JPH0948953A - 加熱接着方法及び装置 - Google Patents
加熱接着方法及び装置Info
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- JPH0948953A JPH0948953A JP7199618A JP19961895A JPH0948953A JP H0948953 A JPH0948953 A JP H0948953A JP 7199618 A JP7199618 A JP 7199618A JP 19961895 A JP19961895 A JP 19961895A JP H0948953 A JPH0948953 A JP H0948953A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 2つの部材を接着剤を介して重ね合わせて加
熱加圧して接着するに際し、均一で効率的な加熱が可能
であると同時に、複数組の部材を連続的に接着すること
ができ、接着精度及び接着コストに優れる加熱接着方法
及びそれに用いられる加熱接着装置を提供する。 【解決手段】 少なくとも2つの部材を接着剤を介して
積層した積層体を加圧、加熱し、接着剤で少なくとも2
つの部材を接着する加熱接着方法において、加熱された
加熱ロールのロール外周に配置された積層体ホルダーで
積層体を保持し、積層体の少なくとも一方の部材を積層
体ホルダーに接触させて加熱ロールから該一方の部材に
伝導する熱で積層体を加熱した状態で積層体を加圧する
ことを特徴とする加熱接着方法。
熱加圧して接着するに際し、均一で効率的な加熱が可能
であると同時に、複数組の部材を連続的に接着すること
ができ、接着精度及び接着コストに優れる加熱接着方法
及びそれに用いられる加熱接着装置を提供する。 【解決手段】 少なくとも2つの部材を接着剤を介して
積層した積層体を加圧、加熱し、接着剤で少なくとも2
つの部材を接着する加熱接着方法において、加熱された
加熱ロールのロール外周に配置された積層体ホルダーで
積層体を保持し、積層体の少なくとも一方の部材を積層
体ホルダーに接触させて加熱ロールから該一方の部材に
伝導する熱で積層体を加熱した状態で積層体を加圧する
ことを特徴とする加熱接着方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱接着方法及び
それに用いられる加熱接着装置に関する。更に詳しく
は、2つの部材を接着剤を介して重ね合わせて加熱加圧
して接着するに際し、均一で効率的な加熱が可能である
と同時に、複数組の部材を連続的に接着することがで
き、接着精度及び接着コストに優れる加熱接着方法及び
それに用いられる加熱接着装置に関する。
それに用いられる加熱接着装置に関する。更に詳しく
は、2つの部材を接着剤を介して重ね合わせて加熱加圧
して接着するに際し、均一で効率的な加熱が可能である
と同時に、複数組の部材を連続的に接着することがで
き、接着精度及び接着コストに優れる加熱接着方法及び
それに用いられる加熱接着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、接着する2つの部材を接着剤で
接着する方法としては、両部材を接着剤を介して重ね合
わせて治具で加圧一体化させ、加圧一体化させた状態の
ままトンネル形の加熱炉を通過させて、加熱炉の内部で
接着剤を加熱溶融又は熱硬化させて両部材を接着する加
熱接着方法が行われている。
接着する方法としては、両部材を接着剤を介して重ね合
わせて治具で加圧一体化させ、加圧一体化させた状態の
ままトンネル形の加熱炉を通過させて、加熱炉の内部で
接着剤を加熱溶融又は熱硬化させて両部材を接着する加
熱接着方法が行われている。
【0003】例えば、ドラムブレーキに用いられるブレ
ーキシューアッセンブリの製造方法においては、ブレー
キシュー本体とライニングとを接着剤を用いて接着する
作業は、熱硬化性接着剤を塗布乾燥したブレーキシュー
本体とライニングとを加圧治具にセットして、加熱硬化
炉で熱風加熱して熱硬化性接着剤を硬化させることによ
り行われている。
ーキシューアッセンブリの製造方法においては、ブレー
キシュー本体とライニングとを接着剤を用いて接着する
作業は、熱硬化性接着剤を塗布乾燥したブレーキシュー
本体とライニングとを加圧治具にセットして、加熱硬化
炉で熱風加熱して熱硬化性接着剤を硬化させることによ
り行われている。
【0004】しかしながら、熱風加熱による熱硬化性接
着剤の硬化は、伝熱効率が悪いため迅速硬化が行いにく
く、また治具、搬送装置、炉壁等の不要部分も加熱する
ことになるので、接着剤塗布部を効率的に加熱できない
という問題点があった。かかる問題点を解消し、設備の
小型化、加熱処理の迅速化を達成する手段として、特開
昭61−153026号公報に、高周波誘導加熱法を用
いる方法が提案されている。この方法によれば、加熱処
理の迅速化は図れるものの、この方法はうず電流による
間接加熱のため加熱効率が低いという問題点がある。ま
た、形状の複雑なブレーキシュー本体を均一に加熱する
ためには、コイルの形状や設備が複雑になるという問題
点がある。
着剤の硬化は、伝熱効率が悪いため迅速硬化が行いにく
く、また治具、搬送装置、炉壁等の不要部分も加熱する
ことになるので、接着剤塗布部を効率的に加熱できない
という問題点があった。かかる問題点を解消し、設備の
小型化、加熱処理の迅速化を達成する手段として、特開
昭61−153026号公報に、高周波誘導加熱法を用
いる方法が提案されている。この方法によれば、加熱処
理の迅速化は図れるものの、この方法はうず電流による
間接加熱のため加熱効率が低いという問題点がある。ま
た、形状の複雑なブレーキシュー本体を均一に加熱する
ためには、コイルの形状や設備が複雑になるという問題
点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ブレーキシ
ュー本体のシューリムとライニングとの接着等、接着剤
を用いての加熱加圧による接着を迅速に行うことができ
るとともに、加熱効率がよく、簡単な設備で複数の接着
物を連続的に製造することも可能な加熱接着方法及びそ
れに用いられる加熱接着装置を提供しようとするもので
ある。
ュー本体のシューリムとライニングとの接着等、接着剤
を用いての加熱加圧による接着を迅速に行うことができ
るとともに、加熱効率がよく、簡単な設備で複数の接着
物を連続的に製造することも可能な加熱接着方法及びそ
れに用いられる加熱接着装置を提供しようとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記課題を
解決するために鋭意研究を重ねた結果、加熱の熱源とし
て表面に積層体ホルダーを配置した加熱ロールを用い、
接着するべき積層体を積層体ホルダーに面接触させて保
持して加熱ロールからの熱伝導によって加熱することに
より、均一で効率的な加熱が可能であることを見いだし
た。また、加熱ロールに複数の積層体ホルダーを配置
し、各積層体ホルダーで複数の積層体を保持して加熱ロ
ールを回転させることにより、複数の積層体を連続的に
接着することも可能であることを見いだした。これらの
知見に基づき、本発明者らは本発明を完成するに至っ
た。
解決するために鋭意研究を重ねた結果、加熱の熱源とし
て表面に積層体ホルダーを配置した加熱ロールを用い、
接着するべき積層体を積層体ホルダーに面接触させて保
持して加熱ロールからの熱伝導によって加熱することに
より、均一で効率的な加熱が可能であることを見いだし
た。また、加熱ロールに複数の積層体ホルダーを配置
し、各積層体ホルダーで複数の積層体を保持して加熱ロ
ールを回転させることにより、複数の積層体を連続的に
接着することも可能であることを見いだした。これらの
知見に基づき、本発明者らは本発明を完成するに至っ
た。
【0007】即ち、本発明は、少なくとも2つの部材を
接着剤を介して積層した積層体を加圧、加熱し、接着剤
で少なくとも2つの部材を接着する加熱接着方法におい
て、加熱された加熱ロールのロール外周に配置された積
層体ホルダーで積層体を保持し、積層体の少なくとも一
方の部材を積層体ホルダーに接触させて加熱ロールから
該一方の部材に伝導する熱で積層体を加熱した状態で積
層体を加圧することを特徴とする加熱接着方法を提供す
るものである。
接着剤を介して積層した積層体を加圧、加熱し、接着剤
で少なくとも2つの部材を接着する加熱接着方法におい
て、加熱された加熱ロールのロール外周に配置された積
層体ホルダーで積層体を保持し、積層体の少なくとも一
方の部材を積層体ホルダーに接触させて加熱ロールから
該一方の部材に伝導する熱で積層体を加熱した状態で積
層体を加圧することを特徴とする加熱接着方法を提供す
るものである。
【0008】また、本発明は、上記加熱接着方法に好適
に用いられる装置として、加熱ロール、加熱ロールのロ
ール外周に配置され、少なくとも2つの部材を接着剤を
介して積層した積層体をその少なくとも一方の部材と接
触して保持する積層体ホルダー、積層体ホルダーで保持
された積層体に近接して積層体を加圧し離間して積層体
への加圧を解除する加圧手段からなることを特徴とする
加熱接着装置を提供するものである。
に用いられる装置として、加熱ロール、加熱ロールのロ
ール外周に配置され、少なくとも2つの部材を接着剤を
介して積層した積層体をその少なくとも一方の部材と接
触して保持する積層体ホルダー、積層体ホルダーで保持
された積層体に近接して積層体を加圧し離間して積層体
への加圧を解除する加圧手段からなることを特徴とする
加熱接着装置を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の加熱接着方法及び加熱接
着装置において、加熱ロールの材質としては、熱伝導率
に優れる鉄、鋼、アルミニウム、アルミニウム合金等の
金属が好ましい。加熱ロールの加熱方法としては、加熱
ロール内に充填された熱媒を加熱する方法、スリップリ
ングを用いて加熱ロールに通電して加熱ロール自体を発
熱させる方法など、通常用いられ、ロールを均一に加熱
可能な方法であれば特に制限なく採用することができ
る。
着装置において、加熱ロールの材質としては、熱伝導率
に優れる鉄、鋼、アルミニウム、アルミニウム合金等の
金属が好ましい。加熱ロールの加熱方法としては、加熱
ロール内に充填された熱媒を加熱する方法、スリップリ
ングを用いて加熱ロールに通電して加熱ロール自体を発
熱させる方法など、通常用いられ、ロールを均一に加熱
可能な方法であれば特に制限なく採用することができ
る。
【0010】また、省エネルギー、温度均一性に優れる
という点から、ロールの芯部に誘導コイルを組み込み、
コイルに電圧を印加することによりロール円筒部自体を
誘導発熱させる方法が好適に採用される。例えば、ロー
ル外殻を形成するロールシェル、ロール内部に組み込ま
れたロール軸を軸とするコアとコイルからなる誘導コイ
ル、ロールシェル内に設けられ、気液二相の熱媒が封入
されたロールの軸方向に平行する複数の空洞を有し、コ
イルに電圧を印加することによりロール外殻が自己発熱
する加熱ロールが好適に採用される。この加熱ロールに
おいて気液二相の熱媒は、ロールシェル内の空洞中で蒸
発と凝縮のサイクルを絶えず繰り返しながら、ロール表
面の温度分布を均一化する役割を果たす。このような加
熱ロールの具体例としては、トクデン株式会社製の誘導
発熱ジャケットロール(商品名)が挙げられる。
という点から、ロールの芯部に誘導コイルを組み込み、
コイルに電圧を印加することによりロール円筒部自体を
誘導発熱させる方法が好適に採用される。例えば、ロー
ル外殻を形成するロールシェル、ロール内部に組み込ま
れたロール軸を軸とするコアとコイルからなる誘導コイ
ル、ロールシェル内に設けられ、気液二相の熱媒が封入
されたロールの軸方向に平行する複数の空洞を有し、コ
イルに電圧を印加することによりロール外殻が自己発熱
する加熱ロールが好適に採用される。この加熱ロールに
おいて気液二相の熱媒は、ロールシェル内の空洞中で蒸
発と凝縮のサイクルを絶えず繰り返しながら、ロール表
面の温度分布を均一化する役割を果たす。このような加
熱ロールの具体例としては、トクデン株式会社製の誘導
発熱ジャケットロール(商品名)が挙げられる。
【0011】積層体ホルダーの形状は、積層体の少なく
とも一方の部材を積層体ホルダーに接触させて保持でき
る形状であれば特に制限はなく、積層体の形状に応じて
設計可能である。積層体ホルダーの材質としては、積層
体ホルダーに接触している部材に加熱ロールから熱を伝
導する材質であれば特に制限はなく、通常は、鉄、鋼、
アルミニウム、アルミニウム合金等の金属が好適であ
る。
とも一方の部材を積層体ホルダーに接触させて保持でき
る形状であれば特に制限はなく、積層体の形状に応じて
設計可能である。積層体ホルダーの材質としては、積層
体ホルダーに接触している部材に加熱ロールから熱を伝
導する材質であれば特に制限はなく、通常は、鉄、鋼、
アルミニウム、アルミニウム合金等の金属が好適であ
る。
【0012】また、積層体ホルダーは積層体1つのみを
保持するものであってもよいし、複数の積層体を保持す
るものであってもよく、積層体の形状、大きさ、加熱ロ
ールの大きさ等に応じて適宜選択可能である。例えば、
複数の積層体を加熱ロールの長さ方向に並べて保持する
積層体ホルダーを、加熱ロールのロール円周方向に並列
に複数配置することにより、多数の積層体を同時に加熱
接着することができる。
保持するものであってもよいし、複数の積層体を保持す
るものであってもよく、積層体の形状、大きさ、加熱ロ
ールの大きさ等に応じて適宜選択可能である。例えば、
複数の積層体を加熱ロールの長さ方向に並べて保持する
積層体ホルダーを、加熱ロールのロール円周方向に並列
に複数配置することにより、多数の積層体を同時に加熱
接着することができる。
【0013】また、加熱ロールをロール軸を中心として
回転させ、積層体ホルダーが回転運動の一地点、例え
ば、回転運動の上部に位置した時点で積層体ホルダーに
積層体を保持して加熱及び加圧を開始し、回転運動の他
の地点、例えば回転運動の下端に位置した時点で加圧を
解除して積層体を積層体ホルダーから取り出す方式を採
用することにより、連続的に多数の積層体を接着するこ
とができる。
回転させ、積層体ホルダーが回転運動の一地点、例え
ば、回転運動の上部に位置した時点で積層体ホルダーに
積層体を保持して加熱及び加圧を開始し、回転運動の他
の地点、例えば回転運動の下端に位置した時点で加圧を
解除して積層体を積層体ホルダーから取り出す方式を採
用することにより、連続的に多数の積層体を接着するこ
とができる。
【0014】積層体ホルダーは、加熱ロールのロール外
殻に一体化されて形成されていてもよいし、あるいは、
加熱ロールとは別個に形成したものを加熱ロールのロー
ルの外周表面に底面を接触させて配置してもよいし、ロ
ールの外殻にはめ込んで配置してもよい。
殻に一体化されて形成されていてもよいし、あるいは、
加熱ロールとは別個に形成したものを加熱ロールのロー
ルの外周表面に底面を接触させて配置してもよいし、ロ
ールの外殻にはめ込んで配置してもよい。
【0015】加熱接着対象である積層体としては、伝熱
効率の点から、積層体ホルダーに保持する際に積層体ホ
ルダーに接触する部材が金属であるものが好ましい。接
着剤としては、特に制限はなく、部材の材質、接着後の
接着物の用途等に応じて、溶剤揮散型接着剤、熱硬化性
接着剤、ホットメルト型接着剤など、各種の接着剤から
適宜選択することができる。
効率の点から、積層体ホルダーに保持する際に積層体ホ
ルダーに接触する部材が金属であるものが好ましい。接
着剤としては、特に制限はなく、部材の材質、接着後の
接着物の用途等に応じて、溶剤揮散型接着剤、熱硬化性
接着剤、ホットメルト型接着剤など、各種の接着剤から
適宜選択することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の加熱接着方法及び加熱接着装
置を実施例に基づいて説明するが、本発明はこれに限定
されるものではない。
置を実施例に基づいて説明するが、本発明はこれに限定
されるものではない。
【0017】この実施例では、本発明の加熱接着方法及
び加熱接着装置により車両のドラムブレーキに使用され
るブレーキシューアッセンブリを製造する。
び加熱接着装置により車両のドラムブレーキに使用され
るブレーキシューアッセンブリを製造する。
【0018】図1は本発明の加熱接着装置の一実施例を
示す斜方説明図であり、図2は図1の一点鎖線楕円で囲
まれた部分の拡大図である。この実施例の対象とする積
層体1は、ブレーキシュー本体11のシューリム111
の外周面に熱硬化性接着剤114を介してライニング1
13を積層したものである。
示す斜方説明図であり、図2は図1の一点鎖線楕円で囲
まれた部分の拡大図である。この実施例の対象とする積
層体1は、ブレーキシュー本体11のシューリム111
の外周面に熱硬化性接着剤114を介してライニング1
13を積層したものである。
【0019】ブレーキシュー本体11は湾曲板状のシュ
ーリム111とシューリム111にT字型に溶接等で組
み付けたシューリブ112からなる。ブレーキシュー本
体11の材質は金属であり、例えばSPC鋼板が好適に
用いられるが、その他アルミニウム、アルミニウム合金
等も使用可能である。ライニング113はブレーキシュ
ーアッセンブリの摩擦面を構成するものであり、非金属
材からなる。ライニング113としては、例えば、石
綿、ガラス繊維等の短繊維を熱硬化性樹脂のバインダー
に混合して加圧、加熱して湾曲板状に成形したものなど
が用いられる。
ーリム111とシューリム111にT字型に溶接等で組
み付けたシューリブ112からなる。ブレーキシュー本
体11の材質は金属であり、例えばSPC鋼板が好適に
用いられるが、その他アルミニウム、アルミニウム合金
等も使用可能である。ライニング113はブレーキシュ
ーアッセンブリの摩擦面を構成するものであり、非金属
材からなる。ライニング113としては、例えば、石
綿、ガラス繊維等の短繊維を熱硬化性樹脂のバインダー
に混合して加圧、加熱して湾曲板状に成形したものなど
が用いられる。
【0020】ブレーキシュー本体11のシューリム11
1の外周面とライニング113の内面に予め接着剤11
4を塗布し、熱風乾燥などにより接着剤114を乾燥さ
せた後、シューリム111とライニング113を接着剤
114を介して積層し、積層体1とする。接着剤114
としては通常熱硬化性接着剤が用いられ、例えば、衝
撃、曲げ、剥離に対する抵抗力の強いフェノール樹脂系
やエポキシ樹脂系熱硬化性接着剤が好適に用いられる。
1の外周面とライニング113の内面に予め接着剤11
4を塗布し、熱風乾燥などにより接着剤114を乾燥さ
せた後、シューリム111とライニング113を接着剤
114を介して積層し、積層体1とする。接着剤114
としては通常熱硬化性接着剤が用いられ、例えば、衝
撃、曲げ、剥離に対する抵抗力の強いフェノール樹脂系
やエポキシ樹脂系熱硬化性接着剤が好適に用いられる。
【0021】図1及び図2に示す加熱接着装置は、加熱
ロール2、積層体ホルダー3及び加圧手段4を主要部と
して構成されている。
ロール2、積層体ホルダー3及び加圧手段4を主要部と
して構成されている。
【0022】積層体ホルダー3は加熱ロール2の長さ方
向に伸びる蒲鉾形の形状であり、加熱ロール2のロール
円周方向に並列に8つ配置されている。各積層体ホルダ
ー3は、複数の積層体1(図1及び図2では1組の積層
体のみが図示されている。)を加熱ロールの長さ方向に
並べて保持することができる。
向に伸びる蒲鉾形の形状であり、加熱ロール2のロール
円周方向に並列に8つ配置されている。各積層体ホルダ
ー3は、複数の積層体1(図1及び図2では1組の積層
体のみが図示されている。)を加熱ロールの長さ方向に
並べて保持することができる。
【0023】図3は図1の一点左遷楕円で囲まれた部分
において、積層体1を積層体ホルダー3に保持し、加圧
手段4で加圧している状態を示す拡大断面図である。積
層体ホルダー3には上部に積層体3を装着する装着部3
1が設けられている。装着部31は、積層体ホルダー3
の長さ方向へ複数個隣接して設けられてなるもので、積
層体1のブレーキシュー本体11のシューリム111の
裏面のほぼ全体が当接する湾曲形の当接面311と、シ
ューリブ112を挿入可能な細溝312からなる。
において、積層体1を積層体ホルダー3に保持し、加圧
手段4で加圧している状態を示す拡大断面図である。積
層体ホルダー3には上部に積層体3を装着する装着部3
1が設けられている。装着部31は、積層体ホルダー3
の長さ方向へ複数個隣接して設けられてなるもので、積
層体1のブレーキシュー本体11のシューリム111の
裏面のほぼ全体が当接する湾曲形の当接面311と、シ
ューリブ112を挿入可能な細溝312からなる。
【0024】加圧手段4は、積層体ホルダー3の装着部
31の当接面311に対応した湾曲型にバネ材等で形成
された加圧バンド41と、加圧バンド41を支持する加
圧バンドホルダー42を有する。加圧バンド41は、両
端が加圧バンドホルダー42で支持されて中央部分の加
圧領域がバネ弾性を備えている。なお、この加圧手段3
は、積層体ホルダー3の複数個の装着部31の全部に対
応した1個の構成とすることもできるし、積層体ホルダ
ー3の複数個の装着部31に個別に対応した複数個の構
成とすることもできる。図1では加圧手段4は1つの積
層体ホルダー3の上部のみに図示されているが、全ての
積層体ホルダー3に対応して配置されている。
31の当接面311に対応した湾曲型にバネ材等で形成
された加圧バンド41と、加圧バンド41を支持する加
圧バンドホルダー42を有する。加圧バンド41は、両
端が加圧バンドホルダー42で支持されて中央部分の加
圧領域がバネ弾性を備えている。なお、この加圧手段3
は、積層体ホルダー3の複数個の装着部31の全部に対
応した1個の構成とすることもできるし、積層体ホルダ
ー3の複数個の装着部31に個別に対応した複数個の構
成とすることもできる。図1では加圧手段4は1つの積
層体ホルダー3の上部のみに図示されているが、全ての
積層体ホルダー3に対応して配置されている。
【0025】加熱ロール2及び積層体ホルダー3には、
各々の温度を検出するセンサーを接続し、加圧時に積層
体ホルダー3の温度が接着に適した温度に保たれるよう
に加熱接着操作を管理することが好ましい。
各々の温度を検出するセンサーを接続し、加圧時に積層
体ホルダー3の温度が接着に適した温度に保たれるよう
に加熱接着操作を管理することが好ましい。
【0026】加熱ロール2の温度は、シューリム111
の材質により適宜選定されるが、熱伝導によりシューリ
ム111が通常220〜300℃に加熱される温度とす
ることが好ましい。
の材質により適宜選定されるが、熱伝導によりシューリ
ム111が通常220〜300℃に加熱される温度とす
ることが好ましい。
【0027】図1に示す加熱接着装置を用いることによ
り、同時に多数の積層体1を加熱接着することも可能で
あるし、また、連続操作も可能である。
り、同時に多数の積層体1を加熱接着することも可能で
あるし、また、連続操作も可能である。
【0028】例えば、図1に示す装置を加熱ロール2の
ロール軸が垂直になるように設置し、全ての積層体ホル
ダー3で積層体1を保持し、全ての積層体1を同時に加
圧して加熱接着することにより、回分式による複数の積
層体1の接着が可能である。また、図1に示す装置を加
熱ロール2のロール軸が水平になるように設置し、加熱
ロール2をロール軸を中心として回転させ、積層体ホル
ダー3が回転運動の上部に至った時点で積層体ホルダー
3を装着して加圧を開始し、回転運動の下部に至った時
点で加圧を解除して積層体1を取り出すことにより、連
続的に加熱接着を行うことも可能である。
ロール軸が垂直になるように設置し、全ての積層体ホル
ダー3で積層体1を保持し、全ての積層体1を同時に加
圧して加熱接着することにより、回分式による複数の積
層体1の接着が可能である。また、図1に示す装置を加
熱ロール2のロール軸が水平になるように設置し、加熱
ロール2をロール軸を中心として回転させ、積層体ホル
ダー3が回転運動の上部に至った時点で積層体ホルダー
3を装着して加圧を開始し、回転運動の下部に至った時
点で加圧を解除して積層体1を取り出すことにより、連
続的に加熱接着を行うことも可能である。
【0029】図4は、上記のロール軸を中心として回転
可能な加熱ロール2をロール軸に水平になるように設置
し、加熱接着装置を用いて複数の積層体を連続的に加熱
接着する様子を示す説明図であり、図1に示す装置の正
面図に該当する。図4に示す方法においては、まず、ブ
レーキシュー本体11のシューリム111の外周面とラ
イニング113の湾曲内面に予め熱硬化性接着剤を塗布
し、熱風乾燥炉で熱硬化性接着剤を乾燥しておく。シュ
ーリム111とライニング113とを乾燥した熱硬化性
接着剤を介して積層し、積層体1を用意する。
可能な加熱ロール2をロール軸に水平になるように設置
し、加熱接着装置を用いて複数の積層体を連続的に加熱
接着する様子を示す説明図であり、図1に示す装置の正
面図に該当する。図4に示す方法においては、まず、ブ
レーキシュー本体11のシューリム111の外周面とラ
イニング113の湾曲内面に予め熱硬化性接着剤を塗布
し、熱風乾燥炉で熱硬化性接着剤を乾燥しておく。シュ
ーリム111とライニング113とを乾燥した熱硬化性
接着剤を介して積層し、積層体1を用意する。
【0030】加熱ロール2を矢印の向きに回転させ、各
積層体ホルダー3に対応して配置された加圧手段4も、
加熱ロール2と同周期で回転させる。加熱ロール2の回
転につれて図4中Aで示される位置に至った積層体ホル
ダー3に、順次、積層体1のブレーキシュー本体11の
シューリブ112を積層体ホルダー3の細溝312に挿
入し、シューリム111の裏面のほぼ全面を積層体ホル
ダー3の当接面311に当接させることにより、積層体
1を積層体ホルダー3で保持する。積層体1の保持後、
加熱ロール2及び加圧手段4を同周期で回転させると共
に、加圧手段4を積層体ホルダー3で保持された積層体
1に近接させて積層体1を加圧する。このとき、加圧手
段4の加圧バンド41により、シューリム111とライ
ニング113は接合面全面にわたり接着剤(図示せず)
を介して均一に加圧係合される。このときの圧力は、通
常7kg/cm2以上、好ましくは7〜10kg/cm2
とすることが好ましい。加圧手段4による加圧は、加熱
ロール2の回転に伴って積層体ホルダー3が図中Bで示
される回転位置の下端に至るまで続ける。積層体ホルダ
ー3がB位置に至った時点で加圧手段4を積層体1から
離間させて加圧を解除し、接着を完了した積層体1を積
層体ホルダー3から取り出す。この間、シューリム11
1は加熱ロール2上の積層体ホルダー3からの熱伝導に
よって220〜300℃に加熱され、加熱時間3〜5分
で熱硬化性接着剤は硬化し、十分な接着強度を発揮する
ようになる。従って、加熱ロール2の回転周期は、積層
体1がA位置で積層体ホルダー3に保持され、B位置で
取り出されるまで、220〜300℃で3〜5分加熱さ
れるように設定される。
積層体ホルダー3に対応して配置された加圧手段4も、
加熱ロール2と同周期で回転させる。加熱ロール2の回
転につれて図4中Aで示される位置に至った積層体ホル
ダー3に、順次、積層体1のブレーキシュー本体11の
シューリブ112を積層体ホルダー3の細溝312に挿
入し、シューリム111の裏面のほぼ全面を積層体ホル
ダー3の当接面311に当接させることにより、積層体
1を積層体ホルダー3で保持する。積層体1の保持後、
加熱ロール2及び加圧手段4を同周期で回転させると共
に、加圧手段4を積層体ホルダー3で保持された積層体
1に近接させて積層体1を加圧する。このとき、加圧手
段4の加圧バンド41により、シューリム111とライ
ニング113は接合面全面にわたり接着剤(図示せず)
を介して均一に加圧係合される。このときの圧力は、通
常7kg/cm2以上、好ましくは7〜10kg/cm2
とすることが好ましい。加圧手段4による加圧は、加熱
ロール2の回転に伴って積層体ホルダー3が図中Bで示
される回転位置の下端に至るまで続ける。積層体ホルダ
ー3がB位置に至った時点で加圧手段4を積層体1から
離間させて加圧を解除し、接着を完了した積層体1を積
層体ホルダー3から取り出す。この間、シューリム11
1は加熱ロール2上の積層体ホルダー3からの熱伝導に
よって220〜300℃に加熱され、加熱時間3〜5分
で熱硬化性接着剤は硬化し、十分な接着強度を発揮する
ようになる。従って、加熱ロール2の回転周期は、積層
体1がA位置で積層体ホルダー3に保持され、B位置で
取り出されるまで、220〜300℃で3〜5分加熱さ
れるように設定される。
【0031】このような製造方法によれば、加熱ロール
からの接触による熱伝導によりシューリムが加熱される
ので、エネルギー効率が高く、しかも多数個のブレーキ
シューアッセンブリを同時にかつ連続的に製造すること
ができるため、生産性が高く、また、シューリムとライ
ニングの接着を均一、かつ極めて迅速に行うことがで
き、作業性に優れている。
からの接触による熱伝導によりシューリムが加熱される
ので、エネルギー効率が高く、しかも多数個のブレーキ
シューアッセンブリを同時にかつ連続的に製造すること
ができるため、生産性が高く、また、シューリムとライ
ニングの接着を均一、かつ極めて迅速に行うことがで
き、作業性に優れている。
【0032】
【発明の効果】本発明の加熱接着方法及び加熱接着装置
によれば、ブレーキシュー本体のシューリムとライニン
グとの接着等、接着剤を用いての加熱加圧による接着を
迅速に行うことができるとともに、加熱効率がよく、簡
単な設備で複数の接着物を連続的に製造することも可能
となる。
によれば、ブレーキシュー本体のシューリムとライニン
グとの接着等、接着剤を用いての加熱加圧による接着を
迅速に行うことができるとともに、加熱効率がよく、簡
単な設備で複数の接着物を連続的に製造することも可能
となる。
【図1】本発明の加熱接着装置の一態様を示す斜方説明
図である。
図である。
【図2】図1の一点鎖線楕円で囲まれた部分の拡大図で
ある。
ある。
【図3】図1の一点鎖線楕円で囲まれた部分の拡大正面
断面図である。
断面図である。
【図4】本発明の加熱接着方法の一態様を示す図であ
る。
る。
1 積層体 11 ブレーキシュー本体 111 シューリム 112 シューリブ 113 ライニング 114 接着剤 2 加熱ロール 3 積層体ホルダー 31 装着部 311 当接面 312 細溝 4 加圧手段 41 加圧バンド 42 加圧バンドホルダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:16
Claims (11)
- 【請求項1】 少なくとも2つの部材を接着剤を介して
積層した積層体を加圧、加熱し、接着剤で少なくとも2
つの部材を接着する加熱接着方法において、加熱された
加熱ロールのロール外周に配置された積層体ホルダーで
積層体を保持し、積層体の少なくとも一方の部材を積層
体ホルダーに接触させて加熱ロールから該一方の部材に
伝導する熱で積層体を加熱した状態で積層体を加圧する
ことを特徴とする加熱接着方法。 - 【請求項2】 複数の積層体を加熱ロールの長さ方向に
並べて積層体ホルダーで保持する請求項1記載の加熱接
着方法。 - 【請求項3】 複数の積層体を加熱ロールの長さ方向に
並べて保持する積層体ホルダーを、加熱ロールのロール
円周方向に並列に複数配置する請求項2記載の加熱接着
方法。 - 【請求項4】 加熱ロールをロール軸を中心として回転
させ、積層体ホルダーが回転運動の上部に位置した時点
で積層体を積層体ホルダーで保持し、次いで加圧を開始
し、該積層体ホルダーが回転運動の下端に位置した時点
で該積層体ホルダーに保持された積層体への加圧を停止
し、該複数の積層体を該積層体ホルダーから取り出す請
求項3記載の加熱接着方法。 - 【請求項5】 積層体がブレーキシュー本体のシューリ
ムの外周面に熱硬化性接着剤を介してライニングを積層
したものである請求項1〜4いずれか記載の加熱接着方
法。 - 【請求項6】 加熱ロール、加熱ロールのロール外周に
配置され、少なくとも2つの部材を接着剤を介在して積
層した積層体をその少なくとも一方の部材と接触して保
持する積層体ホルダー、積層体ホルダーで保持された積
層体に近接して積層体を加圧し離間して積層体への加圧
を解除する加圧手段からなることを特徴とする加熱接着
装置。 - 【請求項7】 積層体ホルダーが複数の積層体を加熱ロ
ールの長さ方向に並べて保持するものである請求項6記
載の加熱接着装置。 - 【請求項8】 複数の積層体を加熱ロールの長さ方向に
並べて保持する積層体ホルダーが、加熱ロールのロール
円周方向に並列に複数配置されており、複数の加圧手段
を有する請求項7記載の加熱接着装置。 - 【請求項9】 加熱ロールがロール軸を中心として回転
可能であり、加圧手段が加熱ロールと同周期で回転可能
である請求項6〜8いずれか記載の加熱接着装置。 - 【請求項10】 積層体がブレーキシュー本体のシュー
リムの外周面に熱硬化性接着剤を介してライニングを積
層したものであり、積層体ホルダーが、ブレーキシュー
本体のシューリムの裏面の少なくとも1部に密着可能な
湾曲した当接面と、シューリブを挿入可能な少なくとも
1つの細溝からなる装着部を有し、加圧手段が積層体ホ
ルダの装着部の当接面に対応した湾曲面を有する加圧バ
ンドと、加圧バンドを支持する加圧バンドホルダーを有
する請求項6〜9いずれか記載の加熱接着装置。 - 【請求項11】 加熱ロールが、ロール外殻を形成する
ロールシェル、ロール内部に組み込まれたロール軸を軸
とするコアとコイルからなる誘導コイル、ロールシェル
内に設けられ、気液二相の熱媒が封入されたロールの軸
方向に平行する複数の空洞を有し、コイルに電圧を印加
することによりロール外殻が自己発熱する請求項6〜1
0いずれか記載の加熱接着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7199618A JPH0948953A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 加熱接着方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7199618A JPH0948953A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 加熱接着方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0948953A true JPH0948953A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16410854
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7199618A Withdrawn JPH0948953A (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 加熱接着方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0948953A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000205319A (ja) * | 1999-01-11 | 2000-07-25 | Nippon Brake Kogyo Kk | ブレ―キシュ―の製造方法及び装置 |
| US6399918B1 (en) | 1997-09-08 | 2002-06-04 | Japan Brake Industrial Co., Ltd. | Method and apparatus for bonding brake shoe and lining |
-
1995
- 1995-08-04 JP JP7199618A patent/JPH0948953A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6399918B1 (en) | 1997-09-08 | 2002-06-04 | Japan Brake Industrial Co., Ltd. | Method and apparatus for bonding brake shoe and lining |
| JP2000205319A (ja) * | 1999-01-11 | 2000-07-25 | Nippon Brake Kogyo Kk | ブレ―キシュ―の製造方法及び装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021105 |