JPH0949814A - 油種識別装置およびその方法 - Google Patents

油種識別装置およびその方法

Info

Publication number
JPH0949814A
JPH0949814A JP20003495A JP20003495A JPH0949814A JP H0949814 A JPH0949814 A JP H0949814A JP 20003495 A JP20003495 A JP 20003495A JP 20003495 A JP20003495 A JP 20003495A JP H0949814 A JPH0949814 A JP H0949814A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
gas
threshold value
gas sensor
oxide semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20003495A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Miyajima
慶一 宮嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP20003495A priority Critical patent/JPH0949814A/ja
Publication of JPH0949814A publication Critical patent/JPH0949814A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガソリンと軽油とを安定して正確にしかも安
価な装置で識別できる軽油識別装置を提供する。 【構成】 切替え部203における切り替えに応じて、
燃料タンク208からガソリンおよび軽油の蒸気のいず
れかがセンサセル部202に流入される。センサセル部
202から、ガス判断部204に熱伝導型ガスセンサ1
のセンサ出力S1および金属酸化物半導体型ガスセンサ
2のセンサ出力S2がガス判断部204およびセンサ感
度調節部205に出力される。ガス判断部204では、
メモリ206から読み出したしきい値に基づいて、セン
サ出力S1,S2が2値化され、この2値化されたデー
タに基づいて識別が行われる。センサ感度調節部205
では、センサ出力S1,S2に基づいて、センサの劣化
に応じて、新たなしきい値が決定され、この値がメモリ
206に記憶される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱伝導型ガスセンサお
よび金属酸化物半導体型ガスセンサを用いて、被検ガス
がガソリンの蒸気および軽油の蒸気のいずれであるかを
識別する油種識別装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ガソリンスタンドなどでは、ガソ
リン車用のガソリンとディーゼル車用の軽油との両方を
1台で給油できる多機能の給油機が用いられている。こ
のような給油機を用いる場合には、ガソリンと軽油とを
間違って給油する事態を回避する必要がある。このよう
な事態を回避する対策として、給油を行う車両の燃料タ
ンクの蒸気を被検ガスとして油種識別装置に吸引し、油
種識別装置において、被検ガスがガソリンの蒸気である
か軽油の蒸気であるかを識別している。従来の油種識別
装置では、被検ガスに超音波をあて、その反射波から被
検ガスがガソリンの蒸気であるか軽油の蒸気であるかを
識別している。ここで、ガソリン車とディーゼル車とに
おける燃料タンク内の蒸気成分の違いは、そのガス濃度
にある。すなわち、低沸点成分を主成分とするガソリン
は、燃料タンク内で高濃度の蒸気を発生するのに対し
て、沸点が100〜200℃の成分を多く含む軽油は、
室温では燃料タンク内で極めて低い濃度の蒸気を発生す
る。従って、室温において燃料タンク内の蒸気からガソ
リン車およびディーゼル車の識別を行うためには、数百
ppm〜数十%という極めて広範囲の濃度のガスに対し
て安定した感度を持つガスセンサが必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の油種識別装置では、軽油の蒸気の濃度が極めて
低いことから、それを検出できる高価な超音波発受信機
を用いる必要があり、装置が高価格化するという問題が
ある。また、従来の超音波発受信機を用いた油種識別装
置では、被検ガスが空気である場合と軽油の蒸気である
場合とでその出力が同じである。そのため、燃料タンク
内の蒸気を被検ガスとして吸引するための被検ガス吸引
ポンプが故障したり、被検ガス吸引ノズルが目づまりす
るなどの異常事態が生じ、空気に対して識別が行われた
場合に、それを軽油の蒸気であるとして誤って識別して
しまうことがある。そのため、このような異常事態が生
じると、ガソリン車の燃料タンクに軽油を給油してしま
う可能性があるという問題がある。さらに、被検ガスの
検出は、センサの経時変化による影響を受けずに、長期
間安定して正確に行われることが望まれる。
【0004】本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑
みてなされ、ガソリンと軽油とを長期間安定して正確に
しかも安価な装置で識別できる油種識別装置およびその
方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の油
種識別装置は、被検ガスを検出する熱伝導型ガスセンサ
と、前記被検ガスを検出する金属酸化物半導体型ガスセ
ンサと、前記熱伝導型ガスセンサの第1の出力パターン
を第1のしきい値を用いて2値化し、前記金属酸化物半
導体型ガスセンサの第2の出力パターンを第2のしきい
値を用いて2値化し、2値化された前記第1の出力パタ
ーンまたは前記第2の出力パターンに基づいて、前記被
検ガスがガソリンの蒸気および軽油の蒸気のいずれであ
るかを識別する識別手段と、前記金属酸化物半導体型ガ
スセンサの特性の劣化に応じて、前記第1のしきい値を
変更するしきい値変更手段とを有する。
【0006】また、本発明の油種識別装置は、好ましく
は、前記しきい値変更手段は、前記熱伝導型ガスセンサ
の出力パターンに基づいてしきい値を変更するタイミン
グを決定し、前記金属酸化物半導体型ガスセンサの出力
パターンに基づいて変更後のしきい値を決定する。
【0007】また、本発明の油種識別方法は、熱伝導型
ガスセンサの第1の出力パターンを第1のしきい値を用
いて2値化し、金属酸化物半導体型ガスセンサの第2の
出力パターンを第2のしきい値を用いて2値化し、2値
化された前記第1の出力パターンまたは前記第2の出力
パターンに基づいて、前記被検ガスがガソリンの蒸気お
よび軽油の蒸気のいずれであるかを識別し、前記金属酸
化物半導体型ガスセンサの特性の劣化に応じて、前記第
1のしきい値を変更する。
【0008】さらに、本発明の油種識別方法は、好まし
くは、前記熱伝導型ガスセンサの出力パターンに基づい
てしきい値を変更するタイミングを決定し、前記金属酸
化物半導体型ガスセンサの出力パターンに基づいて変更
後のしきい値を決定する。
【0009】
【作用】本発明の油種識別装置では、熱伝導型ガスセン
サによって被検ガスが検出される。また、金属酸化物半
導体型ガスセンサによって被検ガスが検出される。そし
て、識別手段によって、前記熱伝導型ガスセンサの第1
の出力パターンを第1のしきい値を用いて2値化される
と共に、前記金属酸化物半導体型ガスセンサの第2の出
力パターンを第2のしきい値を用いて2値化され、2値
化された前記第1の出力パターンおよび前記第2の出力
パターンに基づいて、前記被検ガスがガソリンの蒸気ま
たは軽油の蒸気のいずれであるかが識別される。その
後、被検ガスの検出が繰り返し行われ、前記金属酸化物
半導体型ガスセンサの特性が劣化すると、しきい値変更
手段によって、前記第1のしきい値が変更され、以後、
この変更された第1のしきい値を用いて前記識別手段に
おける処理が行われる。
【0010】また、本発明の油種識別装置では、前記し
きい値変更手段において、前記熱伝導型ガスセンサの出
力パターンに基づいてしきい値を変更するタイミングが
決定され、前記金属酸化物半導体型ガスセンサの出力パ
ターンに基づいて変更後のしきい値が決定される。
【0011】また、本発明の油種識別方法では、熱伝導
型ガスセンサの第1の出力パターンが第1のしきい値を
用いて2値化されると共に、金属酸化物半導体型ガスセ
ンサの第2の出力パターンが第2のしきい値を用いて2
値化され、2値化された前記第1の出力パターンおよび
前記第2の出力パターンに基づいて、前記被検ガスがガ
ソリンの蒸気または軽油の蒸気のいずれであるかが識別
される。その後、被検ガスの検出が繰り返し行われ、前
記金属酸化物半導体型ガスセンサの特性が劣化すると、
前記第1のしきい値が変更され、以後、この変更された
第1のしきい値を用いて前記識別が行われる。
【0012】また、本発明の油種識別方法では、前記熱
伝導型ガスセンサの出力パターンに基づいてしきい値を
変更するタイミングが決定され、前記金属酸化物半導体
型ガスセンサの出力パターンに基づいて変更後のしきい
値が決定される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例に係わる油種識別装置
およびその方法について説明する。本実施例に係わる油
種識別装置は、例えばガソリンスタンドにおいて、ガソ
リンと軽油とを切り換えて給油を行う給油機に用いられ
る。図1は、本実施例に係わる油種識別装置21の構成
図である。図1に示すように、油種識別装置21は、流
量調節部201、センサセル部202、切替え部20
3、ガス判断部204、センサ感度調節部205および
メモリ206を有している。流量調節部201は、流路
20に所定の吸引力を与え、切替え部203の切替え状
態に応じて、燃料タンク208内の蒸気と大気とを選択
的にセンサセル部202内に吸引する。切替え部203
は、通常の状態では流路20を大気側に接続し、ユーザ
によって図示しないスイッチが操作されると、例えば1
秒間だけ、接続状態を切り替え、流路20を燃料タンク
208内に接続し、燃料タンク208内の蒸気をセンサ
セル部202に流入させる。
【0014】以下、図1に示すセンサセル部202につ
いて説明する。図2は、図1に示すセンサセル部202
の構成図である。図2に示すように、センサセル部20
2は、図中左側の側面に形成され被検出ガスを流入する
流入口20aと図中右側の側面に形成され被検出ガスを
流出する流出口20bとを有する容器20の内部に、熱
伝導型ガスセンサ1と金属酸化物半導体型ガスセンサ2
とを設けている。
【0015】図2に示す熱伝導型ガスセンサ1について
説明する。熱伝導型ガスセンサ1は、参照用センサ部5
とガス検出用センサ部9とで構成される。参照用センサ
部5は、密封された容器4の内部に参照用ヒータ3を収
納して構成される。参照用ヒータ3の両端には、電源2
2から電圧Vが印加される。このとき、参照用ヒータ3
は、密封された容器4の内部に位置するため、容器20
に流入される被検出ガスの影響を受けず、常に、一定の
放熱量を持つ。本実施例では、容器4の内部には標準ガ
スとして空気を入れている。また、本実施例では、電源
22の電圧Vとして、例えばヒータ印加電流が8mAと
なる電圧を用いている。
【0016】ガス検出用センサ部9は、被検出ガス流出
入口8が形成された容器7の内部にガス検出用ヒータ6
を収納して構成される。ガス検出用ヒータ6の両端に
は、参照用ヒータ3と同様に、電源22から電圧Vが印
加される。このとき、流入口20aを介して容器20に
被検出ガスが流入されると、流出入口8を介して容器7
に被検出ガスが流入し、ガス検出用ヒータ6は被流入ガ
スの雰囲気中に置かれる。そのため、ガス検出用ヒータ
6の放熱量は、流入された被検出ガスの種類や濃度に応
じて変化する。
【0017】熱伝導型ガスセンサ1では、参照用センサ
部5とガス検出用センサ部9との放熱量の差分を検出
し、この検出結果に応じて被検ガスの有無を判断でき
る。図1に示すように、この検出結果に応じたセンサ出
力S1’は、熱伝導型ガスセンサ1からガス判断部20
4に出力される。本実施例では、被検ガスがガソリンで
ある場合には、センサ出力S1’の2値化データである
センサ出力S1は図3(A)に示す出力30aのように
ハイレベル(「1」)になる。また、被検ガスが軽油で
ある場合には、センサ出力S1は図3(B)に示す出力
30bのようにローレベル(「0」)になる。さらに、
被検ガスが空気である場合には、センサ出力S1は図3
(C)に示す出力30cのようにローレベルになる。
【0018】図4(A)は被検ガスのガス濃度と熱伝導
型ガスセンサ1および金属酸化物半導体型ガスセンサ2
のセンサ出力S1’,S2’との関係を示すグラフであ
り、図4(B)は図4(A)におけるガス濃度1%付近
を拡大して示したグラフである。図4(A),(B)に
示すように、熱伝導型ガスセンサ1のセンサ出力S1’
は、被検ガスのガス濃度の増加に比例して線型的に増加
する。熱伝導型ガスセンサ1では、被検ガスが図4
(A),(B)に示す点線の部分、すなわちガス濃度0
〜1%付近の場合には、センサ出力S1’はノイズの影
響が大きく、殆ど「0」に近くなり、検出不能になる。
本実施例では、ガス判断部204において、熱伝導型ガ
スセンサ1からのセンサ出力S1’を、図4(B)に示
すしきい値Aを用いて2値化してセンサ出力S1を生成
する。このとき、センサ出力S1は、被検ガスがガソリ
ンの蒸気である場合にはハイレべル、軽油の蒸気である
場合にはローレベル、空気である場合にはローレベルに
なる。
【0019】図2に示す金属酸化物半導体型ガスセンサ
2について説明する。図2に示すように、金属酸化物半
導体型ガスセンサ2は、絶縁基盤10の表面に形成され
た対抗電極11を薄膜状の金属酸化物半導体12で覆っ
た構成になっている。絶縁基盤10の裏面には基板加熱
用ヒータ13が設けてある。本実施例では、金属酸化物
半導体12としてSnO2 (酸化すず)を用いており、
動作温度を400℃としている。金属酸化物半導体12
としては、その他、Fe2 3 あるいはZnOなどを用
いることができる。
【0020】金属酸化物半導体型ガスセンサ2では、金
属酸化物半導体12が被検ガス雰囲気中に置かれると、
被検ガスが金属酸化物半導体12の表面の酸素に反応し
て酸化され、金属酸化物半導体12から酸素が奪われ
る。このとき、かかる反応に伴い、被検ガスと金属酸化
物半導体12との間で電子の授受が行われ、その結果、
金属酸化物半導体12の電子物性が変化する。この金属
酸化物半導体12の電子物性の変化は電極間抵抗値の変
化として現れることから、金属酸化物半導体型ガスセン
サ2では、電極間抵抗値の変化を検出することで、被検
ガスの有無を判断する。
【0021】本実施例では、この検出された電極間抵抗
値に応じた図1に示すセンサ出力S2’が金属酸化物半
導体型ガスセンサ2からガス判断部204に出力され
る。本実施例では、被検ガスがガソリンである場合に
は、熱伝導型ガスセンサ2からのセンサ出力S2’の2
値化データであるセンサ出力S2は図3(A)に示す出
力31aのようにハイレベルになる。また、被検ガスが
軽油である場合には、センサ出力S2は図3(B)に示
す出力31bのようにハイレベルになる。さらに、被検
ガスが空気である場合には、センサ出力S2は図3
(C)に示す出力31cのようにローレベルになる。
【0022】図4(A),(B)に示すように、金属酸
化物半導体型ガスセンサ2のセンサ出力S2’は、被検
ガスのガス濃度の増加に比例して曲線的に増加する。金
属酸化物半導体型ガスセンサ2では、その特性から、ガ
ス濃度1%以下の場合でも高精度なガス検出を行うこと
ができる。本実施例では、ガス判断部204において、
図4(A),(B)に示す金属酸化物半導体型ガスセン
サ2からのセンサ出力S2’を、図4(B)に示すしき
い値Bを用いて2値化することでセンサ出力S2を生成
する。しきい値Bは、メモリ206に記憶してあり、ガ
ス判断部204によって読み取られる。尚、しきい値B
は、金属酸化物半導体型ガスセンサ2の特性が劣化して
いない耐久前のセンサ出力S2を基準として設定された
ものである。このとき、センサ出力S2は、被検ガスが
ガソリンの蒸気である場合にはハイレベル、軽油の蒸気
である場合にはハイレベル、空気である場合にはローレ
ベルになる。
【0023】次に、センサ感度調節部205について説
明する。センサ感度調節部205では、ガス判断部20
4において金属酸化物半導体型ガスセンサ2からのセン
サ出力S2’を2値化する際に用いられるしきい値Bを
変更したしきい値B’を決定する。すなわち、金属酸化
物半導体型ガスセンサ2は、繰り返し使用されると、そ
の出力値が変化してしまい、しきい値Bを常に用いたの
では、被検ガスの種類を正確に判別するために必要なセ
ンサ出力S2を長期的に安定して得ることができない。
【0024】図5は、被検時間と、熱伝導型ガスセンサ
1のセンサ出力S1’および金属酸化物半導体型ガスセ
ンサ2のセンサ出力S2’との関係を示すグラフであ
る。図5に示されるセンサ出力S2’において、耐久前
のものを点線で表し、耐久後のものを実線で表してい
る。一方、熱伝導型ガスセンサ1のセンサ出力S1’
は、耐久前後において略同じである。尚、耐久前および
耐久後とは、それぞれセンサが被検ガス雰囲気中に置か
れた総時間が比較的短い時および長い時をいう。図5に
示されるように、金属酸化物半導体型ガスセンサ2のセ
ンサ出力S2’は、被検時間が約1.00〜2.00秒
であるときに、耐久後の方が耐久前に比べて半分程度ま
で低下している。そのため、ガス判断部204におい
て、耐久前は図5に示されるしきい値Bを用いてセンサ
出力S2’を2値化すれば必要なセンサ出力S2を得る
ことができるが、耐久後にしきい値Bを用いてセンサ出
力S2’の2値化を行ったのでは、センサ出力S2は常
に「0」となってしまい、必要なセンサ出力S2を得る
ことができなくなる。
【0025】従って、センサ感度調節部205では、熱
伝導型ガスセンサ1からのセンサ出力S1’および金属
酸化物半導体型ガスセンサ2からのセンサ出力S2’を
用いて以下に示すように、耐久後に用いるしきい値B’
を決定する。すなわち、センサ感度調節部205は、熱
伝導型ガスセンサ1からのセンサ出力S1’の最大値が
図5に示すレベルSを基準として0.1mVより大きい
場合に、図6に示されるしきい値B’を下記式(1)を
用いて決定する。 しきい値B’=(センサ出力S2’の最大値)/2 (1) 一方、熱伝導型ガスセンサ1からのセンサ出力S1’の
最大値が0.1mV以下の場合には、しきい値Bをその
まま用いる。図5,6に示す例では、レベルS’を基準
としたセンサ出力S2’の出力の最大値が0.91Vで
あることから、しきい値B’は下記式(2)で示される
値になる。 しきい値B’=0.91V/2=約0.46mV (2) センサ感度調節部205において決定されたしきい値
B’は、メモリ206に出力され、記憶される。
【0026】上述した油種識別装置21では、ガス判断
部204において、熱伝導型ガスセンサ1からのセンサ
出力S1’については図4(B)に示すしきい値Aを用
いて2値化を行いセンサ出力S1を生成する。また、ガ
ス判断部204において、金属酸化物半導体型ガスセン
サ2からのセンサ出力S2’については、耐久前では図
4(B),図5に示すしきい値Bを用いて2値化を行い
センサ出力S2を生成するが、耐久後では上記式(1)
によって決定された図6に示すしきい値B’を用いて2
値化を行いセンサ出力S2を生成する。そして、ガス判
断部204において、センサ出力S1,S2に基づい
て、図3(A)〜(C)に示すパターンから切替え部2
03からの被検ガスがガソリンの蒸気、軽油の蒸気およ
び空気のいずれであるかを判断する。
【0027】以上、本実施例に係わる油種識別装置21
およびその方法によれば、被検ガスの識別が繰り返し行
われた耐久後においても、被検ガスがガソリンの蒸気、
軽油の蒸気および空気のいずれであるかを正確に識別で
きる。そのため、燃料タンク内の蒸気を被検ガスとして
吸引するための被検ガス吸引ポンプが故障したり、被検
ガス吸引ノズルが目づまりするなどの異常事態が生じ、
空気に対して識別が行われた場合でも、被検ガスを軽油
の蒸気であるとして誤って識別することはない。その結
果、かかる異常事態が生じても、ガソリン車の燃料タン
クに軽油を給油することを回避できる。また、本実施例
に係わる油種識別装置21およびその方法によれば、高
価な超音波受発信機を用いる必要がなくなり、装置の低
価格化が図れる。
【0028】本発明は上述した実施例には限定されな
い。例えば、センサ感度調節部205において、しきい
値B’を決定する手法は、前述した式(1)で示される
ものには限定されず、例えば予め得られたデータに基づ
いて決められた一定の値であっても良い。また、センサ
感度調節部205において、新たなしきい値B’を用い
るタイミングを決定する基準についても、被検ガスの種
類を判別するために必要なセンサ出力S2を得ることが
できれば、上述したものには限定されない。
【0029】
【発明の効果】以上、本発明の油種識別装置によれば、
被検ガスの識別が繰り返し行われた耐久後においても、
熱伝導型ガスセンサおよび金属酸化物半導体型ガスセン
サの出力パターンから被検ガスがガソリンの蒸気および
軽油の蒸気のいずれであるかを正確に識別できる。その
ため、本発明の油種識別装置およびその方法をガソリン
スタンドの給油機などに用いれば、車両に誤った油を給
油することを長期間安定して回避できる。また、本発明
の油種識別装置によれば、高価な超音波受発信機を用い
る必要がなくなり、装置の低価格化が図れる。また、本
発明の油種識別装置では、しきい値変更手段において、
熱伝導型ガスセンサの出力パターンに基づいてしきい値
を変更するタイミングを決定し、金属酸化物半導体型ガ
スセンサの出力パターンに基づいて変更後のしきい値を
決定することから、被検ガスがガソリンの蒸気および軽
油の蒸気のいずれであるかを正確に識別できる。また、
本発明の油種識別方法によれば、被検ガスの識別が繰り
返し行われた耐久後においても、熱伝導型ガスセンサお
よび金属酸化物半導体型ガスセンサの出力パターンから
被検ガスがガソリンの蒸気および軽油の蒸気のいずれで
あるかを正確に識別できる。そのため、本発明の油種識
別方法をガソリンスタンドの給油機などに用いれば、車
両に誤った油を給油することを長期間安定して回避でき
る。また、本発明の油種識別方法では、熱伝導型ガスセ
ンサの出力パターンに基づいてしきい値を変更するタイ
ミングを決定し、金属酸化物半導体型ガスセンサの出力
パターンに基づいて変更後のしきい値を決定することか
ら、被検ガスがガソリンの蒸気および軽油の蒸気のいず
れであるかを正確に識別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる油種識別装置の構成図
である。
【図2】図1に示すセンサ部の構成図である。
【図3】被検ガスの種類に応じた図1に示す熱伝導型ガ
スセンサおよび金属酸化物半導体型ガスセンサの出力を
説明するための図であり、(A)は被検ガスのガソリン
の蒸気の場合、(B)は被検ガスが軽油の蒸気の場合、
(C)は被検ガスが空気である場合の図である。
【図4】(A)は被検ガスのガス濃度と熱伝導型ガスセ
ンサおよび金属酸化物半導体型ガスセンサのセンサ出力
の関係を示すグラフ、(B)は(A)におけるガス濃度
1%付近を拡大して示したグラフを示す図である。
【図5】被検時間と、熱伝導型ガスセンサのセンサ出力
および金属酸化物半導体型ガスセンサのセンサ出力との
関係を示すグラフを示す図である。
【図6】耐久後において用いられるしきい値を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1… 熱伝導型ガスセンサ 2… 金属酸化物半導体型ガスセンサ 3… 参照用ヒータ 4,7,20… 容器 5… 参照用センサ部 6… ガス検出用ヒータ 8… 流出入口 9… ガス検出用センサ部 10… 絶縁基板 11… 対抗電極 12… 金属酸化物半導体 13… 基板加熱用ヒータ 21… 油種識別装置 201… 流量調節部 202… センサセル部 203… 切替え部 204… ガス判断部 205… センサ感度調節部 206… メモリ 208… 燃料タンク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検ガスを検出する熱伝導型ガスセンサ
    と、 前記被検ガスを検出する金属酸化物半導体型ガスセンサ
    と、 前記熱伝導型ガスセンサの第1の出力パターンを第1の
    しきい値を用いて2値化し、前記金属酸化物半導体型ガ
    スセンサの第2の出力パターンを第2のしきい値を用い
    て2値化し、2値化された前記第1の出力パターンまた
    は前記第2の出力パターンに基づいて、前記被検ガスが
    ガソリンの蒸気および軽油の蒸気のいずれであるかを識
    別する識別手段と、 前記金属酸化物半導体型ガスセンサの特性の劣化に応じ
    て、前記第1のしきい値を変更するしきい値変更手段と
    を有する油種識別装置。
  2. 【請求項2】前記しきい値変更手段は、前記熱伝導型ガ
    スセンサの出力パターンに基づいてしきい値を変更する
    タイミングを決定し、前記金属酸化物半導体型ガスセン
    サの出力パターンに基づいて変更後のしきい値を決定す
    る請求項1に記載の油種識別装置。
  3. 【請求項3】熱伝導型ガスセンサの第1の出力パターン
    を第1のしきい値を用いて2値化し、金属酸化物半導体
    型ガスセンサの第2の出力パターンを第2のしきい値を
    用いて2値化し、2値化された前記第1の出力パターン
    および前記第2の出力パターンに基づいて、前記被検ガ
    スがガソリンの蒸気または軽油の蒸気のいずれであるか
    を識別し、 前記金属酸化物半導体型ガスセンサの特性の劣化に応じ
    て、前記第1のしきい値を変更する油種識別方法。
  4. 【請求項4】前記熱伝導型ガスセンサの出力パターンに
    基づいてしきい値を変更するタイミングを決定し、前記
    金属酸化物半導体型ガスセンサの出力パターンに基づい
    て変更後のしきい値を決定する請求項1に記載の油種識
    別装置。
JP20003495A 1995-08-04 1995-08-04 油種識別装置およびその方法 Pending JPH0949814A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20003495A JPH0949814A (ja) 1995-08-04 1995-08-04 油種識別装置およびその方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20003495A JPH0949814A (ja) 1995-08-04 1995-08-04 油種識別装置およびその方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0949814A true JPH0949814A (ja) 1997-02-18

Family

ID=16417726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20003495A Pending JPH0949814A (ja) 1995-08-04 1995-08-04 油種識別装置およびその方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0949814A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004060103A1 (de) * 2004-06-03 2005-12-22 Ust Umweltsensortechnik Gmbh Verfahren und Anordnung zur Erfassung brennbarer Gase, insbesondere zur Erfassung von Wasserstoff
EP1621882A2 (de) 2004-06-03 2006-02-01 UST Umweltsensortechnik GmbH Verfahren und Anordnung zur Erfassung brennbarer Gase, insbesondere zur Erfassung von Wasserstoff
JP2013140174A (ja) * 2005-12-03 2013-07-18 Tyco Thermal Controls Llc 有機液体検出用センター

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004060103A1 (de) * 2004-06-03 2005-12-22 Ust Umweltsensortechnik Gmbh Verfahren und Anordnung zur Erfassung brennbarer Gase, insbesondere zur Erfassung von Wasserstoff
EP1621882A2 (de) 2004-06-03 2006-02-01 UST Umweltsensortechnik GmbH Verfahren und Anordnung zur Erfassung brennbarer Gase, insbesondere zur Erfassung von Wasserstoff
EP1621882A3 (de) * 2004-06-03 2007-09-12 UST Umweltsensortechnik GmbH Verfahren und Anordnung zur Erfassung brennbarer Gase, insbesondere zur Erfassung von Wasserstoff
JP2013140174A (ja) * 2005-12-03 2013-07-18 Tyco Thermal Controls Llc 有機液体検出用センター

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2003200788B2 (en) Improved Electrical Sensor
US5600997A (en) Carrier frequency sensing of fluids in vessels
EP0859232B1 (en) Apparatus for detecting concentration of nitrogen oxide
EP1596169B1 (en) Level sensor apparatus for detecting contact of a pipetting needle with a liquid in a vessel
US4814059A (en) Electrochemical device having a heater and leak protection electrode
JP2007529722A (ja) ガス又はガス混合気を検出する装置
US7637148B2 (en) Liquid state detecting sensor
KR101998612B1 (ko) 음주운전 방지 장치
JP3505891B2 (ja) 油種識別装置および油種識別方法
JPH0949814A (ja) 油種識別装置およびその方法
US7304583B2 (en) Device for detecting a defined filling level of a medium in a container
JP6535413B2 (ja) 呼気ガス検出装置及び呼気ガス検出方法
JP2559275B2 (ja) スチームトラップ及び復水排出装置
US7269993B2 (en) Gas detecting apparatus, gas detecting method and fuel cell vehicle
JP3567521B2 (ja) ガス識別装置
JP2002357576A (ja) 広い濃度範囲の水素ガスの検出方法及び同装置
JP5728568B2 (ja) 生体試料測定装置
JP4805734B2 (ja) センサ素子劣化判定装置およびセンサ素子劣化判定方法
JPH06241862A (ja) 液面検知装置
JP3533802B2 (ja) ガス検出装置および油種識別装置
US20210270767A1 (en) Method for operating a sensor for detecting at least a portion of a measurement gas component having bound oxygen in a measurement gas
JPH07117513B2 (ja) ガスセンサ
JP2000103499A (ja) 給油装置
CN109084481A (zh) 液位开关、热水器及热水器的控制方法
JP3270546B2 (ja) ガス検出器