【発明の詳細な説明】
静電的に荷電された吸着剤を汚染されたガス流中に
注入するための静電銃及びホッパーシステム発明の背景 発明の属する技術分野
本発明は、静電荷を粒子に与えるための装置に関する。特に、吸着剤または粒
子状物質を静電的に荷電して汚染されたガス流中に注入し、その中に強電界を生
成して汚染粒子が帯電した吸着剤粒子と接触して電荷を帯び付着し凝集するよう
にし、更に粒状フィルタに通して吸着剤及び汚染粒子をフィルタの粒状物質で捕
集することによってガス流を清浄化するための装置に関する。従来技術
粒子の荷電装置はもちろん新しいものではなく、吸着剤粒子を静電的に荷電し
て汚染されたガス流中に導入し、その中に大きな帯電面領域(charged surface
area)を生成して、ガス流中に含まれる粒状物質を帯電させる静電銃(electros
tatic gun)は、これまでにも入手可能であった。そのような静電銃及びアンテ
ナデバイス(antenna device)の例は、例えば、Schuffに付与された米国特許第
4,220,478号、米国特許第4,290,786号、及び1993年6月14日に出願された
本発明人による“Apparatus For Removing Particulate Matter and Gasses Fro
m a Polluted Gas Stream”として識別される米国特許出願に示されており、そ
のような方法は本発明者による1993年6月18日に出願された“Method for
Removing Particulate Matter and Gasses From a Polluted Gas Stream”とい
う名称の米国特許出願に示されている。
上記のような、微細な粒子状物質、特にサブミクロンサイズの汚染粒子を効率
的かつ効果的に除去する空気汚染制御装置及び方法が発達して
きたのは近年のことである。そのような従来の粒子除去システムでは、システム
の融通性に欠けているため問題が生じることがあった。例えば、粒子状物質の除
去に対して政府機関によって提示されるような厳しい汚染除去の要求に合わせる
ことが要求される場合などに問題が生じていた。そのようなシステムは、特に、
様々なガス流の汚染状態に応じて吸着剤の注入量や吸着剤粒子の帯電状態を変え
るといった融通性に欠けていた。本発明のシステムはそのような融通性を与える
ものである。
従来のSchuffの特許と同様に、本発明は吸着剤物質に静電荷を与えるための改
善された荷電用銃を含んでいる。しかしながら本発明では、荷電用静電銃に加え
る供給電圧を汚染ガス流中に注入される吸着剤粒子のタイプ及び体積に応じて変
化させ、それによって各吸着剤粒子の表面電荷が最大になるようにすることがで
きる。吸着剤粒子は全て同じ電荷を帯び互いに反発するため、ガス流中に素早く
散らばる。これによって大きな帯電面領域が生じ、ガス流中の粒状物質は最大限
に荷電される。このように荷電することによって、サブミクロンの粒子及びより
大きな粒子は凝集し易くなり、ガス状汚染物質は帯電した吸着剤粒子や濾床(me
dia materials bed)内の粒子と化学的に反応する。
上述したような、本発明に基づく静電銃の可変荷電能力は、汚染されたガス流
に注入される吸着剤粒子の流量を変化させることができるように提供されるもの
である。この流量の融通性によって、ある特定の汚染ガス流中に存在する粒子状
及びガス状の両方の汚染物質と完全に反応するのに充分な量の帯電吸着剤粒子が
ガス流中に供給される。本発明のホッパーシステム(hopper system)から送ら
れる吸着剤粒子の体積を選択する能力によって、実際にガス流中に存在する全て
の汚染物質と効果的に反応するように吸着剤を供給することができる。そのよう
な反応によってこれらの粒子及び吸着剤粒子が凝集・粗大化するとともに、選択
さ
れた吸着剤粒子はガス状のサブミクロンサイズの汚染粒子と化学反応もする。凝
集した粒子及び反応した粒子は、移動床式及び固定床式濾床アレンジメントを通
され取り除かれる。
凝集した粒状汚染物質及び汚染物質を捕捉した吸着剤粒子を含むガス流は、一
連の移動床式及び固定床式濾床アレンジメントに通され、吸着剤反応生成物、粒
子及び汚染ガスはガス流から除去・収集され、清浄化されたガス流は大気中へ放
出される。上記に挙げたSchuffの特許の装置及び方法は従来技術の状況を表す例
であるが、大量の汚染されたガス流から粒子を除去する能力は限られている。本
発明は、吸着物質の量を制御するとともに、吸着物質の静電荷を調整することに
よってこれらの欠点を克服するものである。体積を精密に制御して高度に帯電し
た吸着剤粒子を供給することにより、特定の汚染されたガス流中に存在する全て
の粒子状及びガス状汚染物質と完全に反応するようにする。発明の要約
本発明の主な目的は、ガス流から汚染物質を除去するための装置に於いて使用
されるホッパーシステム及び静電銃であって、静電銃がホッパーシステムから送
られてきた選択された量の吸着剤粒子を静電的に荷電して汚染されたガス流中に
注入する働きをし、吸着剤の量及び個々の吸着剤粒子に加えられる電荷が、ガス
流中の汚染物質の種類や量に応じて可変であるようなものを提供することである
。
本発明の別の目的は、加圧された吸着剤粒子流を静電的に荷電するための静電
銃であって、吸着剤粒子を完全に荷電し、汚染されたガス流に注入されたとき全
ての粒子が最大限に荷電されるように荷電電圧が可変である静電銃を提供するこ
とである。
本発明の別の目的は、吸着剤流中の全ての吸着剤粒子が最大限に帯電されるよ
うに、吸着剤の特定の流量に合わせてサイズが選択された銃身
を有する静電銃を提供することである。
本発明の別の目的は、特定の組成及び量の汚染物質を含む汚染されたガス流中
に完全に荷電された吸着剤粒子が注入されるように、吸着剤の流量または体積を
調整してそれらに与えられる静電荷を適合することができる静電銃用ホッパーシ
ステムを提供することである。
本発明のさらに別の目的は、様々なガス流から実質的に全ての汚染物質を除去
するための装置に於いて用いられる、安全で信頼性が高く比較的保守費用の安い
ホッパーシステム及び静電銃を提供することである。
本発明のこれらの目的及び他の目的は、以下の説明によってより明らかになる
だろう。
簡単に述べると、本発明のホッパーシステム及び静電銃は、体積の制御された
吸着剤物質を静電的に荷電し、汚染されたガス流中に注入するための装置を提供
する。静電銃のサイズは吸着剤の量に合わせて定めることができ、吸着剤の量は
ホッパーシステムに於いて可変である。サブミクロンサイズの粒子を含む実質的
に全ての汚染粒状物質を捕集するため、ガス流中の汚染物質を完全に帯電させる
のに必要な量の荷電された吸着剤粒子をガス流中に供給するべく、2以上のホッ
パーシステム及び静電銃を設けてもよい。汚染ガス流中に注入された帯電した吸
着剤粒子は、ガス流中の全ての汚染粒子を完全に荷電するとともに、それらの表
面にガス流中に存在する実質的に全てのサブミクロンサイズの汚染粒子を集める
。凝集・粗大化した帯電吸着剤粒子及び汚染粒子を浮遊させたガス流は、その後
濾過装置に送られ、そこでこれらの汚染粒子及び吸着剤粒子は全て取り除かれる
。それらは更に回収、リサイクル、或いは廃棄され、清浄化されたガス流は大気
中に放出される。
本発明に基づくホッパーシステムは、再生式ブロワからの空気系へと乾燥した
パウダー状吸着物質を計量しながら供給する。これには、乾燥
した吸着物質を計量して送出することができるように設計された機械式スクリュ
ー供給方式が用いられる。このシステムは、体積計測供給(volumnetric feed)
システムまたは重量減少計測(loss-in-weight)システムのいずれであってもよ
く、どちらの場合も特定の量の汚染粒状物質に対し必要とされる乾燥した吸着剤
物質が精密に供給される。流れてきた吸着剤粒子は、再生式ブロワから流量を制
御されて送られてくる空気とエジェクタベンチュリ(ejector venturi)内で混
合される。混合された乾燥した吸着剤物質と空気は静電銃の銃身内に送られる。
静電銃の銃身の直径は、送られてくる吸着剤と空気の混合体の流量に合わせて
選択され、銃身内には長手方向に組み込まれたチャージングワンド(charging w
and)が含まれている。チャージングワンドは、周りに高圧コロナ放電を生じさ
せるため可変電気エネルギー源に接続されている。このコロナ放電の中を吸着剤
粒子は通過する。コロナ放電中を通過することによって個々の吸着剤粒子の全て
が強く帯電するが、それは正または負のいずれとすることもできる。帯電した吸
着剤粒子は汚染されたガス流中に注入され拡散する。これらの吸着剤粒子は同様
の電荷を帯びているため、互いに反発し合ってガス流中に広い帯電領域を生成し
、そこで汚染粒子自身も帯電吸着剤粒子と接触することによって帯電し、凝集・
粗大化する。帯電吸着剤粒子は、ガス状汚染物質のサブミクロンサイズの汚染粒
子とも反応しそれらを引き寄せ、粗大化した粒子を形成する。
本発明に基づく静電銃は、特定のガス流中の成分と反応するように選択された
吸着剤物質の様々な流量に合わせて、チャージングワンドの周りに生成するコロ
ナ放電を可変とすることができるように構成されている。また、汚染ガス流中に
存在する大量の汚染粒子を帯電させるため、ガス流中の全ての汚染物質と反応す
るのに必要な大量の吸着剤粒子を複
数の静電銃に供給するようにしてもよい。各静電銃が同じまたは異なる吸着剤流
を受容するようにすることができる。
好ましくは微細な粒子である帯電した吸着剤粒子は、1または複数の静電銃を
通過した後、全て同じ電荷を帯び、そのため互いに反発してガス流中に素早く拡
散する。凝集し易い比較的大きい汚染粒子とサブミクロンサイズの粒子と反応し
それを引きつける吸着剤粒子とからなるガス流の粒子状物質は、全て同じ電荷を
担い、ガス流から除去されるように汚染物質除去装置の遷移部(transition sec
tion)へと送られる。この装置は、一連の移動床式及び固定床式粒状濾材濾床を
備えている。これらの濾床は収集部ハウジング内に順に配列されており、凝集・
粗大化した汚染粒子や吸着剤粒子を取り除く。それによって、ガス流は清浄化さ
れ大気中に放出することができるようになる。収集された物質も、その後スクリ
ーニング(screening)によって清浄化され、廃棄されるか、或いは所望に応じ
てリサイクルされ移動床式濾床の濾材として再使用される。図面の説明
図面に、現在のところ本発明を実施する上で最良と思われる形態を示す。
第1図は、本発明による荷電用静電銃とホッパーシステムを含む、汚染された
ガス流から粒子状物質及びガス状汚染物質を取り除くための装置の斜視図である
。示されているように、ホッパーシステムは第1の荷電用静電銃に乾燥した吸着
剤物質を供給する。また、第1荷電用静電銃には電源及び制御装置がつながって
いる。所望に応じて設けることのできる第2の荷電用静電銃は破線で示されてい
る。荷電された吸着剤粒子は汚染ガス流中に注入され、ガス流中の汚染粒子を荷
電したりそれらと反応したりする。ガス流は更に複数の移動床式濾床及び固定床
式濾床へ
と送られ、そこで凝集した汚染粒子及び吸着剤粒子が取り除かれ処理されて、清
浄化されたガスは大気中に放出される。
第2図は、第1図のホッパーシステムの拡大した側面図である。このホッパー
システムは、ベンチュリ管のスロート内に吸着剤物質を計量して供給する働きを
する。ベンチュリ管のスロートに於いて吸着剤物質は加圧空気と混合され、第1
図の荷電用静電銃の銃身内に送られる。
第3図は、第1図の荷電用静電銃の第1実施例の拡大した側面図である。この
図には、静電銃ハウジングが示されているが、銃身とインシュレータを露出する
ようにその一部は破砕されている。また、銃身の中心に長手方向に適合され保持
されたチャージングワンドが破線によって示されている。
第4図は、第3図のライン4−4内の拡大断面図である。
第5図は、第3図のライン5−5に沿って得られた前方端部断面図である。
第6図は、第3図と似た図であるが、本発明の荷電用静電銃の別の実施例を示
したものである。この例では、静電銃はセラミック材料、シリコンラバー、また
はポリプロピレンプラスチックから形成することができる。詳細な説明
第1図は、汚染されたガス流から粒子状物質及びガス状汚染物質を除去するた
めの装置10(以後、装置10と呼ぶ)の斜視図である。装置10には、本発明
の荷電用静電銃12(以後、静電銃と呼ぶ)及びホッパーシステム11が含まれ
ている。ホッパーシステム11は、乾燥した吸着剤物質を計量しながら供給し、
それを加圧された空気と混合して静電銃12に送るためのものである。静電銃1
2は個々の吸着剤粒子を一様に荷電し、矢印Aによって示されている汚染された
ガス流中に拡散さ
せる。
装置10は、汚染されたガス流から粒子状物質を取り除くためのものであり、
本発明人による1993年6月14日出願の“Aparatus For Removing Particul
ate Matter and Gasses From a Polluted Gas Stream”というタイトルの米国特
許出願、及び1993年6月18日出願の“Method for Removing Particulate
Matter and Gasses From a Polluted Gas Stream”というタイトルの米国特許出
願明細書に開示されているような汚染制御装置に組み込むのに適している。しか
しながら、除去するべき汚染粒子とともに凝集させるために、静電的に帯電した
吸着剤物質を用いる他の汚染制御装置と共に本発明を用いることも本発明の開示
範囲内で可能であることを理解されたい。
上述したように、本発明は、装置10に組み込まれ、加圧され静電的に荷電さ
れた乾燥吸着剤粒子を汚染ガス流中に送り込むのに用いられるホッパーシステム
11と静電銃12を提供する。汚染ガス流中の汚染粒子及びガスは実質的に全て
除去するべく、乾燥装置が備えられている。この装置は酸性のミストを生成する
こともなく、華氏2000℃に達する高温で動作することができる。また、ガス
流を引き込むことができるように大気圧より低い圧力で動作し得る。ホッパーシ
ステム11はガス流の汚染状態に応じて吸着剤の流量をチェックし制御すること
ができ、静電銃12は吸着剤流中に含まれる全ての粒子が完全に帯電するように
、構成や印加電力を変えることができる。帯電した吸着剤粒子は汚染されたガス
流中に注入されその中に散らばる。ホッパーシステム11及び静電銃12によっ
て装置10に融通性が与えられ、その結果装置10を用いて様々な組成の汚染ガ
ス流中の汚染粒子を実質的に全て除去することができる。好適には、装置10は
、本発明の静電銃12及びホッパーシステム11に加えて、移動床式濾床13及
び固定床式濾床14の組合せ
を含んでいる。凝集した汚染及び吸着剤粒子はそれらの中を流れて、除去される
。その後、清浄化されたガス流は大気に放出され、濾床から除去された凝集粒子
は廃棄またはリサイクルされる。
第1図及び第3図乃至第6図に示されているように、装置10は静電銃12と
、所望に応じて設けられる静電銃12aを含んでいる。これらに、第1図及び第
2図に示されているように、ホッパーシステム11から吸着剤が流入する。これ
については、後にも述べる。ホッパーシステム11は、第2図に最もよく示され
ているように、ホッパー15を含んでいる。ホッパー15は、正方形または他の
形状の容器とすることができ、その頂部は乾燥した吸着剤物質を入れて保管する
ことができるように開いている。吸着剤物質は第1図に於いて矢印Aで示されて
いる汚染されたガス流に含まれる特定の汚染物質と反応するように選択される。
理解されるように、ホッパーシステム11は、湿気のある場合を除いて、条件
や用途に応じて様々な形状を取り得る(頂部が開いた形を含む)。湿気は避けな
ければならない。更に、ホッパーシステム11は、所望に応じてテイカー(take
r)またはサイロとしてもよく、開示範囲内で、例えばアンモニアのようなガス
状の吸着剤物質を供給するように構成することもできる。吸着剤物質の選択は、
汚染されたガス流中から除去すべき汚染物質と反応することという要求に基づい
てなされる。多くの応用例に対して微粒子状の石灰(lime)が選択される。例え
ば石灰粒子は、コークス炉、スティンタープラント(stinter plant)または溶
鉱炉から放出されるガス流から汚染物質を除去するのに適している。一方、石炭
燃焼ボイラーに対しては、吸着剤物質をナコライト(nacholite)としてもよい
。ナコライトは、ガス流中の二酸化硫黄と反応して硫化ナトリウムを生成し、生
成された硫化ナトリウムは吸着剤粒子に付着する。吸着剤として選択される物質
は、従って、ガス流から除去されるべき汚染物
質によって決定される。乾燥した吸着剤物質は、約15ミクロン(200メッシ
ュに等しい)乃至1mmの直径の微粒子にされた後、吸着剤ホッパー15に入れ
られ、吸着剤システム11から静電銃12へと送られる。ここで、個々の吸着剤
粒子は各々静電的に荷電され、矢印Aで示されている汚染ガス流中に注入される
。
ホッパー15は、静電銃12へ送られ静電的に荷電される選択された吸着剤物
質の流量に合わせて、適切な容積を有するように選択されている。乾燥した吸着
剤粒子は、荷電されて汚染されたガス流中に拡がって、ガス流中の汚染粒子を完
全に帯電させる。即ち、それらの全てと相互作用する。ガス流中に存在する特定
の汚染物質量に対するシステムの要求に依存するが、実用的には、1乃至数千立
方フィートの容積のホッパーが本発明では適している。乾燥した吸着剤物質は、
ホッパー15からマスフローホッパー(mass flow hopper)16へと重力を利用
して送られるか或いは空気によって送られる。マスフローホッパー16は乾燥し
た吸着剤物質の量を測り、螺旋式(helix)またはスクリュー式供給手段17へ
と送る。これは、パドル(paddle)18を回転させることによってなされる。螺
旋式またはスクリュー式供給手段17はモータによって回転し、計量された乾燥
した吸着剤物質を放出ノズル19から送り出す。計量される乾燥した吸着剤物質
の量は、ガス流中に存在する汚染物質の量に応じて決められる。本発明では、こ
のような計量を行うのに、体積計測供給システムまたは重量減少計測システムが
用いられる。乾燥した吸着剤物質の流量を非常に精密に制御する必要があるため
、通常、より精密な重量減少計測システムが好ましい。そのような供給システム
の例として、現在“AccuRate,Inc.”、“Vibra Screw,Inc.”、“KTron,Inc.
”、“AutoWeight,Inc.”などによって製造されている乾燥吸着剤供給装置があ
る。実際にどの供給システムを用いるかということは、コ
ストと、求められている流量の乾燥吸着剤物質を電子銃12に精密に制御して供
給するのに必要な能力とに依存している。
第1図及び第2図に示され、第2図に最も良く示されているように、計量され
た乾燥した吸着剤物質は、ティー(tee)20を通して供給ライン21に送られ
る。供給ライン21は管部22aにつながっている。管部22aは、ベンチュリ
管23のYフィッティング22の一方の脚となっている。Yフィッティング22
の他方の脚である隣接する管部22bにはブロワ24がつながっており、加圧さ
れた空気がブロワ24から送り込まれる。ブロワ24は、乾燥した吸着剤物質が
浮遊して保持されるように、流量を制御しつつ空気を送り込む。実際的には、本
発明の構成要素として用いるのに適した、吹出量を精密に制御しつつ加圧空気を
供給することのできる再生式ブロワは、“Spencer,Inc.”、“Gast,Inc.”、
“Roton,Inc.”などによって製造されているような再生式ブロワが好ましく、
それらは全て本発明の開示範囲内で使用し得るものである。
第2図に示されているように、空気と吸着剤物質はYフィッティング22の管
部22a及び22bから下流に位置するベンチュリ管のスロート25に於いて混
合される。このスロート25は上流端から狭まっており、そこを通る流速が増加
し、乾燥した吸着剤物質と加圧された空気とが完全に混合されるようになってい
る。実際的には、空気中に送り込まれた乾燥した吸着剤物質流は、1乃至10P
SIの圧力に維持されることが好ましい。ベンチュリ管のスロート25の下流で
は、ベンチュリ管は拡開し、径違い管継手26の釣り鐘状端部に適合している。
管継手26は吸着剤物質供給ライン27に結合しており、ライン27は静電銃1
2につながっている。
静電銃12の第1実施例を第3図乃至第5図に示す。静電銃12は、乾燥した
吸着剤及び加圧された同伴空気(entrained air)が供給ライン
27を通して流れ込むように配置されている。供給ライン27は静電銃12の吸
着剤取入口フィッティング28に接続されている。吸着剤取入口フィッティング
28は結合プレート29の中心部へ取り付けられ、その向こう側には銃結合プレ
ート30が配置されている。プレート29及び30は、図示されているように、
これらのプレートに形成された整合された通孔にフィッティングボルト31を通
しナット32を締め付けることによって互いに一体に保持されている。結合プレ
ート30は、円筒形状銃ハウジング35の後部に形成された直角ポート34のエ
ンドプレート33に取り付けられている。図示されているように、円筒形状銃ハ
ウジング35は、まっすぐで滑らかな壁で覆われた銃身36(以後、銃身と呼ぶ
)を含んでいる。銃身36は、第3図では破線で示され、第4図では実線で示さ
れている。吸着剤粒子を浮遊させた空気流は、銃身36へと送られる。銃身36
は、その長手方向の中心軸に沿ってチャージングワンド37(破線で図示)を含
んでいる。その機能については後に詳述する。銃結合プレート30は、直角に、
接続管38(破線で図示)に取り付けられている。接続管38は更に吸着剤取入
口39のカラー(collar)39aに接続している。第3図、第4図及び第5図に
示されている吸着剤取入口39の、結合カラー39aと反対側の端部は銃身36
と接合されている。エンドプレート33に取り付けられている接続管38は、図
示されているようにテレスコープ式に結合カラー39aに入り込んでいる。エン
ドプレート33は、円筒形状ハウジング35の側面に形成された直角ポート34
の端部を塞ぐように設けられている。更に、エンドプレート33には取り付けデ
ィスク30が固定されている。ディスク30は、適合した同様のディスク29を
受容するようになっており、ディスク29はボルトによって取り付けられる。デ
ィスク29にはフィッティング28が取り付けられ、フィッティング28は吸着
剤供給ライ
ン27が接続される。こうして、吸着剤ホッパーシステム11から送られてくる
加圧された空気中に浮遊した吸着剤粒子が流れることができる。
図示されているように、吸着剤取入口39は曲がっており、銃身36の後部に
、角度Bで示されているように、概ね直角の角度で結合している。吸着剤取入口
39と銃身端部との結合部はスリーブ40として示されており、その両端には結
合カラー40a及び40bが設けられている。結合カラー40bは銃身36の後
部に嵌合し、銃身後部または砲尾を形成している。銃身36の前端部は、第3図
に示されているように、結合フィッティング41に保持されており、結合フィッ
ティング41は銃身前端部カバープレート42を貫通して延在し、後側取付けプ
レート43に固定されている。前側取付けプレート44は後側取付けプレート4
3に適合しており、プレート43及び44に設けられた整合した孔にボルト45
を通しナット46を締め付けることによって固定されている。ラインカップリン
グ47は、図示されているように、前側取付けプレート44の中央部から延出し
ており、吸着剤放出ライン50に接続されている。第3図乃至第5図に示されて
いるように、ナット35bがはめ込まれる銃身ハウジング取付けロッド35aが
、前端部カバープレート42を通って銃身長さだけ延在し、インシュレータハウ
ジング51の前端部52を貫通し、銃身ハウジング35をインシュレータハウジ
ング51に固定するように設けられている。
上述したように、銃身36はワンド37を含んでいる。ワンド37は銃身と概
ね等しい長さだけ延在し、後方端部37aに於いてカップリング53に接続して
いる。銃身36は滑らかな壁で覆われており、P.V.C.型プラスチック、シリコン
ラバー、セラミックなどから形成することができる。好ましくは導電性材料から
形成されたワンド37は、中心部に長手方向に配置されている。ワンド37はそ
の周りに高圧コロナ放電を
生成し、銃身36を通過する吸着剤粒子の各々に大きな静電荷を与えるためのも
のである。
上述したように、ホッパーシステム11から供給され、吸着剤取入れライン3
9を通って静電銃12へと流れ、荷電され、ガス流中に送り込まれてガス流中の
汚染物質を荷電する吸着剤粒子の量は様々である。従って、浮遊して流れる全て
の吸着剤粒子に合わせてそれらを適切に完全に荷電することができるように、ワ
ンド37に印加される電圧は可変であることが好ましい。そのような可変電圧を
ワンド37に供給するため、第1図に示されているように、電力制御装置66が
高圧電源67に接続されている。この電源67は制御装置66によって設定され
る、5,000ボルト乃至200,000ボルトの電圧を出力する。実際には、
“Spellman”によって製造され“High Voltage Power Supply”として識別され
る高圧電源を本発明に於いて用いることができる。
制御装置66は、第1図に示されているように制御パネルとなっており、ワン
ド37の周りにコロナ放電を生成して個々の吸着材粒子に充分大きな電荷を与え
、それらを負または正に荷電するのに必要な電圧を、オペレータ(図示せず)が
入力することができるようになっていることが好ましい。
本発明の融通性をより高めるべく、滑らかな壁で覆われた銃身36は、取り外
し可能で他の直径の銃身に置き換えることができ、様々な吸着剤流量に対応する
ことができるようになっている。実際には、本発明は、一例では、乾燥したパウ
ダー状吸着剤物質と空気の混合体を150乃至300立方フィート/分の流量で
流すことのできる直径2インチの銃身を使用しており、別の例では、乾燥したパ
ウダー状吸着剤と空気の混合体を300乃至500立方フィート/分の流量で流
すことのできる直径3インチの銃身を用いている。従って、様々な直径の銃身3
6を本発明
の範囲内で用いることができるということを理解されたい。
第3図、第4図及び第5図に示されているように、静電銃12は円筒形状のイ
ンシュレータハウジング51を含んでいる。インシュレータハウジング51には
、好ましくはセラミック絶縁体である高圧インシュレータ59が含まれている。
高圧インシュレータ59は、インシュレータハウジングの中心部に長手方向に延
在しており、その一端はベース60に取り付けられている。高圧インシュレータ
59の他端はコネクタ61を含んでいる。コネクタ61はケーブル(図示せず)
を介して高圧電源67に電気的に接続するためのものである。コネクタ61は、
インシュレータ59の中心を通って長手方向に延在しセラミックサブインシュレ
ータ55内を通っている内部導体につながっている。内部導体から、導電性カッ
プリングカラー54を介してワンド37の端部37aに高電圧が供給される。ワ
ンド37は、図示されているように、滑らかな壁に覆われた銃身36の中心に位
置している。銃身36は、上述したように、吸着剤取入口39に近い後方端部に
於いてカラー48に接続されており、前方端部に於いてプレート42を介してラ
インカップリング47に接続されている。ラインカップリング47はライン50
につながっており、荷電された乾燥した吸着剤物質はインジェクションモジュー
ル69に送られる。更に、荷電された吸着剤粒子はモジュール69からチューブ
68を通って流れるガス流(矢印A)に注入される。
銃身36の取り付けのため、銃身36の後部(第3図に最も良く示されている
)は、カラー48を介してセラミックインシュレータを含むシリンダ56に接続
されている。シリンダ56は、反対側の後部に於いて、インシュレータハウジン
グ51の前方プレート52にはめ込まれインシュレータベース60及び円筒形ハ
ウジング35の後部フランジ端部57にボルトで固定された結合カラー36aに
取り付けられている。静電銃
12の構成部品は、このようにして、円筒形銃身ハウジング35とインシュレー
タハウジング51に覆われている。インシュレータハウジング51の後部は、図
示されているように、アクセスプレート63によって蓋をされている。プレート
63は、ボルト64によって固定されており、外向きに突き出たハンドル65が
設けられている。
第3図及び第4図に最もよく示されており、既に上記でも述べたように、銃身
36は、金属、セラミック、P.V.C.型プラスチック等とすることができ、吸着剤
取入口39は銃身36に対して概ね直角に曲がっていることが好ましい。第6図
に示されている第2の静電銃12bでは、セラミックの銃身36aと吸着剤取入
口102に対し、吸着剤の流入角度は、角度Cとして表されているように、水平
から約30°となっている。セラミックの静電銃12bは、吸着剤取入口102
の一部として、銃身ハウジング35bの一部として形成されたスリーブ100を
含んでいる。このスリープ10に含まれる吸着剤取入口102は、接続管101
に接続されている。接続管101はセラミック結合コネクタ103内にテレスコ
ープ式に入り込んでおり、コネクタ103は、第3図及び第4図に示されている
ように、取入れライン27に接続される。セラミック銃身36a、ワンド37a
、銃身ハウジング35b、インシュレータ59及びインシュレータハウジング5
1は、構造的にも機能的にも静電銃12のものと実質的に同様であり、従って、
セラミック静電銃12aの銃身36a、銃身ハウジング35b、インシュレータ
及びインシュレータハウジングの構成要素にも同じ番号を用いている。
実際には、吸着剤粒子は、約1乃至5psiの圧力で、約2乃至3インチの直
径を有する吸着剤供給ライン27の中を流れ、ワンド37を含む銃身36内に送
られる。本発明では、矢印Aで示されているガス流中に存在する汚染物質の量に
応じて吸着剤粒子の流量を変えることができ
るとともに、吸着剤粒子に加えられる静電荷の大きさも変えることができる。こ
の粒子の荷電量は、オペレータ(図示せず)によって制御される。オペレータは
、制御パネル66を操作してワンド37に於ける電圧を適切に変え、その吸着剤
流に対し、各吸着剤粒子に与えられる静電荷が所望の大きさとなるようにする。
1乃至数百ポンド/時間の吸着剤流量に対しては、5,000乃至数100,0
0ボルトの電圧が選択的にワンド37にかけられる。この電圧は、静電銃12の
エンドフィッティング47の出口と第1濾床との間の距離に依存しており、また
、除去しなければならないガス流中の汚染粒子のサイズを考慮して決められる。
ワンド37に加えられる電圧は、従って、ワンド37の周りにワンドの長さ全体
に渡って均一な高圧コロナ放電が維持され、銃身36または36aを通過する各
吸着剤粒子が負または正に荷電されるように制御される。
充電されたワンド37のそばを通過した吸着剤粒子は、第1図に示されている
ように、帯電乾燥吸着剤注入モジュール69を介して、矢印Aで示されている汚
染ガス流が流れるチューブ68内に送られる。そこで、全て同じ負または正の電
荷を帯びている吸着剤粒子は互いに反発し合って、汚染ガス中に速やかに拡散す
る。本発明を実施する上では、非常に細かい吸着剤粒子を用いることが好ましい
が、それは吸着剤の活性が大幅に向上すると共に、それらが汚染されたガス流中
に完全に拡散するのに必要な滞留時間が大幅に減少するためである。荷電された
粒子はサブミクロンサイズ及びより大きなサイズのガス流中の粒子を引き寄せ、
それらをその表面に集め、凝集して粗大化した粒子を形成する。帯電吸着剤粒子
は、ガス流中の汚染物質と化学的に反応するとともに、凝集していない粒子を荷
電するように広い帯電面積を生成するよう選択されている。ガス流及びその中に
浮遊する吸着剤は、捕集装置70に送られる。
チューブ68に流れ込む汚染されたガス流(矢印A)はプラントから放出され
るものである。汚染物質の特性及び量に依存するが、ガス流中の全ての粒子(サ
ブミクロンサイズの粒子も含む)を十分に荷電するのに必要な量の帯電吸着剤粒
子をガス流中に注入するのに、単一の静電銃12で十分であるかもしれない。ホ
ッパーシステム11からの供給量の調整、銃身36のサイズの選択、及びワンド
37への印加電圧の制御によって能力の調整をすることができても、単一の静電
銃12だけでは十分な能力が得られないと判定される場合、本発明によると、第
2、第3またはそれ以上の吸着剤注入用静電銃12aを、第1図に破線で示され
ているように設けることができる。各静電銃は、上記に於いて静電銃12につい
て説明したのと同様に機能する。このような第2またはそれ以上の付加的な吸着
剤注入用静電銃12aは、理解されるように、静電銃12と同一であることが好
ましく、静電銃12についてホッパーシステム11とともに説明したこと及びそ
れらの機能は、第2または第3の吸着剤注入用静電銃12a及びそのホッパーシ
ステムについても適用される。
本発明の静電銃12及びホッパーシステム11は、上述したように、静電的に
帯電した吸着剤粒子を、本発明人による“Apparatus For Removing Particulate
Matter and Gasses From a Polluted Gas Stream”というタイトルの米国特許
出願第08/075,957号明細書、及び“Method for Removing Particulate Matter a
nd Gasses From a Polluted Gas Stream”というタイトルの米国特許出願第08/0
77,740号明細書に記載されているような汚染物質捕集装置に送るためのものであ
る。しかしながら、本発明は、開示された範囲内で、帯電吸着剤粒子を用いる他
の汚染物質捕集装置とともに用いることもできることを理解されたい。
本発明は、この開示の目的としては、第1図に示されているような汚
染物質捕集装置70を含む汚染ガス流から粒子状物質やガス状汚染物質を除去す
るための装置で用いられることが好ましい。汚染物質捕集装置70は、静電的に
帯電した吸着剤粒子を浮遊させた汚染されたガス流を受容するように構成されて
おり、好適には2つの別個の捕集エリアを含む。第1の捕集エリアは、ベース部
から斜めに傾斜した壁71を有しピラミッド形状をした遷移部であり、壁の集ま
るピラミッドの頂部はチューブ68につながっている。遷移部には、チューブ6
8の端部と概ね等しい直径を有する頂部ノズルを通ってガス流が流れ込み、ガス
流及びその中に浮遊した汚染物質及び吸着剤粒子が通過していく。遷移部の壁7
1はピラミッドの頂点から外向きに傾斜して、頂部ノズルの反対側に於いて大き
な正方形または長方形のベース領域を形成している。ベース領域はフィルタハウ
ジング72の端部につながっている。遷移部70は中空構造となっており、一連
の移動床式濾床13の中の第1の濾床の全面を覆うようにガス流を外向きに広げ
るべく、その中心部に、ディフューザコーン(図示せず)または同様のデバイス
が配置されていることが好ましい。濾床13は遷移部70に対向してフィルタハ
ウジングを横切るように配置されている。遷移部を通りディフューザコーンの周
りに散らばるガス流は、頂部ノズルから移動床式濾床13へと移動するときその
速度が大幅に変化する。そのような速度の変化によって、ガス流中に浮遊して運
ばれてきた凝集・粗大化した比較的重い粒子は、第1濾床の手前でガス流から脱
落する。第1濾床は遷移部の広い正方形または長方形のベース領域に対向する領
域いっぱいに広がって配置されている。
第1図に示されているように、遷移部は、移動床式濾床13及び固定床式濾床
14を囲っているフィルタハウジング72の上流端につながっている。これらの
濾床は、ガス流から粒子状物質を除去してガス流をきれいにし、排気スタック9
3から放出するためのものである。排気スタ
ック93を通って放出されるガス流は、ファン92によって通気管90を通して
引き出される。フィルタハウジング72は図示されているように長方形の箱形を
している。ハウジングの上面に沿って複数の濾材ホッパー80が間隔を於いて配
置されており、各濾材ホッパーは濾材を移動床式及び固定床式濾床13及び14
内に送り込み、それぞれの濾材73及び75を交換する働きをする。これについ
ては後に説明する。フィルタハウジング72は、間隔を於いて配置された一連の
垂直移動床式濾床13と、少なくとも1つの固定床式濾床14を含んでいる。
第1図に最もよく示されているように、一連の移動床式濾床13の中の第1の
濾床は、遷移部70の頂点に対し反対側に位置しており、チューブ68の放出口
から静電的に帯電した吸着剤及び汚染粒子を浮遊させた汚染ガス流を受容する。
各移動床式濾床13は、前方及び後方のプレート74の間に保持された濾材73
の層を含んでいる。濾材はホッパー80から重力を利用して供給され、ホッパー
から下方に移動しつつ、凝集した汚染物質及び吸着剤粒子を捕獲し、通過するガ
ス流中に残っているサブミクロンサイズの汚染粒子と反応する。濾材は各移動床
式濾床の底から流れ出て再処理される。各移動床式濾床13の頂部から底へと移
動する濾材は、固定床式濾床の濾材75と同じであっても異なっていてもよい。
ここでは3つの移動床式濾床13と一つの固定床式濾床14が示されているが、
理解されるように、ガス流からの汚染粒子の除去に対するシステムの要求に依存
して、一つの移動床式濾床13または複数の移動床式濾床13をガス流を完全に
浄化するのに用いてもよく、また、2以上の固定床式濾床14を用いてもよい。
また、本明細書中に示されている、移動床式濾床13の一つ及び固定床式濾床1
4及びそれらに付随する構成要素についての説明は、他の移動床式濾床13及び
別の固定床式濾床14及びそれらに付随する構成要素についての説明ともなるこ
とを理解されたい。
上述したように、移動床式濾床13の各々は、前方及び後方のプレート74の
間に保持された濾材73の層を含んでいる。これらのプレート74は、ガス流が
濾材73を概ね障害なく通過することができるように貫通する多数の穴76があ
けられていることが好ましい。好適には、濾材73は粒状物質からなり、前方及
び後方プレート74の間隔は約12インチであり、濾床はフィルタハウジング7
2の上面から底面に渡っていっぱいに広がっているとよい。濾材73は、汚染ガ
ス流中に含まれる特定の汚染物質を除去するように選択されており、シリカ粒子
、石灰岩粒子、人工材料などとすることができ、それらは全て開示範囲内に含ま
れるものである。濾材73は以下に述べるように機能する。濾材73は、第1図
に示されているように、第1、第2及び第3の濾床13それぞれに対して同じで
あっても良く、あるいは後述する例1及び例2に示すように異なった材料とする
こともできる。
移動床式濾床13に充填される濾材73は、バルブ機構から濾床の上端へと送
られる。バルブ機構は好ましくは回転エアロック式であり、フィルタハウジング
72内の圧力を大気圧未満に保つように用いられている。ホッパー80からの濾
材は、濾床底部に配置された回転放出バルブ(rotary discharge valve)の操作
によって制御されつつ、重力によって濾床内を移動する。回転放出バルブは外車
装置(paddle wheel device)であることが好ましいが、他の適切なバルブ機構
とすることもでき、それらも開示範囲内に入るものである。回転放出バルブは、
壁から壁まで、濾床の底部全体に渡っている。この放出バルブの下には捕集ホッ
パーが配置されており、凝集した汚染及び吸着剤粒子を捕獲した濾材はこのホッ
パーに受容される。濾床がプラグフローモード(plug flow mode)で動作してい
るとき、ガス流は、横切って移動する濾材を通過して流れ
る。このとき、濾床にかかる圧力にある変化が検出されると、濾床の濾材を交換
するように回転放出バルブが動作する。濾材及び凝集した粒子を濾材スクリーン
(media screen)に通すため、回転放出バルブの下に更に別のエアロックを設け
ても良い。回転放出バルブとエアロックの働きによって、大気圧未満で動作する
閉鎖システムが形成される。このようにフィルタハウジング72内を閉鎖システ
ムとし大気圧未満で動作するようにすると、負圧効果によってガス流を吸引する
ことができ好ましい。実際には、好適なシステムは、1乃至24水柱インチだけ
大気圧よりも低い圧力で動作する。このような動作圧力によってガス流とともに
流れる汚染ガスの分離がより効率的に行われ、それらは濾床の濾材粒子の表面に
現れる。
ガス流中に含まれるSO2ガスを取り除くため吸着剤物質として消石灰(hydra
ted lime)またはアルミナを用いたときの化学反応は以下の通りである:
Ca(OH)2+SO2→ CaSO3+H2O
2(NH3)+SO2+H2 → (NH4)2SO3
更に、この好適な閉鎖システムは華氏2000℃に達する高温での動作を容易
にする。このように高温で動作させることによってシステムの効率が大幅に向上
すると共に、装置を損傷させ得る化学反応生成物として酸性ミストが生成される
のを効果的に防ぐことができる。例えば、フィルタハウジング72内の動作圧力
を大気圧未満に維持するため、前方及び後方プレート74の間を強制力また重力
によって濾材が下降していくのを制御する回転放出バルブは、移動床式濾床13
にかかる圧力低下の検出に応答して動作する。移動床式濾床13の前方と後方に
配置されたセンサの間の圧力差としてそのような圧力低下が検出されたとき、そ
れは濾材73が目詰まり(plugging)を起こしていることを示す。それ
に応じて、回転放出バルブが動作し詰まった濾材を送り出す。汚染された濾材は
エアロックを通過し濾材スクリーンへ送られる。濾材スクリーンの機能について
は後述する。目詰まりした濾材が放出されると、前方及び後方プレート74の間
の移動床式濾床13の領域が満たされるように供給ホッパー80から濾材が補充
される。
移動床式濾床13内の濾材の移動にともない、前方及び後方プレート74に形
成された開口76を通って濾材粒子がいくらか排出される。このような粒子の流
れによって穴が開いた状態に保たれ、ガス流の流れが妨げられない。これらの排
出された濾材粒子は、移動床式濾床13及び固定床式濾床14の前方に渡って配
置された捕集スカート内に落下する遷移部70に於けるガス流速度の減少によっ
てガス流から脱落する重い粒子もこの捕集スカートに集められる。これらの粒子
はフィルタ濾材と混合され回転放出バルブを通して送り出される。
上述したように捕集ホッパーから回転放出バルブとエアロックとを通過した吸
着剤粒子及び濾材は、濾材スクリーンに導かれる。濾材スクリーンは、濾材に付
着した凝集・粗大化した吸着剤及び汚染粒子を振り落とすように前後に動かされ
る。清浄化された濾材粒子はホッパー80に送られ、後述するように、移動床式
濾床13に再供給される。濾材スクリーンで失われた濾材は、濾材ホッパー94
から、スクリーンを通され清浄化されてホッパー80へ戻される濾材と共に、導
入ラインを通して補給される。このような濾材の搬送は、第1図に示されている
ように、まずコンベアシャフト81を通して上向き及び水平に行われる。コンベ
アシャフト81は濾材をホッパー供給ライン82へ送り、濾材は更にエアロック
83を介して個々のホッパー80へ送られ、これらのホッパーを満たし、各移動
床式濾床13に供給される。
上述したように、一連の移動床式濾床13の中の第1の濾床について
述べたことは、全ての移動床式濾床に対する説明ととるべきである。実際には、
第1の移動床式濾床13はシステムに流入する粒子状物質の75乃至95%を捕
集する。捕集される物質には、凝集した汚染及び吸着剤粒子及び吸着剤と反応し
た粒子が含まれる。残りの移動床式濾床は、ガス流中の残りの粒子状物質を概ね
取り除くとともに、その中に含まれる実質的に全ての汚染ガスと反応する。従っ
て、本発明では吸着剤の流量が様々に可変であるため、このシステムは本発明の
開示範囲内で、示されているような移動床式濾床を3つ程度必要とする任意の数
の汚染ガス流から汚染物質を取り除くのに用いることができる。また、ある実施
例では第1移動床式濾床13及びそれに続く濾床に於いて用いられるのとは異な
るサイズの濾材粒子を用いることが望ましいか或いは必要なことがある。また、
以下に例1及び例2として示すように、移動床式濾床13に於いて様々な濾材を
用いることが好ましい場合もある。そのように様々なサイズまたは様々なタイプ
の濾材を個々の濾床に使用するには、もちろん、個々の濾材ホッパー80及び供
給ラインを含めて、第1図に示したのとは異なる濾材補充装置を用いることが必
要である。
固定床式濾床14は、第1図に示されているように、また上述したように、一
連の移動床式濾床13の最後のものを通過した後のガス流を受容するように、フ
ィルタハウジング72の内側いっぱいに渡って配置されていることが好ましい。
固定床式濾床14は、移動床式濾床を通過した後にガス流中に存在する実質的に
全ての吸着剤粒子、凝集した粒子及びガス状汚染物質を最終的に取り除くために
設けられている。固定床式濾床14の濾材75は交換可能であるが、通常、交換
は作動中には行われない。作動中に捕集される物質が目詰まり起こさせるほど多
くはないためである。固定床式濾床14はシステム停止時に周期的にパージ(pu
rge)されるか、或いはそれにかかる圧力の適当な低下が検出されたとき
にパージされる。固定床式濾床14もまた、通常、フィルタハウジング72内に
納められており、好ましくは固定床式濾床13と同じサイズであり、その厚さは
同じでも、より厚くても、より薄くても良く、それらは全て開示範囲内に含まれ
るものである。固定床式濾床の濾材75は、移動床式濾床の濾材73と同様に、
前方及び後方プレート76の間に保持され、それらのプレートにはそれらを貫通
する多数の穴が形成されていることが好ましい。
固定床式濾床14は研磨フィルタ(polishing filter)として働く。また、濾
床が動くと、それがいかにゆっくりとしたものであっても、捕集した粒子状物質
が放出されてしまうため固定式となっている。そのため、固定床式濾床のパージ
は、通常、システム始動前または停止後に行われる。しかしながら、例えば、汚
染除去システムを連続運転するような場合、2つの固定床式濾床を用いることも
できる。これらの濾床は、フィルタハウジング72内にバッフル板などを導入す
ることによって、空気流が第1固定床式濾床周りの導管へ流れるようにしたり、
他方の、即ち第2の固定床式濾床(図示せず)へ流れるようにしたりして、目詰
まりした固定床式濾床14の方に空気流を送ることができるように配置される。
通過後、空気流は排気管へと戻され排気スタック93へ送られる。第1固定床式
濾床14の周りに空気流を送りその濾材75を除去し、空気流の流れをもとに戻
してきれいな濾材を再充填する。
ホッパー84は、固定床式濾床14に濾材を供給するために設けられている。
ホッパー84には、垂直供給ライン85を介して、再生されたまたは新しい濾材
が送り込まれる。濾材は垂直供給ライン85から水平ライン86に送られ、水平
ライン86はバルブ87を介してホッパーに濾材を供給する。新しい濾材は供給
ホッパー94から送ったりすることによって供給される。システムの動作中、固
定床式濾床14に濾材を供
給したり、あるいは濾床14から濾材を放出したりするためのバルブは閉じられ
ており、外部空気がユニット内に侵入しないようにされる。システム停止後、固
定床式濾床の濾材75はパージ容器内に放出され、そこから濾材スクリーン(図
示せず)に送られる。固定床式濾床の濾材スクリーンは、移動床式濾床の濾材ス
クリーンと同様に、凝集した粒子を除去するために設けられており、濾材から粒
子状物質を除去するべく振動させることができるように構成されている。清浄化
された濾材は供給ホッパー94からの濾材と混合され垂直ライン85に送られる
。
装置10の構成装置は、ブロワやモータのような電動装置によって作動される
ことが好ましい。そのような装置は、理解されるように、比較的低馬力のモータ
であり、かつ/または動作するのに比較的低馬力しか必要とせず、運用・保守費
用の安い単純で強固なシステムを実現できることが好ましい。
ガス流から実質的に全ての汚染物質を除去するための本発明の装置10の動作
例を以下の例1及び例2に示す。
例1
これは、銅の精錬装置によって生成されるガス流から粒子状物質とガス状汚染
物質を同時に取り除くための装置の仮想的な例である。第1図を参照されたい。
温度華氏350度、流量35,000ACFMのガス流Aは、5.0gr./
DSCFの粒状物質と、1.0gr./DSCFの粒子を伴うSO3のガス状汚
染物質とを主な汚染物質として含んでいる。他の汚染物質もこのガス流に関与し
ているが、ガス流の全体的な清浄化という点からはあまり重要でない。モデリン
グプログラム(modeling program)は、ガス流中の汚染物質と完全に反応するの
に必要な吸着剤が同伴空気中に供給されるように、本発明のホッパーシステムの
サイズを定めるべく設
計されている。この例では、ガス流を清浄化するのに用いられる吸着剤は消石灰
Ca(OH)2である。静電的に荷電された消石灰の供給量は1時間当たり15
5ポンドであり、直径2インチの銃身を有する静電銃12を一つ用いればよい。
1時間当たり155ポンドの消石灰(−200メッシュで微粒子化されている
)が、吸着剤格納ホッパーシステム11から静電銃12に供給される。そこで高
圧電源67から80,000ボルトが印加され、微細な消石灰粒子は静電的に荷
電される。消石灰を荷電するのに用いられる電圧は、除去しなければならない粒
子状汚染物質のスクリーン分析(screen analysis)の結果、第1移動床式濾床
からの静電銃の距離、用いられる吸着剤の種類及び量に基づいて決定される。帯
電量は、モデリングプログラムの一部である現場固有情報に依存して可変である
。静電的に荷電された後、消石灰は荷電乾燥吸着剤注入モジュール69へ送られ
、そこから汚染されたガス流へと注入される。荷電された吸着剤はガス流中に急
速に広がり、流入するガス流内に浮遊する粒子状物質の静電的な帯電を引き起こ
す広い帯電領域を生成するとともに、ガス状汚染物質と化学反応する広い領域を
生成する。注入モジュール69から遷移部にかけて、消石灰とSO3との間に化
学反応が起こりCaSO4または石膏が生成され、電荷を帯びた消石灰吸着剤は
粒子状物質(より詳細にはPM−10粒子)を凝集する。この領域は、より詳細
には滞留領域またはゾーンと呼ばれ、特別に形成された滞留チャンバを含んでい
てもいなくてもよい。
遷移部の面積がガス流ライン68よりずっと広いことにより、ガス流速度の急
速な低下が起こる。この速度変化により、ガス流中の比較的重い粒子や吸着剤と
化学反応したガス状汚染物質のいくらかがガス流から分離され、複数の垂直移動
床式濾床の手前で脱落する。垂直移動床式濾
床は、この例では2種類の濾材が充填されており、これらの濾材のサイズは−3
/8インチ乃至+5メッシュである。第1移動床式濾床には、銅精錬装置によっ
て精錬プロセスで用いられる石灰岩(lime stone)が充填されている。石灰岩は
、ガス状汚染物質がガス流からできるだけ除去されるように、SO3の反応を一
層促進するべく用いられている。残りの第2及び第3の移動床式濾床、及び固定
床式濾床にはスラグ(slag)が充填されている。スラグは銅精錬プロセスの副産
物であり、濾材のスクリーニング費用を節約しコストを抑える効果がある。また
、揮発した銅、金及び銀の回収に有用である。これはこのプロセスでは収集され
るが、従来の汚染物質制御システムまたは装置では、通常、収集されず失われて
いた。経済的価値のない汚染物質は、精錬プロセスで消費されるか或いは精錬プ
ロセスからのスラグとともに流れ、スラグが引き出され精錬装置スラグ処分エリ
アに運ばれたとき処分される。このようにして、他のプロセスに於ける、収集さ
れた微粒子や吸着剤と反応した物質の処理に関する負担が軽減されている。
第2及び第3移動床式濾床及び固定床式濾床の濾材は、スラグをリサイクルす
るように設計されている。収集された粒子状物質及び吸着剤と反応したガス状汚
染物質はスクリーニングによりスラグ濾材から除去され、スクリーニングされた
濾材スラグは、第2及び第3移動床式濾床及び固定床式濾床へと戻され再利用さ
れる。濾材からスクリーニングされた粒子状物質及び汚染物質は、直接精錬プロ
セスに送られ、上述したように、揮発した銅、金及び銀が回収され、経済的価値
のない粒子状物質及び捕集された汚染物質は精錬プロセスからクライアントスラ
グ(clients slag)へと処分される。
例2
これは、銅の精錬装置に於いて、ガス流から粒子状物質とガス状汚染
物質を同時に取り除くための装置の仮想的な例である。第1図を参照されたい。
温度華氏800度、流量50,000ACFMのガス流Aは、15.0gr.
/DSCFの粒状物質と、2.0gr./DSCF(374ポンド/時間)の粒
子を伴うSO2のガス状汚染物質とを主な汚染物質として含んでいる。他の汚染
物質もこのガス流に関与しているが、ガス流の全体的な清浄化という点からはあ
まり重要でない。モデリングプログラムは汚染物質除去装置のサイズを定めるべ
く設計されているとともに、物質流と使用される吸着剤を計算し、ガス流を清浄
化するのに使用する吸着剤を消石灰Ca(OH)2及びアンモニアNH3と決定す
る。静電的に荷電された消石灰とアンモニアの供給量は、それぞれ1時間当たり
534ポンド及び54ポンドであり、本発明による2つの静電銃12、12aを
用い、ホッパーシステム11から供給される。
消石灰(−200メッシュで微粒子化されている)のうち1時間当たり350
ポンドは、吸着剤システム11から静電銃12に供給される。そこで高圧電源6
7から102,000ボルトが加えられ微細な消石灰粒子は静電的に荷電される
。1時間当たり184ポンドの消石灰(−200メッシュで微粒子化されている
)は、第2の吸着剤ホッパーシステムから1時間当たり54ポンドのアンモニア
ガスと共に静電銃12aに供給され、そこで高圧電源67から98,000ボル
トが加えられ微細な消石灰粒子及びアンモニアガスは静電的に荷電される。消石
灰及びアンモニアを荷電するのに用いられる電圧は、特定のガス流から除去しな
ければならない粒子状汚染物質のスクリーン分析の結果、第1移動床式濾床から
の静電銃の距離、用いられる吸着剤の種類及び量に基づいて決定される。帯電量
は、モデリングプログラムの一部である現場固有情報に依存して可変である。静
電的に荷電された後、消石灰及びアンモニア
は荷電乾燥吸着剤注入モジュール69へ送られ、そこから汚染されたガス流へと
注入される。荷電された吸着剤はガス流中に急速に広がり、流入するガス流内に
浮遊する粒子状物質を静電的に帯電させる広い帯電領域を生成するとともに、ガ
ス状汚染物質と化学反応する広い領域を生成する。注入モジュール69から装置
の遷移部にかけて、消石灰及びアンモニアとSO2との間に化学反応が起こりC
aSO3(硫化カルシウム)+H2O、及び(NH4)2SO3(硫化アンモニウム
)が生成され、電荷を帯びた消石灰吸着剤は粒子状物質(より詳細にはPM−1
0粒子)の凝集も生じさせる。この領域は、より詳細には滞留領域またはゾーン
と呼ばれ、特別に形成された滞留チャンバを含んでいてもいなくてもよい。
遷移部の面積がガス流ライン68よりずっと広いことにより、ガス流速度の急
速な低下が起こる。この速度変化により、ガス流中の比較的重い粒子や吸着剤と
化学反応したガス状汚染物質のいくらかはガス流から分離され、複数の垂直移動
床式濾床の手前で脱落する。垂直移動床式濾床は、この例では2種類の濾材が充
填されており、これらの濾材のサイズは−3/8インチ乃至+6メッシュである
。第1移動床式濾床は銅精錬プロセスで用いられる粒状シリカ(silica gravel
)が充填されている。残りの第2及び第3の移動床式濾床及び固定床式濾床には
スラグが充填されている。スラグは銅精錬の副産物であり非常に安価である。こ
の例ではシリカは銅の精鉱を精錬するのに用いられる融剤であるため、第1移動
床式濾床からの濾材は精錬プロセスに直接送られる。このように第1移動床式濾
床から精錬プロセスへと直接送ることにより、濾材のスクリーニング費用を節約
しコストを抑えると共に、このプロセスで収集される揮発した銅、金及び他の卑
金属の回収に有用である。それらは従来の汚染物質抑制システムまたは装置では
、通常、収集されず捨てられていた。経済的価値のない汚染物質は精錬プロセス
で消費されるか、また
は精錬プロセスからのスラグとともに流れて、スラグが引き出され精錬装置のス
ラグ処分エリアに運ばれたとき処分される。このようにして、他のプロセスに於
ける、収集された微粒子や吸着剤と反応した物質の処理に関する負担が軽減され
ている。
第2及び第3移動床式濾床及び固定床式濾床の濾材は、スラグをリサイクルす
るように設計されている。収集された粒子状物質及び吸着剤と反応したガス状汚
染物質はスクリーニングによりスラグ濾材から除去され、スクリーニングされた
濾材スラグは、第2及び第3移動床式濾床及び固定床式濾床へと戻され再利用さ
れる。濾材からスクリーニングされた粒子状物質及び汚染物質は、直接精錬プロ
セスに送られ、上述したように、揮発した銅、金、銀及び他の卑金属が回収され
、価値のない粒子状物質及び捕集された汚染物質は精錬プロセスからクライアン
トスラグへと処分される。
汚染されたガス流から粒子状物質及びガスを除去するための装置に於いて用い
られる静電銃及びホッパーシステムに於ける本発明の好適実施例について説明し
てきたが、理解されるように、それは例示を目的として行われたものであり、様
々な変形変更が本発明から逸脱することなく可能であり、それらは請求の範囲に
入るべきものである。
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1994年10月21日
【補正内容】
請求の範囲
1.粒子状物質及びガス状汚染物質を除去するための装置の一部として用いられ
る、静電的に荷電された吸着剤を汚染されたガス流中に注入するための静電銃及
びホッパーシステムであって、
乾燥した吸着剤を受容し保持するべく開くことのできる内面が結合された直立
した側壁を有する容器を含むホッパーシステムと、
加圧された空気流と混合するべく計量された量の乾燥した吸着剤物質流を導管
手段を通して供給するための手段と、
前記した量の乾燥した吸着剤物質と混合されるように前記導管手段へ空気流を
制御して流し、前記混合体を静電銃につながった吸着剤供給ラインを通して流す
ように前記導管手段に接続されたブロワ手段と、
直線状の銃身を含むハウジングを含む静電銃であって、前記銃身が前記乾燥し
た吸着剤流を受容するべく前記吸着剤供給ラインに接続するためのフィッティン
グ手段を含む滑らかな銃腔を有し、さらに前記銃身の銃腔が前記乾燥した吸着剤
流のための流路を形成するように中空構造となっているとともに、開いた前方端
部に於いて、静電的に帯電した吸着剤粒子を受容してそれらを汚染されたガス流
中に注入するための管に接続されている該静電銃と、
導電材料の直線部分から形成され、前記銃身の中心部に長手方向に保持され、
その後部に於いて絶縁手段に接続されたチャージングワンドと、
前記チャージングワンド及び可変電源との接続手段を有する絶縁手段であって
、前記可変電源は該絶縁手段を介して前記チャージングワンドに電力を伝達し前
記チャージングワンドの周囲にコロナ放電を発生させ、そこを通過し前記汚染さ
れたガス流中に拡散する個々の吸着剤粒子を静電的に荷電するためのものである
該絶縁手段と、
前記直線状の銃身を通過する概ね全ての前記吸着剤粒子が最大限に帯
電するように、前記チャージングワンドに供給される電力を調整するための手段
とを有していることを特徴とする装置。
2.前記直線状の銃身を含む前記ハウジングに前方端部に於いて取り付けられた
円筒形状コンテナ内に前記絶縁手段が含まれており、前記円筒形状コンテナは、
その中に設置された前記絶縁手段にアクセスできるように後方端部を開くことが
でき、
前記絶縁手段が、内部に長手方向に保持され後方端部に於いて前記電源に接続
され前方端部に於いて前記チャージングワンドに接続された導電ロッドを含む従
来のセラミック絶縁体であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
3.前記チャージングワンドの後方端部が、結合カラーによって、前記絶縁手段
に接続しておりそれを通して可変電気エネルギーの供給を受容するようになって
おり、前記結合カラーが、開いた前方端部及び後方端部内に、前記チャージング
ワンドの後方端部及び前記導電ロッドの前方端部をそれぞれ受容するように配置
されていることを特徴とする請求項2に記載の装置。
4.前記導電ロッドに供給される電力を制御するべく、可変電源と制御パネルが
前記導電ロッドに電気的に接続されていることを特徴とする請求項3に記載の装
置。
5.前記電源が可変であり、負または正のいずれかの静電荷を供給することがで
きることを特徴とする請求項4に記載の装置。
6.前記ホッパーシステムの容器が、重力によって供給される吸着剤物質流を受
容し、重力によって供給される吸着剤物質流を該容器から送り出すための手段と
、前記ブロワから量を制御されて送られてくる空気とベンチュリ管のスロート部
に於いて混合するべく、前記導管へと制御された流量の吸着剤物質を供給するた
めの手段とを備えていることを特徴
とする請求項1に記載の装置。
7.前記制御された流量の吸着剤物質を供給するための手段が、前記導管手段に
乾燥した吸着剤物質を移動させるべく回転されるスクリュー式供給手段であり、
前記ブロワ手段が、前記スロート部に於ける混合の間前記吸着剤物質粒子が浮
遊されて運ばれるように量を制御して加圧空気を供給する再生式ブロワであるこ
とを特徴とする請求項6に記載の装置。
8.前記直線状の銃身を含むハウジングが、その内部に前記直線状の銃身を長手
方向に保持した円筒であり、
前記直線状の銃身が、空気中に浮遊した吸着剤物質を受容するべく前記吸着剤
供給ラインに接続されたポートを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の
装置。
9.汚染されたガス流中に注入するための静電的に帯電した吸着剤粒子を流量を
制御しつつ供給するため、複数の静電銃と、関連するホッパーシステムが設けら
れていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
10.前記吸着剤物質が、特定の汚染されたガス流中に存在する汚染物質と反応
するように選択されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
11.前記吸着剤物質が15ミクロン乃至1mm(ミリメートル)の粒子サイズ
を有する消石灰であることを特徴とする請求項10に記載の装置。
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フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AM,AT,AU,BB,BG,BR,
BY,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,F
I,GB,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR
,KZ,LK,LU,LV,MD,MG,MN,MW,
NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,S
E,SI,SK,TJ,TT,UA,UZ,VN