JPH09500096A - ヒト免疫不全ウイルスに対する予防接種および中和抗体誘発に用いられるペプチド - Google Patents
ヒト免疫不全ウイルスに対する予防接種および中和抗体誘発に用いられるペプチドInfo
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Abstract
(57)【要約】
HIV−1のgp120蛋白質のエピトープに対応する新規ペプチドを開示する。これらの免疫原性ペプチドはHIVに対する抗体依存性細胞性細胞障害を誘起し、従って、HIV感染に対する予防接種およびHIVに対する強化された免疫反応の誘発に有用である。
Description
【発明の詳細な説明】
ヒト免疫不全ウイルスに対する予防接種および中和抗体誘発に用いられるペプチ
ド発明の背景
本発明はAIDSに対する予防接種に使用するのに適したペプチドに関する。
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、後天性免疫不全症候群(AIDS)とし
て知られるようになった疾患の原因である。この致死的疾患は、1981年に初
めて認められたが、治癒法はいまだ見い出されていない。HIVは、性的接触、
感染血または血液製剤および出産など種々の経路によって伝播する。HIV感染
が複雑であり、これといった有効な治療法がないため、AIDSの根絶は、すで
に感染した人々の治療よりも新たな感染の防止によって達成されると思われる。
このため、多くの努力が、感染を検出する方法および感染を防御する方法の開発
に費やされている。感染者、感染した血およびその他生物学的製品を明らかにす
るための診断的方法が開発されている。
たいていのウイルスと同様、HIVはしばしば中和抗体の産生を誘発する。し
かし、多くの他のウイルスや他の感染因子では感染により防御免疫が導かれるの
に対し、HIV特異抗体は、疾病の進行を停止するには不充分である。したがっ
て、HIVの場合には、自然感染の免疫を誘発するワクチンでは効果がないこと
になる。実際、HIV蛋白gp160から調製されたワクチンは、中和抗体を誘
発するものの、HIV感染に対する免疫性はごくわずかにすぎないようである。
有効な抗HIVワクチンを製造できないことは、1990年代の終りまでは有効
なワクチンを得ることはできないであろうという予測を導いた。
HIVゲノムは十分に性質が調べられてきた。その約10Kbは、HIV複製
のための調節セグメント、ならびに、コア蛋白質、逆転写酵素−蛋白質分解酵素
−エンドヌクレアーゼ、内部および外部エンベロープ糖蛋白質をそれぞれコード
するgag、pol、env遺伝子を含む配列をコードする。
HIVenv遺伝子は、細胞内糖蛋白質gp160をコードし、これは通常蛋
白分解によりプロセスされてウイルス外部糖蛋白質gp120と、ウイルス膜貫
通糖蛋白質gp41を形成する。gp120プロテインは、gp41との非共有
結合性相互作用によりHIVビリオンと連結したままである。これらの非共有結
合性相互作用は弱く、その結果、gp120の大半は細胞およびビリオンから可
溶性の状態で解放される。
gagおよびenv遺伝子の産物に対する抗体がHIVに感染したAIDSお
よびARC(AIDS関連症候群)患者の血清に発見されることから、HIV−
1ゲノムのgagおよび特にenv領域によりコードされる蛋白は免疫原性をも
つことが、過去の研究によりわかっている。
AIDSおよびARC患者、ならびに、当該ウイルスに感染した無症状者の血
清から得られるいくつかの抗体はgp120およびgp160に特異的であるこ
とが、すでにわかっている。これらの抗体はしばしば中和活性をもつ。エンベロ
ープ糖蛋白質は、AIDSおよびARC患者の血清中の抗体によりもっとも適合
して認識されるHIV−1抗原である。Allan他「AIDS患者体内に抗体
を誘発する主要な糖蛋白質はHTLV−IIIによりコード化される」Scien
ce228:1091〜1094(1985)、Barin他「HTLV−III
のウイルス性エンベロープ蛋白はAIDS患者体内の抗体の主要な標的抗原をあ
らわす」Science228:1094〜1096(1985)。さらに、患
者血清中の抗体は、gag遺伝子によりコード化されるウイルス性コア蛋白のエ
ピトープをも認識する。
臨床検査用およびワクチン組成物候補としての免疫学的に重要なHIV−1抗
原は、バクテリア、酵母、種痘疹などのさまざまな発現システムにおいてHIV
−1ゲノムの部分をクローン化することにより調製される。Cabradill
a他「バクテリア合成されたenvポリペプチドを用いた、ヒトAIDSレトロ
ウイルスに対する抗体の血清診断」Biotechnology4:128〜1
33(1986)、Chang他「組換え大腸菌を使用した免疫学的検定でのヒ
トT細胞リンパ向性ウイルス−III(HTLV−III)に対する抗体の検出−誘導
されたウイルス抗原性ペプチド」Biotechnology3:905〜90
9(1985)。しかしながら、組換えDNA法により産生されたHIV−1抗
原
は、なお徹底的に精製しなければならない。これは、調製されるHIV−1抗原
を汚染する可能性のある、発現システムの抗原に対するなんらかの抗体反応によ
り、予防接種時の副作用およびELISA検定における誤った陽性反応が起きる
のを避けるためである。また、精製中のHIV−1抗原の変性は、重要な抗原活
性を破壊することがある。完全ウイルスからの蛋白の調製は、やはり、ウイルス
による汚染をもたらす可能性がある。
いくつかの刊行物に、HIV−1の抗原性蛋白の部分に対応する、選択された
合成ペプチドの免疫学的反応性を示すデータが呈示されている。1つの研究にお
いて、HIV−1のアミノ酸残基735〜752に対応するアミノ酸配列Tyr
−Asp−Arg−Pro−Glu−Gly−Ile−Glu−Glu−Glu
−Gly−Gly−Glu−Arg−Asp−Arg−Asp−Arg−Ser
−Gly−Cysをもつペプチドが合成された。Kennedy他「合成ペプチ
ドに対する抗血清はHTLV−IIIエンベロープ糖蛋白質を認識する」Scie
nce231:1556〜1559(1986)。このペプチドはgp41の部
分に由来し、HIV−1に対する中和抗体反応を誘起する目的でラビットを免疫
化するために用いられた。さらに、抗gp41抗体を含むことが知られているA
IDS患者からの数種の血清は、このペプチドとは反応性が弱い。これは、この
ペプチドが、天然のgp160/gp41に対する抗体に、ある程度認識される
少なくとも1つのエピトープを含むことを示すものである。しかしながら、この
ペプチドが、ラビット以外の哺乳類において中和抗体を誘起することは証明され
ておらず、ヒトワクチンとしての使用についての示唆もない。
HIV−1の免疫原性蛋白質には、抗体、細胞障害性T細胞、ヘルパーT細胞
によって認識され、そして、抗体依存性細胞性細胞障害(ADCC)において認
識される免疫原エピトープが存在する。伝統的には、中和抗体はウイルス感染の
防御に必須であると考えられる。中和抗体は感染ウイルス粒子に結合し、この過
程によりウイルス粒子の感染能が破壊される。
ウイルス感染細胞の排除の細胞的機序には細胞障害性T細胞、ヘルパーT細胞
およびADCCが関係している。中和に関係するエピトープと種々の細胞免疫機
構に関係するエピトープは同じであるとは限らない。
ADCCが、ウイルス感染時に働く免疫学的防御機構であることが先に見い出
されている。この反応では、抗原特異的抗体がターゲット細胞の表面構造に結合
し、主要組織適合遺伝子複合体(MHC)非制限CD16+、すなわち、Fc受
容体を有するエフェクター細胞が介在する細胞死を導く。たいていの血清陽性個
体の末梢血におけるHIV特異性細胞障害も、env特異的IgG抗体を有する
MHC非制限ADCCエフェクター細胞が介在する(Tyler他J.Immu
nol.142:1177(1989)、Tanneau他J.Infect
Dis.162:837(1990)、Riviere他J.Virol.63
:2270(1989))。HIV特異的ADCC活性はHIV−1感染個体由
来の血清の多くで見い出されている(Ljunggren他J.Immunol
.139:2263(1987)、Lyerley他AIDS Res.Hum
.Retroviruses3:409(1987))。タイプおよび株に特異
的なADCCが観察され、ある血清中の抗体は全ての株に対しADCCを媒介し
、また、他の血清はADCC活性が全くない(Ljunggren他63:33
76(1989))。小児HIV−1感染においては、ADCC媒介抗体の存在
が臨床状態の改善に有意に関連する(Ljunggren他161:198(1
990))。ADCC反応はHIV感染の初期に現れ、HIV−1HTLVIIIB感染
ターゲット細胞に対する反応性の広範囲なADCCは、血清型転換後2〜12カ
月の間に現れる。
HIV抗原を表面に提示する活性化細胞はADCCのターゲット細胞となる可
能性がある。HIV感染オートロガスCD4+T細胞の芽細胞が、ADCCによ
る細胞溶解のターゲットとなることが最近示された(Tanneau他J.In
fect Dis.162:837(1990))。多数の研究で、HIVのエ
ンベロープ糖蛋白質はターゲットエピトープであると示唆されている。Evan
他(AIDS3:273(1989))は、アフィニティーにより精製したヒト
IgまたはHIV−1のenv蛋白質に対するポリクローナルウサギ血清を用い
、gp120およびgp41に対するADCCを媒介する抗体を見い出した。K
oup他(J.Virol.63:584(1989))は、リンパ芽球細胞系
において、エンベロープ糖蛋白質(gp160、gp120およびgp41)ま
た
はgag蛋白質(p55、p40、p24およびp17)を発現するワクシニア
ウイルスベクターを使用している。エンベロープ糖蛋白質複合体gp120/g
p41のみがHIV特異的ADCCのターゲット抗原であることが見い出され、
これは、同様の系を用いた別の研究で確認された(Tanneau他J.Inf
ect Dis.162:837(1990))。
さらに限定された領域が多数の研究において明らかにされている。gp120
のV3領域(アミノ酸309〜318)に対するネズミモノクローナル抗体は中
和(タイター、1:500)およびHTLVIIIBに対するADCC(タイタ
ー、1:800)を媒介する(Broliden他J.Virol.64:93
6(1990))。また、V3領域(アミノ酸308〜322)に対するマウス
−ヒトキメラ抗体はADCCならびに中和および融合阻害を誘発する(Liou
他J.Immunol.143:3967(1989))。Lyerly他(A
IDS Res.Hum.Retroviruses3:409(1987))
は、gp120のC−末端部分(アミノ酸467〜511)におけるADCCエ
ピトープの場所を特定している。発明の概要
本発明により、HIV−1gp120蛋白質のエピトープに対応する新規なペ
プチドが開示され記載される。各ペプチドは、ヒト免疫不全ウイルスgp120
蛋白質由来のエピトープアミノ酸配列を含むペプチドであり、前記エピトープは
、配列番号1、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号1
2、配列番号14、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号36
または配列番号41の範囲内に位置し、前記エピトープ配列に対してサルで産生
した抗血清が、1:30を超える希釈で0.5を超える特異的抗体依存性細胞性
細胞障害指標値を有する。
本発明の他の態様では、当該ペプチドが、配列番号1、配列番号5、配列番号
6、配列番号7、配列番号8、配列番号12、配列番号14、配列番号19、配
列番号20、配列番号21、配列番号36および配列番号41からなるグループ
から選択される配列から本質的になるアミノ酸配列を有する。
本発明の別の態様では、新規ペプチドがワクチン組成物を調製するために使用
される。ワクチン組成物は、ヒト免疫不全ウイルスgp120蛋白質由来のエピ
トープアミノ酸配列を、医薬的に許容可能な担体と共に、哺乳動物において免疫
反応を誘発するのに有効な量含み、前記エピトープは、配列番号1、配列番号5
、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号12、配列番号14、配列番
号19、配列番号20、配列番号21、配列番号36または配列番号41の範囲
内に位置し、前記エピトープ配列に対してサルで産生した抗血清が、1:30を
超える希釈で0.5を超える特異的抗体依存性細胞性細胞障害指標値を有する。
好ましい態様では、ワクチン組成物は、さらに、フロイント完全アジュバント、
フロイント不完全アジュバント、ムラミルジペプチド、レバミソール、イソプリ
ノシンまたはタフトシンのようなアジュバントを含む。
本発明のさらに別の態様では、少なくとも2種の新規ペプチドがワクチン組成
物で使用される。各ペプチドは、ヒト免疫不全ウイルスgp120蛋白質由来の
エピトープアミノ酸配列を含むペプチドであり、前記エピトープは、配列番号1
、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号12、配列番号
14、配列番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号36または配列番
号41の範囲内に位置し、前記エピトープ配列に対してサルで産生した抗血清が
、1:30を超える希釈で0.5を超える特異的抗体依存性細胞性細胞障害指標
値を有する。ペプチドは、哺乳動物で免疫反応を誘発するのに有効な量存在し、
医薬的に許容可能な担体と組み合わされる。
好ましい態様では、このワクチン組成物は、さらに、フロイント完全アジュバ
ント、フロイント不完全アジュバント、ムラミルジペプチド、レバミソール、イ
ソプリノシンまたはタフトシンのようなアジュバントを含む。
また、本発明によれば、哺乳動物に本明細書に記載の組成物の一つを投与する
ステップを含む、ヒト免疫不全ウイルスの感染から哺乳動物を防御する方法が開
示される。投与は、静脈内注射、筋肉内注射、皮下注射または腹膜腔内注射によ
ることができる。
さらに、本発明によれば、ヒト免疫不全ウイルスgp120蛋白質由来のエピ
トープアミノ酸配列を、医薬的に許容可能な担体と共に含む組成物を、抗体を誘
発するのに有効な量投与するステップを含む、哺乳動物において中和抗HIV抗
体を誘発する方法が開示される。このエピトープは、配列番号1、配列番号5、
配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号12、配列番号14、配列番号
19、配列番号20、配列番号21、配列番号36または配列番号41の範囲内
に位置し、前記エピトープ配列に対してサルで産生した抗血清が、1:30を超
える希釈で0.5を超える特異的抗体依存性細胞性細胞障害指標値を有する。
本発明の別の態様では、ワクチン組成物は、少なくとも2種の新規ペプチドを
含む。各ペプチドは、ヒト免疫不全ウイルスgp120蛋白質由来のエピトープ
アミノ酸配列を含むペプチドであり、前記エピトープは、配列番号1、配列番号
5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号12、配列番号14、配列
番号19、配列番号20、配列番号21、配列番号36または配列番号41の範
囲内に位置し、前記エピトープ配列に対してサルで産生した抗血清が、1:30
を超える希釈で0.5を超える特異的抗体依存性細胞性細胞障害指標値を有する
。ペプチドは、哺乳動物で免疫反応を誘発するのに有効な量存在し、医薬的に許
容可能な担体と組み合わされる。発明の詳細な説明
本発明は、霊長類検体によるHIV中和抗体の産生を誘起することが見出ださ
れたペプチドに関する。これらのペプチドは、Kennedy他、Scienc
e231:1556〜1559(1986)に示されるアミノ酸座標をもつgp
120蛋白質の領域に対応する。本発明のペプチドは、gp120−12(アミ
ノ酸座標159〜183)、gp120−15(アミノ酸座標200〜225)
、gp120−16(アミノ酸座標213〜237)、および、gp120−1
9(アミノ酸座標255〜276)と称される。ペプチドgp120−19は、
Hoら(Science239:1021〜1023(1988))に記載され
たペプチドに類似しているが、gp120−19は霊長類において中和抗体を誘
起することが見い出された。本発明のペプチドはワクチン組成物における免疫原
として使用でき、また、ポリクローナルまたはモノクローナル抗体産生を誘起す
るするのに使用できる。特に重要なのは、HIV中和抗体である。
蛋白質は、多数の抗原決定基やエピトープを含み、これらは、特異的抗体の認
識および結合部位を含む蛋白質の領域である。一般に、蛋白質は5〜10個のエ
ピトープを含み、各エピトープは6〜8個のアミノ酸の配列を含む。エピトープ
は、6〜8個のアミノ酸が直線配列上に存在する連続型でも、エピトープを形成
するアミノ酸が蛋白質の三次元的折り返しにより集まる非連続型でもよい。エピ
トープが比較的少ない数のアミノ酸であるとしても、抗体との反応は、エピトー
プを囲む蛋白質内アミノ酸により影響を受ける。
蛋白質の抗原部位やエピトープをマッピングすることを目的とした研究は、問
題の蛋白質のさまざまな領域に対応する合成ペプチドを用いることにより促進さ
れている(Lerner他「免疫学的疾病の生物学:病院実務読本」(Dixo
nおよびFisher編)331〜338頁(1983)、Lerner、Ad
v.Immunol.36:1(1984))。エピトープのマッピング研究に
おける有用性に加え、合成ペプチドは、蛋白質の主要な抗原決定基を包含させれ
ば、ワクチンや診断用試薬としての可能性を有している(Van Regenm
ortel、Ann.Inst.Pasteur/Virol.137E:49
7〜528(1986)、Van Regenmortel「抗原としての合成
ペプチド」、BurodenおよびVan Knippenburg編「生化学
および分子生物学における研究技法」第19巻、Elsevier、ISBN0
−444−80974−0(1988))。
合成ペプチドは、特異的抗体の産生および反応性に関していくつかの利点を有
する。合成ペプチドの正確な配列は、蛋白質のアミノ酸配列決定法により決定さ
れる蛋白質のアミノ酸配列や蛋白質をコードするDNA配列から決定される予測
アミノ酸配列から選択できる。特異的合成ペプチドの使用により、予防接種およ
び抗体の産生または検定において完全長蛋白質の必要はなくなる。さらに、Me
rrifieldと共同研究者による固相ペプチド合成法により、本質的に無制
限の量の合成ペプチドを化学的に製造することが可能である(Erickson
およびMerrifield「蛋白質」第3版第2巻、Academic Pr
ess、ニューヨーク、第3章(1976))。自動ペプチド合成器の実用化は
、このような技術をさらに前進させている。
蛋白質の抗原領域を予測するためにさまざまな基準が用いられるが、このよう
な領域に対応するペプチドは、必ずしもワクチンとして有用ではない。例えば、
ペプチドが、蛋白質と反応する抗体により認識される適切な空間的配位になけれ
ば、抗原性は失われる。また、C型レトロウイルスおよびHIVから由来するペ
プチドのいくつかは、HIV自身と同様に強い免疫抑制因子として作用すること
が判明している(Cianciolo他、J.Immunol.124:290
0〜2905(1980)、Cianciolo他、Proc.Natl.Ac
ad.Sci.USA230:453〜455(1985))。このようなペプ
チドは、患者に対して有害な効果をもち、ワクチンとして用いるには適当ではな
い。
さらに、HIV−1およびHIV−2において特に明らかなように、これら2
つのウイルス群の各々には、ウイルスの数多くの血清型すなわち分離体を導くか
なりの遺伝学的変異性がある。このため、免疫原の形成に用いるペプチドにする
蛋白質の領域を選択する際には、かなりの制約がある。しかし、HIV−1およ
びHIV−2蛋白質の免疫主要部分には、比較的不変なものがあることがわかっ
た。合成ペプチドは、天然の分子内の通常は免疫原性をもたない型共通配列[t
ype common sequences]に対して免疫反応を誘発するとい
う点において、ウイルス性ワクチンに対する重要な鍵でもある。これらの、さも
なければ沈黙しているエピトープは、広範な防御特異性をもつ。Steward
他、Immunol.Today8:51〜58(1987)。いくつかの試験
的ワクチンが、ウイルスに接触した恐れのある人々における感染を防御する目的
で作成された。Berman他「組換え糖蛋白質gp160ではなくgp120
を用いた予防接種後のHIV−1による感染からのチンパンジーの防御」Nat
ure345:622〜625(1990)。HIVの免疫学的に重要な蛋白質
の領域に対応する合成ペプチドについて、HIVの検出のための診断法における
用途、HIVに対する可能性のあるワクチンとしての用途、および、ポリクロー
ナル抗体およびモノクローナル抗体の産生のための用途が見い出されている。
gp120上の多数の中和エピトープが、何人かの研究者により見い出され、
そして、特定されている。その総覧については、Bolognesi、AIDS
(1989)3(suppl 1):S111〜S118を参照されたい。この
総覧において、Bolognesiはアミノ酸座標254〜274、303〜3
37、458〜484、491〜523を有する4つの異なるウイルス中和エピ
トープに言及している。アミノ酸領域254〜274を有するペプチドは、ラビ
ットを免疫化するために用いられ、生じた抗血清は上述したようにHIV−1を
中和することが見出だされた(Ho他)。
本発明に包含されるペプチドは、免疫化した宿主においてHIV特異的な抗体
の産生を誘起する少なくとも1つの連続型(直線型)エピトープを含むアミノ酸
配列を含む。
すなわち、本発明は、Muesing他「ヒトAIDS/リンパ節病レトロウ
イルスの核酸構造および発現」Nature313:450〜458(1985
)に記載されたHIV−1 HTLVIII−Bのエンベロープ遺伝子によりコー
ドされるHIVgp120蛋白質の領域に対応する免疫原ペプチドを包含する。
ヌクレオチド配列は、HIVPV22の名称でGenbankリリース63にお
いて提供される。本発明はさらに、ペプチドの免疫原特性に重大な影響を及ぼさ
ない、ペプチドの機能的等価な変異体を包含する。例えば、アミノ酸残基の保存
的置換、すなわち、1個または数個のアミノ酸残基のアミノ酸類似体による置換
は本発明の範囲内にある。
相同体は、アミノ酸残基を保存的に置換したペプチドである。互いに保存的に
置換できるアミノ酸には以下のものがあるがこれらに限定されるものではない。
グリシン/アラニン、バリン/イソロイシン/ロイシン、アスパラギン/グルタ
ミン、アスパラギン酸/グルタミン酸、セリン/スレオニン、リジン/アルギニ
ン、フェニルアラニン/チロシン。相同ペプチドは、下記に示す配列を有するg
p120−12、gp120−15、gp120−16およびgp120−19
で示されるペプチドを認識する抗体により認識されるならば、本発明の範囲内に
あるものとみなされる。さらに、本発明のペプチドに対応する相同ペプチドで、
異なるHIV分離体から由来するすべてのものも、本発明の範囲内に含まれる。
類似体は、本発明のペプチドと機能的に等価であり、ある程度の天然に存在し
ないまたは修飾されたアミノ酸を含んでいるペプチドと定義される。さらに、1
種以上のペプチドおよびペプチド類似体ないし相同体のポリマーも本発明の範囲
内である。また、gp120−12、gp120−15、gp120−16およ
びgp120−19の夫々よりもアミノ酸残基が少ないが、各ペプチドに存在す
る1個以上の免疫原性エピトープを含み、従って、元のペプチドの免疫原性を有
するペプチドも本発明の範囲内である。対象のペプチドを、より長い配列の免疫
原性エピトープを維持したまま、いずれかの末端で短縮できる程度を決定するた
めの分析方法は後記する。
本明細書に具体的に開示したペプチドのいずれかの末端にアミノ酸を付加する
ことも、付加がペプチドの免疫学的性質にかなりの悪影響を与えない限り、本発
明の範囲内と考えられる。通常の試験方法により、このように延長または短縮さ
れたペプチドが所望の免疫学的性質を有しているか否かを決定できる。アミノ酸
が付加される場合、得られるペプチドはなお比較的短いことが好ましく、例えば
、50アミノ酸以下の長さであり、好ましくは、約40または45アミノ酸以下
の長さであり、最も好ましくは、約25、30または35アミノ酸以下の長さで
ある。
本発明のペプチドは公知の固相ペプチド合成技術を用いて合成された(Mer
rifieldおよびBarany「ペプチド:分析、合成、生物学」第1巻、
Gross及びMeinenhofer編、Academic Press、ニ
ューヨーク、第1章(1980))。合成により、さらに、元来の蛋白質配列に
対応しない1つ以上のアミノ酸を、ペプチドのアミノ末端またはカルボキシル末
端に付加することが可能となる。このような付加アミノ酸は、ペプチドを別のペ
プチドや、大きな担体蛋白質や、固相支持体に結合させるために有用である。こ
れらの目的に有用なアミノ酸には、チロシン、リジン、グルタミン酸、アスパラ
ギン酸、システイン、および、これらの誘導体があるが、これらに限定されるも
のではない。例えば、NH2アセチル化やCOOH末端アミド化など、さらなる
蛋白質改変技術を用いて、ペプチドを別の蛋白質やペプチド分子や支持体に結合
させるためのさらなる手段を提供することができる。ペプチドを互いに、あるい
は担体蛋白質や固相支持体に結合させるための処理法は、公知である。したがっ
て、カルボキシまたはアミノ末端において、担体または固相支持体に結合または
非結合の上述の付加アミノ酸残基を含むペプチドは、本発明の範囲内にある。本
発明のペプチドに対する言及は、ここに論じられるすべての態様を包含する。
ワクチン製造の別の方法は、分子生物学技術を用いて、本発明の1つ以上のペ
プチドと高度に免疫原性の蛋白質を含む融合蛋白質を生成することである。例え
ば、問題の抗原とコレラ毒素のBサブユニットを含む融合蛋白質が、問題の抗原
に対する免疫反応を誘発することが証明されている(Sanchez他「ワクチ
ン開発の基礎としての、コレラ菌(ビブリオ・コレラ)におけるコレラ毒素Bサ
ブユニットの過剰発現のための組換えシステム」Proc.Natl.Acad
.Sci.USA86:481〜485(1989))。このようなキメラペプ
チドは、経口投与することができる。
新規なペプチドアミノ酸配列を、以下に示す。アミノ酸残基配列は、Mues
ing他(「ヒトAIDS/リンパ節症レトロウィルスの核酸構造および発現」
Nature,313:450〜458(1985))によりすでに開示された
ヌクレオチド配列から導かれる。ペプチドはそのカルボキシ末端に、カルボキシ
ル基よりもアミド基を有する方が好ましい。カルボキシ末端は、カルボキシル基
および下記の分子部分であってもよい。
gp120−12
X−Gly−Glu−Ile−Lys−Asn−Cys−Ser−Phe−As
n−Ile−Ser−Thr−Ser−Ile−Arg−Gly−Lys−Va
l−Gln−Lys−Glu−Tyr−Ala−Phe−Phe−Y−Z
gp120−15
X−Leu−Thr−Ser−Cys−Asn−Thr−Ser−Val−Il
e−Thr−Gln−Ala−Cys−Pro−Lys−Val−Ser−Ph
e−Glu−Pro−Ile−Pro−Ile−His−Tyr−Cys−Y−
Z
gp120−16
X−Pro−Lys−Val−Ser−Phe−Glu−Pro−Ile−Pr
o−Ile−His−Tyr−Cys−Ala−Pro−Ala−Gly−Ph
e−Ala−Ile−Leu−Lys−Cys−Asn−Asn−Y−Z
gp120−19
X−Thr−His−Gly−Ile−Arg−Pro−Val−Val−Se
r−Thr−Gln−Leu−Leu−Leu−Asn−Gly−Ser−Le
u−Ala−Glu−Glu−Glu−Y−Z
上記中、Xは、ペプチドのアミノ末端NH2基の水素原子またはペプチドの担
体への結合を促進するために選択される付加アミノ酸であり、Yは無いかまたは
Cysであり、Zは、カルボキシ末端アミノ酸のカルボキシル基またはアミド基
である。用いられているアミノ酸略称を表2に示す。
HIVによる将来の感染を防御するため、あるいは、すでにHIVに感染した
検体におけるHIVに対する免疫反応を高めるためのワクチンとして有用である
。いかなる霊長類好ましくはヒトの検体にもペプチドを用いて予防接種できるが
、もっとも適切な検体はHIV感染の危険がある人々である。このような対象者
には、同性愛者、娼婦、薬物静脈注射常用者、および、患者や生物学的標本に接
触する医療従事者が含まれるが、これらに限定されるものではない。本発明は、
さらに、これらのペプチドを特異的に認識するモノクローナルおよびポリクロー
ナル抗体を提供する。本発明は、さらに、HIVを中和する抗体を提供する。
本発明の好ましい態様において、ペプチドは免疫原として用いられる組成物に
調製される。これらの免疫原は霊長類およびヒトを含む哺乳類におけるワクチン
として、あるいは、動物におけるポリクローナルおよびモノクローナル抗体の産
生を誘起するために用いることができる。このような組成物を調製するため、免
疫原として有効な量の少なくとも1種のペプチドを、ヒトを含む哺乳類への投与
に適した生理的に許容可能な担体に混合する。ペプチドは、互いに、または、他
のペプチドや蛋白質担体やその他の担体に共有結合で結合され、リポソームその
他のベシクルに組み込まれ、および/またはワクチン分野において知られるよう
にアジュバントや吸着剤と混合される。例えば、1つあるいは複数のペプチドは
、Takahashi他「精製したHIV−1エンベロープ蛋白質およびISC
OMSを用いた免疫化によるCD8+細胞障害性T細胞の誘導」Nature3
44:873〜875(1990)に開示されるとおり、免疫刺激性複合体に混
合することができる。あるいは、ペプチドは、結合されずに、単に、ヒトを含む
哺乳類に投与するのに適した、通常の食塩水や緩衝化合物などの生理的に許容可
能な担体と混合される。
本発明のペプチドに対する免疫反応は種々の補助剤によって高められる。人手
可能なアジュバントは多く、また、急速に増している。好ましい態様では、フロ
イントアジュバントが、ワクチンとしてペプチドを投与された哺乳類の免疫反応
を増大するために使用される。
抗体を誘起するすべての免疫原組成物と同様に、本発明のペプチドの免疫原と
して有効な量は、経験的に決定されなければならない。考慮されるべき因子には
、天然ペプチドの免疫原性、ペプチドがアジュバントや担体蛋白質やその他の担
体に複合すなわち共有結合で結合されるかどうか、静脈内注射、筋肉内注射、皮
下注射などの組成物の投与経路、免疫化投与回数が含まれる。このような因子は
ワクチン分野において公知であり、過度の実験を行なうことなくこのような決定
をなすことは免疫学者の技術範疇である。
本発明をさらに下記の実施例により説明するが、これらの実施例により本発明
の範囲が制限されるものではない。
実施例1
ペプチド合成
本発明のペプチドの合成にApplied Biosystems製430A
ペプチド合成機を使用した。各合成には、p−メチルベンジル−ヒドリルアミン
固相支持体樹脂(Peptides International、ルイビル、
KY)を使用した。ペプチドは、430Aペプチド合成機のユーザーマニュアル
(Applied Biosystems(1986))に従って合成した。
合成に用いた全てのアミノ酸は、α−NH2基を保護するt−ブチルカルボニ
ル基(t−Boc)を含み、スイスのNovabiochem AGから入手し
た。反応性側鎖基を有するアミノ酸は、所望しない側鎖の連鎖反応を防ぐための
追加保護基を含んでいた。これらのペプチドすべてを合成するのに用いた、保護
されたアミノ酸の各々を表1に記載する。
合成の完了後、合成されたペプチドから保護基を取り除き、Bergot他「
固相ペプチド合成における分割試薬としてのトリフルオロメタンスルホン酸の用
途」Applied Biosystems User Bulletin、P
eptide Synthesizer、第16号、1986年9月2日発行に
記載された方法にしたがって、トリフルオロメタンスルホン酸(TFMSA)を
用いる処理により、固相支持体樹脂からペプチドを切断した。以下に、用いられ
たプロトコルの詳細を記す。
1.ペプチド−樹脂1グラムに対して、チオアニソールと1,2−エタン−ジ
チオール(2:1)の3mlをスカベンジ剤として添加し、混合物を室温で10
分間、連続的に攪拌しながらインキュベートした。
2.トリフルオロ酢酸(TFA)10mlを添加し、室温で10分間、連続的
に攪拌した。
3.強く攪拌しながら、TFMSA1mlを滴下して添加し、室温で25分間
反応させた。
4.切断の後、ペプチドを無水エーテルを用いて沈殿させ洗浄した。
5.沈殿洗浄されたペプチドを少量(約5ml)のTFAに溶解した。
6.溶解したペプチドを再び工程4のように沈殿洗浄し、沈殿物をN2流下で
乾燥させた。
特異性の検定に用いる前に、所望に応じ、逆相高性能液体クロマトグラフィ(
HPLC)により、ペプチドをさらに精製してもよい。このような精製に特に適
したカラムとしては、水(TFA)−アセトニトリル(TFA)勾配を用いてペ
プチドを溶出する逆相Vydak(登録商標)C−18カラムがある。表2に示
すアミノ酸配列を有する、HIV−1gp120の全配列を含む40個のペプチ
ドを合成した。アミノ酸座標213〜224の短縮gp120−16/Bも合成
した。
実施例2
細胞およびウイルスストック
すべての中和試験は、H−9細胞およびHTLV−IIIBウイルス(R.C.
Galloからのもので、ニューヨーク州マンハセットのノースショア病院のW
illiam Hall博士により供給された)を用いて実施された。H−9細
胞(H9 NYとして示される)を、ウシ胎児血清(FCS)20%と、ペニシ
リン/ストレプトマイシン(PEN/STREP各50μg/mlで殺真菌剤は
含まず)を補なったRPMI培地(Gibco)内に保持した。細胞は、4日毎
に1:3希釈で、継代培養された。
細胞をプレートからかき取り、325×gの遠心分離によりペレット化した。
ペレット化された細胞を、前もって1/10に希釈したストックウイルス1ml
中に再懸濁し、頻繁に攪拌しながら37℃で60分間にわたり吸着を行なった。
ウイルスの吸着ののち、細胞を再遠心分離し、FCS20%およびポリブレン(
2μg/ml)を含むRPMI10ml中に再懸濁し(5×105細胞/mlの
最終濃度に)、5%CO2中において37℃でインキュベートした。
感染された細胞は、シンシチウム形成、免疫蛍光検査における陽性細胞、p−
24産生(Abbott p−24抗原試験により検定される)を検査すること
により、感染後(p.i.)4〜5日目に検出可能であることが判明した。HI
V産生のピークは、p.i.10〜15日目にみられ、このとき、ウイルスを採
取した。破砕物を除くための低速遠心分離の後、感染細胞から採取したウイルス
を含む上澄み液を、−90℃でストックとして凍結した。50%組織培養感染量
(TCID50)として終点タイター40,000の値をもつ1つのウイルススト
ックが研究を通じて用いられた(NT3〜NT19と呼ぶ)。
実施例3
免疫化のためのペプチドの調製
N−スクシンイミジル3−(2−ピリジルジチオ)プロピオネート(SPDP
)(Pharmacia、スウェーデン国ウプサラ)を二機能性リンカーとして
用い、下記に要約する製造者(Pharmacia)の指示にしたがって、本発
明
によるペプチドを、オボアルブミングレードV(Sigma、アメリカ合衆国ミ
ズーリ州セントルイス)に、ほぼ10:1(ペプチド:オボアルブミン)のモル
比で、共有結合で連結した。
オボアルブミンを結合緩衝液(0.2M NaH2PO4、pH8.5)に溶解
した。つぎに、溶解されたオボアルブミンを、同じ緩衝液を用いてSephad
exG−25Mカラム(Pharmacia、スウェーデン)を通過させた。蛋
白質濃度を280nmで測定し、回収を判定した。SPDPを、最終濃度40m
Mになるよう、99.5%エタノールに溶解した。つぎに、攪拌しながら、オボ
アルブミン溶液にSPDPを滴下して添加した。つぎに、SPDP−オボアルブ
ミン混合物を室温で約30分間放置した。水を溶出剤として用い、混合物をSe
phadexG−25Mカラムを通過させることにより、オボアルブミン−SP
DP複合体を非複合SPDPから分離した。オボアルブミン−SPDP複合体の
置換度は、ペプチド溶液に添加すべき量を決定するために、複合体50μlを水
2mlで希釈した後に、希釈された複合体を280nmで、および、希釈された
接合体にジチオトレイトール(DTT)(Sigma)100μlを添加して3
43nmで測定することにより、決定された。
最後に、オボアルブミン−SPDP複合体に結合させる合成ペプチドを10%
酢酸に溶解し、最終濃度1mg/mlとした。適当な量(上記の置換度により決
定される)のオボアルブミン−SPDP接合体を添加し、室温で一晩静置した。
実施例4
免疫化プロトコル
M.ファクシキュラリス(Maccaca facsicularis)が抗
体の産生に用いられた。最初のペプチド注射の前に、血液試料をサルから採取し
た。この最初の血液試料を「免疫前」(表3〜6)と呼び、内部対照として用い
、各免疫血清と同時に分析する。
リン酸緩衝生理食塩水(PBS)0.5mlに懸濁したペプチド−SPDP−
オボアルブミン100μgをサルに注射した。3週間おきに3回の筋肉内注射に
よりサルを免疫化した。アジュバントとしては、免疫化全部についてフロイント
完全アジュバント0.5mlを用いた。最終の免疫化から2週間後、サルから採
血し、免疫前および超免疫[hyperimmune]血清について実施例5に
述べる中和検定を実施した。
実施例5
HIV−1中和検定
HTLV11−B感染能を中和する抗体を含む血清は、ペプチド特異性抗血清
を欠く対照の感染と比較して、HIV−1シンシチウム形成を防ぐ能力、p−2
4抗原形成、免疫蛍光マーカーにより判定される感染細胞数の減少により検出さ
れた。実施例2に記載したストックウイルスを、TCID50の値が100になる
まで希釈し、実施例4に記載したように免疫化されたサルから得られた、連続4
倍希釈(1/5、1/20、1/80)の補体不活性免疫血清と混合した。陽性
(Pos)対照として、既知のHIV中和タイター1/40〜1/160を有す
るモルモット超免疫血清(MSVと呼ぶ)をすべての実験に含めた(B.Mor
ein教授の提供による、BMC獣医学ウイルス部門、スウェーデン国ウプサラ
)。37℃で60分間または4℃で16時間にわたるインキュベーションの後、
血清−ウイルス混合体を、1×106個のH−9細胞に添加し、さらに37℃で
60分間インキュベートした。インキュベーションの後、細胞を一度洗浄し、2
4穴多皿プレート内に、各ウェルに成長培地(RPMI、PCS10%、ポリブ
レン2μg/ml)2mlを入れた中に置いた。
p.i.5〜12日について、顕微鏡(倍率×200)下で、シンシチウムの
存在について細胞を検査した。製造者の指示(Abbott ag test
HIVAG−1(登録商標)、ヒト血清または血漿におけるヒト免疫不全ウイル
ス1型(HIV−1)抗原の検出のための酵素免疫検定)にしたがって、感染細
胞からの上澄み液を、p−24抗原の存在について、p.i.10日に、10倍
連続希釈(1/10〜1/1000)で検定した。結果は、454nmでの吸光
度として示され、より高い吸収度はより高いp−24抗原濃度ひいてはHIV感
染を示す。上澄み液の連続希釈は、もっとも正確な範囲(<2.0吸光度単位)
においてp−24濃度を検出することができるように行なわれた。
感染細胞の数は、実験の最後(通常、p.i.15日)に、免疫蛍光検査(I
F)のために採用されたスライド上の細胞のアセトン固定により測定した。Je
ansson他「超免疫血清を利用した細胞培養からのマイコプラズマの除去」
Ex.Cell Res.161:181〜188(1985)に記載された標
準的方法にしたがって、HIV感染者からの1/400希釈超免疫血清、および
、イソチオシアン酸フルオレセイン(FITC)で標識した1/100に希釈さ
れた抗ヒトIgG抗体(Bio−Merieux France)を用いる、間
接的IF試験が使用された。表3〜6に、ペプチド1〜40で免疫化されたサル
からの超免疫血清のスクリーニングから得られた結果を示す。
表3(A−D)〜表6において、上澄み液のp24抗原含有量は、上述したよ
うに、ELISAにより分析された。抗原陽性細胞の相対量は、AG POS細
胞として示され、ここで、パーセンテージは、
−=0%、+=>0〜2%、++=3〜10%、+++=11〜20%
として示され、パーセンテージの間隔は抗原陽性細胞の数を示している。
表3A(HIVNT3P1.XLS)は、ペプチドgp120−1〜gp12
0−10で免疫化されたサル由来の血清を用いて得られた結果を示している。用
いられた細胞は、H9 NYであり、用いられたウイルスは、実施例2で述べた
HTLV−IIIB、Batch 18であった。インキュベーションプロトコル
は、37℃で1時間の(ウイルスプラス血清)インキュベーションであった。
表3B(HIVHNT4P1.XLS)は、ペプチドgp120−11〜gp
120−20で免疫化されたサル由来の血清を用いて得られた結果を示している
。用いられた細胞は、H9 NYであり、用いられたウイルスは、実施例2で述
べたHTLV−IIIB、Batch 18であった。インキュベーションプロト
コルは37℃で1時間の(ウイルスプラス血清)インキュベーションであった。
表3C(HIVHNT5P1.XLS)は、ペプチドgp120−21〜gp
120−30で免疫化されたサル由来の血清を用いて得られた結果を示している
。用いられた細胞は、H9 NYであり、用いられたウイルスは、実施例2で述
べたHTLV−IIIB、Batch 18であった。用いられたインキュベーシ
ョンプロトコルは37℃で1時間のウイルスプラス血清インキュベーションであ
った。
表3D(HIVHNT6P1.XLS)は、ペプチドgp120−31〜gp
120−40で免疫化されたサル由来の血清を用いて得られた結果を示している
。用いられた細胞は、H9 NYであり、用いられたウイルスは、実施例2で述
べたHTLV−IIIB、Batch 18であった。インキュベーションプロト
コルは37℃で1時間の(ウイルスプラス血清)インキュベーションであった。
表4(HIVTAB4.XLS)は、第1の試験(表3A〜D)により決定さ
れる推定中和抗体の第1の再試験の結果を示す。各試験において、用いられたウ
イルスはHTLV−IIIB、Batch18であり用いられた細胞はH9 NY
であった。1〜19列の第1の再試験結果は、中和試験番号5の結果である。イ
ンキュベーションプロトコルは37℃で1時間のインキュベーションであった。
20〜32列の第1の再試験結果は中和試験番号7の結果である。インキュベー
ションプロトコルは37℃で1時間のインキュベーションであった。
表5(HIVTAB5.XLS)は、陽性ペプチドの第2、第3、第4の再試
験の結果を示す。各試験において、用いられたウイルスはHTLV−IIIB B
atch18であり用いられた細胞はH9 NYであった。1〜4列の第2の再
試験結果は、中和試験番号7の結果である。インキュベーションプロトコルは3
7℃で1時間のインキュベーションであった。5〜13列の第2の再試験結果は
中和試験番号12の結果である。14〜16列の第3の再試験結果は中和試験番
号12の結果である。インキュベーションプロトコルは37℃で1時間のインキ
ュベーションであった。17〜39列の第4の再試験結果は中和試験番号16の
結果である。インキュベーションプロトコルは4℃で16時間であった。40〜
53列の第2の再試験結果は中和試験番号19の結果である。インキュベーショ
ンプロトコルは4℃で16時間の細胞プラスウイルスであった。
表6(HIVKOMBP.XLS)は、組合せ超免疫血清を用いた中和検定結
果である。ここで、ウイルスおよび細胞のインキュベーションは4℃で16時間
であった。
表3(A−D)〜6に示した結果は、本発明のペプチドが、霊長類検体におけ
るHIV中和抗体の産生を誘起することを示している。したがって、ヒト検体の
予防接種にペプチドを使用することによって、HIVによる感染を防御し、また
は、すでにHIVに感染した検体における強化された免疫反応を誘発できる。
実施例6
ADCC検定
HIV特異的ADCCの測定法はLjunggren他が記載している(J.
Immunol.Meth.1987,104:7;J.Immunol.,1
39:2263(1987))。簡単に説明すれば、HIV−1HTLVIIIBを用い
て連続的に感染させた細胞系U937クローン2をターゲット細胞として用いた
。HIV抗体陰性血ドナーからの末梢血単核球(PBMC)をエフェクター細胞
として用いた。PBMCは、リンホプレップ(Lymphoprep、NNyk
omed Pharma AS、オスロ、ノルウェー)を用いた密度遠心法によ
り集められ、付着細胞はスクラブドナイロンウール法(Merrilら、Eur
.J.Immunol.,11:536(1981))によって取り除いた。51
Crでラベルしたターゲット細胞(1×104)およびエフェクター細胞のリン
パ球(2×105)を血清希釈液と混合した。希釈液は、1:30から始まる6
段階の3倍連続希釈であった。上澄みを3時間後に取り、放出された放射能を測
定した。自発放出は10%以下であった。
HIV特異的ADCCは、HIV陽性血清による特異的51Cr放出からHIV
陰性血清による特異的51Cr放出を差し引くことによって求められる。特異的A
DCC指標値(SAI)が1:30で0.5を超える血清がHIV特異的ADC
Cに関し陽性とみなされた(Ljunggren他、J.Immunol.19
87,139:2263)。この値は、HIV抗体陰性血清により得られた特異
的51Cr放出よりも、標準偏差の3倍を超えて、大きな値である。既知のADC
Cタイターを有するHIV抗体陽性血清も各試験に含めた。SAI値が0.5を
超える段階の最終希釈の逆数をADCCタイターとした。非感染ターゲット細胞
に対する血清、および、HIV抗体陰性対照血清ではADCC活性は認められな
かった。
上記実施例5に従って判定された超免疫血清を上記のADCC検定で試験した
。ADCC陽性血清に関する結果のみ下記表7に示す。このグループの他の全て
の血清はADCC陰性であった。サル1〜40の免疫前血清は全て、1:30の
タイターを有していた血清番号36を除いて、感染したターゲット細胞に対し陰
性
であった。免疫前および超免疫血清の全てが、非感染ターゲット細胞に対してA
DCC陰性であった。
表7に示した結果は、本発明のペプチドが、HIV−1HTLVIIIBgP120に
特異的な直線型ADCCエピトープを含むことを示している。従って、本発明の
ペプチドは、抗体依存性細胞性細胞障害を誘発し、HIVによる感染の防御を促
進し、HIVにすでに感染した患者において強化された免疫反応を誘発するのに
使用できる。
本発明の新規ペプチドの各々について活性エピトープに必要な正確なアミノ酸
を決定するために、欠失分析を下記実施例の通り行った。
実施例7
ペプチドの欠失分析
本発明のペプチドは本明細書に記載した通りの形でも、延長または短縮された
活性形でも使用できる。配列からのアミノ酸の除去または配列へのアミノ酸の付
加が、上記のようなペプチドの利点の特性に影響するかどうかを決定するために
、活性エピトープを含む配列部分を特定する通常の実験を行うことができる。例
えば、gp120−1について、1、2、3またはそれ以上のアミノ酸が、カル
ボキシル末端、アミノ末端またはその両方から欠失しているペプチドを合成し、
これらペプチドを実施例4〜6に従って、系統的に試験することによって欠失分
析が行われる。得られる短縮ペプチドが、防御的または中和抗体の産生に関し、
非短縮形のものと免疫学的に等価である場合、問題の特性に関与するエピトープ
は短縮配列内に存在すると結論できる。同様に、1、2、3またはそれ以上の(
任意のアミノ酸から選択された)アミノ酸をペプチドのいずれかの末端に付加し
た後、配列を試験できる。得られるペプチドが、非改変ペプチドに関し実施例4
〜6で特定された特性を実質的に有する場合、改変されたペプチドは本発明の目
的に関し免疫学的に等価であると認められる。
試験すべきペプチドをデノボ(de novo)合成する他、アミノ酸を、本明細書に
開示の何れかの配列番号のペプチドから化学的に除去することもできる。例えば
、その開示を引用によりここに含めるMorrisonおよびBoyd「有機化
学」第3版、1145〜1146頁(1976)に開示の方法により除去するこ
とができる。要約すれば、フェニルイソチオシアネートを、ペプチドのN−末端
残基
に置換チオウレアを形成するために使用する。塩酸による穏和な加水分解で選択
的にN−末端残基をフェニルチオヒダントインとして除去する。残るペプチド鎖
は無傷のままであり、上記の実施例4〜6に開示の方法によって免疫学的活性を
検定する。残るペプチド鎖からN−末端残基を順次除去し、得られるペプチドを
HIV−特異的ADCCを誘発する活性に関し試験するという、この手順を活性
が失われるまで繰り返す。この様にして、活性エピトープのアミノ酸配列が決定
される。
あるいは、C−末端アミノ酸を、遊離型のα−カルボキシル基の隣のペプチド
結合のみを切断する酵素であるカルボキシペプチダーゼを用いて選択的に除去す
る。また、トリプシン、キモトリプシン、ペプシンのような酵素を使用して、本
発明のペプチドを小断片にしてもよい。次いで、これらの小断片は、実施例4〜
6に記載した方法により分析される。
本発明の特定の態様について詳しく説明したが、これらの態様は例であって限
定的でないことは当業者に明らかであり、本発明の正しい範囲は添付の請求の範
囲に定義された通りである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY,
CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G
B,GE,HU,JP,KG,KP,KR,KZ,LK
,LU,LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO,
NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SI,S
K,TJ,TT,UA,UZ,VN
(72)発明者 リーモ,ラーシュ
スウェーデン,フーヴォース,エス―430
80,ヘッレクーラヴェーゲン 17
(72)発明者 イェンソン,スティーグ
スウェーデン,イェーテボリ,エス―411
27,フェレーニングスガータン 33
(72)発明者 ホーラル,ペーテル
スウェーデン,イェーテボリ,エス―412
66,オランジェリーガータン 21 ビー
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.ヒト免疫不全ウイルスgp120蛋白質由来のエピトープアミノ酸配列を含 むペプチドであって、前記エピトープは、配列番号1、配列番号5、配列番号6 、配列番号7、配列番号8、配列番号12、配列番号14、配列番号19、配列 番号20、配列番号21、配列番号36または配列番号41の範囲内に位置し、 前記エピトープ配列に対してサルで産生した抗血清が、1:30を超える希釈で 0.5を超える特異的抗体依存性細胞性細胞障害指標値を有する、前記ペプチド 。 2.エピトープ配列が、配列番号1、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配 列番号8、配列番号12、配列番号14、配列番号19、配列番号20、配列番 号21、配列番号36および配列番号41からなるグループから選択される配列 から本質的になるアミノ酸配列である請求の範囲第1項に記載のペプチド。 3.医薬的に許容可能な担体と共に、請求の範囲第1項に記載のペプチドを、哺 乳動物において免疫反応を誘発するのに有効な量含むワクチン組成物。 4.アジュバントをさらに含む請求の範囲第3項に記載のワクチン組成物。 5.前記アジュバントが、フロイント完全アジュバント、フロイント不完全アジ ュバント、ムラミルジペプチド、レバミソール、イソプリノシンおよびタフトシ ンからなるグループから選択される請求の範囲第4項に記載のワクチン組成物。 6.医薬的に許容可能な担体と共に、哺乳動物において免疫反応を誘発するのに 有効な量の2種以上のペプチドを含み、前記ペプチドの各々が請求の範囲第1項 に記載のペプチドを包含する、ワクチン組成物。 7.アジュバントをさらに含む請求の範囲第6項に記載のワクチン組成物。 8.前記アジュバントが、フロイント完全アジュバント、フロイント不完全アジ ュバント、ムラミルジペプチド、レバミソール、イソプリノシンおよびタフトシ ンからなるグループから選択される請求の範囲第7項に記載のワクチン組成物。 9.哺乳動物に請求の範囲第3項に記載の組成物を投与するステップを含む、ヒ ト免疫不全ウイルスの感染から哺乳動物を防御する方法。 10.前記組成物が請求の範囲第6項に記載の組成物である請求の範囲第9項に 記載の方法。 11.前記投与ステップが、静脈内注射、筋肉内注射、皮下注射または腹膜腔内 注射を含む請求の範囲第9項に記載の方法。 12.請求の範囲第3項に記載の組成物を、抗体を誘発するのに有効な量投与す るステップを含む、哺乳動物において中和抗HIV抗体を誘発する方法。 13.前記組成物が請求の範囲第6項に記載の組成物である請求の範囲第12項 に記載の方法。 14.ヒト免疫不全ウイルスgp120蛋白質由来のエピトープアミノ酸配列を 含むペプチドであって、前記エピトープは、配列番号1、配列番号5、配列番号 6、配列番号7、配列番号8、配列番号12、配列番号14、配列番号19、配 列番号20、配列番号21、配列番号36または配列番号41の範囲内に位置し 、前記エピトープ配列に対してサルで産生した抗血清が、1:30を超える希釈 で0.5を超える特異的抗体依存性細胞性細胞障害指標値を有する前記ペプチド の、ヒト免疫不全ウイルスに対して哺乳動物を免疫するための医薬組成物の製造 のための使用。 15.前記組成物が請求の範囲第6項に記載の組成物である請求の範囲第14項 に記載の使用。
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