JPH09501336A - 埋込み型薬物送出し手段 - Google Patents
埋込み型薬物送出し手段Info
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Abstract
(57)【要約】
保持リザーバ11、ポンピング手段15、送出しリザーバ18、及び送出口21を備える皮下薬物送出し手段である。保持リザーバ11はポンプ15を介して送出しリザーバ18に接続されている。ポンプは、手動操作可能とされ、流体を保持リザーバから送出しリザーバに移す。送出しリザーバは、最小容積から最大容積まで弾性的に拡張可能に形成され、送出口への流れを制御する流れ制限手段23を介して送出口に接続されている。
Description
【発明の詳細な説明】
埋込み型薬物送出し手段
本発明は、皮下埋込み型薬物送出し手段に関する。
患者の治療において、薬物もしくは同様な製剤を長期間にわたり制御された方
法で導入することができる手段を提供することがしばしば望ましい。カプセルも
しくは錠剤の定期的な摂取または定期的な注射によって薬物などを従来的に摂取
する場合、普通、体内の活性成分の量は、初め増大したのち、次の錠剤を摂取し
たり注射を受けたりするまでの期間にわたって減少する。
多くの場合、薬物の摂取は、体内の薬物の量が実質的に一定のままであるよう
に制御される方法で提供することが好ましい。これは、絶えず苦痛をこうむる患
者、例えば、苦痛に耐えうるためには一定量の鎮痛剤の投与を要する末期患者を
治療する場合に特にあてはまる。
過去においては、体内への薬物の導入を制御するために一定期間にわたって制
御された方法で薬物を送り出すことのできる装置がいくつか考案されてきた。そ
のような装置は、動力源によって駆動されるポンプを薬物の体への送出し制御用
として含むものであった。これらのポンプのいくつかは、体の外に取り付けるこ
とができ、患者の体に導入されたカテーテルに接続される。他の装置は、患者の
体に対して皮下的に取り付けられ、薬物を体に対して望みの場所に送り出すポン
プを含むものであった。しかし、このような装置は、きわめて高価であり、薬物
の送出しをもたらすのに動力源を用いることに欠点がある。動力源が故障した場
合、ポンプを交換しなければならない。動力源は、過去、「INFUSAID」の商標の
もとで市販される装置の場合のような相転移流体の利用をはじめとする多様な形
態を取ってきた。
他の送出し装置は、患者の体に対して外に、または皮下的に取り付けることが
できる手動式のポンプを含み、薬物の必要が生じたときその薬物を送り出すため
にポンプを患者が作動させることができるものであった。そのような装置の例は
、内容を引用例として本明細書に含める米国特許第4,588,394号、第4
,681,560号及び第5,085,644号に開示され、ポンピングチャン
バがカテーテルによって体内に直接接続され、その薬物の源を保持リザーバから
導
出する装置を含む。ポンピングチャンバは、最大容積状態に偏倚され、患者によ
って動かされると、最小容積位置に移動するような形態である。第5,085,
644号の場合、ポンピングチャンバへの薬物の再導入は、毛管により、所定期
間ののちポンプが十分なだけの量を送り出すことができるように制御される。し
かし、この形態の送出し手段の欠点は、体内の薬物水準が定期的に変動し、ポン
プを作動させると、体内の薬物水準が初め高い水準を有したのち、ポンプが再び
作動するまでの期間にわたって低下していくことである。
本発明の目的は、いかなる形態の動力源をも要せずに薬物の実質的に一定な送
出しを得られるように患者への薬物の送出しを制御することができる埋込み型薬
物送出し手段を提供することにある。
本発明の一つの態様による皮下埋込み型薬物送出し手段は、保持リザーバ、ポ
ンピング手段、送出しリザーバ、及び送出口を含み、上記保持リザーバが上記ポ
ンプを介して上記送出しリザーバに接続され、ポンプは、手動可能とされ、その
作動により、流体を保持リザーバから送出しリザーバに移すようにされ、また送
出しリザーバは、最小容積から最大容積まで弾性的に拡張可能であるように形成
され、この送出しリザーバが、送出口への流れを制御する流れ制限手段を介して
送出口に接続されいる。
本発明の好ましい特徴によると、保持リザーバと送出しリザーバとの接続は、
送出しリザーバの容積がその最大容積未満であるときにのみ保持リザーバから送
出しリザーバへの流れを許し、この接続は、送出しリザーバがその最大容積に達
した際に、その送出しリザーバへの流体のさらなる送り出しを防ぐための制御手
段を有している。ある態様における制御手段は、保持リザーバとポンプとの間の
第1の弁と、ポンプと送出しリザーバとの間の第2の弁とを含み、これら第1及
び第2の弁は、送出しリザーバがその最大容積まで満たされていないとき、それ
ぞれポンプ及び送出しリザーバへの単方向流を許し、送出しリザーバがその最大
容積に達すると、保持リザーバへの流れを許す。他の態様によると、制御手段は
、保持リザーバとポンプとの間の第1の単方向弁と、ポンプと送出しリザーバと
の間のチャンバとを包含し、このチャンバは、送出しリザーバよりも高い弾性率
で拡張可能に形成された部分をその壁が有し、この部分で弾性的に拡張可能とさ
れ
る。さらなる他のの態様では、制御手段は、送出しリザーバと保持リザーバとの
間に位置するリリーフ弁を含み、このリリーフ弁が、送出しリザーバにおける流
体圧が所定の圧力を超えると、送出しリザーバから保持リザーバへの流れを許す
。
好ましい特徴によると、流れ制限手段は、一つの通路と、その通路の上流に位
置するフィルタとを含む。
本発明の好ましい特徴によると、流れ制限手段には、複数の流路が形成されて
いる。ある態様では、流れ制限手段は、複数の毛管通路を含むことができる。他
の態様では、流れ制限手段は多孔質の要素を含む。この多孔質要素は、ガラス、
セラミックまたは同様な不活性材料から形成することができる。
本発明は、具体的な実施態様に関する以下の説明を考察して、さらに十分に理
解されよう。説明は、添付の図面を参照して行う。
図1は、第1の実施態様の構成の略図である。
図2は、第2の実施態様の構成の略図である。
各実施態様は、それぞれ、癒着などの形成の危険を伴わずに体腔への埋込みを
可能にするのに適した材料から形成された皮下埋込み型薬物送出し手段に関して
いる。
図1に示す第1の実施態様は、注入ポート12が組み合わされた保持リザーバ
11を含む。その注入ポート12は、同様に体内に取り付けられるようにし、ま
た保持リザーバ11を満たすことができるよう、注射器の針を受け入れるのに適
するようにする。この注入ポート12は、フィルタ13を介し、二重導入ダクト
14によって接続されている。適当な部品の例は、内容を引用例として本明細書
に包含する米国特許第5,137,529号に開示されている。
送出し手段(皮下埋込み型薬物送出し手段)はポンプ15をさらに含み、この
ポンプは第1の送出しライン16を介して保持リザーバ11に接続されている。
第1の送出しライン16を通過してポンプ15に達する流体の流れは、第1の弁
17によって制御される。ポンプは、患者が操作するためにアクセスできるよう
患者の体腔中に位置し、患者によって作動させることが可能なポンプからなる。
このポンプは、最大容積状態に偏倚された空洞(チャンバ)を含む。この空洞は
、患者による操作の結果としてへこむと、容積を減らされて空洞の中身を送り出
す。
ポンプ15は、第2の送出しライン19を介して送出しリザーバ18に接続され
ている。ポンプ15から送出しリザーバ18への流体の流れは、第2の弁20に
よって制御される。送出しリザーバ18は、弾性的に拡張可能であるか、自ら膨
むように形成されている。このため、送出しリザーバ18の壁の少なくとも一部
が、送出しリザーバを膨らますことができるように弾性的に拡張可能である。
第1の弁17は本質的に単方向弁であり、保持リザーバ11からポンプ15の
空洞まで単方向の流れを生じさせることができる。第2の弁20は、主として単
方向弁であり、ポンプ15の空洞から送出しリザーバ18まで単方向の流れを生
じさせる。
患者によってポンプ15が動かされてポンプ15の空洞がへこむと、流体がポ
ンプ15から送出しリザーバ18の中に送り出され、繰り返しポンプ15を動か
すと、送出しリザーバ18は弾性的に膨らんで薬物によって満たされる。
送出しリザーバには、送出しリザーバの容積を最大の状態で制限するように働
く制限手段が設けられ、送出しリザーバ18は、最小容積状態から最大容積状態
まで拡張することができ、そのような拡張期間中に、送出しリザーバの拡張範囲
を通じて実質的に一定である圧力が送出しリザーバの壁の弾性部分によって送出
しリザーバの内容物に対して誘発される。
送出しリザーバの最大容積を制御する手段は、送出しリザーバ18を包囲し、
最大容積を超える送出しリザーバの拡張を制限する剛体容器を含むことができる
。他の態様では、壁の拡張可能部分に適合させられ、送出しリザーバの最大容積
位置に対応する位置まで壁の拡張可能部分の弾性的拡張を可能にするようにした
補強リブまたは繊維を利用して、その地点(前記最大容積位置に対応する位置)
を越える拡張が実質的にほとんど起こらないようにすることを含む。さらに他の
実施態様においては、送出しリザーバの最大容積を制御するための手段は、非拡
張性の壁を有する可撓性の囲いを含むことができる。この囲いは、適当な布また
はメッシュで形成されていてもよい。
第1及び第2の弁17、20は、保持リザーバからポンプ15、さらには送出
しリザーバ18への流体の送出しを許すために単方向性ではあるが、所定の圧を
超える圧力で、実質的に二方向性または反対方向に単方向性にすることができる
。
このような弁は、指定された一次的圧力で、ある方向への流れを許し、二次的な
圧力で別方向への流れを許すように設計されている。その効果は、送出しリザー
バ18がその最大容積に達すると、背圧が、第2の送出しライン19、続いてポ
ンプ15の空洞内部、そして第1の送出しライン16のうち、第1の弁17とポ
ンプ15との間の部分に誘発されることである。ポンプをさらに動かすと、第2
の弁20のリリーフ特性が、送出しリザーバ内で誘発させることができる圧力が
所定の水準を超えないことを保証し、これが、最大容積を超える送出しリザーバ
18の膨らみを防ぐように働く。このような第1の弁17のリリーフ特性はまた
、送出しリザーバ18がその最大容積にあるときポンプ15が作動すると、ポン
プ15の空洞の内容物が保持リザーバ11に戻されることを保証するように働く
。
送出しリザーバ18は送出口21に接続されており、この送出口は、送出し手
段(皮下埋込み型薬物送出し手段)の送出ライン22への適用に応じていかなる
望みの形状を取ってもよい。送出ライン22には、送出しリザーバ18から送出
口21への制御された流れを保証する手段を含む流れ制限手段23が設けられて
いる。流れ制限手段には複数の通路が形成され、制御された量の流体を流れ制限
手段に通すよう、複数の毛管通路を有する要素を含むこともできるし、ガラス、
セラミックまたは、送出しリザーバ18によって送出ライン22中に生じる圧力
に耐えることができる同様な不活性材料から形成された多孔質の要素を含むこと
もできる。
送出しリザーバ18の容積における、その最小容積状態と最大容積状態との差
は、流れ制限手段23によって長期間にわたり薬物を送出口21に送り出すこと
ができるようなものである。
使用の際には、実施態様(実施態様による皮下埋込み型薬物送出し手段)を患
者の体内に皮下的に取り付ける。このとき、注入ポート12が体に対して適当な
注入位置に配され、ポンプ15が、患者にとってアクセスできる位置(例えば胸
骨の上)に配されるようにする。送出口21は、実施態様の適用によると、体の
適当な部位に位置づける。装置の寸法は、実施態様を1箇所の小さな切開を介し
て体に導入することができるようなものである。
配置されたならば、保持チャンバ11には、注入ポート12を介して薬物が満
たされる。そして、実施態様を作動させるために、患者はポンプ15のチャンバ
を繰返しへこませることによってポンプ15を作動させて、流体が保持リザーバ
から第1の送出し手段16を通過し、第1の弁17を越え、ポンプ15の空洞に
入り、第2の弁20を越え、第2の送出しライン19を越え、送出しリザーバ1
8に達するようにする。送出しリザーバ18がその最大容積に達すると、患者が
それ以上ポンプ15を作動させたとしても、送出しリザーバ18へのさらなる送
出しが起こることはない。送出しリザーバ18に、その最小容積を超えて膨らむ
のに十分な流体が導入されたならば、その流体に圧力が加わり、これにより、流
れ制限手段23を介した送出口21への流体の送り出しを生じさせる。送出し速
度は実質的に一定である。使用の際に、患者は、送出しリザーバ18がその最大
容積に実質的に近い容積に相当する容積を維持するよう、送出しリザーバ18が
その最大容積からその最小容積に収縮するのに要する期間に対して十分に短い期
間でポンプ15を作動させるように指示されるであろう。
実施態様の結果として、薬物は、その作動寿命にわたって実質的に一定の速度
で送出口21から患者に導入される。さらには、流れ制限手段23には複数の通
路が設けられているため、1個またはそれ以上の通路の閉塞が、送出口21への
流体の連続した流れを妨げることはなく、これにより、そのような部分的閉塞の
場合でも、実施態様は作動を続けることができる。
図2に示す第2の実施態様は、図1に示すものとほとんど同じ形態であり、第
1の実施態様の説明が第2の実施態様に直接当てはまる。その結果、相当する部
品に対しては図1におけるものと同じ符号を使用した。
第1の実施態様と第2の実施態様との違いは、ポンプ15のチャンバと第2の
弁20との間のリリーフチャンバ30の存在を含む。加えて、第1の弁17及び
第2の弁20は、第1の実施態様に用いられる形態の二方向弁を含むものでもよ
いし、あるいはまた、単方向弁を含むものでもよい。リリーフチャンバ30は、
弾性的に拡張可能に形成され、チャンバの拡張可能な壁は、送出しリザーバ18
の弾性率よりも大きな弾性率を有している。このようなことの効果は、ポンプ1
5が作動してポンプからチャンバへの流体の送り出しが生じると、送出しリザー
バ18がその最大容積を達成するようなときまでリリーフチャンバ30に優先し
て膨らむことである。送出しリザーバがその最大容積に達した際に第2の送出し
ライン19内に生じる背圧は、ポンプ15が作動してその空洞のつぶれを引き起
こしている状態で、リリーフチャンバ30を膨らませる。ポンプ15から圧力が
除かれてポンプの空洞に自然の拡張が生じると、リリーフチャンバ内の流体は、
リリーフチャンバ30からポンプ15の空洞に戻される。ポンプ15の作動の継
続は、送出しリザーバ18の拡張ではなくリリーフチャンバ30の膨らみを生じ
させるだけである。
第三の実施態様は、第1及び第2の弁が従来の単方向弁であることを除き、図
1に示す第1の実施態様と同様な形態の装置を含む。第三の実施態様の場合、送
出しリザーバは、送出しチャンバの圧力が所定の水準を超えると開くリリーフ弁
を含む第三の弁を介して保持リザーバに接続されている。そのとき、リリーフ弁
における圧力は、送出しチャンバがその最大容積に達したのち示される圧力に相
当する。
第四の実施態様は、流れ制限手段が一つの毛管を含み、毛管の閉塞を防ぐため
に毛管の上流側にフィルタを有することを除き、前記の実施態様のいずれかの形
態を取ることができる。
本発明の範囲は、上述の実施態様の範囲に限定されないということが理解され
よう。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1995年5月2日
【補正内容】
明細書
「埋込み型薬物送出し手段」
本発明は、薬物送出し手段に関する。
患者の治療において、薬物もしくは同様な製剤を長期間にわたり制御された方
法で導入することができる手段を提供することがしばしば望ましい。カプセルも
しくは錠剤の定期的な摂取または定期的な注射によって薬物などを従来的に摂取
する場合、普通、体内の活性成分の量は、初め増大したのち、次の錠剤を摂取し
たり注射を受けたりするまでの期間にわたって減少する。
多くの場合、薬物の摂取は、体内の薬物の量が実質的に一定のままであるよう
に制御される方法で提供することが好ましい。これは、絶えず苦痛をこうむる患
者、例えば、苦痛に耐えうるためには一定量の鎮痛剤の投与を要する末期患者を
治療する場合に特にあてはまる。
過去において、体内への薬物の導入を制御するために一定期間にわたって制御
された方法で薬物を送り出すことができる装置がいくつか考案されてきた。その
ような装置は、動力源によって駆動される、薬物の体への送出しを制御するポン
プを含むものであった。これらのポンプのいくつかは、体の外に取り付けること
ができ、患者の体に導入されたカテーテルに接続される。他の装置は、患者の体
に対して皮下的に取り付けられ、薬物を体に対して望みの場所に送り出すポンプ
を含むものであった。しかし、このような装置は、きわめて高価であり、薬物の
送出しをもたらすのに動力源を用いることに欠点がある。動力源が故障した場合
、ポンプを交換しなければならない。動力源は、過去、「INFUSAID」の商標のも
とで市販される装置の場合のような相転移流体の利用をはじめとする多様な形態
を取ってきた。
他の送出し装置は、患者の体に対して外に、または皮下的に取り付けることが
できる手動式のポンプを含み、薬物の必要が生じたときその薬物を送り出すため
にポンプを患者が作動させることができるものであった。そのような装置の例は
、内容を引用例として本明細書に含める米国特許第4,588,394号、第4
,681,560号及び第5,085,644号に開示され、ポンピングチェン
バがカテーテルによって体内に直接接続され、その薬物の源を保持リザーバから
導
出する装置を含む。ポンピングチェンバは、最大容積状態に偏倚され、患者によ
って動かされると、最小容積位置に移動するような形態である。第5,085,
644号の場合、ポンピングチェンバへの薬物の再導入は、毛管により、所定期
間ののちポンプが十分なだけの量を送り出すことができるように制御される。し
かし、この形態の送出し手段の欠点は、体内の薬物水準が定期的に変動し、ポン
プを作動させると、体内の薬物水準が初め高い水準を有したのち、ポンプが再び
作動するまでの期間にわたって低下していくことである。
本発明の目的は、いかなる形態の動力源をも要せずに薬物の実質的に一定な送
出しを得られるように患者への薬物の送出しを制御することができる薬物送出し
手段を提供することにある。
したがって、本発明による薬物送出し手段は、保持リザーバ、ポンピング手段
、送出しリザーバ、及び導入口を含み、上記保持リザーバは上記ポンプを介して
上記送出しリザーバに接続され、上記ポンプは、手動操作可能とされ、流体を保
持リザーバから送出しリザーバに移すようにされ、上記送出しリザーバは、送出
口への流れを制御する流れ制限手段を介して送出口に接続され、また最小容積か
ら最大容積まで弾性的に拡張可能に形成され、そして送出しリザーバ内の流体に
誘発される圧力は、送出しリザーバの最小容積と最大容積との間で実質的に一定
であり、保持リザーバと送出しリザーバとの接続は、送出しリザーバ内の圧力が
所定の圧力未満であるときにのみ保持リザーバから送出しリザーバへの流れを許
容するようにされ、またこの接続は、送出しリザーバ内の圧力が所定の圧力に達
した際に、ポンピング手段から送出しリザーバへの流体のさらなる送出しを防ぐ
ための制御手段を有している。
ある態様では、制御手段は、保持リザーバとポンプとの間の第1の弁と、ポン
プと送出しリザーバとの間の第2の弁とを含み、送出しリザーバがその最大容積
まで満たされておらず、送出しリザーバ内の圧力が所定の圧力未満であるとき、
第1及び第2の弁はそれぞれポンプ及び送出しリザーバへの単方向流を許し、送
出しリザーバ内の圧力が所定の圧力に少なくとも等しいとき、第2の弁は保持リ
ザーバへの流れを許す。他の態様によると、制御手段は、保持リザーバとポンプ
との間の第1の単方向流弁と、ポンプと送出しリザーバとの間のリリーフチェン
バとを含み、このリリーフチェンバは、送出しリザーバよりも高い弾性率を有し
たその壁の拡張可能部分で弾性的に拡張することができるようにされ、そして拡
張可能部分は、ポンプと送出しリザーバとの間の圧力が少なくとも所定の圧力に
等しい状態で拡張する。さらに他の態様では、制御手段は、送出しリザーバと保
持リザーバとの間に位置するリリーフ弁を含むことができ、このリリーフ弁が、
送出しリザーバにおける流体圧が所定の圧力に少なくとも等しいとき、送出しリ
ザーバから保持リザーバへの流れを許す。
好ましい特徴によると、流れ制限手段は、一つの通路と、その通路の上流に位
置するフィルタとを含む。
本発明の好ましい特徴によると、流れ制限手段には、複数の流路が形成されて
いる。ある態様では、流れ制限手段は、複数の毛管通路を含むことができる。他
の態様では、流れ制限手段は多孔質の要素を含む。この多孔質要素は、ガラス、
セラミックまたは同様な不活性材料から形成されていることができる。
本発明は、ある具体的な実施態様に関する以下の説明を考察して、さらに十分
に理解されよう。説明は、添付の図面を参照して行う。
図1は、第1の実施態様の構成の略図である。
図2は、第2の実施態様の構成の略図である。
各実施態様は、それぞれ、癒着などの形成の危険を伴わずに体腔への埋込みを
可能にするのに適した材料から形成された皮下埋込み型薬物送出し手段として用
いるためのものである。
図1に示す第1の実施態様は、注入ポート12が組み合わされた保持リザーバ
11を含む。その注入ポート12は、同様に体内に取り付けられるようにし、ま
た保持リザーバ11を満たすことができるよう、注射器の針を受け入れるのに適
するようにする。この注入ポート12は、フィルタ13を介して導入口ダクト1
4によって接続されている。適当な部品の例は、内容を引用例として本明細書に
包含する米国特許第5,137,529号に開示されている。
請求の範囲
1.(補正後)保持リザーバ、ポンピング手段、送出しリザーバ、及び導入口
を含み、上記保持リザーバは上記ポンプを介して上記送出しリザーバに接続され
、上記ポンプは、手動操作可能とされ、流体を保持リザーバから送出しリザーバ
に移すようにされ、上記送出しリザーバは、送出口への流れを制御する流れ制限
手段を介して送出口に接続され、また最小容積から最大容積まで弾性的に拡張可
能に形成され、そして送出しリザーバ内の流体に誘発される圧力は、送出しリザ
ーバの最小容積と最大容積との間で実質的に一定であり、保持リザーバと送出し
リザーバとの接続は、送出しリザーバ内の圧力が所定の圧力未満であるときにの
み保持リザーバから送出しリザーバへの流れを許容するようにされ、またこの接
続は、送出しリザーバ内の圧力が所定の圧力に達した際に、ポンピング手段から
送出しリザーバへの流体のさらなる送出しを防ぐための制御手段を有している薬
物送出し手段。
2.(削除)
3.(補正後)制御手段は、保持リザーバとポンプとの間の第1の弁と、ポン
プと送出しリザーバとの間の第2の弁とを含み、上記送出しリザーバがその最大
容積まで満たされておらず、送出しリザーバ内の圧力が所定の圧力未満であると
き、上記第1及び第2の弁がそれぞれポンプ及び送出しリザーバへの単方向流を
許し、上記送出しリザーバ内の圧力が所定の圧力に少なくとも等しいとき、第2
の弁が保持リザーバへの流れを許すようにしてなる請求の範囲第1項に記載の埋
込み型薬物送出し手段。
4.(補正後)制御手段が、保持リザーバとポンプとの間の第1の一方向弁と
、ポンプと送出しリザーバとの間のリリーフチェンバとを含み、このリリーフチ
ェンバは、送出しリザーバよりも高い弾性率を有したその壁の拡張可能部分で弾
性的に拡張可能とされ、そして拡張可能部分は、ポンプと送出しリザーバとの間
の圧力が少なくとも所定の圧力に等しい状態で拡張するようにしてなる請求の範
囲第1項に記載の薬物送出し手段。
5.(補正後)リリーフチェンバと送出しリザーバとの間に第2の一方向弁が
取り付けられている請求の範囲第4項に記載の薬物送出し手段。
6.(補正後)制御手段は、送出しリザーバと保持リザーバとの間にリリーフ
弁を含み、このリリーフ弁は、送出しリザーバにおける流体圧が所定の圧力に少
なくとも等しいとき、送出しリザーバから保持リザーバへの流れを許容するよう
にされている範囲第1項に記載の薬物送出し手段。
7.(補正後)流れ制限手段に複数の流路が設けられている請求の範囲第1〜
6項の何れか1項に記載の薬物送出し手段。
8.(補正後)流れ制限手段が複数の毛管通路を含む請求の範囲第7項に記載
の薬物送出し手段。
9.(補正後)流れ制限手段が多孔質の要素を含む請求の範囲第7項に記載の
薬物送出し手段。
10.(補正後)多孔質要素がガラス、セラミックまたは同様な不活性材料か
ら形成されている請求の範囲第9項に記載の薬物送出し手段。
11.(補正後)流れ制限手段が、単一の通路と、この通路の上流に位置する
フィルタを含む請求の範囲第1〜6項の何れか1項に記載の薬物送出し手段。
12.(補正後)送出しリザーバは、最大容積を超える送出しリザーバの拡張
を防ぐ非拡張性の壁を有する囲いによって囲われている請求の範囲第1〜11項
の何れか1項に記載の薬物送出し手段。
13.(補正後)囲い壁が剛体である請求の範囲第12項に記載の薬物送出し
手段。
14.(補正後)囲い壁が可撓性である請求の範囲第12項に記載の薬物送出
し手段。
15.(補正後)送出しリザーバの壁が、最大容積を超える拡張が不可能であ
るように適合されている請求の範囲第1〜11項の何れか1項に記載の薬物送出
し手段。
16.(削除)送出しリザーバ内の、その最小静的容積状態と最大容積状態と
の間で流体に誘発される圧力が実質的に一定である請求の範囲第1〜15項の何
れか1項に記載の埋込み型薬物送出し手段。
17.(補正後)実質的に添付の図面を参照して本明細書に説明したとおりで
ある薬物送出し手段。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD),AM,AT,
AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C
Z,DE,DK,ES,FI,GB,GE,HU,JP
,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LT,LU,
LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO,NZ,P
L,PT,RO,RU,SD,SE,SI,SK,TJ
,TT,UA,US,UZ,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.保持リザーバ、ポンピング手段、送出しリザーバ、及び送出口を含み、上 記保持リザーバが上記ポンプを介して上記送出しリザーバに接続され、ポンプは 、手動操作可能とされ、流体を保持リザーバから送出しリザーバに移すようにさ れ、送出しリザーバは、最小容積から最大容積まで弾性的に拡張可能に形成され 、送出口への流れを制御する流れ制限手段を介して送出口に接続されてなる皮下 埋込み型薬物送出し手段。 2.保持リザーバと送出しリザーバとの接続は、送出しリザーバの容積がその 最大容積未満であるときにのみ保持リザーバから送出しリザーバへの流れを許容 するようにされ、またこの接続は、上記送出しチャンバがその最大容積に達した 際に、そのリザーバへの流体のさらなる送出しを防ぐための制御手段を有してい る請求の範囲第1項に記載の埋込み型薬物送出し手段。 3.制御手段が、保持リザーバとポンプとの間の第1の弁と、ポンプと送出し リザーバとの間の第2の弁とを含み、これら第1及び第2の弁は、送出しリザー バがその最大容積まで満たされていないときには、それぞれポンプ及び送出しリ ザーバへの単方向流を許し、送出しリザーバがその最大容積に達したならば、保 持リザーバへの流れを許すようになっている請求の範囲第2項に記載の埋込み型 薬物送出し手段。 4.制御手段は、保持リザーバとポンプとの間の第1の一方向弁と、ポンプと 送出しリザーバとの間のリリーフチャンバとを含み、このリリーフチャンバは、 送出しリザーバよりも高い弾性率を有したその壁の拡張可能部分で弾性的に拡張 することができるようにされている請求の範囲第2項に記載の埋込み型薬物送出 し手段。 5.リリーフチャンバと送出しリザーバとの間に第2の一方向弁が取り付けら れている請求の範囲第4項に記載の埋込み型薬物送出し手段。 6.制御手段は、送出しリザーバと保持リザーバとの間にリリーフ弁を含み、 このリリーフ弁は、送出しリザーバにおける流体圧が所定の圧力を超えた際に、 送出しリザーバから保持リザーバへの流れを許すようにされている請求の範囲第 2項に記載の埋込み型薬物送出し手段。 7.流れ制限手段に複数の流路が設けられている請求の範囲第1〜6項に記載 の何れか1項に記載の埋込み型薬物送出し手段。 8.流れ制限手段が複数の毛管通路を含む請求の範囲第7項に記載の埋込み型 薬物送出し手段。 9.流れ制限手段が多孔質の要素を含む請求の範囲第7項に記載の埋込み型薬 物送出し手段。 10.多孔質要素がガラス、セラミックまたは同様な不活性材料から形成され ている請求の範囲第9項に記載の埋込み型薬物送出し手段。 11.流れ制限手段が、一つの通路と、その通路の上流に位置するフィルタと を含む請求の範囲第1〜6項の何れか1項に記載の埋込み型薬物送出し手段。 12.送出しリザーバが、最大容積を超える送出しリザーバの拡張を制限する 非拡張性の壁を有する囲いによって囲われている請求の範囲第1〜11項の何れ か1項に記載の埋込み型薬物送出し手段。 13.囲い壁が剛体である請求の範囲第12項に記載の埋込み型薬物送出し手 段。 14.囲い壁が可撓性である請求の範囲第12項に記載の埋込み型薬物送出し 手段。 15.送出しリザーバの壁が、最大容積を超える拡張が不可能であるように適 合されている請求の範囲第1〜11項の何れか1項に記載の埋込み型薬物送出し 手段。 16.送出しリザーバ内の流体に誘発される圧力は、送出しリザーバの最小静 的容積状態と最大容積状態との間で実質的に一定である請求の範囲第1〜15項 の何れか1項に記載の埋込み型薬物送出し手段。 17.実質的に本明細書に説明したとおりである埋込み型薬物送出し手段。
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