JPH09501611A - 発熱及び吸熱反応方法 - Google Patents
発熱及び吸熱反応方法Info
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Abstract
(57)【要約】
発熱反応の次に吸熱反応を行うあるいは吸熱反応の次に発熱反応を行う方法において、流体の要素が、流体が伝熱管の内部を通過するとき上記発熱反応を行い、上記流体が上記伝熱管の外部を通過するとき吸熱反応を行うことを特徴とする方法。上記流体は、エタンガスと塩素ガスの混合体等である。
Description
【発明の詳細な説明】
発熱及び吸熱反応方法
発明の背景
本発明は、流体を、発熱及び吸熱反応させる方法に関するものであり、発熱反
応により生じた熱が、吸熱反応に送られる発熱および吸熱反応させる方法に関す
るものである。とくに、本発明は、エタンと塩素ガスを発熱反応させて、塩化エ
チルおよび塩化水素を生成し、反応により生じた熱を用いて、吸熱的に、塩化エ
チルを、エチレンおよび塩化水素に解離させることによって、エチレンを製造す
る方法に関するものである。
エタンと塩素ガスから、エチレンおよび塩化ビニルを生成する場合には、2つ
の反応が連続して起こる。第一の発熱反応においては、エタンと塩素ガスが反応
して、副産物としての塩化水素とともに、塩化エチルおよび塩化ビニルが生成さ
れる。
C2H6+Cl2 → C2H5Cl+HCl
C2H6+3Cl2→ C2H3Cl+3HCl
第二の吸熱反応においては、塩化エチルが解離され、エチレンおよび塩化水素
が生成される。
C2H5Cl → C2H4+HCl
(次いで、塩化ビニルが、エチレンおよび塩化水素から分離される。酸素をエチ
レンおよび塩化水素に加えて、二塩化エチレンが生成され、二塩化エチレンが熱
分解して、塩化ビニルが生成される。)
エタン−塩素反応は、単一通路型管状反応器によって実施されて来た。エタン
および塩素が、管の内部を流れるにつれて、熱い(約1000℃)煙道ガスが、
向流的に管の外部を通る。煙道ガスは、発熱反応を開始させ、所望の反応温度に
保つのに必要な熱を供給する。
単一経路型向流構造を用いる場合には、発熱反応により生成される熱のかなり
の量が、排出煙道ガスにより失われる。さらに、発熱反応が開始される管の内部
で、深刻なコーキングが生ずる。生成したコークスをきれいにし、取り除くため
に、反応器の運転を周期的に停止する必要がある。高温と著しく腐食性のガスが
含まれているため、セラミックスリーブと一列に並べられた金属反応器管が用い
られる。しかしながら、非常に高温の煙道ガスは、金属管をひずませ、セラミッ
クライナーにクラックを生じさせる。このため、副産物である塩化水素が、セラ
ミックライナーを透過して、内部から金属反応器管を侵食し、最終的には、金属
管を破裂させる。さらに、反応器管の温度が増加するにしたがって、反応物が管
に入る前に、発熱反応が早く開始しすぎる傾向がある。このため、反応器の上流
側にコークスが生成され、再び、清浄化のため、プロセスを中断する必要が生ず
る。
発明の要約
われわれは、吸熱反応が続いて起こる発熱反応あるいは発熱反応が続いて起こ
る吸熱反応を受ける流体を反応させる方法を発明した。われわれの方法において
は、発熱反応からの熱が吸熱反応を維持するために利用される。これは、反応物
を、伝熱面の両側を連続して、通すことによって達成される。発熱反応により生
成された熱は、伝熱面を通過して、伝熱面の反対側において、吸熱反応を促進さ
せる。
本発明の好ましい実施態様においては、反応混合物は、管の内部を通過して、
管の外部に上がり、反応熱が管表面を通って伝達される。管は、反応物が管に入
る領域のまわりで冷却され、反応が早く起こりすぎることが防止され、また、こ
の反応器の設計のため、複数の管を反応器に負荷することにより、より多量の反
応物を扱うために反応器を、容易にスケールアップすることができる。
われわれは、エタンと塩素からエチレンと塩化ビニルを製造するために使用す
るとき、本発明の好ましい方法が、コーキングがきわめて少なく、発熱反応が早
く起こりすぎることもなく、管にクラックを生じさせたり、管をひずませること
もないことを見い出した。発熱反応による熱の大部分が吸熱反応を促進するのに
使用され、煙道ガスを加熱する際に、浪費される熱が少ないため、より低い煙道
ガス温度(900ないし950℃)を使用することができる。
驚くべきことに、塩化エチルのエチレンへの転換パーセントが、単一通路型管
状反応器を用いた場合の約24%から、本発明の反応方法においては、約48%
に増大することが判明している。(いずれにおいても、エタン/塩素モル比は、
2:1で、煙道ガス温度は900℃、全処理量は500ポンド/時間(225k
g/時間)、反応圧力は、85 psig(6.00kg/cm2)を採用した。)
図面の簡単な説明
第1図は、本発明による反応器の現在好ましい或る実施例を示す側断面図であ
る。
第2図は、管の端を示す第1図の一部の拡大図である。
第3図は、外側管をどのように適所に保持するかを示す第1図の一部の拡大図
である。
好ましい実施例の説明
第1図では、反応器1が、煙道ガス部2と、管束3と、生成物流出室4と、冷
却室5と、生成物流入/反応管6と、処理ガス流入ヘッド7とを有する。
反応器1の煙道ガス部2は、拡径管、又は、巻かれた板8からなり、この拡径
管8は、2つに分割され、上方ケース部9と、下方ケース部10とを形成するた
め、水平シーム(継目)に沿ってフランジがつけられている。煙道ガス流入ノズ
ル11が下方ケース部10に取付けられ、煙道ガス流出ノズル12が上方ケース
部9に取付けられる。フランジ13が、上方ケース部9及び下方ケース部10の
煙道ガス流入端に取付けられ、金属端カバー14が、このユニットの端をシール
するために設けられている。熱保存のため、注型適正耐火物15が、上方ケース
部9及び下方ケース部10の内壁に沿って、及び、端カバー14の内壁に添着さ
れる。
特に第2図及び第3図を参照すると、管束3は管板16に溶接されている。管
束3は金属製外側管17で作られ、これらの外側管17は、伝熱を高めるためフ
ィン18を有する。炭化珪素(シリコンカーバイド)製内側管19が各金属製外
側管17に挿入される。炭化珪素製内側管19は、一方の端が開放して終わり、
他方の端が閉じており、開放端において管の円周に溝20を有する。これらの管
は、パッキンアッセンブリーによって適所に保持される。
第3図では、パッキンアッセンブリ21は、炭化珪素製内側管19の溝20に
嵌まる内側分割リング22からなる。押さえリング( keeper ring )23が、分
割リング22を適所に保持し、炭化珪素製内側管19を金属製外側管17と整合
させる。グラホイルガスケット( Grafoil gasket )24、25が、圧縮されたと
きに、パッキンアッセンブリー21をその上方半部である頂板26にシールする
。パッキンアッセンブリー21は、管板16と、金属製外側管17と、管束3と
の間にシールを形成するため、互いにボルト止めされる。
第2図を参照すると、黒鉛(グラファイト)粉末27が、金属製外側管17の
内壁と炭化珪素製内側管19の外壁との間の空隙に詰め込まれ、伝熱媒体として
働く。グラホイルパッキンリング28が、炭化珪素製内側管19と金属製外側管
17との間のシールを提供するため、炭化珪素製内側管19の円周に取付けられ
る。金属プラグ29が、管をシールし、グラホイルパッキンリング28を適所に
保持するため金属製外側管17の端に溶接される。
第1図を参照すると、金属バッフル(じゃま板)30が、管束3の長さに沿っ
て重要な位置に置かれる。金属バッフル30は、煙道ガスの流れを反応器容器1
の煙道ガス部2の管束3に差し向ける。グラホイルガスケット材料31が、管板
16の円周に置かれる。反応器アッセンブリーに関して、管束3が煙道ガス部2
の下方ケース部10に配置される。煙道ガス部2の上方ケース部9は、反応容器
1の煙道ガス部2及び管束3全体を形成する位置にボルト止めされる。
生成物流出室4は、大きな直径のパイプ32で構成される。パイプ32は、一
端に管板16にボルト締めされたフランジ33を有する。パイプ32の反対の端
にある、穴開けされた前方管板35のフランジ34は、処理ガス流入ヘッド7の
フランジ36にボルト締めされる。中間管板37が、パイプ32の本体の内径の
内部の適所に溶接される。小さな直径のパイプ38が、前方管板35と中間管板
37との間に取り付けられ、両方の管板に密閉して溶接され、冷却室5を形成す
る。管継手が、冷却室5の下及び上部分に溶接され、水流入口39と水流出口4
0となる。熱を保存するための注型適性耐火物41が、生成物流出室4の両端に
取付けられる。生成物流出室4は、管板16にボルト締めされる。パイプノズ
ル42は、生成物流出口となる。
処理流入反応管6は、前方管板35の中に挿入された小さな直径の炭化珪素管
で、冷却室の密閉されたパイプ38を突き通して、生成物流出室4を通して管束
3の炭化珪素内側管19の開放端の中に入る。処理流入反応管6は、管束内側管
19の底部の近くで終わる。グラホイルパッキン43が、処理流入反応管6の周
囲を取り巻いて、冷却室5の長さにわたって取付けられ、生成物流出室4と処理
流入ヘッド7との間の領域を密閉する。パッキンの完全なアッセンブリー44は
、前方管板35の前面に配置され、処理流入反応管を適所に保持して、これらの
領域でのシールになる。
処理流入ヘッド7は、一端に前方管板35を有し、他端に溶接された楕円形の
金属ヘッドを有する大きな直径のパイプで構成される。流入ノズル45が、処理
ガス流入ヘッド7の本体の中に取付けられる。処理流入ヘッド7は、前方管板3
5にボルト締めされる。鋼製の支持アッセンブリー46が、反応器容器を、それ
が使用されているときに保持する。
反応器を、エタンと塩素とを反応させるために使用中、周囲温度の反応体が、
処理流入ノズル45を通って反応器1に入り、処理流入ヘッド7を通り抜けて、
処理流入反応管6の中に入る。冷却室5の中を流れている間、反応体は、エタン
の早期塩素化が起こるのを防止するために冷やされる。反応体が流入反応管6の
中を通るとき、反応体は、生成物流出室4の中の高温の生成物ガスによって予熱
される。
管束3では、金属の外側管17にわたって流れる煙道ガスによって運ばれた熱
が、内側管19を介し、処理流入反応管6を介して伝導されることにより、エタ
ンと塩素との混合物の発熱反応を、流入反応管6の内部で起こさせる。反応体と
形成された塩化エチルとは、処理流入反応管6の領域の内部を通って管の底部ま
で流れ続け反応し続けて、そこから、処理流入反応管6の外壁と、管束3の内側
管19の内壁との間の中空領域の中に入る。
処理混合物が、流入/反応管6から、管の間の空隙領域(ボイドエリア: void
area)の中に入ると、初期発熱反応によって広がった熱と、管束3を横切った煙
道ガスからの熱が、塩化エチルの吸熱反応を促進させ、反応器の中のこの部分で
、
エチレンと塩化水素とを生成する。最終生成物は、最終生成物流出チャンバ4の
中に流れ込み、生成物流出ノズル42を通って、次の処理に流れ込む。
本発明は、構成要素が、先ず、発熱反応を受け次いで吸熱反応を受ける、又は
、吸熱反応次いで発熱反応を受けるいずれの流体(ガス、又は、固体の溶液ある
いは固体のスラリを含む液体)にも適用可能である。もし、最初に、発熱反応が
起こるなら、発熱反応によって生じた熱の全てを吸熱反応のために捕えるために
、流体は、先ず、流入/反応管6の内側を通り、次いで、流入/反応管6と内側
管19の間を通るべきである。しかしながら、もし、最初に、吸熱反応が起こる
なら、同様の理由から、流体は、まず、流入/反応管6と内側管19の間を通り
、次いで、流入/反応管6の中を通るべきである。いずれの場合にも、吸熱反応
は、管の間で起こる、発熱反応は、処理流入/反応管6の内側で起こる。又、本
発明は、吸熱反応或いは発熱反応の発生を誘発するために、流体へ反応体を追加
することも予想している。反応を極めて正確に制御して、吸熱反応と発熱反応の
間の境界が、正確に流入/反応管6の端であるようにすることは可能でないとし
ても、一方の反応が最初に流入/反応管6の中で起こり、他方の反応が最初に2
つの管の間で起こるべきである。管を、熱伝達媒体が入った冷却チャンバ5の中
で冷却することができ、エタンと塩素の反応のためには水が好ましい。冷却の目
的は、発熱反応が、流入/反応管6、特に、発熱反応からの熱を吸熱反応を促進
するために使用することができる、管6の端付近を除くいずれでも起こらないよ
うにすることである。同様に、煙道ガス以外の媒質を、熱源(必要なら、冷却源
)として使用することもできる。
バックフラッシュ(back flash)が反応器内で起こることを防止するために、発
熱性・引火性反応体システムの線速度は、炎の前面の速度を超える必要がある。
小さな内径の流入/反応管6を使って、流体の速度を上げることができる。管内
で、良好な混合と効果的な熱伝達を得るために、乱流状態の反応体流を有するこ
とが好ましく、乱流状態は、反応体の流れの2700を超えるレイノルズ数を有
するべきである。発熱反応で生じた熱の量、及び、吸熱反応で必要な熱の量を知
ることにより、煙道ガスによって提供されなければならない熱の量を計算でき、
又は、もし、発熱反応で生じた熱の量が、吸熱反応で必要な熱の量を超えていた
ならば、煙道ガスの代わりに使用される媒質によって必要とされる冷却量を計算
できる。加熱または冷却の量と、管の材料の熱伝達係数が判ったなら、必要な熱
伝達を達成するのに必要な管の寸法、及び長さを計算できる。もちろん、管は、
起こる反応で求められる必要な滞留時間を達成するのに十分な長くすべきである
。反応器により多くの管を追加することによって、反応器の処理容積を増加させ
ることができる。
管及び反応器を作る材料は、所定の反応温度及び反応器内に存在する化合物に
依存する。エタン及び塩素からエチレン、塩化ビニル、及び塩化水素を作る反応
器用としては、セラミック材料が必要とされる。なぜなら、金属は高温塩素によ
って浸蝕され、塩化金属を形成し、塩化金属は、炭化水素の分解作用を促し、そ
の結果、コーキング(coking)を引き起こす。例えば、炭化珪素、タングステンカ
ーバイド、及びタングステン窒化物等の種々のセラミックスを使用することがで
きるが、容易に購入できるできるので炭化珪素が好ましい。
図は、管を利用した現時点で好ましい実施例を示し、当業者は他の形状もまた
本発明に適切であることが分かるであろう。例えば、管の断面は円形である必要
はなく、正方形又は長方形であってもよい。更に、反応器は水平方向に設けられ
ていなくてもよく、いずれの角度で運転されてもよい。発熱反応が伝熱面で生じ
、また反応流体が一方から他方の側に移動することだけが必要とされる。
下記の実施例で、更に本発明を説明する。
実施例1
図示する装置を使用した。反応器管束は12本の反応管アッセンブリーからな
る。各管アッセンブリーについて、金属製の外管は8フィート1.5 インチ(2
43.8cm)の長さと、2.5インチ(6.4cm)の直径とを有するスケジ
ュール40(schedule 40)ステンレス鋼316ひれ付き管であった。内管は、8
フィート(240cm)の長さと、2インチ(5.1cm)の外径と、1 5/8イ
ンチ(4.2cm)の内径とを有する炭化珪素管であった。処理流入/反応管は
、11フィート(330cm)の長さと、1インチ(2.5cm)の外径と、3/
4 インチ(1.9cm)の内径とを有する炭化珪素管である。反応管アッセン
ブリーは、管シート(tube sheet)に等間隔に設けられている。エタン/塩素モル
比、煙道ガス温度及び合計流量は、塩化エチルクラッキングを向上させるために
変化させた。初期の反応条件は、エタン対塩素のモル供給比が2.5 :1、煙道ガ
ス温度が900℃、供給流量が500ポンド/時間(225kg/時間)であっ
た。反応器圧力を、まず、2.5 :1から1.6 :1に8時間間隔で低下させた。早
期反応の兆候は観察されなかった。1.6 :1の供給比では、合計流量は8時間間
隔で10%低下した。設計能力の50%における操作の完了時には、コーキング
の形跡は無かった。塩化エチルクラッキングは、比率を2.5 :1から1.6 :1に
変化させたとき、21.3%から48.3%に改善された。クラッキングは、合
計供給率が50%に低下されたとき(又は反応時間が2倍にされた)とき、更に
、59.6%に増加した。
煙道ガス温度を次いで、900℃から975℃に25℃の増分で上昇させた。
そのようにすることにより、更に、塩化エチルクラッキングの17.8%の更な
る増加が実現された。最後の調整を、エタン/塩素比を徐々に1.6 :1から1.27
:1に低下させることにより行った。下記の表は、実験した種々の操作条件にお
いて達成された塩化エチルクラッキングの概略を示す。
1.27:1の供給比、975℃の煙道ガス温度及び50%のターンダウン比(tur
ndown)では、84%の最大塩化エチル変換率が達成された。塩化ビニルモノマー
及び有用な生成物の選択性は、23%と98+%であり、アセチレンは検出され
なかった。
150時間以上経過後、反応器の下流の装置は、コークの軽い塵だけを含有し
ていることが分かった。反応器内では、わずかな量の炭素が、流入口から18イ
ンチ(45.7cm)の位置にある初期反応が起こりそうな帯域に見つけられた
。
実施例2
昇圧した圧力での反応器の操作を明らかにするために、例1を反復した。50
0ポンド/時間の全処理量および85psigの反応器の圧力において、1.9 :1の
低いエタン/塩素供給比で、予め混合された断熱反応を連続的に行った。
下記の表は、950℃の燃料ガス温度での全ての圧力値に関して得られた平均
値を要約したものである。供給ライン圧の増大あるいは初期開始の兆候は全く見
られなかった。
調べてみると、反応器の下流のシステムは、175時間の後に粉末コークスが
本質的に無かった。反応器では、反応初期領域近くでコークスの増大がそれほど
でなく、また、水素噴射によって簡単に取り除けた。
実施例3
単一通過環状反応器の性能と本発明の反応器を比較する試験を行った。選択し
た反応条件は、エタン/塩素のモル比が2:1であり、燃料ガス温度が900℃
でり、全処理量が500ポンド/時間であり、反応器の圧力が85psigであった
。
単一通過環状反応器は、80インコロイ( Incoloy )管(直径3/4 インチ(
1.9cm)からなり、各々の管は、外径1/2インチ(1.27cm)の炭化
珪素管に沿って並んでいる。金属および炭化珪素の管の間の環を充填するのにグ
ラファイト粉末を用いた。管束を注型適性の並んだヘッダの中に固定した。この
発明の反応器を図面に示すと共に、例1で詳細な寸法を与えてある。
試験の結果、エチレンへの塩化エチルの変換パーセントが、単一通過環状反応
器での約24%から、本発明の反応器では48%に増加したことが分かった。1
20時間以上の後、反応器をボアスコープで検査した。反応器の入口から22イ
ンチ(55.9cm)のところで厚み1/8インチ(0.318cm)よりも小
さいコークスのリングを発見し、このリングは、全ての単一通過環状反応器の管
で約1/4インチ(0.638cm)広がっていた。他方、本発明の反応器の入
口から18インチ(45.72cm)のところに、さほどでない量のコークスを
発見した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.流体が、伝熱面の一方の側において複数の反応の内の一つを行い、該流体を 上記伝熱面の他方の側に移送し、上記他方の側において上記複数の反応のうちの 他の反応を行うことを特徴とする発熱及び吸熱反応方法。 2.上記伝熱面が管であることを特徴とする請求項1記載の発熱及び吸熱反応方 法。 3.上記流体が第2管によって上記管の回りに収容されていることを特徴とする 請求項2記載の発熱及び吸熱反応方法。 4.上記伝熱面がセラミックであることを特徴とする請求項1記載の発熱及び吸 熱反応方法。 5.上記発熱反応が上記吸熱反応の前に起き、上記流体が上記管の内部を通過し 次に上記管の外側をわたって移送されることを特徴とする請求項2記載の発熱及 び吸熱反応方法。 6.上記発熱反応が上記吸熱反応の前に起き、上記流体が上記管の外側をわたり 次に上記管の内部を通過して移送されることを特徴とする請求項2記載の発熱及 び吸熱反応方法。 7.上記流体がエタンガスと塩素ガスの混合物であることを特徴とする請求項1 記載の発熱及び吸熱反応方法。 8.上記伝熱面が管であり、上記混合体が上記管の内部で発熱反応を行い、上記 管の外部で吸熱反応を行うことを特徴とする請求項7記載の発熱及び吸熱反応方 法。 9.発熱反応の次に吸熱反応を行うあるいは吸熱反応の次に発熱反応を行う方法 において、流体の要素が、流体が伝熱管の内部を通過するとき上記発熱反応を行 い、上記流体が上記伝熱管の外部を通過するとき吸熱反応を行うことを特徴とす る方法。 10.上記発熱反応が上記吸熱反応の前に起きることを特徴とする請求項9記載の 方法。 11.上記吸熱反応が上記発熱反応の前に起きることを特徴とする請求項9記載の 方法。 12.上記管が第2管の内部に収容されていることを特徴とする請求項9記載の方 法。 13.上記管がセラミックで作られていることを特徴とする請求項9記載の方法。 14.上記流体がエタンガスと塩素ガスの混合体であることを特徴とする請求項9 記載の方法。 15.第1混合体が複数の伝熱管の内部を通過するときエタンガスと塩素ガスを含 む該第1混合体が発熱反応を行い、第2混合体が塩化エチルを包含してなり、第 2混合体が上記第1混合体と反対方向に複数の伝熱管の外側を移送するとき塩化 エチレンが発熱反応してエチレン形成することを特徴とするエチレン製造方法。 16.上記管がセラミックでできているとことを特徴とする請求項15に記載の方 法。 17.上記管がシリコンカーバイトからなることを特徴とする請求項16に記載の 方法。 18.第1混合体が2700以上のレイノルド数( Raynolds number )を持ってい ることを特徴とする請求項15に記載の方法。 19.上記各管が第2管の内部に包含されていることを特徴とする請求項15に記 載の方法。 20.ホットガスが上記第2管の外側を通過することを特徴とする請求項19に記 載の方法。
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