JPH09503953A - 身体組織を貫通するための腹腔鏡器具 - Google Patents

身体組織を貫通するための腹腔鏡器具

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JPH09503953A JP7528824A JP52882495A JPH09503953A JP H09503953 A JPH09503953 A JP H09503953A JP 7528824 A JP7528824 A JP 7528824A JP 52882495 A JP52882495 A JP 52882495A JP H09503953 A JPH09503953 A JP H09503953A
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Abstract

(57)【要約】 本発明によれば、外面にねじ山が設けられたカニューレが提供される。カニューレは遠位端及び近位端を有し、遠位端は、トロカールを使用することなく容易且つ安全に体腔にアクセスすべく身体の壁組織を切断し、貫通する手段を備えている。また、本発明は、トロカールをもたないカニューレを用いて、体腔にアクセスする方法に関する。カニューレはその外面にねじ山が設けられ、カニューレは遠位端及び近位端を備え、遠位端は、トロカールを使用することなく容易且つ安全に体腔にアクセスすべく身体の壁組織を切断し、貫通する手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】 身体組織を貫通するための腹腔鏡器具技術分野 本発明は、内視鏡手術を行なうため種々の体腔にアクセスする装置、より詳し くは、患者の前腹壁を貫通することにより、ビデオスコープを用いて、又は用い ることなく、腹腔鏡手術を行なうために腹膜腔にアクセスするための安定したト ロカールレスカニューレに関する。発明の背景 ビデオスコープを用いて、又は用いることなく、腹腔鏡を含む内視鏡で外科手 術を行なうことは現在では一般的なことである。腹腔鏡の主要な長所は、最小の 合併症発現率の小さな切開部を介して広範囲の外科手術が行なわれる領域にアク セスするのには極く小さな切開部だけが必要とされることである。本発明に至る までは、腹腔鏡手術中の腹膜腔へのアクセスは、後述のように、トロカール組立 体、すなわち2つの主要コンポーネンツであるトロカール(栓子)及びカニュー レ(トロカール管)からなる手術器具を用いて行なわれていた。トロカール組立 体のカニューレの遠位端は鈍く、従って、腹膜腔にアクセスするには、前腹壁の 種々の層を穿刺するトロカールの能力に頼っている。伝統的に、腹腔鏡の貫通時 には、ほぼカニューレの直径に相当するサイズをもつ小さな切開部が皮膚及びこ の下の組織に形成され、また、トロカールの先端(先端部)を受け入れるのに充 分なサイズをもつ一層小さな切開部が前筋膜鞘に形成されることもある。次に、 ベレス針(Veress needles)を切開部及びこの下の組織を通して腹膜腔内に挿入 し、腹膜腔にCO2ガスを吹き込み、そして、トロカール組立体を挿入する前に 腹膜腔からベレス針を引き抜く。次に、トロカールの遠位端が切開部により露出 された身体の壁層と接触するようにして、カニューレ内に配置されたトロカール の遠位端を設置しそしてトロカールを組織を通して挿入する。トロカールの近位 端に圧力を加えることにより、トロカールの鋭い遠位端を、トロカールがカニュ ーレを支持しながら腹膜腔内に入るまで、腹壁の種々の層を通して押し込む。次 いで、腹膜へのアクセス路としてカニューレを残して、トロカールを引抜く。種 々の形式の手術器具及びビデオ器具をカニューレを通して膜腔内に挿入し、患者 の腹内で種々の手術ができるようにする。 従来の腹腔鏡トロカールの使用に関して多くの欠点がある。主な欠点は、第1 に、前腹壁の層を通してトロカールを挿入するために、通常、大きな初期力を要 することであり、第2に、「盲」手術になることである。最初に加えられる力に よって、トロカールが、不意に、必要であるすなわち所望であるより深く腹腔内 に挿入され、患者の腹の主要血管又は他の内臓器官に損傷を与えることは珍しく ない。これらの損傷は重大であり、致命的であることもある。 以下に使用するように、用語「トロカール」とは、中実の鋭くとがった器具即 ちトロカール管すなわちカニューレに挿通される栓子をいい、「カニューレ」と は、内視鏡視覚及びビデオスコープ用器具及びガス又は液体を受け入れることが できる中空鞘すなわちスリーブをいう。器具について用いられる用語「遠位端」 とは、身体内に導入される器具の端をいい、用語「近位端」とは、手術中に身体 外に留まる端をいう。 内視鏡用トロカールが開発され且つ広く使用されていることは、腹腔を含む体 腔へのアクセスに使用される装置の設計において解決すべき欠点及び問題に関心 を集中させることに役立っている。これらの設計に多くの変更及び改善がなされ ているけれども、上記問題は解決されていない。このような変更の一例として、 引っ込み可能なスリーブを備えたトロカールがある。トロカールの鋭い先端が腹 膜腔に入るやいなや、ばね機構によってスリーブがトロカールの鋭い先端上にパ チンと飛び出すことにより、トロカールの先端が接触する器官への損傷を防止す る。しかしながら、この機構には問題がある。トロカールに加えられる力の結果 として、トロカールの先端は該先端の前方の腹膜を押し、先端が腹膜に貫通する 前及び間に腹膜を前方に「テント」状に突き出す。貫通するとトロカールの先端 を包囲する腹膜が先端に密着してこれを抱き込むため、腹膜の孔をスリーブが通 ることが防止又は遅延される。トロカールの先端が腹膜を貫通するとき、スリー ブが先端全体を覆うことができないと、トロカールの先端又はその鋭いベベル状 縁部が腹壁内の器官に与える損傷を防止できなくなる。 トロカール組立体は種々の方法で改善されているけれども、腹腔にアクセスす るのにカニューレのみを使用する装置、すなわち、トロカールを使用しない装置 、は全く開示されていない。米国特許第5,147,376号は、截頭円錐端に丸い縁を 備えた切刃を有するねじ付き截頭円錐状ビットを備えたトロカール針を開示する 。米国特許第4,191,191号は、長いカニューレを通して挿入するための細長い鋭 くとがった器具を開示し、この鋭くとがった器具は、その先端にねじを有し且つ その手元側部分にクランク組立体を有している。米国特許第5,217,441号は、ト ロカールが挿通される2つのねじ付きスリーブを備えたトロカール貫入深さ表示 器を開示する。米国特許第5,258,003号は、カニューレに挿通されるトロカール であって、そのテーパ状の遠位端の外面にねじが形成されたトロカールを開示す る。遠位端は可撓性先端で終端し、該可撓性先端に中空針が挿通される。針は、 この遠位端が腹膜腔に入るときの圧力の変化を表示する手段と連通している。米 国特許第5,209,736号は、大径のトロカール外側管と、該外側管の遠位端を越え て遠位端側に延びている小径のトロカール内側管とを備えたトロカール組立体装 置を開示する。小径トロカール管の遠位端はテーパ状になっており、該テーパ状 端部の外面には、トロカールを身体の層に通すためのねじが設けられている。 上記特許及び現在使用されている器具では、トロカール、又は、カニューレ内 の器具が身体の層を穿刺し又は切断して、腹膜腔にアクセスする。また、トロカ ールの前進はその近位端側部分に加えられる力の結果として達成される。力は、 トロカールが挿通される皮膚面に対して実質的に垂直に加えられ、カニューレは 、トロカールにより創成される孔を通ってトロカールと一緒に導入される。前述 のように、尖ったトロカールは、腹腔鏡手術中に腹の内臓を損傷する主要原因の 1つである。 本発明の主目的は、現在知られている装置のもつ上記欠点を回避できる、内視 鏡手術のために体腔にアクセスする、安全で、使用及びメインテナンスが容易で 、安価な装置及び方法を提供することにある。 本発明の他の目的は、腹膜腔にアクセスすることを目的とするカニューレであ って、トロカールなしで、膜腔内に入るための、身体の壁層を切断し且つ貫通す る手段がカニューレの遠位端に設けられたカニューレを提供することにある。 本発明の更に別の目的は、前腹壁を通してカニューレを腹膜腔内に挿入する方 法であって、身体壁に対して実質的に90°の角度で加えられる力ではなく、回 転移動により、腹膜を含む身体壁の層を通してカニューレを前進させる方法を提 供することにある。カニューレのこの回転進入により、内視鏡手術中に組織及び 器官に損傷を与える可能性が大幅に低下される。 本発明は、環境問題、より詳しくは、使用済みカニューレ及び汚染カニューレ の廃棄及びそのコストの点で有効である。環境的に優しい生物分解性材料で作ら れたカニューレの廃棄は、簡単且つ安価である。また、カニューレ又はその一部 を再使用可能な形態にしたものは、殺菌後には安全に使用でき、且つ廃棄しなけ ればならない莫大な数の使用済み汚染器具を減少させる。発明の要約 本発明により提供されるカニューレは、その全長に亘って管孔が延びており且 つ外面にはねじが設けられている。本発明のカニューレは、遠位端及び近位端を 有し、遠位端には、トロカールを使用することなくして体腔にアクセスするため の、身体の壁層を穿孔し、切断し且つ貫入する手段が設けられている。また、本 発明は、トロカールをもたないカニューレを使用して体腔にアクセスする方法に 関し、この方法は、(a)全長に亘って延びている管孔を備えたカニューレを設 けるステップを有し、カニューレは遠位端及び近位端を備え、遠位端は、前腹壁 の組織層を切断しかつ貫通し、そして、トロカール又は栓子を使用しないで回転 移動させることにより、カニューレの遠位端を腹膜腔に安全にアクセスさせる手 段を備え、貫通手段は、鋭くても鈍くてもよい先端と、上方マージン(上方へり )及び下方マージン(下方へり)を備えた少なくとも1つのフックからなり、上 方マージンは、その一部が鈍く且つ一部が鋭く、又はその全長が鋭く又は鈍く形 成され、下方マージンは、その一部が鈍く且つ一部が鋭く、又はその全長が鋭く 又は鈍く形成されており、(b)皮膚及びこの下に位置し且つ前筋膜に至る組織 に、カニューレを通すのに充分なサイズの小さな切開部を形成するステップと、 (c)前筋膜に窓を創成するため、前記ステップ(b)における切開部よりも小 さな切 開部を前筋膜に形成するステップとを有し、窓は、カニューレのフックの先端を 前筋膜の直ぐ下に受け入れ且つ先端と係合するのに充分なサイズを有し、(d) 前筋膜の孔により露出された組織に対してカニューレの遠位端を配置するステッ プと、(e)該ステップ(d)の組織とフックの先端とを係合させるステップと 、(f)カニューレが、その本体の周囲に気密シールを維持しつつ、前筋膜の窓 をカニューレの本体を受け入れるのに充分な大きさに拡張するように、カニュー レの近位端をフックの尖点が向いている方向に回転させ、カニューレの遠位端が 腹膜腔内に配置されるまで、カニューレの本体を、前腹壁の層に通すステップと を更に有している。図面の簡単な説明 本発明の目的及び長所は、添付図面に関連して述べる以下の詳細な説明を参照 することにより容易に明らかになるであろう。 第1図は、本発明によるヘッド部分を備えたカニューレを示す斜視図である。 第2図は、皮膚切開部及び該切開部の下の腹側筋膜の小さな切開部を示す平面 図である。 第3図は、腹膜腔内に入る前の本発明によるカニューレの遠位端側部分を示す 前腹壁の縦断面図である。 第4図は、腹膜腔内に配置された本発明によるカニューレの遠位端を示す前腹 壁の縦断面図である。 第5図は、本発明によるカニューレの別の形態を示す側面図であり、ヘッド部 分は縦断面図で示されている。 第6図は、本発明によるカニューレを示す斜視図である。 第7図は、カニューレのヘッド部分を示す部分断面図である。 第8図は、カニューレの本体部分からヘッド部分を取り外すことができるよう に構成した本発明によるカニューレの一実施例を示す分解側面図である。 第9図は、第3図又は第4図に示したカニューレの遠位端を示す拡大図である 。 第10図〜第30図は、本発明によるカニューレの別の実施例の遠位端を示す 拡大図である。 第31図は、テーパ状の遠位側部分を備えた本発明によるカニューレを示す部 分側面図である。 第32図は、カニューレの本体に2条ねじが設けられた本発明のカニューレの 本体を示す拡大部分図である。 第33図及び第34図は、第32図に示したカニューレの遠位端の別の形態を 示す拡大端面図である。 第35図は、ギザギザ付きヘッド部分を備えた本発明によるカニューレを示す 側面図である。 第36図は、カニューレの本体の外面に溝が設けられた本発明によるテーパ状 カニューレの本体を示す拡大部分図である。 図面において、同一参照番号は同類の構成要素を示す。発明の詳細な説明 本発明は、長い間の懸案であった問題を解決し且つ本発明の分野に存在する要 望を満たすものである。 本発明は体腔にアクセスする装置、例えばビデオスコープを用いた、又は用い ない、内視鏡用装置に関する。以下、第1図〜第36図を参照して本発明を説明 する。第1図は、近位端2及び遠位端3を備えたカニューレ1を示す。カニュー レ1の近位端2は、番号4bで示す箇所で本体部分6に取り付けられるヘッド部 分4を支持する。本体部分6はカニューレの遠位端3で終端し、該遠位端3には 、腹膜腔にアクセスするため前腹壁の層を切断し且つ貫通する手段が設けられて いる。破線10aで示す連続管孔10がカニューレ1の全長に亘って延びている 。ヘッド部分4の上縁部すなわち自由縁部4aの外周部はダイアフラム12で覆 われている。ダイアフラム12の中央部には開口14が設けられており、該開口 14を通してカニューレ1の管孔10が外部環境と連通している。ヘッド部分4 に取り付けられたガス入口弁すなわち流体入口弁16が、中空管16aとカニュ ーレの管孔10とを連結する。中空管16aにはガス源(図示せず)を取り付け ることができる。弁ハンドル16bが弁16を開閉し、カニューレ1への、及び カニューレ1からの、ガスの流れを制御する。ダイアフラムの下のヘッド部分内 には、管孔を遮断するためのフラップ弁(図示せず)又は他のシーリング手段が 配置されている。カニューレ1の本体部分6の外面には丸縁部を有するねじ18 が設けられており、該ねじ山18は、遠位端3に至る全体に亘っては延びていな い。ねじ山は螺旋状に配置され且つ本体部分の外面全体に又はその一部に配置す ることができる。ねじ山は、切刃縁、鈍い縁又は丸い縁を有し、ねじ山の基部又 は頂部を幅広にすることができ、また、ねじ山は、カニューレが身体壁の層を通 るときに前筋膜窓の拡張及び組織の拡大を容易にする。 カニューレの遠位端の終端部には、鋭い先端部又は丸い先端を備えたフックす なわち突出部が設けられている。フックすなわち突出部は、下方の自由マージン (縁)と、フックの先端とカニューレの残部とを連結する上方のマージン(縁) とを有している。フックの先端及び/又は上方マージンの一部又は全部及び/又 は下方マージンの一部又は全部は、前腹壁の層を穿孔し、切断し及び貫通する手 段を構成し、カニューレの遠位端が腹膜腔内に入り得るようにする。上方マージ ン及び/又は下方マージンはこれらの全体を鈍く又は鋭く形成することができる 。或いは、上方マージン及び/又は下方マージンの一部のみを鋭く形成すること ができる。また、鋭いマージンの切刃面は、斜面がカニューレの管孔に向かって 内方を向くか、又は外方、すなわち管孔から離れる方向、を向くようにベベル状 に形成することができる。第1図において、遠位端3のフック8は丸い先端8a 及び鋭い上縁部8bを有する。下縁部8bは鈍い。 好ましい実施例は、上方マージンの上部の丸い先端、鈍い下縁部、鋭い切刃縁 、及び上方マージンの下部、すなわち、丸い先端に隣接する上方マージンの一部 、の鈍い非切刃縁を備えたフックを有している。上方マージンの丸い先端、鈍い 下縁部及び鈍い下部は、腹膜腔内でカニューレの前方の組織及び器官を単に押す だけであるから、組織に損傷を与える可能性が最小になる。カニューレの本体の 外面のねじ山は遠位端まで延びている。遠位端にねじ山が存在することがフック の先端を含む下方マージンを厚くし、従って強化する。ねじ山は丸縁部を有し、 これが、組織に損傷を与える可能性を更に小さくする。各ねじ山の頂は基部より 広い。かくして、ねじ山は腹膜腔及び腹壁内でフランジのように機能し、カニュ ーレの近位端又はカニューレを通って挿入される器具に引張り力が加えられると き、 ねじ山は、カニューレの位置を維持する補助をし且つカニューレの遠位端が腹膜 腔から滑り出ることを防止する。 丸い先端と鈍くて切断できない上方マージンとを備えたフックを有する別の好 ましい実施例では、丸い先端が筋膜層に至る組織と深く係合し、カニューレを反 復回転させることにより、丸い先端が内部組織層に貫入し且つ腹膜腔内に入る。 第2図〜第4図を参照して、このカニューレの使用方法について説明する。第 2図に示すように、図示しないカニューレの横方向直径を受け入れるのに充分な サイズの小さな切開部202を皮膚204に形成する。切開部には、前筋膜20 8に至る下方の皮下組織206を含めるのがよく、或いは、鈍い切開により皮下 組織206を分離してもよい。次に、一層小さな切開部210を前筋膜208に 形成し、カニューレ(図示せず)のフックの先端を受け入れ且つ該先端と係合す るのに充分なサイズの窓が前筋膜208の直ぐ下に創成される。第3図は、皮膚 切開部202を通って挿入されカニューレのフック8の先端8a及び下方マージ ン8cが、前筋膜208の孔210により露出された組織212と接触し且つフ ック8の先端8aが組織212と係合している、カニューレ1の遠位端部分を示 す。第4図は、貫通手段、カニューレ1の直径及びねじ18が前筋膜208の窓 すなわち孔210を切断し且つ引っ張って、カニューレ1の本体6の周囲に気密 シールを維持しつつカニューレの本体を受け入れることができるように、カニュ ーレの近位端(図示せず)で、フック8の先端8aが向いた方向に充分な圧力を 維持しながらカニューレの近位端を反復回転させた後のカニューレの位置を示し ている。使用者はカニューレの近位端を回転させ続け、カニューレ1の遠位端3 が腹膜腔216内に僅かに入った状態に配置されるまで、カニューレを組織層2 12を通して前筋膜208に深く挿入する。遠位端が腹膜214を穿孔し且つ腹 膜腔216に入ることができる充分な大きさとなるように、使用者は加えられる 回転力を容易に調節及び制御できる。このパラグラフで説明するように、カニュ ーレは、切開部を通って腹膜腔内に挿入される最初の器具である。他の実施例と して、切開部を通してベレス針を挿入し、該ベレス針を通して腹膜腔にガスを吹 き込みそしてつベレス針を引き抜いた直後にカニューレを挿入してもよい。 また、本発明のカニューレ及びその使用方法を腹膜腔に関連して説明したが、 本発明の装置及び使用方法は、例えばこのような器具がアクセスできるあらゆる 体腔への内視鏡的アクセスに関するものであり、胸膜腔、心膜腔、硬膜腔、縦隔 膜腔、関節腔、及び腹膜後腔に限定されるものではない。 また、腹腔鏡(光源に取り付けられた腹腔鏡)及びビデオモニタをカニューレ の近位端に挿入することができ、これにより、カニューレが腹壁の組織を通って 腹膜腔内に前進されるとき、使用者が、カニューレの管孔を介して又はビデオモ ニタ上で、カニューレの遠位端及びカニューレの前方の組織を観察することがで きる。これにより、目で確認しながらカニューレを見ながら導入することができ る。 以下、添付図面を参照して、本発明の多くの実施例を説明する。 第5図は、実質的に直方体のヘッド部分4を備えたカニューレ1を示す。ヘッ ド部分の縦断面図は、カニューレの長さ方向に延びた連続管孔10の存在を示し ている。ねじ山18は、その上面18bの幅よりも基部18aの幅の方が広く且 つ鋭い切刃縁18cを有している。遠位端3のフック8は、鋭くとがった先端8 e及び鈍い上方マージン8dを有している。 第6図は、前述のフラップ弁(図示せず)を開閉するレバー24を示す。ねじ 山18は、カニューレ1の遠位端3まで全体に亘って設けられている。フック8 は、鋭くとがった先端8e及び鋭い上縁部8bを有している。 第7図はフラップ弁20を示す。このフラップ弁20は、閉鎖位置においてカ ニューレの管孔を遮断し、これにより、器具をヘッド部分4を通してカニューレ 1の管孔10内に導入する前又は器具をカニューレ1から引き抜くときに、ガス 又は流体が腹膜腔から逃げることを防止する。また、フラップ弁20が閉鎖位置 20aにあるときには、カニューレの近位端を通って逃げるかもしれない体液の 噴霧汚染から手術室の従事者が保護される。フラップ弁20は、管孔10をシー ルする閉鎖位置20aにあるところ、及び管孔10が外部環境と連通する開放位 置20bにあるところが示されている。フラップ弁20が開放しているとき、器 具をカニューレ1に挿入する、又はカニューレ1から引き抜く、ことができ、ガ スは体腔から自由に逃げることができる。 カニューレは、ヘッド部分と、該ヘッド部分に一体に取り付けられた本体部分 とからなる単一体として製造できる。別の構成として、本体部分は、これらに限 定されるものではないが、ねじ込み手段又はクリップ手段を含む着脱手段により ヘッド部分から取り外すことができるように、ヘッド部分に取り付けることがで きる。この着脱手段により、ヘッド部分を種々のサイズの本体部分に使用するこ とが可能になる。第8図は、互いに着脱できるヘッド部分及び本体部分を備えた カニューレ1を示す。ヘッド部分4には本体部分6の部分6aに螺入されるねじ 山30が設けられており、部分6aには、ねじ山30を受け入れる雌ねじ(図示 せず)が設けられている。 カニューレの遠位端に設けられる切断及び貫通手段は種々の形態にすることが でき、これらのうちの幾つかを第9図〜第30図に示す。 第9図は、第8図に示したカニューレ1の本体6の遠位端側部分の特徴を示す 。ねじ山18はこれらの基部18eの幅より上面18dの幅の方が広く且つ遠位 端3まで延びており、最も遠位端側のねじ山18zは、フック8の自由下方マー ジン8cの厚さを増大させている。フック8は丸く(鈍く)て損傷を与えない先 端8aを有し、フック8の上方マージンは、フックの先端に隣接する鈍い領域8 dと、鋭い領域8bとを有する。この鋭い領域8bは、フックとカニューレ1の 本体の残部との結合部8jに隣接するフックの部分に設けられている。鋭い領域 8bは、カニューレと組織との間に気密シールを維持しつつ、カニューレのねじ 山付き本体を充分に受け入れることができるように前筋膜窓を拡大する。 第10図は、フック8が鋭くとがった先端8e、鋭い上方マージン8b及び鈍 い下方マージン8cを備えたカニューレ1の穿孔、切断及び貫通手段8の特徴を 示している。 第11図は、カニューレ1の本体部分6の遠位端側部分の特徴を示す。ねじ山 18は遠位端3まで延びてはおらず、従って、カニューレ1の遠位端3に向かう 本体6の部分にねじ山18が設けられている。ねじ山18は、これらの上面18 bの幅よりも基部18aの幅の方が広い。 第12図は、カニューレがフック8の先端8aを除き、最も遠位端側のねじ山 18zを越えて遠位端側に延びており、最も遠位端側のねじ山18zを越えて設 けられたカニューレの先端側延長部が尖点102でフック8の先端と融合してい る構成のカニューレ1の本体部分6の遠位端側部分の特徴を示している。 第13図は、フックが、軸線A−Aに対しより垂直方向に配置され、これによ り角度21が広くなっている構成のカニューレ1の遠位端3を示す。かくして、 角度21は、軸線A−Aに対するフック8の方向に基づいて、より鈍角又は鋭角 にすることができる。最も遠位端側のねじ山18zはフックと融合するようにフ ックの方向に従っており、フック8の下方の自由マージン8cの厚さを、従って 強度を増大させている。 第14図は、鎌のような形状のフック8を備えたカニューレ1の遠位端3を示 す。ねじ18は遠位端3まで延び、最も遠位端側のねじ山18zは、この基部が 凸状になるように湾曲しており、フック8の自由下方マージン8cの厚さを増大 させている。フック8は、丸い先端8aと、鋭い凹状の上方マージン8bと、鈍 い凸状の下方マージン8cとを有している。先端8aが上方を向いているため、 組織を傷付ける可能性が更に低下する。 第15図は、二重切刃縁を有し、フック8が、カニューレ1の遠位端3と接触 する組織の切断を容易にする鋭い下方マージン8p及び全長に亘って鋭い上方マ ージン8bを有し、そして、鋭い上方マージン8bは、フック8の先端8aに隣 接する上方マージン8bの部分が、残部よりも軸線A−Aに対して水平に近くな るように角度が付されている点を除き、第12図と同様なカニューレ1の遠位端 3の形状を示している。 第16図は、ねじ18が遠位端3まで延びており、最も遠位端側のねじ山18 zが、フック8の自由な鈍い下方マージン8c及び先端8aの厚さを増大させた 構成のカニューレ1の遠位端側部分を示す。フック8は鋭い上方マージン8b及 び丸い先端8aを有している。 第17図は、フック8の鋭い上方マージン8bが凹状になっている点を除き第 16図と同様なカニューレ1の遠位端側部分を示している。 第18図は、フック8の鋭い上方マージン8bが凸状になっている点を除き第 16図と同様なカニューレ1の遠位端側部分を示している。 第19図は、フック8の先端8aに隣接する上方マージン8bの部分が、残部 よりも軸線A−Aに対して水平に近くなるように角度が付されている点を除き第 16図と同様なカニューレ1の先端側部分を示している。 第20図は、二重切刃縁を有し、フック8が、鋭い上方マージン8b及び鋭い 下方マージン8pを有するカニューレ1の遠位端側部分を示す。ねじ山18はカ ニューレの遠位端3までは延びていない。 第21図は、上方マージン8b及び下方マージン8pが凹状になっている点を 除き第20図と同様なカニューレ1の遠位端3の形状を示している。 第22図は、上方マージン8b及び下方マージン8pが凸状になっている点を 除き第20図と同様なカニューレ1の遠位端3の形状を示している。 第23図は、フック8の先端8aに隣接するマージン8b、8pの部分が、残 部よりも軸線A−Aに対して水平に近くなるように角度が付されている点を除き 第20図と同様なカニューレ1の遠位端3の形状を示している。 第24図は、最も遠位端側のねじ山18z及び下方マージン8cが上方マージ ン8bと同じ角度に従っている点を除き第15図と同様なカニューレ1の遠位端 3の形状を示す。 第25図は、フック8の上方マージン8b、下方マージン8c及び最も遠位端 側のねじ山18zが、第24図の対応部分とは反対方向に傾斜している点を除き 第24図と同様なカニューレ1の遠位端3の形状を示す。 第26図は、フック8の上方の鋭いマージン8bが凸状、自由な鈍い下方マー ジン8cが凹状であり且つ最も遠位端側のねじ山18zの湾曲が両マージンの方 向に従っている構成のカニューレ1の遠位端3の形状を示す。 第27図は、上方マージン8bが凹状、自由な鈍い下方マージン8cが凸状で あり且つ最も遠位端側のねじ山18zの湾曲が両マージンの方向に従っている構 成のカニューレ1の遠位端3の形状を示す。 第28図は、最も遠位端側のねじ山18zがカニューレ1の遠位端3までは延 びておらず、鋭い下方マージン140が最も遠位端側のねじ山18zより遠位側 のカニューレ1の端部により形成されている点を除き第24図に示すフックと同 様な形状のフック8を有するカニューレ1の遠位端3の形状を示す。 第29図は、鋭い下方マージン140が、最も遠位端側のねじ山18zより遠 位端側にあるカニューレの端部3により形成されている点を除き第24図のフッ ク8の形状と同様なフック8を有するカニューレ1の遠位端3の形状を示す。 第30図は、鋭い下方マージン140が、最も遠位端側のねじ山18zより遠 位端側にあるカニューレの端部3により形成されている点を除き第25図のフッ ク8の形状と同様なフック8を有するカニューレ1の遠位端3の形状を示す。 本発明のカニューレは、約1〜25mmより一般的には、約5〜15mm、の 範囲の直径を有する。カニューレの長さ及び直径は、子供及び大人の手術に使用 されるものとして知られた範囲内にある。カニューレの管孔の直径は、その全長 に亘って均一である。別の構成として、カニューレの遠位端の方が近位端よりも 細くなるようなテーパ状にすることができる。このように直径を変化させると、 カニューレに挿通される器具の直径がカニューレの近位端の直径より小さい場合 でも、近位端に気密シールを維持する手段を使用できることが理解されよう。こ のテーパ状カニューレを使用すると、カニューレの直径がその遠位端から近位端 にかけて増大しているため、筋膜の窓が徐々に拡大され且つカニューレと該カニ ューレが通される組織との間に気密シールが確保される。第31図は、テーパ状 カニューレ1の本体6の遠位端の管孔10aの直径が、これより近位端部分の管 孔10bの直径より小さい構成のテーパ状カニューレ1の本体6を示す。 第32図は、カニューレ1の本体6に、2条(2 helices)に構成されたねじ 山が設けられたカニューレ1の遠位端側部分を示している。第1条120及び第 2条130は同一平面内にあり且つ互いに平行である。第1条120のねじ山1 8mは第2条130のねじ山18nの間で且つ該ねじ山18nに対して平行に配 置されている。第1条120のねじ山18m及び第2条130のねじ山18nは 本体の先端側端部3まで延びており、第1条120の最も遠位端側のねじ山18 z1はフック8vに終端し且つ第2条130の最も遠位端側のねじ山18z2はフ ック8wに終端している。 第33図は、第32図のカニューレの遠位端3の方向から見た端面図であり、 フック8v、8wは、それぞれ丸い先端8a1、8a2を有している。 第34図は、フック8v、8wがそれぞれ尖った先端8e1、8e2を備えてい る点を除き第32図のカニューレと同様な形状をもつカニューレの遠位端を示 す端面図である。 第35図は、ヘッド4の最も近位側部分、すなわちヘッド部分4の上縁部すな わち自由縁部4aに隣接し且つ該自由縁部4aを含むヘッドの部分に、カニュー レ1を回転させる間に使用者がヘッドを確実に掴むことができるようにするギザ ギザ付き外面5が設けられた構成の本発明のカニューレ1を示す。ギザギザ付き 部分を設けることにより、滑らかな外面をもつヘッド部分を備えたカニューレを 使用するときに生じ易い使用者の握りから滑ることが防止される。 第36図は、本体6の外面に、上記のようなねじ山の代わりに、溝すなわち凹 部19を設けた構成のカニューレ1の本体6の一部を示す。前筋膜がこれらの溝 すなわち凹部19内に滑り込むと、前筋膜に特有の僅かな弾性により前筋膜がそ の前の位置から僅かに後退するため、気密シールが維持される。 本発明のカニューレは、テフロン、天然ゴム、合成ゴム、プラスチック、及び ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリウレタン等を含む熱可塑性プラスチック、 アルミニウム又はステンレス鋼等の当該技術分野で使用される任意の材料で作る ことができるが、これらに限定されるものではない。材料は剛性又は可撓性のあ るものを使用でき、従って、カニューレ全体を剛性又は可撓性に構成することが できる。別の構成として、カニューレを剛性部分及び可撓性部分、例えば剛性の あるヘッド部分及び可撓性のある本体部分、又は可撓性のあるヘッド部分及び本 体部分と剛性のあるねじとで構成できるけれども、これらに限定されるものでは ない。管は当該技術分野で使用される任意の不活性材料で作ることができ、使用 される材料は不透明又は透明のいずれでもよい。カニューレは、放射線を透過し ないように又は透過するように構成できる。或いは、放射線透過性カニューレに 放射線不透過性先端を設けることができる。任意のねじ山又は全てのねじ山或い はねじ山の任意の部分を放射線不透過性にすることができる。 本発明のカニューレは、使い捨て形又は再使用可能形に構成できる。着脱可能 にな本体及びヘッドを備えた本発明の一実施例、例えば、第5図に示したもの、 では、ヘッド部分を再使用形に且つ本体部分を使い捨て形、又はこの逆、に構成 できる。或いは、両部分を再使用形又は使い捨て形に構成できる。また、カニュ ーレの本体を剛性に構成できる。或いは、カニューレの本体又はその一部を可撓 性に構成できる。 カニューレのヘッド部分の製造は高価なため、最も経済的な実施例は、幾つか のサイズの使い捨て形本体部分に取り付けられる再使用形ヘッド部分を備えたも のである。 現在使用されているカニューレは、本発明に従って変更できる。例えば、本発 明のカニューレは、ベレス針及びそのカニューレと置換して、ベレス針により生 じることがある損傷を回避することができる。また、本発明によるカニューレは 、ビデオ腹腔鏡手術及び/又は他の内視鏡手術に使用される他の器具との互換性 をもたせるか、適合させることができる。例えば、本発明のカニューレの外面に は、身体の表面からのカニューレの遠位端の深さを表示するための漸変形マーク を付すことができる。更に、カニューレの外面には、カニューレが所望の深さ以 上に体腔内に挿入されることを防止する突出部を設けることができる。 上記実施例についての説明は、本発明の範囲及び精神の例示を意味するもので ある。これらの実施例は、本発明の範囲内にあると考えられる他の実施例及び例 を明らかにするであろう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.遠位端及び近位端を備えたカニューレを有し、該カニューレ内にはその全長 に亘って管孔が延びており、遠位端は、身体壁の組織層を貫通して体腔にアクセ スする手段を備えていることを特徴とする体腔へのアクセス装置。 2.腹壁の組織層を通る小さな切開部を介して体腔にアクセスするカニューレで あって、少なくとも前筋膜層を通る切開部がカニューレの横方向寸法より実質的 に小さいカニューレにおいて、 遠位端及び近位端と、 カニューレの全長に亘って延びている管孔と、 体腔へのカニューレのアクセスを可能にする、カニューレの遠位端に設けら れた手段と、 切開部の周囲の組織を拡大する、カニューレに設けられた手段とを有するこ とを特徴とするカニューレ。 3.前記体腔が腹膜腔であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の装置。 4.前記カニューレは、その近位端のヘッド部分と、該ヘッド部分に取り付けら れる本体部分とを有し、本体部分はカニューレの遠位端で終端し、ヘッド部分は ガス入口及び弁手段を備え、弁手段はガス又は流体が体腔から逃散することを防 止することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の装置。 5.前記カニューレの本体部分の外面には少なくとも1つのねじ山が設けられて いることを特徴とする請求の範囲第3項に記載の装置。 6.前記遠位端の貫通手段は、鋭い先端を備えた少なくとも1つのフックを備え ていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の装置。 7.前記遠位端の貫通手段は、丸い先端を備えた少なくとも1つのフックを備え ていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の装置。 8.前記遠位端の貫通手段は、鋭い上方マージンを備えたフックを備えているこ とを特徴とする請求の範囲第1項に記載の装置。 9.前記遠位端のフックは、鋭い先端及び少なくとも1つの切刃縁を備えている ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の装置。 10.前記ヘッド部分及び本体部分は、互いに着脱可能な手段により取り付けられ ることを特徴とする請求の範囲第4項に記載の装置。 11.前記ヘッド部分は、ねじ手段により本体部分に取り付けられることを特徴と する請求の範囲第10項に記載の装置。 12.前記ヘッド部分は、クリップ手段により本体部分に取り付けられることを特 徴とする請求の範囲第10項に記載の装置。 13.前記ヘッド部分及び本体部分は再使用できることを特徴とする請求の範囲第 4項又は第10項に記載の装置。 14.前記ヘッド部分及び本体部分は使い捨てできることを特徴とする請求の範囲 第4項又は第10項に記載の装置。 15.前記ヘッド部分は使い捨てでき、前記本体部分は再使用できることを特徴と する請求の範囲第10項に記載の装置。 16.前記ヘッド部分は再使用でき、前記本体部分は使い捨てできることを特徴と する請求の範囲第10項に記載の装置。 17.前記貫通手段は、先端と、鋭い先端又は鈍い先端からなる群から選択された 組合せの上方マージン及び下方マージンとを備えたフックからなり、上方マージ ンはその一部が鈍く且つ一部が鋭く形成され、又はその全長が鋭く又は鈍く形成 され、下方マージンはその一部が鈍く且つ一部が鋭く形成され、又はその全長が 鋭く又は鈍く形成されていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の装置。 18.前記カニューレの本体部分は第1条のねじ山及び第2条のねじ山を有し、第 1条及び第2条のねじ山が同一平面内にあり且つ互いに平行であり、第2条のね じ山が第1条のねじ山の間に配置され、各条の最も遠位端側のねじ山がフックで 終端していることを特徴とする請求の範囲第5項に記載の装置。 19.腹膜腔へのアクセス装置の使用方法において、 (a)全長に亘って延びている管孔を備えたカニューレを設けるステップを 有し、カニューレは遠位端及び近位端を備え、遠位端は、前腹壁の組織層を貫通 し且つトロカールを使用しないで回転移動させることにより腹膜腔に安全にアク セスする手段を備え、貫通手段は、先端と、鋭い先端又は鈍い先端からな る群から選択された組合せの上方マージン及び下方マージンとを備えた少なくも 1つのフックからなり、上方マージンはその一部が鈍く且つ一部が鋭く形成され 、又はその全長が鋭く又は鈍く形成され、下方マージンはその一部が鈍く且つ一 部が鋭く形成され、又はその全長が鋭く又は鈍く形成されており、 (b)皮膚及びこの下に位置し且つ前筋膜に至る組織に、カニューレを通す のに充分なサイズの小さな切開部を形成するステップと、 (c)前筋膜に窓を創成するため、前記ステップ(b)における切開部より も小さな切開部を前筋膜に形成するステップとを有し、窓は、カニューレのフッ クの先端を前筋膜の直ぐ下に受け入れ且つ先端と係合するのに充分なサイズを有 し、 (d)前筋膜の孔により露出された組織に対してカニューレの遠位端を配置 するステップと、 (e)該ステップ(d)の組織とフックの先端とを係合させるステップと、 (f)カニューレが、その本体の周囲に気密シールを維持しつつ、前筋膜の 窓をカニューレの本体を受け入れるのに充分な大きさに拡張するように、カニュ ーレの近位端をフックの先端が向いている方向に反復回転させ、カニューレの遠 位端が腹膜腔内に配置されるまで、カニューレの本体を、前腹壁の層に通すステ ップとを更に有することを特徴とする腹膜腔へのアクセス装置の使用方法。 20.(a)全長に亘って延びている管孔を備えたカニューレを設けるステップを 有し、カニューレは遠位端及び近位端を備え、遠位端は、前腹壁の組織層を貫通 し且つトロカールを使用しないで回転移動させることにより腹膜腔に安全にアク セスする手段を備え、貫通手段は、先端と、鋭い先端又は鈍い先端からなる群か ら選択された組合せの上方マージン及び下方マージンとを備えたフックからなり 、上方マージンはその一部が鈍く且つ一部が鋭く形成され、又はその全長が鋭く 又は鈍く形成され、下方マージンはその一部が鈍く且つ一部が鋭く形成され、又 はその全長が鋭く又は鈍く形成されており、 (b)皮膚及びこの下に位置し且つ前筋膜に至る組織に、カニューレを通す のに充分なサイズの小さな切開部を形成するステップと、 (c)切開部及び前筋膜を通してベレス針を腹膜腔内に挿入し、ベレス針に より筋膜に孔を創成し、腹膜腔に膨張ガスを吹込み、且つベレス針を引き抜くス テップと、 (d)前筋膜の孔により露出された組織に対して、前筋膜の孔の内部にカニ ューレの遠位端を配置するステップと、 (e)該ステップ(d)の組織とフックの先端とを係合させるステップと、 (f)カニューレが、その本体の周囲に気密シールを維持しつつ、前筋膜の 窓をカニューレの本体を受け入れるのに充分な大きさに拡張するように、カニュ ーレの近位端をフックの尖点が向いている方向に反復回転させ、カニューレの遠 位端が腹膜腔内に配置されるまで、カニューレの本体を、前腹壁の層に通すステ ップとを更に有することを特徴とする請求の範囲第19項に記載のアクセス装置 の使用方法。 21.(a)全長に亘って延びている管孔を備えたカニューレを設けるステップを 有し、カニューレは遠位端及び近位端を備え、遠位端は、前腹壁の組織層に貫通 し且つトロカールを使用しないで回転移動させることにより腹膜腔に安全にアク セスする手段を備え、貫通手段は、先端と、鋭い先端又は鈍い先端からなる群か ら選択された組合せの上方マージン及び下方マージンとを備えたフックからなり 、上方マージンはその一部が鈍く且つ一部が鋭く形成され、又はその全長が鋭く 又は鈍く形成され、下方マージンはその一部が鈍く且つ一部が鋭く形成され、又 はその全長が鋭く又は鈍く形成されており、 (b)皮膚及びこの下に位置し且つ前筋膜に至る組織に、カニューレを通す のに充分なサイズの小さな切開部を形成するステップと、 (c)前筋膜に窓を創成するため、前記ステップ(b)における切開部より も小さな切開部を前筋膜に形成するステップとを有し、窓は、カニューレのフッ クの先端を前筋膜の直ぐ下に受け入れ且つ先端と係合するのに充分なサイズを有 し、 (d)カニューレの近位端側部分内に腹腔鏡を取り付けるステップを有し、 腹腔鏡は光源及びビデオモニタに取り付けられ、カニューレの遠位端の前進及び カニューレの前方の組織は、カニューレが前進するときにカニューレの管孔 を通して又はビデオモニタ上で使用者が観察でき、 (e)前筋膜の孔により露出された組織に対して、前筋膜の孔の内部にカニ ューレの遠位端を配置するステップと、 (f)該ステップ(e)の組織とフックの先端とを係合させるステップと、 (g)カニューレが、その本体の周囲に気密シールを維持しつつ、前筋膜の 窓をカニューレの本体を受け入れるのに充分な大きさに拡張するように、カニュ ーレの近位端をフックの尖点が向いている方向に反復回転させ、カニューレの遠 位端が腹膜腔内に配置されるまで、カニューレの本体を、前腹壁の層に通すステ ップとを更に有することを特徴とする請求の範囲第19項に記載のアクセス装置 の使用方法。 22.前記カニューレの本体部分及びその管孔の直径が、カニューレの近位端側部 分における方が遠位端側端部におけるよりも大きくなるように、カニューレの本 体部分がテーパしていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の装置。 23.前記管孔がその全長に亘って均一な直径を有していることを特徴とする請求 の範囲第1項に記載の装置。
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