JPH09505231A - 血管形成装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、血管形成装置(10)に関し、この血管形成装置(10)は、中空の金属製管(20)と、該管(20)の末端部付近に取り付けられており該管(20)の管腔(22)と流体連通しているバルーン(30)と、該管の末端部に接続されている可撓性の末端セグメントと、該管(20)の基端部付近に接続されている取り除くことが可能なハブ(40)と、により形成されている。該管(20)は好ましくはニッケル・チタニューム合金のような超弾性材料から形成されている。この発明は更にこの血管形成装置(10)を使用する種々の方法について開示している。
Description
【発明の詳細な説明】
血管形成装置
発明の背景
本件発明は、末端部にバルーンが載置されている中空の金属製ガイドワイヤー
の形態を取ることが可能な血管形成装置に関する。
バルーン血管形成術は血管の疾病特にアテローム性動脈硬化症を治療には有効
な処方である。血管の管腔内への斑の形成即ち狭窄部の形成は該管腔を狭くし、
もしこれを処置せずに放って置けば該管腔が全体的に閉塞する可能性がある。冠
状動脈内におけるそのような状態は心筋梗塞即ち心臓発作として知られていると
ころである。
バルーン血管形成術が出現する以前は、血管内の狭窄病変部の治療はバイパス
手術によるものであった。この手術には人工移植片即ち疾病血管をバイパスする
ために使用する患者の他の血管の一部が必要であった。この代替血管を適切に位
置付けるために、主要な手術はその代替血管が所定位置へ縫い付けられ得るよう
に医師が患者の人体部位にアクセス出来るようにすることであった。
バルーン血管形成術においては、カテーテルの末端部に位置付けられたバルー
ンが狭窄病変の部分の開存性を回復するように血管を膨張するために使用される
。狭窄病変の存在及び位置は、初めに、透視によって調べられた患部へコントラ
スト流体を噴出する診断用カテーテルを使用することによって決定される。
冠動脈が治療される場合即ちPTCA(経皮経管冠動脈形成)治療においては
、一般にバルーン拡張カテーテルは、通常、処置されるべき血管から離れている
大腿動脈等のアクセス部位から人体に導入され、血管系内を処置される部位まで
操縦され案内される。バルーン拡張カテーテルが所定位置へ操縦され案内される
前に、通常では、内部に配置されかつ末端部を越えて伸びているJワイヤーを備
えたガイドカテーテルが鼠経部の大腿動脈へ差し込まれ、血管系を介して大動脈
弓周りに操縦され案内され、そこでJワイヤーが取り除かれ、治療される冠動脈
の適当な冠状小孔まで操縦され案内される。このガイドカテーテルは治療部位に
対
するバルーン拡張カテーテルの前進のためにバックアップサポートを提供してい
る。ガイドカテーテルは更に、そこから、その内部にあるバルーン拡張カテーテ
ルと共に適当な量のコントラスト流体が、射出されるようになっており、これに
より医師は治療中に透視により治療部位を眺めることが出来るようになっている
のである。
ワイヤーガイド付きのバルーン拡張カテーテル即ち、オーバーザワイヤーバル
ーン拡張カテーテル又は迅速交換バルーン拡張カテーテルが使用される場合には
、金属ガイドワイヤーがガイドカテーテルを介して初めに処置部位までガイドさ
れ、バルーン拡張カテーテルが移動出来る通路を形成する。このガイドワイヤー
はガイドカテーテル内に差し込まれ、ガイドカテーテルの末端部を通り、処置さ
れる狭窄病変を横切って伸ばされる。こうしてバルーン拡張カテーテルは処置さ
れる狭窄病変を横切るのである。
固定ワイヤーバルーン拡張カテーテルが使用される場合には、独立したガイド
ワイヤーは必要ないのである。その代わりにこのバルーン拡張カテーテルは該カ
テーテルに固定されたワイヤーを有しており、このワイヤーがバルーン拡張カテ
ーテルを処置部位まで案内する作用をする。
狭窄部が実質的に血管の管腔を閉塞するときに一つの問題が発生するかもしれ
ないのである。もしバルーン拡張カテーテルの形態(外径)があまりにも大きい
と、バルーンがその病変部を横切って進むことが出来ず、血管を拡張しかつその
開存性を復帰させるということが出来ないことである。これに関連する問題は、
狭窄部が非常に細い血管内にあるときにも発生する。これらの病変部へは、末端
部の標準の外径が約0.032インチ〜0.036インチ(約0.081cm〜
0.091cm)である標準のバルーン拡張カテーテルではアクセス出来ないで
あろう。0.014インチ〜0.018インチ(約0.036cm〜0.046
cm)の外径を有するガイドワイヤーなら、かなり細い血管内の非常に詰まった
狭窄部でも横切ることが可能であろうが、かかるガイドワイヤーは狭窄部を拡張
することが出来ない。
別の問題は、もとのバルーン拡張カテーテルのバルーンが安全にかつ完全に狭
窄病変を処置するための適当な寸法を有していない場合に、医師が一つ以上のバ
ルーン拡張カテーテル即ち交換バルーン拡張カテーテルを使用しなければならな
い時のバルーン血管形成処置において発生するであろう。このことは、バルーン
拡張カテーテルが交換されている間、ガイドワイヤーは狭窄部を横切る位置に残
存出来るので、ワイヤーガイド付きバルーン拡張カテーテルのためには大きい問
題ではない。一方、もし固定ワイヤーバルーン拡張カテーテルが使用される場合
には、狭窄部へ対するアクセスは、もしカテーテルが取り出されると、出来なく
なるであろう。
血管形成処置の後に、血管壁を保持するためにステントが使用されるかもしれ
ない。これらのステントは、管腔を拡大しかつ保持し、滑らかな管腔表面を提供
し、血管切開部を補強し、組織の弁状片即ちフラップを止め、血小板破壊の危険
を減少し、余病の発生を減少し、再狭窄の発生を減少するために使用される。半
径方向に自己拡張するステント又はバルーン膨張可能ステント等、多くの異なる
形式のステントが使用されている。通常、ステントはワイヤーガイド付き搬送カ
テーテルの末端部に配置され、これによりステントは処置部位に接近した位置ま
で送り込まれそこで展開される。展開後に、ある場合には、その展開したステン
トを更に膨張させることが必要となることがある。この場合、そのステントを操
縦しかつそのステントを更に膨張させることが出来なければならない別のバルー
ンカテーテルの使用が必要となる。このような作用を達成するために必要な全て
の工程及びそのための異なる装置のために、患者に対して与える損傷の危険が増
大する。
このため、本件発明の目的は、非常に密な状態の狭窄部を横切り、又は非常に
狭い血管を横切り、かつ狭窄病変部を拡張することが出来る血管形成装置を提供
することである。
本件発明の別の目的は、狭窄部を予め拡張することが出来るガイドワイヤーと
して作用する血管形成装置を提供することである。
本件発明の更に別の目的は、バルーンの交換が表示された場合に標準の血管形
成バルーン拡張カテーテルと共に使用され得る血管形成装置を提供することであ
る。
本件発明の更に別の目的は、バルーン血管形成を行いかつ更に血管形成処置の
部位にステントを展開するのに要求される多くの種々の仲介装置を最少にする血
管形成装置を提供することである。
発明の概要
これら及びその他の目的は本件発明の血管形成装置によって達成されるのであ
る。この血管形成装置は、中空の金属製管と、流体と連通しており該金属製管の
末端部付近に取り付けられているバルーンと、該金属製管の末端部付近に接続さ
れている可撓性の末端セグメントと、該金属製管の基端部付近に接続されている
取り外し可能なハブと、から形成されている。この血管形成装置が冠状動脈内の
処置部位へ操縦され得るようにするため、この装置は可撓性と剛性とを共に備え
ていなければならない。好ましくはこの金属製管は形状記憶材料又は超弾性材料
から形成されている。そのような金属としては、ニッケル・チタニューム合金、
ニッケル及びその合金、チタニューム及びその合金等がある。この材料は、この
血管形成装置が約0.010インチ(0.025cm)程度の小さい外径を有す
るように形成され、それによりハブがその基端部から取り外されたときに、PT
CAバルーン拡張カテーテル用の標準のガイドワイヤー又はステント展開カテー
テルとして機能することが出来るようにしている。
図面の簡単な説明
図1は、本件発明の血管形成装置に関する一実施例の一部分を断面にて示す側
方立面図である。
図2は、本件発明の血管形成装置に関する別の実施例の末端部を断面にて示す
側方立面図である。
図3は、図2の線3−3にて見た断面図である。
図4は、本件発明の血管形成装置に関する更に別の実施例の末端部を断面にて
示す側方立面図である。
図5は、本件発明の血管形成装置に関する更に別の実施例の末端部を断面にて
示す側方立面図である。
図6は、本件発明の血管形成装置に関する更に別の実施例の末端部を断面にて
示す側方立面図である。
図7〜図9は、PTCA処置において本件発明の血管形成装置を使用する方法
を示している概略図である。
図10〜図12は、ステント配置処置において本件発明の血管形成装置を使用
する方法を示している概略図である。
発明の詳細な説明
本件発明の血管形成装置10は、中空の金属管20を有している。好ましくは
この金属管20は、約0.06インチ(0.15cm)以下の外径、好ましくは
約0.014(0.036cm)の外径を有している。このような寸法は、この
装置20が非常に小さい血管に挿入出来かつ非常に密な病変内へ入り込めるよう
にしている。更に、標準的な冠状ガイドワイヤーが0.014インチ(0.03
6cm)の外径を有している。しかしてこの中空の金属管20の外径をこのよう
な寸法即ち0.014インチ(0.036cm)に形成することにより、この装
置20は冠状動脈内で使用される標準的なバルーン拡大カテーテルのためのガイ
ドワイヤーとして使用され得るのである。もしこの装置20が、他のバルーン拡
大カテーテルのためのガイドワイヤーとして使用されないならば、より大きい寸
法が使用されることは理解されよう。この金属管20の壁厚は約0.004イン
チ(0.01cm)〜約0.002インチ(0.005cm)の範囲で変動可能
である。この壁厚は、該金属管20の管腔22を不当に狭くすることなく、該金
属管20の構造的一体性を維持するために十分な大きさである。管腔22は、バ
ルーン30が約15〜20秒のような適当な時間で拡大されかつ縮小されるのに
十分な大きさを維持しているべきである。
金属管20が約0.014インチの外径を維持しながら伸びている管腔22を
提供するように、該金属管20は形状記憶材料又は超弾性材料から形成されるべ
きである。そのような形状記憶材料又は超弾性材料は、明らかな塑性変形を受け
ても荷重が取り去られたとき又は加熱されたときに原形に復帰することが出来る
ような合金として定義される。この復帰に際しての相違は形状記憶材料又は超弾
性材料の形成工程に依存するのである。以下に言及される超弾性材料についての
用語は上記特性を有する材料を意味するものと理解されよう。
適切な超弾性材料としては、ニッケル−チタニューム合金(チタノール)、ニ
ッケルとその合金、又はチタニュームとその合金等を含む。その他の超弾性材料
としては、例えば、銀−カドミューム(Ag−Cd)、金−カドミューム(Au
−Cd)、金−銅−亜鉛(Au−Cu−Zn)、銅−アルミニューム−ニッケル
(Cu−Al−Ni)、銅−金−亜鉛(Cu−Au−Zn)、銅−亜鉛(Cu−
Zn)、銅−亜鉛−アルミニューム(Cu−Zn−Al),銅−亜鉛−錫(Cu
−Zn−Sn)、銅−亜鉛−キセノン(Cu−Zn−Xe)、鉄ベリリューム(
Fe3Be)、鉄プラチナ(Fe3Pt)、インジュームータリューム(In−T
l)、鉄−マンガン(Fe−Mn)、ニッケル−チタニューム−バナジューム(
Ni−Ti−V)、鉄−ニッケル−チタニューム−コバルト(Fe−Ni−Ti
−Co),及び銅−錫(Cu−Sn)等がある。これらの超弾性合金についての
詳細な記載については、セスキー(Schetsky)、L.マクドナルド著「
形状記憶合金」(エンサイクロペデア オブ ケミカルテクノロジー)第3版、
ジョンウエレー&ソン社1982年発行、第20巻第726〜736頁を参照の
こと。ある好ましいニッケル−チタニューム合金としては、カリフォルニア州メ
ンロパークのレイチェム社から得られるチネル(Tinel:商標名)がある。
この材料は、可撓性と剛性とを合わせ持っている。更に、この材料は、頑丈で長
く、生体適合性があり、またこの装置10の他の要素へ対する接合性をも備えて
いる。
金属管20の末端部へは可撓性の末端セグメント24が接続されている。図1
に示す実施例においては、この末端セグメント24は、しっかりしたソリッドワ
イヤーを有している。このワイヤーは少なくともその末端部が螺旋状のコイルに
よって包囲されている。この実施例では、末端セグメント24が金属管20の管
腔22を閉じている。金属管20の側壁に設けられた側方開口21が、バルーン
凹み32と管腔22とを流体連通状態にしている。このソリッドワイヤーとコイ
ルとは、ステンレススチールから形成され得る。更には、このワイヤーは超弾性
材料から、コイルはタングステンからも形成され得る。
図2に示すような第2の実施例においては、末端セグメント24は金属管20
の管腔22を閉じてはいない。その代わりに、このソリッドワイヤーは金属管2
0の末端部へ取り付けられた基端部を有している。このソリッドワイヤーの基端
部は、管腔22を完全には塞いでいない。これにより膨張流体が金属管20の末
端部から、該金属管20の末端部を包囲しているバルーン凹み32内へ流入出来
るようになっている。螺旋状コイルがソリッドワイヤーの末端部へ接続されてい
る。この実施例においては、バルーン30の基端首部が金属管20の末端部付近
に取り付けてあり、一方、該バルーン30の末端首部は螺旋状コイルへ接続され
ている。この末端セグメント24のソリッドワイヤーは、末端部に行くに従い可
撓性を増大するようにテーパーを有している。図4参照。更に、このソリッドワ
イヤーは、末端セグメント24に望まれる特性に応じて螺旋状コイルの末端部ま
で伸びていることもあり伸びていないこともある。図5参照。
図6に示すような更に別の実施例においては、末端セグメント24のソリッド
ワイヤーの外径は一定であり、実質的にこのソリッドワイヤーの外径は該金属管
20の末端部の内径に等しくなっている。ソリッドワイヤーの部分に沿って小さ
い管腔が形成され、拡張流体がバルーン凹みへ至るための流体通路を提供してい
る。その上、この実施例におけるソリッドワイヤーの末端部には、テーパーが付
いていたり又は付いていなっかたり、更には該末端部は螺旋状コイルの末端部ま
で伸びていたり又は伸びていなかったりしている。
バルーン30は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、例えばポリエチレ
ンまたはポリオレフィンコポリマー(POC)のようなポリオレフィン、例えば
ナイロン又はポリウレタンのようなポリアミド等の適当な材料から形成され得る
のである。バルーン30は、金属管20と螺旋状コイルとへ対して化学的接着剤
又はハンダ付け等の標準の接合技術によって接合されることが出来る。
この装置10の基端部は、取り外し可能なハブ40を有しており、これにより
該装置10へ対して図示していない拡張/収縮装置のような別の装置の装着を可
能としている。好ましくは、標準のトーヘイボルスト(Touhy Borst
)ハブが使用される。
しかしてこの装置10は、ハブ40が取り外されたときには、ガイドワイヤー
として使用され得る。例えば、一旦、このガイドカテーテルが所定位置へ操縦さ
れた後、該装置10は該ガイドカテーテルを介して標準の冠状ガイドワイヤーと
同様にして狭窄部位まで操縦され得るのである。図7参照。次いで、バルーン3
0が狭窄部へ適切に整合した後に、該バルーン30は当該狭窄部を拡張するため
に膨張されることが出来る。図8参照。この装置10は、狭窄部を“予め拡張す
るため”に、又は完全に拡張するために、使用されることが出来る。いずれの場
合にも、狭窄部を完全に拡張するために、より大きいバルーンが要求される場合
には、バルーン30はその狭窄部を通って末端部まで動かされることが出来る。
好ましくはバルーン30は初めは収縮されており、当該装置10が末端部の方へ
容易に移動出来るようにする。次いでハブ40が取り外され、異なった寸法のバ
ルーンを備えた別のワイヤーガイド付きバルーン拡張カテーテルが、そのカテー
テルのバルーンが当該狭窄部に位置付けられるまで、前記装置10によって前進
されることが出来る。このより大きいバルーンは、その後、該狭窄部を完全に拡
張することが出来るのである。図9参照。一旦、この処置が完了すれば、装置1
0と別のバルーン拡張カテーテルとは、両者とも取り出されることが出来る。
更に、この装置10は狭窄部位へ展開されているステントを更に拡張するため
にも使用され得る。前述したようにPTCA処置が完了した後で、装置10を引
く抜く前に、ワイヤーガイド付きステント搬送カテーテルは、ステントが適切に
処置部位に整合されるまで、該装置10によって押し込まれることが出来る。図
10及び図11参照。この点において、ステントはステント搬送カテーテルから
公知の方法で展開されることが出来る。もしステントを更に拡張することが望ま
れるなら、装置10はステントの基端部内側へ移動される。そこでバルーン30
が膨張され、ステントを更に拡張するのである。図12参照。バルーン30は次
いで収縮され、装置10は取り出される。
この装置10の別の利点は、医師が血管形成術即ち診断処置や、バルーン血管
形成術を同時発生的に行うことが出来ることである。通常の場合には、冠状動脈
かもしれない病気に悩んでいる患者は、初めに、その患者がPTCA処置を受け
ているかどうかを決定するための診断テストを受けるであろう。通常、診断用カ
テーテルは抹消動脈内へ差し込まれ、そこから適当な冠状動脈まで送り込まれる
。次いで、診断用の流体がその診断用カテーテルを介して注入され、医師が透視
し
ながらその冠状動脈を眺めることが出来るようになっている。もしPTCA処置
が必要となれば、その診断用カテーテルは取り外され、PTCA処置を開始する
ためその位置までガイドワイヤーが送り込まれる。又は、その患者はPTCA処
置のために送り返されるであろう。
このようなシナリオは完全に望ましいというものではない。なぜなら、診断用
カテーテルが取り出されガイドカテーテルが差し込まれる時に、患者は付加的な
損傷の危険を被るからである。しかしながら、このような手順は必要であった。
なぜなら、通常の診断用カテーテルは十分に大きな管腔を備えておらず、通常の
バルーン拡張カテーテル及び十分な比較流体がそこを通ることが出来ず、そのた
め診断用カテーテルは、一般に、バルーン拡張カテーテル又はガイドワイヤーの
ためのガイドカテーテルとして使用するには適当でないからである。一般に、診
断用カテーテルはガイドカテーテルよりも小さい管腔を有している。なぜなら、
診断用カテーテルは、そこを介して比較流体が注入されるときに、その圧力に耐
えるように壁厚を厚くしなければならないからである。例えば、5Fr.診断用
カテーテルは0.042インチ(0.11cm)の内径の管腔を有していなけれ
ばならず、6Fr.診断用カテーテルは0.048インチ(0.12cm)の内
径の管腔を有していなければならず、7Fr.診断用カテーテルは0.056イ
ンチ(0.14cm)の内径の管腔を有していなければならない。これに対して
、ガイドカテーテルの場合では、管腔の直径は7Fr.ガイドカテーテルで0.
063インチ(0.16cm)であろう。
本件発明の装置10では、PTCA処置は診断処置と同時に行うことが出来る
。診断処置によってPTCA処置が必要であることが確認されたなら、この装置
10はその診断用カテーテルを介して差し込まれ、処置されるべき病変部まで操
作される。この装置10の小さい軸寸法は、十分な量の比較流体が、血管内に配
置されたままの装置10の診断用カテーテルを介して注入され、これにより医師
は透視により病変部分を適切に眺めることが出来るのである。更に、この装置1
0の小さい寸法は、診断用カテーテルが管腔を介して移動することを容易なもの
としている。一旦、この装置10が適切に位置付けられると、バルーン30は拡
張され、その病変部分を膨張させることが出来るのである。
本件発明は、冠状動脈の血管形成術及びステント展開処置を行うことについて
記載されているが、本件発明は、頚動脈、腎臓動脈のようなその他の抹消動脈に
おいて行われる血管形成術やステント展開処置にも同様に適用出来、かつまた抹
消部において使用される0.021インチ〜0.035インチ(0.053cm
〜0.089cm)及び/又は0.038インチ(0.097cm)の装置をも
形成することが出来る。
しかして、血管形成装置は、非常に密な状態の狭窄部又は非常に狭い血管を通
ることが出来、狭窄部を予め拡張させ又は完全に拡張させるガイドワイヤーとし
て機能し、しかも標準の血管形成バルーン拡張カテーテル又はその上のステント
搬送カテーテルの使用を可能としており、かつ展開後のステントの更なる拡大の
ために使用され得ることが出来るということが分かる。当業者は、ここに述べた
実施例は図示の目的で開示されたもので、何ら限定的なものではなく、本件発明
は単に添付の請求項の記載によってのみ限定されるということを理解しているで
あろう。
【手続補正書】特許法第184条の8
【提出日】1995年10月19日
【補正内容】
34条補正の内容
(1)請求項の記載を下記の通り訂正する。
請求の範囲
1.基端部と末端部とを有する血管形成装置(10)であって、
(a)超弾性材料から形成されており、基端部と末端部とを有し、内部に管腔(
22)を画定している中空管(20)と、
(b)該中空管(20)の末端部へ接続されている末端セグメント(24)であ
って、長手方向長を有しかつその長手方向長のほとんどが一体性を有し、内部の
流体流れ管腔が中空管(20)と流体連通している末端セグメント(24)と、
(c)該血管形成装置(10)の末端部へ取り付けられており、内部にバルーン
凹みを画定しており、該末端セグメント(24)の流体流れ管腔と流体連通して
いるバルーン(30)と、
を有している血管形成装置(10)。
2.中空管(20)の末端部が内径を有し、末端セグメント(24)が中空管(
20)の内径よりも僅かに小さい外形を有する基端部を備え、中空管(20)の
末端部が末端セグメント(24)の基端部を受け入れるようになっている請求項
1に記載の血管形成装置。
3.末端セグメント(24)の流体流れ管腔が末端セグメント(24)の基端部
の外形より実施的に小さい直径を有している請求項2に記載の血管形成装置。
4.該中空管(20)の基端部へ接続されている取り外し可能なハブ(40)を
、更に有している請求項1に記載の血管形成装置(10)。
5.末端セグメント(24)の周りに同軸的に配置された螺旋状コイルスプリン
グを、更に有している請求項1に記載の血管形成装置(10)。
6.中空管(20)を形成している超弾性材料が、ニッケル・チタニューム合金
、ニッケル及びその合金、チタニューム及びその合金、から成る群から選択され
ている請求項1に記載の血管形成装置(10)。
7.末端セグメント(24)が超弾性材料又はステンレス鋼から形成されている
請求項1に記載の血管形成装置(10)。
8.末端セグメント(24)が、その長手方向長全体にわたり基本的に一定の外
径を有している請求項1に記載の血管形成装置(10)。
9.末端セグメント(24)がその長手方向長の少なくとも一部に沿って末端部
方向にテーパーが付けてある請求項1に記載の血管形成装置(10)。
10.基端部と末端部とを有する血管形成装置(10)であって、
(a)超弾性材料から形成されており、基端部と孔無し末端部とを有し、内部に
第1の管腔(22)を画定している中空管(20)と、
(b)該中空管(20)の孔無し末端部内へ部分的に形成されている一体的な末
端セグメント(24)で、第1の管腔(24)と流体連通している第2の管腔を
形成している末端セグメント(24)と、
(c)該血管形成装置の末端部へ取り付けられており、内部にバルーン凹みを画
定しており、該第2の管腔と流体連通しているバルーン(30)と、
を有している血管形成装置(10)。
11.該中空管(20)の基端部へ接続されている取り外し可能なハブ(40)
を、更に有している請求項10に記載の血管形成装置(10)。
12.末端セグメント(24)の周りに同軸的に配置された螺旋状コイルスプリ
ングを、更に有している請求項10に記載の血管形成装置(10)。
13.中空管(20)を形成している超弾性材料が、ニッケル・チタニューム合
金、ニッケル及びその合金、チタニューム及びその合金、から成る群から選択さ
れている請求項10に記載の血管形成装置(10)。
14.末端セグメント(24)が超弾性材料又はステンレス鋼から形成されてい
る請求項10に記載の血管形成装置(10)。
15.末端セグメント(24)が、長手方向長を有しており、該末端セグメント
(24)がその長手方向長のほとんどに沿って円筒形をなしている請求項10に
記載の血管形成装置(10)。
16.末端セグメント(24)が長手方向長を有しており、該末端セグメント(
24)がその長手方向長の少なくとも一部に沿って末端部方向にテーパーが付
けてある請求項10に記載の血管形成装置(10)。
17.基端部と末端部とを有する血管形成装置(10)であって、超弾性材料か
ら形成されており、基端部と末端部とを有し、内部に管腔(22)を画定してい
る中空管(20)と、該中空管(20)の末端部へ接続されている末端セグメン
ト(24)であって、長手方向長を有しかつその長手方向長のほとんどが一体性
を有し、内部の流体流れ管腔が中空管(20)と流体連通している末端セグメン
ト(24)と、該血管形成装置(10)の末端部へ取り付けられており、内部に
バルーン凹みを画定しており、該末端セグメント(24)の流体流れ管腔と流体
連通しているバルーン(30)と、を有している血管形成装置(10)を使用し
て拡張処置を行う方法であって、
前記バルーン(30)が狭窄病変部に位置付けられるように患者の血管系を介
して該血管形成装置(10)を進めること;
該狭窄病変部を少なくとも部分的に拡張するためバルーン(30)を膨張させ
ること;
該バルーン(30)を収縮すること;
バルーン(30)が狭窄病変部の末端に位置するよう血管形成装置(10)を
末端へ進めること;
バルーン拡張カテーテルを、該血管形成装置(10)上を狭窄病変部まで進め
ること;
更に該バルーン拡張カテーテルを介して狭窄病変部を拡張すること;
の諸行程を含んで成る狭窄病変部を拡張処理する方法。
18.血管形成装置からバルーン拡張カテーテルを取り除くこと;
血管形成装置(10)上を、内部にステントを有しているステント搬送カテー
テルを進めること;
ステント搬送カテーテルからステントを展開すること;
ステント展開部分からステント搬送カテーテルを引き戻すこと;
バルーンが内部に位置付けられるようにステント内に血管形成装置(10)を
移動すること;
更にステントを展開するためバルーン(30)を膨張させること;
の諸行程を更に含んでいる請求項17に記載の狭窄病変部を拡張処理する方法
。
19.基端部と末端部とを有する血管形成装置(10)であって、超弾性材料か
ら形成されており、基端部と末端部とを有し、内部に管腔(22)を画定してい
る中空管(20)と、該中空管(20)の末端部へ接続されている末端セグメン
ト(24)であって、長手方向長を有しかつその長手方向長のほとんどが一体性
を有し、内部の流体流れ管腔が中空管(20)と流体連通している末端セグメン
ト(24)と、該血管形成装置(10)の末端部へ取り付けられており、内部に
バルーン凹みを画定しており、該末端セグメントの流体流れ管腔と流体連通して
いるバルーン(30)と、を有している血管形成装置(10)を使用して身体管
腔を処置する方法であって:
バルーン(30)が狭窄病変部に位置付けられるように患者の血管系を介して
該血管形成装置(10)を進めること;
該狭窄部を拡張するためバルーン(30)を膨張させること;
該バルーン(30)を収縮すること;
バルーン(30)が狭窄病変部の末端に位置するよう末端部へ血管形成装置(
10)を進めること;
内部にステントを有しているステント搬送カテーテルを、該血管形成装置上を
進めること;
ステントが身体管腔内部で半径方向に拡張するようにステント搬送カテーテル
からステントを展開すること;
ステント搬送カテーテルを引き戻すこと;
バルーン(30)が内部に位置づけられるようにステント内に血管形成装置(
10)を移動すること;
バルーン(30)を膨張し更にステントを拡大すること;
の諸行程から成る身体管腔を処置する方法。
20.基端部と末端部とを有する血管形成装置(10)であって、超弾性材料か
ら形成されており、基端部と末端部とを有し、内部に管腔(22)を画定してい
る中空管(20)と、該中空管(20)の末端部へ接続されている末端セグメン
ト(24)であって、長手方向長を有しかつその長手方向長のほとんどが一体性
を有し、内部の流体流れ管腔(22)が中空管(20)と流体連通している末端
セグメント(24)と、該血管形成装置(10)の末端部へ取り付けられており
、内部にバルーン凹みを画定しており、該末端セグメント(24)の流体流れ管
腔と流体連通しているバルーン(30)と、を有している血管形成装置(10)
によって血管造影処置及び血管形成処置の双方を行う方法であって:
患者の血管系を介して診断用カテーテルを診断されかつ処置されるべき位置ま
で進めること;
バルーン(30)が狭窄病変部に位置付けられるように診断用カテーテルを介
して血管形成装置(10)を進めること;
血管形成装置を視認するため該血管形成装置(10)の少なくとも一部が診断
用カテーテル内に配置されている間に該診断用カテーテルを介して診断用流体を
注入すること;
該狭窄病変部を拡張するためバルーン(30)を膨張させること;
の諸行程からなる血管造影処置及び血管形成処置の双方を行う方法。
21.基端部と末端部とを有する血管形成装置(10)であって、超弾性材料か
ら形成されており、基端部と孔無し末端部とを有し、内部に第1の管腔(22)
を画定している中空管(20)と、該中空管(20)の孔無し末端部内へ部分的
に形成されている末端セグメント(24)で、第1の管腔と流体連通している第
2の管腔を形成している一体的な末端セグメント(24)と、該血管形成装置の
末端部へ取り付けられており、内部にバルーン凹みを画定しており、該第2の管
腔と流体連通しているバルーン(30)と、を有している血管形成装置(10)
を使用して拡張処置を行う方法であって:
バルーン(30)が狭窄病変部に位置付けられるように患者の血管系を介して
血管形成装置(10)を進めること;
少なくとも部分的に狭窄病変部を拡張するためバルーン(30)を拡張するこ
と;
バルーン(30)を収縮すること;
バルーン(30)が狭窄病変部の末端に位置付けられるように血管形成装置(
10)を末端に進めること;
該装置によってバルーン拡張カテーテルを狭窄病変部まで進めること;
該バルーン拡張カテーテルを介して狭窄病変部を更に拡張すること;
の諸行程からなる血管形成装置(10)を使用して拡張処置を行う方法。
22.血管形成装置(10)からバルーン拡張カテーテルを取り除くこと;
血管形成装置(10)上を、内部にステントを有しているステント搬送カテー
テルを進めること;
ステント搬送カテーテルからステントを展開すること;
ステント展開部分からステント搬送カテーテルを引き戻すこと;
バルーンが内部に位置付けられるようにステント内に血管形成装置(10)を
移動すること;
更にステントを展開するためバルーン(30)を膨張させること;
の諸行程を更に含んでいる請求項21に記載の拡張処理を行う方法。
23.基端部と末端部とを有する血管形成装置(10)であって、超弾性材料か
ら形成されており、基端部と孔無し末端部とを有し、内部に第1の管腔(22)
を画定している中空管(20)と;該中空管(20)の孔無し末端部内へ部分的
に形成されている末端セグメント(24)で、第1の管腔と流体連通している第
2の管腔を形成している一体的な末端セグメント(24)と;該血管形成装置(
10)の末端部へ取り付けられており、内部にバルーン凹みを画定しており、該
第2の管腔と流体連通しているバルーン(30)と;を有している血管形成装置
(10)を使用して身体管腔を処置する方法であって:
バルーン(30)が狭窄病変部に位置付けられるように患者の血管系を介して
血管形成装置(10)を進めること;
狭窄部を拡張するためバルーン(30)を拡張すること;
バルーン(30)を収縮すること;
バルーン(30)が狭窄病変部の末端に位置付けられるように血管形成装置(
10)を末端に進めること;
該血管形成装置(10)によって内部にステントを有しているステント搬送カ
テーテルを進めること;
ステントが身体管腔内側で半径方向に膨張するようにステント搬送カテーテル
からステントを展開すること;
ステント搬送カテーテルを引き戻すこと;
バルーン(30)が内部に位置付けられるようにステント内に血管形成装置(
10)を移動すること;
更にステントを展開するためバルーン(30)を膨張させること;
の諸行程からなる血管形成装置(10)を使用して身体管腔を処置する方法。
24.基端部と末端部とを有する血管形成装置(10)であって、超弾性材料か
ら形成されており、基端部と孔無し末端部とを有し、内部に第1の管腔(22)
を画定している中空管(20)と;該中空管(20)の孔無し末端部内へ部分的
に形成されている末端セグメント(24)で、第1の管腔と流体連通している第
2の管腔を形成している一体的な末端セグメント(24)と;該血管形成装置の
末端部へ取り付けられており、内部にバルーン凹みを画定しており、該第2の管
腔と流体連通しているバルーン(30)と;を有している血管形成装置(10)
を使用して診断処置及び血管形成処置の双方を行う方法であって:
患者の血管系を介して診断用カテーテルを診断されかつ処置されるべき位置ま
で進めること;
バルーン(30)が狭窄病変部に位置付けられるように診断用カテーテルを介
して血管形成装置(10)を進めること;
血管形成装置(10)を視認するため該血管形成装置(10)の少なくとも一
部が診断用カテーテル内に配置されている間に該診断用カテーテルを介して診断
用流体を注入すること;
該狭窄病変部を拡張するためバルーン(30)を膨張させること;
の諸行程からなる診断処置及び血管形成処置の双方を行う方法。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ラップテウィクズ,ジョゼフ・イー
アメリカ合衆国ミネソタ州55391,ウェイ
ザタ,ラファイェト・リッジ・ロード
3151
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.血管形成装置(10)であって、 超弾性材料から形成されており、基端部と末端部とを有し、内部に管腔(22 )を画定している中空管(20)と、 該中空管(20)の末端部へ取り付けられており、内部にバルーン凹みを画定 しており、前記管腔(22)と流体連通しているバルーン(30)と、 を有している血管形成装置(10)。 2.該中空管の基端部へ接続されている取り外し可能なハブを、更に有している 請求項1に記載の血管形成装置(10)。 3.該中空管(20)の末端部へ接続されている可撓性の末端セグメント(24 )を、更に有している請求項1に記載の血管形成装置(10)。 4.可撓性の末端セグメント(24)が、中空管(20)の末端部へ接続されて おり、内部に流体流動管腔を画定している、一般に一体的なコアワイヤーを有し ており、これによりその流体流動管腔が中空管(20)の管腔(22)とバルー ン凹みとに連通している請求項3に記載の血管形成装置(10)。 5.該一般に一体的なコアワイヤーの周りに同軸的に配置された螺旋状コイルス プリングを、更に有している請求項4に記載の血管形成装置(10)。 6.中空管を形成している超弾性材料が、ニッケル・チタニューム合金、ニッケ ル及びその合金、チタニューム及びその合金、から成る群から選択されている請 求項1〜5のいずれかに記載の血管形成装置(10)。 7.血管形成装置(10)であって、 超弾性材料から形成されており、基端部と末端部とを有し、開放末端部まで貫 通して伸びている第1横断部分を有している管腔(22)を画定している中空管 (20)と、 該中空管(20)の末端部へ取り付けられており、かつ基端部と末端部とを有 しており、基端部が、該管腔(22)の第1横断部分よりも小さい第2横断部分 を有して、これにより該中空管の開放末端部から流体が流れるようになっている ワイヤーと、 中空管(20)の末端部へ取り付けられており内部にバルーン凹みを画定して おり、中空管(20)の開放末端部と流体連通しているバルーン(30)と、 を有している血管形成装置(10)。 8.ワイヤーの末端部にはテーパーが付けてある請求項7に記載の血管形成装置 (10)。 9.該ワイヤーの末端部の周りに同軸的に配置された螺旋状コイルスプリングを 、更に有している請求項7又は請求項8のいずれかに記載の血管形成装置(10 )。 10.中空管(20)の基端部へ接続されている取り外し可能なハブ(40)を 更に有している請求項7に記載の血管形成装置(10)。 11.中空管(20)を形成している超弾性材料が、ニッケル・チタニューム合 金、ニッケル及びその合金、チタニューム及びその合金、から成る群から選択さ れている請求項7、8又は10のいずれかに記載の血管形成装置(10)。 12.中空管(20)を形成している超弾性材料が、ニッケル・チタニューム合 金、ニッケル及びその合金、チタニューム及びその合金、から成る群から選択さ れている請求項9に記載の血管形成装置(10)。 13.超弾性材料から成形されており、基端部と末端部とを有し、内部に管腔( 22)を画定している中空管(20)と、該中空管(20)の末端部へ取り付け られており内部にバルーン凹みを画定し前記管腔(22)と流体連通しているバ ルーン(30)と、を備えた血管形成装置(10)を使用して拡張処置を行う方 法であって: 前記バルーン(30)が狭窄病変部に位置付けられるように患者の血管系を介 して該血管形成装置(10)を進めること; 該狭窄病変部を少なくとも部分的に拡張するためバルーン(30)を膨張させ ること; 該バルーン(30)を収縮すること; バルーン(30)が狭窄病変部の末端に位置するよう血管形成装置(10)を 末端へ進めること; バルーン拡張カテーテルを、該血管形成装置(10)上を狭窄病変部まで進め ること; 更に該バルーン拡張カテーテルを介して狭窄病変部を拡張すること; の諸行程を含んで成る狭窄病変部を拡張処理する方法。 14.更に、血管形成装置からバルーン拡張カテーテルを取り除くこと; 血管形成装置上を、内部にステントを有しているステント搬送カテーテルを進 めること; ステント搬送カテーテルからステントを展開すること; ステント展開部分からステント搬送カテーテルを引き戻すこと; バルーンが内部に位置付けられるようにステント内に血管形成装置(10)を 移動すること; 更にステントを展開するためバルーン(30)を膨張させること; の諸行程を含んでいる請求項9に記載の狭窄病変部を拡張処理する方法。 15.身体管腔を処置する方法であって: 内部に管腔(22)を画定している中空管(20)と、該中空管(20)へ取 り付けられており内部にバルーン凹みを画定しているバルーン(30)であって 、患者の血管系を通っている該管腔(22)と流体連通しているバルーン(30 )と、を有している血管形成装置(10)を、バルーン(30)が狭窄病変部に 位置付けられるように進めること; 該狭窄部を拡張するためバルーン(30)を膨張させること; 該バルーン(30)を収縮すること; バルーン(30)が狭窄病変部の末端に位置するよう血管形成装置(10)を 進めること; 内部にステントを有しているステント搬送カテーテルを、該血管形成装置上を 進めること; ステントが身体管腔内部で半径方向に拡張するようにステント搬送カテーテル からステントを展開すること; ステント搬送カテーテルを引き戻すこと; バルーン(30)が内部に位置づけられるようにステント内に血管形成装置( 10)を移動すること; バルーン(30)を膨張し更にステントを拡大すること; の諸行程から成る身体管腔を処置する方法。 16.血管造影処置及び血管形成処置の双方を行う方法であって: 患者の血管系を介して診断用カテーテルを診断されかつ処置されるべき位置ま で進めること; 超弾性材料から成形されており、基端部と末端部とを有し、内部に管腔(22 )を画定している中空管(20)と、該中空管(20)の末端部へ取り付けられ ており内部にバルーン凹みを画定し診断用カテーテルを介して前記管腔(22) と流体連通しているバルーン(30)と、を備えた血管形成装置(10)を、バ ルーン(30)が狭窄病変部に位置付けられるように進めること; 血管形成装置(10)を視認するため診断用カテーテルを介して診断用流体を 注入すること; 該狭窄病変部を拡張するためバルーン(30)を膨張させること; の諸行程からなる血管造影処置及び血管形成処置の双方を行う方法。
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