JPH09506576A - ヘリコプター主回転翼シャフト用スペーサ - Google Patents

ヘリコプター主回転翼シャフト用スペーサ

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Abstract

(57)【要約】 ヘリコプター主回転翼シャフト(102)用スペーサ(10)は、主回転翼シャフト(102)と組合せて装着され、主回転翼シャフト(102)の上部軸受組立部品(110)の内部レース(116)をサポートするために、および付随的に内部レース(116)の軸性移動を抑制するために働く。スペーサ(10)のひとつの優先的具体化例は、上部円筒セグメント(12)および下部円筒セグメント(20)により明確に形成された階段構造を持つボデー部材(11)から成り、主回転翼シャフト(102)の外部構造的包絡を受け入れる。上部および下部円筒セグメント(12,20)間の構造的連続性は、下部環状カラー(18)と中間部環状カラー(22)、および上部環状カラー(14)と底部環状カラー(24)間に伸びる複数の反応スポーク(30)により提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 ヘリコプター主回転翼シャフト用スペーサ 技術分野 本発明は駆動シャフト装置に関するものであり、さらに特定すると、回転駆動 シャフトの上部軸受組立部品の内部レースをサポートし、且つ付随的にその軸性 移動を抑制する回転駆動シャフト用のスペーサに関するものである。本発明は、 ヘリコプター主回転翼シャフトとの組み合わせでの利用に、特に有用である。 発明の背景 ヘリコプターシステムの最重要構成要素のひとつは主回転翼シャフトである。 主回転翼シャフトは、主回転翼組立部品と主伝動組立部品との間の機械的インタ フェースを提供し、且つ主伝動組立部品の機械的動力を主回転翼組立部品へ接続 する働きをする。機械的動力連結機能に加えて、主回転翼シャフトは、その作動 中に主回転翼シャフト組立部品により発生した荷重、主として曲げ荷重に反応し 、且つそのような荷重をヘリコプターの胴体へ連結する。 主回転翼シャフトにより伝動された動力はトルクの形態、つまり回転運動であ る。主回転翼シャフトは、主伝動組立部品を囲む軸受ハウジングと回転可能な組 合せにより装着される。軸受組立部品、例えばコロ軸受が、歯車箱ハウジングの 構造的構成要素を持つ回転 可能な組合せで主回転翼シャフトを装着するために使用される。 図1はUH−60ABLACKHAWKRヘリコプター(BLACKHAWK はUnited Technologies Corporation Sikorsky Aircraft Division(ユナ イテッドテクノロジーズコーポレーションのシコルスキーエアクラフト部門)の 登録商標)歯車箱ハウジング100の部分的横断面図であり、それはエンジン装 置(表示なし)により起こされたトルクを主回転翼シャフト102へ接続するた めの主モジュールを含んだ主伝動組立部品と有効な組合せで配置された主回転翼 シャフト102が図解されている。図解された主モジュール104は遊星歯車列 であり、そこでは主回転翼シャフト102の底部で形成された応力を受けない環 状肩102ASと遊星キャリヤ106との自由端と胴付き接続による主回転翼シ ャフト102との組合せで、遊星キャリヤ106が固定される。 主回転翼シャフト102は、歯車箱ハウジング100との組み合わせで、上部 軸受組立部品110および下部軸受組立部品130の手段により、回転可能に装 着される。上部軸受組立部品110は、軸受ハウジング112、軸受構成要素1 14、例えばコロ軸受など、内部レース116、および外部レース118で構成 される(図1Aを参照)。上部軸受組立部品110は典型的に、クリップ、保留 ねじ、または止めねじ等の固定装置120を使って、主回転翼シャフト102に 形成されたノッチ102Nとの固定組合せで、図1で示されるように内部レース を固定して(内部レース116の下端をサポートする切削仕上げされた軸受肩1 02BSを示す図1Aも参照)、内部レース116の軸性移動を予防する。 主回転翼シャフト102で主回転翼組立部品により誘発される曲げ荷重は、そ この疲れ荷重の原点となり、主回転翼シャフト102の有効耐用期間を決定する 主要因である。主回転翼シャフト102は、主回転翼シャフト102で誘発され る曲げ荷重の有害な効果を一層悪化させるフレッチング(摩擦)、および/また はノッチング(切欠)に敏感である。金属の摩擦の結果として生じるフレッチン グは、主回転翼シャフト102での亀裂の発展および拡大につながり、それによ り主回転翼シャフト102の有用耐用期間がひどく限定される。主回転翼シャフ ト102(固定装置120を使用して)との固定組合せによる上部軸受組立部品 110の内部レース116の固定を容易にするための主回転翼シャフト102の ノッチングは、フレッチングを受けやすい主回転翼シャフト102に応力集中を 発生させ、主回転翼シャフト102の有用耐用期間を短くする。 主回転翼シャフト102の耐用期間に悪影響を与える幾つかの相関関係にある メカニズムが、発明家により認識されてきた。歯車箱ハウジング100との回転 可能な組合せで主回転翼シャフト102を装着するために使用された上部軸受組 立部品110が、荷重状況のもとで軸受クリープを被ることは、発明家により明 らかにされてきた。スラスト発生時に、主回転翼組立部品の操作の結果として、 主回転翼シャフト102は垂直スラストたわみを経験、例えば上述のUH−60 ABLACKHAWKR主回転翼シャフト102では、約0.076センチメー トル(0.030インチ)の垂直たわみを経験する。主回転翼シャフト102の 垂直たわみで、外部レース118の肩118Sから(図1Aを参照)軸受要素1 14が外される。 付随的に、上部軸受組立部品110は、主回転翼組立部品の操作により生じた モーメントに起因する非対称的な側方荷重の影響を受け、それが主回転翼シャフ ト102での曲がり荷重を誘発する。上部軸受組立部品110の内部レース11 6は、軸受の側方荷重の結果として僅かに膨張し、それにより内部レース116 および主回転翼シャフト102との間に小さい隙間が生じる。その小さい隙間が 、軸受組立部品110の内部レース116が主回転翼シャフト102の周囲を「 歩く」こと、つまり軸受クリープを許すことになる。主回転翼シャフト102の 局部的領域で誘発されるフレッチング応力の原因となる軸受クリープは、非対称 的軸受側方荷重に起因する。軸受クリープはさらに、内部レース116を主回路 翼シャフト102の軸方向下方への移動の原因にもなる。大きな摩擦力が移動す る内部レース116と主回転翼シャフト102間に生じ、それにより主回転翼シ ャフト102におけるフレッチング応力がさらに誘発される原因になる。 主回転翼シャフトのスラスト発生動作が停止すると、主回転翼シャフトの垂直 変位を生じさせる背分力が停止する。回転翼ヘッドの重量が主回転翼シャフト1 02の反対垂直変位の原因となり、そのため、さらなる摩擦力が内部レース11 6と主回転翼シャフト102との間に発生する。上述の内部レース116の歩く 現象および軸性変位が原因して、主回転翼シャフト102にフレッチングが生じ 、さらに主回転翼シャフト102の耐用期間が大幅に減少する。 上部軸受組立部品110の内部レース116の軸性移動を排除するため、従来 の技術による解決では、クリップ、コッタビン、保留 ねじ、または止めねじなどの固定装置120を、内部レースの移動を防止するた めに切削仕上された肩と組合せて使用する。しかし、固定装置は主回転翼シャフ ト102のフレッチング疲れ状態を引き起こす傾向があること、およびそれによ り耐用期間が減少することが分かっている。例えば、UH−60Aでは、主回転 翼シャフト102と向かい合う軸受組立部品の内部レース116の軸性移動を抑 制するために、軸ノッチ102Nに保留ねじ120を使用して機械的に接続する 。経験的結論は、UH−60ABLACKHAWKRヘリコプターの主回転翼シ ャフト102の耐用期間は、前述のように、約1,000時間であると示してい る。 もうひとつの従来の技術による解決は、フランス特許第1,542,617号 で示されており、そこではヘリコプターの回転翼シャフト1は第一,第二、およ び第三それぞれの軸受組立部品31,32,および36によりサポートされる。 軸受組立部品31の内部レースの上端は主回転翼シャフト12の軸受肩10に接 続し、内部レースの下端は軸受組立部品32の内部レースにより胴付き接続する 。環状抑制部材34の軸性移動を予防し、且つ付随的に軸受組立部品31の軸性 移動を予防するために、環状抑制部材34は主回転翼シャフト1のねじセグメン ト9との組合せで、軸受組立部品32の内部レースの下端と胴付き接続するよう にねじ込まれる。 主回転翼シャフトの上部軸受組立部品の内部レースをサポートするため、且つ 付随的に主回転翼シャフトの耐用期間に悪影響を及ぼすことなしに内部レースの 軸性移動を抑制するための手段のニーズが現存する。サポート/抑制手段は、内 部レースにより加えられた クリープ荷重、特に非対称クリープ荷重、に反応するよう設計されるべきである 。サポート/抑制手段には、クリープ荷重の反応時に、その座屈を排除するため に設計が必要である。さらに、サポート/抑制手段は、主回転翼シャフトの曲げ の結果として、荷重がそれに加えられないよう予防するための設計が必要である 。サポート/抑制手段は、主回転翼シャフトのフレッチングまたはノッチングを 最小限に押さえる構造を持つべきである。サポート/抑制手段は、主回転翼シャ フト装置の総重量を大幅に増大すべきではない。 発明の開示 本発明のひとつの目的は、主回転翼シャフトの上部軸受組立部品の内部レース をサポートし且つ付随的に内部レースの軸性移動を抑制するために、主回転翼シ ャフトと組合せて使用するスペーサを提供することである。 本発明のもうひとつの目的は、内部レースにより加えられるクリープ荷重、特 に内部レースにより加えられる非対称クリープ荷重に反応するために、主回転翼 シャフトと組合せて使用するスペーサを提供することである。 本発明のさらなる目的は、内部レースのクリープ荷重の反応時にその座屈を予 防するために、主回転翼シャフトと組合せて使用するスペーサーを提供すること である。 本発明のまたさらなる目的は、主回転翼シャフトの曲げ荷重がそこで加えられ ないように予防するために設計された、主回転翼シャフトと組合せて使用するス ペーサを提供することである。 本発明のまたさらなる目的は、最少重量で前述の諸目的を達成するように設計 された、主回転翼シャフトと組合せて使用するスペーサを提供することである。 本発明の以上およびその他の目的は、ヘリコプター主回転翼シャフトの本発明 に従ったスペーサの組合せにより達成され、そこではヘリコプター主回転翼シャ フトが、歯車箱ハウジングとの回転可能な組合せで、内部レースを含む上部軸受 組立部品によりサポートされる。スペーサは環状構造を持つボデー部材で構成さ れる。 ボデー部材には、上部環状カラー、中間部環状カラー、底部環状カラーが含ま れる。上部環状カラーは、環状肩を持ち、上部軸受組立部品の内部レースをサポ ートおよび接続し、且つ付随的にその軸性移動を抑制するために設計される。 さらにボデー部材には、上部環状カラーから底部環状カラーまで伸びる複数の 反応スポークから成り、各反応スポークは、ヘリコプター主回転翼シャフトの作 動時に内部レースにより加えられた総軸受移動荷重に反応するように設計される 。 中間部環状カラーは反応スポークと物理的に接触し且つ反応スポークと相互に 作用して、ヘリコプターの主回転翼シャフトの作動時に内部レースにより加えら れる総軸受移動荷重の反応時に、その座屈を予防する。 底部環状カラーには内部表面上に複数のフラットがあり、そのフラット面は、 ヘリコプターの主回転翼シャフトに接続し、且つスペーサに曲げ荷重が加えられ ないようにヘリコプターの主回転翼シャフトの曲げ動作を予防するピン継手とし て機能する。底部環状カラ ーにある端面が、主回転翼シャフトとの組合せでスペーサをサポートする。 図面の簡単な説明 以下の図と関連して以下の発明の詳細な説明を参照することで、本発明および その付随する特徴および長所をより完全に理解することができる。 図1は、UH−60ABLACKHAWKRヘリコプターの主回転翼シャフト の部分横断面図である。 図1Aは、図1のヘリコプター主回転翼シャフトをサポートする上部歯車組立 部品の拡大図である。 図2は、ヘリコプター主回転翼シャフトと組合せ配置された、本発明によるス ペーサを示している横断面図である。 図3は、図2のスペーサの透視図である。 図4は、図3のスペーサの平面図である。 図5は、図3のスペーサの縦断面図である。 図6は、図5の前6−6に沿った平面図である。 好適実施形態の説明 さて、数個の図にわたり同様の参照文字によりそれぞれの構成要素または類似 構成要素が識別される図を参照すると、図2−6では、ヘリコプター主回転翼シ ャフト102と組合せて使用するための本発明に従ったスペーサが示されている 。スペーサ10は、主回転翼シャフト102の曲げ荷重に反応せずに且つ主回転 翼シャフト10 2の耐用期間に悪影響を及ぼすことなしに、上部軸受組立部品110の内部レー ス116をサポートし且つ付随的にその軸性移動を抑制する、つまりその軸性保 持を提供するために有効である。スポークの付いた構造を持つスペーサ10は、 主回転翼シャフトの曲げに起因する内部レース116により加えられた軸性移動 またはクリープ荷重(これ以降軸受移動荷重と表現)に反応する際、過剰に応力 反応をすることなしに、そのたわみを許す。さらに、スペーサ10は軸受移動荷 重に反応する反応スポークの座屈を予防するように設計される。さらに、スペー サ10は「ピン継手」で構成され、主回転翼シャフトの曲げの結果としてスペー サ10において荷重が加えられないよう予防する。スペーサ10はさらに、以上 の機能を達成するために、最小限の重量設計で最適化された設計である。 UH−60ABLACKHAWKRヘリコプターの主回転翼シャフト102と の組合せで使用するための、本発明に従ったスペーサ10の優先的具体的化例が 、図2で示されている。図1に関連する上述の主回転翼シャフト102は、本発 明に従ってそれと組合せてスペーサ10を装着するために、構造的に修正されて いる。主回転翼シャフト102に対する修正には、内部レース116の上部軸性 移動を制限するために、上部軸受組立部品110の内部レース116上端と胴付 き接続するように設計された上部肩102USの追加が含まれる。内部レース1 16に対して相補的な主回転翼シャフト102の上部肩102USおよび表面領 域は、その硬さを増大するため、および主回転翼シャフト102の内部レース1 16と対応する表面領域および上部肩102USとの間のフレッチング相互作用 および摩耗を最小限に押えるために、出来ればUnion Carbide LW−IN40 などの炭化タングステン化合物で火炎溶射されることが好ましい。修正されたよ うな主回転翼シャフト102では、上述の軸受サポート肩102BSおよび軸ノ ッチ102Nは必要がない。 さらに、応力を受けない主回転翼シャフト102の環状肩102ASは、次の 節で説明されるスペーサ10の優先的具体化例の設計を受け入れるために修正さ れる。さらに詳細すると、複数の相補的チャンネル材102C(図2を参照)は 、以下の説明にあるように、遊星キャリヤ106の端面上でのスペーサ10のサ ポートを容易にする。 先行の節で説明されたように修正された主回転翼シャフト102と組合せて、 本発明に従って、スペーサ10の優先的具体化例を使用することで、主回転翼シ ャフト102の耐用年数が増大する。経験的結論は、それと組合せて装着された スペーサ10の優先的具体化例を持ち改良型主回転翼シャフト102では約7, 600時間の耐用期間が示された。 本発明に従って、スペーサ10は、上部軸受組立部品110およびスペーササ ポート組織、例えば遊星キャリヤ106など、との間の主回転翼シャフト102 の構造的包絡に対して相補的である環状設計を持つボデー部材11から成る。主 回転翼シャフト102のスペーサ10の優先的具体化例は、図3−5で示される ような階段円筒構造のボデー部材11から成る。スペーサ10の設計および主回 転翼シャフト102との相互作用の結果として、スペーサ10は高 強度鋼で形成される必要がなく、むしろ4340鋼などの熱処理可能鋼で形成さ れる。典型的なヘリコプター適用におけるスペーサ10のシャフトの長さに起因 して、スペーサ10の総重量の最小化は、その製造上第一に考慮すべき事項であ る。そのような重量最小化を達成するために、スペーサ10は、出来れば空洞で 円筒形の金属ブランクを切削仕上げにより、以下で説明される望みの設計に形成 されることが好ましい。例えばUH−60ABLACKHAWKRヘリコプター の主回転翼シャフト102は、軸長が約29.2センチメートル(11.5イン チ)、4340鋼の空洞円筒ブランクで形成されそれは高さ約30.5センチメ ートル(12インチ),外側直径が約19センチメートル(7.5インチ),内 側直径が約12.1センチメートル(4.75インチ)、および重量が約40. 8キログラム(90ポンド)である。ブランクは切削仕上げにより、重量が約1 .6キログラム(3.5ポンド)の以下で説明される機能設計を持つスペーサ1 0の優先的具体化例が形成される。 スペーサ10は、上部円筒セグメント12および下部円筒セグメント20によ り明確にされるボデー部材11の構造を持ち、そこでは上部円筒セグメント12 の外側および内側直径OD1,ID1が下部円筒セグメント20の外側および内 側直径OD2,ID2よりも大きい(図4−5を参照)。スペーサ10から成る ボデー部材11の階段構造は、主回転翼シャフト102(図2を参照)の設計を 受け入れるために必要である、また製造上の束縛および原価を含めた設計上の交 換条件である。最も望ましいのは、UH−60A BLACKHAWKRヘリコ プターの主回転翼シャフト102の優先 的具体化例が、上部軸受組立部品110と遊星キャリヤ106間の連結の主回転 翼シャフト102を決定する先細りの外側構造的包絡を補うために、円錐台構造 を持つことであろう。しかし、製造の立場から見ると、円錐台構造は組立が比較 的に高価である。本発明に従って、スペーサ10を構成するボデー部材11の階 段構造は、上述された現存のシャフトキャリヤ包絡を、上部および下部円筒セグ メント12,20の外側および内側直径OD1,ID1,OD2,ID2を適正 サイズに作ることで補足する。さらに、ここで説明されたスペーサ10の階段構 造は、製造が比較的簡単であり且つ安価である。 上部円筒セグメント12には、上部環状カラー14,中間部環状カラー16、 および下部環状カラー18が含まれる。下部円筒セグメント20は、上部および 下部円筒セグメント12,20との間の構造的連続性は、下部環状カラー18と 包括的に中間部環状カラー22を形成することで提供される。さらに、上部およ び下部円筒セグメント間の構造的連続性は、上部環状カラー14および底部環状 カラー24間に伸びる複数の反応スポーク30により提供される。 各反応スポーク30は、主回転翼シャフト102の曲げに起因する内部レース 116により加えられた総軸受移動荷重に反応するように設計されている。その ような反応スポーク30構造により、軸受移動荷重がスペーサ10に対して非対 称的に加えられた場合、スペーサー10が正しく機能することが確実になる。中 間部環状カラー16は、荷重を受けた反応スポーク30上に軸受移動荷重作業を 分配するために有効である。 本発明に従って、スペーサ10の優先的具体化例では、等間隔に配置された反 応スポーク30が上部環状カラー14と底部環状カラー24間に伸びる(図3を 参照)。4本の反応スポーク30を使用することは、主回転翼シャフト102の 曲げに起因する内部レース116により加えられた軸受移動荷重を受け入れるた めに、スペーサ30の重量最小限化に対して、適切な反応構造に基づいた設計の 最適化である。本発明に従って、スペーサ10は、特定の適用に基づいて4本前 後の反応スポーク30を組み入れることができるが、3本の反応スポーク30は 、スペーサ10が軸受移動荷重、特に非対称的軸受移動荷重に対して十分に反応 する構造を確実にするための最小限度と考えられる。4本以上の反応スポーク3 0を使用する場合は、軸受移動荷重反応能力は増大するかもしれないが、同時に それに伴ってスペーサ10の総重量が増大することから、4本以上の反応スポー ク30を組み入れるスペーサ10の具体化例には、特定の適用に関して、重量, 製造コスト、および軸受移動荷重の相殺分析が行われるべきである。 上部環状カラー14には環状肩26が含まれる(図3,5を参照)。主回転翼 シャフトと組合せて配置されたスペーサ10で、環状肩26は、図2で示される ように内部レース116の下端に接続するように設計されている。環状肩26は 、上部軸受組立部品110の内部レース116をサポートするために働き、さら に付随して内部レース116の軸性移動を抑制するために働く。主回転翼シャフ ト102と接続状態にある内部レース116の下端おおび環状肩26と上部環状 カラー14が機械的に接続しないように、環状肩26は サイズを合わせて作られる。例えばUH−60A BLACKHAWKRヘリコ プター主回転翼シャフト102用のスペーサ10の優先的具体化例では、上部環 状カラー14と上部軸受組立部品110の内部レース116の外側表面との間に 約0.00025センチメートル(0.0001インチ)の間隙がある。上部環 状カラー14の接触表面は、その硬さを増大するために、且つ上部環状カラー1 4と下部レース116の下端との間のフレッチング相互作用を最小限に押えるた めに、出来ればUnion CarbideLW−IN40などの炭化タングス テン化合物で火炎溶射されることが好ましい。 複数のフラット28は底部環状カラー24(図5−6を参照)の内部表面上に 形成される。フラット28は円筒セグメント構造を持ち、出来れば反応スポーク 30と整列していることが好ましい。フラット28は、主回転翼シャフト102 の応力を受けない環状肩102ASで形成された補助チャンネル102C内にピ ッタリはまるようにサイズを合わせて作られる。フラット28の面28Fは、主 回転翼シャフト102と機械的に接続し、本発明によるスペーサ10の表面では これだけが、主回転翼シャフト102と機械的に相互作動する。スペーサ10の この設計が、スペーサ10と主回転翼シャフト102間のフレッチング相互作用 による主回転翼シャフト102の疲れ亀裂に導く可能性を減少させることで、主 回転翼シャフト102の耐用期間を増大させる。フラット28がピン継手として 機能して、スペーサ10の内部に荷重が加わらないように主回転翼シャフト10 2の曲げ動作を予防する。フラット28の面28Fは、そ の硬さを増大するために、およびフラット28と主回転翼シャフト102間のフ レッチング相互作用を最小限に押さえるために、Union CarbideL W−IN40などの炭化タングステン化合物で火炎溶射されることが好ましい。 本発明に従って、UH−60A BLACKHAWKRヘリコプターの主回転 翼シャフト102と組合せて使用するために、上記のスペーサ10の優先的具体 化例では、底部環状カラー24の端面表面24E(図6を参照)が、遊星キャリ ヤ106により主回転翼シャフト102との組合せでサポートされるような遊星 キャリヤ106(図2を参照)の端面と選択的に胴付き接続するように設計され ている。つまり、端面24Eは、応力を受けない環状肩102ASの補足チャン ネル102Cを切削仕上げした結果として露出した遊星キャリヤ106のこれら の表面セグメントだけに胴付き接続する。スペーサ10は、主回転翼シャフト1 02との組合せでサポートされ、環状肩26は上述の説明のように内部レース1 16の下端と機械的に接続する。底部環状カラー24の端面表面24Eは、その 硬さを増大するために、およびスペーサ10および遊星キャリヤ106間のフレ ッチングを最小限度に押さえるために、出来ればUnion CarbideL W−IN40などの炭化タングステン化合物で火炎溶射されることが好ましい。 肩26,フラット28、および底部環状カラー24の端面表面24Eを火炎溶 射することで、本発明に従ってスペーサ10の相互に作用する表面に必要な硬さ を提供する。前記の構成要素を火炎溶射することにより、本発明によるスペーサ 10は、高強度鋼よりも、 むしろ4340鋼などの熱処理可能鋼で形成されることが可能になる。 上述の内容を考慮して、本発明の各種の修正および変形が可能である。本発明 に従って、スペーサは、UH−60A BLACKHAWKRヘリコプターの主 回転翼シャフトとの組合わせで使用するために、その優先的具体化例の見地から 、上述の通り説明された。本技術に熟練された方々には、本発明によるスペーサ がその他のヘリコプターの主回転翼シャフトと組合わせて使用できることが十分 に認められるであろう。従って、付随の請求の範囲内で、本発明がこれまでに特 定して説明された以外でも実行され得ることが理解される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ソーン,マーク エル. アメリカ合衆国,ニューヨーク 12550, ニューバーグ,コールデンヒル ロード エムディー ナンバー32 (72)発明者 ジェファート,チャールズ アメリカ合衆国,コネチカット 06483, シーモア,スタンリー ドライブ 19 (72)発明者 ホームズ,ジェフリー エイ. アメリカ合衆国,コネチカット 06606, ブリッジポート,ドッド アベニュー 27 (72)発明者 ソーバニック,ウイリアム ジェイ. アメリカ合衆国,コネチカット 06497, ストラットフォード,パンプキン グラウ ンド ロード 170 (72)発明者 カリーデス,エドワード ジェイ. アメリカ合衆国,コネチカット,チェシ ア,テレル ファーム プレイス 30

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. スペーサ(10)とヘリコプター主回転翼シャフト(110)の組合せ 、そこでは主回転翼シャフト(102)が、歯車箱ハウジング(100)との回 転可能な組合わせで、内部レース(116)を含む上部軸受組立部品(110) によりサポートされており、スペーサは以下の特徴を持つ。 環状構造を持つボデー部材(11)。 上部環状カラー(14),中間部環状カラー(16),底部環状カラー(24 )から成るボデー部材(14)。 上部環状カラー(14)は、それをサポートするために上部軸受組立部品(1 10)の内部レース(116)と接続し、且つ付随的にその軸性移動を抑制する ように設計された環状肩(26)を持つ上部環状カラー(14)。 ボデー部品(11)はさらに、上部環状カラー(14)から底部環状カラー( 24)まで伸びる複数の反応スポーク(30)から成り、各反応スポーク(30 )はヘリコプター主回転翼シャフト(102)の作動中に内部レース(116) により加えられた総軸受移動荷重に対して反応するように設計されたボデー部材 (11)。 中間部環状カラー(16)は、ヘリコプター主回転翼シャフト(102)の作 動中に内部レース(116)により加えられた総軸受移動荷重の反応時に曲がら ないよう予防するために、反応スポーク(30)と物理的に接触し且つ複数の反 応スポーク(30)と相互に作 用する中間部環状カラー(16)。 底部環状カラー(24)は、その内部表面上に形成された複数のフラット(2 8),ヘリコプター主回転翼シャフト(102)と機械的にかみ合う複数フラッ ト(28)の面(28F)を持ち、およびその作動中にヘリコプター主回転翼シ ャフト(102)の曲げ動作がスペーサ(10)の内へ誘導されないように予防 するためのピン継手として機能する底部環状カラー(24)。さらに、そこでは 、底部環状カラー(24)は、ヘリコプター主回転翼シャフト(102)との組 合わせでスペーサ(10)をサポートする端面(24E)を持つ底部環状カラー (24)。 2. 請求項1のスペーサ(10)およびヘリコプター主回転翼シャフト(1 02)の組合わせ、そこではボデー部材(11)の環状構造が上部円筒セグメン ト(12)および下部円筒セグメント(20)により明確にされる階段環状構造 であり、そこでは上部円筒セグメント(12)には外側直径(OD1)と内側直 径(ID1)があり、下部円筒セグメント(20)には外側直径(OD2)と内 側直径(ID2)があり、そこではさらに上部円筒セグメント(12)の外側お よび内側直径(OD1,ID1)はそれぞれ、下部円筒セグメント(20)の外 側および内側直径(OD2,ID2)より大きいことを特徴とする、請求項1の スペーサ(10)およびヘリコプター主回転翼シャフト(102)の組合わせ。 3. 請求項2のスペーサ(10)およびヘリコプター主回転翼 シャフト(102)の組合わせ、そこでは上部円筒セグメント(12)は上部環 状カラー(14)と中間部環状カラー(16)および下部環状カラー(18)で 構成され、下部円筒セグメント(20)はインタフェース環状カラー(22)お よび底部環状カラー(24)で構成され、そこではさらに上部と下部の円筒セグ メント(12,20)間の構造的連続性は下部環状カラー(18)の構成部分を 成すインタフェース環状カラー(22)を形成することにより提供されることを 特徴とする、請求項2のスペーサ(10)およびヘリコプター主回転翼シャフト (102)の組合わせ。 4. 請求項1のスペーサ(10)およびヘリコプター主回転翼シャフト(1 02)の組合わせ、そこでは、複数の反応スポーク(30)は等間隔に配置され た4本の反応スポーク(30)から成ることを特徴とするスペーサ(10)およ びヘリコプター主回転翼シャフト(102)の組合わせ。 5. 請求項4のスペーサ(10)およびヘリコプター主回転翼シャフト(1 02)の組合わせ、そこでは、複数のフラット(28)は4個のフラット(28 )から成り、且つそこではフラット(28)は反応スポーク(30)と整列して いることを特徴とする、スペーサ(10)およびヘリコプター主回転翼シャフト (102)の組合わせ。
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