューロサイエンス(Eur. J. Neurosci. )、2、6
2−68(1990)〕などガラニンの中枢における生
理的重要性が大きく示唆されている。
り、中枢神経系においては脊髄神経系における単シナプ
ス反射を強力に抑制し〔Yanagisawa, M.et al., ニュー
ロサイエンス・レター(Neurosci. Lett. )、70、2
78−282(1986)〕、その作用はソマトスタチ
ンよりはるかに強力であることが示された。また、ラッ
ト室旁核への投与による摂食行動の刺激〔Kyrokouli,
S.E. et al., ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・ファ
ルマコロジー(Eur. J. Pharmacol.)、122、159
−160(1986)〕、記憶形成への関与〔Crawley,
J.N. and Wenk, G.L., トレンズ・イン・ニューロサイ
エンス(Trends Neurosci.)、12、278−282
(1989)〕、正中隆起におけるドーパミン分泌の抑
制〔Nordstrom,O. et al., ニューロサイエンス・レタ
ー(Neurosci. Lett. )、73、21−26(198
7)〕、海馬複側でのアセチルコリン放出の抑制〔Fiso
ne, G. etal.,プロシージングス・オブ・ザ・ナショナ
ル・アカデミー・オブ・サイエンシイズ・オブ・ユーエ
スエー(Proc. Natl. Acad. Sci. USA)、84、733
9−7343(1987)〕、5−HTの代謝回転の低
下〔Fuxe, K. et al.,Acta.Physiol. Acand. 、13
3、579−581(1988)〕、そしてATP感受
性K+ チャンネルを活性化しグルタミン酸の放出を低下
させる〔Ben-Ari, Y.,ヨーロピアン・ジャーナル・オブ
・ニューロサイエンス(Eur. J. Neurosci. )、2、6
2−68(1990)〕などガラニンの中枢における生
理的重要性が大きく示唆されている。
【0016】特に、ガラニンは内側中隔核、対角束核お
よび基底核においてコリンアセチルトランスフェラーゼ
が共存している唯一の神経ペプチドであり〔Melender,
T. et al.,ブレイン・リサーチ(Brain Res.)、36
0、130−138(1985)、Melender, T. et a
l.,ニューロサイエンス・レター(Neurosci. Lett.
)、19、223−240(1986)、Chen-Palay,
V., ブレイン・リサーチ(Bran Res. Bull)、21、
465−472(1988)〕、コリン作動性神経に抑
制的に働くことが示されている一方で、アルツハイマー
症においてこれらの部位でコリン作動性神経に変性が見
られることから、ガラニンのアンタゴニストがアルツハ
イマー症などによるコリン作動性神経の変性を防げるの
ではないかと期待されている(Whitehouse, P. J. et a
l., サイエンス(Science )、215、1237−12
39(1982)、Chen-Palay, V., ジャーナル・オブ
・コンパラティブ・ニューロロジー(J. Comp. Neuro
l.)、273、543−557(1988))。下垂体
においては、成長ホルモン、プロラクチンの分泌刺激作
用が認められており〔Tanoh, T. et al., ニューロエン
ドクリノロジー(Neuroendocrinology)、54、83−
88(1991)、Koshiyama, H. et al., ニューロサ
イエンス・レター(Neurosci. Lett. )、75、49−
54(1987)〕、特に、成長ホルモン分泌において
視床下部ソマトスタチン分泌調節を介するコリン作動性
ニューロンの関与が示されている。
よび基底核においてコリンアセチルトランスフェラーゼ
が共存している唯一の神経ペプチドであり〔Melender,
T. et al.,ブレイン・リサーチ(Brain Res.)、36
0、130−138(1985)、Melender, T. et a
l.,ニューロサイエンス・レター(Neurosci. Lett.
)、19、223−240(1986)、Chen-Palay,
V., ブレイン・リサーチ(Bran Res. Bull)、21、
465−472(1988)〕、コリン作動性神経に抑
制的に働くことが示されている一方で、アルツハイマー
症においてこれらの部位でコリン作動性神経に変性が見
られることから、ガラニンのアンタゴニストがアルツハ
イマー症などによるコリン作動性神経の変性を防げるの
ではないかと期待されている(Whitehouse, P. J. et a
l., サイエンス(Science )、215、1237−12
39(1982)、Chen-Palay, V., ジャーナル・オブ
・コンパラティブ・ニューロロジー(J. Comp. Neuro
l.)、273、543−557(1988))。下垂体
においては、成長ホルモン、プロラクチンの分泌刺激作
用が認められており〔Tanoh, T. et al., ニューロエン
ドクリノロジー(Neuroendocrinology)、54、83−
88(1991)、Koshiyama, H. et al., ニューロサ
イエンス・レター(Neurosci. Lett. )、75、49−
54(1987)〕、特に、成長ホルモン分泌において
視床下部ソマトスタチン分泌調節を介するコリン作動性
ニューロンの関与が示されている。
【0017】一方、末梢系では、膵臓において、インス
リンに対しガラニンがその基礎分泌をin vivo 、in vit
roともに抑制し〔McDnald, T. J. et al.,ダイアベイツ
(Diabates)、34、192−196(1985)、Ta
keda, Y. et al., バイオメディカル・リサーチ(Biom
ed. Res.)、8(Suppl.)、117−125(198
7)、Lindskog, S. et al., Acta. Physiol. Scand.、
129、305−309(1987)〕、さらには, グ
ルコース刺激によるインスリン放出をも抑制する〔Dunn
ing, B.E. and Taborsky G.J., Jr., ダイアベイツ(Di
abates)、37、1157−1162(1988)〕。
さらに、β細胞のランゲルハンス島周囲に密なガラニン
免疫活性を含む神経繊維網が認められるという免疫組織
学的な知見と考えあわせ、ガラニンが膵ホルモン、特に
インスリンの分泌の神経調節因子の1つであることを強
く示唆している。また、胃においてもガラニンは用量依
存的にソマトスタチンの基礎分泌を抑制し、あるいはG
RP刺激によるガストリン分泌およびソマトスタチン分
泌を抑制すること、ガラニン免疫活性を含む神経繊維網
が胃に認められることから、ガラニンは胃においても胃
内分泌調節の重要な神経調節因子の1つとして作用して
いることが示唆されている〔Yanaihara, N. etal., ガ
ラニン(In Galanin (eds. by Hokfelt, T. et al.), M
acmillan Press、185−196(1991)〕。
リンに対しガラニンがその基礎分泌をin vivo 、in vit
roともに抑制し〔McDnald, T. J. et al.,ダイアベイツ
(Diabates)、34、192−196(1985)、Ta
keda, Y. et al., バイオメディカル・リサーチ(Biom
ed. Res.)、8(Suppl.)、117−125(198
7)、Lindskog, S. et al., Acta. Physiol. Scand.、
129、305−309(1987)〕、さらには, グ
ルコース刺激によるインスリン放出をも抑制する〔Dunn
ing, B.E. and Taborsky G.J., Jr., ダイアベイツ(Di
abates)、37、1157−1162(1988)〕。
さらに、β細胞のランゲルハンス島周囲に密なガラニン
免疫活性を含む神経繊維網が認められるという免疫組織
学的な知見と考えあわせ、ガラニンが膵ホルモン、特に
インスリンの分泌の神経調節因子の1つであることを強
く示唆している。また、胃においてもガラニンは用量依
存的にソマトスタチンの基礎分泌を抑制し、あるいはG
RP刺激によるガストリン分泌およびソマトスタチン分
泌を抑制すること、ガラニン免疫活性を含む神経繊維網
が胃に認められることから、ガラニンは胃においても胃
内分泌調節の重要な神経調節因子の1つとして作用して
いることが示唆されている〔Yanaihara, N. etal., ガ
ラニン(In Galanin (eds. by Hokfelt, T. et al.), M
acmillan Press、185−196(1991)〕。
【0018】これらのことから、ガラニンアゴニストは
成長ホルモン分泌刺激剤、インスリン分泌抑制剤などの
医薬品として有用であり、一方、ガラニンアンタゴニス
トは成長ホルモン分泌抑制剤、インスリン分泌促進剤な
どの医薬品として有用であることがわかる。一般に、あ
る生理活性物質アゴニストやアンタゴニストを開発する
場合、該物質が特異的に結合するレセプターと親和性の
高い化合物の探索が行われている。ガラニンレセプター
としては、現在、ウシの海馬膜画分が用いられている
が、動物種が異なるために、その膜画分に対して高親和
性であった化合物がヒトのガラニンレセプターに対して
も高親和性であるという保証は得られていない。ヒト・
ガラニンレセプターcDNAはクローニングされてお
り、COS細胞での発現も報告されているが〔Habert-O
rtoll, E. et al., プロシージングス・オブ・ザ・ナシ
ョナル・アカデミー・オブ・サイエンシイズ・オブ・ザ
・ユーエスエー(Proc. Natl. Acad. Sci. USA) 91, 9
780-9783 (1994) 〕、発現量が低く、また一過性の発現
であるために、スクリーニングには不適切であると考え
られる。
成長ホルモン分泌刺激剤、インスリン分泌抑制剤などの
医薬品として有用であり、一方、ガラニンアンタゴニス
トは成長ホルモン分泌抑制剤、インスリン分泌促進剤な
どの医薬品として有用であることがわかる。一般に、あ
る生理活性物質アゴニストやアンタゴニストを開発する
場合、該物質が特異的に結合するレセプターと親和性の
高い化合物の探索が行われている。ガラニンレセプター
としては、現在、ウシの海馬膜画分が用いられている
が、動物種が異なるために、その膜画分に対して高親和
性であった化合物がヒトのガラニンレセプターに対して
も高親和性であるという保証は得られていない。ヒト・
ガラニンレセプターcDNAはクローニングされてお
り、COS細胞での発現も報告されているが〔Habert-O
rtoll, E. et al., プロシージングス・オブ・ザ・ナシ
ョナル・アカデミー・オブ・サイエンシイズ・オブ・ザ
・ユーエスエー(Proc. Natl. Acad. Sci. USA) 91, 9
780-9783 (1994) 〕、発現量が低く、また一過性の発現
であるために、スクリーニングには不適切であると考え
られる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、新規ガラニ
ンレセプター蛋白質あるいはその部分ペプチドもしくは
その塩、該ガラニンレセプター蛋白質またはその部分ペ
プチドをコードするDNAを含有するDNA、該DNA
を含有するベクター、該ベクターで形質転換された宿
主、該形質転換体から得られた細胞膜分画、該ガラニン
レセプター蛋白質あるいはその部分ペプチドもしくはそ
の塩の製造方法、該ガラニンレセプター蛋白質またはそ
の発現細胞(該形質転換体を含む)を用いるガラニンの
生理活性の測定方法、該ガラニンレセプター蛋白質また
はその発現細胞を用いるガラニンレセプターアゴニスト
またはアンタゴニストのスクリーニング方法、該スクリ
ーニング用キット、該スクリーニングにより得られたア
ゴニストまたはアンタゴニスト、該ガラニンレセプター
蛋白質に対するアゴニストまたはアンタゴニストを含有
する医薬、該ガラニンレセプター蛋白質に対する抗体、
該ガラニンレセプター蛋白質あるいはその抗体を用いた
免疫アッセイ技術、該ガラニンレセプター蛋白質および
そのDNAの用途などを提供するものである。
ンレセプター蛋白質あるいはその部分ペプチドもしくは
その塩、該ガラニンレセプター蛋白質またはその部分ペ
プチドをコードするDNAを含有するDNA、該DNA
を含有するベクター、該ベクターで形質転換された宿
主、該形質転換体から得られた細胞膜分画、該ガラニン
レセプター蛋白質あるいはその部分ペプチドもしくはそ
の塩の製造方法、該ガラニンレセプター蛋白質またはそ
の発現細胞(該形質転換体を含む)を用いるガラニンの
生理活性の測定方法、該ガラニンレセプター蛋白質また
はその発現細胞を用いるガラニンレセプターアゴニスト
またはアンタゴニストのスクリーニング方法、該スクリ
ーニング用キット、該スクリーニングにより得られたア
ゴニストまたはアンタゴニスト、該ガラニンレセプター
蛋白質に対するアゴニストまたはアンタゴニストを含有
する医薬、該ガラニンレセプター蛋白質に対する抗体、
該ガラニンレセプター蛋白質あるいはその抗体を用いた
免疫アッセイ技術、該ガラニンレセプター蛋白質および
そのDNAの用途などを提供するものである。
【0020】また本発明は、マウス膵臓β細胞株MIN
6由来の新規マウス由来ガラニンレセプター蛋白質ある
いはその部分ペプチドもしくはその塩、該マウス由来ガ
ラニンレセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコー
ドするDNAを含有するDNA、該マウス由来ガラニン
レセプター蛋白質あるいはその部分ペプチドもしくはそ
の塩の製造方法、該マウス由来ガラニンレセプター蛋白
質またはマウス由来MIN6細胞を用いるガラニンの生
理活性の測定方法、該マウス由来ガラニンレセプター蛋
白質またはマウス由来MIN6細胞を用いるガラニンレ
セプターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニ
ング方法、該ガラニンレセプター蛋白質に対する抗体、
該ガラニンレセプター蛋白質あるいはその抗体を用いた
免疫アッセイ技術、該ガラニンレセプター蛋白質および
そのDNAの用途を提供するものである。
6由来の新規マウス由来ガラニンレセプター蛋白質ある
いはその部分ペプチドもしくはその塩、該マウス由来ガ
ラニンレセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコー
ドするDNAを含有するDNA、該マウス由来ガラニン
レセプター蛋白質あるいはその部分ペプチドもしくはそ
の塩の製造方法、該マウス由来ガラニンレセプター蛋白
質またはマウス由来MIN6細胞を用いるガラニンの生
理活性の測定方法、該マウス由来ガラニンレセプター蛋
白質またはマウス由来MIN6細胞を用いるガラニンレ
セプターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニ
ング方法、該ガラニンレセプター蛋白質に対する抗体、
該ガラニンレセプター蛋白質あるいはその抗体を用いた
免疫アッセイ技術、該ガラニンレセプター蛋白質および
そのDNAの用途を提供するものである。
【0021】従来の方法で製造されたヒト・ガラニンレ
セプタータンパク質および該ヒト・ガラニンレセプター
タンパク質を発現するCOS細胞は、ガラニンレセプタ
ーアゴニスト/アンタゴニストのスクリーニングに用い
るためのレセプター標品としては不十分であった。した
がって、より実用的なヒト・ガラニンレセプター蛋白質
の製造方法の確立が望まれていた。ヒト・ガラニンレセ
プター蛋白質を使用してガラニンレセプターのアゴニス
ト/アンタゴニストをスクリーニングすることができれ
ば、実験動物を用いることの欠点(例えば、種が異なる
ことにより、ヒトに対して効果を発揮できない化合物が
得られる可能性があることなど)を克服することがで
き、ヒトに対して有効な医薬の開発が効率よく行なえる
ようになると期待される。
セプタータンパク質および該ヒト・ガラニンレセプター
タンパク質を発現するCOS細胞は、ガラニンレセプタ
ーアゴニスト/アンタゴニストのスクリーニングに用い
るためのレセプター標品としては不十分であった。した
がって、より実用的なヒト・ガラニンレセプター蛋白質
の製造方法の確立が望まれていた。ヒト・ガラニンレセ
プター蛋白質を使用してガラニンレセプターのアゴニス
ト/アンタゴニストをスクリーニングすることができれ
ば、実験動物を用いることの欠点(例えば、種が異なる
ことにより、ヒトに対して効果を発揮できない化合物が
得られる可能性があることなど)を克服することがで
き、ヒトに対して有効な医薬の開発が効率よく行なえる
ようになると期待される。
【0022】したがって、本発明は、新規なヒト由来ガ
ラニンレセプター蛋白質、該ヒト由来ガラニンレセプタ
ー蛋白質の部分ペプチド、あるいはその塩、該ヒト由来
ガラニンレセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコ
ードするDNAを含有するDNA、該DNAを含有する
ベクター、該ベクターで形質転換された宿主、該形質転
換体から得られた細胞膜分画、該ヒト由来ガラニンレセ
プター蛋白質もしくはその部分ペプチドまたはその塩の
製造方法、該ヒト由来ガラニンレセプター蛋白質、該ヒ
ト由来ガラニンレセプター蛋白質発現細胞又はそれから
得られた細胞膜分画などを用いるガラニンの生理活性の
測定方法、該ヒト由来ガラニンレセプター蛋白質、該ヒ
ト由来ガラニンレセプター蛋白質発現細胞などを用いる
ガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニストの
スクリーニング方法、該スクリーニング用キット、該ス
クリーニングにより得られたアゴニストまたはアンタゴ
ニスト、さらにはヒト由来ガラニンレセプター蛋白質に
対するアゴニストまたはアンタゴニストを含有する医
薬、該ヒト由来ガラニンレセプター蛋白質に対する抗
体、該ヒト由来ガラニンレセプター蛋白質あるいはその
抗体を用いた免疫アッセイ技術、該ヒト由来ガラニンレ
セプター蛋白質およびそのDNAの用途などを提供する
ものである。
ラニンレセプター蛋白質、該ヒト由来ガラニンレセプタ
ー蛋白質の部分ペプチド、あるいはその塩、該ヒト由来
ガラニンレセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコ
ードするDNAを含有するDNA、該DNAを含有する
ベクター、該ベクターで形質転換された宿主、該形質転
換体から得られた細胞膜分画、該ヒト由来ガラニンレセ
プター蛋白質もしくはその部分ペプチドまたはその塩の
製造方法、該ヒト由来ガラニンレセプター蛋白質、該ヒ
ト由来ガラニンレセプター蛋白質発現細胞又はそれから
得られた細胞膜分画などを用いるガラニンの生理活性の
測定方法、該ヒト由来ガラニンレセプター蛋白質、該ヒ
ト由来ガラニンレセプター蛋白質発現細胞などを用いる
ガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニストの
スクリーニング方法、該スクリーニング用キット、該ス
クリーニングにより得られたアゴニストまたはアンタゴ
ニスト、さらにはヒト由来ガラニンレセプター蛋白質に
対するアゴニストまたはアンタゴニストを含有する医
薬、該ヒト由来ガラニンレセプター蛋白質に対する抗
体、該ヒト由来ガラニンレセプター蛋白質あるいはその
抗体を用いた免疫アッセイ技術、該ヒト由来ガラニンレ
セプター蛋白質およびそのDNAの用途などを提供する
ものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために、鋭意研究を重ねた結果、G蛋白質
共役型レセプター蛋白質をコードするDNAをより効率
的に単離するためのDNAプライマーを合成することに
成功し、該プライマーを用いて各種細胞よりcDNAを
増幅し、その解析を進めた。その結果、本発明者らは、
新規G蛋白質共役型レセプター蛋白質をコードするcD
NA断片を単離し、その部分的な構造を決定することに
成功した。このG蛋白質共役型レセプター蛋白質は、公
知のG蛋白質共役型レセプターと、DNAおよびアミノ
酸の相同性が認められ、新規のガラニンレセプター蛋白
質をコードしていると考えられた。さらに、本発明者ら
は、研究を重ねた結果、完全長の翻訳枠を持つcDNA
をクローニングすることに成功し、該ガラニンレセプタ
ー蛋白質の全アミノ酸配列および全塩基配列を解析する
ことに成功した。
題を解決するために、鋭意研究を重ねた結果、G蛋白質
共役型レセプター蛋白質をコードするDNAをより効率
的に単離するためのDNAプライマーを合成することに
成功し、該プライマーを用いて各種細胞よりcDNAを
増幅し、その解析を進めた。その結果、本発明者らは、
新規G蛋白質共役型レセプター蛋白質をコードするcD
NA断片を単離し、その部分的な構造を決定することに
成功した。このG蛋白質共役型レセプター蛋白質は、公
知のG蛋白質共役型レセプターと、DNAおよびアミノ
酸の相同性が認められ、新規のガラニンレセプター蛋白
質をコードしていると考えられた。さらに、本発明者ら
は、研究を重ねた結果、完全長の翻訳枠を持つcDNA
をクローニングすることに成功し、該ガラニンレセプタ
ー蛋白質の全アミノ酸配列および全塩基配列を解析する
ことに成功した。
【0024】本発明者らは、適当な手段で発現させた該
レセプター蛋白質を用いれば、レセプター蛋白質結合実
験あるいは細胞内セカンドメッセンジャーの測定等を指
標に、生体内あるいは天然・非天然の化合物より、該レ
セプター蛋白質に対するアゴニストまたはアンタゴニス
トをスクリーニングすることができことを見いだした。
さらに、本発明者らは、該アゴニストおよびアンタゴニ
ストをガラニンに起因する疾病の予防・治療剤として開
発することができることを見いだした。さらに、本発明
者らは、該ガラニンレセプター蛋白質発現細胞における
グルコース依存性あるいはフォルスコリン依存性のイン
スリン分泌がガラニンにより抑制されるという初めての
知見を得た。そして、本発明者らは、この知見に基づ
き、ガラニンおよびガラニンアンタゴニスト活性の簡便
な測定法を見いだした。また、同時に、該ガラニンレセ
プター蛋白質発現細胞の細胞膜画分が多量のガラニンレ
セプターを含むことを知見し、該細胞の細胞膜画分を用
いたガラニンレセプターアゴニスト/アンタゴニストの
スクリーニング方法を確立することに成功した。
レセプター蛋白質を用いれば、レセプター蛋白質結合実
験あるいは細胞内セカンドメッセンジャーの測定等を指
標に、生体内あるいは天然・非天然の化合物より、該レ
セプター蛋白質に対するアゴニストまたはアンタゴニス
トをスクリーニングすることができことを見いだした。
さらに、本発明者らは、該アゴニストおよびアンタゴニ
ストをガラニンに起因する疾病の予防・治療剤として開
発することができることを見いだした。さらに、本発明
者らは、該ガラニンレセプター蛋白質発現細胞における
グルコース依存性あるいはフォルスコリン依存性のイン
スリン分泌がガラニンにより抑制されるという初めての
知見を得た。そして、本発明者らは、この知見に基づ
き、ガラニンおよびガラニンアンタゴニスト活性の簡便
な測定法を見いだした。また、同時に、該ガラニンレセ
プター蛋白質発現細胞の細胞膜画分が多量のガラニンレ
セプターを含むことを知見し、該細胞の細胞膜画分を用
いたガラニンレセプターアゴニスト/アンタゴニストの
スクリーニング方法を確立することに成功した。
【0025】例えば、本発明者らは、G蛋白質共役型レ
セプター蛋白質をコードするDNAをより効率的に単離
するためのDNAプライマーを用いてマウス膵臓β細胞
株MIN6由来のcDNAを増幅し、その解析を進め
た。その結果、本発明者らは、新規G蛋白質共役型レセ
プター蛋白質をコードするマウス由来のcDNA断片を
単離し、その部分的な構造を決定することに成功した。
このマウス由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質は、
公知のG蛋白質共役型レセプターと、DNAおよびアミ
ノ酸の相同性が認められたことから、マウスの膵臓で発
現機能している新規のレセプター蛋白質をコードしてい
ると考えられた。さらに、本発明者らは、研究を重ねた
結果、完全長の翻訳枠を持つcDNAをクローニングす
ることに成功し、該レセプター蛋白質の全アミノ酸配列
および全塩基配列を解析することに成功した。そして、
このマウス由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質が、
ヒト由来のガラニンレセプター蛋白質(プロシーディン
グ・ナショナル・アカデミック・サイエンス・ユーエス
エー(Proc. Natl. Acad.Sci. USA. )91,pp.9780-978
3, 10 月11日,1994 年)と、DNAおよびアミノ酸配列
と高い相同性があることから、このマウス由来のG蛋白
質共役型レセプター蛋白質は、マウス由来のガラニンレ
セプター蛋白質であることが分かった。
セプター蛋白質をコードするDNAをより効率的に単離
するためのDNAプライマーを用いてマウス膵臓β細胞
株MIN6由来のcDNAを増幅し、その解析を進め
た。その結果、本発明者らは、新規G蛋白質共役型レセ
プター蛋白質をコードするマウス由来のcDNA断片を
単離し、その部分的な構造を決定することに成功した。
このマウス由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質は、
公知のG蛋白質共役型レセプターと、DNAおよびアミ
ノ酸の相同性が認められたことから、マウスの膵臓で発
現機能している新規のレセプター蛋白質をコードしてい
ると考えられた。さらに、本発明者らは、研究を重ねた
結果、完全長の翻訳枠を持つcDNAをクローニングす
ることに成功し、該レセプター蛋白質の全アミノ酸配列
および全塩基配列を解析することに成功した。そして、
このマウス由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質が、
ヒト由来のガラニンレセプター蛋白質(プロシーディン
グ・ナショナル・アカデミック・サイエンス・ユーエス
エー(Proc. Natl. Acad.Sci. USA. )91,pp.9780-978
3, 10 月11日,1994 年)と、DNAおよびアミノ酸配列
と高い相同性があることから、このマウス由来のG蛋白
質共役型レセプター蛋白質は、マウス由来のガラニンレ
セプター蛋白質であることが分かった。
【0026】さらに、本発明者らは、MIN6細胞にお
けるグルコース依存性あるいはフォルスコリン依存性の
インスリン分泌がガラニンにより抑制されるという初め
ての知見を得た。そして、本発明者らは、この知見に基
づき、ガラニンおよびガラニンアンタゴニスト活性の簡
便な測定法を見いだした。また、同時に、MIN6細胞
の細胞膜画分が多量の(0. 5〜1. 0pmol/m
g)ガラニンレセプターを含むことを知見し、MIN6
細胞の細胞膜画分を用いたガラニンレセプターアゴニス
ト/アンタゴニストのスクリーニング方法を確立するこ
とに成功した。
けるグルコース依存性あるいはフォルスコリン依存性の
インスリン分泌がガラニンにより抑制されるという初め
ての知見を得た。そして、本発明者らは、この知見に基
づき、ガラニンおよびガラニンアンタゴニスト活性の簡
便な測定法を見いだした。また、同時に、MIN6細胞
の細胞膜画分が多量の(0. 5〜1. 0pmol/m
g)ガラニンレセプターを含むことを知見し、MIN6
細胞の細胞膜画分を用いたガラニンレセプターアゴニス
ト/アンタゴニストのスクリーニング方法を確立するこ
とに成功した。
【0027】より具体的には、本発明者らは、マウス膵
臓β細胞株MIN6由来の新規なcDNA断片として
〔図1〕に示すものをPCR法によって増幅、クローニ
ングし、その配列の解析から新規レセプター蛋白質をコ
ードしていることを明らかにした。この配列をアミノ酸
配列に翻訳したところ、第3、第4、第5および第6膜
貫通領域が疎水性プロット上で確認された〔図2〕。ま
た、増幅されたDNAのサイズも、既知のG蛋白質共役
型レセプター蛋白質と比較して同程度の約400bpで
あった。
臓β細胞株MIN6由来の新規なcDNA断片として
〔図1〕に示すものをPCR法によって増幅、クローニ
ングし、その配列の解析から新規レセプター蛋白質をコ
ードしていることを明らかにした。この配列をアミノ酸
配列に翻訳したところ、第3、第4、第5および第6膜
貫通領域が疎水性プロット上で確認された〔図2〕。ま
た、増幅されたDNAのサイズも、既知のG蛋白質共役
型レセプター蛋白質と比較して同程度の約400bpで
あった。
【0028】本発明者らは、このcDNAの塩基配列を
鋳型としてデーターベースを検索したところ、公知のG
蛋白質共役型レセプター蛋白質であるヒト由来ソマトス
タチンレセプターサブタイプ4(JN0605)、ヒト
由来ソマトスタチンレセプターサブタイプ2(B417
95)およびラット由来リガンド不明レセプター(A3
9297)とそれぞれアミノ酸で36%、30%および
30%のホモロジーが認められた〔図3〕。上記の
( )内の略語は、NBRF-PIR/swiss-PROT にデータとし
て登録される際の整理番号であり、通常Accession Numb
erまたはエントリーネームと呼ばれている。
鋳型としてデーターベースを検索したところ、公知のG
蛋白質共役型レセプター蛋白質であるヒト由来ソマトス
タチンレセプターサブタイプ4(JN0605)、ヒト
由来ソマトスタチンレセプターサブタイプ2(B417
95)およびラット由来リガンド不明レセプター(A3
9297)とそれぞれアミノ酸で36%、30%および
30%のホモロジーが認められた〔図3〕。上記の
( )内の略語は、NBRF-PIR/swiss-PROT にデータとし
て登録される際の整理番号であり、通常Accession Numb
erまたはエントリーネームと呼ばれている。
【0029】さらに、本発明者らは、MIN6細胞から
抽出したPoly(A) + RNA画分からcDNAを調製し、
このcDNAをラムダgt22ファージに挿入してcD
NAライブラリーを作製した。さらに、PCRによって
得られたG蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA断片
p3H2−34をプローブとしてcDNAライブラリー
をスクリーニングすることによって、本発明のG蛋白質
共役型レセプター蛋白質を完全にコードするcDNAを
クローニングすることに成功した。該cDNAの塩基配
列およびそれにコードされるアミノ酸配列を〔図4〕に
示した。このアミノ酸配列に基づいて疎水性プロットを
行なったところ、第1、第2、第3、第4、第5、第6
および第7膜貫通領域が疎水性プロット上で確認された
〔図5〕。本発明のG蛋白質共役型レセプター蛋白質
は、公知のヒト由来ガラニンレセプター蛋白質とアミノ
酸で92%のホモロジーが認められた〔図6〕。
抽出したPoly(A) + RNA画分からcDNAを調製し、
このcDNAをラムダgt22ファージに挿入してcD
NAライブラリーを作製した。さらに、PCRによって
得られたG蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA断片
p3H2−34をプローブとしてcDNAライブラリー
をスクリーニングすることによって、本発明のG蛋白質
共役型レセプター蛋白質を完全にコードするcDNAを
クローニングすることに成功した。該cDNAの塩基配
列およびそれにコードされるアミノ酸配列を〔図4〕に
示した。このアミノ酸配列に基づいて疎水性プロットを
行なったところ、第1、第2、第3、第4、第5、第6
および第7膜貫通領域が疎水性プロット上で確認された
〔図5〕。本発明のG蛋白質共役型レセプター蛋白質
は、公知のヒト由来ガラニンレセプター蛋白質とアミノ
酸で92%のホモロジーが認められた〔図6〕。
【0030】また別の態様において、例えば、本発明者
らは、公知のヒト・ガラニンレセプター蛋白質とは異な
るアミノ酸配列を有する新規なヒト・ガラニンレセプタ
ー蛋白質をコードするDNAをクローニングすることに
成功した。公知のヒト・ガラニンレセプター蛋白質のア
ミノ酸配列の第15番目のアミノ酸がCysであるのに
対して、本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質のア
ミノ酸配列(配列番号:5および図11及び12)の第
15番目のアミノ酸はTrpである。また、公知のヒト
・ガラニンレセプター蛋白質をコードするDNAの塩基
配列のうち、該ヒト・ガラニンレセプター蛋白質の第1
5番目のアミノ酸をコードする塩基配列がそれぞれ15C
ys(TGT)であるのに対して、本発明のヒト・ガラ
ニンレセプター蛋白質をコードするDNAの塩基配列の
うち、該ヒト・ガラニンレセプター蛋白質の第15番目
のアミノ酸をコードする塩基配列は15Trp(TGG)
である。
らは、公知のヒト・ガラニンレセプター蛋白質とは異な
るアミノ酸配列を有する新規なヒト・ガラニンレセプタ
ー蛋白質をコードするDNAをクローニングすることに
成功した。公知のヒト・ガラニンレセプター蛋白質のア
ミノ酸配列の第15番目のアミノ酸がCysであるのに
対して、本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質のア
ミノ酸配列(配列番号:5および図11及び12)の第
15番目のアミノ酸はTrpである。また、公知のヒト
・ガラニンレセプター蛋白質をコードするDNAの塩基
配列のうち、該ヒト・ガラニンレセプター蛋白質の第1
5番目のアミノ酸をコードする塩基配列がそれぞれ15C
ys(TGT)であるのに対して、本発明のヒト・ガラ
ニンレセプター蛋白質をコードするDNAの塩基配列の
うち、該ヒト・ガラニンレセプター蛋白質の第15番目
のアミノ酸をコードする塩基配列は15Trp(TGG)
である。
【0031】さらに、本発明者らは、公知のヒト・ガラ
ニンレセプター蛋白質を発現しているCOS細胞〔Habe
rt-Ortoll, E. et al., プロシージングス・オブ・ザ・
ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシイズ・オブ
・ザ・ユーエスエー(Proc.Natl. Acad. Sci. USA) 9
1, 9780-9783 (1994) 〕に比べて、本発明のヒト・ガラ
ニンレセプター蛋白質をはるかに大量に発現するCHO
細胞株を製造することに成功した。そして、該CHO細
胞株または本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質も
しくはその部分ペプチドを用いることにより効率よく確
実にヒト・ガラニンレセプターアゴニスト/アンタゴニ
ストをスクリーニングできることを見いだした。本発明
者らは、これらの知見に基づいてさらに研究を重ねた結
果、本発明を完成するに至った。
ニンレセプター蛋白質を発現しているCOS細胞〔Habe
rt-Ortoll, E. et al., プロシージングス・オブ・ザ・
ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシイズ・オブ
・ザ・ユーエスエー(Proc.Natl. Acad. Sci. USA) 9
1, 9780-9783 (1994) 〕に比べて、本発明のヒト・ガラ
ニンレセプター蛋白質をはるかに大量に発現するCHO
細胞株を製造することに成功した。そして、該CHO細
胞株または本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質も
しくはその部分ペプチドを用いることにより効率よく確
実にヒト・ガラニンレセプターアゴニスト/アンタゴニ
ストをスクリーニングできることを見いだした。本発明
者らは、これらの知見に基づいてさらに研究を重ねた結
果、本発明を完成するに至った。
【0032】すなわち、本発明は、 (1)配列番号:1、配列番号:2又は配列番号:5で
表わされるアミノ酸配列と実質的に同一のアミノ酸配列
を含有することを特徴とするガラニンレセプター蛋白質
またはその塩、 (2)形質転換体CHO細胞により産生された第(1)
項記載のガラニンレセプター蛋白質、 (3)第(1)項記載のガラニンレセプター蛋白質をコ
ードする塩基配列を有するDNAを含有するDNA、 (4)第(3)項記載のDNAを含有することを特徴と
するベクター、 (5)第(4)項記載のベクターを保持する形質転換
体、 (6)宿主細胞がCHO細胞であることを特徴とする第
(5)項記載の形質転換体、 (7)第(5)記載の形質転換体を培養し、ガラニンレ
セプター蛋白質またはその塩を生成せしめることを特徴
とする第(1)項記載のガラニンレセプター蛋白質また
はその塩の製造方法、 (8)(i)第(1)項記載のガラニンレセプター蛋白
質もしくはその塩またはその部分ペプチドもしくはその
塩に、ガラニンを接触させた場合と(ii)第(1)項記
載のガラニンレセプター蛋白質もしくはその塩またはそ
の部分ペプチドもしくはその塩に、ガラニンおよび試験
試料を接触させた場合との比較を行なうことを特徴とす
るガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニスト
のスクリーニング方法、 (9)第(1)項記載のガラニンレセプター蛋白質もし
くはその塩またはその部分ペプチドもしくはその塩を含
有することを特徴とするガラニンレセプターアゴニスト
またはアンタゴニストのスクリーニング用キット、 (10)第(8)項記載のスクリーニング方法または第
(9)項記載のスクリーニング用キットを用いて得られ
るガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニスト
を提供する。
表わされるアミノ酸配列と実質的に同一のアミノ酸配列
を含有することを特徴とするガラニンレセプター蛋白質
またはその塩、 (2)形質転換体CHO細胞により産生された第(1)
項記載のガラニンレセプター蛋白質、 (3)第(1)項記載のガラニンレセプター蛋白質をコ
ードする塩基配列を有するDNAを含有するDNA、 (4)第(3)項記載のDNAを含有することを特徴と
するベクター、 (5)第(4)項記載のベクターを保持する形質転換
体、 (6)宿主細胞がCHO細胞であることを特徴とする第
(5)項記載の形質転換体、 (7)第(5)記載の形質転換体を培養し、ガラニンレ
セプター蛋白質またはその塩を生成せしめることを特徴
とする第(1)項記載のガラニンレセプター蛋白質また
はその塩の製造方法、 (8)(i)第(1)項記載のガラニンレセプター蛋白
質もしくはその塩またはその部分ペプチドもしくはその
塩に、ガラニンを接触させた場合と(ii)第(1)項記
載のガラニンレセプター蛋白質もしくはその塩またはそ
の部分ペプチドもしくはその塩に、ガラニンおよび試験
試料を接触させた場合との比較を行なうことを特徴とす
るガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニスト
のスクリーニング方法、 (9)第(1)項記載のガラニンレセプター蛋白質もし
くはその塩またはその部分ペプチドもしくはその塩を含
有することを特徴とするガラニンレセプターアゴニスト
またはアンタゴニストのスクリーニング用キット、 (10)第(8)項記載のスクリーニング方法または第
(9)項記載のスクリーニング用キットを用いて得られ
るガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニスト
を提供する。
【0033】より具体的には、本発明は、 (11)配列番号:1で表わされるアミノ酸配列と実質
的に同一のアミノ酸配列を含有することを特徴とするマ
ウス由来ガラニンレセプター蛋白質またはその塩、 (12)配列番号:2で表わされるアミノ酸配列と実質
的に同一のアミノ酸配列を含有する上記(11)項記載
のマウス由来ガラニンレセプター蛋白質またはその塩、 (13)配列番号:5で表わされるアミノ酸配列と実質
的に同一のアミノ酸配列を含有することを特徴とするヒ
ト・ガラニンレセプター蛋白質またはその塩、 (14)第(1)項記載のガラニンレセプター蛋白質の
部分ペプチドまたはその塩、 (15)第(11)項または第(12)項記載のマウス
由来ガラニンレセプター蛋白質の部分ペプチドまたはそ
の塩、 (16)第(13)項記載のヒト・ガラニンレセプター
蛋白質の部分ペプチドまたはその塩、
的に同一のアミノ酸配列を含有することを特徴とするマ
ウス由来ガラニンレセプター蛋白質またはその塩、 (12)配列番号:2で表わされるアミノ酸配列と実質
的に同一のアミノ酸配列を含有する上記(11)項記載
のマウス由来ガラニンレセプター蛋白質またはその塩、 (13)配列番号:5で表わされるアミノ酸配列と実質
的に同一のアミノ酸配列を含有することを特徴とするヒ
ト・ガラニンレセプター蛋白質またはその塩、 (14)第(1)項記載のガラニンレセプター蛋白質の
部分ペプチドまたはその塩、 (15)第(11)項または第(12)項記載のマウス
由来ガラニンレセプター蛋白質の部分ペプチドまたはそ
の塩、 (16)第(13)項記載のヒト・ガラニンレセプター
蛋白質の部分ペプチドまたはその塩、
【0034】(17)第(11)項または第(12)項
記載のマウス由来ガラニンレセプター蛋白質をコードす
る塩基配列を有するDNAを含有するDNA、 (18)第(13)項記載のヒト・ガラニンレセプター
蛋白質をコードする塩基配列を有するDNAを含有する
DNA、 (19)配列番号:3で表わされる塩基配列を有する第
(17)項記載のDNA、 (20)配列番号:4で表わされる塩基配列を有する第
(17)項記載のDNA、 (21)配列番号:6で表わされる塩基配列を有する第
(18)項記載のDNA、 (22)第(17)項記載のDNAを含有することを特
徴とするベクター、 (23)第(18)項記載のDNAを含有することを特
徴とするベクター、 (24)第(22)項記載のベクターを保持する形質転
換体、 (25)第(23)項記載のベクターを保持する形質転
換体、
記載のマウス由来ガラニンレセプター蛋白質をコードす
る塩基配列を有するDNAを含有するDNA、 (18)第(13)項記載のヒト・ガラニンレセプター
蛋白質をコードする塩基配列を有するDNAを含有する
DNA、 (19)配列番号:3で表わされる塩基配列を有する第
(17)項記載のDNA、 (20)配列番号:4で表わされる塩基配列を有する第
(17)項記載のDNA、 (21)配列番号:6で表わされる塩基配列を有する第
(18)項記載のDNA、 (22)第(17)項記載のDNAを含有することを特
徴とするベクター、 (23)第(18)項記載のDNAを含有することを特
徴とするベクター、 (24)第(22)項記載のベクターを保持する形質転
換体、 (25)第(23)項記載のベクターを保持する形質転
換体、
【0035】(26)第(24)項記載の形質転換体を
培養し、形質転換体の細胞膜にマウス由来ガラニンレセ
プター蛋白質を生成せしめることを特徴とする第(1
1)項記載のマウス由来ガラニンレセプター蛋白質また
はその塩の製造方法、 (27)第(25)項記載の形質転換体を、ヒト・ガラ
ニンレセプター蛋白質をコードするDNAの発現が可能
な条件下で培養することを特徴とする第(13)項記載
のヒト・ガラニンレセプター蛋白質の製造法、 (28)第(1)項記載のガラニンレセプター蛋白質を
含有する細胞またはその細胞膜画分、 (29)第(11)項または第(12)項記載のマウス
由来ガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞またはそ
の細胞膜画分、 (30)第(13)項記載のヒト・ガラニンレセプター
蛋白質を含有する細胞またはその細胞膜画分、
培養し、形質転換体の細胞膜にマウス由来ガラニンレセ
プター蛋白質を生成せしめることを特徴とする第(1
1)項記載のマウス由来ガラニンレセプター蛋白質また
はその塩の製造方法、 (27)第(25)項記載の形質転換体を、ヒト・ガラ
ニンレセプター蛋白質をコードするDNAの発現が可能
な条件下で培養することを特徴とする第(13)項記載
のヒト・ガラニンレセプター蛋白質の製造法、 (28)第(1)項記載のガラニンレセプター蛋白質を
含有する細胞またはその細胞膜画分、 (29)第(11)項または第(12)項記載のマウス
由来ガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞またはそ
の細胞膜画分、 (30)第(13)項記載のヒト・ガラニンレセプター
蛋白質を含有する細胞またはその細胞膜画分、
【0036】(31)第(1)項記載のガラニンレセプ
ター蛋白質もしくはその塩、第(14)項記載の部分ペ
プチドもしくはその塩、または第(28)項記載の細胞
もしくはその細胞膜画分を用いることを特徴とするガラ
ニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスク
リーニング方法、 (32)第(11)項または第(12)項記載のマウス
由来ガラニンレセプター蛋白質もしくはその塩、第(1
5)項記載の部分ペプチドもしくはその塩、または第
(29)項記載の細胞もしくはその細胞膜画分を用いる
ことを特徴とするガラニンレセプターアゴニストまたは
アンタゴニストのスクリーニング方法、 (33)第(13)項記載のヒト・ガラニンレセプター
蛋白質もしくはその塩、第(16)項記載の部分ペプチ
ドもしくはその塩、または第(30)項記載の細胞もし
くはその細胞膜画分を用いることを特徴とするガラニン
レセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリー
ニング方法、
ター蛋白質もしくはその塩、第(14)項記載の部分ペ
プチドもしくはその塩、または第(28)項記載の細胞
もしくはその細胞膜画分を用いることを特徴とするガラ
ニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスク
リーニング方法、 (32)第(11)項または第(12)項記載のマウス
由来ガラニンレセプター蛋白質もしくはその塩、第(1
5)項記載の部分ペプチドもしくはその塩、または第
(29)項記載の細胞もしくはその細胞膜画分を用いる
ことを特徴とするガラニンレセプターアゴニストまたは
アンタゴニストのスクリーニング方法、 (33)第(13)項記載のヒト・ガラニンレセプター
蛋白質もしくはその塩、第(16)項記載の部分ペプチ
ドもしくはその塩、または第(30)項記載の細胞もし
くはその細胞膜画分を用いることを特徴とするガラニン
レセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリー
ニング方法、
【0037】(34)(i)第(1)項記載のガラニ
ンレセプター蛋白質もしくはその塩、第(14)項記載
の部分ペプチドもしくはその塩または第(28)項記載
の細胞もしくはその細胞膜画分およびガラニンを接触
させた場合と(ii)第(1)項記載のガラニンレセプ
ター蛋白質もしくはその塩、第(14)項記載の部分ペ
プチドもしくはその塩、または第(28)項記載の細胞
もしくはその細胞膜画分およびガラニンおよび試験化
合物などを含めた試料を接触させた場合との比較を行な
うことを特徴とするガラニンレセプターアゴニストまた
はアンタゴニストのスクリーニング方法、 (35)(i)第(11)項記載のマウス由来ガラニ
ンレセプター蛋白質もしくはその塩または第(15)項
記載の部分ペプチドもしくはその塩およびガラニンを
接触させた場合と(ii)第(11)項記載のマウス由
来ガラニンレセプター蛋白質もしくはその塩または第
(15)項記載の部分ペプチドもしくはその塩、ガラ
ニンおよび試験化合物などの試料を接触させた場合との
比較を行なうことを特徴とするガラニンレセプターアゴ
ニストまたはアンタゴニストのスクリーニング方法、 (36)(i)第(13)項記載のヒト・ガラニンレ
セプター蛋白質もしくはその塩または第(16)項記載
の部分ペプチドもしくはその塩、あるいは第(30)項
記載のヒト・ガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞
もしくはその細胞膜画分、およびガラニンを接触させ
た場合と(ii)第(13)項記載のヒト・ガラニンレ
セプター蛋白質もしくはその塩または第(16)項記載
の部分ペプチドもしくはその塩、あるいは第(30)項
記載のヒト・ガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞
もしくはその細胞膜画分、およびガラニンおよび試験
化合物などの試験試料を接触させた場合との比較を行な
うことを特徴とするガラニンレセプターアゴニストまた
はアンタゴニストのスクリーニング方法、
ンレセプター蛋白質もしくはその塩、第(14)項記載
の部分ペプチドもしくはその塩または第(28)項記載
の細胞もしくはその細胞膜画分およびガラニンを接触
させた場合と(ii)第(1)項記載のガラニンレセプ
ター蛋白質もしくはその塩、第(14)項記載の部分ペ
プチドもしくはその塩、または第(28)項記載の細胞
もしくはその細胞膜画分およびガラニンおよび試験化
合物などを含めた試料を接触させた場合との比較を行な
うことを特徴とするガラニンレセプターアゴニストまた
はアンタゴニストのスクリーニング方法、 (35)(i)第(11)項記載のマウス由来ガラニ
ンレセプター蛋白質もしくはその塩または第(15)項
記載の部分ペプチドもしくはその塩およびガラニンを
接触させた場合と(ii)第(11)項記載のマウス由
来ガラニンレセプター蛋白質もしくはその塩または第
(15)項記載の部分ペプチドもしくはその塩、ガラ
ニンおよび試験化合物などの試料を接触させた場合との
比較を行なうことを特徴とするガラニンレセプターアゴ
ニストまたはアンタゴニストのスクリーニング方法、 (36)(i)第(13)項記載のヒト・ガラニンレ
セプター蛋白質もしくはその塩または第(16)項記載
の部分ペプチドもしくはその塩、あるいは第(30)項
記載のヒト・ガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞
もしくはその細胞膜画分、およびガラニンを接触させ
た場合と(ii)第(13)項記載のヒト・ガラニンレ
セプター蛋白質もしくはその塩または第(16)項記載
の部分ペプチドもしくはその塩、あるいは第(30)項
記載のヒト・ガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞
もしくはその細胞膜画分、およびガラニンおよび試験
化合物などの試験試料を接触させた場合との比較を行な
うことを特徴とするガラニンレセプターアゴニストまた
はアンタゴニストのスクリーニング方法、
【0038】(37)第(1)項記載のガラニンレセプ
ター蛋白質もしくはその塩、第(14)項記載の部分ペ
プチドもしくはその塩、または第(28)項記載の細胞
もしくはその細胞膜画分を含有することを特徴とするガ
ラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニストのス
クリーニング用キット、 (38)第(11)項または第(12)項記載のマウス
由来ガラニンレセプター蛋白質もしくはその塩、第(1
5)項記載の部分ペプチドもしくはその塩、または第
(29)項記載の細胞もしくはその細胞膜画分を含有す
ることを特徴とするガラニンレセプターアゴニストまた
はアンタゴニストのスクリーニング用キット、 (39)第(13)項記載のヒト・ガラニンレセプター
蛋白質もしくはその塩、第(16)項記載の部分ペプチ
ドもしくはその塩、または第(30)項記載の細胞もし
くはその細胞膜画分を含有することを特徴とするガラニ
ンレセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリ
ーニング用キット、 (40)第(31)〜(36)項のいずれか一記載のス
クリーニング方法または第(37)〜(39)項のいず
れか一記載のスクリーニング用キットを用いて得られる
ガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニスト、 (41)第(32)または(35)項記載のスクリーニ
ング方法または第(38)項記載のスクリーニング用キ
ットを用いて得られるガラニンレセプターアゴニストま
たはアンタゴニスト、 (42)第(33)または(36)項記載のスクリーニ
ング方法または第(39)項記載のスクリーニング用キ
ットを用いて得られるガラニンレセプターアゴニストま
たはアンタゴニスト、
ター蛋白質もしくはその塩、第(14)項記載の部分ペ
プチドもしくはその塩、または第(28)項記載の細胞
もしくはその細胞膜画分を含有することを特徴とするガ
ラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニストのス
クリーニング用キット、 (38)第(11)項または第(12)項記載のマウス
由来ガラニンレセプター蛋白質もしくはその塩、第(1
5)項記載の部分ペプチドもしくはその塩、または第
(29)項記載の細胞もしくはその細胞膜画分を含有す
ることを特徴とするガラニンレセプターアゴニストまた
はアンタゴニストのスクリーニング用キット、 (39)第(13)項記載のヒト・ガラニンレセプター
蛋白質もしくはその塩、第(16)項記載の部分ペプチ
ドもしくはその塩、または第(30)項記載の細胞もし
くはその細胞膜画分を含有することを特徴とするガラニ
ンレセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリ
ーニング用キット、 (40)第(31)〜(36)項のいずれか一記載のス
クリーニング方法または第(37)〜(39)項のいず
れか一記載のスクリーニング用キットを用いて得られる
ガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニスト、 (41)第(32)または(35)項記載のスクリーニ
ング方法または第(38)項記載のスクリーニング用キ
ットを用いて得られるガラニンレセプターアゴニストま
たはアンタゴニスト、 (42)第(33)または(36)項記載のスクリーニ
ング方法または第(39)項記載のスクリーニング用キ
ットを用いて得られるガラニンレセプターアゴニストま
たはアンタゴニスト、
【0039】(43)第(40)項記載のガラニンレセ
プターアゴニストを含有することを特徴とする医薬組成
物、 (44)第(41)項記載のガラニンレセプターアゴニ
ストを含有することを特徴とする医薬組成物、 (45)第(42)項記載のガラニンレセプターアゴニ
ストを含有することを特徴とする医薬組成物、 (46)第(40)項記載のガラニンレセプターアンタ
ゴニストを含有することを特徴とする医薬組成物、 (47)第(41)項記載のガラニンレセプターアンタ
ゴニストを含有することを特徴とする医薬組成物、 (48)第(42)項記載のガラニンレセプターアンタ
ゴニストを含有することを特徴とする医薬組成物、 (49)アセチルコリン遊離抑制剤、インスリン分泌抑
制剤、成長ホルモン分泌刺激剤、学習行動抑制剤または
満腹感抑制剤であることを特徴とする第(43)項記載
の医薬組成物、 (50)アセチルコリン遊離促進剤、成長ホルモン分泌
抑制剤、インスリン分泌促進剤、学習行動促進剤または
満腹感促進剤であることを特徴とする第(46)項記載
の医薬組成物、 (51)第(1)項記載のガラニンレセプター蛋白質も
しくはその塩または第(14)項記載の部分ペプチドも
しくはその塩に対する抗体、 (52)第(11)項または第(12)項記載のマウス
由来ガラニンレセプター蛋白質もしくはその塩または第
(15)項記載の部分ペプチドもしくはその塩に対する
抗体、及び (53)第(13)項記載のヒト・ガラニンレセプター
蛋白質もしくはその塩、または第(16)項記載の部分
ペプチドもしくはその塩に対する抗体を提供する。
プターアゴニストを含有することを特徴とする医薬組成
物、 (44)第(41)項記載のガラニンレセプターアゴニ
ストを含有することを特徴とする医薬組成物、 (45)第(42)項記載のガラニンレセプターアゴニ
ストを含有することを特徴とする医薬組成物、 (46)第(40)項記載のガラニンレセプターアンタ
ゴニストを含有することを特徴とする医薬組成物、 (47)第(41)項記載のガラニンレセプターアンタ
ゴニストを含有することを特徴とする医薬組成物、 (48)第(42)項記載のガラニンレセプターアンタ
ゴニストを含有することを特徴とする医薬組成物、 (49)アセチルコリン遊離抑制剤、インスリン分泌抑
制剤、成長ホルモン分泌刺激剤、学習行動抑制剤または
満腹感抑制剤であることを特徴とする第(43)項記載
の医薬組成物、 (50)アセチルコリン遊離促進剤、成長ホルモン分泌
抑制剤、インスリン分泌促進剤、学習行動促進剤または
満腹感促進剤であることを特徴とする第(46)項記載
の医薬組成物、 (51)第(1)項記載のガラニンレセプター蛋白質も
しくはその塩または第(14)項記載の部分ペプチドも
しくはその塩に対する抗体、 (52)第(11)項または第(12)項記載のマウス
由来ガラニンレセプター蛋白質もしくはその塩または第
(15)項記載の部分ペプチドもしくはその塩に対する
抗体、及び (53)第(13)項記載のヒト・ガラニンレセプター
蛋白質もしくはその塩、または第(16)項記載の部分
ペプチドもしくはその塩に対する抗体を提供する。
【0040】より具体的には、 (54)標識したガラニンを第(1)項記載のガラニン
レセプター蛋白質もしくはその塩(例えば、第(11)
項記載のマウス由来ガラニンレセプター蛋白質もしくは
その塩など)または第(14)項記載のガラニンレセプ
ター蛋白質部分ペプチドもしくはその塩(例えば、第
(15)項記載のマウス由来ガラニンレセプター蛋白質
部分ペプチドもしくはその塩など)に接触させた場合
と、標識したガラニンおよび試験化合物を第(1)項記
載のガラニンレセプター蛋白質もしくはその塩(例え
ば、第(11)項記載のマウス由来ガラニンレセプター
蛋白質もしくはその塩など)または第(14)項記載の
ガラニンレセプター蛋白質部分ペプチドもしくはその塩
(例えば、第(15)項記載のマウス由来ガラニンレセ
プター蛋白質部分ペプチドもしくはその塩など)に接触
させた場合における、標識したガラニンの第(1)項記
載のガラニンレセプター蛋白質もしくはその塩(例え
ば、第(11)項記載のマウス由来ガラニンレセプター
蛋白質もしくはその塩など)または第(14)項記載の
ガラニンレセプター蛋白質部分ペプチドもしくはその塩
(例えば、第(15)項記載のマウス由来ガラニンレセ
プター蛋白質部分ペプチドもしくはその塩など)に対す
る結合量を測定し、比較することを特徴とするガラニン
レセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリー
ニング方法、
レセプター蛋白質もしくはその塩(例えば、第(11)
項記載のマウス由来ガラニンレセプター蛋白質もしくは
その塩など)または第(14)項記載のガラニンレセプ
ター蛋白質部分ペプチドもしくはその塩(例えば、第
(15)項記載のマウス由来ガラニンレセプター蛋白質
部分ペプチドもしくはその塩など)に接触させた場合
と、標識したガラニンおよび試験化合物を第(1)項記
載のガラニンレセプター蛋白質もしくはその塩(例え
ば、第(11)項記載のマウス由来ガラニンレセプター
蛋白質もしくはその塩など)または第(14)項記載の
ガラニンレセプター蛋白質部分ペプチドもしくはその塩
(例えば、第(15)項記載のマウス由来ガラニンレセ
プター蛋白質部分ペプチドもしくはその塩など)に接触
させた場合における、標識したガラニンの第(1)項記
載のガラニンレセプター蛋白質もしくはその塩(例え
ば、第(11)項記載のマウス由来ガラニンレセプター
蛋白質もしくはその塩など)または第(14)項記載の
ガラニンレセプター蛋白質部分ペプチドもしくはその塩
(例えば、第(15)項記載のマウス由来ガラニンレセ
プター蛋白質部分ペプチドもしくはその塩など)に対す
る結合量を測定し、比較することを特徴とするガラニン
レセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリー
ニング方法、
【0041】(55)標識したガラニンを第(1)項記
載のガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞(例え
ば、第(11)項記載のマウス由来ガラニンレセプター
蛋白質などを含有する細胞〔ただし、マウス由来MIN
6細胞(FERM BP−4954)を除く〕など)に
接触させた場合と、標識したガラニンおよび試験化合物
を第(1)項記載のガラニンレセプター蛋白質を含有す
る細胞(例えば、第(11)項記載のマウス由来ガラニ
ンレセプター蛋白質などを含有する細胞〔ただし、マウ
ス由来MIN6細胞(FERM BP−4954)を除
く〕など)に接触させた場合における、標識したガラニ
ンの該細胞に対する結合量を測定し、比較することを特
徴とするガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴ
ニストのスクリーニング方法、
載のガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞(例え
ば、第(11)項記載のマウス由来ガラニンレセプター
蛋白質などを含有する細胞〔ただし、マウス由来MIN
6細胞(FERM BP−4954)を除く〕など)に
接触させた場合と、標識したガラニンおよび試験化合物
を第(1)項記載のガラニンレセプター蛋白質を含有す
る細胞(例えば、第(11)項記載のマウス由来ガラニ
ンレセプター蛋白質などを含有する細胞〔ただし、マウ
ス由来MIN6細胞(FERM BP−4954)を除
く〕など)に接触させた場合における、標識したガラニ
ンの該細胞に対する結合量を測定し、比較することを特
徴とするガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴ
ニストのスクリーニング方法、
【0042】(56)標識したガラニンを第(1)項記
載のガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞(例え
ば、第(11)項記載のマウス由来ガラニンレセプター
蛋白質などを含有する細胞〔ただし、マウス由来MIN
6細胞(FERM BP−4954)を除く〕など)の
細胞膜画分に接触させた場合と、標識したガラニンおよ
び試験化合物を第(1)項記載のガラニンレセプター蛋
白質を含有する細胞(例えば、第(11)項記載のマウ
ス由来ガラニンレセプター蛋白質などを含有する細胞
〔ただし、マウス由来MIN6細胞(FERM BP−
4954)を除く〕など)の細胞膜画分に接触させた場
合における、標識したガラニンの該細胞の膜画分に対す
る結合量を測定し、比較することを特徴とするガラニン
レセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリー
ニング方法、
載のガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞(例え
ば、第(11)項記載のマウス由来ガラニンレセプター
蛋白質などを含有する細胞〔ただし、マウス由来MIN
6細胞(FERM BP−4954)を除く〕など)の
細胞膜画分に接触させた場合と、標識したガラニンおよ
び試験化合物を第(1)項記載のガラニンレセプター蛋
白質を含有する細胞(例えば、第(11)項記載のマウ
ス由来ガラニンレセプター蛋白質などを含有する細胞
〔ただし、マウス由来MIN6細胞(FERM BP−
4954)を除く〕など)の細胞膜画分に接触させた場
合における、標識したガラニンの該細胞の膜画分に対す
る結合量を測定し、比較することを特徴とするガラニン
レセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリー
ニング方法、
【0043】(57)標識したガラニンを第(5)項記
載の形質転換体(例えば、第(24)項記載の形質転換
体など)を培養することによって該形質転換体の細胞膜
に発現したガラニンレセプター蛋白質(例えば、マウス
由来ガラニンレセプター蛋白質など)に接触させた場合
と、標識したガラニンおよび試験化合物を第(5)項記
載の形質転換体(例えば、第(24)項記載の形質転換
体など)を培養することによって該形質転換体の細胞膜
に発現したガラニンレセプター蛋白質(例えば、マウス
由来ガラニンレセプター蛋白質など)に接触させた場合
における、標識したガラニンの該マウス由来ガラニンレ
セプター蛋白質に対する結合量を測定し、比較すること
を特徴とするガラニンレセプターアゴニストまたはアン
タゴニストのスクリーニング方法、
載の形質転換体(例えば、第(24)項記載の形質転換
体など)を培養することによって該形質転換体の細胞膜
に発現したガラニンレセプター蛋白質(例えば、マウス
由来ガラニンレセプター蛋白質など)に接触させた場合
と、標識したガラニンおよび試験化合物を第(5)項記
載の形質転換体(例えば、第(24)項記載の形質転換
体など)を培養することによって該形質転換体の細胞膜
に発現したガラニンレセプター蛋白質(例えば、マウス
由来ガラニンレセプター蛋白質など)に接触させた場合
における、標識したガラニンの該マウス由来ガラニンレ
セプター蛋白質に対する結合量を測定し、比較すること
を特徴とするガラニンレセプターアゴニストまたはアン
タゴニストのスクリーニング方法、
【0044】(58)ガラニンを第(1)項記載のガラ
ニンレセプター蛋白質を含有する細胞(例えば、第(1
1)項記載のマウス由来ガラニンレセプター蛋白質など
を含有する細胞〔ただし、マウス由来MIN6細胞(F
ERM BP−4954)を除く〕など)に接触させた
場合と、ガラニンおよび試験化合物を第(1)項記載の
ガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞(例えば、第
(11)項記載のマウス由来ガラニンレセプター蛋白質
などを含有する細胞〔ただし、マウス由来MIN6細胞
(FERM BP−4954)を除く〕など)に接触さ
せた場合における、マウス由来ガラニンレセプター蛋白
質を介した細胞刺激活性を測定し、比較することを特徴
とするガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニ
ストのスクリーニング方法、
ニンレセプター蛋白質を含有する細胞(例えば、第(1
1)項記載のマウス由来ガラニンレセプター蛋白質など
を含有する細胞〔ただし、マウス由来MIN6細胞(F
ERM BP−4954)を除く〕など)に接触させた
場合と、ガラニンおよび試験化合物を第(1)項記載の
ガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞(例えば、第
(11)項記載のマウス由来ガラニンレセプター蛋白質
などを含有する細胞〔ただし、マウス由来MIN6細胞
(FERM BP−4954)を除く〕など)に接触さ
せた場合における、マウス由来ガラニンレセプター蛋白
質を介した細胞刺激活性を測定し、比較することを特徴
とするガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニ
ストのスクリーニング方法、
【0045】(59)ガラニンを第(5)項記載の形質
転換体(例えば、第(24)項記載の形質転換体など)
を培養することによって該形質転換体の細胞膜に発現し
たガラニンレセプター蛋白質(例えば、マウス由来ガラ
ニンレセプター蛋白質など)に接触させた場合と、ガラ
ニンおよび試験化合物を第(5)項記載の形質転換体
(例えば、第(24)項記載の形質転換体など)を培養
することによって該形質転換体の細胞膜に発現したガラ
ニンレセプター蛋白質(例えば、マウス由来ガラニンレ
セプター蛋白質など)に接触させた場合における、ガラ
ニンレセプター蛋白質(例えば、マウス由来ガラニンレ
セプター蛋白質など)を介する細胞刺激活性を測定し、
比較することを特徴とするガラニンレセプターアゴニス
トまたはアンタゴニストのスクリーニング方法、
転換体(例えば、第(24)項記載の形質転換体など)
を培養することによって該形質転換体の細胞膜に発現し
たガラニンレセプター蛋白質(例えば、マウス由来ガラ
ニンレセプター蛋白質など)に接触させた場合と、ガラ
ニンおよび試験化合物を第(5)項記載の形質転換体
(例えば、第(24)項記載の形質転換体など)を培養
することによって該形質転換体の細胞膜に発現したガラ
ニンレセプター蛋白質(例えば、マウス由来ガラニンレ
セプター蛋白質など)に接触させた場合における、ガラ
ニンレセプター蛋白質(例えば、マウス由来ガラニンレ
セプター蛋白質など)を介する細胞刺激活性を測定し、
比較することを特徴とするガラニンレセプターアゴニス
トまたはアンタゴニストのスクリーニング方法、
【0046】(60)細胞刺激活性が、アラキドン酸遊
離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+遊離、細胞内c
AMP生成、細胞内cGMP生成、イノシトールリン酸
産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリン酸化、c−
fosの活性化、pHの低下、インスリン分泌などを促
進する活性または抑制する活性(特に、細胞内cAMP
生成またはインスリン分泌を促進する活性または抑制す
る活性など)である第(58)項または第(59)項記
載のスクリーニング方法、 (61)第(31)項、第(34)項(例えば、第(3
2)項、第(35)項など)、および第(54)項〜第
(60)項のいずれか一記載のスクリーニング方法で得
られるガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニ
スト、
離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+遊離、細胞内c
AMP生成、細胞内cGMP生成、イノシトールリン酸
産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリン酸化、c−
fosの活性化、pHの低下、インスリン分泌などを促
進する活性または抑制する活性(特に、細胞内cAMP
生成またはインスリン分泌を促進する活性または抑制す
る活性など)である第(58)項または第(59)項記
載のスクリーニング方法、 (61)第(31)項、第(34)項(例えば、第(3
2)項、第(35)項など)、および第(54)項〜第
(60)項のいずれか一記載のスクリーニング方法で得
られるガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニ
スト、
【0047】(62)第(61)項記載のガラニンレセ
プターアゴニストを含有することを特徴とするアセチル
コリン遊離抑制剤、インスリン分泌抑制剤、学習行動抑
制剤または満腹感抑制剤、 (63)第(61)項記載のガラニンレセプターアンタ
ゴニストを含有することを特徴とするアセチルコリン遊
離促進剤、インスリン分泌促進剤、学習行動促進剤また
は満腹感促進剤、 (64)第(40)項(例えば、第(41)項など)、
または第(61)項記載のガラニンレセプターアンタゴ
ニストを含有することを特徴とする向知能剤、肥満治療
剤または糖尿病治療剤、 (65)第(1)項記載のガラニンレセプター蛋白質を
含有する細胞(例えば、第(11)項記載のマウス由来
ガラニンレセプター蛋白質などを含有する細胞)を含有
することを特徴とする第(37)項(例えば、第(3
8)項など)記載のスクリーニング用キット、
プターアゴニストを含有することを特徴とするアセチル
コリン遊離抑制剤、インスリン分泌抑制剤、学習行動抑
制剤または満腹感抑制剤、 (63)第(61)項記載のガラニンレセプターアンタ
ゴニストを含有することを特徴とするアセチルコリン遊
離促進剤、インスリン分泌促進剤、学習行動促進剤また
は満腹感促進剤、 (64)第(40)項(例えば、第(41)項など)、
または第(61)項記載のガラニンレセプターアンタゴ
ニストを含有することを特徴とする向知能剤、肥満治療
剤または糖尿病治療剤、 (65)第(1)項記載のガラニンレセプター蛋白質を
含有する細胞(例えば、第(11)項記載のマウス由来
ガラニンレセプター蛋白質などを含有する細胞)を含有
することを特徴とする第(37)項(例えば、第(3
8)項など)記載のスクリーニング用キット、
【0048】(66)第(1)項記載のガラニンレセプ
ター蛋白質を含有する細胞(例えば、第(11)項記載
のマウス由来ガラニンレセプター蛋白質などを含有する
細胞)の膜画分を含有することを特徴とする第(37)
項(例えば、第(38)項など)記載のスクリーニング
用キット、 (67)第(37)項(例えば、第(38)項など)、
第(65)項、または第(66)項記載のスクリーニン
グ用キットを用いて得られるガラニンレセプターアゴニ
ストまたはアンタゴニスト、 (68)第(67)項記載のガラニンレセプターアゴニ
ストを含有することを特徴とするアセチルコリン遊離抑
制剤、インスリン分泌抑制剤、学習行動抑制剤または満
腹感抑制剤、
ター蛋白質を含有する細胞(例えば、第(11)項記載
のマウス由来ガラニンレセプター蛋白質などを含有する
細胞)の膜画分を含有することを特徴とする第(37)
項(例えば、第(38)項など)記載のスクリーニング
用キット、 (67)第(37)項(例えば、第(38)項など)、
第(65)項、または第(66)項記載のスクリーニン
グ用キットを用いて得られるガラニンレセプターアゴニ
ストまたはアンタゴニスト、 (68)第(67)項記載のガラニンレセプターアゴニ
ストを含有することを特徴とするアセチルコリン遊離抑
制剤、インスリン分泌抑制剤、学習行動抑制剤または満
腹感抑制剤、
【0049】(69)第(67)項記載のガラニンレセ
プターアンタゴニストを含有することを特徴とするアセ
チルコリン遊離促進剤、インスリン分泌促進剤、学習行
動促進剤または満腹感促進剤、 (70)第(40)項(例えば、第(41)項など)、
または第(69)項記載のガラニンレセプターアンタゴ
ニストを含有することを特徴とする向知能剤、肥満治療
剤または糖尿病治療剤、および (71)第(51)項記載の抗体(例えば、第(52)
項記載の抗体など)と、第(1)項記載のガラニンレセ
プター蛋白質もしくはその塩(例えば、第(11)項記
載のマウス由来ガラニンレセプター蛋白質もしくはその
塩など)または第(14)項記載のガラニンレセプター
蛋白質部分ペプチドもしくはその塩(例えば、第(1
5)項記載のマウス由来ガラニンレセプター蛋白質部分
ペプチドもしくはその塩など)とを接触させることを特
徴とする第(1)項記載のガラニンレセプター蛋白質も
しくはその塩(例えば、第(11)項記載のマウス由来
ガラニンレセプター蛋白質もしくはその塩など)または
第(14)項記載のガラニンレセプター蛋白質部分ペプ
チドもしくはその塩(例えば、第(15)項記載のマウ
ス由来ガラニンレセプター蛋白質部分ペプチドもしくは
その塩など)の定量方法を提供する。
プターアンタゴニストを含有することを特徴とするアセ
チルコリン遊離促進剤、インスリン分泌促進剤、学習行
動促進剤または満腹感促進剤、 (70)第(40)項(例えば、第(41)項など)、
または第(69)項記載のガラニンレセプターアンタゴ
ニストを含有することを特徴とする向知能剤、肥満治療
剤または糖尿病治療剤、および (71)第(51)項記載の抗体(例えば、第(52)
項記載の抗体など)と、第(1)項記載のガラニンレセ
プター蛋白質もしくはその塩(例えば、第(11)項記
載のマウス由来ガラニンレセプター蛋白質もしくはその
塩など)または第(14)項記載のガラニンレセプター
蛋白質部分ペプチドもしくはその塩(例えば、第(1
5)項記載のマウス由来ガラニンレセプター蛋白質部分
ペプチドもしくはその塩など)とを接触させることを特
徴とする第(1)項記載のガラニンレセプター蛋白質も
しくはその塩(例えば、第(11)項記載のマウス由来
ガラニンレセプター蛋白質もしくはその塩など)または
第(14)項記載のガラニンレセプター蛋白質部分ペプ
チドもしくはその塩(例えば、第(15)項記載のマウ
ス由来ガラニンレセプター蛋白質部分ペプチドもしくは
その塩など)の定量方法を提供する。
【0050】さらに、本発明は、 (72)マウス由来MIN6細胞(FERM BP−4
954)またはその細胞膜画分にガラニンを接触させた
場合における、マウス由来MIN6細胞の生物活性を測
定することを特徴とするガラニンの生理活性の測定方
法、 (73)(i)マウス由来MIN6細胞(FERM B
P−4954)またはその細胞膜画分に、ガラニンを接
触させた場合と(ii)マウス由来MIN6細胞(FER
M BP−4954)またはその細胞膜画分に、ガラニ
ンおよび試験化合物を接触させた場合との比較を行なう
ことを特徴とするガラニンレセプターアゴニストまたは
アンタゴニストのスクリーニング方法、 (74)マウス由来MIN6細胞(FERM BP−4
954)またはその細胞膜画分を含有することを特徴と
するガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニス
トのスクリーニング用キット、 (75)第(73)項記載のスクリーニング方法または
第(74)項記載のスクリーニング用キットを用いて得
られるガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニ
スト、
954)またはその細胞膜画分にガラニンを接触させた
場合における、マウス由来MIN6細胞の生物活性を測
定することを特徴とするガラニンの生理活性の測定方
法、 (73)(i)マウス由来MIN6細胞(FERM B
P−4954)またはその細胞膜画分に、ガラニンを接
触させた場合と(ii)マウス由来MIN6細胞(FER
M BP−4954)またはその細胞膜画分に、ガラニ
ンおよび試験化合物を接触させた場合との比較を行なう
ことを特徴とするガラニンレセプターアゴニストまたは
アンタゴニストのスクリーニング方法、 (74)マウス由来MIN6細胞(FERM BP−4
954)またはその細胞膜画分を含有することを特徴と
するガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニス
トのスクリーニング用キット、 (75)第(73)項記載のスクリーニング方法または
第(74)項記載のスクリーニング用キットを用いて得
られるガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニ
スト、
【0051】(76)第(75)項記載のガラニンレセ
プターアゴニストを含有することを特徴とするアセチル
コリン遊離抑制剤、インスリン分泌抑制剤、学習行動抑
制剤または満腹感抑制剤、 (77)第(75)項記載のガラニンレセプターアンタ
ゴニストを含有することを特徴とするアセチルコリン遊
離促進剤、インスリン分泌促進剤、学習行動促進剤また
は満腹感促進剤、 (78)標識したガラニンをマウス由来MIN6細胞
(FERM BP−4954)に接触させた場合と、標
識したガラニンおよび試験化合物をマウス由来MIN6
細胞(FERM BP−4954)に接触させた場合に
おける、標識したガラニンの該マウス由来MIN6細胞
に対する結合量を測定し、比較することを特徴とするガ
ラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニストのス
クリーニング方法、 (79)標識したガラニンをマウス由来MIN6細胞
(FERM BP−4954)の細胞膜画分に接触させ
た場合と、標識したガラニンおよび試験化合物をマウス
由来MIN6細胞(FERM BP−4954)の細胞
膜画分に接触させた場合における、標識したガラニンの
該マウス由来MIN6細胞の膜画分に対する結合量を測
定し、比較することを特徴とするガラニンレセプターア
ゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング方法、 (80)ガラニンをマウス由来MIN6細胞(FERM
BP−4954)に接触させた場合と、ガラニンおよ
び試験化合物をマウス由来MIN6細胞(FERM B
P−4954)に接触させた場合における、マウス由来
ガラニンレセプター蛋白質を介した細胞刺激活性(特
に、MIN6細胞からのインスリン分泌活性またはMI
N6細胞内cAMP生成を抑制する活性または促進する
活性など)を測定し、比較することを特徴とするガラニ
ンレセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリ
ーニング方法、
プターアゴニストを含有することを特徴とするアセチル
コリン遊離抑制剤、インスリン分泌抑制剤、学習行動抑
制剤または満腹感抑制剤、 (77)第(75)項記載のガラニンレセプターアンタ
ゴニストを含有することを特徴とするアセチルコリン遊
離促進剤、インスリン分泌促進剤、学習行動促進剤また
は満腹感促進剤、 (78)標識したガラニンをマウス由来MIN6細胞
(FERM BP−4954)に接触させた場合と、標
識したガラニンおよび試験化合物をマウス由来MIN6
細胞(FERM BP−4954)に接触させた場合に
おける、標識したガラニンの該マウス由来MIN6細胞
に対する結合量を測定し、比較することを特徴とするガ
ラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニストのス
クリーニング方法、 (79)標識したガラニンをマウス由来MIN6細胞
(FERM BP−4954)の細胞膜画分に接触させ
た場合と、標識したガラニンおよび試験化合物をマウス
由来MIN6細胞(FERM BP−4954)の細胞
膜画分に接触させた場合における、標識したガラニンの
該マウス由来MIN6細胞の膜画分に対する結合量を測
定し、比較することを特徴とするガラニンレセプターア
ゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング方法、 (80)ガラニンをマウス由来MIN6細胞(FERM
BP−4954)に接触させた場合と、ガラニンおよ
び試験化合物をマウス由来MIN6細胞(FERM B
P−4954)に接触させた場合における、マウス由来
ガラニンレセプター蛋白質を介した細胞刺激活性(特
に、MIN6細胞からのインスリン分泌活性またはMI
N6細胞内cAMP生成を抑制する活性または促進する
活性など)を測定し、比較することを特徴とするガラニ
ンレセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリ
ーニング方法、
【0052】(81)細胞刺激活性が、アラキドン酸遊
離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+遊離、細胞内c
AMP生成、細胞内cGMP生成、イノシトールリン酸
産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリン酸化、c−
fosの活性化、pHの低下、インスリン分泌などを促
進する活性または抑制する活性(特に、細胞内cAMP
生成またはインスリン分泌を促進する活性または抑制す
る活性など)である第(80)項記載のスクリーニング
方法、 (82)第(73)項および第(78)項〜第(81)
項のいずれか一記載のスクリーニング方法を用いて得ら
れるガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニス
ト、 (83)第(75)項または第(82)項記載のガラニ
ンレセプターアゴニストを含有することを特徴とするア
セチルコリン遊離抑制剤、インスリン分泌抑制剤、学習
行動抑制剤または満腹感抑制剤、 (84)第(75)項または第(82)項記載のガラニ
ンレセプターアンタゴニストを含有することを特徴とす
るアセチルコリン遊離促進剤、インスリン分泌促進剤、
学習行動促進剤または満腹感促進剤、 (85)第(75)項または第(82)項記載のガラニ
ンレセプターアンタゴニストを含有することを特徴とす
る向知能剤、肥満治療剤または糖尿病治療剤を提供す
る。
離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+遊離、細胞内c
AMP生成、細胞内cGMP生成、イノシトールリン酸
産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリン酸化、c−
fosの活性化、pHの低下、インスリン分泌などを促
進する活性または抑制する活性(特に、細胞内cAMP
生成またはインスリン分泌を促進する活性または抑制す
る活性など)である第(80)項記載のスクリーニング
方法、 (82)第(73)項および第(78)項〜第(81)
項のいずれか一記載のスクリーニング方法を用いて得ら
れるガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニス
ト、 (83)第(75)項または第(82)項記載のガラニ
ンレセプターアゴニストを含有することを特徴とするア
セチルコリン遊離抑制剤、インスリン分泌抑制剤、学習
行動抑制剤または満腹感抑制剤、 (84)第(75)項または第(82)項記載のガラニ
ンレセプターアンタゴニストを含有することを特徴とす
るアセチルコリン遊離促進剤、インスリン分泌促進剤、
学習行動促進剤または満腹感促進剤、 (85)第(75)項または第(82)項記載のガラニ
ンレセプターアンタゴニストを含有することを特徴とす
る向知能剤、肥満治療剤または糖尿病治療剤を提供す
る。
【0053】より具体的には、本発明は、 (86)部分ペプチドが、第(13)項記載のヒト・ガ
ラニンレセプター蛋白質分子のうち細胞膜の外に露出し
ている部分ペプチドである第(16)項記載の部分ペプ
チド、 (87)ベクターがpTS863で標示されるヒト・ガ
ラニンレセプター蛋白質の発現ベクターである第(2
3)項記載のベクター、 (88)形質転換体がCHO細胞である第(25)項記
載の形質転換体、 (89)CHO細胞がCHO/pTS863−5または
CHO/pTS863−7で標示されるCHO細胞であ
る第(88)項記載のCHO細胞、 (90)細胞がCHO/pTS863−5またはCHO
/pTS863−7で標示されるCHO細胞である第
(30)項記載の細胞またはその細胞膜画分、 (91)(i)第(13)項記載のヒト・ガラニンレセ
プター蛋白質もしくはその塩、または第(16)項記載
の部分ペプチドもしくはその塩に、ガラニンを接触させ
た場合と、(ii)第(13)項記載のヒト・ガラニンレ
セプター蛋白質もしくはその塩、または第(16)項記
載の部分ペプチドもしくはその塩に、ガラニンおよび試
験化合物を接触させた場合との比較を行なうことを特徴
とする第(33)項記載のガラニンレセプターアゴニス
トまたはアンタゴニストのスクリーニング方法、
ラニンレセプター蛋白質分子のうち細胞膜の外に露出し
ている部分ペプチドである第(16)項記載の部分ペプ
チド、 (87)ベクターがpTS863で標示されるヒト・ガ
ラニンレセプター蛋白質の発現ベクターである第(2
3)項記載のベクター、 (88)形質転換体がCHO細胞である第(25)項記
載の形質転換体、 (89)CHO細胞がCHO/pTS863−5または
CHO/pTS863−7で標示されるCHO細胞であ
る第(88)項記載のCHO細胞、 (90)細胞がCHO/pTS863−5またはCHO
/pTS863−7で標示されるCHO細胞である第
(30)項記載の細胞またはその細胞膜画分、 (91)(i)第(13)項記載のヒト・ガラニンレセ
プター蛋白質もしくはその塩、または第(16)項記載
の部分ペプチドもしくはその塩に、ガラニンを接触させ
た場合と、(ii)第(13)項記載のヒト・ガラニンレ
セプター蛋白質もしくはその塩、または第(16)項記
載の部分ペプチドもしくはその塩に、ガラニンおよび試
験化合物を接触させた場合との比較を行なうことを特徴
とする第(33)項記載のガラニンレセプターアゴニス
トまたはアンタゴニストのスクリーニング方法、
【0054】(92)(i)標識したガラニンを第(1
3)項記載のヒト・ガラニンレセプター蛋白質もしくは
その塩、または第(16)項記載の部分ペプチドもしく
はその塩に接触させた場合と、(ii)標識したガラニン
および試験化合物を第(13)項記載のヒト・ガラニン
レセプター蛋白質もしくはその塩、または第(16)項
記載の部分ペプチドもしくはその塩に接触させた場合に
おける、標識したガラニンの該ヒト・ガラニンレセプタ
ー蛋白質、その部分ペプチドまたはそれらの塩に対する
結合量を測定し、比較することを特徴とする第(33)
項記載のガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴ
ニストのスクリーニング方法、 (93)(i)標識したガラニンを、第(30)項記載
の細胞またはその細胞膜画分に接触させた場合と、(i
i)標識したガラニンおよび試験化合物を第(30)項
記載の細胞またはその細胞膜画分に接触させた場合との
比較を行なうことを特徴とする第(33)項記載のガラ
ニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスク
リーニング方法、 (94)(i)標識したガラニンを、第(30)項記載
の細胞またはその細胞膜画分に接触させた場合と、(i
i)標識したガラニンおよび試験化合物を第(30)項
記載の細胞またはその細胞膜画分に接触させた場合にお
ける、標識したガラニンの該細胞またはその細胞膜画分
に対する結合量を測定し、比較することを特徴とする第
(33)項記載のガラニンレセプターアゴニストまたは
アンタゴニストのスクリーニング方法、
3)項記載のヒト・ガラニンレセプター蛋白質もしくは
その塩、または第(16)項記載の部分ペプチドもしく
はその塩に接触させた場合と、(ii)標識したガラニン
および試験化合物を第(13)項記載のヒト・ガラニン
レセプター蛋白質もしくはその塩、または第(16)項
記載の部分ペプチドもしくはその塩に接触させた場合に
おける、標識したガラニンの該ヒト・ガラニンレセプタ
ー蛋白質、その部分ペプチドまたはそれらの塩に対する
結合量を測定し、比較することを特徴とする第(33)
項記載のガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴ
ニストのスクリーニング方法、 (93)(i)標識したガラニンを、第(30)項記載
の細胞またはその細胞膜画分に接触させた場合と、(i
i)標識したガラニンおよび試験化合物を第(30)項
記載の細胞またはその細胞膜画分に接触させた場合との
比較を行なうことを特徴とする第(33)項記載のガラ
ニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスク
リーニング方法、 (94)(i)標識したガラニンを、第(30)項記載
の細胞またはその細胞膜画分に接触させた場合と、(i
i)標識したガラニンおよび試験化合物を第(30)項
記載の細胞またはその細胞膜画分に接触させた場合にお
ける、標識したガラニンの該細胞またはその細胞膜画分
に対する結合量を測定し、比較することを特徴とする第
(33)項記載のガラニンレセプターアゴニストまたは
アンタゴニストのスクリーニング方法、
【0055】(95)(i)ガラニンを、第(30)項
記載の細胞またはその細胞膜画分に接触させた場合と、
(ii)ガラニンおよび試験化合物を第(30)項記載の
細胞またはその細胞膜画分に接触させた場合における、
組換え型ヒト・ガラニンレセプターを介した細胞刺激活
性(例えば、K+ チャンネルの開放、N型Ca+ チャン
ネルの閉鎖、アラキドン酸遊離、アセチルコリン遊離、
細胞内Ca2+濃度の変動、細胞内cAMP生成の抑制、
イノシトールリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白
質のリン酸化、c−fosの活性化、pHの低下、細胞
遊走活性、ホルモンの分泌、G蛋白質の活性化、細胞増
殖などを促進する活性または抑制する活性など)を測定
し、比較することを特徴とする第(33)項記載のガラ
ニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスク
リーニング方法、 (96)医薬組成物がアセチルコリン遊離抑制剤、イン
スリン分泌抑制剤、成長ホルモン分泌刺激剤、学習行動
抑制剤または満腹感抑制剤である第(45)項記載の医
薬組成物、 (97)医薬組成物が分裂病もしくは胃潰瘍の予防・治
療剤または鎮痛剤である第(45)項記載の医薬組成
物、 (98)医薬組成物がアセチルコリン遊離促進剤、成長
ホルモン分泌抑制剤、インスリン分泌促進剤、学習行動
促進剤または満腹感促進剤である第(48)項記載の医
薬組成物、 (99)医薬組成物が糖尿病、アルツハイマー病または
痴呆症の予防・治療剤である第(48)項記載の医薬組
成物、 (100)第(18)項記載のDNAを含有することを
特徴とするガラニンレセプター蛋白質欠損症の予防・治
療剤、および (101)ガラニンレセプター蛋白質欠損症が糖尿病、
アルツハイマー病または痴呆症である第(100)項記
載の予防・治療剤を提供する。
記載の細胞またはその細胞膜画分に接触させた場合と、
(ii)ガラニンおよび試験化合物を第(30)項記載の
細胞またはその細胞膜画分に接触させた場合における、
組換え型ヒト・ガラニンレセプターを介した細胞刺激活
性(例えば、K+ チャンネルの開放、N型Ca+ チャン
ネルの閉鎖、アラキドン酸遊離、アセチルコリン遊離、
細胞内Ca2+濃度の変動、細胞内cAMP生成の抑制、
イノシトールリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白
質のリン酸化、c−fosの活性化、pHの低下、細胞
遊走活性、ホルモンの分泌、G蛋白質の活性化、細胞増
殖などを促進する活性または抑制する活性など)を測定
し、比較することを特徴とする第(33)項記載のガラ
ニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスク
リーニング方法、 (96)医薬組成物がアセチルコリン遊離抑制剤、イン
スリン分泌抑制剤、成長ホルモン分泌刺激剤、学習行動
抑制剤または満腹感抑制剤である第(45)項記載の医
薬組成物、 (97)医薬組成物が分裂病もしくは胃潰瘍の予防・治
療剤または鎮痛剤である第(45)項記載の医薬組成
物、 (98)医薬組成物がアセチルコリン遊離促進剤、成長
ホルモン分泌抑制剤、インスリン分泌促進剤、学習行動
促進剤または満腹感促進剤である第(48)項記載の医
薬組成物、 (99)医薬組成物が糖尿病、アルツハイマー病または
痴呆症の予防・治療剤である第(48)項記載の医薬組
成物、 (100)第(18)項記載のDNAを含有することを
特徴とするガラニンレセプター蛋白質欠損症の予防・治
療剤、および (101)ガラニンレセプター蛋白質欠損症が糖尿病、
アルツハイマー病または痴呆症である第(100)項記
載の予防・治療剤を提供する。
【0056】本明細書において、「実質的に同一」とは
蛋白質の活性、例えば、リガンドの結合活性、生理的な
特性などが、実質的に同じであることを意味する。アミ
ノ酸の置換、欠失あるいは挿入はしばしばポリペプチド
の生理的な特性や化学的な特性に大きな変化を生ぜしめ
ないし、こうした場合その置換、欠失あるいは挿入を施
されたポリペプチドは、そうした置換、欠失あるいは挿
入のされていないものと実質的に同一であるとされるで
あろう。該アミノ酸配列中のアミノ酸の実質的に同一な
置換物としては、そのアミノ酸が属するところのクラス
のうちの他のアミノ酸類から選ぶことができうる。非極
性(疎水性)アミノ酸としては、アラニン、ロイシン、
イソロイシン、バリン、プロリン、フェニルアラニン、
トリプトファン、メチオニンなどが挙げられる。極性
(中性)アミノ酸としては、グリシン、セリン、スレオ
ニン、システイン、チロシン、アスパラギン、グルタミ
ンなどが挙げられる。陽電荷をもつ(塩基性)アミノ酸
としては、アルギニン、リジン、ヒスチジンなどが挙げ
られる。負電荷をもつ(酸性)アミノ酸としては、アス
パラギン酸、グルタミン酸などが挙げられる。
蛋白質の活性、例えば、リガンドの結合活性、生理的な
特性などが、実質的に同じであることを意味する。アミ
ノ酸の置換、欠失あるいは挿入はしばしばポリペプチド
の生理的な特性や化学的な特性に大きな変化を生ぜしめ
ないし、こうした場合その置換、欠失あるいは挿入を施
されたポリペプチドは、そうした置換、欠失あるいは挿
入のされていないものと実質的に同一であるとされるで
あろう。該アミノ酸配列中のアミノ酸の実質的に同一な
置換物としては、そのアミノ酸が属するところのクラス
のうちの他のアミノ酸類から選ぶことができうる。非極
性(疎水性)アミノ酸としては、アラニン、ロイシン、
イソロイシン、バリン、プロリン、フェニルアラニン、
トリプトファン、メチオニンなどが挙げられる。極性
(中性)アミノ酸としては、グリシン、セリン、スレオ
ニン、システイン、チロシン、アスパラギン、グルタミ
ンなどが挙げられる。陽電荷をもつ(塩基性)アミノ酸
としては、アルギニン、リジン、ヒスチジンなどが挙げ
られる。負電荷をもつ(酸性)アミノ酸としては、アス
パラギン酸、グルタミン酸などが挙げられる。
【0057】本発明のガラニンレセプター蛋白質として
は、温血動物(例えば、モルモット、ラット、マウス、
ブタ、ヒツジ、ウシ、ウマ、サル、ヒト、ウサギ、ネ
コ、イヌなど)のあらゆる組織(例えば、扁桃核、下垂
体、膵臓、脳(全脳、中脳黒質など)、腎臓、肝臓、生
殖腺、甲状腺、胆のう、骨髄、副腎、皮膚、筋肉、肺、
消化管、胃、血管、心臓、胸腺、脾臓、白血球など)ま
たは細胞などに由来するガラニンレセプター蛋白質であ
って、配列番号:1で表わされるアミノ酸配列と実質的
に同一のアミノ酸配列を含有するものであれば如何なる
ものであってもよい。すなわち、本発明のガラニンレセ
プター蛋白質としては、配列番号:1で表わされるアミ
ノ酸配列を含有する蛋白質の他に、配列番号:1で表わ
されるアミノ酸配列と約90〜99. 9%の相同性を有
するアミノ酸配列を含有し、配列番号:1で表わされる
アミノ酸配列を含有する蛋白質と実質的に同質の活性を
有する蛋白質などが挙げられる。実質的に同質の活性と
しては、例えばガラニン結合活性、シグナル情報伝達な
どが挙げられる。実質的に同質とは、ガラニン結合活性
などが性質的に同質であることを示す。したがって、ガ
ラニン結合活性の強さなどの強弱、レセプター蛋白質の
分子量などの量的要素は異なっていてもよい。
は、温血動物(例えば、モルモット、ラット、マウス、
ブタ、ヒツジ、ウシ、ウマ、サル、ヒト、ウサギ、ネ
コ、イヌなど)のあらゆる組織(例えば、扁桃核、下垂
体、膵臓、脳(全脳、中脳黒質など)、腎臓、肝臓、生
殖腺、甲状腺、胆のう、骨髄、副腎、皮膚、筋肉、肺、
消化管、胃、血管、心臓、胸腺、脾臓、白血球など)ま
たは細胞などに由来するガラニンレセプター蛋白質であ
って、配列番号:1で表わされるアミノ酸配列と実質的
に同一のアミノ酸配列を含有するものであれば如何なる
ものであってもよい。すなわち、本発明のガラニンレセ
プター蛋白質としては、配列番号:1で表わされるアミ
ノ酸配列を含有する蛋白質の他に、配列番号:1で表わ
されるアミノ酸配列と約90〜99. 9%の相同性を有
するアミノ酸配列を含有し、配列番号:1で表わされる
アミノ酸配列を含有する蛋白質と実質的に同質の活性を
有する蛋白質などが挙げられる。実質的に同質の活性と
しては、例えばガラニン結合活性、シグナル情報伝達な
どが挙げられる。実質的に同質とは、ガラニン結合活性
などが性質的に同質であることを示す。したがって、ガ
ラニン結合活性の強さなどの強弱、レセプター蛋白質の
分子量などの量的要素は異なっていてもよい。
【0058】一つの具体的態様の中で、本発明のマウス
由来ガラニンレセプター蛋白質としては、マウスのあら
ゆる組織(例えば、扁桃核、下垂体、膵臓、脳、腎臓、
肝臓、生殖腺、甲状腺、胆のう、骨髄、肺、消化管、血
管、心臓、胸腺、脾臓、白血球など)または細胞などに
由来するガラニンレセプター蛋白質であって、配列番
号:1で表わされるアミノ酸配列と実質的に同一のアミ
ノ酸配列を含有するものであれば如何なるものであって
もよい。すなわち、本発明のマウス由来ガラニンレセプ
ター蛋白質としては、配列番号:1で表わされるアミノ
酸配列を含有する蛋白質の他に、配列番号:1で表わさ
れるアミノ酸配列と約90〜99. 9%の相同性を有す
るアミノ酸配列を含有し、配列番号:1で表わされるア
ミノ酸配列を含有する蛋白質と実質的に同質の活性を有
する蛋白質などが挙げられる。
由来ガラニンレセプター蛋白質としては、マウスのあら
ゆる組織(例えば、扁桃核、下垂体、膵臓、脳、腎臓、
肝臓、生殖腺、甲状腺、胆のう、骨髄、肺、消化管、血
管、心臓、胸腺、脾臓、白血球など)または細胞などに
由来するガラニンレセプター蛋白質であって、配列番
号:1で表わされるアミノ酸配列と実質的に同一のアミ
ノ酸配列を含有するものであれば如何なるものであって
もよい。すなわち、本発明のマウス由来ガラニンレセプ
ター蛋白質としては、配列番号:1で表わされるアミノ
酸配列を含有する蛋白質の他に、配列番号:1で表わさ
れるアミノ酸配列と約90〜99. 9%の相同性を有す
るアミノ酸配列を含有し、配列番号:1で表わされるア
ミノ酸配列を含有する蛋白質と実質的に同質の活性を有
する蛋白質などが挙げられる。
【0059】実質的に同質の活性としては、例えばガラ
ニン結合活性、シグナル情報伝達などが挙げられる。実
質的に同質とは、ガラニン結合活性などが性質的に同質
であることを示す。したがって、ガラニン結合活性の強
さなどの強弱、レセプター蛋白質の分子量などの量的要
素は異なっていてもよい。より具体的には、本発明のマ
ウス由来ガラニンレセプター蛋白質としては、配列番
号:1で表わされるアミノ酸配列を含有するマウス膵臓
β細胞株MIN6(FERM BP−4954)由来の
ガラニンレセプター蛋白質などの他に、配列番号:1で
表わされるアミノ酸配列中の1または2個以上のアミノ
酸(好ましくは1個以上30個以下、さらに好ましくは
1個以上20個以下、より好ましくは1個以上10個以
下のアミノ酸)が欠失したアミノ酸配列、配列番号:1
で表わされるアミノ酸配列に1または2個以上のアミノ
酸(好ましくは1個以上30個以下、さらに好ましくは
1個以上20個以下、より好ましくは1個以上10個以
下のアミノ酸)が付加したアミノ酸配列、あるいは配列
番号:1で表わされるアミノ酸配列中の1または2個以
上のアミノ酸(好ましくは1個以上30個以下、さらに
好ましくは1個以上20個以下、より好ましくは1個以
上10個以下のアミノ酸)が他のアミノ酸で置換された
アミノ酸配列を含有するマウス由来ガラニンレセプター
蛋白質などが挙げられる。
ニン結合活性、シグナル情報伝達などが挙げられる。実
質的に同質とは、ガラニン結合活性などが性質的に同質
であることを示す。したがって、ガラニン結合活性の強
さなどの強弱、レセプター蛋白質の分子量などの量的要
素は異なっていてもよい。より具体的には、本発明のマ
ウス由来ガラニンレセプター蛋白質としては、配列番
号:1で表わされるアミノ酸配列を含有するマウス膵臓
β細胞株MIN6(FERM BP−4954)由来の
ガラニンレセプター蛋白質などの他に、配列番号:1で
表わされるアミノ酸配列中の1または2個以上のアミノ
酸(好ましくは1個以上30個以下、さらに好ましくは
1個以上20個以下、より好ましくは1個以上10個以
下のアミノ酸)が欠失したアミノ酸配列、配列番号:1
で表わされるアミノ酸配列に1または2個以上のアミノ
酸(好ましくは1個以上30個以下、さらに好ましくは
1個以上20個以下、より好ましくは1個以上10個以
下のアミノ酸)が付加したアミノ酸配列、あるいは配列
番号:1で表わされるアミノ酸配列中の1または2個以
上のアミノ酸(好ましくは1個以上30個以下、さらに
好ましくは1個以上20個以下、より好ましくは1個以
上10個以下のアミノ酸)が他のアミノ酸で置換された
アミノ酸配列を含有するマウス由来ガラニンレセプター
蛋白質などが挙げられる。
【0060】より具体的には、配列番号:2で表わされ
るアミノ酸配列と実質的に同一のアミノ酸配列(例え
ば、配列番号:2で表わされるアミノ酸配列と約90〜
99.9%の相同性を有するアミノ酸配列など)を含有
するマウス膵臓β細胞株MIN6由来のガラニンレセプ
ター蛋白質などが挙げられる。さらに、配列番号:2で
表わされるアミノ酸配列中の1または2個以上のアミノ
酸(好ましくは1個以上30個以下、さらに好ましくは
1個以上20個以下、より好ましくは1個以上10個以
下のアミノ酸)が欠失したアミノ酸配列、配列番号:2
で表わされるアミノ酸配列に1または2個以上のアミノ
酸(好ましくは1個以上30個以下、さらに好ましくは
1個以上20個以下、より好ましくは1個以上10個以
下のアミノ酸)が付加したアミノ酸配列、あるいは配列
番号:2で表わされるアミノ酸配列中の1または2個以
上のアミノ酸(好ましくは1個以上30個以下、さらに
好ましくは1個以上20個以下、より好ましくは1個以
上10個以下のアミノ酸)が他のアミノ酸で置換された
アミノ酸配列を含有するマウス由来ガラニンレセプター
蛋白質なども挙げられる。
るアミノ酸配列と実質的に同一のアミノ酸配列(例え
ば、配列番号:2で表わされるアミノ酸配列と約90〜
99.9%の相同性を有するアミノ酸配列など)を含有
するマウス膵臓β細胞株MIN6由来のガラニンレセプ
ター蛋白質などが挙げられる。さらに、配列番号:2で
表わされるアミノ酸配列中の1または2個以上のアミノ
酸(好ましくは1個以上30個以下、さらに好ましくは
1個以上20個以下、より好ましくは1個以上10個以
下のアミノ酸)が欠失したアミノ酸配列、配列番号:2
で表わされるアミノ酸配列に1または2個以上のアミノ
酸(好ましくは1個以上30個以下、さらに好ましくは
1個以上20個以下、より好ましくは1個以上10個以
下のアミノ酸)が付加したアミノ酸配列、あるいは配列
番号:2で表わされるアミノ酸配列中の1または2個以
上のアミノ酸(好ましくは1個以上30個以下、さらに
好ましくは1個以上20個以下、より好ましくは1個以
上10個以下のアミノ酸)が他のアミノ酸で置換された
アミノ酸配列を含有するマウス由来ガラニンレセプター
蛋白質なども挙げられる。
【0061】一つの具体的態様の中で、本発明のヒト・
ガラニンレセプター蛋白質としては、ヒトのあらゆる組
織(例えば、胃、下垂体、膵臓、脳(全脳、中脳黒質な
ど)、腎臓、肝臓、生殖腺、甲状腺、胆のう、骨髄、副
腎、皮膚、筋肉、肺、消化管、血管、心臓など)または
細胞などに由来するヒト・ガラニンレセプター蛋白質で
あって、配列番号:5で表わされるアミノ酸配列と実質
的に同一のアミノ酸配列を含有するものであれば如何な
るものであってもよい。すなわち、本発明のヒト・ガラ
ニンレセプター蛋白質としては、配列番号:5で表わさ
れるアミノ酸配列を含有する蛋白質などの他に、配列番
号:5で表わされるアミノ酸配列と約90〜99.9%
の相同性を有するアミノ酸配列を含有し、配列番号:5
で表わされるアミノ酸配列を含有する蛋白質と実質的に
同質の活性を有する蛋白質などが挙げられる。実質的に
同質の活性としては、例えばリガンド結合活性、シグナ
ル情報伝達などが挙げられる。実質的に同質とは、リガ
ンド結合活性などが性質的に同質であることを示す。し
たがって、リガンド結合活性の強さなどの強弱、レセプ
ター蛋白質の分子量などの量的要素は異なっていてもよ
い。
ガラニンレセプター蛋白質としては、ヒトのあらゆる組
織(例えば、胃、下垂体、膵臓、脳(全脳、中脳黒質な
ど)、腎臓、肝臓、生殖腺、甲状腺、胆のう、骨髄、副
腎、皮膚、筋肉、肺、消化管、血管、心臓など)または
細胞などに由来するヒト・ガラニンレセプター蛋白質で
あって、配列番号:5で表わされるアミノ酸配列と実質
的に同一のアミノ酸配列を含有するものであれば如何な
るものであってもよい。すなわち、本発明のヒト・ガラ
ニンレセプター蛋白質としては、配列番号:5で表わさ
れるアミノ酸配列を含有する蛋白質などの他に、配列番
号:5で表わされるアミノ酸配列と約90〜99.9%
の相同性を有するアミノ酸配列を含有し、配列番号:5
で表わされるアミノ酸配列を含有する蛋白質と実質的に
同質の活性を有する蛋白質などが挙げられる。実質的に
同質の活性としては、例えばリガンド結合活性、シグナ
ル情報伝達などが挙げられる。実質的に同質とは、リガ
ンド結合活性などが性質的に同質であることを示す。し
たがって、リガンド結合活性の強さなどの強弱、レセプ
ター蛋白質の分子量などの量的要素は異なっていてもよ
い。
【0062】より具体的には、本発明のヒト・ガラニン
レセプター蛋白質としては、配列番号:5で表わされる
アミノ酸配列を含有することを特徴とするヒト由来のヒ
ト・ガラニンレセプター蛋白質などが挙げられる。ま
た、本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質として
は、配列番号:5で表わされるアミノ酸配列中の1また
は2個以上(好ましくは、1個以上20個以下)のアミ
ノ酸が欠失したアミノ酸配列、配列番号:5で表わされ
るアミノ酸配列に1または2個以上(好ましくは、1個
以上20個以下)のアミノ酸が付加したアミノ酸配列、
配列番号:5で表わされるアミノ酸配列中の1または2
個以上(好ましくは、1個以上20個以下)のアミノ酸
が他のアミノ酸で置換されたアミノ酸配列を含有する蛋
白質なども挙げられる。
レセプター蛋白質としては、配列番号:5で表わされる
アミノ酸配列を含有することを特徴とするヒト由来のヒ
ト・ガラニンレセプター蛋白質などが挙げられる。ま
た、本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質として
は、配列番号:5で表わされるアミノ酸配列中の1また
は2個以上(好ましくは、1個以上20個以下)のアミ
ノ酸が欠失したアミノ酸配列、配列番号:5で表わされ
るアミノ酸配列に1または2個以上(好ましくは、1個
以上20個以下)のアミノ酸が付加したアミノ酸配列、
配列番号:5で表わされるアミノ酸配列中の1または2
個以上(好ましくは、1個以上20個以下)のアミノ酸
が他のアミノ酸で置換されたアミノ酸配列を含有する蛋
白質なども挙げられる。
【0063】さらに、本発明のガラニンレセプター蛋白
質には、N末端のMet が保護基(例えば、ホルミル基、
アセチル基などのC1-6 アシル基など)で保護されてい
るもの、GluのN端側が生体内で切断され、該Glu
がピログルタミン化したもの、分子内のアミノ酸の側鎖
が適当な保護基(例えば、ホルミル基、アセチル基など
のC1-6 アシル基など)で保護されているもの、あるい
は糖鎖が結合したいわゆる糖蛋白質などの複合蛋白質な
ども含まれる。ただし、配列番号:5で表わされるアミ
ノ酸配列の第15番目のTrpがCysに置換されたア
ミノ酸配列を有する公知のヒト・ガラニンレセプター蛋
白質は本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質の範囲
から除かれる。
質には、N末端のMet が保護基(例えば、ホルミル基、
アセチル基などのC1-6 アシル基など)で保護されてい
るもの、GluのN端側が生体内で切断され、該Glu
がピログルタミン化したもの、分子内のアミノ酸の側鎖
が適当な保護基(例えば、ホルミル基、アセチル基など
のC1-6 アシル基など)で保護されているもの、あるい
は糖鎖が結合したいわゆる糖蛋白質などの複合蛋白質な
ども含まれる。ただし、配列番号:5で表わされるアミ
ノ酸配列の第15番目のTrpがCysに置換されたア
ミノ酸配列を有する公知のヒト・ガラニンレセプター蛋
白質は本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質の範囲
から除かれる。
【0064】本発明のガラニンレセプター蛋白質の塩と
しては、とりわけ生理学的に許容される酸付加塩が好ま
しい。この様な塩としては、例えば無機酸(例えば、塩
酸、リン酸、臭化水素酸、硫酸)との塩、あるいは有機
酸(例えば、酢酸、ギ酸、プロピオン酸、フマル酸、マ
レイン酸、コハク酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、蓚
酸、安息香酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸)との塩などが用いられる。本発明のガラニンレセプ
ター蛋白質またはその塩は、温血動物の組織または細胞
から自体公知の蛋白質の精製方法によって製造すること
もできるし、後述するガラニンレセプター蛋白質をコー
ドするDNAを含有する形質転換体を培養することによ
っても製造することができる。また、後述のペプチド合
成法に準じて製造することもできる。
しては、とりわけ生理学的に許容される酸付加塩が好ま
しい。この様な塩としては、例えば無機酸(例えば、塩
酸、リン酸、臭化水素酸、硫酸)との塩、あるいは有機
酸(例えば、酢酸、ギ酸、プロピオン酸、フマル酸、マ
レイン酸、コハク酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、蓚
酸、安息香酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸)との塩などが用いられる。本発明のガラニンレセプ
ター蛋白質またはその塩は、温血動物の組織または細胞
から自体公知の蛋白質の精製方法によって製造すること
もできるし、後述するガラニンレセプター蛋白質をコー
ドするDNAを含有する形質転換体を培養することによ
っても製造することができる。また、後述のペプチド合
成法に準じて製造することもできる。
【0065】本発明のガラニンレセプター蛋白質の部分
ペプチドとしては、例えば、本発明のガラニンレセプタ
ー蛋白質分子のうち、細胞膜の外に露出している部位な
どが用いられる。具体的には、本発明のガラニンレセプ
ター蛋白質の疎水性プロット解析において細胞外領域
(親水性(Hydrophilic )部位)であると分析された部
分を含むペプチドである。また、疎水性(Hydrophobic
)部位を一部に含むペプチドも同様に用いることがで
きる。個々のドメインを個別に含むペプチドも用い得る
が、複数のドメインを同時に含む部分のペプチドでも良
い。例えば、本発明のマウス由来ガラニンレセプター蛋
白質の部分ペプチドとしては、本発明のマウス由来ガラ
ニンレセプター蛋白質分子のうち、細胞膜の外に露出し
ている部位など、具体的には、〔図2〕で示される本発
明のマウス由来ガラニンレセプター蛋白質の疎水性プロ
ット解析において細胞外領域(親水性(Hydrophilic )
部位)であると分析された部分ペプチドである。
ペプチドとしては、例えば、本発明のガラニンレセプタ
ー蛋白質分子のうち、細胞膜の外に露出している部位な
どが用いられる。具体的には、本発明のガラニンレセプ
ター蛋白質の疎水性プロット解析において細胞外領域
(親水性(Hydrophilic )部位)であると分析された部
分を含むペプチドである。また、疎水性(Hydrophobic
)部位を一部に含むペプチドも同様に用いることがで
きる。個々のドメインを個別に含むペプチドも用い得る
が、複数のドメインを同時に含む部分のペプチドでも良
い。例えば、本発明のマウス由来ガラニンレセプター蛋
白質の部分ペプチドとしては、本発明のマウス由来ガラ
ニンレセプター蛋白質分子のうち、細胞膜の外に露出し
ている部位など、具体的には、〔図2〕で示される本発
明のマウス由来ガラニンレセプター蛋白質の疎水性プロ
ット解析において細胞外領域(親水性(Hydrophilic )
部位)であると分析された部分ペプチドである。
【0066】本発明のガラニンレセプター蛋白質の部分
ペプチドの塩としては、とりわけ生理学的に許容される
酸付加塩が好ましい。この様な塩としては、例えば無機
酸(例えば、塩酸、リン酸、臭化水素酸、硫酸)との
塩、あるいは有機酸(例えば、酢酸、ギ酸、プロピオン
酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、酒石酸、クエン
酸、リンゴ酸、蓚酸、安息香酸、メタンスルホン酸、ベ
ンゼンスルホン酸)との塩などが用いられる。
ペプチドの塩としては、とりわけ生理学的に許容される
酸付加塩が好ましい。この様な塩としては、例えば無機
酸(例えば、塩酸、リン酸、臭化水素酸、硫酸)との
塩、あるいは有機酸(例えば、酢酸、ギ酸、プロピオン
酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、酒石酸、クエン
酸、リンゴ酸、蓚酸、安息香酸、メタンスルホン酸、ベ
ンゼンスルホン酸)との塩などが用いられる。
【0067】本発明のガラニンレセプター蛋白質の部分
ペプチドまたはその塩は、自体公知のペプチドの合成法
に従って、あるいは本発明のガラニンレセプター蛋白質
を適当なペプチダーゼで切断することによって製造する
ことができる。ペプチドの合成法としては、例えば固相
合成法、液相合成法のいずれによっても良い。すなわ
ち、本発明の蛋白質を構成し得る部分ペプチドもしくは
アミノ酸と残余部分とを縮合させ、生成物が保護基を有
する場合は保護基を脱離することにより目的のペプチド
を製造することができる。公知の縮合方法や保護基の脱
離としては、たとえば、以下の〜に記載された方法
が挙げられる。
ペプチドまたはその塩は、自体公知のペプチドの合成法
に従って、あるいは本発明のガラニンレセプター蛋白質
を適当なペプチダーゼで切断することによって製造する
ことができる。ペプチドの合成法としては、例えば固相
合成法、液相合成法のいずれによっても良い。すなわ
ち、本発明の蛋白質を構成し得る部分ペプチドもしくは
アミノ酸と残余部分とを縮合させ、生成物が保護基を有
する場合は保護基を脱離することにより目的のペプチド
を製造することができる。公知の縮合方法や保護基の脱
離としては、たとえば、以下の〜に記載された方法
が挙げられる。
【0068】M. Bodanszky および M.A. Ondetti 、
ペプチド シンセシス (Peptide Synthesis), Intersci
ence Publishers, New York (1966 年) Schroeder およびLuebke、ザ ペプチド(The Peptid
e), Academic Press, NewYork (1965 年) 泉屋信夫他、ペプチド合成の基礎と実験、 丸善( 株)
(1975年) 矢島治明 および榊原俊平、生化学実験講座 1、 タ
ンパク質の化学IV、 205、(1977 年) 矢島治明監修、続医薬品の開発 第14巻 ペプチド合
成 広川書店 また、反応後は通常の精製法、たとえば、溶媒抽出・蒸
留・カラムクロマトグラフィー・液体クロマトグラフィ
ー・再結晶などを組み合わせて本発明のタンパク質を精
製単離することができる。上記方法で得られる蛋白質が
遊離体である場合は、公知の方法によって適当な塩に変
換することができるし、逆に塩で得られた場合は、公知
の方法によって遊離体に変換することができる。
ペプチド シンセシス (Peptide Synthesis), Intersci
ence Publishers, New York (1966 年) Schroeder およびLuebke、ザ ペプチド(The Peptid
e), Academic Press, NewYork (1965 年) 泉屋信夫他、ペプチド合成の基礎と実験、 丸善( 株)
(1975年) 矢島治明 および榊原俊平、生化学実験講座 1、 タ
ンパク質の化学IV、 205、(1977 年) 矢島治明監修、続医薬品の開発 第14巻 ペプチド合
成 広川書店 また、反応後は通常の精製法、たとえば、溶媒抽出・蒸
留・カラムクロマトグラフィー・液体クロマトグラフィ
ー・再結晶などを組み合わせて本発明のタンパク質を精
製単離することができる。上記方法で得られる蛋白質が
遊離体である場合は、公知の方法によって適当な塩に変
換することができるし、逆に塩で得られた場合は、公知
の方法によって遊離体に変換することができる。
【0069】本発明のガラニンレセプター蛋白質をコー
ドするDNAとしては、本発明の配列番号:1、配列番
号:2または配列番号:5のアミノ酸配列と実質的に同
一のアミノ酸配列を含有する上述のガラニンレセプター
蛋白質(ただし、配列番号:5で表わされるアミノ酸配
列の第15番目のTrpがCysに置換されたアミノ酸
配列を有する公知のヒト・ガラニンレセプター蛋白質を
除く)をコードする塩基配列を含有するものであればい
かなるものであってもよい。また、ゲノムDNA、組織
・細胞由来のcDNA、合成DNAのいずれでもよい。
ライブラリーに使用するベクターはバクテリオファー
ジ、プラスミド、コスミド、ファージミドなどいずれで
あってもよい。また、組織・細胞よりmRNA画分を調
製したものを用いて直接Reverse Transcriptase Polyme
rase Chain Reaction (以下、RT- PCR法と略称す
る。)によって増幅することもできる。
ドするDNAとしては、本発明の配列番号:1、配列番
号:2または配列番号:5のアミノ酸配列と実質的に同
一のアミノ酸配列を含有する上述のガラニンレセプター
蛋白質(ただし、配列番号:5で表わされるアミノ酸配
列の第15番目のTrpがCysに置換されたアミノ酸
配列を有する公知のヒト・ガラニンレセプター蛋白質を
除く)をコードする塩基配列を含有するものであればい
かなるものであってもよい。また、ゲノムDNA、組織
・細胞由来のcDNA、合成DNAのいずれでもよい。
ライブラリーに使用するベクターはバクテリオファー
ジ、プラスミド、コスミド、ファージミドなどいずれで
あってもよい。また、組織・細胞よりmRNA画分を調
製したものを用いて直接Reverse Transcriptase Polyme
rase Chain Reaction (以下、RT- PCR法と略称す
る。)によって増幅することもできる。
【0070】一つの具体的態様の中で、本発明のマウス
由来ガラニンレセプター蛋白質をコードするDNAとし
ては、本発明の配列番号:1のアミノ酸配列と実質的に
同一のアミノ酸配列を含有するマウス由来ガラニンレセ
プター蛋白質をコードする塩基配列を含有するものであ
ればいかなるものであってもよい。より具体的には、配
列番号:1のアミノ酸配列を含有するマウス膵臓β細胞
株MIN6由来のガラニンレセプター蛋白質をコードす
るDNAとしては、配列番号:3で表わされる塩基配列
を有するDNAを含有するDNAなどが用いられる。ま
た、配列番号:2のアミノ酸配列を含有するマウス膵臓
β細胞株MIN6由来のガラニンレセプター蛋白質をコ
ードするDNAとしては、配列番号:4で表わされる塩
基配列を有するDNAを含有するDNAなどが用いられ
る。
由来ガラニンレセプター蛋白質をコードするDNAとし
ては、本発明の配列番号:1のアミノ酸配列と実質的に
同一のアミノ酸配列を含有するマウス由来ガラニンレセ
プター蛋白質をコードする塩基配列を含有するものであ
ればいかなるものであってもよい。より具体的には、配
列番号:1のアミノ酸配列を含有するマウス膵臓β細胞
株MIN6由来のガラニンレセプター蛋白質をコードす
るDNAとしては、配列番号:3で表わされる塩基配列
を有するDNAを含有するDNAなどが用いられる。ま
た、配列番号:2のアミノ酸配列を含有するマウス膵臓
β細胞株MIN6由来のガラニンレセプター蛋白質をコ
ードするDNAとしては、配列番号:4で表わされる塩
基配列を有するDNAを含有するDNAなどが用いられ
る。
【0071】さらにまた、本発明のヒト・ガラニンレセ
プター蛋白質をコードするDNAとしては、本発明の配
列番号:5のアミノ酸配列と実質的に同一のアミノ酸配
列を含有する上述のヒト・ガラニンレセプター蛋白質
(ただし、配列番号:5で表わされるアミノ酸配列の第
15番目のTrpがCysに置換されたアミノ酸配列を
有する公知のヒト・ガラニンレセプター蛋白質を除く)
をコードする塩基配列を含有するものであればいかなる
ものであってもよい。より具体的には、配列番号:5の
アミノ酸配列を含有するヒト・ガラニンレセプター蛋白
質をコードするDNAとしては、配列番号:6で表わさ
れる塩基配列を有するDNAなどが用いられる。
プター蛋白質をコードするDNAとしては、本発明の配
列番号:5のアミノ酸配列と実質的に同一のアミノ酸配
列を含有する上述のヒト・ガラニンレセプター蛋白質
(ただし、配列番号:5で表わされるアミノ酸配列の第
15番目のTrpがCysに置換されたアミノ酸配列を
有する公知のヒト・ガラニンレセプター蛋白質を除く)
をコードする塩基配列を含有するものであればいかなる
ものであってもよい。より具体的には、配列番号:5の
アミノ酸配列を含有するヒト・ガラニンレセプター蛋白
質をコードするDNAとしては、配列番号:6で表わさ
れる塩基配列を有するDNAなどが用いられる。
【0072】本発明のガラニンレセプター蛋白質を完全
にコードするDNAのクローニングの手段としては、ガ
ラニンレセプター蛋白質の部分塩基配列を有する合成D
NAプライマーを用いてPCR法によって増幅するか、
または適当なベクターに組み込んだDNAをガラニンレ
セプター蛋白質の一部あるいは全領域を有するDNA断
片もしくは合成DNAを用いて標識したものとのハイブ
リダイゼーションによって選別する。ハイブリダイゼー
ションの方法は、例えば Molecular Cloning2nd(ed.
;J. Sambrook et al., Cold Spring Harbor Lab. Pre
ss, 1989 )に記載の方法などに従って行われる。ま
た、市販のライブラリーを使用する場合、添付の使用説
明書に記載の方法に従って行う。例えば、本発明のマウ
ス由来ガラニンレセプター蛋白質を完全にコードするD
NAのクローニングの手段としては、マウス由来ガラニ
ンレセプター蛋白質の部分塩基配列を有する合成DNA
プライマーを用いてPCR法によって増幅するか、また
は適当なベクターに組み込んだDNAをヒトまたはマウ
ス由来ガラニンレセプター蛋白質の一部あるいは全領域
を有するDNA断片もしくは合成DNAを用いて標識し
たものとのハイブリダイゼーションによって選別する。
にコードするDNAのクローニングの手段としては、ガ
ラニンレセプター蛋白質の部分塩基配列を有する合成D
NAプライマーを用いてPCR法によって増幅するか、
または適当なベクターに組み込んだDNAをガラニンレ
セプター蛋白質の一部あるいは全領域を有するDNA断
片もしくは合成DNAを用いて標識したものとのハイブ
リダイゼーションによって選別する。ハイブリダイゼー
ションの方法は、例えば Molecular Cloning2nd(ed.
;J. Sambrook et al., Cold Spring Harbor Lab. Pre
ss, 1989 )に記載の方法などに従って行われる。ま
た、市販のライブラリーを使用する場合、添付の使用説
明書に記載の方法に従って行う。例えば、本発明のマウ
ス由来ガラニンレセプター蛋白質を完全にコードするD
NAのクローニングの手段としては、マウス由来ガラニ
ンレセプター蛋白質の部分塩基配列を有する合成DNA
プライマーを用いてPCR法によって増幅するか、また
は適当なベクターに組み込んだDNAをヒトまたはマウ
ス由来ガラニンレセプター蛋白質の一部あるいは全領域
を有するDNA断片もしくは合成DNAを用いて標識し
たものとのハイブリダイゼーションによって選別する。
【0073】クローン化されたガラニンレセプター蛋白
質をコードするDNAは目的によりそのまま、または所
望により制限酵素で消化したり、リンカーを付加したり
して使用することができる。該DNAはその5’末端側
に翻訳開始コドンとしてのATGを有し、また3’末端
側には翻訳終止コドンとしてのTAA、TGAまたはT
AGを有していてもよい。これらの翻訳開始コドンや翻
訳終止コドンは、適当な合成DNAアダプターを用いて
付加することもできる。
質をコードするDNAは目的によりそのまま、または所
望により制限酵素で消化したり、リンカーを付加したり
して使用することができる。該DNAはその5’末端側
に翻訳開始コドンとしてのATGを有し、また3’末端
側には翻訳終止コドンとしてのTAA、TGAまたはT
AGを有していてもよい。これらの翻訳開始コドンや翻
訳終止コドンは、適当な合成DNAアダプターを用いて
付加することもできる。
【0074】本発明のガラニンレセプター蛋白質DNA
を含有するベクター(例えば、発現ベクター、特に、ヒ
ト・ガラニンレセプター蛋白質DNAを含有する発現プ
ラスミド)は、例えば、(イ)本発明のガラニンレセプ
ター蛋白質をコードするDNAから目的とするDNA断
片を切り出し、(ロ)該DNA断片を適当な発現ベクタ
ー(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質DNAの
場合発現プラスミド)中のプロモーターの下流に連結す
ることにより製造することができる。ベクターとして
は、大腸菌由来のプラスミド(例、pBR322,pB
R325,pUC12,pUC13)、枯草菌由来のプ
ラスミド(例、pUB110,pTP5,pC19
4)、酵母由来プラスミド(例、pSH19,pSH1
5)、λファージなどのバクテリオファージ、レトロウ
イルス,ワクシニアウイルス,バキュロウイルスなどの
動物ウイルスなどが用いられる。本発明で用いられるプ
ロモーターとしては、遺伝子の発現に用いる宿主に対応
して適切なプロモーターであればいかなるものでもよ
い。
を含有するベクター(例えば、発現ベクター、特に、ヒ
ト・ガラニンレセプター蛋白質DNAを含有する発現プ
ラスミド)は、例えば、(イ)本発明のガラニンレセプ
ター蛋白質をコードするDNAから目的とするDNA断
片を切り出し、(ロ)該DNA断片を適当な発現ベクタ
ー(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質DNAの
場合発現プラスミド)中のプロモーターの下流に連結す
ることにより製造することができる。ベクターとして
は、大腸菌由来のプラスミド(例、pBR322,pB
R325,pUC12,pUC13)、枯草菌由来のプ
ラスミド(例、pUB110,pTP5,pC19
4)、酵母由来プラスミド(例、pSH19,pSH1
5)、λファージなどのバクテリオファージ、レトロウ
イルス,ワクシニアウイルス,バキュロウイルスなどの
動物ウイルスなどが用いられる。本発明で用いられるプ
ロモーターとしては、遺伝子の発現に用いる宿主に対応
して適切なプロモーターであればいかなるものでもよ
い。
【0075】形質転換する際の宿主がエシェリヒア属菌
である場合は、trp プロモーター、lac プロモーター、
rec Aプロモーター、λPL プロモーター、lpp プロモ
ーターなどが、宿主がバチルス属菌である場合は、SP
O1プロモーター、SPO2プロモーター、pen Pプロ
モーターなど、宿主が酵母である場合は、PHO5プロ
モーター、PGKプロモーター、GAPプロモーター、
ADHプロモーターなどが好ましい。宿主が動物細胞で
ある場合には、SV40由来のプロモーター、レトロウ
イルスのプロモーター、メタロチオネインプロモータ
ー、ヒートショックプロモーター、サイトメガロウイル
ス(CMV)プロモーター、SRαプロモーターなどが
それぞれ利用できる。なお、発現にエンハンサーの利用
も効果的である。
である場合は、trp プロモーター、lac プロモーター、
rec Aプロモーター、λPL プロモーター、lpp プロモ
ーターなどが、宿主がバチルス属菌である場合は、SP
O1プロモーター、SPO2プロモーター、pen Pプロ
モーターなど、宿主が酵母である場合は、PHO5プロ
モーター、PGKプロモーター、GAPプロモーター、
ADHプロモーターなどが好ましい。宿主が動物細胞で
ある場合には、SV40由来のプロモーター、レトロウ
イルスのプロモーター、メタロチオネインプロモータ
ー、ヒートショックプロモーター、サイトメガロウイル
ス(CMV)プロモーター、SRαプロモーターなどが
それぞれ利用できる。なお、発現にエンハンサーの利用
も効果的である。
【0076】また、必要に応じて、宿主に合ったシグナ
ル配列を、ガラニンレセプター蛋白質のN端末側に付加
する。宿主がエシェリヒア属菌である場合は、アルカリ
フォスファターゼ・シグナル配列、OmpA・シグナル配
列などが、宿主がバチルス属菌である場合は、α−アミ
ラーゼ・シグナル配列、サブチリシン・シグナル配列な
どが、宿主が酵母である場合は、メイテイングファクタ
ーα・シグナル配列、インベルターゼ・シグナル配列な
ど、宿主が動物細胞である場合には、例えばインシュリ
ン・シグナル配列、α−インターフェロン・シグナル配
列、抗体分子・シグナル配列などがそれぞれ利用でき
る。
ル配列を、ガラニンレセプター蛋白質のN端末側に付加
する。宿主がエシェリヒア属菌である場合は、アルカリ
フォスファターゼ・シグナル配列、OmpA・シグナル配
列などが、宿主がバチルス属菌である場合は、α−アミ
ラーゼ・シグナル配列、サブチリシン・シグナル配列な
どが、宿主が酵母である場合は、メイテイングファクタ
ーα・シグナル配列、インベルターゼ・シグナル配列な
ど、宿主が動物細胞である場合には、例えばインシュリ
ン・シグナル配列、α−インターフェロン・シグナル配
列、抗体分子・シグナル配列などがそれぞれ利用でき
る。
【0077】さらに、本発明のヒト・ガラニンレセプタ
ー蛋白質DNAを含有するベクターのうち、発現プラス
ミドの好ましい構築方法を以下に示す。プラスミドとし
ては、pAKKO−111(pA1- 11と表記する場
合もある)、pRc/CMV、pRc/RSVなどが用
いられ、なかでもpAKKO−111(pA1- 11)
などが好ましい。プロモーターとしては、宿主となる細
胞で効率よく機能するものであれば何でもよく、SV4
0初期プロモーター、CMVプロモーター、HSV- T
Kプロモーター、SRαプロモーター、RSVプロモー
ターなどが挙げられ、なかでもCMVプロモーター、S
Rαプロモーターなどが好ましく、特にSRαプロモー
ターが好ましい。発現プラスミドには、以上の他にエン
ハンサー、スプライシングシグナル、ポリA付加シグナ
ル、選択マーカー等を含有しているものを用いるのが好
ましい。選択マーカーとしては、ジヒドロ葉酸還元酵素
(以下、dhfrと略称する場合がある)遺伝子、ネオ
マイシンリン酸転移酵素(以下、neo遺伝子と略称す
る場合がある)などが挙げらる。dhfr遺伝子はメソ
トレキセート(MTX)耐性を与え、neo遺伝子はG
−418耐性を与える。特に、dhfr遺伝子が欠損し
ているCHO細胞を用いて、dhfr遺伝子を選択マー
カーとして使用する場合、チミジンを含まない培地によ
っても選択できる。
ー蛋白質DNAを含有するベクターのうち、発現プラス
ミドの好ましい構築方法を以下に示す。プラスミドとし
ては、pAKKO−111(pA1- 11と表記する場
合もある)、pRc/CMV、pRc/RSVなどが用
いられ、なかでもpAKKO−111(pA1- 11)
などが好ましい。プロモーターとしては、宿主となる細
胞で効率よく機能するものであれば何でもよく、SV4
0初期プロモーター、CMVプロモーター、HSV- T
Kプロモーター、SRαプロモーター、RSVプロモー
ターなどが挙げられ、なかでもCMVプロモーター、S
Rαプロモーターなどが好ましく、特にSRαプロモー
ターが好ましい。発現プラスミドには、以上の他にエン
ハンサー、スプライシングシグナル、ポリA付加シグナ
ル、選択マーカー等を含有しているものを用いるのが好
ましい。選択マーカーとしては、ジヒドロ葉酸還元酵素
(以下、dhfrと略称する場合がある)遺伝子、ネオ
マイシンリン酸転移酵素(以下、neo遺伝子と略称す
る場合がある)などが挙げらる。dhfr遺伝子はメソ
トレキセート(MTX)耐性を与え、neo遺伝子はG
−418耐性を与える。特に、dhfr遺伝子が欠損し
ているCHO細胞を用いて、dhfr遺伝子を選択マー
カーとして使用する場合、チミジンを含まない培地によ
っても選択できる。
【0078】本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質
をコードするDNAを保持する好ましい発現プラスミド
としては、具体的には、ヒト・ガラニンレセプター蛋白
質をコードするDNAの上流に前記のプロモーター(特
に、SRαプロモーターなど)を挿入し、好ましくはヒ
ト・ガラニンレセプター蛋白質をコードするDNAの下
流にSV初期遺伝子ポリA付加シグナルを挿入し、さら
にそのポリA付加シグナルの下流にdhfr遺伝子、ア
ンピシリン耐性遺伝子などを挿入したものなどが好まし
い。より具体的には、例えばヒト・ガラニンレセプター
蛋白質DNAの上流にSRαプロモーターを挿入し、ヒ
ト・ガラニンレセプター蛋白質をコードするDNAの下
流にSV初期遺伝子ポリA付加シグナルを挿入し、その
下流にdhfr遺伝子を挿入し、さらにその下流にアン
ピシリン耐性遺伝子を挿入したpTS863で標示され
る発現プラスミド〔図13〕などが好適である。このよ
うにして作製したヒト・ガラニンレセプター蛋白質DN
Aを含有する発現プラスミドを宿主細胞に導入すること
によって、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質をコードす
るDNAを高発現できる細胞を作製することができる。
をコードするDNAを保持する好ましい発現プラスミド
としては、具体的には、ヒト・ガラニンレセプター蛋白
質をコードするDNAの上流に前記のプロモーター(特
に、SRαプロモーターなど)を挿入し、好ましくはヒ
ト・ガラニンレセプター蛋白質をコードするDNAの下
流にSV初期遺伝子ポリA付加シグナルを挿入し、さら
にそのポリA付加シグナルの下流にdhfr遺伝子、ア
ンピシリン耐性遺伝子などを挿入したものなどが好まし
い。より具体的には、例えばヒト・ガラニンレセプター
蛋白質DNAの上流にSRαプロモーターを挿入し、ヒ
ト・ガラニンレセプター蛋白質をコードするDNAの下
流にSV初期遺伝子ポリA付加シグナルを挿入し、その
下流にdhfr遺伝子を挿入し、さらにその下流にアン
ピシリン耐性遺伝子を挿入したpTS863で標示され
る発現プラスミド〔図13〕などが好適である。このよ
うにして作製したヒト・ガラニンレセプター蛋白質DN
Aを含有する発現プラスミドを宿主細胞に導入すること
によって、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質をコードす
るDNAを高発現できる細胞を作製することができる。
【0079】本発明のガラニンレセプター蛋白質DNA
を含有するベクターを導入する宿主細胞としては、例え
ば、エシェリヒア属菌、バチルス属菌、酵母、昆虫細
胞、動物細胞などが用いられる。このようにして構築さ
れたガラニンレセプター蛋白質をコードするDNAを含
有するベクターを用いて、形質転換体を製造する。エシ
ェリヒア属菌、バチルス属菌の具体例としては、エシェ
リヒア・コリ(Escherichia coli)K12・DH1〔プ
ロシージングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・
オブ・サイエンシイズ・オブ・ザ・ユーエスエー(Pro
c. Natl. Acad. Sci. USA),60巻,160( 1
968) 〕,JM103〔ヌクイレック・アシッズ・リ
サーチ,(Nucleic Acids Research),9巻,309(
1981) 〕,JA221〔ジャーナル・オブ・モレキ
ュラー・バイオロジー(Journal of Molecular Biolog
y)〕,120巻,517( 1978) 〕,HB101
〔ジャーナル・オブ・モレキュラー・バイオロジー,4
1巻,459( 1969)〕,C600〔ジェネティッ
クス(Genetics),39巻,440( 1954) 〕など
が用いられる。
を含有するベクターを導入する宿主細胞としては、例え
ば、エシェリヒア属菌、バチルス属菌、酵母、昆虫細
胞、動物細胞などが用いられる。このようにして構築さ
れたガラニンレセプター蛋白質をコードするDNAを含
有するベクターを用いて、形質転換体を製造する。エシ
ェリヒア属菌、バチルス属菌の具体例としては、エシェ
リヒア・コリ(Escherichia coli)K12・DH1〔プ
ロシージングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・
オブ・サイエンシイズ・オブ・ザ・ユーエスエー(Pro
c. Natl. Acad. Sci. USA),60巻,160( 1
968) 〕,JM103〔ヌクイレック・アシッズ・リ
サーチ,(Nucleic Acids Research),9巻,309(
1981) 〕,JA221〔ジャーナル・オブ・モレキ
ュラー・バイオロジー(Journal of Molecular Biolog
y)〕,120巻,517( 1978) 〕,HB101
〔ジャーナル・オブ・モレキュラー・バイオロジー,4
1巻,459( 1969)〕,C600〔ジェネティッ
クス(Genetics),39巻,440( 1954) 〕など
が用いられる。
【0080】バチルス属菌としては、たとえばバチルス
・スブチリス(Bacillus subtilis)MI114〔ジー
ン,24巻,255( 1983) 〕,207−21〔ジ
ャーナル・オブ・バイオケミストリー(Journal of Bio
chemistry ),95巻,87( 1984) 〕などが用い
られる。酵母としては、たとえばサッカロマイセス セ
レビシエ(Saccaromyces cerevisiae)AH22,AH2
2R- ,NA87−11A,DKD−5D,20B−1
2などが用いられる。
・スブチリス(Bacillus subtilis)MI114〔ジー
ン,24巻,255( 1983) 〕,207−21〔ジ
ャーナル・オブ・バイオケミストリー(Journal of Bio
chemistry ),95巻,87( 1984) 〕などが用い
られる。酵母としては、たとえばサッカロマイセス セ
レビシエ(Saccaromyces cerevisiae)AH22,AH2
2R- ,NA87−11A,DKD−5D,20B−1
2などが用いられる。
【0081】昆虫としては、例えばカイコの幼虫などが
用いられる〔前田ら、ネイチャー(Nature),315
巻,592( 1985) 〕。動物細胞としては、たとえ
ばサル細胞COS−7,Vero細胞,チャイニーズハ
ムスター細胞CHO,DHFR遺伝子欠損チャイニーズ
ハムスター細胞CHO(dhfr- CHO細胞),CH
O K−1,ヒトFL細胞,293細胞,L細胞,ミエ
ローマ細胞,C127細胞,Balb/c3T3細胞,
Sp−2/O細胞などが用いられる。
用いられる〔前田ら、ネイチャー(Nature),315
巻,592( 1985) 〕。動物細胞としては、たとえ
ばサル細胞COS−7,Vero細胞,チャイニーズハ
ムスター細胞CHO,DHFR遺伝子欠損チャイニーズ
ハムスター細胞CHO(dhfr- CHO細胞),CH
O K−1,ヒトFL細胞,293細胞,L細胞,ミエ
ローマ細胞,C127細胞,Balb/c3T3細胞,
Sp−2/O細胞などが用いられる。
【0082】上記エシェリヒア属菌を形質転換するに
は、たとえばプロシージングズ・オブ・ザ・ナショナル
・アカデミー・オブ・サイエンジイズ・オブ・ザ・ユー
エスエー(Proc. Natl. Acad. Sci. USA),69
巻,2110( 1972) やジーン(Gene),17巻,
107( 1982) などに記載の方法に従って行なわれ
る。バチルス属菌を形質転換するには、たとえばモレキ
ュラー・アンド・ジェネラル・ジェネティックス(Mole
cular & General Genetics ),168巻,111( 1
979) などに記載の方法に従って行われる。酵母を形
質転換するには、たとえばプロシージングズ・オブ・ザ
・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシイズ・オ
ブ・ザ・ユーエスエー(Proc. Natl.Acad. Sci. US
A),75巻,1929( 1978) に記載の方法に従
って行なわれる。
は、たとえばプロシージングズ・オブ・ザ・ナショナル
・アカデミー・オブ・サイエンジイズ・オブ・ザ・ユー
エスエー(Proc. Natl. Acad. Sci. USA),69
巻,2110( 1972) やジーン(Gene),17巻,
107( 1982) などに記載の方法に従って行なわれ
る。バチルス属菌を形質転換するには、たとえばモレキ
ュラー・アンド・ジェネラル・ジェネティックス(Mole
cular & General Genetics ),168巻,111( 1
979) などに記載の方法に従って行われる。酵母を形
質転換するには、たとえばプロシージングズ・オブ・ザ
・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシイズ・オ
ブ・ザ・ユーエスエー(Proc. Natl.Acad. Sci. US
A),75巻,1929( 1978) に記載の方法に従
って行なわれる。
【0083】昆虫細胞を形質転換するには、たとえばバ
イオ/テクノロジー(Bio/Technology),6, 47-55(198
8) )などに記載の方法に従って行なわれる。動物細胞
を形質転換するには、たとえばヴィロロジー(Virolog
y),52巻,456( 1973) に記載の方法に従っ
て行なわれる。このようにして、ガラニンレセプター蛋
白質をコードするDNAを含有する発現ベクターで形質
転換された形質転換体が得られる。
イオ/テクノロジー(Bio/Technology),6, 47-55(198
8) )などに記載の方法に従って行なわれる。動物細胞
を形質転換するには、たとえばヴィロロジー(Virolog
y),52巻,456( 1973) に記載の方法に従っ
て行なわれる。このようにして、ガラニンレセプター蛋
白質をコードするDNAを含有する発現ベクターで形質
転換された形質転換体が得られる。
【0084】以上の宿主細胞の中でも、本発明のヒト・
ガラニンレセプター蛋白質DNAを含有する発現プラス
ミドの宿主細胞としては、特に、動物細胞などが好まし
く、例えば293細胞、CHO細胞、Vero細胞、L
細胞、ミエローマ細胞、C127細胞、Balb/c3
T3細胞、Sp- 2/O細胞などが挙げられ、なかでも
CHO細胞または293細胞などが好ましく、特にCH
O細胞〔ジャーナル・オブ・エクスペリメント・オブ・
メディソン(J.EXP.Med.)、108、945
(1958)〕などが好適である。さらに、CHO細胞
のなかでも、dhfr遺伝子が欠損しているCHO細胞
(以下、CHO(dhfr- )細胞と略称する場合があ
る)〔プロシージングス・オブ・ザ・ナショナル・アカ
デミー・オブ・サイエンス・ユーエスエー(Proc.
Natl.Acad.Sci.USA)、77、421
6−4220(1980)〕、CHO K−1細胞〔プ
ロシージングス・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・
オブ・サイエンス・ユーエスエー(Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA)、60、1275(1
968)〕などが好ましい。発現プラスミド中に選択マ
ーカーとしてdhfr遺伝子が挿入されている場合は、
CHO(dhfr- )細胞などが好適である。
ガラニンレセプター蛋白質DNAを含有する発現プラス
ミドの宿主細胞としては、特に、動物細胞などが好まし
く、例えば293細胞、CHO細胞、Vero細胞、L
細胞、ミエローマ細胞、C127細胞、Balb/c3
T3細胞、Sp- 2/O細胞などが挙げられ、なかでも
CHO細胞または293細胞などが好ましく、特にCH
O細胞〔ジャーナル・オブ・エクスペリメント・オブ・
メディソン(J.EXP.Med.)、108、945
(1958)〕などが好適である。さらに、CHO細胞
のなかでも、dhfr遺伝子が欠損しているCHO細胞
(以下、CHO(dhfr- )細胞と略称する場合があ
る)〔プロシージングス・オブ・ザ・ナショナル・アカ
デミー・オブ・サイエンス・ユーエスエー(Proc.
Natl.Acad.Sci.USA)、77、421
6−4220(1980)〕、CHO K−1細胞〔プ
ロシージングス・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・
オブ・サイエンス・ユーエスエー(Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA)、60、1275(1
968)〕などが好ましい。発現プラスミド中に選択マ
ーカーとしてdhfr遺伝子が挿入されている場合は、
CHO(dhfr- )細胞などが好適である。
【0085】発現プラスミドと宿主細胞の組み合わせと
しては、適宜好ましい組み合わせを選択することができ
るが、例えば、pTS863で標示される発現プラスミ
ド〔図13〕の宿主細胞としては、例えばCHO(dh
fr- )細胞などが好適である。この発現プラスミドの
動物細胞への導入方法としては、公知の方法、例えばリ
ン酸カルシウム法〔Graham, F. L. and van der Eb, A.
J. ヴィロロジー(Virology) 52, 456-467 (1973) 〕、
電気穿孔法〔Neumann, E. et al. エンボ・ジャーナル
(EMBO J.) 1, 841-845 (1982) 〕等が用いられる。以上
のようにして、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質DNA
を含有するベクターで形質転換された形質転換体が得ら
れる。また、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質DNAを
含有する発現プラスミドで形質転換された形質転換体
は、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質を製造することが
できる。
しては、適宜好ましい組み合わせを選択することができ
るが、例えば、pTS863で標示される発現プラスミ
ド〔図13〕の宿主細胞としては、例えばCHO(dh
fr- )細胞などが好適である。この発現プラスミドの
動物細胞への導入方法としては、公知の方法、例えばリ
ン酸カルシウム法〔Graham, F. L. and van der Eb, A.
J. ヴィロロジー(Virology) 52, 456-467 (1973) 〕、
電気穿孔法〔Neumann, E. et al. エンボ・ジャーナル
(EMBO J.) 1, 841-845 (1982) 〕等が用いられる。以上
のようにして、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質DNA
を含有するベクターで形質転換された形質転換体が得ら
れる。また、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質DNAを
含有する発現プラスミドで形質転換された形質転換体
は、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質を製造することが
できる。
【0086】ヒト・ガラニンレセプター蛋白質を高発現
できる細胞は、前述の発現プラスミドが染色体に組込ま
れた細胞をクローン選択によって選択することによって
得ることができる。具体的には、まず、上記の選択マー
カーを指標として形質転換体を選択する。さらに、この
ようにして選択マーカーを用いて得られた形質転換体に
対して、繰り返しクローン選択を行うことにより、ヒト
・ガラニンレセプター蛋白質の高発現能を安定に有する
細胞株を得ることができる。また、dhfr遺伝子を選
択マーカーとして用いた場合、メソトレキセート(MT
X)の濃度を漸次上げて培養して耐性細胞を選択するこ
とにより、導入遺伝子を細胞内で増幅することにより、
さらに高発現の細胞株を得ることもできる。なお、宿主
としてCHO(dhfr- )細胞を用いた場合であって
も、例えばpTS863で標示される発現プラスミドに
はdhfr遺伝子が導入されているので〔図13〕、p
TS863で標示される発現プラスミドを含有するCH
O(dhfr- )細胞は、結果として、dhfr遺伝子
を有していることになる。本願明細書においては、dh
fr遺伝子を含有する発現プラスミド(例えば、pTS
863など)をCHO(dhfr- )細胞に含有せしめ
て得られるCHO細胞を「CHO(dhfr+ )細胞」
と表記する場合がある。
できる細胞は、前述の発現プラスミドが染色体に組込ま
れた細胞をクローン選択によって選択することによって
得ることができる。具体的には、まず、上記の選択マー
カーを指標として形質転換体を選択する。さらに、この
ようにして選択マーカーを用いて得られた形質転換体に
対して、繰り返しクローン選択を行うことにより、ヒト
・ガラニンレセプター蛋白質の高発現能を安定に有する
細胞株を得ることができる。また、dhfr遺伝子を選
択マーカーとして用いた場合、メソトレキセート(MT
X)の濃度を漸次上げて培養して耐性細胞を選択するこ
とにより、導入遺伝子を細胞内で増幅することにより、
さらに高発現の細胞株を得ることもできる。なお、宿主
としてCHO(dhfr- )細胞を用いた場合であって
も、例えばpTS863で標示される発現プラスミドに
はdhfr遺伝子が導入されているので〔図13〕、p
TS863で標示される発現プラスミドを含有するCH
O(dhfr- )細胞は、結果として、dhfr遺伝子
を有していることになる。本願明細書においては、dh
fr遺伝子を含有する発現プラスミド(例えば、pTS
863など)をCHO(dhfr- )細胞に含有せしめ
て得られるCHO細胞を「CHO(dhfr+ )細胞」
と表記する場合がある。
【0087】本発明において、ヒト・ガラニンレセプタ
ー蛋白質DNAを高発現できる形質転換体としては、例
えば、後述する実施例11で得られるpTS863で標
示される発現プラスミドをCHO(dhfr- )細胞に
含有せしめて得られるCHO(dhfr+ )細胞などが
挙げられる。具体的には、CHO/pTS863−5で
標示されるCHO(dhfr+ )細胞、CHO/pTS
863−7で標示されるCHO(dhfr+ )細胞など
が挙げられる。これらのCHO(dhfr+ )細胞は、
公知のヒト・ガラニンレセプター蛋白質を発現するCO
S細胞に比べて、大量のヒト・ガラニンレセプター蛋白
質を発現することができ、さらには、天然のヒト・ガラ
ニンレセプター蛋白質を含有する組織(例えば、ヒトme
lanoma Bowes細胞など)に比べて、約10〜100倍、
好ましくは約100倍のレセプター活性(例えば、リガ
ンド結合活性など)を有するものである。したがって、
これらのCHO(dhfr+ )細胞は、後述するヒト・
ガラニンレセプターアゴニスト/アンタゴニストのスク
リーニング方法に有効なものである。
ー蛋白質DNAを高発現できる形質転換体としては、例
えば、後述する実施例11で得られるpTS863で標
示される発現プラスミドをCHO(dhfr- )細胞に
含有せしめて得られるCHO(dhfr+ )細胞などが
挙げられる。具体的には、CHO/pTS863−5で
標示されるCHO(dhfr+ )細胞、CHO/pTS
863−7で標示されるCHO(dhfr+ )細胞など
が挙げられる。これらのCHO(dhfr+ )細胞は、
公知のヒト・ガラニンレセプター蛋白質を発現するCO
S細胞に比べて、大量のヒト・ガラニンレセプター蛋白
質を発現することができ、さらには、天然のヒト・ガラ
ニンレセプター蛋白質を含有する組織(例えば、ヒトme
lanoma Bowes細胞など)に比べて、約10〜100倍、
好ましくは約100倍のレセプター活性(例えば、リガ
ンド結合活性など)を有するものである。したがって、
これらのCHO(dhfr+ )細胞は、後述するヒト・
ガラニンレセプターアゴニスト/アンタゴニストのスク
リーニング方法に有効なものである。
【0088】本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質
および本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質を含有
する細胞は、本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質
DNAを含有するベクター(特に、発現プラスミド)を
含有する形質転換体を、ヒト・ガラニンレセプター蛋白
質をコードするDNAの発現が可能な条件下で培養する
ことによっても製造することができる。宿主がエシェリ
ヒア属菌、バチルス属菌である形質転換体を培養する
際、培養に使用される培地としては液体培地が適当であ
り、その中には該形質転換体の生育に必要な炭素源、窒
素源、無機物その他が含有せしめられる。炭素源として
は、たとえばグルコース、デキストリン、可溶性澱粉、
ショ糖など、窒素源としては、たとえばアンモニウム塩
類、硝酸塩類、コーンスチープ・リカー、ペプトン、カ
ゼイン、肉エキス、大豆粕、バレイショ抽出液などの無
機または有機物質、無機物としては、たとえば塩化カル
シウム、リン酸二水素ナトリウム、塩化マグネシウムな
どが挙げられる。また、酵母、ビタミン類、生長促進因
子などを添加してもよい。培地のpHは約5〜8が望ま
しい。
および本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質を含有
する細胞は、本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質
DNAを含有するベクター(特に、発現プラスミド)を
含有する形質転換体を、ヒト・ガラニンレセプター蛋白
質をコードするDNAの発現が可能な条件下で培養する
ことによっても製造することができる。宿主がエシェリ
ヒア属菌、バチルス属菌である形質転換体を培養する
際、培養に使用される培地としては液体培地が適当であ
り、その中には該形質転換体の生育に必要な炭素源、窒
素源、無機物その他が含有せしめられる。炭素源として
は、たとえばグルコース、デキストリン、可溶性澱粉、
ショ糖など、窒素源としては、たとえばアンモニウム塩
類、硝酸塩類、コーンスチープ・リカー、ペプトン、カ
ゼイン、肉エキス、大豆粕、バレイショ抽出液などの無
機または有機物質、無機物としては、たとえば塩化カル
シウム、リン酸二水素ナトリウム、塩化マグネシウムな
どが挙げられる。また、酵母、ビタミン類、生長促進因
子などを添加してもよい。培地のpHは約5〜8が望ま
しい。
【0089】エシェリヒア属菌を培養する際の培地とし
ては、例えばグルコース、カザミノ酸を含むM9培地
〔ミラー(Miller),ジャーナル・オブ・エクスペリメ
ンツ・イン・モレキュラー・ジェネティックス(Journa
l of Experiments in Molecular Genetics),431−
433,Cold Spring Harbor Laboratory, New York 1
972〕が好ましい。ここに必要によりプロモーターを
効率よく働かせるために、たとえば3β−インドリル
アクリル酸のような薬剤を加えることができる。宿主が
エシェリヒア属菌の場合、培養は通常約15〜43℃で
約3〜24時間行い、必要により、通気や攪拌を加える
こともできる。宿主がバチルス属菌の場合、培養は通常
約30〜40℃で約6〜24時間行ない、必要により通
気や攪拌を加えることもできる。
ては、例えばグルコース、カザミノ酸を含むM9培地
〔ミラー(Miller),ジャーナル・オブ・エクスペリメ
ンツ・イン・モレキュラー・ジェネティックス(Journa
l of Experiments in Molecular Genetics),431−
433,Cold Spring Harbor Laboratory, New York 1
972〕が好ましい。ここに必要によりプロモーターを
効率よく働かせるために、たとえば3β−インドリル
アクリル酸のような薬剤を加えることができる。宿主が
エシェリヒア属菌の場合、培養は通常約15〜43℃で
約3〜24時間行い、必要により、通気や攪拌を加える
こともできる。宿主がバチルス属菌の場合、培養は通常
約30〜40℃で約6〜24時間行ない、必要により通
気や攪拌を加えることもできる。
【0090】宿主が酵母である形質転換体を培養する
際、培地としては、たとえばバークホールダー(Burkho
lder)最小培地〔Bostian, K. L. ら、「プロシージン
グズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイ
エンシイズ・オブ・ザ・ユーエスエー(Proc. Natl. Ac
ad. Sci. USA),77巻,4505( 1980) 〕
や0. 5%カザミノ酸を含有するSD培地〔Bitter, G.
A. ら、「プロシージングズ・オブ・ザ・ナショナル・
アカデミー・オブ・サイエンシイズ・オブ・ザ・ユーエ
スエー(Proc. Natl. Acad. Sci. USA),81巻,
5330(1984)〕が挙げられる。培地のpHは約
5〜8に調整するのが好ましい。培養は通常約20℃〜
35℃で約24〜72時間行い、必要に応じて通気や攪
拌を加える。宿主が昆虫細胞である形質転換体を培養す
る際、培地としては、Grace's Insect Medium (Grace,
T.C.C.,ネイチャー(Nature),195,788(1962))に非動
化した10%ウシ血清等の添加物を適宜加えたものなど
が用いられる。培地のpHは約6.2〜6.4に調整す
るのが好ましい。培養は通常約27℃で約3〜5日間行
い、必要に応じて通気や攪拌を加える。
際、培地としては、たとえばバークホールダー(Burkho
lder)最小培地〔Bostian, K. L. ら、「プロシージン
グズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイ
エンシイズ・オブ・ザ・ユーエスエー(Proc. Natl. Ac
ad. Sci. USA),77巻,4505( 1980) 〕
や0. 5%カザミノ酸を含有するSD培地〔Bitter, G.
A. ら、「プロシージングズ・オブ・ザ・ナショナル・
アカデミー・オブ・サイエンシイズ・オブ・ザ・ユーエ
スエー(Proc. Natl. Acad. Sci. USA),81巻,
5330(1984)〕が挙げられる。培地のpHは約
5〜8に調整するのが好ましい。培養は通常約20℃〜
35℃で約24〜72時間行い、必要に応じて通気や攪
拌を加える。宿主が昆虫細胞である形質転換体を培養す
る際、培地としては、Grace's Insect Medium (Grace,
T.C.C.,ネイチャー(Nature),195,788(1962))に非動
化した10%ウシ血清等の添加物を適宜加えたものなど
が用いられる。培地のpHは約6.2〜6.4に調整す
るのが好ましい。培養は通常約27℃で約3〜5日間行
い、必要に応じて通気や攪拌を加える。
【0091】宿主が動物細胞である形質転換体を培養す
る際、培地としては、たとえば約5〜20%の胎児牛血
清を含むMEM培地〔サイエンス(Seience ),122
巻,501( 1952) 〕,DMEM培地〔ヴィロロジ
ー(Virology),8巻,396( 1959) 〕,RPM
I 1640培地〔ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン
・メディカル・アソシエーション(The Jounal of the
American Medical Association),199巻,519(
1967) 〕,199培地〔プロシージング・オブ・ザ
・ソサイエティ・フォー・ザ・バイオロジカル・メディ
スン(Proceeding of the Society for the Biological
Medicine ),73巻,1( 1950)〕,α- MEM
培地などが用いられる。特に、CHO(dhfr- )細
胞およびdhfr選択マーカー遺伝子を用いる場合、チ
ミジンをほとんど含まない透析ウシ胎児血清を含むDM
EM培地を用いるのが好ましい。pHは約6〜8である
のが好ましい。培養は通常約30℃〜40℃で約15〜
72時間行い、必要に応じて培地の交換、通気、攪拌な
どを加える。
る際、培地としては、たとえば約5〜20%の胎児牛血
清を含むMEM培地〔サイエンス(Seience ),122
巻,501( 1952) 〕,DMEM培地〔ヴィロロジ
ー(Virology),8巻,396( 1959) 〕,RPM
I 1640培地〔ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン
・メディカル・アソシエーション(The Jounal of the
American Medical Association),199巻,519(
1967) 〕,199培地〔プロシージング・オブ・ザ
・ソサイエティ・フォー・ザ・バイオロジカル・メディ
スン(Proceeding of the Society for the Biological
Medicine ),73巻,1( 1950)〕,α- MEM
培地などが用いられる。特に、CHO(dhfr- )細
胞およびdhfr選択マーカー遺伝子を用いる場合、チ
ミジンをほとんど含まない透析ウシ胎児血清を含むDM
EM培地を用いるのが好ましい。pHは約6〜8である
のが好ましい。培養は通常約30℃〜40℃で約15〜
72時間行い、必要に応じて培地の交換、通気、攪拌な
どを加える。
【0092】このようにして、ガラニンレセプター蛋白
質をコードするDNAを含有するベクター(特に、発現
プラスミド)を保持する形質転換体からガラニンレセプ
ター蛋白質を含有する細胞を製造することができる。例
えば、本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質を含有
する細胞としては、具体的には、ヒト・ガラニンレセプ
ター蛋白質を含有するCHO細胞などが好ましく、CH
O/pTS863−5で標示されるCHO(dhf
r+ )細胞、CHO/pTS863−7で標示されるC
HO(dhfr+ )細胞などを培養して製造することが
できる。上記した本発明のガラニンレセプター蛋白質を
含有する細胞の培養物からガラニンレセプター蛋白質
(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質)またはそ
の部分ペプチドを分離精製するには、例えば下記の方法
により行なうことができる。
質をコードするDNAを含有するベクター(特に、発現
プラスミド)を保持する形質転換体からガラニンレセプ
ター蛋白質を含有する細胞を製造することができる。例
えば、本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質を含有
する細胞としては、具体的には、ヒト・ガラニンレセプ
ター蛋白質を含有するCHO細胞などが好ましく、CH
O/pTS863−5で標示されるCHO(dhf
r+ )細胞、CHO/pTS863−7で標示されるC
HO(dhfr+ )細胞などを培養して製造することが
できる。上記した本発明のガラニンレセプター蛋白質を
含有する細胞の培養物からガラニンレセプター蛋白質
(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質)またはそ
の部分ペプチドを分離精製するには、例えば下記の方法
により行なうことができる。
【0093】ガラニンレセプター蛋白質を培養菌体ある
いは細胞から抽出するに際しては、培養後、公知の方法
で菌体あるいは細胞を集め、これを適当な緩衝液に懸濁
し、超音波、リゾチームおよび/または凍結融解などに
よって菌体あるいは細胞を破壊したのち、遠心分離やろ
過によりガラニンレセプター蛋白質の粗抽出液を得る方
法などが適宜用い得る。緩衝液の中に尿素や塩酸グアニ
ジンなどのたんぱく変性剤や、トリトンX−100(登
録商標。以下、TMと省略することがある。)などの界
面活性剤が含まれていてもよい。
いは細胞から抽出するに際しては、培養後、公知の方法
で菌体あるいは細胞を集め、これを適当な緩衝液に懸濁
し、超音波、リゾチームおよび/または凍結融解などに
よって菌体あるいは細胞を破壊したのち、遠心分離やろ
過によりガラニンレセプター蛋白質の粗抽出液を得る方
法などが適宜用い得る。緩衝液の中に尿素や塩酸グアニ
ジンなどのたんぱく変性剤や、トリトンX−100(登
録商標。以下、TMと省略することがある。)などの界
面活性剤が含まれていてもよい。
【0094】培養液中にガラニンレセプター蛋白質が分
泌される場合には、培養終了後、それ自体公知の方法で
菌体あるいは細胞と上清とを分離し、上清を集める。こ
のようにして得られた培養上清、あるいは抽出液中に含
まれるガラニンレセプター蛋白質の精製は、自体公知の
分離・精製法を適切に組み合わせて行なうことができ
る。これらの公知の分離、精製法としては、塩析や溶媒
沈澱法などの溶解度を利用する方法、透析法、限外ろ過
法、ゲルろ過法、およびSDS−ポリアクリルアミドゲ
ル電気泳動法などの主として分子量の差を利用する方
法、イオン交換クロマトグラフィーなどの荷電の差を利
用する方法、アフィニティークロマトグラフィーなどの
特異的親和性を利用する方法、逆相高速液体クロマトグ
ラフィーなどの疎水性の差を利用する方法、等電点電気
泳動法などの等電点の差を利用する方法などが用いられ
る。かくして得られるガラニンレセプター蛋白質が遊離
体で得られた場合には、自体公知の方法あるいはそれに
準じる方法によって塩に変換することができ、逆に塩で
得られた場合には自体公知の方法あるいはそれに準じる
方法により、遊離体または他の塩に変換することができ
る。
泌される場合には、培養終了後、それ自体公知の方法で
菌体あるいは細胞と上清とを分離し、上清を集める。こ
のようにして得られた培養上清、あるいは抽出液中に含
まれるガラニンレセプター蛋白質の精製は、自体公知の
分離・精製法を適切に組み合わせて行なうことができ
る。これらの公知の分離、精製法としては、塩析や溶媒
沈澱法などの溶解度を利用する方法、透析法、限外ろ過
法、ゲルろ過法、およびSDS−ポリアクリルアミドゲ
ル電気泳動法などの主として分子量の差を利用する方
法、イオン交換クロマトグラフィーなどの荷電の差を利
用する方法、アフィニティークロマトグラフィーなどの
特異的親和性を利用する方法、逆相高速液体クロマトグ
ラフィーなどの疎水性の差を利用する方法、等電点電気
泳動法などの等電点の差を利用する方法などが用いられ
る。かくして得られるガラニンレセプター蛋白質が遊離
体で得られた場合には、自体公知の方法あるいはそれに
準じる方法によって塩に変換することができ、逆に塩で
得られた場合には自体公知の方法あるいはそれに準じる
方法により、遊離体または他の塩に変換することができ
る。
【0095】なお、組換え体が産生するガラニンレセプ
ター蛋白質を、精製前または精製後に適当な蛋白修飾酵
素を作用させることにより、任意に修飾を加えたり、ポ
リペプチドを部分的に除去することもできる。蛋白修飾
酵素としては、例えば、トリプシン、キモトリプシン、
アルギニルエンドペプチダーゼ、プロテインキナーゼ、
グリコシダーゼなどが用いられる。かくして生成するガ
ラニンレセプター蛋白質の活性は標識したガラニンなど
との結合実験および特異抗体を用いたエンザイムイムノ
アッセイなどにより測定することができる。
ター蛋白質を、精製前または精製後に適当な蛋白修飾酵
素を作用させることにより、任意に修飾を加えたり、ポ
リペプチドを部分的に除去することもできる。蛋白修飾
酵素としては、例えば、トリプシン、キモトリプシン、
アルギニルエンドペプチダーゼ、プロテインキナーゼ、
グリコシダーゼなどが用いられる。かくして生成するガ
ラニンレセプター蛋白質の活性は標識したガラニンなど
との結合実験および特異抗体を用いたエンザイムイムノ
アッセイなどにより測定することができる。
【0096】なお、上記の手法において、本発明のヒト
・ガラニンレセプター蛋白質をコードするDNAに代え
て、公知のヒト・ガラニンレセプター蛋白質をコードす
るDNAを用いることによって、組換え型ヒト・ガラニ
ンレセプター蛋白質を高発現する細胞や組換え型ヒト・
ガラニンレセプター蛋白質を単離することもできる。公
知のヒト・ガラニンレセプター蛋白質はCOS細胞で発
現されているが、一般にCOS細胞での発現量は少な
い。しかし、本発明の発現プラスミドの構築方法に従え
ば、本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質を高発現
する細胞(特に、CHO細胞)だけでなく、公知のヒト
・ガラニンレセプター蛋白質を高発現する細胞(特に、
CHO細胞)を製造することができる。
・ガラニンレセプター蛋白質をコードするDNAに代え
て、公知のヒト・ガラニンレセプター蛋白質をコードす
るDNAを用いることによって、組換え型ヒト・ガラニ
ンレセプター蛋白質を高発現する細胞や組換え型ヒト・
ガラニンレセプター蛋白質を単離することもできる。公
知のヒト・ガラニンレセプター蛋白質はCOS細胞で発
現されているが、一般にCOS細胞での発現量は少な
い。しかし、本発明の発現プラスミドの構築方法に従え
ば、本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質を高発現
する細胞(特に、CHO細胞)だけでなく、公知のヒト
・ガラニンレセプター蛋白質を高発現する細胞(特に、
CHO細胞)を製造することができる。
【0097】本発明のガラニンレセプター蛋白質を含有
する細胞の細胞膜画分(例えば、ヒト・ガラニンレセプ
ター蛋白質を含有する細胞の細胞膜画分あるいはマウス
由来ガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞の細胞膜
画分)は、ガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞
(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質を含有する
細胞あるいはマウス由来ガラニンレセプター蛋白質を含
有する細胞)を破砕した後、それ自体公知の方法で得ら
れる細胞膜が多く含まれる画分のことをいう。細胞の破
砕方法としては、例えば、Potter−Elvehjem型ホモジナ
イザーで細胞を押し潰す方法、ワーリングブレンダーや
ポリトロン(Kinematica社製)による破砕、超音波によ
る破砕、フレンチプレスなどで加圧しながら細胞を細い
ノズルから噴出させることによる破砕などが挙げられ
る。細胞膜の分画には、分画遠心分離法や密度勾配遠心
分離法などの遠心力による分画法が主として用いられ
る。例えば、細胞破砕液を低速(500rpm〜300
0rpm)で短時間(通常、約1分〜10分)遠心し、
上清をさらに高速(15000rpm〜30000rp
m)で通常30分〜2時間遠心し、得られる沈澱を膜画
分とする。該膜画分中には、発現したガラニンレセプタ
ー蛋白質(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質あ
るいはマウス由来ガラニンレセプター蛋白質)と細胞由
来のリン脂質や膜蛋白質などの膜成分が多く含まれる。
本発明のガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞やそ
の細胞膜画分中のガラニンレセプター蛋白質の量(例え
ば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞や
その細胞膜画分中のヒト・ガラニンレセプター蛋白質の
量あるいはマウス由来ガラニンレセプター蛋白質を含有
する細胞やその細胞膜画分中のマウス由来ガラニンレセ
プター蛋白質の量)は、1細胞当たり103 〜108 分
子であるのが好ましく、105 〜107 分子であるのが
好適である。なお、発現量が多いほど膜画分当たりのリ
ガンド結合活性(比活性)が高くなり、高感度なスクリ
ーニング系の構築が可能になるばかりでなく、同一ロッ
トで大量の試料を測定できるようになる。
する細胞の細胞膜画分(例えば、ヒト・ガラニンレセプ
ター蛋白質を含有する細胞の細胞膜画分あるいはマウス
由来ガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞の細胞膜
画分)は、ガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞
(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質を含有する
細胞あるいはマウス由来ガラニンレセプター蛋白質を含
有する細胞)を破砕した後、それ自体公知の方法で得ら
れる細胞膜が多く含まれる画分のことをいう。細胞の破
砕方法としては、例えば、Potter−Elvehjem型ホモジナ
イザーで細胞を押し潰す方法、ワーリングブレンダーや
ポリトロン(Kinematica社製)による破砕、超音波によ
る破砕、フレンチプレスなどで加圧しながら細胞を細い
ノズルから噴出させることによる破砕などが挙げられ
る。細胞膜の分画には、分画遠心分離法や密度勾配遠心
分離法などの遠心力による分画法が主として用いられ
る。例えば、細胞破砕液を低速(500rpm〜300
0rpm)で短時間(通常、約1分〜10分)遠心し、
上清をさらに高速(15000rpm〜30000rp
m)で通常30分〜2時間遠心し、得られる沈澱を膜画
分とする。該膜画分中には、発現したガラニンレセプタ
ー蛋白質(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質あ
るいはマウス由来ガラニンレセプター蛋白質)と細胞由
来のリン脂質や膜蛋白質などの膜成分が多く含まれる。
本発明のガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞やそ
の細胞膜画分中のガラニンレセプター蛋白質の量(例え
ば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞や
その細胞膜画分中のヒト・ガラニンレセプター蛋白質の
量あるいはマウス由来ガラニンレセプター蛋白質を含有
する細胞やその細胞膜画分中のマウス由来ガラニンレセ
プター蛋白質の量)は、1細胞当たり103 〜108 分
子であるのが好ましく、105 〜107 分子であるのが
好適である。なお、発現量が多いほど膜画分当たりのリ
ガンド結合活性(比活性)が高くなり、高感度なスクリ
ーニング系の構築が可能になるばかりでなく、同一ロッ
トで大量の試料を測定できるようになる。
【0098】本発明のガラニンレセプター蛋白質、ガラ
ニンレセプター蛋白質の部分ペプチドおよびガラニンレ
セプター蛋白質をコードするDNAは、抗体および抗
血清の入手、組換え型レセプター蛋白質の発現系の構
築、同発現系を用いたレセプター結合アッセイ系の開
発と医薬品候補化合物のスクリーニング、構造的に類
似したリガンド・レセプターとの比較にもとづいたドラ
ッグデザインの実施、遺伝子診断におけるプローブ、
PCRプライマーの作製、遺伝子治療、トランスジ
ェニック動物(例えば、トランスジェニックマウスな
ど)の作製、遺伝子欠損による病態モデル動物の作製
等に用いることができる。特に、本発明の組み替え型ガ
ラニンレセプター蛋白質の発現系を用いたレセプター結
合アッセイ系によって、ヒトなどの温血動物に特異的な
ガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニストを
スクリーニングすることができ、該アゴニストまたはア
ンタゴニストを各種疾病の予防・治療剤などとして使用
することができる。例えば、本発明のマウス由来ガラニ
ンレセプター蛋白質をコードするDNAおよびマウス由
来ガラニンレセプター蛋白質は、抗体および抗血清の
入手、組換え型レセプター蛋白質の発現系の構築、
同発現系を用いたレセプター結合アッセイ系の開発と医
薬品候補化合物のスクリーニング、構造的に類似した
ガラニンレセプターとの比較にもとづいたドラッグデザ
インの実施、遺伝子診断におけるプローブ、PCRプ
ライマーの作成、トランスジェニックマウスの作製、
遺伝子欠損による病態モデル動物の作製等に用いるこ
とができる。
ニンレセプター蛋白質の部分ペプチドおよびガラニンレ
セプター蛋白質をコードするDNAは、抗体および抗
血清の入手、組換え型レセプター蛋白質の発現系の構
築、同発現系を用いたレセプター結合アッセイ系の開
発と医薬品候補化合物のスクリーニング、構造的に類
似したリガンド・レセプターとの比較にもとづいたドラ
ッグデザインの実施、遺伝子診断におけるプローブ、
PCRプライマーの作製、遺伝子治療、トランスジ
ェニック動物(例えば、トランスジェニックマウスな
ど)の作製、遺伝子欠損による病態モデル動物の作製
等に用いることができる。特に、本発明の組み替え型ガ
ラニンレセプター蛋白質の発現系を用いたレセプター結
合アッセイ系によって、ヒトなどの温血動物に特異的な
ガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニストを
スクリーニングすることができ、該アゴニストまたはア
ンタゴニストを各種疾病の予防・治療剤などとして使用
することができる。例えば、本発明のマウス由来ガラニ
ンレセプター蛋白質をコードするDNAおよびマウス由
来ガラニンレセプター蛋白質は、抗体および抗血清の
入手、組換え型レセプター蛋白質の発現系の構築、
同発現系を用いたレセプター結合アッセイ系の開発と医
薬品候補化合物のスクリーニング、構造的に類似した
ガラニンレセプターとの比較にもとづいたドラッグデザ
インの実施、遺伝子診断におけるプローブ、PCRプ
ライマーの作成、トランスジェニックマウスの作製、
遺伝子欠損による病態モデル動物の作製等に用いるこ
とができる。
【0099】また、本発明のヒト・ガラニンレセプター
蛋白質、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質の部分ペプチ
ドおよびヒト・ガラニンレセプター蛋白質をコードする
DNAは、抗体および抗血清の入手、組換え型レセ
プター蛋白質の発現系の構築、同発現系を用いたレセ
プター結合アッセイ系の開発と医薬品候補化合物のスク
リーニング、構造的に類似したリガンド・レセプター
との比較にもとづいたドラッグデザインの実施、遺伝
子診断におけるプローブ、PCRプライマーの作製、
遺伝子治療などに用いることができる。特に、本発明の
ヒト・ガラニンレセプター蛋白質の発現系を用いたレセ
プター結合アッセイ系によって、温血動物(特に、ヒ
ト)に特異的なガラニンレセプターアゴニストまたはア
ンタゴニストをスクリーニングすることができ、該アゴ
ニストまたはアンタゴニストをガラニンに起因する各種
疾病の予防・治療剤などとして使用することができる。
蛋白質、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質の部分ペプチ
ドおよびヒト・ガラニンレセプター蛋白質をコードする
DNAは、抗体および抗血清の入手、組換え型レセ
プター蛋白質の発現系の構築、同発現系を用いたレセ
プター結合アッセイ系の開発と医薬品候補化合物のスク
リーニング、構造的に類似したリガンド・レセプター
との比較にもとづいたドラッグデザインの実施、遺伝
子診断におけるプローブ、PCRプライマーの作製、
遺伝子治療などに用いることができる。特に、本発明の
ヒト・ガラニンレセプター蛋白質の発現系を用いたレセ
プター結合アッセイ系によって、温血動物(特に、ヒ
ト)に特異的なガラニンレセプターアゴニストまたはア
ンタゴニストをスクリーニングすることができ、該アゴ
ニストまたはアンタゴニストをガラニンに起因する各種
疾病の予防・治療剤などとして使用することができる。
【0100】本発明のガラニンレセプター蛋白質、ガラ
ニンレセプター蛋白質部分ペプチド、ガラニンレセプタ
ー蛋白質をコードするDNAおよび抗体の用途につい
て、以下により具体的に説明する。 (1)ガラニンの定量法 本発明のガラニンレセプター蛋白質(例えば、ヒト・ガ
ラニンレセプター蛋白質あるいはマウス由来ガラニンレ
セプター蛋白質)もしくはその塩、または本発明の部分
ペプチドまたはその塩は、リガンドであるガラニンに対
して特異的な結合性を有しているので、被検体中のガラ
ニンの濃度あるいは生体内におけるガラニン濃度を感度
良く定量することができる。
ニンレセプター蛋白質部分ペプチド、ガラニンレセプタ
ー蛋白質をコードするDNAおよび抗体の用途につい
て、以下により具体的に説明する。 (1)ガラニンの定量法 本発明のガラニンレセプター蛋白質(例えば、ヒト・ガ
ラニンレセプター蛋白質あるいはマウス由来ガラニンレ
セプター蛋白質)もしくはその塩、または本発明の部分
ペプチドまたはその塩は、リガンドであるガラニンに対
して特異的な結合性を有しているので、被検体中のガラ
ニンの濃度あるいは生体内におけるガラニン濃度を感度
良く定量することができる。
【0101】すなわち、被検体を本発明のガラニンレセ
プター蛋白質(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白
質あるいはマウス由来ガラニンレセプター蛋白質)もし
くはその塩、またはガラニンレセプター蛋白質(例え
ば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質あるいはマウス由
来ガラニンレセプター蛋白質)の部分ペプチドもしくは
その塩と接触させることによって、被検体中のガラニン
濃度を定量することができる。本発明のガラニンの定量
方法は、例えば競合法と組み合わせることによって用い
ることができる。具体的には、例えば、以下のまたは
などに記載の方法あるいはそれに準じる方法に従って
用いることができる。 入江寛編「ラジオイムノアッセイ」(講談社、昭和4
9年発行) 入江寛編「続ラジオイムノアッセイ」(講談社、昭和
54年発行) さらに、本発明のガラニンの定量法は、ガラニン濃度の
増減に起因する疾病(例えば、胃潰瘍、糖尿病、アルツ
ハイマー病など)の診断方法としても使用できる。
プター蛋白質(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白
質あるいはマウス由来ガラニンレセプター蛋白質)もし
くはその塩、またはガラニンレセプター蛋白質(例え
ば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質あるいはマウス由
来ガラニンレセプター蛋白質)の部分ペプチドもしくは
その塩と接触させることによって、被検体中のガラニン
濃度を定量することができる。本発明のガラニンの定量
方法は、例えば競合法と組み合わせることによって用い
ることができる。具体的には、例えば、以下のまたは
などに記載の方法あるいはそれに準じる方法に従って
用いることができる。 入江寛編「ラジオイムノアッセイ」(講談社、昭和4
9年発行) 入江寛編「続ラジオイムノアッセイ」(講談社、昭和
54年発行) さらに、本発明のガラニンの定量法は、ガラニン濃度の
増減に起因する疾病(例えば、胃潰瘍、糖尿病、アルツ
ハイマー病など)の診断方法としても使用できる。
【0102】(2)ガラニンレセプターアゴニストまた
はアンタゴニストのスクリーニング方法 本発明のガラニンレセプター蛋白質(例えば、マウス由
来ガラニンレセプター蛋白質)もしくはその塩、または
本発明の部分ペプチドもしくはその塩を用いるか、また
は組換え型レセプター蛋白質の発現系を構築し、該発現
系を用いたレセプター結合アッセイ系を用いることによ
って、ガラニンとガラニンレセプター蛋白質(例えば、
マウス由来ガラニンレセプター蛋白質)との結合を阻害
する化合物(例えば、ペプチド、蛋白質、非ペプチド性
化合物、合成化合物、発酵生産物、細胞抽出液、植物抽
出液、動物組織抽出液など)またはその塩をスクリーニ
ングすることができる。
はアンタゴニストのスクリーニング方法 本発明のガラニンレセプター蛋白質(例えば、マウス由
来ガラニンレセプター蛋白質)もしくはその塩、または
本発明の部分ペプチドもしくはその塩を用いるか、また
は組換え型レセプター蛋白質の発現系を構築し、該発現
系を用いたレセプター結合アッセイ系を用いることによ
って、ガラニンとガラニンレセプター蛋白質(例えば、
マウス由来ガラニンレセプター蛋白質)との結合を阻害
する化合物(例えば、ペプチド、蛋白質、非ペプチド性
化合物、合成化合物、発酵生産物、細胞抽出液、植物抽
出液、動物組織抽出液など)またはその塩をスクリーニ
ングすることができる。
【0103】このような化合物には、ガラニンレセプタ
ー(例えば、マウス由来ガラニンレセプター)を介して
細胞刺激活性(例えば、アラキドン酸遊離、アセチルコ
リン遊離、細胞内Ca2+遊離、細胞内cAMP生成、細
胞内cGMP生成、イノシトールリン酸産生、細胞膜電
位変動、細胞内蛋白質のリン酸化、c−fosの活性
化、pHの低下、インスリン分泌などを促進する活性ま
たは抑制する活性など、特に細胞内cAMP生成または
インスリン分泌を促進する活性または抑制する活性な
ど)を有する化合物(いわゆる、ガラニンレセプターア
ゴニスト)と該細胞刺激活性を有しない化合物(いわゆ
る、ガラニンレセプターアンタゴニスト)などが含まれ
る。
ー(例えば、マウス由来ガラニンレセプター)を介して
細胞刺激活性(例えば、アラキドン酸遊離、アセチルコ
リン遊離、細胞内Ca2+遊離、細胞内cAMP生成、細
胞内cGMP生成、イノシトールリン酸産生、細胞膜電
位変動、細胞内蛋白質のリン酸化、c−fosの活性
化、pHの低下、インスリン分泌などを促進する活性ま
たは抑制する活性など、特に細胞内cAMP生成または
インスリン分泌を促進する活性または抑制する活性な
ど)を有する化合物(いわゆる、ガラニンレセプターア
ゴニスト)と該細胞刺激活性を有しない化合物(いわゆ
る、ガラニンレセプターアンタゴニスト)などが含まれ
る。
【0104】すなわち、本発明は、(i)本発明のガラ
ニンレセプター蛋白質もしくはその塩または本発明の部
分ペプチドもしくはその塩に、ガラニンを接触させた場
合と(ii)本発明のガラニンレセプター蛋白質もしくは
その塩または本発明の部分ペプチドもしくはその塩に、
ガラニンおよび試験化合物を接触させた場合との比較を
行なうことを特徴とするガラニンレセプターアゴニスト
またはアンタゴニストのスクリーニング方法を提供す
る。
ニンレセプター蛋白質もしくはその塩または本発明の部
分ペプチドもしくはその塩に、ガラニンを接触させた場
合と(ii)本発明のガラニンレセプター蛋白質もしくは
その塩または本発明の部分ペプチドもしくはその塩に、
ガラニンおよび試験化合物を接触させた場合との比較を
行なうことを特徴とするガラニンレセプターアゴニスト
またはアンタゴニストのスクリーニング方法を提供す
る。
【0105】本発明のスクリーニング方法においては、
(i)本発明のガラニンレセプター蛋白質(例えば、マ
ウス由来ガラニンレセプター蛋白質など)もしくはその
塩または本発明の部分ペプチドもしくはその塩に、ガラ
ニンを接触させた場合と(ii)本発明のガラニンレセプ
ター蛋白質(例えば、マウス由来ガラニンレセプター蛋
白質など)もしくはその塩または本発明の部分ペプチド
もしくはその塩に、ガラニンおよび試験化合物を接触さ
せた場合における、例えば該ガラニンレセプター蛋白質
(例えば、マウス由来ガラニンレセプター蛋白質)もし
くはその塩または該部分ペプチドもしくはその塩に対す
るガラニンの結合量、細胞刺激活性などを測定して、比
較することを特徴とする。
(i)本発明のガラニンレセプター蛋白質(例えば、マ
ウス由来ガラニンレセプター蛋白質など)もしくはその
塩または本発明の部分ペプチドもしくはその塩に、ガラ
ニンを接触させた場合と(ii)本発明のガラニンレセプ
ター蛋白質(例えば、マウス由来ガラニンレセプター蛋
白質など)もしくはその塩または本発明の部分ペプチド
もしくはその塩に、ガラニンおよび試験化合物を接触さ
せた場合における、例えば該ガラニンレセプター蛋白質
(例えば、マウス由来ガラニンレセプター蛋白質)もし
くはその塩または該部分ペプチドもしくはその塩に対す
るガラニンの結合量、細胞刺激活性などを測定して、比
較することを特徴とする。
【0106】ガラニンレセプターアゴニストまたはアン
タゴニストのスクリーニング方法においては、ヒト・ガ
ラニンレセプタータンパク質としてヒト海馬を用いるこ
とも考えられる。しかし、ヒト由来の組織は入手が極め
て困難であるため、スクリーニングに用いるものとして
は適当ではなく、実際には、細胞(特に、CHO細胞な
どの動物細胞)に大量発現させた組換え型ヒト・ガラニ
ンレセプター蛋白質が適している。さらには、ヒト・ガ
ラニンレセプター蛋白質を持続的に安定発現している細
胞株を用いるのが最も好ましい。したがって、本発明の
ヒト・ガラニンレセプター蛋白質もしくはその塩、本発
明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質の部分ペプチドも
しくはその塩、または本発明のヒト・ガラニンレセプタ
ー蛋白質を含有する細胞またはその細胞膜画分は、ガラ
ニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスク
リーニング用試薬として有用である。すなわち、本発明
は、本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質もしくは
その塩、本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質の部
分ペプチドもしくはその塩、または本発明のヒト・ガラ
ニンレセプター蛋白質を含有する細胞またはその細胞膜
画分を用いることを特徴とするガラニンレセプターアゴ
ニストまたはアンタゴニストのスクリーニング方法を提
供する。
タゴニストのスクリーニング方法においては、ヒト・ガ
ラニンレセプタータンパク質としてヒト海馬を用いるこ
とも考えられる。しかし、ヒト由来の組織は入手が極め
て困難であるため、スクリーニングに用いるものとして
は適当ではなく、実際には、細胞(特に、CHO細胞な
どの動物細胞)に大量発現させた組換え型ヒト・ガラニ
ンレセプター蛋白質が適している。さらには、ヒト・ガ
ラニンレセプター蛋白質を持続的に安定発現している細
胞株を用いるのが最も好ましい。したがって、本発明の
ヒト・ガラニンレセプター蛋白質もしくはその塩、本発
明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質の部分ペプチドも
しくはその塩、または本発明のヒト・ガラニンレセプタ
ー蛋白質を含有する細胞またはその細胞膜画分は、ガラ
ニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスク
リーニング用試薬として有用である。すなわち、本発明
は、本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質もしくは
その塩、本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質の部
分ペプチドもしくはその塩、または本発明のヒト・ガラ
ニンレセプター蛋白質を含有する細胞またはその細胞膜
画分を用いることを特徴とするガラニンレセプターアゴ
ニストまたはアンタゴニストのスクリーニング方法を提
供する。
【0107】より具体的には、本発明は、 (I)(i)本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白
質、その部分ペプチドまたはそれらの塩に、ガラニンを
接触させた場合と(ii)本発明のヒト・ガラニンレセプ
ター蛋白質、その部分ペプチドまたはそれらの塩に、ガ
ラニンおよび試験化合物などの試料を接触させた場合と
の比較を行なうことを特徴とするガラニンレセプターア
ゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング方法、
および (II)(i)本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質
を含有する細胞またはその細胞膜画分に、ガラニンを接
触させた場合と(ii)本発明のヒト・ガラニンレセプタ
ー蛋白質を含有する細胞またはその細胞膜画分に、ガラ
ニンおよび試験化合物などの試料を接触させた場合との
比較を行なうことを特徴とするガラニンレセプターアゴ
ニストまたはアンタゴニストのスクリーニング方法を提
供する。具体的には、本発明のスクリーニング方法
(I)および(II)においては、(i)と(ii)の場合
における、例えば該ヒト・ガラニンレセプター蛋白質、
その部分ペプチドもしくはそれらの塩、またはヒト・ガ
ラニンレセプター蛋白質を含有する細胞もしくはその細
胞膜画分に対するガラニンの結合量、細胞刺激活性など
を測定して、比較することを特徴とするものである。
質、その部分ペプチドまたはそれらの塩に、ガラニンを
接触させた場合と(ii)本発明のヒト・ガラニンレセプ
ター蛋白質、その部分ペプチドまたはそれらの塩に、ガ
ラニンおよび試験化合物などの試料を接触させた場合と
の比較を行なうことを特徴とするガラニンレセプターア
ゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング方法、
および (II)(i)本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質
を含有する細胞またはその細胞膜画分に、ガラニンを接
触させた場合と(ii)本発明のヒト・ガラニンレセプタ
ー蛋白質を含有する細胞またはその細胞膜画分に、ガラ
ニンおよび試験化合物などの試料を接触させた場合との
比較を行なうことを特徴とするガラニンレセプターアゴ
ニストまたはアンタゴニストのスクリーニング方法を提
供する。具体的には、本発明のスクリーニング方法
(I)および(II)においては、(i)と(ii)の場合
における、例えば該ヒト・ガラニンレセプター蛋白質、
その部分ペプチドもしくはそれらの塩、またはヒト・ガ
ラニンレセプター蛋白質を含有する細胞もしくはその細
胞膜画分に対するガラニンの結合量、細胞刺激活性など
を測定して、比較することを特徴とするものである。
【0108】より具体的には、本発明は、 (i)標識したガラニンを、本発明のガラニンレセ
プター蛋白質(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白
質)もしくはその部分ペプチドまたはそれらの塩に接触
させた場合と、(ii)標識したガラニン(例えば、ヒト
・ガラニン)および試験化合物を、本発明のガラニンレ
セプター蛋白質(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋
白質)もしくはその部分ペプチドまたはそれらの塩に接
触させた場合における、標識したガラニンの該レセプタ
ー蛋白質、その部分ペプチドまたはそれらの塩に対する
結合量を測定し、比較することを特徴とするガラニンレ
セプターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニ
ング方法、 (a)(i)標識したガラニンを、本発明のガラニ
ンレセプター蛋白質(例えば、ヒト・ガラニンレセプタ
ー蛋白質あるいはマウス由来ガラニンレセプター蛋白
質)を含有する細胞(例えば、マウスMIN6細胞(F
ERM BP−4954)など)または該細胞の膜画分
に接触させた場合と、(ii)標識したガラニンおよび試
験化合物を、本発明のガラニンレセプター蛋白質(例え
ば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質あるいはマウス由
来ガラニンレセプター蛋白質)を含有する細胞またはそ
の細胞膜画分に接触させた場合における、標識したガラ
ニンの該細胞またはその細胞膜画分に対する結合量を測
定し、比較することを特徴とするガラニンレセプターア
ゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング方法、
および (b)(i)ガラニンを、本発明のガラニンレセプター
蛋白質(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質ある
いはマウス由来ガラニンレセプター蛋白質)を含有する
細胞(例えば、マウスMIN6細胞(FERM BP−
4954)など)またはその細胞膜画分に接触させた場
合と、(ii)ガラニンおよび試験化合物を、本発明のガ
ラニンレセプター蛋白質を含有する細胞またはその細胞
膜画分に接触させた場合における、ガラニンレセプター
(例えば、ヒト・ガラニンレセプターあるいはマウス由
来ガラニンレセプター)を介した細胞刺激活性(例え
ば、K+ チャンネルの開放、N型Ca+ チャンネルの閉
鎖、アラキドン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内C
a2+濃度の変動、細胞内cAMP生成(の抑制)、細胞
内cGMP生成、インスリン分泌、イノシトールリン酸
産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリン酸化、c−
fosの活性化、pHの低下、細胞の遊走活性、ホルモ
ンの分泌、G蛋白質の活性化、細胞増殖などを促進する
活性または抑制する活性など、特に細胞内cAMP生成
またはインスリン分泌を促進する活性または抑制する活
性など)を測定し、比較することを特徴とするガラニン
レセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリー
ニング方法、 標識ガラニンを、本発明のガラニンレセプター蛋白
質(例えば、マウス由来ガラニンレセプター蛋白質)を
コードするDNAを含有する形質転換体を培養すること
によって細胞膜上に発現したガラニンレセプター蛋白質
(例えば、マウス由来ガラニンレセプター蛋白質)に接
触させた場合と、標識したガラニンおよび試験化合物を
本発明のガラニンレセプター蛋白質(例えば、マウス由
来ガラニンレセプター蛋白質)をコードするDNAを含
有する形質転換体を培養することによって細胞膜上に発
現したガラニンレセプター蛋白質(例えば、マウス由来
ガラニンレセプター蛋白質)に接触させた場合におけ
る、標識ガラニンの該ガラニンレセプター蛋白質(例え
ば、マウス由来ガラニンレセプター蛋白質)に対する結
合量を測定し、比較することを特徴とするガラニンレセ
プターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニン
グ方法、
プター蛋白質(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白
質)もしくはその部分ペプチドまたはそれらの塩に接触
させた場合と、(ii)標識したガラニン(例えば、ヒト
・ガラニン)および試験化合物を、本発明のガラニンレ
セプター蛋白質(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋
白質)もしくはその部分ペプチドまたはそれらの塩に接
触させた場合における、標識したガラニンの該レセプタ
ー蛋白質、その部分ペプチドまたはそれらの塩に対する
結合量を測定し、比較することを特徴とするガラニンレ
セプターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニ
ング方法、 (a)(i)標識したガラニンを、本発明のガラニ
ンレセプター蛋白質(例えば、ヒト・ガラニンレセプタ
ー蛋白質あるいはマウス由来ガラニンレセプター蛋白
質)を含有する細胞(例えば、マウスMIN6細胞(F
ERM BP−4954)など)または該細胞の膜画分
に接触させた場合と、(ii)標識したガラニンおよび試
験化合物を、本発明のガラニンレセプター蛋白質(例え
ば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質あるいはマウス由
来ガラニンレセプター蛋白質)を含有する細胞またはそ
の細胞膜画分に接触させた場合における、標識したガラ
ニンの該細胞またはその細胞膜画分に対する結合量を測
定し、比較することを特徴とするガラニンレセプターア
ゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング方法、
および (b)(i)ガラニンを、本発明のガラニンレセプター
蛋白質(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質ある
いはマウス由来ガラニンレセプター蛋白質)を含有する
細胞(例えば、マウスMIN6細胞(FERM BP−
4954)など)またはその細胞膜画分に接触させた場
合と、(ii)ガラニンおよび試験化合物を、本発明のガ
ラニンレセプター蛋白質を含有する細胞またはその細胞
膜画分に接触させた場合における、ガラニンレセプター
(例えば、ヒト・ガラニンレセプターあるいはマウス由
来ガラニンレセプター)を介した細胞刺激活性(例え
ば、K+ チャンネルの開放、N型Ca+ チャンネルの閉
鎖、アラキドン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内C
a2+濃度の変動、細胞内cAMP生成(の抑制)、細胞
内cGMP生成、インスリン分泌、イノシトールリン酸
産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリン酸化、c−
fosの活性化、pHの低下、細胞の遊走活性、ホルモ
ンの分泌、G蛋白質の活性化、細胞増殖などを促進する
活性または抑制する活性など、特に細胞内cAMP生成
またはインスリン分泌を促進する活性または抑制する活
性など)を測定し、比較することを特徴とするガラニン
レセプターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリー
ニング方法、 標識ガラニンを、本発明のガラニンレセプター蛋白
質(例えば、マウス由来ガラニンレセプター蛋白質)を
コードするDNAを含有する形質転換体を培養すること
によって細胞膜上に発現したガラニンレセプター蛋白質
(例えば、マウス由来ガラニンレセプター蛋白質)に接
触させた場合と、標識したガラニンおよび試験化合物を
本発明のガラニンレセプター蛋白質(例えば、マウス由
来ガラニンレセプター蛋白質)をコードするDNAを含
有する形質転換体を培養することによって細胞膜上に発
現したガラニンレセプター蛋白質(例えば、マウス由来
ガラニンレセプター蛋白質)に接触させた場合におけ
る、標識ガラニンの該ガラニンレセプター蛋白質(例え
ば、マウス由来ガラニンレセプター蛋白質)に対する結
合量を測定し、比較することを特徴とするガラニンレセ
プターアゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニン
グ方法、
【0109】 ガラニンを、本発明のガラニンレセプ
ター蛋白質(例えば、マウス由来ガラニンレセプター蛋
白質)をコードするDNAを含有する形質転換体を培養
することによって細胞膜上に発現したガラニンレセプタ
ー蛋白質(例えば、マウス由来ガラニンレセプター蛋白
質)に接触させた場合と、ガラニンおよび試験化合物を
本発明のガラニンレセプター蛋白質(例えば、マウス由
来ガラニンレセプター蛋白質)をコードするDNAを含
有する形質転換体を培養することによって細胞膜上に発
現したガラニンレセプター蛋白質(例えば、マウス由来
ガラニンレセプター蛋白質)に接触させた場合におけ
る、ガラニンレセプター(例えば、マウス由来ガラニン
レセプター)を介する細胞刺激活性(例えば、アラキド
ン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+遊離、細
胞内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノシトール
リン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリン酸
化、c−fosの活性化、pHの低下、インスリン分泌
などを促進する活性または抑制する活性など、特に細胞
内cAMP生成またはインスリン分泌を促進する活性ま
たは抑制する活性など)を測定し、比較することを特徴
とするガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニ
ストのスクリーニング方法を提供する。
ター蛋白質(例えば、マウス由来ガラニンレセプター蛋
白質)をコードするDNAを含有する形質転換体を培養
することによって細胞膜上に発現したガラニンレセプタ
ー蛋白質(例えば、マウス由来ガラニンレセプター蛋白
質)に接触させた場合と、ガラニンおよび試験化合物を
本発明のガラニンレセプター蛋白質(例えば、マウス由
来ガラニンレセプター蛋白質)をコードするDNAを含
有する形質転換体を培養することによって細胞膜上に発
現したガラニンレセプター蛋白質(例えば、マウス由来
ガラニンレセプター蛋白質)に接触させた場合におけ
る、ガラニンレセプター(例えば、マウス由来ガラニン
レセプター)を介する細胞刺激活性(例えば、アラキド
ン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+遊離、細
胞内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノシトール
リン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリン酸
化、c−fosの活性化、pHの低下、インスリン分泌
などを促進する活性または抑制する活性など、特に細胞
内cAMP生成またはインスリン分泌を促進する活性ま
たは抑制する活性など)を測定し、比較することを特徴
とするガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニ
ストのスクリーニング方法を提供する。
【0110】上記のまたは(a)のスクリーニング
方法において、ガラニンレセプター蛋白質(例えば、ヒ
ト・ガラニンレセプター蛋白質)に結合して、ガラニン
とガラニンレセプター蛋白質(例えば、ヒト・ガラニン
レセプター蛋白質)との結合を阻害する化合物がガラニ
ンレセプターアゴニストまたはアンタゴニストとして選
択できる。さらに、上記(b)のスクリーニング方法
において、ガラニンレセプター(例えば、ヒト・ガラニ
ンレセプター)に結合し、該レセプターを介して細胞刺
激活性(例えば、K+ チャンネルの開放、N型Ca+ チ
ャンネルの閉鎖、アラキドン酸遊離、アセチルコリン遊
離、細胞内Ca2+濃度の変動、細胞内cAMP生成の抑
制、イノシトールリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内
蛋白質のリン酸化、c−fosの活性化、pHの低下、
細胞の遊走活性、ホルモンの分泌、G蛋白質の活性化、
細胞増殖などを促進する活性または抑制する活性など)
を有する化合物をガラニンレセプターアゴニストとして
選択することができる。一方、上記のまたは(a)
のスクリーニング方法において、ガラニンとガラニンレ
セプター蛋白質(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋
白質)との結合を阻害する活性が認められた試験化合物
の中で、該細胞刺激活性を有しない化合物をガラニンレ
セプターアンタゴニストとして選択することができる。
方法において、ガラニンレセプター蛋白質(例えば、ヒ
ト・ガラニンレセプター蛋白質)に結合して、ガラニン
とガラニンレセプター蛋白質(例えば、ヒト・ガラニン
レセプター蛋白質)との結合を阻害する化合物がガラニ
ンレセプターアゴニストまたはアンタゴニストとして選
択できる。さらに、上記(b)のスクリーニング方法
において、ガラニンレセプター(例えば、ヒト・ガラニ
ンレセプター)に結合し、該レセプターを介して細胞刺
激活性(例えば、K+ チャンネルの開放、N型Ca+ チ
ャンネルの閉鎖、アラキドン酸遊離、アセチルコリン遊
離、細胞内Ca2+濃度の変動、細胞内cAMP生成の抑
制、イノシトールリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内
蛋白質のリン酸化、c−fosの活性化、pHの低下、
細胞の遊走活性、ホルモンの分泌、G蛋白質の活性化、
細胞増殖などを促進する活性または抑制する活性など)
を有する化合物をガラニンレセプターアゴニストとして
選択することができる。一方、上記のまたは(a)
のスクリーニング方法において、ガラニンとガラニンレ
セプター蛋白質(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋
白質)との結合を阻害する活性が認められた試験化合物
の中で、該細胞刺激活性を有しない化合物をガラニンレ
セプターアンタゴニストとして選択することができる。
【0111】本発明のガラニンレセプター蛋白質(例え
ば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質)を含有する細胞
が得られる以前は、ガラニンレセプター蛋白質(例え
ば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質)を高発現できる
細胞がなかったため、ガラニンレセプターアゴニストま
たはアンタゴニストを効率良くスクリーニングすること
ができなかった。本発明のスクリーニング方法の具体的
な説明を以下にする。まず、本発明のスクリーニング方
法に用いるガラニンレセプター蛋白質、例えば、マウス
由来ガラニンレセプター蛋白質としては、本発明のガラ
ニンレセプター蛋白質またはガラニンレセプター蛋白質
の部分ペプチド、例えば、マウス由来ガラニンレセプタ
ー蛋白質またはマウス由来ガラニンレセプター蛋白質の
部分ペプチドを含有するものであれば何れのものであっ
てもよいが、マウスなどの臓器、組織、細胞などの膜画
分が好適である。また、組換え体を用いて大量発現させ
たガラニンレセプター蛋白質(例えば、組換えマウス由
来ガラニンレセプター蛋白質など)なども適している。
ば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質)を含有する細胞
が得られる以前は、ガラニンレセプター蛋白質(例え
ば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質)を高発現できる
細胞がなかったため、ガラニンレセプターアゴニストま
たはアンタゴニストを効率良くスクリーニングすること
ができなかった。本発明のスクリーニング方法の具体的
な説明を以下にする。まず、本発明のスクリーニング方
法に用いるガラニンレセプター蛋白質、例えば、マウス
由来ガラニンレセプター蛋白質としては、本発明のガラ
ニンレセプター蛋白質またはガラニンレセプター蛋白質
の部分ペプチド、例えば、マウス由来ガラニンレセプタ
ー蛋白質またはマウス由来ガラニンレセプター蛋白質の
部分ペプチドを含有するものであれば何れのものであっ
てもよいが、マウスなどの臓器、組織、細胞などの膜画
分が好適である。また、組換え体を用いて大量発現させ
たガラニンレセプター蛋白質(例えば、組換えマウス由
来ガラニンレセプター蛋白質など)なども適している。
【0112】ガラニンレセプター蛋白質、例えば、マウ
ス由来ガラニンレセプター蛋白質を製造するには、前述
の方法が用いられるが、該ガラニンレセプター蛋白質を
コードするDNAを哺乳動物細胞や昆虫細胞で発現する
ことにより行うことができる。目的部分をコードするD
NA断片には相補DNAが用いられるが、必ずしもこれ
に制約されるものではない。例えば遺伝子断片や合成D
NAを用いてもよい。ガラニンレセプター蛋白質、例え
ば、マウス由来ガラニンレセプター蛋白質をコードする
DNA断片を宿主動物細胞に導入し、それらを効率よく
発現させるためには、該DNA断片を昆虫を宿主とする
バキュロウイルスに属する核多角体病ウイルス(nuclea
r polyhedrosis virus;NPV)のポリヘドリンプロモ
ーター、SV40由来のプロモーター、レトロウイルス
のプロモーター、メタロチオネインプロモーター、ヒト
ヒートショックプロモーター、サイトメガロウイルスプ
ロモーター、SRαプロモーターなどの下流に組み込む
のが好ましい。
ス由来ガラニンレセプター蛋白質を製造するには、前述
の方法が用いられるが、該ガラニンレセプター蛋白質を
コードするDNAを哺乳動物細胞や昆虫細胞で発現する
ことにより行うことができる。目的部分をコードするD
NA断片には相補DNAが用いられるが、必ずしもこれ
に制約されるものではない。例えば遺伝子断片や合成D
NAを用いてもよい。ガラニンレセプター蛋白質、例え
ば、マウス由来ガラニンレセプター蛋白質をコードする
DNA断片を宿主動物細胞に導入し、それらを効率よく
発現させるためには、該DNA断片を昆虫を宿主とする
バキュロウイルスに属する核多角体病ウイルス(nuclea
r polyhedrosis virus;NPV)のポリヘドリンプロモ
ーター、SV40由来のプロモーター、レトロウイルス
のプロモーター、メタロチオネインプロモーター、ヒト
ヒートショックプロモーター、サイトメガロウイルスプ
ロモーター、SRαプロモーターなどの下流に組み込む
のが好ましい。
【0113】発現したレセプターの量と質の検査はそれ
自体公知の方法で行うことができる。例えば、文献〔Na
mbi ,P .ら、ザ・ジャーナル・オブ・バイオロジカル
・ケミストリー(J. Biol. Chem.),267巻,19555〜1955
9 頁,1992 年〕に記載の方法に従って行うことができ
る。したがって、本発明のスクリーニング方法におい
て、ガラニンレセプター蛋白質またはガラニンレセプタ
ー蛋白質の部分ペプチド、例えば、マウス由来ガラニン
レセプター蛋白質またはマウス由来ガラニンレセプター
蛋白質の部分ペプチドを含有するものとしては、それ自
体公知の方法に従って精製したガラニンレセプター蛋白
質またはガラニンレセプター蛋白質の部分ペプチド、例
えば、マウス由来ガラニンレセプター蛋白質または該マ
ウス由来ガラニンレセプター蛋白質の部分ペプチドであ
ってもよいし、該ガラニンレセプター蛋白質を含有する
細胞またはその細胞膜画分を用いてもよい。
自体公知の方法で行うことができる。例えば、文献〔Na
mbi ,P .ら、ザ・ジャーナル・オブ・バイオロジカル
・ケミストリー(J. Biol. Chem.),267巻,19555〜1955
9 頁,1992 年〕に記載の方法に従って行うことができ
る。したがって、本発明のスクリーニング方法におい
て、ガラニンレセプター蛋白質またはガラニンレセプタ
ー蛋白質の部分ペプチド、例えば、マウス由来ガラニン
レセプター蛋白質またはマウス由来ガラニンレセプター
蛋白質の部分ペプチドを含有するものとしては、それ自
体公知の方法に従って精製したガラニンレセプター蛋白
質またはガラニンレセプター蛋白質の部分ペプチド、例
えば、マウス由来ガラニンレセプター蛋白質または該マ
ウス由来ガラニンレセプター蛋白質の部分ペプチドであ
ってもよいし、該ガラニンレセプター蛋白質を含有する
細胞またはその細胞膜画分を用いてもよい。
【0114】本発明のスクリーニング方法において、ガ
ラニンレセプター蛋白質(例えば、マウス由来ガラニン
レセプター蛋白質)を含有する細胞を用いる場合、該細
胞をグルタルアルデヒド、ホルマリンなどで固定化して
もよい。固定化方法はそれ自体公知の方法に従って行う
ことができる。例えば、マウス由来ガラニンレセプター
蛋白質を含有する細胞としては、マウス由来ガラニンレ
セプター蛋白質を発現した宿主細胞や、マウス由来ガラ
ニンレセプター蛋白質を含有する天然細胞などをいう。
マウス由来ガラニンレセプター蛋白質を発現する宿主細
胞としては、例えば、大腸菌、枯草菌、酵母、昆虫細
胞、動物細胞などが挙げられる。マウス由来ガラニンレ
セプター蛋白質を発現した宿主細胞は、前述した組換え
体を用いるマウス由来ガラニンレセプター蛋白質の製造
法に準じて製造することができる。
ラニンレセプター蛋白質(例えば、マウス由来ガラニン
レセプター蛋白質)を含有する細胞を用いる場合、該細
胞をグルタルアルデヒド、ホルマリンなどで固定化して
もよい。固定化方法はそれ自体公知の方法に従って行う
ことができる。例えば、マウス由来ガラニンレセプター
蛋白質を含有する細胞としては、マウス由来ガラニンレ
セプター蛋白質を発現した宿主細胞や、マウス由来ガラ
ニンレセプター蛋白質を含有する天然細胞などをいう。
マウス由来ガラニンレセプター蛋白質を発現する宿主細
胞としては、例えば、大腸菌、枯草菌、酵母、昆虫細
胞、動物細胞などが挙げられる。マウス由来ガラニンレ
セプター蛋白質を発現した宿主細胞は、前述した組換え
体を用いるマウス由来ガラニンレセプター蛋白質の製造
法に準じて製造することができる。
【0115】ガラニンレセプターアゴニストまたはアン
タゴニストをスクリーニングする前記の、(a)及
びの方法を実施するためには、適当なガラニンレセプ
ター画分(例えば、マウス由来ガラニンレセプター画
分)と、標識したガラニンが必要である。例えば、マウ
ス由来ガラニンレセプター画分としては、天然型のマウ
ス由来ガラニンレセプター画分、天然型のマウス由来ガ
ラニンレセプターと同等の活性を有する組換え型マウス
由来ガラニンレセプター画分、組換え型マウス由来ガラ
ニンレセプターを発現した細胞、マウス由来ガラニンレ
セプターを含有する天然細胞などが望ましい。ここで、
同等の活性とは、同等のガラニン結合活性などを示す。
リガンドとして使用するガラニンとしては、市販のもの
などを用いることができる。また、ガラニンの代わり
に、公知のガラニンレセプターアゴニストやアンタゴニ
ストなどを使用することもできる。標識したガラニンと
しては、標識したガラニン、標識したガラニンアナログ
化合物などが用いられる。標識したガラニンとしては、
例えば、〔3 H〕、〔125I〕、〔14C〕、〔35S〕な
どで標識したガラニンなどを用いることができ、さらに
は、〔3 H〕、〔125 I〕、〔14C〕などで標識した公
知のガラニンアゴニストやアンタゴニストなどを用いる
こともできる。例えば、〔125 I〕で標識されたガラニ
ン(Dupon/NEN)などが好適である。
タゴニストをスクリーニングする前記の、(a)及
びの方法を実施するためには、適当なガラニンレセプ
ター画分(例えば、マウス由来ガラニンレセプター画
分)と、標識したガラニンが必要である。例えば、マウ
ス由来ガラニンレセプター画分としては、天然型のマウ
ス由来ガラニンレセプター画分、天然型のマウス由来ガ
ラニンレセプターと同等の活性を有する組換え型マウス
由来ガラニンレセプター画分、組換え型マウス由来ガラ
ニンレセプターを発現した細胞、マウス由来ガラニンレ
セプターを含有する天然細胞などが望ましい。ここで、
同等の活性とは、同等のガラニン結合活性などを示す。
リガンドとして使用するガラニンとしては、市販のもの
などを用いることができる。また、ガラニンの代わり
に、公知のガラニンレセプターアゴニストやアンタゴニ
ストなどを使用することもできる。標識したガラニンと
しては、標識したガラニン、標識したガラニンアナログ
化合物などが用いられる。標識したガラニンとしては、
例えば、〔3 H〕、〔125I〕、〔14C〕、〔35S〕な
どで標識したガラニンなどを用いることができ、さらに
は、〔3 H〕、〔125 I〕、〔14C〕などで標識した公
知のガラニンアゴニストやアンタゴニストなどを用いる
こともできる。例えば、〔125 I〕で標識されたガラニ
ン(Dupon/NEN)などが好適である。
【0116】具体的には、ガラニンレセプターアゴニス
トまたはアンタゴニストのスクリーニングを行なうに
は、例えば、まず本発明のガラニンレセプター蛋白質
(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質又はマウス
由来ガラニンレセプター蛋白質など)を含有する細胞ま
たは細胞の膜画分を、あるいはガラニンレセプター蛋白
質(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質又はマウ
ス由来ガラニンレセプター蛋白質など)またはその部分
ペプチドを、スクリーニングに適したバッファーに懸濁
することによりレセプター標品を調製する。バッファー
には、pH4〜10(望ましくはpH6〜8)のリン酸
バッファー、トリス−塩酸バッファーなどのガラニンと
レセプターとの結合を阻害しないバッファーであればい
ずれでもよい。また、非特異的結合を低減させる目的
で、CHAPS、Tween−80TM(花王−アトラス
社)、ジギトニン、デオキシコレートなどの界面活性剤
をバッファーに加えることもできる。さらに、プロテア
ーゼによるレセプターやガラニンの分解を抑える目的
で、PMSF、ロイペプチン、バシトラシン、アプロチ
ニン、E−64(ペプチド研究所製)、ペプスタチンな
どのプロテアーゼ阻害剤を添加することもできる。例え
ば、試験化合物を同バッファーに懸濁した10-4M〜1
0-10 Mの試験化合物溶液を反応チューブに入れ、そし
て、0. 01ml〜10mlの該レセプター溶液を添加
する。
トまたはアンタゴニストのスクリーニングを行なうに
は、例えば、まず本発明のガラニンレセプター蛋白質
(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質又はマウス
由来ガラニンレセプター蛋白質など)を含有する細胞ま
たは細胞の膜画分を、あるいはガラニンレセプター蛋白
質(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質又はマウ
ス由来ガラニンレセプター蛋白質など)またはその部分
ペプチドを、スクリーニングに適したバッファーに懸濁
することによりレセプター標品を調製する。バッファー
には、pH4〜10(望ましくはpH6〜8)のリン酸
バッファー、トリス−塩酸バッファーなどのガラニンと
レセプターとの結合を阻害しないバッファーであればい
ずれでもよい。また、非特異的結合を低減させる目的
で、CHAPS、Tween−80TM(花王−アトラス
社)、ジギトニン、デオキシコレートなどの界面活性剤
をバッファーに加えることもできる。さらに、プロテア
ーゼによるレセプターやガラニンの分解を抑える目的
で、PMSF、ロイペプチン、バシトラシン、アプロチ
ニン、E−64(ペプチド研究所製)、ペプスタチンな
どのプロテアーゼ阻害剤を添加することもできる。例え
ば、試験化合物を同バッファーに懸濁した10-4M〜1
0-10 Mの試験化合物溶液を反応チューブに入れ、そし
て、0. 01ml〜10mlの該レセプター溶液を添加
する。
【0117】さらに、0. 01ml〜10mlの該レセ
プター溶液に、一定量(例えば、2000Ci/mmo
lの場合、約10000cpm〜1000000cp
m、また別の場合5000cpm〜500000cp
m)の標識したガラニンを添加する。非特異的結合量
(NSB)を知るために大過剰の未標識のガラニンを加
えた反応チューブも用意する。反応は0℃から50℃、
望ましくは4℃から37℃で20分から24時間、望ま
しくは30分から3時間行う。反応後、ガラス繊維濾紙
等で濾過し、適量の同バッファーで洗浄した後、ガラス
繊維濾紙に残存する放射活性(例えば、〔125I〕の
量)を液体シンチレーションカウンターまたはγ−カウ
ンターで計測する。濾過には、マニホールドやセルハー
ベスターを用いることができるが、セルハーベスターを
用いることが効率を上げるために望ましい。拮抗する物
質がない場合のカウント( B0 )から非特異的結合量
(NSB)を引いたカウント(B0 −NSB)を100
%とした時、特異的結合量(B−NSB)が、例えばカ
ウント(B0 −NSB)の50%以下になる試験化合物
を拮抗阻害能力のある候補物質、アゴニストまたはアン
タゴニスト候補化合物として選択することができる。
プター溶液に、一定量(例えば、2000Ci/mmo
lの場合、約10000cpm〜1000000cp
m、また別の場合5000cpm〜500000cp
m)の標識したガラニンを添加する。非特異的結合量
(NSB)を知るために大過剰の未標識のガラニンを加
えた反応チューブも用意する。反応は0℃から50℃、
望ましくは4℃から37℃で20分から24時間、望ま
しくは30分から3時間行う。反応後、ガラス繊維濾紙
等で濾過し、適量の同バッファーで洗浄した後、ガラス
繊維濾紙に残存する放射活性(例えば、〔125I〕の
量)を液体シンチレーションカウンターまたはγ−カウ
ンターで計測する。濾過には、マニホールドやセルハー
ベスターを用いることができるが、セルハーベスターを
用いることが効率を上げるために望ましい。拮抗する物
質がない場合のカウント( B0 )から非特異的結合量
(NSB)を引いたカウント(B0 −NSB)を100
%とした時、特異的結合量(B−NSB)が、例えばカ
ウント(B0 −NSB)の50%以下になる試験化合物
を拮抗阻害能力のある候補物質、アゴニストまたはアン
タゴニスト候補化合物として選択することができる。
【0118】例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質
を用いた場合、具体的には次のような手順で操作を行な
う。 (i)20mM Tris- HCl、1mM EDT
A、0. 1% BSA、0. 05% CHAPS、0.
5mM PMSF、40μg/ml ロイペプチン、2
0μg/ml E−64、10μg/ml ペプスタチ
ン、pH7.4の反応バッファーを作製する。 (ii)反応バッファーに試験化合物を懸濁した試験化合
物溶液2μlを氷上で反応チューブに入れる。試験化合
物の最終濃度を100μMに調製する。 (iii )−80℃で凍結乾燥してあるヒト・ガラニンレ
セプター蛋白質を含有する細胞膜画分を室温に戻し、軽
くボルテックスした後、適当な濃度に希釈し、細胞膜画
分溶液を調製する(例えば、0. 5mgタンパク/ml
(ウシ海馬膜画分、CHO細胞膜画分)など)。この細
胞膜画分溶液をcell strainer に通した後、反応チュー
ブに分注器で200μl分中する。 (iv)反応バッファーに希釈した〔125 I〕ガラニンを
2μlずつ氷上で反応チューブに入れる。 (v)25℃で60分間もしくは75分間反応を行な
う。 (vi)マニホールドを使用し、B/F分離を行なう。こ
の時に使用するフィルター(GF/F、ワットマン社)
はあらかじめPEI液(20mM Tris- HCl、
0.3% ポリエチレンイミド)、pH7.4)に1時
間以上浸しておく。(vii )フィルターをγ−カウンタ
ーでカウントする。特異的結合を40〜50%以上阻害
した化合物を±、50%以上阻害した化合物を+と評価
する。
を用いた場合、具体的には次のような手順で操作を行な
う。 (i)20mM Tris- HCl、1mM EDT
A、0. 1% BSA、0. 05% CHAPS、0.
5mM PMSF、40μg/ml ロイペプチン、2
0μg/ml E−64、10μg/ml ペプスタチ
ン、pH7.4の反応バッファーを作製する。 (ii)反応バッファーに試験化合物を懸濁した試験化合
物溶液2μlを氷上で反応チューブに入れる。試験化合
物の最終濃度を100μMに調製する。 (iii )−80℃で凍結乾燥してあるヒト・ガラニンレ
セプター蛋白質を含有する細胞膜画分を室温に戻し、軽
くボルテックスした後、適当な濃度に希釈し、細胞膜画
分溶液を調製する(例えば、0. 5mgタンパク/ml
(ウシ海馬膜画分、CHO細胞膜画分)など)。この細
胞膜画分溶液をcell strainer に通した後、反応チュー
ブに分注器で200μl分中する。 (iv)反応バッファーに希釈した〔125 I〕ガラニンを
2μlずつ氷上で反応チューブに入れる。 (v)25℃で60分間もしくは75分間反応を行な
う。 (vi)マニホールドを使用し、B/F分離を行なう。こ
の時に使用するフィルター(GF/F、ワットマン社)
はあらかじめPEI液(20mM Tris- HCl、
0.3% ポリエチレンイミド)、pH7.4)に1時
間以上浸しておく。(vii )フィルターをγ−カウンタ
ーでカウントする。特異的結合を40〜50%以上阻害
した化合物を±、50%以上阻害した化合物を+と評価
する。
【0119】ガラニンレセプターアゴニストまたはアン
タゴニストをスクリーニングする前記の(b)及び
の方法を実施するためには、ガラニンレセプター蛋白質
を介する細胞刺激活性(例えば、マウス由来ガラニンレ
セプター蛋白質を介する細胞刺激活性)(例えば、アラ
キドン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca遊離、
細胞内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノシトー
ルリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリン酸
化、c−fosの活性化、pHの低下、インスリン分泌
などを促進する活性または抑制する活性など)を公知の
方法または市販の測定用キットを用いて測定することが
できる。また、上記(b)のスクリーニング方法をヒ
ト・ガラニンレセプター蛋白質に関連して実施するため
には、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質を介する細胞刺
激活性(例えば、K+ チャンネルの開放、N型Ca+ チ
ャンネルの閉鎖、アラキドン酸遊離、アセチルコリン遊
離、細胞内Ca2+濃度の変動、細胞内cAMP生成の抑
制、イノシトールリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内
蛋白質のリン酸化、c−fos活性化、pHの低下、細
胞の遊走活性、ホルモンの分泌、G蛋白質の活性化、細
胞増殖などを促進する活性または抑制する活性など)を
公知の方法または市販の測定用キットを用いて測定する
ことができる。
タゴニストをスクリーニングする前記の(b)及び
の方法を実施するためには、ガラニンレセプター蛋白質
を介する細胞刺激活性(例えば、マウス由来ガラニンレ
セプター蛋白質を介する細胞刺激活性)(例えば、アラ
キドン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca遊離、
細胞内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノシトー
ルリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリン酸
化、c−fosの活性化、pHの低下、インスリン分泌
などを促進する活性または抑制する活性など)を公知の
方法または市販の測定用キットを用いて測定することが
できる。また、上記(b)のスクリーニング方法をヒ
ト・ガラニンレセプター蛋白質に関連して実施するため
には、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質を介する細胞刺
激活性(例えば、K+ チャンネルの開放、N型Ca+ チ
ャンネルの閉鎖、アラキドン酸遊離、アセチルコリン遊
離、細胞内Ca2+濃度の変動、細胞内cAMP生成の抑
制、イノシトールリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内
蛋白質のリン酸化、c−fos活性化、pHの低下、細
胞の遊走活性、ホルモンの分泌、G蛋白質の活性化、細
胞増殖などを促進する活性または抑制する活性など)を
公知の方法または市販の測定用キットを用いて測定する
ことができる。
【0120】具体的には、まず、ガラニンレセプター蛋
白質を含有する細胞(例えば、ヒト・ガラニンレセプタ
ー蛋白質を含有する細胞あるいはマウス由来ガラニンレ
セプター蛋白質を含有する細胞)をマルチウェルプレー
ト等に培養する。スクリーニングを行なうにあたっては
前もって新鮮な培地あるいは細胞に毒性を示さない適当
なバッファーに交換し、試験化合物などを添加して一定
時間インキュベートした後、細胞を抽出あるいは上清液
を回収して、生成した産物をそれぞれの方法に従って定
量する。細胞刺激活性の指標とする物質(例えば、アラ
キドン酸など)の生成が、細胞が含有する分解酵素によ
って検定困難な場合は、該分解酵素に対する阻害剤を添
加してアッセイを行なってもよい。また、cAMP産生
抑制などの活性については、フォルスコリンなどで細胞
の基礎的産生量を増大させておいた細胞に対する産生抑
制作用として検出することができる。
白質を含有する細胞(例えば、ヒト・ガラニンレセプタ
ー蛋白質を含有する細胞あるいはマウス由来ガラニンレ
セプター蛋白質を含有する細胞)をマルチウェルプレー
ト等に培養する。スクリーニングを行なうにあたっては
前もって新鮮な培地あるいは細胞に毒性を示さない適当
なバッファーに交換し、試験化合物などを添加して一定
時間インキュベートした後、細胞を抽出あるいは上清液
を回収して、生成した産物をそれぞれの方法に従って定
量する。細胞刺激活性の指標とする物質(例えば、アラ
キドン酸など)の生成が、細胞が含有する分解酵素によ
って検定困難な場合は、該分解酵素に対する阻害剤を添
加してアッセイを行なってもよい。また、cAMP産生
抑制などの活性については、フォルスコリンなどで細胞
の基礎的産生量を増大させておいた細胞に対する産生抑
制作用として検出することができる。
【0121】細胞刺激活性を測定してスクリーニングを
行なうには、適当なガラニンレセプター蛋白質を発現し
た細胞(例えば、適当なマウス由来ガラニンレセプター
蛋白質を発現した細胞)が必要である。本発明のガラニ
ンレセプター蛋白質を発現した細胞、例えばマウス由来
ガラニンレセプター蛋白質を発現した細胞としては、天
然型のマウス由来ガラニンレセプター蛋白質を有する細
胞株(例えば、マウスMIN6(FERM BP−49
54)など)、前述の組換え型マウス由来ガラニンレセ
プター蛋白質発現細胞株などが望ましい。こうした細胞
のなかでも、天然型のマウス由来ガラニンレセプター蛋
白質を有する細胞株であるマウス膵臓由来MIN6細胞
は、ガラニンが該細胞膜上のガラニンレセプターに結合
した場合、細胞内からインスリンを分泌することができ
る。したがって、マウス膵臓由来MIN6細胞は、イン
スリン分泌を細胞刺激活性の指標とする場合、最も好ま
しい細胞である。
行なうには、適当なガラニンレセプター蛋白質を発現し
た細胞(例えば、適当なマウス由来ガラニンレセプター
蛋白質を発現した細胞)が必要である。本発明のガラニ
ンレセプター蛋白質を発現した細胞、例えばマウス由来
ガラニンレセプター蛋白質を発現した細胞としては、天
然型のマウス由来ガラニンレセプター蛋白質を有する細
胞株(例えば、マウスMIN6(FERM BP−49
54)など)、前述の組換え型マウス由来ガラニンレセ
プター蛋白質発現細胞株などが望ましい。こうした細胞
のなかでも、天然型のマウス由来ガラニンレセプター蛋
白質を有する細胞株であるマウス膵臓由来MIN6細胞
は、ガラニンが該細胞膜上のガラニンレセプターに結合
した場合、細胞内からインスリンを分泌することができ
る。したがって、マウス膵臓由来MIN6細胞は、イン
スリン分泌を細胞刺激活性の指標とする場合、最も好ま
しい細胞である。
【0122】試験化合物としては、例えばペプチド、タ
ンパク、非ペプチド性化合物、合成化合物、発酵生産
物、細胞抽出液、植物抽出液、動物組織抽出液などが挙
げられ、これら化合物は新規な化合物であってもよい
し、公知の化合物であってもよい。ガラニンレセプター
アゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング用キ
ットは、例えば、本発明のガラニンレセプター蛋白質ま
たはその塩(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質
もしくはその塩あるいはマウス由来ガラニンレセプター
蛋白質またはその塩)、本発明のガラニンレセプター蛋
白質の部分ペプチドまたはその塩(例えば、ヒト・ガラ
ニンレセプター蛋白質の部分ペプチドまたはその塩ある
いはマウス由来ガラニンレセプター蛋白質の部分ペプチ
ドまたはその塩)、本発明のガラニンレセプター蛋白質
を含有する細胞(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋
白質を含有する細胞あるいはマウス由来ガラニンレセプ
ター蛋白質を含有する細胞)、あるいは本発明のガラニ
ンレセプター蛋白質を含有する細胞の膜画分(例えば、
ヒト・ガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞の膜画
分あるいはマウス由来ガラニンレセプター蛋白質を含有
する細胞の膜画分)などを含有するものである。
ンパク、非ペプチド性化合物、合成化合物、発酵生産
物、細胞抽出液、植物抽出液、動物組織抽出液などが挙
げられ、これら化合物は新規な化合物であってもよい
し、公知の化合物であってもよい。ガラニンレセプター
アゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング用キ
ットは、例えば、本発明のガラニンレセプター蛋白質ま
たはその塩(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質
もしくはその塩あるいはマウス由来ガラニンレセプター
蛋白質またはその塩)、本発明のガラニンレセプター蛋
白質の部分ペプチドまたはその塩(例えば、ヒト・ガラ
ニンレセプター蛋白質の部分ペプチドまたはその塩ある
いはマウス由来ガラニンレセプター蛋白質の部分ペプチ
ドまたはその塩)、本発明のガラニンレセプター蛋白質
を含有する細胞(例えば、ヒト・ガラニンレセプター蛋
白質を含有する細胞あるいはマウス由来ガラニンレセプ
ター蛋白質を含有する細胞)、あるいは本発明のガラニ
ンレセプター蛋白質を含有する細胞の膜画分(例えば、
ヒト・ガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞の膜画
分あるいはマウス由来ガラニンレセプター蛋白質を含有
する細胞の膜画分)などを含有するものである。
【0123】本発明のスクリーニング用キットの例とし
ては、次のものが挙げられる。 1.スクリーニング用試薬 測定用緩衝液および洗浄用緩衝液 Hanks' Balanced Salt Solution (ギブコ社製)に、
0. 05%のウシ血清アルブミン(シグマ社製)を加え
たもの。孔径0. 45μmのフィルターで濾過滅菌し、
4℃で保存するか、あるいは用時調製しても良い。 マウス由来ガラニンレセプター標品 マウス由来ガラニンレセプター蛋白質を発現させたCH
O細胞を、12穴プレートに5×105 個/穴で継代
し、37℃、5%CO2 、95%airで2日間培養し
たもの。
ては、次のものが挙げられる。 1.スクリーニング用試薬 測定用緩衝液および洗浄用緩衝液 Hanks' Balanced Salt Solution (ギブコ社製)に、
0. 05%のウシ血清アルブミン(シグマ社製)を加え
たもの。孔径0. 45μmのフィルターで濾過滅菌し、
4℃で保存するか、あるいは用時調製しても良い。 マウス由来ガラニンレセプター標品 マウス由来ガラニンレセプター蛋白質を発現させたCH
O細胞を、12穴プレートに5×105 個/穴で継代
し、37℃、5%CO2 、95%airで2日間培養し
たもの。
【0124】標識ガラニン 〔3 H〕、〔125 I〕、〔14C〕、〔35S〕などで標識
したガラニン 水溶液の状態のものを4℃あるいは−20℃にて保存
し、用時に測定用緩衝液にて5μMに希釈する。 ガラニン標準液 ガラニンを0. 1%ウシ血清アルブミン(シグマ社製)
を含むPBSで100μMとなるように溶解し、−20
℃で保存する。
したガラニン 水溶液の状態のものを4℃あるいは−20℃にて保存
し、用時に測定用緩衝液にて5μMに希釈する。 ガラニン標準液 ガラニンを0. 1%ウシ血清アルブミン(シグマ社製)
を含むPBSで100μMとなるように溶解し、−20
℃で保存する。
【0125】2.測定法 12穴組織培養用プレートにて培養したマウス由来ガ
ラニンレセプター蛋白質を発現させたCHO細胞を、測
定用緩衝液1mlで2回洗浄した後、490μlの測定
用緩衝液を各穴に加える。 10-3〜10-10 Mの試験化合物溶液を5μl加えた
後、標識ガラニンを10μl加え、室温にて1時間反応
させる。非特異的結合量を知るためには試験化合物のか
わりに10-4Mのガラニンを5μl加えておく。 反応液を除去し、1mlの洗浄用緩衝液で3回洗浄す
る。細胞に結合した標識ガラニンを0. 2N NaOH
−1%SDSで溶解し、4mlの液体シンチレーターA
(和光純薬製)と混合する。 オートガンマーカウンターまたは液体シンチレーショ
ンカウンター(ベックマン社製)を用いて放射活性を測
定し、Percent of Maximum Binding(PMB)を次の式
〔数1〕で求める。
ラニンレセプター蛋白質を発現させたCHO細胞を、測
定用緩衝液1mlで2回洗浄した後、490μlの測定
用緩衝液を各穴に加える。 10-3〜10-10 Mの試験化合物溶液を5μl加えた
後、標識ガラニンを10μl加え、室温にて1時間反応
させる。非特異的結合量を知るためには試験化合物のか
わりに10-4Mのガラニンを5μl加えておく。 反応液を除去し、1mlの洗浄用緩衝液で3回洗浄す
る。細胞に結合した標識ガラニンを0. 2N NaOH
−1%SDSで溶解し、4mlの液体シンチレーターA
(和光純薬製)と混合する。 オートガンマーカウンターまたは液体シンチレーショ
ンカウンター(ベックマン社製)を用いて放射活性を測
定し、Percent of Maximum Binding(PMB)を次の式
〔数1〕で求める。
【0126】
【数1】PMB=〔(B−NSB)/(B0 −NS
B)〕×100 PMB:Percent of Maximum Binding B :検体を加えた時の値 NSB:Non-specific Binding(非特異的結合量) B0 :最大結合量
B)〕×100 PMB:Percent of Maximum Binding B :検体を加えた時の値 NSB:Non-specific Binding(非特異的結合量) B0 :最大結合量
【0127】本発明のスクリーニング用キットの別の例
としては、次のものが挙げられる。 〔スクリーニング用試薬〕 測定用緩衝液および洗浄用緩衝液 0. 01%のウシ血清アルブミン、0. 05%のCHA
PSを加えたハンクス緩衝液。孔径0. 22μmのフィ
ルターで濾過滅菌し、4℃で保存するか、あるいは用時
調製しても良い。 ヒト・ガラニンレセプター蛋白質標品 ヒト・ガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞を、1
2穴プレートに5×105 個/穴で継代し、37℃、5
%CO2 、95%airでコンフルエントになるまで培
養したもの。 標識ガラニン 市販の〔3 H〕、〔125 I〕、〔14C〕などで標識した
ガラニン 溶液の状態のものを4℃あるいは−20℃にて保存し、
用時に測定用緩衝液にて1μMに希釈する。 ガラニン標準液 ガラニンを滅菌水で10-4Mとなるように溶解し、−2
0℃で保存する。
としては、次のものが挙げられる。 〔スクリーニング用試薬〕 測定用緩衝液および洗浄用緩衝液 0. 01%のウシ血清アルブミン、0. 05%のCHA
PSを加えたハンクス緩衝液。孔径0. 22μmのフィ
ルターで濾過滅菌し、4℃で保存するか、あるいは用時
調製しても良い。 ヒト・ガラニンレセプター蛋白質標品 ヒト・ガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞を、1
2穴プレートに5×105 個/穴で継代し、37℃、5
%CO2 、95%airでコンフルエントになるまで培
養したもの。 標識ガラニン 市販の〔3 H〕、〔125 I〕、〔14C〕などで標識した
ガラニン 溶液の状態のものを4℃あるいは−20℃にて保存し、
用時に測定用緩衝液にて1μMに希釈する。 ガラニン標準液 ガラニンを滅菌水で10-4Mとなるように溶解し、−2
0℃で保存する。
【0128】〔測定法〕 12穴組織培養用プレートにて培養したヒト・ガラニ
ンレセプター蛋白質を含有する細胞を、測定用緩衝液1
mlで2回程度洗浄する。 測定用緩衝液を吸い出した後、4℃に冷やした10-3
〜10-10 Mの試験化合物溶液を5μl加えた後、10
0pM標識ガラニンを含む測定用緩衝液を0. 5ml加
え、37℃、5%CO2 、95%air で1時間反応させ
る。非特異的結合量を知るためには試験化合物と共に1
μMのガラニンを加えておく。 反応液を除去し、37℃の1mlの洗浄用緩衝液で3
回洗浄する。細胞に結合した標識ガラニンを0. 5ml
の0. 2N NaOHではがした後、γ- カウンターで
放射活性を測定し、Percent of Maximum Binding(PM
B)を上記の式〔数1〕で求める。
ンレセプター蛋白質を含有する細胞を、測定用緩衝液1
mlで2回程度洗浄する。 測定用緩衝液を吸い出した後、4℃に冷やした10-3
〜10-10 Mの試験化合物溶液を5μl加えた後、10
0pM標識ガラニンを含む測定用緩衝液を0. 5ml加
え、37℃、5%CO2 、95%air で1時間反応させ
る。非特異的結合量を知るためには試験化合物と共に1
μMのガラニンを加えておく。 反応液を除去し、37℃の1mlの洗浄用緩衝液で3
回洗浄する。細胞に結合した標識ガラニンを0. 5ml
の0. 2N NaOHではがした後、γ- カウンターで
放射活性を測定し、Percent of Maximum Binding(PM
B)を上記の式〔数1〕で求める。
【0129】なお、上記のスクリーニング方法およびス
クリーニング用キットにおいては、本発明のヒト・ガラ
ニンレセプター蛋白質、その部分ペプチドおよび本発明
のヒト・ガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞もし
くはその細胞膜画分の代わりに、公知のヒト・ガラニン
レセプター蛋白質DNAなどのDNAから製造した組換
え型ヒト・ガラニンレセプター蛋白質、その部分ペプチ
ドまたは組換え型ヒト・ガラニンレセプター蛋白質を含
有する細胞もしくはその細胞膜画分を用いることもでき
る。
クリーニング用キットにおいては、本発明のヒト・ガラ
ニンレセプター蛋白質、その部分ペプチドおよび本発明
のヒト・ガラニンレセプター蛋白質を含有する細胞もし
くはその細胞膜画分の代わりに、公知のヒト・ガラニン
レセプター蛋白質DNAなどのDNAから製造した組換
え型ヒト・ガラニンレセプター蛋白質、その部分ペプチ
ドまたは組換え型ヒト・ガラニンレセプター蛋白質を含
有する細胞もしくはその細胞膜画分を用いることもでき
る。
【0130】本発明のスクリーニング方法またはスクリ
ーニング用キットを用いて得られる化合物またはその塩
は、ガラニンとガラニンレセプターとの結合を阻害する
化合物であり、具体的にはガラニンレセプターを介して
細胞刺激活性を有する化合物またはその塩(いわゆる、
ガラニンレセプターアゴニスト)、あるいは該刺激活性
を有しない化合物(いわゆる、ガラニンレセプターアン
タゴニスト)である。該アゴニストおよびアンタゴニス
トとしては、例えば、ペプチド、タンパク、非ペプチド
性化合物、合成化合物、発酵生産物などが挙げられ、こ
れらの化合物は新規な化合物であってもよいし、公知の
化合物であってもよい。また、本発明のガラニンレセプ
ターアゴニストまたはアンタゴニストは、本発明のスク
リーニング方法またはスクリーニング用キットを用い
て、試験化合物(例えば、ペプチド、タンパク、非ペプ
チド性化合物、合成化合物、発酵生産物、細胞抽出液、
植物抽出液、動物組織抽出液などが挙げられ、これらの
試験化合物は新規な化合物であってもよいし、公知の化
合物であってもよい。)の中から選択される化合物また
はその塩であり、特に好ましくはガラニンと本発明の組
換え型ヒト・ガラニンレセプタータンパク質との結合を
阻害する化合物である。該化合物の中でも、ガラニンレ
セプターアゴニストはヒト・ガラニンレセプターを介し
て細胞刺激活性を有する化合物であり、ガラニンレセプ
ターアンタゴニストは該細胞刺激活性を有しない化合物
である。
ーニング用キットを用いて得られる化合物またはその塩
は、ガラニンとガラニンレセプターとの結合を阻害する
化合物であり、具体的にはガラニンレセプターを介して
細胞刺激活性を有する化合物またはその塩(いわゆる、
ガラニンレセプターアゴニスト)、あるいは該刺激活性
を有しない化合物(いわゆる、ガラニンレセプターアン
タゴニスト)である。該アゴニストおよびアンタゴニス
トとしては、例えば、ペプチド、タンパク、非ペプチド
性化合物、合成化合物、発酵生産物などが挙げられ、こ
れらの化合物は新規な化合物であってもよいし、公知の
化合物であってもよい。また、本発明のガラニンレセプ
ターアゴニストまたはアンタゴニストは、本発明のスク
リーニング方法またはスクリーニング用キットを用い
て、試験化合物(例えば、ペプチド、タンパク、非ペプ
チド性化合物、合成化合物、発酵生産物、細胞抽出液、
植物抽出液、動物組織抽出液などが挙げられ、これらの
試験化合物は新規な化合物であってもよいし、公知の化
合物であってもよい。)の中から選択される化合物また
はその塩であり、特に好ましくはガラニンと本発明の組
換え型ヒト・ガラニンレセプタータンパク質との結合を
阻害する化合物である。該化合物の中でも、ガラニンレ
セプターアゴニストはヒト・ガラニンレセプターを介し
て細胞刺激活性を有する化合物であり、ガラニンレセプ
ターアンタゴニストは該細胞刺激活性を有しない化合物
である。
【0131】さらに、本発明のスクリーニング方法また
はスクリーニング用キットを用いて得られた該ガラニン
レセプターアゴニストまたはアンタゴニストの構造式を
化学修飾あるいは置換したもの、また、該化合物の構造
式を基にデザイン化した化合物なども、本発明のスクリ
ーニング方法またはスクリーニング用キットを用いて得
られたガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニ
ストに含まれる。該ガラニンレセプターアゴニストまた
はアンタゴニストの塩としては、とりわけ生理学的に許
容される酸付加塩が好ましい。この様な塩としては、例
えば無機酸(例えば、塩酸、リン酸、臭化水素酸、硫
酸)との塩、あるいは有機酸(例えば、酢酸、ギ酸、プ
ロピオン酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、酒石
酸、クエン酸、リンゴ酸、蓚酸、安息香酸、メタンスル
ホン酸、ベンゼンスルホン酸)との塩などが用いられ
る。
はスクリーニング用キットを用いて得られた該ガラニン
レセプターアゴニストまたはアンタゴニストの構造式を
化学修飾あるいは置換したもの、また、該化合物の構造
式を基にデザイン化した化合物なども、本発明のスクリ
ーニング方法またはスクリーニング用キットを用いて得
られたガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニ
ストに含まれる。該ガラニンレセプターアゴニストまた
はアンタゴニストの塩としては、とりわけ生理学的に許
容される酸付加塩が好ましい。この様な塩としては、例
えば無機酸(例えば、塩酸、リン酸、臭化水素酸、硫
酸)との塩、あるいは有機酸(例えば、酢酸、ギ酸、プ
ロピオン酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、酒石
酸、クエン酸、リンゴ酸、蓚酸、安息香酸、メタンスル
ホン酸、ベンゼンスルホン酸)との塩などが用いられ
る。
【0132】該ガラニンレセプターアゴニストは、ガラ
ニンが有する生理活性と同様の作用、例えば、全部また
は一部を有しているので、該生理活性に応じて安全で低
毒性な医薬組成物として有用である。一方、ガラニンレ
セプターアンタゴニストは、ガラニンが有する生理活性
を抑制することができる、例えば、ガラニンが有する生
理活性の全部または一部を抑制することができるので、
該ガラニン活性を抑制する安全で低毒性な医薬組成物と
して有用である。具体的には、ガラニンレセプターアゴ
ニストはアセチルコリン遊離抑制剤、インスリン分泌抑
制剤、成長ホルモン分泌刺激剤、学習行動抑制剤または
満腹感抑制剤などとして有用であり、さらには、分裂病
もしくは胃潰瘍の予防・治療剤または鎮痛剤などとして
有用である。一方、ガラニンレセプターアンタゴニスト
はアセチルコリン遊離促進剤、インスリン分泌促進剤、
成長ホルモン分泌抑制剤、学習行動促進剤または満腹感
促進剤などとして有用であり、さらには、肥満治療剤、
糖尿病、向知能剤、アルツハイマー病または痴呆症の予
防・治療剤などとして有用である。
ニンが有する生理活性と同様の作用、例えば、全部また
は一部を有しているので、該生理活性に応じて安全で低
毒性な医薬組成物として有用である。一方、ガラニンレ
セプターアンタゴニストは、ガラニンが有する生理活性
を抑制することができる、例えば、ガラニンが有する生
理活性の全部または一部を抑制することができるので、
該ガラニン活性を抑制する安全で低毒性な医薬組成物と
して有用である。具体的には、ガラニンレセプターアゴ
ニストはアセチルコリン遊離抑制剤、インスリン分泌抑
制剤、成長ホルモン分泌刺激剤、学習行動抑制剤または
満腹感抑制剤などとして有用であり、さらには、分裂病
もしくは胃潰瘍の予防・治療剤または鎮痛剤などとして
有用である。一方、ガラニンレセプターアンタゴニスト
はアセチルコリン遊離促進剤、インスリン分泌促進剤、
成長ホルモン分泌抑制剤、学習行動促進剤または満腹感
促進剤などとして有用であり、さらには、肥満治療剤、
糖尿病、向知能剤、アルツハイマー病または痴呆症の予
防・治療剤などとして有用である。
【0133】本発明のスクリーニング方法またはスクリ
ーニング用キットを用いて得られるアゴニストまたはア
ンタゴニストを上述の医薬組成物として使用する場合、
常套手段に従って実施することができる。例えば、必要
に応じて糖衣を施した錠剤、カプセル剤、エリキシル
剤、マイクロカプセル剤などとして経口的に、あるいは
水もしくはそれ以外の薬学的に許容し得る液との無菌性
溶液、または懸濁液剤などの注射剤の形で非経口的に使
用できる。例えば、該化合物またはその塩を生理学的に
認められる担体、香味剤、賦形剤、ベヒクル、防腐剤、
安定剤、結合剤などとともに一般に認められた製薬実施
に要求される単位用量形態で混和することによって製造
することができる。これら製剤における有効成分量は指
示された範囲の適当な容量が得られるようにするもので
ある。
ーニング用キットを用いて得られるアゴニストまたはア
ンタゴニストを上述の医薬組成物として使用する場合、
常套手段に従って実施することができる。例えば、必要
に応じて糖衣を施した錠剤、カプセル剤、エリキシル
剤、マイクロカプセル剤などとして経口的に、あるいは
水もしくはそれ以外の薬学的に許容し得る液との無菌性
溶液、または懸濁液剤などの注射剤の形で非経口的に使
用できる。例えば、該化合物またはその塩を生理学的に
認められる担体、香味剤、賦形剤、ベヒクル、防腐剤、
安定剤、結合剤などとともに一般に認められた製薬実施
に要求される単位用量形態で混和することによって製造
することができる。これら製剤における有効成分量は指
示された範囲の適当な容量が得られるようにするもので
ある。
【0134】錠剤、カプセル剤などに混和することがで
きる添加剤としては、例えばゼラチン、コーンスター
チ、トラガント、アラビアゴムのような結合剤、結晶性
セルロースのような賦形剤、コーンスターチ、ゼラチ
ン、アルギン酸などのような膨化剤、ステアリン酸マグ
ネシウムのような潤滑剤、ショ糖、乳糖またはサッカリ
ンのような甘味剤、ペパーミント、アカモノ油またはチ
ェリーのような香味剤などが用いられる。調剤単位形態
がカプセルである場合には、前記タイプの材料にさらに
油脂のような液状担体を含有することができる。注射の
ための無菌組成物は注射用水のようなベヒクル中の活性
物質、胡麻油、椰子油などのような天然産出植物油など
を溶解または懸濁させるなどの通常の製剤実施にしたが
って処方することができる。
きる添加剤としては、例えばゼラチン、コーンスター
チ、トラガント、アラビアゴムのような結合剤、結晶性
セルロースのような賦形剤、コーンスターチ、ゼラチ
ン、アルギン酸などのような膨化剤、ステアリン酸マグ
ネシウムのような潤滑剤、ショ糖、乳糖またはサッカリ
ンのような甘味剤、ペパーミント、アカモノ油またはチ
ェリーのような香味剤などが用いられる。調剤単位形態
がカプセルである場合には、前記タイプの材料にさらに
油脂のような液状担体を含有することができる。注射の
ための無菌組成物は注射用水のようなベヒクル中の活性
物質、胡麻油、椰子油などのような天然産出植物油など
を溶解または懸濁させるなどの通常の製剤実施にしたが
って処方することができる。
【0135】注射用の水性液としては、例えば生理食塩
水、ブドウ糖やその他の補助薬を含む等張液(例えば、
D−ソルビトール、D−マンニトール、塩化ナトリウム
など)などがあげられ、適当な溶解補助剤、たとえばア
ルコール(たとえばエタノール)、ポリアルコール(た
とえばプロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル)、非イオン性界面活性剤(たとえばポリソルベート
80(TM)、HCO−50)などと併用してもよい。
油性液としてはゴマ油、大豆油などがあげられ、溶解補
助剤として安息香酸ベンジル、ベンジルアルコールなど
と併用してもよい。
水、ブドウ糖やその他の補助薬を含む等張液(例えば、
D−ソルビトール、D−マンニトール、塩化ナトリウム
など)などがあげられ、適当な溶解補助剤、たとえばア
ルコール(たとえばエタノール)、ポリアルコール(た
とえばプロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル)、非イオン性界面活性剤(たとえばポリソルベート
80(TM)、HCO−50)などと併用してもよい。
油性液としてはゴマ油、大豆油などがあげられ、溶解補
助剤として安息香酸ベンジル、ベンジルアルコールなど
と併用してもよい。
【0136】また、緩衝剤(例えば、リン酸塩緩衝液、
酢酸ナトリウム緩衝液)、無痛化剤(例えば、塩化ベン
ザルコニウム、塩酸プロカインなど)、安定剤(例え
ば、ヒト血清アルブミン、ポリエチレングリコールな
ど)、保存剤(例えば、ベンジルアルコール、フェノー
ルなど)、酸化防止剤などと配合してもよい。調整され
た注射液は通常、適当なアンプルに充填される。このよ
うにして得られる製剤は安全で低毒性であるので、例え
ば温血哺乳動物(例えば、ラット、ウサギ、ヒツジ、ブ
タ、ウシ、ネコ、イヌ、サル、ヒトなど、特にヒト)に
対して投与することができる。
酢酸ナトリウム緩衝液)、無痛化剤(例えば、塩化ベン
ザルコニウム、塩酸プロカインなど)、安定剤(例え
ば、ヒト血清アルブミン、ポリエチレングリコールな
ど)、保存剤(例えば、ベンジルアルコール、フェノー
ルなど)、酸化防止剤などと配合してもよい。調整され
た注射液は通常、適当なアンプルに充填される。このよ
うにして得られる製剤は安全で低毒性であるので、例え
ば温血哺乳動物(例えば、ラット、ウサギ、ヒツジ、ブ
タ、ウシ、ネコ、イヌ、サル、ヒトなど、特にヒト)に
対して投与することができる。
【0137】該アゴニストまたはアンタゴニストの投与
量は、投与対象動物の種類、対象臓器の種類、症状、化
合物の種類、製剤の剤形、投与方法などにより差異はあ
るが、経口投与の場合、通常一般的に成人(60kgと
して)においては、一日につき約0. 1〜100mg、
好ましくは約1.0〜50mg、より好ましくは約1.
0〜20mgである。非経口的に投与する場合は、その
1回投与量は投与対象動物、対象臓器の種類、症状、化
合物の種類、製剤の剤形、投与方法などによっても異な
るが、たとえば注射剤の形では通常成人(60kgとし
て)においては、一日につき約0.01〜30mg程
度、好ましくは約0.1〜20mg程度、より好ましく
は約0.1〜10mg程度を静脈注射により投与するの
が好都合である。他の動物の場合も、60kg当たりに
換算した量を投与することができる。
量は、投与対象動物の種類、対象臓器の種類、症状、化
合物の種類、製剤の剤形、投与方法などにより差異はあ
るが、経口投与の場合、通常一般的に成人(60kgと
して)においては、一日につき約0. 1〜100mg、
好ましくは約1.0〜50mg、より好ましくは約1.
0〜20mgである。非経口的に投与する場合は、その
1回投与量は投与対象動物、対象臓器の種類、症状、化
合物の種類、製剤の剤形、投与方法などによっても異な
るが、たとえば注射剤の形では通常成人(60kgとし
て)においては、一日につき約0.01〜30mg程
度、好ましくは約0.1〜20mg程度、より好ましく
は約0.1〜10mg程度を静脈注射により投与するの
が好都合である。他の動物の場合も、60kg当たりに
換算した量を投与することができる。
【0138】(3)ガラニンレセプター蛋白質欠乏症の
予防・治療剤 本発明のガラニンレセプター蛋白質、例えば、ヒト・ガ
ラニンレセプター蛋白質をコードするDNAは、ガラニ
ンレセプター蛋白質欠乏症の予防・治療剤として使用す
ることができる。例えば、生体内において本発明のガラ
ニンレセプター蛋白質、例えば、ヒト・ガラニンレセプ
ター蛋白質が減少しているためにガラニンの生理作用が
期待できない患者がいる場合に、(イ)本発明のガラニ
ンレセプター蛋白質、例えば、ヒト・ガラニンレセプタ
ー蛋白質をコードするDNAを該患者に投与し、生体内
で該ガラニンレセプター蛋白質、例えば、ヒト・ガラニ
ンレセプター蛋白質発現させることによって、あるいは
(ロ)細胞に本発明のガラニンレセプター蛋白質、例え
ば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質をコードするDN
Aを挿入し、該ガラニンレセプター蛋白質、例えば、ヒ
ト・ガラニンレセプター蛋白質を発現させた後に、該細
胞を該患者に移植することなどによって、該患者のガラ
ニンレセプター蛋白質、例えば、ヒト・ガラニンレセプ
ター蛋白質の量を増加させ、ガラニンの作用を充分に発
揮させることができる。したがって、本発明のガラニン
レセプター蛋白質、例えば、ヒト・ガラニンレセプター
蛋白質をコードするDNAは、安全で低毒性な本発明の
ガラニンレセプター蛋白質欠乏症(例えば、糖尿病、ア
ルツハイマー病または痴呆症など)の予防・治療剤など
として用いることができる。本発明のDNAを上記の予
防・治療剤として使用する場合は、該DNAを単独ある
いはレトロウイルスベクター、アデノウイルスベクタ
ー、アデノウイルスアソシエーテッドウイルスベクター
などの適当なベクターに挿入した後、常套手段に従って
実施することができる。例えば、必要に応じて糖衣を施
した錠剤、カプセル剤、エリキシル剤、マイクロカプセ
ル剤などとして経口的に、あるいは水もしくはそれ以外
の薬学的に許容し得る液との無菌性溶液、または懸濁液
剤などの注射剤の形で非経口的に使用できる。例えば、
本発明のDNAを生理学的に認められる担体、香味剤、
賦形剤、ベヒクル、防腐剤、安定剤、結合剤などととも
に一般に認められた製剤実施に要求される単位用量形態
で混和することによって製造することができる。これら
製剤における有効成分量は指示された範囲の適当な容量
が得られるようにするものである。
予防・治療剤 本発明のガラニンレセプター蛋白質、例えば、ヒト・ガ
ラニンレセプター蛋白質をコードするDNAは、ガラニ
ンレセプター蛋白質欠乏症の予防・治療剤として使用す
ることができる。例えば、生体内において本発明のガラ
ニンレセプター蛋白質、例えば、ヒト・ガラニンレセプ
ター蛋白質が減少しているためにガラニンの生理作用が
期待できない患者がいる場合に、(イ)本発明のガラニ
ンレセプター蛋白質、例えば、ヒト・ガラニンレセプタ
ー蛋白質をコードするDNAを該患者に投与し、生体内
で該ガラニンレセプター蛋白質、例えば、ヒト・ガラニ
ンレセプター蛋白質発現させることによって、あるいは
(ロ)細胞に本発明のガラニンレセプター蛋白質、例え
ば、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質をコードするDN
Aを挿入し、該ガラニンレセプター蛋白質、例えば、ヒ
ト・ガラニンレセプター蛋白質を発現させた後に、該細
胞を該患者に移植することなどによって、該患者のガラ
ニンレセプター蛋白質、例えば、ヒト・ガラニンレセプ
ター蛋白質の量を増加させ、ガラニンの作用を充分に発
揮させることができる。したがって、本発明のガラニン
レセプター蛋白質、例えば、ヒト・ガラニンレセプター
蛋白質をコードするDNAは、安全で低毒性な本発明の
ガラニンレセプター蛋白質欠乏症(例えば、糖尿病、ア
ルツハイマー病または痴呆症など)の予防・治療剤など
として用いることができる。本発明のDNAを上記の予
防・治療剤として使用する場合は、該DNAを単独ある
いはレトロウイルスベクター、アデノウイルスベクタ
ー、アデノウイルスアソシエーテッドウイルスベクター
などの適当なベクターに挿入した後、常套手段に従って
実施することができる。例えば、必要に応じて糖衣を施
した錠剤、カプセル剤、エリキシル剤、マイクロカプセ
ル剤などとして経口的に、あるいは水もしくはそれ以外
の薬学的に許容し得る液との無菌性溶液、または懸濁液
剤などの注射剤の形で非経口的に使用できる。例えば、
本発明のDNAを生理学的に認められる担体、香味剤、
賦形剤、ベヒクル、防腐剤、安定剤、結合剤などととも
に一般に認められた製剤実施に要求される単位用量形態
で混和することによって製造することができる。これら
製剤における有効成分量は指示された範囲の適当な容量
が得られるようにするものである。
【0139】錠剤、カプセル剤などに混和することがで
きる添加剤としては、例えばゼラチン、コーンスター
チ、トラガント、アラビアゴムのような結合剤、結晶性
セルロースのような賦形剤、コーンスターチ、ゼラチ
ン、アルギン酸などのような膨化剤、ステアリン酸マグ
ネシウムのような潤滑剤、ショ糖、乳糖またはサッカリ
ンのような甘味剤、ペパーミント、アカモノ油またはチ
ェリーのような香味剤などが用いられる。調剤単位形態
がカプセルである場合には、前記タイプの材料にさらに
油脂のような液状担体を含有することができる。注射の
ための無菌組成物は注射用水のようなベヒクル中の活性
物質、胡麻油、椰子油などのような天然産出植物油など
を溶解または懸濁させるなどの通常の製剤実施にしたが
って処方することができる。注射用の水性液としては生
理食塩水、ブドウ糖やその他の補助薬を含む等張液(例
えば、D−ソルビトール、D−マンニトール、塩化ナト
リウムなど)などがあげられ、適当な溶解補助剤、たと
えばアルコール(たとえばエタノール)、ポリアルコー
ル(たとえばプロピレングリコール、ポリエチレングリ
コール)、非イオン性界面活性剤(たとえばポリソルベ
ート80(TM)、HCO−50)などと併用してもよ
い。油性液としてはゴマ油、大豆油などがあげられ、溶
解補助剤として安息香酸ベンジル、ベンジルアルコール
などと併用してもよい。
きる添加剤としては、例えばゼラチン、コーンスター
チ、トラガント、アラビアゴムのような結合剤、結晶性
セルロースのような賦形剤、コーンスターチ、ゼラチ
ン、アルギン酸などのような膨化剤、ステアリン酸マグ
ネシウムのような潤滑剤、ショ糖、乳糖またはサッカリ
ンのような甘味剤、ペパーミント、アカモノ油またはチ
ェリーのような香味剤などが用いられる。調剤単位形態
がカプセルである場合には、前記タイプの材料にさらに
油脂のような液状担体を含有することができる。注射の
ための無菌組成物は注射用水のようなベヒクル中の活性
物質、胡麻油、椰子油などのような天然産出植物油など
を溶解または懸濁させるなどの通常の製剤実施にしたが
って処方することができる。注射用の水性液としては生
理食塩水、ブドウ糖やその他の補助薬を含む等張液(例
えば、D−ソルビトール、D−マンニトール、塩化ナト
リウムなど)などがあげられ、適当な溶解補助剤、たと
えばアルコール(たとえばエタノール)、ポリアルコー
ル(たとえばプロピレングリコール、ポリエチレングリ
コール)、非イオン性界面活性剤(たとえばポリソルベ
ート80(TM)、HCO−50)などと併用してもよ
い。油性液としてはゴマ油、大豆油などがあげられ、溶
解補助剤として安息香酸ベンジル、ベンジルアルコール
などと併用してもよい。
【0140】また、緩衝剤(例えば、リン酸塩緩衝液、
酢酸ナトリウム緩衝液)、無痛化剤(例えば、塩化ベン
ザルコニウム、塩酸プロカインなど)、安定剤(例え
ば、ヒト血清アルブミン、ポリエチレングリコールな
ど)、保存剤(例えば、ベンジルアルコール、フェノー
ルなど)、酸化防止剤などと配合してもよい。調整され
た注射液は通常、適当なアンプルに充填される。このよ
うにして得られる製剤は安全で低毒性であるので、例え
ば温血哺乳動物(例えば、ラット、ウサギ、ヒツジ、ブ
タ、ウシ、ネコ、イヌ、サル、ヒトなど、特にヒト)に
対して投与することができる。該DNAの投与量は、症
状などにより差異はあるが、経口投与の場合、一般的に
成人(60kgとして)においては、一日につき約0.
1mg〜100mg、好ましくは約1.0〜50mg、
より好ましくは約1.0〜20mgである。非経口的に
投与する場合は、その1回投与量は投与対象、対象臓
器、症状、投与方法などによっても異なるが、たとえば
注射剤の形では通常成人(60kgとして)において
は、一日につき約0.01〜30mg程度、好ましくは
約0.1〜20mg程度、より好ましくは約0.1〜1
0mg程度を静脈注射により投与するのが好都合であ
る。他の動物の場合も、60kg当たりに換算した量を
投与することができる。また、本発明のDNAを細胞に
挿入し、該ガラニンレセプター蛋白質、例えば、ヒト・
ガラニンレセプター蛋白質を発現させ、該細胞を患者に
移植する方法は、それ自体公知の方法あるいはそれに準
じる方法を用いることができる。
酢酸ナトリウム緩衝液)、無痛化剤(例えば、塩化ベン
ザルコニウム、塩酸プロカインなど)、安定剤(例え
ば、ヒト血清アルブミン、ポリエチレングリコールな
ど)、保存剤(例えば、ベンジルアルコール、フェノー
ルなど)、酸化防止剤などと配合してもよい。調整され
た注射液は通常、適当なアンプルに充填される。このよ
うにして得られる製剤は安全で低毒性であるので、例え
ば温血哺乳動物(例えば、ラット、ウサギ、ヒツジ、ブ
タ、ウシ、ネコ、イヌ、サル、ヒトなど、特にヒト)に
対して投与することができる。該DNAの投与量は、症
状などにより差異はあるが、経口投与の場合、一般的に
成人(60kgとして)においては、一日につき約0.
1mg〜100mg、好ましくは約1.0〜50mg、
より好ましくは約1.0〜20mgである。非経口的に
投与する場合は、その1回投与量は投与対象、対象臓
器、症状、投与方法などによっても異なるが、たとえば
注射剤の形では通常成人(60kgとして)において
は、一日につき約0.01〜30mg程度、好ましくは
約0.1〜20mg程度、より好ましくは約0.1〜1
0mg程度を静脈注射により投与するのが好都合であ
る。他の動物の場合も、60kg当たりに換算した量を
投与することができる。また、本発明のDNAを細胞に
挿入し、該ガラニンレセプター蛋白質、例えば、ヒト・
ガラニンレセプター蛋白質を発現させ、該細胞を患者に
移植する方法は、それ自体公知の方法あるいはそれに準
じる方法を用いることができる。
【0141】(4)本発明のガラニンレセプター蛋白質
もしくはその塩または本発明のガラニンレセプター蛋白
質の部分ペプチドもしくはその塩に対する抗体または抗
血清の製造 本発明のガラニンレセプター蛋白質もしくはその塩また
は本発明のガラニンレセプター蛋白質の部分ペプチドも
しくはその塩に対する抗体(例えば、ポリクローナル抗
体、モノクローナル抗体)または抗血清は、本発明のガ
ラニンレセプター蛋白質もしくはその塩または本発明の
ガラニンレセプター蛋白質の部分ペプチドもしくはその
塩を抗原として用い、自体公知の抗体または抗血清の製
造法に従って製造することができる。例えば、モノクロ
ーナル抗体は、後述の方法に従って製造することができ
る。
もしくはその塩または本発明のガラニンレセプター蛋白
質の部分ペプチドもしくはその塩に対する抗体または抗
血清の製造 本発明のガラニンレセプター蛋白質もしくはその塩また
は本発明のガラニンレセプター蛋白質の部分ペプチドも
しくはその塩に対する抗体(例えば、ポリクローナル抗
体、モノクローナル抗体)または抗血清は、本発明のガ
ラニンレセプター蛋白質もしくはその塩または本発明の
ガラニンレセプター蛋白質の部分ペプチドもしくはその
塩を抗原として用い、自体公知の抗体または抗血清の製
造法に従って製造することができる。例えば、モノクロ
ーナル抗体は、後述の方法に従って製造することができ
る。
【0142】〔モノクローナル抗体の作製〕 (a)モノクロナール抗体産生細胞の作製 本発明のガラニンレセプター蛋白質(例えば、ヒト・ガ
ラニンレセプター蛋白質あるいはマウス由来ガラニンレ
セプター蛋白質)もしくはその塩または本発明のガラニ
ンレセプター蛋白質の部分ペプチドもしくはその塩(以
下、ガラニンレセプターと略称する場合がある)は、温
血動物に対して投与により抗体産生が可能な部位にそれ
自体あるいは担体、希釈剤とともに投与される。投与に
際して抗体産生能を高めるため、完全フロイントアジュ
バントや不完全フロイントアジュバントを投与してもよ
い。投与は通常2〜6週毎に1回ずつ、計2〜10回程
度行われる。用いられる温血動物としては、たとえばサ
ル、ウサギ、イヌ、モルモット、マウス、ラット、ヒツ
ジ、ヤギ、ウマ、ニワトリ、ハムスターがあげられる
が、マウス、ラットおよびハムスターが好ましく用いら
れる。
ラニンレセプター蛋白質あるいはマウス由来ガラニンレ
セプター蛋白質)もしくはその塩または本発明のガラニ
ンレセプター蛋白質の部分ペプチドもしくはその塩(以
下、ガラニンレセプターと略称する場合がある)は、温
血動物に対して投与により抗体産生が可能な部位にそれ
自体あるいは担体、希釈剤とともに投与される。投与に
際して抗体産生能を高めるため、完全フロイントアジュ
バントや不完全フロイントアジュバントを投与してもよ
い。投与は通常2〜6週毎に1回ずつ、計2〜10回程
度行われる。用いられる温血動物としては、たとえばサ
ル、ウサギ、イヌ、モルモット、マウス、ラット、ヒツ
ジ、ヤギ、ウマ、ニワトリ、ハムスターがあげられる
が、マウス、ラットおよびハムスターが好ましく用いら
れる。
【0143】モノクローナル抗体産生細胞の作製に際し
ては、抗原を免疫された温血動物、たとえばマウスから
抗体価の認められた個体を選択し最終免疫の2〜5日後
に脾臓またはリンパ節を採取し、それらに含まれる抗体
産生細胞を骨髄腫細胞と融合させることにより、モノク
ローナル抗体産生ハイブリドーマを調製することができ
る。抗血清中の抗体価の測定は、例えば後記の標識化ガ
ラニンレセプター(例えば、標識化ヒト・ガラニンレセ
プターあるいは標識化マウス由来ガラニンレセプター)
と抗血清とを反応させたのち、抗体に結合した標識剤の
活性を測定することによりなされる。融合操作は既知の
方法、たとえばケーラーとミルスタインの方法〔ネイチ
ャー(Nature) 、256 、495 (1975)〕に従い実施でき
る。融合促進剤としてはポリエチレングリコール(PE
G)やセンダイウィルスなどが挙げられるが、好ましく
はPEGが用いられる。
ては、抗原を免疫された温血動物、たとえばマウスから
抗体価の認められた個体を選択し最終免疫の2〜5日後
に脾臓またはリンパ節を採取し、それらに含まれる抗体
産生細胞を骨髄腫細胞と融合させることにより、モノク
ローナル抗体産生ハイブリドーマを調製することができ
る。抗血清中の抗体価の測定は、例えば後記の標識化ガ
ラニンレセプター(例えば、標識化ヒト・ガラニンレセ
プターあるいは標識化マウス由来ガラニンレセプター)
と抗血清とを反応させたのち、抗体に結合した標識剤の
活性を測定することによりなされる。融合操作は既知の
方法、たとえばケーラーとミルスタインの方法〔ネイチ
ャー(Nature) 、256 、495 (1975)〕に従い実施でき
る。融合促進剤としてはポリエチレングリコール(PE
G)やセンダイウィルスなどが挙げられるが、好ましく
はPEGが用いられる。
【0144】骨髄腫細胞としてはたとえばNS−1、P
3U1、SP2/0、AP−1などがあげられるが、P
3U1が好ましく用いられる。用いられる抗体産生細胞
(脾臓細胞)数と骨髄腫細胞数との好ましい比率は1:
1〜20:1程度であり、PEG(好ましくはPEG1
000〜PEG6000)が10〜80%程度の濃度で
添加され、20〜40℃、好ましくは30〜37℃で1
〜10分間インキュベートすることにより効率よく細胞
融合を実施できる。
3U1、SP2/0、AP−1などがあげられるが、P
3U1が好ましく用いられる。用いられる抗体産生細胞
(脾臓細胞)数と骨髄腫細胞数との好ましい比率は1:
1〜20:1程度であり、PEG(好ましくはPEG1
000〜PEG6000)が10〜80%程度の濃度で
添加され、20〜40℃、好ましくは30〜37℃で1
〜10分間インキュベートすることにより効率よく細胞
融合を実施できる。
【0145】ガラニンレセプター抗体産生ハイブリドー
マ(例えば、抗ヒト・ガラニンレセプター抗体産生ハイ
ブリドーマあるいは抗マウス由来ガラニンレセプター抗
体産生ハイブリドーマ)のスクリーニングには種々の方
法が使用できるが、たとえばガラニンレセプター抗原を
直接あるいは担体とともに吸着させた固相(例、マイク
ロプレート)にハイブリドーマ培養上清を添加し、次に
放射性物質や酵素などで標識した抗免疫グロブリン抗体
(細胞融合に用いられる細胞がマウスの場合、抗マウス
免疫グロブリン抗体が用いられる)またはプロテインA
を加え、固相に結合した抗ガラニンレセプターモノクロ
ーナル抗体を検出する方法、抗免疫グロブリン抗体また
はプロテインAを吸着させた固相にハイブリドーマ培養
上清を添加し、放射性物質や酵素などで標識したガラニ
ンレセプターを加え、固相に結合した抗ガラニンレセプ
ターモノクローナル抗体を検出する方法などがあげられ
る。
マ(例えば、抗ヒト・ガラニンレセプター抗体産生ハイ
ブリドーマあるいは抗マウス由来ガラニンレセプター抗
体産生ハイブリドーマ)のスクリーニングには種々の方
法が使用できるが、たとえばガラニンレセプター抗原を
直接あるいは担体とともに吸着させた固相(例、マイク
ロプレート)にハイブリドーマ培養上清を添加し、次に
放射性物質や酵素などで標識した抗免疫グロブリン抗体
(細胞融合に用いられる細胞がマウスの場合、抗マウス
免疫グロブリン抗体が用いられる)またはプロテインA
を加え、固相に結合した抗ガラニンレセプターモノクロ
ーナル抗体を検出する方法、抗免疫グロブリン抗体また
はプロテインAを吸着させた固相にハイブリドーマ培養
上清を添加し、放射性物質や酵素などで標識したガラニ
ンレセプターを加え、固相に結合した抗ガラニンレセプ
ターモノクローナル抗体を検出する方法などがあげられ
る。
【0146】抗ガラニンレセプターモノクローナル抗体
の選別は、自体公知あるいはそれに準じる方法に従って
行なうことができる。通常HAT(ヒポキサンチン、ア
ミノプテリン、チミジン)を添加した動物細胞用培地で
行なわれる。選別および育種用培地としては、ハイビリ
ドーマが生育できるものならばどのような培地を用いて
も良い。例えば、1〜20%、好ましくは10〜20%
の牛胎児血清を含むRPMI 1640培地、1〜10
%の牛胎児血清を含むGIT培地(和光純薬工業
(株))あるいはハイブリドーマ培養用無血清培地(S
FM−101、日水製薬(株))などを用いることがで
きる。培養温度は、通常20〜40℃、好ましくは約3
7℃である。培養時間は、通常5日〜3週間、好ましく
は1週間〜2週間である。培養は、通常5%炭酸ガス下
で行なわれる。ハイブリドーマ培養上清の抗体価は、上
記の抗血清中の抗マウス由来ガラニンレセプター抗体価
の測定と同様にして測定できる。
の選別は、自体公知あるいはそれに準じる方法に従って
行なうことができる。通常HAT(ヒポキサンチン、ア
ミノプテリン、チミジン)を添加した動物細胞用培地で
行なわれる。選別および育種用培地としては、ハイビリ
ドーマが生育できるものならばどのような培地を用いて
も良い。例えば、1〜20%、好ましくは10〜20%
の牛胎児血清を含むRPMI 1640培地、1〜10
%の牛胎児血清を含むGIT培地(和光純薬工業
(株))あるいはハイブリドーマ培養用無血清培地(S
FM−101、日水製薬(株))などを用いることがで
きる。培養温度は、通常20〜40℃、好ましくは約3
7℃である。培養時間は、通常5日〜3週間、好ましく
は1週間〜2週間である。培養は、通常5%炭酸ガス下
で行なわれる。ハイブリドーマ培養上清の抗体価は、上
記の抗血清中の抗マウス由来ガラニンレセプター抗体価
の測定と同様にして測定できる。
【0147】(b)モノクロナール抗体の精製 抗ガラニンレセプターモノクローナル抗体の分離精製は
通常のポリクローナル抗体の分離精製と同様に免疫グロ
ブリンの分離精製法〔例、塩析法、アルコール沈殿法、
等電点沈殿法、電気泳動法、イオン交換体(例、DEA
E)による吸脱着法、超遠心法、ゲルろ過法、抗原結合
固相あるいはプロテインAあるいはプロテインGなどの
活性吸着剤により抗体のみを採取し、結合を解離させて
抗体を得る特異的精製法〕に従って行われる。以上の
(1)および(2)の方法に従って製造させる本発明の
ガラニンレセプター抗体は、ガラニンレセプターを特異
的に認識することができるので、被検液中のガラニンレ
セプターの定量、特にサンドイッチ免疫測定法による定
量などに使用することができる。
通常のポリクローナル抗体の分離精製と同様に免疫グロ
ブリンの分離精製法〔例、塩析法、アルコール沈殿法、
等電点沈殿法、電気泳動法、イオン交換体(例、DEA
E)による吸脱着法、超遠心法、ゲルろ過法、抗原結合
固相あるいはプロテインAあるいはプロテインGなどの
活性吸着剤により抗体のみを採取し、結合を解離させて
抗体を得る特異的精製法〕に従って行われる。以上の
(1)および(2)の方法に従って製造させる本発明の
ガラニンレセプター抗体は、ガラニンレセプターを特異
的に認識することができるので、被検液中のガラニンレ
セプターの定量、特にサンドイッチ免疫測定法による定
量などに使用することができる。
【0148】すなわち、本発明は、例えば、(i)本発
明のガラニンレセプターに反応する抗体と、被検液およ
び標識化ガラニンレセプターとを競合的に反応させ、該
抗体に結合した標識化ガラニンレセプターの割合を測定
することを特徴とする被検液中のガラニンレセプターの
定量法、(ii)被検液と担体上に不溶化した抗体および
標識化された抗体とを同時あるいは連続的に反応させた
のち、不溶化担体上の標識剤の活性を測定することを特
徴とする被検液中のガラニンレセプターの定量法におい
て、一方の抗体がガラニンレセプターのN端部を認識す
る抗体で、他方の抗体がガラニンレセプターのC端部に
反応する抗体であることを特徴とする被検液中のガラニ
ンレセプターの定量法を提供する。
明のガラニンレセプターに反応する抗体と、被検液およ
び標識化ガラニンレセプターとを競合的に反応させ、該
抗体に結合した標識化ガラニンレセプターの割合を測定
することを特徴とする被検液中のガラニンレセプターの
定量法、(ii)被検液と担体上に不溶化した抗体および
標識化された抗体とを同時あるいは連続的に反応させた
のち、不溶化担体上の標識剤の活性を測定することを特
徴とする被検液中のガラニンレセプターの定量法におい
て、一方の抗体がガラニンレセプターのN端部を認識す
る抗体で、他方の抗体がガラニンレセプターのC端部に
反応する抗体であることを特徴とする被検液中のガラニ
ンレセプターの定量法を提供する。
【0149】本発明のガラニンレセプターを認識するモ
ノクローナル抗体(以下、抗ガラニンレセプター抗体と
称する場合がある)を用いてガラニンレセプターの測定
を行なえるほか、組織染色等による検出を行なうことも
できる。これらの目的には、抗体分子そのものを用いて
もよく、また、抗体分子のF( ab')2 、Fab' 、あ
るいはFab画分を用いてもよい。
ノクローナル抗体(以下、抗ガラニンレセプター抗体と
称する場合がある)を用いてガラニンレセプターの測定
を行なえるほか、組織染色等による検出を行なうことも
できる。これらの目的には、抗体分子そのものを用いて
もよく、また、抗体分子のF( ab')2 、Fab' 、あ
るいはFab画分を用いてもよい。
【0150】本発明の抗体を用いる測定法は、特に制限
されるべきものではなく、被測定液中の抗原量(例えば
ヒト・ガラニンレセプター量あるいはマウス由来ガラニ
ンレセプター量などのガラニンレセプター量)に対応し
た抗体、抗原もしくは抗体−抗原複合体の量を化学的ま
たは物理的手段により検出し、これを既知量の抗原を含
む標準液を用いて作製した標準曲線より算出する測定法
であれば、いずれの測定法を用いてもよい。例えば、ネ
フロメトリー、競合法、イムノメトリック法およびサン
ドイッチ法が好適に用いられるが、感度、特異性の点
で、後述するサンドイッチ法を用いるのが特に好まし
い。
されるべきものではなく、被測定液中の抗原量(例えば
ヒト・ガラニンレセプター量あるいはマウス由来ガラニ
ンレセプター量などのガラニンレセプター量)に対応し
た抗体、抗原もしくは抗体−抗原複合体の量を化学的ま
たは物理的手段により検出し、これを既知量の抗原を含
む標準液を用いて作製した標準曲線より算出する測定法
であれば、いずれの測定法を用いてもよい。例えば、ネ
フロメトリー、競合法、イムノメトリック法およびサン
ドイッチ法が好適に用いられるが、感度、特異性の点
で、後述するサンドイッチ法を用いるのが特に好まし
い。
【0151】標識物質を用いる測定法に用いられる標識
剤としては、放射性同位元素、酵素、蛍光物質、発光物
質などが挙げられる。放射性同位元素としては、例えば
〔125 I〕、〔131 I〕、〔3 H〕、〔14C〕などが、
上記酵素としては、安定で比活性の大きなものが好まし
く、例えばβ−ガラクトシダーゼ、β−グルコシダー
ゼ、アルカリフォスファターゼ、パーオキシダーゼ、リ
ンゴ酸脱水素酵素等が、蛍光物質としては、フルオレス
カミン、フルオレッセンイソチオシアネートなどが、発
光物質としては、ルミノール、ルミノール誘導体、ルシ
フェリン、ルシゲニンなどがそれぞれ挙げられる。さら
に、抗体あるいは抗原と標識剤との結合にビオチン−ア
ビジン系を用いることもできる。
剤としては、放射性同位元素、酵素、蛍光物質、発光物
質などが挙げられる。放射性同位元素としては、例えば
〔125 I〕、〔131 I〕、〔3 H〕、〔14C〕などが、
上記酵素としては、安定で比活性の大きなものが好まし
く、例えばβ−ガラクトシダーゼ、β−グルコシダー
ゼ、アルカリフォスファターゼ、パーオキシダーゼ、リ
ンゴ酸脱水素酵素等が、蛍光物質としては、フルオレス
カミン、フルオレッセンイソチオシアネートなどが、発
光物質としては、ルミノール、ルミノール誘導体、ルシ
フェリン、ルシゲニンなどがそれぞれ挙げられる。さら
に、抗体あるいは抗原と標識剤との結合にビオチン−ア
ビジン系を用いることもできる。
【0152】抗原あるいは抗体の不溶化に当っては、物
理吸着を用いてもよく、また通常蛋白質あるいは酵素等
を不溶化、固定化するのに用いられる化学結合を用いる
方法でもよい。担体としては、アガロース、デキストラ
ン、セルロースなどの不溶性多糖類、ポリスチレン、ポ
リアクリルアミド、シリコン等の合成樹脂、あるいはガ
ラス等が挙げられる。
理吸着を用いてもよく、また通常蛋白質あるいは酵素等
を不溶化、固定化するのに用いられる化学結合を用いる
方法でもよい。担体としては、アガロース、デキストラ
ン、セルロースなどの不溶性多糖類、ポリスチレン、ポ
リアクリルアミド、シリコン等の合成樹脂、あるいはガ
ラス等が挙げられる。
【0153】サンドイッチ法においては不溶化した抗ガ
ラニンレセプター抗体に被検液を反応させ(1次反
応)、さらに標識化抗ガラニンレセプター抗体を反応さ
せ(2次反応)たのち、不溶化担体上の標識剤の活性を
測定することにより被検液中のガラニンレセプター量を
定量することができる。1次反応と2次反応は逆の順序
に行っても、また、同時に行なってもよいし時間をずら
して行なってもよい。標識化剤および不溶化の方法は前
記のそれらに準じることができる。また、サンドイッチ
法による免疫測定法において、固相用抗体あるいは標識
用抗体に用いられる抗体は必ずしも1種類である必要は
なく、測定感度を向上させる等の目的で2種類以上の抗
体の混合物を用いてもよい。
ラニンレセプター抗体に被検液を反応させ(1次反
応)、さらに標識化抗ガラニンレセプター抗体を反応さ
せ(2次反応)たのち、不溶化担体上の標識剤の活性を
測定することにより被検液中のガラニンレセプター量を
定量することができる。1次反応と2次反応は逆の順序
に行っても、また、同時に行なってもよいし時間をずら
して行なってもよい。標識化剤および不溶化の方法は前
記のそれらに準じることができる。また、サンドイッチ
法による免疫測定法において、固相用抗体あるいは標識
用抗体に用いられる抗体は必ずしも1種類である必要は
なく、測定感度を向上させる等の目的で2種類以上の抗
体の混合物を用いてもよい。
【0154】本発明のサンドイッチ法によるガラニンレ
セプターの測定法においては、1次反応と2次反応に用
いられる抗ガラニンレセプター抗体はガラニンレセプタ
ーの結合する部位が相異なる抗体が好ましく用いられ
る。即ち、1次反応および2次反応に用いられる抗体
は、例えば、2次反応で用いられる抗体が、ガラニンレ
セプターのC端部を認識する場合、1次反応で用いられ
る抗体は、好ましくはC端部以外、例えばN端部を認識
する抗体が用いられる。
セプターの測定法においては、1次反応と2次反応に用
いられる抗ガラニンレセプター抗体はガラニンレセプタ
ーの結合する部位が相異なる抗体が好ましく用いられ
る。即ち、1次反応および2次反応に用いられる抗体
は、例えば、2次反応で用いられる抗体が、ガラニンレ
セプターのC端部を認識する場合、1次反応で用いられ
る抗体は、好ましくはC端部以外、例えばN端部を認識
する抗体が用いられる。
【0155】本発明のガラニンレセプター抗体をサンド
イッチ法以外の測定システム、例えば、競合法、イムノ
メトリック法あるいはネフロメトリーなどに用いること
ができる。競合法では、被検液中の抗原と標識抗原とを
抗体に対して競合的に反応させたのち、未反応の標識抗
原と( F)と抗体と結合した標識抗原(B)とを分離し
(B/F分離)、B,Fいずれかの標識量を測定し、被
検液中の抗原量を定量する。本反応法には、抗体として
可溶性抗体を用い、B/F分離をポリエチレングリコー
ル、前記抗体に対する第2抗体などを用いる液相法、お
よび、第1抗体として固相化抗体を用いるか、あるい
は、第1抗体は可溶性のものを用い第2抗体として固相
化抗体を用いる固相化法とが用いられる。
イッチ法以外の測定システム、例えば、競合法、イムノ
メトリック法あるいはネフロメトリーなどに用いること
ができる。競合法では、被検液中の抗原と標識抗原とを
抗体に対して競合的に反応させたのち、未反応の標識抗
原と( F)と抗体と結合した標識抗原(B)とを分離し
(B/F分離)、B,Fいずれかの標識量を測定し、被
検液中の抗原量を定量する。本反応法には、抗体として
可溶性抗体を用い、B/F分離をポリエチレングリコー
ル、前記抗体に対する第2抗体などを用いる液相法、お
よび、第1抗体として固相化抗体を用いるか、あるい
は、第1抗体は可溶性のものを用い第2抗体として固相
化抗体を用いる固相化法とが用いられる。
【0156】イムノメトリック法では、被検液中の抗原
と固相化抗原とを一定量の標識化抗体に対して競合反応
させた後固相と液相を分離するか、あるいは、被検液中
の抗原と過剰量の標識化抗体とを反応させ、次に固相化
抗原を加え未反応の標識化抗体を固相に結合させたの
ち、固相と液相を分離する。次に、いずれかの相の標識
量を測定し被検液中の抗原量を定量する。また、ネフロ
メトリーでは、ゲル内あるいは溶液中で抗原抗体反応の
結果生じた不溶性の沈降物の量を測定する。被検液中の
抗原量僅かであり、少量の沈降物しか得られない場合に
もレーザーの散乱を利用するレーザーネフロメトリーな
どが好適に用いられる。
と固相化抗原とを一定量の標識化抗体に対して競合反応
させた後固相と液相を分離するか、あるいは、被検液中
の抗原と過剰量の標識化抗体とを反応させ、次に固相化
抗原を加え未反応の標識化抗体を固相に結合させたの
ち、固相と液相を分離する。次に、いずれかの相の標識
量を測定し被検液中の抗原量を定量する。また、ネフロ
メトリーでは、ゲル内あるいは溶液中で抗原抗体反応の
結果生じた不溶性の沈降物の量を測定する。被検液中の
抗原量僅かであり、少量の沈降物しか得られない場合に
もレーザーの散乱を利用するレーザーネフロメトリーな
どが好適に用いられる。
【0157】これら個々の免疫学的測定法を本発明の測
定方法に適用するにあたっては、特別の条件、操作等の
設定は必要とされない。それぞれの方法における通常の
条件、操作法に当業者の通常の技術的配慮を加えてガラ
ニンレセプターの測定系を構築すればよい。これらの一
般的な技術手段の詳細については、総説、成書などを参
照することができる。
定方法に適用するにあたっては、特別の条件、操作等の
設定は必要とされない。それぞれの方法における通常の
条件、操作法に当業者の通常の技術的配慮を加えてガラ
ニンレセプターの測定系を構築すればよい。これらの一
般的な技術手段の詳細については、総説、成書などを参
照することができる。
【0158】例えば、入江 寛編「ラジオイムノアッセ
イ〕(講談社、昭和49年発行)、入江 寛編「続ラジ
オイムノアッセイ〕(講談社、昭和54年発行)、石川
栄治ら編「酵素免疫測定法」(医学書院、昭和53年発
行)、石川栄治ら編「酵素免疫測定法」(第2版)(医
学書院、昭和57年発行)、石川栄治ら編「酵素免疫測
定法」(第3版)(医学書院、昭和62年発行)、「Me
thods in ENZYMOLOGY」 Vol. 70(Immunochemical Techni
ques(Part A))、 同書 Vol. 73(Immunochemical Techn
iques(Part B)) 、同書 Vol. 74(Immunochemical Techn
iques(Part C)) 、同書 Vol. 84(Immunochemical Techn
iques(Part D: Selected Immunoassays))、同書 Vol. 9
2(Immunochemical Techniques(Part E: Monoclonal Ant
ibodiesand General Immunoassay Methods))、同書 Vo
l. 121(Immunochemical Techniques(Part I: Hybridoma
Technology and Monoclonal Antibodies))( 以上、ア
カデミックプレス社発行) などを参照することができ
る。以上のように、本発明のガラニンレセプター抗体を
用いることによって、ガラニンレセプターを感度良く定
量することができる。
イ〕(講談社、昭和49年発行)、入江 寛編「続ラジ
オイムノアッセイ〕(講談社、昭和54年発行)、石川
栄治ら編「酵素免疫測定法」(医学書院、昭和53年発
行)、石川栄治ら編「酵素免疫測定法」(第2版)(医
学書院、昭和57年発行)、石川栄治ら編「酵素免疫測
定法」(第3版)(医学書院、昭和62年発行)、「Me
thods in ENZYMOLOGY」 Vol. 70(Immunochemical Techni
ques(Part A))、 同書 Vol. 73(Immunochemical Techn
iques(Part B)) 、同書 Vol. 74(Immunochemical Techn
iques(Part C)) 、同書 Vol. 84(Immunochemical Techn
iques(Part D: Selected Immunoassays))、同書 Vol. 9
2(Immunochemical Techniques(Part E: Monoclonal Ant
ibodiesand General Immunoassay Methods))、同書 Vo
l. 121(Immunochemical Techniques(Part I: Hybridoma
Technology and Monoclonal Antibodies))( 以上、ア
カデミックプレス社発行) などを参照することができ
る。以上のように、本発明のガラニンレセプター抗体を
用いることによって、ガラニンレセプターを感度良く定
量することができる。
【0159】(5)本発明のガラニンレセプター蛋白質
をコードするDNAを有する動物の作製 本発明のガラニンレセプター蛋白質(例えば、マウス由
来ガラニンレセプター蛋白質)をコードするDNAを用
いて、本発明のガラニンレセプター蛋白質を発現するト
ランジェニック動物を作製することができる。動物とし
ては、温血哺乳動物(例えば、ラット、マウス、ウサ
ギ、ヒツジ、ブタ、ウシ、ネコ、イヌ、サルなど)が挙
げられるが、特に、マウスなどが好適である。
をコードするDNAを有する動物の作製 本発明のガラニンレセプター蛋白質(例えば、マウス由
来ガラニンレセプター蛋白質)をコードするDNAを用
いて、本発明のガラニンレセプター蛋白質を発現するト
ランジェニック動物を作製することができる。動物とし
ては、温血哺乳動物(例えば、ラット、マウス、ウサ
ギ、ヒツジ、ブタ、ウシ、ネコ、イヌ、サルなど)が挙
げられるが、特に、マウスなどが好適である。
【0160】本発明のガラニンレセプター蛋白質をコー
ドするDNAを対象動物に転移させるにあたっては、該
DNAを動物細胞で発現させうるプロモーターの下流に
結合した遺伝子コンストラクトとして用いるのが一般に
有利である。たとえば本発明のガラニンレセプター蛋白
質DNAを転移させる場合、本発明のガラニンレセプタ
ー蛋白質DNAを動物細胞で発現させうる各種プロモー
ターの下流に結合した遺伝子コンストラクトを、対象動
物の受精卵、たとえばウサギ受精卵へマイクロインジェ
クションすることによって本発明のガラニンレセプター
蛋白質を高産生するDNA転移動物を作出できる。この
プロモーターとしては、たとえばウイルス由来プロモー
ター、メタロチオネイン等のユビキアスな発現プロモー
ターも使用しうるが、好ましくは脳で特異的に発現する
NGF遺伝子プロモーターやエノラーゼ遺伝子プロモー
ターなどが用いられる。
ドするDNAを対象動物に転移させるにあたっては、該
DNAを動物細胞で発現させうるプロモーターの下流に
結合した遺伝子コンストラクトとして用いるのが一般に
有利である。たとえば本発明のガラニンレセプター蛋白
質DNAを転移させる場合、本発明のガラニンレセプタ
ー蛋白質DNAを動物細胞で発現させうる各種プロモー
ターの下流に結合した遺伝子コンストラクトを、対象動
物の受精卵、たとえばウサギ受精卵へマイクロインジェ
クションすることによって本発明のガラニンレセプター
蛋白質を高産生するDNA転移動物を作出できる。この
プロモーターとしては、たとえばウイルス由来プロモー
ター、メタロチオネイン等のユビキアスな発現プロモー
ターも使用しうるが、好ましくは脳で特異的に発現する
NGF遺伝子プロモーターやエノラーゼ遺伝子プロモー
ターなどが用いられる。
【0161】受精卵細胞段階におけるガラニンレセプタ
ー蛋白質DNAの転移は、対象動物の胚芽細胞および体
細胞の全てに存在するように確保される。DNA転移後
の作出動物の胚芽細胞においてガラニンレセプター蛋白
質が存在することは、作出動物の子孫が全てその胚芽細
胞及び体細胞の全てにガラニンレセプター蛋白質を有す
ることを意味する。遺伝子を受け継いだこの種の動物の
子孫はその胚芽細胞および体細胞の全てにガラニンレセ
プター蛋白質を有する。
ー蛋白質DNAの転移は、対象動物の胚芽細胞および体
細胞の全てに存在するように確保される。DNA転移後
の作出動物の胚芽細胞においてガラニンレセプター蛋白
質が存在することは、作出動物の子孫が全てその胚芽細
胞及び体細胞の全てにガラニンレセプター蛋白質を有す
ることを意味する。遺伝子を受け継いだこの種の動物の
子孫はその胚芽細胞および体細胞の全てにガラニンレセ
プター蛋白質を有する。
【0162】本発明のガラニンレセプター蛋白質DNA
転移動物は、交配により遺伝子を安定に保持することを
確認して、該DNA保有動物として通常の飼育環境で飼
育継代を行うことができる。さらに、目的DNAを保有
する雌雄の動物を交配することにより、導入遺伝子を相
同染色体の両方に持つホモザイゴート動物を取得し、こ
の雌雄の動物を交配することによりすべての子孫が該D
NAを有するように繁殖継代することができる。本発明
のガラニンレセプター蛋白質DNA(例えば、マウス由
来ガラニンレセプター蛋白質DNAなど)が転移された
動物は、ガラニンレセプター蛋白質が高発現させられて
いるので、ガラニンレセプター蛋白質に対するアゴニス
トまたはアンタゴニストをスクリーニングするための動
物などとして有用である。
転移動物は、交配により遺伝子を安定に保持することを
確認して、該DNA保有動物として通常の飼育環境で飼
育継代を行うことができる。さらに、目的DNAを保有
する雌雄の動物を交配することにより、導入遺伝子を相
同染色体の両方に持つホモザイゴート動物を取得し、こ
の雌雄の動物を交配することによりすべての子孫が該D
NAを有するように繁殖継代することができる。本発明
のガラニンレセプター蛋白質DNA(例えば、マウス由
来ガラニンレセプター蛋白質DNAなど)が転移された
動物は、ガラニンレセプター蛋白質が高発現させられて
いるので、ガラニンレセプター蛋白質に対するアゴニス
トまたはアンタゴニストをスクリーニングするための動
物などとして有用である。
【0163】本発明のDNA転移動物を、組織培養のた
めの細胞源として使用することもできる。たとえば、本
発明のDNA転移マウスの組織中のDNAもしくはRN
Aを直接分析するかあるいは遺伝子により発現されたタ
ンパク質組織を分析することにより、ガラニンレセプタ
ー蛋白質について分析することができる。ガラニンレセ
プター蛋白質を有する組織の細胞を標準組織培養技術に
より培養し、これらを使用して、たとえば脳や末梢組織
由来のような一般に培養困難な組織からの細胞の機能を
研究することができる。また、その細胞を用いることに
より、たとえば各種組織の機能を高めるような医薬の選
択も可能である。また、高発現細胞株があれば、そこか
ら、本発明のガラニンレセプター蛋白質を単離精製する
ことも可能である。
めの細胞源として使用することもできる。たとえば、本
発明のDNA転移マウスの組織中のDNAもしくはRN
Aを直接分析するかあるいは遺伝子により発現されたタ
ンパク質組織を分析することにより、ガラニンレセプタ
ー蛋白質について分析することができる。ガラニンレセ
プター蛋白質を有する組織の細胞を標準組織培養技術に
より培養し、これらを使用して、たとえば脳や末梢組織
由来のような一般に培養困難な組織からの細胞の機能を
研究することができる。また、その細胞を用いることに
より、たとえば各種組織の機能を高めるような医薬の選
択も可能である。また、高発現細胞株があれば、そこか
ら、本発明のガラニンレセプター蛋白質を単離精製する
ことも可能である。
【0164】本明細書および図面において、塩基やアミ
ノ酸などを略号で表示する場合、IUPAC−IUB
Commision on Biochemical Nomenclature による略号あ
るいは当該分野における慣用略号に基づくものであり、
その例を下記する。またアミノ酸に関し光学異性体があ
り得る場合は、特に明示しなければL体を示すものとす
る。
ノ酸などを略号で表示する場合、IUPAC−IUB
Commision on Biochemical Nomenclature による略号あ
るいは当該分野における慣用略号に基づくものであり、
その例を下記する。またアミノ酸に関し光学異性体があ
り得る場合は、特に明示しなければL体を示すものとす
る。
【0165】 DNA :デオキシリボ核酸 cDNA :相補的デオキシリボ核酸 A :アデニン T :チミン G :グアニン C :シトシン RNA :リボ核酸 mRNA :メッセンジャーリボ核酸 dATP :デオキシアデノシン三リン酸 dTTP :デオキシチミジン三リン酸 dGTP :デオキシグアノシン三リン酸 dCTP :デオキシシチジン三リン酸
【0166】 ATP :アデノシン三リン酸 EDTA :エチレンジアミン四酢酸 SDS :ドデシル硫酸ナトリウム EIA :エンザイムイムノアッセイ Gly :グリシン Ala :アラニン Val :バリン Leu :ロイシン Ile :イソロイシン Ser :セリン Thr :スレオニン Cys :システイン
【0167】 Met :メチオニン Glu :グルタミン酸 Asp :アスパラギン酸 Lys :リジン Arg :アルギニン His :ヒスチジン Phe :フェニルアラニン Tyr :チロシン Trp :トリプトファン Pro :プロリン Asn :アスパラギン Gln :グルタミン
【0168】 NVal :ノルバリン pGlu :ピログルタミン酸 Blc :γ−ブチルロラクトン−γ−カルボニル基 Kpc :2−ケトピペリジン−6−カルボニル基 Otc :3−オキソペルヒドロ−1,4−チアジン −5−カルボニル基 Me :メチル基 Et :エチル基 Bu :ブチル基 Ph :フェニル基 TC :チアゾリジン−4(R)−カルボキサミド基
【0169】後述の実施例3で得られた形質転換体エシ
ェリヒア コリ(Escherichia coli) JM109/p3
H2−34は、平成6年10月12日から通商産業省工
業技術院生命工学工業技術研究所(NIBH)に寄託番
号FERM BP−4828として寄託されており、ま
た平成6年10月12日から財団法人発酵研究所にIF
O 15749として寄託されている。後述の実施例4
で得られた形質転換体エシェリヒア コリ(Escherichi
a coli) JM109/pMGR20は、平成6年12月
15日から通商産業省工業技術院生命工学工業技術研究
所(NIBH)に寄託番号FERM BP−4937と
して寄託されており、また平成6年12月14日から財
団法人発酵研究所にIFO 15773として寄託され
ている。マウス膵臓β細胞株MIN6は、平成6年12
月27日から通商産業省工業技術院生命工学工業技術研
究所(NIBH)に寄託番号FERM BP−4954
として寄託されており、また平成7年4月11日から財
団法人発酵研究所にIFO 50454として寄託され
ている。後述の実施例12で得られたプラスミドpTS
863を保持する形質転換体エシェリヒア コリ(Esch
erichia coli) SURE/pTS863は、平成7年5
月25日から通商産業省工業技術院生命工学工業技術研
究所(NIBH)に寄託番号FERM BP−5110
として寄託されており、また平成7年6月1日から財団
法人発酵研究所にIFO 15826として寄託されて
いる。また、後述の実施例13で得られたプラスミドp
TS863を保持する形質転換体CHO/pTS863
−5およびCHO/pTS863−7は、それぞれ平成
7年5月25日から通商産業省工業技術院生命工学工業
技術研究所(NIBH)に寄託番号FERM BP−5
111およびFERM BP−5112として寄託され
ており、またそれぞれ平成7年6月1日から財団法人発
酵研究所にIFO 50456およびIFO 5045
7として寄託されている。
ェリヒア コリ(Escherichia coli) JM109/p3
H2−34は、平成6年10月12日から通商産業省工
業技術院生命工学工業技術研究所(NIBH)に寄託番
号FERM BP−4828として寄託されており、ま
た平成6年10月12日から財団法人発酵研究所にIF
O 15749として寄託されている。後述の実施例4
で得られた形質転換体エシェリヒア コリ(Escherichi
a coli) JM109/pMGR20は、平成6年12月
15日から通商産業省工業技術院生命工学工業技術研究
所(NIBH)に寄託番号FERM BP−4937と
して寄託されており、また平成6年12月14日から財
団法人発酵研究所にIFO 15773として寄託され
ている。マウス膵臓β細胞株MIN6は、平成6年12
月27日から通商産業省工業技術院生命工学工業技術研
究所(NIBH)に寄託番号FERM BP−4954
として寄託されており、また平成7年4月11日から財
団法人発酵研究所にIFO 50454として寄託され
ている。後述の実施例12で得られたプラスミドpTS
863を保持する形質転換体エシェリヒア コリ(Esch
erichia coli) SURE/pTS863は、平成7年5
月25日から通商産業省工業技術院生命工学工業技術研
究所(NIBH)に寄託番号FERM BP−5110
として寄託されており、また平成7年6月1日から財団
法人発酵研究所にIFO 15826として寄託されて
いる。また、後述の実施例13で得られたプラスミドp
TS863を保持する形質転換体CHO/pTS863
−5およびCHO/pTS863−7は、それぞれ平成
7年5月25日から通商産業省工業技術院生命工学工業
技術研究所(NIBH)に寄託番号FERM BP−5
111およびFERM BP−5112として寄託され
ており、またそれぞれ平成7年6月1日から財団法人発
酵研究所にIFO 50456およびIFO 5045
7として寄託されている。
【0170】本願明細書の配列表の配列番号は、以下の
配列を示す。 〔配列番号:1〕p3H2−34に含まれるマウス膵臓
β細胞株MIN6由来ガラニンレセプター蛋白質cDN
Aにコードされる蛋白質の部分アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:2〕pMGR20に含まれるマウス膵臓β
細胞株MIN6由来ガラニンレセプター蛋白質cDNA
にコードされる蛋白質の全アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:3〕p3H2−34に含まれるマウス膵臓
β細胞株MIN6由来ガラニンレセプター蛋白質cDN
Aの部分塩基酸配列を示す。 〔配列番号:4〕pMGR20に含まれるマウス膵臓β
細胞株MIN6由来ガラニンレセプター蛋白質cDNA
中の全翻訳領域をもつ塩基酸配列を示す。 〔配列番号:5〕実施例11で得られた本発明のヒト・
ガラニンレセプター蛋白質のアミノ酸配列を示す。 〔配列番号:6〕実施例11で得られた本発明のヒト・
ガラニンレセプター蛋白質をコードするDNAの塩基配
列を示す。
配列を示す。 〔配列番号:1〕p3H2−34に含まれるマウス膵臓
β細胞株MIN6由来ガラニンレセプター蛋白質cDN
Aにコードされる蛋白質の部分アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:2〕pMGR20に含まれるマウス膵臓β
細胞株MIN6由来ガラニンレセプター蛋白質cDNA
にコードされる蛋白質の全アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:3〕p3H2−34に含まれるマウス膵臓
β細胞株MIN6由来ガラニンレセプター蛋白質cDN
Aの部分塩基酸配列を示す。 〔配列番号:4〕pMGR20に含まれるマウス膵臓β
細胞株MIN6由来ガラニンレセプター蛋白質cDNA
中の全翻訳領域をもつ塩基酸配列を示す。 〔配列番号:5〕実施例11で得られた本発明のヒト・
ガラニンレセプター蛋白質のアミノ酸配列を示す。 〔配列番号:6〕実施例11で得られた本発明のヒト・
ガラニンレセプター蛋白質をコードするDNAの塩基配
列を示す。
【0171】
【実施例】以下に実施例を示して、本発明をより詳細に
説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものでは
ない。なお、大腸菌を用いての遺伝子操作法は、成書
(Maniatisら、モレキュラー・クローニング〔Molecula
r Cloning 〕、Cold SpringHarbor Laboratory 、1989
年)に記載されている方法に従った。
説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものでは
ない。なお、大腸菌を用いての遺伝子操作法は、成書
(Maniatisら、モレキュラー・クローニング〔Molecula
r Cloning 〕、Cold SpringHarbor Laboratory 、1989
年)に記載されている方法に従った。
【0172】
【参考例1】G蛋白質共役型レセプター蛋白質をコード
するDNAを増幅させるための合成DNAプライマーの
製造 公知のヒト由来TRHレセプター蛋白質(HTRH
R)、ヒト由来RANTESレセプター蛋白質(L10
918、HUMRANTES)、ヒトバーキットリンパ
腫由来リガンド不明レセプター蛋白質(X68149、
HSBLR1A)、ヒト由来ソマトスタチンレセプター
蛋白質(L14856、HUMSOMAT)、ラット由
来μ−オピオイドレセプター蛋白質(U02083、R
NU02083)、ラット由来κ−オピオイドレセプタ
ー蛋白質(U00442、U00442)、ヒト由来ニ
ューロメジンBレセプター蛋白質(M73482、HU
MNMBR)、ヒト由来ムスカリン作動性アセチルコリ
ンレセプター蛋白質(X15266、HSHM4)、ラ
ット由来アドレナリンα1 Bレセプター蛋白質(L08
609、RATAADRE01)、ヒト由来ソマトスタ
チン3レセプター蛋白質(M96738、HUMSST
R3X)、ヒト由来C5 aレセプター蛋白質(HUMC
5AAR)、ヒト由来リガンド不明レセプター蛋白質
(HUMRDC1A)、ヒト由来リガンド不明レセプタ
ー蛋白質(M84605、HUMOPIODRE)およ
びラット由来アドレナリンα2 B(M91466、RA
TA2BAR)の第1膜貫通領域付近のアミノ酸配列を
コードするcDNAの塩基配列を比較し、類似性の高い
部分を見いだした。
するDNAを増幅させるための合成DNAプライマーの
製造 公知のヒト由来TRHレセプター蛋白質(HTRH
R)、ヒト由来RANTESレセプター蛋白質(L10
918、HUMRANTES)、ヒトバーキットリンパ
腫由来リガンド不明レセプター蛋白質(X68149、
HSBLR1A)、ヒト由来ソマトスタチンレセプター
蛋白質(L14856、HUMSOMAT)、ラット由
来μ−オピオイドレセプター蛋白質(U02083、R
NU02083)、ラット由来κ−オピオイドレセプタ
ー蛋白質(U00442、U00442)、ヒト由来ニ
ューロメジンBレセプター蛋白質(M73482、HU
MNMBR)、ヒト由来ムスカリン作動性アセチルコリ
ンレセプター蛋白質(X15266、HSHM4)、ラ
ット由来アドレナリンα1 Bレセプター蛋白質(L08
609、RATAADRE01)、ヒト由来ソマトスタ
チン3レセプター蛋白質(M96738、HUMSST
R3X)、ヒト由来C5 aレセプター蛋白質(HUMC
5AAR)、ヒト由来リガンド不明レセプター蛋白質
(HUMRDC1A)、ヒト由来リガンド不明レセプタ
ー蛋白質(M84605、HUMOPIODRE)およ
びラット由来アドレナリンα2 B(M91466、RA
TA2BAR)の第1膜貫通領域付近のアミノ酸配列を
コードするcDNAの塩基配列を比較し、類似性の高い
部分を見いだした。
【0173】また、公知のマウス由来リガンド不明レセ
プター蛋白質(M80481、MUSGIR)、ヒト由
来ボンベジンレセプター蛋白質(L08893、HUM
BOMB3S)、ヒト由来アデノシンA2レセプター蛋
白質(S46950、S46950)、マウス由来リガ
ンド不明レセプター蛋白質(D21061、MUSGP
CR)、マウス由来TRHレセプター蛋白質(S433
87、S43387)、ラット由来ニューロメジンKレ
セプター蛋白質(J05189、RATNEURA)、
ラット由来アデノシンA1レセプター蛋白質(M690
45、RATA1ARA)、ヒト由来ニューロキニンA
レセプター蛋白質(M57414、HUMNEKA
R)、ラット由来アデノシンA3レセプター蛋白質(M
94152、RATADENREC)、ヒト由来ソマト
スタチン1レセプター蛋白質(M81829、HUMS
RI1A)、ヒト由来ニューロキニン3レセプター蛋白
質(S86390、S86371S4)、ラット由来リ
ガンド不明レセプター蛋白質(X61496、RNCG
PCR)、ヒト由来ソマトスタチン4レセプター蛋白質
(L07061、HUMSSTR4Z)およびラット由
来GnRHレセプター蛋白質(M31670、RATG
NRHA)の第6膜貫通領域付近のアミノ酸配列をコー
ドするcDNAの塩基配列を比較し、類似性の高い部分
を見いだした。
プター蛋白質(M80481、MUSGIR)、ヒト由
来ボンベジンレセプター蛋白質(L08893、HUM
BOMB3S)、ヒト由来アデノシンA2レセプター蛋
白質(S46950、S46950)、マウス由来リガ
ンド不明レセプター蛋白質(D21061、MUSGP
CR)、マウス由来TRHレセプター蛋白質(S433
87、S43387)、ラット由来ニューロメジンKレ
セプター蛋白質(J05189、RATNEURA)、
ラット由来アデノシンA1レセプター蛋白質(M690
45、RATA1ARA)、ヒト由来ニューロキニンA
レセプター蛋白質(M57414、HUMNEKA
R)、ラット由来アデノシンA3レセプター蛋白質(M
94152、RATADENREC)、ヒト由来ソマト
スタチン1レセプター蛋白質(M81829、HUMS
RI1A)、ヒト由来ニューロキニン3レセプター蛋白
質(S86390、S86371S4)、ラット由来リ
ガンド不明レセプター蛋白質(X61496、RNCG
PCR)、ヒト由来ソマトスタチン4レセプター蛋白質
(L07061、HUMSSTR4Z)およびラット由
来GnRHレセプター蛋白質(M31670、RATG
NRHA)の第6膜貫通領域付近のアミノ酸配列をコー
ドするcDNAの塩基配列を比較し、類似性の高い部分
を見いだした。
【0174】上記の( )内の略語はDNASIS Gene/Prot
ein シークエンスデータベース(CD019、日立ソフ
トウエアエンジニアリング)を用いて GenBank/EMBL Da
ta Bank を検索した際に示される整理番号であり、それ
ぞれ通常Accession Numberおよびエントリーネームと呼
ばれるものである。ただし、HTRHRは特願平5−2
86986号(EPA 638645)に記載されてい
る配列である。特に多くの受容体cDNAで一致する塩
基部分を基準とし、その他の部分においてもなるだけ多
くの受容体cDNAと配列の一致性を高めるために混合
塩基の導入を計画した。この配列をもとに、共通する塩
基配列に相補的である配列番号:7または配列番号:8
で表わされる塩基配列を有する合成DNA2本を作成し
た。
ein シークエンスデータベース(CD019、日立ソフ
トウエアエンジニアリング)を用いて GenBank/EMBL Da
ta Bank を検索した際に示される整理番号であり、それ
ぞれ通常Accession Numberおよびエントリーネームと呼
ばれるものである。ただし、HTRHRは特願平5−2
86986号(EPA 638645)に記載されてい
る配列である。特に多くの受容体cDNAで一致する塩
基部分を基準とし、その他の部分においてもなるだけ多
くの受容体cDNAと配列の一致性を高めるために混合
塩基の導入を計画した。この配列をもとに、共通する塩
基配列に相補的である配列番号:7または配列番号:8
で表わされる塩基配列を有する合成DNA2本を作成し
た。
【0175】 〔合成DNA〕 5' −CGTGG(GまたはC)C(AまたはC)T(GまたはC)(Gまたは C)TGGGCAAC(A、G、CまたはT)(CまたはT)CCTG−3' (配列番号:7) 5' −GT(A、G、CまたはT)G(AまたはT)(AまたはG)(Aまたは G)GGCA(A、G、CまたはT)CCAGCAGA(GまたはT)GGCA AA−3' (配列番号:8) ( )内は合成時に複数の塩基に混合して合成する。
【0176】
【実施例1】マウス膵臓β細胞株MIN6からのpoly(
A) + RNA画分の調製およびcDNAの合成 マウス膵β細胞株MIN6(Junichi Miyazaki et al.
Endocrinology, Vol.127, No.1, p126-132)よりグアニ
ジンチオシアネート法により Total RNAを調製後
(Kaplan B.B. et al., Biochem. J. 183, 181-184 (19
79) )、mRNA精製キット(ファルマシア社)を用い
て、poly( A) + RNA画分を調製した。次に、poly(
A) + RNA画分5μgにプライマーとしてランダムD
NAヘキサマー(BRL社)を加え、モロニイマウス白
血病ウイルスの逆転写酵素(BRL社)により、添付バ
ッファーを用いて相補DNAを合成した。反応後の産物
はフェノール:クロロホルム(1:1)で抽出し、エタ
ノール沈殿を行った後、30μlのTE(Tris-EDTA so
lution; 10mM Tris-HCl (pH 8.0), 1mM EDTA (pH 8.0))
に溶解した。
A) + RNA画分の調製およびcDNAの合成 マウス膵β細胞株MIN6(Junichi Miyazaki et al.
Endocrinology, Vol.127, No.1, p126-132)よりグアニ
ジンチオシアネート法により Total RNAを調製後
(Kaplan B.B. et al., Biochem. J. 183, 181-184 (19
79) )、mRNA精製キット(ファルマシア社)を用い
て、poly( A) + RNA画分を調製した。次に、poly(
A) + RNA画分5μgにプライマーとしてランダムD
NAヘキサマー(BRL社)を加え、モロニイマウス白
血病ウイルスの逆転写酵素(BRL社)により、添付バ
ッファーを用いて相補DNAを合成した。反応後の産物
はフェノール:クロロホルム(1:1)で抽出し、エタ
ノール沈殿を行った後、30μlのTE(Tris-EDTA so
lution; 10mM Tris-HCl (pH 8.0), 1mM EDTA (pH 8.0))
に溶解した。
【0177】
【実施例2】MIN6由来cDNAを用いたPCR法に
よる受容体cDNAの増幅と塩基配列の決定 実施例1でマウス膵臓β細胞株MIN6より調製したc
DNA 5μlを鋳型として使用し、参考例1で合成し
たDNAプライマーを用いてPCRによる増幅を行っ
た。反応液の組成は、該合成DNAプライマー各100
pM、0. 25mMdNTPs、Taq DNA polymer
ase 1μlおよび酵素に付属の10×バッファー10μ
lで、総反応溶液量は100μlとした。増幅のための
サイクルはサーマルサイクラー(パーキン・エルマー
社)を用い、96℃・30秒、45℃・1分、60℃・
3分のサイクルを30回繰り返した。Taq DNA p
olymerase を添加する前に、残りの反応液を混合し、9
5℃・5分、65℃・5分の加熱を行った。増幅産物の
確認は1. 2%アガロースゲル電気泳動およびエチジウ
ムブロミド染色によって行った。
よる受容体cDNAの増幅と塩基配列の決定 実施例1でマウス膵臓β細胞株MIN6より調製したc
DNA 5μlを鋳型として使用し、参考例1で合成し
たDNAプライマーを用いてPCRによる増幅を行っ
た。反応液の組成は、該合成DNAプライマー各100
pM、0. 25mMdNTPs、Taq DNA polymer
ase 1μlおよび酵素に付属の10×バッファー10μ
lで、総反応溶液量は100μlとした。増幅のための
サイクルはサーマルサイクラー(パーキン・エルマー
社)を用い、96℃・30秒、45℃・1分、60℃・
3分のサイクルを30回繰り返した。Taq DNA p
olymerase を添加する前に、残りの反応液を混合し、9
5℃・5分、65℃・5分の加熱を行った。増幅産物の
確認は1. 2%アガロースゲル電気泳動およびエチジウ
ムブロミド染色によって行った。
【0178】
【実施例3】PCR産物のプラスミドベクターへのサブ
クローニングおよび挿入cDNA部分の塩基配列の解読
による新規レセプター候補クローンの選択 実施例2で行なったPCR後の反応産物は0. 8%の低
融点アガロースゲルを用いて分離し、バンドの部分をカ
ミソリで切り出した後、熱融解、フェノール抽出、エタ
ノール沈殿を行ってDNAを回収した。TAクローニン
グキット(インビトロゲン社)の処方に従い、回収した
DNAをプラスミドベクターpCRTMII(インビトロゲ
ン社)へサブクローニングした。これを大腸菌JM10
9 competent cell (宝酒造株式会社)に導入して形質
転換したのち、cDNA挿入断片を持つクローンをアン
ピシリン、イソプロピルチオ−β−D−ガラクトシド
(IPTG)および5−ブロモ−4−クロロ−3−イン
ドリル−β−D−ガラクトシド(X−gal)を含むL
B寒天培地中で選択し、白色を呈するクローンのみを滅
菌した爪楊枝を用いて分離し、形質転換体エシェリヒア
コリ(Escherichia coli)JM109/p3H2−34
を得た。
クローニングおよび挿入cDNA部分の塩基配列の解読
による新規レセプター候補クローンの選択 実施例2で行なったPCR後の反応産物は0. 8%の低
融点アガロースゲルを用いて分離し、バンドの部分をカ
ミソリで切り出した後、熱融解、フェノール抽出、エタ
ノール沈殿を行ってDNAを回収した。TAクローニン
グキット(インビトロゲン社)の処方に従い、回収した
DNAをプラスミドベクターpCRTMII(インビトロゲ
ン社)へサブクローニングした。これを大腸菌JM10
9 competent cell (宝酒造株式会社)に導入して形質
転換したのち、cDNA挿入断片を持つクローンをアン
ピシリン、イソプロピルチオ−β−D−ガラクトシド
(IPTG)および5−ブロモ−4−クロロ−3−イン
ドリル−β−D−ガラクトシド(X−gal)を含むL
B寒天培地中で選択し、白色を呈するクローンのみを滅
菌した爪楊枝を用いて分離し、形質転換体エシェリヒア
コリ(Escherichia coli)JM109/p3H2−34
を得た。
【0179】個々のクローンをアンピシリンを含むLB
培地で一晩培養し、自動プラスミド抽出装置(クラボ
ウ)を用いてプラスミドDNAを調製した。調製したD
NAの一部を用いてEcoRIによる切断を行い、挿入
されているcDNA断片の大きさを確認した。残りのD
NAの一部をさらにRNase処理、フェノール・クロ
ロフォルム抽出し、エタノール沈殿によって濃縮した。
塩基配列の決定のための反応は DyeDeoxy Terminator C
ycle Sequencing Kit(ABI社)を用いて行い、蛍光
式自動シーケンサーを用いて解読した。得られた塩基配
列の情報は、DNASIS(日立システムエンジニアリ
ング社)を用いて行った。
培地で一晩培養し、自動プラスミド抽出装置(クラボ
ウ)を用いてプラスミドDNAを調製した。調製したD
NAの一部を用いてEcoRIによる切断を行い、挿入
されているcDNA断片の大きさを確認した。残りのD
NAの一部をさらにRNase処理、フェノール・クロ
ロフォルム抽出し、エタノール沈殿によって濃縮した。
塩基配列の決定のための反応は DyeDeoxy Terminator C
ycle Sequencing Kit(ABI社)を用いて行い、蛍光
式自動シーケンサーを用いて解読した。得られた塩基配
列の情報は、DNASIS(日立システムエンジニアリ
ング社)を用いて行った。
【0180】決定した塩基配列〔図1〕をもとにホモロ
ジー検索を行なった結果、形質転換体エシェリヒア コ
リ(Escherichia coli) JM109/p3H2- 34の
保有するプラスミドに挿入されたcDNA断片が新規G
蛋白質共役型レセプター蛋白質をコードすることが分か
った。それをさらに確認するために、DNASIS(日
立システムエンジニアリング社)を用い、塩基配列をア
ミノ酸配列に変換した後〔図1〕、疎水性プロット〔図
2〕およびアミノ酸配列に基づくホモロジー検索を行な
い、ヒトソマトスタチンレセプターサブタイプ4(JN
0605)、ヒトソマトスタチンレセプターサブタイプ
2(B41795)、ラット由来リガンド不明レセプタ
ー(A39297)との相同性を見いだした〔図3〕。
上記の()内の略語は、NBRF-PIR/Swiss-PROT にデータ
として登録される際の整理番号であり、通常Accession
Numberまたはエントリーネームと呼ばれるものである。
ジー検索を行なった結果、形質転換体エシェリヒア コ
リ(Escherichia coli) JM109/p3H2- 34の
保有するプラスミドに挿入されたcDNA断片が新規G
蛋白質共役型レセプター蛋白質をコードすることが分か
った。それをさらに確認するために、DNASIS(日
立システムエンジニアリング社)を用い、塩基配列をア
ミノ酸配列に変換した後〔図1〕、疎水性プロット〔図
2〕およびアミノ酸配列に基づくホモロジー検索を行な
い、ヒトソマトスタチンレセプターサブタイプ4(JN
0605)、ヒトソマトスタチンレセプターサブタイプ
2(B41795)、ラット由来リガンド不明レセプタ
ー(A39297)との相同性を見いだした〔図3〕。
上記の()内の略語は、NBRF-PIR/Swiss-PROT にデータ
として登録される際の整理番号であり、通常Accession
Numberまたはエントリーネームと呼ばれるものである。
【0181】
【実施例4】マウス膵臓β細胞株MIN6由来cDNA
ライブラリーからのレセプター蛋白質の全コード領域を
含むcDNAのクローニング MIN6由来cDNAライブラリーの構築には、BRL
社の SuperscriptTMLambda System (BRL ,Cat .825
6)および Stratagene 社の Gigapack II Gold (Strat
agene,Cat .200215)を用いた。上記のキットを用い
てMIN6 poly( A) + RNA 10μgより、2.
2×106 pfu(プラーク・フォーミング・ユニッ
ト)のMIN6 cDNAライブラリーを構築した。こ
のcDNAライブラリーを、硫酸マグネシウムで処理し
た大腸菌Y1090r- と混ぜ、37℃、15分間インキュベ
ートした後、0. 5%アガロース(ファルマシア社)L
Bを加え、1. 5%寒天(和光純薬社)LBプレート(
50μg/ml Ampicillin 含有)に播いた。プラークので
きたプレートにニトロセルロースフィルターを置き、フ
ィルター上にプラークを転写した。このフィルターをア
ルカリ処理することによって変性させた後、80℃、3
時間の加熱によってDNAの固定を行なった。
ライブラリーからのレセプター蛋白質の全コード領域を
含むcDNAのクローニング MIN6由来cDNAライブラリーの構築には、BRL
社の SuperscriptTMLambda System (BRL ,Cat .825
6)および Stratagene 社の Gigapack II Gold (Strat
agene,Cat .200215)を用いた。上記のキットを用い
てMIN6 poly( A) + RNA 10μgより、2.
2×106 pfu(プラーク・フォーミング・ユニッ
ト)のMIN6 cDNAライブラリーを構築した。こ
のcDNAライブラリーを、硫酸マグネシウムで処理し
た大腸菌Y1090r- と混ぜ、37℃、15分間インキュベ
ートした後、0. 5%アガロース(ファルマシア社)L
Bを加え、1. 5%寒天(和光純薬社)LBプレート(
50μg/ml Ampicillin 含有)に播いた。プラークので
きたプレートにニトロセルロースフィルターを置き、フ
ィルター上にプラークを転写した。このフィルターをア
ルカリ処理することによって変性させた後、80℃、3
時間の加熱によってDNAの固定を行なった。
【0182】このフィルターを、50% formamide,4
×SSPE(SSPE:150 mM NaCl, 10 mM NaH2PO4・
H2O, 1.25 mM EDTA, pH7.4) ,5× Denhardt's 溶液,
0.1% SDS( ドデシル硫酸ナトリウム) ,100
μg/ml salmon sperm DNAを含むバッファー中
で、以下に述べるプローブと42℃で一晩インキュベー
トし、ハイブリダイズさせた。プローブとしては、実施
例2で得られたプラスミドp3H2- 34に挿入された
DNA断片をEcoRIで切断、回収後、ランダムプラ
イムDNAラベリングキット(アマシャム社)を用いて
〔32P〕dCTP(デュポン社)を取り込ませることに
よって標識して用いた。洗浄は、2×SSC,0. 1%
SDSで55℃、1時間行ない、その後、−80℃で
オートラジオグラフィを行ってハイブリダイズするプラ
ークを検出した。
×SSPE(SSPE:150 mM NaCl, 10 mM NaH2PO4・
H2O, 1.25 mM EDTA, pH7.4) ,5× Denhardt's 溶液,
0.1% SDS( ドデシル硫酸ナトリウム) ,100
μg/ml salmon sperm DNAを含むバッファー中
で、以下に述べるプローブと42℃で一晩インキュベー
トし、ハイブリダイズさせた。プローブとしては、実施
例2で得られたプラスミドp3H2- 34に挿入された
DNA断片をEcoRIで切断、回収後、ランダムプラ
イムDNAラベリングキット(アマシャム社)を用いて
〔32P〕dCTP(デュポン社)を取り込ませることに
よって標識して用いた。洗浄は、2×SSC,0. 1%
SDSで55℃、1時間行ない、その後、−80℃で
オートラジオグラフィを行ってハイブリダイズするプラ
ークを検出した。
【0183】このスクリーニングにより、2個の独立し
たプラークにハイブリダイゼーションのシグナルが認め
られた。この2個のクローンからそれぞれDNAを調製
し、SalIとNotIで消化したものをアガロース電
気泳動後、解析したところ、各々約2. 0kb,3. 0
kbのところに挿入断片が確認でき、このうち約3.0
kbのバンドを生じるもの(λNo. 20)を選択し
た。λNo. 20の約3. 0kbのNotI SalI
断片をプラスミドpBluescript TM IISK(+)のNo
tI SalIサイトにサブクローニングした後、この
プラスミドで大腸菌JM109を形質転換し、形質転換
体エシェリヒア コリ JM109/pMGR20を得
た。このプラスミドpMGR20を、実施例2で示され
た塩基配列から予想される制限酵素地図をもとにして制
限酵素地図を作製したところ、実施例2で示されるレセ
プター蛋白質をコードするDNAから予想されるレセプ
ター蛋白質の全長をコードするDNAを保持しているこ
とが分かった。
たプラークにハイブリダイゼーションのシグナルが認め
られた。この2個のクローンからそれぞれDNAを調製
し、SalIとNotIで消化したものをアガロース電
気泳動後、解析したところ、各々約2. 0kb,3. 0
kbのところに挿入断片が確認でき、このうち約3.0
kbのバンドを生じるもの(λNo. 20)を選択し
た。λNo. 20の約3. 0kbのNotI SalI
断片をプラスミドpBluescript TM IISK(+)のNo
tI SalIサイトにサブクローニングした後、この
プラスミドで大腸菌JM109を形質転換し、形質転換
体エシェリヒア コリ JM109/pMGR20を得
た。このプラスミドpMGR20を、実施例2で示され
た塩基配列から予想される制限酵素地図をもとにして制
限酵素地図を作製したところ、実施例2で示されるレセ
プター蛋白質をコードするDNAから予想されるレセプ
ター蛋白質の全長をコードするDNAを保持しているこ
とが分かった。
【0184】
【実施例5】MIN6由来レセプター蛋白質全長cDN
Aの塩基配列の決定 実施例4で得られたプラスミドpMGR20に挿入した
NotI SalI断片のうち、レセプター蛋白質をコ
ードしていると考えられる領域およびその周辺計160
7bpの塩基配列を決定した。具体的には、NotI
SalI断片中に存在する制限酵素サイトを利用して、
不必要な部分を除き、または必要な断片をサブクローニ
ングし、配列解析のための鋳型プラスミドを調製した。
また、一部の領域の塩基配列については、既に決定した
塩基配列をもとにして塩基配列決定用のプライマーを合
成して、さらに確認を行なった。塩基配列決定のための
反応は Dye Deoxy Terminator Cycle Sequencing Kit
(ABI社)を用いて行い、蛍光式DNAシーケンサー
(ABI社)を用いて解読し、データー解析にはDNA
SIS(日立ソフトウェアエンジニアリング社)を使用
した。
Aの塩基配列の決定 実施例4で得られたプラスミドpMGR20に挿入した
NotI SalI断片のうち、レセプター蛋白質をコ
ードしていると考えられる領域およびその周辺計160
7bpの塩基配列を決定した。具体的には、NotI
SalI断片中に存在する制限酵素サイトを利用して、
不必要な部分を除き、または必要な断片をサブクローニ
ングし、配列解析のための鋳型プラスミドを調製した。
また、一部の領域の塩基配列については、既に決定した
塩基配列をもとにして塩基配列決定用のプライマーを合
成して、さらに確認を行なった。塩基配列決定のための
反応は Dye Deoxy Terminator Cycle Sequencing Kit
(ABI社)を用いて行い、蛍光式DNAシーケンサー
(ABI社)を用いて解読し、データー解析にはDNA
SIS(日立ソフトウェアエンジニアリング社)を使用
した。
【0185】pMGR20に挿入されているcDNAの
コードするマウスガラニンレセプター蛋白質の翻訳領域
周辺の塩基配列を〔図4〕に示した。そして、マウスガ
ラニンレセプター蛋白質をコードするDNAの塩基配列
は〔図4〕の塩基配列の第481番目〜1525番目の
塩基配列に対応する。そして、これにコードされるレセ
プター蛋白質のアミノ酸配列は、配列番号:2で表され
るアミノ酸配列であった〔図4〕。このアミノ酸配列
は、ヒト由来ガラニンレセプター蛋白質とアミノ酸配列
において92%の相同性を有することから、pMGR2
0に挿入されているcDNAは、マウス由来のガラニン
レセプター蛋白質をコードするcDNAであることが分
かった。
コードするマウスガラニンレセプター蛋白質の翻訳領域
周辺の塩基配列を〔図4〕に示した。そして、マウスガ
ラニンレセプター蛋白質をコードするDNAの塩基配列
は〔図4〕の塩基配列の第481番目〜1525番目の
塩基配列に対応する。そして、これにコードされるレセ
プター蛋白質のアミノ酸配列は、配列番号:2で表され
るアミノ酸配列であった〔図4〕。このアミノ酸配列
は、ヒト由来ガラニンレセプター蛋白質とアミノ酸配列
において92%の相同性を有することから、pMGR2
0に挿入されているcDNAは、マウス由来のガラニン
レセプター蛋白質をコードするcDNAであることが分
かった。
【0186】
【実施例6】MIN6細胞膜画分を用いたガラニンレセ
プター結合実験 (1)MIN6細胞からの膜画分の調製法 MIN6細胞は公知の方法(エンドクリノロジー、12
7巻、126−132頁、1990年)により培養し
た。すなわち、15%ウシ胎児血清、4. 5g/l グ
ルコース、5μl/lメルカプトエタノール、75mg
/mlペニシリン、50mg/mlストレプトマイシン
を添加したダルベッコ改変イーグル培地中、5%炭酸ガ
ス存在下で培養した。培養した本細胞をEDTAを含む
PBSにて洗浄し、培養器から剥離させた。剥離した本
細胞を遠心して回収し、以下の膜画分調製に供した。
プター結合実験 (1)MIN6細胞からの膜画分の調製法 MIN6細胞は公知の方法(エンドクリノロジー、12
7巻、126−132頁、1990年)により培養し
た。すなわち、15%ウシ胎児血清、4. 5g/l グ
ルコース、5μl/lメルカプトエタノール、75mg
/mlペニシリン、50mg/mlストレプトマイシン
を添加したダルベッコ改変イーグル培地中、5%炭酸ガ
ス存在下で培養した。培養した本細胞をEDTAを含む
PBSにて洗浄し、培養器から剥離させた。剥離した本
細胞を遠心して回収し、以下の膜画分調製に供した。
【0187】回収した細胞(約2. 5ml容量)をホモ
ジェナイズ用緩衝液(10mM NaHCO3 、5mM
EDTA、0. 5mM PMSF、10μg/ml
ペプスタチン、20μg/ml ロイペプチン、4μg
/ml E−64、pH 7. 2)20mlに懸濁し、
これをポリトロン・ホモジェナイザー(キネマティカ
社)を用いて、23, 000rpm、1分間ホモジェナ
イズした。得られたホモジェネートを日立高速遠心機
(型式:CR26H)を用いて、日立RP24Aロータ
ー中で5, 000rpm、10分間遠心した。遠心後の
上清を回収し、日立超遠心機(型式:SCP70H)を
用いて日立RP42ローター中で30, 000rpm、
1時間超遠心し、ペレットを得た。得られたペレットを
再びモジェナイズ用緩衝液に懸濁し、用時まで−70℃
に保存した。
ジェナイズ用緩衝液(10mM NaHCO3 、5mM
EDTA、0. 5mM PMSF、10μg/ml
ペプスタチン、20μg/ml ロイペプチン、4μg
/ml E−64、pH 7. 2)20mlに懸濁し、
これをポリトロン・ホモジェナイザー(キネマティカ
社)を用いて、23, 000rpm、1分間ホモジェナ
イズした。得られたホモジェネートを日立高速遠心機
(型式:CR26H)を用いて、日立RP24Aロータ
ー中で5, 000rpm、10分間遠心した。遠心後の
上清を回収し、日立超遠心機(型式:SCP70H)を
用いて日立RP42ローター中で30, 000rpm、
1時間超遠心し、ペレットを得た。得られたペレットを
再びモジェナイズ用緩衝液に懸濁し、用時まで−70℃
に保存した。
【0188】(2)MIN6細胞膜画分を用いたレセプ
ター結合実験 上記(1)の方法により調製されたMIN6細胞膜画分
をレセプター結合実験用緩衝液(20mM Tris、
1mM EDTA、0. 03% NaN3 、0. 1%B
SA、0. 05% CHAPS、0. 5mM PMS
F、10μg/ml ペプスタチン、20μg/ml
ロイペプチン、4μg/ml E−64、pH7. 4)
を用いて、膜蛋白質濃度が50μg/mlになるように
希釈した。希釈された膜画分を各100μlずつポリプ
ロピレン製試験管(ファルコン社製、2038)に分注し、
以下のレセプター結合実験に供した。また、市販の〔
125 I〕ラジオアイソトープ標識されたブタ型ガラニン
(ニューイングランドニュクレアー社製)をレセプター
結合実験用緩衝液を用いて、濃度が5nMになるように
希釈し、以下の実験に用いた。
ター結合実験 上記(1)の方法により調製されたMIN6細胞膜画分
をレセプター結合実験用緩衝液(20mM Tris、
1mM EDTA、0. 03% NaN3 、0. 1%B
SA、0. 05% CHAPS、0. 5mM PMS
F、10μg/ml ペプスタチン、20μg/ml
ロイペプチン、4μg/ml E−64、pH7. 4)
を用いて、膜蛋白質濃度が50μg/mlになるように
希釈した。希釈された膜画分を各100μlずつポリプ
ロピレン製試験管(ファルコン社製、2038)に分注し、
以下のレセプター結合実験に供した。また、市販の〔
125 I〕ラジオアイソトープ標識されたブタ型ガラニン
(ニューイングランドニュクレアー社製)をレセプター
結合実験用緩衝液を用いて、濃度が5nMになるように
希釈し、以下の実験に用いた。
【0189】可変濃度の標準ブタ型ガラニン溶液あるい
はガラニン関連ペプチド溶液 3μl、および5nM
標識ガラニン溶液2 μlを上記膜画分100μlと混
合する。これを25℃の水浴中、75分間静置しレセプ
ター結合反応を促した。この後、氷冷した結合実験用緩
衝液1. 5mlを反応液に加え結合反応を停止し、即座
にガラス繊維濾紙(ワットマン社製、GF/F)にて濾過
し、膜画分を濾紙に捕集する。さらに、1. 5mlの同
緩衝液で濾紙を洗浄後、濾紙中のラジオアイソトープ量
をガンマー線検出機にて計測した。標識ガラニンの結合
量は、以下の〔数2〕により求めたPercent of Maximum
Binding(PMB)で表した。
はガラニン関連ペプチド溶液 3μl、および5nM
標識ガラニン溶液2 μlを上記膜画分100μlと混
合する。これを25℃の水浴中、75分間静置しレセプ
ター結合反応を促した。この後、氷冷した結合実験用緩
衝液1. 5mlを反応液に加え結合反応を停止し、即座
にガラス繊維濾紙(ワットマン社製、GF/F)にて濾過
し、膜画分を濾紙に捕集する。さらに、1. 5mlの同
緩衝液で濾紙を洗浄後、濾紙中のラジオアイソトープ量
をガンマー線検出機にて計測した。標識ガラニンの結合
量は、以下の〔数2〕により求めたPercent of Maximum
Binding(PMB)で表した。
【0190】
【数2】PMB=〔(B−NSB)/(B0 −NS
B)〕×100
B)〕×100
【0191】PMB:Percent of Maximum Binding B :検体を加えた時の値 NSB:非特異的結合量(1μM 標準ガラニン存在下
での標識ガラニンの結合量) B0 :最大結合量(標準ブタ型ガラニン非存在下での
標識ガラニンの結合量)
での標識ガラニンの結合量) B0 :最大結合量(標準ブタ型ガラニン非存在下での
標識ガラニンの結合量)
【0192】上記の方法により測定した標識ガラニンの
結合量(PMB)を標準ブタ型ガラニン、ラット型ガラ
ニン、ガラニン(1−16)部分ペプチドあるいはガラ
ニンアンタゴニスト(ガランタイド)の濃度に対してプ
ロットした結果を〔図7〕に示した。また、この結果よ
りPMB=50%を与える濃度(IC50)を各々求め
て、〔表1〕に示した。
結合量(PMB)を標準ブタ型ガラニン、ラット型ガラ
ニン、ガラニン(1−16)部分ペプチドあるいはガラ
ニンアンタゴニスト(ガランタイド)の濃度に対してプ
ロットした結果を〔図7〕に示した。また、この結果よ
りPMB=50%を与える濃度(IC50)を各々求め
て、〔表1〕に示した。
【0193】
【表1】 ────────────────────────────── ペプチド IC50値 ────────────────────────────── ブタ型ガラニン 0.12 nM ラット型ガラニン 0.13 nM ガラニン(1−16) 3.3 nM ガランタイド 0.69 nM ───────────────────────────────
【0194】〔表1〕より、MIN6細胞の細胞膜画分
を用いれば、ガラニンレセプター結合実験を通じて、ガ
ラニンレセプターに対するリガンドのレセプター結合親
和性を測定できることが分かった。
を用いれば、ガラニンレセプター結合実験を通じて、ガ
ラニンレセプターに対するリガンドのレセプター結合親
和性を測定できることが分かった。
【0195】
【実施例7】ガラニンレセプター結合実験によるガラニ
ンレセプターアゴニスト/アンタゴニストのスクリーニ
ング 実施例6に記載した方法により、ガラニンレセプターア
ゴニスト/アンタゴニストのスクリーニングを実施する
ことができる。すなわち、試験化合物溶液1μl、5n
M 標識ガラニン溶液2μlを、実施例6と同様にMI
N6細胞膜画分100μlと混合する。以下、実施例6
と同様にして結合量を求め、PMBを一定量以下に減少
させる化合物をガラニンレセプターアゴニスト/アンタ
ゴニストとしてスクリーニングする。
ンレセプターアゴニスト/アンタゴニストのスクリーニ
ング 実施例6に記載した方法により、ガラニンレセプターア
ゴニスト/アンタゴニストのスクリーニングを実施する
ことができる。すなわち、試験化合物溶液1μl、5n
M 標識ガラニン溶液2μlを、実施例6と同様にMI
N6細胞膜画分100μlと混合する。以下、実施例6
と同様にして結合量を求め、PMBを一定量以下に減少
させる化合物をガラニンレセプターアゴニスト/アンタ
ゴニストとしてスクリーニングする。
【0196】
【実施例8】MIN6細胞を用いたガラニン生物活性の
検出法 ガラニンは、グルコース刺激による膵ランゲルハンス島
のインスリン分泌を阻害する生物活性を有することが知
られている。この活性はMIN6細胞を用いた下記の方
法により、容易に検出することができる。この検出法の
うち、グルコース刺激によるインスリン分泌の測定は基
本的に公知の方法(ダイアベトロジア、36巻、113
9−1145頁、1993年)に従った。すなわち、M
IN6細胞 3×105 個を24ウエル・プレートにま
き、15%ウシ胎児血清、4. 5g/l グルコース、
5μl/lメルカプトエタノール、75mg/ml ペ
ニシリン、50mg/mlストレプトマイシンを添加し
たダルベッコ改変イーグル培地中、5%炭酸ガス存在下
で3日間培養した。
検出法 ガラニンは、グルコース刺激による膵ランゲルハンス島
のインスリン分泌を阻害する生物活性を有することが知
られている。この活性はMIN6細胞を用いた下記の方
法により、容易に検出することができる。この検出法の
うち、グルコース刺激によるインスリン分泌の測定は基
本的に公知の方法(ダイアベトロジア、36巻、113
9−1145頁、1993年)に従った。すなわち、M
IN6細胞 3×105 個を24ウエル・プレートにま
き、15%ウシ胎児血清、4. 5g/l グルコース、
5μl/lメルカプトエタノール、75mg/ml ペ
ニシリン、50mg/mlストレプトマイシンを添加し
たダルベッコ改変イーグル培地中、5%炭酸ガス存在下
で3日間培養した。
【0197】細胞をクレブス・リンガー・ヘペス緩衝液
(119mM NaCl、4. 74mM KCl、2.
54mM CaCl2 、1. 19mM MgSO4 、
1. 19mM KH2 PO4 、25mM NaHCO
3 、10mM Hepes、0.5% BSA)で3回
洗浄し、5mM グルコースを添加したクレブス・リン
ガー・ヘペス緩衝液中で37℃、30分間培養した。さ
らに、細胞をクレブス- リンガー- ヘペス緩衝液で2回
洗浄した。細胞を可変濃度のラット型ガラニンおよび2
5mM グルコースを添加したクレブス・リンガー・ヘ
ペス緩衝液中で37℃、90分間培養した。培養後の培
養上清を回収し、培養上清中に分泌されたインスリン量
を市販のラジオイムノアッセイ(アマシャム社製)を用
いて定量した。
(119mM NaCl、4. 74mM KCl、2.
54mM CaCl2 、1. 19mM MgSO4 、
1. 19mM KH2 PO4 、25mM NaHCO
3 、10mM Hepes、0.5% BSA)で3回
洗浄し、5mM グルコースを添加したクレブス・リン
ガー・ヘペス緩衝液中で37℃、30分間培養した。さ
らに、細胞をクレブス- リンガー- ヘペス緩衝液で2回
洗浄した。細胞を可変濃度のラット型ガラニンおよび2
5mM グルコースを添加したクレブス・リンガー・ヘ
ペス緩衝液中で37℃、90分間培養した。培養後の培
養上清を回収し、培養上清中に分泌されたインスリン量
を市販のラジオイムノアッセイ(アマシャム社製)を用
いて定量した。
【0198】〔図8〕にガラニン量に対するインスリン
分泌量をプロットした結果を示した。〔図8〕から、約
100pMのガラニンを添加することにより、グルコー
ス刺激により増大したインスリン分泌量は約半分まで減
少することが分かった。これにより、この方法を用いて
ガラニン活性を容易に検出できることが明らかになっ
た。
分泌量をプロットした結果を示した。〔図8〕から、約
100pMのガラニンを添加することにより、グルコー
ス刺激により増大したインスリン分泌量は約半分まで減
少することが分かった。これにより、この方法を用いて
ガラニン活性を容易に検出できることが明らかになっ
た。
【0199】
【実施例9】MIN6細胞を用いたガラニン生物活性の
検出法 MIN6細胞をフォルスコリン処理すると、細胞内のc
AMP濃度が上昇し、インスリン分泌量が増大する。こ
の現象はガラニンの添加により阻害することができ、ガ
ラニンの生物活性測定法として用いることができる。実
施例8と同様に培養および前処理(洗浄、5mM グル
コース処理、洗浄の操作)を行なった細胞を可変濃度の
ラット型ガラニン、100μM フォルスコリン、20
0μM イソブチルメチルキサンチンおよび6. 25m
M グルコースを添加したクレブス・リンガー・ヘペス
緩衝液中で37℃、90分間培養した。
検出法 MIN6細胞をフォルスコリン処理すると、細胞内のc
AMP濃度が上昇し、インスリン分泌量が増大する。こ
の現象はガラニンの添加により阻害することができ、ガ
ラニンの生物活性測定法として用いることができる。実
施例8と同様に培養および前処理(洗浄、5mM グル
コース処理、洗浄の操作)を行なった細胞を可変濃度の
ラット型ガラニン、100μM フォルスコリン、20
0μM イソブチルメチルキサンチンおよび6. 25m
M グルコースを添加したクレブス・リンガー・ヘペス
緩衝液中で37℃、90分間培養した。
【0200】培養後の培養上清を回収し、培養上清中に
分泌されたインスリン量を市販のラジオイムノアッセイ
(アマシャム社製)を用いて定量した。また、細胞を過
塩素酸処理して細胞内のcAMPを抽出し、抽出液中の
cAMPを市販のラジオイムノアッセイ(アマシャム社
製)を用いて定量した。〔図9〕にガラニン量に対する
インスリン分泌量をプロットした結果を示した。また、
〔図10〕に細胞内cAMP量をプロットした結果を示
した。〔図9〕および〔図10〕から、MIN6細胞か
らのインスリン分泌またはMIN6細胞内のcAMP濃
度を測定することによって、ガラニン活性を容易に検出
できることが分かった。
分泌されたインスリン量を市販のラジオイムノアッセイ
(アマシャム社製)を用いて定量した。また、細胞を過
塩素酸処理して細胞内のcAMPを抽出し、抽出液中の
cAMPを市販のラジオイムノアッセイ(アマシャム社
製)を用いて定量した。〔図9〕にガラニン量に対する
インスリン分泌量をプロットした結果を示した。また、
〔図10〕に細胞内cAMP量をプロットした結果を示
した。〔図9〕および〔図10〕から、MIN6細胞か
らのインスリン分泌またはMIN6細胞内のcAMP濃
度を測定することによって、ガラニン活性を容易に検出
できることが分かった。
【0201】
【実施例10】MIN6細胞を用いたガラニンアゴニス
ト/アンタゴニストの生物活性の検出法 実施例8に記載した方法により、ガラニンアゴニスト/
アンタゴニストの活性を測定することができる。すなわ
ち、実施例8と同様に培養および前処理(洗浄、5mM
グルコース処理、洗浄の操作)を行なった細胞を適当
濃度の試験化合物、100pMのラット型ガラニン、2
5mM グルコースを添加したクレブス・リンガー・ヘ
ペス緩衝液中で37℃、90分間培養した。
ト/アンタゴニストの生物活性の検出法 実施例8に記載した方法により、ガラニンアゴニスト/
アンタゴニストの活性を測定することができる。すなわ
ち、実施例8と同様に培養および前処理(洗浄、5mM
グルコース処理、洗浄の操作)を行なった細胞を適当
濃度の試験化合物、100pMのラット型ガラニン、2
5mM グルコースを添加したクレブス・リンガー・ヘ
ペス緩衝液中で37℃、90分間培養した。
【0202】培養後の培養上清を回収し、培養上清中に
分泌されたインスリン量を市販のラジオイムノアッセイ
を用いて定量した。コントロールとして、25mM グ
ルコースのみを含むクレブス・リンガー・ヘペス緩衝液
中、および100pM ラット型ガラニン、25mM
グルコースを含むクレブス・リンガー・ヘペス緩衝液中
で培養した後の培養上清についても同様にインスリンを
定量した。これによりMIN6細胞を用いてガラニンレ
セプターアゴニスト/アンタゴニストの活性を容易に測
定できることが分かった。
分泌されたインスリン量を市販のラジオイムノアッセイ
を用いて定量した。コントロールとして、25mM グ
ルコースのみを含むクレブス・リンガー・ヘペス緩衝液
中、および100pM ラット型ガラニン、25mM
グルコースを含むクレブス・リンガー・ヘペス緩衝液中
で培養した後の培養上清についても同様にインスリンを
定量した。これによりMIN6細胞を用いてガラニンレ
セプターアゴニスト/アンタゴニストの活性を容易に測
定できることが分かった。
【0203】
【実施例11】ヒト・ガラニンレセプター蛋白質をコー
ドするcDNAのクローニング ヒト melanoma Bowes 細胞を10%ウシ胎児血清を含む
高グルコースDMEM培地を用いて、37℃、95% a
ir/5% CO2 下で培養し、ほぼコンフルエントにな
ったところで、グアニジン−チオシアネート法によって
全RNAを調製した。ここで得られた全RNAからオリ
ゴ(dT)セルロースカラムによってポリA+ RNA画
分を調製した。このポリA+ RNA 10μgをランダ
ムヘキサマーと逆転写酵素を用いて1本鎖DNAを合成
した後、Escherichia coliDNA polymerase I、RN
ase Hを用いて2本鎖DNAを合成し、ポリA+ R
NAから2本鎖cDNAを得た。この2本鎖cDNAを
T4 DNA polymerase で処理し末端を平滑化した
後、EcoRIアダプターを付加した。この両末端にE
coRIアダプターが付加された2本鎖cDNAをゲル
濾過によって約1000bp以下のcDNAを除去した
後、T4 polynucleotide kinase を用いてEcoRI
アダプターにリン酸基を導入した。
ドするcDNAのクローニング ヒト melanoma Bowes 細胞を10%ウシ胎児血清を含む
高グルコースDMEM培地を用いて、37℃、95% a
ir/5% CO2 下で培養し、ほぼコンフルエントにな
ったところで、グアニジン−チオシアネート法によって
全RNAを調製した。ここで得られた全RNAからオリ
ゴ(dT)セルロースカラムによってポリA+ RNA画
分を調製した。このポリA+ RNA 10μgをランダ
ムヘキサマーと逆転写酵素を用いて1本鎖DNAを合成
した後、Escherichia coliDNA polymerase I、RN
ase Hを用いて2本鎖DNAを合成し、ポリA+ R
NAから2本鎖cDNAを得た。この2本鎖cDNAを
T4 DNA polymerase で処理し末端を平滑化した
後、EcoRIアダプターを付加した。この両末端にE
coRIアダプターが付加された2本鎖cDNAをゲル
濾過によって約1000bp以下のcDNAを除去した
後、T4 polynucleotide kinase を用いてEcoRI
アダプターにリン酸基を導入した。
【0204】次に、このcDNAをλgt11 Eco
RIアームに組み込んだ後、in vitro パッケージング
を行ない、全体で約1. 5×106pfuの melanoma Bowe
s 細胞のcDNAライブラリー(平均鎖長約1. 6kb
p、挿入率98%)を作製した。このcDNAライブラ
リーのλファージを大腸菌Y1090r- 株に感染させ
た後、軟寒天プレート上に約1. 8×104 プラークず
つまき、42℃で一晩インキュベートしてプラークを形
成させた。プラークをニトロセルロースフィルター上に
移した後、変性溶液〔0. 5N 水酸化ナトリウム,
1. 5M 塩化ナトリウム〕、中和溶液〔0. 5M ト
リス−塩酸(pH7. 0),1. 5M 塩化ナトリウ
ム〕、3×SSC〔20×SSC=3M 塩化ナトリウ
ム,0. 3Mクエン酸ナトリウム〕で順次処理し、風乾
後80℃で3時間焼き付けを行ないファージDNAをニ
トロセルロースフィルター上に固定した。
RIアームに組み込んだ後、in vitro パッケージング
を行ない、全体で約1. 5×106pfuの melanoma Bowe
s 細胞のcDNAライブラリー(平均鎖長約1. 6kb
p、挿入率98%)を作製した。このcDNAライブラ
リーのλファージを大腸菌Y1090r- 株に感染させ
た後、軟寒天プレート上に約1. 8×104 プラークず
つまき、42℃で一晩インキュベートしてプラークを形
成させた。プラークをニトロセルロースフィルター上に
移した後、変性溶液〔0. 5N 水酸化ナトリウム,
1. 5M 塩化ナトリウム〕、中和溶液〔0. 5M ト
リス−塩酸(pH7. 0),1. 5M 塩化ナトリウ
ム〕、3×SSC〔20×SSC=3M 塩化ナトリウ
ム,0. 3Mクエン酸ナトリウム〕で順次処理し、風乾
後80℃で3時間焼き付けを行ないファージDNAをニ
トロセルロースフィルター上に固定した。
【0205】一方、プローブとして用いるためのcDN
A断片を得るために、公知のヒト・ガラニンレセプター
cDNA〔Habert-Ortoll, E. et al., プロシージング
ス・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエ
ンシイズ・オブ・ザ・ユーエスエー(Proc. Natl. Aca
d. Sci. USA) 91, 9780-9783 (1994) 〕の塩基配列に
基づき、合成オリゴヌクレオチドおよびを合成し
た。
A断片を得るために、公知のヒト・ガラニンレセプター
cDNA〔Habert-Ortoll, E. et al., プロシージング
ス・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエ
ンシイズ・オブ・ザ・ユーエスエー(Proc. Natl. Aca
d. Sci. USA) 91, 9780-9783 (1994) 〕の塩基配列に
基づき、合成オリゴヌクレオチドおよびを合成し
た。
【0206】は 5’TCCGTGGACCGCTACGTGGCCATCGTG 3’ (配列番号:9) であり+388〜+414(翻訳開始部位を+1とす
る。)センス配列を含む合成オリゴヌクレオチドであ
る。は 5’GACTTATCACACATGAGTACAATTGGTTG ATGG 3’ (配列番号:10) であり+1024〜+1053のアンチセンス配列を含
む合成オリゴヌクレオチドである。
る。)センス配列を含む合成オリゴヌクレオチドであ
る。は 5’GACTTATCACACATGAGTACAATTGGTTG ATGG 3’ (配列番号:10) であり+1024〜+1053のアンチセンス配列を含
む合成オリゴヌクレオチドである。
【0207】この2本の合成ヌクレオチドをプライマー
として用い、ヒト melanoma Bowes細胞のポリA+ RN
A5μgを鋳型にしてRT−PCRを行ない、669b
pのヒト・ガラニンレセプター蛋白質のC末端側を含む
cDNA断片を得た。このcDNA断片をpUC119
のHincII部位に組み込み、プラスミドpHGR54
−7を得た。pHGR54−7をBamHI,Hinc
IIで二重消化して得られるヒト・ガラニンレセプター蛋
白質のC末端側を含むcDNA断片をヒト melanoma Bo
wes 細胞のcDNAライブラリーのスクリーニングのプ
ローブとして用いた。
として用い、ヒト melanoma Bowes細胞のポリA+ RN
A5μgを鋳型にしてRT−PCRを行ない、669b
pのヒト・ガラニンレセプター蛋白質のC末端側を含む
cDNA断片を得た。このcDNA断片をpUC119
のHincII部位に組み込み、プラスミドpHGR54
−7を得た。pHGR54−7をBamHI,Hinc
IIで二重消化して得られるヒト・ガラニンレセプター蛋
白質のC末端側を含むcDNA断片をヒト melanoma Bo
wes 細胞のcDNAライブラリーのスクリーニングのプ
ローブとして用いた。
【0208】プローブの標識は前述のcDNA断片を
〔α−32P〕dCTPを用いてランダムプライム法によ
って標識した。標識プローブを含むハイブリダイゼーシ
ョン用緩衝液〔5×SSPE,5×Denhardt's液,10
0μg/l 熱変性サケ精子DNA,0. 1% SDS〕中
65℃でハイブリダイゼーションを行なった。フィルタ
ーは最終的に0. 1×SSC,0. 1% SDS液中5
0℃で洗浄後、オートラジオグラムをとってプローブと
ハイブリダイゼーションするプラークを検索した。この
方法により得られたファージクローンλHGR2よりフ
ァージDNAを抽出した後、制限酵素EcoRIで消化
してcDNA断片を切り出し、pUC118プラスミド
のEcoRI部位に挿入してpHGR2−3を得た。挿
入されているcDNA断片の塩基配列を〔α−32P〕d
CTPを用いて通常の方法で決定したところ、このcD
NA断片は1882bp(図11および図12、配列番
号:6)から成ることがわかった。報告されているヒト
・ガラニンレセプターcDNAの塩基配列〔Habert-Ort
oll, E. et al., プロシージングス・オブ・ザ・ナショ
ナル・アカデミー・オブ・サイエンシイズ・オブ・ザ・
ユーエスエー(Proc.Natl. Acad. Sci. USA) 91, 9780
-9783 (1994) 〕と比較すると1カ所の塩基置換がみら
れた。この塩基置換は翻訳領域の中にあり、アミノ酸置
換を伴うもの15Cys(TGT)→15Trp(TGG)
であった(図11および図12、配列番号:6)。以上
のようにして、ヒト・ガラニンレセプターcDNA断片
を含むプラスミドpHGR2−3を得た。
〔α−32P〕dCTPを用いてランダムプライム法によ
って標識した。標識プローブを含むハイブリダイゼーシ
ョン用緩衝液〔5×SSPE,5×Denhardt's液,10
0μg/l 熱変性サケ精子DNA,0. 1% SDS〕中
65℃でハイブリダイゼーションを行なった。フィルタ
ーは最終的に0. 1×SSC,0. 1% SDS液中5
0℃で洗浄後、オートラジオグラムをとってプローブと
ハイブリダイゼーションするプラークを検索した。この
方法により得られたファージクローンλHGR2よりフ
ァージDNAを抽出した後、制限酵素EcoRIで消化
してcDNA断片を切り出し、pUC118プラスミド
のEcoRI部位に挿入してpHGR2−3を得た。挿
入されているcDNA断片の塩基配列を〔α−32P〕d
CTPを用いて通常の方法で決定したところ、このcD
NA断片は1882bp(図11および図12、配列番
号:6)から成ることがわかった。報告されているヒト
・ガラニンレセプターcDNAの塩基配列〔Habert-Ort
oll, E. et al., プロシージングス・オブ・ザ・ナショ
ナル・アカデミー・オブ・サイエンシイズ・オブ・ザ・
ユーエスエー(Proc.Natl. Acad. Sci. USA) 91, 9780
-9783 (1994) 〕と比較すると1カ所の塩基置換がみら
れた。この塩基置換は翻訳領域の中にあり、アミノ酸置
換を伴うもの15Cys(TGT)→15Trp(TGG)
であった(図11および図12、配列番号:6)。以上
のようにして、ヒト・ガラニンレセプターcDNA断片
を含むプラスミドpHGR2−3を得た。
【0209】
【実施例12】ヒト・ガラニンレセプター蛋白質cDN
Aの発現プラスミドの構築 発現ベクターとしてはpAKKO−111(図13では
pA1- 11と表記されている)を用いた。pAKKO
−111は次のようにして構築した。特開平5−076
385公報に記載のpTB1417からHindIII お
よびClaI処理によってSRαプロモーターおよびp
olyA付加シグナルを含む1.4kbのDNA断片を
得た。また、pTB348(Naruo, K. et al. バイオ
ケミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミ
ュニケーションズ(Biochem. Biophys. Res. Commun.)
128, 256-264(1985))からClaIおよびSalI処理
によりジヒドロ葉酸還元酵素(dhfr)遺伝子を含む
4.5kbのDNA断片を得た。これらのDNA断片を
T4ポリメラーゼ処理により末端を平滑末端にした後、
T4ライゲースにより連結し、pAKKO−111プラ
スミドを構築した。
Aの発現プラスミドの構築 発現ベクターとしてはpAKKO−111(図13では
pA1- 11と表記されている)を用いた。pAKKO
−111は次のようにして構築した。特開平5−076
385公報に記載のpTB1417からHindIII お
よびClaI処理によってSRαプロモーターおよびp
olyA付加シグナルを含む1.4kbのDNA断片を
得た。また、pTB348(Naruo, K. et al. バイオ
ケミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミ
ュニケーションズ(Biochem. Biophys. Res. Commun.)
128, 256-264(1985))からClaIおよびSalI処理
によりジヒドロ葉酸還元酵素(dhfr)遺伝子を含む
4.5kbのDNA断片を得た。これらのDNA断片を
T4ポリメラーゼ処理により末端を平滑末端にした後、
T4ライゲースにより連結し、pAKKO−111プラ
スミドを構築した。
【0210】実施例11で得たヒトガラニンレセプター
cDNA断片を含むプラスミドpHGR2−3およびp
HGR54−7から〔図13〕のようにしてヒトガラニ
ンレセプターcDNA発現プラスミドを作製した。ま
ず、pHGR2−3を制限酵素BamHI,MunIで
二重消化し、得られた約1190bpのDNA断片をp
HGR54−7のBamHI,MunI部位に挿入し
た。このプラスミドXmaI,SacII部位にpHGR
2−3をNcoI消化して得られた495bp断片をD
NA polymerase I Klenow fragment 処理を行って末
端を平滑末端化を行ない、SalIリンカーを付加した
後に、AgeI,SacIIで二重消化して得られる20
0bp DNA断片を導入し、ヒトガラニンレセプター
cDNAの翻訳領域のみを含むプラスミドpTS862
を得た。最後に、プラスミドpTS862をSalI消
化して得られた約1. 0kbpのヒト・ガラニンレセプ
ター蛋白質cDNAの翻訳領域を含むSalI DNA
断片をpAKKO−111のSalI部位に順方向に導
入し、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質cDNA発現プ
ラスミドpTS863を得た。この発現プラスミドpT
S863を大腸菌に形質転換し、形質転換体 エシェリ
ヒア コリ(Escherichia coli)SURE/pTS86
3を得た。
cDNA断片を含むプラスミドpHGR2−3およびp
HGR54−7から〔図13〕のようにしてヒトガラニ
ンレセプターcDNA発現プラスミドを作製した。ま
ず、pHGR2−3を制限酵素BamHI,MunIで
二重消化し、得られた約1190bpのDNA断片をp
HGR54−7のBamHI,MunI部位に挿入し
た。このプラスミドXmaI,SacII部位にpHGR
2−3をNcoI消化して得られた495bp断片をD
NA polymerase I Klenow fragment 処理を行って末
端を平滑末端化を行ない、SalIリンカーを付加した
後に、AgeI,SacIIで二重消化して得られる20
0bp DNA断片を導入し、ヒトガラニンレセプター
cDNAの翻訳領域のみを含むプラスミドpTS862
を得た。最後に、プラスミドpTS862をSalI消
化して得られた約1. 0kbpのヒト・ガラニンレセプ
ター蛋白質cDNAの翻訳領域を含むSalI DNA
断片をpAKKO−111のSalI部位に順方向に導
入し、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質cDNA発現プ
ラスミドpTS863を得た。この発現プラスミドpT
S863を大腸菌に形質転換し、形質転換体 エシェリ
ヒア コリ(Escherichia coli)SURE/pTS86
3を得た。
【0211】
【実施例13】 ヒト・ガラニンレセプター蛋白質cD
NAのCHO(dhfr - )細胞での発現 CHO(dhfr- )細胞3×104 〜1×106 細胞
を段階的に細胞数を変えて直径10cmのシャーレに4枚
まき、10%ウシ胎児血清を含むハムF12培地で24
時間培養した。この細胞に、実施例12で得たヒトガラ
ニンレセプターcDNA発現プラスミドpTS863
1. 5μgをリン酸カルシウム法を用いてトランスフェ
クションを行った。トランスフェクション後24時間後
に10%透析ウシ胎児血清を含むDMEM培地に培地を
交換してプラスミドが染色体に組み込まれた細胞を選択
した。選択された細胞のコロニーをクローニングし、ヒ
トガラニンレセプターを安定に高発現する細胞株CHO
/pTS863−5およびCHO/pTS863−7の
2クローンを得た。
NAのCHO(dhfr - )細胞での発現 CHO(dhfr- )細胞3×104 〜1×106 細胞
を段階的に細胞数を変えて直径10cmのシャーレに4枚
まき、10%ウシ胎児血清を含むハムF12培地で24
時間培養した。この細胞に、実施例12で得たヒトガラ
ニンレセプターcDNA発現プラスミドpTS863
1. 5μgをリン酸カルシウム法を用いてトランスフェ
クションを行った。トランスフェクション後24時間後
に10%透析ウシ胎児血清を含むDMEM培地に培地を
交換してプラスミドが染色体に組み込まれた細胞を選択
した。選択された細胞のコロニーをクローニングし、ヒ
トガラニンレセプターを安定に高発現する細胞株CHO
/pTS863−5およびCHO/pTS863−7の
2クローンを得た。
【0212】
【実施例14】ヒト・ガラニンレセプター発現CHO細
胞のヒト・ガラニンレセプター活性の測定 ヒト・ガラニンレセプター発現CHO細胞を12穴プレ
ートにまき、10%透析ウシ胎児血清を含むDMEM培
地を用いて37℃,95% air/5% CO2下コンフ
ルエントになるまで培養し、結合実験を行う前日に培地
交換を行ない、配列番号:5で表わされるアミノ酸配列
を有するヒト・ガラニンレセプターを発現させた。
胞のヒト・ガラニンレセプター活性の測定 ヒト・ガラニンレセプター発現CHO細胞を12穴プレ
ートにまき、10%透析ウシ胎児血清を含むDMEM培
地を用いて37℃,95% air/5% CO2下コンフ
ルエントになるまで培養し、結合実験を行う前日に培地
交換を行ない、配列番号:5で表わされるアミノ酸配列
を有するヒト・ガラニンレセプターを発現させた。
【0213】次に、〔125 I〕ガラニン(ブタ型)に対
する結合実験を以下のようにして行なった。まず、細胞
を37℃に暖めた結合測定用緩衝液(0. 1% BS
A,0. 05%CHAPSを含むHANKS液)1mlで
2回洗浄し、この結合測定用緩衝液を吸い出した後、1
00pM〔125 I〕ガラニン(ブタ型)を含む結合測定
用緩衝液0. 5mlを加え、37℃,95% air/5%
CO2 条件下で1時間結合反応を行った。反応終了後、
結合測定用緩衝液を除き、37℃に温めた1mlの結合測
定用緩衝液で3回洗浄した。細胞に結合した〔125 I〕
ガラニン(ブタ型)の量は、0. 2N 水酸化ナトリウ
ムで細胞をはがした後、γ−カウンターで測定し、これ
を総結合量とした。また、結合反応時に1μMの非標識
ガラニンを加えて同様の操作を行い、細胞に結合した〔
125 I〕ガラニン(ブタ型)の量を非特異的結合量とし
た。結果を、〔表2〕に示す。
する結合実験を以下のようにして行なった。まず、細胞
を37℃に暖めた結合測定用緩衝液(0. 1% BS
A,0. 05%CHAPSを含むHANKS液)1mlで
2回洗浄し、この結合測定用緩衝液を吸い出した後、1
00pM〔125 I〕ガラニン(ブタ型)を含む結合測定
用緩衝液0. 5mlを加え、37℃,95% air/5%
CO2 条件下で1時間結合反応を行った。反応終了後、
結合測定用緩衝液を除き、37℃に温めた1mlの結合測
定用緩衝液で3回洗浄した。細胞に結合した〔125 I〕
ガラニン(ブタ型)の量は、0. 2N 水酸化ナトリウ
ムで細胞をはがした後、γ−カウンターで測定し、これ
を総結合量とした。また、結合反応時に1μMの非標識
ガラニンを加えて同様の操作を行い、細胞に結合した〔
125 I〕ガラニン(ブタ型)の量を非特異的結合量とし
た。結果を、〔表2〕に示す。
【0214】
【表2】 ────────────────────────────── 総結合量 非特異的結合量 細胞株番号 (cpm) (cpm) ────────────────────────────── CHO/pTS863-5 50466.8±502.9 1458 ±100.1 CHO/pTS863-7 59158.6±2095.1 1962.4 ± 56.3 ──────────────────────────────
【0215】〔表2〕から、本発明のヒト・ガラニンレ
セプター蛋白質を安定に高発現する細胞株CHO/pT
S863−5およびCHO/pTS863−7が、リガ
ンドであるガラニンと特異的に結合できることが確認さ
れた。
セプター蛋白質を安定に高発現する細胞株CHO/pT
S863−5およびCHO/pTS863−7が、リガ
ンドであるガラニンと特異的に結合できることが確認さ
れた。
【0216】
【実施例15】 GAL5細胞膜画分での 125I−ガラ
ニン(ヒト型)を用いた飽和結合実験およびスキャッチ
ャードプロット解析 ヒト・ガラニンレセプターを発現したCHO細胞(GA
L5細胞;実施例13で得られるCHO/pTS863
−5)を、10%透析血清,2mMグルタミン,ペニシ
リンおよび、ストレプトマイシンを含むDMEM培地
で、5%CO2 インキュベーター、37℃にて培養し
た。GAL5細胞を、1g/l EDTAを含むPBS
で回収し、ホモジナイズバッファー(10mM HEP
ES,5mMEDTA,0.03%NaN3 ,10μg
/mlペプスタチン,0.5mMフェニルメチルスルホ
ニルフルオライド(PMSF),20μg/ml E−
64,40μg/mlロイペプチン,pH7.3)で懸
濁し、ポリトロンホモジナイザーにてホモジナイズし
た。ホモジナイズ試料を、高速遠心機にて、2,500
rpm,10分間,4℃で遠心した。上清を、30,0
00 rpm,60分間,4℃で超遠心してペレットを
回収し、これをホモジナイズバッファーに懸濁し、GA
L5細胞膜画分とした。
ニン(ヒト型)を用いた飽和結合実験およびスキャッチ
ャードプロット解析 ヒト・ガラニンレセプターを発現したCHO細胞(GA
L5細胞;実施例13で得られるCHO/pTS863
−5)を、10%透析血清,2mMグルタミン,ペニシ
リンおよび、ストレプトマイシンを含むDMEM培地
で、5%CO2 インキュベーター、37℃にて培養し
た。GAL5細胞を、1g/l EDTAを含むPBS
で回収し、ホモジナイズバッファー(10mM HEP
ES,5mMEDTA,0.03%NaN3 ,10μg
/mlペプスタチン,0.5mMフェニルメチルスルホ
ニルフルオライド(PMSF),20μg/ml E−
64,40μg/mlロイペプチン,pH7.3)で懸
濁し、ポリトロンホモジナイザーにてホモジナイズし
た。ホモジナイズ試料を、高速遠心機にて、2,500
rpm,10分間,4℃で遠心した。上清を、30,0
00 rpm,60分間,4℃で超遠心してペレットを
回収し、これをホモジナイズバッファーに懸濁し、GA
L5細胞膜画分とした。
【0217】GAL5細胞膜画分を、アッセイバッファ
ー(20mM Tris,1mMEDTA,0.08%
NaN3 ,10μg/mlペプスタチン,0.5mM
PMSF,20μg/ml E−64,40μg/ml
ロイペプチン,0.1%BSA,0.05%CHAP
S,pH7.4)で、膜蛋白濃度2μg/mlに希釈
し、100μl/チューブに分注した。このGAL5膜
画分を、15pMから500pMまで濃度を変えた 125
I−ガラニン(ヒト型)と、25℃,75分間インキュ
ベーション後、濾過バッファー(20mM Tris,
1mM EDTA,0.03% NaN3 ,0.1%B
SA,0.05%CHAPS,pH7.4,4℃)1.
5mlで希釈し、ポリエチレンイミン処理したGF/F
ガラス繊維濾紙(Whatman社)にて濾過した。濾
紙を濾過バッファー1.5mlで洗浄後、その放射活性
をγ−カウンター(Beckman Instrume
nts)で測定し、結合量を求めた。非特異的結合量
は、ガラニン(ヒト型)270nM存在下において実施
した。結合データをスキャッチャードプロット解析した
結果、解離定数(Kd)は20pM、発現量(Bma
x)は9.6pmol/mg proteinと算出さ
れた。
ー(20mM Tris,1mMEDTA,0.08%
NaN3 ,10μg/mlペプスタチン,0.5mM
PMSF,20μg/ml E−64,40μg/ml
ロイペプチン,0.1%BSA,0.05%CHAP
S,pH7.4)で、膜蛋白濃度2μg/mlに希釈
し、100μl/チューブに分注した。このGAL5膜
画分を、15pMから500pMまで濃度を変えた 125
I−ガラニン(ヒト型)と、25℃,75分間インキュ
ベーション後、濾過バッファー(20mM Tris,
1mM EDTA,0.03% NaN3 ,0.1%B
SA,0.05%CHAPS,pH7.4,4℃)1.
5mlで希釈し、ポリエチレンイミン処理したGF/F
ガラス繊維濾紙(Whatman社)にて濾過した。濾
紙を濾過バッファー1.5mlで洗浄後、その放射活性
をγ−カウンター(Beckman Instrume
nts)で測定し、結合量を求めた。非特異的結合量
は、ガラニン(ヒト型)270nM存在下において実施
した。結合データをスキャッチャードプロット解析した
結果、解離定数(Kd)は20pM、発現量(Bma
x)は9.6pmol/mg proteinと算出さ
れた。
【0218】
【実施例16】 マウス由来ガラニンレセプター蛋白質
cDNAを用いたノーザンブロット分析 マウス脳、胸腺、脾臓、肺、心臓、肝、腎臓、膵臓、睾
丸、小腸の平滑筋、MIN6、及びNeuro−2a細
胞から得られたpoly(A)+ RNAの5μgをグリ
オキサールとジメチルスルホキシドで変性した後1.2
%アガロースゲル上の電気泳動にかけた(Thomas, P.
S., Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A., 77,5201-5205, 1
980) 。電気泳動後、RNAをニトロセルロースフィル
ター(Schleicher & Schuell,独
国)上に転写し、そのフィルターを80℃で2時間ベー
キング処理した。プローブとしては、p3H2−34の
cDNAインサートをEcoRIで消化して切り出した
ものをMultiprimeDNAラベリングキット
(Amersham InternationalPL
C,英国)でもって[α32P]dCTP(222TBq
/mmol,Dupout/NEN)を使用して標識し
た。ハイブリダイゼーションは、42℃で50%ホルム
アルデヒド,5×SSC,50mM NaHPO4 ,p
H6.5,10×Denhardt’s溶液及び100
μg/mlのサケ精子DNAを含有する緩衝液中で行っ
た。フィルターは次に2×SSC,0.1%SDSで5
0℃で洗い、次に−80℃で12日間X−Omatフィ
ルムAR(Eastman Kodak Co.,米
国)上でオートラジオグラフィーした。マウス組織から
得られたpoly(A)+ RNAを用いたノーザンブロ
ット分析において脳及び小腸においてのみマウスガラニ
ンレセプターの弱いハイブリダイゼーション・シグナル
を検出した〔図14〕。このノーザン・ブロッティング
の結果は、ガラニンレセプターmRNAの発現レベルが
実質的にマウスの正常組織では低いものであることを示
している。
cDNAを用いたノーザンブロット分析 マウス脳、胸腺、脾臓、肺、心臓、肝、腎臓、膵臓、睾
丸、小腸の平滑筋、MIN6、及びNeuro−2a細
胞から得られたpoly(A)+ RNAの5μgをグリ
オキサールとジメチルスルホキシドで変性した後1.2
%アガロースゲル上の電気泳動にかけた(Thomas, P.
S., Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A., 77,5201-5205, 1
980) 。電気泳動後、RNAをニトロセルロースフィル
ター(Schleicher & Schuell,独
国)上に転写し、そのフィルターを80℃で2時間ベー
キング処理した。プローブとしては、p3H2−34の
cDNAインサートをEcoRIで消化して切り出した
ものをMultiprimeDNAラベリングキット
(Amersham InternationalPL
C,英国)でもって[α32P]dCTP(222TBq
/mmol,Dupout/NEN)を使用して標識し
た。ハイブリダイゼーションは、42℃で50%ホルム
アルデヒド,5×SSC,50mM NaHPO4 ,p
H6.5,10×Denhardt’s溶液及び100
μg/mlのサケ精子DNAを含有する緩衝液中で行っ
た。フィルターは次に2×SSC,0.1%SDSで5
0℃で洗い、次に−80℃で12日間X−Omatフィ
ルムAR(Eastman Kodak Co.,米
国)上でオートラジオグラフィーした。マウス組織から
得られたpoly(A)+ RNAを用いたノーザンブロ
ット分析において脳及び小腸においてのみマウスガラニ
ンレセプターの弱いハイブリダイゼーション・シグナル
を検出した〔図14〕。このノーザン・ブロッティング
の結果は、ガラニンレセプターmRNAの発現レベルが
実質的にマウスの正常組織では低いものであることを示
している。
【0219】
【実施例17】 (1) CHO細胞でのマウス由来ガラニンレセプター
cDNAの発現 完全な翻訳領域を持ったcDNAクローンpMGR20
をNotIで消化処理し、平滑端とし、XbaIリンカ
ー(宝酒造(株))とライゲーションした。得られたc
DNA断片をSalI及びXbaIで消化して切り出
し、哺乳動物細胞用発現ベクター,pAKKO−111
HのSalI−SpeIサイトの間に挿入した。pAK
KO−111Hは実施例12のpAKKO−111のク
ローニングサイトであるSalIサイトに合成DNAを
用いて、SalI−ClaI−SpeI−NheIのマ
ルチクローニングサイトを導入して作成した。得られた
SRαプロモーターの下流に該マウス由来ガラニンレセ
プターcDNAを持つと共に選択マーカーとしてdhf
r遺伝子を持つ発現プラスミドを、pAKKOMGR2
0と命名した。このプラスミドDNAをCell Ph
ect Transfection Kit(Phar
macia社)に添付のCHO dhfr- 細胞にトラ
ンスフェクションした。デオキシリボヌクレオシド及び
リボヌクレオシドを欠いたα−MEM培地(GIBCO
BRL)に透析処理されたウシ胎児血清(FBS G
IBCO BRL)を添加したものの中で形質転換体を
選択した。
cDNAの発現 完全な翻訳領域を持ったcDNAクローンpMGR20
をNotIで消化処理し、平滑端とし、XbaIリンカ
ー(宝酒造(株))とライゲーションした。得られたc
DNA断片をSalI及びXbaIで消化して切り出
し、哺乳動物細胞用発現ベクター,pAKKO−111
HのSalI−SpeIサイトの間に挿入した。pAK
KO−111Hは実施例12のpAKKO−111のク
ローニングサイトであるSalIサイトに合成DNAを
用いて、SalI−ClaI−SpeI−NheIのマ
ルチクローニングサイトを導入して作成した。得られた
SRαプロモーターの下流に該マウス由来ガラニンレセ
プターcDNAを持つと共に選択マーカーとしてdhf
r遺伝子を持つ発現プラスミドを、pAKKOMGR2
0と命名した。このプラスミドDNAをCell Ph
ect Transfection Kit(Phar
macia社)に添付のCHO dhfr- 細胞にトラ
ンスフェクションした。デオキシリボヌクレオシド及び
リボヌクレオシドを欠いたα−MEM培地(GIBCO
BRL)に透析処理されたウシ胎児血清(FBS G
IBCO BRL)を添加したものの中で形質転換体を
選択した。
【0220】(2) [ 125I]ブタ型ガラニンとの結
合アッセイ pAKKOMGR20で形質転換されたCHO細胞及び
pAKKO−111Hで形質転換されたCHO細胞を
2.0×105 cells/wellとして12穴ティ
シュ・カルチャー・プレート中で生育せしめ、1日間培
養する。0.1%BSAを含有するHanks’bal
anced salt溶液(HBSS)で3回洗浄後室
温で1時間標識してないブタガラニン(1μHの最終濃
度)の存在下あるいは非存在下に100pMの[
125I]ブタ型ガラニン(Dupont/NEN)と共
にインキュベーション処理をした。次に細胞を3回BS
Aを含有するHBSSで洗い、0.1N NaOH,1
%SDSで溶解処理し、残っている放射性物質でラベル
されたリガンドをγ−カウンター(Beckman I
nstruments,米国)で定量した。
合アッセイ pAKKOMGR20で形質転換されたCHO細胞及び
pAKKO−111Hで形質転換されたCHO細胞を
2.0×105 cells/wellとして12穴ティ
シュ・カルチャー・プレート中で生育せしめ、1日間培
養する。0.1%BSAを含有するHanks’bal
anced salt溶液(HBSS)で3回洗浄後室
温で1時間標識してないブタガラニン(1μHの最終濃
度)の存在下あるいは非存在下に100pMの[
125I]ブタ型ガラニン(Dupont/NEN)と共
にインキュベーション処理をした。次に細胞を3回BS
Aを含有するHBSSで洗い、0.1N NaOH,1
%SDSで溶解処理し、残っている放射性物質でラベル
されたリガンドをγ−カウンター(Beckman I
nstruments,米国)で定量した。
【0221】競合結合実験及びScatchardプロ
ット分析のため、形質転換体CHO細胞から細胞膜画分
を調製した。3日間225cm2 の組織培養用フラスコ
中で生育せしめた細胞を5mMのEDTAを含有するリ
ン酸塩で緩衝化された食塩溶液(PBS)中に分散せし
め、次に遠心により収穫した。その細胞を同じ緩衝液で
洗い、次に1mM EDTA,0.5mMフェニルメチ
ルスルホニルフルオライド(PMSF),2.0μg/
mlのロイペプチン,4μg/mlのE−64及び0.
5μg/mlのペプスタチンを含有する10mMの炭酸
ナトリウム緩衝液(pH7.5)中に懸濁した。Pol
ytronホモジナイザーでもってその細胞をホモジェ
ナイズした後、そのホモジュネートをHitachi
RR2A2ローター(日立製作所)中で10分間3,0
00rpmで遠心処理した。得られた上清液をBeck
manType30ローター(Beckman,US
A)中で30分間30,000rpmの超遠心処理にか
けた。得られたペレット状物を次に20mM Tris
−HCl(pH7.5),5mM EDTA,0.5m
M PMSF,20μg/mlのロイペプチン,4μg
/mlのE−64及び0.5μg/mlのペプスタチン
を含有する緩衝液中に懸濁し、細胞膜分画として用い
た。
ット分析のため、形質転換体CHO細胞から細胞膜画分
を調製した。3日間225cm2 の組織培養用フラスコ
中で生育せしめた細胞を5mMのEDTAを含有するリ
ン酸塩で緩衝化された食塩溶液(PBS)中に分散せし
め、次に遠心により収穫した。その細胞を同じ緩衝液で
洗い、次に1mM EDTA,0.5mMフェニルメチ
ルスルホニルフルオライド(PMSF),2.0μg/
mlのロイペプチン,4μg/mlのE−64及び0.
5μg/mlのペプスタチンを含有する10mMの炭酸
ナトリウム緩衝液(pH7.5)中に懸濁した。Pol
ytronホモジナイザーでもってその細胞をホモジェ
ナイズした後、そのホモジュネートをHitachi
RR2A2ローター(日立製作所)中で10分間3,0
00rpmで遠心処理した。得られた上清液をBeck
manType30ローター(Beckman,US
A)中で30分間30,000rpmの超遠心処理にか
けた。得られたペレット状物を次に20mM Tris
−HCl(pH7.5),5mM EDTA,0.5m
M PMSF,20μg/mlのロイペプチン,4μg
/mlのE−64及び0.5μg/mlのペプスタチン
を含有する緩衝液中に懸濁し、細胞膜分画として用い
た。
【0222】競合結合アッセイ及び飽和結合アッセイを
Ohtaki et al.(J, Biol. Chem.,268, 26650-26657, 1
993)に従って行った。すなわち、該細胞膜分画を20
mM Tris−HCl(pH7.5),0.05%C
HAPS,0.1%BSA,5mM EDTA,0.5
mMのPMSF,20μg/mlのロイペプチン,4μ
g/mlのE−64及び0.5μg/mlのペプスタチ
ンを含有する緩衝液中で[ 125I]ブタ型ガラニンと共
に25℃で75分間インキュベーション処理した。結合
しているリガンド及び遊離のリガンドを、0.3%のポ
リエチレンイミンで処理されたガラス・ファイバー・フ
ィルター(GF/F,Whatman,英国)を通して
濾過により分離した。1μMの標識してないブタ型ガラ
ニンの存在下に非特異的結合の量を決定した。競合型結
合アッセイでは、ガラニン及びガラニン・アナローグを
その緩衝液中に[ 125I]ブタ型ガラニンと同時に加え
た。マウスガラニンレセプターcDNAを含有する発現
プラスミドで形質転換されたCHO細胞はコントロール
細胞と比較して顕著に[ 125I]ガラニンと結合した
(図15)。
Ohtaki et al.(J, Biol. Chem.,268, 26650-26657, 1
993)に従って行った。すなわち、該細胞膜分画を20
mM Tris−HCl(pH7.5),0.05%C
HAPS,0.1%BSA,5mM EDTA,0.5
mMのPMSF,20μg/mlのロイペプチン,4μ
g/mlのE−64及び0.5μg/mlのペプスタチ
ンを含有する緩衝液中で[ 125I]ブタ型ガラニンと共
に25℃で75分間インキュベーション処理した。結合
しているリガンド及び遊離のリガンドを、0.3%のポ
リエチレンイミンで処理されたガラス・ファイバー・フ
ィルター(GF/F,Whatman,英国)を通して
濾過により分離した。1μMの標識してないブタ型ガラ
ニンの存在下に非特異的結合の量を決定した。競合型結
合アッセイでは、ガラニン及びガラニン・アナローグを
その緩衝液中に[ 125I]ブタ型ガラニンと同時に加え
た。マウスガラニンレセプターcDNAを含有する発現
プラスミドで形質転換されたCHO細胞はコントロール
細胞と比較して顕著に[ 125I]ガラニンと結合した
(図15)。
【0223】Scatchard解析では、細胞膜分画
(1μgの蛋白質)を[ 125I]ブタ型ガラニンと75
分間25℃でインキュベーション処理した。3つをセッ
トとしたアッセイにおける代表例を1つだけ結果として
示してある。それぞれの記号は平均値±S.E.M.を
示す。Kd及びBmax値はそれぞれ45pM及び5p
mol/mg蛋白質であった。Bは、[ 125I]ガラニ
ン結合したもの(pmol/mg蛋白質)を、B/Fは
遊離のものに対する結合したものの比(pmol/m蛋
白質・nM)を示す。Scatchardプロット分析
では45pMの解離定数を持ち、さらに5pmol/m
g蛋白質の最大結合サイト数(Bmax)を持つ高い親
和性を持つ結合サイトの単一の群の存在が認められた
(図17)。
(1μgの蛋白質)を[ 125I]ブタ型ガラニンと75
分間25℃でインキュベーション処理した。3つをセッ
トとしたアッセイにおける代表例を1つだけ結果として
示してある。それぞれの記号は平均値±S.E.M.を
示す。Kd及びBmax値はそれぞれ45pM及び5p
mol/mg蛋白質であった。Bは、[ 125I]ガラニ
ン結合したもの(pmol/mg蛋白質)を、B/Fは
遊離のものに対する結合したものの比(pmol/m蛋
白質・nM)を示す。Scatchardプロット分析
では45pMの解離定数を持ち、さらに5pmol/m
g蛋白質の最大結合サイト数(Bmax)を持つ高い親
和性を持つ結合サイトの単一の群の存在が認められた
(図17)。
【0224】マウスガラニンレセプターに対する[ 125
I]ブタ型ガラニンの競合結合アッセイ実験を行った。
[ 125I]ブタ型ガラニン(最終濃度100pM)の結
合に対する競合反応を標識してないブタ型ガラニン
(△)、ラットガラニン(●)、ヒトガラニン(■)、
ガラニン−(1−16)(○)及びM15 (▲)に関し
て調べた。細胞膜分画(1μgの蛋白質)は、75分間
25℃で該リガンドとインキュベーション処理した。結
合した[ 125I]ガラニンの量をコントロールに対する
百分率として表わした。各記号は、3つをセットとした
アッセイの平均値±S.E.M.を表わす。ブタ型ガラ
ニンでのIC50は0.25±0.03M,ラットガラニ
ンのIC50は0.25±0.01nM,ヒトガラニンの
IC50は0.43±0.03nM,M15のIC50は
0.83±0.01nMで、ガラニン−(1−16)の
IC50は3.6±0.04nMであった。[ 125I]ガ
ラニンの結合はガラニン及びガラニン由来ペプチド類に
よって競合的に阻害された。ブタ型ガラニン及びラット
ガラニンは[ 125I]ガラニンの結合阻害においてほと
んど同じ高い効果を示したが、ヒトガラニンは幾分か低
いものであった。ブタ型ガラニンのKi値は0.072
±0.008nMで、ラットガラニンのKi値は0.0
69±0.002nMで、ヒトガラニンのKi値は0.
12±0.008nMであった。ガラニンレセプターア
ンタゴニストM15及びガラニン(1−16)もまた[
125I]ガラニンの結果を効果的に阻害した。それらの
Ki値はM15では0.23±0.003nMで、ガラ
ニン(1−16)では1.0±0.011nMであった
(図18)。これらの得られた値はMIN6細胞の細胞
膜で得られたものにほとんど匹敵するものであった。
I]ブタ型ガラニンの競合結合アッセイ実験を行った。
[ 125I]ブタ型ガラニン(最終濃度100pM)の結
合に対する競合反応を標識してないブタ型ガラニン
(△)、ラットガラニン(●)、ヒトガラニン(■)、
ガラニン−(1−16)(○)及びM15 (▲)に関し
て調べた。細胞膜分画(1μgの蛋白質)は、75分間
25℃で該リガンドとインキュベーション処理した。結
合した[ 125I]ガラニンの量をコントロールに対する
百分率として表わした。各記号は、3つをセットとした
アッセイの平均値±S.E.M.を表わす。ブタ型ガラ
ニンでのIC50は0.25±0.03M,ラットガラニ
ンのIC50は0.25±0.01nM,ヒトガラニンの
IC50は0.43±0.03nM,M15のIC50は
0.83±0.01nMで、ガラニン−(1−16)の
IC50は3.6±0.04nMであった。[ 125I]ガ
ラニンの結合はガラニン及びガラニン由来ペプチド類に
よって競合的に阻害された。ブタ型ガラニン及びラット
ガラニンは[ 125I]ガラニンの結合阻害においてほと
んど同じ高い効果を示したが、ヒトガラニンは幾分か低
いものであった。ブタ型ガラニンのKi値は0.072
±0.008nMで、ラットガラニンのKi値は0.0
69±0.002nMで、ヒトガラニンのKi値は0.
12±0.008nMであった。ガラニンレセプターア
ンタゴニストM15及びガラニン(1−16)もまた[
125I]ガラニンの結果を効果的に阻害した。それらの
Ki値はM15では0.23±0.003nMで、ガラ
ニン(1−16)では1.0±0.011nMであった
(図18)。これらの得られた値はMIN6細胞の細胞
膜で得られたものにほとんど匹敵するものであった。
【0225】(3) cAMPアッセイ 形質転換体CHO細胞を24穴ティシュ・カルチャー・
プレート中に2.0×105 cells/wellを播
種し、2日間培養した。得られた細胞を0.1%BSA
及び1mM IBMXを含有するHBSSで2回洗い、
次に試験用試薬を加えた同じ緩衝液をそのウェル中に加
えた。37℃で30分間インキュベーション処理した
後、培地をすてて、細胞内cAMPを氷冷エタノールで
抽出した。抽出物の一部をエバポレーション処理し、c
AMPの量をcAMP EIAシステム(Amersh
am)を用い、その試薬のプロトコールに従って定量し
た。フォスコリン刺激されたcAMP産生のガラニンレ
セプターで仲介された阻止反応を観察した。MGR20
で形質転換されたCHO細胞及び模擬的に形質転換され
たCHO細胞をフォスコリン(10μM)及びブタ型ガ
ラニン(0.1μM)と共に37℃で30分間インキュ
ベーション処理した。反応は該細胞を氷冷エタノールで
抽出することにより停止せしめた。細胞内cAMPの量
をEIAで定量した。3つをセットとしたアッセイの平
均値±S.E.M.を示してある。
プレート中に2.0×105 cells/wellを播
種し、2日間培養した。得られた細胞を0.1%BSA
及び1mM IBMXを含有するHBSSで2回洗い、
次に試験用試薬を加えた同じ緩衝液をそのウェル中に加
えた。37℃で30分間インキュベーション処理した
後、培地をすてて、細胞内cAMPを氷冷エタノールで
抽出した。抽出物の一部をエバポレーション処理し、c
AMPの量をcAMP EIAシステム(Amersh
am)を用い、その試薬のプロトコールに従って定量し
た。フォスコリン刺激されたcAMP産生のガラニンレ
セプターで仲介された阻止反応を観察した。MGR20
で形質転換されたCHO細胞及び模擬的に形質転換され
たCHO細胞をフォスコリン(10μM)及びブタ型ガ
ラニン(0.1μM)と共に37℃で30分間インキュ
ベーション処理した。反応は該細胞を氷冷エタノールで
抽出することにより停止せしめた。細胞内cAMPの量
をEIAで定量した。3つをセットとしたアッセイの平
均値±S.E.M.を示してある。
【0226】ガラニンで誘導されるシグナルの転移誘導
を評価してCHO細胞中で発現されたマウスガラニンレ
セプターが機能していることを確めた。膵臓由来ガラニ
ンレセプターは、アデニレート・シクラーゼとネガティ
ブに共役しているG蛋白質の関与した経路を介してイン
スリンの放出(Cormont, M., et al., Diabtes, 40,117
0-1176, 1991; Gillison, S., et al., Diabtes, 43, 2
4-32, 1994)を阻害していることが示された。ガラニン
レセプターcDNAの導入されたCHO細胞におけるフ
ォスコリン刺激されたcAMPの蓄積がブタ型ガラニン
処理で効果的に抑制された。cDNAインサートを持た
ないプラスミドベクターを有するCHO細胞形質転換体
もフォスコリン刺激されたcAMPの蓄積を示したが、
ブタ型ガラニン処理で阻害されることはなかった。ガラ
ニン処理単独ではCHO細胞形質転換体のcAMPレベ
ルを変化させることはなかった(図19)。
を評価してCHO細胞中で発現されたマウスガラニンレ
セプターが機能していることを確めた。膵臓由来ガラニ
ンレセプターは、アデニレート・シクラーゼとネガティ
ブに共役しているG蛋白質の関与した経路を介してイン
スリンの放出(Cormont, M., et al., Diabtes, 40,117
0-1176, 1991; Gillison, S., et al., Diabtes, 43, 2
4-32, 1994)を阻害していることが示された。ガラニン
レセプターcDNAの導入されたCHO細胞におけるフ
ォスコリン刺激されたcAMPの蓄積がブタ型ガラニン
処理で効果的に抑制された。cDNAインサートを持た
ないプラスミドベクターを有するCHO細胞形質転換体
もフォスコリン刺激されたcAMPの蓄積を示したが、
ブタ型ガラニン処理で阻害されることはなかった。ガラ
ニン処理単独ではCHO細胞形質転換体のcAMPレベ
ルを変化させることはなかった(図19)。
【0227】
【発明の効果】本発明のガラニンレセプター蛋白質およ
び該蛋白質をコードするDNAは、抗体および抗血清
の入手、組換え型レセプター蛋白質の発現系の構築、
同発現系を用いたレセプター結合アッセイ系の開発と
医薬品候補化合物のスクリーニング、構造的に類似し
たリガンド・レセプターとの比較にもとづいたドラッグ
デザインの実施、遺伝子診断におけるプローブ、PC
Rプライマーの作成、トランスジェニック動物の作
製、レセプター蛋白質DNA欠失による病態モデル動
物の作製等に用いることができる。特に、マウス由来ガ
ラニンのレセプターの構造・性質の解明はこれらの系に
作用するユニークな医薬品の開発につながる。さらに、
本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質は、公知のヒ
ト・ガラニンレセプター蛋白質のアミノ酸配列とは異な
るアミノ酸配列を有する新規な蛋白質である。本発明の
ヒト・ガラニンレセプター蛋白質を含有する発現ベクタ
ーを保持する細胞(特に、CHO細胞)は、公知のヒト
・ガラニンレセプター蛋白質を含有するCOS細胞に比
べて、はるかに大量のヒト・ガラニンレセプター蛋白質
を発現することができる。
び該蛋白質をコードするDNAは、抗体および抗血清
の入手、組換え型レセプター蛋白質の発現系の構築、
同発現系を用いたレセプター結合アッセイ系の開発と
医薬品候補化合物のスクリーニング、構造的に類似し
たリガンド・レセプターとの比較にもとづいたドラッグ
デザインの実施、遺伝子診断におけるプローブ、PC
Rプライマーの作成、トランスジェニック動物の作
製、レセプター蛋白質DNA欠失による病態モデル動
物の作製等に用いることができる。特に、マウス由来ガ
ラニンのレセプターの構造・性質の解明はこれらの系に
作用するユニークな医薬品の開発につながる。さらに、
本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白質は、公知のヒ
ト・ガラニンレセプター蛋白質のアミノ酸配列とは異な
るアミノ酸配列を有する新規な蛋白質である。本発明の
ヒト・ガラニンレセプター蛋白質を含有する発現ベクタ
ーを保持する細胞(特に、CHO細胞)は、公知のヒト
・ガラニンレセプター蛋白質を含有するCOS細胞に比
べて、はるかに大量のヒト・ガラニンレセプター蛋白質
を発現することができる。
【0228】本発明のヒト・ガラニンレセプター蛋白
質、その部分ペプチドまたはヒト・ガラニンレセプター
蛋白質を含有する細胞もしくはその細胞膜画分は、ヒト
・ガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニスト
を効率良くスクリーニングすることができる。本発明の
スクリーニング方法を用いることによって、アゴニスト
またはアンタゴニストを有利に選択することができるの
で、医薬品を早期に開発することができる。アゴニスト
は、例えば、アセチルコリン遊離抑制剤、インスリン分
泌抑制剤、成長ホルモン分泌刺激剤、学習行動抑制剤ま
たは満腹感抑制剤などとして、さらには、分裂病もしく
は胃潰瘍の予防・治療剤または鎮痛剤などとして有用で
ある。一方、アンタゴニストは、例えば、アセチルコリ
ン遊離促進剤、インスリン分泌促進剤、成長ホルモン分
泌抑制剤、学習行動促進剤または満腹感促進剤などとし
て、さらには、糖尿病、アルツハイマー病または痴呆症
の予防・治療剤などとして有用である。
質、その部分ペプチドまたはヒト・ガラニンレセプター
蛋白質を含有する細胞もしくはその細胞膜画分は、ヒト
・ガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニスト
を効率良くスクリーニングすることができる。本発明の
スクリーニング方法を用いることによって、アゴニスト
またはアンタゴニストを有利に選択することができるの
で、医薬品を早期に開発することができる。アゴニスト
は、例えば、アセチルコリン遊離抑制剤、インスリン分
泌抑制剤、成長ホルモン分泌刺激剤、学習行動抑制剤ま
たは満腹感抑制剤などとして、さらには、分裂病もしく
は胃潰瘍の予防・治療剤または鎮痛剤などとして有用で
ある。一方、アンタゴニストは、例えば、アセチルコリ
ン遊離促進剤、インスリン分泌促進剤、成長ホルモン分
泌抑制剤、学習行動促進剤または満腹感促進剤などとし
て、さらには、糖尿病、アルツハイマー病または痴呆症
の予防・治療剤などとして有用である。
【0229】
【配列番号:1】 配列の長さ:128 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ala Ala Met Ser Val Asp Arg Tyr Val Ala Ile Val His Ser Arg Arg 1 5 10 15 Ser Ser Ser Leu Arg Val Ser Arg Asn Ala Leu Leu Gly Val Gly Phe 20 25 30 Ile Trp Ala Leu Ser Ile Ala Met Ala Ser Pro Val Ala Tyr His Gln 35 40 45 Arg Leu Phe His Arg Asp Ser Asn Gln Thr Phe Cys Trp Glu Gln Trp 50 55 60 Pro Asn Lys Leu His Lys Lys Ala Tyr Val Val Cys Thr Phe Val Phe 65 70 75 80 Gly Tyr Leu Leu Pro Leu Leu Leu Ile Cys Phe Cys Tyr Ala Lys Val 85 90 95 Leu Asn His Leu His Lys Lys Leu Lys Asn Met Ser Lys Lys Ser Glu 100 105 110 Ala Ser Lys Lys Lys Thr Ala Gln Thr Val Leu Val Val Val Val Val 115 120 125
【0230】
【配列番号:2】 配列の長さ:348 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Met Glu Leu Ala Met Val Asn Leu Ser Glu Gly Asn Gly Ser Asp Pro 1 5 10 15 Glu Pro Pro Ala Pro Glu Ser Arg Pro Leu Phe Gly Ile Gly Val Glu 20 25 30 Asn Phe Ile Thr Leu Val Val Phe Gly Leu Ile Phe Ala Met Gly Val 35 40 45 Leu Gly Asn Ser Leu Val Ile Thr Val Leu Ala Arg Ser Lys Pro Gly 50 55 60 Lys Pro Arg Ser Thr Thr Asn Leu Phe Ile Leu Asn Leu Ser Ile Ala 65 70 75 80 Asp Leu Ala Tyr Leu leu Phe Cys Ile Pro Phe Gln Ala Thr Val Tyr 85 90 95 Ala Leu Pro Thr Trp Val Leu Gly Ala Phe Ile Cys Lys Phe Ile His 100 105 110 Tyr Phe Phe Thr Val Ser Met Leu Val Ser Ile Phe Thr Leu Ala Ala 115 120 125 Met Ser Val Asp Arg Tyr Val Ala Ile Val His Ser Arg Arg Ser Ser 130 135 140 Ser Leu Arg Val Ser Arg Asn Ala Leu Leu Gly Val Gly Phe Ile Trp 145 150 155 160 Ala Leu Ser Ile Ala Met Ala Ser Pro Val Ala Tyr His Gln Arg Leu 165 170 175 Phe His Arg Asp Ser Asn Gln Thr Phe Cys Trp Glu Gln Trp Pro Asn 180 185 190 Lys Leu His Lys Lys Ala Tyr Val Val Cys Thr Phe Val Phe Gly Tyr 195 200 205 Leu Leu Pro Leu Leu Leu Ile Cys Phe Cys Tyr Ala Lys Val Leu Asn 210 215 220 His Leu His Lys Lys Leu Lys Asn Met Ser Lys Lys Ser Glu Ala Ser 225 230 235 240 Lys Lys Lys Thr Ala Gln Thr Val Leu Val Val Val Val Val Phe Gly 245 250 255 Ile Ser Trp Leu Pro His His Val Val His Leu Trp Ala Glu Phe Gly 260 265 270 Ala Phe Pro Leu Thr Pro Ala Ser Phe Phe Phe Arg Ile Thr Ala His 275 280 285 Cys Leu Ala Tyr Ser Asn Ser Ser Val Asn Pro Ile Ile Tyr Ala Phe 290 295 300 Leu Ser Glu Asn Phe Arg Lys Ala Tyr Lys Gln Val Phe Lys Cys His 305 310 315 320 Val Cys Asp Glu Ser Pro Arg Ser Glu Thr Lys Glu Asn Lys Ser Arg 325 330 335 Met Asp Thr Pro Pro Ser Thr Asn Cys Thr His Val 340 345
【0231】
【配列番号:3】 配列の長さ:384 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列 GCCGCGATGT CTGTGGATCG CTACGTGGCC ATTGTGCACT CGCGGCGCTC CTCCTCCCTC 60 AGGGTGTCCC GCAACGCACT GCTGGGCGTG GGCTTCATCT GGGCGCTGTC CATCGCCATG 120 GCCTCGCCGG TGGCCTACCA CCAGCGTCTT TTCCATCGGG ACAGCAACCA GACCTTCTGC 180 TGGGAGCAGT GGCCCAACAA GCTCCACAAG AAGGCTTACG TGGTGTGCAC TTTCGTCTTT 240 GGGTACCTTC TGCCCTTACT GCTCATCTGC TTTTGCTATG CCAAGGTCCT TAATCATCTG 300 CATAAAAAGC TGAAAAACAT GTCAAAAAAG TCTGAAGCAT CCAAGAAAAA GACTGCACAG 360 ACCGTCCTGG TGGTCGTTGT AGTA 384
【0232】
【配列番号:4】 配列の長さ:1044 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 ATGGAACTGG CTATGGTGAA CCTCAGTGAA GGGAATGGGA GCGACCCAGA GCCGCCAGCC 60 CCGGAGTCCA GGCCGCTCTT CGGCATTGGC GTGGAGAACT TCATTACGCT GGTAGTGTTT 120 GGCCTGATTT TCGCGATGGG CGTGCTGGGC AACAGCCTGG TGATCACCGT GCTGGCGCGC 180 AGCAAACCAG GCAACCCCCG CAGCACCACC AACCTGTTTA TCCTCAATCT GAGCATCGCA 240 GACCTGGCCT ACCTGCTCTT CTGCATCCCT TTTCAGGCCA CCGTGTATGC ACTGCCCACC 300 TGGGTGCTGG GCGCCTTCAT CTGCAAGTTT ATACACTACT TCTTCACCGT GTCCATGCTG 360 GTGAGCATCT TCACCCTGGC CGCGATGTCT GTGGATCGCT ACGTGGCCAT TGTGCACTCG 420 CGGCGCTCCT CCTCCCTCAG GGTGTCCCGC AACGCACTGC TGGGCGTGGG CTTCATCTGG 480 GCGCTGTCCA TCGCCATGGC CTCGCCGGTG GCCTACCACC AGCGTCTTTT CCATCGGGAC 540 AGCAACCAGA CCTTCTGCTG GGAGCAGTGG CCCAACAAGC TCCACAAGAA GGCTTACGTG 600 GTGTGCACTT TCGTCTTTGG GTACCTTCTG CCCTTACTGC TCATCTGCTT TTGCTATGCC 660 AAGGTCCTTA ATCATCTGCA TAAAAAGCTG AAAAACATGT CAAAAAAGTC TGAAGCATCC 720 AAGAAAAAGA CTGCACAGAC CGTCCTGGTG GTCGTTGTAG TATTTGGCAT ATCCTGGCTG 780 CCCCATCATG TCGTCCACCT CTGGGCTGAG TTTGGAGCCT TCCCACTGAC GCCAGCTTCC 840 TTCTTCTTCA GAATCACCGC CCATTGCCTG GCATACAGCA ACTCCTCAGT GAACCCCATC 900 ATATATGCCT TTCTCTCAGA AAACTTCCGG AAGGCGTACA AGCAAGTGTT CAAGTGTCAT 960 GTTTGCGATG AATCTCCACG CAGTGAAACT AAGGAAAACA AGAGCCGGAT GGACACCCCG 1020 CCATCCACCA ACTGCACCCA CGTG 1044
【0233】
【配列番号:5】 配列の長さ:349 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Met Glu Leu Ala Val Gly Asn Leu Ser Glu Gly Asn Ala Ser Trp Pro 1 5 10 15 Glu Pro Pro Ala Pro Glu Pro Gly Pro Leu Phe Gly Ile Gly Val Glu 20 25 30 Asn Phe Val Thr Leu Val Val Phe Gly Leu Ile Phe Ala Leu Gly Val 35 40 45 Leu Gly Asn Ser Leu Val Ile Thr Val Leu Ala Arg Ser Lys Pro Gly 50 55 60 Lys Pro Arg Ser Thr Thr Asn Leu Phe Ile Leu Asn Leu Ser Ile Ala 65 70 75 80 Asp Leu Ala Tyr Leu Leu Phe Cys Ile Pro Phe Gln Ala Thr Val Tyr 85 90 95 Ala Leu Pro Thr Trp Val Leu Gly Ala Phe Ile Cys Lys Phe Ile His 100 105 110 Tyr Phe Phe Thr Val Ser Met Leu Val Ser Ile Phe Thr Leu Ala Ala 115 120 125 Met Ser Val Asp Arg Tyr Val Ala Ile Val His Ser Arg Arg Ser Ser 130 135 140 Ser Leu Arg Val Ser Arg Asn Ala Leu Leu Gly Val Gly Cys Ile Trp 145 150 155 160 Ala Leu Ser Ile Ala Met Ala Ser Pro Val Ala Tyr His Gln Gly Leu 165 170 175 Phe His Pro Arg Ala Ser Asn Gln Thr Phe Cys Trp Glu Gln Trp Pro 180 185 190 Asp Pro Arg His Lys Lys Ala Tyr Val Val Cys Thr Phe Val Phe Gly 195 200 205 Tyr Leu Leu Pro Leu Leu Leu Ile Cys Phe Cys Tyr Ala Lys Val Leu 210 215 220 Asn His Leu His Lys Lys Leu Lys Asn Met Ser Lys Lys Ser Glu Ala 225 230 235 240 Ser Lys Lys Lys Thr Ala Gln Thr Val Leu Val Val Val Val Val Phe 245 250 255 Gly Ile Ser Trp Leu Pro His His Ile Ile His Leu Trp Ala Glu Phe 260 265 270 Gly Val Phe Pro Leu Thr Pro Ala Ser Phe Leu Phe Arg Ile Thr Ala 275 280 285 His Cys Leu Ala Tyr Ser Asn Ser Ser Val Asn Pro Ile Ile Tyr Ala 290 295 300 Phe Leu Ser Glu Asn Phe Arg Lys Ala Tyr Lys Gln Val Phe Lys Cys 305 310 315 320 His Ile Arg Lys Asp Ser His Leu Ser Asp Thr Lys Glu Asn Lys Ser 325 330 335 Arg Ile Asp Thr Pro Pro Ser Thr Asn Cys Thr His Val 340 345
【0234】
【配列番号:6】 配列の長さ:1047 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 ATGGAGCTGG CGGTCGGGAA CCTCAGCGAG GGCAACGCGA GCTGGCCGGA GCCCCCCGCC 60 CCGGAGCCCG GGCCGCTGTT CGGCATCGGC GTGGAGAACT TCGTCACGCT GGTGGTGTTC 120 GGCCTGATCT TCGCGCTGGG CGTGCTGGGC AACAGCCTAG TGATCACCGT GCTGGCGCGC 180 AGCAAGCCGG GCAAGCCGCG GAGCACCACC AACCTGTTCA TCCTCAACCT GAGCATCGCC 240 GACCTGGCCT ACCTGCTCTT CTGCATCCCC TTCCAGGCCA CCGTGTACGC GCTGCCCACC 300 TGGGTGCTGG GCGCCTTCAT CTGCAAGTTC ATCCACTACT TCTTCACCGT GTCCATGCTG 360 GTGAGCATCT TCACCCTGGC CGCGATGTCC GTGGACCGCT ACGTGGCCAT CGTGCACTCG 420 CGGCGCTCCT CCTCCCTCAG GGTGTCCCGC AACGCGCTGC TGGGCGTGGG CTGCATCTGG 480 GCGCTGTCCA TTGCCATGGC CTCGCCCGTG GCCTACCACC AGGGCCTCTT CCACCCGCGC 540 GCCAGCAACC AGACCTTCTG CTGGGAGCAG TGGCCCGACC CTCGCCACAA GAAGGCCTAC 600 GTGGTGTGCA CCTTCGTCTT CGGCTACCTG CTGCCGCTCC TGCTCATCTG CTTCTGCTAT 660 GCCAAGGTCC TTAATCACTT GCATAAAAAG TTGAAGAACA TGTCAAAGAA GTCTGAAGCA 720 TCCAAGAAAA AGACTGCACA GACAGTTCTG GTGGTGGTTG TGGTGTTTGG AATCTCCTGG 780 CTGCCGCACC ACATCATCCA TCTCTGGGCT GAGTTTGGAG TTTTCCCGCT GACGCCGGCT 840 TCCTTCCTCT TCAGAATCAC CGCCCACTGC CTGGCGTACA GCAATTCCTC CGTGAATCCT 900 ATCATTTATG CATTTCTCTC TGAAAATTTC AGGAAGGCCT ATAAACAAGT GTTCAAGTGT 960 CACATTCGCA AAGATTCACA CCTGAGTGAT ACTAAAGAAA ATAAAAGTCG AATAGACACC 1020 CCACCATCAA CCAATTGTAC TCATGTG 1047
【0235】
【配列番号:7】 配列の長さ:25 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴:NはA、C、GまたはTを示す。 配列 CGTGGSCMTS STGGGCAACN YCCTG 25
【0236】
【配列番号:8】 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列の特徴:NはA、C、GまたはTを示す。 配列 GTNGWRRGGC ANCCAGCAGA KGGCAAA 27
【0237】
【配列番号:9】 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 TCCGTGGACC GCTACGTGGC CATCGTG 27
【0238】
【配列番号:10】 配列の長さ:33 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列 GACTTATCAC ACATGAGTAC AATTGGTTGA TGG 33
【図1】マウス膵臓β細胞株MIN6よりPCR増幅に
よって得た新規レセプター蛋白質cDNAクローンp3
H2−34の部分塩基配列とそれにコードされるアミノ
酸配列を示す。下線部分はPCR増幅に用いた合成プラ
イマーに相当する。
よって得た新規レセプター蛋白質cDNAクローンp3
H2−34の部分塩基配列とそれにコードされるアミノ
酸配列を示す。下線部分はPCR増幅に用いた合成プラ
イマーに相当する。
【図2】図1に示したアミノ酸配列をもとに作成した疎
水性プロットを示す。縦軸は疎水性のインデックスを示
し、横軸はアミノ酸数を示す。図中の番号3〜6は、疎
水性ドメインの存在を示す。
水性プロットを示す。縦軸は疎水性のインデックスを示
し、横軸はアミノ酸数を示す。図中の番号3〜6は、疎
水性ドメインの存在を示す。
【図3】p3H2−34にコードされる新規レセプター
蛋白質の部分アミノ酸配列と、ヒトソマトスタチンレセ
プターサブタイプ4蛋白質(JN0605)、ヒトソマ
トスタチンレセプターサブタイプ2蛋白質(B4179
5)およびラット由来リガンド不明レセプター蛋白質
(A39297)の部分アミノ酸配列とを比較した図で
ある。黒塗りの部分は一致しているアミノ酸残基を表わ
す。
蛋白質の部分アミノ酸配列と、ヒトソマトスタチンレセ
プターサブタイプ4蛋白質(JN0605)、ヒトソマ
トスタチンレセプターサブタイプ2蛋白質(B4179
5)およびラット由来リガンド不明レセプター蛋白質
(A39297)の部分アミノ酸配列とを比較した図で
ある。黒塗りの部分は一致しているアミノ酸残基を表わ
す。
【図4】p3H2−34に挿入されているcDNAをプ
ローブとしてクローニングされたマウス由来ガラニンレ
セプター蛋白質cDNAクローンpMGR20の塩基配
列とそれにコードされるアミノ酸配列を示す。
ローブとしてクローニングされたマウス由来ガラニンレ
セプター蛋白質cDNAクローンpMGR20の塩基配
列とそれにコードされるアミノ酸配列を示す。
【図5】図4に示したアミノ酸配列をもとに作成した疎
水性プロットを示す。縦軸は疎水性のインデックスを示
し、横軸はアミノ酸数を示す。図中の番号1〜7は、疎
水性ドメインの存在を示す。
水性プロットを示す。縦軸は疎水性のインデックスを示
し、横軸はアミノ酸数を示す。図中の番号1〜7は、疎
水性ドメインの存在を示す。
【図6】pMGR20にコードされるマウス由来ガラニ
ンレセプター蛋白質のアミノ酸配列(MOUSEGAL
RECE)と、ヒト由来ガラニンレセプター蛋白質のア
ミノ酸配列(HUMAGALAMI)とを比較した図で
ある。黒塗りの部分は一致しているアミノ酸残基を表わ
す。
ンレセプター蛋白質のアミノ酸配列(MOUSEGAL
RECE)と、ヒト由来ガラニンレセプター蛋白質のア
ミノ酸配列(HUMAGALAMI)とを比較した図で
ある。黒塗りの部分は一致しているアミノ酸残基を表わ
す。
【図7】MIN6細胞に対する標識ガラニンの結合量
(PMB)を標準ブタ型ガラニン、ラット型ガラニン、
ガラニン(1−16)部分ペプチドまたはガラニンレセ
プターアンタゴニスト(ガランタイド)の濃度に対して
プロットした結果を示す。
(PMB)を標準ブタ型ガラニン、ラット型ガラニン、
ガラニン(1−16)部分ペプチドまたはガラニンレセ
プターアンタゴニスト(ガランタイド)の濃度に対して
プロットした結果を示す。
【図8】ガラニン量に対するMIN6細胞からのインス
リン分泌量をプロットした結果を示す。
リン分泌量をプロットした結果を示す。
【図9】ガラニン量に対するMIN6細胞からのインス
リン分泌量をプロットした結果を示す。
リン分泌量をプロットした結果を示す。
【図10】ガラニン量に対するMIN6細胞内cAMP
量をプロットした結果を示した。
量をプロットした結果を示した。
【図11】実施例11で得られた本発明のヒト・ガラニ
ンレセプター蛋白質をコードするDNAの塩基配列およ
びそれから推定されるアミノ酸配列(第1番目〜第13
5番目)を示す。
ンレセプター蛋白質をコードするDNAの塩基配列およ
びそれから推定されるアミノ酸配列(第1番目〜第13
5番目)を示す。
【図12】実施例11で得られた本発明のヒト・ガラニ
ンレセプター蛋白質をコードするDNAの塩基配列およ
びそれから推定されるアミノ酸配列(第136番目〜第
349番目)を示す。
ンレセプター蛋白質をコードするDNAの塩基配列およ
びそれから推定されるアミノ酸配列(第136番目〜第
349番目)を示す。
【図13】実施例12で得られたヒト・ガラニンレセプ
ター蛋白質cDNAを保持する発現プラスミドpTS8
63の構築図を示す。発現プラスミドpTS863の斜
線部分は、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質をコードす
るcDNAを示し、DHFRはdhfr遺伝子を示し、
Ampr はアンピシリン耐性遺伝子を示し、SRαprom
oter はSRαプロモーターを示す。
ター蛋白質cDNAを保持する発現プラスミドpTS8
63の構築図を示す。発現プラスミドpTS863の斜
線部分は、ヒト・ガラニンレセプター蛋白質をコードす
るcDNAを示し、DHFRはdhfr遺伝子を示し、
Ampr はアンピシリン耐性遺伝子を示し、SRαprom
oter はSRαプロモーターを示す。
【図14】マウス組織、Neuro−2a及びMIN6
細胞から得られた各poly(A)+ RNAとp3H2
−34との間のノーザンブロッティング解析の結果を示
すもので、電気泳動の写真である。poly(A)+ R
NA(5μg/レーン)はグリオキザールで処理して変
性後1.2%アガロースゲル上で電気泳動処理した。R
NAをニトロセルロースフィルター上にトランスファー
して、32Pで標識されたcDNAインサート、p3H2
−34をプローブとしてハイブリダイゼーション処理し
た。レーン1:Neuro−2a細胞;レーン2:MI
N6細胞;レーン3:小腸平滑筋;レーン4:睾丸;レ
ーン5:膵臓;レーン6:腎臓;レーン7:肝臓;レー
ン8:心臓;レーン9:肺;レーン10:脾臓;レーン
11:胸腺;レーン12:脳矢印は分子量マーカーの位
置を示す。
細胞から得られた各poly(A)+ RNAとp3H2
−34との間のノーザンブロッティング解析の結果を示
すもので、電気泳動の写真である。poly(A)+ R
NA(5μg/レーン)はグリオキザールで処理して変
性後1.2%アガロースゲル上で電気泳動処理した。R
NAをニトロセルロースフィルター上にトランスファー
して、32Pで標識されたcDNAインサート、p3H2
−34をプローブとしてハイブリダイゼーション処理し
た。レーン1:Neuro−2a細胞;レーン2:MI
N6細胞;レーン3:小腸平滑筋;レーン4:睾丸;レ
ーン5:膵臓;レーン6:腎臓;レーン7:肝臓;レー
ン8:心臓;レーン9:肺;レーン10:脾臓;レーン
11:胸腺;レーン12:脳矢印は分子量マーカーの位
置を示す。
【図15】マウスガラニンレセプターcDNAで形質転
換されたCHO細胞とマウスガラニンレセプターcDN
Aを持たないもので形質転換されたCHO細胞に対する
[125I]ブタ型ガラニンの結合活性を比較した結果を
示すものである。全長の翻訳枠で形質転換されたCHO
−MGR20細胞及び模擬的に形質転換されたCHO細
胞(MOCK)は[ 125I]ガラニン(最終濃度100
pM)で37℃で1時間、標識されていないブタ型ガラ
ニン(1μMの最終濃度)の存在下(黒塗りの柱)ある
いはその非存在下(白塗りの柱)にインキュベーション
処理した。結合した[ 125I]ガラニンの量は洗った後
細胞上に残っている放射活性の百分率として示した。3
つをセットとしてアッセイの平均値±S.E.M.とし
て値は示されている。
換されたCHO細胞とマウスガラニンレセプターcDN
Aを持たないもので形質転換されたCHO細胞に対する
[125I]ブタ型ガラニンの結合活性を比較した結果を
示すものである。全長の翻訳枠で形質転換されたCHO
−MGR20細胞及び模擬的に形質転換されたCHO細
胞(MOCK)は[ 125I]ガラニン(最終濃度100
pM)で37℃で1時間、標識されていないブタ型ガラ
ニン(1μMの最終濃度)の存在下(黒塗りの柱)ある
いはその非存在下(白塗りの柱)にインキュベーション
処理した。結合した[ 125I]ガラニンの量は洗った後
細胞上に残っている放射活性の百分率として示した。3
つをセットとしてアッセイの平均値±S.E.M.とし
て値は示されている。
【図16】マウスガラニンレセプターとヒトガラニンレ
セプターとの一次構造を比較して示したものである。一
致した残基は垂直の点線で示されている。予測される膜
貫通領域I−VIIは四角で囲んで示されている。
セプターとの一次構造を比較して示したものである。一
致した残基は垂直の点線で示されている。予測される膜
貫通領域I−VIIは四角で囲んで示されている。
【図17】マウスガラニンレセプターcDNAで形質転
換されたCHO細胞から得られた細胞膜分画に結合する
[ 125I]ガラニンのScatchard解析の結果を
示す。細胞膜分画(1μgの蛋白質)を[ 125I]ブタ
型ガラニンと75分間25℃でインキュベーション処理
した。3つをセットとしたアッセイにおける代表例を1
つだけ結果として示してある。それぞれの記号は平均値
±S.E.M.を示す。Kd及びBmax値はそれぞれ
45pM及び5pmol/mg蛋白質であった。Bは、
[ 125I]ガラニン結合したもの(pmol/mg蛋白
質)を示し、B/Fは遊離のものに対する結合したもの
の比(pmol/m蛋白質・nM)を示す。
換されたCHO細胞から得られた細胞膜分画に結合する
[ 125I]ガラニンのScatchard解析の結果を
示す。細胞膜分画(1μgの蛋白質)を[ 125I]ブタ
型ガラニンと75分間25℃でインキュベーション処理
した。3つをセットとしたアッセイにおける代表例を1
つだけ結果として示してある。それぞれの記号は平均値
±S.E.M.を示す。Kd及びBmax値はそれぞれ
45pM及び5pmol/mg蛋白質であった。Bは、
[ 125I]ガラニン結合したもの(pmol/mg蛋白
質)を示し、B/Fは遊離のものに対する結合したもの
の比(pmol/m蛋白質・nM)を示す。
【図18】マウスガラニンレセプターに対する[
125I]ブタ型ガラニンの競合結合アッセイの結果を示
すものである。[ 125I]ブタ型ガラニン(最終濃度1
00pM)の結合に対する競合反応を標識してないブタ
型ガラニン(△)、ラットガラニン(●)、ヒトガラニ
ン(■)、ガラニン−(1−16)(○)及びM15
(▲)に関して調べた。細胞膜分画(1μgの蛋白質)
は、75分間25℃で該リガンドとインキュベーション
処理した。結合した[ 25I]ガラニンの量をコントロ
ールに対する百分率として表わした。各記号は、3つを
セットとしたアッセイの平均値±S.E.M.を表わ
す。ブタ型ガラニンでのIC50は0.25±0.03
M,ラットガラニンのIC50は0.25±0.01n
M,ヒトガラニンのIC50は0.43±0.03nM,
M15のIC50は0.83±0.01nMで、ガラニン
−(1−16)のIC50は3.6±0.04nMであっ
た。
125I]ブタ型ガラニンの競合結合アッセイの結果を示
すものである。[ 125I]ブタ型ガラニン(最終濃度1
00pM)の結合に対する競合反応を標識してないブタ
型ガラニン(△)、ラットガラニン(●)、ヒトガラニ
ン(■)、ガラニン−(1−16)(○)及びM15
(▲)に関して調べた。細胞膜分画(1μgの蛋白質)
は、75分間25℃で該リガンドとインキュベーション
処理した。結合した[ 25I]ガラニンの量をコントロ
ールに対する百分率として表わした。各記号は、3つを
セットとしたアッセイの平均値±S.E.M.を表わ
す。ブタ型ガラニンでのIC50は0.25±0.03
M,ラットガラニンのIC50は0.25±0.01n
M,ヒトガラニンのIC50は0.43±0.03nM,
M15のIC50は0.83±0.01nMで、ガラニン
−(1−16)のIC50は3.6±0.04nMであっ
た。
【図19】フォスコリン刺激されたcAMP産生のガラ
ニンレセプターで仲介された阻止反応の結果を示すもの
である。MGR20で形質転換されたCHO細胞(CH
O−MGR20)及び模擬的に形質転換されたCHO細
胞(MOCK)をフォスコリン(10μM)及びブタ型
ガラニン(0.1μM)と共に37℃で30分間インキ
ュベーション処理した。反応は該細胞を氷冷エタノール
で抽出することにより停止せしめた。細胞内cAMPの
量をEIAで定量した。3つをセットとしたアッセイの
平均値±S.E.M.を示してある。
ニンレセプターで仲介された阻止反応の結果を示すもの
である。MGR20で形質転換されたCHO細胞(CH
O−MGR20)及び模擬的に形質転換されたCHO細
胞(MOCK)をフォスコリン(10μM)及びブタ型
ガラニン(0.1μM)と共に37℃で30分間インキ
ュベーション処理した。反応は該細胞を氷冷エタノール
で抽出することにより停止せしめた。細胞内cAMPの
量をEIAで定量した。3つをセットとしたアッセイの
平均値±S.E.M.を示してある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 33/566 9162−4B C12N 15/00 ZNAA // A61K 38/00 AAM A61K 37/02 AAM ACL ACL ADP ADP (C12P 21/02 C12R 1:91) (72)発明者 大瀧 徹也 茨城県つくば市春日1丁目7番地の9 武 田春日ハイツ802号 (72)発明者 細谷 昌樹 茨城県土浦市板谷1丁目711番地の83 (72)発明者 大儀 和宏 茨城県つくば市梅園2丁目16番地1号 ル ン・ビーニ梅園206号 (72)発明者 音田 治夫 茨城県土浦市下高津4丁目5番26号
Claims (10)
- 【請求項1】 配列番号:1、配列番号:2又は配列番
号:5で表わされるアミノ酸配列と実質的に同一のアミ
ノ酸配列を含有することを特徴とするガラニンレセプタ
ー蛋白質またはその塩。 - 【請求項2】 形質転換体CHO細胞により産生された
請求項1記載のガラニンレセプター蛋白質。 - 【請求項3】 請求項1記載のガラニンレセプター蛋白
質をコードする塩基配列を有するDNAを含有するDN
A。 - 【請求項4】 請求項3記載のDNAを含有することを
特徴とするベクター。 - 【請求項5】 請求項4記載のベクターを保持する形質
転換体。 - 【請求項6】 宿主細胞がCHO細胞であることを特徴
とする請求項5記載の形質転換体。 - 【請求項7】 請求項5記載の形質転換体を培養し、ガ
ラニンレセプター蛋白質またはその塩を生成せしめるこ
とを特徴とする請求項1記載のガラニンレセプター蛋白
質またはその塩の製造方法。 - 【請求項8】 (i)請求項1記載のガラニンレセプタ
ー蛋白質もしくはその塩またはその部分ペプチドもしく
はその塩に、ガラニンを接触させた場合と(ii)請求項
1記載のガラニンレセプター蛋白質もしくはその塩また
はその部分ペプチドもしくはその塩に、ガラニンおよび
試験試料を接触させた場合との比較を行なうことを特徴
とするガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニ
ストのスクリーニング方法。 - 【請求項9】 請求項1記載のガラニンレセプター蛋白
質もしくはその塩またはその部分ペプチドもしくはその
塩を含有することを特徴とするガラニンレセプターアゴ
ニストまたはアンタゴニストのスクリーニング用キッ
ト。 - 【請求項10】 請求項8記載のスクリーニング方法ま
たは請求項9記載のスクリーニング用キットを用いて得
られるガラニンレセプターアゴニストまたはアンタゴニ
スト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7289215A JPH0948800A (ja) | 1994-10-13 | 1995-10-12 | ガラニンレセプター蛋白質、その製造法および用途 |
Applications Claiming Priority (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24759994 | 1994-10-13 | ||
| JP32661094 | 1994-12-28 | ||
| JP6-247599 | 1995-05-31 | ||
| JP6-326610 | 1995-05-31 | ||
| JP13441295 | 1995-05-31 | ||
| JP7-134412 | 1995-05-31 | ||
| JP7289215A JPH0948800A (ja) | 1994-10-13 | 1995-10-12 | ガラニンレセプター蛋白質、その製造法および用途 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0948800A true JPH0948800A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=27471827
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7289215A Withdrawn JPH0948800A (ja) | 1994-10-13 | 1995-10-12 | ガラニンレセプター蛋白質、その製造法および用途 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0948800A (ja) |
-
1995
- 1995-10-12 JP JP7289215A patent/JPH0948800A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A761 | Written withdrawal of application |
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