JPH09501751A - 燃料噴射器ノズル - Google Patents

燃料噴射器ノズル

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Abstract

(57)【要約】 流体を送出するノズルを備えた本体(10)を有し、ノズルは、内面を持つポート(17)及び相補的外面(14)を持つ弁部材(13)からなり、弁部材(13)は、流体をスプレーの形態で送出するために面間に通路を構成し、又は流体の送出を阻止するためにその間を密封接触するように(17)ポートに対して移動自在である、噴射器ノズルにおいて、ポート(17)の位置と対応する噴射器ノズルの本体(10)の末端を越えて配置された流体流れ制御体(30)が設けられていることを特徴とする噴射器ノズル。制御体(30)は、ポート(17)から出る流体によってつくりだされた流体スプレーが、制御面(33)によって少なくとも部分的に決定された経路を通って移動するように形成されており且つ位置決めされている。

Description

【発明の詳細な説明】 燃料噴射器ノズル (発明の属する技術分野) 本発明は、燃料を内燃エンジンに噴射するための弁制御式ノズルのような、流 体を噴射するための弁制御式ノズルに関する。本願では、「内燃エンジン」とい う用語は、2サイクル又は4サイクルのいずれかに基づいて作動するレシプロエ ンジン又はロータリーエンジンのような断続的燃焼サイクルを持つエンジンを含 むものと理解されるべきである。 (従来の技術) 噴射器ノズルから内燃エンジンに、例えば、燃焼室内に直接的に送出された燃 料スプレーの性質は、燃料の燃焼制御に大きな影響を及ぼす。これは、エンジン の作動の安定性、エンジンの燃費、及びエンジンの排気ガスの組成に影響する。 これらの影響を、特に火花点火式エンジンにおいて、最適にするため、噴射器ノ ズルから出る燃料スプレーの所望の性質には、燃料の液滴の大きさが小さく(液 体燃料の場合)、スプレーの形状が制御されており、及び直噴式液体の場合、燃 焼室内への燃料の侵入が制御されているという性質が望ましい。更に、少なくと も燃料消費量が低い場合、比較的濃厚で均等に分配された点火可能な燃料蒸気の 雲が点火プラグの近傍にあることが望ましい。 燃料をエンジンの燃焼室内に直接送出するのに使用される幾つかの周知の噴射 器ノズルは、外方に開放したポペット弁型のノズルであり、燃料を円筒形又は末 広がりの円錐形スプレーの形態で送出する。燃料スプレーの形状の性質は、ノズ ルを構成するポート及び弁の形状、特に、ノズルの閉鎖時にポートと弁とが係合 してシールを形成する弁座の直ぐ近くのポート及び弁の表面の形状を含む多数の 要因によって決まる。ノズルの形状が、噴射器ノズルの及び従って燃焼プロセス の必要な性能を与えるようにひとたび選択されると、このような形状を維持する ことが重要となり、そうでない場合には、エンジンの性能が、特に燃料消費量が 低い場合に、損なわれる。 表面上を燃料が流れるノズルの表面上に固体燃焼生成物又は他の堆積物が付着 し又は積層すると、開放したノズルを通る燃料の流路の形状に影響が及ぼされ、 従って、燃料を正しく分配する上で悪影響が及ぼされ、及び従ってエンジンの燃 焼プロセスに悪影響が及ぼされる。これらの表面上に堆積が生じる主因は、噴射 サイクル間にこれらの表面上に残った残留燃料の不完全燃焼を含む燃料の燃焼に よって生じるカーボン粒子又は他の粒子が付着することである。このような積層 を減少するか或いは制御するための方法は、本出願人のオーストラリア特許出願 第36205/89号及び第71474/91号に開示されているように、周知 である。 ノズルから出る中空スプレー即ち燃料プルームは、先ず最初に、主に燃料の流 出方向及び流出速度で決まる経路を通るということが知られている。更に、燃料 スプレーが噴射器ノズルの送出端を越えて前進するとき、スプレーによって境界 付けられたノズルの直ぐ下流の領域内に燃料スプレーの外側の圧力よりも低い圧 力が生じ、これによって、スプレーが内方に収縮する。これを「ネッキング」と 呼ぶ。 噴射器ノズルから出る燃料の流れに対する妨害は、燃料スプレー即ちプルーム の形状に、特にそのネッキング中に及びそのネッキング後に、大きな影響を及ぼ す。この影響により、燃料の予期せぬ変向及び/又は分散が生じ、これにより燃 焼プロセスに悪影響が及ぼされ、及びかくして燃料消費量を増大し、排気エミッ ションのレベルを望ましからぬ程にし、更にエンジンの、特に低負荷作動中の作 動を不安定にする。 このような望ましからぬ影響を生ぜしめる妨害には、カーボン及び他の燃焼関 連堆積物のような堆積物が噴射器ノズルの出口を構成する表面上に、不規則に、 ノズルの弁構成要素及び弁座構成要素に対して偏心して存在すること、及び弁を 支持するステムと、弁が噴射器ノズルの出口を開閉するときに弁ステムが軸線方 向に移動するボアとの間の隙間が大き過ぎることが含まれる。弁が横方向に移動 すること又は弁が偏心していること、及び弁又は弁座の表面上の付着物は、ノズ ルの周囲の異なる区分を通る流れの相対的な速度を変化させ、かくして、非対称 な燃料スプレーを形成する。 エンジンの燃焼室等への燃料の送出に対する上文中に論じた障害は、低負荷作 動中の排気エミッションの制御に非常に望ましいと考えられる高度に層状の混合 気で作動するエンジンで特に顕著である。 第WO93/16282号として公開された、本出願人の現在継続中の国際特 許出願第PCT/AU93/00074号は、ノズルの弁ヘッドから垂下した突 出部を備え且つドーナッツ状の外面を持つ噴射器ノズルを提供する。しかしなが ら、本出願人は、このような形状を持つ突出部は、噴射器ノズルから出た燃料ス プレー即ちプルームの形状及び方向を制御するのに適していることがわかってい る多くの種々の形状の一つに過ぎないということがわかった。更に、本出願人は 、上掲の現在継続中の特許出願に開示された突出部を、熱保持性が大きく、突出 部からカーボン堆積物を燃焼又は他の方法で除去する能力を持つように、熱伝達 及び機械的性能に関して改良できるということがわかった。本出願人は、更に、 噴射器ノズルから出た燃料スプレーの形状及び方向の制御の点で有利な、突出部 を支持するための種々の装置を発見した。 (課題を解決するための手段) 従って、本発明は、その最も広い形態において、次に説明する噴射器ノズルを 提供する。即ち、流体を送出するノズルを備えた本体を有し、ノズルは、内面を 持つポート及び相補的外面を持つ弁部材からなり、弁部材は、流体をスプレーの 形態で送出するために面間に通路を構成し、又は流体の送出を阻止するためにそ の間を密封接触するようにポートに対して移動自在である、噴射器ノズルにおい て、ポートの位置と対応する噴射器ノズルの本体の末端を越えて配置された流体 流れ制御体が設けられ、流体制御体は、弁部材の移動方向にノズルから間隔を隔 てられた制御面を有し、該制御面は、ポートから出る流体によってつくりだされ た流体スプレーが、制御面の形状によって決定された経路を通って移動するよう に形成されており且つ位置決めされている、噴射器ノズル。 好ましくは、流れ制御体は、燃料スプレーを内方に収縮させ、制御面の形状に よって決定された経路に通すように形成されており且つ位置決めされている。 便利には、流れ制御体は、流体スプレーがポートから出る方向とほぼ対応する 所定の方向にノズルの末端を越えて延びるように、弁部材又は噴射器ノズルの本 体のいずれかに取り付けることができる。しかしながら、このような位置又は取 り付けは重要でなく、任意の有利な位置又は取り付けを使用できる。 本発明は、内燃エンジンで使用される燃料噴射器ノズル、詳細には、燃料をエン ジンの燃焼室内に直接送出する燃料噴射器ノズルに有利に適用でき、特に、燃料 が空気のようなガスに同伴される場合に有利に適用できる。従って、流れ制御体 は、有利には、エンジンの燃焼室内の特定の位置に配置できる。燃料スプレーを 内燃エンジンの燃焼室内で、特定の方向に、例えば点火プラグのような点火手段 に向かって案内するのが望ましい場合には、流れ制御体を弁部材以外の場所に取 り付けるのが望ましい。従って、流れ制御体は、必ずしも、弁部材の一端に設け られた突出部又は部材でなくてもよい。例えば、流れ制御体は、シリンダヘッド 、シリンダ壁、点火プラグ、又は任意の他の適当な表面から垂下しているのがよ い。 流れ制御体の制御面は、代表的には外面であり、流れ制御体は中空であるのが よいが、他の用途では、内側制御面の方が適当である。 便利には、流れ制御体が弁部材又は噴射器ノズルの本体に連結されている場合 には、弁部材及び/又はノズルに熱を通すことのできる熱伝導経路を小さくする ことによって熱保持性を大きくするため、流れ制御体を少なくとも部分的に中空 であるように形成できる。かくして、流れ制御体を更に効率的に高温に維持でき 、及びかくして、ノズル及び/又は弁部材の表面上のカーボン堆積物により生じ る問題点を小さくする。更に、移動する弁要素に中空流れ制御体が連結されてい る場合には、重量が軽減されているため、応答性の良好な弁装置が得られる。更 に、流れ制御体の形体で使用された中空構造を弁部材自体内に延ばし、かくして 、弁部材の開閉時の衝撃慣性を減少することができる。特に、流れ制御体が弁ヘ ッドから垂下したネック部分を備えている場合、中空部分は、弁部材及び従って ノズルへの熱伝導経路を制限するのに役立つ。 流れ制御体は、非対称断面、又は形状が一定であるが断面積が変化する断面を 含む種々の幾何学的形状を断面において及び長手方向において持つことができる 。更に、流れ制御体には、所望のスプレー形状の賦形を助ける溝が内側又は外側 に設けられているのがよい。このような溝は、流れ制御体の表面積を増大でき、 これは、流れ制御体を大きく加熱する上で有用である。更に、流れ制御体は、弁 部材又は弁部材の移動方向と必ずしも軸線方向に整合していなくてもよいし、特 定の軸線を中心として対称でなくてもよい。 更に、流れ制御体は、その一部がその残りの部分に関して移動自在であるのが よい。例えば、弁部材に連結された流れ制御体に移動自在の部分を取り付けるこ とができる。移動自在の部分は、弁部材に固定されたスピゴットに移動自在に取 り付けられたカラーの形体をとることができ、このカラーは、弁部材の移動に応 じて移動できる。移動自在の部分の移動は、衝撃面を設けることによって抑制で き、移動自在の部分は、衝撃面と衝突し、流れ制御体を振動させ、これによって 、カーボン堆積物の除去を促す。好ましくは、流体スプレーを案内するように機 能 する表面が、移動自在の部分の全体に又は部分に設けられている。 これらの提案の各々において、流れ制御体は、好ましくは、開放時にノズルか ら出た流体スプレーが流れ制御体の制御面の弁部材と隣接した部分を取り囲み、 その後、流れ制御面の形状又は形態によって少なくとも部分的に決定された経路 に沿って流れるように形成されており且つ位置決めされている。更に、流れ制御 体は、ポペット型又はピントル型の弁で使用でき、このような種類の弁のいずれ かの弁部材に取り付けることができる。 流れ制御体が弁部材から延びている場合、便利には、弁部材と流れ制御体の隣 接端との間にネック部分を設けることによって流れ制御体を離間することができ る。流れ制御体の隣接端は、熱が流れ制御体から弁部材に流入できる断面積を小 さくし、及び従って、熱は、噴射器ノズルを通してエンジンのシリンダ又はシリ ンダヘッドに放散される。ネックは、流れ制御体内に熱を保持し、これによって 制御体の表面上に形成された又は堆積したカーボン粒子又は他の粒子を焼き払う のに十分に高い温度に制御体を維持するのに役立つ。同様に、流れ制御体が噴射 器ノズル又は弁部材以外の燃焼室の別の部分から垂下している場合、上述の熱保 持効果を得るために熱部分即ち狭幅部分を設けるのがよい。 流体が噴射器ノズルから出るときにつくりだされる流体スプレーの形体及び経 路の制御を補助するために流れ制御体を使用することは、燃焼プロセスの良好な 管理に大きく寄与し、及び従って、排気エミッション及びエンジンの燃費の良好 な制御に大きく寄与する。流れ制御体は、スプレーをノズルの下流で案内する物 理的表面を提供することによって、流体スプレーを安定化させる。これによって 、噴射期間中に流体が横方向に変向しなくなる。 スプレーが噴射器ノズルから出た後スプレーが内方に自然に僅かに曲がるため 、流体スプレーが流れ制御体の制御面と係合する。これは、コアンダ効果として 周知の現象による。ひとたびこのような係合がなされると、スプレーは、流れ制 御 体の制御面の近傍に維持され、制御面によって案内される。かくして、スプレー は、流れ制御体の隣接面とほぼ対応する経路を通り、これによって、流体スプレ ーが横方向に移動したり、乱れたりする可能性を小さくする。 流体スプレーを流れ制御体の制御面によって案内すると、エンジンの燃焼室内 への流体スプレーの流れ方向が均等になり、流体スプレー又はその部分を不規則 にしたり拡げたりする上文中に論じた他の影響に抵抗するということは理解され るべきである。 本発明は、添付図面に示す燃料噴射器ノズルの実際的であるけれども例示の構 成ついての以下の説明から更に容易に理解されるであろう。 (図面の簡単な説明) 図1は、本発明の第1実施例による流れ制御体が垂下した燃料噴射器弁の部分 断面図であり、 図2は、別の形態の流れ制御体の、図1と同様の部分断面図であり、 図3は、別の変形例の形態の流れ制御体が垂下した燃料噴射器弁の部分断面図 であり、 図4は、流れ制御体の別の形態の図3と同様の部分断面図であり、 図5は、多部品流れ制御体が垂下した燃料噴射器弁の部分断面図であり、 図6は、流れ制御体が噴射器本体から支持された燃料噴射器ノズルの部分断面 図であり、 図7は、燃料を点火プラグに向かって差し向けるように流れ制御体が噴射器本 体から支持された燃料噴射器ノズルの部分断面図である。 (発明の実施の形態) 図1乃至図7に示し、以下に説明する燃料噴射器ノズル及び弁は、燃料をエン ジンの燃焼室に送出するのに使用される種々の燃料噴射器に組み込むことができ る。以下に説明するノズルを組み込むことができる噴射器の代表的な形態は、国 際特許出願第WO88/07628号及び米国特許第4,844,339号に開 示されており、これらの従来の文献について触れたことにより、これらの文献に 開示されている内容は本明細書中に組み入れたものとする。 次に、添付図面のうち図1を参照すると、燃料噴射器ノズルの本体10は全体 に円筒形形状であり、完全な燃料噴射器ユニット協働部分に設けられたボアに受 け入れられるように形成されたスピゴット部分11を有する。ノズル本体10と 協働するように形成された弁部材13は、弁ヘッド14及び弁ステム15を有す る。ステム15は、本体10のボア12内で軸線方向に摺動自在の案内部分18 を有する。ステム15は、ステムを通して燃料を送出できるように中空であり、 燃料をステム15の内部からボア12内に通すことができる開口部16がステム 15の壁に設けられている。 弁ヘッド14は、一部が球形の形態を有し、本体10の端部に設けられたポー ト17に受け入れられている。このポートは、ボア12と連通している。ポート 17の壁は、截頭円錐形形態であり、弁13が閉鎖位置にあるとき、着座線20 に沿って弁ヘッド14と係合する。流れ制御体30が弁13のヘッド14と一体 に形成されており、ヘッド14にネック部分31によって連結されている。ネッ ク部分は、流れ制御体30から弁13及び噴射器本体に流入する熱の流れを制限 するように、流れ制御体30の大部分と比べて大きく縮径してあり、これによっ て、本明細書中上文中に説明したように流れ制御体30の温度を上昇させる。 流れ制御体30は、二つの部分36及び37を有し、これらの部分は両方とも 截頭円錐形形状であり、ネック部分31と隣接した部分36の方が短い。流れ制 御体30からノズルへの熱の流れを更に制限するため、円筒形キャビティ30b が案内突出部30内に形成されている。従って、流れ制御体30の残りの壁厚即 ち熱伝達領域は、流れ制御体30が中実の構造である場合に利用できるよりもか なり小さい。かくして、噴射器ノズルへの熱伝達に対する制限部が30aの近く に形成され、流れ制御体30での熱保持性が改善される。 キャビティ30bは必ずしも円筒形でなくてもよく、熱伝導経路を小さくする 任意の形状のキャビティ30bを使用できるということは理解されよう。追加の 利点として、キャビティ30bを設けることによって、閉鎖時の弁部材13の慣 性及び従って衝撃速度が小さくなり、かくして、噴射制御特性及び騒音減少特性 が改善される。 流れ制御体30の二つの部分36と37との間の接合部32の直径は、開放時 にポート17から出る燃料スプレーが流れ制御体30の外面33に基づく経路を 通って移動するように選択される。ポートから出る燃料スプレーが表面33と相 補的な経路を通って移動するように、燃料スプレーの内境界層を流れ制御体30 の外面33に付着させる接合部32の直径は、ほとんど実験的に決定される。外 面33の形体は、噴射器ノズルと同軸でない所望の方向に燃料を特定的に差し向 けるように選択できる。 ポート17及び弁ヘッド14の形体により、ノズルの端面から外方に末広がり になる燃料スプレーが提供される場合には、流れ制御体30の接合部32での直 径を弁ヘッド14の直径よりも大きくするのが望ましい。しかしながら、接合部 32の直径は、ノズルから出る燃料スプレー内に又はこの燃料スプレーを通って 延びるような直径であってはならない。これは、燃料スプレーを本発明の目的に 反してばらばらにしてしまったり外方に変向してしまうためである。更に、ノズ ルと隣接した燃料制御体30の直径は、弁ヘッド14の直径以下であってもよい 。これは、ノズルから出た燃料スプレーが、ノズルを離れた後、上文中に言及し たように自然に内方に潰れ、かくして流れ制御体30の外面33と接触するため である。更に、弁ヘッド14の端面と流れ制御体30の接合部32の外面33の 開始個所との間の軸線方向間隔は、ノズルを出たスプレーの外面33への付着が 促されるように選択される。 流れ制御体の寸法は、噴射器ノズルの寸法、噴射されるべき流体即ち燃料の性 質、及びノズルからの送出速度及び送出方向を含む多くの要因の影響を受けると いうことは、当業者には理解されよう。図1に示す流れ制御体30の代表的な寸 法を以下に単なる例として列挙する。 −凸状の弁表面を構成する球の直径 5.5mm −弁座の包含角度 80° −流れ制御体の端部の直径 2.5mm −流れ制御体の下包含角度 40° −流れ制御体の上包含角度 85° −流れ制御体の長さ 8.2mm 図2には、噴射器ノズル及び流れ制御体の変形例が示してあり、この変形例で は、流れ制御体26の案内面27は截頭円錐形形状でなく、長手方向に湾曲した テーパした形体である。表面27は、上部分29において、最初は先細でない形 態であり、弁ヘッド23から離れた下部分28の先細の形態に滑らかに移行する 。 弁ヘッド23の表面と、弁ヘッドと協働するポート25の表面とが実質的に同 軸であり且つ実質的に共通の直径方向平面にあるノズルの送出端で終端するため 、ノズルから出た燃料スプレー即ちプルーム(plume)は、先ず最初に表面27 の末広がりの部分29と接触し、次いで表面27の先細部分28が構成する経路 を通って移動し、流れ制御体26の下端に向かうということに着目されたい。更 に、複数の円弧状長手方向溝41が上述のように突出部26に設けられているの がよい。任意の所望の数の又は形状の溝41が設けられているのがよい。 図3及び図4に示すように、三角柱形状又は四角柱形状の流れ制御体42又は 43の夫々をノズルの弁部材13から垂下するように設けることができる。流れ 制御体42、43は、一定の角柱表面を弁13の軸線方向に有するということに 着目されたい。更に、流れ制御体42、43の形状を図3及び図4に弁13の軸 線を中心として対称であるように夫々示すが、これらの流れ制御体が対称である こと、又は軸線方向に整合していることは重要でない。 次に、図5を参照すると、この図には、流れ制御体35は、弁ヘッド39の端 面48から下流方向に中央に突出し、フランジ部分47で終端したスピゴット3 8の形態であり、弁ヘッド39とフランジ部分47との間でスピゴット38上に 配置された移動自在のドーナッツ状カラー50を有する構造が示してある。カラ ー50の外面50aは流れ制御面を構成し、この流れ制御面に燃料スプレー即ち プルームが付着し、上述のように所定の経路上を案内される。 カラー50は、スピゴット38の軸線方向に移動する上で大きな自由度を有し 、協働する噴射器ノズルを開閉する弁ヘッド39の移動に応じて移動する。カラ ー50は、その移動時にフランジ47又は弁ヘッド39の端面のいずれかを打撃 する。カラー50による打撃により、流れ制御体35全体が振動する。この振動 は、カーボン堆積物の除去を促すのに十分である。 図5の実施例の変形例として、流れ制御体35での熱保持性を最大にするため 、スピゴット38及び/又はフランジ47を中空形態にすることができる。更に 、ドーナッツ状カラー50とは形状の異なる移動自在の構成要素を使用してもよ い。更に、流れ制御体35の熱保持特性及び振動特性を変化させるため、カラー 50、スピゴット38、及びフランジ47を、熱伝導率又は密度の異なる材料で つくることができる。 上述の実施例の各々に関し、流れ制御体は、熱伝達率が低い材料、特に熱噴射 器ノズルの弁に通常使用されるステンレス鋼よりも熱伝達率が低い材料でつくる ことができる。 図6は、図1において上文中に説明したスピゴット部分11の端面から延びる アーム60の下流端に流れ制御体61が配置された構造を示す。アーム60は、 燃料がポート17から出るのを妨げないように、しかし、開放時にノズルから出 る燃料スプレーが流れ制御体61の外面61a上に形成された経路を通って確実 に移動するように設計されている。所望であれば、アーム60は、流れ制御体6 1への熱伝達及び流れ制御体での熱の保持を促すように、スピゴット部分11よ りも熱伝導率の高い材料でつくられているのがよい。 図7を参照すると、円弧状のアーム160の下流端には流れ制御体161が配 置されている。流れ制御体161は、その軸線が弁部材113の中央軸線に対し て所定の角度をなしており、制御面173を提供する。使用に当たっては、プル ーム即ちポート117から出た燃料のスプレーが制御面173に沿って点火プラ グ180の方向に案内される。 以上説明したように、図6又は図7に示す流れ制御体61、161は、弁部材 、ノズル本体自体、点火プラグ、シリンダ壁、又はシリンダヘッドの任意の有利 な位置のいずれかに連結できる。位置は、本発明に対する限定ではない。更に、 流れ制御体61、161は、任意の特定の方法において対称である必要がなく、 上文中に言及したように、中空部分が設けられているのがよい。 本発明は、燃料だけを噴射する噴射器及び空気のような気体に同伴された燃料 を噴射する噴射器を含む、燃料がプルームの形態で出る全ての構造のポペット型 燃料噴射器ノズルに適用できる。本発明を適用できる特定のノズル構造の例は、 本出願人の米国特許第5,090,625号、国際特許出願第WO91/116 09号に開示されている。両文献について触れたことにより、これらの文献に開 示されている内容は本明細書中に組み入れたものとする。更に、本願に開示した 噴射器ノズルは、燃料以外の流体の噴射にも使用でき、流体スプレーは同様に有 利に制御される。更に、本発明の噴射器ノズルは、ピントル型の弁でも同様に使 用できる。 本発明は、以上の説明に限定されるものではなく、当業者は、本発明の範疇の 他の変形を開発できる。本発明は、燃料を燃焼室内又はエンジンの吸気システム 内に直接供給する噴射器ノズルに適用でき、2サイクルエンジン及び4サイクル エンジンの両方に適用できるということは理解されよう。更に、噴射器ノズルは 、内燃エンジンへの燃料の送出以外の用途でも使用できる。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 流体を送出するノズルを備えた本体を有し、前記ノズルは、内面を持つ ポート及び相補的外面を持つ弁部材からなり、前記弁部材は、流体をスプレーの 形態で送出するために前記面間に通路を構成し、又は流体の送出を阻止するため にその間を密封接触するように前記ポートに対して移動自在である、噴射器ノズ ルにおいて、前記ポートの位置と対応する前記噴射器ノズルの前記本体の末端を 越えて配置された流体流れ制御体が設けられ、前記流体制御体は、前記弁部材の 移動方向に前記ノズルから間隔を隔てられた制御面を有し、該制御面は、前記ポ ートから出る流体によってつくりだされた流体スプレーが、前記制御面の形状に よって決定された経路を通って移動するように形成されており且つ位置決めされ ている、燃料噴射器ノズル。 2. 前記流れ制御体は、前記弁部材と前記流れ制御体との間を延びるネック 部分によって支持されており、これによって、前記流れ制御体と前記弁部材との 間に環状空間が形成され、この環状空間は、実質的に前記弁部材の周囲まで延び ている、請求項1に記載の燃料噴射器ノズル。 3. 前記流れ制御体は、前記ノズル本体の一部にしっかりと固定された部材 によって支持されている、請求項1に記載の燃料噴射器ノズル。 4. 前記流れ制御体は、流体スプレーが前記経路と内方に接触してこれを通 って移動するように位置決めされており且つ形成されている、請求項1、2、又 は3に記載の燃料噴射器ノズル。 5. 前記制御面は、前記ポート及び前記弁部材の共通の軸線に関して非対称 である、請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載の燃料噴射器ノズル。 6. 前記制御面は、前記ポート及び前記弁部材の共通の軸線に対して傾斜し た軸線に関して対称である、請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載の燃料 噴射器ノズル。 7. 前記流れ制御体は、部分的に中空である、請求項1乃至6のうちのいず れか一項に記載の燃料噴射器ノズル。 8. 前記流れ制御体は、前記弁部材から最も遠いその一端が開放しており、 前記端から流れ制御体の反対端に向かってキャビティが延びている、請求項7に 記載の燃料噴射器ノズル。 9. 前記流れ制御体は、その長さに亘って実質的に円形断面を持ち、前記弁 部材から遠方の端部から中間直径方向平面まで直径が徐々に増大し、前記中間直 径方向平面から前記流れ制御体の他端に向かって直径が徐々に減少する、請求項 1乃至8のうちのいずれか一項に記載の燃料噴射器ノズル。 10. 前記流れ制御体の軸線は、前記弁部材及び前記ポートの軸線に対して 傾斜している、請求項9に記載の燃料噴射器ノズル。 11. 前記流れ制御体は、前記弁部材に固定的に取り付けられたコア部材に 取り付けられており、前記流れ制御体は、前記コア上で軸線方向に自由に移動す ることが制限されている、請求項1に記載の燃料噴射器ノズル。
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