JPH09501412A - ラベンダマイシン類縁体、それらの使用及び調製 - Google Patents

ラベンダマイシン類縁体、それらの使用及び調製

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JPH09501412A JP7501909A JP50190995A JPH09501412A JP H09501412 A JPH09501412 A JP H09501412A JP 7501909 A JP7501909 A JP 7501909A JP 50190995 A JP50190995 A JP 50190995A JP H09501412 A JPH09501412 A JP H09501412A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は式(I)(式中、X、Y、及びR1〜R9は明細書に定義されたとおりである)を有するラベンダマイシン類縁体及びこれらの類縁体の塩を提供する。また、本発明はラベンダマイシン類縁体の製造方法を提供する。ラベンダマイシン類縁体は抗腫瘍活性及び抗微生物活性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 ラベンダマイシン類縁体、それらの使用及び調製 本発明は一部政府の支持(NIH助成金1-R15-CA54517及び1-R15-GM37491)により なされた。政府は本発明に或る種の権利を有する。発明の背景 ラベンダマイシン(A)はドイル及び共同研究者らによりストレプトミセス・ラ ベンデュラエ(Streptomyces lavendulae)の醗酵ブロースから単離された。Dyle ら,Tetrahedron Letters,22,4595(1981)及びGouldら,Fortschr.Chem.Org.Na turst.,41,77(1982)を参照のこと。ラベンダマイシンは広いスペクトルの抗腫 瘍活性、抗菌活性及び抗ウイルス活性を有する。例えば、Shibataら,J.Antibio t.,33,1231(1980); Balitzら,J.Antibiot.,35,259(1982); Bogerら,J.Med .Chem.,30,1918(1987)を参照のこと。 ラベンダマイシンメチルエステル(B)がまた知られている。それはラベンダマ イシンのエステル化により調製し得る。Dyleら,Tetrahedron Letters,22,459 5(1981)。ラベンダマイシンメチルエステルの最初の全合成がケンデ及びエベチ ノにより1984年に報告された。Kendeら,Tetrahedron Letters,25,923(1984) 及びKendeら,Heterocycles,21,91(1984)。彼らは置換キナルジン酸とβ− メチルトリプトファンメチルエステルのビシュラー−ナピーラルスキイ縮合、続 いて環化及びA環の官能化によりラベンダマイシンメチルエステルの合成を行っ た。ボーガー及び彼の共同研究者らは官能化されたアミノアルデヒドとβ−カル ボリンのフリードランダー縮合、続いてその他の変換によりラベンダマイシンメ チルエステルを合成した。Bogerら,J.Org.Chem.,50,5790(1985)。ラベンダマ イシンメチルエステルの正規の合成がHibinoら,Heterocycles,23,261(1985) 及びRaoら,Ttrahedron,42,5065(1986)に報告されていた。ラベンダマイシ ン合成の最近の総説につき、Rao,抗生物質の化学合成の最近の進歩,497-531(L ukacsら編集,1990)を参照のこと。 ヒビノのグループは、Hibinoら,Heterocycles,20,1957(1983)にデメチル ラベンダマイシンメチルエステル(C)の合成を報告していた。ヒビノのグループ は8−ベンジルオキシキノリン−2−アルデヒドとトリプトファンメチルエステ ルのピクテット−スペングラー型環化、続いて8−ヒドロキシキノリン中間体を 得るための芳香族化及び水素化によりデメチルラベンダマイシンメチルエステル を合成した。この中間体を臭素化して5,7−ジブロモ−8−ヒドロキシキノリ ンを得た。5,7−ジブロモ−8−ヒドロキシキノリンを酸化して7−ブロモキ ノリンキノンを得、そして臭素をアジ化ナトリウムで置換し、続いてアジドを亜 硫酸水素ナトリウムで還元して、デメチルラベンダマイシンメチルエステルを得 た。 ピクテット−スペングラー型環化に基くこの合成スキームはまたヒビノのグル ープにより上記のラベンダマイシンメチルエステルの正規の合成に使用された。 ヒビノらは、ラベンダマイシンエチルエステルがこの同じ合成スキームを使用し て調製し得ることを示す。Hibinoら,Heterocycles,23,261 (1985)を参照のこ と。 更に、ピクテット−スペングラー環化アプローチは、デスアミノデスメチルラ ベンダマイシンメチルエステル(D)及び8種のその他のラベンダマイシン類縁体 を合成するのにヒビノのグループにより使用されていた。ヒビノら,Chem.Pharm .Bull.,34,1376(1986)を参照のこと。この文献は、ラベンダマイシン類縁体の 相対的な突然変異誘発の効力が置換基(例えば、メチル及び/または臭素)の性 質により著しく影響されたこと、かつ3'位にメチル基を有するラベンダマイシン 類縁体が更に突然変異誘発性であったことを報告する。 ラベンダマイシン及び類縁体B−Dの構造が以下に示される。 ラベンダマイシンの全合成を目的とする予備研究中に、ラオらはラベンダマイ シンの2種の追加の類縁体(E)及び(F)を合成した。Raoら,Indian J.Chem.,23 B,496(1984)を参照のこと。ラベンダマイシン類縁体E−Fの構造が以下に示 される。 ラベンダマイシンはストレプトニグリン(G)に構造が似ている。また、ストレ プトニグリンは抗腫瘍活性、抗菌活性及び抗ウイルス活性の広いスペクトルを有 する。Balitzら,J.Antibiot.,35,259(1982); Raoら,J.Am.Chem.Soc.,8 5,2532(1986); Bogerら,J.Med.Chem.,30,1918(1987)。特別な例外として 、ラベンダマイシンは、その活性の観察されたスペクトルにおいてストレプトニ グリンよりも効力が劣るが、それに匹敵することがわかった。Balitzら、J.Ant ibiot.,35,259(1982)を参照のこと。ストレプトニグリンの構造が以下に示 される。 ストレプトニグリン及び幾つかのストレプトニグリン誘導体が合成されていた 。Driscollら,Cancer Chemother.Rep.(パート2),4,1(1974)(4種のスト レプトニグリン誘導体及び2位、6位及び7位に種々の置換基を有するストレプ トニグリンの幾つかのキノリンキノン類縁体を含む1500種のキノン); Rao,Canc er Chemother.Rep.(パート2),4,11(1974)(ストレプトニグリン誘導体 及びこれらのAB環類縁体及びABC環類縁体); Kendeら,Tetrahedron Lett. ,4775(1978)(完全なストレプトニグリン炭素骨格を有するが、C環及びD環に 異なる置換基を有する4環式アミノキノン); Bashaら,J.Am.Chem.Soc.,102 ,3962(1980)(ストレプトニグリン): Kendeら,J.Am.Chem.Soc.,103,1271 (1981)(ストレプトニグリン); weinrebら,J.Am.Chem.Soc.,104,536-44 (1982)(ストレプトニグリン); Panekら,Diss.Abs.Int'l,46,176B(1985 )(ストレプトニグリン); Miyasakaら,J.Chem.Soc.Perkin Trans.,1,479 (1986)(ストレプトニグリン2’−アミド誘導体;また、ストレプトミセス・ グリセウス(Streptomyces griseus)の高収率の微生物合成により得られた7−位 アミドを記載している); Tolstikovら,J.Antibiot.,45,1020(1992)(ストレ プトニグ リンの2’−アミド,アミノ−ジカルボン酸誘導体及びアミノ糖誘導体); Tols- tikovら,J.Antibiot.,45,1002(1992)(2’−デカルボキシ−2’−アミノス トレプトニグリン); Preobrazhenskayaら,J.Antibiot.,45,227(1992)(ス トレプトニグリンからのストレプトニグロン、ストレプトニグリン及びストレプ トニグロン8’−アルキルエーテル、並びにその他のストレプトニグリン誘導体 及びストレプトニグロン誘導体);米国特許第3,372,090号(ストレプトニグリンの エステル誘導体、2’−アミド誘導体、2’−ヒドラジド誘導体、エーテル誘導 体、ジヒドロ誘導体、デスアミノ誘導体及びアセチル誘導体(O−アセチル誘導 体、N−アセチル誘導体、テトラアセチル誘導体);米国特許第3,804,947号(イソ プロピリデンアザストレプトニグリン、ストレプトニグリンモノオキシム誘導体 並びにこれらのエステル誘導体及びその他の誘導体);及び日本特許第61-280490 号(ストレプトニグリン2’−アミド)を参照のこと。 幾つかの2’−位ストレプトニグリン誘導体の生物活性が研究されていた。こ れらの誘導体として、2’−エステル誘導体、2’−アミド誘導体、2’−ヒド ラジド、及び2’−アミノ酸誘導体が挙げられる。ストレプトニグリンの生物活 性に関する置換基の効果は、置換基及び研究されている活性の型に応じて変化し た。Riversら,Cancer Chemotherapy Rep.,46,17(1965); Harrisら,Cancer, 18,49(1965); Kremerら,Biochem.Pharmacol.,15,1111(1966); Kaungら,Ca ncer,23,1280(1969); Inouyeら,J.Antibiot.,38,1429(1985); Okadaら,J .Antibiot.,39,306(1986); Inouyeら,J.Antibiot.,39,550(1986); Okada ら,J.Antibiot.,40,230(1987); Takeら,J.Antibiot.,42,968(1989); To lstikovら,J.Antibiot.,45,1020(1992)を参照のこと。 ストレプトニグリン、ストレプトニグリンメチルエステル及びイソプロピリデ ンアザストレプトニグリンの生物学的性質が比較されていた。Kremerら,Cancer Chemother.Rep.,51,19(1967); Mizuno,Biochem.Pharmaol.,16,933(1967 ); Chaubeら,Cancer Chemother.Rep.(パート1),53,23(1969)及びChir igosら,Cancer Chemother.Rep.(パート1),57,305(1973)を参照のこと。 再度、置換基の効果は、研究されている活性に応じて変化した。 ストレプトニグリン、ストレプトニグリンメチルエステル及びストレプトニグ リン8’−アルキルエーテルの抗菌活性が研究されていた。Preobrazhenskayaら ,J.Antibiot.,45,227(1992)を参照のこと。8’−アルキルエーテルはスト レプトニグリンメチルエステルよりわずかに大きな抗菌活性を示したが、ストレ プトニグリンよりも劣っていた。 ストレプトニグリンの天然産類縁体である10’−デスメトキシストレプトニグ リンが発見された。米国特許第5,158,960号; Liuら,J.Antibiot.,45,454-57 (1992)。10’−デスメトキシストレプトニグリンの他に、米国特許第5,158,96 0号明細書は10’−デスメトキシストレプトニグリンの塩、エステル及びアミド を開示している。例示のエステル及びアミドは、2’−カルボキシルをエステル 化することにより、またはその2’−位でアミド基を形成することにより調製さ れたものである。10’−デスメトキシストレプトニグリンは、抗癌活性、抗菌活 性、特に、広いスペクトルの抗菌活性を有することがわかった。米国特許第5,15 8,960号; Liuら,J.Antibiot.,45,454-57(1992)。また、それはras癌遺伝 子p21タンパク質のファルネシル化の抑制に関するアッセイにおいてストレプト ニグリンよりも3倍活性であることがわかった。米国特許第5,158,960号は、10 ’−デスメトキシストレプトニグリンがras癌遺伝子p21タンパク質のファルネシ ル化を抑制するので、腫瘍細胞中のras癌遺伝子の腫瘍形成効果を阻止すること が予測し得ることを教示している。 欧州特許出願第185,979号明細書は、ストレプトニグリンの6位のメトキシ基 に代えてヒドロキシル基を有する別の天然産ストレプトニグリン類縁体を開示し ている。この化合物はストレプトニグリンよりわずかに小さい抗腫瘍活性を示す が、極めて低い細胞毒性を示すと報告されている。また、この欧州特許出願明細 書は6位のヒドロキシルを使用することにより合成された誘導体を開示している 。 ストレプトニグリンの第三の天然産類縁体はストレプトニグロンである。Her- ltら,J.Antibiot.,38,516(1985)。また、ストレプトニグロンはストレプト ニグリンから合成され、ストレプトニグロン8’−アルキルエーテル及びその他 のストレプトニグロン誘導体が調製された。Preobrazhenskayaら,J.Antibiot. ,45,227(1992)。また、ストレプトニグロンの類縁体であると考えられる2’ −デカルボキシ−2’−アミノストレプトニグリンが合成されていた。Tolstiko v ら,J.Antibiot.,45,1002(1992)。ストレプトニグロン及びその誘導体は一 般にストレプトニグリンより不活性であり、または極めて小さい活性であること がわかった。Herltら,J.Antibiot.,38,516(1985); Preobrazhenskayaら,J .Antibiot.,45,227(1992); Tolstikovら,J.Antibiot.,45,1002(1992)を 参照のこと。 最後に、幾つかのストレプトニグリン部分構造及びラベンダマイシン部分構造 が合成され、それらの生物活性がストレプトニグリン及びラベンダマイシンの最 小の強力な薬作用発生団を決定しようと試みて研究されていた。Driscollら,Ca ncer Chemother.Rep.(パート2),4,1(1974)(2位、6位及び7位に種々の 置換基を有するストレプトニグリンの幾つかのキノリンキノン類縁体を含む1500 種のキノン; また、4種のストレプトニグリン誘導体); Rao,Cancer Chemot-he r.Rep.(パート2),4,11(1974)(ストレプトニグリン誘導体並びにこれらのAB 環類縁体及びABC環類縁体); Rao,J.Heterocyclic Chem.,12,725(1975)(2 −フェニル−および2,2−ピリジル−キノリン−5,8−ジオン); Rao,J.He terocyclic Chem.,14,653(1977)(ストレプトニグリン及びこれらの誘導体のAB C環部分); Lownら,Can.J.Chem.,54,2563(1976)(2−(o−ニトロフェニル )−及び2−(o−アミノフェニル)−5,8−キノリンジオン); Lownら,Can .J.Biochem.,54,446(1976)(ストレプトニグリンに関連した置換5,8−キ ノリンキノン); Liaoら,J.Heterocyclic Chem.,13,1283(1976)(ストレプトニ グリンのCD環部分); Raoら,J.Heterocyclic Chem.,16,1241(1979)(ストレ プトニグリン及び類縁体のABC環部分); Shaikhら,Diss.Abs.Inter.,44,1464B (1983)(ストレプトニグリンに関連した2,3−二置換−1,4−ナフタレンジ オン、6,7−二置換5,8−キノリン、イソキノリン、キノキソリン、キナゾ リン、フタラジンジオン、及び2−(o−ニトロフェニル)−6,7−二置換− 5,8−キノリンジオン); Bogerら,J.Org.Chem.,50,5782(1985)(ラベンダ マイシンのAB環部分及びCDE環部分); Panekら,Diss.Abs.Inter.,46,1176B(19 85)(ストレプトニグリン及びラベンダマイシン炭素骨格); Rena-ultら,J.Am.Ch em.Soc.,104,1715(1985)(5,8−キナゾリンジオン); Shaikhら,J.Med.Chem. ,29,1329(1986)(ストレプトニグリンのAB環系に関連した一 連のアザ及びジアザ二環式キノン); Bogerら,Heterocycles,24,1067(1986) (ストレプトニグリン及びラベンダマイシンAB環系); Inouyeら,J.Antibiot.,4 0,105(1987)(6−メトキシ−5,8−ジヒドロキノリン−5,8−ジオン及び 6−メトキシ−7−メチル−5,8−ジヒドロキノリン−5,8−ジオン); Bog erら,J.Med.Chem.,30,1918(1987)(AB環、ABC環、CD環及びCDE環並びにこれ らの誘導体を含む種々のストレプトニグリン及びラベンダマイシンの部分構造が 説明されている); Takeら,J.Antibiot.,40,679(1987)(キノリンキノン、7− イソキノリンキノン、インドールキノン); Yasudaら,J.Antibiot.,24,1253( 1987)(7−アミノ−2−(2’−ピリジル)キノリン−5,8−キノン−6’ −カルボン酸); Beach,Diss.Abs.Inter.,49,3204-B (ストレプトニグリンイ ソキノリン類縁体); Kitaharaら,Chem.Pharm.Bull.,38,2841 (1990)(8−ア ミノ−5,6−キノリンジオン); Raoら,J.Med.Chem.,34,1871(1991)(スト レプトニグリンイソキノリン類縁体)を参照のこと。 Rao,Cancer Chemother.Rep.(パート2),4,11(1974)が特に重要である。 この文献は、幾つかのストレプトニグリン誘導体及びAB環類縁体の活性の研究の 結果を報告し、これらかストレプトニグリンの最小の強力な薬作用発生団に関す る構造(H)を提案するように著者らを導いた。 Hの三環式類縁体(ストレプトニグリンのABC環に相当する)が合成され、活 性であることがわかった。この文献に報告された重要な結果は、OHまたはOCH3に よるストレプトニグリンの7位のアミノ官能基の置換が活性の損失をもたらし、 また7位のアミン基の還元的アセチル化またはメチル化により生成されたストレ プトニグリン誘導体が不活性であったことである。一連のアルコールによるスト レプトニグリンのカルボキシルのエステル化は、報告によればかなりの活性を示 すエステルを生じた。 完全に複雑なストレプトニグリンCD環系及びラベンダマイシンCDE環系だけで なく、幾つかの関連した合成構造は、報告によれば抗菌アッセイ及び細胞毒性ア ッセイにおいて不活性と判明した。Bogerら,J.Med.Chem.,30,1918(1987)を参 照のこと。しかしながら、ストレプトニグリン及びラベンダマイシンのAB環類縁 体及びABC環類縁体のいずれもがストレプトニグリンに匹敵する細胞毒性活性、 抗菌活性または抗腫瘍活性を有しないと報告されていた。Driscollら,Cancer C hemother.Rep.パート2,4,1(1974)を参照のこと。これはストレプトニグリン の活性におけるCD環の役割を示唆する。Kendeら,Tetrahedron Lett.,48,4775 (1978)を参照のこと。 また、下記の文献がストレプトニグリン及びラベンダマイシンの部分構造の合 成を記載しているが、得られる化合物の活性を説明していない。Liaoら,Angew .Chem.Intern.Edit.,6,82(1967)(ストレプトニグリンのAB環部分); Raoら ,J.Heterocyclic Chem.,12,731(1975)(ストレプトニグリンC環前駆体); Li aoら,J.HeterocyclicChem.,13,1063(1976)(ストレプトニグリン及び2− メチル同族体のAB環部分); Hibinoら,J.Org.Chem.,42,232(1977)(ストレプ トニグリンのAB環部分); Wittekら,J.Org.Chem.,44,870(1979)(ストレプト ニグリンのCD環部分); Bogerら,Tetrahedron Lett.,25,3175(1984)(ラベン ダマイシンのCDE環部分); Erickson,Diss.Abs.Inter.,49,747-B(1988)( 4−アミノアントラニル酸、7−アミノキナルジン酸、7−アミノ−5−ヒドロ キシキナルジン酸); Molinaら,Tetrahedron Lett.,33,2891(1992)(1−置 換−β−カルボリン)。発明の要約 本発明は下記の式(I)を有するラベンダマイシン類縁体を提供する。 (式中、 Xは YはH、OR11、SR11、N(R112、NR11N(R112、ハロゲン原子、 NO2、CN、 アルキル、アリール、シクロアルキル、アルキニル、アルケニル、または複素環 基であり、これらの夫々は置換されていてもよく、または置換されていなくても よく、 R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及びR8(これらは同じであってもよく 、または異なっていてもよい)は夫々独立にH、ハロゲン原子、NO2、 CN、OR13、SR13、N(R132アルキル、アリール、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキ ル、複素環、ヘテロアルケニルまたはヘテロアルキニル基であり、これらの夫々 は置換されていてもよく、または置換されていなくてもよく、 R9はH、 アルキル、シクロアルキル、アリール、アルケニル、アルキニルまたは複素環基 であり、これらの夫々は置換されていてもよく、または置換されていなくてもよ く、 R10、R11及びR13(これらは同じであってもよく、または異なっていてもよ い)は夫々独立にHまたはアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル 、アリールまたは複素環基であり、これらの夫々は置換されていてもよく、また は置換されていなてもよく、 R12はH、N(R112、OR11、SR11、NR11N(R112、 OR14N(R112、またはアルキル、シクロアルキル、アリール、アルケニル 、アルキニルまたは複素環基であり、これらの夫々は置換されていてもよく、ま たは置換されていなくてもよく、かつ R14はアルキレン基である) 及びこれらのラベンダマイシン類縁体の塩。 また、本発明は、下記の式(K) を有するアルデヒドを式(L) (式中、X、Y及びR1〜R9は先に定義されたとおりである) のトリプトファン類縁体と反応させることを特徴とするこれらのラベンダマイシ ン類縁体の調製方法を提供する。 本発明の化合物は抗腫瘍活性及び抗微生物活性(抗菌活性、抗ウイルス活性及 び抗寄生虫活性)を有する。特に、或る種の本発明の化合物はrask腫瘍細胞に対 し予測されない選択的な活性を有する。 それ故、本発明は、有効量の本発明のラベンダマイシン類縁体またはその医薬 上許される塩を動物に投与することを特徴とする腫瘍を有し、または微生物感染 症を患っている動物の治療方法を提供する。また、本発明は、医薬上許される担 体と組み合わせてラベンダマイシン類縁体、またはその医薬上許される塩を含む ことを特徴とする医薬組成物を提供する。 最後に、本発明は、微生物を本発明のラベンダマイシン類縁体、またはその塩 と接触させることを特徴とする微生物の増殖の抑制方法を提供する。例えば、本 発明の化合物は液体に添加されてそれらの中の微生物増殖を抑制し得る。また、 これらの化合物は表面における微生物増殖を抑制するのに有益な消毒薬製剤に製 剤化し得る。現在好ましい実施態様の詳細な説明 本発明のラベンダマイシン類縁体は上記の一般式Iを有する。式Iの置換基X 、Y及びR1〜R9の定義において、下記の用語は下記の意味を有する。 “アルキル”は1〜20個の炭素原子を含む直鎖または分岐鎖アルキル基を表す 。アルキル基として、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ ル、 イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、n−ペンチル、2−メチルブチル、2 ,2−ジメチルプロピル、イソアミル、n−ヘキシル、2−メチルペンチル、2 ,2−ジメチルブチル、n−ヘプチル、2−メチルヘキシル、n−オクチル、等 が挙げられる。 “アリール”は5個または6個の炭素原子の少なくとも一つの芳香族環を含む 基を表す。アリール基として、フェニル、トリル、ビフェニル、ナフチル、等が 挙げられる。 “シクロアルキル”は3〜8個の炭素原子を有する脂肪族環を表す。シクロア ルキル基として、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、等が挙げ られる。 “アルケニル”は、1〜20個の炭素原子及び少なくとも一つの炭素−炭素二重 結合を含む直鎖または分岐鎖アルキル基を表す。アルケニル基として、ビニル、 アリル、1,1−ジメチルアリル、等が挙げられる。 “アルキニル”は、1〜20個の炭素原子及び少なくとも一つの炭素−炭素三重 結合を含む直鎖または分岐鎖アルキル基を表す。アルキニル基として、エチニル 、プロペニル、等が挙げられる。 “アルキレン”は、1〜20個の炭素原子を含む直鎖または分岐鎖アルキレン基 を表す。アルキレン基として、メチレン、エチレン、プロピレン、等が挙げられ る。 “ヘテロアルキル”は、酸素、硫黄及び窒素から選ばれた1個以上のヘテロ原 子を含むアルキルを表す。 “複素環”は、酸素、硫黄及び窒素から選ばれた1個以上のヘテロ原子を含む シクロアルキルまたはアリールを表す。複素環基として、チエニル、フリル、ピ ロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピ リダジニル、オキサゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、 オキサジアゾリル、チアジアゾリル、等が挙げられる。 “ヘテロアルケニル”は、酸素、硫黄及び窒素から選ばれた1個以上のヘテロ 原子を含むアルケニルを表す。 “ヘテロアルキニル”は、酸素、硫黄及び窒素から選ばれた1個以上のヘテロ 原子を含むアルキニルを表す。 アルキル基、アリール基、シクロアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、 ヘテロアルキル基、複素環基、ヘテロアルケニル基及びヘテロアルキニル基は置 換されていなてもよく、または1個以上の置換基で置換されていてもよい。適当 な置換基として、Rx、NH2、RxNH、(Rx2N、CN、N3、NO2、OH 、ハロゲン(Cl、Br,F、I)、SH、RxS、RxSO2、RxSO、RxO、C OOH、COORx、CORx、CHO、及びCON(Rx2が挙げられ、式中、 Rxはアルキル、シクロアルキル、アリール、アルケニル、アルキニルまたは複 素環基である。好ましい置換基はハロゲン原子である。 本発明の好ましいラベンダマイシン類縁体は式(J) (式中、X、Y、R4及びR6は先に定義されたとおりである) を有する類縁体である。 Xが YがHまたは 4がHまたはアルキルであり、かつ R6がH、ハロゲン原子またはOR13である式J(式中、R10、R12及びR13 は先に定義されたとおりである)のラベンダマイシン類縁体が更に好ましい。R10 はアルキルまたは置換アルキルであることが好ましい。Yは N(R11)2、OR11またはOR14N(R11)2であることが好ましい。R12がこのよ うに定義される場合、R11はHまたはアルキルもしくはシクロアルキルであるこ とが好ましい。R11がアルキルである場合、それは2〜20個の炭素原子を含むこ とが好ましく、4〜20個の炭素原子を含むことが最も好ましい。 本発明の或る種のラベンダマイシン類縁体は、塩基性官能基、例えば、アミノ またはアルキルアミノを含んでいてもよく、こうして、医薬上許される酸と医薬 上許される塩を生成することができる。これらの場合において“医薬上許される 塩”という用語は、本発明の化合物の比較的無毒性の無機酸付加塩及び有機酸付 加塩を表す。これらの塩は、本発明の精製された化合物をその遊離塩基形態で適 当な有機酸または無機酸と反応させ、こうして生成された塩を単離することによ り調製し得る。代表的な塩として、臭化水素酸塩、塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩、 硝酸塩、酢酸塩、吉草酸塩、オレイン酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩、 ラウリル酸塩、安息香酸塩、乳酸塩、リン酸塩、トシレート、クエン酸塩、マレ イン酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、ナフタレン酸塩、メシレート、 グルコヘプトネート、ラクトビオネート、及びラウリルスルホン酸塩等が挙げら れる。塩基性官能基を含むラベンダマイシンのその他の塩は非治療用に使用し得 る。 その他の場合において、本発明の化合物は一つ以上の酸性官能基を含んでいて もよく、こうして、医薬上許される塩基と医薬上許される塩を生成することがで きる。これらの場合において“医薬上許される塩”という用語は、本発明の化合 物の比較的無毒性の無機塩基付加塩及び有機塩基付加塩を表す。これらの塩は、 精製された化合物をその遊離酸形態で適当な塩基、例えば、医薬上許される金属 陽イオンの水酸化物、炭酸塩または重炭酸塩、アンモニア、または医薬上許され る有機の一級、二級もしくは三級のアミンと反応させることにより調製し得る。 代表的なアルカリ塩またはアルカリ土類塩として、リチウム塩、ナトリウム塩、 カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、及びアルミニウム塩等が挙げられ る。塩基付加塩の生成に有益な代表的な有機アミンとして、エチルアミン、ジエ チルアミン、エチレンジアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、ピペ ラジン等が挙げられる。酸性官能基を含むラベンダマイシン類縁体のその他の塩 は非治療用に使用し得る。 本発明のラベンダマイシン類縁体Iは効率の良い操作により合成されてもよく 、その最終工程は式K のトリプトファン類縁体との下記の式(L) (式中、X、Y及びR1〜R9は先に定義されたとおりである) のアルデヒドのピクテット−スペングラー縮合である。下記の式1を参照のこと 。 典型的な反応は溶媒中の等モル量のK及びLの組み合わせを伴う。好適な溶媒 として、芳香族炭化水素、例えば、キシレン、トルエン、メシチレン、及びアニ ソールが挙げられる。反応が完結するまで、反応体が加熱される。一般に、温度 は約60℃以上であり、また反応は完結に達するまで約1時間以上を要するであろ う。ラベンダマイシン類縁体は、(1)反応混合物を冷却し、(2)その溶液を濃縮し 、次いで冷却し、または(3)濃縮そしてラベンダマイシン類縁体が可溶性ではな いその他の溶媒による処理により固体の形態で得られる。このような溶媒として 、酢酸エチル、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、ジエチル エーテル、及びアセトンが挙げられる。 アルデヒドKは、還流ジオキサン−H2O中の相当する2−メチル−キノリン− 5,8−ジオン(M)の二酸化セレン酢化により調製し得る。 2−メチルキノリン−5,8−ジオン(M)は、24時間にわたる還流クロロベン ゼン中のブロモキノン(O)との1−シリルオキシ−アザジエン(N)のディールス− アルダー縮合により調製し得る。下記の式2を参照のこと。ブロモキノン(O)はK ellyら,J.Org.Chem.,48,3849(1983)(実施例27を参照のこと)に記載さ れた方法に従って調製し得る。 アザジエンNは、モレキュラーシーブの存在下の室温で48時間にわたるジクロ ロメタン中のシリルオキシアミン(P)とケトン(Q)の反応により調製し得る。 また、2−メチルキノリン−5,8−ジオンMの幾つかは氷酢酸中の重クロム 酸カリウムによる相当するアシルアミド化合物(R)の酸化により調製し得る。下 記の式4を参照のこと。 アシルアミド化合物Rは、パラジウム/カーボンの存在下の分子状水素による 5,7−ジニトロ−8−ヒドロキシ−2−メチルキノリン(S)の還元、続いて所 望の酸無水物(T)による処理により調製し得る。式5を参照のこと。 本発明の方法に使用するのに適したトリプトファン及びその類縁体は市販され ており、または当業界で知られている方法によりつくることができる。例えば、 トリプトファン類縁体35、38、42及び43(表VIを参照のこと)がそれらの塩形態 で市販されている。また、本発明の実施に有益な下記のトリプトファン類縁体が セントルイス、MOにあるシグマ・ケミカル社から市販されている。N−t−BOC −L−トリプトファンp−ニトロフェニルエステル;N−CBZ−L−トリプトフ ァンp−ニトロフェニルエステル;DL−トリプトファンアミド塩酸塩;L−トリ プトファンベンジルエステル塩酸塩;DL−トリプトファンブチルエステル塩酸塩 ;DL−トリプトファンエチルエステル塩酸塩;L−トリプトファンエチルエステ ル;D−トリプトファンメチルエステル塩酸塩;L−トリプトファンメチルエス テル;DL−トリプトファンオクチルエステル塩酸塩;5−メトキシ−DL−トリプ トファン;5−フルオロトリプトアミン塩酸塩;6−フルオロトリプトアミン; DL−4−フルオロトリプトファン;5−フルオロ−DL−トリプトファン;6−フ ルオロ−DL−トリプトファン;5−ヒドロキシ−D−トリプトファン;5−ヒド ロキシ−DL−トリプトファン;5−ヒドロキシ−L−トリプトファン;5−ヒド ロキシ−DL−トリプトファンエチルエステル塩酸塩。その他のトリプトファン類 縁体がその他の源から入手でき、または当業界で知られている方法によりつくる ことができる。 例えば、トリプトファンエステルは、トリプトファンまたは適当に官能化され たトリプトファンをアルコールと反応させて所望のエステルを得ることにより調 製し得る。下記の式6を参照のこと。 アルキルアミノアルキルエステルはトリプトファン(または適当に官能化され たトリプトファン類縁体)のアミンを保護し、次いで保護されたトリプトファン をMatao Kanaokaら,J.Phar.Soc.of Japan,95,231(1975)に記載されたよう にして適当なアルキルアミノアルキルハライドと反応させることにより調製し得 る。下記の式7を参照のこと。 三級アルコールのトリプトファンエステルは、式8に示されるように、Rosow- skyら,J.Med.Chem.,24,1450(1981)の方法により調製し得る。 (式中、Rxはアルキルであり、夫々のRxは同じであってもよく、また異なって いてもよい) トリプトファンアリールエステルは、式9に示されるように、Castroら,Syn- thesis,413(1977)の方法及びRosowskyら,J.Med.Chem.,24,1450(1981)の方 法により調製し得る。 最後に、トリプトファンエステル及びアミドは、例えば、水酸化アンモニウム による市販の塩の中和、続いて抽出により調製し得る。 上記の本発明のラベンダマイシン類縁体の調製方法の他に、ラベンダマイシン 類縁体はまた適当に官能化されたトリプトファンLとの適当に官能化されたキノ リン−2−カルボン酸(U)のビシャー−ナピエルスキー縮合により調製し得る。 この方法は、Kendeら,Tetrahedron Letters,25,923(1984)に記載された方 法に似ている。 本発明のラベンダマイシン類縁体は抗腫瘍薬、抗菌薬、抗ウイルス薬及び抗寄 生虫薬として有益である。例えば、それらはグラム陽性バクテリア及びグラム陰 性バクテリアの両方、例えば、属スタフィロコッカス(例えば、スタフィロコッ カス・アウレウス(Staphylococcus aureus))、ストレプトコッカス(例えば、ス トレプトコッカス・アガラクチン(Streptococcus agalactine)及びストレプトコ ッカス・ファエカリス(Streptococcus faecalis))、ミクロコッカス(例えば、 ミクロコッカス・ルテウス(Micrococcus luteus))、バチルス(例えば、バチル ス・スブチリス(Bacillus subtilis))、リステレラ(例えば、リステレラ・モノ サイトゲネス(Listerella monocytogenes))、エシェリキア(例えば、エシェリ キア・コリ(Escherichia coli))、クレブシエラ(例えば、クレブシエラ・ニュ ーモニアエ(Klebsiella pneumoniae))、プロテウス(例えば、プロテウス・ミラ ビリス(Proteus mirabilis)及びプロテウス・ブルガリス(Proteus vulgaris)) 、サルモネラ(例えば、サルモネラ・チフォサ(Salmonella typhosa))、シゲラ (例えば、シゲラ・ソンネイ(Shigella sonnei))、エンテロバクター(例えば、 エンテロバクター・アエロゲネス(Enterobacter aerogenes))、セラチア(例え ば、セラチア・マルセセンス(Serratia marcescens))、シュードモナス(例えば 、シュードモナス・アエルギノサ(Pseudomonas aeruginosa))、アシネトバクタ ー(例えば、アシネトバクター・アニトラツス(Acinetobacter anitratus))、ノ カルジア(例えば、ノカルジア・オートトロフィカ(Nocardia autotrophica))、 及びミコバクテリウム(例えば、ミコバクテリウム・フォーツイタム(Mycobacte r-ium fortuitum))のバクテリアにより引き起こされるバクテリア感染症を治療 するのに使用し得る。 また、本発明のラベンダマイシン類縁体は抗ウイルス活性を有する。例えば、 それらはレトロウイルス科(例えば、HIV-1、HIV-2、HTLV-I及びHTLV-II)、ヘル ペスウイルス科(例えば、単純ヘルペスウイルス、水痘帯状庖疹ヘルペスウイル ス、エプシュタイン−バーウイルス、及びヘルペス・ゲニタリア)、ヘパドナウ イルス科(例えば、B型肝炎)、ピコルナウイルス科(例えば、A型肝炎ウイル ス及びポリオウイルス)、非A非B型肝炎ウイルス、オルソミクソウイルス科( 例えば、インフルエンザウイルス)、ポックスウイルス科(例えば、痘瘡ウイ ルス及びワクシニアウイルス)、フラビウイルス科(例えば、黄熱病ウイルス) 、ルビウイルス科(例えば、風疹ウイルス)、パラミクソウイルス科(例えば、 はしかウイルス、パラインフルエンザウイルス、おたふくかぜウイルス及びイヌ ジステンバーウイルス)、ラブドウイルス科(例えば、狂犬病ウイルス)、パポ バウイルス科、及びアデノウイルス科により引き起こされるウイルス感染症を治 療するのに使用し得る。 また、ラベンダマイシン類縁体は寄生虫感染症を治療するのに使用し得る。こ のような感染症として、アメーバ、ジアルジア、バセシア、バランチジウム、エ イメリオリナ、エントアメーバ、ヒストモナス、ナエグレリア、ノセマ、プラス モジウム、トキソプラスマ、及びトリパノソーマにより引き起こされる感染症が 挙げられる。 また、ラベンダマイシン類縁体は抗腫瘍活性を有する。それらは、卵巣腫瘍、 結腸腫瘍、乳腫瘍、子宮腫瘍、食道腫瘍、グリア芽細胞腫、神経芽細胞腫、胃腫 瘍、腎臓腫瘍、皮膚腫瘍、肺腫瘍、膵臓腫瘍、精上皮腫、メラノーマ、膀胱腫瘍 、甲状腺腫瘍、脊髄腫瘍及びリンパ系腫瘍を含む種々の腫瘍を治療するのに使用 し得る。それらは充実性腫瘍及び悪性腫瘍に対し特に有効であることがわかった 。 特に、本発明の或る種のラベンダマイシン類縁体は予測されないことにrask腫 瘍細胞に対し選択的に活性であることがわかった。“選択的に活性”は、これら のラベンダマイシン類縁体が正常な細胞よりもrasK腫瘍細胞に対し細胞毒性であ ることを意味する。実施例47は、どのラベンダマイシン類縁体がrasK腫瘍細胞に 対し選択的に活性であるのかを測定する方法を記載している。その他の方法が当 業界で知られている。 rasK腫瘍細胞に対し選択的に活性であることがわかった本発明のラベンダマイ シン類縁体は、 Xが 10がアルキルであり、 Yが 12がOR11またはOR14N(R11)2であり、 R11がアルキルであり、 R4がHまたはアルキルであり、かつ R6がHである式Jの化合物である。 これらの化合物のうちの3種がrasK腫瘍細胞に対し予測されない程高度に選択的 な活性を示すことがわかった。それらは、 Xが 10がCH3であり、 Yが 12がOR11であり、 R11がメチル、イソアミル、またはn−オクチルであり、 R11がメチルである場合に、R4がCH3であり、またR11がイソアミルまたはn −オクチルである場合に、R4がHであり、かつ R6がHである式Jの化合物である。 rasK癌遺伝子は、膵臓癌の90%、結腸癌の60%及び乳癌の30%を含む多数のヒ ト充実性腫瘍の原因と関連していた。本発明の前に、悪性表現型がrasK癌遺伝子 により維持される充実性腫瘍を有する患者を治療するのに利用できる有効な薬剤 はなかった。 本発明のバクテリア感染症、ウイルス感染症及び寄生虫感染症の治療は、感染 の軽減だけでなく、排除の両方を含む。腫瘍の治療として、腫瘍のサイズの維持 または減少または腫瘍の排除が挙げられる。 微生物(バクテリア、ウイルスまたは寄生虫)感染症を患い、または腫瘍を有 する動物を治療するために、有効量の本発明のラベンダマイシン類縁体、または その医薬上許される塩が、動物に投与される。本発明に従って治療できる動物と して、哺乳類、例えば、イヌ、ネコ、その他の家畜、及びヒトが挙げられる。 微生物感染症または癌を患っている動物を治療するために、有効量のラベンダ マイシン類縁体、またはその医薬上許される塩が、動物に投与される。有効な投 薬形態、投与の様式及び投薬量は、実験により決定され、このような決定をする ことは当業者の技能内にある。投薬量は使用される特別なラベンダマイシン類縁 体の活性、微生物感染症または腫瘍の重度、投与の経路、ラベンダマイシン類縁 体の排出の速度、治療の期間、動物に投与されるその他の薬剤の同一性、動物の 年齢、サイズ及び種、等の医療技術及び獣医学技術に公知の因子により変化する ことが当業者により理解される。一般に、本発明の化合物の好適な毎日の投薬量 は、治療効果を生じるのに有効な最低投薬量である化合物の量であろう。例示の 毎日の投薬量は、約1mg/kg/日から約3g/kg/日まで、好ましくは約10mg/kg/日か ら500mg/kg/日までの範囲内の投薬量である。しかしながら、合計の毎日の投薬 量は、ゾンデ医療判定の範囲内で担当医師または獣医により決定されるであろう 。所望により、ラベンダマイシン類縁体、またはその医薬上許される塩の有効な 毎日の投薬量は、日中に適当な間隔で別々に投与される2回、3回、4回、5回 、6回またはそれ以上のサブ投薬量として投与し得る。 本発明の化合物は、口投与及び舌下投与を含む、粉末、軟膏またはドロップに よるように、経口投与、鼻内投与、直腸投与、膣内投与、非経口投与、槽内投与 及び局所投与を含む好適な投与の経路により治療のために動物患者に投与し得る 。好ましい投与の経路は経口及び非経口である。 本発明の化合物は単独で投与されることが可能であるが、化合物を医薬製剤( 組成物)として投与することが好ましい。本発明の医薬組成物は、一種以上の医 薬上許される担体、そして必要により、一種以上のその他の化合物、薬剤または その他の物質と混合して、活性成分として一種以上の本発明の化合物を含む。夫 々の担体は、製剤のその他の成分と適合性であるという意味で“許される”必 要があり、かつ患者に有害であってはならない。 本発明の医薬製剤として、経口投与、鼻内投与、局所投与(口投与及び舌下投 与を含む)、直腸投与、膣内投与及び/または非経口投与に適した製剤が挙げら れる。選択された投与の経路にもかかわらず、本発明の化合物は当業者に知られ ている通常の方法により医薬上許される投薬形態に製剤化される。 活性成分(単一投薬形態を製造するために担体物質と組み合わせられるラベン ダマイシン類縁体またはその医薬上許される塩)の量は、治療される宿主、投与 の特別な様式及び上記のその他の因子の全てに応じて変化するであろう。単一投 薬形態を製造するために担体物質と組み合わせられる活性成分の量は、一般に治 療効果を生じるのに有効な最低投薬量である化合物の量であろう。 医薬製剤または組成物の調製方法は、本発明の化合物を担体、そして必要によ り、一種以上の補助成分と混在させる工程を含む。一般に、製剤は、本発明の化 合物を液体担体、もしくは微細な固体担体、またはその両方と均一かつ緊密に混 在させ、次いで、必要により、その製品を成形することにより調製される。 経口投与に適した本発明の製剤は、カプセル、カシェ剤、ピル、錠剤、ロゼン ジ(香辛料入りのベース、通常、蔗糖及びアカシアまたはトラガカントを使用す る)、粉末、グラニュールの形態であってもよく、または水性もしくは非水性の 液体中の溶液もしくは懸濁液として、または水中油もしくは油中水の液体エマル ションとして、またはエリキシル剤もしくはシロップとして、またはサブロー錠 剤(不活性ベース、例えば、ゼラチン及びグリセリン、または蔗糖及びアカシア を使用する)及び/または口洗浄液としてであってもよく、夫々が活性成分とし て所定量の本発明の化合物を含む。また、本発明の化合物は巨丸剤、舐剤または ペーストとして投与されてもよい。 経口投与のための本発明の固体投薬形態(カプセル、錠剤、ピル、糖剤、粉末 、グラニュール等)において、活性成分(本発明のラベンダマイシン類縁体また はその医薬上許される塩)が一種以上の医薬上許される担体、例えば、クエン酸 ナトリウムもしくはリン酸二カルシウム、及び/または下記の物質のいずれかと 混合される。(1)充填剤または増量剤、例えば、澱粉、ラクトース、蔗糖、グル コース、マンニトール、及び/またはケイ酸、(2)バインダー、例えば、カルボ キ シメチルセルロース、アルギネート、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、蔗糖及 び/またはアカシア、(3)保湿剤、例えば、グリセロール、(4)崩壊剤、例えば、 アガー−アガー、炭酸カルシウム、ジャガイモ澱粉またはタピオカ澱粉、アルギ ニン酸、或る種のケイ酸塩、及び炭酸ナトリウム、(5)溶解遅延剤、例えば、パ ラフィン、(6)吸収促進剤、例えば、四級アンモニウム化合物、(7)湿潤剤、例え ば、セチルアルコール及びグリセロールモノステアレート、(8)吸着剤、例えば 、カオリン及びベントナイトクレー、(9)滑剤、例えば、タルク、ステアリン酸 カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール、ラウリ ル硫酸ナトリウム、及びこれらの混合物、並びに(10)着色剤。カプセル、錠剤及 びピルの場合、医薬組成物はまた緩衝剤を含んでいてもよい。また、同様の型の 固体組成物は、ラクトースまたは乳糖の如き賦形剤だけでなく、高分子量のポリ エチレングリコール等を使用して軟質及び硬質の充填ゼラチンカプセル中に充填 剤として使用されてもよい。 錠剤は、必要により一種以上の補助成分を使用して、圧縮または成形により製 造し得る。圧縮錠剤は、バインダー(例えば、ゼラチンまたはヒドロキシプロピ ルメチルセルロース)、滑剤、不活性希釈剤、防腐剤、崩壊剤(例えば、ナトリ ウム澱粉グリコレートまたは架橋されたナトリウムカルボキシメチルセルロース )、表面活性剤または分散剤を使用して調製し得る。成形錠剤は、適当な機械中 で不活性液体希釈剤で湿らされた粉末化合物の混合物を成形することにより製造 し得る。 本発明の医薬組成物の錠剤、及びその他の固体投薬形態、例えば、糖剤、カプ セル、ピル及びグラニュールは、必要により、刻まれてもよく、または被覆物及 びシェル、例えば、腸被覆物及び医薬製剤化技術に公知のその他の被覆物で調製 されてもよい。また、それらは、例えば、所望の放出プロフィールを与えるため の種々の比率のヒドロキシプロピルメチルセルロース、その他のポリマーマトリ ックス、リポソーム及び/または微小球を使用して、その中の活性成分の遅い放 出または調節された放出を与えるように製剤化されてもよい。それらは、例えば 、バクテリア保持フィルターによる濾過により滅菌されてもよい。また、これら の組成物は、必要により、不透明剤を含んでいてもよく、またそれらが、必要に よ り、遅延様式で、胃腸道の或る部分中で一種以上の活性成分のみを放出し、また は優先的に放出するような組成のものであってもよい。使用し得る埋封組成物の 例として、ポリマー物質及びワックスが挙げられる。また、活性成分はマイクロ カプセルにされた形態であってもよい。 本発明の化合物の経口投与のための液体投与形態として、医薬上許されるエマ ルション、ミクロエマルション、溶液、懸濁液、シロップ及びエリキシル剤が挙 げられる。活性成分(本発明のラベンダマイシン類縁体、またはその医薬上許さ れる塩)の他に、液体投与形態は、当業界で普通に使用される不活性希釈剤、例 えば、水またはその他の溶媒、可溶化剤及び乳化剤、例えば、エチルアルコール 、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安 息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、油(特 に、綿実油、落花生油、トウモロコシ油、胚芽油、オリーブ油、ひまし油及びゴ マ油)、グリセロール、テトラヒドロフリルアルコール、ポリエチレングリコー ル及びソルビタンの脂肪酸エステル、並びにこれらの混合物を含んでいてもよい 。 不活性希釈剤の他に、経口組成物はまたアジュバント、例えば、湿潤剤、乳化 剤及び懸濁剤、甘味料、香辛料、着色剤、芳香剤及び防腐剤を含んでいてもよい 。 懸濁液は、活性化合物の他に、懸濁剤、例えば、エトキシル化イソステアリル アルコール、ポリオキシエチレンソルビトール及びソルビタンエステル、微結晶 性セルロース、メタ水酸化アルミニウム、ベントナイト、アガー−アガー及びト ラガカント、並びにこれらの混合物を含んでいてもよい。 直腸投与または膣内投与のための本発明の医薬組成物の製剤は座薬として提供 されてもよく、これは本発明の一種以上の化合物を、例えば、ココアバター、ポ リエチレングリコール、座薬ワックスまたはサリチレートを含む一種以上の好適 な非刺激性賦形剤または担体と混合することにより調製されてもよく、これは室 温で固体であるが、体温で液体であり、それ故、直腸または膣腔中で融解し、活 性化合物を放出するであろう。また、膣内投与に適した本発明の製剤として、当 業界で適当であることが知られているような担体を含むペッサリー、タンポン、 クリーム、ゲル、ペースト、フォームまたは噴霧製剤が挙げられる。 本発明の化合物の局所投与または経皮投与のための投薬形態として、粉末、ス プレー、軟膏、ペースト、クリーム、ローション、ゲル、溶液、パッチ及び吸入 剤が挙げられる。活性化合物は滅菌条件下で医薬上許される担体、及び必要とさ れ得る緩衝剤、または噴射剤と混合されてもよい。 軟膏、ペースト、クリーム及びゲルは、本発明の活性化合物の他に、賦形剤、 例えば、動物脂肪及び植物脂肪、油、ワックス、パラフィン、澱粉、トラガカン ト、セルロース誘導体、ポリエチレングリコール、シリコーン、ベントナイト、 ケイ酸、タルク及び酸化亜鉛、またはこれらの混合物を含んでいてもよい。 粉末及びスプレーは、本発明の化合物の他に、賦形剤、例えば、ラクトース、 タルク、ケイ酸、水酸化アルミニウム、ケイ酸カルシウム及びポリアミド粉末、 またはこれらの物質の混合物を含んでいてもよい。スプレーは、通例の噴射剤、 例えば、クロロフルオロ炭化水素及び揮発性未置換炭化水素、例えば、ブタン及 びプロパンを更に含むことができる。 経皮パッチは、生体への本発明の化合物の調節された放出を与えるという追加 された利点を有する。このような投薬形態は、本発明の化合物を適当な媒体、例 えば、弾性マトリックス物質に溶解、分散またはそれ以外に混入することにより 製造し得る。また、吸収促進剤が皮膚を横切る化合物のフラックスを増大するの に使用し得る。このフラックスの速度は、速度調節膜を用意し、または化合物を ポリマーマトリックスもしくはゲルに分散させることにより調節し得る。 非経口投与に適した本発明の医薬組成物は、一種以上の医薬上許される滅菌等 張性の水溶液または非水性溶液、分散液、懸濁液またはエマルション、または滅 菌粉末(これは使用直前に滅菌注射液または分散液に再生し得る)と組み合わせ て本発明の一種以上の化合物を含み、これらは酸化防止剤、緩衝剤、製剤を目的 とされるレシピエントの血液で等張性にする溶質または懸濁剤もしくは増粘剤を 含んでいてもよい。 本発明の医薬組成物中に使用し得る好適な水性担体及び非水性担体の例として 、水、エタノール、ポリオール(例えば、グリセロール、プロピレングリコール 、ポリエチレングリコール、等)、及びこれらの適当な混合物、植物油、例えば 、オリーブ油、及び注射可能な有機エステル、例えば、オレイン酸エチルが挙げ られる。適当な流動性は、例えば、被覆材、例えば、レシチンの使用により、分 散 液の場合には必要とされる粒子サイズの維持により、また表面活性剤の使用によ り維持し得る。 また、これらの組成物は、アジュバント、例えば、湿潤剤、乳化剤及び分散剤 を含んでいてもよい。また、等張剤、例えば、糖、塩化ナトリウム、等を組成物 に入れることが望ましいことがある。加えて、注射可能な医薬形態の延長された 吸収が、吸収を遅延する薬剤、例えば、モノステアリン酸アルミニウム及びゼラ チンの混入によりもたらされることがある。 或る場合に、薬剤の効果を持続するために、皮下注射または筋肉内注射からの 薬剤の吸収を遅くすることが望ましい。これは、不十分な水溶解性を有する結晶 性または無定形物質の懸濁液の使用により達成し得る。その時、薬剤の吸収の速 度は、その溶解の速度に依存し、これは、順に、結晶サイズ及び結晶形態に依存 し得る。また、非経口投与された薬剤形態の遅延吸収が、薬剤を油ビヒクルに溶 解または懸濁することにより達成される。 注射可能なデポー剤形態は、生分解性ポリマー、例えば、ポリラクチド−ポリ グリコリド中で薬剤のマイクロカプセルマトリックスを形成することにより製造 される。薬剤とポリマーの比、及び使用される特別なポリマーの性質に応じて、 薬剤放出の速度が調節し得る。その他の生分解性ポリマーの例として、ポリ(オ ルトエステル)及びポリ(酸無水物)が挙げられる。また、注射可能なデポー剤 製剤は、薬剤を生体組織と適合性であるリポソームまたはミクロエマルションに 閉じ込めることにより調製される。注射可能な物質は、例えば、バクテリア保持 フィルターによる濾過により滅菌し得る。 製剤は、ユニット投薬または多投薬のシールされた容器、例えば、アンプル及 びバイアル中で提供されてもよく、また使用直前に滅菌液体担体、例えば、注射 用の水の添加のみを必要とする凍結乾燥状態で貯蔵されてもよい。即時調合注射 液及び懸濁液は、上記の型の滅菌粉末、グラニュール及び錠剤から調製し得る。 また、本発明の医薬組成物は、下記の投与に適した製剤を含む獣医薬製剤の形 態で使用し得る。(1)経口投与、例えば、飲薬(水性または非水性の溶液または 懸濁液)、錠剤、巨丸剤、粉末、グラニュールまたは飼料原料との混合用のペレ ット、舌への適用のためのペースト、(2)非経口投与、例えば、滅菌溶液または 懸濁液としての、例えば、皮下注射、筋肉内注射または静脈内注射による非経口 投与、または適当な場合には、懸濁液または溶液が動物の乳房にその乳首を経て 導入されるような乳房内注射による非経口投与、(3)例えば、皮膚に適用される クリーム、軟膏またはスプレーとしての局所適用、または(4)例えば、ペッサリ ー、クリームまたはフォームとしての膣内投与。 また、本発明のラベンダマイシン類縁体は、微生物の増殖を抑制するのに有益 な抗微生物(抗菌、抗ウイルス、抗寄生虫)薬剤として使用し得る。本明細書に 使用される“増殖の抑制”は、微生物の死滅を含む。例えば、本発明の化合物は 生存している宿主の表面または外部の媒体中に存在する微生物の増殖を抑制する のに使用し得る。それ故、本発明は、微生物を抑制に有効な量の本発明のラベン ダマイシン類縁体、またはその塩と接触させる工程を含むことを特徴とするバク テリア、ウイルスまたは寄生虫の増殖の抑制方法を提供する。こうして、本発明 の化合物は、例えば、表面処理のための消毒薬として、または微生物増殖を受け 易い種々の固体媒体及び液体媒体の防腐剤として使用し得る。このような使用の ためのラベンダマイシン類縁体の有効量は、当業者に知られている方法により実 験により決定し得る。 実施例 実施例1〜46:ラベンダマイシン類縁体の合成 実施例1〜46は22のラベンダマイシン類縁体の合成を記載する。下記の全般の 操作を実施例1〜46に使用した。融点(未修正)はトーマス・フーバー毛管装置 で測定され、℃である。赤外(IR)スペクトルをニコレット5ZDX分光光度計で得た 。プロトン磁気共鳴(1H NMR)スペクトルを、内部標準物質としてテトラメチルシ ラン(TMS)を用いてCDCl3またはDMSO-d6中でバリアン・ジェミニ200分光光度計で 得た。質量スペクトル(MS)を、バキュメトリクス(vacummetrics)固体プローブま たはクラトスMS50を取り付けたヒューレット−パッカード5980A装置で得た。元 素分析をミッドウェスト・ミクロラブズ社により行った。 実施例1〜22: 7−N−アシルラベンダマイシンの合成 調製された22のラベンダマイシンは式Jを有する。 (式中、 Xが 10がアルキルまたは置換アルキルであり、 YがHまたは 4がHまたはアルキルであり、 R6がH、ハロゲン原子またはOR13であり、 R12がN(R112、OR11またはOR14N(R112であり、 R11がH、アルキルまたはシクロアルキルであり、 R13がアルキルであり、かつ R14がアルキレンである) 表Iはラベンダマイシン類縁体のリストを含み、夫々の類縁体につき置換基を明 記する。 ラベンダマイシン類縁体を、上記のようにして(上記の式1を参照のこと)適 当に官能化されたアルデヒドKを適当に官能化されたトリプトファン類縁体Lと 反応させることにより調製した。22のラベンダマイシン類縁体に関する反応条件 及び収率を表Iにリストし、類縁体のうちの11種をつくるのに使用した操作を以 下に詳しく記載する。表IIは22の類縁体に関する1H NMR値、MS値及び高分解能MS (HRMS)値を示す。 7−N−アセチルラベンダマイシンメチルエステル(化合物1、表I) アルゴン雰囲気下のアルデヒド23(実施例23に記載されたようにして調製した )(12.02mg、0.05ミリモル)及びトリプトファンエステル39(Behforouzら,J. Heterocycl.Chem.,25,1627(1988)に記載されたようにして調製した;下記の 実施例39を参照のこと)(11.6mg、0.05ミリモル)及び乾燥キシレン(16mL)の攪拌 混合物を徐々に沸騰まで加熱し(3時間)、次いで19時間還流させた。その溶液 を5mLまで濃縮し、次いで冷却した。7−N−アセチルラベンダマイシンメチル エステルの純粋なオレンジ色の結晶を濾過した。17.8mg、78.4%の収量を得た。 融点(mp)は300℃より高かった。IR(KBr)3473(br)、3310、3121、1728、1708、 1680、1645、1588、1504、1398、1335、1307、1229、1124、738cm-1;1 H NMR(CDCl3)δ2.38(s,3,COCH3),3.19(s,3,ArCH3),4.07(s,3,CO2CH3),7.39( t,1,J=8Hz,H-11'),7.65(t,1,J=8Hz,H-10'),7.74(d,1,J=8Hz,H-9'),8.00( s,1,H-6),8.35(d,1,J=8Hz,H-12'),8.41(br s,1,CONH),8.5(d,1,J=7Hz,H-3) ,9.1(d,1,J=7.5Hz,H-4); 11.85(brs,1,NH); MS m/e(相対強さ)454(M+,68) ,396(14),394(25),352(17),106(36),91(100),77(14),54(14); HRMS,m/e C25H18N4O5としての計算値454.1277、実測値454.1277。 7−N−アセチルデメチルラベンダマイシン(化合物2、表I) L−トリプトファン(20.4mg、0.1ミリモル)及びアニソールを攪拌し、60〜70 ℃の油浴中で加熱した。次いで、7−N−アセトアミド−2−ホルミルキノリン −5,8−ジオン(23)(実施例23に記載されたようにして調製した)(24.4mg、0 .1ミリモル)及びアニソール20mlの混合物を1時間の期間にわたって滴下して添 加した。その混合物を油浴中で120℃で23.5時間加熱し、回転蒸発させて乾燥さ せた。残渣をシリコンゲルカラム(4gのシリカゲル、カラム13cm X 10cm)でクロ マトグラフィーにかけ、CH2Cl2(50ml)、メタノール:CH2Cl2(2.5:100、 100ml)で溶離してオレンジ色の結晶(0.6mg、収率1.4%)を得た。 7−N−クロロアセチルラベンダマイシンメチルエステル(化合物7、表I) 還流冷却器、アルゴン充填気球及び磁気バーを取り付けた40mlの丸底フラスコ 中で、7−クロロアセトアミド−2−ホルミルキノリン−5,8−ジオン (24) (実施例24に記載されたようにして調製した)(0.0278g、0.10ミリモル)、β− メチルトリプトファンメチルエステル(39)(Behforouzら,J.Heterocycl.Chem., 25,1627(1988)に記載されたようにして調製した;下記の実施例39を参照のこ と)(0.0232g、0.10ミリモル)及び乾燥蒸留キシレン40mlを3時間の期間にわたっ て135℃に徐々に加熱した。その混合物をこの温度で更に16時間加熱した。明褐 色の沈殿が最高温度で生成し始めた。反応の完結をTLCにより監視した。その混 合物を熱時濾過して沈殿した不純物を除去し、濾液を冷却し、オレンジ−赤色の 固体の生成をもたらした。この固体を濾過し、回収し、真空下で乾燥させた。生 成物の収量は0.0226g(46%)であった。mp>300℃; 1H NMR(DMSO-d6)δ3.08(3H ,s,ArCH3),3.97(3H,s,COCH3),4.64(2H,s,C-7NHCO CH2 Cl),7.42(1H,d d,J=8.4Hz,J=8.4Hz,C-11'H),7.69(1H,dd,J=8.4Hz,J=8.4Hz,C-10'H),7 .71(1H,d,J=8.4Hz,C-9'H),7.75(1H,s,C-6H),8.40(1H,d,J=8.4Hz,C-12 'H),8.50(1H,d,J=8.4Hz,C-3H),8.64(1H,d,J=8.4Hz,C-4H),10.58(IH, br s,C=7NH),11.94(IH,br s,NH); IR(KBr)vmax3342,3106,3010,2950, 1679,1652,1589,1507,1492,1339,1307,742 cm-1; 電子衝撃MS(EIMS),m/ e(相対強さ)488/490(M+,2.25/1,16),454(96),412(ベース),394(36),380 (20),352(88),335(29); HRMS,m/e C25H17ClN4O5としての計算値488.088748、 実測値488.087100。 7−N−クロロアセチルデメチルラベンダマイシンイソアミルエステル(化合 物9、表I ) 還流冷却器、流動しているアルゴン及び磁気バーを取り付けた100mlの三口丸 底フラスコ中で、7−クロロアセトアミド−2−ホルミルキノリン−5,8−ジ オン(24)(実施例24に記載されたようにして調製した)(0.0500g、0.18ミリモル )、 L−トリプトファンイソアミルエステル(37)(実施例37に記載されたようにして 調製した)(0.0490g、0.18ミリモル)、及び乾燥された蒸留キシレン75mlを5 時間の期間にわたって76℃に徐々に加熱した。明るい着色沈殿の生成の最初の検 出後に、その混合物を熱時濾過した。濾液を減圧で約10mlまで濃縮した。濾液を 冷蔵庫に一夜貯蔵し、その間にかなりの量の暗オレンジ−褐色の固体が生成した 。これを濾過し、冷酢酸エチルで洗浄して粗生成物25.5mg(27%の収率)を得た 。濾液を更に濃縮し、冷却すると、生成物更に15mgを得た。(収率16%、全収率 43%):mp.280-284℃; 1H NMR(CDCl3)δ1.05(6H,d,J=6.3Hz,(CH3 )2),1.76 -1.95(3H,m,COOCH2 CH2CH),4.29(2H,s,C-7NHCOCH2 Cl),4.52(2H,t,J=6.8 Hz,COOCH2),7.39(1H,dd,J=8.0Hz,J=8.0Hz,C-11'H),7.66(1H,dd,J=8.0H z,J=8.0Hz,C-10'H),7.78(1H,d,J=8.0Hz,C-9'H),7.95(1H,s,C-6H),8.2 3(1H,d,J=8.0Hz,C-12'H),8.54(1H,d,J=8.3Hz,C-3H),8.93(1H,s,C-3'H ),9.18(1H,d,J=8.3Hz,C-4H),9.56(1H,br s,C-7NH),11.76(1H,brs,NH ); IR(KBr)vmax3336,2957,2929,2908,2871,1713,1680,1651,1588,15 20,1337,1308,1265,1219,1119,738cm-1; EIMS,m/e(相対強さ)530/532( M+,2.4/1,45),496(58),480(6),454(39),416(83),382(95),366(15),340 (ベース); HRMS,m/e C28H23ClN4O5としての計算値530.135698、実測値 530. 135781 7−N−クロロアセチルデメチルラベンダマイシンオクチルエステル(化合物 10、表I ) 還流冷却器、流動しているアルゴン及び磁気バーを取り付けた50mlの三口丸底 フラスコ中で、7−クロロアセトアミド−2−ホルミルキノリン−5,8−ジオ ン(24)(実施例24に記載されたようにして調製した)(0.0279g、0.10ミリモル) 、L−トリプトファンオクチルエステル(38)(実施例38に記載されたようにして 調製した)(0.0316g、0.10ミリモル)、及び乾燥された蒸留キシレン32mlを6時 間の期間にわたって100℃に徐々に加熱した。この温度を更に2.5時間保った。最 後の3時間中に、褐色の沈殿が生成した。その混合物のTLCは主要スポットが所 望の生成物であることを示した。その混合物を熱時濾過して沈殿した不純物を除 去し、濾液を回転蒸発させて乾燥させて暗赤色の固体0.0301gを得、1H NMRはそ れが粗生成物であることを示した(53%の収率)。粗生成物を酢酸エチルによる 再結晶により更に精製した。mp 215-217℃; 1H NMR(CDCl3)δ0.88(3H,t,J=6.8 Hz,(CH2) 7CH3 )),1.23-1.70(10'H,(CH2 )5CH3)),1.84-1.95(2H,m,COOCH2 C H2 ),4.29(2H,s,C-7NHCO CH2 Cl),4.48(2H,t,J=6.8Hz,COOCH2),7.39(1H ,dd,J=7.6Hz,J=7.6Hz,C-11'H),7.66(1H,dd,J=7.6Hz,J=7.6Hz,C-10'H) ,7.79(1H,d,J=7.6Hz,C-9'H),7.97(1H,s,C-6H),8.24(1H,d,J=7.6Hz,C -12'H),8.56(1H,d,J=8.4Hz,C-3H),8.95(1H,s,C-3'H),9.21(1H,d,J=8. 4Hz,C-4H),9.58(1H,br s,C-7NH),11.79(1H,br s,NH); IR(KBr)vmax333 1,2955,2926,2854,1708,1680,1652,1588,1519,1337,1307,1264,121 9,738cm-1; EIMS,m/e(相対強さ)573(M+,1),538(10),496(35),382(53), 366(30),340(ベース);HRMS,m/e C35H40ClN4O7S2としての計算値727.202696 、実測値727.200500 7−N−ブチリルラベンダマイシンメチルエステル(化合物11、表I) 還流冷却器、アルゴン充填気球及び磁気バーを取り付けた25mlの丸底フラスコ 中で、7−ブチルアミド−2−ホルミルキノリン−5,8−ジオン(26)(実施例 26に記載されたようにして調製した)(0.0272g、0.10ミリモル)、β−メチルト リプトファンメチルエステル(39)(実施例39に記載されたようにして調製した) (0.0232g、0.10ミリモル)及び乾燥された蒸留キシレン30mlを3時間の期間に わたって130℃に徐々に加熱した。この温度を更に16時間保ち、その間にわずか な量の明褐色の沈殿が生成した。反応の完結をTLCにより監視した。その混合物 を熱時濾過して沈殿を除去した。次いで濾液を減圧で結晶化の点まで濃縮し、次 いで冷却した。オレンジ−赤色の固体を濾過し、次いで真空下で乾燥させた。固 体の重量は0.0210g(44%の収率)であった。mp 270-273℃; 1H NMR(CDCl3)δ1. 06(3H,t,J=7.6Hz,C-7NHCOCH2CH 2CH3),1.75-1.90(2H,m,C-7NHCOCH2 CH2 CH3 ),2.52(2H,t,J=7.6Hz,C-7NHCOCH2 CH2CH3),3.16(3H,s,Ar-CH3),4.07( 3H,s,COCH3),7.36(1H,dd,J=8.0Hz,J=8.0Hz,C-11’H),7.63(1H,dd,J= 8.0Hz,J=8.0Hz,C-10'H),7.70(1H,d,J=8.0Hz, C-9'H),7.92(1H,s,C-6H),8.31(1H,d,J=8.0Hz,C-12'H),8.34(1H,br s, C-7NH),8.41(1H,d,J=8.3Hz,C-3H),9.01(1H,d,J=8.3Hz,C-4H),11.76(1H ,br s,NH);IR(KBr)vmax3316,3199,2959,2933,2874,1724,1710,1679 ,1646,1586,1501,1335,1307,1227cm-1; (EIMS,m/e(相対強さ)482(M+, ベース),466(11),450(13),422(32),380(9),352(35),HRMS,m/e C27H22N4O5 としての計算値482.159020、実測値482.160385 7−N−ブチリルデメチルラベンダマイシンイソアミルエステル(化合物13、 表I ) 還流冷却器、流動しているアルゴン及び磁気バーを取り付けた50mlの三口丸 底フラスコ中で、7−ブチルアミド-2−ホルミルキノリン−5,8−ジオン(26 )(実施例26に記載されたようにして調製した)(0.0279g、0.10ミリモル)、L− トリプトファンイソアミルエステル(37)(実施例37に記載されたようにして調製 した)(0.0274g、0.10ミリモル)、及び乾燥された蒸留キシレン30mlを4時間の 期間にわたって徐々に加熱して還流させた。この温度を更に17時間保った。少量 のオレンジ−褐色の固体を生成した。反応の完結をTLCにより監視した。その混 合物を熱時濾過して沈殿(これは生成物ではない)を除去した。濾液を減圧で約 2mlまで濃縮した。冷却すると、この溶液は明るいオレンジ色の沈殿を生じ、こ れは0.0166gの重量であった(収率32%)。母液を蒸発させ、乾燥させて追加の 量の粗生成物を得、これは0.0198gの重量であり(収率38%)、70%の全収率を 得た。mp 234-235℃; 1H NMR(CDCl3)δ1.04(6H,d,J=6.8Hz,(CH3)2),1.06(3H ,t,J=7.4Hz,C-7NHCOCH2CH 2CH3),1.75-1.95(5H,m,C-7NHCOCH 2CH2 ,COOCH 2C H2CH ),2.53(2H,t,J=7.4Hz,C-7NHCO CH2 ),4.52(2H,t,J=6.8Hz,COOCH2 ), 7.39(1H,dd,J=7.8Hz,J=7.8Hz,C-11'H),7.66(1H,dd,J=7.8Hz,J=7.8Hz,C -10'H),7.74(1H,d,J=7.8Hz,C-9'H),7.99(1H,s,C-6H),8.24(1H,d,J=7. 8Hz,C-12'H),8.41(1H,br s,C-7NH),8.55(1H,d,J=8.4Hz,C-3'H),8.94(1 H,s,C-3'H),9.18(1H,d,J=8.4Hz,C-4H),11.80(1H,br s,NH); IR(KBr) vmax3369,3346,3313,2960,2935,2873,1728,1715,1700, 1681,1646,1587,1494,1335,1307,1261,1221,1119,739cm-1; EIMS,m/e (相対強さ)524(69),454(6),410(ベース),394(5),340(22); HRMS,m/e C30 H28N4O5としての計算値524.205970、実測値524.207494 7−N−ブチリルデメチルラベンダマイシンオクチルエステル(化合物14、表 ) 還流冷却器、流動しているアルゴン及び磁気バーを取り付けた50mlの三口丸底 フラスコ中で、7−N−ブチルアミド-2−ホルミルキノリン−5,8−ジオン( 26)(実施例26に記載されたようにして調製した)(0.0230g、0.085ミリモル)、 L−トリプトファンオクチルエステル(38)(実施例38に記載されたようにして調 製した)(0.0270g、0.085ミリモル)、及び乾燥された蒸留キシレン30mlを5時間 の期間にわたって85℃に徐々に加熱した。この温度を更に16時間保った。この期 間中に、少量の暗色の固体が現れた。反応の完結をTLCにより監視した。その混 合物を熱時濾過して沈殿した不純物を除去し、濾液を回転蒸発させ、乾燥させて 暗赤色の固体0.0386gを得、1H NMRはこれが粗生成物であることを示した(80% の収率)。粗生成物を酢酸エチルによる再結晶により更に精製した。mp 166-171 ℃; 1H NMR(CDCl3)δ0.86(3H,t,J=6.8Hz,(CH2)7 CH3 ),1.06(3H,t,J=7.3Hz ,C-7NHCOCH2CH 2CH3),1.20-1.60(10'h,(CH2 )5CH3),1.65-1.95(4H,m C-7NHC OCH 2CH2 ,COOCH 2CH2 ),2.53(2H,t,J=7.3Hz,C-7NHCO CH2 ),4.47(2H,t,J=6 .8Hz,COO CH2 ),7.36(1H,dd,J=8.0Hz,J=8.0Hz,C-11'H),7.63(1H,dd,J=8 .0Hz,J=8.0Hz,C-10'H),7.65(1H,d,J=8.0Hz,C-9'H),7.93(1H,s,C-6H), 8.19(1H,d,J=8.0Hz,C-12'H),8.35(1H,br s,C-7NH),8.44(1H,d,J=8.4Hz ,C-3H),8.87(1H,s,C-3'H),9.08(1H,d,J=8.4Hz,C-4H),11.67(1H,br s ,NH); IR(KBr)vmax3317,2957,2926,2855,1728,1704,1679,1646,1587 ,1504,1333,1307,1260,1222,1118,739cm-1; EIMSm/e(相対強さ)566(M+ ,14),550(45),534(15),496(6),410(12),394(ベース),378(22),340(17 ); HRMS,m/e C33H34N4O5としての計算値566.252921、実測値566.251991 7−N−アセチルデメチルラベンダマイシンカルボキサミド(化合物16、表I ) 7−N−アセトアミド−2−ホルミルキノリン−5,8−ジオン(23)(実施例2 3に記載されたようにして調製した)(42.3mg、0.15ミリモル)、L−トリプトファ ンアミド(43)(実施例43に記載されたようにして調製した)(30.44mg、0.015ミ リモル)及びアニソール(60ml)を油浴中で2.5時間の期間にわたって室温から160 ℃まで徐々に加熱し、次いで160℃に14時間保った。その反応混合物を3時間に わたって冷蔵庫中で冷却した。次いでそれを濾過してレモンイエローの固体を得 た。固体をヘキサンで洗浄し、乾燥させて39.6mg、収率62%を得た。 7−N−アセチルデメチルラベンダマイシンメチルエステル(化合物16、表I ) 7−N−アセトアミド−2−ホルミルキノリン−5,8−ジオン(23)(実施例2 3に記載されたようにして調製した)(44.8mg、0.2ミリモル)、L−トリプトファ ンメチルエステル(35)(実施例35に記載されたようにして調製した)(43.6mg、0 .2ミリモル)、乾燥キシレン(90ml)を混合した。その混合物を油浴中で攪拌し、 3時間の期間にわたって室温から140℃まで、そして20時間の期間にわたって140 ℃から154℃まで徐々に加熱した。その反応混合物を室温に冷却して黄色の固体5 3mg(収率60%)を得た。 7−N−アセチルラベンダマイシンイソアミルエステル(化合物18、表I) 7−アセトアミド−2−ホルミルキノリン−5,8−ジオン(23)(実施例23に 記載されたようにして調製した)(44.8mg、0.2ミリモル)、β−メチルトリプトフ ァンイソアミルエステル(36)(実施例36に記載されたようにして調製した)(57.6m g、0.2ミリモル)及び乾燥キシレン64mlを油浴中で攪拌し、3時間の期間にわた って室温から140℃まで徐々に加熱し、次いで1時間にわたって140℃に保った。 熱い反応混合物を濾過してオレンジ色の固体を得た。濾液が冷却後に更に生成物 を生じた。生成物の得られた合計重量は60.2mg、収率59%であった。 7−N−アセチルラベンダマイシンN,N−ジメチルアミノエチルエステル (化合物19、表I) 7−アセトアミド−2−ホルミルキノリン−5,8−ジオン(23)(実施例23に 記載されたようにして調製した)(317mg、0.13ミリモル)を乾燥アニソール16mlに 溶解し、80℃に加熱した。β−メチルトリプトファンN,N−ジメチルアミノエ チルエステル(41)(実施例41に記載されたようにして調製した)(37.5mg、0.13 ミリモル)を攪拌しながら添加し、攪拌混合物を5.5時間にわたって100℃で加熱 した。その反応混合物を室温に冷却し、固体を濾過した。濾液を真空下で蒸留し 、乾燥させた。酢酸エチル(3ml)を添加し、その混合物を攪拌した。濾過して、 オレンジ色の固体24.5mg(36%の収率)を得た。 7−N−アセチルデメチルラベンダマイシンイソアミルエステル(化合物20、 表I ) 7−アセトアミド−2−ホルミルキノリン−5,8−ジオン(23)(実施例23に 記載されたようにして調製した)(244mg、0.1ミリモル)、L−トリプトファンイ ソアミルエステル(37)(実施例37に記載されたようにして調製した)(239mg、1 ミリモル)及びキシレン(64ml)を混合した。その混合物を油浴中で攪拌し、1時 間の期間にわたって室温から110℃まで、次いで3時間の期間にわたって110℃か ら140℃まで徐々に加熱した。熱い反応混合物を濾過して褐色の不純物を除去し た。濾液を真空下で蒸発させた。残渣を酢酸エチル/ヘキサンで処理してオレン ジ色の固体(213mg、収率42%)を得た。 7−N−アセチルデメチルラベンダマイシンn−オクチルエステル(化合物21表I) 7−アセトアミド−2−ホルミルキノリン−5,8−ジオン(23)(実施例23に 記載されたようにして調製した)(44.8mg、0.2ミリモル)、L−トリプトファンN −オクチルエステル(38)(実施例38に記載されたようにして調製した)(63.2mg 、0.2ミリモル)及び乾燥キシレン64mlを油浴中で攪拌し、3時間の期間にわたっ て室温から150℃まで徐々に加熱し、次いで2時間にわたって150℃に保った。熱 い混合物を濾過し、褐色の固体を回収した。濾液から酢酸エチル及びヘキ サンで処理して更に褐色の固体を得た(合計収量51mg、48%)。 7−N−アセチルデメチルラベンダマイシンN,N−ジメチルアミノエチルエ ステル(化合物22、表I ) 7−アセトアミド−2−ホルミルキノリン−5,8−ジオン(23)(実施例23に 記載されたようにして調製した)(12.2mg、0.05ミリモル)、L−トリプトファン N,N−ジメチルアミノエチルエステル(40)(実施例40に記載されたようにして 調製した)(14mg、0.05ミリモル)及びアニソール18mlを27時間にわたって100℃ で加熱した。その混合物を室温に冷却し、濾過して不純物を除去した。濾液を減 圧で蒸発させ、得られる残渣をCHCl3 6mlに溶解し、アルミナによる薄層クロマ トグラフィーにより精製した。純粋なオレンジ色の固体(5mg、収率20%)を得た 。 実施例23-26: キノリンジオンアルデヒドの調製 実施例1〜22のラベンダマイシン類縁体を調製するための出発物質として、式 Kの7−N−アシル−2−ホルミルキノリン−5,8−ジオンが挙げられる。 (式中、 Xは 10はアルキルまたは置換アルキルであり、 R1はHであり、 R2はHであり、かつ R3はHである) これらのアルデヒドを、上記のように還流ジオキサン−H2O中の相当する7− N−アシル−2−メチルキノリン−5,8−ジオンの二酸化セレン酸化により調 製した。表IIIは、この方法により調製された4種のこのようなアルデヒド並び にこれらのアルデヒドに関する反応時間、収率、1H NMR、MS及び元素分析をリス トする。これらのアルデヒドのうちの3種を合成するのに使用した操作を、以下 に詳しく記載する。 7−アセトアミド−2−ホルミルキノリン−5,8−ジオン(化合物23、表II I ) 乾燥ジオキサン(3.5mL)及び水(0.13mL)中の7−アセトアミド−2−メチルキ ノリン−5,8−ジオン(27)(実施例27に記載されたようにして調製した)(230 mg、1ミリモル)、二酸化セレン(139mg、1.25ミリモル)の混合物を攪拌し、アル ゴン雰囲気下で9時間にわたって還流させた。SeO2の99.9+%の新しいグレー ド(アルドリッチ)を使用した。ジオキサンを精製し、Perrinら,実験薬品の精 製(パーガモン・プレス1980)に記載された操作に従って蒸留した。ジオキサン (7mL)を添加し、10分間還流させ、次いで熱時濾過した。濾紙の残渣を、ジクロ ロメタン20mLを含む反応フラスコに添加し、5分間還流させ、濾過した。このプ ロセスをもう4回繰り返した。濾液を合わせ、蒸発させて黄色の固体222mg(収率 91%)を得、これは7−アセトアミド-2−メチルキノリン−5,8−ジオン(23) であった。昇華により得られた分析試料(150-180℃/0.5mm):mp 225℃分解; IR (KBr)3346,3085,1721,1687,1652,1609,1504,1328,1216,1124,1068 ,885cm-1; 1H NMR(CDCl3)δ2.33(S,3,COCH3),8.05(s,1,H-6),8.31(d,1,J=8Hz ,H-3),8.43(b rs,1,NH),8.62(d,1,J=8Hz,H-4),10.29(s,1,CHO); MS m/e(相 対強さ)244(M+,81),216(19),202(51),175(37),174(21),97(19),85(20) ,71(30),68(18),57(34),43(100)元素分析C12H8N2O4としての計算値: C,59. 02; H,3.30; N,11.47;実測値: C,58.99; H,3.38; N,10.91 7−クロロアセトアミド−2−ホルミルキノリン−5,8−ジオン(化合物24表III) 磁気バー、水冷還流冷却器、及びアルゴン充填気球を取り付けた25mlの丸底フ ラスコ中で、7−クロロアセトアミド−2−メチルキノリン−5,8−ジオン(2 8)(実施例28に記載されたようにして調製した)(0.529g、2ミリモル)、二酸化 セレン(0.255g、2.3ミリモル)、乾燥した蒸留1,4−ジオキサン12ml、及び水0 .25mlを攪拌し、2時間の期間にわたって徐々に加熱して還流させた。その反応 をTLCにより監視し、完結させた(29.5時間)。セレンを沈降させ、上澄み溶液を ピペットで除き、濾過した。1,4−ジオキサン(10ml)を残渣に添加し、攪拌し 、5分間還流させた。全混合物を濾過し、セレンをジクロロメタン(10ml)で洗浄 した。全ての濾液を合わせ、4℃で一夜貯蔵した。冷却混合物からの固体の沈殿 を濾過して粗生成物0.0985g(収率18%)を得た。これを酢酸エチル/ジクロロメ タンによる再結晶により精製した。最初の残っている濾液をジクロロメタン50ml で希釈し、3%の重炭酸ナトリウム(2 x 50ml)で洗浄した。次いで水層 をジクロロメタン(2 x 20ml)で抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ 、回転蒸発させて暗いオレンジ色の固体を得た。生成物を一夜にわたって真空下 に乾燥させ、生成物0.2941gを得た(収率52%、全収率70%)。この生成物をフ ラッシュクロマトグラフィー及び酢酸エチル/ジクロロメタンによる再結晶によ り更に精製することができた。mp 190-192℃;1H NMR(CDCl3)δ4.26(2H,s,C- 7NHCO CH2 Cl),8.04(1H,s,C-6H),8.33(1H,d,J=8.1Hz,C-3H),8.62(1H,d ,J=8.1Hz,C-4H),9.54(1H,br.s,C-7NH),10.28(1H,s,C-2CHO); IR(KBr )vmax3310,3089,2950,2852,1731,1720,1678,1644,1521,1118cm-1; EI MS,m/e(相対強さ)278/280(M+,2.7/1,95),243(33),229(33),215(55),202( ベース),175(61),146(17); HRMS,m/e C14H9ClN2O3としての計算値278.009435 、実測値278.008764; 分析C14H9ClN2O3としての計算値C,51.72; H,2.53; Cl, 12.72; N,10.05; 実測値C,51.81; H,2.9; Cl,12.79; N,9.86 7−ブチルアミド−2−ホルミルキノリン−5,8−ジオン(化合物26、表II I ) 磁気バー、水冷還流冷却器、及びアルゴン充填気球を取り付けた25mlの丸底フ ラスコ中で、7−ブチルアミド−2−メチルキノリン−5,8−ジオン(30)(実 施例30に記載されたようにして調製した)(0.516g、2ミリモル)、二酸化セレン( 0.255g、2.3ミリモル)、乾燥した蒸留1,4−ジオキサン12ml、及び水0.25mlを 攪拌し、2時間の期間にわたって徐々に加熱して還流させた。その反応をTLCに より監視し、33.5時間後に完結していることがわかった。金属セレンを沈降させ 、上澄み溶液をピペットで除き、濾過した。1,4−ジオキサン(10ml)を残渣に 添加し、攪拌し、5分間還流させた。全混合物を濾過し、セレンをジクロロメタ ン(10ml)で洗浄した。全ての濾液を合わせ、4℃で一夜貯蔵した。この溶液をジ クロロメタン50mlで希釈し、3%の重炭酸ナトリウム溶液(2 x 50ml)で洗浄した 。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、回転蒸発させて淡黄色の生成物を得た 。固体を一夜にわたって真空下に乾燥させ、0.356gの重量であった(収率65%) 。生成物を酢酸エチルで再結晶した。mp 208-210℃; 1H NMR(CDCl3)δ1.02(3H, t,J=7.4Hz,C-7NHCOCH2CH2 CH3),1.70-1.89(2H,m,7NHCOCH 2CH2 CH3),2.52(2H,t,J=7.4Hz,7NHCOCH2 CH2CH3),8.06(1H,s,C-6H),8.31(1H ,d,J=8.0Hz,C-3H),8.39(1H,br.s,C-7NH),8.61(1H,d,J=8.0Hz,C-4H) ,10.28(1H,s,C-2CHO); IR(KBr)vmax 3299,3081,2966,2935,2876,1723 ,1694,1638,1606,1505cm-1; EIMS,m/e(相対強さ)272(54),202(36),175(9 ); HRMS,m/e C14H12N2O4としての計算値272.079707、実測値272.078696; 分析C14 H12N2O4としての計算値C,61.76; H,4.44; N,10.29;実測値C,61.31; H,4. 36; N,9.94 実施例27〜30: 7−アセトアミド−2−メチルキノリン−5,8−ジオンの調製 実施例23〜26において出発物質として使用した7−N−アシル−2−メチルキ ノリン−5,8−ジオンは式Mの化合物である。 (式中、 Xは 10はアルキルまたは置換アルキルであり、 R1はHであり、 R2はHであり、かつ R3はHである) それらを二つの方法の一つにより調製した:(1)上記の式4に示されるような氷 酢酸中の重クロム酸カリウムによる相当するアシルアミド化合物の酸化、または (2)上記の式2に示されるような2−アセトアミド−6−ブロモベンゾキノンと の1−シリルオキシ−アザジアンのディールス−アルダー縮合。表IVは4種の7 −N−アシル−2−メチルキノリン−5,8−ジオン、それらの収率%、融点、 元素分析、1H NMR及びMSをリストする。下記の操作が、これらのキノリンジオン の調製に使用した詳細な操作である。 7−アセトアミド−2−メチルキノリン−5,8−ジオン(化合物27、表IV) この化合物を、氷酢酸中の重クロム酸カリウムによる相当するアシルアミドの 酸化により調製した。1000mlの三角フラスコ中に、氷酢酸240ml、及び5,7− ジアセトアミド−2−メチル−8−アセトキシキノリン(31)(実施例31に記載さ れたようにして調製した)(6.3g、2.0ミリモル)を添加した。得られる懸濁液に 、水200ml中の重クロム酸カリウム(17.64g)の溶液を添加した。この黒色の溶液 を20〜24時間にわたって室温で磁気攪拌した。次いでその溶液を水900mlに注ぎ 、ジクロロメタン(5 x 200ml)で抽出した。有機抽出液を飽和塩溶液中5%の炭 酸ナトリウムの溶液(3 x 300ml)で洗浄した。有機層を一夜にわたって無水硫酸 マグネシウムで乾燥させた。硫酸マグネシウムを濾別し、溶媒を蒸発させてオレ ンジ/黄色の固体を残した。固体の7−アセトアミド−2−メチルキノリン−5 ,8−ジオン(27)を真空下で一夜乾燥させた。生成物2.6gを収率56%で得た。 7−アセトアミド−2−メチルキノリン−5,8−ジオン(27) また、7−アセトアミド−2−メチルキノリン−5,8−ジオン(27)を、2 −アセトアミド−6−ブロモベンゾキノンとの1−シリルオキシ−アザジエンの ディールス−アルダー縮合により調製した。そのアザジエンを、上記の式2に示 されるようなモレキュラーシーブの存在下のt−ブチルジメチルシリルオキシア ミンとのメチルビニルケトンの反応により調製した。乾燥モレキュラーシーブ4 A°5.7gを含む乾燥した50mLの丸底フラスコ中に、乾燥ジクロロメタン10mL中の 新たに蒸留されたメチルビニルケトン1.4g(0.02モル)を入れた。次いで乾燥ジ クロロメタン5mL中のO(tert-ブチルジメチルシリル)ヒドロキシルアミン( アルドリッチ)の溶液を添加した。その混合物をアルゴン雰囲気下で48時間にわ たって室温で攪拌し、次いで濾別した。減圧で溶液を蒸発させ、残渣を分別蒸留 してアザジエン2.04g(収率51%、bp 67-71℃/8mm)を得た。核磁気共鳴分光測定 は生成物がE/Z混合物(7:3)であることを示し、これをそのまま次の反応に使用し た。主要異性体の分析試料を、溶媒として石油エーテルそして次に石油エーテル +酢酸エチル(200:1)を使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより得 た。IR(液膜)2959,2931,2860,1630,1581,1462,1363,1251,1061,983 ,948,871,836,808,787,674cm-1; 1H NMR(CDCl3)δ0.15(s,6,Si(CH3)2), 0.91(s,9,C(CH3)3),1.95(s,3,C-2CH3),5.35-5.57(m,2,=CH2),6.38-6.52(m,1, =CH); MS,m/e(相対強さ)199(M+,0.3),142(100),75(68),68(97),42(20); 元素分析C10H21NOSiとしての計算値: C,60.24; H,10.62; N,7.03;実 測値: C,60.22; H,10.56; N,7.10 次いで7−アセトアミド−2−メチルキノリン−5,8−ジオン(27)を調製し た。乾燥クロロベンゼン28mL中のブロモキノン(317mg、1.3ミリモル)、1−(te rt-ブチルジメチルシリルオキシ)−2−メチル−1−アザ−1,3−ブタジエン (130mg、0.65ミリモル)の溶液をアルゴン雰囲気下で22時間還流させた。クロロ ベンゼン(10mL)を添加し、更に2時間還流させた。その反応混合物を冷却し、次 いでシリカゲルカラム(2 x 9.5cm)に入れた。そのカラムを酢酸エチル/石油エ ーテル(2:1)、EtOAc次にEtOHで溶離した。溶媒を除去し、ベンゼンを添加し、加 熱し、濾過した。濾液を蒸発させて黄色の固体(27)99mg(収率66%)を得た。 クロロホルムで再結晶した分析試料はmp 217℃(分解)を示した; IR(KBr)333 9,1750,1714,1679,1651,1609,1588,1510,1370,1314,1222,1131,744 ,519cm-1; 1H NMR(CDCl3)δ2.30(s,3,COCH3),2.75(s,3,ArCH3),7.55(d,1,J=8 Hz,H-3),7.909(s,1,H-6),8.29(d,1,J=8Hz,H-4),8.38(br s,1,NH); MS,m/e (相対強さ)230(M+,69),188(81),161 (100),132(20),93(15),43(31) 分 析C12H10N2O3としての計算値: C,62.61; H,4.38; N,12.17;実測値: C,62.52 ; H,4.28; N,11.93 7−クロロアセトアミド−2−メチルキノリン−5,8−ジオン(化合物28表IV ) この化合物を、氷酢酸中の重クロム酸カリウムによる相当するアシルアミドの 酸化により調製した。磁気バーを取り付けた500mlの丸底フラスコ中に、5,7 −ビス(クロロアセトアミド)−8−ヒドロキシ−2−メチルキノリン(32)(実 施例32に記載されたようにして調製した)(3.42g、0.01モル)を氷酢酸122ml中で 懸濁させた。水115ml中の重クロム酸カリウム(8.8g、0.03モル)の溶液を添加し 、得られる暗色の溶液を室温で一夜攪拌した。その溶液をジクロロメタン(12 x 50ml)で抽出した。有機抽出液を3%の重炭酸ナトリウム溶液(200ml)で洗浄し 、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、回転蒸発させて明るい黄色の固体を得た。 真空乾燥後、ほぼ純粋の生成物は1.56g(収率59%)の重量であった。生成物を酢 酸エチルで再結晶した。mp 196-200℃(分解);1H NMR(CDCl3)δ2.76(3H,s, C-2CH3),4.23(2H,s,C-7NHCO CH2 Cl),7.56(1H,d,J=8.1Hz,C-3H),7.89(1 H,s,C-6H),8.30(1H,d,J=8.1Hz,C-4H),9.48(1H,br.s,C-7NH); IR(KBr ) vmax 3299,3078,2948,1712,1683,1641,1614,1588,1515,1398,1384 ,1323,1130cm-1; EIMS,(相対強さ)264/266(M+,2.9/1,67)229(62),215(74 ),201(43),188(86),161(ベース),132(21);HRMS,m/e C14H9ClN2O3としての 計算値264.030170、実測値264.029824; 分析 C14H9ClN2O3としての計算値: C, 54.46; H,3.43; Cl,13.40; N,10.58; 実測値: C,54.19; H,3.37; Cl,13. 29; N,10.36 7−ブチルアセトアミド−2−メチルキノリン−5,8−ジオン(化合物30、 表IV ) この化合物を、氷酢酸中の重クロム酸カリウムによる相当するアシルアミドの 酸化により調製した。磁気バーを取り付けた500mlの丸底フラスコ中に、5,7 −ジブチルアミド−8−ブチルオキシ−2−メチルキノリン(34)(実施例31〜34 に記載されたようにして調製した)(3.29g、8.25ミリモル)を氷酢酸122ml中で懸 濁させた。水115ml中の重クロム酸カリウム(8.8g、0.03モル)の溶液を添加し、 攪拌した。その攪拌懸濁液は溶解し始めたが、2時間後に、多くの固体が沈殿し 続けた。ジクロロメタン(70ml)を添加して溶解を促進した。得られる2相溶液混 合物を室温で一夜攪拌した。2相溶液混合物をジクロロメタン(12 x 50ml)で抽 出した。有機抽出液を3%の重炭酸ナトリウム溶液(200ml)で洗浄し、無水硫酸 マグネシウムで乾燥させ、回転蒸発させてオレンジ−黄色の固体を得た。真空乾 燥後、その固体は1.65g(収率77%)の重量であった。生成物を酢酸エチルで再結 晶した。mp 188-189℃;1H NMR(CDCl3)δ1.00(3H,t,J=7.4Hz,C-7NHCOCH2CH2 C H3 ),1.69-1.82(2H,m,C-7NHCOCH2 CH2 CH3),2.48(2H,t,J=7.4Hz,C-7NHCO CH2C H2CH3),2.74(3H,s,C-2CH3),7.53(1H,d,J=8.0Hz,C-3H),7.90(1H,s ,C-6H),8.28(1H,d,J=8.0Hz,C-4H),8.36(1H,br.s,C-7NH); IR(KBr) vmax 3338,3275,2964,2935,2875,1711,1682,1654,1644,1615,1588,1502 ,1323,1310,1133cm-1; EIMS,m/e(相対強さ)258(81),215(7),188(ベース) ,161(66); HRMS,m/e C14H14N2O3と しての計算値258.100442、実測値258.100227; 分析C14H14N2O3としての計算値C ,65.11; H,5.46; N,10.85; 実測値C,65.22; H,5.51; N,10.01 実施例31〜34: 5,7−ジアシルアミド−8−アセトキシ−2−メチルキノリ ンの調製 実施例27〜30の7−N−アシル−2−メチルキノリン−5,8−ジオンの調製 の出発物質として使用したこれらの化合物を、上記の式5に示されるようなパラ ジウム/木炭(Pd/C)の存在下の分子状水素による5,7−ジニトロ−8−ヒドロ キシ−2−メチルキノリンの還元、続いて所望の酸無水物による処理により調製 した。表Vは、この方法により調製された4種の2−メチルキノリン、それらの 収率%、融点、元素分析、1H NMR及びMSをリストする。下記の操作を使用してこ れらの化合物を調製した。また、5,7−ジニトロ−8−ヒドロキシ−2−メチ ルキノリンの調製を記載する。この化合物を文献の方法に従って調製した。 5,7−ジアセトアミド−2−メチル−8−アセトキシキノリン(化合物31、 表V)の調製 500mlの水素化ボトル中に、5,7−ジニトロ−8−ヒドロキシ−2−メチル キノリン(47)(下記のように調製)(6.03g、24.2ミリモル)、水(100ml)、及び濃HC l(13ml)を添加した。この懸濁液に、5%のPd/C(2.00g)を触媒として添加した 。この混合物を一夜にわたって、即ち、水素が最早吸収されなくなるまで40psi で水素化した。この反応は約4時間を要する。 次いで得られる溶液を慎重に真空濾過してPd/Cを除去した。濾紙にあるPd/Cを を水ですすがないように注意されたい。これは濃度感受性である溶液を希釈する であろう。濾液はせいぜい130mlになるべきである。 濾液を500mlのビーカーに移した。濾液に、亜硫酸ナトリウム(2.85g)、酢酸ナ トリウム(3.58g)、及び無水酢酸(2.5ml)を、マグネチックスターラーを使用して 攪拌しながら添加した。一般に、沈殿は生成しなかった。30分後に、同じ量の上 記の3種の化合物を再度添加した。無水酢酸(7.5ml)の添加はオレンジ/白色の 沈殿を生成させた。沈殿が生成しない場合、溶媒を減圧で除去し、少量の溶液が 得られるまで加熱するように注意されたい。少量(その操作に必要とされる量の ほぼ1/4)の3種の化合物(亜硫酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、及び無水酢酸) を添加し、次いで15分待つ。次に無水酢酸5mlを添加し、その混合物を激し く攪拌する。10分間にわたって激しく攪拌しながら、少量の亜硫酸ナトリウム及 び酢酸ナトリウムを添加する。攪拌を停止し、混合物を放置し、次いで沈殿が生 成すべきである。しかしながら、この問題は、正確に記載された指示された操作 に従うことにより回避される。次いでその混合物を真空濾過し、沈殿を水(3 x 1 00ml)で3回洗浄した。このプロセスは沈殿からオレンジ色を洗い去り、濾紙に 白色の固体を残した。濾液をその容積の1/4まで蒸発させた。生成した沈殿を上 記のように濾過し、洗浄した。沈殿が最早生成されなくなるまで、濾液を酢酸ナ トリウム及び無水酢酸で再度処理した(無水酢酸の添加は一般に沈殿を更に生成 させるものであることに注意されたい)。全ての洗浄された沈殿を合わせ、フー ドの下で、または真空ポンプで一夜乾燥させた。収率は80%であった(生成物6. 05g、mp 255℃)。 5,7−ビス(クロロアセトアミド)−8−ヒドロキシ−2−メチルキノリン (化合物32、表V) 500mlの肉厚の水素化ボトル中で、8−ヒドロキシ−2−メチル−5,7−ジ ニトロキノリン(47)(5.25g、0.021モル)及び5%のPd/C(1.75g)を水90ml及び濃H Cl 9ml中で懸濁させた。この混合物を30psiの水素のもとに20時間振とうした。 触媒を濾別し、5,7−ジアミノ−8−ヒドロキシ−2−メチルキノリンの二塩 酸塩を含む暗赤色の溶液を、磁気バーを取り付けた250mlの丸底フラスコに入れ た。この攪拌溶液に、亜硫酸ナトリウム(12g)、酢酸ナトリウム(16g)、及び無水 クロロ酢酸(65g)を出来るだけ素早く連続して添加した。熱が発生し、軽度に着 色されたわずかな沈殿の形成が起こった。15分間の攪拌後に、沈殿が溶解した。 追加量(5g)の無水クロロ酢酸を添加し、その反応混合物を1時間攪拌した。沈殿 が現れるまで、その溶液を減圧で濃縮した。この混合物を、氷−水100mlを含む4 00mlのビーカーに注ぎ、5分間攪拌した。その混合物を真空濾過し、生成物を冷 エタノールで洗浄し、真空下で乾燥させ、回収した(2.14g)。濾液は、一夜放置 すると、追加量(1.47g)の生成物を生じた。生成物の全量は3.61g(収率50%)で あった。生成物をエタノール及び水で再結晶した。mp 194-196℃(分解); 1H NMR (DMSO-d6)δ2.71(3H,s,C-2CH3),4.37(2H,s,COCH2Cl),4.44(2H, s,COCH2Cl),7.43(1H,d,J=8.8Hz,C-3H),8.15(1H,d,J=8.8Hz,C-4H),8.1 6(1H,s,C-6H),9.89(1H,br s,NH),10.18(1H,br s,NH); IR(KBr)vmax 3 392,3361,3262,3005,2950,1680,1660,1646,1557,1523,1508,1456,1 416cm-1; EIMS,m/e(相対強さ)341/343(M+,1.5/1,52),305(60),292(ベース ),264(28),250(7),228(60),214(10),200(12),188(70),173(11),160(17 ); HRMS,m/e C14H13Cl2N3O3としての計算値341.033397、実測値341.033888; 分 析 C12H13Cl2N3O3としての計算値C,49.14; H,3.83; Cl,20.72; N,12.28; 実測値C,49.24; H,3.89; Cl,20.43; N,12.16 5,7−ジブチルアミド−8−ブチルオキシ−2−メチルキノリン(化合物34表V) 500mlの肉厚の水素化ボトル中で、8−ヒドロキシ−2−メチル−5,7−ジ ニトロキノリン(47)(5.0g、0.02モル)及び5%のPd/C(1.5g)を水100ml及び濃H Cl 12ml中で懸濁させた。この混合物を30psiの水素のもとに15時間振とうした。 触媒を濾別し、5,7−ジアミノ−8−ヒドロキシ−2−メチルキノリンの二塩 酸塩を含む暗赤色の溶液を、磁気バーを取り付けた250 mlの丸底フラスコに入れ た。この攪拌溶液に、亜硫酸ナトリウム(12g)、酢酸ナトリウム(16g)、及び無水 酪酸(65 ml)を出来るだけ素早く連続して添加した。3時間の期間にわたって生 成し続けた濃白色の沈殿を濾過し、水洗した。真空乾燥後、生成物は7.4g(収率 93%)の重量であった。メタノール−水による再結晶はブチレートの加水分解を もたらすので、分析を粗生成物につき行った。mp 195-205℃(分解);1H NMR(D MSO-d6)δ0.92(3H,t,J=8.0 Hz,NHCOCH2CH 2CH3 ),0.96(3H,t,J=8.0 Hz,NHC OCH2CH 2CH3 ),1.08(3H,t,J=8.0 Hz,OCOCH2CH 2CH3 ),1.52-1.72(4H,m,2 NHC OCH 2CH2 CH3),1.73- 1.89(2H,m,OCOCH 2CH2 CH3),2.30-2.40(4H,m,2NHCO C H2C H2CH3),2.58(3H,s,C-2CH3),2.70(2H,t,J=8.0 Hz,OCO CH2 CH2CH3), 7.37(1H,d,J=8.8 Hz,C-3H),8.21(1H,d,J=8.8 Hz,C-4H),8.24(1H,s,C- 6H),9.65(1H,br s,C-5NH),9.94(1H,br s,C-7NH); IR(KBr)Vmax 3343,3 258,2964,2935,2874,1738,1693,1656,1630,1541,1505cm-1 8−ヒドロキシ−2−メチル−5,7−ジニトロキノリン(化合物47) 化合物47を、Bogerら,J.Org.Chem.,50,5782(1985)に記載された方法に従 って調製した。磁気バーを取り付けた500 mlの三角フラスコに、濃硝酸−硫酸の 70%(v/v)溶液300 mlを入れた。その溶液を攪拌し、氷浴中で冷却した。この攪 拌され、冷却された溶液に、8−ヒドロキシ−2−メチルキノリン(30.0g、0.18 8 モル)を10分間の期間にわたって少しずつ添加した。8−ヒドロキシ−2−メ チルキノリンの添加後に、褐色のガスが発生した。その混合物を氷浴中で2時間 にわたって絶えず攪拌した。次いでその混合物を、氷水(1:2、氷:水)1200mlを 含む2リットルのビーカーに注ぎ、ガラス棒で激しく攪拌した。明黄色の沈殿を 真空濾過し、エタノール(300ml)で洗浄し、次いでエチルエーテル(2 x 300ml)で 洗浄した。得られる8−ヒドロキシ−2−メチル−5,7−ジニトロキノリンを 一夜にわたって空気乾燥させ、次いで真空下で24時間にわたって更に乾燥させた 。黄色の固体は28.1g(収率60%)の重量であった。mp 295-300℃; 1H NMR(DMSO-d6 )δ2.93(3H,s,C-2CH3),8.13(1H,d,J=9.1 Hz,C-3H),9.20(1H,S,C-6H) ,9.65(1H,d,J=9.1 Hz,C-4H); IR(KBr)vmax3067,1593,1527,1336,1320 ,1299,1259cm-1 実施例35〜46: トリプトファン類縁体の調製 ラベンダマイシン類縁体1〜22の合成に使用したトリプトファン類縁体を表VI にリストする。それらは式Lを有する。 (式中、R5、R7、R8及びR9はHであり、かつR4、R6及びYは下記の表VIに 示されるとおりである) トリプトファンエステル36、37、及び44〜46(表VIを参照のこと)を、上記の式 6に示されたようにして合成した。トリプトファンエステル40〜41(表VIを参照 のこと)を、上記の式7に示されたようにして合成した。トリプトファン類縁体 の全ての合成に使用した操作を、以下に記載する。 トリプトファンエステル36、37、及び44〜46(表VI) トリプトファン(またはβ−メチルトリプトファン)(3g、0.015モル)及び乾 燥HCl 飽和イソアミルアルコール(またはその他のアルコール)(180 ml)を24時 間にわたって攪拌し、還流させた。その反応混合物を回転蒸発させて白色の結晶 塩を得た。それをエーテルで洗浄した後、その塩を酢酸エチル25ml中の14%のNH4 OH で中和した。次いで、それを水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。 最後に、それを回転蒸発させて無色の油(または結晶)33.21g(収率80〜90%) を得た。 トリプトファンエステル40及び41(表VI) (1) カルボベンゾキシ−トリプトファン(またはカルボベンゾキシ−β−メチ ルトリプトファン) トリプトファン(4.1g、0.02モル)(またはβ−メチルトリプトファン)、NaOH (2N、10ml)、水(20 ml)、ベンジルクロロホルメート(3.4g、0.02モル、トルエン 2.2 ml中)の混合物を氷浴中で攪拌した。NaOH(4N)更に5mlを20分間にわたって滴 下して添加し、更に10分間攪拌した。その混合物を塩酸でコンゴレッドまで酸性 にし、濾過し、冷水で洗浄し、乾燥させて生成物5.86g(収率87%)を得た。N-CBZ -β- メチルトリプトファンを収率93%で生成した。 (2) N-CBZ-トリプトファン(またはN-CBZ- β- メチルトリプトファン)N, N−ジメチルエチルアミノエチルエステル N-CBZ-トリプトファン(3.384g、0.01モル)(またはN-CBZ-β- メチルトリプト ファン)、N,N−ジメチルアミノエチルクロリド(2.1N のベンゼン溶液、6ml) 、酢酸エチル(20 ml)を攪拌し、加熱した。トリエチルアミン(1.4ml)を滴下して 添加し、次いでその混合物を5時間還流させ、濾過した。濾液を水中の飽和NaCl 、水中5%のNaHCO3及び飽和NaClで洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、回転蒸発さ せてスポンジ状のゲル1.76g(収率43%)を得た。N-CBZ-β- メチルトリプトファ ン−N,N−ジメチルエチルアミノエチルエステルを収率81%で生成した。 (3) トリプトファン(またはβ−メチルトリプトファン)N,N−ジメチルエ チルアミノエチルエステル ギ酸アンモニウム(125mg)及びN-CBZ-トリプトファン−N,N−ジメチルエチ ルアミノエチルエステル(205mg、0.5 ミリモル)(またはN-CBZ-β- メチルトリプ トファン−N,N−ジメチルエチルアミノエチルエステル)、DMF(5ml)、10%のP d/C(100mg)の混合物をアルゴン雰囲気下で室温で30分間攪拌し、次いで濾過した 。濾液を回転蒸発させて油を得た。クロロホルム(10 ml)を油に添加し、再度濾 過した。濾液を回転蒸発させて乾燥させ、酢酸エチル(25 ml)に溶解し、飽和NaC l溶液3 x 5 mlで洗浄し、無水MgSO4で乾燥させ、真空で蒸発させて油状生成物10 1mg(収率74%)を得た。β−メチルトリプトファンN,N−ジメチルエチルアミ ノエチルエステルを収率68%で生成した。 トリプトファン類縁体35、38、42及び43(表VI) これらの化合物は塩酸塩として市販されている。それらを14%の水酸化アンモ ニウムによる中和、続いて酢酸エチルによる抽出により遊離アミンに変換した。 トリプトファンエステル39(表VI) この化合物を、Behforouzら,J.Heterocycl.Chem.,25,1627(1988)に記 載されたようにしてつくった。 実施例47: 試験管内の細胞毒性 ラベンダマイシン類縁体の幾つかの試験管内の細胞毒性を、下記の方法に従っ て5種の細胞型のパネルに対して測定した。また、二三のジオンを細胞毒性につ き試験した。 A.細胞系及び培養条件 正常なラット腎臓上皮(NRKE)細胞[De Larcoら,J.Cell Physiol.,94,335( 1978)]及びルイス肺癌細胞[Suguira ら,Cancer(Phila.),5,382(1952)]の 保存培養物をアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC、ロックビ ル、MD)から得た。細胞系の両方を抗生物質を含まない培地[10%のウシ胎児血 清を補給したダルベッコ高グルコースMEM]中で増殖させた。ルイス肺細胞系及 びNRKE細胞系の細胞数を5回の継代により増加させ、細胞系を液体窒素中に貯蔵 した。全て通常の操作[Freshney,動物細胞の培養:基本技術のマニュアル、6 頁、216-225(第2編、1987)]に従う。これらの低温保存細胞を下記のアッセイ に使用した。全ての細胞系を、通常の細胞培養方法[Freshney,動物細胞の培養 :基本技術のマニュアル、127 頁(第2編、1987)]を使用して増殖させた。全 ての細胞培養操作を金の蛍光のもとに行って光酸化による損傷を防止した。 B.形質転換細胞の選択及び癌遺伝子トランスフェクション rasK癌遺伝子、rasN癌遺伝子、及び rasH癌遺伝子により形質転換されたNRKE 細胞をパネルに使用した。NRKE細胞と較べて最小の偏差表現型を有する形質転換 体のみを使用した。この表現型を有する形質転換体は低い癌遺伝子コピー数及び 形質転換さなかったNRKE細胞と同じ試験管内の増殖特性を有する。これらの基準 を、化合物が細胞分裂の速度に基く抗増殖活性ではなく抗腫瘍活性につき評価さ れるように選択した。 ras 癌遺伝子形質転換NRKE細胞を、以下のようにして調製した。形質転換ヒト rasH遺伝子を含むプラスミドpUCEJ6.6(no.41028)、形質転換ヒト rasN遺伝子を 含むpNRsac(no.41031)、v-rasK遺伝子を含むpKSma(no.41048)、及びRSVneo遺伝 子をATCCから入手した。NRKE細胞に、通常のリン酸カルシウム同時沈 殿方法及びネオマイシン耐性選択方法[Davisら,分子生物学における基本的な 方法,285(1985)]を使用して癌遺伝子+RSVneo遺伝子を同時移入した。トラン スフェクション及びG-418 抗生物質(シグマ・ケミカル社、セントルイス、MO) による選択の約14日後に、コロニーをリングクローニング操作[Freshney,動物 細胞の培養:基本技術のマニュアル(第2編、1987)]により単離した。クロー ンを、G-418 を含む培地中の4回の継代によるそれらの細胞数の増加後に液体窒 素中で貯蔵した。約50のクローンを、下記の試験管内の細胞毒性試験及び生体内 の抗腫瘍試験におけるそれらの使用につき幾つかの基準により評価した。クロー ンを選択するのに使用した基準は以下のとおりであった。(1)クローンは親NRKE 細胞と同じ増殖速度を有するべきであり、(2)クローンの増殖速度は反復継代( 例えば、100 の継代培養まで)で安定でなければならず、かつ(3)それらは免疫 不全マウスにおいて催腫瘍性でなければならない。基準1及び2は、示差細胞毒 アッセイが一般の抗増殖活性ではなく抗腫瘍活性を有する化合物につき選択する ことを確実にするのに重要である。癌遺伝子コピー数を、通常のサザンブロッテ ィング操作[分子生物学における現行のプロトコル、2章、Frederick M.Aus-uh elら編集、1987-1992]を使用して測定した。細胞増殖特性を、通常の方法[Fre shney,動物細胞の培養:基本技術のマニュアル、227-244頁(第2編、1987)] を使用して評価した。 v-rasK遺伝子により形質転換されたクローンK/1-NRKE、ヒト rasH遺伝子によ り形質転換されたH/1.2-NRKE、及びヒト rasN遺伝子により形質転換されたN/4.2 -NRKEを試験管内の細胞毒性及び生体内の抗腫瘍試験に選択した。これらのクロ ーンは、安定に組込まれている3〜4の癌遺伝子コピーを有する。これらの細胞 の試験管内の倍加時間は24時間であり、これはNRKE細胞と同じである。 C.試験管内の細胞毒性アッセイ 化合物を、癌遺伝子に基く示差細胞毒性アッセイにより抗腫瘍活性につきスク リーニングした。このアッセイにより、形質転換されなかった親上皮細胞に対す る化合物の作用に対して癌遺伝子形質転換細胞に対する化合物の細胞毒性作用を 測定した。化合物の評価につき、ルイス肺癌腫をマウス基準腫瘍として使用した 。 この腫瘍は新規な癌細胞破壊物質のスクリーンに普通使用される。示差細胞毒ア ッセイは、癌遺伝子タンパク質と直接相互作用する化合物を同定できるが、更に 重要なことに、それはまた癌遺伝子により活性化または誘導される生化学的経路 を妨害する化合物を見出すことができる。両方の場合の抑制作用が形質転換細胞 に特異性であり得る。 簡単に言えば、示差細胞毒アッセイに使用した操作は以下のとおりである。細 胞懸濁液を、通常の方法[Freshney,動物細胞の培養:基本技術のマニュアル、 132頁]を使用してトリプシン解離により調製し、50の細胞を12ウェル培養皿の 夫々のウェルに接種した。3回反復試験ウェルのグループを培地対照グループ、 薬剤ビヒクル−対照グループ及び薬剤処理グループに分けた。接種1日後に、培 地をビヒクルまたは薬剤を含む培地と交換し、培養物を更に5日間インキュベー トした。 ビヒクルまたは薬剤への暴露後に、培養物を洗浄し、固定し、マロリー染色の 改良[Richardsonら,Stain Technol.,35,313(1960)により染色した。コロニ ー数及びコロニー面積をアーテックモデル982画像分析装置(アーテック・シス テム社、ファーミントン、N.Y.)で測定した。化合物の細胞致死作用を、Puck及 びMarcus,J.Exp.Med.,103,653(1956)により最初に記載されたようにして コロニー数から測定した。コロニー面積をコロニー数につき基準化し、化合物が 細胞増殖抑制作用を有するかどうかを測定するのに使用した。50%の細胞死滅を 生じる濃度(LC50)を測定し、細胞毒性の示差インデックスを、正常な上皮細胞に 関するLC50値を腫瘍細胞に関するLC50値で割ることにより求めた。示差インデッ クス値を使用して、化合物が腫瘍細胞に対して有する選択的な毒性の量を測定し た。全てのデータ分析を、VAX 8300コンピューターでSAS ソフトウェア[SAS ユ ーザーガイド:統計(バージョン5編、SAS インスティテュート社、カリー、N. C.1985)]を使用して行った。 表VII 中、試験した化合物は下記の式を有する。 化合物1、23及び27を、実施例1、23及び27に記載されたようにして調製した 。化合物49及び52を式2に従って調製した。化合物48を23の酸化により得た。酸 の存在下のメタノールによる27の処理は53を生じ、また酸の存在下のテトラヒド ロフランによる27の処理は54を生じた。化合物50、51及び55を、夫々49、23及び 1の酸加水分解により得た。 表VIII及びIX中、試験した化合物は下記の式を有する。 表VIIIに示されるように、ラベンダマイシン類縁体1及び17〜22は全て試験し た一種以上の腫瘍細胞に毒性であった。また、ラベンダマイシン類縁体は一般に rasK癌遺伝子を有する細胞に対し選択的な細胞毒性を示した(表VIII及びIXを 参照のこと)。特に、ラベンダマイシン類縁体1、20、及び21は、正常な形質転 換されなかった細胞と較べて rasK癌遺伝子を有する腫瘍細胞に対し予測されな かった高度に選択的な毒性(夫々、9倍、18倍、及び132倍)を示した。比較に より、従来技術の化合物ラベンダマイシンメチルエステル55は0.5の選択的な毒 性を有する(表XI)。 実施例48:腫瘍に対する生体内の活性 N−アセチルラベンダマイシンメチルエステル(1)、N−アセチルデメチルラ ベンダマイシンイソアミルエステル(20)及びN−アセチルデメチルラベンダマイ シンn−オクチルエステル(21)及びシクロフォスファミド(CY)(基準)の抗腫瘍 活性をヌードマウス中の異種移植体として増殖されたK/1-NRKE腫瘍(rasK形質転 換NRKE細胞)に対して評価した。 1.マウス 雌のCDI nu/nu ヌードマウス及び雌のC57B1/6 マウスをチャールズ・リバーズ 社から入手した。動物をミクロイソレーター上部で覆われたプラスチックのシュ ーボックス型ケージ中に収容した。全ての動物飼料、水、敷わら及びケージを滅 菌した。動物に水(pH3.0)及びプリナ(Purina)マウス食を随時与えた。全ての動 物操作を100 %排気の垂直層流のHEPAフィルター付きフード中で滅菌操作により 行った。一貫した腫瘍増殖を維持するために、生後4〜6週のマウスのみを使用 した。 2.腫瘍移植及び測定 上記の実施例47に記載されたようにしてNRKE細胞の癌遺伝子トランスフェクシ ョンにより得られた形質転換細胞を雌のCD1 nu/nu マウス中で異種移植腫瘍とし て増殖させた。継代7により試験管内で増殖された形質転換細胞を使用して異種 移植体を樹立した。ルイス肺癌腫を、Merrimanら,Cancer Research,49,4509-4 516(1989)に既に記載されたようにしてC57B1/6 マウス中で同系腫瘍として増 殖させた。腫瘍を第一乳腺から約1 cmに1 x 106の細胞の皮下移植により開始し た。移植後、マウスを無秩序化し、グループ当たり10匹のマウスの治療グループ に分けた。腫瘍移植1日後に開始して、次の項目に記載されたようにしてマウス に8日間にわたって毎日薬剤をIP投薬した。10日目に、腫瘍塊を下記の楕円体積 式によりTamayko 及びReynolds,Cancer Chemother.Pharmacol.,24,148- 154( 1989)に記載されたようにして測定した。 Mg腫瘍 = 1/2(長さ x 幅 x 高さ) 腫瘍増殖の抑制%を、ビヒクル処理動物に関する塊に対する薬剤処理動物に関 する腫瘍塊の比から計算した。全ての動物を処理の開始時及び終了時に計量して 腫瘍増殖の抑制が重量損失のためであるかどうかを測定した。 腺癌が1 x106の細胞の皮下移植の約3日後に雌のCD1 nu/nu ヌードマウス中で 発生される。これらの腫瘍は24時間の倍加時間で増殖する。対照的に、腫瘍は108 の親NRKE細胞の皮下移植の1年後までにヌードマウス中で発生されない。 3.薬剤治療 CYを等張食塩水に溶解し、20及び21をトウモロコシ油に溶解し、また1をダル ベッコ食塩加リン酸緩衝液中10%のエマルフォー620 に溶解した。1はこのビヒ クルに難溶性であったことが注目されるべきである。腫瘍移植の1日後に開始し て、薬剤を表Xに示された投薬量で腹腔内(IP)投与した。CY並びに化合物20及び 21を8日間にわたって毎日1回投与した。化合物1を低い投薬レベルで毎日3回 投与し、動物を7日間にわたって治療した。10日目に、腫瘍塊、腫瘍増殖の抑制 %、及び重量変化を測定した。 4.結果 表Xに示された結果は、3種のラベンダマイシン類縁体1、20及び21が生体内 で優れた腫瘍増殖抑制を生じたことを示す。その他の研究者らは、ラベンダマイ シン及び関連化合物の100mg/kg/ 日の投薬量が致死性であることを見出したが、 化合物1、20及び21は300mg/kg/ 日までの投薬量でさえも殆ど毒性を示さず、ま たは全く毒性を示さなかった。化合物20により誘導された重量損失はイソアミル 基の存在のためであるかもしれず、また等しい数の炭素を有する基によるこの基 の置換はわずかな毒性を低下し得る。化合物1及び21は毒性を示さなかったので 、それより多い投薬レベルの使用は、殆ど無毒性または無毒性で腫瘍の抑制を増 大し得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,GE,HU,JP,KG,KP,KR,KZ,LK ,LU,LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SI,S K,TJ,TT,UA,UZ,VN (72)発明者 メーリマン ロナルド エル アメリカ合衆国 インディアナ州 46254 インディアナポリス ウィルトン ウッ ド コート 5246

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記の式を有する化合物、及びその塩。 (式中、 YはH、OR11、SR11、N(R112、NR11N(R112、ハロゲン原子、 NO2、CN、 アルキル、アリール、シクロアルキル、アルキニル、アルケニルまたは複素環基 であり、これらの夫々は置換されていてもよく、または置換されていなくてもよ く、 R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及びR8(これらは同じであってもよく 、または異なっていてもよい)は夫々独立にH、ハロゲン原子、NO2、 CN、OR13、SR13、N(R132アルキル、アリール、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、またはヘテロ アルキル、複素環、ヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル基であり、これ らの夫々は置換されていてもよく、または置換されていなくてもよく、 R9はH、 アルキル、シクロアルキル、アリール、アルケニル、アルキニルまたは複素環基 であり、これらの夫々は置換されていてもよく、または置換されていなくてもよ く、 R10、R11及びR13(これらは同じであってもよく、または異なっていてもよ い)は夫々独立にHまたはアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル 、アリールまたは複素環基であり、これらの夫々は置換されていてもよく、また は置換されていなくてもよく、 R12はH、N(R112、OR11、SR11、NR11N(R112、 OR14N(R112、またはアルキル、シクロアルキル、アリール、アルケニル 、アルキニルまたは複素環基であり、これらの夫々は置換されていてもよく、ま たは置換されていなくてもよく、かつ R14はアルキレン基である) 2.式: (式中、X、Y、R4及びR6は請求の範囲第1項に定義されたとおりである) を有する請求の範囲第1項に記載の化合物。 3.Xが YがHまたは 4がHまたはアルキル基であり、かつ R6がH、ハロゲン原子またはOR13であり、 R10、R12及びR13が請求の範囲第1項に定義されたとおりである請求の範囲 第2項に記載の化合物。 4.R10がアルキルまたは置換アルキルである請求の範囲第3項に記載の化合物 。 5.YがHまたは あり、かつR11がHまたはアルキル基もしくはシクロアルキル基である請求の範 囲第3項に記載の化合物。 6.YがHまたは あり、かつR11がHまたはアルキル基もしくはシクロアルキル基である請求の範 囲第4項に記載の化合物。 7.R10がアルキルであり、Yが 11がアルキルである請求の範囲第6項に記載の化合物。 8.R10がメチルであり、R12がOR11であり、R11がメチルであり、R4がメ チルであり、かつR6がHである請求の範囲第7項に記載の化合物。 9.R10がメチルであり、R12がOR11であり、R11がイソアミルであり、R4 がHであり、かつR6がHである請求の範囲第7項に記載の化合物。 10.R10がメチルであり、R12がOR11であり、R11がn−オクチルであり、R4 がHであり、かつR6がHである請求の範囲第7項に記載の化合物。 11.医薬上許される担体及び請求の範囲第1項に記載の化合物またはその医薬上 許される塩を含むことを特徴とする医薬組成物。 12.化合物が式: (式中、X、Y、R4及びR6は請求の範囲第1項に定義されたとおりである) を有する請求の範囲第11項に記載の組成物。 13.Xが YがHまたは 4がHまたはアルキル基であり、かつ R6がH、ハロゲン原子またはOR13であり、 R10、R12及びR13が請求の範囲第1項に定義されたとおりである請求の範囲 第12項に記載の組成物。 14.R10がアルキルまたは置換アルキルである請求の範囲第13項に記載の組成物 。 15.YがHまたは あり、かつR11がHまたはアルキル基もしくはシクロアルキル基である請求の範 囲第13項に記載の組成物。 16.YがHまたは あり、かつR11がHまたはアルキル基もしくはシクロアルキル基である請求の範 囲第14項に記載の組成物。 17.R10がアルキルであり、Yが 11がアルキルである請求の範囲第16項に記載の組成物。 18.R10がメチルであり、R12がOR11であり、R11がメチルであり、R4がメ チルであり、かつR6がHである請求の範囲第17項に記載の組成物。 19.R10がメチルであり、R12がOR11であり、R11がイソアミルであり、R4 がHであり、かつR6がHである請求の範囲第17項に記載の組成物。 20.R10がメチルであり、R12がOR11であり、R11がn−オクチルであり、R4 がHであり、かつR6がHである請求の範囲第17項に記載の組成物。 21.有効量の請求の範囲第1項に記載の化合物またはその医薬上許される塩を動 物に投与することを特徴とする動物の治療方法。 22.化合物が式: (式中、X、Y、R4及びR6は請求の範囲第1項に定義されたとおりである) を有する請求の範囲第21項に記載の方法。 23.Xが YがHまたは 4がHまたはアルキル基であり、かつ R6がH、ハロゲン原子またはOR13であり、 R10、R12及びR13が請求の範囲第1項に定義されたとおりである請求の範囲 第22項に記載の方法。 24.R10がアルキルまたは置換アルキルである請求の範囲第23項に記載の方法。 25.YがHまたは あり、かつR11がHまたはアルキル基もしくはシクロアルキル基である請求の範 囲第23項に記載の方法。 26.YがHまたは あり、かつR11がHまたはアルキル基もしくはシクロアルキル基である請求の範 囲第24項に記載の方法。 27.R10がアルキルであり、Yが 11がアルキルである請求の範囲第26項に記載の方法。 28.R10がメチルであり、R12がOR11であり、R11がメチルであり、R4がメ チルであり、かつR6がHである請求の範囲第27項に記載の方法。 29.R10がメチルであり、R12がOR11であり、R11がイソアミルであり、R4 がHであり、かつR6がHである請求の範囲第27項に記載の方法。 30.R10がメチルであり、R12がOR11であり、R11がn−オクチルであり、R4 がHであり、かつR6がHである請求の範囲第27項に記載の方法。 31.腫瘍がras癌遺伝子を含む細胞を含む請求の範囲第21項に記載の方法。 32.腫瘍がrasK癌遺伝子を含む細胞を含む請求の範囲第27項に記載の方法。 33.バクテリア感染症、ウイルス感染症または寄生虫感染症を患っている動物に 有効量の請求の範囲第1項に記載の化合物またはその医薬上許される塩を投与す ることを特徴とするバクテリア感染症、ウイルス感染症または寄生虫感染症の治 療方法。 34.バクテリア、ウイルスまたは寄生虫を請求の範囲第1項に記載の化合物また はその塩と接触させることを特徴とするバクテリア、ウイルスまたは寄生虫の増 殖の抑制方法。 35.下記の式: を有するアルデヒドを下記の式: を有するトリプトファン類縁体と反応させることを特徴とするラベンダマイシン 類縁体の調製方法。 (式中、 Xは YはH、OR11、SR11、N(R112、NR11N(R112、ハロゲン原子、 NO2、CN、 アルキル、アリール、シクロアルキル、アルキニル、アルケニルまたは複素環基 であり、これらの夫々は置換されていてもよく、または置換されていなくてもよ く、 R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、及びR8(これらは同じであってもよく 、または異なっていてもよい)は夫々独立にH、ハロゲン原子、NO2、 CN、OR13、SR13、N(R132 アルキル、アリール、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル、またはヘテロ アルキル、複素環、ヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル基であり、これ らの夫々は置換されていてもよく、または置換されていなくてもよく、 R9はH、 アルキル、シクロアルキル、アリール、アルケニル、アルキニルまたは複素環基 であり、これらの夫々は置換されていてもよく、または置換されていなくてもよ く、 R10、R11及びR13(これらは同じであってもよく、または異なっていてもよ い)は夫々独立にHまたはアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アルキニル 、アリールまたは複素環基であり、これらの夫々は置換されていてもよく、また は置換されていなくてもよく、 R12はH、N(R112、OR11、SR11、NR11N(R112、 OR14N(R112、またはアルキル、シクロアルキル、アリール、アルケニル 、アルキニルまたは複素環基であり、これらの夫々は置換されていてもよく、ま たは置換されていなくてもよく、かつ R14はアルキレン基である) 36.アルデヒドが下記の式: を有し、かつトリプトファン類縁体が下記の式: (式中、X、Y、R4及びR6は請求の範囲第35項に定義されたとおりである)を 有する請求の範囲第35項に記載の方法。
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