JPH09502802A - マルチセンサシステム - Google Patents

マルチセンサシステム

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JPH09502802A
JPH09502802A JP7509051A JP50905195A JPH09502802A JP H09502802 A JPH09502802 A JP H09502802A JP 7509051 A JP7509051 A JP 7509051A JP 50905195 A JP50905195 A JP 50905195A JP H09502802 A JPH09502802 A JP H09502802A
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Abstract

(57)【要約】 複数の流通試料セル(2)を含む、異なる試料採取導管間の交差電界活動を軽減するか、または少なくとも克服するマルチセンサ流通システムであって、各試料セル(2)が、独立しかつ分離された試料チャネル(16a、16b、...)内に設けられ、それによって各チャネル(16a、16b、...)内を流れる流体が、隣接するチャネル(16a、16b、...)内を流れる流体から分離されるシステム。マルチセンサシステムの一実施例では、各センサセル(2)が、他のすべてのユニットから分離された自律的かつ独立したユニットとして動作する。理想的には、各試料チャネル(16a、16b、...)も、交差チャネル効果が回避されるように、独立しておりかつ他の試料チャネル(16a、16b、...)から分離される。さらに、マルチセンサシステムでは、チャネル(16a、16b、...)の出口端部がウェル内に供給され、チャネルの端部とウェル内の流体の最上面との間に自由空間ができる。その他の改善点は、少なくとも一つの試薬室(4、5、6)を通る単一の入口導管(15)を使用し、それによって少なくとも一つの試薬が試料に添加され、その後試薬を添加された試料が複数の試料採取チャネル(16a、16b、...)内に入ることである。

Description

【発明の詳細な説明】 マルチセンサシステム 本発明は、いくつかの読取りを、それだけに限らないが特に同時に、行うこと ができる、複数の試料採取セルを含む流通形(flow-through)マルチセンサシス テムに関する。 添加物や混入物の存在について溶液を監視する場合、流通形試料システムを使 用することが好ましく、さらにいくつかの読取りを行って複数の混入物の存在を 識別できるようになされた試料システムを使用することが好ましい。理想的には 、試料システムは、いくつかの読取りを同時に行うようになされる。 溶液を試料採取する一つの方法は、水溶液からのイオン種を導電基板に電気化 学的に蓄積させ、次に電流を加えまたは反転することによってそのイオン種を基 板から除去することである。この技法は、アノードストリッピングボルタンメト リ(ASV)と呼ばれる。 ASVでは、ほぼ例外なく、個別の試料が使用される。しかし、特許権のある いくつかのアノードストリッピング装置では、流動試料が使用できるが、その全 体的プロセスは、その動作が周期的であるが、連続的ではない。すなわち、単一 の試料を採 取し、その後に複雑なプログラムが実行される。その間、流れは、装置の試料採 集部分内で停止する。このプロセスは本質上時間が長引くため、その持続時間が 1サイクル1時間に及ぶことも珍しくはない。したがって、その分析結果は、非 常にゆっくりと変化する状態に対して、または更新速度が重要でない場合にのみ 価値がある。 アノードストリッピング法は、主として、固体基板上で実行されるが、近年、 懸垂(HMD)/静的水銀滴技法の形で、水銀滴ポーラログラフ装置が改善され たことにより、この技法をASVで使用できるようになった。 この種類のポーラログラフ装置をASVに応用すれば、前例のない感度も今や 珍しいものではなくなる。こわれやすい性質のために研究室の作業台環境にある 程度限定され、また依然として主に個別の試料に制限されるが、ストリッピング サイクルの前およびその間中に、電子/電気化学パルス技法を適用することによ り、広い範囲の無機イオン種および有機イオン種で、感度が少なくとも10-1p pbに達する。そのような技法の一つは、示差パルスアノードストリッピングボ ルタンメトリ(DPASV)である。 DPASVは、その感度が同等であり、さらに重要なことに、試料の前処理が 通常不要であることから、原子吸光分析(AAS)の競争相手となっている。さ らに、吸着モードを印加すると、感度が10-2ppbにまで増加する。 前述のことから、ASVを使用して化学種を同定する前に、決定すべき個々の 各化学種の手がかりとなるを決定する必要があることが明らかであろう。これら は、例えば、各化学種の堆積、蓄積、還元および酸化の電位、試料の流量、掃引 速度、パルス速度およびその大きさ、信号応答の性質、すなわちそれが濃度範囲 に対して曲線であるかそれとも直線であるか、温度効果または交差感度等である 。 前記の特性は、同定すべきすべての金属について特定する必要があり、またN O2、−NO、−CO、−N=N−、−C=C−など、電気化学的に検出可能な 同定すべきすべての有機化学種、したがって、例えば、ニトロフェニル、アゾ化 合物およびジアゾ化合物、キノン、アルデヒド、ケトン、およびスチレンなど二 重結合を有する不飽和化合物などの分子についても特定する必要がある。 したがって、いくつかの具体的な例を示す。リンダン、 DDTおよびBHCおよびディールドリンの場合、分析は、炭素ハロゲン結合の 還元に依拠する。PCNB、2,4ジニトロ−6−シクロヘキシルフェノール、 メチルパラチオンはすべて、還元可能なニトロ基を含む。ジエチルジチオカルバ ミン酸ナトリウムやメチレンビスチオシアネートなどの化合物は、硫化水素基や チオシアン基などが存在するために検出可能である。 さらに、これらのいくつかの基はそれぞれ、還元プロセスについての全体的エ ネルギー要件、特に、分子の還元速度が大きい電位にそれら自体個々に寄与する 。 したがって、特に錯化合物や置換化合物の場合、そのような分子について電圧 走査で複数のピークが同定できる。これには、多数の分子をフィンガープリント できる利点がある。有機化学種の半波電位(還元電位)の測定値および若干の計 算値についての文献が出版されており、参照できる。 第2のしばしば重要な要因は、pHの役割である。例えば、炭素ハロゲン結合 の還元は、pHの値と無関係である。この要因は利用できる。したがって、酸性 またはアルカリ性媒質中で還元を試みた結果、その設備や還元経路などによって 還元プロセスが著しく変化することがある。この場合も、ピーク電位の シフトを使用して、電気化学分析に良好な効果を得ることができる。 前述のすべての知識が得られるにもかかわらず、マルチセンサシステムは、し ばしば動作しなかったり、偽の結果を生ずることが周知である。この正確な理由 は未詳である。それは、従来のシステムの構成および動作に関連すると示唆され ている。例えば、典型的なマルチセンサシステムは、複数の試料採取セルを含み 、その中を所与の溶液が流れる。その配置は、溶液が、複数の試料採取導管に分 かれている単一の導管を通して試料セルに供給されるようになっている。測定を 行った後、試料採取導管は、合流して単一の出口導管を形成する。この配置は、 試料セルの合流部位で、各試料採取電位の効果がなお存在するので、異なる試料 採取セル間に交差電界効果を誘起する可能性がある。したがって、交差電界効果 が発生する恐れがある。 本発明の目的は、この交差電界作用を克服するか、または少なくとも軽減する マルチセンサシステムを提供することである。 しかし、そのような交差電界作用が、従来のシステムに一般に関連する偽の読 取りの原因ではないこともあり得る。そのような偽の読取りの理由についての示 唆は、本発明の範囲に悪影 響を及ぼすことを意図するものではない。むしろ、本発明は、基礎となす科学的 推論にかかわらず、従来技術に特徴的な偽の読取りを克服する装置を提供するこ とに依拠するものである。 本発明によれば、複数の流通形試料セルを含む、流体試料中のいくつかの物質 を検出するためのマルチセンサ流通形システムであって、各試料セルが、独立し かつ分離された試料チャネル内に設けられ、それによって各チャネル中を流れる 流体が、隣接するチャネル中を流れる流体から分離されるシステムが提供される 。 本発明の一実施例では、各センサセルは、他のすべてのユニットから分離され た自律的かつ独立したユニットとして動作し、さらに各試料チャネルも、交差チ ャネル効果が回避されるように、他の試料チャネルから独立しかつ分離される。 さらに、本発明の他の実施例では、チャネルの出口端部は、ウェル(液だめ) 内に通じ、チャネルの端部とウェル内の流体の最上面との間に自由空間が設けら れる。 上記の配置では、本発明により、各試料チャネル内の試料溶液が、自由空間を 通過した後で、センサシステムから遠く離れた場所でのみ混合するようになる。 これにより、異なる試料溶 液間の交差電界効果が起こらなくなる。 装置は、少なくとも一つの試薬室を通る単一の入口導管を含み、それによって 少なくとも一つの試薬が試料に添加され、その後に試薬を添加された試料が前記 複数の試料採取チャネル内に入ることが好ましい。 本発明の実施例について、本発明によるマルチセンサ装置の概略図である添付 の図面を参照して、例示的にのみ以下に説明する。 図は、複数のセンサ2を含むセンサセルバンク1を含むマルチセンサシステム を示す。この図で、各センサ2は、予め選択したASV読取りを行って試料溶液 中の予め選択した化学種の存在を識別できるようになされている。センサ2は、 任意の好ましいアレイとして配置できる。 前記センサシステム1の上流には、室4、5および6を含む試薬システム3が 設けられている。室4は、少なくとも一つの予め選択した試薬、例えば緩衝試薬 が試料溶液に入って、試料溶液のpHを制御できるようになされている。室6は 、配位子に特異的な化学種の同定を容易にするために、少なくとも一つの予め選 択した配位子が試料溶液に添加されるようになされて いる。 前記センサシステム1の下流には、廃試薬回収システム7が設けられている。 システム7は任意選択である。 センサ1および/またはシステム7の下流には、試料溶液を廃棄部9に送るよ うになされたポンプ手段8が設けられている。 電子回路10がセンサシステム1の下流に設けられており、センサ2からの試 料採取情報にコンピュータ(PC)11がアクセスし照合できるようにそれに接 続されている。 電子回路10とコンピュータ11またポンプ8の動作用の電源12が設けられ ている。 試薬、特に水銀イオンがシステムを通過するのを制御するための、弁手段を含 む制御手段13が設けられている。理想的には、少なくとも一つの弁が各試料チ ャネル内に設けられる。弁手段は、弁制御線14によって制御手段13に接続さ れる。理想的には、水銀イオンがめっきのためにすべてのセルに同時に送られる ように各導管に弁手段を設ける。 マルチセンサシステムは、単一の入口導管を含む入口15を備える。試料溶液 は、試薬システム3に入り、理想的には、室4、5および6を通る経路をたどっ て予め選択した樹脂、試薬、 配位子などにさらされる。 試料溶液は、前述の方法で添加または調整された後、試薬システム3から出て 、単一の試料セル2を備える複数の独立し分離された導管16a、16bに入る 。各試料セル2は、試料溶液中の予め選択した化学種の濃度をASVによって測 定するようになされているので、各試料セル2は、特徴的電気化学的シグナチャ を有する。このシグナチャは、同定すべき化学種によって決まる。したがって、 各試料セルを通る各試料溶液は、異なる電気化学電界を受ける。読取りが行われ た後、この読取りの結果が、電子システム10を介してコンピュータ11に送ら れ、そこで読取りが照会され解釈される。次いで、このプロセスの結果は、操作 員が読み取れるように適切な手段上に表示される。 センサセル2を通過する試料溶液は、試料チャネル16a、16b、16c、 16d.....16n内に残り、廃試薬回収システムに入る。 廃試薬回収システム7は、イオン交換樹脂装置など、従来のシステムである。 あるいは、各チャネルから予め選択した化学種をストリップするために、ASV で使用される技法が適用さ れる。したがって、各チャネルごとに適切な電極が設けられ、その電極に電位が 印加されて化学種が除去される。これを繰り返して、複数の化学種を除去するこ ともできる。 廃試薬回収システム7を通過した後、独立し分離された試料チャネル16a、 16b、16c、16d.....16nは、ポンプ8によって試料廃棄部9に 送られる。 上記のすべてにおいて、試料チャネル16a、16b、16c、16d... ..16nは、分離され離れている。 図には示されていないが、試料チャネル16a、16b、16c、16d.. ...16nは、ウェル内に通じる。試料チャネルの端部は、ウェル内の溶液の 最上面より上に位置し、したがって試料チャネルから出た流体は、自由空間を通 過した後にウェル内で混合される。したがって、隣接する試料チャネル内の試料 溶液同士の接触が回避され、最終的に隣接する試料溶液同士の電気化学的接触が 効果的に遮断される。 複数の分離され独立した試料チャネルを含む電気化学マルチセンサシステムを 提供することにより、従来技術に付随する偽の読取りが克服され、したがってA SV技法を使用してマルチセンサ読取りを行うことが可能になる。これは、今ま では不可 能であった。したがって、本発明者等は、意外なことに、各試料チャネルおよび 関連する試料セルを単に分離することによって、マルチセンサ電気化学システム を動作させる方法を実現した。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年9月22日 【補正内容】 マルチセンサシステム 本発明は、いくつかの読取りを、それだけに限らないが特に同時に、行うこと ができる、複数の検知セルを含む流通形(flow-through)マルチセンサシステム に関する。 添加物や混入物の存在について溶液を監視する場合、流通形試料システムを使 用することが好ましく、さらにいくつかの読取りを行って複数の混入物の存在を 識別できるようになされた試料システムを使用することが好ましい。理想的には 、試料システムは、いくつかの読取りを同時に行うようになされる。 溶液を試料採取する一つの方法は、水溶液からのイオン種を導電基板に電気化 学的に蓄積させ、次に電流を加えまたは反転することによってそのイオン種を基 板から除去することである。この技法は、アノードストリッピングボルタンメト リ(ASV)と呼ばれる。 ASVでは、ほぼ、例外なく個別の試料が使用される。しかし、特許権のある いくつかのアノードストリッピング装置では、流動試料が使用できるが、その全 体的プロセスは、その動作が周期的であるが、連続的ではない。すなわち、単一 の試料を採 取し、その後に複雑なプログラムが実行される。その間、流れは、装置の試料採 集部分内で停止する。このプロセスは本質上時間が長引くため、その持続時間が 1サイクル1時間に及ぶことも珍しくはない。したがって、その分析結果は、非 常にゆっくりと変化する状態に対して、または更新速度が重要でない場合にのみ 価値がある。 アノードストリッピング法は、主として、固体基板上で実行されるが、近年、 懸垂(HMD)/静的水銀滴技法の形で、水銀滴ポーラログラフ装置が改善され たことにより、この技法をASVで使用できるようになった。 この種類のポーラログラフ装置をASVに応用すれば、前例のない感度も今や 珍しいものではなくなる。こわれやすい性質のために研究室の作業台環境にある 程度限定され、また依然として主に個別の試料に制限されるが、ストリッピング サイクルの前およびその間中に、電子/電気化学パルス技法を適用することによ り、広い範囲の無機イオン種および有機イオン種で、感度が少なくとも10-1p pbに達する。そのような技法の一つは、示差パルスアノードストリッピングボ ルタンメトリ(DPASV)である。 DPASVは、その感度が同等であり、さらに重要なことに、試料の前処理が 通常不要であることから、原子吸光分析(AAS)の競争相手となっている。さ らに、吸着モードを印加すると、感度が10-2ppbにまで増加する。 前述のことから、ASVを使用して化学種を同定する前に、決定すべき個々の 各化学種の手がかりとなる指標を決定する必要があることが明らかであろう。こ れらは例えば、各化学種の堆積、蓄積、還元および酸化の電位、試料の流量、掃 引速度、パルス速度およびその大きさ、信号応答の性質、すなわちそれが濃度範 囲に対して曲線であるかそれとも直線であるか、温度効果または交差感度等であ る。 前記の特性は、同定すべきすべての金属について特定する必要があり、またN O2、−NO、−CO、−N=N−、−C=C−など、電気化学的に検出可能な 同定すべきすべての有機化学種、したがって、例えば、ニトロフェニル、アゾ化 合物およびジアゾ化合物、キノン、アルデヒド、ケトン、およびスチレンなど二 重結合を有する不飽和化合物などの分子についても特定する必要がある。 したがって、いくつかの具体的な例を示す。リンダン、DD TおよびBHCおよびディールドリンの場合、分析は、炭素ハロゲン結合の還元 に依拠する。PCNB、2,4ジニトロ−6−シクロヘキシルフェノール、メチ ルパラチオンはすべて、還元可能なニトロ基を含む。ジエチルジチオカルバミン 酸ナトリウムやメチレンビスチオシアネートなどの化合物は、硫化水素基やチオ シアン基などが存在するために検出可能である。 さらに、これらのいくつかの基はそれぞれ、還元プロセスについての全体的エ ネルギー要件、特に、分子の還元速度が大きい電位にそれら自体個々に寄与する 。 したがって、特に錯化合物や置換化合物の場合、そのような分子について電圧 走査で複数のピークが同定できる。これには、多数の分子をフィンガープリント できる利点がある。有機化学種の半波電位(還元電位)の測定値および若干の計 算値についての文献が出版されており、参照できる。 第2のしばしば重要な要因は、pHの役割である。例えば、炭素ハロゲン結合 の還元は、pHの値と無関係である。この要因は利用できる。したがって、酸性 またはアルカリ性媒質中で還元を試みた結果、その設備や還元経路などによって 還元プロセスが著しく変化することがある。この場合も、ピーク電位の シフトを使用して、電気化学分析に良好な効果を得ることができる。 前述のすべての知識が得られるにもかかわらず、マルチセンサシステムは、し ばしば動作しなかったり、偽の結果を生ずることが周知である。この正確な理由 は未詳である。それは、従来のシステムの構成および動作に関連すると示唆され ている。例えば、典型的なマルチセンサシステムは、複数の試料採取セルを含み 、その中を所与の溶液が流れる。その配置は、溶液が、複数の試料採取導管に分 かれている単一の導管を通してセンサセルに供給されるようになっている。測定 を行った後、試料採取導管は、合流して単一の出口導管を形成する。この配置は 、センサセルの合流部位で、各検知電位の効果がなお存在するので、異なる検知 セル間に交差電界効果を誘起する可能性がある。したがって、交差電界効果が発 生する恐れがある。 欧州特許出願EP0529155A1号は、特定の化学種について流体試料を 分析する際に妨害化学種の影響を補償できる連続流アノードまたはカソードスト リッピングボルタンメータを開示している。この装置は、二つの試料セルを含み 、その中を試料溶液が流れる。一方の試料セルは、イオン種が試料溶液 中に存在する状態で問題の特定のイオン種または分子種に特徴的な電位範囲にわ たって溶解電流を測定することによって流体試料を分析し、他方のセルは、イオ ン種が流体試料から除去された状態で問題の特定のイオン種または分子種に特徴 的な電位範囲にわたって溶解電流を測定することによって流体試料を分析する。 二つの結果の差を出す。次いで、二つの試料セルからの流体試料が、試料セルの 下流で混合する。この出願に開示された配置は、前述のような交差電界効果を受 ける可能性がある。同様に、そのような装置を複数台併用してマルチセンサシス テムを形成した場合、そのシステムは、この出願に開示されたような手段を講じ なければ、交差電界効果を受けることになる。 J Wangの論文「On line sensors for trace metals」,International Laboratory,vo l.13,no.7(1983年9月)は、ストリッピング分析用のオンライン ストリッピング分析システムを開示している。しかしながら、この文献は、交差 電界効果を克服する手段または方法を開示していない。 本発明の目的は、この交差電界作用を克服するか、または少 なくとも軽減するマルチセンサシステムを提供することである。 しかし、そのような交差電界作用が、従来のシステムに一般に関連する偽の読 取りの原因ではないこともあり得る。そのような偽の読取りの理由についての示 唆は、本発明の範囲に悪影響を及ぼすことを意図するものではない。むしろ、本 発明は、基礎となす科学的推論にかかわらず、従来技術に特徴的な偽の読取りを 克服する装置を提供することに依拠するものである。 本発明によれば、複数の流通形試料セルを含む、流体試料中のいくつかの物質 を検出するためのマルチセンサ流通形システムであって、各試料セルが、独立し かつ分離された試料チャネル内に設けられ、各試料チャネルの出口端部がウェル (液だめ)内に通じ、マルチ流通形センサシステムは、試料流体がマルチセンサ 流通形システム中を流れるときに、 各試料チャネル中を流れる流体が、他の試料チャネル内を流れる流体から分離 され、 試料チャネルの端部とウェル内の流体の最上面との間に自由空間が形成され、 各試料チャネル内の異なる試料溶液間に交差電界効果が生じないようにするため 、ウェル内の流体と混合される前に、流体が自由空間を通らなければならないよ うに配置 される。 上記の配置では、本発明により、各試料チャネル内の試料溶液が、自由空間を 通過した後で、センサシステムから遠く離れた場所でのみ混合するようになる。 これにより、異なる試料溶液間の交差電界効果が起こらなくなる。 本発明の一実施例では、各センサセルは、他のすべてのユニットから分離され た自律的かつ独立したユニットとして動作し、さらに各試料チャネルも、交差チ ャネル効果が回避されるように、他の試料チャネルから独立しかつ分離される。 装置は、少なくとも一つの試薬室を通る単一の入口導管を含み、それによって 少なくとも一つの試薬が流体試料に添加され、その後に試薬を添加された流体試 料が前記複数の試料採取チャネル内に入ることが好ましい。 本発明の実施例について、本発明によるマルチセンサ装置の概略図である添付 の図面を参照して、例示的にのみ以下に説明する。 図は、複数のセンサ2を含むセンサセルバンク1を含むマルチセンサシステム を示す。この図で、各センサ2は、予め選択したASV読取りを行って試料溶液 中の予め選択した化学種の 存在を識別できるようになされている。センサ2は、任意の好ましいアレイとし て配置できる。 前記センサシステム1の上流には、室4、5および6を含む試薬システム3が 設けられている。室4は、少なくとも一つの予め選択した試薬、例えば緩衝試薬 が試料溶液に入って、試料溶液のpHを制御できるようになされている。室6は 、配位子に特異的な化学種の同定を容易にするために、少なくとも一つの予め選 択した配位子が試料溶液に添加されるようになされている。 前記センサシステム1の下流には、廃試薬回収システム7が設けられている。 システム7は任意選択である。 センサ1および/またはシステム7の下流には、試料溶液を廃棄部9に送るよ うになされたポンプ手段8が設けられている。 電子回路10がセンサシステム1の下流に設けられており、センサ2からの試 料採取情報にコンピュータ(PC)11がアクセスし照合できるようにそれに接 続されている。 電子回路10とコンピュータ11またポンプ8の動作用の電源12が設けられ ている。 試薬、特に水銀イオンがシステムを通過するのを制御するた めの、弁手段を含む制御手段13が設けられている。理想的には、少なくとも一 つの弁が各試料チャネル内に設けられる。弁手段は、弁制御線14によって制御 手段13に接続される。理想的には、水銀イオンがめっきのためにすべてのセル に同時に送られるように各導管に弁手段を設ける。 マルチセンサシステムは、単一の入口導管を含む入口15を備える。試料溶液 は、試薬システム3に入り、理想的には、室4、5および6を通る経路をたどっ て予め選択した樹脂、試薬、配位子などにさらされる。 試料溶液は、前述の方法で添加または調整された後、試薬システム3から出て 、単一のセンサセル2を備える複数の独立し分離された導管16a、16bに入 る。各センサセル2は、試料溶液中の予め選択した化学種の濃度をASVによっ て測定するようになされているので、各センサセル2は、特徴的電気化学的シグ ナチャを有する。このシグナチャは、同定すべき化学種によって決まる。したが って、各センサセルを通る各試料溶液は、異なる電気化学電界を受ける。読取り が行われた後、この読取りの結果が、電子システム10を介してコンピュータ1 1に送られ、そこで読取りが照会され解釈される。次いで、 このプロセスの結果は、操作員が読み取れるように適切な手段上に表示される。 センサセル2を通過する試料溶液は、試料チャネル16a、16b、16c、 16d.....16n内に残り、廃試薬回収システムに入る。 廃試薬回収システム7は、イオン交換樹脂装置など、従来のシステムである。 あるいは、各チャネルから予め選択した化学種をストリップするために、ASV で使用される技法が適用される。したがって、各チャネルごとに適切な電極が設 けられ、その電極に電位が印加されて化学種が除去される。これを繰り返して、 複数の化学種を除去することもできる。 廃試薬回収システム7を通過した後、独立し分離された試料チャネル16a、 16b、16c、16d.....16nは、ポンプ8によって試料廃棄部9に 送られる。 上記のすべてにおいて、試料チャネル16a、16b、16c、16d... ..16nは、分離され離れている。 図には示されていないが、試料チャネル16a、16b、16c、16d.. ...16nは、ウェル内に通じる。試料チャネルの端部は、ウェル内の溶液の 最上面より上に位置し、 したがって試料チャネルから出た流体は、自由空間を通過した後にウェル内で混 合される。したがって、隣接する試料チャネル内の試料溶液同士の接触が回避さ れ、最終的に隣接する試料溶液同士の電気化学的接触が効果的に遮断される。 複数の分離され独立した試料チャネルを含む電気化学マルチセンサシステムを 提供することにより、従来技術に付随する偽の読取りが克服され、したがってA SV技法を使用してマルチセンサ読取りを行うことが可能になる。これは、今ま では不可能であった。したがって、本発明者等は、意外なことに、各試料チャネ ルおよび関連する試料セルを単に分離することによって、マルチセンサ電気化学 システムを動作させる方法を実現した。 請求の範囲 1.複数の流通形センサセルを含む、流体試料中のいくつかの物質を検出するた めのマルチセンサ流通形システムであって、各センサセルが、独立しかつ分離さ れた試料チャネル内に設けられ、各試料チャネルの出口端部がウェル内に通じ、 マルチ流通形センサシステムは、試料流体がマルチセンサ流通形システム中を流 れるときに、 各試料チャネル中を流れる流体が、他の試料チャネル内を流れる流体から分離 され、 試料チャネルの端部とウェル内の流体の最上面との間に自由空間が形成され、 各試料チャネル内の異なる試料溶液間に交差電界効果が生じないようにするため 、ウェル内の流体と混合される前に、流体が自由空間を通らなければならないよ うに配置される。 2.各センサセルが、他のすべてのユニットから分離された自律的かつ独立した ユニットとして動作する請求の範囲第1項に記載のマルチセンサシステム。 3.各試料チャネルも他の試料チャネルから独立しかつ分離さ れる請求の範囲第2項に記載のマルチセンサシステム。 4.さらに、センサが、少なくとも一つの試薬室を通る単一の入口導管を含み、 それによって少なくとも一つの試薬が流体試料に添加され、その後に試薬を添加 された流体試料が複数の試料採取チャネル内に入る請求の範囲第1項から第3項 のいずれか一項に記載のマルチセンサシステム。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 なくとも一つの試薬が試料に添加され、その後試薬を添 加された試料が複数の試料採取チャネル(16a、16 b、...)内に入ることである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.複数の流通形試料セルを含む、流体試料中のいくつかの物質を検出するため のマルチセンサ流通形システムであって、各試料セルが、独立しかつ分離された 試料チャネル内に設けられ、それによって各チャネル内を流れる流体が、隣接す るチャネル内を流れる流体から分離されるマルチセンサシステム。 2.各センサセルが、他のすべてのユニットから分離された自律的かつ独立した ユニットとして動作する請求の範囲第1項に記載のマルチセンサシステム。 3.各試料チャネルも他の試料チャネルから独立しかつ分離される請求の範囲第 2項に記載のマルチセンサシステム。 4.チャネルの出口端部がウェル内に通じ、チャネルの端部とウェル内の流体の 最上面との間に自由空間が形成される請求の範囲第1項から第3項のいずれか一 項に記載のマルチセンサシステム。 5.さらに、センサが、少なくとも一つの試薬室を通る単一の入口導管を含み、 それによって少なくとも一つの試薬が試料に添加され、その後に試薬を添加され た試料が複数の試料採取チ ャネル内に入る請求の範囲第1項から第4項のいずれか一項に記載のマルチセン サシステム。
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