JPH0949124A - 金属フィラメントの製造装置及び製造方法 - Google Patents
金属フィラメントの製造装置及び製造方法Info
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- JPH0949124A JPH0949124A JP20337495A JP20337495A JPH0949124A JP H0949124 A JPH0949124 A JP H0949124A JP 20337495 A JP20337495 A JP 20337495A JP 20337495 A JP20337495 A JP 20337495A JP H0949124 A JPH0949124 A JP H0949124A
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- crimping
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- Metal Extraction Processes (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Inorganic Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 一貫した品質管理を行なうことができる高生
産性の金属フィラメントの製造装置及び製造方法を提供
する。 【解決手段】 金属線状材を内装隔離材で覆い、さらに
複数本を外装隔離材で覆ってなる複合線材を連続送給す
る送給手段と、連続送給された複合線材を伸線処理する
伸線機と、伸線処理された複合線材をクリンプ加工する
ためのギヤを備えたギヤクリンプ加工機と、このギヤク
リンプ加工機に連続して設けられ、クリンプ加工された
複合線材を引き続き溶解液に浸漬し、内外装隔離材を溶
解除去する溶解槽と、を有する。
産性の金属フィラメントの製造装置及び製造方法を提供
する。 【解決手段】 金属線状材を内装隔離材で覆い、さらに
複数本を外装隔離材で覆ってなる複合線材を連続送給す
る送給手段と、連続送給された複合線材を伸線処理する
伸線機と、伸線処理された複合線材をクリンプ加工する
ためのギヤを備えたギヤクリンプ加工機と、このギヤク
リンプ加工機に連続して設けられ、クリンプ加工された
複合線材を引き続き溶解液に浸漬し、内外装隔離材を溶
解除去する溶解槽と、を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属焼結フイルタ
材、耐熱材、発熱保温材、熱伝導材、耐摩耗材、電磁波
シールド材や、各種の編物、織物、クッション、導電布
等の素材に用いられる金属フィラメントの製造装置及び
製造方法に関する。
材、耐熱材、発熱保温材、熱伝導材、耐摩耗材、電磁波
シールド材や、各種の編物、織物、クッション、導電布
等の素材に用いられる金属フィラメントの製造装置及び
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】繊維状の金属フィラメントは、鋼線やス
テンレス鋼線等の金属線状材を鋼帯等の内装隔離材によ
り被覆して複合線状材とし、この複合線状材を外装隔離
材内に多数挿入、充填し、内外装隔離材により個別に隔
離、被覆して集束した集束複合ビレットとし、この集束
複合ビレットを熱間圧延し、伸線及び焼鈍処理して必要
に応じて繰り返し処理することにより目標径まで細線化
して集束複合線状材とし、この集束複合線状材を溶解液
に浸漬して内外装隔離材を除去することにより金属フィ
ラメント集束体(トウ)を形成し、さらに、トウをスラ
イバー加工(引き千切って短いものにする加工)および
開繊加工(引き千切ったものを拡げて解きほぐし、ふわ
ふわしたものにする加工)することにより製造される。
テンレス鋼線等の金属線状材を鋼帯等の内装隔離材によ
り被覆して複合線状材とし、この複合線状材を外装隔離
材内に多数挿入、充填し、内外装隔離材により個別に隔
離、被覆して集束した集束複合ビレットとし、この集束
複合ビレットを熱間圧延し、伸線及び焼鈍処理して必要
に応じて繰り返し処理することにより目標径まで細線化
して集束複合線状材とし、この集束複合線状材を溶解液
に浸漬して内外装隔離材を除去することにより金属フィ
ラメント集束体(トウ)を形成し、さらに、トウをスラ
イバー加工(引き千切って短いものにする加工)および
開繊加工(引き千切ったものを拡げて解きほぐし、ふわ
ふわしたものにする加工)することにより製造される。
【0003】このような金属フィラメントの製造技術は
例えば特公昭54−1832号公報に記載されている。
しかしながら、同公報に開示された製造技術によれば、
内外装隔離材を溶解除去した後に金属フィラメント集束
体(トウ)にクリンプ加工するため極細線に形成されて
いる金属フィラメントが断線しやすく、長さの不揃いや
毛羽立ちなどを生じる原因となり、開繊性、品質が低下
するなどの問題を生じる。
例えば特公昭54−1832号公報に記載されている。
しかしながら、同公報に開示された製造技術によれば、
内外装隔離材を溶解除去した後に金属フィラメント集束
体(トウ)にクリンプ加工するため極細線に形成されて
いる金属フィラメントが断線しやすく、長さの不揃いや
毛羽立ちなどを生じる原因となり、開繊性、品質が低下
するなどの問題を生じる。
【0004】そこで、特開平5−104128号公報に
記載の製造技術では、内外装隔離材を除去する前に、集
束複合線状材の状態でクリンプ加工し、内外装隔離材の
溶解除去性能とともにクリンプ加工性能を高めることに
より、開繊性、品質の向上を図るようにしている。
記載の製造技術では、内外装隔離材を除去する前に、集
束複合線状材の状態でクリンプ加工し、内外装隔離材の
溶解除去性能とともにクリンプ加工性能を高めることに
より、開繊性、品質の向上を図るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同公報
に記載の製造技術においては、各加工工程がばらばらで
あり、個別に各プロセスを実施するため生産性が低い。
また、一貫した品質管理を行なうことができないなどの
問題がある。
に記載の製造技術においては、各加工工程がばらばらで
あり、個別に各プロセスを実施するため生産性が低い。
また、一貫した品質管理を行なうことができないなどの
問題がある。
【0006】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであって、一貫した品質管理を行なうことができ
る高生産性かつ高品質の金属フィラメントの製造装置及
び製造方法を提供することを目的とする。
たものであって、一貫した品質管理を行なうことができ
る高生産性かつ高品質の金属フィラメントの製造装置及
び製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る金属フィラ
メントの製造装置は、金属線状材を内装隔離材で覆い、
さらに複数本を外装隔離材で覆ってなる複合線材を連続
送給する送給手段と、連続送給された複合線材を伸線処
理する伸線機と、伸線処理された複合線材をクリンプ加
工するためのギヤを備えたギヤクリンプ加工機と、この
ギヤクリンプ加工機に連続して設けられ、クリンプ加工
された複合線材を引き続き溶解液に浸漬し、内外装隔離
材を溶解除去する溶解槽と、を有することを特徴とす
る。
メントの製造装置は、金属線状材を内装隔離材で覆い、
さらに複数本を外装隔離材で覆ってなる複合線材を連続
送給する送給手段と、連続送給された複合線材を伸線処
理する伸線機と、伸線処理された複合線材をクリンプ加
工するためのギヤを備えたギヤクリンプ加工機と、この
ギヤクリンプ加工機に連続して設けられ、クリンプ加工
された複合線材を引き続き溶解液に浸漬し、内外装隔離
材を溶解除去する溶解槽と、を有することを特徴とす
る。
【0008】また本発明に係る金属フィラメントの製造
方法は、金属線状材を内装隔離材で覆い、さらに複数本
を外装隔離材で覆ってなる複合線材を連続送給しながら
伸線処理する伸線工程と、伸線処理された複合線材をギ
ヤ間に噛み込ませ、クリンプ加工するクリンプ工程と、
クリンプ加工された複合線材を引き続き溶解液中に浸漬
して内外装隔離材を溶解除去する溶解工程と、を有する
ことを特徴とする。
方法は、金属線状材を内装隔離材で覆い、さらに複数本
を外装隔離材で覆ってなる複合線材を連続送給しながら
伸線処理する伸線工程と、伸線処理された複合線材をギ
ヤ間に噛み込ませ、クリンプ加工するクリンプ工程と、
クリンプ加工された複合線材を引き続き溶解液中に浸漬
して内外装隔離材を溶解除去する溶解工程と、を有する
ことを特徴とする。
【0009】本発明に係る金属フィラメントの製造装置
および製造方法においては、クリンプ加工された複合線
材を引き続き溶解液中に浸漬して内外装隔離材を溶解除
去するので、スライバー加工性および開繊性が良好な金
属フィラメントを連続的に高能率で製造することができ
る。
および製造方法においては、クリンプ加工された複合線
材を引き続き溶解液中に浸漬して内外装隔離材を溶解除
去するので、スライバー加工性および開繊性が良好な金
属フィラメントを連続的に高能率で製造することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しながら
本発明の実施例について説明する。図1に示すように、
金属フィラメントの製造装置1は伸線機4及び溶解槽1
0を備え、供給ボビン3から下流側の巻取装置(図示せ
ず)まで連続する一貫連続製造ラインを構成するもので
ある。伸線機4はダイス5、ギヤクリンプ加工機7、キ
ャプスタン6,8等を備えている。伸線機4の上流側に
はボビン3が設けられ、伸線機4のダイス5に集束複合
線状材2が連続供給されるようになっている。ダイス5
の下流側にはキャプスタン6が設けられ、伸線された集
束複合線状材2がダイス5から引き抜かれ、さらに下流
側のギヤクリンプ加工機7に送られるようになってい
る。ギヤクリンプ加工機7の下流側にはキャプスタン8
が設けられ、クリンプ加工された集束複合線状材2がブ
ライドルロール9を経由してさらに下流側の溶解槽10
に送られるようになっている。本実施例ではギヤクリン
プ加工機7を溶解槽10に直結し、このような連続ライ
ン中でクリンプ加工の直後に溶解処理できるようにして
いる。
本発明の実施例について説明する。図1に示すように、
金属フィラメントの製造装置1は伸線機4及び溶解槽1
0を備え、供給ボビン3から下流側の巻取装置(図示せ
ず)まで連続する一貫連続製造ラインを構成するもので
ある。伸線機4はダイス5、ギヤクリンプ加工機7、キ
ャプスタン6,8等を備えている。伸線機4の上流側に
はボビン3が設けられ、伸線機4のダイス5に集束複合
線状材2が連続供給されるようになっている。ダイス5
の下流側にはキャプスタン6が設けられ、伸線された集
束複合線状材2がダイス5から引き抜かれ、さらに下流
側のギヤクリンプ加工機7に送られるようになってい
る。ギヤクリンプ加工機7の下流側にはキャプスタン8
が設けられ、クリンプ加工された集束複合線状材2がブ
ライドルロール9を経由してさらに下流側の溶解槽10
に送られるようになっている。本実施例ではギヤクリン
プ加工機7を溶解槽10に直結し、このような連続ライ
ン中でクリンプ加工の直後に溶解処理できるようにして
いる。
【0011】溶解槽10内には溶解液11として例えば
濃度20%の硝酸溶液が収容されている。この溶解液1
1中に集束複合線状材2を導入し、浸漬時間をコントロ
ールするために1対の浸漬ロール12,13が設けられ
ている。溶解槽10の出口側にもブライドルロール14
が設けられ、さらに下流側の水洗槽(図示せず)、乾燥
装置(図示せず)、巻取装置(図示せず)等に向けて金
属フィラメント集束体(トウ)2aが送られるようにな
っている。なお、減面率の大きな伸線加工では複数個の
ダイス5を設置してもよい。
濃度20%の硝酸溶液が収容されている。この溶解液1
1中に集束複合線状材2を導入し、浸漬時間をコントロ
ールするために1対の浸漬ロール12,13が設けられ
ている。溶解槽10の出口側にもブライドルロール14
が設けられ、さらに下流側の水洗槽(図示せず)、乾燥
装置(図示せず)、巻取装置(図示せず)等に向けて金
属フィラメント集束体(トウ)2aが送られるようにな
っている。なお、減面率の大きな伸線加工では複数個の
ダイス5を設置してもよい。
【0012】次に、図2及び図3を参照してギヤクリン
プ加工機7について説明する。図2に示すように、ギヤ
クリンプ加工機7は1対のクリンプギヤ45a,45b
を有する。各クリンプギヤ45a,45bには駆動系
(図示せず)からの回転力を伝達するための同調ギヤ4
6a,46bが同軸にそれぞれ連結され、同調ギヤ46
a,46bとともにクリンプギヤ45a,45bは同期
回転されるようになっている。クリンプギヤ45a,4
5bは平歯車であり、平歯車の各歯部の両側面を切削、
面取りしてバックラッシュを付けている。クリンプギヤ
45a,45bのバックラッシュは同調ギヤ46a,4
6bのそれよりもかなり大きくとってあり、両クリンプ
ギヤ45a,45b間に集束複合線状材2を通すと、集
束複合線状材2は所望の形状に波付けされる。
プ加工機7について説明する。図2に示すように、ギヤ
クリンプ加工機7は1対のクリンプギヤ45a,45b
を有する。各クリンプギヤ45a,45bには駆動系
(図示せず)からの回転力を伝達するための同調ギヤ4
6a,46bが同軸にそれぞれ連結され、同調ギヤ46
a,46bとともにクリンプギヤ45a,45bは同期
回転されるようになっている。クリンプギヤ45a,4
5bは平歯車であり、平歯車の各歯部の両側面を切削、
面取りしてバックラッシュを付けている。クリンプギヤ
45a,45bのバックラッシュは同調ギヤ46a,4
6bのそれよりもかなり大きくとってあり、両クリンプ
ギヤ45a,45b間に集束複合線状材2を通すと、集
束複合線状材2は所望の形状に波付けされる。
【0013】図3に示すように、ギヤクリンプ加工機7
のギヤ部は下部にブラケット42を有し、ブラケット4
2がベース41にボルトで固定されている。各軸43
a,43bの下端部は部材44を介してブラケット42
に連結されている。各軸43a,43bの上端部は軸受
47a,47b,48a,48bを介してクリンプギヤ
45a,45b及び同調ギヤ46a,46bを回転可能
に支持している。なお、一方のクリンプギヤ45aと同
調ギヤ46aはボルトで連結固定され、他方のクリンプ
ギヤ45bと同調ギヤ46bもボルトで連結固定されて
いる。
のギヤ部は下部にブラケット42を有し、ブラケット4
2がベース41にボルトで固定されている。各軸43
a,43bの下端部は部材44を介してブラケット42
に連結されている。各軸43a,43bの上端部は軸受
47a,47b,48a,48bを介してクリンプギヤ
45a,45b及び同調ギヤ46a,46bを回転可能
に支持している。なお、一方のクリンプギヤ45aと同
調ギヤ46aはボルトで連結固定され、他方のクリンプ
ギヤ45bと同調ギヤ46bもボルトで連結固定されて
いる。
【0014】一方の軸43bの部材44には位置調節用
のボルト穴44aが4つ形成されており、各ボルト穴4
4aに位置調節ボルト(図示せず)が螺合されるように
なっている。このような4つの位置調節ボルト(図示せ
ず)によって一方のクリンプギヤ45bの位置をX軸及
びY軸方向に変え、クリンプギヤ45a,45bの相互
の噛み合い量を調整できるようになっている。
のボルト穴44aが4つ形成されており、各ボルト穴4
4aに位置調節ボルト(図示せず)が螺合されるように
なっている。このような4つの位置調節ボルト(図示せ
ず)によって一方のクリンプギヤ45bの位置をX軸及
びY軸方向に変え、クリンプギヤ45a,45bの相互
の噛み合い量を調整できるようになっている。
【0015】次に、図4〜図9を参照しながら金属フィ
ラメントの製造方法について説明する。図4に示すよう
に、他の伸線機(図示せず)及び焼鈍炉(図示せず)を
用いて複合線状材2aを製造する。複合線状材2aの製
造においては複数本の金属線状材2fを同時送給すると
ともに、成形ロール等で型付けした被覆材2gを金属線
状材2fの外周に連続的に送給し、これを巻き付け、複
合線状材2aを形成する(被覆工程)。
ラメントの製造方法について説明する。図4に示すよう
に、他の伸線機(図示せず)及び焼鈍炉(図示せず)を
用いて複合線状材2aを製造する。複合線状材2aの製
造においては複数本の金属線状材2fを同時送給すると
ともに、成形ロール等で型付けした被覆材2gを金属線
状材2fの外周に連続的に送給し、これを巻き付け、複
合線状材2aを形成する(被覆工程)。
【0016】金属線状材2fにはJIS規格で規定され
るSUS316,SUS316L,SUS304,SU
S304L,SUS329J1等のステンレス鋼線を用
いる。加工前の金属線状材2fの径は約2mm程度であ
る。また、被覆材2gには炭素含有量が0.008重量
%程度の極低炭素鋼帯を用いる。
るSUS316,SUS316L,SUS304,SU
S304L,SUS329J1等のステンレス鋼線を用
いる。加工前の金属線状材2fの径は約2mm程度であ
る。また、被覆材2gには炭素含有量が0.008重量
%程度の極低炭素鋼帯を用いる。
【0017】図5に示すように、複合線状材2aを外装
隔離材2bのなかに挿入し、集束複合線状材2のビレッ
トを形成する(集束工程)。例えば、外装隔離材2bに
は機械構造用の炭素鋼管(0.12重量%以下の炭素含
有量、外径127mm、内径119mm)を用いる。このよ
うな外装隔離材2b内に約900本の複合線状材2aを
挿入して集束複合線状材2のビレットとする。集束複合
線状材2のビレットにおける金属線状材2fの占有率を
約57%とする。
隔離材2bのなかに挿入し、集束複合線状材2のビレッ
トを形成する(集束工程)。例えば、外装隔離材2bに
は機械構造用の炭素鋼管(0.12重量%以下の炭素含
有量、外径127mm、内径119mm)を用いる。このよ
うな外装隔離材2b内に約900本の複合線状材2aを
挿入して集束複合線状材2のビレットとする。集束複合
線状材2のビレットにおける金属線状材2fの占有率を
約57%とする。
【0018】図6に示すように、集束複合線状材2のビ
レットを圧延ロール18を用いて熱間圧延する(圧延工
程)。圧延した集束複合線状材2をリールに巻き取る。
これにより得られた複合線状材2のビレット径はおよそ
5.5〜13.0mm(伸線前)である。
レットを圧延ロール18を用いて熱間圧延する(圧延工
程)。圧延した集束複合線状材2をリールに巻き取る。
これにより得られた複合線状材2のビレット径はおよそ
5.5〜13.0mm(伸線前)である。
【0019】図7に示すように、集束複合線状材2を伸
線機4のダイス5に通して0.1〜1.8mm(伸線後)
の径に伸線処理する(伸線工程)。この結果として内部
の金属線状材2fは直径8μmの程度の極細線のレベル
まで細くなる。なお、集束複合線状材2の径が0.4mm
程度の細径線材は断線しやすいので、複数本を撚った後
に溶解処理することが好ましい。
線機4のダイス5に通して0.1〜1.8mm(伸線後)
の径に伸線処理する(伸線工程)。この結果として内部
の金属線状材2fは直径8μmの程度の極細線のレベル
まで細くなる。なお、集束複合線状材2の径が0.4mm
程度の細径線材は断線しやすいので、複数本を撚った後
に溶解処理することが好ましい。
【0020】図8に示すように、ガイド49により案内
しながらクリンプギヤ45a,45bの間に集束複合線
状材2を送り、これをクリンプ加工する(クリンプ工
程)。金属フィラメントとしてのステンレス繊維をクリ
ンプ加工により製造するにあたり、内装隔離材2gに極
低炭素鋼を用い、外装隔離材2bに低炭素鋼を用いるこ
とにより浸炭による各金属線状材2fの脆化、耐食性の
低下、断線、毛羽立ち、並びに強度低下などが有効に防
止される。
しながらクリンプギヤ45a,45bの間に集束複合線
状材2を送り、これをクリンプ加工する(クリンプ工
程)。金属フィラメントとしてのステンレス繊維をクリ
ンプ加工により製造するにあたり、内装隔離材2gに極
低炭素鋼を用い、外装隔離材2bに低炭素鋼を用いるこ
とにより浸炭による各金属線状材2fの脆化、耐食性の
低下、断線、毛羽立ち、並びに強度低下などが有効に防
止される。
【0021】クリンプ加工条件の一例を下記の表1に示
す。 表1 加工条件 集束複合線状材2の径 0.165 〜0.83(mm) 0.84〜(mm) 歯形 並歯 並歯 モジュール 1 2 圧力角(°) 20 20 バックラッシュ(mm) 0.5 〜0.7 0.8 〜1.4 歯数 98 48 基準ピッチ円径(mm) 98 96 クリンプ工程において、伸線された集束複合線状材2
は、タルミが生じない程度に一定の張力を付加した状態
でガイド49経てクリンプギヤ45a,45bに噛み込
まれる。クリンプギヤ45a,45bは集束複合線状材
2の径に応じて種々変えるが、その構成の一例を下記の
表2に示す。
す。 表1 加工条件 集束複合線状材2の径 0.165 〜0.83(mm) 0.84〜(mm) 歯形 並歯 並歯 モジュール 1 2 圧力角(°) 20 20 バックラッシュ(mm) 0.5 〜0.7 0.8 〜1.4 歯数 98 48 基準ピッチ円径(mm) 98 96 クリンプ工程において、伸線された集束複合線状材2
は、タルミが生じない程度に一定の張力を付加した状態
でガイド49経てクリンプギヤ45a,45bに噛み込
まれる。クリンプギヤ45a,45bは集束複合線状材
2の径に応じて種々変えるが、その構成の一例を下記の
表2に示す。
【0022】 表2 集束複合線状材2の径 クリンプの高さ クリンプのピッチ (mm) (mm) (mm) 0.165 約0.3 3.14 0.33 約0.7 3.14 0.495 約0.6 3.14 0.83 約1.3 3.14 このようなクリンプ加工は熱間圧延及び冷間伸線された
集束複合線状材2に対して施されるため、内装隔離材2
gおよび外装隔離材2bの介在により内部歪みが均一化
され、極細線化された各金属線状材2fの破断や毛羽立
ちなどが効果的に防止される。また、バックラッシュを
適度に付けたクリンプギヤ45a,45bにより高信頼
性のクリンプ加工が達成される。この結果、クリンプ加
工された集束複合線状材2は伸縮性に富み、次工程での
溶解液11の浸入が良好となり、内外装隔離材2g,2
bの溶解除去が促進され、均等に高精度にクリンプ加工
された光沢のある長繊維の金属フィラメント集束体に形
成することができる。
集束複合線状材2に対して施されるため、内装隔離材2
gおよび外装隔離材2bの介在により内部歪みが均一化
され、極細線化された各金属線状材2fの破断や毛羽立
ちなどが効果的に防止される。また、バックラッシュを
適度に付けたクリンプギヤ45a,45bにより高信頼
性のクリンプ加工が達成される。この結果、クリンプ加
工された集束複合線状材2は伸縮性に富み、次工程での
溶解液11の浸入が良好となり、内外装隔離材2g,2
bの溶解除去が促進され、均等に高精度にクリンプ加工
された光沢のある長繊維の金属フィラメント集束体に形
成することができる。
【0023】図9に示すように、クリンプ加工の直後に
集束複合線状材2を溶解槽10に送り、引き続き集束複
合線状材2を溶解液11に浸漬して内外装隔離材2b,
2gを溶解除去する(溶解工程)。これにより金属フィ
ラメント集束体(トウ)2aが得られる。得られた金属
フィラメント集束体(トウ)2aをスライバー加工、開
繊加工などの処理することにより各種製品を得た。
集束複合線状材2を溶解槽10に送り、引き続き集束複
合線状材2を溶解液11に浸漬して内外装隔離材2b,
2gを溶解除去する(溶解工程)。これにより金属フィ
ラメント集束体(トウ)2aが得られる。得られた金属
フィラメント集束体(トウ)2aをスライバー加工、開
繊加工などの処理することにより各種製品を得た。
【0024】上記実施例によれば、スライバー加工性及
び開繊加工性が優れているので、従来品よりも更にふわ
ふわした手触りのよい軟らかい金属フィラメントを得る
ことができた。下記の表3に、金属フィラメント集束体
(トウ)2aをスライバー加工し、金属ウェーブにして
1枚ごとに重量およびバラツキを測定して実施例の製品
を従来品(比較例)と比べた結果の一例を示す。
び開繊加工性が優れているので、従来品よりも更にふわ
ふわした手触りのよい軟らかい金属フィラメントを得る
ことができた。下記の表3に、金属フィラメント集束体
(トウ)2aをスライバー加工し、金属ウェーブにして
1枚ごとに重量およびバラツキを測定して実施例の製品
を従来品(比較例)と比べた結果の一例を示す。
【0025】 表3 評価項目 実施例 比較例 バラツキ(最大) 220.0 227.0 バラツキ(最小) 203.0 200.5 平均値(X) 206.0 212.1 バラツキ度合(σ) 4.50 7.17 C.V.(%) 2.18 3.38 ただし、原反目付(460 ×610 mm,各μ=60)単位;g
/m2 とし、C.V.=(σ/X)×100とする。上
記の表から明らかなように、実施例の製品は比較例の従
来品よりも開繊性が著しく改善され、目付量のバラツキ
が小さくなった。
/m2 とし、C.V.=(σ/X)×100とする。上
記の表から明らかなように、実施例の製品は比較例の従
来品よりも開繊性が著しく改善され、目付量のバラツキ
が小さくなった。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、クリンプ加工された複
合線材を引き続き溶解液中に浸漬して内外装隔離材を溶
解除去するので、スライバー加工性および開繊性が良好
な金属フィラメントを連続的に高能率で製造することが
できる。
合線材を引き続き溶解液中に浸漬して内外装隔離材を溶
解除去するので、スライバー加工性および開繊性が良好
な金属フィラメントを連続的に高能率で製造することが
できる。
【図1】本発明の実施例に係る金属フィラメントの製造
装置を示す概要図。
装置を示す概要図。
【図2】ギヤクリンプ加工機のギヤ部分を示す概要斜視
図。
図。
【図3】ギヤクリンプ加工機を示す縦断面図。
【図4】被覆工程の説明図。
【図5】集束工程の説明図。
【図6】圧延工程の説明図。
【図7】伸線工程の説明図。
【図8】クリンプ加工工程の説明図。
【図9】溶解工程の説明図。
2…集束複合線状材、2a…複合線状材、2b…外装隔
離材、2g…内装隔離材、2f…金属線状材、4…伸線
機、7…クリンプ加工機、10…溶解槽。
離材、2g…内装隔離材、2f…金属線状材、4…伸線
機、7…クリンプ加工機、10…溶解槽。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D02G 3/12 D02G 3/12
Claims (2)
- 【請求項1】金属線状材を内装隔離材で覆い、さらに複
数本を外装隔離材で覆ってなる複合線材を連続送給する
送給手段と、 連続送給された複合線材を伸線処理する伸線機と、 伸線処理された複合線材をクリンプ加工するためのギヤ
を備えたギヤクリンプ加工機と、 このギヤクリンプ加工機に連続して設けられ、クリンプ
加工された複合線材を引き続き溶解液に浸漬し、内外装
隔離材を溶解除去する溶解槽と、を有することを特徴と
する金属フィラメントの製造装置。 - 【請求項2】金属線状材を内装隔離材で覆い、さらに複
数本を外装隔離材で覆ってなる複合線材を連続送給しな
がら伸線処理する伸線工程と、 伸線処理された複合線材をギヤ間に噛み込ませ、クリン
プ加工するクリンプ工程と、 クリンプ加工された複合線材を引き続き溶解液中に浸漬
して内外装隔離材を溶解除去する溶解工程と、を有する
ことを特徴とする金属フィラメントの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20337495A JPH0949124A (ja) | 1995-08-09 | 1995-08-09 | 金属フィラメントの製造装置及び製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20337495A JPH0949124A (ja) | 1995-08-09 | 1995-08-09 | 金属フィラメントの製造装置及び製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0949124A true JPH0949124A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16472979
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20337495A Pending JPH0949124A (ja) | 1995-08-09 | 1995-08-09 | 金属フィラメントの製造装置及び製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0949124A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2292817A1 (en) * | 2009-09-04 | 2011-03-09 | Green Fire Co., Ltd. | Concave-convex patterned metal fiber, metal fiber yarn and fabric including the same, method for preparing the fabric and use thereof |
-
1995
- 1995-08-09 JP JP20337495A patent/JPH0949124A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2292817A1 (en) * | 2009-09-04 | 2011-03-09 | Green Fire Co., Ltd. | Concave-convex patterned metal fiber, metal fiber yarn and fabric including the same, method for preparing the fabric and use thereof |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |