JPH09503403A - ポリマーウエブに微細孔および微細エンボスを形成する方法 - Google Patents
ポリマーウエブに微細孔および微細エンボスを形成する方法Info
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Abstract
(57)【要約】
それぞれ複数の微細孔を有するパタン形成面と反対側面とを有する形成構造(15、50)の表面形状に合致するように、実質的に平坦なポリマーフィルムの実質的に連続ウエブ(10)に微細孔および微細エンボスを形成するする連続的多段法。各形成構造はその形成面の孔からその反対側面まで開く。フィルムウエブは無限長、第1面、第2面および厚さを有する。この厚さは第1面と第2面との間隔である。この方法は順次に少なくとも2形成段階を含み、その第1段階は第1形成構造(15)の微細孔と一致するようにフィルムウエブに孔を形成し、第2段階は第2形成構造(50)の微細孔の輪郭に対してフィルムウエブを形状合致させる。
Description
【発明の詳細な説明】
ポリマーウエブに微細孔および微細エンボスを形成する方法
技術分野
本発明は実質的に平坦なポリマーフィルムの実質的に連続的ウエブに対して1
つまたは複数の形成構造のパタンと一致するように微細孔および微細エンボスを
形成する方法に関する。
発明の背景
以前から使い捨て吸収性製品技術においては、予想される接触箇所、例えばト
ップシートおよび/またはバックシートにおいてユーザに対して乾燥した布様表
面感触を与える使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁ブリーフなどの吸収性製
品の製造がきわめて望ましい事は知られていた。
この用途においてはしばしば織成または不織繊維ウエブがその快適な感触の故
に使用されていたが、ポリマーウエブが多くの環境において繊維ウエブよりも望
ましい流体搬送特性と流体保持特性とを示す事が判明した。
Curro(カロ)ほかに対して発行された米国特許第4,629,643号
は、少なくとも片面において柔らかな絹様感触を生じる微細孔付きポリマーウエ
ブを開示している。このウエブの絹様感触面は、ウエブと観察者の眼との間の垂
直間隔が少なくとも約12インチである場合、正常の肉眼で容易に判別できない
ような個別の溶岩状突起パタンを示す。表面突起の密度は平方インチあたり少な
くとも約3,600であり、隣接表面突起の中心間隔は約25ミルを超えない。
各表面突起はこの表面突起の生じる面に対して実質的に垂直方向の高さを有し、
この高さに対して直角に測定された最大断面寸法は約20ミルを超えない。各表
面突起の頂点は、その最大高さ点と実質的に一致した少なくとも1つの微細孔を
有する。この微細孔はその外周に多数の薄い不規則形状の花弁を示す。これらの
微細孔は各表面突起の圧縮抵抗および剪断抵抗と着用者の皮膚との接触圧を低下
させる不連続性を生じて、ウエブの感触が一般に柔らかで絹様と感じられる。
Curro(カロ)ほかの微細孔付きウエブは使い捨て吸収性製品のバックシ
ートおよび/またはトップシートとして使用するに適しているが、このウエブは
隣接微細孔間のフィルムウエブ部分が実質的に平坦であるので、なおもプラスチ
ックウエブの印象を与える可能性がある。
従って、本発明の目的は、柔らかで絹様の感触を与え、また布様外観または非
プラスチック外観を与える微細孔付きプラスチックウエブを提供するにある。
本発明のプラスチックウエブ、リボンおよびフィルムの説明に使用される「微
細孔付き」とは、三次元形成構造の表面に対して形状合致させられて、その両面
が形成構造の断面に対応する三次元孔パタンを示し、観察者の眼とウエブワイヤ
面との垂直間隔が約12インチである時にパタンを成す孔が正常な肉眼では個々
に識別できないようなウエブ、リボンおよびフィルムを言う。またこの場合、本
発明のプラスチックウエブ、リボンおよびフィルムの説明に使用される「微細エ
ンボス付き」とは、三次元形成構造の表面に対して形状合致させられ、その両面
が形成構造の断面に対応する三次元孔パタンを示し、観察者の眼とウエブワイヤ
面との垂直間隔が約12インチである時にパタンを成す表面突起が正常な肉眼で
は個々に識別できないようなウエブ、リボンおよびフィルムを言う。
発明の概要
本発明は特に好ましい実施態様において、微細孔および微細エンボス付きポリ
マーウエブの多段製造法に関するものである。対向両面を相互に流体連通させる
多数の微細孔を有する第1形成構造の上に連続的にフィルムウエブを支承させる
。前記第1形成構造はフィルムウエブの走行方向に平行な方向に移動して、フィ
ルムウエブを前記方向に搬送する。前記微細孔を有する前記第1形成構造の前記
運
動方向に沿った箇所において前記フィルムウエブの厚さ方向に第1流体差圧を実
質的に連続的に加える。前記流体差圧は前記形成構造中の前記微細孔と一致する
区域において前記フィルムウエブを破断させる程度に強力である。このようにし
て、フィルムウエブに対して高圧液体ジェットを加える事によって、フィルムウ
エブの孔形成が実施される。対向両面を相互に流体連通させる多数の微細孔を有
する第2形成構造上に前記の微細孔を有するフィルムウエブが連続的に支承され
る。前記第2形成構造は前記微細孔を有するフィルムウエブの走行方向に平行な
方向に移動して前記微細孔を有するフィルムウエブを前記方向に搬送する。前記
微細孔を有する前記第2形成構造の前記運動方向に沿った箇所において前記微細
孔を有するフィルムウエブの厚さ方向に第2流体差圧を実質的に連続的に加える
。前記第2流体差圧は前記微細孔を有するフィルムウエブを前記第2形成構造の
微細孔と実質的に一致する形状に押圧する程度に強力であるが、同時に前記第1
流体差圧によって形成された前記微細孔の一体性を保持して、微細孔と微細エン
ボスとを有するフィルムウエブを形成する。このようにして微細孔付きフィルム
ウエブは、このウエブに対して高圧液体ジェットを加える事によって第2形成構
造と実質的に一致した形状に押圧される。
好ましくは、前記微細孔付きフィルムウエブは、第1形成構造と接触したその
面が第2形成構造と接触しないように第2形成構造上に送られる。
本発明の好ましい実施態様において、実質的に平坦なポリマーフィルムの実質
的に連続的ウエブに穿孔しエンボシングして微細孔と微細エンボスとを有するポ
リマーウエブを形成する連続的多段装置を提供する。前記装置は前記フィルムウ
エブを連続的に支承する第1形成構造を含む。前記第1形成構造はその両面を相
互に流体連通させる多数の微細孔を有する。またこの装置は、前記第1形成構造
を前記フィルムウエブの走行方向に対して平行方向に移動させる手段を含む。ま
た前記第1形成構造の前記運動方向に沿った箇所において前記フィルムウエブの
厚さ方向に第1流体差圧を実質的に連続的に加える手段が備えられる。前記流体
差圧は前記形成構造中の前記微細孔と一致する区域において前記フィルムウエブ
を破断させる程度に強力であって、微細孔を有するウエブを形成する。前記装置
は前記微細孔を有するフィルムウエブを連続的に支承する第2形成構造を含む。
前記第2形成構造はその両面を相互に流体連通させる多数の微細孔を有する。前
記装置は前記第2形成構造を前記微細孔を有するフィルムウエブの走行方向に平
行な方向に運動させる手段を含む。前記第2形成構造の前記運動方向に沿った箇
所において前記微細孔を有するフィルムウエブの厚さ方向に第2流体差圧を実質
的に連続的に加える手段が備えられる。前記第2流体差圧は前記微細孔を有する
フィルムウエブを前記第2形成構造の微細孔と実質的に一致する形状に押圧する
程度に強力であるが、同時に前記第1流体差圧によって形成された前記微細孔の
一体性を実質的に保持する。
図面の簡単な説明
以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明するが本発明はこれに限
定されない。これらの付図において、
第1図は本発明による2段階式フィルム形成法の概略図である。
第1A図は第1図の方法の変形例を示し、実質的に平坦のポリマーフィルムの
供給ロールの代わりに第1形成構造上に溶融樹脂のウエブを押出す押出器を備え
た構造を示す概略図である。
第1B図は第1形成構造上において第1流体差圧を受けた後のポリマーウエブ
の状態を示す拡大部分図である。
第1C図は第1形成構造から除去された前記ポリマーウエブの部分拡大写真で
ある。
第1D図は第2形成構造上に供給された複数の微細孔を有するポリマーウエブ
の部分拡大断面図であって、その反対面が第2形成構造と接触させられ、次に第
2流体差圧を受けた状態を示す拡大断面図である。
第1E図は第1図に図示の2段成形処理を受けたポリマーウエブの部分拡大写
真である。
第2図は第1図に図示の方法によって第1流体差圧がウエブに加えられる際に
ポリマーウエブを支承するために使用される第1形成構造の拡大部分図である。
第3図は第1図に図示の方法によって第1流体差圧がウエブに加えられる際に
ポリマーウエブを支承するために使用する事のできる他の形成構造の拡大部分図
である。
第4図は本発明の2段式形成法の他の実施態様の概略図。
第4A図は第1図に図示のものと類似の第1流体差圧を受けた後のポリマーウ
エブの状態を示す部分断面図である。
第4B図は第4図の第1形成構造から除去された後のポリマーウエブの状態を
示す部分拡大図、
第4C図は第1形成構造から除去された後に裏返す事なく第2顕微鏡断面形成
構造上に供給され次に第2流体差圧を受けたウエブの状態を示す拡大断面図であ
る。また
第4D図は第4図に図示の2段階形成工程の終了後に得られたウエブの拡大断
面図である。
本発明の詳細な説明
本発明は特に使い捨ておむつ、生理用ナプキン、成人用失禁ブリーフなどの使
い捨て吸収性製品上のバックシートとして使用するに適した微細孔および微細エ
ンボスを有するプラスチックウエブの製造のコンテキストにおいて説明されるが
、本発明はこのような用途に限定されるものではない。それどころか、本発明は
先行技術のウエブ形成工程を使用して得られなかった特性、特徴、外観、微細構
造などを示すプラスチックフィルムまたはウエブの製造が望ましい任意の用途に
お
いてきわめて有効に実施される。本発明のウエブの構造および使い捨て吸収性製
品のバックシートとしての用法の詳細な説明から、当業者は容易に他の用途に適
したウエブの製造に本発明を適用する事ができるであろう。
本発明の特に好ましい多相連続ウエブ形成工程が第1図に詳細に図示されてい
る。第1図に図示の実施態様において、ポリエチレンなどのポリマー材料から成
る実質的に平坦なフィルムのウエブ10が供給ロール1から第1形成ドラム18
の表面上に供給され、このドラム28回りに形成構造15が導入されるウエブと
実質的に同一速度で連続的に回転する。形成ドラム18は好ましくはその内部に
配置された真空チャンバ20を含み、この真空チャンバ20は前記の移動形成構
造15に対して静止する。真空チャンバ20の始点および終点と近似的に一致す
る一対の静止そらせ板25、30が好ましくは移動形成構造15の外側面に隣接
して配置される。静止そらせ板25、30の中間に、好ましくはポリマーフィル
ムウエブ10が吸引チャンバを横断する際にこのウエブ10に対して流体差圧を
加えるための手段が配置される。図示の実施態様において、流体差圧アプリケー
タ手段は高圧流体ノズル35を含み、このノズル35は水などの流体ジェット4
0をウエブ10の全幅にそって実質的に均一に排出する。この液体ノズル35の
構造、位置および作動圧に関する詳細は同一譲渡米国特許第4,695,422
号に完全に記載され、この米国特許を引例とする。
第2図に拡大図示された形成構造15の部分はその表面の全部または一部にそ
って配置された複数の小孔16を含む。使い捨ておむつのバックシートに使用す
る場合、これらの孔は代表的には約1ミル乃至約10ミルの範囲内のサイズを有
する。これらの孔の間隔は、得られるウエブにおいて所望のように規則的パタン
を成しまたはランダム配置する事ができる。このような型の適当な三次元管状形
成部材の構成法は同一譲渡米国特許第4,508,256号および第4,509
,908号に記載され、これらの米国特許を引例とする。
形成構造15が前記の同一譲渡特許に開示されたラミナー構成技術を使用して
製造される場合、形成構造15中の孔16は任意所望の形状または断面を有する
事ができる。
あるいは管状形成構造15は非ラミナー構造とし、孔16の所望のパタンをレ
ーザ穿孔法または類似の方法によって形成する事ができる。また可撓性材料から
成り一対のロール回りに連続的に作動するベルトまたは類似物を使用する事がで
きる。後者の場合、可撓性ベルトの歪を防止するため、一般に流体差圧を受ける
可撓性ベルトの下方に適当な支持体を使用する事が望ましい。
ポリマーウエブ10の微細孔を形成するために使用する事のできるさらに他の
適当な形成構造は第3図において拡大図示されたような織成ワイヤメッシュ11
5を含む。この場合、複数の交差フィラメント117、118が相互に織成され
て、形成構造115の表面上に第3図に図示のような関節パタンを成す。これら
の織成されるワイヤメッシュフィラメントは金属材料またはポリマー材料から成
る事ができる。この織成ワイヤメッシュ形成構造115を構成するフィラメント
117、118は、それぞれ約3ミル乃至約7ミルの直径を有しまた平方インチ
あたり約140×140乃至約80×80の範囲内のメッシュカウントを有し、
この織成ワイヤメッシュは第1図に図示のようなノズル35から出る高圧液体ジ
ェット40を受けた時に非常に柔らかな感触の孔ウエブを成す。このようなウエ
ブの中に形成される比較的小さな孔は交差フィラメントの中に形成された空隙1
16に対応する。
当業者には明かなように、形成構造の表面およびその中に形成された孔のサイ
ズに対するポリマーウエブ10の形状合致度は、液体ジェット40を受ける際の
フィルム10の温度、ジェット40をフィルム表面に加える圧力、ジェットを成
す液体の温度、液体ジェットの流量などのファクタによって影響される。
一般に、ウエブに対して加えられる流体差圧が真空の形である場合、導入され
るフィルム10の温度が高いほど、この形状合致度と孔形成度が高くなる。しか
しウエブに加えられる流体差圧が第1図に図示のように高圧液体ジェットの形で
ある場合、一般に導入されるウエブは溶融状態よりも固体状態である事が好まし
い。第1A図に図示の実施態様の場合、通常の押出器101から押出された溶融
樹脂ウエブ10が一対のチルロール3、4の間に供給され、次に形成構造15上
に供給されて実質的に冷却され、次に液体ジェット40の下方を通る。
導入されるポリマーウエブ10の材質がなんであれ、ウエブが液体ジェット4
0の下方を通過した後に、その状態は全体として第1B図に図示のようになる。
この時点において、形成構造15の比較的小さい孔16に対応する微細孔または
微細孔11がフィルム10の中に形成されている。各微細孔11の縁回りに形成
された小さな溶岩状尖端部分13は破断直前まで薄くなったフィルムの状態を表
わす。
フィルムに対して第1流体差圧を加えた後に微細孔を形成されたポリマーウエ
ブ10が第1微細形成構造15の表面から、アイドラロール45回りに、第1C
図に拡大図示された状態で除去される。各微細孔11の回りに尖端部分13が存
在するので、形成構造15に接触したウエブ面17は液体ジェット40によって
接触されたウエブ面14(図示されない)よりもはるかに柔らかな感触を示す。
従って一般にウエブ面17はウエブ面14よりも着用者の接触面として好ましい
。
第1図のウエブ形成工程の第1段階の終了後に、微細孔を形成されたウェブ1
0は形成工程の第2段階、すなわち微細エンボシング段階に送られ、または一時
的貯蔵のための巻き取りステーションに送られる。後者の場合、第2段階は後日
、別の場所で実施される。
ウエブ10の表面17に与えられる望ましい感触の故に、微細エンボシングを
受けるウエブは形成ドラム58回りに作動する第2形成構造50の上に供給され
る際にウエブの反対側面14が形成構造50と接触するように配置される。形成
ドラム58は全体として形成ドラム18に類似し、その内部に静止真空チャンバ
55を有する。静止そらせ板70、80が真空チャンバ55の前端と後端に一致
するように配置されて第2流体差圧区域を画成し、この区域の中に全体としてと
して前記の液体ノズル35と類似の第2液体ノズル90が配置されている。液体
ノズル90はウエブ10が下方を通過する際にウエブの表面17に対して比較的
高圧の液体ジェット100を排出する。
形成構造50はウエブ10に孔を形成するためでなく、エンボシングするため
に使用されるのであるから、好ましくはノズル90の圧力と流量はノズル35の
圧力および流量とは無関係に調整される。さらに詳しくは、ノズル90の圧力と
流量は、フィルムウエブが第2形成構造50の上に供給される際にエンボシング
のみを成しウエブの孔を形成しないようにノズル35の圧力および流量より低く
設定される。
形成構造50は、その表面全体または一部にそって大体形成構造15のものと
類似の多数の比較的小さい孔を含む。これらの孔は代表的には直径約1ミル乃至
約10ミルの範囲内のサイズを有する。これらの孔の間隔は、得ようとするウエ
ブにおいて所望のように規則的パタンとしまたはランダム配置する事ができる。
特に好ましい形成構造は第3図の織成ワイヤメッシュ115と同様の織成ワイヤ
メッシュとする。このワイヤメッシュは相互に織成された複数の交差フィラメン
トを含む。これらのフィラメントの直径は約3ミル乃至約7ミルの範囲内であり
、メッシュカウントは平方インチあたり約120×120乃至約60×60であ
る。特に好ましい実施態様においては、第2形成構造のメッシュカウントは第1
形成構造のメッシュカウントより小とする。好ましくは第2形成構造のメッシュ
カウントは第1形成構造のメッシュカウントより平方インチあたり少なくとも2
0フィラメント小とし、さらに好ましくは少なくとも30フィラメント、最も好
ましくは約40フィラメント小とする。
第1C図から明かなように、微細孔11を含むフィルムウエブ10は形成構造
50の外側面上に、その面14が形成構造と接触しその面17が流体ノズル90
に向けられるように送給される。従って、孔11の小尖端13がノズル90の方
に向けられる。
プラスチックフィルムウエブ10がノズル90の下を通過する際にこのウエブ
上に生じる効果は第1D図において拡大断面で詳細に図示されている。さらに詳
しくは、ウエブ10は、微細孔11の全部または大部分を破壊する事なく形成構
造50の示す顕微鏡的断面形状をとる。当業者には明かなように、ウエブが溶融
状態ではなく固体状態にある間に多段成形工程の第2段階が実施される限り、第
2段階に導入されるウエブの固有特性すなわち第1段階で導入された特性が保持
される。その結果、ウエブ10は多数の微細エンボス12を示す。
第2段階の終了後に微細孔と微細エンボスを備えたポリマーウエブ10が形成
構造50から除去され、アイドラロール110、120の回りに掛け回され、次
の一時的貯蔵のために巻き取りステーションに送られ、または直接に変換ライン
に送られて、使い捨て吸収性製品などの仕上がり製品構造に加工される。
第1E図に図示のウエブの拡大顕微鏡写真に見られるように、完全に処理され
たプラスチックウエブ10は微細孔または微細孔11のパタンと、微細エンボス
または微細エンボス12のパタンとを示す。孔尖端13によってウエブ10に与
えられる感触の故に、このウエブは皮膚との持続的接触に好適であると知覚され
る。また微細エンボス12によってウエブに与えられる視覚的印象の故に、この
ウエブは布様感触を与え、プラスチックが皮膚に接触した時に多くの着用者の感
じる抵抗感を低減させる事ができる。
第4図は本発明の他の多段式ポリマーウエブ形成工程の概略図である。第1図
の工程と同様に、第4図の工程は別々の2段階で実施される。第4A図および第
4B図をそれぞれ第1B図および第1C図と比較すれば明かなように、フィルム
ウエブ10の中に微細孔11を備える第1段階は本質的に同様である。しかし第
4図の実施態様においては、フィルムウエブは第1図と類似の第2形成構造50
上に、裏返す事なくそのまま送られる。従って面17が形成構造50と接触し、
面14は流体ノズル90から出る液体ジェット100によって接触される。
制止そらせ板70、80の位置を逆転させまた成形ドラム58の回りの形成構
造50の回転方向を逆転した事以外、第4図に図示の工程の第2段階は第1図の
第2段階と本質的に同様である。ウエブが流体ノズル90の下を通過した後に得
られたウエブ断面を第4C図において10’で示す。
制止そらせ板80の通過後に、微細孔と微細エンボスを備えたフィルムウエブ
10がアイドラロール110の回り通って、一時的貯蔵のための適当な巻き取り
装置に送られ、またはウエブを使用する最終製品の形に加工される。
第2形成構造50から除去されたウエブ10’の最終断面を第4D図に拡大図
示する。完全に処理されたプラスチックフィルムウエブ10’は微細孔または微
細孔11’のパタンと微細エンボスまたは微細エンボス12’のパタンとを示す
。
当業者には明かなように、多段形成構造を使用する本発明の工程は単式形成構
造によって形成された微細孔および微細エンボスを有するウエブの示す特性に対
してはるかに大きな適応性を示す。
また、当業者には明かなように、ポリマーウエブの表面全体を本発明の方法に
よって処理する必要はない。例えば、ウエブの別々の特定区域のみに微細孔と微
細エンボスを備える事が望ましい場合がある。
以下、本発明を二、三の実施例について詳細に説明するが本発明はこれに限定
されない。
実施例 1
第1図に図示の2段階方式によって微細孔と微細エンボスとを有するウエブを
段階的に形成する。導入されるウエブ(10)は厚さ0.001インチのポリエ
チレンウエブである(19952、デラウエア、ハリングトン、コンソリデーテ
ッド・サーモプラスチック #24765)。このウエブ(10)が形成構造(
15)の中に毎分500フィートの速度で導入され、高圧水ジェット(40)を
受ける。水温は165°F、水圧は約1000psig、ウエブ幅のクロスマシ
ン方向インチあたりの水流量は約10ガロン/分である。形成構造は、0.00
37インチワイヤから成る120×120メッシュスクリーン織成ワイヤである
(21613、メリーランド、ケンブリッジ、ケンブリッジ・ワイア・クロス・
カンパニー)。第1段階において製造されるウエブは直径約0.004インチの
多数の小孔を含み、これらの孔の密度は両方向において線インチあたり120孔
である。この微細孔を有するウエブをテーク・アップロール上に巻き取る。第2
段階は前記のようにして得られた微細孔ウエブの6インチ×12インチ部分を別
の形成構造上に巻き付ける事によって実施される。この形成構造は、0.003
7インチワイヤから成る60×60あや織りメッシュスクリーンの織成ワイヤで
ある。微細孔ウエブをこの形成構造上に裏返して巻き付け(この場合、小毛管ネ
ットワークが第2高圧液体ノズルの方に向けられるように配置し)、毎分約50
0フィートのウエブ速度で高圧水ジェットを加える。水温は120°F、水圧は
約300psig、またウエブ幅のクロスマシン方向インチあたりの水流量は約
5ガロン/分であった。
実施例 II
微細孔および微細エンボスを有するウエブを、第1図に図示の工程の2段階に
よって形成した。導入されるウエブ(10)は厚さ0.001インチのポリエチ
レンウエブである(19952、デラウエア、ハリングトン、コンソリデーテッ
ド・サーモプラスチック #24765)。このウエブ(10)が形成構造(1
5)の中に毎分500フィートの速度で導入され、高圧水ジェット(40)を受
ける。水温は165°F、水圧は約1000psig、ウエブ幅のクロスマシン
方向インチあたりの水流量は約10ガロン/分である。形成構造は、0.003
7インチワイヤから成る100×100メッシュスクリーン織成ワイヤである(
21613、メリーランド、ケンブリッジ、ケンブリッジ・ワイア・クロス・カ
ンパニー)。この微細孔を有するウエブをテーク・アップロール上に巻き取る。
第2段階は前記のようにして得られた微細孔ウエブの6インチ×12インチ部分
を別の形成構造上に巻き付ける事によって実施される。この形成構造は、0.0
037インチワイヤから成る40×40スケーア・クロス・メッシュスクリーン
の織成ワイヤである。微細孔ウエブをこの形成構造上に裏返して巻き付け(この
場合、小毛管ネットワークが第2高圧液体ノズルの方に向けられるように配置し
)、毎分約500フィートのウエブ速度で高圧水ジェットを加える。水温は12
0°F、水圧は約300psig、またウエブ幅のクロスマシン方向インチあた
りの水流量は約5ガロン/分であった。
本発明は前記の説明のみに限定されるものでなく、その主旨の範囲内において
任意に変更実施できる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD),AM,AU,
BB,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,EE,G
E,HU,JP,KG,KP,KR,KZ,LK,LR
,LT,LV,MD,MG,MN,NO,NZ,PL,
RO,RU,SI,SK,TJ,TT,UA,UZ,V
N
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 実質的に平坦なポリマーフィルムの実質的に連続ウエブにパーフォレー ションおよびエンボシング加工して微細孔および微細エンボスを有するポリマー ウエブを形成する連続的多段法において、前記方法は、 (a)多数の微細孔を有する第1形成構造上に前記フィルムウエブを連続的に 支承し、前記第1形成構造の微細孔はこの形成構造の対向両面を相互に流体連通 させ、前記第1形成構造は前記フィルムウエブの走行方向に平行な方向に移動し て前記フィルムウエブを前記方向に搬送する段階と、 (b)前記微細孔を有する前記第1形成構造の前記運動方向に沿った箇所にお いて前記フィルムウエブの厚さ方向に第1流体差圧を実質的に連続的に加え、前 記流体差圧は前記形成構造中の前記微細孔と一致する区域において前記フィルム ウエブを破断させる程度に強力であって、微細孔を有するウエブを形成する段階 と、 (c)多数の微細孔を有する第2形成構造上に前記の微細孔を有するフィルム ウエブを連続的に支承し、前記第2形成構造の微細孔はこの第2形成構造の対向 両面を相互に流体連通させ、前記第2形成構造は前記微細孔を有するフィルムウ エブの走行方向に平行な方向に移動して前記微細孔を有するフィルムウエブを前 記方向に搬送する段階と、 (d)前記微細孔を有する前記第2形成構造の前記運動方向に沿った箇所にお いて前記微細孔を有するフィルムウエブの厚さ方向に第2流体差圧を実質的に連 続的に加え、前記第2流体差圧は前記微細孔を有するフィルムウエブを前記第2 形成構造の微細孔と実質的に一致する形状に押圧する程度に強力であるが、同時 に前記第1流体差圧によって形成された前記微細孔の一体性を実質的に保持して 、微細孔と微細エンボスとを有するフィルムウエブを形成する段階とを含む事を 特 徴とする方法。 2. 前記微細孔を有するフィルムウエブは、このフィルムウエブの前記第1 形成構造と接触した面が前記第2形成構造と接触しないように前記第2形成構造 上に送られる事を特徴とする請求項1に記載の方法。 3. 前記微細孔を有するフィルムウエブは前記第1形成構造から前記第2形 成構造に、これらの形成構造の間に形成されたニップを通して転送される事を特 徴とする請求項2に記載の方法。 4. 前記フィルムウエブの前記孔形成は前記フィルムウエブに対して高圧液 体ジェットを加える事によって実施される事を特徴とする請求項1乃至3のいず れかに記載の方法。 5. 前記微細孔を有するフィルムウエブはこのフィルムウエブに対して高圧 液体ジェットを加える事によって前記第2形成構造と実質的に形状合致するよう に押圧される事を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の方法。 6. 前記第1および第2形成構造は特定メッシュカウントを有する織成ワイ ヤメッシュを含み、前記第2形成構造の前記特定のメッシュカウントは前記第1 形成構造の前記特定のメッシュカウントより小である事を特徴とする請求項1乃 至5のいずれかに記載の方法。 7. 実質的に平坦なポリマーフィルムの実質的に連続的ウエブに穿孔しエン ボシングして微細孔と微細エンボスとを有するポリマーウエブを形成する連続的 多段装置において、前記装置は、 (a)前記フィルムウエブを連続的に支承する第1形成構造であって、前記第 1形成構造はその両面を相互に流体連通させる多数の微細孔を有する第1形成構 造と、 (b)前記第1形成構造を前記フィルムウエブの走行方向に対して平行方向に 移動させる手段と、 (c)前記第1形成構造の前記運動方向に沿った箇所において前記フィルムウ エブの厚さ方向に第1流体差圧を実質的に連続的に加える手段であって、前記流 体差圧は前記形成構造中の前記微細孔と一致する区域において前記フィルムウエ ブを破断させる程度に強力であって、微細孔を有するウエブを形成する装置と、 (d)前記微細孔を有するフィルムウエブを連続的に支承する第2形成構造で あって、前記第2形成構造はその両面を相互に流体連通させる多数の微細孔を有 する第2形成構造と、 (e)前記第2形成構造を前記微細孔を有するフィルムウエブの走行方向に平 行な方向に運動させる手段と、 (f)前記第2形成構造の前記運動方向に沿った箇所において前記微細孔を有 するフィルムウエブの厚さ方向に第2流体差圧を実質的に連続的に加え、前記第 2流体差圧は前記微細孔を有するフィルムウエブを前記第2形成構造の微細孔と 実質的に一致する形状に押圧する程度に強力であるが、同時に前記第1流体差圧 によって形成された前記微細孔の一体性を実質的に保持するように成す手段とを 含む事を特徴とする装置。 8. 前記微細孔を有するフィルムウエブを前記第2形成構造上に、このフィ ルムウエブの前記第1形成構造と接触した面が前記第2形成構造と接触しないよ うに送る手段を含む事を特徴とする請求項7に記載の装置。 9. 前記フィルムウエブの厚さ方向に前記第1および第2流体差圧を加える 前記手段は前記フィルムウエブ上に向けられた高圧液体ジェットを含む事を特徴 とする請求項7または8のいずれかに記載の装置。 10. 前記第1および第2形成構造は特定メッシュカウントを有する織成ワ イヤメッシュを含み、前記第2形成構造の前記特定のメッシュカウントは前記第 1形成構造の前記特定のメッシュカウントより小である事を特徴とする請求項7 乃至9のいずれかに記載の装置。
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