【発明の詳細な説明】
細長い可撓性の物体を搬送する方法及び装置及びその使用方法
発明の分野
本発明は、静止フレームと、上流軌道と、下流軌道と、上流軌道と下流軌道と
の間に形成された中間軌道とに沿って細長い可撓性物体を搬送する搬送方法であ
って、
a.前記ウエブをフレームに対して静止している上流の軌道及び下流の軌道に
沿ってほぼ一定の搬送速度で前記細長い可撓性の物体を移動する段階と、
b.上流及び下流部分を有する周期的に移動可能な搬送部材に沿って前記細長
い可撓性の物体を走行する段階と、
c.静止平衡位置の周りでガイドローラに対して搬送ローラを周期的に移動さ
せる段階とを有する搬送方法に関する。
また本発明は、細長い可撓性の物体の速度が前記方法によって変化する製造方
法及びこの方法を実行する装置に関する。
発明の背景
このような方法及び装置は特許第EP−A−036087号から公知である。
上述した特許出願において、所定のウエブ速度で機械方向に装置を通って連続
的に移動する長手方向のウエブをほぼ横断する方向に材料の層を適用する装置が
示されている。この機械方向は、ウエブの長手方向に対応する。この装置は、ウ
エブの平面に90°にわたってウエブを偏向する2つの搬送部材を有する。機械
方向に垂直に伸びる一定の長さの横断方向のウエブ部分が空気バーによって形成
される搬送部材の間に形成される。この搬送部材は、機械方向に往復動するカー
ト上に取り付けられている。
搬送部材がウエブ速度に等しい速度でウエブの搬送方向に移動するとき、搬送
部材の間のウエブ部分は、搬送部材に対して静止している。この場合、横断方向
のウエブ部分は機械方向に直角な方向に、すなわち機械方向を横断する方向で静
止している。例えば、機械横断方向にアプリケータが動くことがなくウエブの中
間に弾性材料を適用するために機械方向にウエブの中間部分に同期して移動する
アプリケータが適用される。
搬送部材の動きとは反対に、搬送部材の間に伸びるウエブの中間部分は、下流
の搬送部材を越えて加速され、機械方向に送られる。
上述した装置はウエブの所定の部分のみの速度を変化する際に有効であるが、
上流と下流の部分は一定の速度で走行しており、装置はウエブの搬送方向に平行
な速度成分をウエブ部分に導入する。従って、アプリケータ装置はウエブに横断
方向部材を適用するために搬送方向に平行な空気バーの移動速度で移動する必要
がある。これは、アプリケータ装置及びテープをアプリケータに適用する装置を
複雑にする。
さらに、搬送部材の間にあるウエブの中間部品のウエブ速度をゼロにするため
に、搬送速度をウエブ速度に等しい速度で移動させる必要がある。特に高速のウ
エブで、搬送部材は大きな加速度を受ける。
公知の装置の他の欠点は、ウエブの下流部分の中央線が、ウエブの上流部分の
中央線に関して横断方向に移動することである。
さらに上述した装置は、チェインのような機械横断方向偏向することができな
いウエブと組み合わせて使用するには適合しない。
米国特許第A4,399,905号から、無限ベルトにグリッパのフライトが
取り付けられている製品のスタックを形成する装置が知られている。このベルト
は、ベルトの連続的な駆動でベルトの一部が周期的に空間的に停止するように往
復動する搬送部材の周りでループを形成する。ベルトの搬送方向に対して搬送部
材を搬送速度で移動することによって、スタッカの静止フレームに対するベルト
の速度は停止される。
上述した装置の欠点は、搬送部材の速度がベルトの一部が静止するようにベル
トの搬送速度に等しいことが必要である。さらに、搬送部材と静止ローラとの間
に伸びるベルトの部分の通路長さは、搬送部材の往復動時に変化する。従って、
公知の装置は、チェインまたは歯付きベルトのみと組み合わせて使用されるが比
較的に小さい強度の平坦なウエブとは組み合わされない。
本発明の目的は、ベルトまたはワイヤの主な上流及び下流部分の速度を一定に
維持しながらベルトチェインまたはワイヤの一部が変化するベルト、チェインま
たはワイヤのような細長い可撓性の物体を搬送する方法を提供することである。
本発明の他の目的は、細長い可撓性の物体の主な上流及び下流部分の速度を一
定に維持しながら、細長い可撓性物体の一部の速度を高周波で周期的に変化させ
ることである。
本発明の他の目的は、機械横断方向に物体の偏向を生じないで細長い可撓性の
物体の速度を変化させることである。
本発明の他の目的は、物体に対して小さい張力の変化を与えながら、細長い可
撓性の物体の速度を変化させることである。
本発明の他の目的は、搬送方向とは反対の方向に物体の移動を生じないで細長
い可撓性の物体の速度を変化させることである。
発明の要約
本発明による方法は、フレームに対して静止しているガイド部材に沿って、及
び周期的に移動している搬送部材に沿ってウエブを走行させる段階を有し、前記
搬送部材及び案内部材の各々は上流部分と下流部分とを有する。
可撓性の細長い物体の中間軌道の第1の部分はガイド部材の上流部分と搬送部
材の上流部分との間に伸びている。
中間軌道の第2の部分はガイド部材の上流部分と下流部分との間、若しくは、
搬送部材の上流部分と下流部分との間に伸びている。
中間軌道の第3の部分は、ガイド部材の下流部分と搬送部材の下流部分との間
に伸びている。
の中間軌道の第1の部分及び第3の部分が中間軌道の第2の部分に平行になっ
ている。
搬送部材が中間軌道の第2の部分に平行な方向に往復動するときに、中間軌道
の全体の長さを一定維持し、中間軌道の第2の長さを一定に維持しながら中間軌
道の第1及び第2の部分が変化する。
以降「ウエブ」と称される細長い可撓性の物体の中間の軌道の一定の長さが一
定であることによって、ウエブの一部が中間軌道の長さに沿って走行する際にか
かる時間は、一定であり、静止フレームに対して中間軌道の場所とは独立してい
る。従って、上流及び下流の軌道に沿って配置されたウエブの部分の動きは、静
止フレームに対して中間軌道の移動速度及び方向によっては影響をうけず、中間
軌道に沿ってウエブが移動する速度は、中間軌道に沿って配置されたウエブの部
分、静止フレームに対する速度が増減または反転するように適用される。
静止フレームに関しては、中間軌道の第2の部分は、静止しているか移動する
ことができる。
中間軌道の第2の部分が静止している上流と静止している下流のガイドローラ
の間に伸びているとき、第2の部分はフレームに対して静止している。中間軌道
の第2の部分が静止している本発明による実施例は上方及び下方のS形状のルー
プによって形成された通路に沿ってウエブを送ることによって実施される。上方
のS形状ロープの底部の脚部は、下方のS形状ループの脚部に結合されている。
中間軌道の第1と第3の部分は組み合わされた上方のS形状ループの底部の脚部
と下方のS形状ループの上方の脚部に対応する。
静止ガイドローラは、上方のS形状のループの底部の半分及び下方のS形状の
ループの上方の半分に配置されている。2つの搬送ローラは、上方のS形状のル
ープの上半分及び下方のS形状のループの下半分に配置されている。
入って来るウエブは上流の軌道から上流の搬送ローラを越えて下流のガイドロ
ーラに送られ、下流の案内ローラを越えて下流の搬送ローラまで下流の軌道まで
連続している。搬送ローラをウエブの半分の速度で入ってくるウエブの搬送方向
に移動することによって、入って来るウエブは上方のS形状のループの上方半分
の増大した長さに沿って収容される。中間の軌道の第2の部分に沿って配置され
たウエブの部分はフレームに関して静止している。
搬送ローラを搬送方向に移動することによって、上方のS形状のループの上半
分に沿って収納されるウエブの長さは中間の軌道の第2の部分に沿って加速され
、ウエブの下流の軌道に送られる。
中間の軌道の第2の部分が静止フレームに関して周期的に移動する第1の実施
例は、上述したように上方及び下方のS形状の構成で搬送ローラ及びガイドロー
ラの位置を相互に変化させることによって実施例される。この場合において、搬
送ローラがウエブの速度の半分の速度で入って来るウエブの搬送方向に対して移
動するとき、入って来るウエブの部分は、第1の軌道に沿って収納され、入って
来るウエブの部分はウエブの搬送方向にウエブの速度の半分の速度で第2の軌道
に沿って走行する。ウエブの第2の部分がウエブの搬送方向に対して移動すると
き、フレームに対するウエブの位置は再び静止する。
中間の軌道の第2の部分が移動する本発明による方法の好ましい実施例は、下
方の脚部を介してバックツーバックの関係で結合されている第1のS形状のルー
プ及び反対のS形状のループによって形成される形状でウエブを送る段階を有す
る。搬送ローラは各S形状のループの下半分に配置され、ガイドローラは各S形
状の上半分に配置されている。
中間軌道の第1と第3の部分は、双方の形状のループの中間の脚部に対応し、
中間の軌道の第2の部分は、S形状ループの組み合わされた下方の脚部に対応す
る。上述した形状の利点は、ウエブの上流及び下流の軌道が同じ平面内に配置さ
れ、下流の軌道の中心線は動かないことである。
本発明による方法の本質は、中間の軌道の第1及び第3の部分が第3の部分に
平行なことである。用語の「平行な」はその間の垂直軸線の距離が一定である曲
線軌道を含む。例えば、中間の軌道のすべての部分は直線に沿って配置されるか
、中間軌道の第1及び第3の部分は第1の円の部分に配置されてもよく、第2の
部分は第1の円と同心円である第2の円の部分に配置されていてもよい。一方で
第1と第3の部分の間の平行な関係、及び他方で第1の部分と第2の部分との間
の平行な関係が維持されるとき、中間軌道の全長は搬送ローラの位置とは独立し
て一定である。
ウエブの搬送速度の半分の速度で搬送ローラの速度を周期的に変化させること
によって、フレームに対するウエブの速度は3つの垂直な方向で周期的にゼロに
なる。これはウエブに相互作用するアプリケータによってウエブで作業を行うこ
とを可能にし、アプリケータ装置は、フレームに関して位置的に静止している。
ウエブを一時的に停止するために搬送ローラの最大限の速度をウエブ速度の半
分またはそれ未満に制限することができるので、搬送ローラの加速度を比較的に
小さく維持しながら、高周波及び高速のウエブの速度で本方法を適用することが
できる。
本発明による方法において、ウエブの上流及び下流の中心線はウエブの平面に
平行な方向には移動しない。これによって生産ラインの下流部分を再び整合する
ことなく、またはウエブの下流部分の中心線を再び整合するために特別の偏向部
材を使用することなくウエブが通過する直線の生産ラインでこの方法を使用する
ことが可能になる。本発明によってチェインのようなそれらの長さに直角な方向
に可撓性を有しない物体の速度を遅くすることができる。
本発明による方法の実施例において、ガイド部材及び搬送部材は各々ウエブの
搬送部材に作用する張力を小さくするために駆動装置によって回転される2つの
ローラを有する。
十分な強度のウエブにおいて、往復動搬送部材を越えて一定速度の搬送でウエ
ブを引くことによって、中間軌道の第2の部分に沿って配置されたウエブの部分
の速度を周期的に遅くするか、停止するかまたは反転する。この場合において、
搬送部材及び案内部材は、円滑な円筒形バーまたは空気バーを有する。細長い可
撓性物体がチェインによって形成されるとき、ガイド部材はソケットホイールを
有する。紙のウエブ、ティッシュウエブ、繊維バットまたはその組み合わせのよ
うな比較的小さい強度のウエブにおいて、搬送ローラ及びガイドローラの駆動に
よって、これらのウエブに対して張力が最小限にされることが保証される。ガイ
ドローラはそれらの円周方向の速度がウエブの搬送速度V0に対応するように一
定の速度で駆動することができる。搬送ローラはそれらの円周方向の速度がVO
−VTとVO−2VTとの間で周期的に変化するように周期的な移動速度VTで同期
して駆動する必要がある。
本発明による方法を実施する装置は、静止フレームと、各々が平行な軸線を有
し、静止するようにフレームに結合された上流及び下流のガイド部材と、上流及
び下流の回転可能な円筒形搬送部材であって、その軸線は、ガイド部材の軸線に
平行であり、上流のガイド部材及び上流の搬送部材の円筒形面は第1の平面にほ
ぼ正接しており、下流のガイドローラ及び下流の搬送ローラの円筒形面は、第1
の平面にほぼ平行な第2の平面に正接しており、双方のガイド部材または双方の
搬送部材の円周方向の表面は、第1の平面及び第2の平面から間隔を置いて離れ
た位置に配置されそれに平行な第3の平面に正接している上流及び下流の円筒形
搬送部材と、搬送部材の軸線の間で中間に配置された平衡位置のまわりで搬送部
材の軸線にほぼ垂直に搬送部材を周期的に移動するためにフレームに結合され、
前記搬送ローラの軸線の間の距離は、一定である移動駆動装置とを有する。
第3の平面が第1と第3の平面の間に配置されているとき、ウエブは上方及び
下方のS形状のループ形状で搬送ローラを越えて送られる。下方のS形状のルー
プの上方の脚部は上方のS形状の底部の脚部に結合される。この形状において、
中間軌道の第1の部分は上方のS形状の中間の脚部を有する第1の平面に配置さ
れる。中間の軌道の第3の部分は、下方のS形状のループの中間の脚部を有する
第2の平面に配置されており、中間の軌道の第3の部分は、上方のS形状のルー
プの下方の脚部及び下方のS形状のループの上方の脚部を有する第3の平面に配
置されている。
本発明による装置の好ましい実施例において、第1と第2の平面は一致してお
り、中間の軌道は、第1の反転したS形状のループと下方の脚部を介して結合さ
れている第2のS形状のループとを有する二重のS形状のループの部分である。
好ましくは、搬送部材は、フレームに沿って往復動するスレッドに取り付けら
れている。
本発明による装置の実施例は、搬送ローラに回転可能に結合されている回転バ
ランス装置を有し、回転バランス装置は、フレームに回転可能に取り付けられて
いる2つのディスクを有する。各ディスクはベルトによって一対のプーリに連結
されている。プーリは搬送ローラが取り付けられているスレッドに結合されてお
り、各対の一方のプーリは各搬送部材によって駆動されている。ベルトは各ディ
スク及び各プーリの周りに閉鎖ループを形成する。スレッドが往復動するとき、
プーリは各ディスクの回転速度が180°だけ搬送部材の回転速度と位相が異な
るようにバランス装置の各閉鎖ループ内で移動し、すなわち、搬送部材の速度が
大きくなるか、またはその逆のときにディスクの速度は大きくなる。これによっ
て回転バランス装置と搬送部材とを駆動する駆動モータによって一定のトルクで
組み合わされた搬送部材及びバランス装置を走行することができるようにする。
搬送部材をバランスディスクに結合することによってスレッドの高速の動き、例
えば、550rpmの速度で、また対応する搬送ローラの速度の高速の変化を可
能する。
本発明による装置の他の実施例は、一部が中間軌道に平行に走行する1つのエ
ンドレス駆動ベルトまたはチェインによってガイドローラ及び搬送ローラを駆動
する工程を有する。ウエブの下流の軌道によって対応する一定の搬送速度VOで
駆動ベルトまたはチェインの部分を移動することによって駆動ベルトの中間軌道
は一定の速度でガイドローラを越え、VO−2VTとVO+2VTとの間の幅の周期
的な速度で搬送ローラを越えて走行する。好ましくは、搬送部材を支持するスレ
ッドは2つの垂直方向のアームを有するサスペンションアームによってフレーム
から垂下しており、各垂直アームは、上方でフレームにヒンジで結合されている
。
スレッドがフレームで揺動することができることによって、直線軸受の必要が
なくなり、往復動片持ちレバーのような簡単な駆動機構を使用して比較的に高周
波で往復動を行うことが可能になる。好ましくは、スレッドの往復動の大きさは
片持ちレバーをスレッドに結合する点で片持ちレバーの旋回点の間の距離を変化
させることによって容易に調整することができる。片持ちレバーは、組み合わさ
れたバランス装置、スレッド及び片持ちレバーの重心のほぼ一定の位置を維持す
るためにスレッドバランス装置に結合することができる。
スレッドが弧状の軌道にではなく、ほぼ水平方向の通路に従うことを保証する
ためにスレッドはエバンス連結によってフレームから垂下していることが好まし
い。
本発明による製造方法は、ベルトの上流及び下流の速度に影響を与えることな
く、組み立て工程及び処理工程を実行するために作業点の位置で速度が変化する
搬送ベルトの移動中に物体を組み立てる製造方法に使用することが有利である。
このような方法の例は、マイクロチップ、自動車、ラジオのような組み立てライ
ン、ボックスにバッグ、びんを詰めるパッキングライン、一連の製品の自動的な
機械加工、ウエブまたは物体の移動ベルトの塗装または印刷またはコーティング
に見い出される。
本発明による方法及び装置は、トップシートと、バックシートと、比較的に小
さい破れ強度の吸収コアとを有する連続ウエブによって形成された細長い可撓性
の物体を有する吸収材製品の製造に適用することができる。ウエブは、例えば弾
性部材のような部品を有するようにアプリケータステーションまたは送り方向を
横断する方向(機械横断方向)にそれに取り付けられたウエストシールドを越え
て送られる。本発明を使用してウエブを一時的に停止することによってウエブと
同じ速度で移動する複雑なグリッパ装置を必要とすることなく、ウエブに高速で
低い張力で機械横断方向に部品を取り付けることができる。
本発明による方法及び装置の他の適用は、位置的に静止した波形部材を使用し
て吸収材のトップシート及び/またはバックシートに永久的な変形を与えてトッ
プシート及びバックシートに伸長性を付与することができる。
図面の簡単な説明
第1図は本発明による実施例の側面図である。
第2a図、第2b図及び第3図は、中間軌道が移動する本発明による装置を概
略的に示した図面である。
第4図は第2a図及び第3図の装置のスレッド、搬送ローラ及びウエブの速度
を示す図面である。
第5図及び第6図は、中間軌道が静止している本発明による装置の実施例であ
る。
第7図は、第5図及び第6図の装置のスレッド、搬送ローラ及びウエブの速度
を示すグラフである。
第8図は、本発明による装置の斜視図である。
第9図は、移動バランス装置及び回転バランス装置の概略斜視図を示す。
第10a図及び第10b図は回転バランス装置の機能を概略的に示す図面であ
る。
第11図は、移動バランス装置の側面図である。
第12a図乃至第12d図は、移動バランス装置の機能を示す概略図である。
第13図はスレッドを支持するサスペンション装置の機能を示す概略図である
。
第14図は、駆動ローラとガイドローラとを回転する駆動機構の斜視図である
。
第15図は、吸収コアを形成するエアレイド処理中の本発明による装置を示す
図面である。
第16図は、本発明による装置を有するおしめ製造ラインの概略正面図である
。
第17a図及び第17b図は、ウエブに伸長性領域を与える適用装置の概略側
面を示す。
第18図は、第17a図及び第17b図の装置を使用して伸長性領域を備えた
おしめの平面図である。
発明の詳細な説明
第1図は、可撓性の細長い物体1を搬送する装置を示している。可撓性を有す
るということは、それが、曲線的な軌道に沿ってウエブ1を搬送することができ
、軌道に適合するようにその形状を適応することができることを示す。ウエブ1
は紙、エアフェルト、プラスティック等のような可撓性材料から形成され、コア
120と、トップシート121と、バックシート123と、その組み合わせから
成る。細長い可撓性の物体は2方向の寸法を有するが、ワイヤ、スレッドまたは
ロープのような一方向の寸法を有するものであってもよい。
ウエブ1は、機械方向Fに一定の搬送速度VOで下流の軌道3に沿って搬送さ
れる。上流の軌道3は、第2図の第1のガイドローラ9の右に延び、装置の送り
側4に向かって移動するウエブの長さによって形成される。ウエブ1は、装置を
通過した後、出口側6を出て、ガイドローラ11の左に延びている下流の軌道5
に沿って一定の速度VOで搬送される。上流及び下流の軌道は機械方向に対応す
る必要はなく、直線または曲線通路によって形成することができる。
ガイドローラ9及び11は、円滑な表面のバーまたは空気バーのような円筒形
の本体であるが、好ましくは、フレーム35に回転可能に結合することができる
ローラによって形成されている。ガイドローラ9,11は固定位置を有する。ウ
エブ1は、スレッド41に取り付けられているローラによって形成された上流及
び下流の搬送ローラ13,15の周りでループを形成する。スレッド41は、駆
動モータ36によって機械方向Fに平行なフレームに沿って周期的に搬送される
。
ウエブ1の中間の軌道7a、7b、7cは、上流のガイドローラ9と下流のガ
イドローラ11との間に配置されており、上流のガイドローラ9と上流の搬送ロ
ーラ13と下流の搬送ローラ15と下流のガイドローラ11との間にそれぞれ配
置された可変長の第1の部分7a及び第3の部分7cとを有する。中間の軌道7
の第2の部分7bは、搬送ローラ13及び15の間に配置され、一定の長さを有
する。
中間の軌道7a,7b,7cが対称的であることによって機械方向Fに対向し
、平衡部分39から離れる方向にスレッドが移動するとき、第1の部分7aの長
さにおける増加は、第3の部分7cの長さの等しい減少によって補償され、また
この逆の状態も生じる。第2の部分7bの長さが一定であるので、中間軌道全体
は一定の長さになる。従って中間軌道7a,7b,7cを越えてウエブ1が搬送
する時間は、フレーム35に関するスレッド41の位置とは独立している。
中間軌道7a,7b,7cの第2の部分に沿って配置されているウエブの部分
がフレーム35に関して静止しているとき、ウエブ1はフレーム35に関して位
置的に静止しているアプリケータ装置29,29′,38,38′と接触する。
アプリケータ装置は、ウエブをアプリケータ装置の下方部分38,38′に対し
て押す垂直方向に可動な一対のタンパ29,29′を有する。アプリケータ装置
がウエブ1と相互作用した後、ウエブは、装置2の出口側に向かって中間の軌道
の部分7bに沿って加速されウエブ速度VOで下流の軌道に送られる。
ガイドロール9,11及び搬送ローラ13,15は閉鎖したループ50形状の
駆動部材とプーリ52,53及び54によって駆動される。ループ50は、一部
が中間軌道7a,7b,7cに平行になっている。ループ50は、1つの駆動モ
ータ51によってウエブ1の搬送速度VOに等しい一定の速度で駆動される。案
内ローラ9,11と搬送ローラ13,15を駆動することによって、ウエブに作
用する張力が最小限にされ、ウエブの速度の変化に作用する加速力に制限を加え
ることができる。
第2a図、第2b図及び第3図は、中間軌道7a,7b,7cが静止フレーム
35に関して移動する実施例を示している。第2a図の実施例において、ガイド
ローラ9,11及び搬送ローラ13,15は二重のS形状のループに配置されて
おり、下流のガイドローラ11と下流の搬送ローラ15を有する左手の反転した
S形状のループは上流の搬送ローラ13と下流のガイドローラ9とを有する右手
のS形状のループに、その底部を介して結合されている。
第2b図の実施例において、スレッド41は、2対の搬送ローラ13,13′
及び15,15′を有する。中間軌道7は、上流のガイドローラ9′と下流のガ
イドローラ11′との間に配置されたウエブ1の部分を有する。ウエブ1は、ス
レッド41がVO/4の速度で搬送方向Fに対して移動するとき、中間軌道7の
部分7bに沿ってフレームに対して静止している。フレーム35にn対のガイド
ローラを、スレッド41にn対の搬送ローラを追加することによってスレッド4
1の速度をVO/2にまで減少させて部分7bに沿ったウエブ1の動きを停止す
る。従って、ウエブ1はスレッド41の速度を比較的に遅く維持しながら比較的
高速で走行することができるが、スレッドの構造は搬送ローラの特別の対を追加
するときさらに複雑になる。
第3図の実施例において、搬送部材及びガイド部材は、上方及び下方のS形状
ループである。部分7a,7b,7cに平行な(搬送方向Fと反対の)上流方向
にスレッド41が移動したとき、中間の軌道の第1の部分7aは延長される。ス
レッド41の移動方向は、ウエブ1が装置の入力側4に向かって搬送される搬送
方向Fに対応している。しかしながら、第2a図に示すように、ウエブ1は、入
力側4に向かって所望の各度で搬送することができ、方向Fは、例えば第3a図
の破線によって指示される垂直方向である。
入って来るウエブの一部は、部分7aの増大した長さに沿って収納される。部
分7aの増大した長さに沿って対応することができない入ってくるウエブの部分
は上流の搬送ローラ13を越えてスリップし、下流の搬送ローラ15及びガイド
ローラ11を介して下流の軌道5までスリップする。下流側では部分7cは部分
7aが増大した同じ量短くなる。部分7cの増大した長さに沿って配置されたウ
エブの長さは下流の軌道5に通過する。
スレッド41が速度VTで搬送方向Fに移動するとき、所定の時間間隔の部分
7aの長さの増大は下流の搬送ローラ13を越えて下方の搬送ローラ15及びガ
イドローラ11を介して下流の軌道5にスリップする。下流側では部分7cは部
分7aが増大した同じ量短くなる。部分7cの増大した長さに沿って配置された
ウエブの長さは下流の軌道5に通過する。
スレッド41が速度VTで搬送方向Fに移動するとき、所定の時間間隔の部分
7aの長さの増大はVTmに比例する。予め決められた時間間隔で入って来るウ
エブ1の長さはVOmに比例し、ここでVOは上流及び下流の軌道に沿って一定の
ウエブ1の搬送速度である。ウエブが上流の搬送ローラ3,5を越えて搬送方
向にスリップする速度はVO乃至VTに等しく、これはスレッド41及び搬送ロー
ラ13,15に関するウエブ1の相対速度である。スレッド41が速度VTで搬
送方向に移動するとき、静止フレーム35に対するウエブVWの相対速度はV0
−2VTに等しい。
下流側において、部分7cの減少はVTmに比例している。ウエブの長さは下
流の軌道5に送られる。下流の軌道には搬送ローラ13,15を越えてスリップ
するVO乃至VTに比例するウエブの長さが送られ、その結果、所定時間に下流の
軌道に供給される全体の長さは、VOmに比例する。従って、下流の軌道5に沿
ったウエブ1の速度はそのままであり、スレッド41の速度VTとは独立してい
る。
もしスレッド41がウエブの搬送速度の半分の速度に等しい速度(VT=VO/
2)で搬送方向Fに対して移動する場合には、ウエブ1は部分7bがフレームに
沿って移動するのと同じ速度で中間の軌道の第2の部分7bに沿って移動する。
従って、静止フレームに対する第2の部分7bに沿ったウエブの全体の移動はゼ
ロである。もしスレッド41が搬送速度の半分VO/2より遅い速度VTで搬送速
度に対して移動する場合には、ウエブ1は中間軌道7a,7b,7cの第2の部
分7bに沿ってフレーム35に対して遅くなる。もしスレッド41が搬送速度の
半分VO/2より早い速度VTで搬送速度に対して移動する場合には、中間軌道
7の第2の部分7bに沿ったウエブの速度は静止フレーム35に対した反転し搬
送方向Fに対するように向く。
搬送方向Fの方向にスレッド41の速度が反転するときに、部分7aの長さは
VTmに比例する長さだけ短くなった所定の時間間隔にある。ウエブの長さ、並
びに入って来るウエブのVOmに比例する長さは、中間軌道7の部分7bを越え
て移動する。部分7bそれ自身がフレーム35を越えてVTm/sで走行すると
き、静止フレーム35に対するウエブ1の速度VWは、搬送方向FにVO+2VT
に等しい。下流側で部分7cは1秒間にVTm.に比例する長さだけ増大する。
ウエブの長さ並びに下流の軌道5に搬送されるべきVOに比例する長さは、下流
の搬送ローラ15を越えて送られる必要がある。従って、下流の搬送ローラ15
を越えて送る必要がある速度は、部分7bに沿ったウエブの速度(VO+VTm/
s)に対応する。
第4図において、中間の軌道7の第2の部分7bに沿った静止フレームVWに
対するウエブ1の速度は、搬送速度の半分に等しい大きさVO/2でスレッド4
1の周期的な速度VTと共にグラフに示される。中間の軌道7の第2の部分7b
に対するウエブ1の速度は、VRとして指示され、VRは、搬送ローラの円周方向
の速度に対応する。静止フレームに対する部分7bに沿ったウエブVWの速度は
、スレッド41の速度VTと同じ位相にあり、0と一定の搬送速度の2倍との間
の一定の搬送速度VOの周りで変化する。搬送ローラの円周方向の速度は、スレ
ッド41の速度VTと同じ位相にあり、VO/2と3VO/2との間でV0の周り
で変化する。
第6図及び第7図は、中間の基板7の第2の部分7bがフレーム35に対して
静止していることを示す装置2の実施例である。
第5図に示すスレッド41が搬送速度の半分の速度で移動することによって、
上流の軌道3と部分7aは長さが長くなる。入ってくるウエブ1は増大した長さ
に沿って収納され、その結果、部分7bの速度は静止する。同時に下流軌道5と
部分7cは短くなり、これらの部分に沿って配置されたウエブの部分は下流の軌
道5に送られる。
スレッドの動きとは反対の動きによって、上流の軌道3の増大した長さ及び部
分7aに沿って配置されたウエブは下流側5に部分7bに沿って加速される。
第6図に示す方法及び装置の実施例は第6図の実施例と同じ原理によって作用
する。第6図において、中間軌道7の部分7a,7bは、搬送ローラ延長手段5
5,57に沿って第1の円筒形面に配置される。中間の軌道7の第2の部分7b
はドラム59の表面に配置される。ドラム59の軸線61と同心円的に反時計方
向にスレッド41を移動するとき、部分7aの長さ及び部分7bの上流部分は増
大する。部分7bの下流側の長さ及び第3の部分7cは部分7a及び7bの組み
合わされた長さ並びに部分7bの長さが一定になるような長さに減少する。
搬送ローラ13,15が搬送速度の半分に比例するドラム59の円周の一部に
沿って所定の時間間隔でスレッド41と共に移動するとき、入ってくるウエブの
約半分は部分7aの増大した長さに沿って収容され、半分は部分7bの上流部分
に沿って収容される。フレームに対する部分7bに沿った速度は一定である。
第7図において、部分7bに沿ったウエブ速度VW及び搬送ローラ13及び1
5の円周方向の速度VRは、ドラムの軸線61と同心的な軌道に沿ってスレッド
41の周期的な移動において与えられ、速度VTはウエブの搬送速度の半分の大
きさを有する。搬送ローラの円周方向の速度はVRとして指示される。ドラム5
9がフレームに回転可能に接続されるとき、ドラムの円周方向の速度はウエブの
速度VWに対応する。第7図の速度及び位相の関係は第5図の実施例にも適用す
ることができる。
第8図及び第9図は、ガイドローラ9,11及び搬送ローラ13,15がスレ
ッド41に回転可能に取り付けられている装置の実施例の斜視図である。スレッ
ド41はフレーム35から垂下しており、これはサスペンション装置79,79
′を介してこれらの図面で概略的に指示されている。スレッド41は駆動点73
のスレッドに旋回可能に接続されている片持ちレバー71によって駆動される。
搬送ローラ13,15は一定のトルクで搬送ローラを駆動することができる回転
バランス装置63,63′に接続されている。第8図の実施例において、回転バ
ランス装置は、ベルトまたはチェイン64のような閉鎖ループ部材を介して回転
バランス体62を駆動する。回転バランス体63,63′は、それらが結合され
る搬送ローラと同じ回転速度で回転し、閉鎖ループ部材64内で同時に移動され
る。その結果、バランス体62は搬送ローラとは同期しているが、搬送ローラの
回転方向とは反対の方向に回転している。従って、バランス体62及び搬送ロー
ラ13,15のトルクは一定である。
本発明の好ましい実施例において、回転バランス装置63,63′の各々は、
フレーム35に回転可能に結合されるディスク65,65′を有する。これは第
9図に示されている。各ディスク65,65′において、2つのプーリ67,6
9及び67′及び69′がスレッド41に取り付けられている。ベルト70,7
0′がバランスディスク65,65′及びプーリ67,69,67′,69′の
周りにループを形成している。プーリ69,69′は各々搬送ローラ13,15
の軸25,27に結合されている。プーリ69,69′の円周方向の速度はVR
.r/Rに等しく、ここでrはプーリ69,69′の半径であり、Rは搬送ロー
ラ13,15の半径である。
第9図に示すようなバランス装置63,63′の機能は、第10a図,第10
b図に概略的に示されている。第10a図及び第10b図において、スレッド4
1の位置は実線で平衡位置が、破線でそれに密着した位置が指示されている。
スレッド41が平衡位置39(第11a図及び第11b図には示されていない
位置)から最も離れているとき、スレッド41はプーリ67,69と共に動きが
静止している。第2a図,第2b図及び第4図の実施例のスレッド41の静止位
置は、x軸線の位置0、T/s及びTで第4図に見られる。静止スレッド41に
関しては、ベルト70は、この場合ディスク65の円周方向の速度がプーリ69
の円周方向の速度に等しくなるようにプーリ67によって駆動される。スレッド
41の速度VTがゼロのとき、搬送ローラの円周方向の速度VRが搬送速度VOに
等しいことが第4図から分かる。プーリ69,69′の半径が搬送ローラ13,
15の半径に等しい場合、ディスク65の円周方向の速度はVOに等しい。
スレッド41が平衡位置39に近づき、第11a図の破線によって指示した位
置から第11b図の破線によって指示した位置まで搬送方向Fの方向に移動する
とき、スレッドの速度はほぼVO/2に等しい。この状態は第4図のx軸線で時
間T/4の周りで見られる。プーリ67及び69はVO/2に比例する距離だけ
移動する所定の時間間隔にあるとき、VOに比例したベルト70の長さ(第11
a図の右手の破線部分)は、スラックをテイクアップするためにプーリ69乃至
67を越えて搬送される必要がある。ディスク65は回転する必要はない。しか
しながら、第4図から分かるように、搬送ローラによって駆動される搬送ローラ
及びプーリの回転速度は3VO/2に等しい。従ってプーリの異動時にプーリ6
7及び69を越えて移動されるVOの長さのベルト70に加えてベルト70の追
加的な長さVO/2をディスク65を越えてベルト70の回転によってプーリ6
9に適用する必要がある。従ってディスク65の回転速度はVO/2に等しい。
スレッド41が平衡位置に近づき、搬送方向Fと反対の方向に移動するとき、
スレッドの速度はVO/2に等しい。この状態は第4図のx軸線で時間3T/4
の周りで生じ、第10b図に示されている。所定の時間間隔でVO/2に比例す
るプーリ69及び67の移動を考えるときに、ディスク65の回転によってVO
に比例した所定の長さのベルトが取られることが分かる。第4図から、搬送ロー
ラ15によって駆動されるプーリの速度はVO/2に等しく、その結果、所定時
間の間隔でVO/2に比例したベルト70の追加的な長さはプーリ67の上流側
に蓄積されることが分かる。従って、ディスク65を介してプーリ69にプーリ
67から送られるVOに比例した長さに加えて、プーリ67は3VO/2に比例し
たベルト70の所定の長さをディスク65に送る。このようにディスク65の回
転速度は3VO/2に比例する。
前述したことから分かるように、ディスク65の回転は平均速度VOの周りで
、VO/2の幅で周期的に変化し、搬送ローラ13,15の回転速度とは180
°
の固定された位相の差を有する。プーリ67,69の半径が搬送ローラ13,1
5の半径に長さが等しいときのみ、ディスク65の円周方向の速度の大きさが搬
送ローラの速度VRに等しくなる。搬送ローラの慣性的な運動にディスク65の
重量配分を行うことによって駆動モータ51の軸線に関して組み合わされた搬送
ローラ13,15及びディスク65,65′のトルクの全体的な変化は、最小限
にされる。従って駆動モータ51は搬送ローラの回転速度の高周波の変化によっ
て悪影響を受けない。
第11図は、2つの回転バランス重り80,81を有する回転バランス部によ
って形成されるスレッドバランス装置77の側面図を示している。スレッドバラ
ンス装置77は内側の円形のトラック85を有するハウジング87を備えている
。ハウジング87はフレーム35に取り付けられており、フレームに関して静止
している。片持ちレバー71は上端がバランス部80,81に結合されている。
回転部80は、スレッド、片持ちレバー及びバランス装置が組み合わされて一
定の力で駆動されるようにスレッド41によって片持ちレバー71に作用する慣
性力を補償する。スレッド41は水平方向の周期的な動きを行い、片持ちレバー
71によって加速及び減速する。スレッド41は、加速度に比例し、スレッドの
速度度が0のとき最も大きい力を周期的に片持ちレバー71に与える。回転部8
0によって片持ちレバー71に作用する力の水平方向の成分は、周期的であり、
スレッド41の往復動の周波数と同じ周波数を有し、スレッドによって作用され
る力に対する大きさに等しく、反対方向を向いている。バランス部80は、例え
ば駆動軸84で一定の回転速度で駆動される。ハウジング87の回転部80によ
って及ぼされる垂直方向の成分は直線通路A−Cに沿って上下に移動するバラン
ス部によって補償される。
バランス部81は、円形トラック85の直径の半分の直径を有するディスク8
3に取り付けられている。ディスク83はハウジング87の内側に回転可能に取
り付けられ、円形トラック85に沿って移動する。ディスク83はピニオンによ
って形成され、円形の周縁部85はメッシングギヤ歯を有する。円形トラック8
5のBの位置でのバランス部81とディスク85の位置は、第11図に破線で示
されている。円形トラック85の位置Cへディスク85がさらに回転することに
よってバランス部MBの中心が線ACに沿って円形トラック85の中心から点C
まで移動する。位置Dを通ってAまでのディスク83の回転によってバランス部
MBの中心がラインACに沿って位置Aまで移動する。
第12a図及び第12b図において、重り装置77がスレッド41とどのよう
に相互作用するかが概略的に示されている。円形トラック85を有するハウジン
グ87はフレーム35に結合され、それに関して静止している。図面の平面に垂
直に延び円形トラックの中心を通過する駆動軸84は一定の回転速度でバランス
部80を回転させる。ディスク83はバランス部80が回転したときにディスク
83がトラック85に沿って回転するようにその中心がバランス部に回転可能に
結合されている。
トラック85に沿ってディスク83が回転するとき、第12a図の点Aに対応
する点に配置されているディスク83の円周の点及びトラック85の中心は、円
形トラック85に関して反対側に配置されている直線通路に沿って移動する。
片持ちレバー71は、第12a図及び第12b図において、円形のトラック8
5の中心と一致する点Jでディスク83の円周にヒンジで結合されている。駆動
軸84は一定の回転速度でバランス部80及びディスク83を駆動する。第12
a図及び第12c図に示すように、概略的に指示するスレッド41は平衡位置に
ある。スレッド41は、(第12a図及び第12d図には示していない)エバン
ス連結によって形成されるサスペンション装置79,79′によってフレーム3
5から垂下しているので、スレッドは点Jで水平方向の慣性力のみを及ぼす。ス
レッド41の加速度は平衡位置において0であるから、この位置において点Jで
スレッドによって水平方向の力は及ぼされない。回転部80によってハウジング
87に及ぼされる垂直方向の力は、円形トラック85の中心に向かって加速され
ているバランス部81によって及ぼされる力によって補償される平衡位置にある
。
ディスク83が矢印Qの方向に回転するとき、点Jは直線通路に沿ってトラッ
ク85の中心から点Bまで移動する。バランス部81は位置Aからトラック85
の中心まで移動する。片持ちレバー71及びスレッドの各々が最大限に偏向して
スレッドが矢印Fsの方向に加速されているとき、点Jにスレッドによって及ぼ
される水平方向の慣性力は、最大であり、矢印Fsの方向とは反対を向いている
。回転部80によってハウジング87に作用する力の水平方向の成分は、最大値
であり、矢印Fbを向いており、スレッド41によって点Jに作用する力を補償
する。
第12b図及び第12d図において破線によって指示されているバランス部8
1は、円形トラックの中心に配置されており、最大で一定の速度でこの位置で移
動する。従って、ハウジング87にバランス部81によって及ぼされる慣性力は
ない。
ディスク83が回転するときに、バランス部81は点Cに到達し、直線運動の
方向を反転させ、第12c図に示すようにトラック85の中心に戻る。ハウジン
グ87に作用する力及び第12c図及び第12d図の点Jに作用する力は、第1
2a図及び第12b図に示すようなスレッドの部分に作用する力への方向とは反
対で大きさが等しい。バランス部80,81の重り及び駆動軸84からのバラン
ス部の距離は、スレッド41と片持ちレバー71の実際の構成に依存し、上述し
た原理の基礎に基づいて容易に決定される。またスレッド41の重りのバランス
の原理は回転駆動軸84ではなく他の装置によって片持ちレバーを駆動する構造
にも適用することができる。
第9図及び第10図に示すようにサスペンション装置79,79′はエバンス
連結を有し、その原理は、第13図に概略的に指示されている。エバンス連結に
おいて、垂直方向のサスペンションアーム89は、回転点97で垂下している。
スレッド41は、サスペンションアーム89の下端96で垂下している。回転点
97の周りの垂直方向のサスペンションアーム89の回転はアーム89の下端9
6を円形回転通路101に従わせる。アーム89の下端を直線通路105に沿っ
て移動するようにするために、回転の中心97は、アーム89の回転時に移動す
る必要がある。サスペンションアーム89は回転アーム86に結合されており、
回転アーム86は、第13図において、サスペンションアーム89の垂直方向の
位置においてサスペンションアームの背後に配置されている。回転アーム86は
回転点95の周りで回転可能であり、回転アーム86の位置91及び94が指示
される。回転アーム86の長さはサスペンションアーム89の長さの半分である
。
回転アーム86が位置91に移動するとき、サスペンションアーム89の下端
は破線によって指示される円形通路106に配置することができる。サスペンシ
ョンアーム89の下端は、サスペンションアーム89の上端が横断アームのヒン
ジ点108にあるとき、回転アーム86の位置において直線通路105に配置さ
れる。横断アーム93が比較的に大きな半径を有するので、アーム93の回転角
度は、比較的に小さく円形通路103の部分であるヒンジ点108は、アーム8
9の上端の垂直方向の移動に対応する。
サスペンション装置79を介して、スレッド41は、直線軸受を必要とするこ
となくほぼ直線通路105に沿って往復動することができる。これはサスペンシ
ョン装置の軸受に対するメインテナンスの強い要求をすることなく、高速でスレ
ッドを往復動することができる。
第14図は第4図及び第7図に示すような速度に応じてガイドローラ9,11
及び搬送ローラ13,15を回転させる駆動機構の斜視図を示す。ベルトから成
る駆動部材50は、ウエブ1に平行な通路で駆動ローラ110,112,114
及び116の周りを通過する。駆動ローラ110及び114はガイドローラ9及
び11と等しい直径を有し、ウエブ1の上流及び下流部分の速度に対応する一定
の速度VOで回転する。駆動ローラ112及び116は、搬送ローラ13及び1
5の直径に等しく搬送速度VOの周囲で幅VO/2の周期的な速度で回転する。ベ
ルト50はプーリ113及び111に沿って通過し、閉鎖ループを形成する。プ
ーリ113は、一定速度V0で駆動モータ51によって駆動される。搬送ローラ
13,15の往復動によってベルト50は、上述した周期的な速度でこれらのロ
ーラを通過する。ベルト50は、一定速度VOでガイドローラ9,11を駆動す
る。
本発明による方法及び装置は、ベルト、チェインまたはワイヤが一定の速度で
移動し、工程の一部がベルト、チェイン、またはワイヤまたはそれによって搬送
される物体の異なる速度での取り扱いを含む種々の広範な方法に適用することが
できる。
例えば、搬送する物体が一定の平均速度でエンドレスループで搬送される物体
であり、本発明によって装置を通過するチェインまたはベルトである場合である
。この場合において、ガイドローラ及び搬送ローラは必要ではない。チェインま
たはベルトは他の装置の駆動機構またはギヤ装置の一部である。ガイド部材及び
搬送部材は円筒形である必要はなく、多角形の断面であってもよい。
チェインまたはベルトはチェインまたはベルトの側方から突出している把持装
置を有し、この把持装置は、ガイドローラ及び搬送ローラに対して機械横断方向
に移動し、搬送ローラとガイドローラとの間ではなく、それらの側方に沿って移
動できる。アプリケータ装置38の点で、ベルトまたはチェインによって支持さ
れた物体は、他の物体と組み合わせて組み立てられ、詰められ、機械加工され、
ペイントされ、印刷されまたは他の処理がなされる。
本発明による装置及び方法は、繊維性セルロースおしめコアの紙ウエブのよう
な比較的弱い破れ強度の物体を搬送し、これらの物体に張力が作用しないように
高周波でこれらの物体の速度を変化させるのに特に適している。紙のウエブはア
プリケータ装置38で印刷または塗料を塗るために停止することができる。
液体不透過性バックシートと液体透過性トップシートとの間にある綿毛パルプ
のバットを有するおしめコアにおいて、コアは異なる目的でアプリケータステー
ションで速度を遅くすることができる。
アプリケータ装置は、繊維性バットに吸収性ゲル材料を配置するノズルを有す
る。もし、吸収ゲル材料が一定の速度で配置されるならば、ノズルを通過するバ
ットの速度を変化させることによっておしめコアの吸収材ゲル材料の長手方向の
変化が生じる。吸収ゲル材料を送るアプリケータ装置は、1985年12月24
日にモルダー等に発行された米国特許第4,523,274号及びヨーロッパ特
許EP−B−0380675号に示されている。
セルロース繊維のバットにエアレイを行うコア形成工程において、装置は第1
5図に示すように構成することができる。繊維性のバット190は、本発明によ
って送られる有孔性ベルト178で搬送することができる。アプリケータ装置は
、搬送ローラ及びガイドローラを越えてバットを支持する真空吸引ボックス18
0と、真空吸引ボックス180の上に配置された繊維レイダウン室192とを有
する。有孔性ベルト178の速度は、有孔性ベルト178に繊維を重ねる速度に
適応するために変化することができる。繊維レイダウン室192の繊維性バット
190の速度は、例えば、有孔性ベルトに繊維がさらに堆積され堆積速度が遅く
なったときに遅くなる。
第17図は、本発明による装置2の正面図であり、例えば、薄層の弾性材料の
ような予備伸長されたストリップ161をウエストバンドまたはウエストキャッ
プ154のようなウエブ1に適用するアプリケータ装置38を示している。ウエ
ブ1の搬送方向は、図面の平面に直角な方向である。弾性材料は2つのロール1
59,160を有する調整部材によってロールから巻き戻される。ロール159
は弾性材料のストリップが予備伸長されるように、ロール160より遅い速度で
駆動される。弾性材料は、回転真空ベルト163のインフィード点に配置された
調整点で弾性材料の機械横断方向の変化を最小限にするように自動追跡装置16
2に沿って送られる。のりコータ164は弾性材料161を連続的な、または螺
旋パターンののりの層で間断的にコートする。予め伸長された弾性材料161は
、真空吸引ボックス166の作用によって有孔コンベヤベルト165に緊密に保
持される。回転コンベヤベルト165は、クラッシュナイフ167の下に弾性材
料を通し、ウエブ1へ平行な位置まで弾性材料を連続的に回転する。ウエブ1は
装置2によって停止され、第1図に示すように空気シリンダ29,29′はウエ
ブ1を弾性部材に対して押す。各空気シリンダはタンパフットを有する。短い滞
留時間の後(数ミリ秒)の後、空気シリンダ29,29′は上方に移動し、ウエ
ブ1は搬送方向に加速される。空気シリンダ29,29′の作動時に予備伸長さ
れた弾性材料161に作用する真空は、機械的スイッチによって遮断され、コン
ベヤ167の開口部の真空吸引ボックス166へのアクセスを停止する。搬送ロ
ーラ13,15、真空吸引ボックス166の機械的な真空スイッチ、空気シリン
ダ29,29′、のりコータ164及びクラッシュナイフ167の動きは、すべ
て同期がとられ、異なる動きの間に適当な位相関係を維持する。
第17a図は、アプリケータ装置38,38′がウエブ1を物理的に変形する
ために相互にかみ合う歯を有する一対の波形部材170,171を有する実施例
を示している。波形部材170,171がウエブ1を下にクランプするとき、ウ
エブはこの場合において、図面の平面に直角に伸びている波形部に対応して平行
なラインに沿って変形される。ウエブは変形部のラインに直角な方向に増大した
伸長性を有し、波形部材170,171に接触した後、ウエブ1はハーモニカ形
状で長く伸びることができる。波形部材170,171に対してウエブを停止す
ることによって、複数の変形パターンをウエブに適用することができ、このパタ
ーンは、例えば、ウエブの横断方向(cd−方向)の成分を有し、その結果、ウ
エブは、機械方向に細長く伸びることができる。本発明による装置の使用によっ
て、第20図に示すようにおしめの足の部分172に大きな伸長性を与えること
ができる。好ましくは、変形領域に伸びた状態でトップシートとバックシートと
の間の弾性部材が形成される。ウエブと波形部材170,171とを接触する前
に、ウエブは細長くなることはできない。ウエブが波形部材170と接触した後
、弾性体が配置されているウエブ1の領域は、作動して弾性的に伸長可能になる
。
また、物理的な変形は、ウエブ1の長手方向に、例えば、サイドパネル158
の領域に、または第18図に示すようなウエスト領域173,175に長手方向
に適用される。
ウエブに伸長性を付与するために物理的な変形例を適用する公知の方法は、よ
く「リングロール処理」と称される。リングロール処理は、円周方向の波形部を
備えている2つのローラのニップの間を、移動するウエブを通す工程を含む。ロ
ーラの軸はウエブの機械横断方向に伸びている。他の形態の「リングロール」は
本適用の第17a図及び第17b図に示すタイプの平坦な波形部材の使用を含む
。リングロールの上述した方法並びに製造される構造は、1993年3月23日
にクレア等に発行された米国特許第A5,196,000号、1992年12月
1日にウエーバー等に発行された米国特許第5,167,897号、1992年
10月20日ブエル等に発行された米国特許第A5,156,793号、199
2年9月1日にウエーバー等に発行された米国特許第A5,143,679号に
詳細に説明されている。
本発明による方法及び装置は、ウエブ1の低速の変形を可能にする。従って、
ウエブ上の波形部材のインパクト時間は長くなり、その結果物理的な変形例はさ
らに寸法的に制御され、ウエブに付与されるエネルギーはさらに徐々に配分する
ことができる。
上述した特許に説明されているタイプの製品に複雑な変形パターンに提供する
ために本発明による装置を使用することができる。本発明による方法及び装置に
よって形成される物理的な変形部は、トップシート、バックッシート及びコアま
たは1987年8月18日にヴァンチルバーグに発行された米国特許第A4,6
87,478号に説明されているような生理用ナプキンの側方ウイングのような
部分のような吸収材製品全体に伸長性を付与するために構成することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ),AM,
AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C
Z,EE,FI,GE,HU,JP,KG,KP,KR
,KZ,LK,LR,LT,LV,MD,MG,MN,
NO,NZ,PL,RO,RU,SI,SK,TJ,T
T,UA,US,UZ,VN