JPH09505213A - 光ファイバー歯内治療装置、および方法 - Google Patents
光ファイバー歯内治療装置、および方法Info
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- JPH09505213A JPH09505213A JP7510438A JP51043895A JPH09505213A JP H09505213 A JPH09505213 A JP H09505213A JP 7510438 A JP7510438 A JP 7510438A JP 51043895 A JP51043895 A JP 51043895A JP H09505213 A JPH09505213 A JP H09505213A
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Abstract
(57)【要約】
誘導けい光分光を使用して、歯の解剖学的組織を速やかに検出し、かつ死歯または著しく齲食された歯を恢復させる装置、および方法を提供する。根管探子は光ファイバーを有し、該探子の中心を通して、歯の根管に励起光線を伝達する。この励起光線は、根管内の組織を誘導して、けい光を発生させる。けい光放射線は光ファイバーによって集められ、かつ逆にセンサーに伝達され、所定の波長帯域内にある光線の強さを表す電気信号を発生する。この電気信号は処理されて、根管内の組織を識別する。前記探子は小さな勾配を有する金属表面を含み、かつ根管内から象牙質を削り取って、これを除去する溝を有する。歯の組成のけい光放射特性によって、根管入口の位置が探査される。根管は清掃された後成形され、かつ根管の尖端は、該尖端と根管のけい光スペクトルの差を使用して位置決めされる。根管は、チューブを通して該根管内に供給された光硬化修復剤によって密封され、かつ充填される。光硬化修復剤は光ファイバーによって根管内に伝達される光線によって活性化される。光硬化修復剤の、光線による活性化、および重合は、修復剤のけい光スペクトルの強さを監視することによって制御できる。
Description
【発明の詳細な説明】
光ファイバー歯内治療装置、および方法発明の背景
本発明は一般的に歯内治療に関するもので、より詳細には死歯、または著しく
齲食された歯を、誘導けい光分光のような光学技術により、歯の根管(rootcana
l)を準備処置し、かつ充填することによって恢復させることに関するものであ
る。死歯または著しく齲食した歯を恢復させるには、歯の根管を清掃し、かつ密
封する必要がある。代表的な歯10の組織は第1図に示されている。歯は歯肉(g
um)14上を延びる歯冠(crown)12を有し、エナメル質16によって被覆されて
いる。歯の中心には比較的柔らかい、生きた歯髄(pulp)18が位置し、この歯
髄は血管20、および神経22を含んでいる。象牙質24と称される、堅い物質
が歯髄を囲繞している。歯はなお顎骨28の歯槽内に適合する単数、または複数
の歯根26を有している。各歯根はセメント質30と称される敏感な、骨状材料
によって被覆されている。各歯根内には根管32が位置している。根管の構造は
歯根内のほとんど全位置において、大きな曲率と、他の複雑なミクロ組織を有し
ている。根管の端部すなわち、尖端34には尖端孔と称される小孔が位置し、こ
の小孔を通して、歯の血管または神経が根管に入る。
歯10の恢復を成功させるか否かは、各根管32の準備処置と、尖端34の密
封の信頼性にかかっている。各根管は完全に清掃し、残留組織、バクテリア、お
よび抗原炎症性化学物質を消除する必要がある。根管の清掃が不十分であれば、
短期間に処置の失敗が現れ、かつ長期間には持続性の炎症が生じる惧れがある。
尖端34の密封が不適当であれば、汚染物が根管に侵入し、歯の恢復を損なう永
続的な問題を発生させる原因となる。非密封出口開口を通って起こる、刺激物の
再侵入、および病原性物質の緩慢な感染も、長期間に亙って生じる歯内治療失敗
の、最も普通な原因である。
通常の歯内治療法においては、あらゆる大きさの根管充填を制御できるように
、根管32を成形する。根管の構造は不規則である場合が多いから、根管の成形
は
注意深く行わなければならぬ。第2A図、第2B図に示されるように、やすり3
6等の、代表的な歯内治療工具は、歯の象牙質24より堅く、使用法が正しくな
ければ、真直ぐに進む傾向がある。歯内治療やすりの使用がこのように正しくな
ければ、閉塞、棚部分、疑似管(via folsa)37、および孔38を発
生させる傾向が生じ、これらはすべて、歯の恢復を成功させる機会を減少させる
。なおやすりの不正な使用は、機械の過度使用の原因となり、これによって歯か
ら健康な象牙質が除去され、恢復を成功させる機会を益々減少させるようになる
。
根管32を清掃し、かつ成形した後は、各根管の尖端34の開口を正確に位置
決めし、密封に対する準備処置を行う必要がある。この開口の位置決め、および
準備処置は、尖端密封効果の決定に大きく影響する。
根管32の適当な準備処置、および尖端34の位置決めを行わんとする時には
、代表的には根管の大きさ、形状、および位置を見極めるために、前処置的なX
線
明瞭性に欠けると言うことは、さらに根管組織、および恢復治療の最終的成功を
不明確にする。その理由は、通常根管のこの領域に、根管の複雑な組織の大部分
が位置しているからである。一般的に、不可逆的損傷に対する潜在性は、根管シ
歯の長さを決定するための、レントゲン写真、触診、および電気的尖端検出器の
ような他の方法は、根管尖端の開口位置を常に正確に検出できるものとは言い得
ない。
以上の説明から明らかなように、健康な象牙質の損失を最小限に止めて、齲食
された象牙質を除去する根管探子、すなわち根管の尖端開口の位置を探査し、尖
端を密封し、かつ根管を充填することができ、しかも比較的簡単で、敏速な使用
が可能であり、かつ得られた結果を持続させることのできるような根管探子が求
められている。本発明の概要
本発明は誘導けい光分光によって、歯の根管を準備処置し、密封しかつ恢復さ
せる歯内治療装置、およびその方法に関するものである。本装置は根管尖端の位
置を正確に探査し、したがって、必要なX線写真の数を減らし、恢復処置の成功
可能性を短期、および長期に亙って持続させることができる。
この歯内治療装置は、細長い工具、および光ファイバーを含んでいる。細長い
工具の寸法は根管に嵌合するようになっており、かつその尖端を通る通路を有し
、該通路を光ファイバーが通る。光ファイバーは前記通路内に保持され、該光フ
ァイバーの先端は、根管に挿入される工具の端部において露出される。
本発明の特徴をさらに詳細に説明すれば、光ファイバーは紫外線、可視(青色
)光線または赤外線を伝達する。紫外線、および青色光線は根管内にけい光を励
起し、かつこのけい光は光硬化エポキシを活性化するために使用される。赤外線
は根管を広げ、かつ根管の閉塞物を除去するために使用される。別の特徴として
、工具はその外表面に、摺動自在に装架されたストップを有し、根管の長さを決
定するに役立つ。さらに工具の外表面はわずかに円錐形を呈し、根管内に具合よ
く嵌合するようになっている。円錐形表面は金属の溝を有し、または根管から象
牙質を除去するための、研磨された縁を有している。
本発明の他の実施例においては、歯内治療工具の光ファイバーは光源、センサ
ー、およびプロセッサーに接続されている。光源は励起光線を発生し、この光線
は光ファイバーによって根管内に指向される。励起光線は根管内の組織を励起し
、けい光を発生させる。けい光光線は復帰光線を誘導し、この復帰光線は光ファ
イバーによって捕捉される。センサーは復帰光線を監視し、かつ所定波長帯域内
にある、復帰光線の強さを表す複数の電気信号を発生する。プロセッサーは、複
数の電気信号を処理し、根管内の組織の構造、および組成を決定する。このシス
テムはなお、根管内の光硬化修復剤が、重合したか否かを決定することができる
。
本発明の特徴をさらに詳細に説明すれば、励起光線は、250〜450ナノメ
ートルの波長を有する狭帯域光線である。この波長帯域に関連する複数の電気信
号は、狭帯域励起光線の波長より大きな、ほぼ50〜250ナノメートルの波長
範囲内にある。
本発明の特徴をさらに詳細に説明すれば、励起光線の波長はほぼ442ナノメ
ートルであり、かつ所定の波長帯域は二つの基準帯域と、一つのピーク帯域を含
んでいる。第1基準帯域は、ほぼ500ナノメートルから、ほぼ520ナノメー
トルまで延びている。第2基準帯域はほぼ620ナノメートルから、ほぼ640
ナノメートルまで延びている。ピーク帯域は、ほぼ復帰光線スペクトルの強さの
ピークに、中心を有している。ピーク帯域の全幅員はほぼ20ナノメートルで、
その中心はほぼ強さのピークの波長である。
求める比は、前記波長帯域内の光線の強さを表す値から計算することができる
。この比は、ピーク帯域と関連する値から、第2基準帯域と関連する値を引き、
かつこの結果を第1基準帯域と関連する値で割ることによって計算される。プロ
セッサーは、なお人工神経回路網を含むものとすることができる。
本発明の特徴をさらに詳細に説明すれば、センサーは検光子、および検出器配
列を有する分光写真器を含むものとすることができる。なおセンサーはダイクロ
イックフイルター、ストップ、格子、および複数の光検出器を含むものとするこ
とができる。ダイクロイックフイルターは、復帰光線内に含まれることのある励
起を排除する。ストップは光線の狭いリボンだけが、格子に達するようにするス
リットを有している。格子は、復帰光線の波長に対応する距離にある軸線に沿っ
て、復帰光線を分離する。複数の電気光学的検出器は、所定の位置において、軸
線に沿って配置される。
本発明の別の実施例においては、装置はプランジャー、長い中空チューブ、お
よび光ファイバーを含んでいる。プランジャーは、チューブを通して、光硬化修
復剤を、根管の尖端に押送する。光線は光ファイバーを通して伝達され、光硬化
修復剤を活性化して、これを硬化し、根管の尖端を密封する。同様にこの装置は
、密封された根管に、光硬化修復剤を充填することができる。
理想的には、根管全体は本発明の装置、および方法によって、清掃され、準備
処置され、かつ充填される。第1に歯の歯冠が開かれ、歯髄が除去される。次に
誘導けい光分光を使用して、根管の入口位置を探査する。次いで根管を清掃し、
かつ成形する。再びけい光分光を使用して、齲食された象牙質全体が除去された
か否かを決定し、根管の形を決定し、根管が損傷され、かつ穿孔されるのを阻止
する。さらに誘導けい光分光を使用して尖端を位置決めし、かつ準備処置を行う
。光硬化修復剤を尖端の開口に入れ、光線によって活性化する。根管が密封され
た後、該根管の残りの部分に光硬化修復剤を充填する。
本発明の他の特徴、および利点は、本発明の原理を例証する添付図面を参照し
て、次に説明する好適な実施例によって明らかとなる。
第1図は、歯の解剖図。
第2A図は、歯内治療やすりによって形成された、疑似管を有する歯を示す。
第2B図は、歯内治療やすりによって穿孔された、歯根を有する歯を示す。
第3図は、歯の根管の構造を決定する、本発明の誘導けい光システムの、ブロ
ック線図。
第4図は、308ナノメートルの波長を有する光線によって励起された、人間
の歯の健康な象牙質、および齲食された象牙質の、波長に対するけい光の強さを
表す図表。
第5図は、442ナノメートルの波長を有する光線によって励起された、兎の
歯の骨、尖端、歯髄の付いた根管、および罹患した根管の、波長に対するけい光
の強さを表す図表。
第6図は、442ナノメートルの波長を有する光線によって励起された、豚の
歯のエナメル質の、波長に対するけい光の強さを表す図表。
第7図は、442ナノメートルの波長を有する光線によって励起された、豚の
歯の象牙質の、波長に対するけい光の強さを表す図表。
第8図は、442ナノメートルの波長を有する光線によって励起された、豚の
歯のセメント質の、波長に対するけい光の強さを表す図表。
第9図は、442ナノメートルの波長を有する光線によって励起された、豚の
歯を囲繞する顎骨の、波長に対するけい光の強さを表す図表。
第10図は、442ナノメートルの波長を有する光線によって励起された、豚
の歯の歯髄の、波長に対するけい光の強さを表す図表。
第11図は、442ナノメートルの波長を有する光線によって励起された、豚
の歯の歯髄の付いた根管の、波長に対するけい光の強さを表す図表。
第12図は、442ナノメートルの波長を有する光線によって励起された、豚
の歯の清掃後における根管の、波長に対するけい光の強さを表す図表。
第13図は、442ナノメートルの波長を有する光線によって励起された、豚
に歯の尖端の、波長に対するけい光の強さを表す図表。
第14図は、第3図に示された誘導けい光システムの、1実施例のブロック線
図。
第15図は、ファイバーオプチック・リーマーと称される、本発明の歯内治療
装置の1実施例を示す。
第16図は、ファイバーオプチック根管やすりと称される、本発明の歯内治療
装置の1実施例を示す。
第17図は、根管の位置を探査するための、ファイバーオプチック根管探子と
称される、本発明の歯内治療装置の、他の実施例を示す。
第18図は、根管の加工長さを判断するための、ファイバーオプチック根管探
子と称される、本発明の歯内治療装置の他の実施例を示す。
第19図は、象牙質を削り取って根管を成形し、かつ清掃、および成形段階に
おいて根管の先端を見出すために、第15図に示されたファイバーオプチック・
リーマーを使用する状態を示す。
第20図は、誘導けい光によって、歯の加工長さを確認するための、ファイバ
ーオプチック先端位置探査器と称される、本発明の歯内治療装置の、他の実施例
を示す。
第21図は、本発明のファイバーオプチック密封器を示す。
第22図、および第23図は、本発明のファイバーオプチック根管充填器を示
す。
第24図は、根管内の光硬化修復剤を硬化する段階を示す。
第25図は、硬化の前後における、光硬化修復剤の波長に対するけい光の強さ
を示す図表。
第26図は、神経回路網の概念を示す略線図。好適な実施例の説明
図に示されるように本発明は、歯の根管を誘導けい光分光によって清掃し、密
封し、かつ充填することによって、歯を修復させるための歯内治療システム40
として具体化されている。歯内治療システム40は、けい光色素または他の間接
法によることなく、歯のけい光を監視することによって、歯の組織を決定するも
のである。なおけい光歯内治療システムは、必要なX線写真の数を減らすととも
に、根管の清掃、成形、および充填を制御することができる。けい光歯内治療シ
ステムはさらに、短期間または長期間内における恢復破壊の危険を増加させる複
雑性を減少させる。
第3図に示されたシステム40においては、光源42が紫外線、または青色励
起光線44を、光ファイバー46を通して歯の根管32に送り、歯10内の組織
を照射し、かつけい光を発生させる。光ファイバーは、歯内の照射された組織か
ら出た復帰光線48を集め、この復帰光線は組織のけい光光線、および散乱した
励起光線を含んでいる。センサー50は、光ファイバーによって集められた復帰
光線を監視し、かつ所定の波長帯域内にある復帰光線の強さに対応する、電気信
号を発生する。この電気信号は、種々の組織の波長特性に対応する、スペクトル
波長帯域内の復帰光線の強さを表す。この電気信号は、センサーからプロセッサ
ー52に送られる。プロセッサーは、次いで電気信号を処理し、根管内の組織の
組成、および構造を決定する。
光源42はなお、励起源とも称される。光源から出た励起光線は、代表的には
250ナノメートル〜450ナノメートルの波長を有している。この励起光線は
、任意の形式の紫外線または青色光線源から発生させることができる。好適な実
施例においては、光源は波長がほぼ308ナノメートルの、狭帯域紫外線を発生
するエクサイマー(XeCl)レーザー、または波長がほぼ442ナノメートル
の、狭帯域青色光線を発生するヘリウム・カドミウム(HeCd)レーザーであ
る。なお窒素レーザー、多重周波数ダイオードレーザー、固体レーザー、アーク
ランプまたは発光ダイオード(LED)も使用できる。光源の出力は代表的には
、200マイクロワットから5ミリワットまでである。使用する装置、および波
長に応じて、これより大きな、または小さなエネルギーレベルも使用できる。し
かしながら出力密度が過大、または過小となることは避けねばならぬ。もしもエ
ネルギーが大に過ぎれば、試料の剥離が生じ、反対にエネルギーが小にすぎれば
、十分な電気信号が得られないようになる。
センサー50内の検出器は適当な帯域フイルターを有する、できるだけ簡単な
、独立した感光ダイオード、または復帰光線のスペクトルを解析する光スペクト
ル検光子のような、さらに複雑なものとすることができる。好ましくは、センサ
ー
は種々の波長を監視し、かつ対応する電気信号を発生するための配列検出器を有
する、適当な分光計とすることができる。適当な分光計としては、ニュージャー
ジー州、エジソンのSPEX工業会社から発売されている、SPEX500Mが
ある。適当な配列検出器はニュージャージー州、プリンストンのEG&Gプリン
ストン Applied Research から発売されている、モデル1420、または142
1強力シリコン光ダイオード配列検出器である。
プロセッサー52は最も簡単な形では、センサー50から電気信号を受入れ、
この信号を代数学的に処理し、または接続し、理解し易い態様で、根管32内の
組織の組成を決定し、かつ表示する。
根管内の組織、および組成を決定するプロセスは、第4図から容易に理解する
ことができる。第4図に示された二つのスペクトル信号は、人間の歯の健康な部
分と、罹患した部分を、波長308ナノメートルの、紫外線エクサイマーレーザ
ー光線によって励起した後の、けい光スペクトルである。各スペクトルは異なる
ピーク波長を有している。健康な象牙質のスペクトル54は、中心がほぼ波長4
50ナノメートルの所にあるピークを有し、蝕まれた象牙質に対するスペクトル
56は、中心がほぼ波長が500ナノメートルの所にあるピークを有している。
したがって、健康な象牙質のけい光に対応するピークの波長は、蝕まれた歯のけ
い光に対応するピークの波長に比べて、ほぼ50ナノメートルだけ短い。この波
長差は、齲食された象牙質が、十分に除去されたか否かを決定するために使用さ
れる。
第5図に示されたけい光スペクトルは、兎の歯の根管32の、異なる組織また
は組成に対するもので、波長308ナノメートルの紫外線エクサイマーレーザー
光線によって励起した後の、光スペクトルを示す。歯髄を有する根管のけい光ス
ペクトル58の主ピークは、400ナノメートルの所にあり、小ピークは、46
0、および480ナノメートルの所にある。清掃された根管のけい光スペクトル
60は、異なる高さの比を有する同様なピークを有している。根管の尖端のけい
光スペクトル62は、460、および480ナノメートルの所に二つの主ピーク
を有し、かつ400ナノメートルの所に小ピークを有している。顎骨のけい光ス
ペクトル64は、415ナノメートルの所に主ピークを有し、かつ460、およ
び480ナノメートルの所に小ピークを有している。後述のように、この図表は
歯の組織、および組成を決定するためには、歯の異なる組成の異なるスペクトル
プロフイルを使用し得ることを示す。
次に第6図〜第13図は、豚の歯における根管の異なる組織、および組成に対
する、けい光スペクトルであるが、これら図表は適当なHeCdレーザーから発
生した、波長が442ナノメートルの光線によって励起されたものである。第6
図に示されるように、豚の歯のエナメル質のけい光スペクトルのピークは、56
0〜580ナノメートルの間に生じる。第7図に示されるように、豚の歯の象牙
質のけい光スペクトルのピークは、540〜560ナノメートルの間に生じる。
第8図に示されるように、豚の歯のセメント質のけい光スペクトルのピークは、
530〜550ナノメートルの間に生じる。第9図に示されるように、豚の歯を
支持する顎骨のけい光スペクトルのピークは、560〜580ナノメートルの間
に生じる。第10図に示されるように、豚の歯の歯髄のけい光スペクトルのピー
クは、540〜560ナノメートルの間に生じる。第11図に示されるように、
豚の歯の歯髄を含む根管のけい光スペクトルのプロフイルは、第12図に示され
た、清掃後の根管のけい光スペクトルのプロフイルとは異なっている。第13図
に示されるように、豚の歯の根管尖端のけい光スペクトルのプロフイルは、清掃
後における根管のけい光スペクトルのプロフイルとは異なっている。
幾つかの波長帯域内のけい光スペクトルの強さを監視し、かつこの強さを基準
波長帯域の強さと比較することにより、豚の歯の組成を決定することができる。
次の式は歯の組成を識別する比を示すものである:
比=(SPeak−SRef Long)/(SRef Short )
式中、SPeak は前記20ナノメートルの、ピーク波長帯域内の光線の強さ、
SRef Longはピーク波長より長い波長の、基準波長帯域内の光線の強さであり、
かつSRef Short はピーク波長より短い波長の、基準波長帯域内の光線の強さで
ある。二つの基準帯域は、けい光スペクトルの放射帯域の各端部における尾部を
含むように選択される。与えられたけい光スペクトルの波長プロフイルは、励起
光線の波長の変化に関連して変化するから、基準帯域は励起光線の波長を考慮し
て選定される。
第6図〜第13図に示されたけい光スペクトルに対しては、基準帯域SRef Lo ng
は620〜640ナノメートルの間にあり、かつ基準帯域SRef Longは500
〜520ナノメートルの間にある。次の式は波長442ナノメートルの励起光線
を使用した時における、歯の組成を識別する比を与えるものである:
比=(SPeak−S620-640 )/(S500-520 )
式中、S620-640 は620〜640ナノメートルの、基準波長帯域内の光線の
強さ、かつS500-520 は500〜520ナノメートルの、基準波長帯域内の光線
の強さ。
幾つかの豚の歯について行われた、測定実験から得られたスペクトルのプロフ
イルに対する計算結果を、次の表に纏めた:
組成 比
エナメル質 1.923 ± 0.683
象牙質 1.806 ± 0.306
セメント質 2.048 ± 0.572
歯髄 1.426 ± 0.318
組織 比
歯髄を含む根管 1.321 ± 0.410
根管、清掃済み 1.524 ± 0.361
歯の尖端 1.359 ± 0.165
顎骨 1.202 ± 0.312
前記のように計算したピークけい光帯域の波長、および比を知ることによって
、根管内の組成が決定される。
第14図は歯10の根管32の組成、および解剖学的境界を決定するための、
本発明の別の実施例を示す。光源42’、適当なHeCd低出力レーザーは、波
長442ナノメートルの励起光線44’を、適当なダイクロイックミラー66の
方に指向する。好ましくは、しかしながら必ずしも必要ではないが、ニューメキ
シコのCVIから販売されているダイクロイックミラーは、442ナノメートル
において高い反射率を示し、かつ500ナノメートルにおいて高い透過率を示す
。このダイクロイックミラーは励起光線を、第1レンズ68の方に反射する。
第1レンズ68は励起光線44’を、光ファイバー46’の端部に集束し、か
つこの光ファイバーから発出した集合復帰光線を平行にする。光ファイバーは4
00マイクロメーターのコアー直径を有している。光ファイバーの末端は、励起
光線を根管32に指向することによって、この根管を走査する。この同じ末端は
なお、根管から出た復帰光線を集める。復帰光線は光ファイバーから、第1レン
ズ、紫外線ミラー66、およびロングパス光フイルター70を通る。ロングパス
光フイルターは、325〜345ナノメートルのカットオフ波長を有し、復帰光
線からの散乱、または反射励起光線をろ過するようになっている。けい光光線は
第2レンズ74によって、第2光ファイバー72内に集束される。第2光ファイ
バーは復帰光線を分光写真器50’の入口に伝達する。分光写真器の入口には、
Schott GG475フイルターのような、適当なロングパスフイルターが
設けられ、このフイルターは、さらに復帰光線から反射された励起光線を排除す
る。フイルターの後方には、50マイクロメーターの細隙を有するスリットが設
けられている。このスリットの次には、ミリメートル当たり100個の格子目を
有する回折格子が位置し、光軸に沿った復帰光線を解析するようになっている。
軸線に沿って検出器51、好ましくは1024素子線形装置配列検出器(EG
&G 1422G)が位置している。検出器配列の各素子は、復帰光線のスペク
トル波長帯域に対応している。検出器配列はアナログ信号を発生し、この信号は
解析を行うためのデジタル信号に変換され、かつ検光子52’によって処理され
る。デジタル信号は、各スペクトル波長に対して受入れられる光線の強さを表す
データを含んでいる。このデータはなお、光多重チャンネル検光子52’上に展
示され、またはデータデスク上で利用される。検出器、および多重検光子の双方
を含む適当なシステムは、ニュージャージー州、プリンストンのEG&Gプリン
幾つかのスペクトル波長帯域、または領域内に集められた光線の強さの比は、
前述のように計算される。計算された比を使用して、ピーク波長帯域内の光線の
強さは、他のスペクトル波長帯域内の光線の強さとともに、解析され、根管内の
歯部分を識別し、この歯の解剖学的境界を決定する。
本発明の他の実施例においては、センサー50は、収差補正波長分割マルチプ
レックサー(WDM)、および512×512ピクセルのチャージド・カップル
ド装置(CCD)を含んでいる。ファイバー46は復帰光線を、f/2,15セ
ンチメーター焦点距離、収差補正WDM、および512×512ピクセルのCC
D配列に伝送し、かつ接続する。WDMの格子は、350ナノメートル(300
〜650ナノメートル)のスペクトル領域を含む一定の角度にセットされる。各
ピクセルに対する露光(光線の強さ×露出時間)は0から214(16、364)
までの均等目盛りでデジタル化される。配列は液体窒素によって冷却される配列
であり、これは暗雑音信号を実質的に減少させる。さらに、この暗雑音信号は配
列を通る時に、ほぼ均一に分散されるから、平均雑音信号は配列の各検出器素子
において、けい光信号から差引かれる。適当なセンサーは、ニュージャージー州
、プリンストンのEG&Gプリンストン Applied Research 発売の、1530−
CUV、低温冷却CCD検出器である。
他の変形実施例においては、センサー50は組込み熱電気冷却器(TEC)を
備える光検出器(PD)配列を含んでいる。TEC冷却配列検出器は、室温配列
検出器よりは低い雑音レベルで作動する。適当なTEC冷却配列は、ニュージャ
ージー州、プリンストンのEG&Gプリンストン Applied Research から発売さ
れている1530−PUV型熱電気冷却CCD検出器である。
本発明の別の実施例においては、プロセッサー52’は第26図に示されるよ
うな人工神経回路網を含んでいる。この人工回路網は、相互に接続されたプロセ
ッサー(神経単位)106の層から成っている。センサー50’から出たスペク
トルデータは、神経単位層108の入力となる。好ましくは前述の各波長帯域は
、10個の小さな帯域または窓に分割される。入力神経単位層は、問題となる各
波長帯域に対するデータを受入れるに十分な入力を有している。神経回路網は入
力データを非線形に変換し、その結果を出力神経単位層110に表す。神経回路
網は、スペクトルデータ(入力神経単位層)を、出力(出力神経単位層)に変換
することができ、かつ歯の組成を、比較的高感度(普通の検出限界より1〜2位
数高い)、高速度(一つのスペクトルの識別を数分の1秒で行う)、および高信
頼
度(信頼レベルは神経回路網出力で表される)で、自動的にかつ一義的に識別で
きるという点において、非常に弾力性がある。神経回路網を具体化するソフトウ
エアーは、好ましくはカリフォルニア州、トランスの医療光学機械会社から発売
されている「神経回路網」ソフトウエアー・パッケージである。神経回路網手術
、および意志決定はIBM互換性パソコンによって行うことができる。
第15図〜第21図に示されるように、誘導けい光分光学による本発明の歯内
治療工具は、根管32の成形、清掃、および空洞処置を行う時に使用される。フ
ァイバーオプチック・リーマー76は第15図に示されている。このファイバー
オプチック・リーマー76は、その中心を通る、金属被覆光ファイバー78を有
している。ファイバーオプチック・リーマーを製造するには、中心に通路を有す
る、円形断面の、勾配付き金属材料を、機械加工によって三角形のブレードに形
成する。この機械加工されたブレードは、次に該ブレードを捩って、溝80が形
成されるようにする。光ファイバー、好ましくは金属によって被覆された光ファ
イバーは、通路内に保持され、または他の方法によって通路内に装着される。研
磨されたブレードを、根管内で時計方向に回転させれば、リーマーは象牙質を削
り取る。光ファイバーはファイバーオプチック・リーマーの先端で露出され、該
光ファイバーが、励起光線を根管に伝達し、かつ根管から復帰光線を集めて、こ
の復帰光線を伝達するようになっている。光ファイバーはなお赤外線(IR)を
伝達し、組織、および障害物を切除するようになっている。光ファイバーは、さ
らに紫外線を伝達し、根管内のバクテリアを殺菌する。光ファイバーの他端には
コネクタ82が設けられている。やすりの上方部分は、光学的ストッパを有し、
歯科医が通常のようにこのストップを使用して、容易に根管の長さを決定し得る
ようになっている。
本発明のファイバーオプチックやすり86は、第16図に示されている。この
ファイバーオプチックやすりは、その中心を通る光ファイバー88を有している
。一般的に、ブレード90は方形の、勾配付きブランクとなるように研磨される
。やすりはやすり作用によって根管の壁から、象牙質を擦り取るように作用する
。リーマーの作用はなお、工具を軽く回転させることによって行われる。ファイ
バーオプチックやすりは、やすりの先端に露出された光ファイバーを有している
。
ファイバーオプチック・リーマーの場合に述べたように、ファイバーはIR、お
よびUV光線を根管内に伝達し、かつこの根管から復帰光線を伝達することがで
きる。この場合もストップを使用することができる。
本発明の根管探子92は第17図に示されている。普通の技術によって(すな
わち円形バーを使用して)歯髄室を開いた後、ファイバーオプチック探子を歯髄
室内に入れ、根管32の入口の位置を探査する。象牙質24および歯髄18のけ
い光信号の差によって、根管の入口が識別される。根管の位置を探査した後、フ
ァイバーオプチックやすり、およびリーマーを注意深く操作して、根管を清掃し
かつ成形する。(第18図、第19図参照)。この処置を行う時に、根管の組成
から誘導されるけい光を使用し、根管内に有機質の、または感染した組織が残っ
ているか否かを決定する。尖端34はファイバーオプチック工具を、根管の端部
の方に進めることによって検出する。けい光信号処理によって、音声または表示
光線のような信号が、根管の尖端に達したか否かを知らせる。尖端を密封しかつ
光硬化修復剤を使用して根管を充填する前に、歯10の正しい加工長さを決定す
るためには、普通のゴム製ストップ84を使用する。
本発明のファイバーオプチック尖端位置探査器94は、第20図に示されてい
る。このファイバーオプチック尖端位置探査器は、歯10の尖端34まで延びる
、できるだけ簡単なファイバーとすることができる。尖端位置探査器は、尖端の
位置を決定するためのストップ84を有するものとすることができる。
根管32を清掃した後、尖端34は、第21図に示されるように、光硬化修復
剤によって密封される。尖端密封装置96はプランジャー98、チューブ100
、および光ファイバー102を含んでいる。プランジャーは、チューブを通して
、光硬化修復剤を押し進めるために使用される。この光硬化修復剤は根管の尖端
に沈着する。光ファイバーは尖端に光線を送り、光硬化修復剤を活性化する。
尖端34が密封された後、根管32全体は、第22図に示されるように、光硬
化修復剤によって充填される。充填器104は第23図に示されるように、尖端
密封装置96と同様な構造であるが、チューブ100’は歯10の尖端まで延び
る必要はない。
ファイバーオプチック誘導けい光システムは、なお光硬化修復剤106が実際
に硬化したか否かを検出するに適している。第24図、第25図に示されるよう
から受入れるけい光信号は108は、修復剤が青色光線、および重合化合物によ
って活性化された後に、受入れる信号110より大である。500〜540ナノ
メートル程度の所定波長範囲内における、この強さの減少はフイードバック機構
を形成し、根管密封、および充填プロセスを制御し、密封化合物が適当に硬化さ
れるようにする。この硬化プロセスは代表的には、化合物が光によって活性化さ
れた後、1〜5分間を要する。
本発明には種々のファイバーを使用することができる。紫外線および可視青色
光線は、ポリメチルメタクリレート(PMMAO)、ポリスチレン(PS)、お
よびシリカを被覆したシリカコアー・ファイバー、プラスチック被覆シリカ、お
よび金属被覆シリカを通して容易に伝達することができる。近赤外線も、シリカ
ファイバーを通して容易に伝達することができる。中赤外線(Tm:YAG、H
o:YAG)は低OHアンハイドロガイドGシリコンファイバーを通して容易に
伝達することができる。エルビウムYAGまたはEr:YSGG(3、100ナ
ノメートル)光線はフッ化ジルコニウムファイバーを通して、容易に伝達できる
が、粉末は有害である。
もしも必要であれば、前述のファイバーオプチック根管工具、およびこれに関
連する方法は、前処理放射線写真、触診、平均歯長図表等のような普通の補助歯
内治療技術に利用することができる。したがって歯科医はファイバーオプチック
工具の使用範囲を選択することができる。
前述の説明により、前記歯内治療工具、および関連方法は、X光線写真の数を
減らし、かつ熟練技術者が普通の器具使用方法と併用することができ、したがっ
て、各歯科医を困難な作業から釈放する。この歯内治療工具は、根管の清掃と準
備処置を可能にし、それによって疑似管の形成を減少せしめ、かつ器具破損の危
険を最小限に留める。本工具は歯に対する作用長さが大であり、尖端位置の探査
、光硬化修復剤の使用による尖端の密封、および(または)光線による高熱の発
生、光硬化修復剤による根管の充填を可能にする。この工具はなお、歯髄、およ
び歯髄石を除くことができ、同じファイバーオプチック・ヘッドピースによって
、赤
外線レーザーを使用し、切断、拡張、および凝固を行うことができる。さらに前
記歯内治療工具は、X光線使用の場合のような、処置の遅延を伴うことなく、根
管の組成を比較的敏速に決定することができる。
以上の説明は本発明の好適な実施例に関するものであるが、熟練技術者の容易
に理解し得るように、本発明は請求の範囲を離れることなく種々の変形を行い得
るものと解すべきである。
【手続補正書】特許法第184条の7第1項
【提出日】1995年3月21日
【補正内容】
訂正請求の範囲
1.歯の根管の決定及び準備処置を行う歯内治療装置であって:
金属を被覆した光ファイバーで、ファイバーの両端間で、光線を案内する光フ
ァイバーと;
第1及び第2端部を有する細長い工具で、その中心を通り、かつ第1、および
第2端部間を延びる通路を有する工具とから成り;
光ファイバーが、前記通路を通り、かつ該通路内に保持され、光ファイバーの
一端が、工具の第1端部において露出されるようになっており、;かつ
工具の第1端部が、根管に入るようになっている、歯内治療装置。
2.歯内治療装置であって、光ファイバーが紫外線、可視光線、および赤外線
を案内するようになっている請求項1記載の歯内治療装置。
3.歯内治療装置であって、さらに該工具の第2端部の近くにおいて、該工具
の外表面に摺動自在に装架されたストップを有し、該ストップが根管の長さを決
定する時に使用されるようになっている請求項1記載の歯内治療装置。
4.歯の根管を決定し、かつ準備処置する歯内治療装置であって;
ファイバーの両端間で、光線を案内する光ファイバーと;
第1端部、および第2端部を有する細長い工具で、第1端部と第2端部の間に
おいて、工具の中心を通る通路を画定し、この時、通路内を光ファイバーが通り
、かつ該通路内に保持され、光ファイバーの一端が工具の第1端部において露出
されるようになっており、かつわずかに円錐形を呈する工具の外表面の、第1端
部の外径が第2端部の外径より小さく、該工具の第1端部が、根管内に入るよう
になっており、この時工具の外表面が、金属表面であり、歯の根管から象牙質を
除去するようになっている工具から成る歯内治療装置。
5.歯内治療装置であって、工具の外表面が、歯の根管から象牙質を削り取り
、
かつこれを除去するための溝を有する請求項4記載の歯内治療装置。
6.歯内治療装置であって、工具の外表面が、勾配付きのブランクを有し、歯
の根管からやすり作用によって、象牙質を削り取り、かつ除去するようになって
いる請求項4記載の歯内治療装置。
7.歯の根管を決定し、かつ準備処置する歯内治療装置であって;
ファイバーの両端間で、光線を案内する光ファイバーと;
第1端部、および第2端部を有し、かつこの第1端部、および第2端部間にお
いて、その中心を通る通路を画定する、細長い工具で、該工具の第1端部が、根
管内に入るようになっており、かつ光ファイバーが前記通路内を通り、かつ該通
路内に保持され、光ファイバーの一端が、工具の第1端部において露出されるよ
うになっている工具と;
光ファイバーの一端に指向される励起光線を発出する光源で、該励起光線が光
ファイバーを通して、工具の第1端部に伝達され、工具の第1端部において、光
ファイバーによって捕捉された、根管から復帰光線を発生せしめ、この復帰光線
が光ファイバーの他端に伝達され、かつこの復帰光線が、根管内の組織から出た
けい光光線を含むようになっている光源と;
センサーで、光ファイバーから受入れた復帰光線を監視し、かつ所定波長帯域
内の復帰光線の強さを表す複数の電気信号を発生するセンサーと;
これら複数の信号を処理し、それによって根管の組成を決定するプロセッサー
から成っている歯内治療装置。
8.歯内治療装置であって:
光源から発生する励起光線が、波長250〜450ナノメートルの狭帯域光線
であり;
複数の電気信号と関連する所定の波長帯域が、狭帯域励起光線の波長より大き
な、50〜250ナノメートルの波長範囲内にある請求項7記載の歯内治療装置
。
9.歯内治療装置であって:
励起光線の波長がほぼ442ナノメートルであり:かつ
複数の電気信号と関連する所定の波長帯域が、二つの基準帯域、および一つの
ピーク帯域を含み、第1基準帯域がほぼ500ナノメートルから、ほぼ520ナ
ノメートルに延び、第2基準帯域がほぼ620ナノメートルから、ほぼ640ナ
ノメートルに延び、かつピーク帯域が、復帰光線の強さのピークと関連する波長
から、ほぼ±10ナノメートル延びている請求項7記載の歯内治療装置。
10.歯内治療装置であって、プロセッサーが、式:
比=(SPeak−S620-640 )/(S500-520 )
によって画定される比にしたがって、根管の組成を決定するようになっており;
式中、SPeak はピーク帯域内の光線の強さ、S500-520 は第1基準帯域内の
光線の強さ、かつS620-640 は第2基準帯域内の光線の強さである請求項9記載
の歯内治療装置。
11.歯内治療装置であって、センサーが:
検出器の配列を有する分光写真器で、復帰光線を解像し、配列の各検出器が復
帰光線の異なるスペクトル波長を検出し、かつ光線の強さを、その波長で表す独
立の電気信号を発生する分光写真器と;
検光子で、分光写真器から出た複数の電気信号を解析し、かつ第1、および第
2信号を発生する検光子を含む、請求項7記載の歯内治療装置。
12.歯内治療装置であって、プロセッサーが、人工神経回路網を含む請求項
7記載の歯内治療装置。
13.歯内治療装置であって、センサーが:
ダイクロイックフイルターで、励起光線の波長に等しい波長を有する復帰光線
を拒否し、かつ所定の波長帯域内にある復帰光線を伝達するフイルターと;
スリット孔を有するストップで、ダイクロイックフイルターを通って伝達され
た復帰光線の一部分が、スリットを通るようにするストップと;
スリットを通った復帰光線を拡散させる格子で、該復帰光線を軸線に沿って、
該復帰光線の波長に比例する距離に亙って拡散させる格子と;
複数の電気信号を発生する複数の電気光学的検出器で、各電気光学的検出器が
、各波長帯域に対応する距離をおいて、軸線に沿って位置する検出器から成る請
求項7記載の歯内治療装置。
14.根管尖端の位置を探査する装置であって:
励起光線を発する光源と;
前記光源から根管の組織に励起光線を伝達し、該組織が復帰光線を発するよう
にする光ファイバーで、励起光線によって照射された根管組織から発するけい光
光線を含む、根管から出た復帰光線を集める光ファイバーと;
光ファイバーから復帰光線を受入れるセンサーで、所定波長帯域内の復帰光線
の強さを表す信号を発生するセンサーと;
前記信号を処理するプロセッサーで、復帰光線を発した根管内の組織を識別し
、根管尖端を決定できるようにするプロセッサーからなる根管尖端位置探査装置
。
15.根管の尖端を、光硬化修復剤によって密封する装置であって:
根管に適合するような寸法を有する、長い中空チューブと;
チューブを通して、根管の尖端に光硬化修復剤を押込むプランジャーと;
根管の尖端に光線を送り、光硬化修復剤を硬化させる光ファイバーを有する密
封装置。
16.根管に、光硬化修復剤を充填する装置であって:
根管に適合するような寸法を有する、長い中空チューブと;
チューブを通して、根管内に光硬化修復剤を押し入れるプランジャーから成る
充填装置。
17.充填装置であって、さらに根管の内部に光線を送り、光硬化修復剤を硬
化させる光ファイバーを含む請求項16記載の充填装置。
18.エナメル質の歯冠、歯髄室、歯根、根管を有する歯の、根管を処置する
方法であって:
歯冠内に開口を形成する段階と;
歯髄室から歯髄を除去する段階と;
誘導けい光分光を使用して、根管の位置を探査する段階と;
誘導けい光分光を使用して、根管を清掃しかつ成形する段階と;
誘導けい光分光を使用して、根管尖端の位置を探査する段階と;
根管尖端の準備処置を行う段階と;
光硬化修復剤を使用して、根管尖端を密封する段階と;
光硬化修復剤を使用して、根管を充填する段階から成る方法。
19.歯の根管を決定し、かつ準備処置を行う方法であって:
歯の根管に励起光線を指向する段階で、この復帰光線が、根管内の組織から出
たけい光光線を含むようにする段階と;
復帰光線を監視する段階で、根管内の組織のけい光と関連する、所定波長帯域
内の復帰光線の強さを表す、複数の電気信号を発生する段階と;
複数の信号を処理して、根管の組織を決定する段階から成る方法。
20.歯の根管を決定し、かつ準備処置を行う方法であって:
指向段階において使用される励起光線が、250〜450ナノメートルの波長
を有する狭帯域光線であり;
監視段階において使用される複数の電気信号と関連する所定の波長帯域が、狭
帯域励起光線の波長より大きな、50〜250ナノメートルの波長内にある請求
項19記載の方法。
21.歯の根管を決定し、かつ準備処置する方法であって:
指向段階において使用される励起光線の波長が、ほぼ442ナノメートルであ
り;
監視段階において使用される複数の電気信号と関連する所定の波長帯域が、二
つの基準帯域と、一つのピーク帯域を含み、第1基準帯域がほぼ500ナノメー
トルから、ほぼ520ナノメートルに延び、第2基準帯域がほぼ620ナノメー
トルから、ほぼ640ナノメートルに延び、かつピーク帯域が、復帰光線の強さ
のピークと関連する波長からほぼ±10ナノメートル延びている請求項19記載
の方法。
22.歯の根管を決定し、かつ準備処置する方法であって、処置段階が式:
比=(SPeak−S620-640 )/(S500-520 )
によって画定される比にしたがって、根管の組成を決定する段階を含み、
式中、SPeak がピーク帯域内の光線の強さであり、S500-520 が第1基準帯域
内の光線の強さであり、かつS620-640 が第2基準帯域内の光線の強さである請
求項21記載の方法。
23.歯の根管を決定し、かつ準備処置する方法であって、処置段階が、神経
回路網を形成する段階を含む請求項19記載の方法。
24.根管の尖端を、光硬化修復剤によって密封する方法であって:
長い中空チューブを、根管内にその先端に達するまで、挿入する段階と;
光硬化修復剤を、チューブを通して根管の先端に達するまで押入れる段階と;
根管の先端を、この根管の先端に光線を送って、光硬化修復剤を活性化して該
光硬化修復剤を硬化させることによって、尖端を密封する段階から成る方法。
25.根管に光硬化修復剤を充填する方法であって:
根管に長い中空チューブを挿入する段階と;
チューブを通して、根管に光硬化修復剤を押入れる段階からなる方法。
26.根管を充填する方法であって、さらに根管内に送給する光線を密封して
光硬化修復剤を活性化し、該修復剤を硬化させるようになっている請求項25記
載の方法。
27.歯の組織を診察する方法であって、歯が歯髄室を囲繞する歯冠と、内部
を通る根管を含む歯根を有し、該根管が歯髄室を、歯根の尖端の孔に連結するよ
うになっている方法で:
第1および第2端部を有する光ファイバーで、該第1端部および第2端部間で
光線を案内する光ファイバーを準備する段階と;
歯冠を通して孔を形成し、歯髄室および根管に近づき得るようにする段階と;
光ファイバーの第1端部を、歯冠内に形成された孔に通し、かつ第1端部を使用
して歯髄室の内部を走査し、根管の入口位置を探査する段階と;
励起光線を、光ファイバーの第2端部に指向する段階と;
励起光線を光ファイバーの第2端部から、第1端部に案内し、かつ光ファイバ
ーの第1端部から励起光線を発出させる段階と;
光ファイバーの第1端部において復帰光線を集める段階と;
復帰光線を、光ファイバーの第1端部から、第2端部に案内し、かつ光ファイ
バーの第2端部から励起光線を発出させる段階と;
光ファイバーの第2端部から発生した復帰光線を監視し、かつ所定波長帯域内
の復帰光線の強さを表す、複数の電気信号を発生させる段階と;
複数の信号を処理し、根管の入口を確認する段階から成る診察方法。
28.歯の組織の診察方法であって、歯が歯髄質を囲繞する歯冠と、内部を通
る根管を含む歯根を有し、該根管が歯髄室を、歯根の尖端の孔に連結するように
なっている方法で;
第1端部、および第2端部を有する光ファイバーで、該第1端部、および第2
端部間で光線を案内する光ファイバーを準備する段階と;
歯冠を通して孔を形成し、歯髄室および根管に近づき得るようにする段階と;
歯冠内に形成された孔を通して、光ファイバーの第1端部を挿入し、かつ該第
1端部を使用して根管内を探査し、根管尖端の位置を決定する段階と;
光ファイバーの第2端部に励起光線を指向する段階と;
励起光線を光ファイバーの第2端部から、第1端部に案内し、かつ光ファイバ
ーの第1端部から励起光線を発出させる段階と;
光ファイバーの第1端部において、復帰光線を集める段階と;
復帰光線を光ファイバーの第1端部から、第2端部に案内し、かつ光ファイバ
ーの第2端部から励起光線を発出させる段階と;
光ファイバーの第2端部から発出した復帰光線を監視し、かつ所定波長帯域内
の復帰光線の強さを表す複数の電気信号を発生させる段階と;
複数の信号を処理し、根管尖端の位置を決定する段階から成る方法。
29.請求項18記載の根管を処置する方法であって、
尖端を密封する段階が:
長い中空チューブを、根管内にその先端に達するまで、挿入する段階と;
光硬化修復剤を、チューブを通して根管の先端に達するまで押入れる段階と;
根管の先端を、この先端に光線を送って光硬化修復剤を活性化して該光硬化修
復剤を硬化させることによって、尖端を密封する段階から成る方法。
30.歯内治療装置であって、さらに工具の第2端部の近くにおいて、該工具
の外表面に摺動自在に装架されたストップを有し、該ストップが根管の長さを決
定する時に使用されるようになっている請求項7記載の歯内治療装置。
31.歯内治療装置であって:
工具がわずかに円錐形を呈する外表面を有し、該工具の第1端部の直径が、第
2端部の直径より小さくなるようにされ;かつ
工具の外表面が、歯の根管から象牙質を除くようになっている請求項7記載の
歯内治療装置。
32.歯内治療装置であって、工具の外表面が金属の溝を有し、歯の根管から
象牙質を削り取り、かつこれを除去するようになっている請求項31記載の歯内
治療装置。
33.歯内治療装置であって、工具の外表面が金属の、勾配付きのブランクを
有し、歯の根管からやすり作用によって、象牙質を削り取り、かつ除去するよう
になっている請求項31記載の歯内治療装置。
34.歯の根管を決定し、かつ準備処置する方法であって:
波長がほぼ442ナノメートルの励起光線を、歯の根管内に指向し、復帰光線
を発生せしめ、該復帰光線が、根管内の組織から出たけい光光線を含むようにす
る段階と;
復帰光線を監視する段階で、根管内の組織のけい光と関連する、所定の波長帯
域内の復帰光線の強さを表す、複数の電気信号を発生せしめ、前記所定の波長帯
域が二つの基準帯域と、一つのピーク帯域を含み、第1基準帯域がほぼ500ナ
ノメートルから、ほぼ520ナノメートルまで延び、第2基準帯域がほぼ620
ナノメートルから、ほぼ640ナノメートルまで延び、かつピーク帯域が、復帰
光線の強さのピークと関連する波長から、ほぼ±10ナノメートル延びるように
なっている段階と;
比=(SPeak−S620-640 )/(S500-520 )
式中、SPeak はピーク帯域を有する光線の強さ、S500-520 は第1基準帯域を
有する光線の強さ、およびS620-640 は第2基準帯域を有する光線の強さ、
上式によって画定される比にしたがって、二つの基準帯域、およびピーク帯域
と関連する電気信号を処理することにより、根管の組織、および組成を決定する
段階とを有する方法。
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1995年10月16日
【補正内容】
新請求の範囲
1.歯の根管(32)の準備処置を行う歯内治療装置であって:
金属を被覆した光ファイバー(78)で、ファイバーの両端間で、光線を案内
する光ファイバーと;
第1及び第2端部を有する細長い工具で、その中心を通り、かつ第1、および
第2端部間を延びる通路を有する工具とから成り;
光ファイバー(78)が、前記通路を通り、かつ該通路内に保持され、光ファ
イバー(78)の一端が、工具の第1端部において露出されるようになっており
、;かつ
工具の第1端部が、根管(32)に入るようになっている、歯内治療装置。
2.歯内治療装置であって、光ファイバー(78)が紫外線、可視光線、およ
び赤外線を案内するようになっている請求項1記載の歯内治療装置。
3.歯内治療装置であって、さらに工具の第2端部の近くにおいて、該工具の
外表面に摺動自在に装架されたストップ(84)を有し、該ストップ(84)が
根管(32)の長さを決定する時に使用されるようになっている請求項1記載の
歯内治療装置。
4.歯の根管(32)を決定し、かつ準備処置する歯内治療装置であって;
ファイバーの両端間で、光線を案内する光ファイバー(46;88;102)
と;
第1端部、および第2端部を有する細長い工具で、第1端部と第2端部の間に
、工具の中心を通る通路を画定し、この時、通路内を光ファイバー(46;88
;102)が通り、かつ該通路内に保持され、光ファイバー(46;88;10
2)の一端が、工具の第1端部において露出されるようになった工具からなる歯
内治療装置において、
工具がわずかに円錐形を呈する外表面を有し、工具の第1端部の外径が、第2
端部の外径より小さく、該工具の第1端部が根管(32)内に入るようになって
おり、この時工具の外表面が金属表面であり、歯の根管(32)から象牙質(2
4)を除去するようになっていることを特徴とする歯内治療装置。
5.歯内治療装置であって、工具の外表面が、歯の根管(32)から象牙質(
24)を削り取り、かつこれを除去するための溝(80)を有する請求項4記載
の歯内治療装置。
6.歯内治療装置であって、工具の外表面が、勾配付きのブランクを有し、歯
(10)の根管(32)からやすり作用によって、象牙質(24)を削り取り、
かつ除去するようになっている請求項4記載の歯内治療装置。
7.歯の根管(32)を決定し、かつ準備処置する歯内治療装置であって;
ファイバーの両端間で、光線を案内する光ファイバー(46;88;102)
と;
第1端部、および第2端部を有し、かつ第1端部、および第2端部間において
、その中心を通る通路を画定する、細長い工具で、該工具の第1端部が、根管(
32)内に入るようになっており、かつ光ファイバー(46;88;102)が
、前記通路内を通り、かつ該通路内に保持され、光ファイバー(46;88;1
02)の一端が、工具の第1端部において露出されるようになっている工具と;
光ファイバー(46;88;102)の一端に指向される励起光線(44)を
発出するようになった光源(42)で、該励起光線(44)が光ファイバー(4
6;88;102)を通して、工具の第1端部に伝達され、根管(32)から復
帰光線(48)を発生せしめ、この復帰光線が工具の第1端部において、光ファ
イバー(46;88;102)によって捕捉され、かつ光ファイバー(46:8
8;102)の他端に伝達され、この復帰光線(48)が、根管(32)内の組
織から出たけい光光線を含むようになっている光源とから成る歯内治療装置にお
いて、
センサー(50)で、光ファイバー(46;88;102)から受入れた復帰
光線(48)を監視し、かつ所定波長帯域内の復帰光線(48)の強さを表す複
数の電気信号を発生するセンサーと;
複数の信号を処理し、それによって根管(32)の組成を決定するプロセッサ
ー(52)から成っていることを特徴とする歯内治療装置。
8.歯内治療装置であって:
光源(42)から発生する励起光線(44)が、波長250〜450ナノメー
トルの狭帯域光線であり;
複数の電気信号と関連する所定の波長帯域が、狭帯域励起光線の波長より大き
な、50〜250ナノメートルの波長範囲内にある請求項7記載の歯内治療装置
。
9.歯内治療装置であって:
励起光線(44)の波長がほぼ442ナノメートルであり:かつ
複数の電気信号と関連する所定の波長帯域が、二つの基準帯域、および一つの
ピーク帯域を含み、第1基準帯域がほぼ500ナノメートルから、ほぼ520ナ
ノメートルに延び、第2基準帯域がほぼ620ナノメートルから、ほぼ640ナ
ノメートルに延び、かつピーク帯域が、復帰光線(48)の強さのピークと関連
する波長から、ほぼ±10ナノメートル延びている請求項7記載の歯内治療装置
。
10.歯内治療装置であって、プロセッサー(52)が、式:
比=(SPeak−S620-640 )/(S500-520 )
によって画定される比にしたがって、根管(32)の組成を決定するようになっ
ており;
式中、SPeak はピーク帯域内の光線の強さ、S500-520 は第1基準帯域内の
光線の強さ、かつS620-640 は第2基準帯域内の光線の強さである請求項9記載
の歯内治療装置。
11.歯内治療装置であって、センサー(50)が:
検出器の配列を有する分光写真器で、復帰光線(48)を解像し、配列の各検
出器が復帰光線(48)の異なるスペクトル波長を検出し、かつ光線の強さを、
その波長で表す独立の信号を発生する分光写真器と;
検光子で、分光写真器から出た複数の電気信号を解析し、かつ第1、および第
2信号を発生する検光子を含む、請求項7記載の歯内治療装置。
12.歯内治療装置であって、プロセッサー(52)が、人工神経回路網を含
む請求項7記載の歯内治療装置。
13.歯内治療装置であって、センサー(50)が:
ダイクロイックフイルター(70)で、励起光線(44)の波長に等しい波長
を有する復帰光線(48)を拒否し、かつ所定の波長帯域内にある復帰光線(4
8)を伝達するフイルターと;
スリット孔を有するストップ(84)で、ダイクロイックフイルター(70)
を通って伝達された復帰光線(48)の一部分が、スリットを通るようにするス
トップと;
スリットを通った復帰光線(48)を拡散させる格子で、該復帰光線(48)
を軸線に沿って、該復帰光線(48)の波長に比例する距離に亙って拡散させる
格子と;
複数の電気信号を発生させる複数の電気光学的検出器で、各電気光学的検出器
が、各波長帯域に対応する距離をおいて、軸線に沿って位置する検出器を有する
請求項7記載の歯内治療装置。
14.根管(32)の尖端(34)の位置を探査する装置であって:
励起光線(44)を発する光源(42)と;
前記光源(42)から根管(32)の組織に励起光線(44)を伝達し、該組
織が復帰光線(48)を発するようにする光ファイバー(46;88;102)
で、励起光線(44)によって照射された組織から発するけい光光線を含む復帰
光線(48)を集める光ファイバーとから成る歯内治療装置において;
光ファイバー(46;88;102)から復帰光線(48)を受入れるセンサ
ー(50)で、所定波長帯域内の復帰光線の強さを表す信号を発生するセンサー
と;
前記信号を処理し、復帰光線(48)を発した根管(32)内の組織を識別す
るプロセッサー(52)で、根管尖端(34)を決定できるプロセッサーからな
ることを特徴とする根管尖端位置探査装置。
15.根管(32)の尖端(34)を、光硬化修復剤(106)によって密封
する装置であって:
根管(32)に適合するような寸法を有する、長い中空チューブ(100)と
;
チューブ(100)を通して、根管(32)の尖端(34)に、光硬化修復剤
(106)を押込むプランジャー(98)と;
根管(32)の尖端(34)に光線を送り、光硬化修復剤(106)を硬化さ
せる光ファイバー(46;88;102)を有する密封装置。
16.根管(32)に、光硬化修復剤(106)を充填する装置であって:
根管(32)に適合するような寸法を有する、長い中空チューブ(100)と;
チューブ(100)を通して、根管(32)内に、光硬化修復剤(106)を
押し入れするプランジャー(98)と;
根管(32)の内部に、光線を伝達し、光硬化修復剤(106)を硬化させる
光ファイバー(46;88;102)を有する充填装置。
17.歯(10)の根管(32)を処置する方法であって、歯(10)がエナ
メル質(16)の歯冠(12)、歯髄室、根管(32)を有する歯根(26)か
ら成る方法において:
歯冠(12)内に開口を形成する段階と;
歯髄室から歯髄(18)を除去する段階と;
誘導けい光分光を使用して、根管(32)の位置を探査する段階と;
誘導けい光分光を使用して、根管(32)を清掃しかつ成形する段階と;
誘導けい光分光を使用して、根管(32)の尖端(34)の位置を探査する段
階と;
根管(32)の尖端(34)の準備処置を行う段階と;
光硬化修復剤(106)を使用して、根管(32)の尖端(34)を密封する
段階と;
光硬化修復剤(106)を使用して、根管(32)を充填する段階からなる方
法。
18.歯の根管(32)を決定し、かつ準備処置を行う方法であって:
歯の根管(32)に励起光線(44)を指向し、復帰光線が(48)を発生せ
しめ、該復帰光線(48)が、根管(32)内の組織から出たけい光光線を含む
ようにする段階と;
復帰光線(48)を監視する段階で、根管(32)内の組織のけい光と関連す
る、所定波長帯域内の復帰光線(48)の強さを表す、複数の電気信号を発生す
る段階と;
複数の信号を処理して、根管(32)の組織を決定する段階から成る方法。
19.歯の根管(32)を決定し、かつ準備処置を行う方法であって:
指向段階において使用される励起光線(44)が、250〜450ナノメート
ルの波長を有する狭帯域光線であり;
監視段階において使用される複数の電気信号と関連する所定の波長帯域が、狭
帯域励起光線の波長より大きな、50〜250ナノメートルの波長内にある請求
項18記載の方法。
20.歯の根管(32)を決定し、かつ準備処置する方法であって:
指向段階において使用される励起光線(44)の波長が、ほぼ442ナノメー
トルであり;
監視段階において使用される複数の電気信号と関連する所定の波長帯域が、二
つの基準帯域と、一つのピーク帯域を含み、第1基準帯域がほぼ500ナノメー
トルから、ほぼ520ナノメートルに延び、第2基準帯域がほぼ620ナノメー
トルから、ほぼ640ナノメートルに延び、かつピーク帯域が復帰光線(48)
の強さのピークと関連する波長からほぼ±10ナノメートル延びている請求項1
8記載の方法。
21.歯の根管(32)を決定し、かつ準備処置する方法であって、処置段階
が式:
比=(SPeak−S620-640 )/(S500-520 )
によって画定される比にしたがって、根管(32)の組成を決定する段階を含み
、式中、SPeak がピーク帯域内の光線の強さであり、S500-520 が第1基準帯
域内の光線の強さであり、かつS620-640 が第2基準帯域内の光線の強さである
請求項20記載の方法。
22.歯の根管(32)を決定し、かつ準備処置する方法であって、処置段階
が、神経回路網を形成する段階を含む請求項18記載の方法。
23.根管(32)の尖端(34)を、光硬化修復剤(106)によって密封
する方法であって:
長い中空チューブ(100)を、根管(32)内にその先端(34)に達する
まで、挿入する段階と;
光硬化修復剤(106)を、チューブ(100)を通して根管(32)の先端
(34)に達するまで押入れる段階と;
根管(32)の先端(34)を、この根管(32)の先端(34)に光線を送
って、光硬化修復剤(106)を活性化して該光硬化修復剤(106)を硬化さ
せることによって、密封する段階から成る方法。
24.歯の組織を診察する方法であって、歯(10)が歯髄室を囲繞する歯冠
(12)と、内部を通る根管(32)を含む歯根(26)を有し、該根管(32
)が歯髄室を、歯根(26)の尖端(34)の孔に連結するようになっている方
法で:
第1および第2端部を有する光ファイバー(46;88;102)を準備する
段階で、光ファイバー(46;88;102)が、第1端部および第2端部間で
、光線を案内するようになっている段階と;
歯冠(12)を通して孔を形成し、歯髄室および根管(32)に近づき得るよ
うにする段階と;
光ファイバー(46;88;102)の第1端部を、歯冠(12)内に形成さ
れた孔に通し、かつ第1端部を使用して、歯髄室の内部を走査し、根管(32)
の入口位置を探査する段階と;
励起光線(44)を、光ファイバー(46;88;102)の第2端部に指向
する段階と;
励起光線(44)を光ファイバー(46;88;102)の第2端部から、第
1端部に案内し、かつ光ファイバー(46;88;102)の第1端部から励起
光線(44)を発出させる段階と;
光ファイバー(46;88;102)の第1端部において,復帰光線(48)
を集める段階と;
復帰光線(48)を、光ファイバー(46;88,102)の第1端部から、
第2端部に案内し、かつ光ファイバー(46;88;102)の第2端部から励
起光線(44)を発出させる段階と;
光ファイバー(46;88;102)の第2端部から発生した復帰光線(48
)を監視し、かつ所定波長帯域内の復帰光線(48)の強さを表す、複数の電気
信号を発生させる段階と;
複数の信号を処理し、根管の入口を確認する段階から成る診察方法。
25.歯の組織の診察方法であって、歯(10)が歯髄室を囲繞する歯冠(1
2)と、内部を通る根管(32)を有する歯根(26)から成り、該根管(32
)が歯髄室を、歯根(26)の尖端(34)の孔に連結するようになっている方
法において;
第1端部、および第2端部を有する光ファイバー(46;88;102)を準
備する段階で、該光ファイバー(46:88:102)が、第1端部、および第
2端部間で光線を案内するようになっている準備段階と;
歯冠(12)を通して孔を形成し、歯髄室、および根管(32)に近接し得る
ようにする段階と;
歯冠(12)内に形成された孔を通して、光ファイバー(46;88;102
)の第1端部を挿入し、該第1端部を使用して根管(32)内を走査し、根管(
32)の尖端(34)位置を探査する段階と;
光ファイバー(46;88;102)の第2端部に励起光線(44)を指向す
る段階と;
励起光線(44)を、光ファイバー(46;88;102)の第2端部から、
第1端部に案内し、かつ光ファイバー(46;88;102)の第1端部から励
起光線(44)を発出させる段階と;
光ファイバー(46;88;102)の第1端部において、復帰光線(48)
を集める段階と;
光ファイバー(46;88;102)の第1端部から、復帰光線(48)を、
第2端部に案内し、かつ光ファイバー(46;88;102)の第2端部から、
励起光線(44)を発出させる段階と;
光ファイバー(46;88;102)の第2端部から発出した復帰光線(48
)を監視し、かつ所定波長帯域内の復帰光線(48)の強さを表す、複数の電気
信号を発生させる段階と;
複数の信号を処理し、根管(32)の尖端(34)の位置を決定する段階から
成る方法。
26.根管(32)を準備する方法であって、尖端(34)を密封する段階が
:
長い中空チューブ(100)を、尖端(34)に達するまで、根管(32)内
に挿入する段階と;
チューブ(100)を通して、根管(32)の尖端(34)内に光硬化修復剤
(106)を押込む段階と;
根管(32)の尖端(34)に光線を伝達し、光硬化修復剤(106)を活性
化し、該光硬化修復剤(106)を硬化させることによって、根管(32)の尖
端(34)を密封する段階から成る請求項17記載の方法。
27.歯内治療装置であって、さらに工具第2端部の近くにおいて、該工具の
表面に摺動自在に装架されたストップ(84)を有し、該ストップ(84)が、
根管(32)の長さを決定するために使用される請求項7記載の歯内治療装置。
28.歯内治療装置であって、
工具がわずかに円錐形の外表面を有し、工具の第1端部の直径が、第2端部の
直径より小さく、かつ
工具の外表面が、歯の根管(32)から、象牙質(24)を除去するようにな
っている請求項7記載の歯内治療装置。
29.歯内治療装置であって、工具の外表面が、金属溝(80)を有し、歯の
根管(32)から象牙質(24)を削り取り、かつ排除するようになっている請
求項28記載の歯内治療装置。
30.歯内治療装置であって、工具の外表面が金属の、勾配付きブランクから
成り、歯(10)の根管(32)から、象牙質(24)をやすりによって削り取
り、かつ排除するようになっている請求項28記載の歯内治療装置。
31.歯の根管(32)を決定し、かつ準備処置する装置であって:
波長がほぼ442ナノメートルの励起光線(44)を、歯の根管(32)内に
指向し、復帰光線(48)を発生せしめ、該復帰光線(48)が、根管(32)
内の組織から出たけい光光線を含むようにする段階と;
復帰光線(48)を監視する段階で、根管(32)内の組織のけい光と関連す
る所定波長帯域内の、復帰光線(48)の強さを表す複数の電気信号を発生せし
め、この時所定の波長帯域が二つの基準帯域と、一つのピーク帯域を含み、第1
基準帯域がほぼ500ナノメートルから、ほぼ520ナノメートルまで延び、第
2基準帯域がほぼ620ナノメートルから、ほぼ640ナノメートルまで延び、
かつピーク帯域が、復帰光線(48)の強さのピークと関連する波長から、ほぼ
±10ナノメートル延びるようになっている段階と;
根管(32)の組織、および組成を、式;
比=(SPeak−S620-640 )/(S500-520 )
によって画定される比にしたがって、二つの基準帯域、および一つのピーク帯域
と関連する電気信号を処理する段階から成る方法;
式中、Speak はピーク帯域内の光線の強さ、S500-520 は第1基準帯域内の光
線の強さ、かつS620-640 は第2基準帯域内の光線の強さ。
─────────────────────────────────────────────────────
【要約の続き】
けい光スペクトルの強さを監視することによって制御で
きる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.歯の根管の決定及び準備処置を行う歯内治療装置であって: ファイバー両端間で、光線を案内する光ファイバーと; 第1及び第2端部を有する細長い工具で、その中心を通り、かつ第1、および 第2端部間を延びる通路を有する工具とから成り; 光ファイバーが、前記通路を通り、かつ該通路内に保持され、光ファイバーの 一端が、工具の第1端部において露出されるようになっており、;かつ 工具の第1端部が、根管に入るようになっている、歯内治療装置。 2.歯内治療装置であって、光ファイバーが紫外線、可視光線、および赤外線 を案内するようになっている請求項1記載の歯内治療装置。 3.歯内治療装置であって、さらに工具の第2端部の近くにおいて、該工具の 外表面に摺動自在に装架されたストップを有し、該ストップが根管の長さを決定 する時に使用されるようになっている請求項1記載の歯内治療装置。 4.歯内治療装置であって、工具がわずかに円錐形を呈する外表面を有し、該 工具の第1端部の直径が、第2端部の直径より小さくなるようにされ;かつ 工具の外表面が金属表面であり、根管から象牙質を除去するようになっている 請求項1記載の歯内治療装置。 5.歯内治療装置であって、工具の外表面が、歯の根管から象牙質を削り取り 、かつこれを除去するための溝を有する請求項4記載の歯内治療装置。 6.歯内治療装置であって、工具の外表面が、勾配付きのブランクを有し、歯 の根管からやすり作用によって、象牙質を削り取り、かつ除去するようになって いる請求項4記載の歯内治療装置。 7.歯内治療装置であって: 光ファイバーの一端に指向される励起光線を発出する光源で、該励起光線が光 ファイバーを通して、工具の第1端部に伝達され、根管から復帰光線を発生せし め、この復帰光線が工具の第1端部において、光ファイバーによって捕捉され、 かつ光ファイバーの他端に伝達され、この復帰光線が、根管内の組織から出たけ い光光線を含むようになっている光源と; センサーで、光ファイバーから受入れた復帰光線を監視し、かつ所定波長帯域 内の復帰光線の強さを表す、複数の電気信号を発生するセンサーと; これら複数の信号を処理し、それによって根管の組成を決定するプロセッサー から成っている請求項1記載の歯内治療装置。 8.歯内治療装置であって: 光源から発生する励起光線が、波長250〜450ナノメートルの狭帯域光線 であり; 複数の電気信号と関連する所定の波長帯域が、狭帯域励起光線の波長より大き な、50〜250ナノメートルの波長範囲内にある請求項7記載の歯内治療装置 。 9.歯内治療装置であって: 励起光線の波長がほぼ442ナノメートルであり:かつ 複数の電気信号と関連する所定の波長帯域が、二つの基準帯域、および一つの ピーク帯域を含み、第1基準帯域がほぼ500ナノメートルから、ほぼ520ナ ノメートルに延び、第2基準帯域がほぼ620ナノメートルから、ほぼ640ナ ノメートルに延び、かつピーク帯域が、復帰光線の強さのピークと関連する波長 から、ほぼ±10ナノメートル延びている請求項7記載の歯内治療装置。 10.歯内治療装置であって、プロセッサーが、式:比=(SPeak−S620-64 0 )/(S500-520 )によって画定される比にしたがって、根管の組成を決定す る請求項9記載の歯内治療装置。 11.歯内治療装置であって: 検出器の配列を有する分光写真器で、復帰光線を解像し、配列の各検出器が復 帰光線の異なるスペクトル波長を検出し、かつ光線の強さを、その波長で表す独 立の電気信号を発生する分光写真器と; 検光子で、分光写真器から出た複数の電気信号を解析し、かつ第1、および第 2信号を発生する検光子を含む、請求項7記載の歯内治療装置。 12.歯内治療装置であって、プロセッサーが、人工神経回路網を含む請求項 7記載の歯内治療装置。 13.歯内治療装置であって、センサーが: ダイクロイックフイルターで、励起光線の波長に等しい波長を有する復帰光線 を拒否し、かつ所定の波長帯域内にある復帰光線を伝達するフイルターと; スリット孔を有するストップで、ダイクロイックフイルターを通って伝達され た復帰光線の一部分を、スリットに通すストップと; スリットを通った復帰光線を拡散させる格子で、該復帰光線を軸線に沿って、 該復帰光線の波長に比例する距離に亙って拡散させる格子と; 複数の電気信号を発生する複数の電気光学的検出器で、各電気光学的検出器が 、各波長帯域に対応する距離をおいて、軸線に沿って位置する検出器から成る請 求項7記載の歯内治療装置。 14.根管尖端の位置を探査する装置であって: 励起光線を発する光源と; 前記光源から根管の組織に励起光線を伝達し、該組織が復帰光線を発するよう にする光ファイバーで、励起光線によって照射された根管組織から発するけい光 光線を含む復帰光線を集める光ファイバーと; 光ファイバーから復帰光線を受入れるセンサーで、所定波長帯域内の復帰光線 の強さを表す信号を発生するセンサーと; 前記信号を処理し、復帰光線を発した根管内の組織を識別するプロセッサーを 有する根管尖端位置探査装置。 15.根管の尖端を、光硬化修復剤によって密封する装置であって: 根管に適合するような寸法を有する、長い中空チューブと; チューブを通して、根管の尖端に光硬化修復剤を押込むプランジャーと; 根管の尖端に光線を送り、光硬化修復剤を硬化させる光ファイバーを有する密 封装置。 16.根管に、光硬化修復剤を充填する装置であって: 根管に適合するような寸法を有する、長い中空チューブと; チューブを通して、根管内に光硬化修復剤を押し入れるプランジャーから成る 充填装置。 17.充填装置において、さらに根管の内部に光線を送り、光硬化修復剤を硬 化させる光ファイバーを含む請求項16記載の充填装置。 18.エナメル質の歯冠、歯髄室、歯根、根管を有する歯の、根管を処置する 方法であって: 歯冠内に開口を形成する段階と; 歯髄室から歯髄を除去する段階と; 誘導けい光分光を使用して、根管の位置を探査する段階と; 誘導けい光分光を使用して、根管を清掃しかつ成形する段階と; 誘導けい光分光を使用して、根管尖端の位置を探査する段階と; 根管尖端の準備処置を行う段階と; 光硬化修復剤を使用して、根管の尖端を密封する段階と; 光硬化修復剤を使用して、根管を充填する段階を有する方法。 19.歯の根管を決定し、かつ準備処置を行う方法であって: 歯の根管に励起光線を指向し、根管内の組織から出るけい光光線を含む復帰光 線を発生させる段階と; 復帰光線を監視する段階で、所定波長帯域内の復帰光線の強さを表す、複数の 電気信号を発生する段階と; 複数の信号を処理して、根管の組織を決定する段階を有する方法。 20.歯の根管を決定し、かつ準備処置を行う方法であって: 指向段階において使用される励起光線が、250〜450ナノメートルの波長 を有する狭帯域光線であり; 監視段階において使用される複数の電気信号と関連する所定の波長帯域が、狭 帯域励起光線の波長より大きな、50〜250ナノメートルの波長内にある請求 項19記載の方法。 21.歯の根管を決定し、かつ準備処置する方法であって: 指向段階において使用される励起光線の波長が、ほぼ442ナノメートルであ り; 監視段階において使用される複数の電気信号と関連する所定の波長帯域が、二 つの基準帯域と、一つのピーク帯域を含み、第1基準帯域がほぼ500ナノメー トルから、ほぼ520ナノメートルに延び、第2基準帯域がほぼ620ナノメー トルから、ほぼ640ナノメートルに延び、かつピーク帯域が復帰光線の強さの ピークと関連する波長からほぼ±10ナノメートル延びている請求項19記載の 方法。 22.歯の根管を決定し、かつ準備処置する方法であって、処置段階が式:比 =(SPeak−S620-640 )/(S500-520 )によって画定される比にしたがって 、根管の組成を決定する段階を含む請求項21記載の方法。 23.歯の根管を決定し、かつ準備処置する方法であって、処置段階が、神経 回路網を形成する段階を含む請求項19記載の方法。 24.根管の尖端を、光硬化修復剤によって密封する方法であって: 長い中空チューブを、根管内にその先端に達するまで、挿入する段階と; 光硬化修復剤を、チューブを通して根管の先端に達するまで押入れる段階と; 根管の先端を、この根管の先端に光線を送って光硬化修復剤を活性化して該光 硬化修復剤を硬化させることによって、尖端を密封する段階から成る方法。 25.根管に光硬化修復剤を充填する方法であって: 根管に長い中空チューブを挿入する段階と; チューブを通して、根管に光硬化修復剤を押入れる段階からなる方法。 26.根管を充填する方法であって、さらに根管内に送給する光線を密封して 光硬化修復剤を活性化し、修復剤を硬化させるようになっている請求項25記載 の方法。 27.歯の組織を診察する方法であって、歯が歯髄室を囲繞する歯冠と、内部 を通る根管を含む歯根を有し、該根管が歯髄室を、歯根の尖端の孔に連結するよ うになっている方法で: 第1および第2端部を有する光ファイバーで、該第1端部および第2端部間で 光線を案内する光ファイバーを準備する段階と; 歯冠を通して孔を形成し、歯髄室および根管に近づき得るようにする段階と; 光ファイバーの第1端部を、歯冠内に形成された孔に通す段階と; 励起光線を、光ファイバーの第2端部に指向する段階と; 励起光線を光ファイバーの第2端部から、第1端部に案内し、かつ光ファイバ ーの第1端部から励起光線を発出させる段階と; 光ファイバーの第1端部において復帰光線を集める段階と; 復帰光線を、光ファイバーの第1端部から、第2端部に案内し、かつ光ファイ バーの第2端部から励起光線を発出させる段階と; 光ファイバーの第2端部から発生した復帰光線を監視し、かつ所定波長帯域内 の復帰光線の強さを表す、複数の電気信号を発生させる段階と; 複数の信号を処理し、根管の組織を決定する段階を有する診察方法。 28.歯根の診察方法であって: 孔を通して光ファイバーの第1端部を挿入する段階が、第1端部を使用して、 歯髄室内部を走査し、根管の入口位置を探査する段階を含み、 処置段階が、根管の入口を識別する段階を含んでいる請求項27記載の診察方 法。 29.歯根の診察方法であって: 光ファイバーの第1端部を孔に通す段階が、第1端部を使用して根管内を走査 し、根管尖端の位置を探査する段階を含み; 処置段階が、根管尖端の位置を決定する段階を含んでいる請求項27記載の診 察方法。
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