JPH09509079A - 手術用装置 - Google Patents

手術用装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、手術に使用するアクセスポート装置(40)であって、患者の体に作られた切開部へ挿入するために、遠位端に出口開口部を有するスリーブ(41、42)を包含し、前記出口開口部が患者の体腔へのアクセスを可能とした装置を提供する。この装置(40)はさらに切開部への挿入のための出口密封手段を含む。上記スリーブ(41、42)の近位端には入口開口部、および前記入口開口部の領域に前記装置を密封するための入口密封手段を有し、それにより患者の体腔がガスで膨らませられた時、入口密封手段が外科医の手または手術用器具のためのアクセス、およびアクセスポート装置の外側に残っている腕の周りを密封する一方、出口密封手段および入口密封手段が患者の体腔からのガスの実質的な漏れを防止する。また、本発明は、前記アクセスポートに使用する手術用器具、および本発明に係るアクセスポートおよび器具を用いる手術に使用する手術用ドループに関する。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 手術用装置 本発明は、最少侵襲性手術(minimally invasive surgery)のためのアクセス ポート、該ポートと共に使用する手術用器具、並びに本発明のアクセス用ポート および器具を使用する手術に使用する手術用ドレープを含む手術用装置に関する 。 最少侵襲性手術とは、患者の体に与える外傷を最少とする切開により行われる 手術である。本発明の装置は腹腔鏡による手/機器使用の手術を可能とし、開腹 手術を必要とせずに実施できる外科的手術の数と種類を相当広げることになる。 最少侵襲性手術は殆ど例外なしに、気腹を起こさせるために意図的に患者の腹腔 内にガスを注入する。 最少侵襲性手術に使用するためのスリーブが、“手術に使用する装置”と題さ れた係属中の未公開PCT特許出願第PCT/IE94/00045号の主題で ある。この先行技術のスリーブの目的はスリーブの中にコントロールされた加圧 環境を作りだし、かつそのスリーブ中に外科医の腕を通せるようにするものであ る。手術のために、手術が行われるべき患者の体腔にガスをポンプ注入するが、 このスリーブの目的はガスが患者の体腔から逃げるのを防止しながら外科医が最 少侵襲性手術技法を用いて手術できるようにするものである。本特許出願は、遠 位端に患者の体に装置を接着するための粘着部を備えたフランジ、或いは患者の 体の切開部を取り巻く遠位端に取り付け用リングを有するスリーブを提示する。 しかしながら、先行技術の装置には欠点、とりわけ使用時にスリーブが患者か ら上向きに突き出て手術チームの活動を阻害することがある、という欠点がある 。 先行技術の装置はまた、スリーブを外科医の上腕部に対してシールする密封手 段を含むが、その密封手段が、外科医自身が装置を自身の腕にクランプにより取 り付けなければならない、という欠点を有する。このクランプはシール付近での ガスの漏洩を防ぐために非常に気密度の高いものでなければならない。 係属中の特許出願PCT/IE94/00045号に記述されているものと同 じ種類のスリーブの使用に伴うさらなる問題点は、“テント作用”として知られ る現象を起こすことがあることである。“テント作用”とは、スリーブが患者の 皮膚または滅菌された包装材料(これも公知のもので、ここでは“手術用ドレー プ”または“切開用ドレープ”と呼ぶ)に接着された時、これがさらに患者に付 着し、スリーブ自体が患者から引離される傾向となり、手術のためにガスを使用 して膨らまされた患者の腹部から皮膚が上向きに“持ち上げられる”傾向がある ことである。上に示した滅菌された包装材料はまた“手術用ドレープ”または“ 切開用ドレープ”として知られているものである。これら後者の用語は以下の説 明中で使用される。 手術が行われる時、外科医は通常、気腹を保ちながら腹腔へアクセスするため に、トロカールおよびトロカール・スリーブに頼る。トロカールは腹腔を取り巻 く筋肉および筋膜を切り進み、分離するために鋭いものでなければならない。ト ロカール・スリーブは気腹の密封を保ちながら、その中で器具の出入りを可能と するものである。トロカール・スリーブの入口はバルブを有し、そのバルブは切 開用ハサミ、縫合器具、かん子などの手術用具を通過させるために開いており、 それらをトロカール・スリーブを通して腹腔内へ移動させ、そこでそれらの器具 が外科医によって操作される。器具が取り出された時にこのバルブは閉じられる 。 明らかに、これら手術用器具の寸法はそれらの器具がトロカール・スリーブ内 におさまって通ることができるようなサイズとしなければならない。 公知の器具類は、外科医がトロカールの内径よりも大きな種々の器具を使用し たい場合に、外科医は患者の体組織または器官へのアクセス、或いは組織または 腸などの一部分を切開部から取り出して作業をするために、患者に切開を施さな ければならないという欠陥がある。そのような切開は気腹を保てないものとなる 。 手術用切開ドレープは、通常ポリエチレン製の薄いフィルム状高分子材料であ る。これは片面が緩い粘着性、反対面は滑らかな非接着性の透明膜である。この 粘着面を患者の腹部または胸部全体に、装置の接着不良を拡げてしまうようない かなるエアポケットも作らないように注意しながら被せる。これらのドレープは 、手術中に患者の皮膚表面上の微生物が切開創傷の中へ転移しないようにするた めのものである。外科医はドレープを通して、切開の直近隣接部さえもドレープ の 皮膚への接着を損なわずに、切開を行うことができる。 切開用ドレープの粘着特性は、低い剥離強度(装置の端部から引き剥がされる ような場合のため)と、非常に高い引っ張り強度(ドレープの周辺部にアタッチ メントを取り付けできるようにするため)を有することがよく知られている。こ うした働きは主としてドレープの弾性特性によるものと、患者の皮膚を大きな表 面積でカバーすることによるものである。 通常の場合、器具の部品を切開用ドレープに固定することが必要である。先行 技術においてはこの固定はポリマー製フランジに接合された強力な両面粘着テー プにより行われている。 本発明は先行技術の手術用装置の欠陥の改善を目指したものである。 本発明の第一発明においては、患者の体に創られた切開部を通して挿入するた めに、遠位端に設けられた出口開口部を有するスリーブを包含する手術用アクセ スポート装置を提供するものであるが、この出口開口部は患者の腹腔へのアクセ スを可能とし、さらにこの装置は切開部への挿入を行うための出口開口部密封手 段を含み、それによって患者の腹腔がガスによって膨らまされた時、この出口密 封手段が患者の体腔からガスが漏洩するのを実質的に防止する一方、外科医の手 または手術用具がアクセスできるようにするものである。 入口開口部はスリーブの近位端にあり、装置を密封するために入口開口部付近 に入口密封手段が備えられ、それによって患者の体腔がガスによって膨らまされ た時、この入口密封手段が患者の体腔からガスが漏洩するのを実質的に防止しな がら外科医の手がアクセスできるようにし、かつアクセスポート装置の外側にあ る腕の周りを密封する。 この入口密封手段にはスリーブの近位端に備えられた膨張可能チャンバを包含 させることができる。膨張チャンバは、患者の体腔を膨らませるのに使用される ものとは別のバルブを使用して膨らまされる。このアクセスポートは使用時に膨 張チャンバと患者体腔間の流体連通を可能とし、それにより膨張チャンバと体腔 内の圧力を等しくすることができる。 このスリーブは、アクセスポートを患者の体外に固定するために粘着部を有す るフランジを備えたものとすることができる。このフランジはスリーブの近位端 と遠位端の間に設けられ、使用時にフランジが患者の体に接着された時、スリー ブの遠位端が切開部を通して挿入されて患者の体腔内に入り、かつアクセスポー トが患者の体から僅かな距離だけ突き出るようになる。 スリーブの遠位端が切開部を通して挿入された時、患者の切開部の周りの筋肉 組織は、スリーブの遠位端と近位端の間の中間部の密封を助ける密封手段として 機能する。 入口密封手段はスリーブを取り巻く形で配置された膨張可能チャンバを含み、 スリーブに圧力をかけることができ、少なくともその1部分を押し潰すことによ り入口開口部を密封するものとすることができる。 膨張可能チャンバはスリーブとは流体連通はしておらず、従って使用時にはチ ャンバは患者の体腔とは流体連通せず、膨張可能チャンバ内の圧力は患者体腔内 の圧力とは異なるものとなる。 或いは、膨張可能チャンバとスリーブを流体連通させることもできる。 膨張可能チャンバは上部チャンバと下部チャンバで規定された一般的な“砂時 計”型の形状であり、下部チャンバは患者体腔内に作られた切開部に挿入可能と なっている。 スリープと膨張可能チャンバは共軸とし、かつそれらの共通の近位端および側 端部に接合されたガス透過性フレキシブル材料のシートを含むことができるが、 この時スリーブは膨張可能チャンバの近位領域内にある。このチャンバは装置の 近位領域にある内側スリーブの周りにある外側スリーブで規定され、また内側ス リーブ内にあって、さらに可撓性材料の2枚のシートの間に形成されて近位端か ら遠位端へ伸びるのがフラップバルブである。 フラップバルブの遠位端はフェザー構造(そぎ端)とされ、フラップバルブの シートおよび端部は、チャンバが加圧された時に互いに押し潰されてシールを形 成するようになっている。 フラップバルブはそれぞれの両側に沿った2つの位置で内側および外側スリー ブに接合され、それにより2つの位置の間のフラップバルブ領域は外科医の手ま たは腕の部分の周りに沿うようにすることができる。 内側および外側スリーブは特定の位置で接合部(join)により結合され、膨張 可能チャンバを流体連通する上部および下部サブチャンバに分割し、加圧された 時にサブチャンバが少なくとも1つの表面片縁シールを規定し、入口密封手段ま たはその一部を形成するようにする。接合部は複数の対向した接合部(weld)を 含む。 出口密封手段は、スリーブの遠位端またはその隣接部に、患者の腹腔内のガス 圧力により押し潰されるスリーブのシートによって提供される。 スリーブの遠位部分には遠位端からスペースをあけて、シートに通常横向きの 力を与えてスリーブにぴんと張られた領域を作り出し、出口密封手段の一部とし てさらにシールを形成するように別個の緊縮装置(Tensioning Device)が備え られる。 この緊縮装置はスリーブが腹腔から後退するのを防ぐ働きをする一対の対向弓 型バンドを包含する。スリーブの両端にはウイングが備えられ、対向弓型バンド の固定点とさせる。 本発明の第二発明は、延長シャフト(ただしその寸法は当該シャフトがトロカ ール・スリーブを通して挿入および後退できるように適当なサイズとしたもの) と、脱着可能な器具頭部および器具頭部をシャフトに脱着可能に結合するための 手段(ただしそれにより器具頭部が結合されない状態でシャフトをトロカール・ スリーブを通すことができ、かつ器具頭部が患者の腹腔内でシャフトに脱着可能 に取り付けできるようにしたもの)と、を包含する手術用具を提供するものであ る。 有利な点として、脱着可能な頭部はトロカール・スリーブを通過させるのに必 要なサイズにしなくてもよいことが挙げられる。この脱着可能な器具頭部は外科 医の手によって腹腔内に入れることができる。これは手術が最少侵襲性手術で行 われる場合と、開放手術で行われる両方の場合を考慮してのものである。最少侵 襲性手術の場合には、本発明の第一発明で述べたアクセスポートを通して手術の ために外科医の手を腹腔内に入れられるようになっている。脱着可能な器具頭部 は外科医の手におさめて腹腔内に持ち込むことができる。 使用時には、外科医は腹腔内で器具の頭部をシャフトに取り付けることができ る。これは、器具をトロカール・スリーブを通して腹腔から取り出し、別の器具 を挿入する必要がないという利点を有することになる。 本発明の第三発明は、低い剥離強度の接着剤を有する手術用切開ドレープと一 緒に使用できる、強力な粘着性の少なくとも1つの表面を有する手術用具を提供 するものであって、使用時にはこの用具は強力な粘着剤によってドレープの非粘 着面に固定される。 好適には、強力粘着剤を手術用具に適用する。或いは、この強力な粘着剤を切 開ドレープの非粘着面の部位に塗布する。 強力粘着剤を患者に直接塗布するのは好ましいことではない。もし強力粘着剤 が患者に直接使用された場合、患者の皮膚を傷つけることがある。それらは除去 するのが難しく、皮膚に好ましくない反応を引き起こすこともある。切開用ドレ ープの使用は患者と強力粘着剤の間にバリヤ(障壁)を設けることになり、また 同時にドレープの接着箇所に強い力がかかっても問題ないことになる。 次に、本発明を添付の図面に基づいて詳しく説明するが、図面は本発明に基づ いた手術用具の種々の実施態様を示す一例を示すにすぎないものである。 図1は本発明のアクセスポート装置の第1実施態様を上から見た斜視図で、装 置最上部の近位端を示し; 図2は同じく第1実施態様を上から見た斜視図で、明瞭にするために一部を切 り欠いたものであり; 図3は第1実施態様を下から見た斜視図であり; 図4は本発明のアクセスポートの第2実施態様の斜視図であり; 図5は第2実施態様の斜視切断図であり; 図6は第2実施態様の別の斜視切断図であり; 図7は第2実施態様の別の斜視図であり; 図8は第2実施態様の断面図であり; 図9は図8の断面図の直角方向から見た第2実施態様の断面図であり; 図10(i)は本発明のアクセスポートの略図で、患者の切開箇所に挿入した 使用状態で、ポートを横切る接合線が示されていないものであり; 図10(ii)は膨らませた状態のアクセスポートを示す立断面略図であり; 図10(iii)は図10(ii)のA−A線に沿った断面図であり; 図11(i)は本発明のアクセスポートの略図で、1本の接合線を含んだもの であり; 図11(ii)は図11(i)のA−A線に沿った断面図であり; 図12(i)は本発明のアクセスポートの略図で、2本の接合線を含んだもの であり; 図12(ii)は図12(i)のA−A線に沿った断面図であり; 図13(i)、(ii)および(iii)は本発明のアクセスポートの略図で 、フラットバルブを含んだものを示し; 図14(i)は本発明のアクセスポートの第3実施態様の正面図であり; 図14(ii)は図14(i)のA−A線に沿った断面図であり; 図15は本装置の第3実施態様の斜視図であり; 図15(i)は図15のA−A線に沿った断面図であり; 図16は第3実施態様の正面図であり; 図17は第3実施態様の平面図で、遠位から見た装置を示し; 図18(i)は第3および第4実施態様の遠位端の詳細図であり; 図18(ii)はテンション装置の平面図であり; 図19はアクセスポートのさらに別の実施態様の断面図であり; 図20は手術器具の側面図であり、脱着可能な器具頭部が手術器具のシャフト から切り離された状態を示し;そして 図21はトロカール・スリーブの側面図である。 図1、2および3を参照すると、アクセスポートの第1実施態様が一般的に参 照番号1によって示されており、これには近位端3と遠位端4を有するスリーブ 2が含まれている。スリーブ2の近位端3は、フランジ5と、外科医の手が入れ ることになる入口開口部(口)7を有する膨張可能なチャンバ6を包含する。 手術のために患者の体に切開が行われるが、そうした切開は好ましくは患者の 筋肉を横切るのではなく、筋肉に沿って行われる。 アクセスポート1を患者の体に確実に固定するのを助けるために、粘着性の滅 菌包装材料が患者の体に取り付けられ、切開はその包装材料を通して行うことが できる。スリーブ2の遠位端4は、切開部へ挿入され、そしてもし粘着性包装材 料が使用されている場合は、フランジ5が包装材料に接触するまで体腔内に押し 込まれ(この段階では体腔は膨らまされていない)、もし粘着性包装材料が使用 されていない場合には、患者の皮膚に接触するまで押し込まれる。次に粘着性フ ランジ5は包装材料(場合によっては皮膚)に接着され、それによりアクセスポ ート1が患者に確実に固定される。切開部の周りの筋肉組織の動きは、スリーブ 2に対して筋肉組織を押しつけるように作用する。 入口開口部7をシールするために、ガスが膨張可能チャンバ6にポンプ注入さ れ、膨張可能チャンバ6を膨らませることによって入口開口部7をシールする。 次に患者の体腔が膨らまされる。膨張可能チャンバ7を膨らませるために使用さ れるガスは、患者の体腔を膨らませるために使用されるものとは異なるバルブを 通してチャンバ7へポンプ注入される。 アクセスポート1が使用されている時は膨張したチャンバ6と患者の体腔の間 の流体連通が可能であるため、膨らまされたチャンバ6内の圧力は患者体腔内の 圧力と同じである。 使用時のスリーブ2の部分は患者の膨らまされた腹腔内にあり、これにもまた 患者腹腔内の圧力によって内向きの圧力がかかり、スリーブのその部分が押し潰 されてシールが形成される。 外科医がグローブを着用した手をアクセスポートを通して挿入したい場合、グ ローブ着用の手を入口開口部7、さらにはスリーブ2を通して押し入れる。外科 医が腕を入口開口部7に押し入れると、膨らまされているチャンバ6が彼の前腕 部をシールする。先行技術の場合と同様、シールが外科医の前腕部の広い表面積 で形成されるため、外科医の指先への血液の供給は制限されることはない。外科 医がグローブを着用した手を患者の切開部に通すと、切開部の筋肉組織の動きが スリーブ2を掴み、また外科医の前腕部に対してシールをするはたらきをする。 従って、手術時には2つのシールが形成される。即ち、1つのシールは切開部の 筋肉組織の動きによって外科医の前腕部に対してスリーブ2を押し付けてシール するものであり、2つ目のシールはアクセスポート1の入口開口部7において、 膨らまされたチャンバ6が外科医の上腕部に対してその周りをシールするもので ある。 外科医が本発明のアクセスポート1から手を抜き出すと、切開部の周りの筋肉 組織がスリーブ2を掴み、スリーブ2に対するシールを形成し、外科医が手を入 口開口部7から抜き出した時もそのシールは維持される。 本発明のアクセスポート1のさらなる利点は、アクセスポートの操作が1本の 手だけを使用して行えることである。先行技術の装置では、スリーブから外科医 が“手術”に使用している手を抜き出すために2本の手が必要である。さらに、 (本発明の)スリーブ2の遠位端4は患者の体腔内にあるため、外科医がグロー ブを着用した自身の手を引き抜く場合、もしそのグローブがスリーブ2の側壁を 擦るとしても、切開箇所は外科医の手または器具によって手術箇所から上向きに 取り出されるであろう汚染されたいかなる組織とも接触することはない。 アクセスポートのサイズは、例えば外科医の手や腕全体ではなく、1本の指だ けに適合するようにも、また器具も収容できるようなものにも、変えることがで きるのはもちろんである。このアクセスポートは、外科医が手の中に器具を持ち なから器具をスリーブを通して取り出すことができるように配慮されている。 このアクセスポート装置は、可撓性で、ガス透過性の、滅菌可能な、生化学適 合性のいかなる材料からも製作することができる。そのような材料として例えば ポリエチレンが挙げられる。 次に図4〜7を参照すると、本発明の第2実施態様のアクセス装置が参照番号 1’で一般的に示されており、その装置は上側部分12と下側部分13を有する 膨張可能チャンバを含み、それらは互いに流体連通しており、膨張可能チャンバ の上側部分12と下側部分13の両方を膨らませるためのガスを供給するための 注入パイプ14を有している。患者の体腔を膨らませるためには別のパイプが使 用される。装置1’はまた粘着性フランジ15を含み、これは患者の皮膚に、ま たは包装材料が使用される場合には包装材料に、接着できるようになっている。 チャンバの上側部分12は、スリーブ21の近位端18の入口開口部17を規定 するリップ16を含み、そこからスリーブ21の遠位端20の出口開口部19に つながっている。従って装置1’は、膨らまされたチャンバ内の圧力を患者の体 腔内の圧力とは別個にコントロールできるという利点を有し、従って体腔内の圧 力とアクセス装置1’のチャンバ内の圧力の間に圧力差を生じさせることができ る。 装置1’を使用するためには、外科医はグローブを着用した手をおよその見当 で装置1’の入口開口部17を通して押し入れ、さらにスリーブ21に通す。手 術のために患者の体に切開が行われるが、そのような切開は患者の筋肉を横切る 形ではなく、筋肉に沿って行うのが好ましい。スリーブ21の遠位端20は膨張 可能チャンバの下側部分13と共に患者の体腔内(この時点ではまだ膨らまされ ていない)に、フランジ15が患者の皮膚または包装固定手段に到達し、それに よってアクセス装置1’を患者の体の所定の場所に確実に固定できるようになる 所まで挿入される。 装置1’を使用するにあたり、上側部分12および下側部分13の両方が完全 に膨れるまで、パイプ14を通してガスが膨張可能チャンバへポンプ注入される 。切開部の周りの筋肉組織の動きは、チャンバの膨張した部分12と膨張した下 側部分13の間で規定されるへこんだ部分22を押し付けるようになる。 次に患者の体腔が膨らまされる。患者の体腔と装置1’の膨張したチャンバの 間では流体連通は取れないため、膨張したチャンバ6内の圧力は必ずしも患者体 腔内の圧力とは同一とはならない。 チャンバ内の圧力はスリーブに、図6の文字Aで示されているスリーブ21の 領域に沿って内向きの圧力をかける。同様に、使用時に患者の膨らまされた腹腔 内に位置するスリーブ21の部分もまた、患者の腹腔内の圧力により内向きの圧 力がかかり、そしてスリーブのその部分も図6および7の参照記号Bで示されて いるようにまた押し潰され、それによって装置の遠位端にシールを形成する。 このAおよびBの領域はそれぞれ、患者からのガス漏洩を防ぐシールとして機 能する。さらにそれらは外科医の手がスリーブを通し患者の腹腔内に挿入される 時に、外科医の上腕部および下腕部それぞれを押し付けることになる。 図8および9を参照すると、アクセスポートは実質的に外側スリーブ30と内 側スリーブ31で構成されている。かけられた圧力は外側スリーブ30を膨らま せる働きをする一方、内側スリーブ31を押し潰して、内側スリーブ31が体腔 へのアクセス通路にシールを形成させることになる。この付加的な特性はシール の効果を強化するためのものであり、特に外科医の腕がスリーブから抜き出され た時のシール効果を高めるものである。 外側スリーブ30は内側スリーブ31に、直径をはさんで対向する2つの部分 32で取り付けられる。これは外側スリーブの中に2つの“窪み”を効果的に作 り出して、外側スリーブを局部的に制限する効果を有する。これによって生まれ る力Fは内側スリーブに対して働き、内側スリーブの2つの壁が接触を保つよう になる(これはバルーンを膨らませ、そのバルーンの首部分を縛る代わりに、横 方向に引っぱるのと同様の効果である)。この結果漏洩が起きるには、体腔内の ガスの圧力が内側スリーブを押し付ける圧力と、力Fによる締め付け効果の合計 に打ち勝つ圧力でなければならないことになる。 次に図10〜18を参照しながらアクセスポートの好ましい実施態様について 説明する。この第3実施態様のアクセスポートは、第3実施態様のアクセスポー トに基づき、それをさらに発展させたものである。この実施態様におけるアクセ スポートは、参照番号40で一般的に示されている。アクセスポート40は内側 スリーブ41と外側スリーブ42を包含する。外側スリーブ42はその遠位端に フランジ44を有する。 まず最初に図10を参照して第3実施態様のアクセスポートを説明する。使用 時には、アクセスポートは切開用ドレープを使用して、または使用せずに、患者 の腹壁の外側に粘着的に取り付けられ、内側スリーブ41が腹腔内に突き出るよ うにする(図10(i)参照)。最少侵襲性手術法で通常行われるように、患者 の腹部が図10(ii)に示されているようにガスにより圧力Pで膨らまされる 。ガスは腹腔を押し広げる働きをする(流体圧力は常に包囲表面に垂直に働く) 。切開部を通して漏洩するガスは、内側スリーブ41と外側42の間に形成され るチャンバ内に入る。注入ガス圧力は、外側スリーブ42に取り付けられた調節 バルブ(例えば一般的なストック・コックバルブ)を通して導入される。 加圧されたガスは外側スリーブ42を膨張させる一方で、同時に内側スリーブ 41の対向面を互いに接触させるような方向に働く。図10(ii)に示されて いるように、これによって膨張時に内側スリーブ41と外側スリーブ42の間に チャンバ46が形成される。これは腹部の外側の大気圧力から腹腔を効果的にシ ールする。内側スリーブをシールする力は腹部内の圧力に直接比例し、従ってガ ス圧力が高いほどシールを作るように働く力は大きくなる。 図10(ii)に示されているように、この装置が膨らまされた時、外側スリ ーブ42は実質的にシリンダを形成する。シリンダの直径Dは外側スリーブ42 の円周Cにより決定される。内側スリーブ41は直径方向反対側の外側スリーブ 42の点に結合される。内側スリーブ41の実質的な直径は外側スリーブ42の 直径よりも小さく、従って組み立てられた時外側スリーブ42は内側スリーブ4 1に向かって引っ張られて同じ直径Dになろうとする。注入圧力が外側チャンバ に導入されると、外側チャンバは直径Dのシリンダを実質的に形成し、内側スリ ーブ41をぴんと横平面に保持することになる。 注入圧力は図10(ii)に示されている構造の中に閉じ込められるが、内側 スリーブ41が外科医の手および腕にまとわりつくため、手や腕をアクセス通路 に挿入することが難しくなる。外科医は手を内側スリーブ41に働いている注入 圧力の力に抗してアクセス通路に入れなければならない。この問題は図11(i )および(ii)に示されている実施態様によって克服することができ、そこで は内側スリーブ41が図14に示されている接合線45に沿って外側スリーブ4 2に部分的に接合されている。接合線45の効果は、膨張時に外側スリーブ42 が内側スリーブ41を、図11(ii)に示されているように外向きに引っ張る ことである。この接合線45は、内側スリーブ41或いは外側スリーブ42のい ずれも全幅にわたったものではないので、ガスは図11(i)に示されているよ うにこの接合線を超えて流れ出すことができ、それにより内側スリーブと外側ス リーブの間のチャンバを膨らませ、上部サブチャンバ48および下部サブチャン バ47を形成することになる。上部サブチャンバ48は注入圧力がかかっている ため、アクセス通路の上側部分の壁はなお相互接触を保ち、シール100を形成 する。理想的にはこの上部シール100と内側スリーブ41の遠位間の距離は、 外科医の手首と指先の間の距離よりも長いものとし、それによって腕が挿入され た時、外科医の指が内側スリーブ41の遠位端を出る前に手首とシールを形成す るのを確実にすることである。 アクセスポートを通してのアクセスの容易さは、図12に示されているように 、内側スリーブ41と外側スリーブ42の間にさらに接合部45、45’を含ま せ ることによって増強される。接合線45’を設けることによって、図12に参照 番号101で示される別のシール線が形成される。このシールは内側スリーブ4 1と外側スリーブ42の間に上部サブチャンバ48’および下部サブチャンバ4 7’を形成することになり、この装置をより堅固なものとし、それにより外科医 の手のアクセスをさらに容易なものとする。 上部シール100の効果は、フェザーエッジ(そぎ端)構造を有するフラップ バルブ50を備えることによってさらに強化される(図13、14、15および 16参照)。このフェザーエッジは、バルブの底部直径を内径Dより大きくする ことによって達成され、それによりこのフェザーエッジは直径Dと同じになろう として内側に押される。このエッジはガスがフラップバルブ50と内側スリーブ 41の間を流れ、バルブを望ましい方向で操作できるようにし、また外科医の腕 の周りに沿うようにする。フェザーエッジは上部シール100の線より下側に伸 びることだけが要求される。フラップバルブ50の内側スリーブ41への取り付 けは、図13(ii)に示されているAおよびBの位置である。こうすることに よりフラップバルブ50が内側スリーブに付着するのが防止され、フラップバル ブ50のフレキシビリティが増し、従って外科医の腕に対する適合性が大きくな る。最後に、このシールの組み合わせを通過するガスの漏洩がある場合には、外 側スリーブ42にテーパを付け、それによってこの装置の入口のリップ端と外科 医の前腕部の間に最終的なシール状態を得ることができる。 図10(ii)に示されているように、内側スリーブをシールされた状態に保 つのに必要なガス圧力は、アクセスポートに力Fをかけることになり、内側スリ ーブ41を裏返しにさせるように働く。この傾向を克服するために、内側スリー ブ41と外側スリーブ42を図15および16に示されているように、それらの 継ぎ目の線に沿って接合する。これによって内側スリーブ41の近位端における 裏返し傾向の問題は解決される。しかしながら、腹腔に突き出ている内側スリー ブ41の遠位端はなお裏返しになる傾向を示す。 注入圧力の働きによる内側スリーブ41の遠位端における裏返し傾向は、図1 4、15、16および18に示されているように弓型バンド55を含む弾性弓型 緊縮装置を備えることによって克服される。内側スリーブは2つのウイング 56を付加することによって修正される。内側スリーブを形成している材料は、 図に示されているように、ウイング状の突起物を含めるように切断される。内側 スリーブの端部は前述のように接合される。ウイング56は短い直線的接合によ り接合される。これはウイング56を強固なものにする効果を有する。これらの ウイング56は緊縮装置のための固定部分となる。2つの弓型バンド55は互い に接合され、ウイング56を通して直接的なジョイントが形成される。示されて いるように組み立て中に圧縮された弓型バンド55は、内側スリーブ41に水平 な引っ張り力を与え、内側スリーブ41の対向面104を相互に接触させ、それ により注入圧力によらない一次的シールを形成する。次いで注入圧力がかけられ ると、前述のようにさらにシールが形成される。弓型バンド55の形状は、切開 部に直角に当てられた時、それらが切開部を通過できるようなものとする。腹部 内の所定の位置に入ると、このバンド55は自から腹壁に実質的に平行な位置に 収まる。こうした性向によって注入圧力は内側スリーブ41を裏返すように働く が、弓型バンド55は切開部を通過することができないため、内側スリーブ41 が制約を受けて留まる。最後に、ウイング56の短い直線接合部によって生まれ る強固さが、弓型バンドがウイング56に接合されることとあいまって、ウイン グ56を弓型バンドに実質的に垂直に保つこととなり、内側スリーブの最遠位端 が裏返しになるのを防止する。 次に第3実施態様における装置の使用について述べる。 切開用ドレープを使用して、または使用せずに、適当な切開が患者の腹壁から 腹膜を通して行われる。アクセスポート40の遠位端が切開部に当てられ、緊縮 装置が腹腔に押し入れられる。フランジ44と患者の皮膚の間が粘着接合され、 或いは切開用ドレープが使用されている場合には切開用ドレープに接合される。 明らかに、この段階ではアクセスポート40の全ての部分は大気圧にさらされて いる。ガス供給ポートが所定の位置に置かれ、患者の腹腔に注入圧力がかけられ る。内側スリーブに水平引っ張り力を与える弓型バンドの働きが内側スリーブを 効果的にシールする。注入ガスが導入されると、切開部でガスの漏洩が起こり、 サブチャンバ48”、47”、46がガスで満たされる(図14参照)。装置が 前述のように膨らまされて、内側スリーブが上部シール100および中間部シー ル101を形成する。内側スリーブ41の遠位端におけるガスの作用により、下 部シール102かさらに強化される。空洞A内の圧力は大気圧であるため、フラ ップバルブ50は機能していない。 次に外科医は手を上部シール100および中間部シール101を通して中へ入 れる。外科医の手は切開部を通り、下部シール102へ向かって進む。この点で 、手首は上部シール100の中にある。さらに前進させると下部シール102が 開く。漏洩したガスは外科医の指部を通り、空洞BおよびAに入る。ここでフラ ップバルブ50は、片側が大気圧、反対側が注入圧力という圧力差にさらされる 。これによってフラップバルブ50のフェザーエッジは外科医の前腕部に沿った 形となり、シール103を確実なものとする。この時点では下部シール102は 働いていない。ここで外科医は手を、通常その手が内側スリーブの遠位端を出る まで、さらに腹腔内に進めることができる。ガスのシールは上部シール100で なお保たれている。外科医の腕がさらに移動してガスが上部シール100を通し て逃げると、空洞A内の圧力が注入圧力以下に低下する。もし中間部シール10 1でさらに漏洩が起きると、空洞B内の圧力もまた注入圧力以下に低下する。こ の場合、下部シールとの間に存在する圧力差で下部シールが働き、内側スリーブ をその遠位端で外科医の腕に沿った形とし、これによってそこにシール状態が得 られる。もし万一、下部シールがさらなる動きによって開かれた場合、ガスが漏 洩し、最終的に空洞Aに入って上部シールを働かせることになる。このように本 装置は、1つのシールが壊れると、自動的に別のシールを働かせるように構成さ れているのが明らかである。 上部シール100が機能しているものと仮定すると、外科医の手の引き抜きは 以下のようになる。手首が上部シール100に入る所まで腕を引き抜いても、弓 型バンドが下部シール102をそのスプリング作用によって閉じる以外、何の影 響もない。手が上部シール100の中に入ると、漏洩通路が形成されてガスが大 気へ逃げる。瞬間的に、空洞AおよびB内の圧力が下かり、再び下部シールにか けて圧力差を生じさせ、下部シールが完全に機能するようになる。引き抜きの開 始で下部シール102が機能していると、このシールを通る手によって漏洩通路 ができ、直ちに上部シールが機能するようになる。 外科医の手の引き抜きによって、内側スリーブ41の遠位端は裏返ろうとする 。しかしながら裏返りは、弓型バンド55が示されている向きでは切開部を通る ことができないという事実によって防止される。前にも説明したように、内側ス リーブ41のウイング56が強固であるということも裏返りを防止するのを助け る。起こりにくいことではあるが、もし裏返りが起きた場合、それによる漏洩が 上部シールを自動的に機能させることとなる。 手術後の装置の取り外しは比較的簡単である。注入圧力が取り除かれ、装置が 弛緩すると、フランジ部の粘着バンドが壊れる。これによって弓型バンドの狭い 端部が切開部の方に向くようになる。内側スリーブ41の接合された継ぎ目をや さしく引っ張ると、弓型バンド55の端部が切開部から出るので、それをしっか り掴んで取り出すことができる。 アクセスポートは基本的に、ポリマーフィルムの端部を接合して作られた可撓 性チューブと、粘着剤を塗布した同じく可撓性ポリマーフィルム製のフランジで 構成されている。このチューブは図10(i)に示されているように部分的に裏 返しとなっており、フランジに取り付けられていないチューブの端部がフランジ から突き出るようになっている。この構成は前述のように内側および外側スリー ブを効果的に形成する。製造を容易にするために、内側スリーブの2つの壁を外 側スリーブとは別個に作り、フラップバルブ50のフェザーエッジを形成する材 料と共に、リップ端に沿って外側スリーブに接合する。フラップバルブ50はさ らに2つのポリマーフィルム片を接合することにより作られ、これが内側スリー ブの中のフラップバルブ50となる。 図19を参照すると、アクセスポート装置の第4実施態様110が示されてお り、これは下側部分115と上側部分120の2つの部分に分れた構成となって いる。115、120の両部分はフランジ125を有し、これは粘着剤またはそ の他の機構により結合される。下側部分115には漏洩通路130があり、これ は剥離タブ(漏洩通路の上)を取り除くことによって115および120の部分 が結合された後に開くことができる。この装置のその他の全ての点は、すでに説 明したアクセスポート装置の第3実施態様と同様である。 図20および21を参照すると、本発明の第二点の手術用器具が参照番号 201で一般的に示されているが、この器具はハンドル202と、ハンドル20 2に揺動できるように連結された引き金203を含む。器具202はまた、延長 シャフト204と脱着可能な器具頭部205を含んでいる。シャフト204と器 具頭部は共に、取り付け手段206により脱着式に連結可能となっている。図に 示されているように、器具頭部205には縫合器具が備えられている。当然のこ とながら、例えばかん子のような特定のかわりの手術器具をこの器具頭部205 に取り付けてもよい。 使用時にこの手術器具201のシャフト204は、参照番号210で一般的に 示されているトロカール・スリーブのバルブ(図示なし)に挿入される。このシ ャフト204はトロカール・スリーブ210のバレル211に押し込まれるが、 このバレルは内径が約3mm〜6mmである。先行技術においては、トロカール ・バレルおよびシャフト204の内径は典型的には直径15mmまでで、そのサ イズの器具頭部を受け入れることができるようになっている。 使用時には、脱着可能な器具頭部205は外科医の手中に保持され、必要な器 具が取り付けられた適当な器具頭部205が、取り付け手段206によりシャフ ト204に連結される。引き金203は外科医によって、脱着可能な器具頭部2 05に備えられた縫合器具をコントロールおよび操作するために操作される。 取り付け手段206は、器具頭部205の寸法と同じく可変であるが、これは 後者はトロカール・スリーブ211の寸法には制限を受けないからである。 次に本発明の切開用ドレープについて説明する。 切開用ドレープは次の4つの一般的な方法で使用できる: 1.本発明の切開用ドレープは前述のような最少侵襲性手術に使用するアクセス 器具またはアクセスポートのような器具を取り付ける手段として使用することが できるが、これには気腹が確立された後に適用されるガス圧力による大きな力、 或いはそれらのアクセスポートを操作する手または器具から生ずる力がかかる。 2.このドレープは、カニューレのような多くの現行器具を最少侵襲性手術で漏 洩自由な状態で使用するための取り付け手段として使用することができ、この場 合、この用具はドレープに接着される粘着フランジにより現行のカニューレにぴ ったり合わせることができる。またそれらの器具を所定の位置に固定する目的に も供することができ、それによりそれらの器具がトロカール創傷内で動かないよ うにすることができ、また創傷が受け入れることができる範囲の小さなカニュー レを外科医が所定の場所へ入れたい場合にも使用できる。 3.さらに、本発明は種々の目的で患者の皮膚およびそれに付属する組織(皮下 組織、筋肉、腹膜)に外部からの引っ張り力を適用するための手段として使用で きる。そのような目的の1つとしては、ガスを使用しない手段として、気腹で作 り出されるのと同様の空洞を作り出すために腹壁を持ち上げたり、或いはガスを 使用しない手術のために内部器具を用いて腹壁を持ち上げるガス無使用の“腹腔 持ち上げ”である。その他の目的としては“初回のトロカール”切開をより安全 に行なえるように腹腔を持ち上げるものであろう。これはまた組織取り出し用と しても使用でき、手術創傷の両側のドレープの取り付け点から引き出すことによ り行われる。 4.切開用ドレープはまた、ガスと引っ張りを組み合わせて、要求されるガス圧 力を小さくする場合にも使用できるであろう。前記3と同様に、取り付け点に引 っ張り手段を使用して、最少侵襲性手術技法のための空洞を作るのに必要とされ るガス圧力を減らすために使用される。一例として、我々の以前の特許出願に含 まれているハンド式アクセスポートを引っ張る場合、圧力だけで形成されるのと 同じスペースの体腔を作るためにはガス圧力が低くて済む。ガス圧力は患者によ っては重大な合併症を招く恐れがあり、また作業が難しい場合が多いので、この 技法は最少侵襲性手術などに大きな利点を持つであろう。 本発明はここに述べた特定の仕様に限定されるものではなく、それらは単なる 一例であって、付帯の請求項で規定される本発明の範囲内で種々の修正や変更が 可能であるのは当然のことである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年1月26日 【補正内容】 明細書 発明の名称 手術用装置 本発明は、最少侵襲性手術(minimally invasive surgery)のためのアクセス ポート、該ポートと共に使用する手術用器具、並びに本発明のアクセス用ポート および器具を使用する手術に使用する手術用ドレープを含む手術用装置に関する 。 最少侵襲性手術とは、患者の体に与える外傷を最少とする切開により行われる 手術である。本発明の装置は腹腔鏡による手/機器使用の手術を可能とし、開腹 手術を必要とせずに実施できる外科的手術の数と種類を相当広げることになる。 最少侵襲性手術は殆ど例外なしに、気腹を起こさせるために意図的に患者の腹腔 内にガスを注入する。 米国特許第5,176,649号の明細書には、典型的には胸部壁や腹壁であ る体壁を通して内視鏡や内視鏡操作器具を挿入するための可撓性挿入装置が開示 されている。この挿入装置は、押しつぶし可能な剛性プラスチック製あるいは金 属製のトロカール挿入子と、これを取り囲み、粘着性のカラー(環部)を有する 薄いプラスチック製の鞘部からなる。この挿入装置は、空気遮断密閉状態を維持 できるものであるとともに、剛性の湾曲した器具を体壁の筋肉系から離すことな く挿入することができる。その結果、何度も穿孔・挿入手続を行う必要が無くな るので、組織に対する余計な損傷を防ぐことができる。 ドイツ特許公報第DE3737121号は、医学的操作において体腔器官中に 挿入される薄壁プラスチックホースを密封するために用いる、弾性材料(あるい は少なくとも可撓性である材料)から製作された環状密閉カラーを開示している 。このドイツ公報の開示によると、カラーの内部が気体物質あるいは液体物質で 満たされると、カラーはシールされるべきその断面を必要に応じて要求通りに閉 塞するか、狭めるか、あるいはまた開放する。この明細書に記載された密封カラ ーは液圧または気体圧で制御され、要求に従って体腔器官と外部環境との間の接 続断面を部分的にあるいは完全に閉塞するか、または完全に開放するものであっ て、特に従来の密封システムと組み合わせて用いて、何らの困難無くデリケート な器 具を使用することを可能とする。 最少侵襲性手術に使用するためのスリーブが、“手術に使用する装置”と題さ れた係属中の未公開PCT特許出願第PCT/IE94/00045号の主題で ある。この先行技術のスリーブの目的はスリーブの中にコントロールされた加圧 環境を作りだし、かつそのスリーブ中に外科医の腕を通せるようにするものであ る。手術のために、手術が行われるべき患者の体腔にガスをポンプ注入するか、 このスリーブの目的はガスが患者の体腔から逃げるのを防止しながら外科医が最 少侵襲性手術技法を用いて手術できるようにするものである。本特許出願は、遠 位端に患者の体に装置を接着するための粘着部を備えたフランジ、或いは患者の 体の切開部を取り巻く遠位端に取り付け用リングを有するスリーブを提示する。 切開用ドレープの粘着特性は、低い剥離強度(装置の端部から引き剥がされる ような場合のため)と、非常に高い引っ張り強度(ドレープの周辺部にアタッチ メントを取り付けできるようにするため)を有することがよく知られている。こ うした働きは主としてドレープの弾性特性によるものと、患者の皮膚を大きな表 面積でカバーすることによるものである。 通常の場合、器具の部品を切開用ドレープに固定することが必要である。先行 技術においてはこの固定はポリマー製フランジに接合された強力な両面粘着テー プにより行われている。 本発明は先行技術の手術用装置の欠陥の改善を目指したものである。 本発明の第一発明においては、スリーブの近位端に設けられた入口開口部と、 患者の体に創られた切開部を通して挿入するための、遠位端に設けられた出口開 口部を有するスリーブとを包含する手術用アクセスポート装置を提供するもので あるが、この出口開口部は患者の腹腔へのアクセスを可能とするものであって、 この装置の特徴とする所は、切開部への挿入を行うための出口開口部密封手段を 更に含むとともに、前記スリーブはこの出口開口部密封手段が体腔内に挿入され るために十分な長さを有する点にあって、この構成によって患者の腹腔がガスに よって膨らまされた時、この出口密封手段が患者の体腔からガスが漏洩するのを 実質的に防止する一方、外科医の手または手術用具がアクセスできるようにする ものである。 装置を密封するために入口開口部付近に入口密封手段が備えられ、それによっ て患者の体腔がガスによって膨らまされた時、この入口密封手段が患者の体腔か らガスが漏洩するのを実質的に防止しながら外科医の手がアクセスできるように し、かつアクセスポート装置の外側にある腕の周りを密封する。 請求の範囲 1.スリーブ(2)の近位端(3)に設けられた入口開口部(7)と、患者の体 に創られた切開部を通して挿入するための、遠位端(4)に設けられた出口開口 部を有するスリーブ(2)とを包含する手術用アクセスポート装置(1,40) であって、ここで前記出口開口部は患者の腹腔へのアクセスを可能とするもので あって、当該装置は切開部への挿入を行うための出口開口部密封手段(102) を更に含むとともに、前記スリーブはこの出口開口部密封手段(102)が体腔 内に挿入されるために十分な長さを有し、これによって患者の体腔がガスによっ て膨らまされた時、当該出口密封手段(102)が外科医の手または手術器具の アクセスを提供する一方、患者の体腔からのガスの実質的な漏洩を防止するアク セスポート装置。 2.請求項1に記載のアクセスポートであって、前記入口開口部の領域に前記装 置を密封するための入口密封手段(100)を有し、それにより患者の体腔がガ スで膨らまされた時、入口密封手段(100,101)が外科医の手のためのア クセスを提供し、かつ前記アクセスポート装置の外側に残っている腕の周りを密 封する一方、患者の体腔からのガスの実質的な漏洩を防止するアクセスポート。 3.請求項2に記載のアクセスポートであって、前記入口密封手段(100)が スリーブの近位端(3)に備えられた膨張可能チャンバ(48”)を包含するア クセスポート。 4.請求項2または3に記載のアクセスポートであって、前記スリーブにアクセ スポートを患者の体外に固定するための粘着剤を有するフランジ(44)を備え たものであるアクセスポート。 5.請求項4に記載のアクセスポートであって、前記フランジ(44)がスリー ブの近位端および遠位端の間にあり、そのため使用時にフランジ(44)が患者 の体に接着された時に、スリーブの遠位端(4)が切開部から挿入されて、患者 の体腔内に入り、かつアクセスポートが患者の体から僅かな距離突き出るもので あるアクセスポート。 6.前記請求項のいずれかに記載のアクセスポートであって、前記スリーブはそ の遠位端(4)と近位端(3)との間に領域を有し、スリーブの遠位端(4)が 切開部を通して挿入された時、前記領域上において、切開部の周りの患者の筋肉 組織が前記スリーブの遠位端(4)および近位端(3)の間の中間部分の密封を 助けるための密封手段として機能するアクセスポート。 7.前記請求項のいずれかに記載のアクセスポートであって、入口密封手段が、 スリーブを取り巻く形に配置され、かつスリーブに圧力をかけることができる膨 張可能チャンバ(12,13)を包含し、少なくともスリーブの一部分を押し潰 すことによって前記入口開口部を密封するアクセスポート。 8.前記請求項のいずれかに記載のアクセスポートであって、膨張可能チャンバ (12,13)がスリーブと流体連通しておらず、そのため使用時に前記チャン バが患者の体腔と流体連通せず、従って膨張可能チャンバ内の圧力が患者の体腔 内圧力と異なるものであるアクセスポート。 9.請求項3〜7のいずれかに記載のアクセスポートであって、前記膨張可能チ ャンバ(12,13)がスリーブと流体連通するアクセスポート。 10.請求項7または8のいずれかに記載のアクセスポートであって、前記膨張 可能チャンバが上部チャンバ(12)と下部チャンバ(13)を規定する一般的 な“砂時計”型の形状であり、前記下部チャンバ(13)が患者の体腔に作られ た切開部に挿入可能なものであるアクセスポート 11.請求項3に記載のアクセスポートであって、前記スリーブおよび膨張可能 チャンバが共軸であり、かつそれらの共通近位端と側端部に結合されたガス透過 性の可撓性材料のシートを含み、前記スリーブが膨張可能チャンバの遠位領域内 にあるアクセスポート。 12.請求項11に記載のアクセスポートであって、チャンバが装置の近位領域 にある内側スリーブ(41)の周りにある外側スリーブ(42)で規定され、ま た内側スリーブ内にあって、さらに可撓性材料の2つのシートの間に形成されて 近位端から遠位端へ伸びるのがフラップバルブ(50)であるアクセスポート。 13.請求項12に記載のアクセスポートであって、フラップバルブ(50)の 遠位端部がフェザー構造(そぎ端)であり、かつチャンバが加圧された時にフラ ップバルブのシートおよび端部が互いに内向きに押し潰されてシールを形成する アクセスポート。 14.請求項12または13に記載のアクセスポートであって、フラップバルブ (50)が内側および外側スリーブ(41,42)に、それぞれの側面に沿った 2つの場所で結合され、それによってその2つの場所の間のフラップバルブ(5 0)の領域が外科医の手または腕の部分の周りに沿うことができるアクセスポー ト。 15.請求項11〜14に記載のアクセスポートであって、内側および外側スリ ーブ(41,42)が特定の場所で接合部(join)により互いに連結され、それに よって膨張可能チャンバを流体連通する上部および下部サブチャンバ(46,4 7”,48”)に区分し、そのため加圧された時に前記サブチャンバが入口密封 手段またはその一部を形成する少なくとも1つの辺縁表面シール(100,10 1)を規定するものであるアクセスポート。 16.請求項15に記載のアクセスポートであって、接合部(join)が複数の対向 する接合(weld)(45,45”)を含むものであるアクセスポート 17.前記請求項のいずれかに記載のアクセスポートであって、出口密封手段( 102)がスリーブの遠位端部またはその近接部において、患者の腹腔内でガス 圧力により押し潰されるスリーブのシートにより与えられるアクセスポート 18.請求項17に記載のアクセスポートであって、シートに通常横方向の力を かけ、出口密封手段の一部分としてさらにシール(104)の作用を有するぴん と張った領域をスリーブに作り出すために、スリーブの遠位端から離れた遠位領 域に別個の緊縮装置(55)を備えたアクセスポート。 19.請求項18に記載のアクセスポートであって、前記緊縮装置(55)が、 腹腔からのスリーブの後退を防止するように働く一対の対向弓型バンドを包含す るアクセスポート。 20.請求項19に記載のアクセスポートであって、対向弓型バンドの固定点を 提供するために、スリーブの側端部にウイング(56)が備えられたアクセスポ ート。 21.トロカール・スリーブを通して挿入および後退できるような適当なサイズ を有する延長シャフト(204)、並びに脱着可能な器具頭部(205)および 前記器具頭部をシャフトに脱着可能に結合するための手段(206)を包含する 手術用器具(201)であって、それにより器具頭部(205)が結合されない 状態でシャフト(204)をトロカール・スリーブを通すことができ、かつ器具 頭部を患者の腹腔内でシャフトに脱着可能に取り付けできるものである手術用器 具。 22.請求項21に記載の手術用具であって、前記脱着可能頭部(205)がト ロカール・スリーブを通過するのに必要なサイズであることを要しない手術用器 具。 23.低剥離強度の接着剤を有する手術用ドレープと組み合わせて使用できるよ うに強力接着剤を備えた少なくとも1つの表面を有する手術用具であって、使用 時に前記用具かその強力接着剤によりドレープの非接着側に固定されるものであ る手術用具。 24.請求項23に記載の手術用具であって、前記強力接着剤が前記手術用具の 一部領域に適用される手術用具。 【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年3月14日 【補正内容】 切開用ドレープの粘着特性は、低い剥離強度(装置の端部から引き剥がされる ような場合のため)と、非常に高い引っ張り強度(ドレープの周辺部にアタッチ メントを取り付けできるようにするため)を有することがよく知られている。こ うした働きは主としてドレープの弾性特性によるものと、患者の皮膚を大きな表 面積でカバーすることによるものである。 通常の場合、器具の部品を切開用ドレープに固定することが必要である。先行 技術においてはこの固定はポリマー製フランジに接合された強力な両面粘着テー プにより行われている。 本発明は先行技術の手術用装置の欠陥の改善を目指したものである。 本発明の第一発明においては、スリーブの近位端に設けられた入口開口部と、 患者の体に創られた切開部を通して挿入するための、遠位端に設けられた出口開 口部を有するスリーブとを包含する手術用アクセスポート装置を提供するもので あるが、この出口開口部は患者の腹腔へのアクセスを可能とするものであって、 この装置の特徴とする所は、切開部への挿入を行うための出口開口部密封手段を 含むとともに、前記スリーブは、当該スリーブの遠位端あるいはその近傍におい て患者の腹腔内でガス圧によって押しつぶし可能な点にあって、この構成によっ て患者の腹腔がガスによって膨らまされた時、この出口密封手段が患者の体腔か らガスが漏洩するのを実質的に防止する一方、外科医の手または手術用具がアク セスできるようにするものである。 装置を密封するために入口開口部付近に入口密封手段が備えられ、それによっ て患者の体腔がガスによって膨らまされた時、この入口密封手段が患者の体腔か らガスが漏洩するのを実質的に防止しながら外科医の手がアクセスできるように し、かつアクセスポート装置の外側にある腕の周りを密封する。 請求の範囲 1.スリーブ(2)の近位端(3)に設けられた入口開口部(7)と、患者の体 に創られた切開部を通して挿入するための、遠位端(4)に設けられた出口開口 部を有するスリーブ(2)とを包含する手術用アクセスポート装置(1,40) であって、ここで前記出口開口部は患者の腹腔へのアクセスを可能とするもので あって、当該装置は切開部への挿入を行うための出口開口部密封手段(102) を含むとともに、前記スリーブは、当該スリーブの遠位端あるいはその近傍にお いて患者の腹腔内でガス圧によって押しつぶし可能であって、これによって患者 の体腔がガスによって膨らまされた時、当該出口密封手段(102)が外科医の 手または手術器具のアクセスを提供する一方、患者の体腔からのガスの実質的な 漏洩を防止するアクセスポート装置。 2.請求項1に記載のアクセスポートであって、前記入口開口部の領域に前記装 置を密封するための入口密封手段(100)を有し、それにより患者の体腔がガ スで膨らまされた時、入口密封手段(100,101)が外科医の手のためのア クセスを提供し、かつ前記アクセスポート装置の外側に残っている腕の周りを密 封する一方、患者の体腔からのガスの実質的な漏洩を防止するアクセスポート。 3.請求項2に記載のアクセスポートであって、前記入口密封手段(100)が スリープの近位端(3)に備えられた膨張可能チャンバ(48”)を包含するア クセスポート。 4.請求項2または3に記載のアクセスポートであって、前記スリーブにアクセ スポートを患者の体外に固定するための粘着剤を有するフランジ(44)を備え たものであるアクセスポート。 15.請求項11〜14に記載のアクセスポートであって、内側および外側スリ ーブ(41,42)が特定の場所で接合部(join)により互いに連結され、それに よって膨張可能チャンバを流体連通する上部および下部サブチャンバ(46,4 7”,48”)に区分し、そのため加圧された時に前記サブチャンバが入口密封 手段またはその一部を形成する少なくとも1つの辺縁表面シール(100,10 1)を規定するものであるアクセスポート。 16.請求項15に記載のアクセスポートであって、接合部(join)が複数の対向 する接合(weld)(45,45”)を含むものであるアクセスポート。 17.前記請求項のいずれかに記載のアクセスポートであって、前記スリーブ( 2)は可撓性で、ガス不透過性の、滅菌可能な、生体適合性を有する材料からな るシートを包含し、当該シートは、スリーブの遠位端部またはその近接部におい て、患者の腹腔内でガス圧力により押し潰される、アクセスポート。 18.請求項17に記載のアクセスポートであって、シートに通常横方向の力を かけ、出口密封手段の一部分としてさらにシール(104)の作用を有するぴん と張った領域をスリーブに作り出すために、スリーブの遠位端から離れた遠位領 域に別個の緊縮装置(55)を備えたアクセスポート。 19.請求項18に記載のアクセスポートであって、前記緊縮装置(55)が、 腹腔からのスリーブの後退を防止するように働く一対の対向弓型バンドを包含す るアクセスポート。 20.請求項19に記載のアクセスポートであって、対向弓型バンドの固定点を 提供するために、スリーブの側端部にウイング(56)が備えられたアクセスポ ート。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.手術に使用するアクセスポート装置であって、患者の体に作られた切開部へ 挿入するために、遠位端に出口開口部を有するスリーブを包含し、前記出口開口 部が患者の体腔へのアクセスを可能とし、前記装置はさらに切開部への挿入のた めの出口開口部密封手段を含み、それにより患者の体腔がガスで膨らまされた時 、前記出口密封手段が外科医の手または手術器具のアクセスを提供する一方、患 者の体腔からのガスの実質的な漏洩を防止するアクセスポート装置。 2.請求項1に記載のアクセスポートであって、スリーブの近位端に入口開口部 、および前記入口開口部の領域に前記装置を密封するための入口密封手段を有し 、それにより患者の体腔がガスで膨らまされた時、入口密封手段が外科医の手の ためのアクセスを提供し、かつ前記アクセスポート装置の外側に残っている腕の 周りを密封する一方、患者の体腔からのガスの実質的な漏洩を防止するアクセス ポート。 3.請求項2に記載のアクセスポートであって、前記入口密封手段がスリーブの 近位端に備えられた膨張可能チャンバを包含するアクセスポート。 4.請求項2または3に記載のアクセスポートであって、前記スリーブにアクセ スポートを患者の体外に固定するための粘着剤を有するフランジを備えたもので あるアクセスポート。 5.請求項4に記載のアクセスポートであって、前記フランジがスリーブの近位 端および遠位端の間にあり、そのため使用時にフランジが患者の体に接着された 時に、スリープの遠位端が切開部から挿入されて、患者の体腔内に入り、かつア クセスポートが患者の体から僅かな距離突き出るものであるアクセスポート 6.前記請求項のいずれかに記載のアクセスポートであって、スリーブの遠位端 が切開部を通して挿入された時、切開部の周りの患者の筋肉組織が前記スリーブ の遠位端および近位端の間の中間部分の密封を助けるための密封手段として機能 するアクセスポート。 7.前記請求項のいずれかに記載のアクセスポートであって、入口密封手段が、 スリーブを取り巻く形に配置され、かつスリーブに圧力をかけることができる膨 張可能チャンバを包含し、少なくともスリーブの一部分を押し潰すことによって 前記入口開口部を密封するアクセスポート。 8.前記請求項のいずれかに記載のアクセスポートであって、膨張可能チャンバ がスリーブと流体連通しておらず、そのため使用時に前記チャンバが患者の体腔 と流体連通せず、従って膨張可能チャンバ内の圧力が患者の体腔内圧力と異なる ものであるアクセスポート。 9.請求項3〜7のいずれかに記載のアクセスポートであって、前記膨張可能チ ャンバがスリーブと流体連通するアクセスポート。 10.請求項7または8のいずれかに記載のアクセスポートであって、前記膨張 可能チャンバが上部チャンバと下部チャンバを規定する一般的な“砂時計”型の 形状であり、前記下部チャンバが患者の体腔に作られた切開部に挿入可能なもの であるアクセスポート。 11.請求項3に記載のアクセスポートであって、前記スリーブおよび膨張可能 チャンバが共軸であり、かつそれらの共通近位端と側端部に結合されたガス透過 性の可撓性材料のシートを含み、前記スリーブが膨張可能チャンバの遠位領域内 にあるアクセスポート。 12.請求項11に記載のアクセスポートであって、チャンバが装置の近位領域 にある内側スリーブの周りにある外側スリーブで規定され、また内側スリーブ内 にあって、さらに可撓性材料の2つのシートの間に形成されて近位端から遠位端 へ伸びるのがフラップバルブであるアクセスポート。 13.請求項12に記載のアクセスポートであって、フラップバルブの遠位端部 がフェザー構造(そぎ端)であり、かつチャンバが加圧された時にフラップバル ブのシートおよび端部が互いに内向きに押し潰されてシールを形成するアクセス ポート。 14.請求項12または13に記載のアクセスポートであって、フラップバルブ が内側および外側スリーブに、それぞれの側面に沿った2つの場所で結合され、 それによってその2つの場所の間のフラップバルブの領域が外科医の手または腕 の部分の周りに沿うことができるアクセスポート。 15.請求項11〜14に記載のアクセスポートであって、内側および外側スリ ーブが特定の場所で接合部(join)により互いに連結され、それによって膨張可能 チャンバを流体連通する上部および下部サブチャンバに区分し、そのため加圧さ れた時に前記サブチャンバが入口密封手段またはその一部を形成する少なくとも 1つの辺縁表面シールを規定するものであるアクセスポート。 16.請求項15に記載のアクセスポートであって、接合部(join)が複数の対向 する接合(weld)を含むものであるアクセスポート。 17.前記請求項のいずれかに記載のアクセスポートであって、出口密封手段が スリーブの遠位端部またはその近接部に、患者の腹腔内のガス圧力により押し潰 されるスリーブのシートにより与えられるアクセスポート。 18.請求項17に記載のアクセスポートであって、シートに通常横方向の力を かけ、出口密封手段の一部分としてさらなるシールの作用を有するぴんと張った 領域をスリーブに作り出すために、スリーブの遠位端から離れた遠位領域に別個 の緊縮装置を備えたアクセスポート。 19.請求項18に記載のアクセスポートであって、前記緊縮装置が、腹腔から のスリーブの後退を防止するように働く一対の対向弓型バンドを包含するアクセ スポート。 20.請求項19に記載のアクセスポートであって、対向弓型バンドの固定点を 提供するために、スリーブの側端部にウイングが備えられたアクセスポート。 21.トロカール・スリーブを通して挿入および後退できるような適当なサイズ を有する延長シャフト、並びに脱着可能な器具頭部および前記器具頭部をシャフ トに脱着可能に結合するための手段を包含する手術用器具であって、それにより 器具頭部が結合されない状態でシャフトをトロカール・スリーブを通すことがで き、かつ器具頭部を患者の腹腔内でシャフトに脱着可能に取り付けできるもので ある手術用器具。 22.請求項21に記載の手術用具であって、前記脱着可能頭部がトロカール・ スリーブを通過するのに必要なサイズであることを要しない手術用器具。 23.低剥離強度の接着剤を有する手術用ドレープと組み合わせて使用できるよ うに強力接着剤を備えた少なくとも1つの表面を有する手術用具であって、使用 時に前記用具がその強力接着剤によりドレープの非接着側に固定されるものであ る手術用具。 24.請求項23に記載の手術用具であって、前記強力接着剤が前記手術用具の 一部領域に適用される手術用具。
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