JPH09502004A - エンジン制御 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
混合気の空燃比が、種々の作動状態に応じて所望レベルに自動的に調節されるように、キャブレター又は燃料噴射システムのような燃料供給部署(2)において内燃機関(1)へ供給される燃料及び/又は空気を制御するための方法及び装置。回転数フィードバック調節回路(3)において、エンジン(2)から回転数の情報(5)を受け取るフィードバック制御装置(4)が、混合気空燃比の短時間変更を提供するために調節手段(6,7;10,11)に短時間作用し、短時間のA/F変更に関して、複数の回転時間が測定され、少なくとも一つの回転時間は、実質的に短時間のA/F変更によって影響されない回転数に関するものであり、一方、少なくとも一つの回転時間は、A/F変更によって影響される回転数に関するものであり、これらの回転時間に基づき、影響されない及び影響された回転数の間の少なくとも一つの回転時間の差が算出され、このように得られた差及び記憶された情報に基づき、制御装置は、場合により、所望の方向へ混合気A/Fを変更するために調節手段(6;10)に作用する。
Description
【発明の詳細な説明】
エンジン制御
技術分野
本発明は、空燃比が、異なる運転状態に応じて自動的に所望レベルに調節され
ることを保証するために、キャブレター又は燃料噴射システムのような燃料供給
部署において、内燃機関への燃料及び空気の少なくとも一方の供給を制御するた
めの方法及び装置に関する。
発明の背景
全ての内燃機関において、空燃比はエンジンの機能にとって最も重要なもので
ある。一般的に、空燃比はA/Fと呼ばれ、A及びFはそれぞれ空気及び燃料を
示している。低燃費、低い燃料排出、良好な運転性能、及び高い効率の満足な組
み合わせを達成するために、A/Fは、図3と同程度のかなり狭い範囲内に維持
されなければならない。効率における最適位置からわずかにリーン側のA/Fが
一般的に望まれる。内燃機関からの排気エミッションを低く維持する要求は、ま
すます厳しくなっている。車のエンジンの場合において、これらの要求は、排気
触媒の使用及びA/Fを制御するためのラムダ検出器のような公知の種類の装置
の使用をもたらす。このような特殊な変換器、すなわち、酸素センサ又はラムダ
検出器は、排気システムに配置される。この位置において、それらは燃焼効率を
検出することができ、検出器によってなされた測定値から得られる結果は、良好
な結果を提供するために、空燃比を制御するための制御システムで使用可能であ
る。酸素センサ(ラムダ検出器)からの結果は、任意のさらなる変換器の必要性
を排除するために、燃料制御シ
ステムへフィードバックされる。
しかしながら、センサ又は検出器は、完全に純粋な酸素を有する基準値が必要
であり、これは、例えば、動力鋸の駆動源のようないくつかのエンジンにおいて
、実際には実現不可能な状況である。加えて、ラムダ検出器を備える制御システ
ムは、大きくて重く、同時に、高価で複雑であり、多くの利用において運転の安
全性の問題を伴う傾向がある。例えば、動力鋸において、この種のシステムは、
コストのかなりの増加と共に、増大した大きさ及び重量を結果としてもたらし、
運転の安全性の問題も引き起こす可能性がある。運転の安全性の問題は、主に、
装置の感度及びその配線のために発生する。これは、動力鋸、芝刈機、及び同様
な製品のような消耗製品の場合において、この技術が、取付けの理由、コスト効
果、及び運転安全性にとって使用することが困難であることを意味している。小
さな動力源からの一酸化炭素排出に関する予期される将来の規制は、手動調整キ
ャブレターの使用を困難にするかもしれない。キャブレターの場合において実現
可能な所定の製造公差は、キャブレターに固定ノズルを使用して、これらの規制
の要求に合わせること、同時に、空気圧、温度、及び異なる燃料性状等の全ての
組み合わせにおいて使用者の良好な運転性能を保証することは不可能である。所
望の空燃比、A/Fは、多くの要因によって影響される。スウェーデン国公開特
許出願番号第468998号から、内燃機関のキャブレターを制御するための方
法及び装置が公知である。この従来技術の制御システムは、二つの調節回路を具
備している。第1の制御装置は、本質的に、混合気空燃比が、混合気空燃比に関
する前もって知った回転数の依存性に応じて調節されることを保証するために、
調節手段に連続的に作用し、それにより、空燃比は、変更された回転数依存性が
与えられる。これは、キャブレター曲線が補正されるこ
とを意味し、このような補正は制御操作における絶対的な要求である。
しかしながら、A/Fを自然に制御するために二つの分離した調節回路を使用
することは、かなりの複雑さ及びかなりのコストを伴い、同時に、単一の調節回
路の使用に比較して誤作動の危険を増加させる。しかしながら、実用上有効な調
節を実現するために、二つの調節回路を使用することは、必要であると考えられ
る。
発明の目的
本発明の目的は、A/Fが異なる作動状態の基で所望レベルに自動的に調節さ
れることを保証するために、キャブレター又は燃料噴射システムのような燃料供
給部署において内燃機関へ供給される燃料及び/又は空気を制御するための方法
及び装置を提供することによって、上述の問題をかなり低減することである。こ
の目的は、酸素センサ(ラムダ検出器)を使用しないで達成される。
発明の概要
上述の問題は、本発明による方法及び装置が添付した請求の範囲において限定
した特徴を有することで達成させる。
このように、本発明による方法は、回転数フィードバック調節回路において、
エンジンから回転数の情報を受け取るフィードバック制御装置が、混合気空燃比
の短時間変更を提供するための調節手段に作用し、短時間のA/F変更に関して
、複数の回転時間が測定され、ここで、回転時間とは一回転の時間を示し、例え
ば、各回転時間のために二つの連続する点火パルスの間の期間が測定され、少な
くとも一つの回転時間は、実質的に短時間のA/F変更によって影響されない回
転数、好ましくは、エンジンの回転数に影響する時間
を有しないA/F変更にとって十分に早期な回転数に関するものであり、一方、
少なくとも一つの回転時間は、A/F変更によって影響される回転数に関してお
り、これらの回転時間に基づき、影響されない及び影響された回転数の間の少な
くとも一つの回転時間の差が算出され、この差及び記憶された情報に基づき、制
御装置は、必要ならば、よりリッチ又はリーンな混合気への所望の方向へA/F
を変更するために調節手段に作用し、この処理が回転数フィードバック調節回路
において繰り返されることを特徴とする。言い換えれば、この制御は、解析され
た短時間のA/F変更に応じて起こる回転時間変化に基づき、必要ならば、所望
方向へのA/Fの変更のための基礎を形成する。一般的に言えば、回転数の増加
、すなわち、回転時間の短縮は、短時間のA/F変更が混合気空燃比の改善を結
果として生じることのきざしであると言うことができる。
本発明のさらなる改善により、好ましくは約四つの短時間のA/F変更によっ
て実質的に影響されない複数の測定された回転時間が使用され、一方、好ましく
は約四つの短時間のA/F変更によって実質的に影響された複数の測定された回
転時間が使用される。これらの回転時間に基づき、好ましくは四つの影響されな
い及び影響された機関回転数の間の回転時間の差が測定される。幾つかの差の値
を使用して、ある種の平均値が算出され、これが、制御のための信頼できる基礎
を提供する。
さらに信頼性を増加させるために、回転時間は、幾つかの異なる混合気空燃比
の短時間変更から収集され、これらの空燃比は、通常、短時間の混合気のリーン
化、すなわち、燃料量と空気量との間の比の減少に適応している。
このように、実際の得られる回転時間の差が、混合気空燃比の変更に関するも
のであり、負荷又は加速の変化に関するものでないこ
とは重要である。これは、種々の補正方法を使用することによって実現可能であ
る。このような一つの方法は、複数の回転時間、例えば、全てを収集し、それら
が有する周波数変化に関して回転時間の値をバンドパスフィルタに掛けることで
ある。混合気空燃比の変更は、一般的に、機関回転時間の変化の急速性を結果と
して生じる。この急速性又は周波数を有する回転時間変化は、次に、受け入れら
れ、高周波数と低周波数とを有する回転時間変化は、フィルタによって分離され
る。
種々の実施形態の以下の詳細な記述はこの方法を明確にし、この方法において
、平均値は、補正処理及び適正チェック等として、樹立される。この状況は、フ
ローチャート及び図面により非常に簡単に理解される。本発明のさらなる特徴及
び利点は、実施形態の以下の記述において説明される。
図面の簡単な説明
本発明は、添付図面を参照して、その複数の実施形態によって以下に詳細に述
べられる。複数の図面において、同一の参照番号が、同一の部材を示すように使
用されている。
図1aは、本発明による制御システムの概略図である。
図1bは、本発明による制御のための基本原理を示すフローチャートである。
図2は、図1の制御システムに適したキャブレターの断面図であり、このキャ
ブレターは、吸気の方向から見られており、主に、クランクケース掃気式2スト
ロークエンジンに提供されることが意図されている。
図3は、空燃比A/Fに依存するエンジン性能の変化を示すグラフである。
図4は、キャブレターエンジンにおいて回転数の関数としての空燃比A/Fを
示している。
図5は、エンジンが基本的にリーン設定を有する時において、回転数が空燃比
の短時間変更によって影響される様子を示している。短時間変更の五つの異なる
例が与えられている。これらの変化は、各クランクケース掃気毎の1,2,3,
4,及び5機関回転周期の間において2ストロークエンジンに提供されたキャブ
レターへの燃料供給を完全に停止することに起因している。
図6は、エンジンの設定が基本的にリッチ側であることを除き、図5と完全に
対応している。
図7は、一方で空燃比の短時間変化、他方で負荷変化によって影響されるエン
ジンの回転数の変化の一例を点線で示している。大体において、このような負荷
変化の補償が制御システムにもたらされた様子が、実線で示されている。
図8は、本発明による制御システムの大体の機能を示すフローチャートである
。
図9は、特定のエンジン制御状況に関するさらに完全なフローチャートである
。制御装置は、各回転周期毎にこのフローチャートサイクルを一回実行する。
図10は、制御システムの動力源の配置を示している。
概略的に示された図1aにおいて、参照番号1は内燃機関を示しており、2は
エンジンの燃料供給部署を示している。燃料供給部署は、例えば、キャブレター
又は燃料噴射システムとすることができる。A/Fの変更は、一般的に、エンジ
ンへの燃料供給に影響を与えることによって起こる。これは、エンジンが単気筒
であることを想定すると、一つ又は二つの設定又は調節手段6,7の作動によっ
てもたらされる。一般的に、各気筒は、個々の設定手段を必要とす
る。もちろん、A/Fは、大体において、エンジンの空気流に影響を与える設定
手段6,7によっても影響される。制御装置4は、エンジン1から回転数を示す
情報5を受け取る。制御装置4は、少なくとも一つの設定手段6,7に作用する
。こうして、制御装置4による設定手段6,7の制御は、エンジンから受け取ら
れた回転数情報に基づくものである。言い換えれば、制御装置4は、回転数フィ
ードバック調節回路3に組み込まれる。
燃料噴射システムを有するエンジンにおいて、一般的に、制御装置4は各気筒
毎の一つの噴射弁に作用する。この噴射弁は、例えば、燃料直噴式のディーゼル
エンジンの場合には気筒内に直接設置され、又は、吸気管等又は予燃焼室におい
て気筒に隣接配置させることができる。本実施形態は、ガソリンエンジン又は予
燃焼室式ディーゼルエンジンに向けられる。この制御は、調節装置4が短時間だ
け噴射弁に作用することを可能にすることによって、又は、短時間だけ噴射弁を
通過する流れを絞ることによって、又は短時間だけ噴射弁を閉じることによって
もたらされる。
燃料供給の短時間変更がもたらされる様子は、エンジンの種類に大きく依存す
る。クランクケース掃気式2ストロークエンジンへ提供されたキャブレターにお
いて、燃料はキャブレターから気筒への長い移動距離を有し、十分な混合が起こ
る。キャブレターへ供給される燃料は、いくつかの回転周期に渡り停止される。
燃料が色々な気筒へ噴射されるエンジンにおいて、混合作用は存在しない。この
場合において、燃料供給の停止は、かなり短い期間としなければならず、多分、
エンジンのある回転周期のわずかな部分に渡って行われる。短時間だけ燃料供給
を絞ることによって空燃比に影響を与えることも可能である。
図1bは、空燃比制御の基本原理を示している。まず、A/Fは、
短時間だけ変更される。これは、例えば、短時間だけ燃料供給を絞る又は停止す
ることによってもたらすことができる。この変更に関して、複数の機関回転時間
が測定される。回転時間は、エンジンの少なくとも一つの回転周期がこの変更に
よって影響されないように選択されたエンジン回転数、好ましくは、例えば、図
5及び6の回転周期1〜4の一つのように、A/F変更がエンジン回転数に影響
を与える時間を有しないほど十分に早期な機関回転数に関するものである。大体
において、図5及び6の回転周期50と100との間に示されているような後期
の回転周期もまた選択可能であるが、これは、以下に示すように回転数の変化全
体に回転時間の補正を実現することをかなり困難にする。エンジンの少なくとの
一つの回転周期、例えば、図5及び6の回転周期20〜40の一つが、短時間A
/F変更によって影響されるように選択される。このようにして、A/F変更に
よって引き起こされる回転時間の差を算出することが可能となる。この回転時間
の差に基づき、必要ならば、よりリーン又はリッチへの所望の方向への混合気空
燃比の変更が行われる。回転数は回転時間分の一に等しいために、このシステム
が回転数又は回転時間に基づき作動されても問題ない。
図2は、本発明による制御装置に適したキャブレターの断面図である。制御装
置は、概略的に図示されている。図2に示した制御装置は、幾つかの考えられる
もののなかの特定実施形態である。図1における一般的な種類の考えられる設定
手段6,7と、図2に示すものとの間に違いをもたらすために、図2の特定な設
定手段は、番号10,11によって参照される。
このキャブレターは、貫通流路13を有するハウジング12を具備し、このキ
ャブレターは空気流れの方向から見られている。貫通流路には、スロットル弁1
4及び必要ならばチョーク弁が配置され
ている。加えて、このキャブレターは、燃料室又は計量室16を有している。こ
の燃料室又は計量室は、燃料絞り手段を調節する膜部材を有している。このキャ
ブレターは、まったく一般的な膜式キャブレターであり、このため、詳細に図示
及び説明しない。燃料ノズル15は、キャブレターへの燃料入口を形成し、ポン
プによって燃料が燃料室16へ圧送される。燃料室16から燃料は絞り手段を通
過するように導かれ、絞り作用は計量ロッド17によって引き起こされる。計量
ロッドは、その長手方向にDCモータによって動かされ、このDCモータはギヤ
装置19を介して計量ロッド17を移動させる。燃料は計量ロッド17から閉鎖
ソレノイド11へ移動する。次に、電磁弁は、貫通流路13への流れを閉鎖し、
又はこの流れを可能にする。このように、この電磁弁は非常に単純なものであり
、オン−オフ式の信頼性の高い電磁弁である。前述したように、燃料は閉鎖ソレ
ノイド11から貫通流路13へ流れ、燃料は貫通流路内に閉鎖ソレノイドが閉鎖
されるまで噴射される。大体において、設定手段10においては閉鎖及び絞り作
用の両方の位置を採ることができる。これは、次に、流れを閉鎖及び開放して、
燃料の正確な調節を可能としなければならない。
図2の例は、主に、クランクケース掃気式2ストロークエンジンのキャブレタ
ーに関し、閉鎖ソレノイドがエンジンのいくつかの回転周期に渡り閉鎖される。
4ストロークエンジンにおいては、希薄作用がかなり低減されるために、より短
時間の閉鎖期間が使用される。燃料供給の短時間の停止のために、膜式キャブレ
ターの膜部材によって制御される絞り作用を使用することも可能である。この場
合において、パルス弁は、瞬間的に、例えば、エンジンクランクケースから負圧
が通過され、結果として短時間の閉鎖がもたらされる。明らかに、真空ポンプが
負圧源として代わりに使用可能である。燃
料の完全な流れの短時間絞りを使用することも可能である。もし、二つの設定手
段6,7;10,11が使用されるならば、例えば、一つの閉鎖ソレノイド7;
11は、キャブレター又は噴射弁において流れを短時間だけ絞ること、又は流れ
の一部を短時間だけ停止させることができる。もし、単一の設定手段(6;10
)が使用されるならば、この設定手段はもう一度短時間だけ絞らなければならな
い。もし、ステップモータが計量ロッド17を作動するのに使用されるならば、
それは、絞りを増加する方向に短時間だけ所定ステップ数前進され、次に、戻さ
れることができる。閉鎖が望まれる時、ステップモータは、他方で、閉鎖をもた
らすのに必要なステップ数に渡り前進され、次に、同じステップ数だけ後退され
る。
エンジン燃料供給の制御は、全体的に、以下のように述べられる。より詳細な
記述が、連続の図面に関してなされ、これらの図面には、制御の基本及び制御に
関するフローチャートが示されている。フィードバック制御装置4は、閉鎖ソレ
ノイド11を閉鎖することにより、キャブレターの貫通流路13への燃料供給を
停止する。問題の、すなわち、クランクケース掃気式2ストロークエンジンの場
合において、閉鎖ソレノイドは、5回転周期程度、一般的には3から4回転周期
に渡り閉鎖される。その結果として、回転数の変更がもたらされる。リーン基本
設定の場合において、この変更は図4から明らかであり、リッチ基本設定の場合
において、図7から明らかである。言い換えると、図5及び6のそれぞれは、五
つの異なる場合の回転数の変化を示している。番号1で示される曲線は、燃料供
給が1機関回転周期に渡り停止された時の回転数変化を示しており、一方、曲線
2は、燃料供給が2機関回転周期に渡り停止された時の回転数変化を示している
等である。制御装置4は、エンジンから回転数5についての情報を受け取る。燃
料供給の短時間停止に関して、複数
の回転時間が収集される。これらは、その幾つかが燃料停止によって影響を受け
ず、一方、その幾つかがそれによって影響を受けるように選択される。影響を受
けた回転時間と影響を受けない回転時間とを比較することによって、燃料停止に
基づく回転数の変化を計算することが可能となる。影響を受けない回転時間と影
響を受けた回転時間との複数の差が、回数数の影響をもたらすのに使用されるた
めに、この処理は平均値の計算に比較される。フィードバック制御装置4は、回
転数の変化を解析し、この回転数変化及び記憶された情報に基づき、計量ロッド
17の設定の変更を指令する。この変更は、DCモータ18が、ギヤ装置19を
介してロッド17を所定の方向、すなわち、通過する燃料量を少なく又は多くで
きる方向にいくらか動かすことで実現され、言い換えれば、よりリッチ又はリー
ンな混合気空燃比A/Fを達成する。
図2による制御装置には、図面に点線で示すように、さらなる調節回路8を設
けることができる。この調節回路は予備の制御装置9を具備している。この調節
回路には回転数フィードバックは存在せず、キャブレター曲線の調節をもたらす
ことだけに使用される。これは、図4から詳細に明確化され、図面に関して説明
される。一般的に、さらなる調節回路は、例えば、燃料噴射又はキャブレターエ
ンジンのために、A/F曲線の回転数依存性を調節するのに使用される。
図3及び4は、図2によるキャブレターを備えた内燃機関の制御に基づき図示
されている。図3は、空燃比の変化に応じたエンジン出力の変化を示している。
最適出力位置は、性能曲線のピークに印されている。言い換えると、エンジン出
力は、最適出力を発生する空燃比よりリッチ又はリーンである混合気の場合にお
いて低下する。一般的に、最適効率位置のいくらかリーン側の空燃比が望まれ、
そ
の理由は、経済的な高出力の良好な燃料燃焼を実現するためである。
図4は、通常の膜式キャブレターにおけるエンジン回転数に応じた空燃比の変
化を示している。最も上側の凹み曲線は、いわゆる”未補正曲線”と呼ばれ、制
御装置によって補正されない。このA/F曲線は、濃厚又はリッチ側である。所
望A/Fは、いくらかリーン側の点線で示す水平線である。回転数フィードバッ
ク調節回路3は、A/F曲線を所望レベルに下げる。その形状のために、部分的
に、理想の空燃比から外れている。図4において、この曲線は、”フィードバッ
クだけによる補正後”で示されている。この制御は、2ストロークの動力鋸用エ
ンジンに良好に機能することが証明されている。驚くべきことに、以前には常に
満足な結果を実現するためにA/F曲線を平坦化することが必要であると考えら
れていた。図2に点線で示されているさらなる調節回路は、このような平坦化の
状況のために正確に使用される。さらなる調節回路によって、未補正曲線の端部
は、補正後に本質的に直線とされるように少し下げられる。調節回路3及び8に
よる制御の場合において、真っ直ぐな点線の後の曲線、すなわち、所望空燃比を
実現することが可能となる。図面において、これは、”フィードバック及び回転
数補正による補正後”で示されている。
図5及び6は、以前に全体的に説明されており、図8及び9のフローチャート
により詳細に説明される。
図7は、空燃比の短時間変更と同時に負荷又は加速の変化が起きた場合が図示
されている。点線の曲線は、負荷の変化及び一時的な空燃比の変更によって影響
されるエンジンの一般的な回転数変化を示している。例えば、動力鋸では、負荷
が増加し、その結果としての回転数低下、すなわち、”包括的な回転数変化”が
もたらされる。一般的にはリーンな混合気の空燃比の短時間変更ために、回転数
は、
ほぼ回転周期10〜25の部分内において極端な量だけ低下する。これは、滑ら
かな下方への傾斜において、さらなる下降に変換される。もし、代わりに、加速
が一定の負荷状態で増加されるならば、この曲線は、空燃比の短時間の変更に関
する下降が、上方への傾斜に与えられる。図7の例は、図5によるエンジンの基
本リーン設定に対応している。このように、負荷又は加速の変化は、空燃比の短
時間変更によって引き起こされる短時間の回転数変化に対立する長い又包括的な
回転数変化を結果として生じる。この包括的な回転数変化は、空燃比の短時間変
更に関する回転数変化の解析に考慮されなければならない。図7は、この種の補
正をもたらす一つの方法を示している。
この補正は、回転周期100及び1に関する回転数の比較によってなされる。
その後、回転周期100の回転数は、回転周期1の回転数と同じレベルに匹敵し
て増加される。この増加又は補正の値は、その後、他の回転周期に、直線的な変
化程度で加えられ、回転周期50には半分の補正値が加えられ、回転周期20に
は5分の1の補正値が加えられる等である。これらの補正は、負荷変化又は加速
変化のために補正された実線の曲線をもたらす。それは、逆にエンジンが一定の
負荷及び加速を呈し、また、空燃比の短時間変更を呈して受け取られる曲線に良
く対応している。この図面において、rstart=回転周期1であり、rend=回転
周期100であることが示されている。このように、rstartとrendとの間の回
転数の差は、補正信号に変換され、この補正信号が他の回転周期へ変化程度で加
えられる。次に、全ての補正の割合は、(r−rstart)が(rend−rstart)
で割れれる。こうして、rendは完全に補正され、rstartと同じレベルに変換さ
れる。しかしながら、この値は、任意の補正を含んでいない。r=50はこの補
正値の約半分を受け取
る。明らかに、多数の回転数が、幾つかの種類の平均又は中央値を提供するのに
使用可能であり、この場合において、例えば、rstartは回転周期1〜4を含み
、rendは回転周期97〜100を含んでいる。
回転時間を補正するもう一つの方法は、バンドパス変換又は”バンドパスフィ
ルタ”によるものであり、回転時間はそれらが呈する周波数変化に関して補正さ
れる。これは、バンドパスフィルタを掛けることが周波数平面で行われることを
意味する。次に、点線の曲線は、この種のフィルタによって変換され、ほぼ予期
する回転数又は周波数を有する回転時間変化又は回転数変化だけが影響されずに
通過することを保証する。負荷又は加速の変化のために起こるような低周波数の
場合において、変換は、これらの振動が20x減衰率によって”減衰”されるよ
うに行われる。この結果が図7の実線の曲線である。この場合において、点線の
曲線は、高い”乱れた周波数”、例えば、測定乱れも含んでおり、これも、バン
ドパス変換のために、”減衰”される。もちろん、バンド幅は、問題の高周波数
を減衰させないような、すなわち、ハイパスフィルタの特性で選択される。回転
時間の曲線の変換だけがなされるために、全ての回転時間は維持される。これは
、制御プログラムの他の部分が、前述した補正方法に関して使用されるものと同
一とすることができることを意味している。二つの補正方法は、組み合わせるこ
ともできる。
図8及び9は、本発明による制御装置に関するフローチャートである。図8は
、概して全体の制御処理を示し、一方、図9は、詳細に制御装置4によって各機
関回転周期毎に一度行われるフローチャートサイクルを示している。これらは、
動力鋸用エンジンの制御制御に関するものであるために、制御の観点から実際的
に要求されるエンジン使用に基づいている。その作動状態は、急激な負荷変化及
び急激な加速変化を特徴としている。これは、回転数の頻繁な変化をもたらす。
多くの他のエンジン、例えば、航空機及び船舶エンジンの場合のおいて、このよ
うな変化は非常に稀である。この動力鋸エンジンは、キャブレターを備えるクラ
ンクケース掃気式の種類の2ストロークエンジンである。これは、混合気空燃比
、すなわち、A/Fの短時間変更が、好ましくは、幾つかの機関回転周期に渡る
短時間の燃料供給の停止によってもたらされることになる。一般的に、この変更
は、代わりに、一時的に燃料供給を絞ること又はエンジンへの空気供給に作用す
ることによっても実現することができる。概略的に、より一般的な作動使用、特
に、作動の観点から単純な使用において、このフローチャートは、図8及び9よ
り簡単な外観を呈し、図1bによって簡略化されたものと同様となる。また、包
括的な回転数変化の補正を備えること、及び測定された回転時間を補正すること
は、必要とされないかもしれない。より”単純”な場合において、非常に少ない
回転数の差は、制御目的のために使用可能であり、適正チェックの必要性が減少
される。
上述から鑑みて、図8及び9のフローチャートを見ると、図8による概略フロ
ーチャートは、図9によるフローチャートの理解を容易にするための概論として
働く。図8の第1ステップは、”短時間燃料を停止する。”を示す。この停止は
、今回のサイクルより以前のサイクルにおける機関回転周期96,97,98,
及び99に行われる。図5〜7を参照。次のステップは、”燃料停止に関する複
数の回転時間を測定する。”である。この場合のおいて、回転時間は、回転周期
1〜4の包括部分及び回転周期29〜32の包括部分にとって測定され、これら
の回転時間は記憶装置に記憶される。前回のサイクルの回転周期96〜99の間
の燃料停止に関して、こうして今回のサイクルにおける四つの早期の回転周期1
〜4と共に四
つの後期の回転周期29〜32が測定される。回転周期1〜4は、ここでの回転
数が燃料停止の結果によってまだ影響されないために、選択される。図5におい
て、回転周期96〜99の包括部分の間の燃料停止が示され、これはフローチャ
ート9に対応することは特筆される。他方、この図面は、回転周期1,2,3,
及び5の間の燃料停止による回転数移行も示している。
図8のフローチャートにおける次のステップは、”調節状態が満足されるか?
”である。この段階において、満足される唯一の状態が存在し、すなわち、回転
数が、調節限度、この場合においては、150〜200rps、すなわち、1分
間に9000〜12000回転内であるかどうかを確認する。もし、調節限度内
ならば、プログラムはA/Fを調節する方向にさらに進む。もし、調節限度内で
ないならば、回転周期及び回転時間はゼロにリセットされ、すなわち、測定され
た回転時間は放棄される。この処理は再び通して実行され、回転数が調節限度内
となるまで続けられる。
図9に示すさらに完全なフローチャートの対応する部分が参照される。このプ
ログラムは、回転周期毎に一度実行され、ステップ”点火パルス?”が最初に行
われる。点火パルス信号は回転時間を確認するために必要とされる。点火パルス
信号が受け入れられた時、回転周期は1を加算することによって更新される。次
のステップ”回転周期が5より小さい、又は29から32の間?”において、八
つの回転周期が選択され、それにより、これらの回転時間が測定され記憶される
。回転周期1の場合において、この答えはYESであり、その回転時間が記憶さ
れる。この処理は再び通して行われ、それにより、回転周期2,3,及び4に関
する回転時間が記憶される。
6?”である。このステップにおいて、答えは、以前のステップが
再び通して実行される結果として、回転周期5〜28に関してNOである。回転
周期が29である時には、それに関する回転時間が記憶され、回転周期30,3
1,及び32の回転時間も記憶される。回転周期33〜95に関しては、プログ
ラムは、いかなる測定もなしに四つの第1部分を通して実行される。回転周期が
96である時には、ソレノイドが、360°、すなわち、1機関回転周期に渡り
閉鎖される。次のステップ”回転周期=100?”が与えられ、この答えは回転
周期96,97,98,及び99に関してNOである。この答えがNOである時
には、フローチャートの前述の部分が通して実行され、それにより、ソレノイド
は、対応する四つの回転周期の間において閉鎖され続ける。回転周期が100で
ある時には、次のステップは、”回転数が調節限度内?”である。この場合にお
いて、調節限度は、150〜200rps、すなわち、1分間に9000〜12
000回転である。この答えがNOである時には、回転周期及び回転時間はゼロ
に再設定され、それにより、測定された回転時間は放棄され処理が再び開始され
る。この段階において、点線までの二つのフローチャートの第1部分は通して行
われる。
図8のこの線の直ぐ下側は、ステップ”加速及び負荷変化に伴う包括的な回転
数変化のための補正を実行する。”である。この処理は、図7に関して前述した
。図9において、この対応する状況は、ステップ”回転周期1の回転時間と回転
周期100の回転時間との差が、定数として記憶され、回転周期をゼロに再設定
する。”である。回転周期100が使用される時、こうして、回転周期はゼロに
再設定される。これは、回転周期0,1,2等の再カウントを意味する。こうし
て、フローチャートの下側の一つのステップが終了する時、新たなサイクルが開
始する。同様に、新たなサイクルは、複数の回転時間の収集と、四つの機関回転
周期に渡る燃料供給停止
(ソレノイド)とを行う。この場合において、100機関回転周期のサイクル期
間は、機関回転数が混合気空燃比の短時間変更後においてこの時点で安定するた
めの時間を有するために、選択されている。このサイクル期間は、今回の基でエ
ンジンの意図する使用のために、適当なものである。前述したように、完全な補
正が回転周期100、すなわち、最後の回転周期rendに加えられる。好ましく
は、回転周期1及び回転周期100の間の回転時間の差は、100で除算され、
定数として記憶される。結果的に、この定数の必要性は、後に、意図する機関回
転周期、すなわち、1から100の間の一つの回転周期によって乗算されること
である。次のステップにおいて、平均値の数が1だけ更新される。この場合にお
いて、平均値は、各サイクル又は回転周期1から100の期間を意味する。
図9の次のステップは、いわゆる調節値を得るための計算処理を示している。
この計算は、次のステップの適正チェックを除き、図8の三つの異なるステップ
に対応している。この三つのステップは、”包括的な回転数変化のために補正さ
れた回転時間を測定する。””燃料停止によって引き起こされる回転数の差が補
正された回転時間の比較によって得られる。”
”複数の回転時間の差が調節値(適正チェックされる)に(符号によって)加え
られる。”
図9の計算ステップにおいて、まず、回転周期1+定数*0が時間設定される
。この結果は、回転周期1のr=rstartであるために、ゼロである。(r−rs tart
)を(rend−rstart)で除算するとゼロとなる。回転周期1に関するこの
未補正回転時間から、回転周期29+定数*28に関する時間(期間)が減算さ
れる。この場合において、この補正は完全な補正のちょうど28%以上となる。
こうして、第1の列は、A/F変更に関する早期の回転周期と
後期の回転周期との間の回転時間の差である。これは、A/F変更によって引き
起こされる回転時間変化の測定値である二つの補正回転時間の間の差である。こ
の値に、早期の回転周期及び後期の回転周期、すなわち、回転周期2及び回転周
期30の間の新たな回転時間の差が加えられ、この時、両方の回転時間は補正さ
れている。同様に、回転周期3及び回転周期31に関する差が加えられ、回転周
期4及び回転周期32に関して差が加えられる。補正を含むこれらの四つの回転
時間の差の合計が調節値として記憶される。
次のステップは、適正チェックである。特定の処理が、図9によるフローチャ
ートにおいて、このチェックのために実行される。”調節値は1200より小さ
く又は−1200より大きく適正?”。言い換えれば、調節値は、それが上限及
び下限の間にあることを保証するためにチェックされる。もし、この答えがNO
であるならば、調節値は、適正レベル、すなわち、限度近傍(+又は−1200
)に設定される。明らかに、示した限度を外れる調節値を放棄することも可能で
ある。しかしながら、もし、代わりに、調節値が適正レベルに設定されるならば
、改良された機能が得られる。この場合において、限度内の調節値は除き、それ
は限度近傍の値に設定される。
図9において、ステップ”調節値を以前に算出された調節値に加算する。この
値は累積調節値と称する。”を行う。対応するステップは、図8においても行わ
れる。各調節値は、混合気空燃比の所定短時間変更に関連している。幾つかの調
節値を共に加えることによって、幾つかの種類の平均値の算出が、混合気空燃比
の幾つかの異なる変更からなされる。次のステップにおいて、調節値の数がn(
例えば5)を越えているか否かの質問が起こる。これは、平均値の数が条件付き
であり、すなわち、調節値の数が累積調節値に含まれていることを意味する。調
節値の数が大きくなるほど、平均値の
計算が信頼できる。これが請求項の考えである。平均値の数が5より小さい時に
は、累積調節値は次の調節値に加算されるために記憶される。次の調節値は、フ
ローチャートのこれまでの部分がもう一度通して実行される時に、得られる。
他方、累積調節値が、5より多くの調節値を含む時には、ステップ”累積調節
値>最大調節値限度、又は累積調節値<最小調節値限度?”において、累積調節
値の大きさと所定限度との比較がされる。調節値及び累積調節値が符号を含んで
いるために、これらの二つの限度値が比較されることが重要である。このように
、正の累積調節値は最大調節限度を上回り、一方、負の累積調節値は最小調節限
度を下回るべきである。例えば、この場合において、最大調節限度は1500に
設定され、最小調節限度は−750に設定されている。もし、累積調節値が所定
限度値のいずれも越えないならば、累積調節値は次の調節値に加えられるために
記憶され、この処理は累積にもう一つの調節値を加えるために再び実行される。
他方、もし、調節値の累積が近傍の限度値を越えるならば、答えはYESであ
る。これは、ステップ”燃料を調節する。累積調節値と調節値限度値との差がD
C駆動装置の操作長を決定し、符号が方向を決定する。”を導く。この場合にお
いて、累積調節値と近傍の調節限度値との差が比較される。差の符号は、調節が
なされる方向を決定する。このように、調節は、よりリッチ又リーンのさらに適
当な混合気空燃比の方向になされる。明らかに、これは、良好な調節処理機能を
得るために重要である。この差の大きさは、要求された調節量である駆動装置の
操作長を決定する。この結果、数種の必要な調節制御をもたらし、これは完全に
は必要ではないが有効である。例えば、代わりに、正しい方向の所定量による調
節をなすことができる。この場合において、燃料量の調節、すなわち、A/Fの
調節がなされる。その後、累積調節値及び平均値の数は、ゼロに設定される。回
転周期の数は、すでにゼロに設定されている。この処理は、次に繰り返される。
この制御の基本的に重要な原理は、一方で平均値の計算により信頼性を提供し
、他方で包括的な回転数変化のために補正し、他方で適正チェックを実行するこ
とである。平均値の計算は幾つかのステップでもたらされる。まず、各サイクル
、すなわち、各機関回転周期0〜100内の異なる回転時間の間の四つの異なる
差の値が使用される。次に、少なくとも五つの調節値は、所定の調節限度と比較
される以前に加算される。各調節値は一つのサイクルに関連し、その入力調節時
間は包括的な回転数変化のために補正される。このように、調節限度と比較され
る調節値の数は上方には固定されない。これは、エンジンが良好に作動する時、
すなわち、適当なA/Fを有する時には、おそらく、累積調節値が調節限度を越
える以前に、例えば10の多数の調節値が要求される。この場合において、この
超過分は適度であることが望ましい。これは、DC駆動装置が短い期間で運転さ
れるために、燃料量の小さな調節がなされることを意味する。他方、もし、A/
Fが十分に満足されないなれば、各調節値は大きくなり、すでに、五つの調節値
の累積調節値は、調節限界を大きく越えている。これは、大きな補正が正しい方
向にもたらされることを意味する。これ例は、明らかに、この制御原理の利点を
示している。
このA/F制御装置で機関の過剰回転保護を統合することは、比較的簡単であ
る。この理由は、回転数を制御するための全ての必要な装備がすでに備えられて
いることである。制御装置4は、エンジンから全ての回転数情報5を受け取り、
エンジンへの燃料供給が絞られるように、調節手段6,7;10,11を作動す
ることができ
る。要求されるものは、機関回転数を制限するための制御プログラムにおける処
理だけである。図9のフローチャートにおいて、この
高いか?)”が上から四番目のステップに挿入される。この処理は、過剰回転保
護に関する部分である。好ましくは、この部分はA/F制御に含まれるが、もち
ろん、必ずしも必要ではない。回転数が回転数限度より高い時には、ソレノイド
が、360°、すなわち、機関の一回転周期に渡り閉鎖される。次のステップ”
回転周期=100”の質問において、概して、この答えはNOであり、フローチ
ャートのこれまでの部分が再び通して実行される。再び、もし、回転数が回転数
限度より高いならば、ソレノイドはもう一つの機関回転周期のために閉鎖され続
け、このように、回転数が回転数限度より高くならなくなるまで、この処理が続
けられる。回転周期が100である時、次のステップは、”回転数が調節限度内
?”である。この答えはNOであり、回転周期及び回転時間がゼロに再設定され
、プログラムのこれまでの部分が通して再び実行される。結果的に、これは、回
転数が回転数限度より高くならなくなるまでソレノイドが閉鎖され続けることを
意味する。もし、回転時間が回転周期100において調節限度内であるならば、
制御処理は、前述したように、A/Fの調節の方向に進む。
図9のフローチャートは、キャブレターを備える2ストローク鋸用エンジンに
関する。一般的に言えば、回転周期及び限度値に関する種々の値は、明らかに異
なるものである。一般的に、回転数限度は、燃料供給の絞りによって影響され、
この絞りは、種々の使用のために、大きさにおいて異なるものである。全体的に
言えば、過剰回転保護機能は、A/F制御装置において、非常に簡単な効果的な
ものとして一体化される。この過剰回転保護機能は、任意の直接的
なコスト招くことなく得られるものである。
燃料供給部署におけるA/F制御は、作動エネルギを必要とする。図10は、
一般的な利用、すなわち、図2によるキャブレター制御を示している。この場合
において、燃料供給は、閉鎖ソレノイド11によって短時間停止される。通常、
これは、100回転周期の期間に対して4機関回転周期に渡り行われ、4%の時
間である。結果的に、ソレノイドは電磁弁であり、この電磁弁は、常時開で、そ
の4%の作動時間の間だけ励磁される時に閉弁される。前述したように動力鋸の
使用において、ソレノイドは閉弁に約5Wを必要とする。A/Fの調節は、設定
手段10によってもたらされる。DCモータ18は、燃料流の所望絞りをもたら
す調節ロッドを作動するものである。DCモータは、絞りの調節中にだけエネル
ギを消費する。図2及び9による動力鋸の使用において、この調節は、多くは5
00回転周期毎に行われる。この調節がゆっくり行われる時にも、調節時間は、
通常、作動時間の1%より少なく決定される。調節中において、DC駆動装置は
、約1Wを必要とする。加えて、この制御プログラムは、DC駆動装置による調
節が、ソレノイドの作動中には行われないことを保証するように考えられている
。制御装置4は、極めて少ないエネルギだけを消費し、これは、閉鎖ソレノイド
11及びDC駆動装置18と比較してほとんど無視される。
図10に示すエネルギ装置は、主に、キャブレターを備える2ストローク動力
鋸用エンジンのために意図されているが、もちろん、2ストローク又は4ストロ
ーク又は他の種類の同様な内燃機関のために使用可能であり、大きなエンジンに
おいて一般的な発電機及びバッテリを有さないことを提供する。キャブレター又
は燃料供給装置への燃料供給に関して前述された説明は、このエネルギ装置へも
与えられる。もし、単一の設定手段が制御装置において使用される
ならば、同様に駆動され、そのエネルギ消費が十分に低いことが提供される。
図10において、番号20は、例えば、動力鋸のエンジンのために意図された
フライホイールを示している。このフライホイールは、湾曲した羽を有し、それ
らの幾つかは明確化のために省略されている。N及びS極を有する埋め込み永久
磁石21が、鉄心22,23によって取り囲まれている。点火装置及び制御装置
のエネルギ供給のための一体化装置24は、フライホイールの周囲に配置されて
いる。フレームによって取り囲まれる部分25は、機関点火装置のために意図さ
れており、全く一般的な構造である。それは、一次及び二次コイルを具備し、こ
れらのコイルがそれぞれ協働する鉄心の足部に配置され、加えて、電子制御装置
を含んでいる。フライホイール25の回転によりエネルギが点火装置の点火プラ
グへエネルギを供給する。部分25は、一般的に、点火装置コイルを支持する二
つの足部を有する鉄心を具備している。しかしながら、この場合において、鉄心
は、延長され、第3の足部26が与えられる。この足部には、それ自身の又はさ
らなるコイル27が設けられ、これら二つのワイヤ端部がエネルギ貯蔵装置28
へ導かれる。この装置28は、エネルギを蓄えるためのコンデンサと、AC電圧
からDC電圧へ変換して電圧信号を滑らかにするための電気装置とを具備してい
る。エネルギ貯蔵機能は、制御装置が短時間だけ”高い”出力を必要とするため
に、重要なことである。例えば、閉鎖ソレノイドだけでは約5Wを必要とする。
他方、コイル27だけでは約3Wを供給し、エネルギ貯蔵装置28なしでは不十
分である。図面のグラフは、装置28への電圧信号を示している。この装置にお
いて、閉鎖ソレノイド11、DC駆動装置18、及び制御装置4を駆動するため
に使用されるDC電圧信号へ変換される。制御装置4へ達するDC電圧
信号は、元来の目的のため、すなわち、回転数情報としても使用される。コイル
27の両端部がエネルギ貯蔵装置28へ導かれることは特筆される。言い換えれ
ば、コイル27及び点火装置コイルの相互の接地が回避される。これは、乱れの
ない入力信号をエネルギ貯蔵装置24と、さらに制御装置とへ与えることになる
。
このように、この電流供給装置の新奇な特徴は、電流が完全に分離したコイル
から得られることであり、このコイルは点火装置モジュールにおいて一体化され
る。これは、鉄心の第3の足部に配置されていることに起因する。加えて、装置
全体は、プラスチック合成材料内に鋳込まれ、所定位置にネジ止めされる。フラ
イホイールにおいて現存する磁石装置が使用される。これは、簡単で信頼性の高
い解決方法が低コストで提供されることを意味する。さらなるコイル27が点火
装置のコイルから分離しているために、制御装置への信号の乱れのレベルは低い
ものである。制御装置及び電流供給装置は、幾つかの方法で共に変更される。制
御装置は、少ないエネルギだけを必要とすると考えられる。このように、簡単で
信頼性の高い安価な電流供給装置が使用可能である。加えて、これは、電流供給
機能において、乱れの低いレベルを提供すると考えられる。加えて、電流供給装
置は、制御装置への回転数情報を提供するためにも機能する。
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1995年12月12日
【補正内容】
請求の範囲
1.混合気の空燃比が、例えば、最大効率、最大燃料節約、又はこれらの二つ
の目的のいずれかと過剰回転保護との組み合わせを達成するために、種々の作動
状態に応じて所望レベルに自動的に調節されるように、キャブレター又は燃料噴
射システムのような燃料供給部署(2)において内燃機関(1)へ供給される燃
料及び/又は空気を制御するための方法において、回転数フィードバック調節回
路(3)では、エンジン(2)から回転数の情報(5)を受け取るフィードバッ
ク制御装置(4)が、混合気空燃比の短時間変更を提供するために調節手段(6
,7;10,11)に作用し、短時間のA/F変更に関して、複数の回転時間が
、例えば、各回転時間のために連続する二つの点火パルスの間の期間を測定する
ことによって、測定され、少なくとも一つの回転時間は、実質的に短時間のA/
F変更によって影響されない回転数、好ましくは、エンジンの回転数に影響する
時間を有しないA/F変更にとって十分に早期な機関回転数に関するものであり
、一方、少なくとも一つの回転時間は、A/F変更によって影響される回転数に
関するものであり、これらの回転時間に基づき、影響されない及び影響された回
転数の間の少なくとも一つの回転時間の差が算出され、このように得られた差及
び記憶された情報に基づき、制御装置は、場合により、よりリッチ又はリーンな
混合気への所望の方向へ混合気A/Fを変更するために調節手段(6;10)に
作用し、この処理全体が回転数フィードバック調節回路(3)において繰り返さ
れ、それにより、未補正A/F曲線は所望のA/Fレベル方向に動かされること
を特徴とする方法。
2.測定された複数の回転時間は、実質的に短時間のA/F変更
によって影響されない回転数に関し、一方、複数の回転時間は、A/F変更によ
って影響される回転数に関するものであり、これらの回転時間に基づき、影響さ
れない及び影響された回転数の間の複数の回転時間の差が算出され、それにより
、数種の平均値の算出が複数の差の利用によってもたらされることを特徴とする
請求項1に記載の方法。
3.好ましくは約四つの測定された複数の回転時間は、実質的に短時間のA/
F変更によって影響されない回転数に関し、一方、好ましくは約四つの複数の回
転時間は、A/F変更によって影響される回転数に関するものであり、これらの
数の回転時間に基づき、影響されない及び影響された回転数の間の好ましくは約
四つの複数の回転時間の差が算出され、前記差の算出において、各回転時間は一
度だけ使用され、算出された差は連続制御に使用され、それにより、複数の差を
使用することによって、一種類の平均値の算出がもたらされ、これは制御機能の
ために信頼性の基礎を提供することを特徴とする請求項1に記載の方法。
4.A/F変更は、空燃比のリーン化、すなわち、燃料量と空気量との間の比
の減少からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
5.少なくとも一つの測定された回転時間は、機関回転数が短時間のA/F変
更によって影響された後の機関回転数の再安定後に起こる例えば100(図5〜
7において)の回転数rendに関するものであり、制御装置(4)は、前記回転
時間と、回転数又は回転時間に影響を与える時間を有しないA/F変更にとって
十分に早期である例えば1(図5〜7において)の回転数rstartに関する回転
時間との間の少なくとも一つの差を算出し、この差が、測定された回転時間を補
正するのに後で使用され、それにより、回転時間は、
例えば、変化した加速又は変化した負荷によって引き起こされる総括的な回転数
変化を考慮して補正されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の
方法。
6.回転時間の算出された差は、定数としてこの差を機能させることによって
測定された回転時間を補正するのに使用され、この補正において、未補正の回転
時間は、その回転数rがrendと等しい割合、すなわち、(r−rstart)/(rend
−rstart)である割合で加えられ、それによって、rendは完全に補正され
てrstartと同じレベルとされ、他方、rstartは補正されず、r=50は図5〜
7による例において補正値の約半分が与えられることを特徴とする請求項5に記
載の方法。
7.複数、例えば、全部の回転時間が測定され、これらの回転時間は、それら
が呈する周波数変化に関してバンドパスフィルタが掛けられ、例えば、バンドパ
スフィルタは周波数平面に作用し、こうして、回転時間曲線の変換が起こり、そ
れにより、負荷又は加速の変化に関するゆるやかな変動が、急激な変動であるよ
うに平坦化され、一方、短時間のA/F変更の結果として得られる回転時間の変
化の変動速度は、ほぼ影響されずに通過し、それにより、補正された回転時間が
得られることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の方法。
8.影響されない及び影響される回転数に関する補正された回転時間の間の好
ましくは四つの複数の差は、加算され、調節値の呼ばれて記憶され、この調節値
はA/Fを制御するために後で使用され、それにより、補正された回転時間の間
の複数の差に関する数種の平均値の算出がもたらされることを特徴とする請求項
6又は7に記載の方法。
9.調節値は、調節値が上限値及び下限値の間に位置しているか
否かを検討することにより適正チェックされ、もし、位置している場合には、前
記調節値はA/Fを制御するために後に利用され、もし、位置していない場合に
は、調節値が近傍限度値の値に変更され、A/Fの制御のために後に使用される
ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
10.好ましくは適正チェックされる複数の調節値は、累積調節値に加算され
、それにより、このようにある種の平均値の算出が複数の調節値のためになされ
、このような各調節値は混合気空燃比の特定の短時間変更に関連することを特徴
とする請求項9に記載の方法。
11.五のような所定の少ない数の調節値が、累積調節値と所定調節限度との
比較がもたらされる以前に、前記累積調節値に含まれることを特徴とする請求項
10に記載の方法。
12.累積調節値が、上側調節限度を上回り、又は下側調節限度を下回ること
が提供されると、好ましくは燃料供給の変更によって、A/Fの調節がもたらさ
れ、累積調節値と近傍の調節限度との間の差が前記変更の大きさを決定し、符号
が、方向、すなわち、よりリッチ又はリーンの混合気の方向を決定することを特
徴とする請求項11に記載の方法。
13.過剰回転保護がA/F制御装置に一体化され、制御装置(4)は、回転
数が限度回転数を越えているか否かをチェックし、もし、越えている場合には、
制御装置がプログラムの次の実行に匹敵して設定手段(6,7;10,11)に
作用可能にすることによって燃料供給を絞り、例えば、回転数が限度回転数等を
まだ越えているならば燃料供給が絞られ続け、回転数が限度回転数をもはや越え
ていない時には制御手段(4)がこの絞りを中止するように位置決め手段(6,
7;10,11)に作用し、A/F制御は制御装置
において続けられ、それによって、2ストロークエンジンに提供されたキャブレ
ターにおいて、過剰回転保護は、キャブレターへの燃料供給が閉鎖ソレノイド(
11)の閉鎖によって一又は複数の機関回転周期の間停止されることになること
を特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の方法。
14.燃料供給全体が短時間停止されることを特徴とする請求項1から13の
いずれかに記載の方法。
15.燃料供給全体が一及び五の間の機関回転周期の期間停止されることを特
徴とする請求項14に記載の方法。
16.混合気A/Fの短時間の変更は、混合気空燃比の前回の短時間変更に続
く回転数の安定化の後に繰り返され、例えば、短時間の変更は、100機関回転
周期毎に繰り返されることを特徴とする請求項1から15のいずれかに記載の方
法。
17.回転数フィードバック調節回路(3)に加えて、非フィードバック回路
であるもう一つの調節回路(8)が設けられ、前記調節回路において、もう一つ
の制御装置(9)は、混合気空燃比が前もって知った回転数依存する混合気空燃
比に応じて調節されるように、実質的に連続的に調節手段(6)に作用し、それ
により、混合気空燃比は、例えば、異なる回転数において実質的に一定であるよ
うな変更された回転数依存性が与えられることを特徴とする請求項1から16の
いずれかに記載の方法。
18.混合気A/Fが、例えば、最大効率又は最大燃料節約を達成するために
、又はこれらの二つの目的のいずれかと過剰回転保護との組み合わせを達成する
ために、異なる作動状態の間の所望レベルに自動的に調節されるように、キャブ
レター又は燃料噴射システムのような燃料供給部署(2)において内燃機関(1
)へ供給される燃料及び/又は空気を制御するための装置において、ワイヤによ
って少なくとも一つの調節手段(6,7;10,11)に接続された制御装置(
4)を具備し、前記手段は、例えば、機関燃料供給部署において燃料量に影響を
もたらすことによって機関混合気空燃比に影響をもたらすように配置され、複数
のワイヤによって、制御装置(4)は、鉄心のもう一つの足部(26)に配置さ
れたもう一つのコイル(27)に接続され、前記鉄心及び前記もう一つのコイル
(27)は、点火装置及び制御装置のエネルギ供給のための一体化装置(24)
に具備され、前記制御装置(4)は、前記コイルから、一方で制御装置(4)及
び調節手段(6,7;10,11)に電圧印加するのに利用され、他方で回転時
間の算出を可能にするために回転数情報(5)を受け取るのに使用される電圧パ
ルスを受け取ることを特徴とする装置。
19.制御装置(4)は、二つの調節手段(6,7;10,11)に接続され
、これらの一つが、燃料流の全体又は一部を短時間閉鎖することが意図された閉
鎖ソレノイド(7;11)からなり、第2調節手段が、例えば、DCモータによ
って作動される絞り弁(6;10)からなり、前記絞り弁は、制御装置(4)に
よって作用されることにより、所望のA/Fをもたらすために所望の絞り程度が
与えられることを特徴とする請求項18に記載の装置。
20.エネルギ貯蔵装置(28)は、もう一つのコイル(27)と制御装置(
4)の間に連結され、エネルギ貯蔵装置(28)は、AC信号をDC信号に変換
する要素と共に少なくとも一つのエネルギ貯蔵ためのコンデンサを含むことを特
徴とする請求項18又は19に記載の装置。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD),AM,AT,
AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C
Z,DE,DK,ES,FI,GB,GE,HU,JP
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LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO,NZ,P
L,PT,RO,RU,SD,SE,SI,SK,TJ
,TT,UA,US,UZ,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.混合気の空燃比が、例えば、最大効率、最大燃料節約、又はこれらの二つ の目的のいずれかと過剰回転保護との組み合わせを達成するために、種々の作動 状態に応じて所望レベルに自動的に調節されるように、キャブレター又は燃料噴 射システムのような燃料供給部署(2)において内燃機関(1)へ供給される燃 料及び/又は空気を制御するための方法において、回転数フィードバック調節回 路(3)では、エンジン(2)から回転数の情報(5)を受け取るフィードバッ ク制御装置(4)が、混合気空燃比の短時間変更を提供するために調節手段(6 ,7;10,11)に作用し、短時間のA/F変更に関して、複数の回転時間が 、例えば、各回転時間のために連続する二つの点火パルスの間の期間を測定する ことによって、測定され、少なくとも一つの回転時間は、実質的に短時間のA/ F変更によって影響されない回転数、好ましくは、エンジンの回転数に影響する 時間を有しないA/F変更にとって十分に早期な機関回転数に関するものであり 、一方、少なくとも一つの回転時間は、A/F変更によって影響される回転数に 関するものであり、これらの回転時間に基づき、影響されない及び影響された回 転数の間の少なくとも一つの回転時間の差が算出され、このように得られた差及 び記憶された情報に基づき、制御装置は、場合により、よりリッチ又はリーンな 混合気への所望の方向へ混合気A/Fを変更するために調節手段(6;10)に 作用し、この処理全体が回転数フィードバック調節回路(3)において繰り返さ れることを特徴とする方法。 2.測定された複数の回転時間は、実質的に短時間のA/F変更によって影響 されない回転数に関し、一方、複数の回転時間は、A/F変更によって影響され る回転数に関するものであり、これらの 回転時間に基づき、影響されない及び影響された回転数の間の複数の回転時間の 差が算出され、それにより、数種の平均値の算出が複数の差の利用によってもた らされることを特徴とする請求項1に記載の方法。 3.好ましくは約四つの測定された複数の回転時間は、実質的に短時間のA/ F変更によって影響されない回転数に関し、一方、好ましくは約四つの複数の回 転時間は、A/F変更によって影響される回転数に関するものであり、これらの 数の回転時間に基づき、影響されない及び影響された回転数の間の好ましくは約 四つの複数の回転時間の差が算出され、前記差の算出において、各回転時間は一 度だけ使用され、算出された差は連続制御に使用され、それにより、複数の差を 使用することによって、一種類の平均値の算出がもたらされ、これは制御機能の ために信頼性の基礎を提供することを特徴とする請求項1に記載の方法。 4.A/F変更は、空燃比のリーン化、すなわち、燃料量と空気量との間の比 の減少からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。 5.少なくとも一つの測定された回転時間は、機関回転数が短時間のA/F変 更によって影響された後の機関回転数の再安定後に起こる例えば100(図5〜 7において)の回転数rendに関するものであり、制御装置(4)は、前記回転 時間と、回転数又は回転時間に影響を与える時間を有しないA/F変更にとって 十分に早期である例えば1(図5〜7において)の回転数rstartに関する回転 時間との間の少なくとも一つの差を算出し、この差が、測定された回転時間を補 正するのに後で使用され、それにより、回転時間は、例えば、変化した加速又は 変化した負荷によって引き起こされる総括的な回転数変化を考慮して補正される ことを特徴とする請求項1 から4のいずれかに記載の方法。 6.回転時間の算出された差は、定数としてこの差を機能させることによって 測定された回転時間を補正するのに使用され、この補正において、未補正の回転 時間は、その回転数rがrendと等しい割合、すなわち、(r−rstart)/(rend −rstart)である割合で加えられ、それによって、rendは完全に補正され てrstartと同じレベルとされ、他方、rstartは補正されず、r=50は図5〜 7による例において補正値の約半分が与えられることを特徴とする請求項5に記 載の方法。 7.複数、例えば、全部の回転時間が測定され、これらの回転時間は、それら が呈する周波数変化に関してバンドパスフィルタが掛けられ、例えば、バンドパ スフィルタは周波数平面に作用し、こうして、回転時間曲線の変換が起こり、そ れにより、負荷又は加速の変化に関するゆるやかな変動が、急激な変動であるよ うに平坦化され、一方、短時間のA/F変更の結果として得られる回転時間の変 化の変動速度は、ほぼ影響されずに通過し、それにより、補正された回転時間が 得られることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の方法。 8.影響されない及び影響される回転数に関する補正された回転時間の間の好 ましくは四つの複数の差は、加算され、調節値の呼ばれて記憶され、この調節値 はA/Fを制御するために後で使用され、それにより、補正された回転時間の間 の複数の差に関する数種の平均値の算出がもたらされることを特徴とする請求項 6又は7に記載の方法。 9.調節値は、調節値が上限値及び下限値の間に位置しているか否かを検討す ることにより適正チェックされ、もし、位置している場合には、前記調節値はA /Fを制御するために後に利用され、も し、位置していない場合には、調節値が近傍限度値の値に変更され、A/Fの制 御のために後に使用されることを特徴とする請求項8に記載の方法。 10.好ましくは適正チェックされる複数の調節値は、累積調節値に加算され 、それにより、このようにある種の平均値の算出が複数の調節値のためになされ 、このような各調節値は混合気空燃比の特定の短時間変更に関連することを特徴 とする請求項9に記載の方法。 11.五のような所定の少ない数の調節値が、累積調節値と所定調節限度との 比較がもたらされる以前に、前記累積調節値に含まれることを特徴とする請求項 10に記載の方法。 12.累積調節値が、上側調節限度を上回り、又は下側調節限度を下回ること が提供されると、好ましくは燃料供給の変更によって、A/Fの調節がもたらさ れ、累積調節値と近傍の調節限度との間の差が前記変更の大きさを決定し、符号 が、方向、すなわち、よりリッチ又はリーンの混合気の方向を決定することを特 徴とする請求項11に記載の方法。 13.過剰回転保護がA/F制御装置に一体化され、制御装置(4)は、回転 数が限度回転数を越えているか否かをチェックし、もし、越えている場合には、 制御装置がプログラムの次の実行に匹敵して設定手段(6,7;10,11)に 作用可能にすることによって燃料供給を絞り、例えば、回転数が限度回転数等を まだ越えているならば燃料供給が絞られ続け、回転数が限度回転数をもはや越え ていない時には制御手段(4)がこの絞りを中止するように位置決め手段(6, 7;10,11)に作用し、A/F制御は制御装置において続けられ、それによ って、2ストロークエンジンに提供されたキャブレターにおいて、過剰回転保護 は、キャブレターへの燃 料供給が閉鎖ソレノイド(11)の閉鎖によって一又は複数の機関回転周期の間 停止されることになることを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の方 法。 14.燃料供給全体が短時間停止されることを特徴とする請求項1から13の いずれかに記載の方法。 15.燃料供給全体が一及び五の間の機関回転周期の期間停止されることを特 徴とする請求項14に記載の方法。 16.混合気A/Fの短時間の変更は、混合気空燃比の前回の短時間変更に続 く回転数の安定化の後に繰り返され、例えば、短時間の変更は、100機関回転 周期毎に繰り返されることを特徴とする請求項1から15のいずれかに記載の方 法。 17.回転数フィードバック調節回路(3)に加えて、非フィードバック回路 であるもう一つの調節回路(8)が設けられ、前記調節回路において、もう一つ の制御装置(9)は、混合気空燃比が前もって知った回転数依存する混合気空燃 比に応じて調節されるように、実質的に連続的に調節手段(6)に作用し、それ により、混合気空燃比は、例えば、異なる回転数において実質的に一定であるよ うな変更された回転数依存性が与えられることを特徴とする請求項1から16の いずれかに記載の方法。 18.混合気A/Fが、例えば、最大効率又は最大燃料節約を達成するために 、又はこれらの二つの目的のいずれかと過剰回転保護との組み合わせを達成する ために、異なる作動状態の間の所望レベルに自動的に調節されるように、キャブ レター又は燃料噴射システムのような燃料供給部署(2)において内燃機関(1 )へ供給される燃料及び/又は空気を制御するための装置において、ワイヤによ って少なくとも一つの調節手段(6,7;10,11)に接続された制御装置( 4)を具備し、前記手段は、例えば、機関燃料供給部 署において燃料量に影響をもたらすことによって機関混合気空燃比に影響をもた らすように配置され、複数のワイヤによって、制御装置(4)は、鉄心のもう一 つの足部(26)に配置されたもう一つのコイル(27)に接続され、前記鉄心 及び前記もう一つのコイル(27)は、点火装置及び制御装置のエネルギ供給の ための一体化装置(24)に具備され、前記制御装置(4)は、前記コイルから 、一方で制御装置(4)及び調節手段(6,7;10,11)に電圧印加するの に利用され、他方で回転時間の算出を可能にするために回転数情報(5)を受け 取るのに使用される電圧パルスを受け取ることを特徴とする装置。 19.制御装置(4)は、二つの調節手段(6,7;10,11)に接続され 、これらの一つが、燃料流の全体又は一部を短時間閉鎖することが意図された閉 鎖ソレノイド(7;11)からなり、第2調節手段が、例えば、DCモータによ って作動される絞り弁(6;10)からなり、前記絞り弁は、制御装置(4)に よって作用されることにより、所望のA/Fをもたらすために所望の絞り程度が 与えられることを特徴とする請求項18に記載の装置。 20.エネルギ貯蔵装置(28)は、もう一つのコイル(27)と制御装置( 4)の間に連結され、エネルギ貯蔵装置(28)は、AC信号をDC信号に変換 する要素と共に少なくとも一つのエネルギ貯蔵ためのコンデンサを含むことを特 徴とする請求項18又は19に記載の装置。
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