JPH0949196A - 平版オフセット印刷用新聞用紙 - Google Patents
平版オフセット印刷用新聞用紙Info
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Abstract
液に真水を使用しても、地汚れ及び浮き汚れ等の版汚れ
が発生しない優れた印刷適性を持った新聞用紙を提供す
ること。 【構成】紙面PHが5.0〜9.5であることを特徴とす
る平版オフセット印刷用新聞用紙。
Description
聞用紙に関する。
かったが、近年インキの着肉性が良く、裏抜けも少な
い、製版が簡単で複製スピ−ドも速い、どのような
大きさの版でも作ることができ、再版も容易である、
印刷時の伸縮がなく、多色刷りに適する等の理由から、
平版オフセット輪転印刷が主流になって来ている。
使用することが特徴であり、従来、湿し水液としては刷
版の非画線部のインキによる汚れ、即ち、「地汚れ」ま
たは「浮き汚れ」と呼ばれる版汚れトラブルを防ぐた
め、酸性ないしアルカリ性エッチ液が使用されて来た。
エッチ液は、地汚れ等の版汚れ防止の点では非常に効果
があるが、インキと反応して凝集物を作り易い、排
水の環境に与える負荷が増える、コストがかかる等の
理由から、湿し水液に水道水等の真水が使えないか検討
されている。しかし、一般の新聞用紙を用いて湿し水液
に真水を使用すると版汚れが起こり易く、これが発生す
ると印刷機を止めて版やブランケットを洗浄したり、版
汚れがひどい時には版の交換が必要になるため、一刻を
争う新聞印刷の場合、致命的な問題となってしまう。し
かも新聞印刷の場合、他の分野に比較して、同一の版で
一回に連続印刷する部数がかなり多いため、非常に高い
レベルの耐版汚れ適性が要求される。
インキの面からの検討が種々なされてきたが、未だこれ
を完全に満足できるものがないのが現状である。
改善のための提案として、特定サイズ剤と水溶性アルミ
ニウム塩を使用する特開平1−68596、水溶性高分
子化合物とスチレン・ブタジエン共重合ラテックスから
なる塗被組成物を塗布する特開平5−263394、有
機フルオロ化合物を含有させる特開平6−57688、
特定の共重合ラテックスからなる塗被組成物を塗布する
特開平6−179728がある。しかし、これらの提案
は優れたサイズ効果、多色オフセット輪転印刷における
白色度、不透明度、表面強度、印刷光沢、インクセッ
ト、インキ着肉向上効果、湿し水により紙が粘着性を帯
びるのを防止する効果等を狙ったもので、地汚れ、浮き
汚れ等の版汚れに関しては何ら改善されるものではな
い。
ット輪転印刷を行う際に、湿し水液として真水を使用し
ても、地汚れ、浮き汚れ等の版汚れを起こさない新聞用
紙を提供することを課題とする。
するため下記の構成を採用する。即ち、本発明の第1の
発明は、紙面PHが5.0〜9.5であることを特徴とす
る平版オフセット印刷用新聞用紙である。また、本発明
の第2の発明は、第1の発明において、中性抄紙法で抄
造して得られた平版オフセット印刷用新聞用紙である。
また、本発明の第3の発明は、第1の発明または第2の
発明において、原紙にアルカリ性水溶液を塗布して得ら
れた平版オフセット印刷用新聞用紙である。
用紙は硫酸バンドを添加抄紙する、所謂酸性抄紙で抄造
されており、紙面PHは4前後である。このような新聞
用紙を、湿し水溶液として真水を使用した平版オフセッ
ト印刷をすると、地汚れ、浮き汚れ等の版汚れが発生す
る。これを防ぐため前述したように通常は酸性ないしア
ルカリ性エッチ液が使用されている。本発明者等は上記
課題につき種々検討した結果、新聞用紙の紙面PHを
5.0〜9.5、好ましくは6〜8.5にすることによ
り、平版オフセット印刷時に真水を使用し、大部数印刷
を行っても、地汚れ、浮き汚れ等の版汚れが殆ど発生し
ないことを見い出した。
や情報用紙では、所謂中性紙が使用されているが、これ
らは耐保存性、塗工用顔料や填料に炭酸カルシウムを使
用すること等を目的としおり、これらの必要性が認めら
れていない新聞用紙では、未だ中性紙が本格的に検討さ
れていないのが現状である。なお、商業印刷、出版印刷
では中性紙がかなり使用されているが、非コ−ト紙の紙
面PHと版汚れが密接に関係しているという事実は未だ
見い出されていない。紙面PHと版汚れの関係は、本発
明者等が、同一の版で大部数を連続印刷する大掛かりな
実験を新聞印刷で実施してみて、始めて分かったことで
ある。
と良くなるかは定かではないが、紙面PHが5.0未満
になると、用紙より湿し水液に硫酸バンドの溶出量が増
え、これが刷版の非画線部の親水性を失わせているもの
と考えられる。ここで、紙面PHが5.0未満である
と、版汚れの発生を防ぐ事が出来ず、9.5以上になる
と、改良効果が頭打ちになりコストがかかるばかりでは
なく、抄紙機での濾水性が悪化したり、プレスロ−ルか
らの湿紙の剥がれが悪くなったり、プレスロ−ルへの粕
付着が増大したりする等の抄紙適性が悪化する等の問題
が生じる。
P8111に則り前処理を行い、J.TAPPI紙パル
プ試験方法No.6−75の塗布法に準じて測定される
値である。紙面PHを5.0〜9.5にする方法としては
特に制限はないが、中性を挟んだ弱酸性から弱アルカ
リ性の抄紙PHである中性抄紙法で抄造する、原紙に
アルカリ性水溶液を塗布する、等がある。
する以外は特に制限はなく、例えばサイズ剤としてはア
ルキルケテンダイマ−、アルケニル無水コハク酸、石油
樹脂系カチオンサイズ剤、脂肪酸系カチオンサイズ剤、
アクリル共重合系カチオンサイズ剤、変性ロジン系サイ
ズ剤等、定着剤としてはカチオン性物質を使用するがこ
れについも特に制限はなく、例えばポリアミド樹脂、カ
チオン澱粉、カチオン性ポリアクリルアミド等がある。
内添填料としては炭酸カルシウム、カオリン、焼成クレ
−、タルク、ゼオライト、二酸化チタン、合成珪酸アル
ミ、合成珪酸カルシウム、珪藻土、合成シリカ、水酸化
アルミ、硫酸カルシウム、尿素樹脂等がある。更に、炭
酸ソ−ダ、重炭酸ソ−ダ等のPH緩衝剤を添加しても良
い。又、硫酸バンドを紙面PHが5.0〜9.5になる範
囲であれば、少量添加しても良い。
が5未満の原紙に適用する場合に好適である。塗布液は
アルカリ性水溶液であれば何でも良く、例えば水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ソ
−ダ、重炭酸ソ−ダ、有機アミン等を水に溶解し、これ
らの水溶液をコ−タ−で塗布する方法により実施するこ
とができる。なおこれらの水溶液は、次ぎに述べる表面
サイズ剤の一種またはそれ以上と混合使用しても良く、
又それらの混合比及び塗工量は、紙面PHが5.0〜9.
5の範囲に入るよう任意にコントロ−ルすれば良い。コ
−タ−としては、ゲ−トロ−ルコ−タ−、サイズプレス
等のロ−ルコ−タ−、エア−ナイフコ−タ−、ブレ−ド
コ−タ−、ロッドコ−タ−、チャンピオンコ−タ−、グ
ラビアコ−タ−等がある。
水性向上剤、歩留まり向上剤、スライムコントロ−ル
剤、ピッチコントロ−ル剤、消泡剤、湿潤紙力増強剤、
染料等を使用しても良い。更に、表面サイズ剤を塗布し
ても良く、表面サイズ剤としては、澱粉、変性澱粉、ポ
リビニルアルコ−ル、ポリアクリルアミド、カルボキシ
メチルセルロ−ス、ヒドロキシメチルセルロ−ス、ヒド
ロキシエチルセルロース、アルギン酸ソ−ダ、スチレン
−マレイン酸系共重合体樹脂、スチレン−アクリル酸エ
ステル−アクリル酸系共重合体樹脂、α−オレフィン−
マレイン酸系共重合体樹脂、アクリル酸エステル−アク
リル酸系共重合体樹脂等が使用できる。
るパルプであれば特に制限はないが、一般的にはTM
P,C−TMP,RGP,CGP,GP等の機械パル
プ、BKP,脱墨古紙パルプのパルプを組み合わせて使
用する場合が多い。
るが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。本実施例において、%表示は全て重量%であり、kg
/p-tは乾燥パルプ1トンに対して添加する薬品等のkg
を示す。
0%、古紙パルプ 30%、NBKP 10%にアルキル
ケテンダイマ−(濃度20%、AS−261、日本PM
C) 1kg/p-t、カチオン澱粉(P−2A、本州産業) 5k
g/p-t、軽質炭酸カルシウム(TP−121、奥多摩工
業) 5kg/p-t、硫酸バンド(Al2O3換算濃度7%) 5k
g/p-tを添加し、紙料を調成抄紙し、更にゲ−トロ−ル
コ−タ−で酸化澱粉(MS−3800、日本食品加工)
0.5g/m2 (両面合計)塗布し新聞用紙を抄造した。
紙面PHは7.5であった。紙面PHの測定は、先ずサ
ンプルをJIS P8111に則り前処理を行い、J.T
APPI紙パルプ試験方法No.6−75の塗布法に準
じて行った。又、版汚れの評価は後述する方法で行っ
た。その結果を表3に記す。
表2に記すとおり、パルプ配合をCGP 20%、RG
P 30%、古紙パルプ 30%、LBKP 10%、N
BKP 10%、内添サイズをロジンサイズ剤(濃度30
%、サイズパインE、荒川化学工業) 2kg/p-t、填料を
合成シリカ(トクシ−ル、トクヤマ) 5kg/p-t、硫酸バ
ンド 60kg/p-tにし、更にMS−3800/苛性ソ−
ダ=99/1の表面サイズ液をサイズプレスで1.5g
/m2 (両面合計)塗布する以外は、実施例−1と同様に
行い新聞用紙を得た。紙面PHは8.0であった。更
に、版汚れ等の評価を行った。結果を表3に記す。
1、表2に記す以外は、実施例−1と同様に行い新聞用
紙を得、試験評価した。結果を表3に記す。
表2に記す以外は、実施例−2と同様に行い新聞用紙を
得、試験評価した。結果を表3に記す。
1、表2に記す以外は、実施例−1と同様に行い新聞用
紙を得、試験評価した。結果を表3に記す。なお、比較
例5においては硫酸バンドに替えて水酸化ナトリウム1
0%液を30kg/p-t使用した。
面PH測定と版汚れ試験を行った。結果を表3に記す。
従って行った。 「版汚れ試験法」PS版を非画線処理し、3cm角に切
った紙サンプルを版の上に置く。紙サンプルの上から注
射器で80〜90℃の熱水を15滴まんべんなく垂ら
し、室温乾燥し、乾燥後版から紙サンプルを取り除く。
一色平版オフセット印刷機にこの版をセットし、先ず湿
し水及び紙を供給しないで、平版オフセット輪転新聞印
刷用紅インキのみを、一度版に供給する。次いで、湿し
水として水道水、紙として上質紙を使用し、30〜50
枚上質紙に印刷する。最終に印刷された上質紙の紙サン
プルを置いた箇所のインキ付着度合いを目視評価し、下
記のように5〜1の5段階のランク付けを行った。 5:インキが全く付着していないもの。 4:インキが紙サンプル面積の25%前後付着している
もの。 3:インキが紙サンプル面積の50%前後付着している
もの。 2:インキが紙サンプル面積の75%前後付着している
もの。 1:インキが全面付着しているもの。 なお、この目視評価と湿し水溶液に真水を使用して実機
カラ−新聞印刷をした場合とは、次のように対応してい
ることを調査確認した。5は50万部連続印刷しても版
汚れを起こさない。4は40〜50万部の連続印刷で版
汚れが発生し始める。3は20〜30万部の連続印刷で
版汚れが発生し始める。2は5〜10万部の連続印刷で
版汚れが発生し始める。1は2万部前後の連続印刷で版
地汚れが発生し始める。この評価で4以上あれば実用上
問題はない。
問題ないもの。 ×:濾水性、プレスロ−ルからの紙剥がれが悪く、プレ
スロ−ル粕付着が多く、 実機抄造上問題があるも
の。
Hを5.0〜9.5にすることにより、湿し水溶液に真水
を使用して、大部数の平版オフセット輪転印刷を行って
も、地汚れ、浮き汚れ等の版汚れのない優れた印刷適性
を持つ新聞用紙が可能となった。
0/30/10 :CGP/RGP/古紙パルプ/LBKP/NBKP
=20/30/30/10/10 注2(表1における薬品内容) ・SPS−300(アルケニルコハク酸、濃度40%、
荒川化学工業) ・SPNT−80(ロジン、濃度30%、荒川化学工業) ・ソルダインCP10A(カチオン澱粉、濃度10%、
大和化学工業) ・タルク(日本タルク) 注3(表2) ・水酸化ナトリウム(濃度10%)
Claims (3)
- 【請求項1】紙面PHが5.0〜9.5であることを特徴
とする平版オフセット印刷用新聞用紙。 - 【請求項2】中性抄紙法で抄造して得られた請求項1に
記載の平版オフセット印刷用新聞用紙。 - 【請求項3】原紙にアルカリ性水溶液を塗布して得られ
た請求項1又は請求項2に記載の平版オフセット印刷用
新聞用紙。
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|---|---|---|---|
| JP20097895A JP4079284B2 (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 平版オフセット印刷用新聞用紙 |
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Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2007247119A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-09-27 | Nippon Paper Industries Co Ltd | オフセット印刷用新聞用紙及びその製造方法 |
| JP2008025088A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-02-07 | Chuetsu Pulp Kogyo Kk | 中性紙、および中性紙の製造方法 |
| JP2012041672A (ja) * | 2003-03-25 | 2012-03-01 | Nippon Paper Industries Co Ltd | オフセット印刷用新聞用紙の製造方法 |
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|---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-08-07 JP JP20097895A patent/JP4079284B2/ja not_active Expired - Fee Related
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